たぬきチャさんのマイ★ベストレストラン 2012

たぬきチャのラーメンめぐり(たまにうどん+α)

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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マイベストなので・・・・・今年も、他の方へのおススメ度合いではなく、2012年、個人的に心に残った10店ということで、選びました。

今年の前半は多くの第一旭、ラーメン藤を巡りましたが、その中でも特に想い出に残っているラーメン藤・石山店が今年の一番です。その真面目なお味わい、また個人的にいろいろと想い出深いことがあり、忘れられない訪問となってます。

その他は甲乙つけがたく、ベスト20くらいがどれも同じような感じで・・・選択に困ったのですが・・

まず中国地方を旅行した際に訪れたお店から・・穴子がとても美味しかった「うえの」さん。こちらは、他人にもおススメできる素晴らしい味のお店でした。それと島根県の「玉井別館」。こちらは旅館ですが、接客、料理の味わいともに、とても素晴らしく深く印象に残っております。

仕事で訪れた愛媛でいただいた「瓢太」さん。愛媛特有の甘いスープなのですが、とても深い旨みがありました。古風な老舗店らしい雰囲気も素晴らしかったです。「ロンドン」さんは、私のとても好きなレビュアーさんに教えていただいていたお店です。味は、ある意味、普通と言えば普通なのかもしれませんが、仕事後疲れた体で、八幡浜から猛暑の中を歩いて訪れた記憶、その優しい味わい、決して忘れることのできない味わいです。

京都のラーメンでは「まあち」さん。いわゆる京都の老舗的な味わいとは別なのですが、その優しい白醤油のスープ、この味、もっと広まってほしいです。落ち着いた店内も、とても素敵な空間でした。「本家 第一旭・久御山店」は、こちらは素晴らしいレビューアーさん一押しのお店でもあります。第一旭は、寺田のお店が、個人的には素晴らしい一級品だと思いますが、こちらも間違いなく美味しい味を提供する名店だと思います。

もう一店舗、学長(店長)の強烈な個性が忘れられない「京都 まなび舎」さん。そのサービス精神で、今後も学生さんたちに愛されるお店を続けてほしいなと思います。

八幡の「小谷食堂」さん、素朴なカレー中華です。私は、トレーニングが日課ですが、怪我のため走ることが出来ずプールでトレーニングした日、ゲリラ豪雨に打たれ冷え冷えな体を、料理だけでなく雰囲気も含めて、温めてくれたお店です。

「つたや」さんは、これまで苦手だった、伊勢うどんの味を完全に変えてくれたお店。その醤油ダレの深い魚介のコクの効いた旨みは、たしかなものだと思いました。

マイ★ベストレストラン

1位

ラーメン藤 石山店 (石山、京阪石山、唐橋前 / ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/03訪問 2012/03/15

真面目な味。ラーメン藤・石山店

石山駅を降りてすぐのところにある「ラーメン藤」さんの支店です。

店舗は昔ながらのラーメン屋さん風で、黄色い明るい看板が目印。駅から近い側の細い道からも、その逆側の道路沿いからも入れる、入口が二つあるような造りとなっています。道路沿いのほうの入口に2台ほど停められる駐車場があるほか、駅に近い側には駐輪場もあります。

店内は、カウンター席とテーブル席が並ぶ食堂風のお店。お店は店長らしき男性一人で切盛りされていました。夕食時に訪れたので、駅から帰宅時のサラリーマンや学生さんで賑わっていました。

ラーメンメニューは、スープが3種。基本の醤油味と、味噌、九州(豚骨?)の3つ。他にチャンポンも存在しました。また中華メニューが多く存在し、焼そば系なんかもありました。基本の醤油味のラーメンの値段は、並580円、大680円、チャーシューメン750円、特製800円です。他に焼めしや、唐揚げなどと組み合わせたサービスメニューも存在します。

この日は、チャーシューメンを注文。

しばらくすると、京都ラーメンらしい醤油スープの一杯が登場します。やや濁った色合いの醤油スープは、表面が正面を反射するようにきらきらと輝いています。チャーシューが多めに盛られ、他のトッピングはメンマ、ネギ、モヤシとシンプルなものです。

そのスープの味わいは、ほんのりと塩加減が強め、そして豚のコクがしっかりと聞いた醤油味。ただ後味は本当にすっきりときれいに切れる感じです。このお店は癖も無く、本当に高レベルなスープだと思いました。京滋では、おなじみの味ですが安心感があります。

麺は、中細ストレート麺を使用。柔らかめの茹で具合で、しっとりとした食感が心地よいものでした。

チャーシューもラーメン藤の本店に近いような赤身の食感の強いものを使用されています。薄切りで柔らかみがあり、スープとの馴染みもとても良いものでした。

この店舗は、ラーメン藤の本店に近い、かなりスタンダードな味を楽しめるお店だと思います。何度でも食べられる、癖のない味わい。それがラーメン藤の美味しさだと思います。

  • チャーシューメン
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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2位

あなごめしうえの 宮島口本店 (宮島口、広電宮島口 / あなご、弁当、丼)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/09訪問 2012/09/28

しっとり・ふんわり・あなごめし

宮島観光のついでに、どうしても食べてみたかった「あなごめし」。その元祖といわれる「うえの」さんです。創業は明治34年だそうです。

お店は、宮島口の駅近くにあります。木造の古民家のような外観です。お店に訪れた際には気が付きませんでしたが、駐車場もあるようです。平日の開店時刻ごろに訪れたので行列はありませんでしたが、食べ終わるころには、すぐに行列が出来つつありました。またお弁当もされているようで、並ばず食べられる持ち帰りを選択されている方も多かったです。

店内は古風な大衆食堂風で、カウンター席、テーブル席が並びます。接客も大衆的な雰囲気です。

メニューは、あなごめし小1260円、並1470、上1890円です。小は、並よりご飯、穴子ともに少なめ。上は、並とご飯量は同じで、穴子が多めとのことです。他にあなごの白焼き1050円、蒲焼き1260円なども存在します。

この日は、お店のおススメと書かれていたとおり、あなごの白焼き+あなごめしにすることに。あなごめしはせっかくなので、上を注文しました。

さて、まず白焼きが登場します。白焼きには、岩塩かわさびでどうぞと言われましたが、それ以外に山椒も選択出来るようになっていました。

最初、白焼きを見たときは、思ったよりも小さいなぁ~と思いましたが・・・これが食べてみて、まず、そのぷりっとした食感、香ばしさ、柔らかみ、穴子特有の旨みが口の中にぷわっと広がり、かなりヒット。どの薬味とも合う感じがしましたが、個人的には岩塩でいただくのが良いかなと思いました。

そして「あなごめし上」。こちらは、たっぷりの蒲焼穴子と、生姜が乗っており、味噌汁、漬物が付いています。このあなごめし、ボリューム系かな・・と思いましたが、タレがとても優しい味わいで、とても食べすくヘルシーな感じ。この優しい味わいのタレ、ご飯にも味がしっかりと染みています。なので、どんどんと箸が進む感じでした。

また穴子自体もとても肉厚でふっくら。食感はしっとりとした柔らかさがあります。量もたっぷり入っているので、しっかりとした満足感も味わうことが出来ました。

ものすごく期待して入ったわけでなく、観光ついでという気持ちもあったのですが、土日祝日には1時間以上もの行列が出来るとの理由がよく分かる、すばらしい味わいの穴子でした。宮島観光中には、他にも多くのあなごめしの老舗店も見かけました。それらのお店も、いつか味わってみたいなぁと思います。

  • あなごめし上
  • あなごのアップ
  • あなごの白焼き

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3位

まあち (出町柳、元田中、茶山 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/09訪問 2012/09/14

落ち着いた白醤油の味わい。

高野川沿いにあるお店「まあち」さんです。お店は、川端通に面していて、「白醤油らーめん」の看板が目印。駐車場は、ありません。

店内は、和風な雰囲気でこぎれいで、とても落ち着いた雰囲気です。お店は夫婦と思える方が切盛りされていますが、接客もとても丁寧で好感が持てます。

このお店は、白醤油を使用したラーメンをメインにされています。白醤油らーめん650円に、何をトッピングするかにより価格が変わります。たまご入りは750円、にく入りは850円、わんたん入りは790円、めんま入りは890円。他に単品メニューも、いくつかありました。

この日は、白醤油らーめん+にく850円を注文。

ラーメンは、こぎれいな和風な器に入ってきます。白醤油を使われているので、淡い色合いの醤油スープです。具は、たっぷりのチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギです。

スープの味わいは、鶏ガラベースの醤油味だと思います。白醤油の優しい味わいと、ベースに感じる鶏ガラのコクが、胃にしみわたるような優しさがあります。とても、あっさりしているのですが、物足りないどころか、何度でも飲みたいような、そんな旨みあふれるスープです。

麺は、柿ポリフェノールを練り込んでるという細めの縮れ麺を使用されています。柿ポリフェノール入りと言うと「無尽蔵」さんの麺を思い出しますが、同様に独特のコシを持っていますが細麺なので、その食感は、軽い感じがします。あっさり風味のスープに、このシコシコ麺は、なかなか相性が良いと思います。

チャーシューは、大判のものを使用されています。あっさりスープに合わせるように、味付けも薄めですが、柔らかく脂身も抜かれており食べやすいものです。またメンマは、やさしく味付けされており、自信作なんだろうなと分かるものです。太めで食感もよく、存在感があります。

最近のラーメンの流行とは、少し離れたような、上品で存在感がそれほどないラーメンかもしれませんが、麺、具、店内の雰囲気、店員さんの接客、すべてが調和した、優しさの詰まった一杯だったと思います。この付近に用事があることは少ないのですが、またゆっくりと落ち着いていただきたいお店です。

  • 白醤油らーめん+にく
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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4位

瓢太 (南堀端、松山市、松山市 / ラーメン、居酒屋、おでん)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/08/05

旨し甘しの醤油スープ

愛媛県松山の老舗ラーメン店、瓢太さんです。マイレビューアーさんが食べに行かれているのを読んで以来、いつか入ってみたいなと思っていたお店のひとつです。

松山にはご当地のラーメンとして“瓢”の字が付くお店が多いそうで、瓢系ラーメンと呼ばれているそうで、甘い醤油スープが特徴だそうです。

お店の歴史としては、もともと瓢太という屋台を出しておられた一代目の方が屋台を辞められ、お店を閉じておられたそうです。ただ、その味を忘れられない方が弟子入りを志願して、その方が、瓢太を新たに立ちあげられたそうです。

一方、もうひとり、一代目の方と趣味を同じくされていた方が、同時期に弟子入りされ、その方は、瓢華というお店を立ちあげられているそうです。瓢太・瓢華、どちらともさらに息子に味が引き継がれているそうで、さらに瓢を名乗るお店が、何店舗か増えているそうです。

お店は松山市駅と松山城の間の街中にあります。お店の雰囲気は、昔ながらのラーメン店という雰囲気です。

この日は、平日の仕事前に開店(11時)と同時に訪れました。店内はカウンター席のみ、居酒屋のような雰囲気です。男性2人、女性2人で切り盛りされていました。人気店なのか、私の入店直後からぞろぞろと、お客さんが入り、すぐに満席となりました。

メニューを見るとラーメン屋かつ居酒屋のようなお店なのでしょうか。居酒屋メニューが並びます。ラーメンメニューとしては、中華そば600円、チャーシューメン750円、にんにく中華そば650円など。ほかに辛口つけそば650円、つけそば650円、ざるラーメン500円もありました。またカウンター内には、おでんもあります。なんだか香川のうどん店みたい。四国の文化なのでしょうか?

この日は、チャーシューメンを注文。お昼のお客様は、他の方も基本は、ラーメン店として使用されているようで、麺メニューを注文されていました。

さて、出てきたラーメン、和風な器に濁った色合いの醤油スープのラーメンが出てきます。最初から胡椒がかけられています。トッピングは、ネギ、かなり細めのメンマ、チャーシュー、ネギとシンプルなものです。

スープをいただくと、噂どおり本当にあま~い醤油スープ。ただ、甘ったるいわけではなく、ベースにとてもまろやかなコクがあります。このお店、鶏ガラベースとよく書かれていますが、スープを飲んでいると、まるで豚骨のようなマイルドさがあります。また、かけられている胡椒が、この甘味スープを良い意味で引き締めていて、絶妙にスープ全体の味がまとまっています。

麺は、かなり細めのストレート麺。茹で具合は普通くらいで、表面はつるつるとした感じです。甘いスープの味わいが染み付いているかのようで、その旨みを口に運んでくれます。

そしてチャーシュー。まるで角煮のような2cm以上の厚切りのものが4枚入っています。こちらもスープとあわせたような濃い目の甘い味付けですが、脂身もそこそこあり、厚みもあるので、柔らかさ、噛み応えもバツグンで、満足度は高いものです。

甘いスープとのことで、かなり個性派を想像しましたが、逆にとてもまとまった深い味わいの一杯でした。雰囲気も庶民的で、近場のビジネスマンにも愛されそうな素晴らしいお店だなと思いました。

  • チャーシューメン
  • チャーシュー
  • 麺とスープ

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5位

玉井別館 (玉造温泉 / 旅館・民宿)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2012/09訪問 2012/10/04

「豚しゃぶ会席」と「島根の日本一朝食」

玉造温泉の旅館「玉井別館」さんです。こちらは、玉造温泉街のもっとも入り口付近にあります。

外観は、少し古い感じがするのですが、館内はとても清潔感があります。接客もとても丁寧です。

玉造温泉と言うと高めの価格設定のイメージがあるのですが、今回宿泊したプランは、一泊夕朝食付きで、一人12000円くらいでリーズナブルな価格でした。料理プランは、夕食「ケンボロー豚140g しゃぶしゃぶ鍋会席」、朝は、この旅館の名物と言う「島根の日本一」朝食というものです。

部屋もハイクラスの部屋を選択したわけでなかったのですが、14畳くらいありそうな広めのお部屋。部屋の中もとても清潔感がありました。お風呂は、露天こそ、少し狭めでしたが、内湯は広々していました。お庭も落ち着いた雰囲気があり、宿泊料金よりワンクラス上の旅館と言う感じでした。

ということで、、

◎夕食「ケンボロー豚140g しゃぶしゃぶ鍋会席」

この日は、部屋食ではなく、食事どころでの提供でした。ただ一部屋のお客さん毎に、個室なので落ち着いていただけます。主な料理内容は、もずく酢、川魚、ホタテ、刺身二種(ブリとスズキかな?)、鯖の味噌焼、そしてたっぷりの野菜の豚しゃぶ鍋(肉質は二種類用意されていました)です。

豚しゃぶは、かなりのボリューム感があり、食べ応え抜群。そして他の一品料理も、あっさりとした上品な味付けがとても食べやすいものでした。食べ終わる頃は、酔いも合ったのですが、しばらく動けない~状態です。しかし、ゆっくりといただく、そのお味はとても良質のものでした。


◎朝食「島根の日本一朝食」

こちらは、テレビなどでも取材されると言う朝食だそうです。内容は・・
○日本一干しカレイ(浜田港産、ここの旅館と契約したオリジナルの干物だそうです)
○宍道湖産しじみの味噌汁
○大あご(飛魚)野焼き
○奥出雲産「ネッカエッグ」温泉玉子
○水次牛乳
○とんばら漬け

どれも地元島根の食材にこだわった一品のようです。干しカレイは、あっさりとした中にも、独特の味が染みています。また個人的には、しじみの味噌汁、こちらが良かったです。貝の苦みをほとんど感じることがなく上品な味に仕上がった味噌汁で、優しい味わいでした。しじみの量もこれでもかというくらい入っています。それと大あご野焼きも、とびうおの旨みをしっかりと楽しめて良かったですね。

なんとも優しい島根の美味しさの詰まった朝食でした。

料理だけでなく、お宿の雰囲気なども含めて満足できる滞在でした。山陰の温泉には、まれに行くことがあるのですが、こちらも次からの選択肢になりそうです。

  • 夕食・会席
  • 夕食・ケンボロー豚
  • 夕食・野菜

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6位

ロンドン (八幡浜 / ちゃんぽん、中華料理、食堂)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/08/07

優しくほっとする味わいのちゃんぽん

マイレビューアーの「ふみや」さんに、愛媛のご当地麺「八幡浜ちゃんぽん」を教えていただいて以来、愛媛に行くことがあれば「八幡浜ちゃんぽん」を食べたいと、ずっと思っていました。愛媛の南予地域には、和風だしのちゃんぽん店が多いそうで、その中でも八幡浜市には、多くのちゃんぽん店が存在するそうです。

この日、八幡浜ちゃんぽんの元祖のお店に入りたかったのですが、仕事の都合上、営業時間には間に合わず、どこのお店にしようかな・・と検索、老舗のお店のひとつであり、オリンピックで話題の店名でもあるしと・・・惹かれた「ロンドン」さんに入りました。

お店は、八幡浜の商店街の中にあります。外観は、普通の喫茶店・軽食店という感じです。店内も同じく、喫茶店風です。お店は女性の方で切り盛りされていました。テーブル席と座敷がありました。

メニューを見ると、ちゃんぽん525円、ちゃんぽん大盛630円を売り出しておられるのですが、定食メニュー、丼もの、麺類、カレー、単品など豊富にありますね。地元の方に愛される軽食店という感じなのでしょうね。

この日は、普通のちゃんぽん525円を注文。

さて出てきた八幡浜ちゃんぽん、写真で想像していたより具沢山です。具は、たっぷりのタマネギとモヤシ、他に、ネギ、ニンジン、タケノコ、豚肉がトッピングされています。スープは、醤油の色で、表面に脂分が意外と浮いているようなのが印象的でした。

スープをいただくと、鶏がらベースの醤油味で、昆布?も使われているのでしょうか。とても優しい和風味ですが、表面に浮く脂分がやや強めで、それが絶妙に、まろやかな後味を作り出していました。また最初から胡椒が振りかけられており、あっさりまろやかな味の中に、ピリッと引き締まるような昔ながらの定番スープをいただけます。

麺は、太目の中華麺を使用されています。しっとりとした食感があり噛んでいて楽しいものでした。

具は、本当にたっぷりで、野菜の食感を楽しめるものでした。豚肉も柔らかく、あっさり風味のスープと合っていると思います。

八幡浜ちゃんぽんは、初めて食べたのですが、ものすごく素朴な安心できる味わいでした。この日、汗だくで訪れた八幡浜の町。駅を降りると、潮の香りが漂い、お店まで歩く間に汗だく。ほんのり優しい塩加減が、本当に仕事の疲れを癒してくれるようでした。長年、この町で愛されている味だということが分かる気がしました。

  • ちゃんぽん
  • 具のアップ
  • 麺とスープ

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7位

京都 まなび舎 (今出川、鞍馬口 / ラーメン、食堂)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/08訪問 2012/08/26

唐そばと学長から元気注入!

同志社大の新町キャンパスの近くにあるお店「まなび舎」さんです。この日は、付近をうろうろ、お店の前に「唐そば」と書かれた看板に惹かれてフラっと入店しました。

店舗は、馬馬虎虎の看板が残りますが、もう撤去されていて、その下にかかる「まなび舎」の白いのれんが目印です。民家の1階が食事どころになっているようなお店です。

店内は食堂風で、テーブル席が並びます。厨房の奥には、女子会用の10人ほどは入れそうな部屋が用意されていたりします。

このお店の特徴と言えば、とにかく明るい店長さん(自ら「学長」と名乗られています)でしょう。私がお店に入ると初入店だと分かったのでしょうね。私の前に来て、演説のようにメニュー説明をされます。

メニューは、4つしかないとのこと。メインの唐そば(基本750円)、焼き鳥せせり丼550円、甘口みそ味焼きうどん550円、オホーツク流流氷唐そば(価格分からず)だそうです。

とにかく勢いよく話す学長。唐そばの器を持って、普通サイズ750円とハーフサイズ550円を見せてくれます。唐そばには、無料でライスも付くそう。で、普通サイズは、いわゆる一般のラーメン店で言う大サイズ。かなりでか~い!普通のメニューを出しても、学食などに勝てないから、オリジナリティーのあるメニューで勝負されているそうです。

それと辛さを選べるそうです。×1(幼稚園)、×3(小学3年生)、×5(中学3年生)は値段そのまま。×10(高校3年生)は+50円、×15(大学1回生)は+100円だそう。

またこの日は、なぜだか話しているうちにトッピング+100円を無料にしてくれると。トッピングは生徒会長(超大盛り)、台湾留学(ワンタンメン)、イタリア留学(モッツァレラチーズ入り)、闘魂注入(ニンニク増量)。普段ならどれも+100円だそうです。

この日は、小腹を満たすくらいに考えていたので唐そばのハーフサイズ550円、辛さはおススメと言われた×3(小学3年生)を注文。サービストッピングは台湾留学(ワンタンメン)にしてもらいました。小腹満たすくらいなので、ごはんは遠慮しました。

唐そばが出てきます。鶏ガラベースの醤油スープに、溶き玉子、ニラ、ワンタン、そぼろがたっぷり入っています。ピリ辛そうなちょっと赤い色合いをしています。

スープを飲むと、ピリ辛の鶏ガラ味ですが、ニンニクの旨みが効いていて旨みがあります。ちょっと天理系のラーメンに近い味わいかなと思いましたが、玉子が入っている分、まろやかさもあります。それにスープをすするたびに、そぼろの美味しさが混ざり、とても良い味わいでした。このニンニクは、学長いわく、ニンニクの臭みをとことん抜いた調理法で、臭みがほとんどないそうです。

驚いたことは麺。韓国冷麺などでよく見る、蕎麦入りの韓国麺を使われています。黒々として麺、食感は、表面はツルっとした感じ、食感は、蒟蒻麺をいただいているかのようでした。学長は、スープに自信あり、でも麺とは絡まないんよと言ってましたが、まさしくその通りかな。でもその分、健康的な感じがします。

ワンタンも無料サービスなのにたっぷり入れてくれてました。スープの旨みを吸いこみ、ワンタンを噛むとじわぁ~と、その旨みが口の中に広がります。

なんだかんだと、学長とずいぶん話しこみましたが、平日の昼間などは、学生さんで一杯になるとのこと。このお店の売りは、健康的な唐そばと、愉快でサービス精神たっぷりな学長だと思います。学長との会話を楽しむためには、学生さんがおられないような時間帯を狙うのが良いのかもしれませんね。楽しく元気をもらえる、素晴らしいお店だと思います。

  • 唐そば・ハーフサイズ
  • 麺とスープ
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

小谷食堂 (石清水八幡宮 / 食堂、中華料理、丼)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/08/01

八幡のカレー中華

八幡で昔からカレー中華が有名な食堂の「小谷食堂」さんです。昔、友人に教えていただいたのですが、一度も行かないまま忘れてました。ただ、今年の2月に京都新聞に記事が載っていて思い出し、ずっと行きたいな・・と考えていました。

京都新聞によると、中華そばにカレーを入れたのは常連さんのアイデアとのこと。もう50年余り続く、地元で愛されるカレー中華だそうです。

この日は、プールでトレーニングしていたのですが、突然のゲリラ豪雨に襲われ、夏なのに、身体は冷え冷え。暖まるものを・・と考えたときに、あ・・カレー中華が身体暖まりそうと訪れました。

お店は、京阪の八幡市駅や、石清水八幡宮からもそれほど距離がない場所にあります。お店の隣には、2、3台停めることが出来る駐車場もありました。

店内は、テーブル席と座敷が並びます。店名の通り、大衆食堂らしい雰囲気です。お店はご家族と思われる方々で切盛りされています。

メニューは、丼物と麺類、定食が中心となっています。麺類は、うどん、そば、中華そばがありますが、その中でもやはり「カレー中華」650円だけがおススメメニューとして推されています。麺類は、肉増し+100円、大盛り+200円、濃いめ+200円、替え玉+100円も可能です。

この日は、カレー中華650円+肉増し+100円を注文しました。

カレー中華らしい、カレーの色に染まったスープに、蒲鉾、豚肉、ネギがトッピングされたものが提供されます。

このお店の基本のおダシは、特製かつおと一年以上寝かせた昆布から塩分控えめで作っておられるそうです。その味わいは、その和風なしっとりとした風味に、カレーのピリッとした辛味が効いていています。ただ、その辛味も和風だしも、濃すぎるものではないので、後味は意外とすっきり。何度飲んでも飽きないようなスープとなっています。カレー中華によくあるトロミは控えめなもので、それほど粘性はありません。

麺は、自家製麺だそうです。この麺、低加水の中細ストレート麺で、柔らかめの茹で具合です。このしっとりとした食感が、素朴なもので、スープとの絡みも良く、とても箸が進みます。

豚肉は、肉増しにしたため、意外と多く入っています。蒲鉾も和風ダシとの相性がよく、この一杯に花を添えています。

素朴な昔ながらのカレー中華でしたが、そのスープと、しっとりとした麺がとても美味しく、何度でも食べてみたいなと思える味わいでした。ゲリラ豪雨で冷え切った私の体もしっかり暖まりました。特に冬場には、ほっこり暖まれる美味しさではないかと思います。

  • カレー中華・肉増し
  • 豚肉
  • 麺とスープ

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9位

本家 第一旭 久御山店 (淀、伊勢田、向島 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2012/10訪問 2012/10/23

本家の名に恥じぬ名店。

久御山町には、この「本家 第一旭」と「元祖 第一旭」の二店舗があります。一般的に本家は直営系、元祖はFC店と言われています。ただ、この久御山の本家のお店と、大久保東店は“本家”の暖簾をかかげているのですが、その昔、第一旭のHPに全店リストが載っていた際に、この2店舗は載っていませんでした。

なので、どういう理由かは知りませんが、暖簾分けされて独立店として営業されているお店なのかな?と想像しています。

店舗は、国道1号線沿いの大きめの店舗です。まわりに大型店舗の「横綱」「幸樹」、そして同じく第一旭系の「たかばしラーメン」などが立ち並び大型看板を掲げています。このお店は、その中で建物も老朽化し、看板も小さめで少し地味な外観です。

店内は、テーブルやカウンター席が多くあり、かなりの大人数に対応できそうです。また店内に屋台風のカウンターがあり、漬物取り放題のサービスがあるのもユニークです。

メニューは中華そば(並)650円、厚切りチャーシューのデラックス800円、味噌750円、パイタン麺(豚骨)650円などなど。よくFC店にあるターロー(甘く煮込んだ厚切りチャーシュー入り)は、ありません。あとメニューには書いていないのですが、肉増しは150円アップでしていただけます(厚切りバラ肉のデラックスの肉増しも150円です)。また一品料理、セットメニューも多く充実していました。


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('12/10訪問、メニュー「パイタン麺+肉増し」 味:3.6点)

この日はパイタン麺650円+肉増し150円を注文。

白く濁った豚骨スープのラーメンが出てきます。スープ表面にはゴマが少し浮いています。具は、たっぷりチャーシュー、ネギ、メンマ、モヤシまでは醤油ラーメンと一緒ですが、紅ショウガが少し加わっています。

スープをいただくと、とても優しい感じの豚骨スープです。豚骨の旨みはしっかりしているのですが、下手なくどさや嫌みがなく、とても上品で高レベルなスープだと思います。少し入っているゴマの香りも旨みを増進させるかのようです。

第一旭の豚骨スープと言うとFC店の鉄人が思いつきますが、それに比べると、とても飲みやすいスープで素直に美味しいなと思えます。

麺は、低加水の中細ストレート麺を使用されています。この日初めて気が付いたのですが、この店舗、麺は宝産業さんのものを使用されているんですね。京都らしい、しっとり食感の麺がとても美味しく、優しい豚骨スープとも合っています。

チャーシューは、赤身・脂身のバランスの良いものが、これでもか!!というほど大量に入っています。このボリューム感は、第一旭の中でもトップクラス。麺を食べ終わった後に、チャーシューがゴロゴロと残るくらいの量です。

このパイタン麺は、スープ以外は、京都ラーメンそのもので、京都の豚骨ラーメンとも呼べそうな、安心の一杯だと思います。


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('11/9訪問、メニュー「デラックス+肉増し」 味:3.8点)

この日は、デラックス800円+肉増し150円を注文。

さて、出てきたラーメン。大きめの器です。やや濃い色合いの醤油スープに、圧巻の厚切りバラ肉たっぷり。他の具は、メンマ、ネギ、細めのモヤシとシンプルです。以前、いただいたときはスープに背脂が若干浮いているのが印象的でしたが、この日は、背脂が浮いておらず第一旭らしいスープでした。

スープをいただくと、豚のコクが効いた第一旭らしい豚骨醤油スープ。以前いただいたときは、やや塩分が強い感じがしたのですが、この日は逆に豚骨のコクも醤油味の強さも控えめで、とても飲みやすい感じのスープでした。ただ弱い感じじゃなくて、しっかりとした豚のコクが効いています。

麺は、第一旭らしい低加水の中細ストレート麺。柔らかめの茹で具合で、しっとりとした食感が、いつもながらの安心の味わいです。

そしてチャーシュー。厚さ1cmは、ないものの、それに近いような厚みがあります。それとバラ肉なのですが、脂分をしっかり抜いておられ、柔らかいのに、脂っこさが少なく食べやすいのも好印象。厚みもあるので、この分量が入っていると、かなりのボリューム感を感じます。第一旭のデラックスの中でも、かなり肉のボリューム感が素晴らしい一杯でした。

ラーメンの器も大きめで、全体的に満腹感の強い一杯でした。このお店は、数多くある第一旭の中でも味が良いほうだと思いますので、また訪れてみたいと思います。


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('10/8訪問、メニュー「中華そば+肉増し」 味:3.9点)

この日は、中華そば(並)の肉増しを注文しました。

さて、出てきたのは豪快にネギと、豚肉がたっぷり乗った醤油スープ。これぞ「京都ラーメン!第一旭!」という一品です。食欲をそそられます。見た目は第一旭の寺田店に近いのではないでしょうか。

その他、具にメンマが乗っています。それと少し、第一旭としては、珍しくわずかながらに醤油スープに背脂が浮いていました。

スープを味わうと、少し塩分が強めに出た感じですが、第一旭らしい豚骨のコクと醤油の味わいが楽しめるスープです。背脂の甘みのようなものは、それほど感じず、脂分もそれほど強くは感じませんでした。

この塩気の強さがスープの深みを邪魔しているような気がして、個人的には、トップクラスの第一旭のお店と比べると劣るような気がしましたが、逆に言うと迫力のある直線ストレートなパンチ力あるスープだと思いました。

麺は、伝統の柔らかい中細ストレート。これが本当にスープの旨みを吸いこみます。この麺とスープが昔から味わってきた、第一旭の味の基本なんだなと痛感させられます。

そしてたっぷりの豚肉。これは本当にゴロゴロ出てきます。麺やスープの上だけでなく、麺の中や鉢の底から・・なんというボリューム感でしょう。これぞ第一旭!とうなるような分量でした。

本家を名乗るだけあり、第一旭の基本を押さえた迫力のある京都ラーメンがいただけるお店でした。個人的には、寺田店に近い味わいかなと思いました。これからも伝統の味を守り続けて欲しいお店の一つです。

  • 中華そば(並)+肉増し('10.8)
  • チャーシュー(中華そば('10.8))
  • 麺とスープ(中華そば('10.8))

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10位

つたや (伊勢市、宇治山田 / うどん、そば、食堂)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/12訪問 2012/12/26

上品な魚介+甘み

伊勢市駅から、少し離れた住宅地の中にある伊勢うどんのお店「つたや」さんです。

お店は、一軒家で営業されておられます。お店の前に駐車場を確保されておられ、数台停められるようになっています。

店内は大衆食堂風で、テーブル席と座敷があります。接客も庶民的なのですが、とても丁寧な感じなのが好印象でした。

メニューは、伊勢うどん、(伊勢うどんではない)うどん、そば、きしめん、ラーメン、丼ぶり、ライスライス、カレーライス、チャーハンなどがあります。伊勢うどんは普通のものが450円、その他、かやく、きつね、玉子、月見、焼豚、山かけ、にしんがありました。

この日は、おススメと書かれていた焼豚伊勢うどん600円を注文しました。

出て来た伊勢うどんは、麺の量は少なめ、そこに醤油ダレがかけられており、鉢一杯に焼豚、そこにネギが乗せられています。

うどんは、伊勢うどんにしては細め。大阪や讃岐のうどんで見るくらいの太さです。最初から、タレがしっかりかかっています。その食感は、伊勢うどんというより、関西でいただく普通のおうどんくらいのコシがあり、関西人にも抵抗なくいただけそうな食感です。

それと、このお店の醤油ダレ、ほんのりと甘く、それと魚介系の節からおだしを取っておられると思うのですが、そのまろやかな風味が効いていて、とても奥深いです。醤油も濃すぎず、絶妙の味わい、かなり高レベルな美味しさでした。

焼豚は、バラ肉でやや厚切りに切られています。その奥深い醤油ダレで味つけられています。脂分もそれなりに抜かれているので、食べやすく、食感もしっかりしており、本格的な焼豚でした。

この日、最後に訪れた「つたや」さん。伊勢うどんとしてイメージする極太麺、濃厚なたまり醤油とは、少し異なりましたが、とても上品な味わいの醤油ダレがとても良かったです。醤油ダレだけでなく、うどん、焼豚との一体感も良く、とても完成された一杯という印象でした。一杯の麺の量は、それほど多くありませんが、逆に食べ歩きたいと言う方には、良いお店のように思いました。

  • 焼豚伊勢うどん
  • うどんのアップ
  • 焼豚

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