あくまでも個人的に振り返っての、今思いついた所感程度である。
平成31年4月30日。
平成最後の日である。
平成の世の中、いくつもの不幸な自然災害、大きな事件等に見舞われたが、戦争はなかった。と言われる。
しかし、昭和の時代を20年以上生きてきた者として、平成の戦争を考えた場合、元年の湾岸戦争に始まって、世界では幾多の戦争が起きていた。
日本が参戦した戦争はないが、国際社会の中で参加した戦争はあったと思う。
国と国の戦争が、国民にとっての一番の不幸かどうかの論議は別にして、「戦争」と名が付く他の不幸もあったと思う。
例えば、「受験戦争」「交通戦争」など、平成初期の頃は、そういう形容もあったと思う。
「情報戦争」「IT戦争」などは今でも死語ではないだろう。
人と人の「争い」は人間1人では起き得ない。
2人以上の複数の人間の存在で初めて起こる。
逆説的に言えば、「争い」は1人の人間で起こすコトができる。
さらなる逆説的に言えば、「争い」は1人の人間で堪えるコトができ得る。
そういうモノだと思う。
人間1人の心の在り方だと思う。
来る「令和」の世、幸多かれと願う。
(文責:京夏終空、2019.4.30、池袋の片隅で。)