グルマンじゅんさんのマイ★ベストレストラン 2015

昭和58年・オテル・ド・クリヨンの厨房風景。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2015年のマイベストレストランは、食べログを始める目的となった
フランス料理を1位から6位までにしました。

1位の「パッション」は開店した当時は新しいイメージでしたが現在では
フランス料理のクラシックの風格さえ出て来ました。

2位の「ラ・ブランシュ」はオーナーシェフの田代さんと給仕長の岡部さん
のコンビは他の追随を許しません。接客のみなら1位でもよい位です。

3位の「ラシェットブランシュ」は三田「コート・ドール」で長い間働いた
人の店で、今は少なくなったオーソドックスな料理を食べられます。

4位の「ル・ブルギニヨン」は、頑張ってフランス料理の神髄であると
思っている内臓料理を毎日2種類位は用意しているので、違った意味で
フランス料理の本質を味わう事が出来ます。

5位の「ブラッスリー・グー」は、高級フランス料理ではないですが
2品で¥2900の設定はリーズナブルで、レストラン料理ではない
フランス惣菜的料理が楽しめます。

6位の「シラノ・ド・ベルジュラック」は5位の「ブラッスリー・グー」
と同じ感じで、¥2000台で2品のフランス料理の惣菜的な物が楽しめ
ます。
 
7位は南アジア料理でも珍しい、インドはガルワール地方の料理の店を
入れました。ガルワール地方はガンジス川の源流の地区で今まで食べた
事のない、インド料理でした。

8位は同じ南アジア料理のなかで、西新井のベンガル料理の店「エパレット」
を選んでみました。こちらは接客もすこぶる良いです。

9位は、大好きなネパール料理の中で特に印象に残った新大久保の「ラトバレ」
を入れました。12月21日の開店ですが、本当のネパール家庭料理で凄く印象
に残りました・・これから名店になる予感がします。

10位は、レビュー中心がフランス料理以外には「南アジア」,「ラーメン」
「大衆食堂」,「立ち食い蕎麦」と、しているので県央は上尾市の印象に
残った煮干しラーメンの店「よしかわ」を選んでみました。

マイ★ベストレストラン

1位

レストラン・パッション (代官山、中目黒、恵比寿 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/02訪問 2020/11/24

やはり素晴らしかった代官山の「パッション」。

渋谷区代官山はお洒落な街です・・いまさらではありますが本当に
軒が低い建物が並んでいて旧山手通りは空が広く感じます。その中の
「ヒルサイドテラス」は半地下の作りで低層の建物、少なくとも築が
30年以上は経っているのに、古さは微塵も感じられませんです。

都内の建物が、このヒルサイドテラスレベルなら本当に素敵な街だと
思うのですが中々そうも行きませんね!

そのヒルサイドテラスの1番槍が先寄りの建物に「パッション」は
あって、歩道近くにある店の看板を見ただけで心がときめきます♪

階段を下りて、半地下のスペースに近ずくと白いコックコートに
背の高い帽子を被った、アンドレ・パッション氏に出迎えられます。
重厚なドアを開けると、そこは前室、ここでコートや荷物を預けて
さらに厚いドアを開けると、そこには別天地のレストランフロアが
広がります。奥の方には600年以上前の暖炉が、薪を燃料として
赤々と炎を上げてます。

アンドレ・パッション氏は1944年、フランスはイル・ド・フランス
地方生まれの70才、2人の御子息も系列店のル・プティ・ブドン
お兄さん、こちらのパッションでは弟さんが働いてまして、ビジュアルは
そっくりです。パッション氏は料理人歴55年、初来日は1970年の
大阪万国博覧会の某レストランのシェフとしてで、その後は六本木に
「イル・ド・フランス」を開店、1984年に「パッション」を開店して
1998には近くの鉢山町に「ル・プティ・ブドン」を開店して現在に
いたります。

2月の平日に連れと2人で行きました、初めて行ったのが平成5年、最後が
平成19年だから今回は約8年ぶり・・以前はメートルが同じ職場出身だった
ので15回以上は行ってます、現在のメートルは勤続20年以上です。
フランス料理店は料理人もサービスマンも人の入れ替わりが頻繁なのですが
ギャルソンの勤続が長い店は必ずと言ってよい程、良店です。

例としてコート・ドールの松下氏(勤続20年位)、青山学院裏に店がある
ラ・ブランシュが開店以来28年間、メートルの岡部氏は変わってません。
良店とも評価は4点を超えてますが、料理もさることながら、サービスが店の
評価に影響する良い例だと思います。

さて、パッションですが行った日は極寒の雨降りで19:00頃に入店したの
ですが先客が4組12名、我々2人で5組14名、この後に来た客は居なかった
ので全部で14名は平日にしては入っている方です。

メニューは、最初のページにア・ラカ・ルト、2,3ページはコースで値段は
¥8700、¥10800、¥14400、¥18700で、¥10800が
何品かにプラス料金もあるプリフィックススタイル、他の3つはフィックス
されています。コースと行ってもアラカルトの料理を組み合わせているので
どちらを食べても殆ど同じ内容の物が食べられる訳です。

¥10800のコースに決めてから、最初にメインディッシュを選びます・・
テーブルが暖炉の目の前という良い席を用意してくれたので、熾火の熾きで
グリルしている、牛肉や仔羊、チェーンで駆動している串を回しながら鴨を
丸ごと1羽焼いている・・注文のコースに今シーズン最後になるであろう
真鴨ローストを追加料金1人あたり¥2500支払って、メインに組み入れ
ました(料金はすべて税込です)。

以下は食べた物と飲んだ物です。

アミューズ1・豚肉のゼリー寄せと、烏賊墨&ブラックオリーブのサブレ。

アミューズ2・鯖と新玉葱のマリネ、赤大根のピュレとクリーム仕立て。

前菜1(私)・アボガドのクリーム和えのスモークサーモン巻。

前菜1(連れ)・エスカルゴ、豚足、ソーセージ、チョリソー等の和え物。

前菜2(2人とも同じ)・フォアグラのテリーヌ、オペラ仕立て。

肉料理(2人とも同じ)・真鴨の1羽丸ごとの暖炉焼きのシェア。

フロマージュ・4種類盛り合わせ(エポワーズ、リバロ、ロックフォール
        セミハードタイプ、名前失念)コース外で¥2800

デセール(2人とも同じ)・イチゴのビスキュイ仕立てと、カシスのソルベ

プティフール・ガレットブルトンヌ、シュー、マカデミアナッツのチョコレート
       包み、ホワイトチョコレート、シガール(ラングドシャ)等々・・

コーヒー(レギュラードリップ)

酒類

・グラスシャンパン(¥2000)
フィリップゴネ・http://vinorum.jp/products/%E3%82%B4%E3%83%8D

・フルボトル赤ワイン(¥8000)
ラングドッグ、モンチュス(Montus)2007

・ポートワイン(¥2100)
フォンセカ トウニー10年

・マデラワイン(¥1400)
マルヴェジア(MALVASIA)

まずは最初に、料理、所作など、サービス、店内雰囲気含めてすべてが完璧です。
最初のシャンパンは「ゴネ」でしたが、柔らかな発砲感でBRUTながら僅かな
甘味も感じる秀逸な物でした、シャンパンクープの形状もあってか量がかなり
あって、お得なかんじさえしました。これに添えられたアミューズは定番である
豚肉のゼリー寄せ、珍しかったのが烏賊墨とブラックオリーブをペーストにして
混ぜて、サブレに塗った物・・目から鱗的な旨さです♪

アミューズ2品目は、鯖と新玉葱のマリネと赤大根のピュレとクリームにコンソメ
ゼリーを乗せて、上にスナップエンドウの輪切りが乗せたもの。鯖は脂の乗りも良く
新玉葱は春を感じます、赤大根のほうはスープの「パリソワール」を彷彿させる物
でした。スターターはアミューズ1を含めて4品で、こらから始まる前菜や肉料理
への期待感がいやがおうにも高まりますね。

前菜は私はクリームで合えたアボガドをスモークサーモンで巻いたもので確かに
アボガドの青臭さを感じながらも、それにぶつけるように薫香が強めなサーモン
なので食べ応えがありました、添えられたグリーンアスパラガスも絶妙な茹で方
で旨かったです。

連れのエスカルゴ、豚足、ソーセージ(腸には詰めていない)、辛いサラミの
チョリソーを合えて上から玉葱のフライをタップリかけた物・・フランス料理的
ではなかったけれど、前菜の時から抜栓した「ラングドッグの赤、モンチュス」
との相性は良かったです。

選んだワインですが、ボルドーにも良い物がたくさんあったのですが、オーナー
の出身地である、イル・ド・フランスのラングドッグ、ルーションにCP良しで
品質もボルドーに負けないのが揃っているの勧めに従って、選んだワインです。
通常のフランス南西のワイン程は強くなくて少し「ブルゴーニュ」のピノの
テイストも感じる良いワインでした(ピノノアールは使ってませんが・・)。

コースの本来は前菜→魚→肉料理だったのですが、前菜のフォアグラが気に
なったので魚料理と差し替えてもらいました・・フレキシブルな対応です。

選んだ前菜2皿目のフォアグラのテリーヌ、オペラ仕立て・・ガラスの皿に
盛られてきたのですが、最初は別のテーブルのデザートかと思った位で長方形
にカットされたテリーヌは正に御菓子・・ですが、ナイフを入れると、ぎっしり
気泡もなく詰まったフォアグラテリーヌは最初は固い位ですが、室温に馴染んで
くると柔らかになりました、マーマレード等の甘いものとブリオッシュのトースト
と一緒に食べるも良いし、そのまま口中に入れて舌の上でフォアグラの脂肪が
溶けるのを楽しむもよしで久々に食べた伝統的な酒を練り込んだ、どっしりした
テリーヌでした・・甘いワインが欲しくなりました♪

真鴨1羽丸ごとの暖炉焼きは遠火でゆったりと焼くので45分かかって中身を
落ちつかせるために15分、1時間は必要なので前菜1を食べ始めた頃から
ローストしていました。焼き上がった鴨を一度、プレゼンテーションしてから
客前でのゲリドンサービスです・・ダックプレスこそは使いませんでしたが
最近はあんまり見ないサービススタイルで、私自身は30年ぶり位です!!
鴨の質が絶品な事が前提で、スマートにトランシェをするギャルソンは素敵
です・・連れが惚れちゃいそうと言ってました♪

胸肉、腿肉、手羽元、その他骨際の肉が2人前でもタップリあって凄いです。
塩をしっかりしてあるので、最初はソースなしでのお奨めだったので食べたら
得も言えない・・陶酔するような旨さ、暖炉が本物の薪を使っているので炭火
ともまた違う香ばしさの味です、半分食べたら伝統的な茶色のソース、推測
ですが、甘い酒に、おろした鴨の骨などからとった血液や髄液の入ったソース
のようです、酸味もあります。最後はフィンガーボールも出て来たので骨まで
しゃぶりつくしました・・あ~~~旨かった♫

少し休憩してから、ワゴンサービスのチーズを4種類選択、ウオッシュタイプは
エポワーズとリバロ、青かびタイプはロックフォール、あとはセミハードタイプ
を1種ですが名前を失念・・これらに合わせるのは大好きなポートワインです。
フォンセカのルビーポートではない琥珀色の物ですが、ウオッシュや青かびの
チーズには、これ以上の相性はないです、アルコール度数20℃・・連れが飲んだ
ポルトガル領,マデラ島のワインも中々良かったです。こちららはアルコール19℃。

デザートは苺のビスキュイ仕立てとカシスのソルベで、皿が大きくて食べきれなそう
に思いましたが、ビスキュイが軽くてすんなりと腹に収まってしまいました。

最後のコーヒー、エスプレッソではなくてレギュラーコーヒーを頼んだのですが
マシーンではない、泡の立ってない丁寧に入れた濃い目のコーヒーです、添えられた
砂糖とクリームの入れ物も、銀メッキされた立派なもので、最後の、コーヒーと
クリーム類の入れ物にがっかりすることが多いのですが、こちらは最後まで完璧
でした、そしてワゴンサービスで好きな数だけ選べる「小菓子」・・私は満腹なのに
シュー、ガレットブルトンヌ、マカデミアナッツのチョコレートを頂きました。

最初の出迎え、着席の際の振る舞い、ドリンクの選択、メニュー内容、料理の美味しさ
チーズ、デザート、トイレへの案内、人が見えなくなるまでの見送り・・全て完璧です。

更には、どこぞの有名レストランのように予約が取りにくい事で繁盛を装う店が見受け
られますが、そういった事とは無縁です・・普通に電話予約で席さえあれば予約出来ます。
紹介者が初回は必要などの麻布の某店のような面倒な事もないです、レストランは本来は
こうあるべきの見本のようなフランス料理店です。ごちそうさまでした!!

  • トランシェ・3
  • ラングドッグの赤ワイン
  • シャンパン

もっと見る

2位

ラ・ブランシュ (表参道、渋谷 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.9
    • | 酒・ドリンク 4.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/09訪問 2020/11/24

青山学院大学前の地で30年の老舗フランス料理店、給仕人は開店以来から同じ「岡部盛満氏」です。

青山の喧騒を離れて暗くて静かな青山学院大学西門前の通りに目立たず
こじんまりとしたビルの2階で営業しています。開店してから29年半
が経過したので30年目と言う事になりまして、来年の2月で丸30年
になります。

この間に数多のフランス料理店が開店しては閉店していったことですが
こちらは食べログ等のメディアが広まる以前から、良質で誠実な仏国の
料理を安定して供しています。

店主であり、作り手でもある田代和久氏はオーナーであるので開店から
いるのはある意味、当たり前とも言えますが、これとて店名を変えずに
オーナーチェンジをする店も多い中、最近は珍しくなって来ました。

もっと奇跡なのは開店と同時に、店主とコンビを組んでいる給仕長の
岡部盛満さんの存在です。料理が素晴らしいだけでも凄い事なのですが
彼のサービスは本当に素晴らしいです・・・言葉でも文章でも表現は
出来ませんです。100%美味しい料理が150%の美味しさになる・・

少し曖昧ですが、そんなイメージです。この日も12年ぶりに連れと
2人でお邪魔しましたが、私の顔と名前で覚えていてくれて、すぐに
打ち解けました。

彼が言ってましたが、店休が月に6日、年末と夏に2週間ずつの休暇
がありますが、それ以外では突発で休んだ事はないそう・・店が営業
していれば岡部さんは必ず店に出ていると言う事です、30年間!!

夜のメニューを見ると、七千円、一万円の料金は変わってません。
前者はアミューズ、前菜と肉料理が、3品から1品選択でして
魚料理はおまかせ、魚と肉の間にグラニテ、アバンデセール、デセール
小菓子、珈琲(紅茶)の内容で、最後にハーブティが出ます。
後者は全品がお任せですが、前菜が2品になって魚&肉もバリエーション
が増えて、おまかせとは言う物の、給仕長と相談して食べたい物を決めて
いるようでした(他のテーブルで・・)。

注文は7千円のコースにしました、以下は食べた物、飲んだ物2人で。

料理

アミューズ

・こだわり玉葱のスープ、フォアグラ入りと、玉葱のタルト(2人共通)

最初のパン

・パン・ド・カンパーニュに豚肉のリエット

前菜

・こだわり夏野菜のガスパチョ仕立て(私)
・いわしとじゃがいものテリーヌ仕立て、トリュフ風味(連れ)

2回目のパン

・アーモンンド風味のプティバルと豚肉のリエット

魚料理

・パリパリのジャガイモの衣をまとった、まな鰹のポアレ(2人共通)

口直しグラニテ

・八角風味のグラニテ

肉料理

・和牛らんぷ肉のステーキ(私)
・鴨肉コンフィのパイ包み焼き、エピス風味(連れ)

フロマージュ(コースに追加、1人前を2人でシェア)

・ウオッシュ2品(グラッパで洗った物、ビールで洗った物)
・ロックフォール、蜂蜜添え

アヴァンデセール

・パイナップルのシャーベットと青汁

デセール

・バナナと牛乳を使ったスープ仕立て、アーモンドチュイル添え(私)
・ブラマンジェと濃厚キャラメルとチョコレートのアイスクリーム(連れ)

小菓子と飲み物

・クレームブリュレとクッキー&コーヒー、最後にミントのハーブティ

ワイン

・GHマーム・コルドンルージュNVをグラスで(シャンパーニュ、1600×2)
・シャトーヌフ デュ パプ2010(フルボトル、¥9800)
・ソーテルヌ(ビンテージ等を聞き忘れ、¥1700×2)

以上ですが、これで1番安価な¥7000のコースですが量も質も大満足
です。本当に素晴らしい!!!
先ずはアミューズでノックアウトしました、玉葱風味のクリームスープに
丁寧に調理された、小さなフォアグラを浮かばせてまして理にかなった
調理、もう1品は見た目はお菓子のタルトですが、使っているのは玉葱
です。パン・ド・カンパーニュと豚肉のリエットと共にシャンパンを
飲むと陶酔の世界です。GHマームは久しぶりに飲みましたが少しコクが
あって、また違った美味しさに感じました。

ワインはローヌの物が5種類リストに乗っていたので中からシャトーヌフ
デ パぺの2010年にしまして、前菜前に抜栓してテースティングを
しましたが当り年で、抜栓すぐに香り立つ秀逸品で肉料理まで変わらずに
美味しく頂けました。このワインは13種類の葡萄を使用することが
認められていて、このボトルは、グルナッシュとシラーのブレンドでした。
酒屋さん売りで¥5300位なので、¥9800の値付けは良心的とも
言えます・・グランメゾンやホテルでは¥14000の値付けもあります。

前菜は私は「こだわり夏野菜のガスパチョ仕立て」ですが、野菜は茄子
セロリ、胡瓜、トマトなどを推定ですが蒸し煮して冷ましてからガスパチョ
に浮かべたイメージです。

ガスパチョと言っても、スープがトマト色していないで、澄んでいるのに
トマトの風味はタップリあります・・これは丁寧に「トマト水」を使用
しているためかと思います、トマト水はトマトの水分をじっくり抽出した
物で、フランス料理の技法のひとつです。トマトは旨味成分があるので
出汁的に使える訳です。夏野菜の味は濃いし、エピスの風味が東洋的な
仕上がりになってました。

前菜からは2品目のパンで、全粒粉のパンにアーモンド粉を練り込んだ
物で温めではなくて焼きたてです・・これは本気で旨いですヽ(^。^)ノ
同じく豚肉のリエットで頂きました。

連れが食べた「いわしとじゃがいものテリーヌ仕立て、トリュフ風味」は
私は過去に何回か食べた事があるので、1口味見しましたが変っていない
素朴な素材で作ってはいますが、仕上げに刻んだトリュフをふんだんに
かけてあるので豪華な1品になってます。添えられた鰯のスープも以外な
味でクリームの中に僅かな鰯香があって初めての人は少し戸惑うかもですが
乳製品と鰯は相性が良いですね♪

魚料理は共通で、まな鰹にジャガイモの衣をつけてポアレにする手法でして
主役の魚が良質で衣がじゃがいもになる事で違った旨さになります。付け合せ
は各種野菜と小型のブルターニュ産のムール貝で、このムール貝にはエスカルゴ
バターで仕上げてあって、大蒜と香草の香が何とも言えないです。まな鰹は塩
のみの味付で調理としてはシンプルでした。

魚料理とメインの間のグラニテは中国を感じさせる「八角風味」・・・これは
以外で連れも私も大感激で、メインに入る準備が出来ました、この辺りまで
拘って手を抜かないのは、さすがですね。

メインに入ります・・選択肢は4品あったのですが豚肉が終ってしまって和牛
らんぷ肉、鴨コンフィのパイ包み焼き、サーモンの瞬間燻製ポワレからの選択
となりました、連れが鴨のコンフィを希望したので、私は残り2種類ですが
サーモンを選ぶと2種類が魚になってしまうので、牛らんぷ肉のステーキに
しました・・サーモンの瞬間燻製ポワレも気にはなったのですがね・・(^_^;)

和牛らんぷ肉は、肉そのものが美味しいので色々といじらずにステーキで焼きは
ミディアムレア、ソースは赤ワインを煮詰めた酸味の強い物で頂きました。
赤身の少し熟成して和牛肉は本気で旨いです♪ 付け合せは各種野菜のグリルと
葡萄、イチジク、プルーンのグリルが添えられていました・・この果実のグリル
は牛肉と相性が良くて素晴らしい仕上がりになっていました♪

鴨のコンフィのパイ包み焼きは1口味見ですが、1人前づつ丸型のパイに包んで
オーブンで焼いてありました、中身の鴨肉コンフィはほぐしてからパイ生地に
包んであるので、通常の鴨のコンフィとは少し違ってましたが鴨肉が美味しいのは
変らないです。付け合せは和牛と同じでフルーツのグリルが乗ってました。ソ-ス
は牛肉に使用した物とは少し違ったイメージでした。

チーズを追加する事にしまして1人前3種類盛り合わせを2人でシェアしました。
内容はウオッシュが2種類で、イタリア産のグラッパで洗った物でこちらは熟成の
若い白いタイプで、もう1種類は珍しくて、フランスのアルザス産のビールで洗った
物で苦味が感じるウオッシュは初めて食べました。2品とも名前を聞きましたが
失念しました。青かびは定番の、ロックフォールに蜂蜜で今更ながら青かびチーズ
と蜂蜜の相性の良さを感じました。

合わせたワインは、これまた定番の極甘口の「ソーテルヌ」にしました杏子の風味
を少し感じるイメージで、ポートワインと共にチーズには欠かせないワインです。

デセール前のアヴァンデセールは「パイナップップルのシャーベットと青汁」でした。
青汁と若いサービス人は行ってましたが確かに、青汁としか表現のしようがありま
せんです。

デセールは私は前出の岡部さんの口頭での説明になるので料理名ではないです。
私は「バナナを牛乳で煮てから冷やして、アーモンドチュイル添えた物」でして
連れは「ブラマンジェ、キャラメルとチョコレートのアイスクリーム盛り合わせ」
でした。バナナと牛乳は少しのバニラ風味があって美味しく頂けました、サッパリ
しています。キャラメルアイスを1口味見しましたが、かなり苦味走った物で
料理の後には良いデザートだと思いました。

最後に珈琲ですが、これに付く小菓子は焼菓子類が多い中で、こちらは少量ですが
珈琲風味のクレームブリュレとクッキーでした・・このブリュレが旨いんだなぁ♫

最後はミント風味のハーブティで終わりです・・このハーブティもフルサイズでは
なくて小さなカップでのサーブなので珈琲を飲んだ後では調度良い量でした。

気が付けば22:30近くなって3時間半が過ぎようとしています・・青山学院大学
前の通りは同じ青山でも外苑前、表参道、骨董通りと比べて静かですが穴場の店が
ある事では間違いないです。青山通りに出ると国連大学があったりして、この辺りの
国道246は静かです。渋谷駅まで歩くと宮益坂下は若物の喧騒がたっぷりです・・

ラ・ブランシュ・・本当に素晴らしいフランス料理の店です、今時の流行である
創作フランス料理とは無縁で、地道に無骨にフランスを表現していて、やっぱり
大好きなレストランです。予約も食べログベスト100、9月14日現在での
総合評価は「4.28」付けてますが、メールで予約だとか紹介者が必要だとかの
排他的な所は一切ないです・・普通に電話で予約して空いていれば予約出来ます。
そして、グランメゾンは別として、レストランの本来の姿でもあると思いました!

充実したディナーを田代シフェ、岡部さん、若手給仕人2人のおかげで過ごせました
本当にありがとうございました。

  • いわしとじゃがいものテルーヌ仕立て、トリュフ風味。
  • シャトーヌフ・デ・パぺの2010
  • 和牛らんぷ肉のステーキ

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3位

ラシェット・ブランシュ (白金高輪、広尾 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/07訪問 2020/11/24

コート・ドールの斎須氏に薫陶受けたシェフの店、穏やかな雰囲気でクラッシックフレンチを堪能出来ます♪

港区白金は渋谷川にかかる四ノ橋を渡った商店街の入口近辺にあります。
店の外観は喫茶店見たいで地味ですが、三田ハウスのコート・ドールで
働いていた方が15年位前に独立した店です。この辺りは白金にしては
少し庶民的な所もあって、インド料理の白金カレービストロ Zもあります。

ずば抜けた人気店とでは良い意味で、違いますが食べログべスト1000
に入っている位に安定した人気があります。予約も流行りのホームページ
からメールを入れろとか、初回は紹介者がなければ受け付けない・・なんて
事はないです。

席数は14席しかないですが、当日電話で席が空いていれば予約を速やかに
受け付けてくれます。電話応対も抜群ですね♪ そしてこれが本来の飲食店
の姿勢だと思います。

店名のラシェットブランシュは直訳で白い皿でして、料理のサービスに使用
している皿は飾り皿を含めて全部が真っ白な皿に統一しています。ここが
出身店のコート・ドールと同じ所です。

店内の席の配置は入って右側が食事スペース、左が厨房になっていて、真四角
の3人座れるテープルが右手前に2卓、左側奥に2人がけテープルが4卓あり
まして、こちらは人数によって、テーブルを付けたりして対応しています。

先客は2人客、3人客が2組、我々2人で3組目、後から2人組が入ってきて
この日は4組9人で、結果的に私達2人が最後まで店に居ました。

席に付いてメニューを見ます・・・お任せのコースが税別で¥6500、こちらは
前菜2品、魚料理、肉料理、デザート、コーヒーか紅茶の内容、後はアラカルトで
前菜は豊富、魚は1種類、肉料理は牛の頬肉、豚肉、鴨、小鳩とありました。

価格は前菜が¥1700から¥3100、メインディッシュが¥2700から
¥4100で、アラカルトは皿数によってはシェアも可能との事なので、前菜が
2皿、魚料理、肉料理の合計4皿をすべてシェアすることにしました。料理の説明
もシステムもわかりやすく説明をしてくれる、メートルは凄く感じがよくて
このようなサービスをする店の料理は絶対に美味しいはずです。

以下は食べた物と飲んだ酒類です。

アミューズ

・豚肉のリエット

前菜1

・フォアグラテリーヌ、仔うさぎ、いんげんのコンソメゼリーがけ(¥2400)

前菜2

・穴子のポワレと焼き茄子のピューレ(¥2300)

魚料理

・イサキのポワレ黒オリーブソース(¥2700)

肉料理

・ランド産の小鳩一羽のロースト(¥4100)

フロマージュ

・コンテ(ハードタイプ)、青かび(オーベルニュ産)、ウオッシュタイプ
 (エポワーズ)の3点盛り(¥760)

飲み物

・レギュラーコーヒー(¥480×2=¥960)

酒類

・ゲヴェルツトラミネール2011(白ワイン、ハーフ¥3040)

・シャトージョアナン ベコ2009(ボルドー 、AOCコート・ド・カスティヨン
                赤ワインハーフ、メルロ75% \3600)

・グラス白ワイン(シャルドネ、銘柄は失念 ¥760)

・グラス甘口ワイン(バニュルス2000、酒精強化ルーション産 \1150)


ゲヴェルツトラミネールが適温になるのを待って、最初はアミューズとパン
が運ばれて来ました。パンはバゲットでキチンと温められてまして無塩バター
が添えられてました。アミューズはスライスしたバゲットに豚肉のリエット
を乗せた物で、玉葱のペーストが乗ってました。これに合わせた、アルザス
のゲヴェルツトラミネール・・このワインは2003年に飲んで以来で12
年ぶりです。
味のイメージとしては甘口のニュアンスはあるのですが甘口ワインではない
絶妙な味なんです・・香りは「ライチ」のようで葡萄なのにライチがかなり
強い感じでした。このワイン・・ずっと飲みたかったんだ♫

前菜1皿目は冷前菜で、フォアグラのテリーヌと仔ウサギ肉をダイスにカット
して茹でた隠元を添えて、上からコンソメゼリーをかけまわした物です。
これは本当に解り易い料理で、美味しい物を皿にちりばめたようです・・
フォアグラの名産地は「ストラスブール」、ゲヴェルツトラミネールは
「アルザス」なので相性は抜群です、久しぶりに食べた、ポワレではない
テリーヌ仕様のフォアグラは満足できました。

前菜2品目は温製で、意表をついて穴子のポワレです。穴子と言えば日本では
寿司種が多いですが、フランス人が鰻をポアレなどで食べるように穴子も
そんなスタイルで頂きました、ポアレした穴子で焼きナスのピュレを挟む・・
この焼きナスのピュレが、北インド料理の「ベイガンバルタ」を彷彿させる
物でした。茄子の身の「ラぺ」も良いアクセントになってました。

ここでゲヴェルツトが無くなったので、私のみグラス白ワインを頂きます。
赤ワインのジョアナン ベコはメインの仔鳩までとっておきたかったからの
注文です。葡萄品種はシャルドネで一般的にイメージする辛口白ワインで
3皿目の魚料理に良く合います♫

その魚料理はイサキで皮目をカリカリに焼いてあって、身にもしっかりと
火が通ってます、これが焼き切る・・と、言うやつで焼き過ぎではなくて
絶妙な火入れでシェフの技術が映えます。ソースは肉に使う茶色のソース
ですがベースは当然、肉類ではないです。黒オリーブを細かくしてソース
の中に入れてました。付け合せはブロッコリーのバターソテーのみと実に
シンプルです。

魚を食べ終った所で抜栓してあった、シャトージョアサン ベコ2009を
テースティングしました。独特のメルローの香が、かなり立ってきて店内
にも香る位の芳香です・・これは素晴らしいワインだ!! それと最近は
カベルネ系統ばかり飲んでいたのですが久しぶりのメルローは何とも言え
ない良さを感じました。

4皿目の肉料理は仔鳩一羽丸ごとのロースト、焼き上がった後に2皿に分け
てあります・・骨から内臓までつけてのローストなので、これが不味い訳が
ないです、凄い料理です♪ おろした胸肉、骨付の腿肉、手羽、胸肉を捌いた
後の骨際に残った肉、内臓は肝臓、腎臓、砂肝・・骨をしゃぶる旨さは陶酔
するような鳩のローストでした、フィンガーボールを使って完食です!!
因みに鳩は連れの大好物なのです。

赤ワインもなくなったので、次はチーズを1皿2人でシェアと決めていた
ので甘口赤ワインで、ポートの有無を聞いたのですが、ポートの代わりに
バニュルスがあるとの事なのでお願いしました・・スペイン国境に近い地区
のルーションで作られる物で干し葡萄状態の葡萄から作られる酒精強化ワイン
です。ポートワインとは少しニュアンスが違いますがチーズには良く合う
事でしょう!!

そのチーズは青かびがフロムダンベールが作られている「ブルターニュ産」の
物でした・・酪農が盛んなところでチーズも豊富、羊、山羊、牛の乳から
色々なチーズが生産されてます、この青かびの塩気と甘口ワインはベストの
相性です、餡子と塩が合うのと同じイメージです。

ハードタイプは「コンテ」で無難に、ウオッシュタイプは「エポワーズ」
です・・この発酵具合はくさやとも古漬けの大根とも表現されるほどの
強烈なにおいで日本人には理解している人は少ないです・・これも大手
メーカーのプロセスチーズで育っているので止むを得ない気がしましが
苦手意識を持たずに是非とも食べて欲しいです。チーズはフランス人が
おしんこのように常食しているので、文化の違いが経験できます!!
それと、最近ハマっている南アジア料理の「アチャール」も同じなんです。

最後のコーヒーも豆は挽き立てで、マシーンで入れるタイプで泡もたって
なくて香よくて美味しく頂けました。

大変に満足した料理でした、ともすれば創作が多くなって来たフランス
料理ですが、こちらの料理は平成の初め位に確立された、スタイルで
今では少なくなってますが三田コート・ドール、渋谷ラ・ブランシュ
六本木ブーケ・ド・フランス等が踏襲しています。

会計は2人で¥23515で、これだけ痒い所に手が届くような素敵な
サービスなのにサービス料はありません・・会計伝票は多くのフレンチ
レストランがフランス語で書く中、こちらは日本語で書いてあります。
この店の出身店の「コート・ドール」も同じく日本語表記です、日本人
が書いて日本人に渡すのだから日本語が最適なはずなんですね。
もちろん、フランス人の時はフランス語表記で書いてあります・・・

ともあれ、全てにおいて満足したフランス料理は久しぶりな気がしました。
本当に満足です、ごちそうさまでした。

  • ゲヴェルツトラミネールのハーフボトル2011 
  • 店内風景
  • 店の入り口

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4位

ル・ブルギニオン (六本木、麻布十番、広尾 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/10訪問 2020/11/24

骨太なフランス料理が堪能出来る西麻布の名店、名物は「アバ」と呼ばれている内臓料理です! 1700件レビュー達成♫

六本木はテレビ朝日通りの、六本木ヒルズの通りを挟んだ斜め向にある
2000年開店のフランス料理店です。この度、1700レビューを
迎えました、今まで読んで頂いた、マイレビュワーの皆さん有り難う
ございました。節目として、初志であった「フランス料理」を真面目
にレビューしたいと思います。長文ですが読んでもらえると有難いです♪

こららのオーナーシェフである菊池氏は数多くのフランス料店で働いた後に
15年前に独立、 爾来順調な客入りで「食べログ」で話題になってからは
益々、その人気度に拍車がかかりました。
この菊池氏の元からは2年半位前に「ス-シェフ」が、目白の学習院近くに
ル・ヴァンキャトルをオープンして、こちらも人気店になっています。

勿論、料理の完成度の素晴らしさ、秀逸なサービスや品揃えの豊富なワイン
類は目を見張る物があります。

そろそろ秋の気配を感じる10月初めに連れと2人で10年ぶりにお邪魔
しました。店はホールに18人、店内奥には4人が入れる個室風のスペース
があって合計で22人入れますが、この日は満席でした。

2人用のテーブルは少し狭めですが、居心地は良いです・・ホール18人が
醸しだす談笑や、さんざめきは本当に美味しいフランス料理を食べようと
思って来ている客が殆どです、素晴らしい雰囲気です!

メニューは魅力的です♪ 一番安価なコースは¥5500(税別以下同)
前菜→魚料理→肉料理→デセート&コーヒーの、プリフィクス。¥7000
のコースは冷前菜→温前菜→魚料理→肉料理→デセール&コーヒーで料理
内容は決まってはいますが、アラカルトから全部ではないですが差し替え
も可能です。あとは¥10000のお任せと、豊富なアラカルトです。

量的にはアラカルトの場合は前菜→メイン→デセール→コーヒーで充分な
量との説明を受けました。アラカルトにいつも常備しているのが本日の
内臓料理で、これはギャルソンに聞く訳でして私も聞きました。

この日は仔豚の脳味噌(セルベル・ド・コション)と温かい豚の頭肉色々な
部位(テット・ド・コション)のテリーヌ仕立てだそう・・これは内臓食いの
フランス人に敬意を表したような料理です。もう1品は仔牛の腎臓・・
「ロニョン・ド・ボー」もありました。

注文は¥7000のコースに2人供しまして、メインが鴨肉だったのですが
私は前記の「仔豚の頬肉&頭肉の温かいテリーヌ仕立てと仔豚の脳味噌」に
差し替えてもらいました、追加料金はなしです。

以下はコース内容。

アミューズ

・チーズ風味のシュー仕立て、豚肉のリエット入り「(2人共通)

冷前菜

・人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え(2人共通)

温前菜

・鰻とフォアグラの温かいテリーヌ仕立て、スパイスの香り(2人共通)

魚料理

・岩手県大槌産の帆立貝のムニエル(2人共通)

肉料理

・小鴨のロ-スト(連れ)
・仔豚の頬肉、頭肉の温かいテリーヌ仕立てと、脳味噌のムニエル(私)

チーズ3種類シェア

・アフィデリス(シャブリウオッシュ/ブルゴーニュ)
・マンステール・アフィネー・オー・マール・ド・ゲヴェルツトラミネール
 (アルザス)
・ショロップシャー・ブルー(イギリス)

デセール

・ ブラマンジェと巨砲のデザート(連れ)
・赤ピーマンのプディング仕立て、ヴァニラアイスクリーム添え(私)

小菓子&コーヒー

・ババロアのブルーベリー風味、マドレーヌ、生チョコレート
・レギュラーコーヒー

酒類

・グラスシャンパン/DELAMOTTEのNV(¥1300)×2
・ブルゴーニュ赤/MOREY-SAINT-DENIS/2011(¥9000)

先ずはグラスシャンパンでスタートで銘柄は「ドゥラモットのノンヴィンテージ」
でスタートです。すっきりより少しコクが感じるシャンパーニュで結構な飲み
応えがありました、これに対するアミューズはチーズ風味のシュー仕立てで中身は
豚肉のリエットです。まずはスタートしては無難に出発ですね♪

パンは自家製のプティバルでした全粒粉ではなくて力強いパンではないですが
無難に美味しいパンでした。

冷前菜の「人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え」は生クリームを使用して
作った人参のムースの上に、冷製コンソメを乗せて質の良い生うにを乗せた料理
で大変に解り易い美味しさです♪

ワインを今夜はブルゴーニュの村名ワイン「モレ・サン・ドニ」の2011を
お願いしました。ドメーヌは「ミッシェルマニャン」でして、この店のお勧めの
作り手と言うことでお願いしました。テースティッグでは木苺のような風味に
隠れているのは苺のニュアンスも感じて、タンニンも豊富・・・今夜はこれ
1種類で行く事にしました。酒屋売りで¥6000位なので¥9000の値付け
は良心的であると思います。

温前菜の「鰻とフォアグラの温かいテリーヌ」は面白い料理でした、鰻とフレッシュ
フォアグラを重ねてパン粉(たぶん?)をつけてソテーしたものですが使用して
いる、スパイスがクミン、ターメリック、コリアンダーなので、イメージはカレー
風味・・まるでインド料理とフレンチの融合です・・大塚のRAMRiで出来そうな
料理ですね♪
付け合わせは固めに炊かれた、ターメリック風味のリゾットでセンス抜群です。

魚料理は震災復興で頑張っている岩手県大槌産の大型帆立貝のムニエルでした!
帆立の上にはトマトとバジル、付け合せは万願寺唐辛子の上に「ジャコ」を乗せて
キノコはあわび茸を添えてありました、シンプルなムニエルで素材を生かす
ためにバターは焦がさないように風味を残してありました・・コクのある帆立貝
でして、ピノノアールの赤ワインでも美味しく頂けました。

さてと肉料理です♪ 楽しみしていた内臓料理は豚の頭の色々な部位を使った
温かいテリーヌ仕立てで、上には子豚の脳味噌ムニエルが乗せてあり、上からは
「フォン・ド・ボー・リエ、ブールノア」仔牛の出汁にとろみを付けて、上から
黒く焦がしたバターをかける・・・そんな意味ですが、フランス人が厨房で
「フォンリエプルノア」・・・と叫んでいたのを思い出しました。むかし聞こえた
ままにカタカナで書いて見ました。

ようは古典のフランス料理に使うバターたっぷり使ったソースですが、ヌーベル調理
が流行り始めた頃からは、あまり見なくなりました、赤エイや真鱈白子等にはよく合い
ますね♪ 今一度、見なおしたいソースです。豚の脳味噌の味は僅かの獣臭は感じる
物の、言われなければ脳味噌とは解らないはずです。

結果的にこの料理は豚の頭の外側と中身を使った料理で、もっともフランスを感じる
料理でありました・さすが内臓食いのフランス人ですね♪

ここまでで、かなりな満腹感にはなりましたが、ワインをチーズ用に1杯分残して
おいたので当然のことながら注文します・・こちらはウオッシュも珍しらしいのが
あって、シャブリの搾りかすで洗った物、マンステールでもアルザスの葡萄品種で
ある「ゲヴェルツトラミネール」のマールで洗った物と香がきついですがチーズを
デザートの甘味前に食べる楽しいを味わえました。極甘口のポートワインやコニャック
への誘惑もあったのですが、ピノノワールが残っていたので気持ちを抑えました♪

デザートには入ります・・私は「赤ピーマンのプディング」ですが、ともあれ
素晴らしいスイーツです。タップリの赤ピーマンムースとキャラメルカスタード
プディングを合わせた感じですが、赤ピーマンの香がかなり個性的にフューチャー
されてます・・こんなデザート=甘味は初めて食べましたヽ(^。^)ノ

最後のコーヒーはマシーンではなくて、きちんとドリップされてましたです。
小菓子には個性的な容器に入った、ブルーベリー風味のババロワらしきものと
生チョコレート、マドレーヌでした。

殆ど満足ですが、サービス・・特に皿出しのインターバルが早すぎる気がしたので
もう少し、ゆったりと皿を出して欲しかった・・皿を下げるのも同じで食べたら即
ではなくて少しの余韻が欲しかったです。

でも、それは些細なことで出来れば位のレベルの話しです。食事が終って白いコック
コート姿のシェフの見送りも気持ちがこもっていて良かったです。フレンチ激戦区の
西麻布&六本木界隈で15年頑張っている稀な店だと思います、料理内容からして
この繁盛は、まだまだ続くと思います。楽しく、美味しく、充実した3時間半でした♪


  • モレ・サン・ドニ2011
  • モレ・サン・ドニをグタスに。
  • 店名入りの飾り

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5位

ブラッスリー・グー (牛込神楽坂、神楽坂、牛込柳町 / ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2015/01訪問 2015/01/29

牛込中央通りの矢来町に地味にある素敵なフレンチ店。

最寄駅は地下鉄東西線の神楽坂駅ですが、そこから新潮社のビル方向に
歩いて数分の左側に地味にあります。この通りが牛込中央通りで先に
行くと牛込北町の交差点を超えてしばらくで、俺のフレンチ KAGURAZAKA
があります。この立ち食いフランチが初めて出来た地で、その人気も
凄いですが、しっとりと地味に外観は見える典型的なビストロの「グー」
も繁盛しています。¥2950(税別)で前菜、メイン、デザートの
3皿が頂ける、1皿の料理も多いのでコ-ヒー(¥400)を追加して
グラスワインを2杯位飲んで¥5000以内の予算・・少し高目な居酒屋
の価格設定なので、近隣のOLや出版社の30歳台であろう、女性でかなり
賑わってます。この日も殆ど満席に近かったです。

マイレビュワーの「R」さんのレビューを見て、前から目をつけていたの
ですが、さっそく相方と行って見る事にしました。予約は19:30です。
入り口を入るとレストランスぺースは右と左に20人位ずつ入れて、2人
掛けのテーブルを組み合わせて色々な人数に対応しています、入って左側
は、ほぼ満席で右側は7人、4人、3人の予約が入っていて多少騒がしく
なる旨を説明されて、1番奥の席に案内されました。店内全体が見渡せて
良い席だと思います♪

メニューは前菜、メイン、デザートともに10種類位あって以下は内容です。
前菜、主菜、デザートから1品選ぶプリフィックスで、¥2950(税別)

前菜
・お肉のテリーヌ
・フォアグラのテリーヌ
・鴨レバーのパテ
・鴨のリエット
・豚のゼリー寄せ、ラヴィゴットソース
・パルマ産生ハムと小海老のサラダ
・ノルウェー産サーモンのマリネ
・オニオンキッシュ帆立貝と白身魚のムース
・エスカルゴのブルゴーニュ風
・ラタトゥイユ
・赤ピーマンのムース、アボガド添え

主菜

・本日の魚料理
・牛ヒレのステーキ
・牛タンのポワレ、香草バターソース
・牛頬肉の赤ワイン煮込み
・ウズラのバターライス詰めカレーソース(¥500プラス)
・豚ばら肉の赤ワインビネガー煮込み
・子羊の煮込み
・鴨もも肉のコンフィ、粒マスタード風味
・鴨胸肉のロースト、グリーンペッパーソース

デセール

・フランワーズシャーベット
・レモンのシャーベット
・牛乳のアイスクリーム
・ヌガーグラッセ
・洋梨のタルト
・ガトーショコラ
・フロマージュブランのムース
・クレームキャラメル
・ブラマンジェ
・モンブラン

上記の他に、デザート盛り合わせが¥1100、チーズ3品盛り合わせが¥900
です。

この内容は典型的なフランスの惣菜に近い料理で私は全ての料理が大好きなので
選択にはかなり悩みました♪
で、まずは前菜に「フォアグラのテリーヌ」を2人でシェア(¥1000追加)。
前菜2皿目が私は「豚肉のゼリー寄せ、ラヴィゴットソース」、相方は「オニオン
のキッシュ、帆立貝と白身魚のムース」を、主菜が私は「鴨もも肉のコンフィ」
相方は「牛タンのポワレ、香草バターソース」にしました。
デザートは私は「クレームキャラメル」、相方は「洋梨のタルト」です。

ワインは少し贅沢にシャンパンのハーフボトルで銘柄は「モエ・エ・シャンドン」
のNVで、2本目は「シャトー・トウルヌフィーユ/ラランド・ド・ポムロール」の
2009年、ハーフボトルにしました。シャンパン¥4400、赤ワイン¥3500
です。
テーブルはギンガムチェックのクロスに使い廻しの大型のカトラリーが1組セット!
最初に熱々のバゲットが来ました、色々と意見はあろうかと思いますがバターを
添えないスタイルで、料理のソースで食べる・・ある意味懐かしいです。

1皿目のフォアグラテリーヌ、まあまあの量で3皿の場合はこの位で良いかもです。
テリーヌはこれまた典型的な甘い酒をタップリ使った物で、ネットリとして旨い!
野菜も軽くナッツ系統のオイルを使ったドレッシングで合えた物が、てんこ盛りに
添えられてます・・気持ち良い盛り方です、フレンチ本来の盛り方ですね!

2皿目、私が選んだ「豚肉のゼリー寄せ」肉以外に色々な部分を固めてアスピック
見たいにしたもので、フランスの田舎料理です・・大好き♪ ソースも久しぶりに
食べるラビゴットソース、ワインビネガー&オリーブオイルに、ケッパー、ピクルス
香草などを混ぜてソースにしたもの、本来は元気が出るの意味のソースです。

相方の2皿目はオニオンキッシュ、ケーキの形で焼き上げた物で、こちらも家庭で
食べる物で、その則を外してなくて好感がもてます。このあたりでシャンパンが
無くなったので赤ワインを抜栓してもらいました。ポムロールのワインで2009
なれど充分に香りを楽しめました。早のみなので、こちらの料理に合っていると
思いました。

主菜に入ります、私の「鴨もも肉のコンフィ」はフレンチの定番で、骨付きの半身
が1本、丁寧に油煮にされているので骨からは簡単にはがれました・・そして骨際
の身を食べる楽しみは癖になりますね! 相方は牛タンのポワレ・・・これは素晴ら
しい料理でした、まずはポアレの手法で食べる牛タンは初めてです、はらはら剥がれる
柔らかさに、エスカルゴバターを思わせるガーリックバターと香草のがかなり香り
少しの味見ですが、今まで食べた牛タンで一番美味しかったです、相方も同意見です。

私のデザートは「クレームキャラメル」、ブリュレと基本的に同じ材料ですが本体に
カラメルを練り込んだタイプで、少し固めに仕上がっています、ようはプディング
キャラメル・・日本的に言えば「プリン」です・・それの上質な物ですね~
洋梨のタルトも、しっかりとクッキー生地を使っていて、ぶれていない調理法です。

最後にコーヒーで〆ましたが、ハンドドリップではないものの、泡が立っている物を
堂々とブレンドコーヒーと言って出してくるチェーンのコーヒー店が多い中、最後の
珈琲までちゃんと気を使っていて好感が持てました。

少し高目のワインを飲んでしまったので、1人当たりが税込で¥8500位になって
しまいましたが、ワインの選択をリーズナブルな物にすれば¥5000台の後半で
収まります。内容からして久しぶりに満足出来たフランスの田舎料理(良い意味で)
でした、同じ価格帯ではパザパル・マルカッサンラミティエなどが上げられますが

こんなタイプのフランス料理店が増えてくれることを願ってます、フランス料理は
レストラン的な高級料理ばかりではないんです。これからも、このスタイルを崩さず
いつまでも頑張って欲しいビストロ「グー」です。

  • 店の外観を道路の反対側から見る。
  • 店の外観
  • 店の入り口

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6位

シラノ・ド・ベルジュラック (天文館通、高見馬場、いづろ通 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2015/11訪問 2015/11/06

初台の住宅街にひっそりとあるフランス料理の店です♪

初台はビッグターミナル新宿駅から1駅で渋谷区になるのですが
新国立劇場の反対側は商店街が初台坂下近辺まで続いていまして
ささやかな賑わいがある街です。実は京王線には本当に久しぶりに
乗りました・・JRからすぐにあった京王線は初台、幡ヶ谷に停車
しないんです。

その2駅に停まるのは京王新線で都営新宿線と乗り入れている線
でして、そのホームまではかなり歩きました。ヒーコラですね♪

店は新国立劇場の反対側を降りて、商店街をしばらく初台坂下に
進み何本目かの路地を左折、いったん上を高速が走っている山手
通りに出て、1本目の路地が急坂になっているので左折・・坂の
底のような場所に、こじんまりとあります。オレンジ色の灯りが
食欲をそそりますね♪ 初台の街は初めて歩いたのですが山手通り
の「初台」交差点は高台ですが、南に向かってかなり高低差がある
街だと思った次第です・・渋谷区代々木4丁目も近いです。

平日の夜に連れと2人で来ました。店はカウンター4席、テーブル
が2人卓×5で、合計が14人で満席、ホールはオーナーシェフの
品の良い奥様が仕切り、シェフが1人で調理をこなしてました。

メニューは前菜が¥1200から、メインが¥1800からで各
7~8種類、スープが2種類、デザートが5種類ありました。
これが、アラカルトで1品から注文可能ですが、その場合は席料
¥500がチャージです。

この豊富なアラカルトから、前菜、メイン、デザートの3品が
¥3700、前菜、スープ、メインが¥4300、前菜、魚料理
メイン、デザートの4品が¥4800です。プリフィクスなので
プラス料金がかかるのは、スープとメインで1品ずつありました。

量が多いと聞いていたので、3品の¥3700のコースに1人前
のチーズを入れる事にしました・・メニューは魅力的で選択に悩み
ましたが以下は食べた物です。

前菜

・豚足、豚耳、タン、頬肉のクロケット、ラヴィゴットソース(私)
・ポワローと森のキノコのクラフティーサレ、生ハムと甘海老(連れ)

主菜

・シャラン産鴨腿肉のコンフィ(私)
・骨付き仔羊肩肉のロースト、ペルシャードソース(連れ)

フロマージュ

・マンステール、ブリー・ド・モー、サンネクテール(シェア)

デセール

・ブランマンジェとバニラアイスクリーム(私)
・薩摩芋の入ったクレームブリュレに、バニラアイスクリーム(連れ)

飲物

・エスプレッソ(共通)

ワインはオーメドックの「ル・オーメドック・ド・ジスクール2009」
です。(¥4600)酒屋さん売りで¥2600位なので適正な価格
だと思います。

金額は税別で、メインに仔羊を選択すると+500、パンはついて
きますが、豚肉のリエットが有料で、小サイズ¥250、大が¥500
ですので、小をお願いしました。

最初に、ジスクールを抜栓・・予想通りにポテンシャルはあるものの
まだ開いてませんが飲み初めて、香が良くなったのは1時間半後でした。

次は温かいパンとリエットが来ました・・全粒粉のパンなので、リエット
との相性は抜群です♪ 前菜が来ました、私のはパリの惣菜店で売って
いるような、豚の顔の部分と豚足をミンチにしてパン粉つけて揚げ焼き
にしたもので、まさしく「コロッケ」です。正肉でない部分をミンチに
するのはフランス人らしいです・・・内臓を重宝する所がです♪
酸味が強い、ラヴィゴットソースで頂きましたが、禁じ手の醤油でも
合うような気がしました(^_^;)

連れのクラフティーサレは、甘くすればスイーツでフルーツ何かも合い
ますが、砂糖を入れずに塩味でしたので惣菜系がよくあってました。
添えられた生ハムはハモンセラーノ、甘海老は生で、わずかにハーブの
香をつけていました。

前菜から量がタップリあるので、1皿目で結構な腹具合になった所で
メインが登場・・私はフレンチの定番「シャラン産鴨のコンフィ」
ですが、丸々の大きな半身です。コンフィ(低温脂煮)は、個人的に
相当好きな調理法なので量もタップリで大満足です♪ 付け合せは
じゃがいも、各種キノコでした。

連れの骨付き仔羊のローストも、厚切が2切れでハーブの入ったパン粉
を付けて塊のまま焼き色をつけて、切り出す「カレ・ド・アニョー」です。
付け合せは、同じじゃがいもとキノコ、ブロッコリー等でした。これは
1口味見ですが、パセリとニンニクの効いたパン粉にオリーブオイルを
塗ってあるので風味は羊独特の香がたまらないです。

ワインの残りで、チーズ3種類を食べた後にデザートに入るわけですが
デザートもかなり量が多いですが、ペロリと頂いてしまいました。

以上ですが、会計は¥14500でした。プラス料金の料理を頼んで
チーズを追加して、ワインも4千円台のを選んだので上記価格ですが
もっと安価で良質なワインもあったので、予算は平均が¥6000位
だと思います。

高級フランス料理ではないですが、フランス人の日常食をレストラン
スタイルにしたもので、肩肘はらずにフランス料理の真実を味わうには
最適な店だと思いました。通いたい店ではありますね・・ごちそうさま
でした!!

  • 店の外観
  • 店内風景
  • 卓上のナプキンなリネンです。カトラリーは使い廻し。

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7位

チャミヤラキッチン (赤土小学校前、東尾久三丁目、町屋二丁目 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2015/05訪問 2015/05/19

荒川区東尾久にインド北部、ガルワール地方の料理が食べられる店があった♪

舎人ライナーは日暮里駅を出て、尾久橋通りの上を足立区の舎人まで行く
新しい鉄道です。舎人とは天皇家に仕えた人が住む場所なので由緒正しき
町名です。
その途中に赤土小学校前駅があるのですが、その駅から100メートル位
路地を入った場所に、インドの北部ガルワール地方の家庭料理を食べさせる
店があると聞いて、平日に1人で来ました。

経路は赤羽から王子へ出て、都電荒川線に乗ります。途中に「なんどり」を
右に見て、尾久橋との交差点の駅の「熊野前」で下車、ここから舎人ライナー
を一駅・・と、思いきや歩いても10分位なので高架の下を歩きました。

路地に入ると町工場があったり、鄙びた中華料理やさんがあったりして育った
板橋の大谷口&向原に似てなくもないです。店に近ずく30メートル位前から
スパイスの香が漂ってきます・・腹がなる~~!!

店内は、カンターにテーブル、小上がりもありますが、インド風にアレンジ
しています。スタッフは厨房に1人とホール担当が1人、厨房の人は何処かで
見た事がある人だと考えていると日大板橋病院前のシマランにいる人に
よく似ています・・他に方のレビューを見ると秋葉原のレストラン アールティ
の姉妹店だそうで、居抜きで簡素な建物で驚くような料理を作る所が似ている
ような気がしました。

カウンターに座ってメニューを見ると、びっくり・・・カレーもさることながら
普通の店にない「屋台スナック」の欄があって、ダヒプーリ、アルティッキ
パニプリ等の聞いたことのない物もあって興味がそそられる・・豆と野菜のカレー
だけで14種類、特に豆のカレーの種類が多いです。「野菜のおかず」として
サブジが¥580からあって、これも旨そうです♪ 更に主食の欄にはチャパティ
ロティー、大根を挟んだムーリーパラータ等、食べたいものが多すぎて悩む!!

ホールスタッフのカレー、サブジ、主食で調度良い量だと説明されて、カレーは
「ガルワール地方の家庭料理のスタイルでグレービーを作ったオリジナルポーク
カレー」¥980、本日のサブジ(小松菜、じゃがいも)¥580、バスマティー
ライス¥480、マンゴーアチャール(市販)¥100・・をお願いしました。

まだまだ興味をそそる料理はたくさんあったのですが、1人では食べきれない
ので次回には多人数できて色々と食べて見たいです。

丁寧に作り始めます・・良い香りが漂ってきます、酒を飲めない状況でしたが
酒の雰囲気に浸りたくて「ノンアルコールビール」¥580を注文、パパドが
来ました、アチャールも同時にです。このアチャールが市販の少量で¥100
なのが少し引っかかったけれど、それ以外は妥当な価格だと思います!

ポークカレー、サブジ、バスマティーライスが同時に来ました。綺麗なオレンジ
色をしたポークカレーは辛口でお願いはしたのですが、そんなには辛くはない
ですが、スパイスの重層感は何とも言えないです。サブジは細かく刻んだ小松菜
と茹でたジャガイモをスパイスで炒めた物で、理屈抜きの旨さ、これに香り高き
バスマティーがあるのだから、頬っぺたが落ちそうな旨さです(^_^;)

食べ進んでところで、カレーとサブジをバスマティーに混ぜた食べたら混然一体
となった別物の旨さでした。同じ北インドのカレーでもこんなに味が違う物かと
改めて感じました、ガルワール地方は首都ニューデリーから車で7時間かかる
そうで、ガンジス川の源流だそう・・料理の味も今まで食べた南アジアのどの
タイプとも違うと感じました。気になるメニューがたくさんあったので再訪は
必須です♪

最近は新規の南アジアの店に入って、外すことが多かったので久しぶりの感激
です・・これは初めて入った「シマラン」,「味家」,「サンサール」,同じ尾久の
「なんどり」,町屋の「プ-ジャー」に入った時の感激と同じ感じなのですが、
「ダヴァインディア」や「シターラ青山」に入った感激とは少し違います・・
それが何だかわからない・・まだまだ色々な、南アジア料理を食べなくては
と思い直した初夏の夕方でした。


  • 店の外観は緑色です。
  • 店外の看板
  • 小上がりです。

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8位

エパレット (西新井、大師前 / インドカレー、インド料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2015/06訪問 2015/06/28

西ベンカル出身の方が作る「バングラディッシュ」の料理を食べたくて足立区栗原まで来ました。→2回目の訪問は南インドのベジタリアン料理です。

平成27年6月27日土曜日、マイレビュワーさん3人の4人で再訪問です。
幹事を務めてくれたのは草加市在住のR・Sさんです。内容は南インドの
べジと言うことで楽しみにしたいました。私自身はべジタリアンではないの
ですが過去にべジ会をサンサール 小岩店シターラ 青山ポンポンマスティ
でやりましたが、いずれも「ノンべジ」とは別の魅力があって、この日は
楽しみしていました。

西新井の栗原に来るにあたって性懲りもなく今回もバス便を利用しましたが
50分かかってしまったです。やっぱり赤羽からなら西日暮里にでてからの
アクセスが良いようです、到着は17:55分でした(^_^;)

さっそく美人の野中店長とシェフに出迎えられて、今回は店長の母上も
店に出ておられました。

以下はメニュー内容です(価格は税込¥2500で、1ドリンク付き)。

1・ムングダールのサラダ
2・オクラとピーナッツのポリヤル
3・アパラム
4・サンバルスープ
5・ラッサムスープ
6・ココナッツライス
7・レモンライス
8・べジ コルマ(カレー)
9・チャパティー
10・ラドゥ(デザート)

3~9はターリに乗った南インドのべジのミールススタイルです。

最初にビールはインドビールでも初めてみる「ゴッドファザー」で
アルコール分5%の青ラベル、7%の赤ラベルがありました、どちらも
ラガータイプです。最初は5%のにしました。

まずか乾杯して、ムングダールのサラダでムング豆は玉子の黄身の
ような色で極小さな豆です・・小さな米粒位かな。胡瓜や玉葱と軽い
スパイスで合えてあって夏向きなスターターと言った感じで、ビールが
進みました、すぐに2本目の「ゴッドファザー」の青にしました・・
7%なので酔いが廻って来ました・・外は夏至を過ぎたばかりなので
明るい・・良い気分です♪

2皿目はオクラとピーナッツのポリヤル・・ポリヤルとはスパイスと
ココナッツファインと言う、ココナッツの内側の実だけを刻んで一緒に
炒め煮にしたものだそうです。サブジに似ています・・オクラのネットリ
感と炒めたピーナッツはビールに良く合いました。

次は9品をターリーに乗せたミールスになるので店長がリネンのナプキン
を持って来てくれました。このナプキンもセンスが良いです!

ミールス登場、アパラムはパパドの揚げたタイプ、スープはサンバルと
ラッサムで南インド王道なスープで大量のカレーリーフが入ってます・・
ラッサムはタマリンドの酸味が爽やかで、サンバルはラッサムに比べると
酸味は少なく感じました・・これはタマリンドの有る無しなのかな?

カレーはヨーグルト、ナッツに生クリーム、ココナッツでコクを出した
物でそれの野菜バージョンです。辛さは控えめかなぁ~

主食はバスマティーライスによる、レモンライスとココナッツライス、
それにチャパティーです。レモンライスは炒めたナッツやスパイスを
入れて炊き込んだタイプ、ココナッツライスも同じくナッツを入れて
炊き込んだタイプで風味は両方とも個性があって良い出来です。

それぞれを味見したら、ターリーの上で混ぜて頂きます・・アパラム
を割りいれてです。少し手食にも挑戦しました♪ ミールスには
白ワイン、赤ワインを1杯ずつ頂きました、南アフリカのワインです。

最後のデザートはラドゥ、ココナッツと豆の粉で作ったデザートで
かなり満腹だったので、1口食べた後に持ち帰りに包んでもらいました。
今朝、食べたのですが奥さんには好評でした。

以上ですが、エパレットは最寄りの西新井駅から徒歩15分と若干の
不便さもあることですが、若い(1987生まれ)のシェフのストイック
さには脱帽物です。それとオーナーがシェフが帰国する時は店を休む・・
「彼の料理以外はだしたくない・・」と、言ってましたので3人の信頼
関係は強い物があります。そんな訳で素晴らしい店になって行くはず
です・・いや、もうなっています♪ ごちそうさまでした。

写真を追加しました。
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以下は以前のレビューです。

足立区の栗原は東武スカイツリー線の西新井駅から徒歩15分位の住宅街に
あります。噂で、ベンガル料理が美味しい店だと聞いていたので・・更には
美人な女性がホールにいる・・(^_^;)
本当に・・本当にベンガルの料理を食べたくて来たんです、決して美人女性
が目的ではありません、あしからず!!

足立区の西新井まではどのようなアクセスを取るか・・赤羽駅東口から西新井
行のバス便が出ているんです。行程は結構長いけれど東西に結ぶ路線なので
何かと便利だと思います。ただ、西新井駅から更に10分を歩く事になります。
赤羽からは同じ足立区の舎人方面行のバスもあるので下車するバス停によって
は近いのがあるかも知れませんが、調べ切れてないです。北区→足立区への移動
は電車よりバスが良いですね・・距離は7キロでした。

エパレット・・西ベンガルのバングラディッシュに隣接した町で生まれた店主
は1987年生まれの27歳・・ホール美人女性も同年代か?

このレビューで1300件目のレビューになるのですが「キリ番」は最近特に
興味がわいてきたインド料理の中の「コルカタ」、「バングラディッシュ」含む
ベンガル料理の店を選んでみました。

F・Hさんがよく書いているように店内のメニューを見る限りでは通常のインド
料理の店ですが、インドにマスキングされている・・正にそんな感じです。
メニューを見ると、1人ようのコースが¥1500でべジとノンべジがあって
¥2000のアップグレイドされたコースもあります。カレー単品は¥800~
位で、後は簡単なおつまみとタンドール類が並んでます。

この内容からベンガルの雰囲気は感じませんが、事前情報で腕が良い・・ベンガル
の人と聞いていたので、主人に現地のカレーを食べたい・・と、思いを伝えると
心地よくOKしてくれました、内容はお任せにしたら主人と美人女性が色々と相談
して、お勧めはシンプルな「ムルギーカレー」と「バスマティー」はどうか?
と聞かれたので即決しました、カレー¥900、バスマティー¥350(税別)です。

事前に予約すれば色々な「ポッタ」なども出来るそうですが、この日は用意がない
ので、市販のアチャールとマンゴーチャツネ、さらにパパドまでサービスして頂き
ました。メニューにない物なので時間がかかると説明されたので、アチャールを
食べながらゆっくり待ちました。

出て来た「ムルギーカレー」今回、初めて聞いたムルギーは雌鶏の事で雄鶏を使うと
「ムルガー」になるそうです。カレーが来ました・・最初にクミンがかなり立って
きました・・鶏肉は日本人向けに骨は外して小さ目にカットされてました、野菜類は
細かく刻んであるので姿&形は見えないです、そして完全なサラサラなタイプ・・

それに普通のインドカレーとはあきらかに違う香りと味・・思い出せなくて聞いて
みたら、炒めるのにはマスタードオイルのみを使用、マスタードシードも大量に入って
いるそうです、辛さは控えめですが一口食べると得も言えぬ旨さですヽ(^。^)ノ
でも、チリとは違う仄かなマスタードの香りが特徴のある辛さとも言える訳です。
赤坂のインド&バングラデシュ料理 ショナルガの味を思い出しました。

このカレーを香り良いバスマティーライスにかけて食べる・・ひたすら食べる・・
JDさんなら絶対に手食しているはずです。
ヘビーな感じはなくていっきに食べ終ってしまいました、素晴らしい「トルカリ」
でした。でも予約なしなら、あんまり需要のないベンガル料理はこれ位しか出来ない
そうですが予約すれば色々と出来るそうなのでやはり、4人以上で来たい店です。

食事の後に、初めて食べるチャイプリンと入れ方が素晴らしいコーヒーをサービス
してくれました、ホール女性は美人だけではなく気配りが出来て、私が美味しい・・を
連発していたら「嬉しい・・・」なんて言ってくれました(おじさんも感激!!)。

1300件目は良い店に当たりました、200件目が北インドのヴィナーヤ 西麻布
300件目が大塚のフレンチウーベルチュール、600件目がレッサムフィリリ 高輪店(本店)
800件目は目黒のマーダル 目黒店、1000件目がアジャンタ 麹町店、1100件目が
練馬のケララバワン、1200件目が東長崎のレストラン セビアンと来ました。
マイレビュワーの皆さん、今まで飽きずに読んでもらってありがとうございます♪♪
これからも末永くお願いします。


  • 明るい時の店外観
  • この日のコースメニュー
  • ゴッドファザー青ラベル(アルコール5%)

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9位

ラトバレ (新大久保、大久保、西武新宿 / ネパール料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2015/12訪問 2015/12/31

新大久保の裏路地にあるネパール料理の新規オープン店・・今の所はネパール人御用達かな!

新大久保新の改札を出たら左の大久保尾駅方向に少し歩いたて、一本目
の路地を暫く進むと、コンビニが右側にありますので同じビルの地下にある
ネパール料理の店です。道路に看板は出はいますが、解り難いですね・・・

マイレビュワーさんの情報によると、今年の12月21日に開店したした
ばかりだそうです。
店には急な階段を降りて行きまして、3軒の店がある内の一軒です。店に
入ると店内は小上がりがあったりして、以前は違う飲食店だったみたいですが
店内は綺麗に内装はされています♫

先客はネパール人ばかりです・・最近は新大久保&大久保界隈は韓国
とネパールのコミニュティーがあって、MOMOモモ 大久保店
ソルマリソルティカージャガルムスタングHOT CHILLY等々の
良店が、ざっと思い出しただけでラインナップされます。

メニューは考えられるネパール料理のメニューは殆どある感じて、開店
してから日が経って無いこともあって写真が無しでした。
主食は、ごはん、ロティ、チウラでナンはありませんです。やはり、ナン
を食べる文化はインド北部の「パンジャブ」近辺なんですかね・・・

単品料理に色々と惹かれる物が多数有りましたが、この日はダルバートを
食べると決めていたので価格¥12 00の、こちらの表記では「ネパールターリ」
を現地仕様の辛さでお願いしました。

ドリンクが付くのですが、アルコールが飲めない状況だったので寒い事もあって
最初に温かい「マサラチャ」をお願いしました。適度に甘くて何らかのスパイス
が効いていて(カルダモン&シナモン?)美味しかったです♪

結構時間がかかって運ばれてきた、ダルバートはターリにカトリではなくて金物
の平皿見たいないタイプでした。少し匙では食べ難いですが、廻りのネパール人は
皆さん、手食していました。

内容は、ダルスープ、マトンカレー、ゴルベラチャトニ、カット野菜は人参と胡瓜
炒め物は、ほうれん草とじゃがいもで、どれも日本人向けではない未だに食べた事が
ないスパイス使いで辛さは鮮烈でも辛すぎない・・羊は骨とくにゅくにゅした食感の
皮までついていて羊肉本来の旨さが堪能できました♫

あんまり旨そうに食べていると珍しがって、ホールスタッフが近ずいてきて決まり
の質問「ネパールイッタコトアル?」です・・「イッタコトナイ、デモスキ」と
応えると、ネパールの凄く辛い青唐辛子の漬物と、マトンチョエラをサービスして
くれました。

青唐辛子は2本でしたが、1口かじると・・口中はハリケーン!!! 凄い辛さです♪
赤唐辛子の直接くる辛さではないものの、1本食べるのが限界でした(^_^;)
マトンチョエラは調理した後に味が良くなる事を狙って冷製にした料理でして生玉葱
とパクチー、胡瓜が添えられてました。この冷製にしたことで香が立ってきた香辛料は
何だかわからないけれど凄く魅力的でした。大塚の某店で食べた「フレンチテイスト」
のもあれば、こちらのようなのもある・・・奥が深いですね~~「チョエラ」♫

そんな訳で大変に満足した「ダルバート」でした。再訪は必須で次回は色々な単品を
食べながら酒を飲みたいです、おしまい!!


  • 地下へ降りる階段の目印はネパール国旗
  • 店内風景(小上がり)
  • メニュー表紙です。

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10位

中華そば よしかわ 上尾店 (北上尾 / ラーメン、つけ麺)

4回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2022/09訪問 2022/09/25

安定の中華そば「よしかわ」ですが煮干しではない「川越醤油の中華そば」も抜群でした@店内連食した「いわしそば」もかなりなレベルだよ♬

令和4年9月21日(水)・再訪4回目(実質10回目以上)

9月12日以来10日ぶりの再訪ですが気候も台風去り後は少し
変わった
ので、よしかわのメニューも変化がありましたよ・・・
10日前まで有った冷やし煮干しそば白が終わりで、牡蠣そばが
始まって
ました、もう秋ですね♪

平日の11:30までに入れば行列が無い事を学習したので午前
に来たら待ちはなしでした・・・が、食べて帰る12時過ぎには
10人以上の待ち
が出ていました(写真1)。

今まで食べた物は煮干しそば黒、煮干しそば白、冷やし煮干しそば
白、牡蠣そば
ですが今日は未だに食べた事の無いのを選択と思って
「川越醤油の中華そば」と煮干しとは真反対のを選択(¥880)
しまして、ワンタン4個(¥250)を追加しました。

それと前から気になっていた「いわしそば」を腹具合によって店内
連食
を目論んでましたのよ♪

いわしそばは¥450ですが麺の量は半分なので普通の大盛り位で
腹具は丁度良くなる予定ですね。それと追加注文は席にて現金で
支払い可能
です。

川越醤油の中華そばが来ました・・・初めて食べる魚介類以外の麺
ですが赤い様な醤油色がとってもきれいでスープを一口飲むと口中
に広がる風味はポークかなぁ? とっても良い風味で熱々で油脂が
自然に浮いていて
、とっても旨いですよ♬ 麺は固めに茹で上がり
の低加水細麺ストレート
で味の有る麺です。追加したワンタン4個
は生姜の効いた挽き肉がたっぷり入った、てるてる坊主型
ですね~

チャーシューはばら肉が2枚、メンマは穂先メンマ、青葱、海苔
完璧な仕上がりで鶏風味や煮干し風味は直接は感じませんでしたが
控え目に使っていると推測しました、とにかくかなり旨いので理屈
はいらない
です。あっと言う間の完食で、いわしそばを注文!!

さあ来ました・・フレンチに使われるような白い大きな平皿で真中
が窪んでいて
そこに「いわしそば」が盛ってありますね♪

麺は同じ低加水細麺ストレートで先に食べた中華そばよりも固茹で
でして皿の底には煮干しベースのタレが有って混ぜて食べるタイプ
でして上の具材は鰯の刺身、玉葱、青葱でした。好みでレモン果汁
とホワイトペッパーをかける事を勧められ実践したら旨いわ~~


なんと言っても煮干しは言うまでもないですが鰯なので同じ鰯刺身
と相性が良いのは理にかなってまして
、それを実践する大胆さには
あっぱれでした。そして思ったのは「いわしそば」はビールのあて
に合う
のではないかと・・

いつもいつも定番の煮干しの安定と創作に牡蠣、真鯛、鮭を使用の
アイデアは鴻巣の麺屋ひな多
と同じ位好きなラーメン店です。



令和4年9月5日(月)・再訪3回目

またまた先週に引き続いて11:00にこめとまめに着いたら
開店直後で満席の超人気に唖然としました。空くのにはかなりの
時間がかかるので次の予定の場所の上尾税務署に向いました・・
その帰りの出来事でありますの♪

超人気店の「よしかわ」いつも20人以上は並んでいるイメージ
でしたが、この日は上尾税務署に用事で寄って店前を11時半前
に通ったら一人も並んでないですよ・・・これはチャンスと少し
早い昼飯に食べて行くことにしました。そう言えば前回来た時は
台風が近づいていたのでやっぱり行列はなかった
なぁ・・・

その時食べた牡蠣のラーメンの旨さは忘れられないです。初回に
食べた黒煮干しラーメンもです。

しかし、ここの所冷製ラーメンを食べるのにハマっていて此方も
夏季限定「白煮干し冷やしラーメン」が有ったので即決定よ♪
¥880とわりと安価ですね百名店の割にリーズナブルな価格の
よしかわさん
であります。

令和2年の10月以来だから、ほとんど2年ぶりの訪問でしたが
新しく券売機がある小屋が母屋(店舗)とは別に出来ていて此方
食券を買ってから行列があれば並びます。

以前は店内の中に券売機が有ったので食券を買いに一旦店に入り
また出てから列に並ぶので
少し煩わしかったですが小屋が出来た
おかげで流れがスムーズ
になりましたね♪

サッシのドアを開けて入ると1人なのでカウンターに案内をされ
ましたので食券を店員さんに渡しますが相変わらず感じのとても
良い接客
をしますね♪

少し待って着丼した白煮干し冷やしラーメンは見事なビジュアル
でして良く冷えた醤油スープを一口飲むと端麗なのに僅かに感じ
る煮干しの上品なエグミ
はそれを昇華した位に思えますね~~

麺は丼の中で綺麗に整えられていて食べると冷水で良く〆られて
大変に旨い麺
であります。

具材は大きめなレアチャーシューが2枚、鶏肉低温調理品が1枚
メンマ、鰯のペースト、玉葱刻み
でした。プラス特製トッピング
もありますがデフォルトで充分の揃えでした。

スープに浮いている煮干し油全体に及ぼす味は際立ってるね♪
最後に卓上のレモン酢を入れたら味が締まって良かったです。
このレモン酢は水に入れても美味しい無糖レモンジュースのよう
食後の口中さっぱりでした。

やっぱり他店より頭一つ抜けた冷製の煮干しラーメンでした・・
食べログ百名店は伊達では無いですね、素晴らしい!!



令和2年10月10日(土)・再訪2回目

前回来たのが2015年8月なのでタイトル通りに
5年2ヶ月ぶりの訪問
ですが人気に拍車がかかった
ような気がします。台風接近で足元が悪いのに行列
30人超なのは凄いなぁ・・・


先に店内の券売機で食券を買ってから列に並びます♪

ある程度並ぶと店内からスタッフが出てきて食券回収
して、オーダー確認
、店内に案内された時点で調理人
からホールスタッフ迄が、どのラーメンを行列順番に
提供するかを把握
しているので無駄な渋滞は発生なし
で、すみかに流れて行きます。

注文は私が牡蠣そば+特性トッピング(¥1150)
同行者は特製煮干し中華そば白醤油(¥960)に!

カウンターに横並び案内でしたが個別(1人単位)
に仕切りのビニールシート(新型コロナ対策)有り
で何となく違和感はありましたが止むを得ない処置
だと思います・・・時節柄か!!

すべて席に案内する時から店内準備は整ってるので
本当に間違いなく配膳されて行く店内風景は見てて
小気味良いです。ラーメン百名店に選ばれることは
ラーメンの味が良いだけでは無くて店全体の雰囲気
が、良いと言う事です。


勿論、接客態度も有名店に有りがちな高飛車な態度
は微塵も無いです。

そんな雰囲気良い中を7分位で着丼しました。

私の注文の特製牡蠣そばは塩味スープに牡蠣の風味が
たっぷり出ていて
プリプリの牡蠣が絶妙な火通しして
数個入ってます。具材はレアチャーシュー1枚、三葉
、レモンスライス
が浮いてますね♪

特製は別皿で、レアチャーシュー3枚煮玉子半分
あります。

味ですが先ずは理屈抜きに牡蛎の出汁が効いて旨い!
おそらく白醤油だと思いますが、クリアなスープです。
メンマ、水菜も良い役割、レアチャーシューも薄切り
で食感良しです。

麺は細麵多加水ストレートで、煮干しのとは違います!
つるつる感が何とも言えない・・低加水、ぱっつん系が
好きな自分ですが牡蛎のスープには此方の麺がぴったり
合ってました。

今回2度目の訪問で旨いのは勿論、総合的含めて何故に
人気なのか理解出来た気がしました。

同行者の煮干し中華そば白醤油のスープを所一口飲んで
感想は煮干し感はあるもののよくあるざらつきやエグミ
は全く感じません。クリアーな煮干し味がイメージです。

5年前は煮干しに特化していたと思ってしまたが5年間で
真鯛、鮭、今回の牡蠣を使った中華そば
を出す店に飛躍を
していました。

ちょっと並ぶけれど小気味良い客裁きなので並ぶの嫌いな
自分ですが初めて並んでも食べたいと思ったラーメンです。




店の最寄り駅は高崎線の北上尾駅ですが駅の東口からでも
1500メートルはあります。県道の向かいには上尾税務署
がありまして、この日は月曜日休日で上尾税務署に所用が
ある。
地元にいるのが日曜日が多い事もあって、行きたいけれど
中々行けなかった「中華そば よしかわ」、税務署での用事
も11:10で終わり店の営業は11:00からと素敵な
タイミング♫

いそいそと店に向かいましたら平日の早い時間なので行列は
なし・・これはチャンスだ!!

一戸建て見たいな建物の縁側らしき所に開店一周年記念の
蘭の花等が届いてました。店に入ると1人なのでカウンター
をとも思ったら満席、4人卓の既に2人座っているテーブル
に案内されました。

その前に券売機で食券を購入した訳ですが、温かい麺の内容
は「煮干しそば白醤油」,「煮干しそば黒醤油」が¥680
「煮干しそば濃い目」が¥730、後は冷やし煮干しそばや
煮干しつけそば、いわし蕎麦、特濃鯵煮干しそば、一番安価
なのがズバリ「中華そば」¥650です。あとはトッピング
と御飯物があり、ビールも用意されていました。

注文は煮干しそば濃い目¥730と、トッピングチャーシュー
¥200にしました。店内はサービスが若い男女が2人で
担当していまして、厨房には3人が色々と仕事していまして
席数の割合にはスタッフが多くて、皆さん笑顔が素敵で感じが
良いです。

とある東京の城北地区にある有名な煮干しそばの店は仕事に
のめり込んでいるために、ややもすると接客に笑顔が無い事
がありますが、こちらは調理に打ち込みながらも笑顔も絶や
さないので好感がもてます・・食べるなら笑顔が多いスタッフ
の方が良いに決まってます♪ 

ついでにもう一つ、前記の店は煮干しそばの出汁の取り方や
麺の事を等に細かく書いてありますが、こちらは4種類煮干し
を使っている、国産小麦を使用、チャーシューは68℃で5時間
鶏は3時間の低温調理、大判焼豚は6時間コトコトと煮込んで
ある・・それくらいしか書いてません。

それほど時間はかからないで着丼しました。煮干しそば濃い目は
少し濁った位のスープの色で、それだけを見れば中華そば屋 伊藤
スープの色に似ています・・まずは一口スープを味見ですが特に
凄く濃いとは感じませんでしたが最後の最後、完食直前のスープ
が少し冷めた頃になって若干の魚の香が目立ちましたが特に問題
がある程ではないです。

麺は細目のストレートで固茹でのリクエストがなくても通常の店
の固茹で位です・・パキパキ感がなんともいえませんね♪

デフォルト入っているチャーシューは低温調理の物で赤身が残って
いるタイプと火が入った鶏肉が一切れ、メンマ、細切り昆布と長葱
ではなくて玉葱の微塵切が入ってます、このスープには長葱より玉葱
があってますね。

¥200の大判焼豚は、かなり美味しかったです・・厚切りで味が
浸みていてです。ローストポーク感がある低温調理物よりは個人的
には好みかも知れません!

魚貝系でも煮干しなら濃い目でも美味しく頂けました、濃厚魚介系
の鰹系統はあんまり好みではないですが・・煮干しはOK(^_^;)
次回はビジュアルが美味しそうな「煮干しそば 黒」を食べたいと
思います・・ごちそうさまでした。

  • 帰る頃の12時過ぎると10人以上は並んでました。
  • この日の限定品は、濃厚真鯛そばと、拘りポークの塩ラーメンでした。
  • 川越醤油の中華そば(¥880)、ワンタン4個(¥250)

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