ランチ向上委員会さんのマイ★ベストレストラン 2018

絶望を退ける勇気を持て

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ランチ向上委員会 (男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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選定は、今年もある一定以上の味を提供してくれるお店の中で、印象に残ったお店、楽しかった思い出が残ったお店を評価しました。
1位の盤古殿は、私のイチオシの中華料理店の最新店舗で安定の美味しさ。食べログ上ではレビュー数は少なく、評価もちょっと低いですが、「行った」の数が多いのは、レビューを書かない人から評価されているからでしょう。
2位のレカンは、誰もが知っている銀座の名店。
3位は、西日暮里の外国人旅行客向けのホテルのレストランですが、何と、世界のビールが飲み放題で2度も楽しく飲んでしまいました。
4位は、銀座の老舗バーです。以前はある程度の頻度で行っていましたが、ボトルも飲み切ったことですし、足が遠のくと思いランキングに掲載しました。
5位は、上野のとんかつ山家です。食べログとんかつ百名店にも掲載されているお店ですね。百名店は確かに名店が多いですが、美味しく、安く、清潔で、利用しやすい立地というとそう多くありません。そういう意味ではこちらは誰でも利用できるという点で真に評価されるべきお店だと思います。
6位は、食べログトップ5000の海鮮がメインの居酒屋です。簡単には入れないお店ですが、交友関係が広がるにつれ、こういうお店を案内してくれる人ともお付き合いができるようになりました。
7位は、私のルーツである加賀百万石に関わるお店です。石川県の七尾の魚を扱い、石川県の日本酒が飲めるお店で、私にとってはたまらないですね。
8位・9位は、インドの定食ミールス、ネパールの定食ダルバートのお店。ナンではなくライスで食べるカレーは、インド・ネパールでは当たり前ですが、それが日本で当たり前になったといいうのがその国の本当の食文化が伝わった気がします。
10位は、香川のお店。2018年は例年に無くあちこちに出かける機会があり、その中でも2度も香川に行くことになりました。その香川で、一番楽しかったお店です。

マイ★ベストレストラン

1位

盤古殿 コレド日本橋店 (日本橋、三越前、茅場町 / 中華料理、火鍋、四川料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/01訪問 2018/01/20

何を食べても間違いない。最強中華料理店の日本橋店


日本橋駅すぐ近く、JR東京駅からも徒歩圏内のコレド日本橋の4階に2018年1月13日にオープンした中華料理店です。

川崎にある盤古茶屋が本店で、新横浜、秋葉原にお店がある盤古グループの新店舗です。
屋号の「盤古」とは、中国の天地開びゃくの神様で、無から世界を作った存在です。
1号店たる川崎のお店は地下なので、そこから新たな世界を開く意味合いを込めた名前です。
急激過ぎず、確実にお店を増やし、順調に成長する中華料理店グループです。

北京ダックを目玉料理とし、一品料理は四川料理が充実していて、点心も美味しい万能中華料理店です。
しかも、個室が充実していて、宴会にピッタリです。宴会の際は北京ダック入りのコースにすると、テーブルサイドでまるまる1羽をカットしてくれて、宴会が盛り上がること間違いなしです。

店内は、少人数向けの普通のテーブル席あり、ランチでは相席用のテーブルとなり、夜は少人数の宴会にも使える大テーブル席もあります。

メニューは、炒め物が1品1,000~1,200円+税程度と、この立地にしてはリーズナブルな価格です。特に小籠包の5個で680円+税は、割安でしょう。
お酒は、ワインが充実しているのが特徴で、ボトルで3,000円+税~と良心的な価格設定です。

いただいたのは、
■北京ダック2人前(980円+税)
やはり、焼きたてを目の前でさばいてくれる1羽がオススメですが、少人数では食べられません。2人でシェアするなら、これがちょうどいいですね。
巻いてあるものが、2本とカットしたダックに甜麺醤のソースをかけたものが数切れです。
お店で窯焼きなので、少量サイズでも本格派の味ですね。
ダックの皮パリパリ感、その下の脂肪のジューシーさ、お肉の旨みと、少量ながらダックの旨みを十分に味わえます。
ちょっとした、フレンチのメイン料理のような感じですが、価格は前菜のお値段なので非常にお得です。

■四川麻婆豆腐鉄板仕上げ(1,280円+税)
丸い鉄鍋で提供され、熱々でいただけます。
豆腐を一度素揚げしているため、水っぽさが無く、豆腐の味が凝縮しているのが特徴ですね。
味付けはちょっと上品で、過剰な辛さが無く、肉の旨みに上手に辛さをまとわせている感じです。
花椒も程よく効かせてあり、突出して強くないですね。
辛さを楽しみながら旨みを感じられる非常にいいまとまり方で、よくできている印象です。

■牛ハツとハチノス辛口和え(980円+税)
中国名は『夫妻肺片』という定番前菜です。
盤古グループは、四川出身の料理人が多いため、四川料理が得意分野です。
成都のおしどり夫婦が、モツを使って作ったため、このような名前です。
牛スネ肉と胃袋であるハチノスを煮込んだもので、軽い辛さの中に肉の旨みを感じます。
ハチノスはしっかりと下ごしらえしているので、臭みはまったく無く、いい具合に噛み応えが残りつつ、柔らかく仕上がっていますね。
こういう定番四川料理が、ちゃんとした味で楽しめるのが盤古の魅力です。

■豚肩ロースの広東風酢豚(1,280円+税)
酢豚は、定番の甘酸っぱい味わいの広東風とお肉のみで野菜が入らず黒酢で仕上げた東北風の2つのスタイルが用意されています。
こちらは、料理人の実力がわかる定番の広東風です。
四川料理が本格派な味つけなのに対し、広東風酢豚は日本人向けの味わいに仕上げてあります。
料理によって味の方向性をはっきりとさせてあり、本場の味の中華を求める人にも、家庭的な味が好きな人にも楽しめるようにしてあるところもいいですね。
肉の旨みをしっかりと感じる肩ロースを使い、野菜は赤と黄色のパプリカ、玉ねぎは紫玉ねぎですね。パイナップルも大きなものが入り、生のものを使っているようで、野菜に対するこだわりも感じます。
味付けは、非常にいい塩梅の甘酸っぱさです。酸の尖りを感じないのがいいですね。

■特製焼き餃子(480円+税)
定番料理ですが、お店のレベルがわかる料理です。
皮は自家製でやや厚めです。焼き色がついた面は香ばしく、他のは小麦の旨みがあります。
餃子が最近の流行りは、ラードなどの脂肪分で過剰なジューシーさを出すものです。しかし、豚肉の旨みとニラのシンプルなれど誠実な作りですね。
炭水化物×肉というスタイルの料理は、両者のバランスにより、美味しくなる料理です。
こういう皮も楽しませてくれる餃子だと、あんの旨みも引き立ちますね。

■フルーツ入り杏仁豆腐(460円+税)
カクテルグラスに自家製の杏仁豆腐です。
杏仁豆腐は、柔らかく、乳製品で延ばしているようなソフトな印象があります。
ハードな正統派杏仁豆腐が好みな人には、方向性の違うものですが、日本橋の客層からするとこういう上品な味わいは好まれるでしょう。
フルーツもフレッシュで総合的には文句なしです。

●青島ビール(750円+税)
中華料理店定番のビールです。
グラスも冷やしてあって美味しいですね。

●紹興酒5年かめだし1合(850円+税)
熟成感がしっかりしていて、飲みごたえのある紹興酒です。美味しいですが、最近、軽めの紹興酒ばかりを飲んでいて、5年の重さを強く感じてしまいました。

●孔府家酒(ショット780円+税、ボトル9,800円+税)
箱とボトルはお借りしての撮影です。アルコール度数が39度と非常に高く、これを1本飲んだわけではないので、誤解なきようお願いします。
おもしろいのは、このお酒は中国の思想家の孔子の誕生の地で作られるお酒です。
明や清の王朝にも献上されたというお酒です。
いわゆる『白酒』と呼ばれるもので、コーリャンを原料にした焼酎ですね。
味わいは、まさに「芳香」という言葉が相応しい香りがします。しかし、香りは良くても、強いことには変わりなく、アタックは強いですね。


何を食べても何を飲んでも間違いなく美味しいので、満足すること間違いなしのお店でしょう。「本物」の中華料理を食べられるお店で、ある程度、舌の肥えた人が通いたくなるお店ですね。
価格も日本橋にしては安く、非常に使い勝手のいいお店だと思います。興味があれば、1度は試すべきお店ですね。そして、気に入ったら、通っていただきたいお店です。

  • 北京ダック2人前(980円+税)2018年1月
  • 四川麻婆豆腐鉄板仕上げ(1,280円+税)2018年1月
  • 牛ハツとハチノス辛口和え(980円+税)2018年1月

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2位

ロテスリーレカン (東銀座、銀座、銀座一丁目 / フレンチ、パン)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/02訪問 2018/03/16

季節を感じる華やかなフレンチ

銀座にあるフランス料理店です。

レカンと言えば、超有名フレンチですが、ここはそのカジュアル業態のお店です。カジュアル業態と言えども客単価は1万円程度ですから、銀座 レカンは庶民には遠い存在ですね。

お店は、外観からスッキリとモダンな印象で、飲食店っぽさがありません。ジュエリーショップみたいな雰囲気です。
店内に入ると、左手はブーランジェリーレカンになっていて、パンが売られています。右手がレストランの受付です。

客席は、座席は黒、テーブルクロスは白と、外観同様のモダンな印象。壁に少しだけ装飾品がある以外に余計なものはなく、スッキリとしていますね。

メニューは、コースで、5,500円、7,500円、10,000円の3種類。この価格にサービス料10%と税金がかかります。

今回は、会食での利用です。幹事さんが下記のコースと乾杯のシャンパーニュとグラス1杯分のワインを予約しておいてくれました。
シャンパーニュは、レカンの名前が書かれたもので、どこかのドメーヌと契約したものでしょう。
グラスワインは、春を先取りした桜のラベルがかわいらしいスペインのものでした。

いただいたのは、
■7500円コース(7500円+サービス料+税)
[Amuse-bouche]
・アミューズ ブーシュ
チーズのシュー生地、パテ ド カンパーニュ、ブランダード、サツマイモのムースの4点です。
チーズのシュー生地は、まさにその名のとおりで、チーズの香りがしっかりしているシュー生地です。特別な印象はありません。
パテ ド カンパーニュは、お肉の味がしっかりしていて、ひと口でも名店の味だとわかります。
スプーンに盛られたのは、ブランダート。これは干鱈を使った料理で、ラングドック地方の郷土料理とのこと。ポルトガルでも干鱈を活用しますが、フランスでも南に行くと魚介の活用法が変わってきますね。タラを加えたポテトサラダという感じの味わいですが、魚介の濃厚な味わいがありますが、臭みが無いものでした。このアミューズから急に期待が高まります。
サツマイモのムースは、ブランダートのスプーンでいただきます。フワフワの泡で口に入れるとすぐに溶けてしまいますが、味はサツマイモの味わいです。この食感は驚かされますね。また、ハイビスカスの花びらが入っていて、これがよく香ります。

[Entrée 前菜]
・さよりのサラダ仕立て 日向夏の香り
2月末の利用ですが、春を感じさせてくれますね。旬は「走り」か「名残り」を味わうものですが、さすが名店は「走り」を提供してくれます。
サヨリをメインに使っている点もそうですが、黄色みがっかった細長い野菜は食用タンポポです。軽く苦味があり、大人の味わいの野菜です。フランスの食卓に春を告げる野菜です。
ベージュの丸いものは、クルトンだそうで、バターの香りがします。
日向夏も細かく刻まれていて、全体に華やかな香りで包まれています。
フランスと日本の春の素材を融合させた、日本のフランス料理店でないと味わえない本格フレンチの前菜でしょう。

[Entrée Chaude 温前菜]
・赤座海老のポアレとサフラン風味のリゾット
赤座エビとは、手長エビのことなので、イタリアン的な海老がどーんと鎮座しているものをイメージしていたのですが、海老は剥き身にしたものを調理しているので、あの姿ではありませんでした。
海老の下には香り米のバスマティライスをサフランで味付けしたもの。インドの高級米もフレンチに登場です。
添えてあるのはこちらも旬の走りのアスパラガス。またもや、早い春を感じさせてくれますね。
上にある白いフワフワは、パスティスというフランスの香草を使ったリキュールで作ったものです。軽い苦味があり、アクセントになっていますね。
皿の縁には、カラスミも散らしてあり、非常に豪華です。
プリプリの高級エビは、非常に美味しいですが、男性にしてみるともうちょっと量が欲しいとことですね。女性にちょうどいい量です。
これが魚料理のメインでもいいぐらいの完成度ですが、これで前菜です。

[Poisson 魚料理] 
・平目のヴァプール 白ワインソース
「ヴァプール」とは、蒸す調理法とのこと。平目がふっくらと仕上がっています。そのため、ナイフが要らないぐらいの柔らかさで食べやすいですね。
ソースは、白ワインとバターで作ってあり、王道のフレンチの味わいですね。
添えてあるのは、菜の花で、これまた春の味。そして、マッシュルームと花びらも散らしてあり、全体的に華やかな印象です。

[Viande 肉料理]
・国産牛のグリル カフェドパリバター添え
柔らかい仕上がりの牛肉のグリルですが、スライスしたローストビーフのような状態で提供されます。男性ならひと切れがひと口サイズなので、こちらもナイフ要らずです。
緑色のソースはグリーンピースです。これまた、欧米文化では春の味わいの定番ですね。前菜からメインまで春らしい野菜をしかも、被ることなく使ってくるあたりと、魚のメインでは副菜として添えていた春野菜ですが、肉のメインではソースに使ってくるあたりが素晴らしいですね。
やや青臭い味のソースですが、しっかりとした肉の味わいには、この青臭さもアクセントとなり肉の力強さをソフトにしてくれます。お子さま味覚の男性には好まれないソースかもしれませんが、大人の女性には美味しいソースでしょう。
お肉の上にあるのが、カフェ・ド・パリ・バターです。ニンニクやハーブが効いたバターです。こちらもお肉との相性はバッチリで、スタンダードな味わいです。男性はこちらのほうがいいかもしれませんね。

[Dessert デザート]
・クレーム・ダンジュとフルーツのサラダ チョコレートのソルベ
ベリー系のフルーツの下にあるのが、クレームダンジュです。滑らかな軽いクリームチーズケーキという感じですね。フルーツの上にある白いのはメレンゲですが、これも何だか美味しいです。
チョコレートのソルベも香り高く美味しいですね。散らしてあるチョコレートのレベルも非常に高く、さすが一流店です。

[Mignardise/ Cafe カフェ]
・ミニャルディーズ キャフェ
もう、十分にお腹いっぱいなのですが、最後にマカロンや焼き菓子などが提供されます。箱の中に小石が敷かれている器に盛られていました。
キャッフェは、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティーが選べます。
あえてハーブティーをチョイス。カモミール、ミント、レモングラスのブレンドとのこと。優しい味わいでなかなか美味しいですね。

パンは、最初にバゲット、その次にライ麦パン、そして、全粒粉パンとコースの進み具合に応じて異なるものが提供されます。どれも気になって食べてしまいますが、どれも美味しいですね。

●ボー テルトル(5,000円+サービス料+税)
ボルドーのサンジュリアンのワインです。ワインリストには年は書いてないのですが、提供されたものは2007年のものでした。10年以上前のワインが低価格でも軽々と出てきてしまうのはさすが名店と驚いてしまいます。
元値はそんなに高くないワインなのでしょうけれど、適正な状態である程度の年月が経って、美味しく飲める状態まで保管してくれていたその分のコストが上乗せされていると思うと、実に安く感じますね。
なかなかのタンニンを感じるワインですが、熟成でいい感じに尖りが落ちていて、非常に飲みやすいワインです。
このワインにしてよかったと思いました。


女性の心を鷲掴みにするコースでした。とかく、季節感を前面に押し出し、それが春というのもあって華やかなな印象です。会食で団体の予約でしたが、そのために用意してくれたワインも桜(このワインはワインリストにありません)ということで、お店のサービス精神が現れていますね。
また、「ナイフを使わせない」というコンセプトがあるのかと思うぐらいの調理がしてあり、料理の味と会話に集中ができます。こういう点も女性向けですね。
女性を連れて行っても必ず満足させてくれるフレンチの名店だと思います。

  • 7500円コース(7500円+サービス料+税)の『アミューズ ブーシュ』2018年2月
  • 7500円コース(7500円+サービス料+税)の『アミューズ ブーシュのパテ・ド・カンパーニュとチーズのシュー生地』2018年2月
  • 7500円コース(7500円+サービス料+税)の『アミューズ ブーシュのブランダート』2018年2月

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3位

サクラカフェ 日暮里 (千駄木、西日暮里、日暮里 / カフェ、アジア・エスニック、ビアバー)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ~¥999

2018/09訪問 2018/10/06

飲んで!飲んで!!飲みまくれ~!!!世界のビール飲み放題!2回目

谷中よみせ通りから路地を1本入ったところにあるカフェです。

外国人向けのユースホステル併設のレストランです。
1階がこちらのお店ですが、サクラカフェというだけあって、ピンク色をベースのカラーにしていますね。

テラス席もあり、外国人観光客がお店を通って出かけていくので、インターナショナルな感じがあって、オシ ャレ感も3割増しぐらいになっています。
店内は、非常に広く、座席数の全容は掴めません。また、扉は無いものの個室のような空間もあるので、宴会にも使えそうです。

ディナータイムも食事がメインで価格もランチタイムと大きく変わりません。
今回も、目玉となる世界のビール飲み放題(2,000円)を楽しみにやってきました。

いただいたのは、
●世界のビール飲み放題(2,000円)
2時間飲み放題で30種類程度から選べます。
システムとしては、レジにて会計。冷蔵庫にあるもののうち、値札に黄色いシールが貼られているものが対象です。その中から最初の1本を冷蔵庫から出して抜栓してもらいます。
飲み終わったら、新しいビールを選び空瓶と共にレジに持っていき、また抜栓してもらうという流れです。グラスは置いてあるものを好きに使って問題ありません。
また、ビール以外にもシードルや日本酒、ノンアルコールのドリンクもあります。
前回と1人メンバーが違いますが、写真は今回も3人で飲んだものです。売値で9,460円相当飲みました。前回と本数は同じですが、金額は売値の総額は、少なくなりました。
・ダブルエスプレッソビール(900円相当)
前回の訪問の際は無かったビールです。
見た目は、ギネスのようなスタウトのようですが、こちらはエスプレッソを添加したビールなので味はちょっと違います。
ローストっぽい香りがしますが、スタウトの風味とは異なり、コーヒーのエスプレッソの味がしますね。本当にエスプレッソビールです。
コーヒー好きにおすすめです。
・チャーン(600円相当)
タイの定番ビールです。私の中にある「緑色の瓶のビールは薄い」の法則に従っており、薄くて真夏に飲みたいビールです。
・ビンタン(600円相当)
インドネシアのビールです。同じく法則に従っているビールですね。
・バーバーバー(650円相当)
ベトナムのビールです。こちらも薄いです。褐色の瓶は返上すべし!
・サンミゲール(650円相当)
フィリピンのビールです。褐色瓶ですが同じく薄い。
・イエバー(650円相当)
ドイツのビールです。遂に救世主が現れました。
緑色の瓶ですが、苦味もしっかりしていて旨みもありますね。
さすがドイツです。
・銀盤 純米吟醸(560円相当)
飲み放題には種類こそ少ないですが、日本酒があります。
・ハリーのロンドンアイスティー(650円相当)
最高級ケニア産の紅茶、自社で作るウォッカ、天然シトラス果汁を加えた世界初のプレミアムアルコール入りアイスティーとのこと。微炭酸で飲みやすい紅茶のお酒です。
・ハードシードル(600円相当)
キリンのシードル(りんごのお酒)です。甘さ控えめでりんごの風味もそんなに強くなく、飲みやすい炭酸のお酒という感じですね。
・ヒタチノネスト(650年相当)
ノンアルコールビールです。
麦芽・ホップを使って醸造しているので、アルコール度数0.3%ですが、味わいは『緑色の瓶』より濃いですね。「ノンアルコールにして、ビールより濃い」という奇妙な逆転現象を味わえます。

■ポーク・オ・キャラメル(880円)
"ニューカレドニアの学生さんから教えてもらったレシピ!魚醤の風味が効いたニューカレドニア版、豚の角煮。"とのことですが、食べてみると、甘さのあるエキゾチックな豚の生姜焼きという感じです。

■東北牧場 ハーブソルトのおつまみナッツ(380円)
オリーブオイルかバター味をチョイスできます。バターにしたのですが、バターの風味よりもローズマリーの香りが効いています。
ナッツが脂をまとっており、手づかみで食べないほうがいいです。
ビールを飲むには、最高のおつまみでしょう。

■トルコ風サバサンド(880円)
前回同様の料理ですが、木製のお皿に盛ってくれてお洒落です。

■唐揚げポテト(680円)
前回も食べた『チキン&フライ』です。
今回は、日本人の店員さんでしたが、普通に『唐揚げポテト』と読んでいました。『チキン&フライ』と注文する私は、欧米かぶれのカッコつけている日本人みたいですね。


前回よりも飲んだ総額は下がってしまいましたが、やはり、イロイロ飲んで楽しく過ごせました。
まだまだ活用する人は少ないですが、この飲み放題はお得ですね。おすすめです。
谷中よみせ通りから路地を1本入ったところにあるカフェです。

外国人向けのユースホステル併設のレストランです。
1階がこちらのお店ですが、サクラカフェというだけあって、ピンク色をベースのカラーにしていますね。

テラス席もあり、外国人観光客がお店を通って出かけていくので、インターナショナルな感じがあって、オシ ャレ感も3割増しぐらいになっています。
店内は、非常に広く、座席数の全容は掴めません。また、扉は無いものの個室のような空間もあるので、宴会にも使えそうです。

ディナータイムも食事がメインで価格もランチタイムと大きく変わりません。
しかし、目玉となるメニューがあります。それは、世界のビール飲み放題(2,000円)です。

いただいたのは、
●世界のビール飲み放題(2,000円)
2時間飲み放題で30種類程度から選べます。
システムとしては、レジにて会計。冷蔵庫にあるもののうち、値札に黄色いシールが貼られているものが対象です。その中から最初の1本を冷蔵庫から出して抜栓してもらいます。
飲み終わったら、新しいビールを選び空瓶と共にレジに持っていき、また抜栓してもらうという流れです。グラスは置いてあるものを好きに使って問題ありません。
また、ビール以外にもシードルや日本酒、ノンアルコールのドリンクもあります。
写真は3人で飲んだものです。こちらのお店の売値で11,380円相当飲みました。
・ヒナノ(650円相当)
フランス領ポリネシアのタヒチ島のビールです。
南国のビールなので軽めですが、苦味もそこそこあります。
女性におすすめです。
・モレッティ(650円相当)
定番のイタリアビールですね。クラシカルなイタリアの伊達男のラベルが目印です。
ワインもそうですが、イタリアのお酒は軽く飲めるように造られているようで、このビールもそうです。
・ニンジャラガー(600円)
ベルギー産のビールですが、日本的には第三のビールという扱いになっています。
お店のメニュー表記では、アメリカになっていたので、アメリカ向けにベルギーで製造しているビールなのかもしれません。
ラガーといいつつも、苦味も風味も軽く、飲みやすい印象です。
ダントツで謎なビールですね。
・ミスティックピーチ(650円相当)
ホワイトビールにピーチの風味を混ぜて造った低アルコールビールです。
アルコール度数が3.5%なので、お酒が苦手な女性にも飲めるビールですね。
味は、確かにピーチです。新しいサワーって感じがします。
・チンタオスタウト(650円相当)
中国の青島ビールが作るスタウトです。初めて見ました。
通常のグリーンのボトルの青島は軽いですが、スタウト(黒ビール)は濃いですね。
・ブドバー(650円相当)
チェコのピルスナーです。バドワイザーは、ドイツ系移民のアメリカ人がヨーロッパで有名なこのビールの「ブドヴァイゼル」にあやかり、英語読みの名前をつけたとのこと。
こっちが元祖で、アメリカがパクリです。こういう興味深いビールも用意してあるのいいですね。
・アイスティー(290円相当)
途中、休憩で2回飲みました。ソフトドリンクの注文は、レジにて行います。

■東北牧場野菜の自家製ピクルス(480円)
ごく普通のピクルスですが、ビールをしっかり飲むには前半はこのぐらいの軽いおつまみがいいですね。

■サラミ&チーズ(480円)
こちらもピクルスと同じく、軽めのおつまみです。

■グリーンサラダ(580円)
ごく普通のグリーンサラダですが、量が多いので、上記2つよりもお得感がありますね。

■チキン&フライ(680円)
日本語のメニューには記載が無いですが、英語メニューに見つけた料理です。
ひと口よりちょっと大きいぐらいのサイズのフライドチキンが5個とフライドポテトです。
マヨネーズとケチャップが付きます。
フライドポテトのボリュームがあるので、これでビールが飲めますね。

■トルコ風サバサンド(880円)
一番美味しい主食でしょう。軽めの味わいのバゲットに焼いた鯖が挟んであります。人数分に3等分にしてくれました。
野菜も多くて、お得なメニューです。

■本日のパスタ(880円)
トマトのパスタとのこと。フレッシュトマトを使っていて、なかなかいいでしょう。


料理もしっかりと頼んでしまいましたが、これだけ飲食して1人3,500円ですからとてもお得ですね。これだけ飲んでも全部のビールのうち、半分程度しか飲んでいません。ビール好きなら通いたくなりますね。
谷中よみせ通りから路地を1本入ったところにあるカフェです。

外国人向けのユースホステル併設のレストランです。そのため、外観は、ホテルです。(が 、実はここ、某宿舎だったところを改装してホテルとしているので、2階より上は単身者向け住宅っぽい感じです)1階がこちらのお店ですが、サクラカフェというだけあって、ピンク色をベースのカラーにしていますね。

テラス席もあり、外国人観光客がお店を通って出かけていくので、インターナショナルな感じがあって、オシ ャレ感も3割増しぐらいになっています。
店内は、非常に広く、座席数の全容は掴めません。また、扉は無いものの個室のような空間もあるので、宴会にも使えそうです。

ランチタイムはセルフサービスでキッチン前のカウンターで注文し、会計します。お店に入ったときに何も案内が無く、やや戸惑いました。
メニューは、「世界の料理を集めました」という感じで、日本代表はよもだカレー(780円)、 アメリカ代表は ロコモコ(880円)、メキシコ代表はスパイシーナチョス(580円)等、いろんな国の料理があります。また、日本らしさを感じてもらえるようにでしょうか、こだわり卵の卵かけごはん(550円~)というメニューがあるのもおもしろいですね。
ランチタイムにはお得なセットがあり、メインにプラス100円~300円でスープとサラダとドリンクが付きます。選ぶドリンクによつて価格が変わりますが、300円ならビールも選べるのがいいですね。
ちなみに朝食時間帯はビュッフェで390円です。シティホテルではないのでトースト、コーヒー、スープと簡単な朝食です。

いただいたのは、
■ガパオ(880円)
タイ代表です。暑い日なのでタイ料理な気分で選んでみました。 注文すると、調理に時間がかかるので札をいただき、セットのドリンクを先にもらって、好みの席に座ります。
しばらくして提供されたガパオは、卵が見事に半熟で、盛り付けも丁寧な日本のガパオです。食べると、より、そういう雰囲気があり、鶏肉入り醤油あんという印象のあるマイルドなもので、ナンプラーの香りからタイ料理っぽさを感じるだけです。
辛さは、ほとんどなく、上に振られたチリパウダーだけが辛いです。
優しい味の醤油あんでご飯をいただく感じで、中華丼をより和風の味付けにしたような味です。
卵の黄身を割って絡めるのがこのガパオの最大のイベントですね。絶妙な火加減の卵は美味しいです。

■ランチセット(+100円)
ドリンクは、森のコーヒーのアイスをいただきましたが、クセが無く万人向きのコーヒーで満足です。これだけでも100円の価値があると思いますが、更にサラダとスープが付きます。
サラダは 新鮮なレタスがたっぷりのものでフレンチドレッシングがかかります。
スープは、コンソメかと思ったのですが、和風のスープでした。だし汁に醤油を加えた感じで、まさに日本の味。インターナショナルなお店はこういうところで日本らしさを出すのですね。
この3品で100円は、非常にお得だと思います。魅力的なセットですね。


お店は広く、お客さんは少ないので、時間の許す限りゆっくりできるお店です。谷根千でもメインストリートからは1本路地に入っているので、静かな場所にあり、非日常的空間でゆっくりできるというのは価値があるでしょう。
食事もいいですが、谷根千散策の休憩スポットとしても魅力的だと思います。

  • 世界のビール飲み放題(2,000円)の『ダブルエスプレッソビール(900円相当)』2018年9月
  • 世界のビール飲み放題(2,000円)の『ヒナノ(650円相当)』2018年9月
  • 世界のビール飲み放題(2,000円)の『レーベンブロイ(600円相当)』2018年9月

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4位

BRICK 銀座店 (新橋、銀座、内幸町 / バー、パスタ)

6回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2020/09訪問 2020/10/16

コロナ禍でも快適なサービスを提供してくれる銀座のバー

銀座の並木通りにある老舗バーです。

通りに面する間口は狭いので、小さい店かと思いきや、ビル1棟が全部お店なので、意外に座席数があります。
1階は、カウンター席と曲線を描く大きなテーブルがあり、1~3人ぐらいの少人数向けですが、常時オープンしているのは1階なので、急に訪れた団体さんも案内されます。多くは、昔、銀座で元気に遊んでいたと思われる人生の先輩ですが、最近は、外国人観光客の姿も多くなりました。
他のフロアはいつでも営業しているわけではなく、混雑状況や店員さんの数によります。とりあえずは、1階に顔を出し、他のフロアに案内された場合だけ、地下1階や2階に行くことがあります。ですが、どのフロアであっても、老舗感溢れる落ち着いた印象の店内です。
新型コロナウイルスの影響で換気能力の低い地下は現在は使っていないとのこと。また、カウンターには透明アクリル板が設置されました。

テーブルチャージは無く、サービス料で10%の良心価格。それに消費税がかかります。ドリンクの価格も銀座とは思えない価格なので安心して飲めます。メニューの価格から1割増しにすれば請求額がわかるので、お金が無い若者のデートでも見栄を張ることができます。

いただいたのは、
●上海レモネード(900円)
同行の女子が頼んだものです。味見はしていません。
美しいカクテルです。

●トリス・水割り(300円)
2軒目なので、一番安いウイスキーのこちらをいただきました。
安酒ですが、こちらもいわゆる『トリスバー』ですから、名物と言っても過言ではないでしょう。
安いなりに美味しく、よくできたウイスキーだと思います。

■ミックスナッツ(600円)
バーの定番ですね。安定の味です。

■あたりめ(800円)
店内で炙って、裂いたものに醤油をかけ、自家製マヨネーズを添えて提供してくれます。
今日のマヨネーズはたっぷりでした。ちょっと嬉しいですね。
このマヨネーズ、店内で作っており、重くなく、美味しいです。
こちらのお店でいただく料理は、マヨネーズを使ったものがおすすめです。


密を避けるため、久しぶりに2階に案内されました。
2階にはCDですがジュークボックスがあります。1曲100円です。なかなか見かけないものですから、これを操作して曲をかけるだけでも100円以上の価値がありますね。
カウンターには、2人ごとにアクリル板のついたてがあり、感染対策もバッチリです。
飲食店は苦しいご時世ですが、どのような世相でもお客さんに快適なサービスを提供してくれる銀座のバーですね。
銀座の並木通りにある老舗バーです。

通りに面する間口は狭いので、小さい店かと思いきや、ビル1棟が全部お店なので、意外に座席数があります。
1階は、カウンター席と曲線を描く大きなテーブルがあり、1~3人ぐらいの少人数向けですが、常時オープンしているのは1階なので、急に訪れた団体さんも案内されます。多くは、昔、銀座で元気に遊んでいたと思われる人生の先輩ですが、最近は、外国人観光客の姿も多くなりました。
他のフロアはいつでも営業しているわけではなく、混雑状況や店員さんの数によります。とりあえずは、1階に顔を出し、他のフロアに案内された場合だけ、地下1階や2階に行くことがあります。ですが、どのフロアであっても、老舗感溢れる落ち着いた印象の店内です。

テーブルチャージは無く、サービス料で10%の良心価格。それに消費税がかかります。ドリンクの価格も銀座とは思えない価格なので安心して飲めます。メニューの価格から1割増しにすれば請求額がわかるので、お金が無い若者のデートでも見栄を張ることができます。

老舗というのは変わらないように感じますが、少しずつは変わるもので、店員さんの制服が新調されてベストのストライプがハッキリしています。また、メニューブックも新しくなり、雰囲気のある挿絵が入りました。
価格も少しですが変動しており、馴染みのボトルの値段が上がったものもあれば、下がったものもあります。
おつまみは、値段は変わらないものの量が減り、お皿に添えられていたカラシは、小皿に別盛りになりました。

いただいたのは、
■ポテトサラダ(600円)
バーなので、料理を頼まずに飲む人もいますが、食べるならおすすめはマヨネーズを使った料理です。
ポテトサラダ、マカロニサラダ、あたりめが代表格ですが、その中でも王道なのがポテトサラダです。
じゃがいもとにんじんだけで自家製マヨネーズで和え、パセリを添えてあります。
マヨネーズは酸味は無く、卵と油の味がする、生きているマヨネーズです。
それを纏ったじゃがいもとにんじんは、自然の味そのもの。東京の、しかも、銀座の真ん中で、ナチュラルな野菜をいただけます。
根菜なので、バーの料理としては価格に比べてボリュームがあるのが特徴で、若者にも勧めたいですね。

お酒は、ずっと棚の奥にしまわれていたマイボトルのエライジャ・クレイグを飲みきりました。
ウイスキーに濁りがあるのは、ウイスキーに溶けている香味成分が凝固したもの。いわゆる「澱」だ。ウイスキーも自然の産物で、瓶の中で変化していくということ。
さすがに封を開けて1年以上経過しているので味のほうは、少し風味が抜けて焼酎のような味わいになってしまいましたが、まだまだ飲める味わいですね。
保管期限を過ぎても残しておいてくれる老舗の誠実さが味わい深いです。
お店と私は細く長くのお付き合いで、食べログに写真があるだけで6本、通算すると10本以上はボトルをキープしていたので、そのあたりの温情なのでしょう。
ボトルキープは、1ヶ月がオフィシャルなルールです。残っていないときもお店を責めてはいけません。


東京、しかも、銀座です。上を見たらキリがないのですが、私の身の丈では、最高のバーですね。
馴染みのバーがあるというのは、銀座の街にも自分のホームがあるような感覚があり、幸せなものです。
銀座にありながら、誰でも楽しめるというのがこのお店の普遍的な魅力でしょう。
銀座の並木通りにある老舗バーです。

通りに面する間口は狭いので、小さい店かと思いきや、ビル1棟が全部お店なので、意外に座席数があります。
1階は、カウンター席と曲線を描く大きなテーブルがあり、1~3人ぐらいの少人数向けですが、常時オープンしているのは1階なので、急に訪れた団体さんも案内されます。多くは、昔、銀座で元気に遊んでいたと思われる人生の先輩ですが、最近は、外国人観光客の姿も多くなりました。
他のフロアはいつでも営業しているわけではなく、混雑状況や店員さんの数によります。とりあえずは、1階に顔を出し、他のフロアに案内された場合だけ、地下1階や2階に行くことがあります。ですが、どのフロアであっても、老舗感溢れる落ち着いた印象の店内です。

テーブルチャージは無く、サービス料で10%の良心価格。ドリンクの価格も銀座とは思えない価格なので安心して飲めます。メニューの価格から1割増しにすれば請求額がわかるので、お金が無い若者のデートでも見栄を張ることができます。

食べログマガジンなるものが始まり、レビュアーではなく、ライターが作った情報がアップされるようになりました。気軽に通える“ネイバーフッドバー”を、銀座に作るなら。という記事があり、ネイバーフッドバーという言葉を知りました。「ネイバーフッド」とは「近所」という意味らしく、気軽に通える顔見知りのバーという感じでしょうか?
オーセンティックバーという言葉もありますが、「オーセンティック」とは「正統派」であり、そうでないバーは、逆説的に亜流や邪道なバーとなってしまいます。
そういう意味では、ネイバーフッドバーのほうが納得です。

こちらは、私のネイバーフッドバーです。銀座という土地柄ですが、安いので通いやすいお店ですね。自分のお気に入りのお店が混雑してしまうのは困りますが、皆さんにも銀座にネイバーフッドバーを持つなら、こちらをおすすめします。

いただいたのは、
■自家製コロッケ(600円)
俵型の手作りコロッケが3個、ソースは既にかかった状態で提供されます。
油のキレもよく、上手に揚がっている印象です。ジャガイモの風味を感じる味わいで、ちょっとだけお肉が入っています。冷めても味があまり劣化しないのは、揚げ油が植物性オイルだからでしょう。
付け合わせの野菜は、キャベツ・人参・キュウリなど。キャベツは軽くマリネしてあるのか、すこし酸味の味付けで、これはこのままおつまみになります。
この1皿で、1人で軽く飲むのにはちょうどいいですね。


お酒は、ボトルキープのエライジャ・グレイグ12年を水割りでいただきます。今回で飲み切りかと思いましたが、ちょっと多かったようで、あと、1回分ぐらいが残りました。次回分があるからこそ、また、足が向くというものです。これぞ、ネイバーフッドバーですね。

銀座の並木通りにある老舗バーです。通りに面する間口は狭いので、小さい店かと思いきや、ビル1棟が全部お店なので、意外に座席数があります。
1階は、カウンター席と曲線を描く大きなテーブルがあり、1~3人ぐらいの少人数向けですが、常時オープンしているのは1階なので、急に訪れた団体さんも案内されます。多くは、昔、銀座で元気に遊んでいたと思われる人生の先輩ですが、最近は、外国人観光客の姿も多くなりました。
他のフロアはいつでも営業しているわけではなく、混雑状況や店員さんの数によります。とりあえずは、1階に顔を出し、他のフロアに案内された場合だけ、地下1階や2階に行くことがあります。ですが、どのフロアであっても、老舗感溢れる落ち着いた印象の店内です。

テーブルチャージは無く、サービス料で10%の良心価格。ドリンクの価格も銀座とは思えない価格なので安心して飲めます。メニューの価格から1割増しにすれば請求額がわかるので、お金が無い若者のデートでも見栄を張ることができます。


この日は、銀座の画廊に個展を見に行った帰りに寄りました。個展というものは、当然ながら個人で開くものですから、勤め人が観にいくならば、平日の夜、もしくは土日でしょう。平日の昼間は閑散としていて、開催者も時間を持て余すと思い、仕事の都合をつけて、平日の昼間に観に行きます。
画伯は、私の上司だった人。あっさりと仕事を辞め、画家になってしまいました。普段は食べログで私の周りの人物についてあまり語ることは無いのですが、画伯はとても愉快な方なので、エピソードを少しだけ紹介します。
過酷な環境でもジョークを忘れない人で、トラブルがあり非常に怒っているときにひと言。「私は、ハラタツノリになってしまいました!」との発言!「画伯、怒っている感じが全然つたわりませんよ」って思わずツッコミを入れたくなります。
また、画伯は、大変気遣いのある人で、バレンタインデーには忘れずにチョコレートをくれますが、ある年、インドネシア製の大きな板チョコを1人1枚いただいたことがあります。「あの~画伯は、進駐軍なのでしょうか?」ってさすがに言ってしまいました。

余談は、さておき、いただいたのは、
■ソーセージの盛り合わせ(1,500円)
お店のおつまみで一番高いものかと思います。
味は標準的で長いものが1本と骨付きが2本とマイルドな味のものが1本です。
こちらのお店、料理は基本的にお店の方が作ります。こちらのソーセージもです。安く提供するというのは手間のかかるもので、カウンターではバーテンダーなのに実は料理もしているかと思うと微笑ましいですね。

■レーズンバター(700円)
ラム酒漬けにしたレーズンとバターの風味が蒸留酒に合いますね。ロックで飲みたくなります。
ウイスキーもいいですが、ラムと合わせて飲みたいですね。ホワイトラムよりもゴールドラムが合いそうです。


お酒は、キープのエライジャ・グレイグ12年。次回で飲み切りそうです。やっぱり、馴染みのバーがあるというのは気分がいいですね。また寄りたいと思います。
銀座の並木通りにある老舗バーです。

お店は、ビル1棟がバーになっています。混雑時は、地下1階から2階の3フロアを開けていますが、お客さんが少ない日は1階のみの営業のときもあります。

長く通っていると、不思議とお客さんが集中する日もあれば、まったくお客さんが来ない日もあるものです。
来店するお客さんは、平日であれば、近隣のオフィス街のビジネスマンが主力、高級クラブの関係者がいるのは銀座という土地柄でしょう。土日祝日は、昔のビジネスマンが、過去を懐かしんで大人数で訪れることもあり、近年は外国人観光客がジャパニーズウイスキーを楽しみにきています。
多様なお客さんが来店するお店は、混雑度を予想するのが難しい。

客としてみれば、銀座のバーを訪れているのだから、相応の対応をしてほしいと願うものですが、そうもいかないときがあるのも実際かと思う。
頻繁に通っていたときもあれば、疎遠になっていたときもあるものの、私の飲酒歴=このお店へ通った年数というお店。
長く通っていると、客であるものの、気持ちとしては、客の側からお店の側に近づいていくもので、不思議と混雑しているときに待たされても苦痛ではない。
並んだウイスキーのボトルを眺め、ラベルのデザインを鑑賞する。棚の上段、端のほうには古い瓶も並んでおり、ウイスキーの歴史を感じる。
バーテンダーの働きぶりを見るのも楽しい。
そうやって、お酒を飲む以外の楽しみに時間を使うのがバーというものだと思う。
お酒や料理が提供されるまでの間は、お店の雰囲気を味わうと何倍も楽しめるだろう。

逆にお店が空いている日には、ウイスキーのおかわりはすぐに出るし、料理の提供も早い。それでもバーテンダーたちには仕事がある。最もおもしろいのは古いボトルキープの台帳の整理だ。
キープされたボトルは棚に収納されているが、お客さんによって収納場所が違うらしい。最も格が高いのは、レジ横の古めかしい棚(このお店のすべてが古めかしいのだが)で、ここにはいつくるかわからない、昔の超常連のボトルが納められているらしい。
ボトルキープは、公称は1か月ということになっているが、きっちりと1か月で流れることがないのは大人の社交場の証。しかし、何か月で流されるかは、お店とお客さんとの付き合いの長さとボトルの価格を乗じて算出されるのだと推察している。

●エライジャ・グレイグ12年(ボトル6,500円)
アメリカ人牧師の名前を冠したウイスキーは、香りが甘く、バーボンの典型という味わい。ストレートやロックでも香りを感じるが、水割りやハイボールでも延びがよく、いいお酒になってくれます。
バーボンの父とも呼ばれる彼が、蒸留所を作ったのは1789年のこと。今から200年以上も前のことだ。このお店の歴史もさることながら、ウイスキーの歴史も長い。
それと比べると、混雑時の待ち時間などは瞬きをするぐらいのごくわずかな時間なのかもしれない。

お店には、たくさんのボトルが並び、知らないボトルもたくさんある。1本のボトルにこれだけの長い歴史があるかと思うと、眺めているだけ時間にもお金を払う価値があるのかもしれない。
銀座の並木通りにある老舗バーです。通りに面する間口は狭いので、小さい店かと思いきや、ビル1棟が全部お店なので、意外に座席数があります。
1階は、カウンター席と曲線を描く大きなテーブルがあり、1~3人ぐらいの少人数向けです。
2階は、カウンター席と普通のテーブル席とで、団体向けですが、若干明るい印象の内装なので、バーに慣れない人にも使いやすい雰囲気。
地下1階は、カウンター席とベンチ式の座席のテーブル席で、ゆったり過ごしたい団体に向いています。
と言っても、すべてのフロアがいつでも営業しているわけではなく、どのフロアに案内されるかは、混雑状況しだいです。
どのフロアであっても、老舗感溢れる落ち着いた印象の店内です。

テーブルチャージは無く、サービス料で10%の良心価格。ドリンクの価格も銀座とは思えない価格なので安心して飲めます。メニューの価格から1割増しにすれば請求額がわかるので、お金が無い若者のデートでも見栄を張ることができます。

メニューは、カクテルは、当然ながら一般的なものは何でもあります。特徴的なのはウイスキーでしょう。サントリーウイスキーの黎明期から、停滞期を経て、近年のハイボールブームまで、サントリーとともにウイスキーを提供してきたお店です。
なので、トリスのショットは300円と驚きの価格です。ちなみにメニューにある最も高いウイスキーは、サントリー響30年で、ボトルも30面カットのクリスタルです。こちらはショットで8,000円です。希望小売価格が10万円なのでそんなもんでしょう。
料理は、以前はランチをやっていたほどでバーとしてはレベルが高く、種類も豊富です。特にマヨネーズは自家製なのでこれを使った料理がお勧めですね。

いただいたのは、
■カブサンド(800円)2016年10月
生ハムをカブで挟んだという、シンプルなれど、ほかでは見ないメニューです。
生ハムの程よい塩気とカブの相性は良く、ウイスキーに適したおつまみですね。

■マカダミアナッツ(800円)2016年10月
殻付きのナッツを専用の道具で「パキッ」と割ります。殻付きだからでしょうか?ナッツの風味もいいように感じますね。

■ポテトサラダ(600円)2013年12月
じゃがいもとニンジンのシンプルなものです。じゃがいもは潰さず使われており、イモの味わいを強く感じられます。味付けは自家製マヨネーズで、酸味はとてもマイルドで卵の味を感じられるものです。イモのボリューム感に対して味が足りないと思う人は、塩と胡椒で調整しましょう。

■マカロニサラダ(600円)マカロニサラダ(600円)2013年12月
貝殻の形をしたパスタの「コンキリエ」を使っています。味付けはこちらも自家製マヨネーズです。コンキリエのくぼみにマヨネーズがよく絡むので、自家製マヨネーズを味わいたいならこちらがお勧めです。

■あたりめ(700円)2013年12月
注文すると、カウンターの端のコンロで炙られ、店内に香ばしい香りが流れます。裂いて提供してくれるので食べやすいですね。こちらもマヨネーズ付きです。
醤油をかけて提供されますが、裏メニューでウスターソースにもしてもらえます。駄菓子感覚で美味しくなりますね。

■BRICK揚げ(600円)2013年12月
海老をパンで挟んで揚げたものです。海老は、すり身でなくプリプリのものが1尾入っており、パンとは溶き卵か何かをつなぎにして一体化させています。ちょっと薄めの味付けです。バーの料理としては、ボリュームがあるのでお得な印象ですね。

■オムレツ(600円)2013年12月
BRICKの焼印が美しいオムレツです。具は無くシンプルなものです。

●メーカーズマーク(ショット1,000円 ボトル12,000円)2013年12月
最近お気に入りのバーボンです。サントリーが輸入販売元です。手作業による封蝋(実際はビニール)が高級感を出してます。甘く柔らかい風味とマイルドな口あたりがいいですね。水割りよりソーダ割りのほうが、このお酒の香りを活かせる飲み方かと思います。

●ヴァージン バーボン10年(ショット800円 ボトル8,000円)2015年9月
終売品でしたが、市場価格に合わせて価格を吊り上げることなく、提供していただけました。
辛口のバーボンですが、10年となると、熟成感も出て、ややマイルド。
いい出会いもあれば、別れもある、バーはそんな場所です。

●オーヘントッシャン12年(ボトル15,000円→8,000円)
ローランドのスコッチウイスキーで、シングルモルトです。
セール中とのことで、それに惹かれていただきました。
普段は、シングルモルトはあまり飲まないのですが、こちらはスコッチらしいピートの香りはせず、甘い香りで飲みやすいですね。


年中無休で営業しており、曜日・時間帯によっていろんな客層の方が利用しています。混まない時間帯は、店員の数も少ないのですが、急に団体さんが来ることもあるので、思わぬ大混雑に遭遇することもあります。
多くの人に愛されているお店ということで、混んでいるときはゆっくり飲んで、手が空くのを待ってあげるのが常連のたしなみでしょう。

銀座ですから、もっとお金を出せばもっといいお店もあるでしょうが、ここは誰もが自分の予算で美味しくお酒を飲めるバーです。これこそが名店でしょう。

  • メーカーズマーク(ショット1,000円 ボトル12,000円)2013年12月
  • エズラ・ブルック(ショット600円 ボトル6,500円)2014年8月
  • エイシェントエイジ(ショット600円 ボトル6,500円)2015年1月

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5位

とんかつ山家 上野店 (上野御徒町、上野広小路、御徒町 / とんかつ、食堂、コロッケ)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2018/02訪問 2018/02/14

誰でも美味しいものがお腹いっぱい食べられる。それが、名店の条件

上野駅と御徒町駅の中間にあるとんかつ店です。

この界隈に2軒、蒲田にも1軒のお店を構えますが、食べログとんかつ百名店2017にも選ばれた名店です。

お店の外観は、白い暖簾とんかつ瓦の屋根で、純和風です。シンプルな印象なので賑やかなこの界隈の景色に埋もれている感じです。

店内は、カウンターは木製、壁は土壁風の壁紙、厨房はタイル張りで、店内は明るいですね。清掃も行き届いており、揚げ物店とは思えない清潔感があります。
1階席はL字のカウンター9席、2階にも客席があります。

メニューは、ロースかつ定食が750円、ひれかつ定食が950円と非常に安いですね。ビールはキリンラガーで520円、日本酒は月桂冠の『恒の月』で310円です。

いただいたのは、
■ロースかつ定食(大)(950円)
基本のロースかつ定食(750円)も魅力ですが、どうせ食べるなら、思う存分食べたいので大にします。1.5倍の厚みになりますが価格は200円増しです。
揚げるには少々時間がかかりますが、注文するとすぐに漬物とお茶が提供されるので、それをいただきながら待つことができますし、厨房の様子を見ているのも楽しいですね。
待つこと数分で、とんかつが登場します。同じタイミングで、盛りのいいご飯と味噌汁も提供されます。
立派なロースかつは、端のひと切れを口に含むと、衣が崩れてお肉の脂身が弾け、肉汁と脂が口の中で爆発します。基本的には、脂身は少なめのバランスのお肉を用意しているので、この食感が楽しめるのは、端のひと切れだけです。しかも、縦の長さも短いやつだけですね。
もちろん、中央のかつも味は良くて肉汁をしっかりと保持しています。
ソースは、バランスがいいが、やや、酸味がありますね。甘さの強いソースよりもご飯との相性が良く、しっかりとご飯をいただくことができます。
とんかつに添えられたカラシは、少量でもとても効くものです。ちょっとだけつけると、いい刺激があります。
味噌汁は、しじみ汁です。身が食べやすいようにこちらのお店の箸は、割り箸ではなく、先端が細くなっている木箸ですね。
漬物は、白菜漬けで、これはあっさりしています。総じてしっかりとした味わいの料理が多いので脇役は出しゃばらずにいい味を出していますね。

接客も大変素晴らしく、この価格帯のお店にして、すべての店員さんの応対が丁寧です。複数人で来店した人は、極力、2階に通して1階のカウンターに横並びにならないようにしてくれます。また、その際は、待ち時間が少なくなるように先に注文を受けます。
よく効くカラシにむせたお客さんがいれば、すぐにお冷が提供されます。
どれもコストはかかりませんが、店員さんの努力で成立しているところに脱帽です。

ここより美味しいお店もあるでしょうが、この価格でこの味という店は簡単には見つからないでしょう。また、好立地の人気店でありながら、そして、とんかつという調理に時間のかかる料理でありながら、あまり行列しないのもいいところです。
名店の条件は、まず、美味しいこと、次に誰もが食べられる価格であること、そして、多くの人に提供できる体制が整っていることだと思います。こちらのお店はまさにその3点を満たしており、本物の名店ですね。
上野でとんかつを食べたい人に自信を持っておすすめできるお店です。

  • ロースかつ定食(大)(950円)2019年2月
  • ロースかつ定食(大)(950円)のご飯・味噌汁・漬物2019年2月
  • お茶2019年2月

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6位

浜貞 (神田、淡路町、小川町 / 海鮮、居酒屋)

9回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2024/02訪問 2024/03/11

ふぐ白子とたら白子の食べ比べ

JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。
魚介がメインなので、仕入れ価格によって多少の価格変動がありますが、刺身類などのこちらの主力メニューは1品1,000円弱ぐらいが相場です。

いただいたのは、
■天然ふぐ白子焼(1,450円)
高級食材で、ふぐ料理専門店であっても常に在庫があるとは限らないのですが、こちらでは用意してくれていることが多いですね。
少し柔らかくしたはんぺんのような滑らかな食感。旨味はありますが、上品な味わいで、臭みが無いのがふぐ白子の特徴です。
アルミホイルに接しているところの下部が軽く焦げて香ばしくなり、ここはここで味わいが変わって美味しいです。
薬味もつけてくれていますが、ポン酢だけで食べるほうが、ふぐ白子の味を感じられるのでおすすめですね。

■タラ白子(920円)
味比べのためにたら白子も注文です。
鮮魚店等では、真鱈とスケトウダラの白子が販売されているのを見かけます。一般的に高価で美味しいのは真鱈です。こちらのものも見た目から真鱈と推定されます。
タラコのように薄皮に包まれていて、中は、白子特有のうま味そのものです。
味の濃さからいうと、ふぐ白子よりもタラ白子のほうが強いですね。確か、漫画『美味しんぼ』でもそのようなエピソードがあったと記憶しています。
味わいが力強い分、魚介の臭みが多少はあります。
価格はお手頃ですし、白子を食べるならおすすめです。

■天然ぶり(腹)(1,000円)
冬の定番ですね。もう、2月なので今季最後になるかと思います。
ブリの身が白いです。脂です。近年はブリが豊漁ですが、これだけ脂ののったブリはそうそう見かけるものではないので貴重です。
厚切りで、ボリューム感もあって、冬の味覚が満喫できます。

■活ホタテ刺(750円)
大型で殻付きのものを仕入れており、立派です。そのため、貝柱に含まれる旨みが違いますね。甘さが感じられるところがホタテ貝の中でも大きいものが特徴です。
また、キモ(厳密には卵巣)のところも大きく、貝類特有の濃厚さがありますね。
ヒモの部分はコリコリで食感がメインにはなりますが、噛めば、旨みも出てきます。
オマケで甘えびが1尾付くのもいいですね。

■アンキモ余市(950円)
こちらも冬の定番です。北海道の余市産のアンキモです。
ねっとりとしていて濃厚で、美味しいですね。

■イカフライ(850円)
揚げ物の定番です。衣が部剥げてしまうのはご愛敬ですが、大ぶりのイカを使っていて、食べ応え抜群で美味しいです。

■つきだし(350円)
海老フライ、鰹の握り、焼魚などの盛り合わせです。握りが崩れていますが、寿司店ではないので、そこを気にしてはいけません。
これだけ盛り込んであって、この価格ですからお得ですね。

お酒はいつものごとく、生ビールから日本酒。銘柄は真澄です。話が盛り上がって、食事よりも日本酒の量が多く、ちょっと飲み過ぎてしまいました。シメの焼きおにぎりや味噌汁も食べ損じました。

盛り付けはちょっと雑ですが、美味しさは抜群な海鮮居酒屋です。
特に季節のものが美味しくて、今回のように白子の食べ比べが楽しめるのがいいですね。
神田界隈だけでなく、季節の美味しい魚介が食べたいなら、浜貞で決まりでしょう。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。
魚介がメインなので、仕入れ価格によって多少の価格変動がありますが、刺身類などのこちらの主力メニューは1品1,000円弱ぐらいが相場です。

いただいたのは、
■活あじ造り(683円)
浜貞の定番です。注文を受けてから水槽からアジを取り出すので、鮮度抜群です。
刺身を食べた後は、骨せんべいにしてくれます。

■活つぶ貝(850円)
貝類は通年扱っていますが、やはり、冬が美味しいと思います。
コリコリの身で食感がよく、旨みもあるのですが、一番美味しいのは肝ですね。
サザエほど苦みがないのが特徴です。

■天然ぶり刺(腹)(950円)
地球温暖化で豊漁だからか、これは価格上昇率が低いですね。
それでいて、質のほうは変わらないので、おすすめでしょう。
イナダやワラササイズのものではなく、本物のブリだからこそ、蓄える腹側の身の脂で、切り身は白っぽいですね。
その見た目どおりの脂で非常に美味しいです。

■アンキモ(余市)(950円)
冬の定番の珍味でしょう。
一般的な居酒屋でもあん肝を置いてあるところは少なくないですが、多くが中国産です。
こちらのものは、北海道余市町のもの。ウイスキーで有名な町ですが、アンコウの産地でもあります。
水温が低い北海道のアンコウは、肝に栄養を蓄えているので、あん肝の中でも格別ですね。
滑らかでコクがあり、臭みの無い、最高のあん肝です。

■ふぐ白子焼(1,450円)
こちらも冬の珍味です。
タラの白子のほうがお手頃価格なので、売れ行きはいいようですが、やっぱりふぐがおすすめです

ふわふわの食感でアルミホイルにくっついているところは少し焦げて香ばしく、クリーミーで適度に濃厚です。もちろん、臭みはありません。

■ホタテフライ(1,210円)
帆立生産者を応援すべく、ハーフサイズではなく、フルサイズで注文です。
衣がはがれてしまっているのはご愛敬ですが、加熱されて旨みが強く感じられる帆立の貝柱です。

■イカフライ(850円)
揚げ物の定番です。厚みのあるイカはボリューム満点です。

■活カワハギ造り(3,080円)
本日のメインです。水槽の活魚のカワハギです。
この日の水槽には定番のアジの他には、カワハギと石鯛がいました。
カワハギのお刺身を肝醤油でいただくのは、肝が大きくなった冬場の楽しみですね。
白身の身も美味しければ、肝も美味しい。最高の刺身です。
残った骨は、あら汁にしてくれます。活あじ造りには骨せんべいの価格が含まれていることから、このあら汁も造りの価格に含まれていると推定されます。

■しじみ汁(275円)
飲んだ後のシメには、これでしょう。
粒が大きく、身が食べられます。

■焼おにぎり(220円)
お店の定番の主食です。今日のものは、形がやや崩れ気味ですね。

■つきだし(350円)
赤身の握りやタコと共に盛られているイクラにビックリです。
価格高騰のイクラがお通しに入っているとは素晴らしいですね。
しかも、塩気が薄いところから、自家製と推定されます。

●ふぐひれ酒(880円)
冬の日本酒といえば、ふぐひれ酒でしょう。
ふぐ白子を食べながら、ひれ酒を飲むのは、冬の贅沢です。
ヒレはたっぷり入っているので、旨みもたっぷり。つぎ酒2本はいけますね。
そういえば、つぎ酒の価格は知りません。


アンキモ、ふぐ白子、カワハギと冬は珍味揃いで、お酒はふぐひれ酒と浜貞のベストシーズンでしょう。
それゆえに人気メニューは早く売り切れてしまうので、食べたいものから先に注文するのがいいですね。
結果、支払額はお店の雰囲気や周辺の居酒屋の相場に比べて高いですが、魚介類の質を勘案すればなかなかのコストパフォーマンスのお店ですね。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。
魚介がメインなので、仕入れ価格によって多少の価格変動がありますが、刺身類などのこちらの主力メニューは1品1,000円弱ぐらいが相場です。
物価高の影響を受けているようで、今回の利用では値上がりしている印象です。

いただいたのは、
■活アワビ刺(三陸)(1,650円)
養殖ものの韓国産ではなく、国産でも三陸産です。
一品としては安くないですが、アワビなのでこのぐらいはむしろ安いですし、東日本大震災で被災した場所なので、被災地支援になるので、色んな意味で注文すべき一品でした。
コリコリ食感の美味しい刺身ですが、肝の美味しさが素晴らしかったです。
苦みがあるときもありますが、これは旨みが強く、生だと加熱したものよりも更に強く感じられるので刺身ならではの味わいでしょう。

■カマス刺(780円)
塩焼きや開きのイメージが強く、生で食べるのは初めてです。
皮付きで湯引きにしてあり、淡白な味わいの自身魚ですが、この食べ方だと皮の下の脂肪の旨みがありますね。

■八角さしみ(820円)
テレビ番組では珍しい魚として紹介されることがありますが、鮮魚店に並んでいるのは見るものの、飲食店では見かけない魚です。
独特の形状が捌きにくいのが理由かと思いますが、こちらのご主人のような大ベテランならそこは問題ないようですね。
海底にいる魚だけあって、味が濃厚で、美味しい白身です。

■天然ぶり刺(氷見)(1,150円)
冬の定番、鰤刺です。
大型のものの一番いい部位だけを仕入れているようで、脂ののりが最高レベルです。

■アンキモ(余市)(920円)
こちらも冬の定番です。
ぽん酢でも美味しいですが、臭みが無いので、そのまま食べても濃厚な味が楽しめます。
よく、フォアグラと比べられますが、このあん肝はソフトな食感で舌の上に味わいが広がる点から美味しさからフォアグラより格段に上ですね。これを食べるとフォアグラが硬く感じるでしょう。

■天然ふぐ白子(1,550円)
ねっとりとした旨みが口に広がる珍味ですね。滑らかさはアンキモの上を行くものです。
魚が好きなら、一度は食べていただきたい冬の味覚でしょう。
これを食べたら日本酒を飲むしかありません。

■イカフライ(850円)
ボリュームメニューで、普通に美味しいイカです。
揚げ物は安くてボリュームがあるので、1品ぐらい食べるといいですね。

■活アジ造り(638円)
定番メニューで、注文すると店頭の水槽で泳いでいるアジが捌かれます。
提供されたときはピクピクと動いています。
食べ終えると、中骨を揚げて骨せんべいにしてくれます。

■つきだし(350円)
小肌(シンコ)の時期だったので食べたかったのですが、メニューに無く残念に思っていたら、つきだしに盛られていました。
わさびが効いていて、味わいを満喫するには至りませんでしたが、旬のものが食べられて大満足です。
他にはタコやしらす干しなどもある盛り合わせです。
なぜか、イチゴが1粒あるのが不思議でしたが、どれもいいものです。

●ふぐひれ酒(880円)
冬の日本酒は、これでしょう。天然ふぐ白子と同じく、ふぐ料理店ではなくてこれがいただけるのがいいですね。美味しいです。


活魚もあり、貝類も豊富で、美味しい刺身が食べられる名店ですね。
魚が好き、居酒屋が好きなら、一度は訪れるべき名店でしょう。
大衆的な雰囲気の割に単価は高いかもしれませんが、それ以上の満足感が得られるお店です。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。
魚介がメインなので、仕入れ価格によって多少の価格変動がありますが、刺身類などのこちらの主力メニューは1品1,000円弱ぐらいが相場ですが、コロナの影響で魚介類の仕入れ値が下がっているようで、今回の利用では値下がっている料理が多いです。

ご主人は毎朝3時に起きて豊洲市場に仕入れに行きます。取引する仲卸業者は決まっているのですが、必ず自分でモノを見て仕入れるのがポリシーとのこと。お任せして届けてもらう飲食店も少なくない中、このこだわりが美味しきの秘訣でしょう。

いただいたのは、
■岩カキ・特大(950円)
冬は真牡蠣ですが、夏は岩牡蠣の季節です。
基本的に真牡蠣に比べて大きいのですが、ここのものは特大です。
写真はアップにしてしまっているので分かりにくいですが、殻の層の厚さが何年もかけて大きくなった証拠ですね。
真牡蠣に比べるとスッキリした味わいの岩牡蠣ですが、このボリュームがあると口の中で広がる旨みの量が違うので、満足度が違いますね。

■イワシ刺(650円)
大衆魚でありながら、意外に生で食べる機会の少ない魚です。
皮下脂肪がたっぷりで青魚なのに白っぽい姿は、食べる前から美味しいことが分かっていますね。

■ゴマサバ刺(750円)
一般的にサバは、生で食べると危険なので刺身で出すお店は少ないですね。
理由は寄生虫のアニサキスがいる可能性があるからです。
魚が死ぬとアニサキスは内臓から筋肉に移行するので、サバにあたるかどうかは、鮮度が重要です。
管理がちゃんとしているお店でないと食べられない貴重な刺身です。

■活赤ナマコ(715円)
味よりも食感を楽しむものですね。
家庭では食べないものなのでいただきました。
独特の食感が私は好きです。

■アンキモ・余市(850円)
お店には何度か訪問していますが、今までで一番安い価格設定でした。
春なので季節でないから価格が下がっているのでしょう。
とろける食感と濃厚な味わいがいいですね。

■海老フライ・特大(1,045円)
大と特大があります。迷わず特大でお願いしました。
ブラックタイガーか車海老などの系統の海老を使っていて、太さよりも長さがありますね。
これは、丁寧に捌いていて、頭肉も付いている状態で揚げているためですね。
海老の種類からプリッという食感ではなく、食べ応えがあるブリっとした食感です。
甲殻類が好きならこのダイナミックな海老フライを味わうべきでしょう。


定番ものも多いですが、季節に応じて旬のものがありますので何度訪問しても楽しめますね。
旬のものはもちろん美味しいので食べるべきですが、季節はずれのものは値下がりしているのでそちらもお得なので食べるべきでしょう。
結果、何を食べても美味しくてお得なので、食べたいものを注文するといいですね。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。
2021年4月の総額表示に伴い、一部価格を変更しています。ほとんどが以前の価格を総額表示にしたものです。
魚介がメインなので、仕入れ価格によって多少の価格変動がありますが、刺身類などのこちらの主力メニューは1品1,000円弱ぐらいが相場でしょう。

いただいたのは、
■活赤貝(950円)
人気メニューにつき、総額表示にする際に価格を逆に下げていますね。
厚みのある身が美味しいのはもちろんのこと、コリコリのヒモもいいですね。
ボイルして提供される肝も美味しいです。

■活アジ造り(638円)
こちらも定番メニューですが、水槽のアジの数がその日の限定数となります。食べたい人は訪問したらすぐに頼みましょう。
刺身になってもピクピクと動くところも含めて、この刺身の魅力です。
活魚がこの価格で食べられるとは安すぎです。

■インドまぐろ・赤身(880円)
本マグロではなく、味にそん色ないミナミマグロ(インドまぐろ)をこちらのお店では使っています。
しかし、この日のマグロは、赤色が濃くて、ミナミマグロというよりも本マグロに近い味わいですね。
どちらにしても、メバチやキハダとは違う、高級な味わいなので文句無しです。

■活石垣貝(950円)
捌いてボイル済みのものが回転寿司で見かけますが、『活』では珍しいですね。
お店で捌いているので貝殻も添えてあるので、その生態もわかります。
貝殻のサイズや見た目は赤貝に似ています。
食べるところは足の部分で、甘さのある旨みがあって非常に美味しいでしょう。
甘海老のオマケが付きますが、これも鮮度が良くて美味しいです。

■活ホタテ刺(750円)
大きな帆立貝柱を3枚にカットして提供してくれます。
このサイズ感なので、蓄積している旨みが小さいなものとは違い、濃厚です。
殻に貝ヒモも盛り付けてくれていて、こちらのコリコリもたまりませんね。
石垣貝と同様に甘海老のオマケ付きです。

■アンキモ・余市(950円)
こちらは値下がりしています。
温めて出してくれ、肝の脂の旨みが楽しめます。

■石川イモ(キヌカツギ)(583円)
里芋の小さなものを茹でて、塩で食べます。
指で押すと、皮が簡単に剥けますね。
魚介の合間にいただくとちょうどいいです。

■しじみ汁(275円)
飲み過ぎ対策にいただきたいしじみ汁です。
粒が大きく、不器用な人でも箸で身が取れると思います。
質がいいのもあってか、あさり汁より値段が高いです。

■焼きおにぎり(220円)
今までは値段を知らずに食べていましたが、お店にも慣れたので聞いてみました。
焦げが香ばしい、ボリューム満点の焼きおにぎりです。
漬物が付きますが、きゅうりの浅漬けでした。

■つきだし(350円)
こちらでは、お通しではなく、つきだしと呼ぶようです。
この日は、珍しく盛り合わせです。いろんな味が楽しめるのがいいですね。

●生ビール(550円)
魚介が高品質でほどほどの価格なので、ビールの価格は逆にちょっと価格を抑えています。
それがあって、飲み過ぎます。

●真澄純米吟醸辛口(1,100円)
日本酒も手頃な価格と味わいのものが揃っていますね。

昔から多くの人に愛されてきた名店です。
間違いなく、美味しい魚介を食べさせてくれますね。
人気店ですが、コロナの影響で時間帯によっては空席があります。
美味しい魚介を食べたい人は、ぜひ、この機会に訪問すべきですね。

JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。おおむね1品1,000円弱ぐらいが相場でしょうか?

飲食店がコロナの影響を受ける中、こちらのお店は普段と変わらずに賑わっていますね。

いただいたのは、
■お通し(300円+税)
この日のお通しは、いかの塩辛です。
浅い漬かり具合で、刺身の肝和え、柚子風味という感じです。
見た目は地味ですが、なかなか美味しいですね。

■活アジ造り(580円+税)
いつもながら、店頭の水槽から活魚を取り出して捌いてくれます。
皮の色合いも、黄色いところもあり、上質なものですね。
今日のものは特に活きがよく、皿の上でアジが跳ねていました。
味わいのほうも間違いなく、すっきりとした味わいなれど脂もあって、絶妙に美味しいです。
もちろん、残った骨は揚げてくれて骨せんべいになります。

■自家製カラスミ九州産(1,350円+税)
ちょうど、今が旬のからすみです。しかも自家製ですね。
大きなお皿に無造作に盛られていますが、厚く切ってくれているので、パスタなどに細かいものが入っているものと異なり、はっきりと味わうことができます。
食感は水分が抜けているものの、完全に乾燥はしていないので、ねっとりとした感じです。
味は魚卵なので基本的にはタラコのような味ですが、干して味が凝縮している分、旨みは何倍も強く、また、市販品ほど水分が抜けていないので、舌の上で旨みを発しやすく、それも美味しさの要因のひとつでしょう。
まさに珍味です。日本酒を飲むためのものですね。
価格は高いですし、見た目は地味ですが、晩秋に食べるべき一品でしょう。

■カキフライ・大(1,250円+税)
普段はイカフライをいただくのですが、季節ものでこちらにしまいした。
なかなか大ぶりなカキを使っていて、熱々をいただくと旨みが溢れます。
油切れが若千悪いところが弱点ですが、添えてある自家製ポテトサラダも美味しいですし、敷いてあるレタスの量も多くて、健康的でもあります。

■活赤貝(850円+税)
本物の活きた赤貝を注文が入ってから捌いてくれます。身の旨みもいいですし、貝ヒモの食感も楽しめ、肝はボイルして添えてくれていて、すべてが楽しめるのがいいですね。

■天然うなぎ・白焼き(3,600円+税)
白焼きと蒲焼きが選べます。こちらのお店は仕入れがいいですし、タレは専門店に任せるベきでしょうから、白焼きにしました。
実は、冬に備えて栄養を蓄えるため、晩秋から冬が旬なのです。
身の厚さが違いますね。ふっくらとしていて、白焼きだと非常に上品な自身です。添えてある本わさびでいただくと、シャープな味わいです。
食感、味わい共に蒲焼きでは味わえない美味しさです。
1尾を捌いているため、肝も添えてあり、苦みとコクの大人の味が楽しめます。


壁のメニューは、年季が入っている色合いですが、実は短冊メニューには季節ものがあって、旬の美味しいものが食べられますね。これからもっと寒くなれば、ブリやフグが美味しくなります。
海産物の旬を知ると、更に美味しく食べられる居酒屋です。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。おおむね1品1,000円弱ぐらいが相場でしょうか?

予約も可能ですが、なかなか取りにくい上に時間に全員が揃っていないと女将さんに叱られます。人気店ゆえのルールでしょう。

いただいたのは、
■天然鰤刺(950円+税)
氷見産の天然鰤とのこと。腹の身のいわゆる大トロのところだけが提供されます。
それゆえに1人前でこの価格と安くはないのですが、絶品ですね。
鰤は天然でも養殖でも脂がのりますが、養殖の鰤の脂は臭みが出るので、やはり、天然は美味しいですね。これだけの脂があっても自然にとろける美味しさがあります。
あまりに美味しかったのでおかわりをお願いしたら、更にいい部位を出してくれました。真っ白です。
これぞ、冬の味覚でしょう。

■赤貝(850円+税)
非常に立派で厚みのある赤貝が2個分です。
身の厚さと旨みもよく、ヒモのコリコリ感もいいですが、美味しいのは肝ですね。刺身では食べない肝を湯引きにして添えてくれています。

■活つぶ貝(950円+税)
活つぶ貝を1個捌いて提供してくれるので、こちらも肝が付きます。つぶ貝の肝は生でいけるのですが、サザエよりも苦味が無く、旨みは強く、非常に美味しいですね。
もちろん、身のほうも抜群のコリコリ感で美味しいです。
また、甘えび1尾といくらも添えてあり、豪華な刺身でもありますね。

■活本みる貝(1,000円+税)
高級品の本みる貝です。代用品ではなく、本物です。
水管のところの味わいが絶品で、甘さのある旨みで上品な印象ですね。
貝柱のところも盛られていますが、こちらも帆立と同等ぐらいに美味しいですね。

■活鯵なめろう(750円+税)
活鯵は、注文すると店頭の水槽に生きているものを調理してくれます。
薬味のネギや味噌も入っていますが、身のひと切れが大きく、しっかりと味を主張してきますね。
身を食べた後には、中骨を使った骨せんべいが提供され、1品で2度美味しいのも特徴です。

■活鯵造り(580円+税)
こちらも活魚で、お皿に盛られても口をパクパクしています。
根付きの黄金鯵とまでは言い切れませんが、身が黄色みがかった、美味しい味です。
見た目では脂が多いように見えませんが、味わいは独特のクセがありますね。魚が好きな人にしてみると味わいの強い鯵ですが、食べた経験の少ない人にはクセがあるように感じられるのでなめろうのほうが万人向けです。
こちらも、もちろん、骨せんべい付きです。

■天然ふぐ白子焼(1,350円+税)
こちらも鰤と同じく冬の味覚でしょう。
ねっとりとした旨みが口に広がる珍味ですね。
これを食べたら日本酒を飲むしかありません。

■タラコ煮(550円+税)
シンプルな料理でたらこの醤油煮ですが、ちびりちびりといただきながら、お酒を飲むにはちょうどいいでしょう。

■イカフライ(720円+税)
揚げ物のイチオシメニューです。
大振りのイカが山盛りになります。
添えられたポテトサラダも自家製で美味しいですね。

●生ビール(500円+税)
生ビールはこの価格と良心的な価格設定です。

●ふぐひれ酒(800円+税)
この日のヒレはやや焦げ気味でしたが、量が多いですね1杯に2枚入っていました。
そのため、ヒレの旨みたっぷりです。つぎ酒(価格不詳)をいただいて、2杯ぐらい飲むと新しいものをいただいたため、この日の支払いはなかなかの金額になりました。


今回は、貝類を中心に美味しい冬の味覚をいただけました。この日はあん肝の入荷が無かったのですが、他の素材でも美味しくいただけました。
楽しい飲み会だったので、少し豪華なものを注文し、お酒の量も多かったので支払も高くなりましたが、刺身、焼きもの、揚げ物とバランスよく食べ、深酒しなければここまで高くはならないお店です。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

食ベログ上でもTOP5000に入るお店で、大衆酒場通の間でも定評があるお店です。
神田という立地が絶妙で、東京駅周辺のビジネスマンが会社から少し離れて飲むのにちょうどよく、同じく、神保町や駿河台あたりを地元とする人たちの行動範囲でもあり、古くからこの界隈で飲む人たちの中で語り継がれているお店です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいます。更にお店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであり、ここにも鮮魚だけでなく活魚もいるという、魚介に特化した居酒屋です。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。おおむね1品1,000円弱ぐらいが相場でしょうか?

いただいたのは、
■お通し(300円+税)
この日は、サザエと海老です。
サザエは、塩ゆででしょうか?肝までちゃんと食べられるもので、これがお通しなのですからお得です。

■アンキモ・余市(950円+税)
春菊の無造作の上に盛られていますが、各段に美味しいあん肝です。
私は比較的器用で、箸の扱いも上手いほうだと思いますが、このあん肝を箸で持つと崩れてしまいそうになる柔らかさです。それを口にすると溶けますね。ソフトな口当たりと濃厚な味も魅力ですが、それでいて魚介の臭みが無いのが特徴ですね。
「これは絶対に国産だろう」と思っていたのですが、メニューを改めて確認すると「余市」の文字があります。ウイスキーで有名な余市ですね。アンコウというと茨城県というイメージがありますが、北海道でもなかなか良質なものが揚がり、数年前から築地でも取り扱われるようになりました。豊洲でも取引されているようですね。
ぽん酢でも美味しいですが、臭みが無いので、そのまま食べても濃厚な味が楽しめます。
よく、フォアグラと比べられますが、このあん肝はソフトな食感で舌の上に味わいが広がる点から美味しさからフォアグラより格段に上ですね。これを食べるとフォアグラが硬く感じるでしょう。

■天然ふぐ白子焼(1,350円+税)
アルミホイルで包んで焼いたもので、下町っぽい調理ですが味は絶妙ですね。
ふっくらと焼きあがった白子は、まるでマシュマロか、はんぺんのような食感です。
味わいは、まさにふぐ白子の味ですね。身と同様に上品な味わいですが、旨みの先に甘さがあるようないい味わいですね。
アルミホイルの表面についた白子の焦げ目も香ばしくてパリパリのせんべいのようになって食べられます。

■活カワハギ造り(3,200円+税)
活魚は注文すると、ご主人が水槽から魚を取り出します。
2尾が活け造りになり、ヒレがピクピクと動いている状態で登場です。
身の脇には肝が添えられていて、肝醤油で食べることができますが、あえて、肝だけをいただいてみました。加熱調理したあん肝と比べると、生なのでカワハギのほうが洗練されていない感じがしますが、その分、少量でもコクがありますね。
身のほうは、白身で引き締まった弾力のある食感があり、上品な旨みです。
肝醤油もいいですが、白身は白身で堪能し、肝は肝で濃いところを楽しむのもいいですね。

■関さば(850円+税)
大分県産のブランド鯖で、一本釣りで活け締めにし、刺身で食べられるのが特徴です。
漁獲から出荷までの過程をちゃんと管理しているので、それがはっきりと味に出ていますね。
鯖にありがちな生臭さは無く、味わいもシマアジに近いです。
そんな高級魚が、こちらでは厚切りで登場です。高級魚もしっかりと味わえますね。

■イカフライ(730円+税)
刺身に飽きたときの救世主です。大振りのイカを揚げてあるボリュームメニューで、ストレートにイカの旨みを感じることができます。
副菜の自家製のポテトサラダもジャガイモが強くて好印象です。

■しじみ汁(価格不詳)
前回の訪問時に隣のお客さんが食べていて美味しそうだったので注文です。
しじみというよりもあさりというサイズの大きなものがゴロゴロと入っています。
貝の旨みたっぷりで間違いなく美味しいですし、身でお酒が飲めますね。

■焼きおにぎり(価格不詳)
大きな手作りの焼きおにぎりで、注文すると醤油の焦げたいい匂いが店内に充満します。
焼き目が見事なフォトジェニックなもので、素朴な感じとボリュー ムが魅力的です。

■カワハギのあら汁(価格不詳)
活け造りのカワハギのあらを使って汁を作ってくれました。
飲んだ後の身体に染みる、いい味の汁です。

●ふぐひれ酒(800円+税)
ふぐの白子をいただきつつ、ひれ酒もいただきます。
価格もいいのですが、その分、たっぷりとヒレが入っていて、香ばしさとともに旨みを感じられるお酒です。
マッチで火をつけて炙りますが、ヒレが多過ぎて揮発したアルコール分がまとまって溜まっておらず、火をつけるのが難しいですね。
色合いが変わるほどしっかりと味が出ていて、もはや、日本酒ベースのスープのような感じですね。
つぎ酒(価格不詳)をお願いすると徳利で提供してくれます。


今回もハイレベルな魚介類を堪能させていただきました。あらかた注文した後になって、ご主人がお店の外の発泡スチロールの箱から、活イカを持って出てきました。「あるなら言ってよ〜」って、みんなで話していましたが、こうやって、食べたものを見てみると冬の味覚を堪能していますね。できれば、季節ごとに来たいお店です。
JR神田駅前にある海鮮料理で定評がある居酒屋です。

食ベログ上でもTOP5000に入るお店で、大衆酒場通の間でも定評があるお店です。
神田という立地が絶妙で、東京駅周辺のビジネスマンが会社から少し離れて飲むのにちょうどよく、同じく、神保町や駿河台あたりを地元とする人たちの行動範囲でもあり、古くからこの界隈で飲む人たちの中で語り継がれているお店です。

外観は、歴史ある大衆酒場という感じで、間口は狭いです。 店頭には、水槽があり、鯵が泳いでいるのと、お店の前に大量の発泡スチロール箱が積んであるのが海鮮居酒屋としての実力をひそかに示しています。

店内は、入るとカウンター席があります。非常に狭く、荷物は棚に収納し、身ひとつでカウンターに付く感じです。一番奥には座敷があります。8名程度で利用可能で頑張れば10名ぐらいまではいけるかもしれません。
人気店ゆえに基本的には予約不可ですが、長年のお付き合いがある、例外というものもありますが、大人というものは、そういう点を深く追及しないものです。

メニューは、壁に短冊がずらりと並び、またホワイトボードにもたくさんの魚介類のメニューがあります。おおむね1品1,000円弱ぐらいが相場でしょうか?

いただいたのは、
■お通し(300円+税)
この日のお通しはエビフライです。しかも揚げたてでなかなか大振りのプリプリのものが提供されます。

■赤貝(850円+税)
一般的なものとはサイズが違いますね。貝殻も盛られていますが、貝殻の外側が黒く立派な「本玉」と呼ばれる最高級の赤貝です。
回転寿司などで使われる近縁種のサルボウガイとはまったく異なりますし、普通の海鮮料理のお店で出すものと 比べても3割ぐらい大きなものです。このサイズだと寿司には不向きなぐらいのボリュームのもので、厚さも違 いますね。そのため、食べた瞬間に日の中で広がる旨みの量が違います。
また、貝ヒモもあるのはもちろんのこと、ワタのところも湯がいて提供してくれます。これを提供してくれるの は、お店で捌いているからですね。貝の旨みがありつつも珍味っぱい感じもしてたまりません。

■活あじ造り(580円+税)
お店の名物です。 店頭にある水槽の活魚をいただけます。
提供されたときは、まだまだ動く状態です。盛り付けが若干粗いのはそれが理由です。 なかなか大きな鯵で、強すぎない脂と弾力が魅力的です。腹のあたりの身が残つているのは、このあと、これを揚げてくれるからです。頭も腹もバリバリと美味しくいただけます。

■金目刺(820円+税)
鯛と名がつきますが、その色合いからついたもので鯛の仲間ではなく、深海魚です。
すっかり高級魚となってし まった金目鯛ですが、こちらならリーズナブルな価格でいただけます。
皮は残して松皮造りにしてあるため、皮の下のコラーゲン層も味わえます。ここがなかなかの歯ごたえがあり美味しいですね。結果、しっかりと噛むと金目鯛の脂や旨みが口に広がります。

■ナガスクジラ刺(尾肉)(1,000円+税)
尾の身と呼ばれるクジラの刺身の中でも最高級の部位です。
普通はこの半分ぐらいの量で価格は2倍ですね。 他の刺身は、総じて高級店にも負けない盛り付けですが、これはなぜか非常にダイナミックで、ひと切れの厚さも一般的なお店の2倍ぐらいで提供されます。薬味はすりおろしニンニクでよく効くものです。 馬刺しや牛刺しに近い感じで、厚さがあるのでモリモリいただけます。こんな贅沢な食べ方はそうそうできませ んね。
若い男性におすすめです。

■天然フグ白子(1,000円+税)
アルミホイルで包んで焼いたもので、ポン酢をかけていただきます。ネギともみじおろしも添えてあります。高級店ではこういう焼き方はしないのですが、この焼き方は理にかなっています。白子の性質上、調理すると汁気が流れ出てしまいますが、包むことで旨みが流れ出ることなく、焼くことができます。 トロリとした濃厚な旨みが口の中に広がりますね。また、アルミホイルの表面についた白子の焦げ目も香ばしくてパリパリのせんべいのようになって食べられます。これが食べられるのはホイル焼きにしたときだけでしょう。

■イカフライ(730円+税)
厚切りにしたイカを大胆に揚げて山盛りで提供してくれます。刺身に飽きてきたところでいただくのに適したメ ニューです。大きいですが、硬くなくて食べやすいですね。 添えられたポテトサラダも自家製で美味しいです 。

■焼きおにぎり(価格不詳)
大きな手作りの焼きおにぎりで、注文すると醤油の焦げたいい匂いが店内に充満します。
焼き目が見事なフォトジェニックなもので、素朴な感じとボリュー ムが魅力的です。

■あら汁(価格不詳)
焼きおにぎりに合わせるのはあら汁です。 これだけいろんな種類の魚を扱うお店だけあって、あら汁の中に入る魚も多様ですね。 いろんな魚の旨みが出ていますし、身も結構入つています。


お店は、寡黙なご主人と愉快な女将さんが営んでいますが、接客の主力は外国人のアルバイトです。看板娘たる 女将さんはお客さんと一緒にお酒を飲むこともしばしば。そういうお店の方との交わりも楽しいお店です。

さすが、名店、どれも美味しくいただけました。ある程度の品目数に絞り込んで刺身を安く美味しく食べさせる お店はありますが、これだけのメニューを用意して、安く美味しく食べさせるお店はなかなかないでしょう。
みなさんにもおすすめしたいですが、人気店ゆえに満席であることが多いので、通りがかったら覗いてみて、空 席があれば迷わず入りたいお店です。

  • 天然ふぐ白子焼(1,450円)2024年2月
  • 活あじ造り(683円)2023年12月
  • タラ白子(920円)2024年2月

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7位

加賀能登の旬彩と地酒 ななお (新日本橋、神田、三越前 / 立ち飲み、海鮮、日本酒バー)

2回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2018/11訪問 2018/12/29

いつ訪問しても、いい肴、いいお酒

神田駅南口から少し歩いた日本橋にある立ち飲み店です。

周辺は、飲食店が少なくオフィス街という感じです。店頭に光る看板だけだと、渋めの割烹のお店かと思いますが、ビルの奥を見れば入りやすそうな立ち飲み店であることがわかります。

奥に細長い店内は、すべてが立ち飲みでイスはありません。基本はカウンターですが、入り口付近に丸テーブルがあり、3人ぐらいで利用できそうです。

名前の通り、石川県の七尾漁港で揚がった魚を扱い、石川県を中心に全国の日本酒を飲めるお店です。
魚介類だけでなく、他の料理も石川県の味覚を中心に扱っており、食材も多くが石川県産のものです。

メニューは、食材の入荷次第で変わるので、おのずと季節感溢れるものになります。
目玉は、やはり、お刺身ですね。日本海の魚なので、居酒屋定番のマグロなどはありませんが、季節感があり石川県産の刺身がいただけるのは嬉しいです。
日本酒も常に5〜6銘柄用意し、120C Cで500円+税、1合で750円+税とわかりやすい料金体系です。

いただいたのは、
■七尾鮮魚おまかせ3点盛り(420円+税)
黒ダイは、真鯛と変わらぬ繊細な白身です。
真アジは、スッキリと軽い脂と旨みがあり、安くて美味しい魚の筆頭でしょう。
アオリイカは、ねっとりとした食感で、ゆっくりと広がる旨味があります。甘さもあって、美味しいです。
これで420円+税なら、安いですね。

■アジの骨せん(100円+税)
ご主人によると、「今日は、たまたま大きかったもので・・・」と遠慮がちに提供してくれました。こういう遠慮がちな発言があるお店は、謙虚な自己評価なだけで、おおむね、良質なクオリティーを維持していることが多いですね。
大きな鯵の中骨ですが、ちゃんとサクサクと食べられるように加熱してあり、日本酒とセットで美味しくいただけます。

●能登末廣・120cc(500円+税)
石川県輪島市で最も古い酒蔵のお酒とのことです。
こういう東京では飲めないような石川県のお酒を常備してくれているのが魅力ですね。
バランスの良いお酒という感じで、適度な旨みがありますが飲みやすいお酒です。

●墨廼江・120cc(500円+税)
ここでのお酒は、1杯目は石川県のお酒、2杯目は東日本大震災の被災県のお酒と決めています。東北は米どころなのでいいお酒が多いですね。こちらは、宮城県石巻市の酒蔵のものです。
大吟醸「吟星四十」という何やら特別な感じのするお酒です。
大吟醸ならではの麹の風味の華やかな香りがありますが、それでいて甘い印象は無く日本酒らしい良いアルコール感があります。「これぞ!銘酒」という味わいですね。
こういう、ちょっといいお酒、ちょっと高いお酒でも均一料金でいただけるのがいいですね。


最初の訪問からあまり時間が経たずに2度目の訪問となりましたが、お酒はすべての銘柄が変わっていて、回転の早さを感じます。それゆえに美味しいお酒があるときは、すぐに訪問しなくてはなりませんね。
神田駅南口から少し歩いた日本橋にある立ち飲み店です。

周辺は、飲食店が少なくオフィス街という感じです。店頭に光る看板だけだと、渋めの割烹のお店かと思いますが、ビルの奥を見れば入りやすそうな立ち飲み店であることがわかります。

奥に細長い店内は、すべてが立ち飲みでイスはありません。基本はカウンターですが、入り口付近に丸テーブルがあり、3人ぐらいで利用できそうです。

名前の通り、石川県の七尾漁港で揚がった魚を扱い、石川県を中心に全国の日本酒を飲めるお店です。
魚介類だけでなく、他の料理も石川県の味覚を中心に扱っており、食材も多くが石川県産のものです。

メニューは、食材の入荷次第で変わるので、おのずと季節感溢れるものになります。
目玉は、やはり、お刺身ですね。日本海の魚なので、居酒屋定番のマグロなどはありませんが、季節感があり石川県産の刺身がいただけるのは嬉しいです。
日本酒も常に5〜6銘柄用意し、120C Cで500円+税、1合で750円+税とわかりやすい料金体系です。

いただいたのは、
■七尾鮮魚おまかせ3点盛り(420円+税)
わらさ、マアジ、アオリイカです。各3切れあり、この価格ですから、激安ですね。それでいて、石川県七尾漁港で水揚げされたものという郷土色溢れるものです。
ワラサは、ブリの幼魚でブリよりアッサリしていて白身特有の旨味があり、繊細な日本酒には合わせやすいもの。
マアジも中鯵ぐらいのサイズのもので、ワラサと同じぐらいの脂で日本酒との相性は抜群です。
アオリイカは、軽く炙ってあり、ねっとりと旨いですね。
どれも丁寧に包丁を入れてあり、素材の味を引き出しています。
ツマも大根でなく、玉ねぎにミョウガを混ぜてあり、香味があって、それ自体が肴になります。

■加賀丸芋とオクラとワラサのネバネバ(480円+税)
丸芋は、いわゆる自然薯で長くならずに丸くなるのが特徴とのこと。自然薯同様に高級食材ですが、こちらではリーズナブルな価格でいただけるのが魅力です。
出汁で延ばしても弾力と粘性があります。わさびを入れいますが、これがなかなか効くもので、混ぜて、ワラサと絡めていただきます。
こちらの加賀丸芋は根上産のものとのことで、この辺りは当家のご先祖様の所領です。それがわかると、感慨深く、美味しさも増します。
薄味に仕上げてありますが、素材の味を感じられて、そのままでも美味しいですが、醤油を加えて自分好みの味にしてもいいですね。
この醤油も石川県産です。

■細もずく(220円+税)
「糸もずく」とも言われるものとのこと。能登の名産です。
三杯酢よりもマイルドな酢の加減で、日本酒を飲みながら、ズルズルといただけるちょうどいい加減のものです。
季節のものとのことで、夏場はもっと太くて歯ごたえを楽しみ、秋は細もずくのように繊細なものを味わうのが石川県の食文化らしいです。
立ち飲み店ですが、加賀百万石の四季を味わえる料理なのは魅力的ですね。

●宗玄 見附島・120cc(500円+税)
お店こだわりの石川県のお酒です。
すっきりと喉ごしが良く、辛口ですがバランスが良く、飲みやすいお酒です。

●国権 山廃純米・120cc(500円+税)
福島県のお酒です。被災地支援でこちらを選択です。
穏やかですが、旨みもあるお酒でした。

●西之門 純米吟醸・120cc(500円+税)
こちらは長野のお酒です。
『無濾過生・別誂(べつあつらえ)』という何やら限定っぽい特別なお酒です。
香り、旨み、甘みのバランスが取れていて、アルコール度数も高すぎず、瑞々しくてフレッシュなお酒です。


個人営業の立ち飲み店なので、日によって料理もお酒も変わるというスタイルです。それゆえに何度訪問しても楽しめるお店です。日本酒好きにもおすすめですし、加賀の味を手軽に食べたい人にもおすすめですね。

  • 能登末廣・120cc(500円+税)2018年11月
  • 七尾鮮魚おまかせ3点盛り(420円+税)2018年11月
  • 墨廼江・120cc(500円+税)2018年11月

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8位

アーンドラ・ダイニング 銀座 (銀座一丁目、京橋、宝町 / インド料理、インドカレー、ダイニングバー)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/08訪問 2018/09/26

立地、味、コストパフォーマンスに優れたミールス

銀座にあるカレーの名店です。

上野のアーンドラ・キッチンの2号店ですが、銀座という土地柄もあって評価も高く、ミシュラン東京2017ビブグルマンにも選ばれ、食べログではカレー百名店を2017、2018年の連続受賞しています。

お店は、ビルの2階にあります。
店内は、銀座にふさわしい、スッキリとしていますが落ち着いた雰囲気があります。
テーブル席のみでゆったりとした印象ですが、お客さんは多く、平日のランチでもほぼ満席です。

ランチメニューは、この立地、この知名度にして、カレー1種で790円のランチからあります。
もちろん、いただきたいのは、ランチ・ドーサ・セット(1,190円)やランチ・ミールス(1,290円)など本格インド料理ですね。

いただいたのは、
■ランチ・ミールス(1,290円)
南インドの定食、ミールスです。
カレー3種、サンバル、ラッサム、ポリヤルなどがずらりと並び、中央にインドのお米のバスマティライスが盛られています。
バスマティライス、サンバル、ラッサムはおかわり自由という、インドを満喫できるランチです。
羊肉カリーは、マトンと大根のカレーで、マトンの香りとスパイスが攻めてくる感じの王道のものです。お肉が2切れほどで、あとは大根の角切りが入ります。合わないかと思ったのですが、意外に違和感がありませんね。
チキンカリーは、挽肉になっており、チキンキーマですね。それにほうれん草が加えてあるのですが、ほうれん草はペーストではなく、みじん切りなのでほうれん草の存在感は強くはないですね。
野菜カリーは、豆のカレーです。大豆の仲間のような豆ですが一部が黒いのが特徴です。
サンバルは、豆をベースにする野菜カレーですが、野菜がメインという感じであまり豆っぽさを感じません。野菜がしっかりと入っていて、玉ねぎとニンジンがしっかりと入っています。
ラッサムは、サラサラのスープですが、これが結構辛いです。黒くなった唐辛子が2本も入っていました。単に唐辛子の辛さだけでなく、胡椒は他のスパイスも効いている感じで、これがご飯に加わることで全体にカレーっぽさが生まれますね。ミールスのベースになる味です。
アーンドラ・キッチンの料理人が言うには、「混ぜる際は必ず、サンバル、ラッサムの順にかける」とのことです。本場のマナーなのか、彼だけのルールなのかわかりませんが、ミールスを食べるときにはこれを守るようにしています。
ポリヤルは、スタンダードな感じでキャベツがメインのものですが、ココナッツの風味が強いですね。ココナッツオイルだけでなく、実も使っているのではないかという感じです。単体で食べるとなかなかクセのある味なのですが、これをミールスとして食べ、他のカレーたちと混ぜると辛さやスパイスをマイルドにする力があります。
これをイロイロな組み合わせで混ぜていただき、バスマティライスをガッツリと食べるのがミールスの醍醐味です。さすが、名店のものはバランスよくできており、ラッサムのスパイスがインド料理としての骨格を形成し、サンバルの野菜たちで肉づけしてくれている感じです。そこにカレーたちが加わることで非常に複雑な味わいとなってくれます。

サービスもしっかりしていて、満席ですが、ミールスのお客さんには積極的にライス・サンバル・ラッサムのおかわりを持ってきてくれます。
特にライスは、惜しげもなく盛り付けてくれます。最初に盛られている量は少なめなので、食べられる人は遠慮なくいただきましょう。


さすが、名店という、味とサービスですね。都内でミールスを食べられるお店は増えてきましたが、バスマティライス・サンバル・ラッサムがおかわりできて、しっかりと食べられる点、ミールスに入るカレーの種類が多く、いろんな味が楽しめる点、立地もよく、価格も高くない点と、いいところばかりのミールスです。
初めてのミールスにはおすすめのお店ですし、普段使いのお店としても優良ですね。

  • ランチ・ミールス(1,290円)2018年8月
  • ランチ・ミールス(1,290円)の『マトン大根カリー』2018年8月
  • ランチ・ミールス(1,290円)の『チキンキーマとほうれん草カリー』2018年8月

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9位

タカリ (八丁畷、川崎、川崎新町 / ネパール料理)

2回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/04訪問 2021/04/27

簡素なれどボリュームは十分な『シンプルカナセット』

川崎区の元木町交差点付近にあるネパール料理店です。

この場所は、居抜きで何軒ものネパール料理料理店がオープンと閉店を繰り返していた場所ですが、久しぶりにこちらの『タカリ』となって安定しています。

この界隈に日本語学校、インド・ネパール食材を売るお店もあり、ネパール人が多いからか、こちらのお店がネパール人が集う場所になっていますね。

使用感が強くなってしまいましたが、マニ車も飾られて、内装のネパールっぽさは強くなりました。

いただいたのは、
■シンプルカナセット(500円)
新メニューですが、ネパール人向けに低価格で提供するために作った簡易版ダルバートという感じのものでしょう。
ダル(豆カレー)、バート(ライス)、チキンカレー、タルカリ、アチャール、チャトニです。
メニューの写真だとダルは見えないのですが、提供されるところを見ると、やっぱり、ネパール料理にダルは必須アイテムですね。
ダルが非常に美味しいですね。皮付きのウラドダル(ケツルアズキ)を皮付きで使っていて、ギーでコクを出し、塩気も強めで、いい味しています。
このスタイル、タカリ族の定番の味ですね。
これだけでもご飯が食べられるぐらいの味に仕上がっていますね。
チキンカレーは、汁気が無いグレービーなもので、スパイスが強すぎないネパールな味わいのチキン炒めという感じです。
タルカリは、定番のジャガイモとインゲンのもの。
アチャールは、大根の漬物で、漬かり具合はきつすぎません。(たまに古漬けのようになって酸味の出ているお店があります。)グリーンピースも入っていて、食感にも変化があっていいですね。
チャトニもなかなか良く、トマトベースに辛さと塩気がしっかりしていて、ダルに飽きたときに使うと引き締まりますね。
山盛りご飯はジャポニカ米です。
500円のセットなのにダルとライスはおかわりできます。こちらからお願いせずとも頃合いを見計らって持ってきてくれます。しかも、最初に盛られていたのと同じぐらいの量ですね。
日本語が堪能ではないネパール人のお店の方ですが、素朴な印象で親切でネパール人らしさがありますね。
大量のおかわりは、親切心の証です。ありがたいですね。

■タンドリーチキン(150円)・シークケバブ(150円)・チキンティッカ(150円)
シンプルカナセットが安いのでお店が儲かるように、また、肉っ気があったほうがご飯も食べやすいので、追加注文しました。
価格は安いですが、ボリュームも相応という感じです。ひき肉を使うシークケバブが一番大きいですね。
シークケバブは、細かく切ったニラが加えてあり、餃子っぽい味になっているのがおもしろいです。


お客さんなのか、経営者なのか、友達なのかわからないネパール人が常に店内にいるのでちょっと入りにくさがありますが、入ってみれば安く美味しくネパール料理を楽しめるお店であるのは変わりがありませんね。
川崎で本格ダルバートが食べられるお店のひとつとして、ネパール料理に興味がある人におすすめのお店です。
川崎区の元木町交差点付近にあるネパール料理店です。
この場所は、居抜きで何軒ものネパール料理料理店がオープンと閉店を繰り返していた場所です。
今回のお店の屋号は『タカリ』です。ネパールの民族のひとつ「タカリ族」から名前を取っていて本場っぽさが高くなりましたね。タカリ族は料理上手な民族だと言われています。期待できるでしょう。
また、川崎の隣の蒲田が、新大久保に続き、第二のリトルカトマンズと言われ始めました。そのおこぼれで川崎も本格的なネパール料理店がオープンするという流れがきているのだと思います。
こちらのお店や近隣のエベレストがあるのは、この界隈に日本語学校があり、ネパール人が多いのでしょう。旧東海道沿いにはネパール食材を売るお店もあり、川崎のネパール人街ができるとするならば、このあたりだと思います。

店内は、4人用テーブルが3卓と2人用テーブルが1卓、L字のカウンター席と以前と変わらずです。
使用感は出てきましたが、店内には民族衣装を着たネパール人の写真(これがタカリ族でしょうか?)が飾られており、ネパールっぽい装飾も増えましたね。

ランチメニューは、日本人が好む北インド式のカレーセットはカレー1種、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクのセットで700円もしくは800円です。選ぶカレーによって価格が変わります。
カレーとナンが好きな人はこちらでもOKですが、ネパールの味を楽しみたい人にはダルバートでしょう。
最低限のセットになっているネパーリセットは700円、それにカレー1種が加わった豪華版のタカリセットは1,000円です。

いただいたのは、
■タカリセット(1,000円)
カレーは、マトン・チキン・フィッシュの3種類から選べます。マトンカレーにしました。
それにダル、ライス、タルカリ、チャトニ、アチャール、パパド、ほうれん草炒めが付きます。
ダルとライスはおかわりできます。

中央にドーンと盛られたバート(ご飯)は、ジャポニカ米です。寒いネパールで作られるお米は耐寒性があるジャポニカ米です。インドから輸入されるインディカ米のほうが安いですが、ネパール人にとってもお米はジャポニカ米が標準です。日本人と同じなので親近感がわきますね。
ダル(豆)は、サラサラです。これをスープと表現するか豆カレーとするのかは、たまに議論されるところでもありますが、そんなことはどうでもいいでしょう。サラサラですが豆の量は多いようで、豆の皮が下に沈殿しています。種類も2~3種類は入っているようですね。
タルカリ(おかず)は、ジャガイモ・玉ねぎ・ミックスベジタブルの炒めです。日本人がイメージするカレーの味付けの炒めです。ミックスベジタブルを使っている点は残念ですが、安く、イロイロなものを用意するお店の気概がうかがえるともいえるでしょう。
チャトニ(チャツネ)は、ペースト状の調味料です。色あいからも香辛料が入っている点からも、コチュジャンに見えてしまします。
アチャール(漬物)は、大根・キュウリ・人参・ニンニクが入っています。ニンニクは生のものを漬けていますが、まだまだ、生の辛さが残っていて、かじると効きますね。ニンニク大好きな川崎市民にはたまらない味です。
ほうれん草炒め(サグブテコ)は、ほうれん草ではなく、小松菜でした。これは「サグ=青菜」であるので、誤訳が原因ですね。こういう文化の違いを学びつつ、ダルバートをいただくのも急増中のネパール料理店の楽しみ方のひとつでしょう。
単なる炒めではなく、クミンシードが入っていて、これを噛むと香りますね。
そして、メインのマトンカレーですが、辛さの指定もできるので中辛でお願いしました。スパイスはクローブ主体っぽいですね。こちらもサラサラで、お肉がたっぷり入っています。
マトンのお肉は、赤身の部分もありますが、脂身やスジ肉っぽところもあり、食べ応え抜群です。羊肉が好きな人にはたまらないですね。
それぞれの味を味わったら、次は混ぜていただきます。豆せんべいのパパドをバリバリと砕いてバートに散らし、ダルをかけて準備完了、マトンカレーと混ぜていただきます。
バートにダルをかけて混ぜることで、お米の味わいが増しますね。それにマトンカレーのお肉の旨みが加わるのでご飯が進みます。
味に飽きてきたら、チャトニをちょっと混ぜてみたり、サグブテコのクミンを加えてみたり、そして、アチャールに入っているニンニクを使ってみたりとすることで、ご飯がどんどん食べられます。
ごちゃ混ぜにするのは、日本人には抵抗感がありますが、これがダルバートの醍醐味ですから、混ぜていきましょう。
ダルとバートは、1回ずつおかわりしてしまいました。
個人的には、ダルバートとは、ご飯をお腹いっぱい食べるという贅沢を味わう食事なんだと思います。
ランチにはサラダも付きますが、これはキャベツと人参で、インド・ネパール料理店でよく出る感じなものですね。


料理上手なタカリ族の名前を持つお店にふさわしいダルバートのお店でした。
1,000円という価格でお肉たっぷりのカレーでご飯がいただけるので、コストパフォーマンスも抜群でしょう。ぜひとも、皆さんにも本格的なダルバートをこちらのお店で味わっていただきたいですね。
夜もきっと本格的なネパール料理がいただけるのかと思います。

  • シンプルカナセット(500円)2021年4月
  • タンドリーチキン(150円)シークケバブ(150円)チキンティッカ(150円)2021年4月
  • タカリセット(1,000円)2021年4月

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10位

「笑」 (片原町(高松)、瓦町、今橋 / 焼き鳥、鳥料理、居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/11訪問 2018/12/17

香川の味が詰まっている小さな居酒屋

高松市内の繁華街にある居酒屋です。

大通りには面していませんが、大きく黄色いテントが目立ちます。

店内は、靴を脱いであがります。4人用のテーブルが2卓とカウンター席のこじんまりとしたお店です。

メニューは、高松のご当地グルメの『骨付鳥』がイチオシです。他にも郷土料理のしょうゆ豆(300円)や小豆島の醤油もろみをつかったもろきゅう(350円)など、地元の食材を使った料理が目立ちます。もちろん、枝豆や牛すじ煮込みなどの定番の居酒屋料理もありますね。
品数は、そんなに多くはありませんが、逆に幅広く用意していないところから個人営業のお店がちゃんと自前で仕込んで、既製品を使っていないことがわかります。

いただいたのは、
■刺身盛り合わせ・5種盛り(1,500円)
前回の利用時に刺身が美味しかったので、5点盛りでお願いしました。
オリーブハマチ、さより、鯛、タコ、甘海老です。
前回は、ハイレベルなさよりのお造りに驚かされましたが、今回もあり、これが標準なのがわかります。東京では食べることのできない刺身なので、高松に来たらここでこれを食べるべきですね。
ハマチは、前回は普通のハマチでしたが、今回はオリーブハマチです。オリーブハマチとは、オリーブの葉をエサに混ぜたものを使い養殖した香川県産のハマチです。厚切りになっており、一般的なものの2倍ぐらいの厚みがあり、旨みがひろがります。
タコもほんのりと塩味がついていて、いい弾力で、仕込みもしっかりとしている印象です。
オリーブハマチとさよりだけでもこの価格に匹敵するぐらいのレベルでしょう。甘海老だけは、地元では無いようなので3種盛りがちょうどいいでしょう。

■食べるいりことおひたし(350円)
名称と価格は、間違いがあるかもしれません。
なぜかというと、メニューは、6月の訪問時と変わっていないと思って撮影しなかったのですが、変わっていました。逆に言えば、季節のものが適度に入るお店と言えるので、スタンダードなものが並んでいるように見えても、季節のものが出てくるお店と言えるでしょう。
お浸しには春菊と小松菜の2種類を混ぜて使っていて、春菊の適度な風味がいいですが、キツ過ぎないのがいいですね。醤油と共にたっぷりといりこが盛られており、お浸しと共に食べれば香川の味が口に広がります。

●金陵・超辛口(500円)
地元香川のお酒です。
名前のごとく、超辛口の日本酒で、キリッとした味わいのドライな日本酒ですね。
お刺身との相性がいいですが、骨付鳥とも合うでしょう。
日本酒をお願いすると、あれこれ注文をつけずとも郷土のお酒を出してくれる点がいいですね。旅先では、まさにこういうお酒が飲みたいものです。

●焼酎・ゆるび(500円)
『金陵』が手掛ける米焼酎です。
軽いですが香りもあって、飲みやすいですね。日本人には米焼酎がいいのかもしれません。


ひとりで訪問しましたが、同じく出張で来ていたしっかりもので元気で明るい先輩と静かでかわいらしい後輩の2人組女子とカウンターで並び、同じ業界であった縁もあり意気投合。一緒に飲ませていただき、シメのラーメンにも同行いただきました。
旅先でのそんな楽しい出会いもある、お店とお客さんの距離感がちょっと近く、温かいお店です。
高松市内には骨付鳥の有名店もありますが、行列してせわしなく食べて出るよりも、こういう地元の名店でお酒・魚料理、そして、骨付鳥と郷土の味を味わうのが王道でしょう。
高松市内の繁華街にある居酒屋です。

大通りには面していませんが、大きく黄色いテントが目立ちます。

店内は、靴を脱いであがります。4人用のテーブルが2卓とカウンター席のこじんまりとしたお店です。

メニューは、高松のご当地グルメの『骨付鳥』がイチオシです。他にも郷土料理のしょうゆ豆(300円)や小豆島の醤油もろみをつかったもろきゅう(350円)など、地元の食材を使った料理が目立ちます。もちろん、枝豆や牛すじ煮込みなどの定番の居酒屋料理もありますね。
品数は、そんなに多くはありませんが、逆に幅広く用意していないところから個人営業のお店がちゃんと自前で仕込んで、既製品を使っていないことがわかります。

いただいたのは、
■刺身盛り合わせ・3種盛り(1,000円)
個人営業のお店なので、ご主人にその日の仕入れをうかがい、こちらの好みも伝えて盛り合わせにしてくれました。こういうところが、小さなお店の魅力でしょう。
鯛、ハマチ、サヨリの3点盛りです。
驚きなのは、小さなサヨリが姿造りになっています。高級料理の風格がありますね。
このサヨリは、白身のような上品さがありますが、青魚のような感じもあります。青魚でもさっぱりとした旨みが特徴の鯵を更に白身魚寄りにした味わいです。
鯛は、しっとり、もっちりとした食感で養殖ものかと思いますが、なかなかのものです。
ハマチもひと切れが大きく、いい脂があって、美味しいですね。
見事な瀬戸内海の3点盛りでした。

■骨付鳥・若(1本)+親(ハーフ)(1,400円)
香川県のご当地グルメ『骨付き鳥』です。鶏の足を豪快に焼き上げる料理です。
一般的に『若』と『親』の2種類がありますが、ひとりで両方を食べるのは量的に厳しいですね。
しかし、こちらのお店は、平日限定ですが両方を食べられるセットがあります。
若はもも肉1本、親はハーフサイズのものです。下味をつけたものをオーブンでゆっくりと焼き上げたものです。
若は、身が柔らかくて食べやすいですね。ジューシーな肉汁が出てきます。
親は、キッチンバサミでカットしながらいただきます。噛み応えのあるお肉で噛むと旨みが広がりますね。
お酒を飲むには、親でしょう。

■しょうゆ豆(300円)
こちらも郷土料理です。そら豆を醤油と砂糖で漬けたものです。
適度な甘さと醤油の味わいで、ご飯にもお酒にも合う、飽きのこない味に仕上がっています。
香川に来たら、枝豆ではなく、しょうゆ豆でお酒をいただきたいですね。

■お通し(200円)
手作りのおでんがお通しです。
澄んでいる汁ですが、出汁がスッキリ美味しいですね。
かけてあるかつお節も香りがよくていいものだと思います。

●艶鶴特別純米酒(500円)
地酒のメニューは無いので、お刺身と同様にリクエストして好みのものを提供していただきました。「冷酒で飲みやすいもの」というオーダーでこれをいただきました。
もちろん、香川県のお酒です。
メロンのような果実の香りがする、口当たりの優しいお酒で非常に飲みやすいですね。かといって、甘いわけではなく、旨みもあっていいお酒です。

●ウーロン茶(300円)
飲み過ぎてしまわないようにウーロン茶や緑茶もいただきましたが、ジョッキで提供されてこの価格ですから良心的でしょう。


地元のお客さんが郷土の味を楽しみに通うという感じの居酒屋ですが、一見さんも迎えてくれる雰囲気があるので、観光客も多いに利用すべきでしょう。旅先では有名店に行きがちですが、こういう地元に愛されているお店もいいですね。
骨付鳥も2種類が食べられるセットがあるのでお得ですし、地魚もいただけて上手に使うと魅力的なお店だと思います。

  • 骨付鳥・親(850円)2018年11月
  • 骨付鳥・若(850円)2018年11月
  • ■刺身盛り合わせ・5種盛り(1,500円)2018年11月

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