「
検校」を出たのはまだ外は明るさの残る4時過ぎ、いろいろな銘柄を楽しんだものの、トータルするとそれほどの酒量にはなっていない。
もう一軒如何ですかと聴かれて、断る理由はもちろん無い。
次に向かったのは日暮里の居酒屋「
いずみや」。
場所は駅前からロータリーを渡った真前という便の良い所。
店内はコの字型のカウンターが中心で、ほとんどの席が常連の中高年男性(いわゆるオヤジ)で埋まっている。
見上げる場所に置かれたテレビから大相撲中継が流れ、それに一喜一憂しながらの和気あいあいの空気感が店内に満ちている。
飲み物は連れの方々と一緒に「ホッピー」を注文。
肴には「イカフライ」「ハムエッグ」「肉豆腐」「お新香」などを頼んだが、これにご飯とみそ汁を付ければ、そのまま定食となるお惣菜的なラインナップ。
こういったタイプの店に足を運ぶ機会はあまり無いが、何か昭和の香りが漂う雰囲気に懐かしさを覚えたひと時であった。