有馬哲夫・早大教授は、映畫は反日的になつて了ひ、アニメも中韓が支配しつゝあり、いづれも日本の大義を訴へるのはむつかしい、とツイートしてゐます。
成程、現實にはアメリカにせよ、共産圏にせよ、娯樂をプロパガンダとして利用して來た歴史が、今日迄續いてをり、今は中韓がそれに傾注してゐるのかも知れません。が、だからと云つて、それに對抗するかたちで、日本の大義=政治主義=プロパガンダの爲に娯樂や藝術を利用しようと云ふ有馬氏の意見には反對です。
結局、有馬氏も、思想の方向性は違へども、娯樂や藝術を政治利用しようとする考へ方在り方自體は、有馬氏が批判してゐる反日的な人達と同じです。要は、政治主義者であると云ふ土臺に於て、有馬氏も反日的な人達も共産主義者も同じと云ふ事です。その事に就いて、有馬氏は自覺してゐるのか、ゐないのか。
私は、理想的な事を云へば、親日的であらうが、反日的であらうが、娯樂や藝術は、政治利用されるべきではないと考へます。