ランチ向上委員会さんのマイ★ベストレストラン 2016

絶望を退ける勇気を持て

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ランチ向上委員会 (男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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この1年は、馴染みのお店が発展し、また、新しい馴染みのお店ができるという、1年でした。
発展したお店は、盤古殿で、ついに盤古グループが東京進出です。川崎で誕生した盤古茶屋は北京ダックが旨い店としてひいきにしていましたが、新横浜に支店を出し、2016年に秋葉原に新店をオープンさせました。独立開業した料理人もいますし、いつか、首都圏を代表する中華料理店チェーンになるかと思います。
また、渋谷の立ち飲み店の富士屋本店も、日本橋浜町に新店をオープン。料理が美味しい立ち飲み店で相当楽しめますね。
新たな馴染みのお店となったのは、クッチーナイタリアーナズッカ・動坂食堂・ワインバーバッカスの3店です。
クッチーナイタリアーナズッカは、料理とお酒と価格のバランスがよく、パーティーにぴったりで女子に大人気☆
動坂食堂は、最強のランチスポットでありながら、夜も飲め、便利なお店
ワインバーバッカスは、美味しいワインをリーズナブルな価格で取り揃えていて、軽く飲むつもりがしっかりと飲むことになってしまうという、楽しいけれど困ったお店です。

他にも、川崎の中華料理の名店の松の樹に常連さんからのご招待で訪問でき、特別な料理をいただけたのは、とても嬉しい経験でした。
食べログレビュアーとしては、真摯にお店の情報を世に発信する仲間が増え、オフ会の回数も重ねることができ、充実した1年だったと思います。
お世話になった皆さんにこの場をかりて、御礼申し上げます。そして、2017年もよろしくお願いいたします。

マイ★ベストレストラン

1位

盤古殿 秋葉原UDX店 (末広町、秋葉原、岩本町 / 中華料理、小籠包、担々麺)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2020/10訪問 2020/11/01

多少値上げしても、北京ダック1羽の存在感は特別なもの

秋葉原駅電気街口の目の前にあるUDXビルの3階にある中華料理店です。

店内は、中国の雰囲気を色濃く出しつつも、落ち着いた内装です。
窓際にはカウンター席もあり、ひとり客にも対応しています。
また、宴会用の個室が3部屋あるので、プライベート感のある宴会にも適していますね。

今回は、少人数の宴会で、北京ダックのみを予約しました。それでも室料無しで個室が用意してあるのは嬉しいですね。

メニューは、低価格の小皿料理から、豪華な北京ダックやフカヒレまで幅広く取り揃えています。
四川料理がメインに中国東北部の山東料理、もちろん、日本人が大好きな定番中華と、お客さんを飽きさせない幅広いメニューを取り揃えてます。
開業当初より、一部メニューの価格が上がってしまいましたが、それでも高級中華がお得な価格でいただけるお店です。

いただいたのは、
■北京ダック1羽(5,800円+税)
これを食べずして盤古殿は語れないでしょう。
台車に載せられた北京ダックが個室に運ばれてくると盛り上がりますね。
コックさんが無れた手つきで捌いてくれると、身も付いた北京ダックの出来上がりです。
皮のパリパリ食感、皮下脂肪のジューシーさ、肉の旨みと3段階で楽しめるのが魅力です。
味付けも、スタンダードな甜麵醬ベースのものと、お店オリジナルのピリ辛のソースの2種類があるので、ダックの量が多くても飽きることなくいただけます。


■北京ダック肉骨と唐辛子四川風味炒め(税込1,000円)
身と骨を炒めにお願いしました。レシートで確認するとこれだけ税込み1,000円ですね。
以前はダックをお願いすると骨のスープが付いてきたのですが、肉と骨の全量を炒めにしてくれたようで、ボリュームがありますね。
四川スタイルの唐辛子の辛さと花椒の痺れが効いているスタイルのもので、お肉は揚げる感じで炒めにしてあるので、

■北京風板春雨のサラダ(1,300円+税)
通常は辛い味付けの料理ですが、辛い味とゴマ味から選べます。ゴマ味でいただきました。
中華くらげと間違うぐらいの幅と厚みがある春雨は、ねっとりとしていて、弾力があります。
春雨の食感を楽しみつつ、野菜を一緒にいただくととても美味しいですね。
上手に盛り付けてくれているので、香菜(パクチー)が好きな人はそのまま混ぜ込み、ソースをかけるといいでしょう。苦手な人がいるときには取り皿によけてから混ぜるといいでしょう。

■豚肉小籠包(580円+税)
上海料理の定番。本場の有名店にひけをとらないぐらいの肉汁の旨さです。
溢れんばかりの肉汁を楽しむもので、これを食べるときは必ずレンゲを使いましょう。

●ザ・プレミアム・モルツ・中(680円+税)
生ビールは、プレミアムモルツで、スリムジョッキです。
地価やお店の雰囲気を勘案すると相応の価格ですね。

●古越龍山五年(2,980円+税)
角が取れてスッと入る飲みやすさと適度な熟成感があって美味しい紹興酒です。


丸々1羽の北京ダックを食べたかったらここというお店ですね。高級店と同等レベルの質でありながら、価格は庶民でもいただける設定です。これが出てくれば飲み会が盛り上がること間違いなしです。
職場の宴会に向いていますが、大人3~4人いれば1羽を食べることができます。少人数の飲み会でも豪華にしたければ盤古殿で北京ダックがおすすめです。
秋葉原駅電気街口の目の前にあるUDXビルの3階に2016年3月10日にオープンした中華料理店です。

店内は、中国の雰囲気を色濃く出しつつも、落ち着いた内装です。
窓際にはカウンター席もあり、ひとり客にも対応しています。
また、宴会用の個室が3部屋あるので、プライベート感のある宴会にも適していますね。

メニューは、低価格の小皿料理から、豪華な北京ダックやフカヒレまで幅広く取り揃えています。
四川料理がメインに中国東北部の山東料理、もちろん、日本人が大好きな定番中華と、お客さんを飽きさせない幅広いメニューを取り揃えてます。

いただいたのは、
■北京ダック 丸1羽セット(3,800円+税)
このお店の目玉というべきメニューです。
この価格で本場の水準の北京ダックが食べられるお店は多くありません。
焼きあがると、料理人が丸々としたダックを客席まで持ってきて、カットしてくれるパフォーマンスがあります。
良質な北京ダックは、カットしているときに良さがわかりますね。切り口から流れ出る肉汁と脂がこのダックが美味しいことの証です。
タレは、一般的な甜麺醤をベースにした甘いものと、やや辛い四川テイストの2種類を用意してくれます。
セイロで蒸された生地で包んで食べれば、ダックの皮の食感、皮下脂肪の旨み、肉の旨みが口に溢れますね。
こちらのダックは、1羽のサイズも大きくて、食べ応えも十分。残った肉と骨は、スープにしてくれます。
また、別料金(880円+税)で肉を使った炒めも作ってくれます。炒めは、四川料理の『辣子鶏』風のもので、辛さの中にも旨みがある味つけです。
宮廷料理の流れをくむ高級料理ではありますが、仲間同士の飲み会で4人いれば、一人当たり1,000円の予算で食べられます。
こんな贅沢は他では味わえませんね。

■豚肉小籠包・5個(580円+税)
中国では、妙め物などを調理する厨師と点心を作る点心師は、同じ料理人でも資格が異なります。もちろん、厨師も点心を作ることはできますが、味となると専門家のほうが上です。盤古殿は厨師・点心師が共にいるのでレベルが高いですね。
新横浜の盤古殿では、上品な仕上がりなっていましたが、秋葉原では原点回帰して、川崎のお店と同じく、肉汁が溢れ出るものです。
本場の一流店にも負けない味です。豚の旨みが凝縮しています。1回の注文で5個入りなので、美味しさを満喫できますね。

■蟹みそ小籠包(560円+税)
小籠包の豪華版です。
頭頂部に上海蟹の蟹みそとおぼしき蟹みそが添えられていて、濃厚な小籠包に更に旨みをプラスしてくれる贅沢な点心です。
2段に重なった小さなセイロに1つずつ盛られていて、1回の注文で2個提供されます。
デートなら、これを頼んでシェアできたら盛り上がること間違いなしです。

■海の幸入り揚げ餃子(320円+税)
厚い生地で具を包み揚げてあります。
生地は甘さのあるもので、具は、イカ・豚肉・人参・しいたけなどが細かく刻まれた五目風です。
甘い生地と塩気のある具ですが、意外に相性がよく、ちょっと不思議な味わいです。

■フルーツ杏仁豆腐(360円+税)
中華料理のデザートは冴えないと思っていたら大間違いです。先に述べたように点心師が作るデザートはひと味違います。
実に濃厚ですが、くどさは無く、とてもいい具合に仕上がっています。
街の中華料理店の既製品の杏仁豆腐とはレベルが違いますね。

■マンゴークリームプリン(400円+税)
こちらも濃厚です。カットしたマンゴーも盛られていて、香港の糖朝のマンゴープリンに匹敵する美味しさですね。


屋号の「盤古」とは、中国における宇宙開闢(かいびゃく)の神です。本店たる川崎の盤古茶屋は、地下にあるお店だったので、地下の暗いところからお店が発展していくことを願い、何もないところから宇宙を創るという点にあやかり屋号にしています。川崎の盤古茶屋、新横浜の盤古殿、それに暖簾分けした臼井の盤古茶屋、そして、こちらの秋葉原店と首都圏に良質な中華料理を提供するお店として、その名のごとく発展していますね。

川崎・新横浜で定評がある北京ダックをメインとしたコース料理は、秋葉原界隈のビジネスマンにも受けること間違いなしでしょう。トレンドを捉えたい幹事ならば、この春の歓送迎会も盤古殿に予約をすることをおすすめしますね。

餃子や鍋など、1品だけを名物とした美味しい中華料理店は他にもあるかと思いますが、こちらのお店は、点心・北京ダック・デザートと数多くの名物があるお店です。
一流ホテルの中華ダイニングなら、すべての料理が一流ですが、それに匹敵する味を誇りつつも、価格は街の中華料理店より若干高い程度という優れたコストパフォーマンスが特徴ですね。

ランチ・飲み会・デート・大規模な宴会と、どんな用途でも活躍してくれる名中華料理店であることは確かでしょう。中華料理マニアの私が自信を持っておすすめできるお店です。

  • 北京ダック1羽(5,800円+税)2020年10月
  • 北京ダック1羽(5,800円+税)カット後2020年10月
  • 北京ダック1羽(5,800円+税)の『タレと薬味』2020年10月

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2位

松の樹 (京急川崎、川崎、港町 / 中華料理、四川料理、担々麺)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.2
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2016/06訪問 2016/07/20

繊細な日本人向け中華の味をホテル並みのレベルで提供する、川崎の中華料理の名店

稲毛神社の近く、川崎市役所の裏手にある中華料理の有名店です。
日本人が営む本格中華の名店として川崎では非常に有名なお店で、お店の場所が移転しても客足は衰えることなく、連日満員の名店です。

店内は、シンプルな内装で白い壁が清潔感がありますね。入口付近はワンフロアですが、奥に行くと半地下と中2階の2層構造になっています。

メニューは、日式中華なれど本格四川料理のメニューが並びます。日本人は、四川料理というと麻婆豆腐や担々麺をイメージしますが、本来の四川料理は「一菜一格 百菜百味(ひとつひとつの料理に品格があり、すべての料理にそれぞれの味がある)」という言葉があるぐらい、バラエティ豊富な味わいがあるも
のです。こちらのお店は、それをちやんと具現していて、メニューの豊富さに驚かされます。こういうお店は稀ですね。

いただいたのは、
■雲白肉(880円)
四川料理の前菜の定番です。茹で豚肉で、味付けにニンニクを使うと蒜泥白肉、使わないと雲白肉と表現することが多いです。
パンチの効いた料理を好む人が多い川崎において、ニンニクを使わない雲白肉での提供は、冒険ではないかと個人的に思うのですが、食べてみるとレベルの高さに驚きます。
ソースの色合いは、赤みがあって辛そうに見えますが、実際はそうではなく、酸味・甘味・辛味が一体となる上品な味付けです。口に含んだ瞬間は、酢の酸味、甘さを感じますが、しばらくすると唐辛子の風味を感じ、余韻にわずかな辛さが残ります。
四川料理でもこういう調和を重んじた味付けをしますが、それを日本的な繊細な感性で上品にまとめた料理ですね。

■樟茶鴨(1,188円)
近年、知名度が上昇中の四川料理です。
唐辛子が四川に伝わる前からあった料理なので、辛くないものです。それだけ歴史のある料理ですね。鴨肉をお茶で味付けして、樟(クスノキ)のチップで燻して作る料理です。
川崎界隈では真似た料理を提供する中華料理店も増えていますが、やはり四川料理の名品は四川料理のお店で食べたいところですね。
見た目で、まず、その素材の良さがわかります。鴨の曲線から推察するに大きいサイズのものを使っていますね。
また、断面からは皮の下に脂の層が少ないのもわかります。脂があるほうが美味しいとも言えますが、丁寧に調理し燻製にすれば、自然と脂が落ちるので、この料理は脂よりも肉の旨みと燻製による香りを楽しむものです。こちらのものは、ちやんと調理されているがゆえに脂が見えませんね。
また、レモンが添えられて提供されている点も、皆さんにお伝えしたいところです。大陸系の中華料理店でレモンが添えられていたことはありません。鶏の唐揚げ感覚で、味に変化を加えるにはとても有効ですが、こういう点に気づいて標準のサービスとしている点にこのお店のレベルの高さを見ることができます
ね。
高級かつ本格派でサービスもいい『樟茶鴨』でした。

■陳麻婆豆腐(1,180円)
油の海の中に豆腐が浮いているような麻婆豆腐ですが、これでいいのです。
「油ばっかりで・・・」みたいなことを言う人がいるかもしれませんが、四川料理では香辛料・調味料を油の中で加熱することで香りや味を油に移し、それを全体に行き渡らせることで味付けをします。それゆえに四川料理では日本人の感覚では、油が多い印象になります。この油はまさに四川伝統の技法で作って
いる証拠です。
食べると、イメージしていたより辛くありません。もうちょっと辛いと思っていたのですが、辛さからいえば大陸系の四川料理店のほうが辛いですね。また、味付けにトウチを多く入れていて、粒が見えます。豆を使った味噌のようなもので、豆板醤にも入っているので、おおむねどこのお店の麻婆豆腐にも入るものですが、粒でこれだけ入っているのは珍しいですね。これのおかげで、全体に強い旨みがあります。
また、辛さも唐辛子由来のものが多いです。しかも、唐辛子自休の辛さではなく、油に移した風味です。
花椒はホールでは入っていません。粉末の山椒があるのでこちらに混ざっている可能性はありますが、この粉末は香りが強いですね。ホールの花椒で強く感じる痺れはあまりありません。とても香りが強く、痺れる辛さよりも香りが豊かな印象です。
他の方のレビューでは「辛さ」が強調されていることがおおいですが、私は「香り」に注目したい、旨みのある麻婆豆腐だと思います。
麻婆豆腐は、日本においてもメジャーな中華料理であるため、お店によっても味が大きく異なり、また、食べる側の好みも千差万別です。そのため、こちらのお店にも2種類の麻婆豆腐がありますね。いろんなメニューを掘り下げることで好みの味にもたどりつけるかと思います。1度の訪問ではすべてを味わえないお店です。

■紅焼鮫尾(特別メニュー・価格不詳)
メニューに無い料理です。私を連れて行ってくれた川崎を代表する著名人がご主人にお願いして作ってくれたものです。こちらのご主人と親しい方なので、その信頼関係のもとに提供されています。このお二方の信頼関係があってのものです。他の方がこの料理を目当てに訪問しても、必ずしも提供されるものでないことをご了承ください。
フカヒレは、サメのヒレで、主に尾びれが珍重されますが、その尾びれの付け根の部分を使った料理です。
付け根の部分なので、背骨が入っていますが、プルプルのコラーゲンな肉質は、ヒレの部分に負けません。また、骨ですが、中心の背骨は硬くて食べられませんが、そこから延びる骨は、コリコリとした食感で食べられます。鶏のヤゲン軟骨のような食感ですね。この食感があるからこそ、この裏メニューの美味しさがありますね。
フカヒレ自体に味が無く、味わいはお店の実力で決まるのは、この料理も同じです。あんは濃厚な中華スープをベースに野菜が入り、とろみがついています。この味は、四川料理ではなく広東料理ですが、中華街の有名店にも負けない上質な旨みです。
いただいた料理のすべてが興味深く、かつ、美味しいものでした。本格中華料理ですが、エネルギッシュな本場の味ではなく、洗練された日本的な味わいのものです。


これだけ立派な料理を提供するお店だけあって、お店のご主人も立派な人で、若輩者の私の中華料理ウンチクにも嫌な顔をせずに聞いてくれました。
食べログやブログなどでは、麻婆豆腐と担々麺を称賛していることが多いですが、やはり、通い慣れてる地元の人は、自分好みのメニューで楽しんでいる方が多いとのこと。レベルの高いお店なので、どれを頼んでも当たりでしょうから、好きなものを食べたいお店ですね。
ランチで麻婆豆腐と担々麺の味見をするのもいいですが、お店の真価を味わうなら、ディナーで多彩な四川料理のバリエーションを楽しむべきでしょう。

  • 陳麻婆豆腐(1,180円)2016年6月
  • 樟茶鴨(1,188円)2016年6月
  • 雲白肉(880円)2016年6月

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3位

富士屋本店 日本橋浜町 (浜町、水天宮前、人形町 / 立ち飲み)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/12訪問 2016/12/03

日本橋の富士屋は、料理のレベルも高く大満足☆

経営の母体は、渋谷の超有名立ち飲み店です。本店は大衆酒場の雰囲気があるお店ですが、他の系列店は、フレンチをいただけるスタイリッシュな立ち飲みです。

こちらは、三軒茶屋にあった富士屋本店グリルバーが閉店し、そのコンセプトを引き継ぎつつ、新たに富士屋が手掛けるお店です。

建物1軒がお店になっており、1階はキッチンを囲む立ち飲みのカウンター、2階は座れるようで、3階にもテラス席があるみたいです。

メニューは、背面の黒板にずらりと、前菜からメイン、デザートにいたるまで書かれています。
ワインバーとして利用するときにちょうどいい簡単なおつまみから、しっかりとしたお肉のメイン料理まであり、好みとお腹の空き具合で選べますね。
お酒も、また、しかりです。ワインリストにはリーズナブルなものからちょっといいワインまで幅広く揃えていますし、ウイスキーやラムもあります。

いただいたのは、
■シャルキュトリー3種盛り(1,200円)2016年12月
9種類の中から選べます。6種類なら2,000円、全部だと2,800円となります。
パテ アンクルート・スペイン産ハモンセラーノ・パルマ ディ コッパの3種類を選びました。
パテ アンクルートは、パテをパイ包みにしたものです。フレンチの前菜にもなる立派な料理で、ゼラチン状に固まったコンソメも入っている本格派です。
スペイン産ハモンセラーノはピンク色の色合いも美しい本格派ですね。お店で切り出したものではなさそうです。塩味がしっかりしているので、お酒に合います。
パルマ ディ コッパは、熟成感も脂もあって、こちらはストレートな旨さの生ハムです。

■オーストラリア産太アスパラとズワイガニのサラダ仕立て(950円)2016年12月
皿の端に盛られ、あえて空間を作る、こだわりの盛り付けになっています。
蟹の身も多く、風味も十分。アスパラも立派なもので食べごたえがあります。

■和牛レバーの軽い炙り(850円)2016年12月
メニューに「本日限り」の表示があった貴重なメニューです。
素材の良さが強く出ているもので、塩での味付けですが、それだけで美味しいです。
レアな仕上がりでトロりととろける食感もいいですね。付け合わせはクレソンで独特な香りがレバーの相棒としてちょうどいいですね。

■鶏レバームース(1本300円)2016年6月
富士屋本店グリルバーでは、4本で650円でしたが、こちらでは1本単位での注文ができますが、値段は2倍程度になっていますね。
まるでソフトクリームのような外観で、甘くないコーンに滑らかなレバームースが盛られています。ガラスの器に岩塩を詰め、そこに挿した盛り付けは涼しげですね。
味は、軽い外観とは対照的にレバーの風味がしっかりしています。2人で2本を注文すると600円になるので、富士屋のメニューとしてはちょっと高いかな?ほかの前菜でもいいかもしれません。

■人参のムース、エビとコンソメのジュレ(950円)2016年6月
人参のムースにボイルした海老、その上にたっぷりとコンソメのジュレを盛ってある涼しげな夏向きの前菜です。
人参のムースはとても滑らかな舌触りです。味もガツンと強い味ではなく、上品な味わいで女性にウケること間違いなしの前菜です。

■マッシュルームと生ハムのサラダ(950円)2016年6月
スライスした生のジャンボマッシュルームの下に生ハムがあり、その下には葉物野菜がたっぷりです。
自家製と思われるドレッシングは、酸味が穏やかで、マッシュルームの素材の味を邪魔しないですね。

■甘鯛のカダイフ揚げ(1,350円)2016年6月
本日、最高のヒット作です。
カダイフは、イスラムの文化圏に起源を持つ細いパスタのような食材です。通常はお菓子に使われますが、フランス料理やイタリア料理では、揚物の衣として活用されます。
繊細な衣になりますが、これで包むのは、やはり繊細な高級魚の甘鯛です。
口の中で、崩れる衣の食感は心地よく、上品な甘鯛のふっくらとした仕上がりもいいですね。
合わせるソースは、魚介系の出汁の味で、アメリケーヌソースのようですが、強い味ではなく、素材に合わせた濃さになっています。
盛り付けも美しく、お皿に敷かれたソースの上に盛られ、その上には花びらが散らしてあり、味だけでなく、見た目も素晴らしいですね。

■鴨のハンバーグとフォアグラ(1,450円)2016年6月
何と!鴨が3段重ねになっている鴨づくしのハンバーグです。
ハンバーグは、粗挽きの鴨肉を使い、ソースともよく絡みます。お肉はさっぱりしているのと粗挽きなのをうまくまとめるために網脂で包んであります。
1番上のフォアグラは、量もたっぷりで、もちろん、質も上々です。
このフォアグラだけで、このお値段分の価値がありますね。
この2つに挟まれる鴨ロース肉は、赤身の旨みをストレートに味わえる大人好みの味です。
個々に素晴らしい3段重ねですが、これに合わせるソースは、鴨の骨から取った出汁と焦がしバターを合わせたもので、まさに鴨づくしの大満足な1品です。

■ガーリックブレッドとフレッシュチーズ(750円)2016年6月
ガーリックブレッドは、フレンチトーストのごとく、フライパンでガーリックオイルとともにジュワッとするまで焼かれたものです。その上に花畑牧場のフレッシュチーズを山盛りにしています。
チーズは、すっきりとしていて、軽く酸味のあるものです。
単体で味わうものというより、チーズ好きのための贅沢なバゲットという感じです。お酒を飲まない人が好みのメイン料理と共に食べるといいでしょう。

●ドゥーシェ・シュバリエ・ブリュット(3,400円)2016年6月
ワインは、少し奮発して、スペインのカヴァにしました。
スッキリとシャープな味わいで、飲んだ味だけならシャンパーニュと遜色ないですね。
銘柄にこだわらず美味しく飲めるならおすすめのスパークリングワインです。


1階のカウンターで飲食していると、目の前で作られる料理に視線が集中します。素材にも調理にも自信があるからこそ、このスタイルなのでしょう。
また、これによりほかのお客さんが注文した料理を作る過程を見ているいとも自分たちも食べたくなり、連鎖的な注文があるのがおもしろいですね。私もついつい食べ過ぎてしまいました。

土地柄に合わせて、店内は禁煙なのもあって、快適に過ごせますね。お店の外に灰皿が設置されています。

どの料理も素晴らしく、これを着席のお店で食べたら1.5〜2倍ぐらいの価格となるでしょう。また、自由に楽しめる立ち飲みなので、コース仕立てにしなくても、前菜だけで軽く飲んだり、メインだけをガッツリ食べたりと好みに応じて自由にいただけるのも利点でしょう。

  • 鶏レバームース(1本300円)2016年6月
  • 人参のムース、エビとコンソメのジュレ(950円)2016年6月
  • 甘鯛のカダイフ揚げ(1,350円)2016年6月

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4位

四川食府 (京急川崎、川崎新町、川崎 / 四川料理、中華料理、担々麺)

16回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2024/04訪問 2024/05/04

海鮮系の炒めものは原価率が高くてお得なメニュー

川崎区新川通にある中華料理店です。

川崎市立川崎病院の近くにあります。

奥に細長い造りなので、外観からのイメージよりも座席数があります。
また、座敷もあるので宴会にも適したお店です。

外見はごく普通の大陸系中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いのが魅力のお店です。
四川料理をメインに扱いますが、窯焼きの北京ダックも名物のお店です。

いただいたのは、
■陳麻婆豆腐(980円)
メニューに麻婆豆腐は2種類あります。麻婆豆腐(780円)は日本人仕様のもの。陳麻婆豆腐(980円)は本場仕様です。
運ばれてくると、スパイシーな香りが漂います。
結構、油が多いのですが、これが四川料理の基本の作り方です。
唐辛子や花椒といった、中華料理固有のスパイスをテンパリング(油でスパイス類を煮る)することにより、この油に香りや刺激が移っていますね。
その油が豆腐に纏うことによって、本物の麻婆豆腐が完成します。
それゆえに、結構な辛さがあります。また、辛く感じる理由としては、辛さを纏った油が口から喉をゆっくり通っていくので辛さが持続しますね。
本来であれば、ライスを注文し、ご飯にかけて食べると美味しいです。

■大海老マヨネーズ(1,280円)
1皿1,000円を超えるので、町の中華料理店のメニューとしてはちょっと高めですが、その分、品質は確かなものです。
1皿に6尾入っています。最近の海老の価格は高いのですが、気前よく大きな海老を使っているのでお得感があります。また、過剰な衣で大きく見せるようなことはしていません。
マヨネーズも上手に調理して酸味を減らしていて、海老の味わいを失うことのないように作られています。
お皿には薄く切ったトマトも添えてあって、見た目が美しいのもいいところです。
原価率の高さと調理レベルの高さで美味しさが作られています。

■ホタテとアスパラ炒め(1,280円)
こちらも大海老マヨネーズと同様に原価率高めで美味しい料理ですね。
大ぶりのホタテ貝貝柱をスライスしたものがたっぷり入ります。
ご主人は、四川料理を得意としますが、こういう、南方系の料理も上手に作りますね。
素材の味を活かす、塩加減のとろみをつけて、美味しく炒めてありました。

■チンジャオロース(880円)
メニュー改定に伴い、牛肉バージョンと豚肉バージョンができました。こちらは豚肉バージョンです。
普通に美味しく仕上がっていますね。

■カニ肉スープ(680円)
原価率高めメニューのひとつでしょう。
上品な塩味に仕上げています。
ただし、上記の炒め物2種と比べるとお得感は弱いでしょう。予算に余裕があるなら炒めものがおすすめです。

■豚肉の旨酢おこげ(980円)
ちょっと個性的ですが埋もれているメニューです。
パリパリになっているおこげにあんをかけると、いい音がして、耳でも楽しめるのは他のおこげと同じです。
特徴的なのは、その味付けですね。見た目以上に酸味があります。
しかし、酸味だけでなく、甘さや辛さもありますね。辛さは生っぽい唐辛子をカットしたものが1本分入っていました。
また、ニンニクも効かせてあります。
具としては、豚肉がメインで野菜が入るものです。
酸味、甘み、辛さ、ニンニクの風味など、色んなものが混ざって複雑な味わいにならています。
中華料理の奥深さを感じる料理ですね。

■晩酌セット(780円)
生ビール1杯と前菜のセットです。2人で2人前注文しているので2品紹介します。
・炙りチャーシュー
熟成した旨みのあるチャーシューですが、バーナーで軽く炙ってあって、香ばしさもあるのが魅力です。
・砂肝和え
あっさりした前菜で、柚子とネギの香りで砂肝がいただけます。


屋号のとおり四川料理のお店で、陳麻婆豆腐は本場のスパイシーさで美味しかったですが、海鮮系の炒めものが原価率が高くてお得感が強かったですね。
四川料理はもちろんおすすめですが、広東・潮州料理っぽい海鮮系の炒めも美味しいでしょう。
川崎区新川通にある中華料理店です。

川崎市立川崎病院の近くにあります。

奥に細長い造なので、外観からのイメージよりも座席数がありますね。
また、座敷もあるので宴会にも適したお店です。

外見はごく普通の大陸系中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いのが魅力のお店です。
四川料理をメインに扱いますが、窯焼きの北京ダックも名物のお店です。

物価高に伴い、価格改定と同時にメニュー改定を行ったようで、新たな四川料理が登場していました。

いただいたのは、
■高菜と白身魚煮込(1,880円)
四川料理の定番である「酸菜魚」というメニューです。
四川料理というと麻婆豆腐や担々麺あたりの知名度が高く、中華料理として一般化している回鍋肉や青椒肉絲なども四川料理です。
また、20年ほど前に本格的な中華料理店が増えた頃から定番化しているのは水煮牛肉という、唐辛子と花椒で牛肉を辛めの味付けで煮込んだものがあります。
近年は、「ガチ中華」という言葉が流行り、現代の中華料理が日本に流入しつつあります。
そんな中で、酸菜魚は埋もれてる定番四川料理です。
四川料理としては古典的で定番であるものの、他の料理ではあまり使わない魚であり、また、日本では肉料理を頼むお客さんが多いので、どうしてもメニューから外されやすいようです。
加えて、日本における知名度の低さもあるのでしょう。
中国における火鍋ブームに乗って、中国全土に広がり、日本におけるガチ中華ブームで日本でも食べられるようになりました。
酸菜と呼ばれるのは、葉物野菜の漬物です。発酵しているので元の野菜はわかりませんが、緑色のもので、青梗菜か高菜のような感じです。発酵により適度な酸味を持っています。
この酸味のある酸菜を白身魚の切り身と共に煮ているのですが、輪切りの唐辛子と少量の花椒を加えて、四川料理らしい麻辣の味にしています。
加えて、生姜も効かせてあるので、一般的な四川料理の味わいの『麻辣』をベースにしつつも、酸味と生姜の風味もある、複雑な味わいに仕上がっています。
四川料理は「百菜百味」と言われます。これは「四川料理には百の料理があり、それぞれ異なる味わいがある」という意味です。まさにそれを感じさせてくれる味ですね。
スープ状なので、ご飯と共に食べてもいいですし、お酒の肴にもなる優れた料理ですね。加えて、油っこくないので、ヘルシーで量が食べられるのも魅力です。


他にも新たに加わったメニューは、要予約の揚げ魚の特製煮込み(3,980円)はガチ中華の主力メニューの『烤魚』ですね。他にも、汁無し鍋の麻辣香鍋(干鍋)のメニューも充実しました。
定番中華は抑えつつも、四川料理メニューが増え、ガチ中華が楽しめるお店になったようです。
町の大陸系中華料理店ですが、ガチ中華を楽しみたい人におすすめのお店です。
川崎区新川通にある中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くにあります。

外見はごく普通の大陸系中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いのが魅力のお店です。

四川料理をメインに扱いますが、窯焼きの北京ダックも名物のお店です。

いただいたのは、
■自家製北京ダック(3,880円)
訪問してからの注文でも仕込んだ在庫があると提供してくれますが、時間がかかるのと無い場合があるので、予約しての注文をお勧めします。
いい色に焼かれたダックをテーブルサイドでカットしてくれるのはまるで高級店のようですが、ここは川崎ですし、価格も川崎の価格です。
1羽まるまるを存分に食べれば、尾に近いところの脂の多いジューシーさと、皮のパリッとしたところの違いを味わえます。
また、味付けも定番の甜麵醬だけでなく、四川料理風の辛いタレも用意してくれるので、辛党の人にもいいですね。
更にこの価格で、残った骨でスープも作ってくれます。こちらも美味しいです。

■ダック肉の唐辛子炒め(+500円)
辛子鶏の鴨版なので、中国語では『辛子鴨』ですね。
北京ダックを注文した際に追加でお願いすると炒めにしてもらえます。
唐辛子と花椒がピリリと効いた味わいで、こちらもお酒にぴったりの味わいでしょう。

■牛の内臓の四川風ソース和え(880円)
中国語では『夫妻肺片』という四川料理のポピュラーな前菜です。
胃袋のハチノスやすね肉などを使っており、ピリ辛なソースを絡め、ゴマと香菜(パクチー)を散らしてあります。
提供される器が変わってゴージャスな印象になりました。

■五目チャーハン(780円)
大陸系中華の調理なので、ちょっと油の量が多めですが、なかなかのパラパラ度でありながら、日本人好みのご飯の食感を少し残した美味しいチャーハンです。

■鉄板餃子(480円)
今の流行りと逆行した、肉汁弾ける大きな餃子で食べ応えがありますね。
ボリューム満点です。

■サンラースープ(480円)
『酸辣湯』です。
ちょうどいい辛さと酸味で、これでもお酒が飲めるぐらいの仕上がりです。

●瓶ビール(480円)
普通のアサヒスーパードライの中瓶ですが、オリンピック仕様のラベルになりましたね。


街の中華料理店として、十分な実力があり、メニューの幅も広く、北京ダックという目玉料理もあり、料理もお酒も総じて安いという非常に使い勝手の良いお店です。
他では食べられない特別な料理はありませんが、安く、美味しく、楽しく中華料理を食べるならここですね。
川崎区新川通の中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くですね。

外見はごく普通の中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いのが魅力のお店です。

最近、私は、インド・ネパールのカレーを食べています。ネパールの定食たる『ダルバート』や南インドの『ミールス』でご飯を食べるのが美味しいですね。
カレーという料理の概念とは一体何なのかと考えてしまします。一般的には、「香辛料を多用したご飯等の主食との相性のいい煮込み料理」という感じでしょう。インド・ネパールあたりの「カリー」はまさにそのものですが、タイのグリーンカレーは、タイ人にとってインドのカリーと同じ系統の料理として区分されることをどう考えるのかに興味がありますね。
そして、多彩な料理がある中華料理にもご飯にピッタリのカレーに似た料理があります。麻婆豆腐あたりが一般的にカレーに近い印象があります。しかし、私が考えるキングオブカレーに近い中華料理、それは四川料理の『水煮牛肉』です。
インド・ネパールのカレーを食べていて、この水煮牛肉が食べたくなり、訪問です。

いただいたのは、
■牛肉の四川風煮込み(1,800円)
これが『水煮牛肉』です。もしくは、『水煮肉片』ともいいます。四川料理の定番ですが、日本語訳が定まっていないので、『牛肉と唐辛子四川香味煮込み』とか、『四川風激辛煮込み』などの表現がされますね。
この料理、唐辛子と花椒が入っていて、香菜(パクチー)も盛られていて、とてもスパイシー。真っ赤ですが、見た目ほどの辛さではありません。
上面には油が浮いていますが、ここに四川料理たる味わいがあります。唐辛子・花椒・ニンニク・生姜などの香辛料が油の中で加熱されることで、油に香りと香辛料の風味が移り、その油が料理全体に混ざることで味わいを全体に広げてくれていますね。
油の層の下にある水分は、中華スープがベースになっているので旨みもしっかりとしていますね。
具は、牛肉で片栗粉をまぶした上て加熱してあり、タレが絡みます。また、肉の下には豆もやしと白菜がたっぷりと入っていて、「牛肉」の文字がありますが、意外に野菜が多い料理でもあります。
スープというか、タレというか、カレーでいうところのルーにあたる部分は、旨みがあるところに香辛料がたっぷりで、これを残すのはもったいないです。
ライスを注文して、ご飯にかけていただくのが王道でしょう。こうやって食べると、まさにカレーです。
実際、中国人は、この料理は1皿の量が多いのもあって、複数人で1皿をシェアし、ご飯にかけて食べています。
唐辛子・ニンニク・生姜あたりは、インドやネパールのカレーで使うスパイスですし、クローブやカルダモンは入りませんが、その分、花椒が加わります。水煮牛肉は、単体ではご飯はつかないメニューですが、ご飯と一緒に食べれば、これは明らかにカレーでしょう。
ぜひとも、カレー好きには、インド・ネパールだけでなく、この「中華料理のカレー」を食べていただきたいですね。


こちらのお店は、外観も店内も一般的な『街の中華料理屋さん』ですが、このようにレベルの高い本格的な四川料理が楽しめるお店です。おすすめのお店です。
川崎区新川通の中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くですね。

外見はごく普通の中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いのが魅力のお店です。

クリスマスの定番料理といえば、ローストチキンですね。アメリカでは七面鳥の丸焼きを食べるのが定番で、それを日本で真似る際に七面鳥より美味しく、調達しやすい鶏肉になったのでしょう。
キリスト教徒でもありませんし、アメリカ文化を正しく継承する者でもないので、イベントごととして楽しむためには家禽の丸焼きならOKということで、北京ダックをいただきます。

いただいたのは、
■自家製北京ダック(3,880円)
1羽まるまるを提供してくれてこの価格なので非常にお得です。
都内にはこれより安い価格のお店もありますが、価格相応に質も下がるので、こちらのお店が日本一コストパフォーマンスの高い北京ダックのお店だと私は思っています。
「ダック」とは何の鳥という疑問が生まれますが、鴨でありアヒルでもあります。野生にいるのが鴨、それを品種改良して家禽化したものがアヒルです。そのため、漢字では「家鴨」と書きますね。
そのため、基本的には同じものです。
日本人は「鴨」と書かれたほうが高級に感じるので多くの飲食店では「鴨」と書いていますが、そのほとんどが外国で肥育したアヒルですね。
東欧やブラジルでも生産されていますが、カナダ産が安定的に美味しいですね。こちらのお店もカナダ産とのことです。
手間がかかるので予約したほうが望ましい料理ですが、テーブルサイドでカットしてくれて、それをいただけるので大変お得な料理でしょう。
店主がダックに包丁を入れると、美味しい肉汁と脂が出てきます。
皮の下には脂肪の層があり、その下の肉も付いた状態でカットしてくれます。これを蒸した餃子の皮のようなもので包んで食べるのですが、ダックよりも皮の枚数のほうが少ないので、贅沢にダックを2切れぐらい包んでいただきます。
味付けは、定番の甜麵醬ベースのものと、お店の個性の出たちょっと辛いものの2種類があります。最初は定番の甜麵醬でいただきたいですね。お酒を飲むなら辛いものも美味しいです。
包む皮が無くなったら、きゅうりやネギと共にタレをかけておつまみとしていただきます。
皮のパリパリ感、脂肪のジューシーさ、肉の旨み、それに甜麵醬の甘さが加わり、まさに高級中華料理の味ですね。
更にこの価格で、ダックの骨を使ったスープも付きます。
豆苗と白菜も入っているスープで、骨まわりの肉も付いていますので、ちょっと行儀悪いですが、手で持ってかじりつけばお肉も楽しめます。もともとのスープの出汁がしっかりしているところにダックの旨みも加わって、美味しいスープに仕上がっています。

■ダック肉の炒め(+500円)
北京ダックを注文し、追加料金を払うと更に調理してくれるメニューです。
四川料理の定番の辣子鶏という鶏肉と唐辛子の炒めをダック肉で作ったものなので、『辣子鴨』ですね。
唐辛子と花椒の香りと辛さで味付けされた肉は、スパイシーでお酒にぴったりです。


まるまる1羽をいただけて、この価格なのは文句なしにお得ですね。
1羽を食べる適正人数ですが、最低3人、理想は4人、最大6人といったところでしょう。
量を食べられる人で、炒めを持ち帰りにすれば2人でも可能かと思います。
また、まるまる1羽の北京ダックが登場すれば、宴会が盛り上がることも間違いなしですね。

皆さんもクリスマスに北京ダックはいかがでしょうか?
川崎区新川通にある中華料理店です。

川崎の秋のイベントといえば、『かわさき市民祭り』ですね。「祭り」と言っても神社の「祭典」ではなく、地元川崎の商店や企業が出店し、地元のサークルが踊りなどを披露する何でもありのイベントです。手軽に食べられる屋台料理も出ますが、それだけでは物足りないですし、座ってゆっくりと飲食したいものですね。多くの方がメイン会場の競輪場からまっすぐに川崎駅を目指すので、その線上にあるお店は混雑しますが、ここは少し横移動しているのであまり混雑していません。おすすめの休憩スポットです。同じように富士通スタジアムでイベントがあった際も食事スポットとしてこちらはおすすめですね。

いただいたのは、
■四川風味ダック(880円)
中国語名は『樟茶鴨』といいます。樟はクスノキのこと。クスノキのチップで燻すためこの文字が付いています。茶はお茶です。お茶で下味をつけるという調理法とお茶の葉も燻製にする際に使うという説とがありますが、どちらが正しいのかは今となってはわかりません。
というのも、この料理は、四川料理の中でも古くからある料理です。唐辛子や花椒、クミンなどの香辛料を使っていないのは、そういうものが伝わる前からある料理だからです。そういう点からもこの料理の古さがわかるでしょう。
この料理を有名にしたのは西太后です。清王朝を傾けたともいわれる西太后が好んだ料理として有名で、また、この料理が一般に普及したのは清王朝が崩壊したからです。王朝の崩壊に伴い宮廷料理人が故郷の四川省に帰り、お店を開いてこれがヒット商品となったからです。
なかなか珍しい料理で、日本ではホテルの中華料理店や中華街でないと食べられない料理でしたが、近年は腕のある料理人が日本で開業しているのでここのように食べられるお店が増えました。またそれに伴い、模倣して作るお店も増えて、日本の街の中華料理店でも食べられるようになりましたね。
しかしながら、名前については上手に訳すことができずにいろんな名前がついています。『四川風ダック』『鴨の四川風燻製』『四川風スモークダック』などと呼ばれます。中には、四川料理店でないので、「四川」の字を使いたくなくて、『台湾風ダック』や『紅茶ダック』などと大胆な意訳をするお店もありますね。
こちらのものは、程よい脂の鴨をスモークして作っています。燻製の加減もちょうどよく、単に焼いたものよりもやや硬いぐらいで味が凝縮しています。燻製による香りが豊かですね。
食べた人にしかわからない味ですが、皆さんが知っている料理で一番近いのは、ディズニーランドで売っているスモークターキーでしょう。
お酒にぴったりの味わいです。北京ダックは1羽を食べるには4人ぐらい必要ですが、こちらなら1皿を1人でも食べられます。

■チャーシューとネギ和え(280円)
リーズナブルな小皿シリーズの料理です。その中でも一番安い価格帯のものです。
たっぷりのネギとお店自慢のチャーシューをちょっと辛いタレで和えているものです。野菜の価格が上がっているご時世にネギがたっぷりで驚きですね。

■担々麺と半チャーハンセット(880円)
この日のランチメニューです。
担々麺は、赤い汁に緑のネギと青菜の色合いが美しいですね。
辛そうに見えますが、日本人向けに調整されていて、さほど辛くありません。出汁がしっかりしているので、旨みの中に辛さも加わる感じの美味しい担々麺です。
半チャーハンは、高菜チャーハンでした。高菜・玉子・ネギが具のチャーハンで、ややしっとりとした仕上がりです。
他に中華風の冷奴とザーサイが付きます。


リーズナブルだけど本格派で使い勝手のいいお店ですね。外観はごく普通の中華料理店ですが、メニューの充実度と安さと美味しさのバランスは素晴らしいと思います。
川崎区新川通にある中華料理店です。

お店の名物は、北京ダックで、丸々1羽をお客さんの目の前で捌いてくれます。高級感がありますが、3,880円というリーズナブルな価格で楽しめるのでありがたいですね。
北京ダック以外では、点心よりも炒め物が安くてレベルが高い印象です。
そのため、ランチの定食もお得ですが、夜にも3種類程度の夜定食を用意してくれているのでひとりで食事だけの利用にもおすすめです。

いただいたのは、
■ナスの四川風炒め(880円)
中国語では『魚香茄子』と言います。麻婆茄子とは違います。中華料理通を気取るなら覚えておいたほうがいいでしょう。
「魚香」とは調味料の名です。諸説ありますが魚を食べるのに適した味わいの調味料ということでこの名前が付いたようです。四川発祥なので魚とは川魚でしょうね。塩味・甘さ・酸味・辛さの4つの味のバランスを取ったものです。そのため、麻婆茄子のような辛さではなく、旨みの中に辛さがあるものです。「魚香」は、万能なので『魚香肉絲』という豚肉の細切り炒めをこの味付けにしたものもあります。
麻婆茄子とは違う、複雑な味わいは、刺激よりも深さを求める大人向けの味わいですね。

■イカの辛口炒め(880円)
こちらの中国語名は『香辣炒魷魚』とのこと。高級中華料理店風に訳せば、『イカのスパイシー炒め』でしょうか?辛さを表現する中国語はいくつかあります。一番有名なのは『麻辣』で、これは麻婆豆腐でおなじみの花椒由来の痺れる味を含む辛さです。『酸辣』は酸味のある辛さで酸辣湯で有名ですね。その次に覚えていただきたいのが『香辣』です。「シャンラー」と読みます。漢字というものは非常によくできていて、この味わいは、この字そのものです。「香りたつ辛さ」ですね。刺激だけでなく、唐辛子由来の風味もよく感じる味わいのことです。
こちらの料理の味わいは、お店の四川料理の中でもストレートに唐辛子の辛さを感じる味わいですね。四川料理は日本人がイメージする以上に辛さの中に味をプラスして複雑な味わいに仕上げています。こちらの料理は、唐辛子の香りと辛さを感じられるものです。
イカと一緒にキュウリが入りますが、火が通り過ぎず、いい食感をしています。

■芝エビ、イカと玉子のチリソース定食(850円)
夜定食です。海老チリをイカと玉子でボリュームアップしたものです。海老の比率が下がっていますが、夜で定食スタイルでこの価格ですから、お得ですね。
ランチタイムは、自家製杏仁豆腐が食べ放題でライスもおかわり自由ですが、夜はそういうサービスはありません。しかし、メインはちゃんとした味わいでご飯がすすむ旨みのある味付けです。また、量は少なくても海老のサイズは大きく満足いくものですね。


ランチタイムのお得感もおすすめですが、お店の真価を味わうなら夜に単品メニューを食べると実力がわかるでしょう。何を食べてもお得なお店です。
川崎区新川通にある中華料理店です。

この界隈には中華料理店が多く激戦区ですが、その中でも群を抜いて腕がいいのがこちらのお店です。近隣のお店も含め、料理人が1人でやっていることが多いので、その人の腕前によって味が大きく変わります。こちらのお店は四川料理をメインにやっているのでお酒を飲むなら、こちらの辛い料理がおすすめです。もちろん、日本人好みの定番中華もありますね。

いただいたのは、
■冷やし担々麺(850円)
四川料理のお店ということで、夏の麺料理も担々麺です。日本人向けに冷たい麺料理を扱っており、冷やし中華と冷やし担々麺の2種類があります。
見た目からもわかるように辛さはそんなに強くなく、ゴマの風味と濃厚さをたっぷりと感じられる味に仕上げてあります。中央に盛られた肉みそも辛さは無く、色は黒いですが甘いわけでもなく、自然な肉の味わいですね。
ガラスの器にたっぷりと注がれたゴマのソースが味の決め手で、飲めるぐらいの塩分濃度に仕上げてくれていて、スプーンも添えてあります。冷製スープのごとく、飲んでしまうのがおすすめの食べ方ですね。

■チャーシュー麺と半チャーハンセット(880円)
日式中華料理店ならド定番のセットメニューですが、こちらのお店では比較敵珍しいメニューです。
チャーシューは、単品料理では、赤麹を使ったものが出ますが、これはランチメニューなので、赤麹は使わない一般的な焼き豚の仕上がりのものですが、これはこれで豚肉の自然な味が味わえて美味しいですね。
また、スープですが醤油ベースですが、日式のような穏やかな味ではなく、出汁もしっかり、醤油も中国のたまり醤油を使っていますね。色合いは濃いですが、塩分濃度はそんなに高くなく、でも、力強いですね。
昼飲みのシメにぴったりです。

■手作りワンタンスープ5個入り(200円)
こちらのランチタイムのみ、追加注文専用の料理なのでメインを頼まないと注文できないものです。
スープの出汁がしっかりしているので、スープ料理としての完成度が高いですね。また、安さも魅力です。
ランチメニューの定食は、ご飯のおかわりができるので、定食にこのワンタンをプラスすることで、メインの炒め物だけでなく、ワンタンでもご飯がいただけ、相当の量のライスが食べられますね。大食漢におすすめのメニューです。


近隣にはもっと安い中華料理店もありますが、味・ボリュームを勘案したコストパフォーマンスでいえば、こちらに勝るお店はそうそう無いでしょう。
ランチの食事にも昼飲みにもおすすめですし、食欲の無い日に冷やし麺を食べてもいいですね。
川崎区新川通の中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くですね。

外見は、ごく普通の中華料理店ですが、実力派で、かつ、安いので頻繫に利用しています。
安すぎてお店の経営が心配でしたが、ついに値上げです!2017年6月の酒税法改正に伴いドリンクメニューは価格がアップしました。しかし、良心的な価格改定で、お酒のメニューはアップしたものの料理はそのままです。

いただいたのは、
■晩酌セット(690円)
ドリンク1杯と小皿料理で以前は600円だったので90円アップです。
小皿は、ハチノスの煮つけを注文しました。イタリア料理のもつ煮込みのトリッパと同じですが、こちらは醤油煮です。
醤油煮でも、最初に臭みを抜くために下茹でを丁寧にしてから、味付けをしているようで、しっかりと醤油味がつくのではなく
、あっさりしています。この味付けは広東ではなく四川の特徴なのかもしれませんね。臭みは抜けていて、柔らかく仕上がっていて食べやすいです。

■四川風イカの鉄鍋炒め(880円)
汁無し鍋の麻辣香鍋の具がイカバージョンのものです。他に牛肉バージョンがあります。
細かく包丁が入れられて食感が良く仕上がったイカをメインにニンニクの芽や玉ねぎやナスなどの野菜を炒めたもので、特徴としては、唐辛子の辛さと花椒の香りを油に移して全体に絡めているところですね。「汁無し」というのは、水気は無いですが、鍋の下には油がありますから、これを絡めていただくと四川な味わいが広がります。

■エビのチリソースチャーハン(980円)
正当派の四川料理が多い中で、こちらは、日本人向けのアレンジメニューです。
玉子とネギのシンプルなチャーハンにエビチリがかかったもので、日本人なら誰でも大好きで贅沢に感じられるチャーハンでしょう。辛さはほかの本格四川料理と異なり軽く仕上げてあるので、辛さがあまり得意でない人も楽しめる味わいかと思います。

お酒の価格が上がっても料理の美味しさは変わらずです。お酒を飲まない人やランチでの利用の人には問題ないですね。
お酒も、瓶ビールが中瓶で480円、紹興酒もボトルで1,200円なので、低価格であることには変わりがありません。
やっぱり、川崎でおすすめの中華料理店ですね。
川崎区新川通の中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くですね。

外見は、ごく普通の中華料理店ですが、クラシカルな味わいの四川料理と北京ダックがいただける名店です。しかも、価格はごく普通の中華料理店の価格です。
気付けば、5月も終わると今年は北京ダックを1羽も食べていないことに気づき、いただきに来ました。

いただいたのは、
■北京ダック(3,880円)
北京ダックは、調理に時間がかかるので前日までに予約をしたほうが望ましいです。当日でも下ごしらえしてあって、かつ、仕上げの調理ができる余裕があれば提供してくれますが、必ず食べたいなら予約をしましょう。
この日は訪問前に確認の電話を入れました。ちょっと時間がかかるけどOKとのこと。
お店で焼き上がりを待つ30分間は、1皿280円のリーズナブルな前菜を2品注文してしのぎました。すると、ご主人がダックと共に登場です。
こちらのお店の魅力は、お客さんの前でカットしてくれることです。
本場では当たり前のことですが、日本では高級店でないとこういうサービスは無いですね。
ちなみに食べ放題店や一部の安い中華料理店では、真空パックになった調理済みのダックを輸入し、表面に油をかけてパリッとさせて提供しています。優良店とそうでないお店を見分けるコツとしては、ダックの肉や骨を調理してくれるかどうかですね。四川食府では、北京ダックの値段に込みで骨をスープにしてくれます。また、プラス500円で『鴨肉の唐辛子妙め(殊子鴨)』にしてくれ手す。
と、北京ダックの説明をしているうちにカットが終わります。カットされたダックとダックをまく皮、それに薬味のネギやキュウリ、タレ2種がテーブルに並びます。
タレは、黒色が濃いものは甜麺醤をベースとしたスタンダードなもの。茶色がかったものは四川風のちょっと辛さがあるものです。
基本はやはり甜麺醤のものでいただくのがいいでしょう。お酒を飲む人には辛いものもおすすめです。また、両方をブレンドして好みの味を作るのも楽しいですね。
まく皮に対して、ダックのほうがはるかに多いので、賛沢に2枚載せでいただきます。ダックは皮はパリパリ、その下に脂の層があり、ここはジューシー、そして、その下には肉がついているので肉の旨みも味わえます。この3種の美味しさを包んでいただくのが醍醐味でですね。
スープは、こちらのお店の基本のスープのレベルが高いので、それにダックの骨のダシが加わり、非常に美味しいスープになります。具は白菜とダックの骨周りの肉です。このお肉をもったいないからと食べていると蟹を食べているときのように無言になっちやいますね。

■鴨肉の唐辛子妙め(北京ダックにプラス500円)
唐辛子と共に妙められていますが、基本的には唐辛子は食べません。炒める際に油を介して、素材に香辛料の風味は移して味付けしています。たまに激辛好きの人はかじりますが、そこはお好みで。
肉の旨みと共に味わうのは、花椒の刺激です。花椒がホールで入っているので、これを食べるとなかなかの刺激ですね。しばらくの間は舌がしびれます。これもお酒がすすみますね。


四川食府の真骨頂『北京ダック』をコースでいただいて、大満足でした。1羽いただいて、炒めのオプションを付けても4,380円です。頑張れば2人でも食べられますし、6人ぐらいまでなら1羽でOKです。ちょうどいいのは4人ですね。4人で食べたら1人当たり1,095円。他に前菜をいくつか頼み、シメの食事を頼めば、立派な北京ダックコースが低価格でいただけます。こんな豪華な料理が提供できる街の中華料理店はほかには無いですね。
川崎区新川通の中華料理店です。川崎市立川崎病院の近くですね。

外見は、ごく普通の中華料理店ですが、実力派の中華料理店で気に入っています。

前日にお酒を多く飲んでしまったので、この日は、汁ものを体が欲していたので、スープや麺料理が主体のチョイスでいただきました。

いただいたのは、
■蒸し鶏肉のネギソースかけ(280円)
バンバンジーと同じ、蒸し鶏を使っていて、味付けのソースが異なるものです。
醤油ベースのタレに胡椒などの香辛料が入ったタレを使っています。それに白髪ネギが盛られています。
辛くなく、スッキリとした味わいですね。

■エビ餃子(3個)(280円)
安さが魅力の点心です。あまり差が出にくい料理なので、安いというのは大きな魅力があります。

■焼売(4個)(400円)
4個で400円なので、1個あたり100円という、こちらも安さが魅力です。
お肉の焼売ですが、ジューシーではなく、野菜もバランスよく混ぜた優しい味です。もうちょっと肉っぽさがあっても嬉しいですが、女性でも食べやすい仕上がりになっていると思います。

■五目タンメン(780円)
四川食府の海鮮炒めの類は、多くが素材の味を感じられる塩炒めになっています。一番豪華なのは、三種の海鮮と季節の野菜炒め(980円)で、これは魚介類と野菜の塩炒めです。これと同じぐらいの量の魚介が入るのですが価格は同じなのが海鮮おこげ(980円)です。おこげの分だけ手間もかかりますが、その分、材料の量を少しだけ減らしてあるだけでこれもお得。
五目おこげ(880円)は魚介が減った分、豚肉が入り、100円安くなっているメニューです。ここまではみんな塩炒めなのですが、注文した五目タンメンは、醤油ベースのあんになっています。具は、五目おこげと同様に魚介も豚肉も入っていて、具だくさんです。なので、こういう魚介と野菜のあんが入ったメニューの中で、最もお得な料理です。
また、スープの味が非常にしっかりしているので、ベースにある味わいがしっかりしています。その上に上質な五目あんがかかることで美味しい麺に仕上がっていますね。
ラーメン専門店ではないので、麺は一般的な中華麺ですが、具とスープを楽しみたい人には自信を持って勧められる五目タンメンでしょう。


どのメニューも非常に美味しいですが、ものによっては更にお得(一般的なお店よりも割安で提供されている)なものもあります。四川料理のお店なので、お酒がすすむ四川料理に注目してしまいますが、魚介類が入った炒め物もおすすめですね。
川崎区新川通にある中華料理店です。

外見こそ、街の普通の大陸系中華料理店ですが、味は本場の味でハイレベルです。ということで、ゴールデンウィークもすることがなければ、『四川食府』で昼酒です。
横浜中華街に行ったら大混雑ですが、ここなら混まずに安く本場のレベルの高い料理が味わえます。定番料理もいいですが、珍しい料理をいただくと、新たな発見があり、楽しめます。

いただいたのは、
■牛の内臓の四川風ソース和え(880円)
中国名は『夫妻肺片』といいます。四川料理の定番料理です。仲良しの夫婦が捨てられる肉(=モツ)を使って作った料理が評判となったといういわれがあるものです。そのため、昔は『夫妻廃片』という字だったそうですが、「廃」はゴミの意味があるので、料理の名前にはふさわしくないとのことで、同じ音の「肺」の字になりました。モツ料理ですが肺は入っていません。
すね肉・レバー・ハチノスの四川風のスパイス炒めという感じの味わいですが、スパイスの効き方がいいですね。料理から感じる香りが外国の香りがします。
スパイスが効いているのでレバーやハチノスから臭さは感じません。赤いので辛いように見えますが、程よい辛さでお酒がすすみます。

■玉子のかに肉あんかけ(880円)
四川料理のお店ですが、こういうスタンダードな中華を食べてもレベルが高いですね。ふんわりと仕上がっています。
写真を見てもらうとわかるようにかに肉が多い、誠実なつくりなので満足度が高いです。

■海鮮おこげ(980円)
こちらも原価率が高そうな、お客さんの側としては食べたほうがお得なメニューです。
大きな海老、イカ、それにホタテが入ります。豪華です。
魚介の味を殺さないように塩気も弱めで繊細なつくりになっています。
中華料理でも脂っこくなく、四川料理でも辛くない、こういう料理もあるので安心していろんな人におすすめできるお店です。

■ランチの『あさり麺+半チャーハンセット』(880円)
四川食府では、ランチの時間帯もグランドメニューも注文できるし、晩酌セットも注文できるシステムです。
そのため、昼飲みしたほうが、シメの食事の選択肢が広いですね。
この日のランチは、あさり麺でした。潮干狩りシーズンでアサリが美味しい時期ですから、いい時期に提供していますね。
身も大きく立派な殻付きアサリがたっぷり入っています。アサリの旨みだけで仕上げるかと思いきや、唐辛子も入れて味を引き締めているのが四川料理スタイルですね。
付属の半チャーハンは、たまり醤油を使った黒チャーハンで、こちらも味がしっかりしていて美味しいです。

■ランチの追加メニュー『手作りワンタンスープ5個入り』(ランチに+200円)
最近できた、追加メニューです。ちゅるっとした食感の自家製ワンタンが5個入ったスープが、何と200円です。定食に追加するのがセオリーですが、麺類と半チャーハンのセットのときも注文できます。わずかな金額でボリュームアップできます。


どの料理もレベルが高いけど安く、大満足ですね。お店の混雑している時間帯だとゆっくりできないので平日の夜か、休日の昼あたりがおすすめでしょう。何を食べても美味しいので自信を持っておすすめできるお店かと思います。
川崎区の新川通りにある中華料理店です。

外見は、いかにもという街の普通の中華料理店ですが、秘めた実力が素晴らしいお店です。それでいて、価格は安いのが魅力です。


3月も中頃となると、暖かい日も多くなりますが、そんな中で寒い日があると、何か温かいものがいただきたくなります。
ラーメンにせよ、スープにせよ、温かいものは、気温が寒い日にいただくのが一番美味しいですね。ということで、酸辣湯が飲みたくて訪問です。

いただいたのは、
■酸辣湯(480円)
スープ料理なのでコース仕立てにするならば、前菜をいただいた後に食べるべきでしょう。また、日本人の感性では最後にチャーハンなどと一緒にいただきたいですが、この日の目当てはこれです。身体に寒さが残っている間にいただきたくて、最初に注文です。
こちらの酸辣湯はある意味日本一ではないかと思っています。
日本一であると私が思う理由は、
1 価格が安い・・・最大の理由はここにあります。税込みで480円というガストやサイゼリヤもびっくりの価格です。時折、酸辣湯をメニューに加えるスープストックトーキョーはレギュラーカップで630円ですから、この価格は絶対的な強さですね。
2 具だくさん・・・1品目から頼める理由はこれです。きくらげや竹の子などをつまみにすれば、スープですがお酒を飲めます。
3 プロが作る四川料理・・・世の中にはセントラルキッチンで調理済みのものを温めて出すお店もあるというのに、こちらは四川省出身の料理人が作ります。酸辣湯は四川料理ですから、まさに本場の味ですね。
味わいは、ベースのスープがなかなかしっかりしているので、酸味も辛さもそんなに強くは感じません。旨みを感じる中に程よく混じる感じです。酸味や辛さが足りない人は、卓上の酢やラー油で調整するといいですね。

■ピーマン、ナスとじゃが芋の醤油炒め(880円)
中国名は『地三鮮』です。
中華料理は、肉が多い・油っこいイメージですが、これは、野菜中心の料理で、シンプルだけど、美味しい炒めものです。
「地」は、「大地のもの」野菜のことですね。「三鮮」は、「3種の新鮮なもの」の意味です。つまり、「3種の新鮮野菜の炒めもの」です。
中国の東北部(旧満州)あたりの定番料理ですが、日本の中華料理店でも見かける料理ですね。使う野菜も、ジャガイモは使われることが多いですが、入る野菜も、ナス・ピーマン・パプリカ・玉ねぎなどが使われ、少量のお肉が入ることもあります。
四川食府のものは、ジャガイモ・ナス・ピーマン・パプリカを使い、お肉は使っていません。
素揚げにした野菜を醤油系のあんを絡めたシンプルな料理ですが、中華料理は火力が命です。
お店で食べると、シンプルな料理でも非常に美味しいですね。

■四川風味ダック(880円)
中国名は、『樟茶鴨』です。
お茶で味付けし、樟(クスノキ)のチップで燻製にした鴨です。
唐辛子が四川に伝わる前からある料理なので、辛くない四川料理です。中国が清の時代に西太后がお気に入りだったとのことで、清王朝崩壊後、宮廷料理人が成都に帰り、お店を開き同じレシピで提供したところ、大ブレイクしたという逸話が残る料理です。現代では、街中で手軽に食べられる料理です。
味わいは、燻製にした風味がお酒に合いますね。880円ですが軽く食べられてしまいます。美味しいので、飲んでいるといくらでも食べられてしまい、2人で1皿では足りないかも?

■五目おこげ(880円)
実は、おこげも四川料理です。
テーブルで、サクサクに揚げたご飯にあんをかけると「ジュワジュワ~」っといい音を立てて完成するパフォーマンス的にも優れた料理です。
五目あんでお酒も飲めますし、おこげのご飯で軽い主食にもなるので、シメにもならなくもない、便利な料理です。


意識したわけではないですが、なんとなく、この日は、四川料理でコース仕立てにした感じです。
街の中華料理店ですが、料理はこの実力、そして、紹興酒が1本1,000円なので、これをいただけば、大満足の中華料理のフルコースです。コストパフォーマンス最高の中華料理店ですね。
川崎区の新川通り沿いにある中華料理店です。

外観は、いかにもという感じの街の中華料理店ですが、実は味が良くて、かつ、リーズナブルなので私のお気に入りのお店です。
近くにも中華料理店は多いですが、こちらの表示価格は税込みなので、安い印象があります。また、紹興酒がボトルで1,000円なので軽く飲むのにも、しっかりと飲むのにもいいお店です。

ランチは、セルフサービス方式でお茶やコーヒーが用意されていますし、ライスはおかわりし放題、杏仁豆腐も食べ放題なので、ガッツリ食べたい人にも向いているお店かと思います。

ランチメニューは、リーズナブルな炒め物の定食、麺とチャーハンのボリューム満点なセットなど、いろいろ揃えてありますが、2017年3月からちょっと変化があったので訪問です。ちょっと高級な料理や個性的で、他の中華料理店では取り扱わないようなメニューがランチメニューに1品加わるようになりました。
毎日、必ずしも何か特別な料理があるとは限りませんが、お店の前のランチメニューをチェックするのが楽しみになりますね。

いただいたのは、
■黒毛和牛ステーキと前菜2点盛り合わせセット(1,280円)
1日限定6食というメニューです。
結論から言うと、迷うなら間違いなく食べたほうがいいメニューでしょう。
メインのステーキは、メニューの表記に嘘は無く、柔らかくて口の中でとろけるいいお肉を使っています。
中華料理店なので、ステーキも中華風に仕上げてあり、オイスターソースをベースにしていて胡椒で味を引き締めてある感じです。ステーキハウスではいただけない、中華料理のステーキですね。
付け合わせにはブロッコリー・ナス・パプリカ・アスパラガスがあります。茹でただけのものなので、こちらもソースに絡めていただきましょう。
メインのステーキの他に前菜が2品付き、この日はバンバンジーとじゃがいもを使った和え物でした。小皿料理であるメニューを1人用に少量ずつ盛り付けたものです。

■ランチの追加メニュー『手作りワンタンスープ5個入り』(ランチに+200円)
ランチを注文した際に追加でオーダーできるサービスメニューです。自家製のワンタンが5個で200円でいただけるのですからお得ですね。
ステーキは、とても美味しいですが、ボリュームとしては他のメニューより少ないので、これを追加するとバランスが取れますね。
3個なら150円ですが、5個200円のほうが断然お得ですね。

■自家製小籠包(5個)(580円)
ランチの時間帯でも、通常メニューも注文OKです。
この日のヒットは小籠包で、肉汁で今にも破裂しそうなぐらいのものでした。
1個あたりの価格と肉汁の量を比較すれば、ここのお店よりもコストパフォーマンスが高いお店はほとんどないでしょう。


今回は、高級なステーキでしたが、お店が本領を発揮する四川料理を提供するランチも楽しみですね。
川崎でもすっかり有名になった、外観は普通の中華料理店ですが、食べるとすごい中華料理店です。

土日はランチの時間帯でも宴会をする地元のお客さんで賑わい混雑している日もありますね。平日のランチは、ライス・杏仁豆腐・お茶やコーヒーがおかわり自由なので、労働者で賑わっています。

休日の昼飲みに訪問しました。

いただいたのは、
■茄子のニンニク和え(280円)
四川料理の得意とする、ニンニク風味の味付けの茄子です。
夏野菜なので、冬の盛り付けはちょっと少ない気もしますが、タレからお店で作っているのでチェーン店の居酒屋で飲むよりもはるかに美味しく、そして、安いですね。
強いニンニク味がお酒を呼びますね。

■砂肝のゆず風味(280円)
柚子の季節だからか、風味が少し強く、スッキリしていていい感じですね。
一般的に中華料理店で飲むときの小皿料理というのは、ザーサイ・チャーシュー・メンマなどの『素材』を小皿に盛って提供されることが多いですが、四川食府の小皿はほとんどが『料理』なので満足度が高いです。

●紹興酒 10年(3,580円)
年始の浮かれ感で一番高い紹興酒をいただきました。
紙箱入りで、中は茶壺に見立てた陶器のかわいいボトルです。コルクの栓がしてあって、その上からフィルムで密閉してあって厳重ですね。
味は、とてもまろやかです。以前、他のお店で熟成した紹興酒を飲んだことがありましたが、枯れている感じがして、フレッシュな若い紹興酒のほうが好みだと自分では思っていたのですが、この紹興酒は美味しいですね。
フレッシュな紹興酒のほうが美味しいと思っていましたが、その概念が覆されました。ワインと同様に若いものには若いなりの美味しさがあり、熟成したものには熟成した美味しさがありますね。

■黒ごま担々麵と半チャーハンセット(880円)
シメは、お得なランチメニューから選びました。
夏には金ゴマ担々麺を提供していましたが、冬は黒ごま担々麺です。
一般的に担々麺は、市販のゴマペーストを使っていることが多いですが、お店で黒ごまをすったものを入れているようでゴマ特有の風味がたまらないですね。白湯スープに黒ごまを入れると色はグレーになってしまい、ちょっと不思議な見た目になっていますが、味はいいですね。特にスープ単体で飲むときより、麺と絡めていただくときにごまの風味と出汁の旨みと程よい辛さのバランスで美味しく感じます。
スタンダードな担々麺とは一線を画す味わいです。中華料理というものは進化が早く、料理人によるアレンジによって新しい料理が生まれます。料理人のセンスが出る担々麺ですね。
ランチはこれに半チャーハン・豆腐・ザーサイが付きます。半チャーハンはスタンダードなチャーハンですが美味しいですね。お店ができた当初のチャーハンと比べると、使う素材や油の加減など日本人好みに変化させてきましたね。いい腕をしていると思います。


ランチや季節料理は、グランドメニューに無いメニューがあり、おもしろいですね。
今回の黒ごま担々麺は当たりでしょう。お酒もリーズナブルな1本1,000円の紹興酒も美味しいですが、高い紹興酒も美味しいことがわかりました。料理もお酒も充実で大満足のお店ですね。
川崎駅からギリギリで徒歩圏内にある中華料理店です。
私のイチオシ中華料理店の盤古茶屋の料理長が天府苑を経て開業したお店です。盤古茶屋は、個人客から大宴会まで対応でき、料理も日本人が好みそうな中華料理のすべてがひとつの店舗でまかなえるスーパー中華料理店ですが、こちらは小規模なお店です。

店内は、街の中華料理店といった印象でオープンして間もないので装飾も少なくすっきりとした印象です。テーブル席は、仕切っているパーテーションが固定されていないので、レイアウトの変更が可能で、宴会での使用も可能です。14人までの座敷の個室があるので、子連れでの宴会にも適しています。

- - - ランチに関する記述 - - -
ランチメニューは、週替りの定食や麺類のセットものなど6種類と日替り2種類があり、この規模のお店としては、メニューのバリエーションが豊富です。
価格も580円~880円とリーズナブルです。
安いですが、セルフサービスでウーロン茶とコーヒーがホットとアイスで飲み放題、杏仁豆腐が食べ放題、ライス・スープがおかわり自由と大食いの人にも満足のサービスです。

■冷やし中華(850円)2016年7月
正統派中華料理の四川食府ですが、この夏、ついに日本人が大好きな冷やし中華を発売しました。タレは醤油ベースの甘酢とゴマだれから選べます。基本的には日本人のイメージする冷やし中華そのものですが、具がこちらの通常メニューで提供される前菜と同じ素材が使われています。紅麹を使ったチャーシューも美味しいですし、お肉はさらにバンバンジーに使う蒸した鶏肉も入ります。値段が高騰している中華くらげもたっぷりの贅沢な冷やし中華ですね。
ランチでもディナーでも同価格ですが、ランチの時間帯では小さなチャーハンが付きます。

■金ゴマ冷やし担々麺(850円)2016年7月
本場の汁無し担々麺ではなく、陳建民氏のスタイルを踏襲した、日本の担々麺を冷やしにしたものです。そのため、濃厚なゴマのスープがたっぷりの冷やし担々麺ですね。
辛さも日本人向けの程よい辛さで、ゴマのうまみを味わうバランスの良い仕上がりになっています。
ランチの時間帯だと小さなチャーハンが付くのは冷やし中華と同じですね。

■鶏唐揚げの唐辛子炒め(750円)2014年12月
四川料理の定番で「辣子鶏」と呼ばれる唐揚げを大量の唐辛子や香辛料と炒めた料理です。
作り手の個性が出る料理ですが、唐揚げのサクサクの食感を残しつつ、上手に香辛料の風味をつけています。唐辛子の量は、日本人向けに少なめに作ってあるので、辛さと旨みのバランスがいいですね。
炒める際にニラを加えているので、見た目も唐辛子の赤色とニラの緑色が冴えています。
単なる唐揚げよりも、香辛料によるスパイシーで複雑な味わいが満足度を高めてくれます。
程よい辛さでご飯がすすむランチにぴったりの四川風から揚げですね。
定食スタイルなので、冷奴・スープ・漬物が付きます。
冷奴は、きゅうりとトマトも敷いてあり、豆腐の上には中華ハムが載り、味付けも単なる醤油でなく、香辛料を混ぜたオリジナルのものです。低価格のランチですが副菜も手が込んでいる点が素晴しいですね。
スープは玉子とワカメのスープでダシがしっかりしているので、美味しいです。

■野菜タンメン+鶏唐揚げ3個+半チャーハン(880円)2014年12月
野菜タンメンは、夜メニューとまったく同じものです。単品なら750円なので、130円で唐揚げ3個と半チャーハンと冷奴が付く計算になり、とてもお得です。
特に半チャーハンの出来がよく、豚肉と玉子とネギのシンプルなチャーハンですが、たまり醤油での味付けで、なかなかのものですね。
デザートの杏仁豆腐は、もっちりとした食感の自家製です。寒天で固めたものとは質が違いますね。


ランチメニューは、日本人なら誰でも好きな定番中華が多く、得意の四川料理も昼食用になっています。ランチの料理の質も高いですが、真価は夜の豊富なメニューにあると思います。
副菜を含めて作り置きしていないようで、どれも熱々で提供される点は素晴しいですし、メニューの種類が豊富ですので毎日利用しても飽きない内容になっているかと思います。この界隈で、ランチで中華料理を選ぶなら間違いなくここをおすすめしますね。


- - - ディナーに関する記述 - - -

メニューは、盤古茶屋から売れ筋を厳選し、店主の得意とする四川料理に重点を置いた感じ。規模や内装が簡素になった分、価格設定はリーズナブルで、特にお酒が安く、紹興酒が1本1,000円なのは群を抜く安さです。
日本ではなかなか食べられない四川料理を紹介すると、牛の内臓の四川風ソース和え(中国名:夫妻肺片・880円)は、四川の牛モツ煮込みで、ハチノスとレバーとタンなどを辛口に煮た料理です。
もちろん、定番中華料理もそろっていますし、250円からの小皿料理豊富です。
また、彼の得意な北京ダックもあります。この価格帯の北京ダックの中で、最も上手な焼き手であるので、おそらく川崎で一番おいしい北京ダックでしょう。北京ダックを焼くための窯は、チャーシューなどを焼くことも可能で、紅麹を使っています。これを日本でちゃんと使っているお店は、ホテルの中華料理レストランと老舗広東料理店など、一部のお店に限られますね。

いただいたのは、
■北京ダック(3,880円)2016年11月
安く北京ダックを出すお店は、中国で一次加工されたものを輸入しお店で熱した油をかけて完成させます。粗悪な食べ放題店では、カットされたものを真空パックに詰めたものを利用しています。
当然ながら高級店では店内で焼き上げていますので手間がかかり、その分が価格に跳ね返ります。それゆえに高級料理となります。
ここのお店は、窯を用意しており店内で焼いた上で、丁寧に熱した油をかけて完成せているにもかかわらず大衆的な価格での提供です。
北京ダックは作り手の腕に左右されやすく、ここの店主は上手なので出来が違いますね。表面はパリッとしており、脂の層は高級店のものに比べるとちょっと弱いですが、価格以上の価値があるいい脂です。肉もジューシーに焼きあがっています。
焼きあがると、高級店同様に丸々のままテーブルまで運び、見せてくれた後でカットしますが、包丁が入った瞬間に脂と肉汁が溢れ出ます。北京ダックの名店である全聚徳などではよく見る光景ですが、一流店と同様のレベルのものが川崎で大衆的な価格で食べられるのはうれしいですね。
タレは、甜麺醤をベースにしたスタンダードな甘いタレとちょっと辛いタレの2種類あります。正統派の北京ダックとして食べるなら甘いタレがおすすめですが、おつまみとしていただくなら辛いのもいいですね。
ダックを包む皮である『餅』の枚数よりもはるかにダックの量のほうが多いので1枚にたくさんのダックを入れるなんて贅沢もできます。
残った肉と骨は、スープにして提供してくれます。野菜も加えて調理してくれますし、ダシがしっかりしていて、とても美味しいですね。
これでこの価格なのは、大変お得です。絶対に注文すべき料理ですね。北京ダックマニアの私が納得する味とコストパフォーマンスです。
最初に書いたようにここのお店の北京ダックは、窯でやくところから調理が始まるので、調理に時間がかかります。食べる際は予約が望ましいですね。もしくは、多少待つのを覚悟の上で、来店したらすぐに注文しましょう。
3,880円で、北京ダックと骨を使ったスープの2品がいただけ、さらにプラス500円で肉を使った炒め物をいただけますが、この炒め物は辣子鶏を鴨肉で作ったもので、辛くて美味しいですね。お酒のすすむ味です。

■四川風味ダック(中国名:樟茶鴨・880円)2014年11月
アヒル(鴨)をお茶で味付けして、クスノキ(樟)でを燻してから蒸し、最後に油で揚げる手の込んだ料理です。成都出身の料理人が茶の産地である福建料理の調理法を取り入れ考案した、清王朝時代の宮廷料理で西太后の好物だったもので、料理人が帰郷後、店で出すと大ヒットしたものです。
中国の四川料理店では、たいていメニューに載っているメジャーな料理ですが、日本人にはなじみの薄い有名四川料理です。そんな料理が味わえるのはとても貴重ですね。
味は、燻製によって香りがついた皮はとてもいいです。水分が抜けて味が凝縮して肉は上質なハムのようになっていますが、脂の層は残っていてプリッとした脂の旨みを感じることができます。味わいとしては、ディズニーランドのチャックワゴンのスモークターキーレッグをもっと上質にした味といえば、わかりやすいでしょう。
辛くない四川料理であり、価格も手ごろなのでおすすめです。

■ナスのニンニク和え(280円)2014年11月
素揚げにしたナスをたまり醤油をベースにしたコクのある味わいで味付けしてあります。ニンニクチップも入りお酒がすすむ味ですが、とても安いのが特徴です。

■ゆで豚肉のニンニク和え(280円)2014年11月
たまり醤油とニンニクチップの味付けは、ナスのニンニク和えと同じですが、こちらは食材が豚肉となります。肉好きにはたまらないおつまみに仕上がっています。
キュウリの飾りも美しく、見栄えもいいですね。

■海鮮おこげ(980円)2014年10月
イカは包丁の入れ加減がこまやかで芸術の域まで達しています。海老も大きく、ホタテも入って、豪華な海鮮のあんを熱々に熱した土鍋に入ったおこげにかけることで完成する料理です。
テーブルで、「ジュワー!」と音を立てるので、見た目に美しいだけでなく、音も楽しめ、食べて美味しい料理です。
四川らしい「麻辣」の料理ではないですが、「おこげ」は四川発祥でもあり、海鮮あんは、日本人に好まれる味わいで、このお店で食べるべき1品ですね。
本場の料理人のテクニックを見事に披露してくれています。

■春巻き(3本・420円)2014年10月
日本人が大好きな、小籠包や海老餃子などの点心は、上海料理や広東料理です。特に点心は広東料理の得意分野。店主の範疇では無いので、美味しいですが特筆するほど美味しいレベルまでは達していません。
しかし、春巻は出来がよく、特に椎茸の風味を上手に活かし、中の具もねっとりとしたあんで包むことにより、全体に味がいきわたります。

■豚肉チャーハン(750円)2014年10月
たまり醤油を使った黒いチャーハンです。中国の醤油で味付けをしていて、色合いほどの塩気の濃さは無く、豚の脂身の旨みもあっての美味しいチャーハンです。お腹がいっぱいでも、香りをかぐとひと口食べたくなりますね。
孤独のグルメシーズン4で登場したシャンウェイというお店にも黒チャーハンがあり、テレビの効果で黒チャーハンが流行っているようですが、ここ四川食府で豚肉チャーハンを頼めば、本場の黒チャーハンがいただけます。

■カニチャーハン(880円)2014年11月
玉子と葉物を使って作ったシンプルな塩味のチャーハンにカニ肉が載ります。贅沢なチャーハンですが低価格ですね。
繊細な塩味のチャーハンで美味しいですが、強い味わいの料理を食べた後のシメだと味がわからなくなります。食べる際は最初に食べるのがいいかともいます。

■エビのチリソースチャーハン(980円)2014年11月
玉子チャーハンにエビチリをかけたものです。海老はプリプリでエビチリとして完成したものと、上手に作られた玉子チャーハンなのですが、この2つを一緒に食べるとオムライスのような味わいに変化します。
2つの中華料理をあわせると、洋食っぽく味が変化し、ちょっとおもしろい料理です。
海老の量も多く、手が込んでいるのに価格は抑え目で、とてもお得な料理です。
正統派のチャーハンでは無いですが、シメのご飯におすすめですね。


調理を基本的に店主がひとりでやっているため、ちょっとしたアレンジも可能です。塩味のものを醤油味にしてもらったり、辛さの調節をしてもらったりと要望にも柔軟に対応して好みの味に仕上げてくれるのがいいですね。
特級調理師だけあって、アレンジしてもらっても、全体のバランスが崩れないで期待どおりの仕上がりになっているのが嬉しいです。
本場の味付けか、日本人の好む味付けかで店主も模索しながら調理をしています。本物の四川料理が味わいたい人は、注文の際にひと声かけてお願いするといいかもしれません。


- - - 宴会に関する記述 - - -

お酒は安いお店なので、飲み放題でなく料理のみ4,000円のコースです。
個人経営のお店なので、お店のメニューに料理のみの4,000円コースは無いのですが、予算にあわせて作っていただきました。
また、料理の調整もしてくれるのがいいところ。お肉は控えめにして、魚介類を多くしてお願いしました。
こうした融通は利くのですが、日本語が堪能ではないので、お店に訪問して相談するのがいいでしょう。

いただいたのは、
■4,000円コース(2015年1月)
・5種の前菜盛り合わせ(写真は9人前)
バンバンジー、自家製チャーシュー、中華クラゲ、ピータン、エビの5点盛りです。
ネギで作った花も飾られて豪華な印象。四川の前菜のバンバンジーもあり、日本人好みのチャーシューもあり、バランスのいい盛り合わせですね。

・蟹肉入りフカヒレスープ
2品目から、豪華なものをいただきました。この価格ながら、フカヒレも結構入っています。

・伊勢海老のチリソース炒め
エビチリは、何と豪華な伊勢海老です!やわらかくて、マイルドな高級エビチリですね。

・手作り点心2品「春巻と小籠包」
春巻は、1人で1本の半分ですが、9人で5本いただけるサービス精神。
もちろん、味もいいですね。

・北京ダック
お店の名物料理の北京ダックです。人数に応じたサイズのダックを焼いてくれるので、1人分が1枚なんてことは無く、たくさんいただけます。

・国産牛の中華風ステーキ 干松茸添え
国産牛な上に副菜も松茸という豪華仕様!ソースもバルサミコ酢のような旨みと風味のあるソースが美味しいです。

・白身魚の甘酢あんかけ
白身魚に丁寧に包丁が入っていて、花のように美しく開いています。甘酢の味付けもよく、繊細な白身魚の味を消さない穏やかな味です。

・海鮮チャーハン
具が珍しく、たらことイカが入ったチャーハンです。

・マンゴープリン
カットマンゴーかと思うぐらいのプリンでした。

特級調理師だけあって、単品料理よりもこういった、コース料理のほうが実力が発揮されて、美味しい料理を堪能できました。
予算を増せば増すほど、お店の真価が発揮されるかと思います。安いコースより高いコースのほうがおすすめですね。

- - - 総評 - - -

ランチは低価格でバラエティが豊富で飽きないお店で、ディナーは本格中華が低価格で味わえてお酒も安いので食事だけでなく宴会にもピッタリと昼夜共に使い勝手のいいお店です。
北京ダックが1羽で税込3,880円なのは、私が知る限り最安値です。また、日本ではなかなか味わうことのできない四川料理が並ぶので、本物の四川料理が食べたい人は楽しめるお店かと思います。
中華料理マニアの私が、盤古茶屋と並んで自信を持っておすすめできるお店です。

  • 陳麻婆豆腐(980円)2024年4月
  • 鶏モモ肉の四川風唐揚げ(880円)2015年9月
  • ナスの四川風炒め(880円)2015年9月

もっと見る

5位

クッチーナ イタリアーナ&ピッツェリア ズッカ (駒込、田端、本駒込 / イタリアン、ピザ、ワインバー)

2回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/12訪問 2017/01/08

とてもお得なパーティープラン

貸し切りのパーティーで利用しました。
3時間飲み放題で5,000円というとてもお得なプランが食べログに掲載されています。
これは、貸し切り限定のプランなのですが、イタリアンで飲み放題でこの価格なので、20人程度のパーティーには重宝します。
2016年3月にも同じプランで利用しているので、今回は2度目の利用です。


いただいたのは、
■3時間飲み放題プラン(5,000円)
・前菜盛り合わせ
前回はブルスケッタあり、オリーブありのバランス型でしたが、今回は豪華に生ハム系の盛り合わせです。
パルマプロシュートは、熟成感があって美味しいですね。
モルタデッラは、柔らかくて食べやすいです。
サラミは、ちょっと辛さがあって、お酒がすすみます。

・真鯛のカルパッチョ
前回と同じ料理ですが、今回のものはカラスミを散らしたゴージャス仕様になっています。
たっぷりの野菜にカラスミを散らしても味はわからないくなってしまいますが、まるで金粉を散らしたような華やかさとカラスミという高級食材を使用しているという点が満足度を高めてくれますね。クリスマスに嬉しい料理です。

・ブロッコリーのガーリックソテー
こちらは前回とまったく同じです。
緑色が鮮やかで、ニンニクの効きも程よく、野菜を摂れつつお酒が飲めます。

・フリッタータとイタリア産黒トリュフとモツツアレラのリゾットのアランチーニ
こちらも前回とまったく同じです。
コースの中で、無理していろんな料理にチェンジするよりもお店の定番で完成度の高い料理を軸に据えてくれると安心しますね。

・きのこのパスタ(正式名称失念)
いろんなキノコをソテーしたものが具として入るパスタで、チーズも盛られています。
オイルベースのパスタなのですが、キノコとチーズの旨みであっさりとしてそうで、味がありますね。
コースの冒頭でシェフがメニューの説明をしてくれます。正式名称がわからないのは、その際に元気な女子に絡まれて聞き逃しました。

・自家製ポテトニョッキ~クルミとモッツアレラのクリームソース~
こちらも前回とまったく同じです。
お店の定番メニューなので、食べておきたいですね。


・埼玉産岸さん豚ロースの塩麴でマリネした香草グリル&北海道サロベツ産熟成エゾジカのタリアータ バルサミコソース
前回は豚ロースだけだったのですが、今回はエゾジカとの盛り合わせでの提供です。秋~冬ということでジビエの季節だったからでしょう。
脂身が程よくついた豚ロースも旨いのですが、エゾジカが魅力ですね。赤身肉の旨さが熟成によってさらに美味しくなっています。
昔、鹿肉を食べたときにあっさりし過ぎて美味しくないと思った記憶があるのですが、この熟成エゾジカは赤身の旨さが詰まっています。
バルサミコ酢を使ったソースとの相性もいいですし、盛り付けも野菜がたっぷりでとても華やかですね。


・紅茶のパンナコッタ
デザートは紅茶のパンナコッタとピスタチオのアイスクリームです。
3時間飲んで、最後のデザートとなると記憶がありません。

ドリンクは、スプマンテ、ワイン(赤・白)、ビールはサッポロラガー、リキュール類がカンパリ・チンザノ・アペロール・ドライシェリー、ソフトドリンクです。さらに今回は、ウイスキーも用意してくれていて、ハイボールも頼めました。


お店の定番メニューを軸に季節のものを入れてくれたり、既存のものもマイナーチェンジしてくれたりと、何度利用しても楽しめるパーティープランですね。3時間もしっかりと食べてしっかりと飲むと大満足間違いなしです。
女性には絶対に喜ばれるお店かと思います。
JR駒込駅から、六義園を過ぎ、不忍通りを過ぎた先の住宅街にあるイタリアンです。
不忍通りからも少し入った位置の住宅街にあります。店頭に掲げられたイタリア国旗が目印です。

2度の利用はともに宴席での利用だったのですが、お店は通常レイアウトではなく、人数に応じてレイアウトを変更してくれており、快適に利用できました。宴会に柔軟に対応してくれるのはありがたいですね。

いただいたのは、
■平日限定!本格イタリアン大皿プラン(3,200円)2016年9月
食べログ掲載の宴会プランです。前菜4品・パスタ2品・メイン・ドルチェの構成です。文字だけだと量が少ないように感じますが、食べてみると満腹になりますね。男性なら大満足、女性は気をつけないとメインが食べられないぐらいのボリュームがありますね。
・生ハムメロン
9月ということで、今年最後の北海道産のメロンの入荷とのことです。1人あたり2個ですが、美味しい生ハムといただくと軽くペロリといただけます。

・真鯛のカルパッチョ
3月に利用した際と同じメニューですが、今回は、いくらよりもひと回り小さい魚卵で飾られていました。プチッと弾ける食感もいいもので美味しいですね。

・ブロッコリーのガーリックソテー
・フリッタータ
・イタリア産黒トリュフとモッツアレラのリゾットのアランチーニ
この3品は、定番アイテムで、以前いただいた際と同じです。

・エソジカのボロネーゼ タリアテッレ
シェフが北海道出身とのことで、こういう素材を使ったメニューが提供されます。個性があっていいですね。
鹿というと、脂が少なく赤身の美味しさがしっかりとしています。チーズのコクも加わり、ねっとりとしたソースが麺に絡みつきますね。

・キタアカリの自家製ニョッキ~クルミとモッツアレラのクリームソース~
お店自慢のニョッキです。今回はキタアカリである旨の説明がありました。

・埼玉産岸さん豚ロースの塩麴でマリネした香草グリル
メインのお肉も前回同様です。

・いちじくとクルミのガトーショコラ・ブラッドオレンジソルベ
2点盛りのドルチェは、ガトーショコラのいちじくとクルミの存在感が大きく、なかなか個性のあるものです。くるみのナッツ感といちじくのフルーツ感が女性に好まれる感じです。
ブラッドオレンジのソルベは、甘さだけでなく酸味もあって、引き締めてくれますね。

●ティ ビアンコ(3,800円)2016年9月
シャルドネ50%、ピノ・ビアンコ30%、ソーヴィニヨン15%、リースリング5%というなかなかおもしろいブレンドのIGTです。
香り豊かで酸味も程よく、いいワインです。

●システィーナ モンテプルチアーノ ダブルッツォ(3,300円)2016年9月
定番のイタリアワインですが、渋みは軽く、香りは豊かで厚みがあり、これぞイタリアワインの実力見たりというワインですね。それでいて低価格なのでおすすめです。

■3時間飲み放題プラン(5,000円)2016年3月
食べログ掲載の宴会プランです。貸し切りの際のみ利用できます。
シェフが料理の提供の前に本日の料理の説明をしてくれるという気の利きようもポイントが高いですね。
・パルマ産24ケ月熟成の生ハム
さすがに切り出しではないものの、パルマ産の生ハムは味が違いますね。旨いです。

・モルタデッラ
柔らかくて脂の旨みもあるので、生ハムとは違った味わいの美味しさがあります。

・コッパとモッツアレラチーズのブルスケッタ
肉の旨みが凝縮したコッパをバゲットの上にチーズとともにのせて焼いたものです。
男性好みの肉×炭水化物の前菜で大満足です。

・オリーブ
悪くはないのですが、料理というより付け合せといった感じですね。
前菜が5品とメニューにはあったので、この1皿は豚肉加工品の盛り合わせで1品という位置づけで、このオリーブは付け合せでしょう。

・真鯛のカルパッチョ
鯛の身が見えないぐらいにたっぷりと野菜が盛られていてとてもヘルシーですね。味付けも総じて抑えめで、鯛の味を殺さないようにしてあります。全体的に上品で穏やかな味わいの中で個性を出しているのはルッコラセルバチコで、この風味が刺身でいうところのわさびのような役割をしています。

・ブロッコリーのガーリックソテー
見た目で単なるブロッコリーだという評価は誤りです。盛り付けもこだわりがあって、ちゃんと1房ごとに切ったものを丁寧に盛り付けてまるで1株のブロッコリーであるかのようです。単に盛り付けに凝っているだけでなく、ブロッコリーの茎の部分にも味がしみるように包丁が入っています。
家庭でも調理できるような素材でもプロの腕で調理されていることがわかる1品でした。

・フリッタータ
こちらもイタリアの家庭料理ですが、実際に日本の家庭で作るには手間のかかる料理です。
表面の香ばしさと中のフワッと感が素晴しいですね。

・イタリア産黒トリュフとモッツアレラのリゾットのアランチーニ
一般的に言うライスコロッケですが、中身が決定的に違いますね。黒トリュフを使ったチーズリゾットを揚げてあるのですが、黒トリュフの質がいいのか、量が多いのか、わかりませんがとても香ります。ここまではっきりとトリュフの香りを感じさせてくれる料理はなかなか無いですね。いいお店で高価な料理を食べればトリュフの香りも感じるでしょうが、飲み放題が付いて5,000円のコースでこんないいものを出してくれるのは大変素晴しいと思います。

・サルディニア産カラスミと静岡産しらすと春キャベツのフィットチーネ
季節感満載のパスタです。しらすもキャベツも美味しくて、カラスミの存在感が薄かったですが、春を感じさせる食材を使いとてもバランスよく仕上がっていると思います。

・自家製ポテトニョッキ~クルミとモッツアレラのクリームソース~
自家製のニョッキは柔らかく、お酒がすすみ、いろんな料理を楽しんだ終盤で出てきても、スルッと胃袋に収まります。クリームソースですが、軽い仕上がりになっていて女性向けですね。男性としてはもうちょと濃いほうが好みですが、これは、料理の出来というよりも個人の嗜好の問題でしょう。

・埼玉産岸さん豚ロースの塩麴でマリネした香草グリル
妙な名前ですが、岸さんは埼玉県坂戸市で精肉店を営む目利きのプロらしいです。その人が関与した埼玉県産のブランド豚なみたいですね。
塩麹のマリネによる効果なのか、肉質が良いのか、厚切りですが硬くなく、ナイフがスッと入ります。脂身の美味しさが素晴しく、しつこさはありません。グリルの技術なのか、塩麹の力なのかわかりませんね。とにかくレベルの高いお店であることだけがわかるのみです。

・アールグレイのパンナコッタ・ガトーショコラ
デザートは2点盛りです。アールグレイを使ったパンナコッタは、紅茶の風味が軽く香ります。
ガトーショコラは、見た目は重そうですが、ちょっと抑えた甘さがちょうどいいですね。

・スプマンテ
飲み放題のドリンクは、赤・白ワインだけでなくスプマンテもOKです。やや甘いものですが、万人受けするもので宴会にはぴったりですね。

・アペロール
イタリア産の柑橘系にハーブを加えたリキュールです。ロックでもOKですが、オレンジ割・ソーダ割・ジンジャーエール割でいただけます。
ソーダ割でいただきましたが、柑橘系の風味がありますが、カンパリのような苦味は無く、飲みやすい印象です。アルコール度数も11度で割れば下がりますので、お酒が弱い女性にもおすすめですね。

・サッポロラガー
ビールの銘柄は、ビール党にも嬉しい通称:赤星と呼ばれるサッポロラガーです。


野菜が多く、肉と魚とのバランスもよく、味付けが濃すぎず、女性に好まれること間違い無しのコースメニューです。飲み放題が3時間であるのもあって、絶対に満足できるコースでしょう。この界隈の宴会なら強くおすすめしたいお店ですね。

  • 3時間飲み放題プラン(5,000円)の『前菜盛り合わせ』写真は4人前2016年12月
  • 3時間飲み放題プラン(5,000円)の真鯛のカルパッチョ写真は4人前2016年12月
  • 3時間飲み放題プラン(5,000円)のブロッコリーのガーリックソテー写真は4人前2016年12月

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6位

動坂食堂 (田端、西日暮里、千駄木 / 食堂、揚げ物、丼)

12回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2019/07訪問 2019/08/24

楽しく飲める大衆食堂

この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

いただいたのは、
■イカフライ(550円)
単品メニューですが定食のメインにしてもいいぐらいのボリューム満点のメニューです。
厚みのある大きなイカの切り身が2枚フライになっています。衣は厚みのあるイカからは離れてしまっていますが、サクサク食感といい香りでたまりませんね。
プリプリのイカの切り身も食感が良く、旨みもあります。そこにたっぷりとソースをかけていただくとビールがすすみますね。
もちろん、定番の付け合わせのキャベツの千切り、トマト、自家製のスパサラダが付きます。

■ロースカツ(800円)
とんかつ専門店には負けますが、夜に単品で頼めばおつまみになり、お酒が楽しめるのは定食屋の強みでしょう。
肉質もなかなか良く、お得なおつまみです。
付け合わせは、イカフライと同じですね。

■刺身盛合せ(価格不詳)
定食なら1,100円のメニューを単品でいただきました。
鯛、鮪、イカ、サーモンの4点盛りです。いつも美しい刺身の盛り合わせです。

■レバ野菜炒(550円)
レバニラではなく、レバ野菜です。キャベツ、もやし、人参などと炒めてあります。
レバーの鮮度が良く、下ごしらえがしっかりしており、臭みがまったく感じられません。これなら、内臓系が苦手な人でも食べられますね。
味付けも塩味で強すぎず、健康的な仕上がりなのがいいですね。

■ポテトサラダ(500円)
自家製の家庭的なポテトサラダです。他の野菜やゆで卵も盛られ、自家製のマヨネーズも添えてあります。
ポテトサラダだけだと家庭料理の域ですが、自家製マヨネーズも質の高さがお店の味ですね。


定食のメインは良質なおつまみになるので、お酒を飲むにも適したお店です。軽く飲むのが基本ですが、この日は21時の閉店まで居てしまいました。楽しく飲める大衆食堂です。
この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

いただいたのは、
■とらふぐ皮ポンズ(600円)
河豚料理の専門店ではないですが、いいものを仕入れており、プルプル、プリプリな皮ですね。
いつも同じメニューがあるように見えますが、こういういいものを見つけたときは迷わず頼みましょう。

■刺身盛合せ(価格不詳)
定食なら980円の品です。
マグロ、鯛、サーモン、イカの4点盛りです。どれも品質抜群で、切り出している部位もいいところを使っているので美しいですね。

■牛もつ煮込(600円)
よく煮込まれた牛モツで、レベルの高い居酒屋でも同程度のものですね。
汁で温まりつつ飲むときにいいメニューですが、味わいが単調なのでシェアして食べるときにおすすめです。ひとり飲みで近似のメニューをつまみにするなら、豚汁のほうがいいですね。

■グリーンサラダ(500円)
味付けはドレッシングとマヨネーズが選べます。しかし、ここで選ぶべきはマヨネーズです。なぜなら、こちらのマヨネーズは自家製だから。酸味がマイルドで卵の味わいや油の濃厚さを感じるマヨネーズはには活きた味わいがあります。
野菜たちは、そのマヨネーズを味わうためのものですね。

■にんにくスタミナ野菜炒(650円)
肉入野菜炒に更にニンニクを追加したものなのですが、ニンニクはすりおろしではなく、スライスしたニンニクがたっぷりと入ります。動坂食堂の料理は総じてちゃんとしている感じのものが多いのですが、こちらは数少なきジャンクな味わいがあるものですね。
ガッツリニンニク派の人におすすめです。


最高の大衆食堂は、最高の大衆酒場でもありますね。昼の定食もいいですが、飲むのもおすすめなので夜にも挑戦していただきたいお店です。全席禁煙でクリーンに飲める健全で安全なお店でしょう。
この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

地元密着型の大衆食堂なので、仕入れも地元の足立市場です。そのため、築地市場の豊洲市場への移転の際も仕入れに影響はなく営業していました。

メニューは、昼は最も安い定食でアジフライ定食が630円です。
夜は、テレビの下に掲げられているメニューが季節ものです。アユ塩焼き(750円)やゴーヤチャンプル(800円)などがありますね。

いただいたのは、
■カレー味サーモンコロッケ定食(650円→味噌汁無しで630円)
一番安い定食はアジフライですが、その次に安いのがこちらです。650円の定食はコロッケ系のものが随時入れ替わりますが、このメニューは初めて見たので試してみることにしました。
見た目は、コロッケ2個の定食です。カレー味ですが揚げ物系の扱いなので辛子も提供されます。
食べてみると、ほぼ、カレーコロッケです。サーモンはわかりません。しかし、なかなか美味しいカレーコロッケで、しっかりとカレーの風味がしますね。カレー風味は強いですが、塩気は弱いので、ソースをかけていただきました。
衣は細かく、中のジャガイモはたっぷりです。熱々に揚がっており、「これぞ、定食屋の味!」という満足感がありますね。
付け合わせは、定番のスパゲッティサラダです。それにキャベツ千切りとトマトが一切れ、キャベツにはちゃんとパセリが盛られていますね。
ご飯は、丼なので多いのも定食屋の定番。漬物はたくあんが2切れ付きます。

■豚汁(400円)
冬の定番ということで、定食の味噌汁を豚汁にチェンジです。
400円と高いですが、これがおかずになっちゃうぐらいのボリュームがあります。
人参もゴボウも大きく切ってあり、食べ応えがありますね。
外食でもこれを食べれば家で食べる以上に野菜が摂取できる健康メニューです。
温まりますし、おすすめです。


いつもどおりのボリュームと美味しさ、そして、栄養バランスですね。ご飯の量を抑えればカロリーも抑えることができるのですが、お腹が空いているときは我慢できないのが欠点でしょう。
健康にガッツリ食べるなら、動坂食堂で決まりです。
この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

地元の有名店ゆえにメディア露出は多いのですが、地元のタウン誌等が多く、全国区のお店ではありませんでした。
しかし、雑誌『dancyu』2018年7月号の特集「本気の昼めし」に取り上げられて、人気に拍車がかかりました。2018年は動坂食堂が全国区の名店になった元年ともいえるでしょう。

メニューは、昼は最も安い定食でアジフライ定食が630円です。
夜は、テレビの下に掲げられているメニューが季節ものです。アユ塩焼き(750円)やゴーヤチャンプル(800円)などがありますね。

いただいたのは、
■塩から(400円)
動坂食堂での飲みは、まずはこの1品から始めるべきという料理でしょう。
自家製の塩辛で、柚子の皮が添えてあります。既製品と違って塩気が強すぎず、自然な旨みが感じられる名品ですね。

■ムギイカ塩焼(450円)
短冊メニューの中でも新しく書かれた印象だったので新メニューと推察します。
ちょっと小ぶりなイカですが、2杯も盛られていてお得な印象ですね。
食べてみると、ワタが強い旨みを持っていて、非常に美味しいですね。
ビールよりも日本酒という感じの味わいです。

■ツナサラダ(500円)
サラダの中でも、一番バランスが取れていると思うものです。
ツナサラダですが、ツナだけでなく、自家製のポテトサラダやゆで卵、ブロッコリー、トマト、レタスと共に自家製マヨネーズが添えてあります。
この自家製マヨネーズが、既製品と違って尖っていなくて美味しいです。これぞ、大衆食堂のサラダです。

■甘エビからあげ(400円)
こちらも定番メニュー。その名のとおり、甘えびの唐揚げですが、唐揚げにすると殻は香ばしく、味噌からは旨みを感じ、当然ながら身も美味しく、全てを無駄なく食べられる料理になります。

■ゴーヤチャンプル(800円)
夏の名残りの季節メニューです。
しっかりと苦いゴーヤとベーコン、玉子の炒めです。
私は、ゴーヤの苦味がストレート過ぎて、ちょっと、苦手です。同行者は美味しいとの感想です。

■鮭カブト焼(450円)
この日は、鯛のカブト焼きは無く、こちらのみでした。カブト焼きは数量限定メニューです。お店で捌いた魚の頭の数だけです。また、調理にも時間がかかるので、食べたいときは、メニューを見つけたら迷わず先に注文しましょう。
身の部分が美味しいのももちろんのことですが、鮭の頭にある軟骨部分も美味しくいただけるもので、コラーゲンを大量摂取できますね。
自宅ではなかなか食べることの無い部位ですし、安いのも魅力ですね。


1品1品がしっかりしていて、飲みにも使える動坂食堂です。定食もいいですが、店内の壁に掲げられた豊富なメニューから選ぶ楽しみがあるのは飲みですね。
この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

地元の有名店ゆえにメディア露出は多いのですが、地元のタウン誌等が多く、全国区のお店ではありませんでした。
しかし、雑誌『dancyu』2018年7月号の特集「本気の昼めし」に取り上げられて、人気に拍車がかかりました。2018年は動坂食堂が全国区の名店になった元年ともいえるでしょう。

メニューは、昼は最も安い定食でアジフライ定が630円です。安いからといっても手抜きは無く、毎日、千住の足立市場から仕入れ、お店で仕込んでいます。
家族経営が安さの秘訣。どれを食べてもはずれ無しですが、揚げものが美味しいと私は感じています。

いただいたのは、
■生姜焼き定食・味噌汁無し・小ライスにチェンジ(800円→750円)
味噌汁を豚汁にチェンジ、また、ボリュームダウンすべく、小ライスにしました。味噌汁無しで20円引き、小ライスで30円引きとなり、結果50円安くなります。
大衆食堂の生姜焼きですが、生姜がガッツリ効くというわけではなく、何だか旨みのある感じの味付けです。何か出汁を加えて焼いているのではないかと思ってしまいますね。
肉の1枚1枚もしっかりしていて厚みがあります。
副菜は、定番のスパゲティサラダ、キャベツ千切り、トマト、パセリが付きます。

■豚汁(400円)
もはや、お店の名物となった豚汁は、直径こそ、普通のお椀よりやや大きい程度ですが、高さのあるお椀でボリューム満点です。
「三つ葉の緑が華やかな味噌汁」ぐらいに思っていると、下に埋まっている野菜たちに驚かされますね。
人参、里芋、こんにゃく、ゴボウ、豆腐などが入りますが、今回、一番驚いたのは、大根です。
これが十分におかずになるぐらいの量と質があるので400円という価格も食べれば理解できるでしょう。

コストの面でも、ボリュームの面でも、豚汁を注文する際は、ライスは小にしたほうがいいですね。
ただ、豚汁をおかずにご飯を食べるなら、あえて、攻めの姿勢で大にするのもいいでしょう。
そういう、食べる側の気分や予算次第で調製できるのが動坂食堂のいいところです。
この界隈における超有名大衆食堂です。

最寄駅は、JR山手線の田端駅。お店は不忍通り沿いの交差点にあるので、車から見てこのお店を知る人のほうが多いかと思います。

大きな看板にシンプルな暖簾、外観からも王道の大衆食堂であることがわかりますね。
大衆食堂と表現しましたが、店内は非常に綺麗です。薄汚れた大衆的な印象は無く、明るい店内は女性のひとり客でも入りやすい雰囲気です。

地元の有名店ゆえにメディア露出は多いのですが、地元のタウン誌等が多く、全国区のお店ではありませんでした。
dancyu2018年7月号の特集「本気の昼めし」に取り上げられて、人気に拍車がかかり、夜には店外で待つお客さんが出ることもしばしばあります。

メニューは、昼は最も安い定食でアジフライ定が630円です。安いからといっても手抜きは無く、毎日、千住の足立市場から仕入れ、お店で仕込んでいます。
家族経営が安さの秘訣。どれを食べてもはずれ無しですが、揚げものが美味しいと私は感じています。

いただいたのは、
■ミックスフライ定食(980円)
海老2尾、アジフライ半身、ホタテ、ヒレカツ、シシトウと贅沢な盛り合わせになっています。
海老フライこそミックスフライの定番ですが2尾ですし、魚介にはホタテが入ります。さらに肉系もメンチカツではなく、ヒレカツです。おまけにシシトウも添えるという、大衆食堂なれど、所在地が文京区千駄木という土地柄、本物志向の高級感があります。そして、アジフライ半身が入るポジションですが、前回はシロギスでした。
これを食べるのは、卓上にソースもありますが、自家製のタルタルソースも付いてきます。
海老フライは、海老の繊細な味を楽しめるようタルタルソースでいただきたいところですが、こちらのタルタルは自家製で卵の味わいがしっかりしています。1尾はタルタル、1尾はソースで食べるのがセオリーでしょう。
アジフライ半身は、単品のアジフライにになれなかったものと推察されますが、それでも肉厚でふっくらとした身をしています。
ホタテは、写真の右手のゲンコツのような塊です。貝柱だけでなく、ヒモの部分も付いたまま揚げてあります。
ヒレカツは、肉汁を楽しめ、1個でも強い存在感がありますね。
シシトウは、焼魚における『はじかみ』のようなポジションで、贅沢なミックスフライの中で箸休め的な存在です。
ご飯は、普通でも盛りがよく、味噌汁も濃いめで美味しい。漬物は必ず、沢庵です。

一般的なランチの価格として、千円弱はやや高めの予算かと思いますが、その価格以上の内容が盛り込まれているお得なミックスフライです。
庶民の贅沢なランチ。まさに王道の大衆食堂のメニューでしょう。
不忍通り、動坂下交差点付近にある超有名定食屋です。

店名の「動坂」とはここの地名ですが、もともと、坂の上に不動明王がまつられたお寺があったようで、「不動坂」だったのが、短くなって「動坂」となったとのこと。

明るく、清潔で、禁煙の店内は、いつでも快適。実に利用しやすいお店です。

『dancyu』に掲載以降、混雑に拍車がかかり、ときには外で待つ人を見かけるほどの人気度です。何度かチャレンジしましたが、満席が多かったので、いつでも行ける私としては遠方からやってきた人に席を譲り、利用するのを遠慮していました。しかし、たまたま、空席が目立つ日があり、やっと利用できました。

いただいたのは、
■塩らっきょう(250円)
スピードメニューです。「塩」で甘酢ではないので、らっきょうの強い香りと塩気でお酒との相性がいいですね。

■甘エビからあげ(400円)
その名のとおり、甘えびの唐揚げですが、唐揚げにすると殻は香ばしく、味噌からは旨みを感じ、当然ながら身も美味しく、全てを無駄なく食べられる料理になります。

■稚アユの天ぷら(650円)
今が旬の稚鮎を丸ごと天ぷらにしたものです。内臓の軽い苦味がお酒を誘う1品ですね。大衆食堂でありながら、こういう季節を感じる料理があるのが動坂食堂の魅力でしょう。

■イワシ刺身(定食850円)
定食メニューから選びました。単品でいただいたので、価格は安くなっていると思います。
安い魚ですが、小さいので捌くのが大変です。手間をかけてやってくれるのが名店でしょう。
仕入れもいいようで、臭みなく、いいものを用意してくれていると思います。

■鮭カブト焼き(450円)
この日は、鮭と鯛のカブト焼きがありました。カブト焼きは数量限定メニューです。お店でおろした魚の分しかないからです。また、調理にも時間がかかるので、食べたいときは、メニューを見つけたら迷わず先に注文しましょう。
身の部分が美味しいのももちろんのことですが、鮭の頭にある軟骨部分も美味しくいただけるもので、コラーゲンを大量摂取できますね。
自宅ではなかなか食べることの無い部位なのでおすすめです。

■牛もつ煮込(600円)
よく煮込まれた牛モツですが、他のメニューに比べると感動が無く、レベルの高い居酒屋でも同程度のものが出るでしょう。
やはり、動坂食堂では大衆食堂メニューで飲むほうがいいようです。
近似のメニューをつまみにするなら、豚汁のほうがよさそうです。

■にんにくスタミナ野菜炒(650円)
クローズアップされないマイナーなメニューを取り上げるのコーナーです。
野菜炒(450円)、肉入野菜炒(550円)、レバ野菜炒(550円)、肉入ニラ炒(650円)、ニラレバ炒(650円)、肉入もやし炒(500円)と数ある野菜炒め系メニューの最高峰に君臨するメニューです。
肉入野菜炒に更にニンニクを追加したものなのですが、ニンニクはすりおろしではなく、スライスしたニンニクがたっぷりと入ります。
確かに元気が出るぐらいのニンニク量でニンニク好きにはたまらない料理でしょう。

●生ビール・大(750円)
1杯あたりの単価としては高いですが、量も相応に入っているので、大満足の大生です。

●冷酒(500円)
動坂食堂は、飲める大衆食堂ですが、お酒の種類はさほど多くなく、ビール以外には日本酒となります。一般的な冷酒ですが、動坂食堂の料理と一緒にいただけば美味しいですね。


1店舗で、刺身、揚げもの、焼きもの、煮込みと多彩な調理法の料理が堪能でき、それでいて、安いというのが人気の秘訣であり、名店たるゆえんでしょう。
マスメディアに取り上げられるお店は、すべてが名店ではなく、マスメディアが情報を発信するために虚像を作り上げていることもあります。しかし、動坂食堂は、食べてよし、飲んでよしの間違いない名店ですね。
きっかけは、雑誌であっても、自分の感性で評価してもらいたいお店です。きっと、多くの人に満足してもらえるでしょう。
不忍通り、動坂下交差点付近にある超有名定食屋です。

店名の「動坂」とはここの地名ですが、もともと、坂の上に不動明王がまつられたお寺があったようで、「不動坂」だったのが、短くなって「動坂」となったとのこと。
テリー伊藤は、若かりしころ、動坂に住む女性と交際していたことがあり、彼女を送るために動坂によく来ていたとのこと。品のある坂だと評しています。

明るく、清潔で、禁煙の店内は、いつでも快適。実に利用しやすいお店です。
唯一の欠点は、いつでも混んでいることでしょう。相席になることもしばしばです。

メニューは、とても豊富です。そのため、初心者にはやや難解ですが、まずは、店頭に掲げられた定食メニューから選ぶのがいいでしょう。アジフライ定食(630円)、メンチカツ定食(700円)、ビーフカレー(750円)、若鶏唐揚げ定食(850円)などがあります。

いただいたのは、
■アジフライ定食(630円→味噌汁無しで610円)
こちらで、最も安い定食です。これを選んだ理由は、味噌汁をとん汁にチェンジするためです。汁にコストをかけるために定食は安いものにしました。
定食は、ライスを小にしたり、このように味噌汁無し(チェンジ)にすることで少しだけ安くなります。親切なルールですね。
アジフライは1枚ですが、大きなものです。これにソースをかけていただけば、このお店で最も低価格で幸せを感じることができます。
ご飯の量は多いので、上手に食べないとアジフライが無くなってしまいます。しかし、今回はとん汁が控えているので遠慮なくアジフライを食べすすめます。
アジフライと一緒に盛られる副菜には、スパゲッティサラダがあります。自家製な感じの色が濃いマヨネーズで和えられたスパサラダは栄養満点な気がします。
漬物は、最近はあまり見なくなった黄色いたくあんが2切れです。変わらないことも魅力です。

■とん汁(400円)
今日のメインです。メインでありながら、後からの紹介になったのは、熱々で提供されてすぐに食べられなかったからです。
この熱さは、寒い日にはしみますね。
あまり見かけないサイズのお椀で、口径はやや大きいぐらいなのですが、高さがあるお椀なので、容量は大きいですね。
その中には、野菜がたっぷりです。里芋が半分に割って入っているのは既定路線。ごぼうがぶつ切りです。噛むと大地の旨みが口に溢れます。人参はいちょう切りかと思いきや、非常に厚みがありました。大根も同じで、どれも大きくて食べ応え抜群ですね。そのおかげで、豚肉の印象が吹き飛んでしまいました。入っている量が少なかったわけではないです。野菜に驚かされただけです。
他にも野菜たちと同じぐらいのサイズでカットされたこんにゃくがあり、上にはネギと三つ葉が散らしてあります。
これが十分におかずになるぐらいの量と質があるので400円という価格も食べれば理解できるでしょう。


1品1品に物語があり、魅力が詰まっていますね。大衆食堂ですが、これぞ、名店ですね。大衆食堂を語るなら、一度は利用したいお店でしょう。
不忍通り、動坂下交差点付近にある超有名定食屋です。


明るく、清潔で、禁煙の店内は、いつでも快適。実に利用しやすいお店です。
唯一の欠点は、いつでも混んでいることでしょう。相席になることもしばしばです。
訪問したのは年末の平日ですが、みんな勤勉なようで、お昼どきの動坂食堂は、いつもどおりの大混雑です。

メニューは、非常に多く、レジの後ろの「本日の定食」に掲げられているものは、ご飯や味噌汁が付いた定食スタイル。
他にも単品料理があるので、これにご飯や味噌汁を付けて、好みの定食にすることもできます。

いただいたのは、
■メンチカツ(700円)
このメニューは、もともと定食スタイルになっているものです。
メンチカツは1枚のみですが、もちろん手作りです。大衆食堂のメンチカツなのでジューシーなのかと思いきや、みじん切りの玉ねぎもひとかけらが大きくて、しっかりと入っています。バランスのいい味わいという感じのメンチカツです。
付け合わせはキャベツの千切り、スパサラダ、トマト、パセリです。
スパサラダは、マヨネーズで和えてありますが、自家製な感じで玉子が多くて非常に美味しいです。こういうとところに大衆食堂の醍醐味を感じます。
また、いつものことですが、味噌汁がしっかりしています。ワカメと豆腐の味噌汁ですが、ワカメの厚さがしっかりしていて、良質なものを使っているのがわかります。
ご飯はお茶碗ではなく、丼です。やや柔らかめの炊き具合ですね。


安定的に何を食べても美味しいお店です。いつでもだれにでもおすすめのお店ですね。
年内は29日の21時まで、新年は5日からの営業とのこと。来年もお世話になるお店でしょう。
不忍通り、動坂下交差点付近にある超有名定食屋です。

どこか遠くにランチを食べに行こうという気持ちは、雨を見た瞬間に無くなり、動坂食堂に飛び込みます。

明るく、清潔で、禁煙の店内は、いつでも快適。実に利用しやすいお店です。

メニューは、非常に多く、レジの後ろの「本日の定食」に掲げられているものは、ご飯や味噌汁が付いた定食スタイル。
他にも単品料理があるので、これにご飯や味噌汁を付けて、好みの定食にすることもできます。

いただいたのは、
■カツカレー(900円)
カツカレーとは、とんかつとカレーが同時に味わえる、庶民の贅沢の極みのようなメニューだ。また、家庭でこれを作るとなると、相当の手間がかかります。外食だからこそ、味わえる贅沢ですね。
好景気だと言われても実感が無く、デフレが続いているようなご時世に900円のカツカレーは、ちょっとした贅沢だし、安くはない価格設定だと思います。しかし、こちらの料理はすべて手抜きが無いので、必ず価格相応か、それ以上の満足が得られます。
ここでカツカレーを食べるのは初めてではありませんが、提供されると驚きがありました!
味噌汁がアオサの味噌汁だったのですが、この香りの良さといったら、寿司店並みですね。お椀から立ちのぼる香りが強いです。
カツはもちろん揚げたてで熱々なので、まずはサラダからいただきます。サラダは、レタスが多く、パプリカ・ピーマンまで入っていますし、量も多いですね。
大衆食堂というものは、誰が食べても満腹になれるボリュームが大切ですが、ご飯だけがあればいいってものでもありません。野菜たっぷりで健康的なのも重要な要素です。
メインのカツカレーは、カツはやや薄いものの揚げたてで、衣はサクサクです。ルーと絡めても、ある程度はサクサクを維持している強者です。また、衣はお肉と分離します。これもいいですね。分離した衣は、外側にはルーを内側には肉汁をまとい、美味しい具となります。もちろん、中のお肉も立派な具です。
ルーは、肉眼で確認できる具は、玉ねぎだけです。この玉ねぎも厚みがあって、立派なので食べる際は、ルーの『跳ね』に注意です。
カツカレーの場合は、漬物は福神漬けです。真っ赤なレトロなヤツです。
お盆には、お冷(お店の飲みものは、お茶が基本です)もあり、スプーンは紙ナプキンで巻かれていて、この辺りの仕様も完璧ですね。
全部食べれば満腹です。以降、6時間は間食すら不用な満足感が持続します。


やはり、この界隈で最高のコストパフォーマンスのお店でしょう。メニューの幅も広いので、好き嫌いが多い人と一緒の食事にも適しています。
人気店ゆえに混んでいる日も多いですが、その混雑以外には欠点は見当たらないお店です。
誰にでも自信を持っておすすめできるお店でしょう。
不忍通り、動坂下交差点付近にある大衆食堂の名店です。

平日のお昼どきには、どのテーブルも相席で、満席状態。店内の座席の稼働率は95%ぐらいで、人で溢れている人気店です。
明るい店内には、女性のお客さんもちらほら見かけますね。

メニューは、大変豊富ですが、1品料理にご飯と味噌汁と付けて定食スタイルにすると若干割高です。すでに定食になっているメニューから頼んだほうが安いですね。その中でもアジフライ定食(630円)は、最高のコストパフォーマンスです。

いただいたのは、
■若鶏唐揚げ定食(850円)
こちらも定番の定食メニューです。
メインの唐揚げの脇にはたっぷりのキャベツの千切りとスパゲッティサラダ、それにトマトが添えられていて、栄養バランスもいいですね。ボリュームだけでなく、栄養面でも優れているのが、一流の大衆食堂です。
唐揚げは、1個が大きく、衣はカリカリになるように揚げられています。下味もついていますし、ジューシーなので、そのままでも美味しいですが、添えられたトマトケチャップを使うと、ちょっとジャンクな味わいの美味しさが広がりますね。


間違いなく、地域で一番の大衆食堂で、空いているならば入って間違いないでしょう。また、禁煙なので混雑した店内でも快適に過ごすことができます。夜はお酒も飲めますし、おすすめの大衆食堂です。
文京区千駄木の不忍通り沿い、動坂交差点にある有名大衆食堂です。

ビル形式の1階に入っていますが、昔からここにあるお店なようです。店名の「動坂」とはここの地名ですが、もともと、坂の上に不動明王がまつられたお寺があったようで、「不動坂」だったのが、短くなって「動坂」となったとのこと。
テリー伊藤は、若かりしころ、動坂に住む女性と交際していたことがあり、彼女を送るために動坂によく来ていたとのこと。品のある坂だと評しています。
そんな場所にある食堂なので、同じ『大衆食堂』でも、他の地域にあるものと違い、品がありますね。

小さなテーブルとイスが並ぶ店内は、典型的な大衆食堂ですが、明るく清潔で入りやすい雰囲気があります。それゆえに女性のひとり客も多く、誰もが利用できるお店ですね。

- - - ランチに関する記述 - - -

お店の外のショーケースには、アジフライ(630円)、カツカレー(900円)などの料理が並んでいます。店内には壁面に大量のメニューが掲げられており、単品料理を定食にもできます。また、昼からでも飲めるお店で、生ビールはアサヒ、瓶ビールは、キリンラガーとアサヒスーパードライを用意してある点からも、お客さんの要望にこたえる気持ちの強さを感じますね。

いただいたのは、
■ビーフカレー(750円)2016年5月
シンプルなメニューのカレーでありながら、750円という価格設定は、そのボリュームに理由があります。深い皿にはご飯がたっぷり入っていて、重量感がありますね。お肉もそこそこ入っていて、カツカレーにしなくても十分な満足度がありますね。辛さは穏やかで、まさに大衆食堂のカレーです。福神漬けは別盛りで提供され、サラダと味噌汁もついて、栄養バランスもいいですね。食堂のカレーはすべてが完璧です。

■アジフライ定食(630円)2016年4月
リーズナブルな定食メニューです。鯵フライが1枚なので、他の定食と比較するとお皿が若干さみしいですが、1枚のサイズが大きいので残念な印象はありませんね。魚を使ったメニューですし、女性がちょっとガッツリいきたいときにおすすめな定食です。

■ロースカツ(780円)+ライスと味噌汁(360円)2016年4月
レベルの高いお店なので、定食メニュー以外の単品メニューからあえて注文しました。
ライスと味噌汁を付けて定食スタイルにすると360円のプラスです。
ロースカツ定食で1,000円超えなので近隣のとんかつ店と比べても高いのですが、その分レベルが高く、肉の厚さもあります。
ジューシーで、衣がちょっとはがれてしまうのですが、そのはがれた衣にソースをつけておかずにするのが好きなので、好みのトンカツです。

■ミックスフライ定食(980円)2015年5月
海老2尾、シロギス、ホタテ、ヒレカツ、ししとうのフライです。
海老の1尾もなかなか大きく、これが2本あるのですから上等ですね。
シロギスは、アジフライかと思いましたが、天ぷらではなくフライでも悪くないですね。タルタルソースが美味しいからだと思います。
ホタテは、大きくてびっくりですね。
ヒレカツは、メンチカツかと思うほどの厚さと大きさで、肉汁が肉の中に残っていてジューシーで美味しいです。私はとんかつはロース派なのですが、このヒレカツはもっと食べたいです。
タルタルソースは明らかに自家製で、玉子が見えます。これが美味しいので、定食で飲むなら、フライにはソースをかけて食べて、タルタルソースでご飯が食べられちゃうぐらい美味しいですね。
ご飯の量も、大衆食堂らしいボリューム感です。女性は小ライスでも十分でしょう。お米の質もよく、やや柔らかい炊き加減で私は好きです。お店のすべてを通して唯一の欠点は、器がメラミンです。陶器だったら完璧ですね。
味噌汁は、豆腐と三つ葉。具も多く、出汁もちゃんとしていていいですね。
大満足のミックスフライ定食でした。

- - - ディナーに関する記述 - - -
基本的には、昼夜関係なく飲め、食べられるお店なのですが、ついに飲める機会が訪れたので別に記述します。

メニューの中でも、厨房を向いて、左側の壁に貼ってあるメニューは定番のもので、基本的に毎日あり、品切れにもなりにくいものです。対して、右側のテレビの下に掲げられているメニューは季節ものや限定メニューが多いので、このあたりからチョイスするのがいいようです。
昼も大人気でしたが、夜も大人気で、ピークの時間は常に満席状態でした。

いただいたのは、
■鯨ベーコン(550円)2016年8月
さすが動坂食堂という感じの質とボリュームで提供されますね。これで550円という安さも魅力です。

■ほや貝(450円)2016年8月
海鮮を扱う専門店でもないのにこういうメニューを置いているところも動坂食堂のレベルの高さを感じます。価格も安いのに質も良く、ほや独特の風味がいいですね。動坂食堂は、お酒がビールと日本酒の2択なので、冷酒と合わせたい1品です。

■稚アユの天ぷら(650円)2016年8月
大衆食堂らしいダイナミックな衣のつけ方ですが、味わいは鮎そのもので、頭から尻尾までいただくとわたの苦味がお酒を誘います。

■アナゴ天ぷら(800円)2016年8月
ここを利用する人なら、ダイナミックな穴子天丼を見たことがあると思いますが、さすがにお酒を飲むのにあの天丼では飲めません。そういうときにいただきたのがこちらの天ぷらです。立派な穴子2本分の天ぷらで、ふっくらと揚がっています。これまた冷酒を合わせたいですね。

■自家製塩から(300円)2016年8月
イカのひと切れに厚みがあり、旨みたっぷりですが、臭みはなく、素晴らしい仕上がりですね。

- - - 総評 - - -
このエリアで間違いなく、不動のNo.1の大衆食堂でしょう。ひとりでも家族でも、食事でも飲みでも、すべてに対応できる食堂です。

  • イカフライ(550円)2019年7月
  • ロースカツ(800円)2019年7月
  • レバ野菜炒(550円)2019年7月

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7位

ワインバー バッカス (田端、西日暮里、千駄木 / ワインバー)

57回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2024/05訪問 2024/05/21

ブームが来るか?ペットナット

不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。

グラスワインは、スパークリング1種、白3種、赤3種程度は用意してくれているので、ひとりで行っても楽しめますね。
グラスで800円から1,500円程度が主力の価格帯。常時10種類ぐらいはありますね。
ボトルワインは、価格や質に幅があり過ぎるので、問い合わせて確認するといいでしょう。
料理メニューは、ワインに合う前菜が単品で750円から1,100円。一部の前菜は3品で3,000円の盛合せにすることができます。
他に数量限定のボリュームがある料理が1,500円から2,000円で用意されています。
どちらの料理も仕入れ次第、仕込み次第なので、訪問した日によって異なりますね。

いただいたのは、
●ラ・バスタン・タンペット・ ペットナット(ボトル7,500円)
ペティアンとは、弱発泡性ワインのこと。ペットナットは、ペティアン・ナチューレの意味で、自然派弱発泡性ワインのことです。
シャンパーニュは瓶内二次発酵やドサージュといった技術によって作られますが、ペットナットはその技術が確立される前からある発泡性ワインです。
酵母を除去しないので濁りがあるもので、近年の自然派志向によって注目されつつある原点回帰のワインです。
現代においては、希少であるのでちょっと価格は高いですが、ちょうど、春先の少し熱さを感じ始めたぐらいの気候のときに飲むと美味しいですね。
コルクではなく、王冠で蓋してあるので、抜栓には注意が必要です。
こちらのワインは、フランスはボルドーのペットナット。
ソーヴィニョン・ブランとセミヨンが半々です。
1杯目は、軽い濁りを感じるぐらいの見た目です。
ソーヴィニョン・ブラン由来の柑橘系の香りがしますし、炭酸の飲み心地の良さと適度なミネラルで、非常に美味しいですね。
白ワインの酸味が苦手と感じる、ワイン初心者にもいいでしょう。
ペットナットのおもしろさは、ボトル1本でも味わいが大きく変化するところです。
後半を注ぐときには、マスターがボトルを回して瓶内の沈殿物を攪拌させてからグラスに注いでくれます。
そうすると、強い濁りがあるワインが出てきます。
コクがあるのですが、フィルターを通したり、滓引きしたりしたワインでは味わえない方向性のコクです。これぞ、ペットナットでしょう。

■今、セレブに人気の中東諸国の家庭料理「フムス」(850円)
新メニューです。
ひよこ豆をペースト状にしたものです。名前のとおり、中東(西アジア)では、定番の料理です。
ヘルシーでビーガン対応の料理なので、ハリウッドスターにも人気で、日本にはアメリカ経由で流行が入ってきた感じです。
やや滑らかで、食べやすい仕上がりになっていて、コクもあります。中央にくぼみを作ってオリーブオイルを入れてあるのは定番のスタイルですが、周りに散らしてあるのはルッコラですね。
このあたりがワインバーっぽいところでしょう。
また、ピタにディップするのではなく、バゲットです。
個人的には、レモンやパセリやニンニクを効かせたガチ中東の味わいが好きですが、ワインバーらしく、上品に仕上げてあり、赤ワインにも白ワインにも合う仕上がりですね。

■長崎県産ヤングコーンのロースト(800円)
季節限定メニューです。
ヤングコーンを皮付きのまま焼き、硬質チーズを散らしてあります。
皮を剥いて食べれば、ちょっと青臭さがあり、甘さもあり、若いトウモロコシの味わいを満喫できます。

■マヨネーズを使わない、いぶりガッコ入りポテトサラダ(900円)
定番のポテトサラダです。刻んだいぶりガッコが入っていて、ちょっとスモーキーな感じが美味しいですね。

■他店とは一味違う、ミックスナッツ(750円)
こちらも定番です。ジャイアントコーンの食感が好きです。


物価高でワインに続き、料理も価格変更がありました。
しかし、新メニューもあり、値段が上がった分、料理やワインの価値も上げ、単に高くなったように感じないようにしてありますね。
手作りのおつまみと珍しいワインの飲めるお店で、お勧めです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。
グラスワインは、スパークリング1種、白3種、赤3種程度は用意してくれているので、ひとりで行っても楽しめますね。
料理は、前菜3種類の盛合せが1,600円で主力メニュー。その日に用意されているものから好みのものを3種選びます。

いただいたのは、
●嘉-yoshi-・スパークリング・ロゼ・ブリュット(950円)
フルーティーな香りですが、キャンディのような甘さがのある香りがベリーAだとすぐにわかりますね。
見た目と香りは甘そうですが、味はしっかりと辛口です。

●ファイアブランド・バーボンバレル・エイジド レッド・ブレンド(1,000円)
バーボンバレルの名前が示すようにバーボン樽で熟成させた珍しいワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデルといった国際品種のブレンドで作られていますが、樽香が効いていいるので飲んでいるとブドウの味よりも樽香に神経を集中してしまいます。
樽香が好きな人にも、アメリカかぶれの人にもお勧めできるワインでしょう。

●ブラヴィウム・アンダーソンバレー・ピノノワール(3,600円)
お店のマスターが誤って仕入れたか、インポーターに割高なものを掴まされたかもしれないワインです。
日本未発売というか、このインポーターのみが輸入していて希少であることは確かでしょう。
味わいですが、若いピノ・ノワールから感じられる尖った酸が無いのは、この価格なので当然のことですね。果実味があり、美味しいことは美味しいです。
悪くはないのですが、大手流通業者が輸入するお手頃価格のアメリカのピノノワールの味わいをワングレード上げたという感じの味ですね。
マスターは、いつもいいワインを仕入れていますが、時には失敗することもあるようで、割高なものでも飲んであげないと死在庫となってしまうので、飲んでみました。
世界には色んなワインがあり、色んな売り方があるのだと、ワインの勉強になりました。

●ベティッグ ロス・パリエンテス ヴィーノ・デ・ヴィニエド ピノ・ノワール(1,250円)
上記の対比のために飲んだものです。チリのピノ・ノワールで、尖った酸が無く、果実味のあるふくよかな、香り高いものなのは、同じです。
しかし、シルキーなタンニンやミネラル感があるのが、ブルゴーニュを意識したような味わいで、高級感がありますね。
もちろん、本物のブルゴーニュとは異なりますが、この価格でこの味わいが感じられるのはいいことですね。

●ジャンニ・ブルネッリ・ロッソ・ディ・モンタルチーノ(ボトル13,000円)
ブルネッロの名前で呼ばれることもある、サンジョヴェーゼ・グロッソで造られています。
デキャンタ―ジュすると、しっかりと塊の澱がありますね。結晶化しているものもあるので、酒石もあるのでしょう。トスカーナのミネラルが活きているのかと思います。
ビンテージは2017年で、ちょうど、飲み頃だったようで、酸の角が取れていて、タンニンもちょうどいい感じです。
ブルネッロの尖ったところが、きれいに整って、丸くなった、美味しいところで飲んだ感じですね。

■「究極のゆで卵」ウフ・マヨ(700円)
バゲットに半熟のゆで卵を盛り、その上からマヨネーズをかけたものです。
マヨネーズではなく、厳密にはマヨネーズ様のソースという感じですね。
酸味がマイルドで、柔らかい味わいのソースになっているので、どんなワインを選んでも邪魔にならない味わいになっています。


アメリカのバーボン樽とピノノワールの比較もおもしろいですし、アメリカとチリのピノノワール比較もおもしろかったです。
そして、熟成されたいいワインを味わえて、今回もいい経験をさせてもらいました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●コンテ・ド・ヌーシャテル・ブリュット・ロゼ(800円)
カベルネフラン、ピノノワール、ガメイのブレンドとのこと。
桜の季節にちょうどいい、ロゼのスパークリングワインです。
見た目の華やかさがありつつも、価格は高くないのがいいところです。
味わいのほうも整っていて、クセが無くて飲みやすく、万人向けの味わいです。
春に飲みたいロゼワインでしょう。

●ヴァレント・ビアンコ・スプマンテ・ブリュット(800円)
イタリアのスパークリングワインです。プロセッコではないですが、辛口でスッキリとした印象です。暑くなったらこういうワインが美味しくなります。
ブドウ品種はガルガネーガ、シャルドネ、ピノビアンコとのこと。

●サントリー登美の丘ワイナリー・ジャパンプレミアム・メルロ(950円)
サントリーが山梨県の『登美の丘』で作るワインです。国産ワインとしての知名度が高いので、し知っている人も多いでしょう。
世界品種のメルローを使っていますが、欧米人が作るワインとは異なる方向性で作っていますね。
2017年というビンテージなので、熟成の経過でもあると思いますが、果実味がマイルドです。

■バヴェットステーキ(1,500円)
バヴェットとは、牛ヒレ肉の周りのバラ肉の一部を指し、日本で言うならイチボに一番近いところのようです。ハラミを指してもそう呼ぶことがあるようです。
ひと口サイズのお肉が何枚か並ぶスタイルなので、見た目はハラミっぽいですね。
食べてみると、肉の旨みもさることながら、飴色になるまで煮込まれた玉ねぎベースのソースが美味しいですね。バルサミコ酢なのか、ポートやマディラなのか、そういったものを使っていると推察します。
また、本場、フランスと同じようにベイクドポテトも添えてあり、ボリューム感があるのもいいところです。

■前菜3種の盛合せ(1,600円)
地鶏もも肉のピックル、コラーゲン爆弾!豚足と野菜のテリーヌ、マヨネーズを使わない、いぶりがっこ入りポテトサラダを選択。
どれもバッカスの定番の味わいです。


ワインは常に入れ替わりがあっておもしろいですが、料理のほうも新しいメニューが次々と出てくるので、何度行っても楽しめるお店ですね。
前菜だけで軽くワインを飲むのもいいですし、そこから、メインとなる料理も食べて、しっかり飲むのもいいでしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●マーレ・サント・キュヴェ・プレステージ(ボトル23,000円)
パリオリンピックにて公式スパークリングワインとして採用、ドバイ万博でもスロベニアパビリオンで公式スパークリングワインとして採用されたワインです。
スロベニアのスパークリングワインで、熟成方法に特徴があり、アドリア海の海中で12カ月の熟成を経ています。
そのため、栓の上から、封蝋というか、シーリングがされていますね。開けるのは結構、大変そうです。
また、瓶には貝殻や石灰藻が付いていて、あえて取り除いていません。そのため、1本1本の外観が異なるという、自然が生んだ芸術になっています。
飲んでみると、熟成感がありますね。
海中熟成は、奇をてらったものではなく、論理的なものです。
海中は、海水温が一定、光が届かないという点に加えて、流れの早いところにで熟成をすると、適度な振動が熟成を早めてくれます。
結果、12カ月の海中熟成を経るとフレッシュでありながらも熟成感があるという、特別な味になりますね。
ちなみにブドウ品種はイタリアのリボッラ・ジャッラ50%とシャルドネ50%です。
光沢のあるゴールドの色合いは高級感があり、果実味があるのですが、酸の角が取れていて落ち着いた印象。味わいも高級です。

●テゾウロ・ダ・セ・ブリュット(ボトル4,100円)
ポルトガルはダオンのスパークリングワインです。瓶内二次発酵はもちろんのこと、最低2年間という熟成を経ているため、こちらも美味しいですね。
ヴィーニョ・ヴェルデがスパークリングワインになったような、ドライでキレのある味わいで、飲みやすいのが特徴です。
価格も安いですし、いいワインだと思います。

●ハーザ・ペット・ナット・ブランコ(ボトル6,300円)
ペットナットとは、瓶内二次醗酵方式のスパークリングワインが出来る前からあった醸造方法です。
一次発酵の後に瓶詰めしてしまうので、果実味が豊かで、低アルコール、発泡性も強くないのが特徴です。濁りもあって、ブドウの栄養分がそのまま、瓶詰めされている印象ですね。
フレッシュで普通のワインよりも果実味がありますね。

●ハーザ・ペット・ナット・ロゼ(ボトル6,300円)
同じくロゼです。
ラズベリーやイチゴなど赤い果実系のジュースを飲んでいるような味わいです。
ロゼだと、濁りを見た目でもはっきり感じますし、ボトルの後半ではなおさらです。
1本を飲み進める中での変化も大きいのがおもしろいですね。


スパークリングワインというジャンルでも、様々な製法があり、結果、大きな味の違いがあって、ワインは実におもしろいですね。
こういう飲み比べができるのもこちらのお店の特徴でしょう。
マーレ・サントは、一般的な飲食店で飲んだら、3~4万円ぐらいはするでしょうから、だいぶ安く飲めましたし、お得だったと思います。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●カッパネラ・プロセッコ・エクストラドライ(800円)
イタリアのスパークリングワインのプロセッコです。
エクストラドライなので、ブリュットほどの辛口ではなく、飲みやすい印象です。
シャンパーニュを飲んでいる人にも美味しく感じ、スパークリングワイン初心者にも美味しく感じるであろう、万人向けの味わいです。

●ソアーヴェ・クラシコ・ルンカリス・ファットリ(800円)
昔のソアーヴェとは異なり、ガブ飲みワインではないですね。
それは見た目からも感じます。グリーンよりもゴールドがかった色合いをしています。
飲んでみても、見た目相応の味わいをしていて、フレッシュな果実味はありますが、なかなかのボリューム感と酸のバランスがいいですね。

●キムラセラーズ・マールボロー・ドライ・リースリング(1,350円)
日本人がニュージーランドで作るリースニングです。
フルーティーなのですが、ドライで柑橘系のようなキリッとした酸味もあります。
線の細い印象のリースニングとは違いますね。

●グリューナー・ヴェルトリーナー・リート・ケーニヒスベルク(1,350円)
オーストリア産のワイン、オーストリアの固有品種です。しかも、日本入荷数十本という希少なもの。
色合いに高級感がありますね。辛口ではあるものの、酸が非常に柔らかい印象です。

●スリンキー・ベア・ピノノワール(800円)
オーストラリアで作られたピノノワールです。
エチケットのデザインがポップな印象であるように味わいも同じですね。
フレッシュで軽く、飲みやすいので、一般的なピノノワールの味わいとは全く異なる印象です。
しかし、滑らかなタンニンがあるところだけはピノノワールですね。

●ルビコーネ・サンジョヴェーゼ・ミステリー・オブ・スペース(950円)
サンジョヴェーゼ100%とのこと。エチケットがイタリアの古文書っぽい雰囲気なのもいいですね。名前のイメージどおりのデザインでしょう。
サンジョヴェーゼのいいところが出ていて、重厚感がありますね。
このワイン若と思いますが、ちょっと熟成しても美味しそうな印象です。

●シャトー・ペラック(1,150円)
ACリストラック・メドック、メルロー主体にカベルネフランを混ぜてあります。
ボルドーの美味しいワインの典型という感じですね。メルロー主体ですが柔らか過ぎない感じに仕上がっていて、適度にフレッシュ、適度に重厚、王道の赤ワインです。

●シャトー・ジュリエット・コートデュローヌ・カルメン(1,150円)
オペラ『カルメン』の名を冠したワインで、エチケットも印象派っぽいデザインです。
ローヌのワインな感じがする仕上がりで、グルナッシュやシラーの存在感がありますね。
コクのある味わいでシルキーなタンニンがしっかりしています。

●シャトー・ド・シュリベット・アンシェール(1,600円)
ボルドーワインですが、エチケットのデザインが現代的でシンプルだけど目を引きますね。
一般的な酒屋では流通していないワインのようです。
メルロー100%ですが、ガーネット色の濃い色合いで、香りも豊です。

●シャトー・ド・フォス・セッシュ・エオリート(1,950円)
カベルネフラン99%、カベルネ・ソーヴィニョン1%という異色のワイン。
カベルネ・ソーヴィニョンに似ている味わいなのですが全体的に軽く、酸がマイルドになりますね。
これはこれで赤ワインとして成立しています。カベルネフランの味を学べました。

■前菜3種類の盛合せ(1,600円)
好みの3種を選んで盛合せにしてもらえるものです。
マヨネーズを使わないいぶりガッコ入りポテトサラダは、定番メニューですが、生のグリーンピースをお店で茹でたものが入っていました。食感がよくて美味しいです。
愛媛産みかん猪のテリーヌは、赤身肉でクセがない味わいですね。
野菜たっぷりスパニッシュオムレツは定番中の定番。いつもの味です。

■鶏ささみと芽キャベツのアヒージョ(1,100円)
白ワインに合う素材2種のアヒージョですね。とは言え、唐辛子も入っているのでなかなかの辛さがあって、赤ワインも行けます。


この日のグラスワインはちょっと価格設定が高めでしたが、日本への入荷量が少ないワインが多く珍しいものがいただけました。
美味しいワインを飲むだけなら、自宅でいいものを開ければいいのです。こちらのグラスワインのように酒店にはなかなか並ばない珍しいものだからこそ、お店で飲む価値がありますね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●アラン・ベルナール ディジー プルミエ・クリュ(1,800円)
本物のシャンパーニュです。しかも、レコルタン・マニピュランですね。
シャルドネ60%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ5%とのこと。
色合いが、ゴールドで高級感がありますね。
炭酸は口当たりは滑らかで強くはない印象がありますが、時間が経ってもグラスの底面からずっと上がってくるところはボトル内で均質に溶け込んでいるシャンパーニュの特徴でしょう。
深みのある味わいで、文句無しの美味しさです。

●コセチャ・スパークリング・ブリュット(800円)
シャルドネとピノ・ノワールを使った辛口スパークリングで、グレープフルーツのような爽やかな酸のある辛口です。
比べなければ、とても美味しいですし、こちらのほうが万人向けでしょう。

●ピルエタ・メンドーサ・マルベック(800円)
アルゼンチンのマルベックです。
肉との相性が抜群な感じの地酒っぽさがある、美味しいマルベックの典型のようなワインですね。

●インヴィーヴォ・グラハムノートン・He-Devil・リッチ・クラフテッド(1,100円)
こちらもアルゼンチンのマルベックです。
香りは確かにマルベックですが、甘さを感じますね。
マルベック由来の重厚感はあるので、より、複雑になった感じです。
これでいて、こちらのほうが標高が高い畑で作られているとのこと。

●ヤナレ・アルファべート・アリアニコ・サンニオ(950円)
アルファベットのAをあしらったお洒落ボトルは、さすがイタリアです。
「Janare」と書いて「ヤナレ」と読むこのブランドは、ベネヴェント県にある魔女伝説の魔女の名前とのこと。カンパーニャ州の代表的な土着ブドウ品種を守る意味でつけられています。

●ベティッグ ロス・パリエンテス ヴィーノ・デ・ヴィニエド ピノ・ノワール(1,250円)
チリのピノ・ノワールです。若いピノ・ノワールから感じられる尖った酸が無く、果実味のあるふくよかな、香り高いものですが、肉料理やチーズとともにガッツリとした赤ワインを飲み過ぎてから飲んだので、これが軽く感じられてしまいました。

●シャトー・フラン・マグニュス(ボトル5,500円)
ボルドーのサンテミリオンのワイン。ACシュペリュールです。メルロー90%カベルネフラン10
%香りはまさにボルドーの赤という感じで
タンニンは強すぎず、酸も適度にありますが尖りが無いのは熟成の結果でしょう。
時間経過と共に酸が目立つようになり、華やかな開き方はしません。
しかし、食中酒としては十分な実力を持っていて、お肉料理やチーズとの相性は抜群ですね。
料理が充実したこちらのお店で飲むにはちょうどいいお酒です。

■前菜3種の盛合せ(1,600円)
好みの3種を選んで盛合せにしてもらえるものです。
シャンパーニュと赤ワインだったのでお肉だけにしてみました。
鹿と無花果のテリーヌ、冷製豚ヒレ肉のコンフィバルサミコソース、パテ・ド・カンパーニュの3種です。
鹿と無花果のテリーヌですが、鹿は赤身肉オンリーであっさりしているのですが、豚レバーを加えることで、鹿の野趣を残したまま、コクが出ていて美味しいですね。
無花果との相性もよく、ソースも無花果です。
お肉を甘いソースで食べるのは欧米の食文化ですが、一緒に楽しむお酒がワインなので、この味付けがいいですね。

■ゴルゴンゾーラソースのリゾーニ(1,300円)
赤ワインを飲むんだったらコレというメニューです。
リゾットではなく、お米のようなサイズのショートパスタのリゾーニです。
これをゴルゴンゾーラとバターをベースにしたソースで仕立ててあります。
乳製品のコクがしっかりしている味わいなのです。


スパークリングの飲み比べとマルベックの飲み比べという、とても勉強になる飲み比べができました。
調子に乗ってボトルの赤も頼んでしまったので、だいぶ飲み過ぎてしまいましたが、楽しい時間が過ごせました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●モレ・サン・ドニ・プルミエクリュ オー・プティ・ノワ(ボトル19,000円)
円安のご時世では、ブルゴーニュというだけでもなかなかの贅沢品ですが、その中でも村名なので、さらに特別です。
モレ・サン・ドニは、「1er Cru(プルミエ・クリュ)」すなわち、1級畑です。
加えて、2004年となかなかの年数が経過しているワインですね。
同行した女子のオーダーでピノ・ノワールという縛りで選びました。他の候補より、予算よりも市中に在庫が無くて飲めなさそうな特別なワインだったので、これを選択。
驚いたのが若さですね。20年近く経過しているので相当、円熟しているかと思いきや、ちょうど飲み頃という感じです。あと、5年ぐらい経ってもまだまだ美味しく飲めそうな力強さがありますね。この点が一番印象に残りました。
ピノ・ノワールらしさはあり、深みのあるフルボディですが、バランスのよさを大切にしているようで、ブルゴーニュの優等生的な味わいです。

●ムルソー・レ・ルージョ・ポティネ・アンポー(ボトル〇円)
2006年ですし、本来なら相当の価値のあるものですが、こちらもピークアウトしてしまい、本来ならお客さんには提供できないワインとのこと。
お店が死蔵しているワインにおもしろさを見つけたので、今回も特別に出していただきました。
シャルドネが熟成したときのハチミツのようなふくよかな香りが無く、ドライシェリーのような香りがしますね。
酸は丸みが取れているものがあるのですが、何かが足りないためにワイン全体としての味わいが完全に崩れてしまっている印象です。
赤より白のほうがピークアウトしたときに飲みにくい味になることがわかったのが今回の学びです。
ピークアウトしたワインを狙って飲むことは難しいので、個人的には貴重な経験ができて嬉しかったです。
これを飲めば「おかしい」と言うこともできますが、抜栓する前からピークアウトがわかっているマスターがすごいですね。
仕入れ単価が安いワインではないので、品質チェックのために試飲していたらコストがかかり過ぎます。経験則からピークアウトと認定するならそれだけのワインを味わっているからわかることです。プロは違いますね。

■ゴルゴンゾーラのパングラタン(1,200円)
ブルゴーニュに合わせるべきは、これでしょう。
加熱によりゴルゴンゾーラの風味がマイルドになっているので、ピノ・ノワールとの相性がいいですね。


今回もいいワインを飲ませてもらえました。おそらくは、円安になる前に仕入れているのでしょう。今の円相場だったら、こんないいワインがこの価格では飲めないでしょう。
お店の掘り出し物のワインをまた飲みたいと思いました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、その分、珍しいものやいいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●カレラ ピノ・ノワール マウント・ハーラン・ライアン2017(3,500円)
グラス売りでこの価格なので安くはないですが、味も格別ですね。
「アメリカで最高のピノノワールを造る」というコンセプトで造られていて、ロマネ・コンティから持ち帰ったというブドウの樹を使っています。
やや淡いルビーレッドの色合いは、まさにピノ・ノワールの色ですね。
香りもプラムやブラックベリーのような香りがし、高級感がありますね。
酸やタンニンもありますが、まろやかで、それが非常に美味しいですね。
これぞ、高級ワインという味わいです。「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称されるのもわかります。

●チンザノ ピノ シャルドネ(800円)
ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン)とシャルドネを使ったブランドブラン。
発酵はシャルマ方式ですが、十分に美味しい辛口スパークリングワインですね。

●チェラスオーロ ダブルッツォ(800円)
11月はイタリアワインフェアとのこと。
一般的なロゼよりも色合いが濃い印象ですね。
飲めば、フルーティーでスッキリした甘さもありますが、タンニンも感じられて、飲み応えもあるのが特徴ですね。
だいぶ赤ワイン寄りというか、激安の赤ワインよりもしっかりしています。
このタンニンは除梗しておらず、茎由来のタンニンなのかなぁと推察しています。

●トッレ・ディ・ベアーティ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ(800円)
ヒヨコの絵柄がかわいいですが、プルチーノがひよこの意味で、モンテプルチアーノとかけています。
イタリアワインというと、安いガブ飲みのイメージが私にはありますが、マスターが仕入れるものなので、まろやかで調和のとれた味わいのもので、コスパがいいですね。

■前菜3種類の盛合せ(1,500円)
好みの前菜3種を選んで盛合せにできます。
スパニッシュオムレツ、タラコと豆腐のディップ、パテ・ド・カンパーニュにしました。
タラコと豆腐のディップは、スパークリングワインに合わせるためのもので、タラコが主張し過ぎず、

■旬の柿と生ハム(800円)+ブラッターチーズ(+800円)
秋ということで、柿と生ハムを合わせていました。
スパークリングとの相性が抜群です。
ブラッターチーズを加えるとプラス800円ですが、チーズのコクが加わると、また、美味しくなりますね。

■オニオングラタンスープ(800円)
たっぷりの玉ねぎを使い、玉ねぎの甘さを感じられるスープでした。
寒い日には美味しいですね。

■ピアーヴェ6カ月・12カ月(各550円)
イタリアのチーズで、熟成期間の異なる2種が用意されていました。
強く主張してこないチーズなので、どんなワインにも合いますね。
もちろん、12カ月のほうがしっかりしています。

いいワインをグラス売りしてくれるところがいいですね。ありきたりなワインなら酒屋で買って自宅で飲めばいいので。
料理もなかなかいいものを作ってくれるようになって、お酒も料理も魅力的なお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●マルゴー デュ シャトーマルゴー2015・2017(各2,700円)
ワインを飲まない人でも知っているボルドーの銘醸『シャトーマルゴー』のサードブランドです。
基本的に酒屋には出回らないので飲食店でしか飲めないワインです。
それでも売っているお店をネットで見つけますが、1本20,000円程度です。1本から8杯取ったとしても1杯2,500円。飲食店では酒屋の2~3倍の値段で売るのが標準ですから1杯5,000円程度が適正価格です。
加えて、1杯100mlとのこと。限定7名の最後に滑り込めました。
これを手に入れることも難しいので、とてもお得であることは確かなのですが、加えて、2015年と2017年の垂直テイスティングができるというのが今回のウリです。
それだけでもおもしろいのですが、「ブラインドで当ててください」と言うのでやってみることにしました。
ボトルと共に写真を撮るためにグラスに口をつけずに当てようかと思ったのですが、香りはどちらも豊かで、色合いもお店の暖色系の照明もあって、区別がつきません。
どちらも、とても美味しく、口に含んだ瞬間のまろやかな酸味で、ブドウ品種が同じでも安いワインとの違いを感じられます。
その後に感じられる、重厚さこそ、ボルドーの魅力であり、マルゴーらしさでもあるでしょう。サードブランドでも十分に美味しいです。
垂直ですが、マスターは「ヒントを差し上げましょうか?」とおっしゃるのですが、当たり年などの情報が入ると、比較するだけのワインを飲んでいないと、逆に判断がブレると思い、タンニンに着目することに。
割と明確に違いが感じられました。重厚感はどちらもありますが、片方は、より、まろやかだったのでこれが古いほう(2015年)だと。
無事に当てられました。素人ができるのはここまでですね。ワインの基本的な知識と味覚の鋭敏さで当てましたが、プロはこれに加えて、飲んだワインを記憶するのだから、それは大変な仕事です。
余談ですが、2017年のほうが瓶の色合いが濃いですね。何か意図があるのか、気になるところです。

●ヴォーヌ ロマネ オー シャン ペルドリ2015(ボトル〇円)
本来ならば、マルゴー デュ シャトーマルゴーと同等ぐらいの価格で売るべきワインとのこと。
何があったのかは知りませんがピークアウトしてしまったため、特別にいただきました。それゆえに価格は伏せさせていただきます。
こちらも超有名な高級ワイン『ロマネコンティ』を手掛けるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティで修業した人が作ったドメーヌで、畑は特級畑ラ・ターシュと小道を挟んだ斜面上側という、肩書は立派なワインです。
ちなみにエノテカオンラインで2021年が15,620円で掲載されていますが、売り切れになっていますね。
香りは、熟成したピノノワールの香りがして、とても香しいですが、少し繊細でボリュームに欠きます。また、私は嫌いではありませんが、過熟した柿のような香りがありますね。
飲んでも同じで、過熟したフルーツのような風味が感じられます。
嫌な酸味は感じられないので、飲みやすく繊細な感じはあるのですが、本物のワイン好き、ピノノワール好きに飲ませると怒られる感じの味になっていますね。
食中酒として、鶏肉に合わせるともうちょっと美味しくいただけそうです。
ピノノワールのピークアウトを学ぶことができただけでも飲んだ価値があります。
マルゴーの古いほうと同い年なのですが、このような味になるというのが興味深いですね。


マルゴーの垂直は各1本限りなので私が飲んで終了ですが、いつも、何かしらのコンセプトを持って、興味深いワインを揃えていてくれるので、ワインが本当に好きなら、いつ訪問しても楽しめるでしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●パープル・レイン(1,500円)
赤でも白でもロゼでもオレンジでもない、パープルフインです。
おもしろいですが、ぶどう由来の色合いではなく、チョウマメの色素を使っているとのこと。
なので、元は白フインだそうです。
味わいも100%白ワインです。
味を求めて飲むというよりも、この色合いを楽しむためのワインでしょう。
紫色が好きな女性と一緒に飲むべきワインかと思います。

●レ・シャン・ド・テミ・ブーズロン・レ・コルセル(1,450円)
ぶどう品種は、アリゴテの亜種であるアリゴテ・グリとのこと。
初めてアリゴテ・グリをいただきました。
アリゴテほどの酸味は無く、土地由来なのか、軽いミネラル感がありつつもバランスのいい、美味しいワインです。
VVとは、フランス語で「古い樹」という意味です。
一般的にワインは古木のほうが美味しいと言われています。
古木を使っているため、味わいに尖りが無く、まろやかさがあるのがいいですね。

●オーディフレッド・ブルゴーニュ・アリゴテ・ヴィエイユ・ヴィーニュ(1,450円)
上記との対比でアリゴテをいただきました。
昔のアリゴテとは異なり、強い酸味は無いです。
これだけをいただくと、ちょっと酸が強めで、初夏にちょうどいいワインという味わいですが、アリゴテ・グリを飲んでしまうと酸が目立つ印象になりますね。
比べてみるとおもしろいものです。
ちなみにこっちもVVです。

●コーダ・ディ・ヴォルペ「ジャナーレ」(950円)
イタリアのカンパニア州の土着品種コーダ・ディ・ヴォルペを使ったワインとのこと。
わずかにグリーンがかった明るい黄色の色調、白い花の香りと果実味、ほんのりとミネラルを感じるバランスのいいワインです。

●シャトー・ローラン・ラ・ギャルド・トラディション(1,000円)
わかりやすく美味しい、メルロー主体のボルドーのワインですね。

●キャンティ・コッリ・セネージ・フェルシナ(850円)
サンジョヴェーゼ100%のしっかりとしたキャンティです。


パープルワインはおもしろく、VVのアリゴテは学びになりました。
いつも興味深いワインを揃えてくれているハイレベルなワインバーですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●ムルソー・レ・ナルヴォー(〇万円)
ムルソーと言えば、ブルゴーニュの中でも高級なワインですが、その中でも村名のムルソーです。
加えて、2005年というビンテージ。
コンディションもよく、飲み頃という味わいでした。
見た目も、ゴールドに輝く美しいもの。
香りはシャルドネなのですが熟成を経ていて、大きく変化しています。飲みこんだ後に鼻に抜ける香りは、ハチミツのようですね。甘いのではなく、コクのある濃厚な香りです。
バターのようなオイリーさもあります。経過した年月が生み出す味わいです。
酸味はあるのですが、尖りが無く非常にマイルドで、ムルソーのコクを引き立てる酸味です。
写真はありませんが、ACブルゴーニュのシャルドネと味比べもしています。こちらも美味しいシャルドネでしたが、若いシャルドネと比べると熟成したムルソーの味わいがよりよくわかりますね。
このムルソーは、秘蔵の1本をいただいたもの。特別なものなので価格も相応です。
こちらのお店では、お願いすれば全力で特別なワインも手配してくれますが、予算と市場全体の在庫次第です。
お願いしてもこれと同じものは手に入ることはありませんので、ご理解ください。

●"8000" ビアンコ デル シッラーロ(2,000円)
こちらは通常メニューですが、特別なものです。
マグナムボトルで日本全体の入荷数は40本というワインです。そのため、グラスで2,000円という価格です。
イタリアのオレンジワインですが、ジョージアのクヴェヴリによるワイン製法が8000年の歴史があるので、この名前とのこと。
もちろん、クヴェヴリで作っています。
完熟したフルーツの香り、しっかりしたボディにミネラル分もあり、アンフォラ(クヴェヴリ)由来なのか、独特な香りがするのが特徴です。

■エスカルゴ・ブルギニヨン(1,300円)
エスカルゴの定番であり、ブルゴーニュ風という名前のもの。
ムルソーに合わせて用意してくれたのでしょう。
パセリやニンニクなどの香りがありますが、ムルソーは負けませんでした。さすが、銘醸。


繰り返しになりますが、このようなワインがいつも在庫にあるわけではなく、市場価格も変動するため、こちらのお店に行っても、必ずしも、同じような条件で飲めるとは限りません。ご注意下さい。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●カンポス・デ・エストレリャス・ブリュット・ロゼ(950円)
ピノノワールで作ったカヴァで、華やかな香りとエレガントな味わいですが、何よりもこの色合いが春にピッタリです。
ソメイヨシノというよりも山桜という感じの色合いです。

●キアレット・ディ・バルドリーノ(750円)
辛口のロゼワインですが、こちらはエチケットに桜があしらわれています。
マスターの説明によると、この季節だけインポーターの社員が総出でシールを貼っているとのこと。ワイン業界も大変です。
こっちの色合いがソメイヨシノですね。

●シャトー・ド・ビロ(800円)
果実味があり、しっかりしている白ですが、辛口です。
ボルドーのシャトーだと、赤は美味しくても白が軽かったりすることもありますが、これはしっかりしていますね。

●ブーズロン・レ・コルセル(1,450円)
アリゴテ100%樹齢 50 年のブドウの木から手作業で収穫されたもので、熟成からくる複雑な味わいがシャルドネっぽさを感じさせてくれますね。

●ラヴィス・トラディション・カベルネ(800円)
カベルネのブレンドなのでボルドーに近いはずなのですが、キメ細かい酸とタンニンでむしろ、ブルゴーニュのような上品さがあります。

●ピノ・ノワール・レゼルヴ・バレル・セレクション・フィンカ・パタゴニア(950円)
チリのピノ・ノワールです。コストパフォーマンスがよく、若いワインですが成熟された凝縮感を感じさせてくれますね。

●ドン・キショット(1,300円)
古代品種のネグレットなるものとシラーのブレンドです。
酸味の抑えられたカベルネのような香りがして、アルコール度数は南フランスという感じに高めに造られています。
次に飲むことがあるかわからない品種ですが、覚えておきましょう。

●カパルツォ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(1,500円)
樽の味わいが出ていて、タンニンも滑らかな美味しい赤ワインです。
マグナムボトルのものが提供されていました。マグナムだと量が多いだけかと思っていましたが、熟成も緩やかに進むとのことで美味しさにも一役買っています。

■前菜3種類の盛合せ(1,500円)
好みの3種から選んで盛り合わせにできるものです。
三元豚のリエット、野菜たっぷりスパニッシュオムレツ、マヨネーズを使わないいぶりガッコ入りポテトサラダにしました。


■旬のカキのオイル漬け(900円)
白ワイン、ロゼワインと合わせるならこれですね。

■ゴルゴンゾーラチーズのパングラタン(1,150円)
なかなかしっかりしている赤ワインが多かったので、こちらをいただきました。
ゴルゴンゾーラが香るソースにパンがひたひたに浸かっていて、グラタン状になっています。

■自家製ボロネーゼ(1,300円)
麺はペンネとスパゲッティから選べます。
上記のゴルゴンゾーラよりは軽く、ペンネにすることで食事よりも肴になりますね。


今回もおもしろかったです。季節柄ロゼを多くしているのはわかりやすいですが、古代品種やマグナムはいい経験をさせていただきました。
ワインのおもしろさ、奥深さを感じられるのがこのお店の魅力ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

●アルザス ピノ・ブラン レ・テール・ド・グレ (1,100円)
アルザスにしては、しっかりとした印象のワインで飲みごたえがありますね。
アルザスはドイツのぶどう品種で線の細いワインを作っているというイメージがあります
が、そうでないことを教えてくれる味わいです。

●ヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネ(1,150円)
ニューワールドの美味しいシャルドネですが、芳醇な印象で、果実味だけでなく、バターやナッツのようなコクのある香りがありますね。

●ジェームス・ブライアント・ヒル ピノ・ノワール セントラルコースト(950円)
カリフォルニアで育てた美味しいピノノワールという感じで果実味のある魅力的味わいで美味しいですね。

●ドメーヌ・シャンソン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ(1,500円)
ブルゴーニュの本領発揮のピノノワールで、先ほどのものと比べると、ピノノワールの本当の姿はこれなのかと思わせてくれます。
上品でエレガントな味わいは、高級感がありますね。
それでもブルゴーニュとしては入門編な価格のものなので、まったく、ワインは奥が深いです。
カリフォルニアとブルゴーニュのピノノワールを対比させるようなグラスワインの銘柄選びがさすがです。
これは飲み比べることで価値が出ますね。

●プリモ ロッソ ヴェネト(800円)
最大公約数的な美味しさのある赤ワインですね。果実味、酸味、タンニンのバランスがよく、総じてちょっと強めです。

■前菜3種類の盛り合わせ(1,500円)
選べる前菜3種類の盛り合わせです。
生ハムとグリッシーニ、ピクルス添え、人気のマヨネーズを使わないいぶりがっこ入りポテトサラダ、自家製パテドカンパーニュにしました。


ピノ・ノワールを飲み比べで用意してあるところがおもしろかったですね。
そこそこワインを飲んでいる人でもカリフォルニアも単体を飲めば十分に美味しいと感じると思われますが、そこから、ブルゴーニュのピノ・ノワールを飲ませることでワインの奥深さが感じさせてくれますね。
単に美味しいワインを飲むならボトルで買えばいいですが、こういう1杯が経験となる飲ませ方をしてくれるのがプロの仕事でしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
以前に比べると、円安や物価高の影響でグラスの単価が上がっていますが、おもしろいものを用意してくれていますね。

いただいたのは、
●サントール アンフォラ スキン・コンタクト(1,050円)
ギリシャのオレンジワインで、しかも、アンフォラという、クセのありそうなものです。
果皮由来のタンニンと適度な酸のバランスがよく、上手にまとまった印象。

●シャトー オー・クルノー キュヴェ トラディション(800円)
ソーヴィニョン・ブランメインにミュスカデが入る、ボルドーらしい白ワインです。
完熟ブドウで造られていて、フレッシュ感のある柑橘系の香りを有する果実味溢れる味わいです。

●バッコ イン トスカーナ(900円)
イタリアらしく、サンジョヴェーゼ50%による酸味。シラー50%によるコクがあります。
ゆっくり飲むと、後からベリー系の豊かな香りが立ちますね。

●Gen5 カベルネ・ソーヴィニヨン(1,000円)
カリフォルニアらしいカベルネ・ソーヴィニヨン100%ですね。
豊かな香りと程よい酸味、なかなかの重厚感があり、バランスのいい味わいです。

●オドアルディ GB カラブリア・ロッソ(1,600円)
ボトルのデザインもオシャレなイタリアの赤です。
重厚でそれでいて、変な甘さの無い、美味しいワインですね。

■本日のおすすめチーズ(800円)
リストから選べます。
ミモレットとゴルゴンゾーラにしました。
赤ワイン主体で楽しんだのでちょうどよかったです。


一番面白かったのはギリシャのオレンジワイン。美味しかったのはオドアルディ GB カラブリア・ロッソですね。
やや、普通なものも混じっていましたが、どれも味は美味しく、興味深いものばかりですね。
おすすめのワインバーです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。

円安もあって、ワインの価格が上昇気味ですね。今はグラスよりも充実した在庫のボトルワインのほうがお得感があると思います。

いただいたのは、
●レクストラ・パー・ラングロワ クレマン・ド・ロワール(950円)
シャンパーニュにも負けないきめ細かな泡だちで、柑橘系の香りがして、見た目どおりのフレッシュ感のある美味しいスパークリングワインですね。

●ボスマン アッパー・ヘメル・アン・アールド ピノノワール(1,000円)
グラスに注いですぐは香りも味も閉じている印象ですが、少し温まると開いてきますね。
ニューワールドのピノノワールなので、銘醸のような滑らかさや品格は無いです。
豊かな果実味からはニューワールドらしさが、優しい酸からはピノノワールらしさを感じます。

●ケリノス ピノ・グリージョ(800円)
オレンジワインですが、そこまで濃くないのが特徴です。
ミネラル感や果実味に少しだけオレンジワインたる渋みが加わって、非常にいいバランスになっています。

●ジュス・ジュース シャトーラッソル(ボトル7,700円)
黒ワインとも評されるカオールで有名なフランス南西部シュッド・ウエストのワインです。
メルロー30%、マルベック30%、カベルネ・フラン30%、アブリュー&フェル・セルヴァドゥ10%です。
ステンレスタンクで発酵させた後、熟成はアンフォラを使うという珍しいワインです。
エチケットにもアンフォラが描かれています。
口当たりが軽いのですが、安物のがぶ飲みワインの軽さではなく、ブドウ品種由来の味わいや複雑さがありつつも、カオールにありがちな重さだけを取り除いてあります。
若いワインですが、アンフォラでの熟成に由来するのか、熟成した落ち着いた味わいがありますが、独特な酸味というか、果実由来でない酸の香りがしますね。
洗練されているのですが、どこか、どぶろくのような雰囲気ある、だいぶ珍しくも美味しいワインです。
珍しくも美味しいワインですが、ボトルで7,700円という価格はこのご時世では安いですね。

■青森小田桐牧場直送馬肉のカルパッチョ(1,650円)
赤身の馬肉にルッコラセルバチコを盛り、チーズを散らしてあります。
ピノノワールとベストマッチでした。


円安でワイン価格が上昇しているので、ワイン価格が上昇する前に仕入れた在庫のボトルワインがお得だと思います。
今回いただいた、ジュス・ジュース シャトーラッソルは珍しい味わいで美味しいですが、内容の割にお得感のある価格でした。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

いただいたのは、
●ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ クロ ド ラ ペリエール ルージュ(ボトル9,200円)
美味しいブルゴーニュの典型という味わいです。
100%除梗から生まれるタンニンは上品で華やかです。若いのに尖った印象は微塵も無く、シルキーでスッと入ってくるワインですね。
こういうワインが本当に美味しいワインだと感じさせてくれる味わいです。

●安心院 エクストラ ブリュット(1,400円)
大分のワインですが、名前のとおり非常に辛口に仕上げてあり、シャンパーニュにも負けないぐらいの味わいがあります。
円安で海外のワインが相対的に高くなりますから、こういう国産ワインを飲むといいですね。

●プティ シャブリ クリストフ・パトリス(900円)
実におもしろいワインで、シャブリの基本とも言える火打石の香りがしません。
言われなければこれがシャブリとはわかりませんね。こういう面白さを体験するのがこちらのお店の魅力です。

■イベリコ豚とルッコラのサラダ(1,000円)
熟成感のある、いい生ハムを使っていて美味しいサラダです。

■鶏ささみとナスのピックル(カレー風味)(750円)
スパイシーな料理ですが、スパイスの配合を調整してあり、適度に食欲がそそられますが、ワインと合わないような強さはありません。
ワインバー仕様のエスニック料理です。

■本日おすすめチーズ(650円)
3種類用意してあり、そこから2種選べます。
ブルゴーニュに合いそうなフランスの白カビの定番であるブリーとスペインのセミハードのマンチェゴにしました。


ブルゴーニュが美味しいのはプロの目利きで選んでいるから当然と言えば当然ですが、安心院のスパークリングのようなものを見つけてきて紹介してくれるのが魅力ですね。
味が好みで流通量も多いワインなら自宅で飲んだほうが安いですが、知名度が低いけど美味しいワインを見つけてきて楽しませてくれるのがワインバーの魅力でしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

いただいたのは、
●スマロッカ カヴァ ブリュット レゼルバ(750円)
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られるスペインのカヴァの中でも長い熟成期間を経て作られるワインです。
泡立ちもよく、辛口のシャープな味わいですが、あと味は奥深いですね。

●カステロ ネグロ ロゼ ヴィーニョ ヴェルデ(800円)
ヴィーニョ・ヴェルデというと、ポルトガルの微発泡ワインで「緑のワイン」と訳されて低アルコールでがぶ飲みできるもののイメージがあります。
しかし、実際は、ある一定の地域のものはヴィーニョ・ヴェルデとなるそうで、このロゼもヴィーニョ・ヴェルデとのこと。
見た目は華やかですが、飲んでみると黒ブドウ由来の力強さが残る飲み応えのあるワインですね。

●マルゴー デュ シャトーマルゴー(2,900円)
ワインを飲まない人でも知っている有名ワインのシャトーマルゴーのサードブランドです。
基本的に酒屋には出回らないので飲食店でしか飲めないワインです。
それでも売っているお店をネットで見つけますが、1本20,000円程度です。1本から8杯取ったとしても1杯2,500円。飲食店では酒屋の2~3倍の値段で売るのが標準ですから1杯5,000円程度が適正価格です。実質半額ですね。
もっとも、これを手に入れるのが困難なのでその希少性も加えると大変お得なワインです。
2015年のビンテージなので、本物のシャトーマルゴーだったら若いのでしょうが、サードであるのでメルローも多いようですね。プティ・ヴェルドも入っているそうで、口に入れた瞬間の尖りの無い酸も魅力ですが、中間から後半にかけてのタンニンの重厚さがいいですね。
美味しさが長持ちするのが銘醸の証でしょう。

●シャトーメルシャン 椀子メルロー(1,850円)
シャトーメルシャンの自社管理畑で育てられた日本最高級のメルローです。
メルロー単一ですが、タンニンが豊かですが、ソフトな酸味の後に甘さのあるシルキーなタンニンが心地よいです。

■前菜3種の盛り合わせ(1,100円)
お店の前菜から好みのものを3種選んで盛り合わせにしてもらえます。
三元豚の自家製リエットは、バゲットに盛られています。豚の味が強すぎず、軽いですね。赤ワイン用かと思いましたが、白でもいけそうです。
春キャベツとツナのカレー風味は、基本のマサラに粒マスタードが入っています。スパイシー過ぎず、こちらのワインの多くと合わせられるぐらいのちょうどいいスパイシーさがあります。
ピスタチオ入り自家製ソーセージのパテは、練り込まれたピスタチオの食感が楽しいパテですね。
リエットよりもこちらのほうが肉っぽさがありました。

■スパイシー!チリコンカン(850円)
春キャベツとツナのカレー風味と同様にスパイシーと言いつつもワインを邪魔しないぐらいの加減で作っていて、トマトや肉の旨みも感じられるものです。
ワインバーらしく、バゲットでいただきます。


マルゴー デュ シャトーマルゴーは大変お得なワインでした。「美味しい(高い)ワインは自宅で飲めばいい」と思っていましたが、必ずしもそうではなく、こういう、プロしか仕入れることができないワインを飲めるのもお店の魅力ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

コロナ禍における休業を経て再開しましたが、料理はちょっと少なめで軽いもの主体ですが、ワインのほうはいつもと変わらない充実度で営業しています。

いただいたのは、
●フリッツィ ポップ(ボトル5,700円)
流行のオレンジワインですが、炭酸入りという珍しいワインです。
スプマンテほどの高いガス圧ではなく、微炭酸とは言えないぐらいの炭酸ガスを感じます。2気圧程度とのことですので、コーラなどの清涼飲料水と同じぐらいですね。
シャープな味わいのシャンパーニュとは対極の位置にあるスパークリングワインで、フルーティーさもありますが、苦味も感じられてボリューム感があるところはオレンジワインらしさですね。
なかなか手に入るものではないので、こういうものが提供できるところがワインバーの魅力でしょう。

●ポール・シャンブラン ブリュット(700円)
シャンパーニュではなく、ヴァン・ムスーですが、ブルゴーニュのスパークリングワイン専門のメーカーが作るというだけあって、味はハイレベルです。
豊かな泡立ちで、見た目も口当たりもいいですね。グレープフルーツやレモンのような柑橘系の香りがし、フルーティーな味わいですが、バランスがよく仕上がっています。

●グルナッシュ ブラン ドメーヌ・ラ・フォン・ド・ロリヴィエ(800円)
果実味、酸味のバランスがよく、力強い味わいです。

●レ・ロッケ・マラテスティアーネ・シジスモンド・サンジョヴェーゼ(800円)
コストパフォーマンスの高いワインで、複雑さには欠きますが、ベリー系の香りだけでなく、軽い樽香もあり、程よい酸味で飲みやすく、美味しく仕上がっています。

●ランゲ・ネッビオーロ・マルケージ・ディ・グレージ(1,450円)
ネッビオーロ100%といえば、バローロやバルバレスコですが、樹齢の若い木やバルバレスコにならなかったブドウを使用しているとのこと。
そのため、ベリー系のふくよかな香りがし、しっかりと辛口、フルボディの高級ワインの味わいです。

■前菜3種の盛合せ(1,100円)
メニューの中から、3点を選んで盛り合わせにしてもらえます。
焼きナス風、秋茄子のマリネ バジル風味、パテ・ド・カンパーニュ、カキのオイル漬けを選択。
どれも美味しいですね。
特にカキは、まさに今が旬ですから、食べるべきでしょう。


久しぶりの訪問でしたが、今回も珍しいワイン、美味しいワインをいただけました。
単に美味しいワインを飲むだけなら自宅でもできますが、今回のように珍しいワインを用意してくれるのがお店で飲む魅力ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●シャトー・サント・リュス・ベルヴュー(ボトル8,300円)
ビンテージは2003年という、飲み頃なボルドーです。
デキャンタ―ジュしていただきましたが、澱は細かいものが少量ですね。
メルロー100%なので、ソフトな口当たりです。
色合いに少しばかりのオレンジ色が加わっており、熟成を感じます。
カベルネ・ソーヴィニョンが無いので酸がマイルドなのが特徴ですが、物足りなさは無く、余韻の長いタンニンが美味しいですね。

●グリーンソングス(価格失念)
ワインリストをメモし損じたので、価格がわかりません。
ニュージーランドで作られたピノグリ100%使用のオレンジワインです。
ビンテージは2020年なので、ヌーヴォーですね。
オレンジワインですが、前回いただいたものと比べると赤い色合いが強く、ロゼみたいな色合いです。
味わいも非常にフレッシュで、グレープフルーツのような果実の香りが特徴です。

●シャトー・オー・モンジャ(価格失念)
ソーヴィニヨン・グリという品種を使った珍しいボルドーの白です。
ソーヴィニョン・ブランよりも果実味が強く、そこにミネラル感が加わり、しっかりとした味わいの白ワインに仕上がっていますね。

■茹でたカリフラワーをバーニャカウダソースで(650円)
新メニューですね。
名前のままのメニューです。
軽い料理が多いお店なので、女子向けのバルのようにカラフルな野菜が並ぶことは無いですが、野菜をしっかり食べられて、ボリュームもそこそこで、ワインにもあうメニューです。


グラスではおもしろいワインを揃えていますが、ボトルでもらうと実力派のものが出てきますね。
グラスはイロイロ楽しめておもしろいですが、コストパフォーマンスのよい、美味しいワインをいただくならボトルでしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●シャトー ボーモン(1,150円)
ボルドーのオー・メドック、格付はクリュ・ブルジョワです。
ビンテージは2014年と飲み頃に入り始めた感じです。
味わいは、ボルドーの優等生という感じです。凝縮感あり、タンニンもありますが、酸味はさほどでもなく、重厚感のあるところでバランスが取れている印象です。
味わい、見た目の高級感、格付と価格を勘案するとコストパフォーマンスがいいですね。

●シャロック・カバ・ブルット・ナトゥーレ(750円)
こちらでちょいちょい見かけるスペインのスパークリングワインです。
お手頃価格で辛口で飲みやすい、コストパフォーマンスがいいワインですね。
1杯目はこれで始めるべきでしょう。
「ナトゥーレ」とは、「ナチュラル」の意味で、ドサージュ(補糖)をしていないことを意味します。
ビール感覚でサラッと飲んでいますが、実はノン・ドサージュはブドウの質が高くないとできないため、良質であることの証ですね。

●ドヴィチア・トレッビアーノ・マルケ(600円)
のどごしのいい、イタリアワインです。
昔のイタリアワインって、こういう味わいでしたが、こちらのお店ではおもしろいイタリアワインを揃えることが多いので、こういう古典的な味のワインは珍しいですね。

●ミューレ・アッサンブラージュ・アルザス(700円)
アルザスですが、リースリングやシルヴァネールなどの定番どころの単一品種ではなく、アッサンブラージュしている珍しいものです。
ピノ・ブラン50%、リースリング25%、ピノ・グリ25%とのこと。
アルザスらしい線の細さはありますが、柑橘や白い花の香り、ミネラルっぽさも感じます。スッと入る上品でバランスのいいワインに仕上がっていますね。

■こんがり焼いた地鶏モモ肉をペコリーノをまぶしてどうぞ(750円)
新メニューですね。
骨付きのモモ肉をイメージしていたのですが、食べやすいサイズにカットしオーブンで焼いたものにペコリーノ・ロマーノをまぶしてあります。ペコリーノチーズにクセがあるので、これと赤ワインを合わせるのがたまりませんね。

■豚タンと豚足のテリーヌ(750円)
こちらも新メニューです。
豚タンと豚足をゼラチンで固めたテリーヌです。味は意外にクセは無く、食感はプルッとしたコラーゲンが楽しめますね。
添えてあるミョウガのピクルスも美味しいです。


新型コロナウイルスの第三波が来ていますが、お店は小規模であるため、もともとお客さんの数が少なく、ほとんどが常連さんなので、「多数」であっても「不特定」ではないところが安心です。それに加えて、入店を制限しているので密にもならないところもいいでしょう。
安心して美味しいお酒が飲めるありがたいお店です。
電話で席の予約をしてから訪問するのが望ましいですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●ビアンコ パランカ ラ・モンティーナ(1,050円)
ノンビンテージのグラスでこの価格ですから、なかなか攻めた姿勢で作られたワインですね。
シャルドネ100%とのことですが、そのうち少しだけを木樽で熟成しているとのことで、樽の風味があと味に軽く香り、非常にいい個性となっています。
伝統にとらわれずに美味しいワインを作るイタリアの典型のようなワインですね。

●デシベル ヴィオニエ(950円)
前回も飲んだニュージーランドの作り手のものです。
ヴィオニエ由来の繊細な白ワインですが、頼りなさは無く、ミネラルを感じる後味が感じられますね。

●アンドリュー・ピース リパッソ・シラーズ(800円)
「リパッソ」とは、イタリア伝統の製法で、一度発酵されたところに干したブドウを加えて二次発酵を行い、濃厚に仕上げる製法のこと。
こちらは、オーストラリアのワインですがその製法を用いて作られています。
ブラックチェリーを思わせる果実味が溢れる豊満なワインです。
リパッソ自体が、アマローネの味わいをローコストに表現するための製法です。それがオーストラリアで造られることでリパッソが更に安く飲めるというのが魅力ですね。

●シャトー・デ・アントナン クーヴァン・デ・ポンドラ(700円)
カベルネ・ソーヴィニョン主体で典型的ボルドーワインという感じです。
カベルネ由来の酸がバランスよく調和していて、若いですが美味しく飲めるボルドーの優等生でしょう。


今回のワインも「よくもおもしろいワインを見つけてくるものだ」と感心してしまう珍しいものがあり、大変興味深かったです。これぞ、プロの目利きですね。
珍しくも美味しいワインで酔うというのは実に贅沢なことです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●鳥居平今村 菱山甲州ヌーヴォー(850円)
11月3日解禁の日本のヌーヴォーです。
甲州種100%ですが、落ち着いた果実味で、日本のワインとは思えないミネラルを感じます。
酸はしっかりとあるのですが、シャブリのようなシャープな感じではありません。
ワインなのですが、既存のワインっぽさが無く、日本酒に近い印象です。

●ロザート・フリュッツァンテ(650円)
イタリアのロゼ、微発泡ワインです。
強い個性は無いのですが、すべてにおいてバランスが良く、甘過ぎず、酸が強いわけでもなく、強いフレッシュ感があるわけでもないのですが、物足りなくもないという絶妙なワインです。
微発泡の軽い炭酸も、スプマンテほどの清涼感ではないものの、適度にスッキリという、デイリーワインに最高の味わいでしょう。

●デシベル ギュンター バイ・ダニエル・ブレナン マルベック・ヌーヴォー (950円)
ニュージーランドのヌーヴォー、しかもブドウ品種はマルベックです。
日本ではほぼ流通しておらず、主にアメリカ向けに出荷しているとのこと。
ヌーヴォーとは思えない美しい赤ワインの色合いで、濃い紫色をしています。
スミレの花、ブラックベリー、ブルーベリーの香りがありますが、軽くスパイスのニュアンスもありますね。
ボリュームがあるのですが、熟成したワインのようなしなやかな酸味もあり、味わいもヌーヴォーらしからぬ味ですね。

●デシベル ギュンター バイ・ダニエル・ブレナン ピノ・グリ(950円)
上記と同じ作り手のピノ・グリです。こちらはヌーヴォーではありません。
堂々たるゴールドの色合いで美しいですね。
濃厚な洋梨と桃の香りがします。味わいは、重厚感はあるもののフレッシュな美味しい白ワインという感じですね。

●ピノ ネロ リゼルヴァ サンダニエール コルテレンツィオ(1,500円→1,150円)
おすすめで少しディスカウントしていました。
イタリアで造るピノ・ノワールということで、ブルゴーニュとは異なる感じですが、豊かな香りと上品な飲み口の美味しいワインですね。


コロナ禍ということで、お店もお客さんの集中を避けるためにボージョレ・ヌーヴォーを入れず、その代わりに世界のヌーヴォーを入荷次第提供していました。
ボージョレ以外では、イタリアの新酒の『ノヴェッロ』ぐらいしか口にしたことが無かったですが、日本やニュージーランドの新酒が楽しめたのは大きな収穫ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●プランス・デュ・コステ ブラン・ド・ブラン ブリュット(800円)
シャンパーニュではなく、ヴァン・ムスーですが、見た目も味わいもシャンパーニュっぽく、高級感があっていいですね。

●アランサット(750円)
今、流行のオレンジワインです。
オレンジワインは、赤・白・ロゼに続く第4のワインとして注目を集めています。昔からジョージア(グルジア)では作られていたとのことですが、近年は色んな国のものが出ています。
白ワイン用の品種を使い、皮や種も一緒に発酵させることで色素が出てオレンジ色になります。
こちらは、イタリアはフリウリのものです。
アプリコットのような香りがあって、白ワインとは違う華やかなアロマが特徴的ですね。
それでいて、フルーティーで、苦味や渋みはありません。
しっかりとした味わいと飲みやすさが両立しています。
実はオレンジワイン初体験でしたが、流行るのも納得です。

●シャトー・ラ クロワ ブーエイ(800円)
見た目からして、非常にわかりやすい、ボルドーの美味しい赤ワインです。
ビンテージも2006年と、飲み頃にちょうどいいですね。
熟成に加え、メルロー主体であるのもあって、優雅で優しい味わいのボルドーです。
こういう、コストパフォーマンスのいい、ボルドーこそ、私はワインの王道だと思います。

●シャトー・ピネレ ロタンティーク(1,300円)
ブドウ品種はマルベック100%です。
カオールのワインは、黒ワインとも言われるぐらいの濃さがあります。
マルベックというブドウ品種の性質で、これだけ濃いにも関わらず、酸味がマイルドで赤ワインの香り、シルキーな舌触り、タンニンを味わうことができますね。
アルコール度数は高く、酔わせてくれるのも特徴でしょう。

■旬のカキのオイル漬け、レモンを絞ってサッパリと(750円)
季節ものなので、食べたくなりますね。
オイルに漬けることでぷっくりとして、炒めたものよりも食感も良くなっていると思います。
魚介なので基本は白ワインですが、加熱してあるので生臭さは軽減され、軽めの赤でも大丈夫です。

■火傷に気をつけてね、ネギージョ(700円)
ネギをメインとしたアヒージョです。ニンニク、唐辛子、ベーコンが入っています。
他の素材から出た風味と旨みがついたネギはネギ自体の甘さもあってなかなかの美味しさです。


話には聞いていましたが、オレンジワインは飲んでみると人気が出るのも納得です。こちらでいただかなかったら、自分では買わなかったかもしれません。新しいワインとの出会いがあるのもワインバーのいいところですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●ヴァルポリッチェラ リパッソ スペリオーレ サン・カッシャーノ 2014(1,700円)
こちらのお店で、グラスでこの価格なのですから、確かな実力なのは間違いなしです。
このビンテージは、もう、市中には出回っていないとのことで、希少なものです。
イタリアワインの定番の銘柄ですが、ステンレスタンク6ヵ月+オーク樽6ヵ月で熟成しており、がぶ飲みではなく、深みのある味わいです。
「リパッソ」とはヴェネトの伝統的な醸造方法で、一度アルコール発酵させたワインにアマローネの搾りかすを加えて、再発酵させるというもの。アマローネほど高価でないものの、それに近いニュアンスを味わえます。
ヴァルポリッチェラ特有のフルーティな香りがしますが、重厚感があります。アメリカンチェリーやプルーンのような香りですね。
フルボディですが、重すぎず、滑らかな印象なのが特徴で、余韻も長く続きます。
若いのですが、重厚な感じに整っていて、それでいて、フルーティーでもある。面白いワインですね。

●シャロック・カバ・ブルット・ナトゥーレ(750円)
こちらでちょいちょい見かけるスペインのスパークリングワインです。
お手頃価格で辛口で飲みやすい、コストパフォーマンスがいいワインですね。
1杯目はこれで始めるべきでしょう。

■バッカス風モツ煮込み(700円)
普段はトリッパがありますが、この日は、ガツの煮込みでした。
味付けもトマトではなく、塩ベースで味付けはあっさりですが、モツの食感が味わえ、美味しいです。

■熱々のパングラタン、ゴルゴンゾーラソースで(850円)
お店の定番メニューです。
赤ワインと合わせるならこれでしょう。チーズ好きにはたまらない味わいです。


今回もなかなかおもしろいワインをいただけました。グラス1杯の値が張るにも理由があり、こちらのお店の理由なら、むしろお買い得ですね。
イタリアはヴェネト州の伝統的かつ、貴重な味わいを楽しんでこの価格ならリーズナブルでしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●バローロ フランコ・フィオリーナ(ボトル〇万円)
流通量の少ない古酒なので、それが用意できるだけで素晴らしいことで、更にそれが極端に高くないというのはものすごく特別なことです。
このようなワインがいつも在庫にあるわけではなく、お願いして取り寄せていただきました。
市場価格も変動するため、価格も安定しているものではありません。
そのため、このレビューを読んで同様のワインが同程度の価格で飲めると勘違いされると困るので価格は伏せさせていただきます。
1967年産というオールドビンテージです。53歳になるワインです。
ボトルの底のオリの溜まり具合は今までに見たことがないですね。
さすがにコルクは抜栓時に割れてしまいます。
色合いは、イメージよりも赤いですが、ロゼのようです。古いワインは茶色みがかると言いますが、若いバローロのような濃い赤ではありませんが、透き通った赤色をしています。
香りは決して衰えておらず、アルコールに乗って、赤ワインの香りを緩やかに感じます。しかし、この香りは、ベリー系などではなく、シェリー酒で感じるような香りですね。何とも他に表現しがたい香りなのですが、熟成した黒酢から酢酸由来の刺激を抜いたような、アミノ酸由来の熟成香という感じです。
味わいのほうは、渋みは完全になくなっていて、白ワインに近い優しい酸ですね。
美味しいのは、もっと若いワインです。しかし、オールドビンテージを楽しむというのは、作り手が長期熟成に耐えうるワインを作り、それをセラーで管理し続ける人がいてこそ味わえるものです。
この体験できるのは特別ですね。

●シャトー・スデュイロー(ボトル〇万円)
フランスはソーテルヌの貴腐ワインです。
ソーテルヌには特1級の格付けでディケムがあります。こちらは1級格付けの10シャトーのうちのひとつですが、一般人が飲める中では最上級のソーテルヌですね。
ビンテージは1999年で、ちょうど熟成したところの飲み頃のものです。
色合いは、見事なゴールドです。このゴージャスな色合いこそ、1級の証ですね。
香りは、完熟した黄桃やアプリコットという感じで、香りからも甘く美味しいことが伝わってきます。
味は、しっかりと甘いのですが、くどくありません。スッと入ってきますね。
ソーテルヌの王道という味わいです。
ワインのダイヤモンドと呼ばれる酒石酸の結晶が出ていました。
黄金色のワインが注がれたグラスの底で輝く結晶は、ワインを美しくしてくれ、飲むものを豊かな心にしてくれますね。
ちなみに沈んでいて口には入らず、食べても味らしい味はしません。


安くて美味しいワインもありますが、熟成に耐えうる銘醸のワインは、やはり、美味しいですね。
おいそれと飲めるものではないですが、酒飲みであるなら、人生で一度ぐらいはこういうワインを飲んでみるものだなと思いました。

繰り返しになりますが、このようなワインがいつも在庫にあるわけではなく、市場価格も変動するため、こちらのお店に行っても、必ずしも、同じような条件で飲めるとは限りません。ご注意下さい。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●カバ プリメール・ロゼ エクストラ・ドライ(750円)
スペインのスパークリングワインです。しかもロゼ。
スペインの土着品種で、主にロゼに使われる『トレパット』を使っています。
フレッシュな香りが特徴的ですが、単に若いだけでなく、シャンパーニュを意識した感じのエレガントさがありますね。

●ホーム・クリーク マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン(600円)
ニューワールドでも珍しいニュージーランドものです。「さすが、南半球」というボリューム感で、香りの立ち方が私の知るソーヴィニヨン・ブランの中で一番強いですね。ここまで香るワインは珍しいでしょう。
味わいも非常にしっかりしており、果実味もさることながら、ミネラルも強いです。品種の力を最大限に発揮したワインですね。

●ベティッグ ロス・パリエンテス ヴィーノ・デ・ヴィニエド ピノ・ノワール(ボトル5,100円)
チリのピノ・ノワールです。
2019年と若いビンテージですが、若いピノ・ノワールから感じられる尖った酸が無く、果実味のあるふくよかな、香り高いピノ・ノワールです。熟成を経てどのような味になるのか私には想像ができませんが、少なくとも若いピノ・ノワールとして飲むのであれば、フランスやカリフォルニアの銘醸にも負けない味わいです。
時間経過とともに香りも花開くので、ゆっくりと楽しめるお酒ですね。グラスよりもボトルで飲んで変化を味わうべきワインでしょう。

■北海道産スノーホワイトチェリバレー合鴨 骨付きモモ肉のコンフィ(1,500円)
こちらのお店の料理としては、お値段が張るほうですが、その価格に応じたボリュームがありますね。加熱により縮まっているところを考慮すると立派なサイズの鴨肉を使っているのがわかります。
チェリバレー種は、日本で一番流通している鴨(合鴨・アヒル)肉ですが、中華料理店が作る北京ダックでは、ブラジル・カナダ・ハンガリー産を使っています。一般的に国産となるとお値段も張るので、いいお店でないと使っていません。
レストランで食べれば、1皿2,500円ぐらいにはなるものでしょう。
じっくりと調理されたコンフィは、鴨肉の旨みが閉じ込められていますね。皮下脂肪層が適度に残っており、肉だけでなく脂の旨みもあります。鶏肉と違い、この脂の量が適量なのがいいですね。
マッシュルームのサラダも添えてあり、ちゃんとメイン料理として成立しています。


ニューワールドのおもしろいワインを中心に楽しませてもらいました。国際品種を使っていても、本場フランスで作ったときとはまったく異なる味に仕上がるものもあり、フランスと肩を並べる味わいになるものもあり、ニューワールドも作り手ごとに個性があって非常におもしろいですね。
コンフィも美味しかったですし、大満足です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。


いただいたのは、
●イナシオ・ウルソラ チャコリ ヴィーノ・ブランコ(ボトル5,100円)
スペインバスク地方の微発泡ワインです。
DOチャコリ・デ・ゲタリアで、ブドウ品種はオンダラビ・スリ100%とのこと。
柑橘系のフレッシュな香りと適度な酸があるワインで、口に含むとわずかに発泡性を感じます。
この炭酸の刺激が酸の刺激なのか、炭酸なのか、わからないぐらいの軽いもので、そのあたりが飲みやすさの理由ですね。
薄くなく、軽すぎず、飲み口がいい白ワイン、それがスペインのチャコリです。

●カノーソ・フォンテ・ソアーヴェ・クラッシコ(ボトル5,400円)
ソアーヴェワイン保護協会が主催する販促イベントの『Soave By The Glassキャンペーン2020』にワインバーバッカスもエントリーしており、こちらのソアーヴェが楽しめます。
本来は、グラスで楽しむものですが、お店の売り上げに貢献しようとボトルで注文です。
イタリアワインというと、ガブ飲みのイメージが強く、その象徴とも言える銘柄がソアーヴェですが、このワインはその概念を覆すものです。
カノーソ社は創業1876年という老舗。火山性土壌由来のミネラルを感じるワインになっており、ミネラルの強い、食事と共にゆっくり味わうワインですね。
これがDOCなのですから驚きです。

●オーガニッコ・ロッソ・ラムーラ・ナチューラ・シチリア(600円)
イタリアのシチリア島のオーガニックワインです。
芳醇な果実味と優しい酸味のバランスがいいですね。

●カルロ5世・ロッソ デル インペラトーレ・ヴェネト・コッリ ヴィチェンツィーニ(850円)
イタリアのヴェネト州のIGTです。
スペイン国王となるカルロ5世がローマ教皇クレメンテ7世に謁見する際、途中に立ち寄ったモンテッキオ マッジョーレでの素晴らしい晩餐に感動した逸話をあやかって名付けられたワインです。
国際品種のメルロー、カベルネ・ソーヴィニョンを陰干しして作られており、重厚感やコクが違いますね。

■フルールトマト、ルッコラ、生ハムサラダ(800円)
新メニューです。ルッコラセルバチコのいい香りがするところに生ハム、トマトを合わせたサラダです。

■海老と夏野菜のゼリー寄せ(750円)
海老、トマト、枝豆をゼリー寄せにしてあります。ソースの出来がなかなかよく、海老の出汁を使っていますね。濃厚です。
ワインバーですが、凝った料理を提供しており素晴らしいと思います。

■マヨネーズを使わないポテトサラダ(500円)
マヨネーズを使わない代わりに『いぶりがっこ』を刻んで入れてあり、これから軽いスモークした香りが出ています。赤ワインに合いますね。


チャコリは、よほどのスペイン好きが自宅で楽しむか、相応のレベルのスペイン料理店でしか味わえないワインかと思います。そういうワインをそのワインが美味しいと思える時期に用意しておくのがワインバーの腕の見せ所ですね。夏にこのワインを勧めてくる点に脱帽です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●シャロック・カバ・ブルット・ナトゥーレ(750円)
辛口だけどシャープ過ぎず、泡立ちがよくて口あたりもいいスペインのスパークリングワインです。
お手頃価格ですが、エチケットにバラが描かれていて、華やかな印象もありますね。

●ピノグリージョ・トッレゼッラ(600円)
豊かな果実味がたまらないイタリアの白です。
果実味はありますが、辛口に仕上げてあるので、飲みやすいですね。

●アンジョス・デ・ポルトガル・ヴィーニョ・ヴェルデ・ロゼ(ボトル3,100円)
見た目からして女性の絶対に好きなワインです。
ポルトガルの微発泡のワインであるヴィーニョヴェルデのロゼ版ですね。
やや甘く、フルーティーで、やや軽いですが、暑いときは文句無しでこういうワインが美味しいです。特に真夏よりも気温が上がってきているものの、身体が暑さに慣れていないときに美味しいです。

●セッコ・パールヴァイン(ボトル5,100円)
先日いただいた、ヴァインライヒ・ヴァイスの微発泡版です。
こちらの作り手のワインがドイツでありながら、香り豊かなので、その方向性を踏襲した発泡ですね。
豊かな果実味をベースにしつつ、ミネラルを感じ、酸はソフトで口あたりいいワインです。

●シャトー・フルカ・デュプレ(ボトル7,200円→5,100円)
ボルドーのメドックのもので、ビンテージは2011年。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン44%、メルロー44%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%とのこと。
タンニンがしっかりしており、力強い印象のワインです。
カベルネとメルローが半々なので、カベルネ由来の酸味が出過ぎず、かと言って、メルローで優しくなり過ぎないところのいいバランスですね。
もっと熟成しても美味しく飲めそうなワインですが、今飲んでも、レーズンやプラムのようなドライフルーツのような香りがして、十分に熟成感を楽しめます。あと、10年経過すると価格も相応に上がると思うので、予算と味のバランスを重視すると今が飲み頃でしょう。


暑かったので、発泡や微発泡を飲み過ぎてしまいました。人間の味覚は、季節に応じて変化します。暑い時期は、口あたりのいい、爽やかなものが美味しいですね。お店のラインナップも季節に応じて変えており、いつ利用しても美味しいお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●カステッロ モナチ チャラ シャルドネ サレント(600円)
シャブリとは異なる方向性のシャルドネですが、ニューワールドっぽい造りでもなく、辛口ですが、シャープ過ぎず、程よい果実味と酸のバランスが取れたワインです。

●ヴァインライヒ・ヴァイス(800円)
繊細であることが多いドイツワインですが、香りの豊かさが違います。前述のイタリアを超える香りのボリューム感に驚かされますね。
味わいは、ドイツワインの正統派という感じで、白い花の香りがあり、ミネラルを楽しみつつも、酸は落ち着きがありますね。

●シャトー ムーラン ド サルプ(ボトル4,800円)
メルロー70%、カベルネフラン20%、カベルネソーヴィニョン10%とのことですが、香りにカベルネソーヴィニヨンの存在感が強いですね。これで10%なのかと思ってしまうぐらいです。
しかし、味わってみると、メルロー主体の柔らかさが強く、実によくバランスが取れている印象です。
2007年のワインなので、10年を超える熟成を経て、適度な貫禄を持っていますが、酸やタンニンが主張しないのがいいですね。
サン・テミリオンの特徴がよく出ている感じで優しくて上品なボルドーです。

■ヤングコーンのロースト、バターとパルミジャーノ(650円)
生のヤングコーンを焼いたもので、皮は食べられませんがヒゲは食べられます。
完熟でないヤングコーンは、その食感と適度な甘さが魅力です。味わい的にはやや足りないところをチーズで補っていますね。溶けたバターが余るのですが、これをヒゲに絡めて食べると新しい麺料理みたいな感じがします。実に面白く、美味しい料理です。

■入梅イワシを香草入りトマトソースで(700円)
想像どおりの味、見た目どおりの美味しさですが、鰯を丁寧に捌いてこの状態で提供する手間を考えると非常に安い料理です。トマトソースを使っているため赤ワインでもいいですが、脂が強すぎないので白でもいいですね。


ワインがいいのはいつものことですが、旬の食材を使った美味しい料理がいただけました。
ご主人はワインの専門家であって、料理の専門家ではないですが、店主となると両方ができないといけないので、この数年で確実に腕が上がりましたね。
美味しい料理とワインが楽しめるお店になりました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめます。

いただいたのは、
●シャトー・レ・グランド・ヴェルサン(ボトル6,300円)
ボルドーのサン・テミリオン、ビンテージは2007年のものです。
デキャンタ―ジュしたもらうと、メルロー由来の優しい香りが広がりますね。
比較的しっかりとした重さがあるのですが、熟成を経て飲みやすく仕上がっています。
サン・テミリオンのワインなので酸がマイルドなので女性にも飲みやすいでしょう。
エチケットは家の紋章のようですが、いかにもヨーロッパっぽい絵柄なので、ゴージャスな印象です。
デートでボトルでいただきたいワインです。

●シャトー・ガレ・ベルヴュ(1,250円→900円)
やっと、22時までお店が営業できるようになり、特別価格で提供されていました。
重いワインが多いメドックにありながら、メルローが一番多いセパージュなので、エレガントな飲み口です。
2012年というビンテージは味に丸みが出ていて、いい飲み頃ですね。
それでいて、タンニンも感じるのでボルドーにおける味わいの中央値という感じの味ですね。

●マッツェイ・ベルグァルド・セッラータ(1,000円→700円)
イタリアのトスカーナIGTです。
エチケットもレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた多面体がモチーフというイタリアっぽいワインですね。
イタリア定番のサンジョヴェーゼに同じく土着品種のアリカンテ・ネーロをブレンドしており、果実味、軽い樽香、バランスのいいワインですね。

●ドゥーカ・ディ・サラパルータ・ブリュット(750円)
イタリアのシチリア島の辛口スプマンテです。
シャルマー方式で造られているため、キリリとした辛口に仕上がっていますが、シャンパーニュほどのシャープさではなく、フレッシュな果実の香りもあり、ちょっと複雑な味わいがいいですね。

●ソラール・ド・シエラデ アルヴァリーニョ・トラジャドゥーラ(750円)
ポルトガルの白ワインで、ヴィーニョヴェルデの高級版という感じの味わいです。
スッキリとしているものの、水っぽくなく、果実味があります。軽い甘さもありますが、酸味もそこそこあるので甘ったるくならないのがいいですね。

●ドメーヌ・ペイリエール・レゼルヴ・ヴィオニエ(600円)
ヴィオニエ100%で造られており、豊かな果実の香りとまろやかな酸が楽しめ、飲みやすいワインです。
低価格で白のグラスワインとなると、シャルドネかソーヴィニョン・ブランが多くなりますが、ヴィオニエを出してくれるのがこのお店のいいところです。


緊急事態宣言解除に伴い、やっと、外でお酒が飲めるようになりました。お店もそのあたりをくみとってくれていて、ちょっといいワインを少しばかりお安く提供してくれていますね。
酒飲みの気持ちをわかってくれる素敵なお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●シャトー ド フラン レ スリジェ―ル2016(1,100円)
この日は、垂直テイスティングができるようにグラスワインの用意がありました。
メルロー90%カベルネ・ソーヴィニョン10%、新樽60%1年樽40%で12~14ヶ月間熟成という条件は全く同じで、年だけが違うというものの飲み比べです。
銘柄は同じでも、多くの作り手は好みの味を出すためにセパージュの比率を変えたり、樽を変えたり微調整をしています。そういうことのない、純粋に年の違いを比べることのできる貴重な機会です。
若いほうのこちらは、
ベリー系の香りの奥にチョコレートのような香りもします。メルロー主体ですがボリューム感があり、果実味、酸味、タンニンのバランスがいいワインですね。
若くても十分に美味しいワインです。

●シャトー ド フラン レ スリジェ―ル2007(1,250円)
若くてもバランスよく美味しいワインでしたが、熟成を経るとエレガントな印象になり、こちらが本当の実力なのかと驚かされます。
セパージュが同じなので、確かに味わいの骨格は同じですが、余計なものが無くなり、優しいメルローがより、優しくなった印象です。

■茹でた落花生と湯葉の中華風和え物(550円)
茹でた落花生は、軽い歯ごたえがあり、適度な水分があって、ワインを飲むときの軽いおつまみにいいですね。

■三元豚のミラノ風カツレツ、胡麻の香りを添えて(1,200円)
ワインバーですが、しっかりとした料理もあり、サクッと揚がったカツレツをルッコラと一緒に食べるとルッコラの風味が心地よいですね。


垂直テイスティングだけでもいい経験ですが、造りまで同じものを用意するとはさすがです。
ワインが満喫できる名店ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

●ゾーニン クラシチ メルロー フリウリ(600円)

●プイィ=ロシェ モノポール “クロ デ ロック NO.2”(1,500円)
終売商品で現品限りだそうです。シャルドネ100%ですが、柑橘系や花のような香りが豊かで、シャープな印象のシャルドネとは一線を画す味わいです。

●オチョ イ メディオ マルベック(700円)
スペインのマルベックです。
タンニンが軽く、酸味もソフト、フルーティーで優しい味わいですが、果実味のボリューム感があり、弱くもありません。赤ワイン初心者に嬉しい味わいです。

●アント 高山村 シャルドネ アンオーク(900円)
長野で国際品種のシャルドネを使って造ったワインです。
シャルドネらしいしっかりとした酸がありつつもフレッシュな果実も感じられるバランスの取れたワインです。

■新じゃがと空豆のスフォルマート(650円)
新メニューです。
ジャガイモとマッシュしたそら豆を使ったグラタンのような料理です。
ほんのりチーズ風味でワインとの相性がいいですね。


この日のワインの品揃えは優しい味の赤ワインが多かったです。酸とタンニンがしっかりしている赤ワインの王道の味もいいですが、こういう優しい味わいもいいですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ムルソーA.C 1998(1,300円)
シャルドネというと、南米やオーストラリアの作り手が安く美味しい白フインを作つている国際品種のぶどうですが、そういうワインとは色合いからして、全く違う仕上がりになつています。
「これぞ、ゴールド」という色合いをしており、見た目からも熟成がわかりますね。
香りは、洋ナシや青りんごのような果物の香りがします。フレッシュではないのですが、落ち着いた印象の果実の香りがしますね。味わいも、まろやかで複雑な味わいの実に美味しいワインです。
単体で十分に味わえますね。

●オーセイ デュレス レ クラ2001(1,500円)
同じくシャルドネを使ったワインです。見た目がゴールドに輝き美しいのはあまり差がありません。しかし、香りや味は、同じぶどう品種、熟成年数も3年違いですが、こちらは香りも味わいも異なり、シェリーのようなドライな印象の香りと飲み口になっていますね。
シャルドネが熟成した結果としては、こちらのほうがイメージしやすいシャープさがありますね。

●シャトー ムーラン ド ペロナン(ボトル3,900円)
赤メルローが比較的多くてマイルドなれど、カベルネ・ソーヴィニョンもそこそこ入っているので、力強さもあります。
ソフトなメルロー派の人も、ハードなカベルネ派の人も満足できる「ボルドーの赤が好き」という人なら、誰でも納得してくれそうなワインです。ボルドーの味わいの象徴のような味わいですね。
2010年というビンテージもよく、程よく尖りが取れているものの、香りも失っていない、飲み頃でした。


熟成したシャルドネを味比べできるというグラスワインのメニュー構成はさすがですね。こういうおもしろい企画をしてくれるので常連さんが多いのだと思います。ワインを味わいつつ学びたいならこちらのお店がおすすめです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+400円)
8時までのお得なセットで、600円までのグラス1杯とおつまみセットです。ワインは好みのものを選ぶと差額がかかります。
選んだワインは、グラハム ベック ブリュット(1,000円相当)です。ちょっといいワインを選んだので差額がかかっています。
・グラハム ベック ブリュット(1,000円相当)
オバマ大統領やマンデラ大統領が就任時に飲んだというスパークリングワインです。
見た目もシャンパーニュみたいですが、味のほうもまさにシャンパーニュです。そんなに高くないので、ちょっとしたパーティーのときに適したお酒ですね。

●ヴェルメンティーノ ディ サルディーニャ(550円)
ソーヴィニヨンブランなどと比べると、レモンイエローという感じの色合いで、黄色みが強いですね。輝かしくて、地中海の日差しをイメージさせます。
見た目に反して、スッキリとした味わいの辛口で、柑橘系の軽やかな酸味があり、口当たりがよくて飲みやすいですね。

●ラスカリオン 33 1/3 RPM(750円)
南アフリカのワインです。何とも特徴的な名前とエチケットですが、これは、レコードの回転数らしいです。複数のブドウ品種をブレンドして作られており、梨、桃、パイナップルなどを感じさせる香りで、フレッシュな酸が特徴の辛口です。
見た目がおもしろく、味もちょっと個性的で飲みやすいお酒ですね。

●ドメーヌ ド ラ モット ピノノワール(600円)
繊細なピノノワールの若飲みワインで、フルーティーで酸味が非常に弱いのが特徴です。ワイン初心者が赤ワインを試すときにちょうどいいという感じのソフトな味わいが魅力ですね。

●レ・ピアーネ ラ マジョリーナ(750円)
850円から100円値下げされていました。
ブドウの枝を『マジョリーナ仕立て』という特殊な剪定をして作るワインとのこと。
北イタリアの赤ワインの定番という感じで、バローロやバルバレスコみたいな味わいです。


南アフリカのワインの実力を感じられました。特にグラハム ベック ブリュットは、ほぼシャンパーニュです。いいことを学ばせていただけました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

この日は2軒目でしたし、ちょっと多くお酒を飲んでいたので軽くグラスでいただきました。

いただいたのは、
●ツェラー・シュヴァルツェ・カッツ(700円)
ドイツの定番白ワインです。最近は多くの国のワインが飲めるようになったのでドイツワインを見かけることが少なくなりましたが、たまに飲むと美味しいです。
軽い酸味と甘さがいいですね。

●ナーダ フィオレンツォ ドルチェット ダルバ(650円)
重すぎないものの、アルコールはしっかりしていて、お酒という感じがするワインですね。
酸味も軽やかなので、食事と合わせずともお酒単体でも楽しめる味です。

●マスカットベリーA アンウッデッド(750円)
まさに「ベリー系の香り」と言いたくなる風味があり、ラズベリーやブラックベリーなどの香りがします。甘そうな香りですが、フレッシュな酸味と程よいタンニンもありますね。このあたりがワインのおもしろいところです。


何度訪問しても、おもしろいグラスワインを揃えていて、楽しいですね。ワインを勉強したい人におすすめのお店でしょう。

不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●シャトー レ グラン マレショー2007(ボトル6,400円)
マスターのデキャンタ―ジュを眺めるのも楽しみです。上手に澱をボトルに残しますね。
メルローを主体に カベルネ・ソーヴィニヨン 、 カベルネ・フランを使ったボルドーの典型的な味わいのワインです。ヴィンテージが2007ということで、ちょっといいワインがお手軽な価格でちょうどいい飲み頃になっているという感じ。いわば、今が旬なワインでしょう。
味わいもまさにイメージどおりで、若いワインとは異なり重厚感があるもののソフトなタンニンで自然と喉を流れていきますね。実に落ち着いた印象のワインです。
ボルドーの銘醸とは比べてはなりませんが、年数が経った分だけ美味しくなっていて、有名ワインでなくとも美味しいのがボルドーの魅力ですね。

●パーカー フェイヴァリット サン カベルネ・ソーヴィニヨン(750円)
オーストラリアのワインです。
典型的なカベルネ・ソーヴィニヨンという味わいでカシスやブルーベリーのような香り、芳醇な味わいの実にわかりやすい美味しい赤ワインですね。

●オルトレメ(950円)
イタリアはプーリア州の絶滅しかけた土着品種である『スッスマニエッロ』を使ったワインとのこと。
熟成した赤い果実の香りとミネラルの香りがよく、飲むと酸味がソフトで美しいのが特徴です。
カベルネ・ソーヴィニヨンの酸味が苦手な人におすすめしたいワインですね。

●ジョセフィーヌ・ピノ・ノワール(1,150円)
南アフリカのピノです。
イチゴやラズベリーのような香りもありますが、ピノ・ノワールだけあって、若いワインでもフレッシュ感が少し落ち着いた印象があります。
優しい甘い香り、なめらかな酸で、コストパフォーマンスのいいピノ・ノワールですね。

■地鶏手羽元のカチャトーラ(750円)
新メニューですね。
手羽元ををトマトソースで煮込んだもので、見た目どおりの味わいですが、適度に脂と旨みもある手羽元なので、鶏肉の割にあっさりし過ぎず、赤ワインなら軽めのものからしっかりしたものまで幅広く合いますね。


個人的には、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンのイメージが強いので、ある程度の酸味があってのものだと思っていましたが、マスターは味比べが楽しくなるように上手にグラスワインを揃えてくれるので、この日のようなチョイスだと、酸がソフトな赤ワインの魅力を学べますね。
マスターのおすすめのワインを飲むと、新しいワインの世界が開ける気がします。
忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ボジョレー・ヌーヴォー(650円)
解禁日の翌週ですが、旬のものでお祭りみたいなものなのでいただきました。
赤ワインですが、とても軽くフレッシュなのはヌーヴォーならではの味わいですね。

●セニョリオ デ タフーニャ リゼルバ(650円)
カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、テンプラニーリョとスペインも含め、上質なワイン用ブドウ品種が勢ぞろいで作られています。しかも、2006年という古酒です。
この価格にしてフルボディ、そして、熟成感のあるのいい味わいですね。

●セニョリオ デ ティエルメス リゼルバ(850円)
こちらは更に古い2005年です。
こちらもテンプラニーリョは入りますが、世界品種とのブレンドです。
熟成感抜群で、ちょうど、今が最高の飲み頃という感じです。
この価格で、この古さ、そして、この味わいがいただけるのはお得ですね。

■じっくり煮込んだ豚タンシチュー、温野菜もちょっと(950円)
美味しい赤ワインに合わせるのはタンシチューです。
豚タンですが、それを感じさせない美味しさに仕上がっていますね。
「焼き」だと牛と豚の差がはっきりしていますが、煮込みでは差を感じませんね。
材料費が安い分、タンがたっぷり入っていてボリュームもあり、ワイン3杯をいただくのにちょうどよかったです。


季節もののボージョレ・ヌーヴォーもありつつも、珍しくも美味しいスペイン産の古酒も用意しておいてくれ、赤ワインを堪能できました。この上手なワインのチョイスがいいですね。これだけのものをグラスで用意してくれているのがありがたいお店です。

忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も3人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ブルー プロセッコ エクストラドライ(750円)
イタリアの辛口スパークリングワインです。青いボトルもお洒落ですね。
泡立ちもよく、シャンパーニュにも負けない味わいです。

●蛇龍珠 珍蔵(1,350円)
飲んだ瞬間はカベルネ的な味わいが強いものの、その後はマイルドな印象で、メルロー的な柔らかさがあるワインです。
若い割には、熟成感というか、落ち着いた印象があり、値段の割に高級感がありますね。

●赤霞珠 珍蔵(1,350円)
香りは典型的なカベルネですね。味わいのほうは、カリフォルニアの甘さとボルドーの重厚さがのような味わいがあり、酸味が適度に抑えられて、なかなかいい仕上がりです。

こちらのワインのパンフレットには唐の詩人である王翰の『涼州の詩』が記載されていました。
葡萄美酒 夜光杯
飲欲琵琶 馬上催
酔沙場臥 君笑莫
古来征戦 幾人回
意味は、
『涼州に駐屯した兵士にとっては、ワインを月の光に照らされる杯で飲むのがもっとも趣きがある。
飲もうとすれば、馬上でかき鳴らす琵琶の調べが杯を促すようだ。
兵士が酔い砂漠に臥すことがあっても、笑わないでほしい。
古来より西域への遠征にかり出された人たちの中で、幾人が無事に帰ることができただろうか。』
唐の時代から中国でワインが飲まれていたことがわかる詩ですね。実に興味深いです。

■キノコとベーコンのリゾーニ、たっぷりのチーズをかけました(800円)
リゾーニとは米粒状のパスタです。乾麺ですから、芸人のよゐこが作る『ちねり米』とは異なります。ちゃんとしたイタリアのパスタの一種です。
これを使ったクリームソースのパスタですが、この形状だからなのか、とても美味しいですね。お米を食べ慣れた日本人には粒状のパスタが合うようです。


中国ワインがあるのは知っていましたが、味や価格で売るものではなく、中国人が愛国心から飲むものだと思っていました。それが、こうやって海外に出て勝負できる水準になったのは驚きです。
日本ワインには日本ワインの良さがありますが、中国でもワイン文化が成熟すると、中国ワインらしい良さというものが確立されるのでしょう。楽しみですね。
忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
■他店とは一味違う、ミックスナッツ(500円)
すぐに出してもらえる定番のアイテムですが、意外に美味しいです。
とくにジャイアントコーンが、サクッとした食感で香ばしくて私は好きですね。

●ソアーヴェ(550円)
お店の定番の白ワインで、お手軽価格で飲みやすい安定したソアーヴェです。

●ブルゴーニュ シャルドネ ドメーヌ・テール・ド・ヴィル(1,500円)
古樹を使い、自然酵母による発酵、濃縮や補糖は一切行わず、無清澄、無濾過という、一貫したナチュラルな造りをしているシャルドネです。
ミネラルの香りが豊かで、樽の香りも少しあります。酸が美味しいですが、まさに自然な酸味ですね。

●ジャスピー・ブラン(900円)
スペインのワインです。豊かな果実味でリンゴ、桃、梨のようなニュアンスがあり、フレッシュ感がありますが、すっきりと爽やかで完成度が高いですね。

●ラムラ ネロ・ダーヴォラ(600円)
熟した果実とスパイスの香りのバランスがいいビオワインです。


お店の定番のワインはとても美味しくてコストパフォーマンスがいいですし、力を入れて仕入れてくれたものは、貴重なものであったり、個性的であったりと魅力的なワインです。どれを飲んでも美味しいですね。ワインを学びたい人、楽しく飲みたい人におすすめです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ルバイヤート・ルージュ2013(750円)
国産ぶどう100%の本物の国産ワインです。12,511本の限定醸造というプレミア感もありますね。ぶどう品種はメルロー、ブラッククイーンとのことで、国際品種と日本固有の品種のブレンドです。それもあってか、バランスのいいワインで言われなけばフランスのいいワインという感じです。

●ルバイヤート・マスカットベリーA樽貯蔵(950円)
上記と同じ丸藤葡萄酒工業が作るプレミアムワインで、国産のマスカットベリーA100%を使い、樽熟成したものです。生産数も5,266本とさらに貴重です。
日本らしさの出ているワインで、マスカットベリーAの甘い香りがあるものの、飲んでみると甘さはなく、上品な赤ワインに仕上がっています。

●勝沼(750円)
今村醸造所(現:シャトー勝沼)の第三代当主が130周年にあたって立ち上げた『鳥居平今村』のスタンダードなボトルです。
日本のワイン特有の豊かな甘い香りが特徴ですが、味わいは甘過ぎず、親しみやすい味ですね。

●菱山樽熟成(1,100円)
ベリーAを使い甘い香りがするところにフレンチオーク樽の18カ月熟成を経ている2015年のボトルで、ちょうどいい熟成感が出ていますね。熟成した味わいが好みの人にはたまらない、高級感のある仕上がりでしょう。

●鳥居平(1,100円)
フランスでいうところの村名ワインにあたるもので、鳥居平今村の中でも最高のテロワールを持った地域で作ったワインです。
日本の品種由来の甘い香りがあり、果実味があるものの単にそれだけでなく、適度なミネラルがあるバランスのいい味わいが特徴です。

■じっくり煮込んだ豚タンシチュー、温野菜もちょっと(950円)
豚タンですが、まるまる1本分をしっかりと煮込んであります。お手頃価格ですが、牛タンに引けを取らない完成度でしっかりとしたおつまみにいいですね。

■仔羊の串焼き、エスニックスパイスの香り(950円)
ラムの赤身の柔らかいところをちょっとクミンを香らせるぐらいの加減で焼いてあります。軽いスパイシーさが赤ワインにいいですね。

■海老としめじのアヒージョ、バゲットを添えました(850円)
定番のアヒージョです。オイルたっぷりで油も楽しめるアヒージョです。

■バゲット(350円)
アヒージョを満喫するには、付属の4枚だけでは足りないので追加しました。


日本のワインもレベルが高くなっているというのは知識では知っていますが、本当にいいものは価格も高いですし、生産量も限られており手に入りにくいこともしばしばです。そういう中でプロが見つけてきてくれるのは間違いなく美味しいです。また、グラスでいただけば飲み比べができるのでワインの奥深さも学ぶことができますね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ソーレ ロゼ エクストラ・ドライ スプマンテ(750円)
色合いがはっきりしたロゼで、香りは見た目そのもので果実味がありますが、味わいのほうはなかなかシャープな感じで美味しいですね。泡立ちも良く、グラスの底のほうから綺麗な泡が出ます。

●ガヴィ(価格不詳)
スッキリとしたワインを飲みたかったら、好みのものをグラスで提供してくれました。イタリアはピエモンテのDOCG。スタンダードなものですが、スッキリとしていて上品で飲みやすいですね。ぐびぐび飲みたかったのですが、安ワインじゃないところで楽しみたかったので、これが絶妙なチョイスでした。

●サン・ヴィンチェンツォ アンセルミ(900円)
ソアヴェの造り手が既存のソアヴェと一緒にされたくないという気概で作ったワインとのこと。そのため、IGTです。
ゴールドに近い色合いとりんごのような香り、酸もありますが尖らず、もちろん、がぶ飲みではない、上質なワインです。

●カテナ・アラモス マルベック(700円)
アルゼンチンのワインです。
ラズベリーやプラムのような赤い果実の香りが強く、味わいも何よりも果実味を強く感じるフレッシュかつはつらつとしたワインですね。カベルネ・ソーヴィニョンの酸味が苦手な人に飲んでもらいたい赤ワインです。

●サンタンティモ ロッソ アテオ(1,000円)
「飲めばわかるこの美味しさ」とマスターがおすすめしていたワインです。
カベルネ・ソーヴィニョンとメルローという国際品種を使っていますが、重厚感よりも酸味とミネラルのバランスがいい、上品な仕上がりですね。
メルローの良さが出ている味わいです。

■お好みの前菜3種類の盛合せ(900円)
生ハムとサラミ、田舎風パテ、ローストポークの3種でお願いしました。
赤ワインに合わせて肉を中心にチョイスしましたが、ローストポークには甘いソースがかかっていて、サン・ヴィンチェンツォ アンセルミとの相性も悪くないですね。

■洋風肉じゃが(750円)
豚肩ロース肉とジャガイモと玉ねぎを煮たもので、確かに材料は肉じゃがですが、コンソメで煮ているのでしょうか?味わいは洋風です。ワインにも合いますが、普通にご飯のおかずにもなりそうなので真似して家庭で作ってみてもいいと思いました。


いつもながら、おもしろいワインを用意しておいてくれて、魅力的なワインバーですね。
自分でワインを選ぶとどうしても、知識の範囲内から選んでしまいますが、こうやってプロが選んだワインを飲むと新しい発見があっておもしろいです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。
また、ボトルで飲むなら予算に応じて上手にワインを選んでくれるので、少し落ち着いたお酒を伴う会食にぴったりです。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

■ハッピーアワーセット(1,100円+200円)
選んだワインは、フォーク&スプーン スパークリング ブリュットNV(800円相当)です。ちょっといいワインを選んだので差額が200円かかっています。
シャルドネとピノノワールで作るスパークリングで、オーストリアらしい果実味があるもの酸のキレ味もよく、名前のとおりで普段使いにぴったりのお酒です。
前菜の盛り合わせもいいですね。定番の自家製オムレツやパテドカンパーニュも好きですが、ピクルスの軽い酸味で白ワインを飲むのが好きです。

●グリューナー・ヴェルトリーナー ベートーヴェン No.9(ボトル4,600円)
オーストリアのワインです。
ベートーヴェンが住み、第九を作曲した家屋「ベートーヴェンハウス」が敷地内にあるというワイナリーのワインです。それもあって、ラベルもベートーヴェンですね。カッコイイです。
果実味はありますが、スッキリとした飲み心地で残暑厳しい時期にはちょうどいいワインでした。

■自家製リエット、添えたバゲットと一緒に(550円)
リエットは豚肉かと思いきや、海老を使ったもので、ソフトな味わいで白ワインにぴったりですね。

■イワシのフライの香草マリネ(650円)
いわゆるエスカベッシュで、パプリカもたっぷりで健康的です。

■ソーセージとレンズ豆の煮込み(750円)
白いソフトなソーセージとレンズ豆の煮込みで、レンズ豆にも味が染みていて美味しいですね。

●クルヴォス プローヴァ セガ ドウロ(750円)
ポルトガルの土着品種を使ったワインで、なかなかの重厚感がありますね。アルコール度数もやや高く、高級ワインを若めで飲んでいるような味わいです。


スパークリングから始まり、コストパフォーマンスのいい白ワインをボトルでいただき、美味しい赤ワインで締めるという、お得感のあるのあるバランスのいいコースになりました。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ドメーヌ・ミッシェル・シャンピオン ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ(900円)
1999年のもの。限定7杯です。
90年代のワインで熟成を経ているので、色合いはオレンジがかっており、香りも落ち葉のような香りやプラムのような香りで、若いワインのむせ返る果実味とは異なり落ち着いている印象です。いつも思いますが、こういうワインの香りはいつまでも嗅いでいられます。
味わいも、渋みがマイルドで、かといって、物足りないわけではなく、上質なワインという味がしますね。
あとで考えると、1999年は私が就職した年です。この日は、仕事で大きな成果が上がり、その打ち上げの2軒目での訪問です。私の食歴もこのワインのように熟成しているのかなぁと考えながら飲むと感慨深いですね。

●ドメーヌ・デ・グラス・ピノ・ノワール(600円)
上記の対比で飲むのは、ブドウ品種は同じくピノ・ノワールですが、チリのもの。
こちらは、果実味があり、やや甘い、フレッシュな若々しいピノ・ノワールですね。

■お好きな前菜3種類の盛り合せ(900円)
前菜から好きな3種類を選んで盛り合わせにできるメニューです。
落花生と湯葉の中華風和え物、生ハムとサラミ、アウスレーゼワインに漬け込んだレーズンで作った自家製レーズンバターをいただきました。
2軒目なので、このぐらいのボリューム感がちょうどいいですね。おつまみになるもの2品とシメのデザートがわりのレーズンという小さなコースです。


軽く飲むにもしっかり飲むにもいいお店ですね。ワインの品揃えは、その日その日で異なるので、まさに一期一会ですが、その分、求めている味のものがあるととても嬉しいです。
足繫く通いたいワインバーですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+100円)
選んだワインは、クルヴォス・ローレイロ(700円相当)です。ちょっといいワインを選んだので差額が100円かかっています。
ポルトガルのヴィーニョヴェルデとのことですが、微発泡なのは同じですが、一般的にイメージされるような軽い甘さのあるフレッシュなワインではなく、果実味のある酸味とミネラルのシャープさを感じる高級感のある味わいです。
料理のほうもいつものごとく、バランスがよく、赤でも白でも楽しめるおつまみになっていますが、センターの茹で落花生と湯葉の和え物は久しぶりにいただきました。シンプルですが美味しいです。

●アンダーウッド・ピノノワール(1,200円→600円)
「本日の訳有ワイン」ということで、セール中だったものです。
開栓して日数が経ったからというのが値下げの理由ですが、カリフォルニアのピノノワールは潜在的なパワーがあるようで、そんなに香り抜けた印象がありません。同じ銘柄で比べたらわかるのでしょうけど、これだけをいただくと大満足ですね。
お得であると同時にお店が品質をちゃんと管理している証拠でもあります。

●シャトー デュ カルピナ ブラン(900円)
ボルドーのオーガニックワインです。
香り高さとすっきりとした酸で、高級ワインにも引けを取らない味ですね。

●オヴェハ・ネグラ ソーヴィニヨン・ブラン&カルメネール(800円)
チリ産のワインです。
白ブドウのソーヴィニヨンブランと黒ブドウのカルメネールを使った珍しいものです。
フレッシュ&フルーティーですが、スッキリした中にもハーブのような複雑な香りがあるのが黒ブドウの個性が出ている証拠ですね。

●モナストレル(650円)
スペインの土着ブドウ品種の赤ワインです。
スペインのものだけあって、テンプラニーリョにちょっと似ています。

●ドメーヌ・デクスペール(50ml・550円)
デザートワインのソーテルヌの貴腐です。
お店の自家製レーズンを作る際に使った余りをお得な価格で販売していました。
ハチミツのようなさわやかで自然な甘みが楽しめますね。

■パルミジャーノとジャガイモのグラタン(600円)
薄切りのジャガイモとパルミジャーノを焼いたもので、チーズの香りが焼かれてマイルドになることで、そのままなら、白が合い、ケチャップを足せば赤と合いますね。

■今の時期だけ旬のアスパラ!ビスマルク風(650円)
旬の上質なアスパラガスに玉子を添えた、素材の上質さで間違いなく間違いなく美味しいですね。


ピノノワール、ソーテルヌの貴腐と、訳ありグラスワインがお得な日でした。「訳あり」と言っても悪い理由ではないですし、管理がしっかりしているので飲む側としてはお得なワインです。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●ブルエット・ロゼ・ブリュット(750円)
乾杯は、こちらのお店定番のスパークリングワインです。
グラスの底から、少しずつ長く泡が出るのは、いいワインといいグラスの証です。
スパークリングワイン、特にロゼは豊かな気持ちになりますね。

●ミッシェル・シャンピオン ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ルージュ(1,000円)
ACブルゴーニュとは言え、1999年のビンテージをグラスで1,000円とは破格での提供です。
価格からは想像できない高級感ある味わいで、ブルゴーニュのピノノワールの典型という味わいです。熟成している割にミディアム寄りという感じの味わいですが、価格を勘案すればしっかりしていますし、繊細なピノノワールですから、このぐらいが普通でしょう。

●マックマニス・ファミリー メルロー(850円)
カリフォルニアのメルローです。
温暖な気候で完熟させた感じの完熟した果実の美味しさがあるワインですね。メルローですがしっかりしています。

●レ・トリフィエール・シャルドネ(1,000円)
シャルドネですが、ボルドーで造っているという珍しいワインです。
果実味もあって、バランスのいい味わいですね。

●イルプーモソーヴィニヨンブラン・マルヴァージア(550円)
イタリアのIGTです。ソービニヨンブランとイタリア土着品種が半々です。
低価格ながらも適度な酸とミネラルがあって、薄い感じのしないイタリアワインですね。

●シャトー・ローラン・ラ・ギャルド プレスティージュ(1,150円)
ボルドーです。見た目からも高級感が漂いますね。
メルロー主体とのことですが、意外にしっかりとした骨格があり、深みのあるワインに仕上がっています。アルコールも強いですね。
カベルネが少ない分、酸味が穏やかなワインです。ワインバーで飲むよりも、レストランでボトルで頼んで女性とふたりで飲みたいですね。

■本日のパスタ(1,000円)
主食にパスタをいただきました。
メニューに明確な記載は無く、「本日のパスタ1,000円~」という記載です。
お店にある食材、お客さんの好みで決まるパスタです。
この日は、旬のキャベツをたっぷり使い、他のメニューでもちょくちょく顔を出す名脇役のベーコンを使った美味しいパスタです。

いつもおもしろいワインを紹介してくれ、ワイン談義に花が咲くお店です。
自宅で飲めば安いのは当たり前なのですが、これだけ美味しいもの、おもしろいものを仕入れるために情報収集する手間を考えたら、グラスでこの価格なのも安いでしょう。
世界のワインをいただいて、その国の文化や気候に思いをはせるのがワインを飲む醍醐味です。
グラスを通した世界旅行が楽しめるお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
●レジス・ルー サントネイ プルミエ・クリュ グラン・クロ・ルソー(ボトル1,4000円)
ブルゴーニュのピノノワールだけでもなかなかのものですが、プルミエ・クリュ(1級)です。
ビンテージが2002年なのもあって、色合いはレンガ色です。「熟成したピノノワールの典型」という味わいで、ピノノワールが好きな人が納得する味ですね。特に香りにタバコの葉の香りがして、香りの最後に自然で深い甘さがあるのが特徴です。これは、高級なワインでないと感じられない香りですね。
こんないいワインが、予約無しで普通に出てくるのに価格が安いのがこのお店の魅力です。

●ラテイロン・クレマン・ド・ボルドー・ブリュット・ロゼ(1,050円)
カベルネ・ソーヴィニョン&カベルネ・フランで作る、ボルドーのスパークリングワインです。
ブドウ品種由来の果実味がありつつも辛口な仕上がりです。

●シャトー・ロックフォール・ブラン(850円)
ボルドーの白の典型という感じの味わいで辛口ですがシャープになり過ぎず、柑橘系のような果実の香りもあるバランスのいい白ワインですね。

●シャトー・ラ・ローズ・ベルヴュー・ロゼ(700円)
ロゼとしては、色合いが濃いめでまさにバラ色のワインです。
桜に例えるならば、ソメイヨシノというよりも八重桜という感じの色合いですね。
この色合いだけあって、ボルドーのブドウ品種らしい香りと味を備えていますね。赤ワイン好きも楽しめるロゼでしょう。

●レカナッティ・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニョン(1,750円→1,200円)
最近、お店が推しているイスラエルのワインです。
ニューワールドですが、味わいからはそうは感じさせない堂々としたフルボディです。
知らずに飲めば、ボルドーのワインだと思うぐらいでしょう。

■地鶏のブロシェット(800円)
いわゆる、焼き鳥です。ですが、ひと切れが大きくジューシーなのが特徴です。
レモンや粒マスタードもいいですが、シンプルに岩塩で食べるのが一番美味しいですね。
赤ワインにも白ワインにも合うでしょう。


いつ行っても美味しいワインバーですね。しかし、いつでも同じではなく、桜の季節にロゼワイン、暑くなったらスパークリングワインと、季節に応じたワインを用意してくれるお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっています。季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。


いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+150円)
選んだワインは、ブルエット・プレステージュ・ブランドブラン(750円相当)というスパークリングワインです。ちょっといいワインを選んだので差額が150円かかっています。
乾杯にピッタリのシャープなスパークリングワインです。
料理のほうもいつものごとく、バランスがよく、赤でも白でも楽しめるおつまみになっていますが、センターのオリーブはしっかりとした味わいなので、白よりも赤ですね。

■カリカリベーコンと温泉卵のシーザーサラダ(800円)
その名のとおりのサラダですが、ベーコンはなかないいものを使っているようで旨みがしっかりとしています。それを焼いてカリカリにしてあるので味が凝縮していますね。

■しっとり柔らかローストポーク(700円)
新メニューです。赤いですが低温調理しているようで火は通っていますね。
まさに「しっとり」で美味しいです。価格の割に量も多くてお得な印象です。

■青森小田桐牧場直送、馬肉のカルパッチョルッコラとチーズと一緒に(1,100円)
お店の定番メニューです。馬肉の旨みとチーズの相性はよく、ルッコラの香りが薬味の役割をしてくれます。

■詰め物をしたマッシュルーム(600円)
こちらも新メニュー。
シーザーサラダと同じく、良質なベーコンを使っており、マッシュルームの旨みとベーコンの旨みがマッシュルームのかさの中に溜まっていて最高です。

■他店とは一味違う、ミックスナッツ(500円)
ジャイアントコーンが多めなのですが、これが香ばしくて美味しいですね。確かに「ひと味違う」という感じがします。

●シャトー ヴェシエール ブラン(ボトル4,300円)
南フランスのコートデュローヌの白ワインです。
ブドウ品種は、ルーサンヌ70%とグルナッシュ・ブラン30%です。
若い感じですが、果実味よりもシャープさが際立ち、ミネラルな印象もあるスッキリ飲めるワインですね。

●キュピドン バイ ロル ヴァランタン(ボトル5,500円)
メルロー75%とカベルネ・ソーヴィニヨン25%というメルローが多いのがボルドーのサンテミリオンの定番のスタイルですね。
メルロー主体で、まろやかなれどもしっかりとしていて、果実味があります。高すぎず、安くもなく、ちゃんと飲みたいときにちょうどいいワインですね。
ラベルも天使やハートのマークが描かれていて素敵です。「キュピドン」は「天使」の意味ですからね。美味しいですがかわいらしい印象で、女性と飲むのにいいワインでしょう。


いつも美味しく、間違いないワインバーですね。お店の雰囲気もいいので、ちょっとした飲み会に最適です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっており、季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+150円)
1杯と前菜の盛り合わせで1,100円のセットです。高いワインを選んだ場合は差額が必要です。
選んだワインは、ロゼ ブリュット スプマンテ トッレゼッラ(750円相当)というスパークリングワインです。ちょっといいワインを選んだので差額が150円かかっています。
ロゼ ブリュット スプマンテ トッレゼッラは、まさにロゼ(バラ)色の素敵なワインです。
前菜の盛り合わせは、いつも安定的に美味しいですが、今回は、牡蠣のオイル漬けが2粒入っていてちょっと嬉しいです。

●サン カッシアーノ ソアーヴェ(1,100円)
グラスでこの価格ですが、それだけ貴重なワインです。
日本初上陸で、しかもビオワインとのことで高いのもうなずけます。
ソアーヴェですが、イタリアのがぶ飲みワインではなく、色合いもゴールドに近い感じで見た目から重厚感がありますね。生産本数も年間6,000本と少なく、樹の1本あたりのブドウの房を制限することで凝縮した味わいに仕上げているというものです。
フレッシュ感があるのはソアーヴェですが、フルーティーですが、甘ったるくはなく、アルコール度数もしっかりしている、上質なワインです。

●トスカーナ バローネ リカーゾリ(600円)
イタリア、トスカーナの赤ワインです。
イタリア固有品種のサンジョヴェーゼにフランスボルドーの品種のメルロー、カベルネソーヴィニョンをブレンドして作られており、フレッシュな感じの香りがあり、適度な重厚感やタンニンのバランスがいい、飲み飽きない味わいに仕上がっていますね。

●ボタニカ ビッグ・フラワー メルロー(1,000円)
南アフリカのメルローです。
ボルドーのブドウ品種らしいルビー色をしていて、ベリー系の香りに少しスパイシーな感じもします。しっかりとした味わいですが、強すぎず、まろやかな甘さがあり、タンニンのバランスもいいですね。

●ボタニカ ビッグ・フラワー カベルネ・フラン(ボトル5,700円)
メルローがよかったので、同じ生産者でブドウ品種を変えて比べてみようということでいただきました。お店は個性の異なるものをグラスで提供しているのでこちらはボトルでの注文です。
同じ作り手でもカベルネ・フランとなると、やはり味が違いますね。「カベルネ」の名にふさわしい重厚感があり、メルローが女性的だったのに対し、カベルネ・フランのほうが男性的です。

●アンダーウッド ピノ・ノワール(ボトル6,100円)
アメリカ合衆国オレゴン州のピノノワールです。ピノノワール特有のふくよかな香りにフレッシュな果実味がありつつも、スパイスのような風味ももち、複雑な味わいのコストパフォーマンスの高いピノノワールです。

●バリオ ディ ピアネット シーメル IGT テッレ シチリアーネ(ボトル5,700円)
イタリアはシチリア島のIGTですが、シラーとメルローのブレンドという珍しいワインです。
シラーの力強さとメルローの優しさを上手にブレンドしたワインで、イタリアというよりもフランスの味ですね。
2013年と若く、しっかりとしているので、マスターがデキャンタ―ジュしてくれたので、花開いた感じで美味しくいただけました。

■殻付き生ガキの白ワイン蒸し(1,100円)
牡蠣と白ワインの相性は最高ですね。生もいいですが、白ワイン蒸しにしてくれると、味が凝縮しますし、魚介類特有の香りが弱まるのでワインとの相性もよりよくなります。
粒も大きく、旨みたっぷりです。

■海老としめじのアヒージョ、バゲットを添えました(850円)
定番のアヒージョも季節によって内容が変わります。この日は海老としめじですが、オイルたっぷりで美味しいのは変わりありません。

■青森小田桐牧場直送、馬肉のカルパッチョルッコラとチーズと一緒に(1,100円)
赤身の馬肉にルッコラと粉チーズを散らしたものです。脂が少なく、赤身特有の鉄っぽい旨みが特徴なので赤ワインとの相性がいいですね。

■柔らかく煮込んだ、トリッパとひよこ豆のトマト煮(800円)
こちらも赤ワインのお供にの定番です。


この日は、3人でボトル3本以上飲んでいるので飲み過ぎですね。味わうならもっと少なめにするのがいいでしょう。また、飲み過ぎた分、値段も高いですが、常識的な量ならもっと安いですから安心して利用してください。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。グラスワインを味比べしつつ飲むと、ちょっとしたワインセミナーのような感じになります。

料理もワインバーとしては充実しています。紙製のランチョンマットがメニューになっており、季節ごとにメニューが変わるので、食事とワインのマリアージュも楽しめますね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+150円)
1杯と前菜の盛り合わせで1,100円のセットです。高いワインを選んだ場合は差額が必要です。
選んだワインは、ブルエット・ロゼ・ブリュット(750円相当)というスパークリングワインです。ちょっといいワインを選んだので差額が150円かかっています。
ブルエット・ロゼ・ブリュットは、シャンパーニュと同じ瓶内2次発酵の本格派です。
ブリュット(辛口)とありますが、ロゼなのもあって、香り豊かで華やかなな印象です。
男性はキリリと辛口のブラン・ド・ブランを好む傾向にありますが、女性はやっぱりロゼが好きですね。
前菜の盛り合わせは、いつも安定的に美味しいですが、今回は、牡蠣のオイル漬けとルッコラの生ハム巻きの2点がいいですね。

●テンポ・デ・モント・レアガ(3,900円)
こちらはボトルでいただきました。
スペイン産の赤ワインで、カベルネ・ソーヴィニョンとシラーが半々のブレンドです。
ビンテージは2013年、ボトル詰めは2015年6月と飲み頃のワインです。
比較的低価格なワインですが、フランスの有名ブドウ品種を使い、フレンチオークで熟成しており、上質な味わいですね。


■熱々のパングラタン、ゴルゴンゾーラソース(800円)
耐熱皿にバゲットを敷き、サラサラのホワイトソースとゴルゴンゾーラなどのチーズと共に焼き上げたものです。個人営業のお店なので、こちらの味覚に合致した作りにしてくれるのも魅力で、「チーズ濃いめ」てお願いしました。
選んだ赤ワインとの相性は抜群ですね。


ボトルワインは、安いものから高いものまで総じてコストパフォーマンスがいい品揃えです。
また、知識がある人から説明を受けてから味わうと、美味しさも増しますね。
ネット注文で世界中のワインが買える時代だからこそ、プロの味覚で取り揃えたワインの中から、私好みの1本を選んでもらえるというのがワインバーの価値ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。ちょっとしたワインセミナーのような感じになりますね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+150円)
選んだワインは、ブルエット・プレステージュ・ブランドブラン(750円相当)というスパークリングワインです。乾杯を急いだので写真はありません。また、ちょっといいワインを選んだので差額が150円かかっています。
ブランドブランというだけあってシャープな印象で、寒い冬の日でも1杯目に飲んで美味しいと感じられるクォリティーがありますね。やはり、1杯目はこれです。
料理のほうもいつものごとく、バランスがよく、赤でも白でも楽しめるおつまみになっていますが、この日のサラミはトリュフ入りとのことで、これは赤を飲むまでとっておくべきものですね。

●ポール・ジャブレ・エネ シラー(600円)
フレッシュな果実味がありますが、タンニンが尖っておらず、若いながらもバランスのいいワインですね。

●モンテ・アンティコ(750円)
モンテ・アンティコとは、「古い山」の意味です。
イタリアのトスカーナ州のIGTですが、果実味とスパイシーさがあり、低価格のワインとは思えないですね。
トスカーナなのでサンジョベーゼがメインですが、カベルネ・ソーヴィニョンとメルローが入っており、世界基準で美味しいワインに仕上がっています。ラベルも古い建物が描かれていて、イタリアよりもフランス・ボルドーっぽさがありますね。
「ポケットマネーで買えるスーパートスカーナ」と言われるとのことで、その表現にも納得の味わいです。

●シャトー・オー・メイナール2010(900円)
ボルドーのグッドビンテージの2010年です。しかも、ボルドー・シュペリュールです。
数日前には、ボトルでいただきデキャンタ―ジュしてもらったのですが、今回はグラスです。
重厚感があって美味しいですが、デキャンタ―ジュしてもらったほうが香りが開いている印象ですね。
お店で飲む、また、ボトルでいただくというのは、プロの技術でデキャンタ―ジュしてもらえるので、ワインの実力を最大限に引き出してくれます。自宅で飲むのとは違う味わいですね。

■柔らかく煮込んだ、トリッパとひよこ豆のトマト煮(800円)
トマトを効かせ過ぎずに作ってあり、煮込んでいるのもトリッパとひよこ豆なので、全体的にバランスのいい、幅広いお酒と相性の味になっていますね。
個人的には、モツっぽさがガツンとくるものが好みですが、このぐらいのほうが女性には好まれますし、ワインとの相性を考えると万能でよくできている味わいです。赤ワインを頼むなら、これですね。


赤ワインを中心にイロイロと飲み比べてみました。ワインを自分で買って飲んでも美味しいですが、お店で説明を受けながらいただくと、その国の文化も感じることができ、知識も広まり、楽しいですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。ちょっとしたワインセミナーのような感じになりますね。
今回は2軒目での訪問にもかかわらず、ボトルをメインに注文し料理は軽め。グラスではいただけないような、おもしろいところ、美味しいところをいただきました。

いただいたのは、
●レカナッティ リザーブ プチ シラー(10,000円→7,800円)
何と!イスラエルのワインです。しかも、輸入業者が売込中で、少しお安く入るようで、今だけ値引きして提供しているとのこと。前回もこちらのメーカーのものをグラスでいただきましたが、今回はボトルです。
日本から見ると何かとキナ臭い地域に感じられ中東ですが、イスラエルはキリスト生誕の地でもあるので、古代よりワイン造りの文化があったはずの土地です。イスラム教徒の土地であった時代に酒造文化が途絶えてしまいましたが、近年復活の兆しがあります。
プティ・シラーというフランス・ローヌのマイナー品種を使ったワインですが、フレッシュなのですが、果実味ばかりが来るのではなく、渋みがうまく取れていて、適度な樽香もあります。
また、ラベルもブドウの木が描かれていて素敵なのと、イスラエルの公用語のヘブライ語でしょうか?見慣れぬ文字で書かれているのもエキゾチックです。

●シャトー・オー・メイナール2010(価格不詳)
グラス売りで900円なのでボトルで5,000円台ぐらいでしょう。
ボルドーのグッドビンテージの2010年です。しかも、ボルドー・シュペリュールです。
ボトルでいただき、デキャンタ―ジュしていただきました。
これぞ、ボルドーの真骨頂という感じのカベルネ・ソーヴィニョン由来の香りがたまらないワインですね。


グラスで白も少し飲んだのですが、ボトルの赤で盛り上がり、レビューに書けるほどの記憶が無いのが残念です。
グラスワインの品揃えは、常時、スパークリング1種、白3種、赤3種の7種類があります。これを飲み比べるだけでもおもしろいですが、ボトルとなると更におもしろいものが出てきますね。ワインが好きな仲間を誘って訪問すると、何倍も楽しめるお店です。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。
お客さんの少ない日なら、揃えてあるワインについて丁寧に説明してくれるので、ワインに関する知識が深まりますね。ちょっとしたワインセミナーのような感じになりますね。今回もボトルは注文せずにグラスワインでの飲み比べです。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+300円)
20時までのお得なセットです。おつまみの盛り合わせと600円までのグラスワインを1,100円でいただけます。高いワインを注文するときは差額を支払えばOKです。
・スプマンテ・ブリュット・ミリア(900円相当)
イタリアの品種で作ったスパークリングです。
色合いも濃く、ゴールドに近い感じです。味わいも色合いに同じく、辛口なれど豊かな香りで、シャンパーニュのシャープさとは違う美味しさがありますね。
・盛り合わせ
生ハムやキッシュ、パテドカンパーニュなどの定番おつまみに加え、この日は、海老のペーストがありました。魚介の旨みが強すぎず、ワインに合わせるにはちょうどいいぐらいの味わいに仕上がっています。
また、オリーブは粒が大きく、良質なものですね。

●キュヴェ・プレジール ソーヴィニヨン・ブラン(550円)
飲みごたえのある辛口の味わいで、これぞ、スタンダードな王道の白ワインという味がします。
コストパフォーマンス抜群です。

●エロス・シャルドネ(750円)
イタリアのシャルドネです。
ゴールドがかった色合いはゴージャスですね。
味も香りもアルコールも豊かです。
順番としては最後に飲んだワインですが、それでも味わえる力強さがあります。

●シャトー・ロックフォール・ブラン(850円)
火打石の香りのするミネラル分たっぷりの味わいは、まるで、シャブリかと思いますが、色合いや香りはボルドーですね。
個性的で力強い味わいですが、意外に料理との相性は良く、魚介類はもちろんのこと、生ハムなどともいいです。

●オライア・ロブレ(600円)
テンプラニーリョ以外にもスペインの土着品種を使ったワインです。
果実味が豊かで、ボリューム感がありますが、ちょっと田舎っぽい味わいでもあります。
赤ワインにボリューム感を求める人におすすめです。

●長野十二原メルロー(1,250円→800円)
長野県産メルロー100%をイタリア人の醸造家のアドバイスを受けて勝沼で醸造したものです。
ソフトでカベルネ・ソーヴィニヨンの引き立て役かと思っていたメルローですが、繊細ながらもいい香りでメイドインジャパンの完成度です。

●レカナッティ・リザーブ・メルロー(1,150円→800円)
イスラエルのワインです。
同じメルローでありながも、長野と比べるとなかなかふくよかな味わいでボリューム感があります。

●ブレッドアンドバター(1,200円)
アメリカ、カリフォルニアのピノ・ノワールです。
フランスでも最高のぶどう品種であることがわかるふくよかな味わいですね。
直前に飲んだ長野も美味しかったのですが、それが霞んで見えるのがピノ・ノワールの味わいです。
豊かな香りと、ピノ・ノワール由来の自然な甘さが魅力です。
いわゆる銘醸のワインを意識したような造りになっており、それが低価格いただけるのが魅力でしょう。

●ジャイアント・ステップス アップル・ジャック・ヴィンヤード ピノ・ノワール(1,250円)
ブレッドアンドバターとの対比で、マスターが出してくれたオーストラリアのピノ・ノワールです。
多少の尖りを感じつつも、独特のバランスの良さがあるのですが、このバランスが樽の味わいとのこと。それゆえに2017年という若さを感じない仕上がりです。
ブレッドアンドバターの甘さが樽香かと思いましたが、違いました。さすが、ピノ・ノワール、ぶどう品種の最高峰です。産地や造り手によって個性がありますね。

■柔らかく煮込んだ、トリッパとひよこ豆のトマト煮(800円)
トマトを効かせ過ぎずに作ってあり、煮込んでいるのもトリッパとひよこ豆なので、全体的にバランスのいい、幅広いお酒と相性の味になっていますね。このあたりがワインバーの味付けでしょう。

■海老と芽キャベツのアヒージョ、バゲット添え(850円)
海老と芽キャベツ、それにニンニクをたっぷりのオイルで煮込んだアヒージョです。
バゲットもあるので、軽い主食にもなりますね。


出てくるワインは、基本的に珍しいものばかりで、酒屋さんに並んでいるもの、また、ネット通販で容易に買えるものではありません。ここでしか飲めないワインがあるのが魅力ですね。また、そのワインの味わい方、その産地の場所などの情報があると、味わいもより深まります。文化的な背景があってこその料理であり、お酒です。知的好奇心も満足させてくれるお店ですね。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。
いいワインは、もちろん、ボトルワインですが、グラスワインも個性的なもの、日本ではあまり流通していない珍しいけど、美味しいものを用意してくれています。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,100円+150円)
前菜盛り合わせとグラスワインがセットになったお得なメニューです。
オープン当初よりも100円値上がりしましたが、それでもお得でしょう。
グラスワインはそれぞれ価格が異なりますが、グラス600円までのワインが選べます。他のものは差額を払えばどれでも選ぶことができます。
1杯目なので、スパークリングのブルエット・プレステージ・ロゼ・ブリュットを選んだので、150円の差額がかかっています。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で、メルローとカベルネ・フランという赤ワイン用の品種で作られているため、辛口でも非常に華やかな香りのスパークリングワインです。
前菜の盛り合わせは、いつものように美味しいですが、この日はミョウガのピクルスがありました。漬かることで香りがマイルドになりつつも個性があるのでワインと合わせるのが楽しいです。

●グリッロ・シチリア(550円)
シチリア島のワインで、ラベルもイタリアっぽくてカッコイイですね。
辛口ですが、酸味は強くなく、果実味があるボリューム感のある感じの白ワインです。
低価格のイタリアワインにありがちなガブ飲み感が無く、味わえるワインで見た目もいいのでお店にあったら嬉しいワインです。

●リースリングQbAトロッケン(750円)
ドイツワインというと甘口を想像しますが、こちらは辛口に仕上げたものです。
飲み口はフルーティーですが、しっかりと辛口で爽快感がありますね。日本酒好きがワインを始めるのに適したワインでしょう。

●セニョリオ・デ・ラ・アンティグラ(600円)
スペインの赤ワインです。この辺りまでくると記憶があいまいです。
スペインの大会で賞をとったことがあるようでラベルの脇に「90」というシールが貼られていますね。

●サンジョヴェーゼ・トスカーナ(700円)
イタリアのサンジョヴェーゼです。近年のイタリアワインは、イタリア固有のぶどうにフランスの品種のぶどうを加えることで、世界的に美味しいと言われる味わいに作っている造り手もいますが、こちらはサンジョヴェーゼ100%でイタリアの味を守っているとのこと。
そういわれると、豊かな香りもイタリアの香りに感じます。
、また、イタリアの地図を背景にしたラベルもカッコイイですね。

■カキとマッシュルームのオイル漬け(700円)
加熱してあるものの、このサイズとはなかなか立派なものを仕入れていますね。
プリッとしたカキは、旨みたっぷりです。白ワインとの相性もいいですが、加熱とオイルをまとったことでグラスで赤ワインでも美味しいです。

早い時間は、お客さんも少なく、マスターにワインの話を聞かせてもらいながらいただくと、味もより美味しくなりますね。
また、最近は地元にもすっかり馴染んで、早い時間には子連れのお客さんも見かけます。この界隈のお子さんなので静かに食事をするので、場の雰囲気を乱すことはありません。
子連れで来れるワインバーというのはそれだけ懐が広く、誰もが利用できる開かれたワインバーだとも思います。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

お店の方との距離感が近いお店で、店内も4人用のテーブルが1卓、2人用のテーブルが2卓、それにカウンター席という小さなお店です。

ワインは、常にいろんなものを用意しているので、何度行っても楽しめます。在庫は、インスタグラム等でチェックできますが、やはり、訪問してご主人とお話しながら、好みの1本を選ぶのが楽しいですね。予算や産地、好みを伝えて選びます。
1本4,000円程度から数万円まで幅広くそろえていますが、比較的お値段の高いもののほうがお得感がありますね。
ワインバーですが、料理も充実しています。ついつい、料理をメインでレビューしてしまうのですが、今回は、ワインのみをクローズアップです。
仲間と楽しく盛り上がる会だったので、メインのワインだけを撮影したが料理の写真は撮らず、会話に専念しました。

いただいたのは、
●シャトー・ラ・ジラルド1996年(4,600円)
ACボルドー・スペリュールと手ごろな格付ですが、1996年のヴィンテージです。
偶然、一緒に飲んだ仲間の女性がこの年の生まれだったので記念になりました。エチケット(ラベル)は彼女へのプレゼントにしていただきました。
ボトルで熟成しているのではなく、タンクでの熟成を経て、近年ボトル詰めしたものとのことです。
カベルネ・ソーヴィニョンがメインで、メルローをプラスしたスタンダードなボルドーの味わいですが、20年を超えているにも関わらず、だ果実感がしっかりと残るものですが、複雑さを感じる風味で、美味しいです。

●ドメーヌ・ド・リル・マルゴー2003年(7,700円)
先ほどの1本と比べる1本です。名前には「マルゴー」が入りますが、法的な問題でACマルゴーが名乗れないワインとのことですが、味わいもエチケットの風格もマルゴーですね。お得なワインでしょう。
ボルドー、ジロンド河の中洲に「イル・マルゴー=マルゴー島」という島があり、ここの畑とのこと。おそらくは、島にあるがゆえにマルゴー村にもかかわらず、ACマルゴーになれない理由と推察しています。
メルローがメインとなるブレンドで、香りは適度な重厚感がある華やかなものです。ずっと、嗅いでいられます。
優しい味わいで、尖らない酸味とタンニンが特徴ですね。重すぎない滑らかな味わいが飲みやすく、ワイン初心者にも上級者にも美味しいワインです。

●オスピス・ド・ボーヌ ボーヌ・プルミェ・クリュ・キュヴェ・ブリュネ2001年(23,000円)
世界中で人気高騰のブルゴーニュです。しかも、「1er Cru(1級)」という高級ワインです。
オスピス・ド・ボーヌとは、「ボーヌ施療院」という意味でいわゆる病院です。中世に貧しい人を救済する目的で作られた病院が財源確保のために作ったワインがこれです。
建物は現存しており、現代では売上金がこの建物の維持費として使われているとのこと。
もともとブルゴーニュであるのに加え、チャリティーの要素もあって価格もなかなかのお値段です。
格式と気品を感じさせるエチケットですね。
同じ赤ワインでもボルドーとは異なり、丸みを帯びた風味と味わいです。
香りも深みのある香りの中に甘さのあるニュアンスを感じます。味わいも酸味が尖らず、タンニンもしっかりしていると思うのですがまろやかさがありますね。
「これぞ、ブルゴーニュの銘醸」という感じのワインです。


最後のブルゴーニュは、さすがにおいそれと飲めるものではありませんが、ボルドーならこのレベルと味わいでこの価格というのは良心的ですね。
ワイン好きにもおすすめしますが、「興味はあるけどよくわからない」っていう人にもおすすめしたいお店です。
不忍通り沿い、動坂下交差点付近にあるワインバーです。

ちょくちょく通っていますが、レビューできないほど泥酔したり、喋りに夢中で「美味しかった」としか記憶しかなかったり、ということでレビューは3回目です。

こじんまりとしていて、お店の方とお客さんの距離感が近いのが魅力です。

マスターは、「うちは、チャージは無いですから、1杯からどうぞ」とおっしゃるので、本気で1杯だけ飲みに行きました。

いただいたのは、
■前菜セット(1,000円+100円)
20時までのハッピーアワーセットです。
500円相当のグラスワインと前菜盛り合わせで、1,000円です。高いワインを選んでも差額を払えばOK。
最近は、内容が定着してきたようで、中央には『茹で落花生の湯葉和え』があります。この落花生の食感が素晴らしく、リスになった感覚で前歯でボリボリと噛んでしまいます。いい噛み応えで、落花生の味が口に広がりますね。お酒との相性も、赤・白どちらのワインとも合うでしょう。もちろん、スパークリングワインでもビールでも大丈夫です。
白カビ系のチーズもあり、こちらをいただくと、しっかりとした赤ワインがいただきたくなりますね。
グラスワインは、ポルトガルのインソリートリゼルヴァ。グラスで600円のワインなので、セット価格にプラス100円でいただきました。
「珍しいワインですよ。ボトルの後ろに説明が書いてあります」とおっしゃるので見せていただくと、「オーク樽で熟成・・・」と書いてあるのがわかりました!が、ぶどう品種は、横文字の固有名詞が読めずにわからずじまい。語学堪能になりたいですね。味わいは、果実味があり、フルボディの本格派な味わいです。私は、どちらかというと、ガブ飲み派ですが、ちゃんと味わえる人でも美味しいと思うワインです。
しかも、酒屋さんでは売っていないものです。こういう品揃えがワインバーの魅力でしょう。

●シラー ラツィオ ヴィッラ シモーネ(5,000円)
同行者がなかなかのワイン好きなのと、久しぶりに一緒に飲んだため、1杯のつもりが1本になってしまいました。
ワイン通でも楽しめる味わいと、程々の価格ということで、こちらをチョイス。
ラベルもイタリアな感じで、ゴージャスなデザインなので、これを眺めつつ飲むと優雅な気分になれますね。
完熟感のある果実味があり、渋みもあるのですが、そんなに重くはなく、ちょっとだけ特別な日に飲むのに適したワインという印象でした。

■サザエのエスカルゴバター(600円)
エスカルゴを食べる際に使う窪みのあるお皿にサザエの切り身を入れ、たっぷりのキノコとともに焼いたものです。
陶器の器が熱を保持して、長い間温かいので、少しずつ食べられて、ワインバーにはうってつけのメニューでしょう。
白ワイン向きのメニューに感じますが、バターの味があるので、赤ワインでもいいですね。


軽くのつもりが軽くなくなってしまいましたが、それはお店に魅力があるからゆえのことでしょう。「ミイラ取りがミイラになる」ならぬ、「ワイン飲みがワインに飲まれる」という結果です。
「1杯だけ」のつもりで訪問する方は、強い意志が必要ですが、たまには飲まれるのも悪くないでしょう。
不忍通りの動坂下交差点付近にあるワインバーです。

ワインバーとなっていますが、意外に料理も充実しています。マスターとワイン談義に花を咲かせたいところですが、団体で行って、イロイロと料理を注文すると常に調理をさせてしまうこともしばしばです。
料理もワインもリーズナブルなので、他店でしっかり食べてしっかり飲んだつもりの予算を用意すれば、ここなら怖いものはありません。

いただいたのは、
■前菜セット(ハッピーアワーセット)(1,000円)
20時までの入店で注文できるお得なセットです。
前菜の盛り合わせとドリンク1杯のセットとなります。ドリンクは生ビールか赤・白ワインが選べます。スパークリングワインやグラス売りのワインでも高価格のものを希望のときは差額を払えばOKという親切なシステムです。この日は、暑いのでビールにしました(写真は割愛)。
パテドカンパーニュや白身魚のカルパッチョなど、お肉あり、魚ありとバランスよく盛られていますね。生ハムの下に敷かれてるのはルッコラセルバチコで、風味の強い野菜です。ちょっと高い野菜ですが、こういうものが遠慮なく盛られているのがいいですね。また、中央の小皿にあるのは、茹で落花生と湯葉の和え物です。女将さん特製の前菜で、いい食感の落花生を食べながらお酒を飲むと、ついつい深酒してしまいます。

■今日のキッシュ(600円)
今日のキッシュは、カボチャをメインにしたキッシュで柔らかい焼き上がりでした。ソフトな食感とカボチャの甘さが女性向きなキッシュです。ワインのつまみというと、お肉っぽいものが多くなってしまいがちなので、こういう料理があるといいですね。

■サザエのエスカルゴバター(600円)
エスカルゴが入っているではなく、サザエをエスカルゴ風に調理したものです。
サザエときのこをパセリとニンニクとバターの入ったオイルで絡めてオーブンで焼いたものです。
味わいは確かにエスカルゴですが、サザエなので安心して食べられます。また、オイルを吸い込んだきのこたちが非常に美味しいです。

■今晩のアヒージョ(800円)
大きな海老がたっぷり入ったアヒージョです。バゲットも付きます。
海老だけでなく、ブロッコリー・マッシュルーム・ニンニクも入り、一般的なお店よりも具も多ければ、野菜の量も多いでしょう。こちらも女性向けのアヒージョですね。
私はニンニク大好きなので、ニンニクをいただこうかと思ったら、間違ってマッシュルームを食べてしまいました。暗い店内では判別が難しいですね。

●クアフュアスト・カール・カスパー・アウスレーゼ(3,800円)
ドイツのラインヘッセンのワインです。ブドウ品種は、ミュラー・トゥルガウ50%、シルヴァーナ50%で、ドイツワインの定番品種ですね。
ワインバーに来るお客さんって、基本的にフランスの銘醸が好きだったり、世界の赤ワインのおもしろいところを比べたりして楽しんだりするのが主流なので、白は少数派でしょう。その中でも更にドイツワインとなると、日本には愛好家は少ないですね。こちらのお店は、田端の小さなワインバーですが、それでもちゃんとドイツワインを用意しておいてくれるのがありがたいです。言えば、おおむね、好みのものが出てくるところがお店の魅力でしょう。
同行者の希望の「甘い白ワイン」というリクエストでこのワインをいただきました。
樽香が無く、ストレートにぶどうの香りと甘さを感じさせてくれる上質なドイツワインで、イメージどおりのものでした。
ラベルは、余計なことが一切書いていないドイツっぽい武骨な感じがいいですね。

●エロス カベルネ・ソーヴィニヨン(3,800円)
イタリアのエミリア・ロマーニャ州のワインです。ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨンなのでフランス原産の有名品種を使っています。
イタリアワインですが、カベルネ・ソーヴィニョンを使いしっかりと仕上げてあるのでガブ飲みワインではありません。
フランスで作った場合と異なり、甘そうな果実味のある香りがしっかりしていますが、実際には甘くなく、重い赤ワインに仕上がっています。そして、アルコール度数も14.5%としっかりめですね。
ハートのマークのラベルもかわいらしく、デート向きのワインです。


しっかりとしたお料理をいただき、個性のあるワインを飲んで大満足です。ドイツのアウスレーゼから、イタリアのカベルネ・ソーヴィニョンという、フレンチやイタリアンのコースを食べていたら、絶対に選ばないようなワインの構成でも問題なしの自由な感じがいいですね。好みや気分で好きなワインが飲めます。この自由さがいいですね。肩ひじ張らないみんなのためのワインバーです。
文京区の動坂下交差点付近にあるワインバーです。

有名な喫茶店『さおとめ』の並びにあるお店ですが、小さなお店なので注意して見ていないと通り過ぎてしまうかもしれません。

店内は、いかにもワインバーという感じの落ち着いた雰囲気で照明も抑えてあります。
カウンター1本と2人用テーブルが2卓、4人用テーブルが1卓という小さなお店をマスターと奥様の2人で切り盛りしているアットホームなお店です。

いい雰囲気のお店ですが、テーブルチャージ無し、メニューの価格は税込みという良心的な価格設定のお店です。
メニューは、グラスワインが赤・白ともに500円~、スパークリングは600円です。料理はワインバーですが、品数は厳選されているものの、軽いものからしっかりとした食事までありますね。
500円の軽いおつまみでワインを楽しむもよし、パスタ(1,000円~)や本日ご用意したお肉の網焼き(1,500円~)などを頼めば、ファミリーでも楽しめるお店ですね。

いただいたのは、
■ハッピーアワーセット(1,000円)2016年10月
~20時までのサービスメニューです。グラスの赤・白ワイン、もしくは、ビール1杯と前菜盛り合わせのセットです。100円増しでスパークリングワインにもできます。
コッパ・生サラミ・生ハム梨・地鶏のテリーヌ・スパニッシュオムレツ・カプレーゼと盛りだくさんの前菜です。お店の前菜の目玉商品をひと口ずついただいたかのような盛り合わせですね。生ハムを旬の梨と合わせるのはおもしろいですし、コッパの熟成感もいいですね。素材はどれもいいものが揃えてあるのがわかります。テリーヌは、鶏とのことですが、肉の旨みもしっかりしている味わいで驚きです。
この1皿でワインがすすみますね。

■青森小田桐農場直送、馬刺しのカルパッチョ、胡麻の香りを添えて(1,000円)2016年10月
赤身の馬刺しにたっぷりとチーズを振りかけ、ルッコラとともに盛られています。馬刺しの赤身の味わいもいいですが、それにルッコラの個性が加わると薬味のようないい働きをしてくれて、複雑な味わいになりますね。

■赤座エビの香草網焼き、レモンを添えて(2尾800円)2016年10月
2尾800円ですが、3人だったので3尾用意してくれました。個人店だからこそ、こういう対応をしてくれますね。
特徴的な長い手が無いので赤座エビではなく、アルゼンチン赤海老かもしれませんが、ぱっくりと割って焼かれた海老は香ばしくて美味しいですね。
特に海老味噌のところが美味しいです。

■人気のライスコロッケ(2個500円)2016年10月
こちらも、2個で500円ですが、3人だったので1人1個用意していただけました。
なかなか立派なサイズのライスコロッケで、割ると中からチーズがトロりと出てきます。
トマトソースはフレッシュ感がありますね。この味わいなら、赤だけでなく、白にも合いそうでよくできているかと思います。

■チーズ盛り合わせ、ドライフルーツ添え(1,000円)2016年10月
いい具合に酔いが回ったら、こういうおつまみがいいですね。
2~3人でシェアするにちょうどいい量で、いろんなチーズをつまみつつ、赤ワインを飲めば夜が更けていきます。

●ラサス(5,400円)2016年10月
スペインの白ワインです。果実味たっぷりというわけではなく、爽やかな酸が心地いいです。セラーは白ワインにはやや高めの設定なようで、最初の1杯目は香りが楽しめ、ワインクーラーで冷えると本領発揮の美味しさになりますね。そんな説明もマスターがしてくれるのでそういう点も付加価値のひとつでしょう。
魚介との相性がよさそうなワインですが、生ハムなどとの相性も良く、マルチなワインです。

●ガルダ クラッシコ ロッソ ファビオ コンタト(8,000円)2016年10月
ボトルで8,000円ですが、酒屋の実売価格で6,000円弱なので、お店で飲む価格としては非常に安いですね。ワインバーなので当然ながらこだわりの仕入れですが、このぐらいの価格帯のところが最もお得感のある価格構成になっているかと思います。逆に言えば、ご主人が飲んでもらいたいワインがこのぐらいの価格なんでしょうね。
値段の張るワインというのは、相応にしっかりとした骨格になるので、ワインの渋みや酸に慣れていないと美味しく感じないものが多いのですが、これは特別です。完熟した葡萄由来の芳香があり、オークの樽香もしっかりするのですが、それでいて重すぎないミディアムボディのワインです。味覚の異なる複数人でワインを飲んだ際に好みの方向が異なると、ある人は美味しいと感じても、別の人はそう感じないこともありますが、このワインなら、誰もが美味しいと感じるものでしょう。

●セラベル コスティエ-ル・ド・ニーム(ボトル3,500円)2016年11月
フランスのコート・デュ・ローヌの赤ワインです。果実味があるものの、タンニンもしっかりしていて、いかにも『南フランスのワイン』って感じのワインです。ワインリストにあるメニューがすべてでなく、予算と好みを伝えるとそれに合ったワインを出してくれるのもお店の魅力です。

軽く飲むのにもよし、しっかり飲むのにもよしのワインバーですね。駅から離れた文京区内の小さなワインバーということで、フラッと一見さんが来るお店というよりも、ある程度通って、マスターとも人間関係を形成しつつ、好みをわかってもらい楽しむお店かと思います。
リーズナブルにも楽しめますが、ボトルで注文し、ある程度の価格を払ったほうがお店の真価が味わえるでしょう。

  • ラ・バスタン・タンペット・ ペットナット(ボトル7,500円)2024年5月
  • ジャンニ・ブルネッリ・ロッソ・ディ・モンタルチーノ(ボトル13,000円)2024年4月
  • コンテ・ド・ヌーシャテル・ブリュット・ロゼ(800円)2024年3月

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8位

菓子工房 おおはら (武蔵白石、安善、小田栄 / ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/10訪問 2016/10/23

今、川崎で一番目が離せない菓子工房!

川崎区浅田にある豆菓子とケーキを扱うお店です。地元川崎で創業して80年以上という豆菓子屋がケーキも扱う新業態のお店です。

持ち帰り専門店と思いきや、店内には小さなテーブルが2卓あり店内飲食も可能です。

いただいたのは、
■チーズキューブ(260円)2016年10月・2014年10月
ただのチーズケーキかと思いきや、チーズが青カビ系でした。ゴルゴンゾーラに代表される青カビ系のチーズは、塩気が効いているものが多いので、そのままいただくか、パスタに加えるぐらいの用途かと思っていましたが、チーズケーキにしてもなかなかのものです。
「塩味がするのでは?」と心配していたのですが、そんなことは無く、においもしないので、チーズが苦手な人以外なら食べられる味に仕上がっています。
と、初回は記載しましたが、2度目食べてみると、塩味もチーズの風味もなかなかあり、強い仕上がりですね。造りが変わったのか、味覚が悪かったのかは不明です。甘味としてよりも、ブランデーと一緒に楽しみたい味わいですね。
価格も安いですし、是非とも試していただきたいものです。


■林檎と桃のケーキ(260円)2016年10月
甘すぎず、あっさりとした感じの仕上がりのケーキで、リンゴの風味を強く感じますがいい具合に甘く煮てあるので、ちゃんとケーキとしていい仕上がりになっていますね。

■ミルクレープ(260円)2016年10月
層になっている部分のクリームに小さな栗が入っています。季節感を感じるミルクレープですね。こういうところに気遣いがあるので、何度利用しても楽しめるお店です。

■ショコラメゾン(260円)2016年9月
富士山型の小ぶりなケーキです。ココア入りのスポンジの上に2種のクリームが盛られていますが、どちらも甘さが控えめで上品な仕上がりですね。

■ピュアロール(150円)2016年9月
シンプルなロールケーキと思いきや、季節感を演出するケーキで、今の時期は夏みかん味のあんこがはいっています。ロールケーキの一番真ん中のあたりに入ってますね。マーマレードみたいなものを使ってあんこを作ったようで香りがいいですね。
リーズナブルなので、コストパフォーマンスが高いケーキです。

■川崎餃子みそ味カシューナッツ(380円)2014年9月
もともとは、豆菓子屋なので、ケーキよりもこちらが本業です。しかも、この商品は、川崎餃子舗の会との共同開発です!
カシューナッツを小麦粉の生地でコーティングし、『かわさき餃子みそ』で味付けされています。
なかなかおいしいという声を聞かない『かわさき餃子みそ』ですが、ベースのカシューナッツのナッツ特有の油分に対し、味噌味と山椒などの香辛料の風味は合わなくないです。
そもそも、餃子は、それ自体に下味がついているので店によってはタレを使う必然性が無いこともあります。なので、存在を疑問視されてしまう『かわさき餃子みそ』ですが、シンプルなナッツと組み合わせることで食べられる味に仕上がっています。
おつまみにするならもうちょっと塩味が濃いほうがいいと思うのですが、好みの問題かもしれません。また、このレビューで味が改善されたらうれしいですね。

■懐かしのモンブラン(260円)2014年10月
外側はマロンクリームで中は生クリームでできており、中央には栗が丸ごと1個入っています。クリームは甘さ控えめで、落ち着いた味わいですね。飽きが来ない味わいとボリュームでなかなか良い出来です。

ケーキも本業の豆菓子もなかなか優れており、価格も抑えめなので、おすすめのお店です。

  • チーズキューブ(260円)2016年10月
  • 林檎と桃のケーキ(260円)2016年10月
  • ミルクレープ(260円)2016年10月

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9位

おつな寿司 (六本木、乃木坂、六本木一丁目 / 寿司、弁当)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2016/02訪問 2016/03/08

創業明治8年 六本木名物の裏返しのいなり寿司

六本木駅すぐ近くの寿司店です。

いなり寿司の名店で、店構えも都会の一流の寿司店の雰囲気があります。
店内に入ると、すぐに持ち帰り用の折詰の見本が並ぶレジがあり、その奥には立派なカウンター、更に奥には、テーブル席がありますね。

持ち帰りのいなり寿司が有名ですが、店内でも飲食が可能で、平日限定でリーズナブルなランチもやっています。
ランチメニューは、にぎりとちらしで各1,240円です。ともに大盛りにすると1,650円となります。

いただいたのは、
■にぎり(1,240円)
赤身2貫、白身、サーモン、ほたて、玉子、細巻6切れ、それにいなり寿司という構成です。
赤身はもちろん本鮪。味が違いますね。細巻は6切れあるうち、2切れカッパで、残りは鉄火ですが、そのうち2切れは脂がのっていて、トロの端切れなようですね。こちらもいい脂をしていて、美味しいです。
特筆すべきは、ほたてです。厚みがあって旨みも十分。いいものが使われています。これは素晴らしいです。
サーモンも臭みなく、いいものが使われているようです。人によっては寿司種としてのサーモンに否定的な人もいますが、さすがいいお店のものは美味しいので、そういう人にも食べていただきたいレベルのものです。
鉄分のしっかりとした赤身、脂のあるサーモン、旨みの強いほたてと個性的なものが多いところで、白身はカンパチでしようか?、切り身なのでわかりませんが、上品な味わいのもので握りは味が被らないようにできています。
お椀が付きますが、これがまた上品でよいものです。アラ汁や味噌汁ではなく、お吸い物で、とても上品なれど、しっかりと出汁が出ていて、とても風味も良いですね。
久しぶりに都内のいいお寿司屋さんのにぎりをいただいた感じがしました。ランチとしてはちょっと値段が張りますが、その価値は十分にあるでしょう。

続いて、持ち帰りでいただいたのは、
■おしんこ巻いなり(965円)
このお店は明治8年に大名屋敷が多かった麻布竜土町に開業した茶屋が始まりです。「つな」さんがつくるいなり寿司が美味しかったことから、このいなり寿司が「おつなさん」と呼ばれ、お店の屋号にもなっています。
裏返しになった油揚げが特徴なのですが、「裏(裏番組)を食う」ということで、六本木のテレビ関係者の手土産として重宝がられているという名物です。
いなり寿司は、食べると柚子が香り、上品なこと極まりないです。下町の典型的ないなり寿司とはひと味ちがう味付けです。油揚げの味付けは結構甘いと思うのですが、揚げが裏返しになっているため、保水力が程よいのと柚子の風味があるのでくどさは無いですね。また、裏返しだと口当たりが柔らかになりますね。
ちなみに重さは53gとおおむね標準的なサイズですね。
細巻は、3種類あり、沢庵・きゆうりの奈良漬・山ごぼうです。定番のかんぴょう巻の折詰でもよかったのですが、ここでしか見られない特徴的なものだったのでこれを選びました。どれも食感がいいですね。味わいがはっきりとした食材が巻かれていますが、シャリがしっかりしているのでバランスが良く美味しくできていますね。
ちなみに重さは16gと1個のサイズは小さいです標準は25g程度で断面の大きさは一般的なので、小さいというよりも短いというのが正しい表現でしょう。ひと口で食べやすく、具の比率が多くなるので美味しい細巻きかもしれません。

お店でいただいたランチもそうですし、持ち帰りの折りもそうですが、上品で完成度の高い寿司ですね。さすが六本木名物です。時代は変われど、名店の味は残り続ける、そういうお店です。

  • ランチの『にぎり』(1,240円)2016年2月
  • おしんこ巻いなり(965円)2016年2月
  • ランチのお椀2016年2月

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10位

中華美食府 (田端、西日暮里 / 中華料理、四川料理)

9回

  • 夜の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 昼の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2019/08訪問 2019/09/04

ここのハイボールは濃いのです

田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。

真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

店内はテーブル席主体で、座席数も多く、40人ぐらいは入るでしょうか?
大きな宴会にも、小さな飲み会にも最適なお店です。

お店のご主人は腕はいいのですが、料理の質にムラがあるのが欠点です。ランチはボリュームがウリのメニューになっていて、どれを頼んでも差が無いです。夜は、ものによって、また日によって、差がありますね。

いただいたのは、
■よだれ鶏(880円)
四川料理の定番の前菜です。よだれが出るほど美味しいからこの名前になっています。
蒸し鶏を香辛料が入ったタレ、ラー油的な辛い油で和え、更にスパイス、ゴマ、ピーナッツなどをかけてあります。
ストレートに辛いですが、ピーナッツやゴマの風味が効いていてバランスがよく、お酒のすすむ味ですね。

■豆苗炒め(580円)
辛いものの箸休めにいただきました。
あっさり塩味に軽いニンニク味で、シャキッと炒めてあります。

■にら玉子炒め(680円)
シンプルにニラと玉子の炒めです。サッと炒めてあって上手にできていますが、割高ですね。
この日は、メニュー選びの主導権を握っていなかったので、野菜を使ったさっぱり系の料理が多くなっています。

■野菜炒め(780円)
野菜だけでなく、少量の豚肉を加え、醤油も加えてコクのある仕上がりになっているので、こちらなら男性も食べられますね。

■酢豚(880円)
香酢を使ったしっかり味の酢豚です。揚げたてを上手に炒めてくれるので衣のサクッと感も野菜のシャキシャキ感もあり、いい仕上がりですね。

■五目焼きそば(880円)
麺は、かた焼き(揚げ)にもしてくれます。もちろん、かた焼きでお願いしました。
お店で揚げたパリパリ麺は美味しいですね。こういうところに技術力の高さと個人店ならではの融通を感じます。

■カニチャーハン(800円)
カニ缶の身とレタスを使って仕上げたあっさりとしたチャーハンです。
ランチと違って、手抜きなしで作ってくれて、できたてなので上品に美味しいです。

●生ビール(390円)
毎週金曜日は、生ビールがサービス価格だったのですが、お店の経営も順調なようでこのサービスが終わってしまいました。残念!

●黒ハイボール(380円)
ウイスキーのコーラ割です。
今回の伏兵です。ハイボールのアルコールが濃いのは以前に経験していたのですが、それを忘れて注文です。他のお酒もそこそこ飲んだところで頼んでしまったので、ハイボールのアルコールでやられてしまい、帰りはクラクラでした。


中華料理は料理のバリエーションが豊富ですし、こちらのお店はお酒も安いので飲むのに適したお店ですね。ランチもいいですが、飲みに使うと満足度が高いお店でしょう。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。

真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

店内はテーブル席主体で、座席数も多く、40人ぐらいは入るでしょうか?
大きな宴会にも、小さな飲み会にも最適なお店です。

お店のご主人は腕はいいのですが、料理の質にムラがあるのが欠点です。ランチはボリュームがウリのメニューになっていて、どれを頼んでも差が無いです。夜は、ものによって、また日によって、差がありますね。

いただいたのは、
■バンバンジー(500円)
前菜の定番の棒棒鶏です。
濃厚なソースに砕いたピーナッツも入っていて、街の中華料理店としては、なかなか手の込んだものです。
ソースは辛くなく、誰でも食べられる味ですね。
鶏肉の量はそんなに多くなく、下にはキャベツやキュウリなどの野菜があり、全体としてはヘルシーでしょう。

■川エビ唐揚げ(380円)
小皿に盛る前菜的なメニューですが、ちょっと大きめの皿に盛られているので、見た目は残念な印象があります。
シンプルなおつまみですね。

■干し豆腐の和え物(220円)
お店の定番前菜です。中国独特の水分が抜けた豆腐を細切りにしたものですが、豆腐の味が凝縮していて、美味しいものです。
すぐに出るメニューでもあるので、1品目はこれから始めるのがいいでしょう。
手軽で安いですが、女性も好む味ですし、早く出てきて男性にも満足の万能な前菜ですね。

■水餃子(380円)
中国で餃子といえば水餃子です。こちらのお店の場合、焼き餃子よりも安いです。しかも、ゆで餃子ではなく、スープ仕立てにしてくれているので更にお得感がありますね。今回は、汁にネギも入っていました。
お店の方は、中国でも東北部の出身なので餃子を得意としており、皮のモッチリ感が美味しいです。

■海鮮刀削麵(880円)
「海鮮」ですが、青梗菜、キャベツ、もやし、ネギ、人参などの野菜が入り、五目というか、野菜刀削麺という感じもするものです。
麺は、生地を「シュッ、シュッ」とそぎ落として作ったものではなく、きしめんのような幅広麺の横を薄くビラビラにして、似たような食感にしたものです。
お店の方も「本物じゃない、工場で作ったもの」と正直に教えてくれました。嘘をつかない正直なスタイルもこのお店の特徴で、好感が持てますね。


おおむね何を食べても美味しく、総じて安いので、普段使いにピッタリのお店です。街の中華料理店として頼もしい存在ですね。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。

真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

店内はテーブル席主体で、座席数も多く、40人ぐらいは入るでしょうか?
大きな宴会にも、小さな飲み会にも最適なお店です。

お店のご主人は腕はいいのですが、料理の質にムラがあるのが欠点です。ランチはボリュームがウリのメニューになっていて、どれを頼んでも差が無いですが、夜は、ものによって、また日によって、差がありますね。

いただいたのは、
■香辣車エビ(1,280円)
殻付きの海老を揚げて、殻まで食べられるようにし、それに花椒・唐辛子・ネギなどでいい香りと刺激を付けたものです。
盛り付けも高級中華の風格ですね。これができる腕前なのですが、日によってクオリティーが違うのが難点です。しかしながら、今回は本領発揮で大満足です。
パリパリの殻の食感と海老の旨み、それに香辛料の刺激が美味しいです。以前、食べたときよりニンニクが減り、香辛料の量も少し減りました。刺激が少しマイルドになり、バランスのいい味わいになり日本人向けになった気がします。

■牛肉の四川風煮込み(1,380円)
国語では『水煮牛肉』といい、四川料理の有名激辛料理です。
唐辛子・花椒をはじめとする香辛料とニンニクやネギなどの香味野菜を丁寧に油で炒め、香りや刺激を抽出し、肉や野菜と合わせるという料理です。
オイリーですが、その油に味わいが出ていて、四川料理の定番の技法です。
牛肉だけでなく、もやしや白菜などの野菜も入り、混ぜて食べると意外にバランスがいいです。

■豆苗炒め(580円)
辛いものの箸休めにいただきました。
あっさり塩味で、シャキッと炒めてあります。

■お通し(無料)
お酒を頼むといつも出てくるピ―ナッツです。
中華料理店のお通しは、無料がいいですね。

●ポッピーセット(500円)
どこでも同じホッピーですが、焼酎の量が多いですね。
ナカを頼むと、セットのときよりも焼酎が多かったです。

●ワイン(白)・ボトル(1,900円)
メニューには『ヒーローズ・ソーヴィニヨンブラン』と書かれていますが、チリのソーヴィニヨンブランをメインにシャルドネをブレンドしたものです。安いので問題なしです。
フレッシュな印象のワインですね。

●ワイン(赤)・ボトル(1,900円)
白と同じくチリ産です。
メルローをメインにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたものと、写真のカベルネ・ソーヴィニヨンをメインにシラーをブレンドしたものの2種類があり、選ばせてくれました。
中華料理店のワインでも、選べるというのは嬉しいですね。
ボリューム感がある品種のブレンドなので、果実味しっかりの若飲みワインで、中華料理にぴったりです。

今回は、お店の本領発揮という感じで美味しい四川料理をいただけました。ご主人は四川省出身ではありませんが、四川省出身の料理人は日本に少なく、本物の四川料理を低価格でいただくのは難しいですね。そんな中で、このような本格派の四川料理がいただけるのはありがたいです。
ワインも選べて魅力的ですし、実力が復活してきた印象です。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。
真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

ご主人の腕はいいのですが、料理によって出来にバラつきがあるのがちょっと欠点です。
上手にメニューが選べると美味しく楽しく過ごせます。

いただいたのは、
■カニチャーハン(800円)
チャーハンは、本領発揮のメニューでご飯全体にしっかりと玉子が絡んていますね。大陸系中華では珍しいしっとりとした仕上がりで日本人向けに寄せて作っている感じです。
この価格なので、蟹は大量には入りませんが、見た目にも見えますし、蟹の風味がします。また、味付けもその蟹を感じられるようにあっさりしていますね。

■エビとキクラゲ玉子炒め(880円)
ホワイトボードに掲げられていたおすすめメニューです。
玉子、キクラゲ、海老、小松菜、人参を塩味であっさりと炒めたものですが、海老のサイズもなかなかよく、キクラゲもコリコリとしていて厚みがあり、良質な材料を使っているのがわかります。
味付けも素材の味が活きるように上手に仕上げてあります。

■ナスの中華味噌炒め(780円)
『醤爆茄子』という北京料理の定番です。
夏なので、ナスが美味しいですね。濃いめの味噌味でお酒が進みます。

■干し豆腐の和え物(220円)
お店の定番前菜です。中国独特の水分が抜けた豆腐を細切りにしたものですが、豆腐の味が凝縮していて、美味しいものです。
すぐに出るメニューでもあるので、1品目はこれから始めるのがいいでしょう。

■牛ハチノス四川風和え物(580円)
ハチノスとネギの辛いの和え物です。本格的な四川料理ではもっと複雑な調理法ですが、それを簡略化したものです。
唐辛子がたっぷり入っていて、非常に辛かったです。
この料理を久しぶりに食べましたが「こんなに辛かったっけ?」って思うぐらい辛かったです。

■焼き餃子(400円)
スタンダードな仕上がりの餃子ですが、1個のサイズも大きく、非常にお得なメニューでしょう。
寒い日には水餃子もおすすめです。


安く飲むのに便利なお店ですね。お店も混雑していませんし、利用しやすいと思います。
全ての料理を気合を入れて作ってくれれば大満足ですが、そうでないのが小さな欠点ですが、一般的な大陸系中華料理店の平均よりは上を行く質だと思います。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。
真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

今回は、食べ飲み放題でいただきました。価格はは、2時間3,218円、2.5時間3,758円、3時間4,298円です。

いただいたのは、
■食べ飲み放題2.5時間(3,758円)
食べものの詳細を語る前にお酒のこと。
飲み放題ですが、生ビールはいつもどおりの生ビールでした。しかし、ハイボールは、非常に濃くて、普段の3倍ぐらいはありそうです。
結果、生ビール2杯とハイボール1杯で終わりです。
・バンバンジー
茹で鶏にピリ辛のタレをかけた定番の前菜の棒棒鶏です。
味はいいのですが、ボリュームが多いですね。食べ放題なのでイロイロ食べたいのですが、このひと皿で4人分程度になります。半分ぐらいの量にしてくれると嬉しいですね。
・牛肉のオイスターソース炒め
牛肉の他に玉ねぎ・人参・ピーマンが入っています。玉ねぎが多いのが特徴的です。
味付けは、オイスターソースはあまり強くないですが、塩味はちょうどいいぐらいです。炒め加減は絶妙ですね。牛肉の材料費が高いから玉ねぎが多いのかと推察します。
・ナスとジャガイモとピーマンの炒め
東北料理の『地三鮮』という料理です。
こちらのお店のオープン当初の品質と比べると、ずいぶんと劣化した感じがしますが、調理技術は確かなので、炒める火加減が絶妙で、ジャガイモを中心とした野菜の炒め物としてはいいですね。
・豚肉の細切り味噌炒め
北京料理の『京醤肉絲』という料理です。
本来なら、もっと、醤の量が多く、味も濃いもので湯葉で巻いて食べるのですが、食べ放題だと湯葉が出ず、味も薄めです。
・カニと青梗菜炒め
シンプルな料理なので、炒めるのが上手なここのご主人が作ると美味しいですね。さすがに「カニ」と「青梗菜」と銘打っているだけあって、材料もケチっておらず、美味しい炒めです。
・小籠包
団体での利用なので、セイロでは出せなかったようで、お皿に盛られてしまいましたが、これもなかなかの美味しさです。皮がやや厚いですが、肉汁もしっかりしていて美味しいです。
・焼売
こちらも小籠包と同じでお皿での提供です。焼売っていうのは、味が薄くなってややボケた感じになることも多く、小籠包よりも難しい点心ですが、こちらのものは旨みがあって美味しいです。
点心は、総じて美味しく、通常メニューと同じ品質なのでおすすめです。
・海鮮焼きそば
ベビー帆立や海老が入るなかなか豪華な焼きそばです。美味しいですが、このあたりでお腹いっぱいです。
・五目焼きそば
海老のサイズもなかなか良く、ちょっと高級なフクロダケを使っていて豪華な焼きそばです。なぜか、主食になると豪華になる食べ放題です。


良くも悪くも、『上手な』料理人で、食べ放題用に上手に調整されている感じがしますね。調理技術は確かです。価格相応というか、失敗した感じにならないように上手に調整されている食べ放題料理感じがします。
宴会なら、食べ飲み放題は幹事にとっては便利ですが、単品メニューのほうが美味しいものが多く、満足度が高いでしょう。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。
真っ赤な外観がいかにも中華料理店という感じで目立ちます。

週の前半から小さな飲み会をしているお客さんによく遭遇します。むしろ、私がそのひとりです。
金曜日は生ビールがサービス価格の190円になりますが、ワインや紹興酒は普段の価格でも安いので飲むとなるとここはおすすめですね。

メニューにある料理の中で食べたいものはおおむね食べてしまったのですが、コストパフォーマンスがよく、キャパシティもあって、混雑していないお店が他に無いのである程度のペースでここにきてしまいます。

いただいたのは、
■干し豆腐の和え物(220円)
とりあえず、すぐに出るメニューの中で安くて、居酒屋に無いので頼むと満足度が高いから必ず食べてしまいます。
麺のようですが、厚みのある湯葉を刻んだものです。パクチーが入っていたり、香辛料を使ってピリ辛に仕上げてあったりすることもありますが、この日はシンプルに塩味だけです。それでも豆腐の味がするので美味しいですね。
この調理のブレがこちらのお店の気になる点です。

■牛肉と内臓の盛り合わせ(880円)
中国語名『夫妻肺片』という、四川料理王道の前菜です。
ハチノスは必ず入る食材で、レバー・ハツ・タン・すね肉などがお店や料理人により入ったり入らなかったりします。
基本は、四川特有の麻辣な味付けでたっぷりと煮汁というか、ソースに漬かった状態で出てきます。
こちらのものは、肉系の量が少なく、ネギとセロリを使って和えてあります。麻辣な香辛料とネギやセロリは相性がいいので、本流からはだいぶ外れた作りですが美味しい仕上がりです。
使う肉はハチノスとすね肉ですね。臭みの無い仕上がりで香味野菜と香辛料の味わいもあって、モツ系が苦手な人でも食べられるでしょう。
伝統的なレシピを大きくアレンジしているのですが、ローコストにアレンジしています。ともすれば、安っぽい味わいになりかねませんが上手に仕上げてあります。

■季節野菜と海鮮炒め(880円)
海老とホタテを小松菜と共にニンニク塩味で炒めたものです。こういうシンプルなものこそ料理人の腕がはっきりと出ますね。小松菜の火加減が絶妙で、レベルの高い仕上がりになっているのは確かです。
あとは、海鮮の比率をもうちょっと多くするか、サイズアップして欲しいですが、他店に比べると割安です。

■鶏肉の甘辛炒め(880円)
日本語のメニュー表記から、中華料理の詳細を知ることは難しいですが、これはその典型という感じの料理でしょう。
鶏肉は丁寧に小さくカットし、衣をつけて揚げるように高温で炒めてあります。酢豚の調理法に近い感じですね。ソースと絡めても衣の食感が残っており、腕の良さを感じます。
味付けは、酢豚の酸味を抑えて醤油を効かせた味ですね。これが辛かったら四川料理の『宮保鶏丁』でししょう。そのアレンジなのかもしれませんね。

●白ワインボトル(1,900円)
メニューには『ヒーローズ・ソーヴィニヨンブラン』と書かれていますが、チリのソーヴィニヨンブランとシャルドネのブレンドです。安いので問題なしです。

●紹興酒5年(1,700円)
こちらも銘柄が変わりましたね。以前は三国志の孫権のラベルでした。あまり有名な会社のものではなさそうですが味は問題ありません。


こちらのご主人は、腕はいいのですが、材料を抑えたりして完成した料理にブレがあるのが弱点ですね。すべての料理を誠実に作ったらもっと美味しく、満足度も高まると思います。ですが、このブレも中国人らしい感じがして、メニューからお得で美味しいメニューを探すのも楽しみのうちでしょう。
そして、根本的には料理に多少のブレがあっても、お酒が安くて、料理は美味しく飲めるお店なことには違いないので迷わず利用すべきお店ですね。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。
真っ赤な外観が目立ちます。

お店のキャパシティもそこそこあり、宴会をしているお客さんも多く、繁盛ぶりがうかがえます。
また、食べ放題・飲み放題もやっているので、若い男性からも支持されていますね。
こうやって、日本人のお客さんを上手に取り込むことが大陸系中華料理店の繁盛の秘訣です。
もちろん、日本に住む中国人のお客さんも、故郷の味を食べにきています。

一部の料理の値段がオープン当初よりも変わっていました。材料費が高騰したのか、元の価格設定が間違っていたのかは不明ですが、大陸系中華料理店はこういうことが多いので、メニューからお得感を見抜く力が必要です。

いただいたのは、
■腸詰(520円)
広東料理や台湾料理でよくある、甘さのある中華風ソーセージです。甘さもありますが、旨みもあって、ビールがすすみます。

■青梗菜と椎茸炒め(800円)
椎茸ではなく、フクロダケの炒めが出てきました。こちらのご主人は、素材をカットするのは大変丁寧で、青梗菜に均等に火が入るように見事なまでに同じサイズにカットしてあります。サッと炒めてあり、野菜の味を感じる出来のいい炒めでしょう。

■豆苗炒め(580円)
豆苗をニンニクとシンプルに炒めたものですが、こちらのご主人は調理がうまいので、いい仕上がりです。

■鶏肉と唐辛子炒め(1,200円)
四川料理の定番『辣子鶏』です。
見える唐辛子の量が多くないので、「ケチったな」と思っていたのですが、丁寧に油に辛さを移し、それで鶏肉を揚げたようで、赤くないのに非常に辛いです。今まで食べた『辣子鶏』の中で一番辛いです。見た目でナメてはいけません。

■牛肉の鉄板焼(1,080円)
オイスターソース炒めもあるのですが、食べても似ていて違いの判らない料理でした。たくさんの牛肉を野菜と炒め、旨いタレをまんべんなく絡めてあります。実力が出ていますね。

■海鮮おこげ(1,180円)
あんをかけたときの「ジューッ」という音も楽しめ、もちろん味も美味しいので目・耳・舌で楽しめる料理です。
文句無しの美味しさですが、やや高いかなぁと思って注文しています。街の中華料理店だったらもうちょっと安くしてほしいですね。

■水餃子(380円・写真は×2人前)
中国で餃子といえば水餃子です。こちらのお店の場合、焼き餃子よりも安いです。しかも、ゆで餃子ではなく、スープ仕立てにしてくれているので更にお得感がありますね。
お店の方は、中国でも東北部の出身なので餃子を得意としています。そのため、美味しい仕上がりですね。お得な料理なので今回は2人前で注文してみました。

■焼き餃子(400円)
皮がしっとりとしていて、あっさりと美味しいですが、水餃子と比べてしまうと水餃子のほうが好みですね。

■海鮮刀削麵(880円)
海鮮といいつつも野菜もたっぷり入って、五目刀削麺という感じです。
今回でこちらの刀削麺を食べたのは2回目ですが、麺はもしかすると乾麺かもしれません。私の想像ですが、麺があまりにも均質なのでそんな気がしました。


田端界隈では、味と価格とお酒の値段のバランスがいい、飲みにちょうどいい中華料理店店ですね。
リーズナブルな価格でお酒も食事も楽しみたいときにはついつい選んでしまいます。
田端駅から動坂下交差点に行く途中にある中華料理店です。
真っ赤な外観が目立ちますね。

お店のキャパシティもそこそこあり、宴会をしているお客さんも多く、繁盛ぶりがうかがえます。
また、食べ放題・飲み放題もやっているので、若い男性からも支持されていますね。
こうやって、日本人のお客さんを上手に取り込むことが大陸系中華料理店の繁盛の秘訣です。
もちろん、日本に住む中国人のお客さんも、故郷の味を食べにきています。

何度か利用していますが、オープン当初に比べると、経営が順調だからか、原材料費の高騰からか、一部の料理の質の低下がみられるものの、周辺に競合するような腕のいい大陸系中華料理店がないので繁盛していますね。
「以前の味がよかったなぁ」と思いつつも、今夜も通ってしまいます。

いただいたのは、
■香辣車エビ(1,280円)
殻付きの海老を揚げて、殻まで食べられるようにし、それに花椒・唐辛子・ニンニク・ネギなどでいい香りと刺激を付けたものです。盛り付けもゴージャスな感じなのでちゃんとしたお皿に盛られて、ちゃんとしたお店で食べたら、きっと、高級中華に変身する料理です。
パリパリの殻の食感と海老の旨み、それに香辛料の刺激がいいのですが、最近は花椒が少なめです。ニンニク好きにはOKでしょう。

■干鍋鶏(1,080円)
『麻辣香鍋』と呼ばれる比較的新しい四川料理です。
鍋に盛られていますが、汁は無く、炒め物に近い感じですね。これと上記の海老を頼むと「お客さんの頼む料理、いつも時間かかるやつネ」って言われちゃうので、軽い前菜とサービスのピーナッツでスタートはしのいでいます。
小さく刻んだ鶏肉と野菜に見事に花椒と唐辛子の刺激が絡まり、いい味出しています。以前食べたときは腐竹(中国の湯葉)が入っていたのですが、この日は無し。こちらのご主人は、レシピの中から品目数を減らしてコストダウンを図る傾向にありますね。均等なサイズに切られた鶏肉からは、丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

■ナスとジャガイモとピーマン炒め(780円)
『地三鮮』と呼ばれる定番中華ですが、これも以前の写真と比べると色が地味です。パプリカの赤が無いですね~
ピーマンがはいっていますし、個人的には、ジャガイモのほっこり感がこの料理の醍醐味なので、見た目の地味さ以外に問題はないと思っています。
また、良い点としては、一般的な地三鮮では、肉は入らない、もしくは、出汁のかわりに挽肉を少量入れるぐらいなのですが、こちらは豚肉がしっかりと入っています。こういう点はいいですね。

■ブロッコリーの淡雪カニあんかけ(900円)
この料理は、以前と変わらず、品質に変わりなしですね。
蟹のあんもたっぷりかかっていて、見事です。

■春巻(400円)
カットせず、パセリなどの添え物もないので見た目はさみしいですが、パリッと揚がり、中のあんもトロッとしていて、いい仕上がりです。点心は炒め物の安さと比べると、もともとの価格設定も他のお店並みの価格にしていたので、劣化は無いです。

■水餃子(380円)
皮から自家製の餃子で、スープ仕立てになっており、非常に美味しいのですが、380円という安さが魅力です。
こちらのお店の価格設定は、材料費と手間で計算しているりょうです。料理の完成度は考慮していませんね。なので、こういう中国でも家庭的な料理・一般的な料理だと安い傾向にあります。しかし、ご主人はセンスがいいので、価格以上の仕上がりになっていますね。そこらへんの文化の差が、割高感や割安感を生んでいる原因でしょう。本当は日本人にコンサルしてもらって、価格設定するといいのかと思います。

■海鮮刀削麵(880円)
日本人が好きなので、作り始めたようですね。中国でも郷土色のある料理ですが、ある程度の技術があればできるようで、日本に来ている料理人の中でも腕のいい人は、「やればできる」という感じの料理なようです。
そのため、専門店のものよりも、やや厚めの仕上がりの麺ですが、スープと具の味付けには間違いがないので、なかなかの仕上がりでしょう。半ライスも付くのでこれだけで夕飯にもできるかと思います。(私は飲みのシメなので半ライスは遠慮しました)
魚介メインという感じではなく、野菜もたっぷりの五目っぽい感じです。

■担々刀削麵(880円)
麺は海鮮と同じです。具はもやしが多く、辛さは程よいでしょう。ご飯と一緒に食べるなら、担々刀削麵がおすすめですが、栄養バランスやお得感なら海鮮ですね。

使う材料の合理化があっても、料理人の腕は確かなので、この界隈では安定的に美味しいお店であることは間違いないでしょう。
金曜は生ビールの価格が割引にもなっており、ますます、飲みに使えるお店ですね。
田端駅と動坂下交差点の中間にある中華料理店です。
前も中華料理店だったのですが、居抜きで2015年5月にオープンしました。
真っ赤な外観に看板にも「四川料理」の文字があります。
お店の外のおすすめ料理に北京ダック(要予約)があったので、オープン当初から気になっていました。
事前にお店を訪問し、北京ダックの予約をするとともに四川省のどこの出身かをお伺いすると、大連とのこと。
「四川じゃないの?」と驚く私にお店の方は、「日本人は辛い四川料理でお酒を飲むのが好きだから、四川料理のお店にした」とのことです。中国人の商魂はたくましく、また、新しいものや良いものを取り入れることに寛容な文化のあらわれです。

- - - ランチに関する記述 - - -
ランチメニューは、850円の定食や麺とチャーハンのセットです。また、サービスメニューで醤油ラーメン+半チャーハンが650円であります。

■ランチセット(850円)の『海鮮湯麺』
海鮮湯麺の具は、イカ・海老もランチにしてはたっぷり入って申し分ない豪華さです。イカにも丁寧に包丁が入っていますし、調理もちゃんとしていますね。
ですが、チャーハンは炒めたものを炊飯器で保温していたもので、ライスが付属するよりいいぐらいのレベルです。なかなかの混雑度なので、注文の都度、炒めていたらお客さんを待たせてしまうから仕方ないのでしょうけれど、調理の完成度が下がる分は、具を豪華にして欲しいですね。


- - - ディナーに関する記述 - - -
メニューは、220円の前菜小皿が充実していて飲める印象ですが、やはり、お店の実力のわかる本格中華をいただきたいですね。
四川料理のお店としてやっていますが、やはり故郷の味もメニューあります。同じナス炒めでも、五味のバランスが重要な四川料理のナスの四川風炒め(中国名:魚香茄子・700円)もありますが、ナスの中華味噌炒め(醤爆茄子・780円)もありますね。同じように豚肉細切り四川風炒め(魚香肉絲・800円)は四川の味、豚肉細切り甘味噌炒め(京醤肉絲・800円)は北京料理の味です。こういう、素材は同じ、味付けが違う料理を比較して食べるのもおもしろいですね。

いただいたのは、
■北京ダック1羽(4,680円)2015年6月・2016年2月
このお店が開店して以来、初めての注文であったとのこと。
訪問すると、皮をカットした後の骨と肉をどうするかを聞かれました。基本は、スープにするのですが、お店によっては炒めも出るので、できるかを聞くとできるとのこと。ということで、三喫(吃)でいただきます。
ちなみにこのお店の方が言うには、炒めでは食べないとのことです。中国でも地域によって食べ方が違うのがおもしろいですね。
・北京ダック
出てきたダックは、とても上質です。いい照りをしていますね。
産地を聞いたのですがわからないとのことですが、ダックのお尻の部分の処理の仕方でブラジル産ではないことがわかります。ブラジル産は、お尻の部分がパックリ開いているのでそこで判別可能です。
カットされた後の皮は、パリパリの皮、皮下脂肪、肉と申し分ないものですね。
タレは、定番の甜麺醤ベースのものと、辛いタレの2種類、ダックと一緒に巻く野菜もネギ・キュウリ・色合いも美しい紅心大根です。

・ダック肉の炒めもの2015年6月
ご主人のセンスによって作られた炒め物です。肉にもやしとニンニクの芽を加え、辛口に味付けされたもので、お酒に合います。
・辣子鴨2016年2月
2品目の炒め物をこの日は、違う味付けでお願いしてみました。こちらのご主人は丁寧なので、見事なまでにお肉をさいの目にカットしてから調理してくれます。日本人向けに唐辛子の量は少なめですが、お肉のボリューム感が強いですね。

・スープ
ダックの骨、白菜・豆苗・ネギのスープです。ダックの旨味を余すことなくいただきました。

私は北京ダックマニアで、1羽4,000円程度のものを追っています。まとめも書いています。そんな私も大満足の北京ダックでした。これはおすすめですね。

■干し豆腐の和え物(220円)2015年6月
干し豆腐と人参の和え物です。香菜(パクチー)が入ります。風味のある辛さを感じる四川料理テイストの前菜ですね。

■香辣車エビ(1,280円)2016年8月
海老に薄く衣をつけて殻ごと揚げたものを四川風の辛い炒めにしています。殻ごと食べられるので、殻のサクッとした食感、プリプリの海老を堪能でき、花椒が粒で使ってあるのでしびれる辛さが効いています。

■干鍋鶏(1,080円)2016年8月
四川発祥の汁無し鍋で、一般的には麻辣香鍋です。と呼ばれるものです。鶏肉を中心に野菜を入れているのですが、ここの料理人は四川出身ではないので辛さは控えめで、トウチを使い旨みをプラスし、具にも湯葉を使ったり、香味はセロリから出したりと若干の個性がありますね。価格と比べてボリュームがあるので変わり種の辛い炒めものとして飲み会の席で有効でしょう。

■ナスとジャガイモとピーマン炒め(780円)2015年6月
中国語では『地三鮮』といいます。中国東北部の定番料理です。
野菜がメインの炒めなのですが、豚肉も結構な量が入っています。ジャガイモの揚げ加減が軽く、優しい食感がします。
味付けは、ニンニクが使われ、旨みの強いタレになっており、日本人好みの味ですね。おすすめです。

■牛肉の四川風煮込み(1,380円)2016年5月
中国語では『水煮牛肉』といいます。四川料理の激辛料理です。
オイリーな料理唐辛子をはじめとする香辛料とニンニクやネギなどの香味野菜から油に風味が出て、それが魅力の料理です。
牛肉だけでなく、もやしや白菜などの野菜も入り、意外にバランスがいいですね。

■豚肉細切り甘味噌炒め(800円)2016年2月
中国語では『京醤肉絲』といいます。北京料理の名品です。
甜麺醤で炒めた豚肉の細切りをネギとともに豆腐皮と呼ばれる薄い豆腐(湯葉より厚くてしっかりしています)で包んで食べる料理です。
甘さのある炒めにネギの刺激が加わり、それを豆腐の旨みで包んでいただくと絶妙のバランスですね。

●サッポロ生ビール黒ラベル 中ジョッキ(390円)2015年6月
若干、スリムなジョッキな感じもしますが、価格も安いので満足です。

●青島ビール 小瓶(500円)2015年6月
山東省青島で作られる中国の有名ビールです。山東省は海を挟んで遼東半島と向かい合い、そこに大連があります。このお店にはピッタリですね。
清王朝末期の文人将軍の李鴻章の命によって作られたビールで、ラベルに描かれる桟橋も彼の建設したものです。
スッキリとした軽い味わいのビールですね。

●紹興酒5年 ボトル(1,700円)2015年6月
三国志演義の武将が描かれたラベルです。この商品は、どうやら年数によって異なるようで、5年は孫権ですね。
5年で、お店の雰囲気にしては高い価格設定なだけあって、なかなか美味しい。


- - - 総評 - - -
大陸系の中華料理店はどこもそうですが、ランチはスタンダードなメニューが並び、料理人の腕がよくても突出して美味しいと感じることはありません。
安くてボリューム満点のランチとしては及第ですが、それ以上の個性を出すというのは難しいですね。
ディナーであれば、お店のレベルがわかり、美味しくいただけるかと思います。特に要予約の北京ダックをいただくか、1皿800円程度の炒め物がいいでしょう。チェーン店の居酒屋などで飲むよりも、料理のレベルが高く、満足のいく飲みになることは確実です。

メニューをテキスト化して投稿しました。ご利用の際は参考にしていただけると幸いです。

  • 北京ダック1羽(4,680円)2015年6月
  • 北京ダック1羽(4,680円)のカット後 2015年6月
  • 北京ダック1羽(4,680円)の炒め物 2015年6月

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