たぬきチャさんのマイ★ベストレストラン 2013

たぬきチャのラーメンめぐり(たまにうどん+α)

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年度も例年通り、評価点ではなく、あくまで個人的に記憶に残ったお店を選んでみました。

今年は、京都・奈良エリアでは、大衆食堂・大衆中華で、中華そばや五目そばを食べたことが多かったように思います。

多くの記憶に残るお店がありましたが、「三高餅老舗」のカレー中華の味わいは、忘れられないものとなりそうです。また鉄道模型の走る「相生食堂」さんの中華そばは、専門店に負けないような優良なスープを使われていて、店内の雰囲気だけでなく味も魅力的なお店でした。

関西以外の多くの地域の名物料理もいただきました。伊那のローメン、富山のブラックラーメン、白エビ料理
、鳥取カレー、鳥取や舞鶴の海鮮丼、播磨のもちむぎ麺、横浜家系ラーメン、横浜のサンマーメン、甲府のほうとう、讃岐うどんetc 素晴らしい思い出ばかりです。

特に「萬里」さんでいただいたローメンが、薬味で好みの味に調節できる楽しさ、ベースの旨み、とても印象に残っています。讃岐うどんは、どのお店も美味しかったのですが、お店のキャラクターデザインのインパクトが大だった「讃州讃岐屋」さんを選びました。

ラーメンでは京都の老舗の「太七」さん。鶏ガラの効いた旨みあふれるスープは、優しいお店のおばちゃんの雰囲気とともに、何度でも立ち寄りたい味わいでした。他に、深い醤油スープのコクが効いていた「第一旭・岐阜店」、東京でいただいた懐かしの味噌ラーメン「どさん子」さんも忘れられない味わいだったと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

ラーメン太七 (北野白梅町、鞍馬口、今出川 / ラーメン、餃子)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/07訪問 2013/07/21

家庭的な温もりのラーメン

千本鞍馬口を少し東へ。鞍馬口通より少し北に入った住宅街にあるお店「太七」さんです。10年ほど前は、ラーメン本や雑誌に、名物のきざみ肉ラーメンと共に、よく載ってましたが、最近では、話題にも上らないように思います。

店舗は、住居の一階をお店にされてます。赤い暖簾が目印ですが、目立たない雰囲気です。街中で駐車場は存在しません。

店内は、カウンター席とテーブル席が一つで、こじんまりとしています。お店は、老夫婦の奥さんが切盛りされています。とてものどかな家庭的な雰囲気のあるお店です。昔の雑誌に、この奥様は、学生食堂をやっておられたと書いてあった記憶があります。

メニューは、ラーメン(並)650円、きざみ肉ラーメン(並)650円、チャーシューメン(並)750円。大サイズは+100円となります。他には、から揚げや、ぎょうざ、ライスなどがあるくらいで、シンプルな構成です。

この日は、チャーシューメン(並)を注文。

登場したラーメンは、濁った色合いの醤油スープ。真ん中にネギがこんもりと盛られています。鉢一面にチャーシューがトッピングされ、ネギの下に、モヤシ、メンマが入っています。

スープは、鶏ガラと豚骨も使われているそうなのですが、どちらかと言うと、鶏ガラの風味が強く効いていて、鶏ガラ特有のトロっとした粘度を感じます。醤油の風味は濃すぎないのですが、鶏ガラのコクが強く感じられて、深い旨みがあります。

麺は、細めのストレート麺を使用されています。かなり柔らかめの茹で具合です。スープとの絡み具合も、とても良い感じです。

チャーシューは、赤身肉が中心で、やや硬めの食感。チャーシューの端の方は、しっかりとした醤油味が染みています。この部分を多く使われているという、きざみ肉ラーメンは、とても美味しいんだろうな。。次回は、それも食べてみたいなと思います。

味わいも、雰囲気もとても優しくて、心までも温かくなれそうなラーメンです。何度でも通ってみたいなぁと思える、暖かみのある空間と味わいでした。

  • チャーシューメン(並)
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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2位

第一旭 岐阜店 (柳津 / ラーメン、餃子)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/02訪問 2013/03/04

醤油のコクが素晴らしい。第一旭・岐阜店

第一旭の岐阜店です。店舗は水郷ハナミズキ街道沿いにあります。外観は、緑色のテント看板が目印です。お店の前に駐車場もあります。

お店の看板には「第一旭 岐阜支店」と書かれていました。いわゆる京都の第一旭のFC系のデザインではありません。近場には、尾張ラーメン第一旭の系列がありますが、このお店が、京都の系列に属するのか尾張系に属するのか、よく分かりませんでした。

店内は、カウンター席を中心に、座敷も存在します。少し強面のご主人と、その奥さんと思われる方で切盛りされています。ご主人も強面ですが、とても接客の愛想は良いものでした。

ラーメンメニューは、醤油スープと味噌スープのラーメンからの選択となります。ネーミングが面白く、基本の醤油スープのラーメンは、自慢ラーメン700円、大盛りは特製ラーメン950円となるそうです。他に味噌ラーメン700円、味噌チャーシュー850円のほか、トッピングにより、各種ラーメンが存在しました。

また単品メニューも、いくつか存在します。

この日は、せっかくなので特製ラーメンを注文。

登場したラーメンは、器がやや大きめ。そこになみなみとスープが注がれています。醤油は、濃いめの色合いで澄んでいます。トッピングは、チャーシューたっぷり、もやし、ネギ。ネギが京都のお店の九条ネギと異なり、白い色合いなのが印象的です。

スープをいただくと、豚のコクは控えめ、そして、濃厚な醤油のコク・深みが出ています。京都の第一旭の動物系の味わいがドーンと来る感じとは、異なるのですが、これはこれで、とても深みがあって良いスープです。第一旭の中では「名阪大内店」に近いスープかなと思いましたが、完成度では、こちらの方が高いように思います。

麺は、中細ストレート麺を使用されています。近藤製麺さんのものと比べると、やや加水率は高そうなものでしたが、その食感や、麺の太さなどは近いものがあります。こちらの麺の方が、もちもち感が強いように思いました。麺のケースを見ていると「桔梗屋」と書いてありました。ネットで調べると名古屋の製麺業者さんのようですね。

チャーシューは、やや大きめの赤身肉がたっぷりと入っています。味つけは薄めですが、柔らかみがあります。その量は、とても多く満足度は高かったです。

第一旭の岐阜店には、初めて訪れましたが、濃いめの深い味わいの醤油スープが、とても旨みあるもので、とてもレベルの高い一杯だと思いました。

  • 特製ラーメン
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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3位

三高餅老舗 (出町柳、元田中 / 食堂、うどん、和菓子)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/02訪問 2013/02/15

三高餅の肉カレー中華

百万遍の交差点近くに昔からある「三高餅」さんです。以前から、気になってたお店ですが、この日初めて入りました。

京都には定番の「力餅」を始め、「相生餅」「千成餅」と似たような大衆食堂がありますが、この店名は、ここだけだと思います。おそらく旧制の第三高等学校(現在の京大)から付けられた名前なんでしょうね。

お店は、あまり目立たない外観ですが、その他の「○○餅食堂」さんと同じように、店頭で、おはぎの販売をされれています。店員さんと話すと、他にもいなりや、巻き寿司などもやっておられるそうです。街中なので駐車場は存在しません。

店内は、老舗食堂としては、意外ときれいな感じです。改装でもされたのでしょうか。テーブル席が並ぶ店内、大きめのテレビがあり、見ながら食べることが出来ます。店員さんの接客も、大衆食堂ならではの庶民的な感じです。

メニューは、うどんが20種類くらい(全部、蕎麦に変更可能とのこと)、中華そばが3種類、丼ぶりが10種類、寿司が3種類ほど。他に、肉なべ定食があります。価格はすべて500円前後で安めです。メニューでの文字の大きさや、店内にかけられているメニュー表示から、おそらく、肉カレー中華、鍋焼うどん、中華そば、きつねカレー中華、肉なべ定食などが看板メニューなんだろうなと分かります。

この日は、肉カレー中華600円を注文。

やや小ぶりな器で登場する肉カレー中華。なみなみと注がれたカレースープに、肉、ネギがトッピングされています。

このカレースープが、意外と本格的なカレーの風味が出ていて、とてもスパイシー。粘度もドロッとしています。うどんなどに使う和風だしで割っているのだと思うのですが、それ以上のカレーの強いインパクトを感じます。個人的には、美味しいカレースープだなぁ・・と妙にハマる味わいでした。

麺は、中細の低加水ストレート麺を使用されています。このお店の店頭には、昭和の時代の棣鄂本店・特製の・・という古いポスターが貼られていたので、もしかすると麺屋棣鄂さんの麺を使用されているのかもしれませんね。少しダマになっている感じが残念にも思いましたが、そのしっとりとした食感と、粘度の高いカレースープとの相性は、素晴らしいものでした。

そして肉も価格の割には、たっぷりと入っています。カレー味との相性はいいですね。

食堂のカレー中華とのことで、それほど期待せず入りましたが、予想以上に素晴らしいカレースープだったと思います。このカレーの味わいだと、カレー系のうどん、そば、丼ぶりもとても美味しいのだろうなぁと思います。

  • 肉カレー中華
  • 麺とスープ
  • (説明なし)

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4位

萬里 本店 (伊那市、伊那北 / 郷土料理、中華料理、麺類)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/07訪問 2013/08/02

伊那名物「ローメン」

伊那市のローカルフード「ローメン」発祥のお店「萬里」さんです。どうしてもローメンを一度食べてみたかったので、どうせなら発祥のお店で・・と訪れました。

店舗は、伊那市駅近く入舟交差点付近にあります。外観はレンガ造りで、古風な中華料理店という感じです。駐車場は存在しないのですが、近くにコインパーキングがあります。隣のお店は「萬里のおやじのお店」という系列?の料理店があり、そのお店の前には「ローメン誕生の地」の石碑が存在します。

店内も独特の雰囲気で、壁側には、すずめ蜂、コブラ、朝鮮人参、マムシなどを漬けたお酒が並べてあり、けっこうグロテスク(笑)。カウンター席、座敷などがあり、けっこうな人数が入れる中華居酒屋さんという感じです。接客は、おばさんがされておられ庶民的な雰囲気です。

メニューは、中華料理店らしく多くのメニューが並びますが、ローメンを中心に、ローカルフード的なものが多いです。ローメンは並780円、大盛り830円、超大盛り1050円、豚肉ローメン750円、冷しローメン850円。ローカルフード風のものは、羊料理、鹿の刺身、馬刺しなどが存在します。

この日は、ローメン(並)680円、焼きギョウザ530円、それとお店の一番人気と書かれていた豚頭680円を注文。

ローメンは、醤油スープに中太の蒸麺、キクラゲ、キャベツ、マトンなどがトッピングされています。ローメンの食べ方として、最初にソース・酢を少々、好みによりゴマ油、七味唐辛子、おろしニンニクをかけてくださいと書かれています。

とりあえず、なにもかけずに、少しいただくと、そのスープのお味、野菜からにじみ出るほんのりとした甘みがあります。おダシは、たぶん豚から取られているのですが、コクもあり、あっさりとした薄めの醤油味に仕上げられており、優しく飲みやすいもの。ローメンはイマイチという書き込みが多かったので、良い意味での肩透かしに合うような美味しさに驚きました。

そこに、まずソース、酢をひと回しかけると、ソースと酢の風味が加わり、よりはっきりした味わいとなります。ゴマ油を加えると、香りが良くなりますし、ニンニクを加えるとパンチ力が出る。七味を加えると辛味。それぞれが分かりやすい味の変化となりますが、個人的には、何も加えないか、ゴマ油と七味を少々加えるくらいが美味しくいただけるような気もしました。

麺は、蒸した麺を一度、乾燥させたものを戻しておられるそうですが、しっとりとした柔らかみのある食感で、かなり好みの部類。京都のラーメンの柔らかい麺が好みの方なら、すんなりと受け入れられる気がします。またマトンも、臭みも感じず、肉質もしっかりしており好印象。

そして豚頭もローメンと同じく、好みの薬味で食べてくださいと書いてあるのですが、こちらは酢醤油に七味などを加えていただくのがオーソドックスに美味しい感じかな。少し脂身の強い豚肉という感じでお酒のあてに良さそうです。またボリュームもたっぷりです。

それと焼きギョウザ、値段が高めだと思いましたが、一つ一つが大きいです。最初から、タレがかけられていて、具もたっぷり。少しニンニクが多めでしたので、臭いを気にされる方はご注意を。しかしながら、味は素晴らしいものでした。

伊那市のローカルフード「ローメン」。食べたことある方やネットの口コミからも、それほど良い評判を聞かなかったので、身構えて食べましたが、個人的には、かなり好みの料理でした。汁無しタイプのローメンを出すお店もあるそうなので、また機会があれば訪れてみたいです。

  • ローメン(並)
  • 麺とスープ
  • 豚頭

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5位

玉泉亭 (伊勢佐木長者町、阪東橋、黄金町 / 中華料理、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/09訪問 2013/10/06

優しい調和の味「サンマーメン」

この日は横浜で仕事。横浜に来たならば、ご当地麺のサンマーメンを食べてみたいなと。それならば元祖と呼ばれているお店に行こうということで、関内駅近く、伊勢佐木町にある玉泉亭さんに訪れました。

お店の外観は、街中の大衆中華屋さんという雰囲気です。駐車場は存在しませんでした。

店内は、テーブル席が並ぶ食堂風。意外ときれいなお店だなと思いました。お店は、老年の男性が調理をされ、老年の女性が接客をされていました。庶民的な雰囲気です。

メニューは、中華料理が豊富にそろっています。サンマーメン発祥のお店とのことでしたが、サンマーメン600円は、それほど推しておられる感じではありませんでした。お店のお勧めとして、中華ランチ820円(カニ玉、うまに、豚肉、お新香、ライス、スープ)を推されていました。サンマーメンの中には、サンマーワンタン660円、サンマーワンタンメン730円(どう違うのか分かりません・・)というメニューもありました。

この日は、最初の目的のとおりサンマーメン600円、それと仕事後でしたので瓶ビール550円を注文。瓶ビールはサッポロの赤星です。

サンマーメンは、醤油スープに、たっぷりのモヤシ、ニラ、タマネギ、ニンジン、キクラゲ、少しの白菜、豚肉などがトッピングされています。スープの上からは、あんかけが乗せられています。器に店名と電話番号が書かれているのがユニークです。

スープをいただくと、しょうゆ味なのですが、塩分は控えめです。あんかけのとろみと、ほんのりとした甘みが後味に残ります。ベースに何を使用されているのか、よく分からなかったのですが、飲むたびに、優しく旨みが口に広がる、とても美味しいスープでした。

麺は、やや細めのストレート麺を使用されています。茹で具合は柔らかめで、少しとろみのあるスープや、具との絡み合う感じがちょうど良い感じです。特に、やや柔らかいモヤシと合わさると、とても良い食感となります。

トッピングされている具も優しい味付けに仕上がっていて、スープの味との相性がよく、本当に飽きない一杯です。この味、何度でも食べたいし、何度食べても美味しくいただけそう。初めてのサンマーメンは、口に馴染む一杯なのでした。

  • サンマーメン
  • 麺とスープ
  • サッポロ赤星

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6位

どさん子 八重洲店 (京橋、東京、日本橋 / ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2013/09訪問 2013/10/02

まろやか懐かし味噌ラーメン・どさん子

「どさん子」さんの八重洲地下街2番通りにあるお店です。全国に多くある「どさん子」さんの中でも数少ない直営店とのことで、一度行ってみたいなとずっと思っていましたが、お店の前を通っても移動の都合で、時間がなかったりと行けてませんでした。

お店は、地下街に面していて、こじんまりとした造りとなっています。カウンター席が少しと、小さなテーブル席スペースがあります。店内は男性店員さん二人で切盛りされていましたが、挨拶などがしっかりしていて、とても心地よいものでした。

メニューは食券制となっています。味噌ラーメン680円(50年の歴史あるラーメンを、少しずつ現代風に改良)、熟成味噌ラーメン780円(2013年に開始した新作コクまろ味)、中華そば(醤油)680円、塩ラーメン680円を中心に、トッピングなどで価格が変わるようになっています。またセットメニューも存在しました。

この日は、味噌チャーシュー麺880円と、仕事後だったので、瓶ビール480円を注文。瓶ビールは、モルツです。

登場したラーメンは、味噌スープに黒ゴマと、七味のようなものがわずかに浮いています。トッピングは、大判なチャーシュー、コーン、タマネギ、モヤシ、ワカメ、ネギ、メンマとなっています。コーンをスープからすくうことが出来る穴明レンゲも付けられていました。

スープをいただくと、見た目は濃厚そうなのに、控えめで柔らかな味噌味に仕上がっています。濃厚過ぎず、マイルドで、そして七味が入っているので、後味がピリッと引き締まる。なかなか絶妙の仕上がり具合です。

麺は、中くらいの太さの多加水縮れ麺を使用されています。表面はツルっとした感じで、食感もそこそこ。マイルドな味噌スープとの相性も良いですし、モヤシや、コーンと絡まって、楽しくいただくことが出来ます。

具のモヤシは、少し味が入っている感じで旨みがあります。コーン、メンマ、ワカメも味噌味と合っていて、麺と絡めていただくのも、とても楽しい感じでした。

そしてチャーシューは、赤身部分が中心で、濃いめの味付け。しっかりとした食感で、食べ応えがあります。これを味噌スープに漬けて、いただくと、ビールのあてとしてもちょうど良い感じです。

今風に進化した味噌ラーメンとのことでしたが、とても懐かしさも感じる、まとまった味の素晴らしい味噌ラーメンだったと思います。また東京の乗換時には、使ってみたいお店となりました。

  • 味噌チャーシュー麺
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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7位

讃州讃岐屋 (丹生、三本松 / うどん、そば)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/08訪問 2013/09/07

インパクトの強い本物志向うどん

東かがわ市、丹生駅と三本松駅の間にあるお店「讃州讃岐屋」さんです。

店舗は道路沿いにあり、お店の前に駐車場があります。白い外観の店舗で、江戸時代の大衆風?のイラストが、独特の雰囲気を醸し出しています。そのイラストには「SIMPLE IS BEST」だとか「本物志向 大歓迎」だとか書かれています。

店内は、すこし古びた大衆食堂風で、テーブル席と座敷、カウンター席もありました。この日は、昼の14時30分ごろの微妙な時間帯に訪れました。するとカウンター席は、店員さん達が、昼食を取られていました。店舗の外観から、このお店、どうかな・・・と思っていたら、昼食時間帯から外れているのにもかかわらず、次から次へとお客さんが来られます。地元の人気店なのでしょうね。

こちらは、一般店(フルサービス)となるので、注文すると、料理を持ってきていただくことが出来ます。ただ、おでんは、セルフになっていて、そのあたりの緩さが讃岐らしく、良い感じです。

メニューは、かけうどんが330円。一番高いものは、天ざる、天釜、なべやきの850円となっていました。この日、お客さんを見ていると、お店の方にメニューにないけど、天ぷら盛り合わせ出来る?とか、いろんなメニューを注文されていたような。それに対して、とても柔軟に対応されていたのは、とても好印象でした。

この日は、海老ぶっか天650円を注文。「ぶっか天」て何?とか思いましたが、一般的に言うと「海老天ぶっかけうどん」の意味合いのようです(^^;

登場したおうどんには、大きな海老天が二つ乗っています。濃いめのぶっかけだしは、多めに入れられています。おうどんは、平打ちで、角はきれいに立っており、ややねじれています。他に、蒲鉾、カイワレ、ネギ、スダチがトッピングされているほか、ワサビが器に乗せられています。ワサビは初体験で驚きました。

おうどんは、かなり強い目の硬いようなコシのある、しっかり麺。噛むと、強い反発を覚えるような食感で、強いコシが好みの方には、受けそうなおうどんでした。

ぶっかけだしは、甘辛い味つけです。醤油の風味が濃いめですが、後味はすっきりとしています。おうどんと、カイワレを合わせていただくと、カイワレの辛味が効いて、独特の味になりますが、ぶっかけだしに、ワサビを溶いても、同じような効果が得られて、なかなか良い感じ。カイワレ・ワサビの、ちょっとした刺激感が、おだし・おうどんと合ってました。

そして、海老天。しっかりとカラリ!と揚がっていて、カリッカリッとした食感。エビは身が大きいので、旨みもたっぷりと味わうことが出来ました。

こちらのお店は、外観は、少し怪しい感じもしますが、地元のお客さんで繁盛しています。味も素晴らしく、なぜ愛されているのかが良く分かる、そんなお店でした。個人的にも、とても印象に残るお店でした。

  • 海老ぶっか天
  • うどんのアップ
  • (説明なし)

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8位

相生食堂 (二条、円町、二条城前 / 食堂、うどん、丼)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/06訪問 2013/06/17

電車が走る食堂「相生」

千本通り沿い、千本出水の交差点近くにあるお店「お食事処 相生」さんです。相生餅さんの系列なのでしょうか?個人的には、お店の前に掲げてある「電車の走るお店」の看板が、ずっと気になっていたお店です。

お店はビルの1階にあり、そんなに目立たないのですが、黄色い「電車が走るお店」の看板が主張しています。街中なので、駐車場はありません。

店内は、テーブル席が並ぶ大衆食堂風。すぐに目が付くのがお店の南側の大きなケース内に作られた、Nゲージのジオラマ。総距離は25mに及ぶと言う、意外と大きなものです。山陰線の風景を再現して作っておられ、中央の駅を良く見ると「城崎温泉駅」と書かれています。駅裏の看板には「城崎マリンワールド」の看板が再現されていたり、とてもリアル。

そんな看板の中に、きっちりと「電車が走るお店「相生」」の看板が立てられていたり、見ていて飽きないものです。そして、走行路線には、マイクロカメラが設置されていて、鉄道模型の走る様子をアップで、モニターで見ることが出来ます。

さて、お店の方は老夫婦と思える方が経営されており、ご主人が料理、奥様が接客されています。その接客は、とても温かいものです。

メニューは、うどん、そば、ラーメンなどの麺類、丼物、定食、寿司、洋食など豊富にあります。うどおんなどの単品は500円からで、定食は700~1000円くらい。大衆食堂の価格としては、格安感は少ないように思います。

この日はラーメン650円を注文。

登場するラーメン、トッピングされている海苔から、とても良い香りが漂います。醤油スープは、やや濁っており、チャーシュー、ネギ、モヤシがトッピングされています。

スープをいただくと、よくある大衆食堂系の和ダシの風味とは、少し異なります。動物系のコクが出ていて、濃厚な醤油味も効いていて、ラーメンらしいグっと来る、深い味わいです。濃いめの味わいで飲みごたえがあります。

麺は、細めの多加水ストレート麺を使用されています。柔らかめの茹で具合ですが、濃いめの醤油スープとの相性は良いものです。

チャーシューは、柔らかく煮込まれていますが、味付けも薄く、少し安っぽさを感じるものでした。それと、海苔がとても香りよく、スープとの相性は良かったと思います。

食後、食べ終わると、冷たい麦茶を出してくださいました。暑かったこの日。ちょっとした、気配りがとても心地よく感じる接客でした。

ゆっくりと麦茶を飲みながら、走る鉄道模型を観察。車両は、京阪・近鉄が走っていたり、山陰線とは、異なる車両も存在するのですが、鉄道ジオラマを見ていると童心に帰る、そんな楽しい大衆食堂でした。

  • ラーメン
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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9位

小作 甲府駅前店 (甲府、金手 / ほうとう、郷土料理、鍋)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2013/09訪問 2013/10/12

野菜の旨みたっぷり。ほうとう。

関東出張時に取得できた代休を使って甲府へ。ずっと食べてみたいと思っていた「ほうとう」をいただきに、甲府駅南口にある小作さんの甲府駅前店に訪れました。

お店は、甲府駅のロータリーを、少し南へ下るとすぐのところ。駐車場はありませんでした。

店内は木目調で、テーブル席や座敷、島状のカウンター席などが用意されています。素朴な田舎食堂的な雰囲気です。多くの女性店員さんで切盛りされていました。

メニューを見ると、ほうとうは、いろいろな種類が用意されています。スタンダードなのが、かぼちゃほうとう1100円、そこに、具をくわえることにより値段が変わるようになっています。あずきほうとうは、同じ価格で1100円。カレー入り、牡蠣入り(冬季限定)、きのこ入り、豚肉入り、辛豚肉入りは、ちゃんこ、鴨肉は、1500円前後、辛口カルビ、猪肉は2000円前後、熊肉は3000円でした。

また「おざる」という、ざるほうとう(ざるうどん的なもの)にあたるようなメニューもありました。

他にも居酒屋メニューのような感じで、ずらりと単品メニューが存在しました。山梨のご当地メニューも多数。甲州ワインやら、甲州地どり、馬刺し、鹿刺し、それとB級グルメで有名になった、とりもつ煮。夜は居酒屋さんのように使われるのでしょうね。

この日はスタンダードな、かぼちゃほうとう1100円、それとB級グルメで有名になった、とりもつ煮500円、瓶ビール600円を注文。瓶ビールは大サイズで、いくつかの銘柄から選べました。麒麟秋味を選択。

とりもつ煮、かぼちゃほうとうの順番で提供されます。ほうとうは、鉄鍋で茹でられているので、素手で触れないでくださいと注意されます。具は、かぼちゃ、ジャガイモ、里芋、ニンジン、ゴボウ、エンドウ、センマイ、白菜、ネギ、シイタケなど野菜がたっぷり入っています。

ほうとうは、平べったい麺で、きしめんより太さも幅も大きいものです。そのためか、もっちもちした食感を楽しめます。

お汁は、味噌味がほんのり、濃すぎない程度に効いていて、野菜の旨みもにじんだ味わい。麺料理というより、鍋料理ですね。少し酸味を感じるのですが、旨みたっぷりで、熱々ながらも、なんどもすすってしまいます。

具で驚きなのが、野菜の大きさ。特に、かぼちゃ、ジャガイモは、ずどーん!と大きなものを入れられています。しっかりとした味噌味も染みていて、味も良いし、なんと言ってもボリューム感に圧倒されます。

とりもつ煮は、レバーとハツを中心として、甘辛く煮込まれたもので、想像しうる味なのですが、煮込まれすぎず、食感が良く、ビールが進むものでした。

初の甲府、初のほうとう、意外とあっさりとした風味、そして、ボリューム感。野菜の存在感。とても印象に残る料理でした。信玄公からの歴史あるほうとう、再訪した際には、また食べてみたいなと思います。

  • かぼちゃほうとう
  • ほうとうのアップ
  • とりもつ煮

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10位

西町大喜 西町本店 (グランドプラザ前、西町、中町 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/03訪問 2013/04/02

強烈インパクト!黒醤油スープ

真っ黒いスープの富山のご当地ラーメンとして有名な「西町大喜」さんです。お店は、富山駅から歩いて10分ほど、店名どおり西町にあります。

お店の外観は、黒っぽい色合いで、古びていて目立ちません。老舗らしい店構え。私は、この外観を知らずに訪れたので、お店に気づかないまま通り過ぎました。駐車場は街中のため存在しません。

お店を開け店内に入ると、細い店内。両サイドにカウンター席が並ぶ変わったつくりでした。外観は古びていますが、店内は改装されたのか、きれいです。接客は素朴な庶民的なものでした。

ラーメンメニューは、中華そば 小700円(1玉)、大(1.5玉)1000円、特大(2玉)1400円の三種類。他には生玉子と飲み物があるだけでシンプルです。中華そばは小が並サイズとのことです。麺の玉数によって、ほぼ純粋に比例して値段が上がるのが、ある意味、珍しい感じがします。お店のおばちゃんと話していると、どのメニューも普通のラーメン店で言うチャーシューメンにあたるようなものだそうです。

とりあえず、初めてでしたので中華そば小を注文。

やや小ぶりな器に入ってラーメンが登場します。醤油のスープは、本当に黒い色合い。トッピングにチャーシュー、メンマがたっぷり。荒切りのネギ、それと荒びきの胡椒がかかっています。

ちょびっとだけ、味をいただきます。胡椒が荒びきのため良い香りがします。スープは、飲めないほど塩辛いと聞いていたのですが、かなり強烈の塩分、醤油の濃さを感じますが、飲めないほどでもありません。濃厚な醤油の風味、ベースは鶏がらと聞きましたが、その風味が分からないほどの濃さがありますが、醤油好きであればおいしいと思えるスープです。

そして、お店の注意書きに、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜてから食べると書いてあるので、混ぜてみます。

するとスープは、良い塩梅に胡椒が混ざって、さらに旨みが増すように思いました。

麺は、太目のものを使用されています。かなり黄色い色合いで、醤油で染まっているのかもしれません。その食感は、モチモチ感が強いものでした。

チャーシューは、やや厚切りのものがたっぷりと入っています。昔ながらのものですが、強烈な醤油スープに負けないくらい濃い目の味付けです。またメンマもたっぷり。こちらも甘辛い濃厚な味付けとなっています。

この強烈に塩辛いラーメンを食べていて思ったこと、、、ごはん食べたい。ビール飲みたい。。。 お店のおばちゃんが暇そうだったので、話していたのですが、もともとは富山の空襲後の復興の労働者たちが、おにぎりや弁当を手持ちで、お店に入ってきたので、ご飯と合うラーメンと言うのが、この濃い~味の発祥との事だそうです。ご飯類は、今でも、持ち込んでも良いそうです。でも、お店にライスメニューあっても良いのに(^^;

とにかく、記憶に残りそうなインパクトの強烈な濃厚醤油ラーメンでした。

  • 中華そば小
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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