Yuchiuさんの日記一覧

備忘録

メッセージを送る

日記一覧

並び替え

120 件を表示 49

表示件数:
表示形式:
2011.03.06
ル・ジャンティオム

◆三種のLeroyについて◆

ルロワについて戸惑うのは、三種類のワインが存在する事。現在、メゾン・ルロワ、ドメーヌ・ルロワ、ドメーヌ・ドーヴネの三種類があります。
この三者のどこが違うのかというと、ネゴシアン・ルロワは契約農家から買い付けたブドウを醸造してワインを造り、ドメーヌ・ルロワは自社畑のブドウを使うこと。そしてドメーヌ・ドーヴネは、マダム・ルロワの個人所有畑のブドウから造られるものです。

■メゾン・ルロワ(ネゴシアン・ルロワ)
白いキャップ・シールをしてあるところからルロワのファンからは“白ルロワ”とも呼ばれます。
ラヴェルには
「Mis en bouteille par Leroy Negociants a Auxey-Meursault (Cote-d'Or)」
と記載され、通称「ルロワ」と呼ばれるモノはメゾン・ルロワを指します。
ルロワ社は1868年オークセイ・デュレスに創設されました。販売用としては熟成されたブルゴーニュ・ワイン最大のコレクションを持っているといわれ、そのストック約200万本とも。
ブドウ醸造学者のジャック・ピュイセ氏曰く
「ここはワインのルーブル。ブドウ畑と彼等の語る言葉に囲まれた文化の時だ」
と大賛辞を贈っています。

■ドメーヌ・ルロワ
赤いキャップ・シールをしてあるところから、「白ルロワ」に対して“赤ルロワ”と呼ばれます。
ラベルには
「Mis en bouteille au Domaine Leroy Vosne-Romanee (Cote-d'Or)」
と記されています。
1980年代後半、マダム・ルロワはブルゴーニュのワインの質の劣化、造り・土壌のあり様があまりにも腐敗したことに見かね、自分の畑を持ち自らの手でブドウ栽培から手掛ける事を決意。1988年、ドメーヌ・ルロワを興したモノ。ドメーヌはマダム、ファミリー、高島屋で1/3ずつ所有しています。

■ドメーヌ・ドーヴネ
マダムはドメーヌ・ルロワ設立と同じ年に、夫と共に、サン・ロマンの高台にあるドメーヌ・ドーブネを購入。ドメーヌ・ルロワとの違いはドーブネは100%マダム&夫の持ち物。それ故に人の意見に左右されない、マダム究極のワイン造りが出来る。
ラヴェルには
「Mis en bouteille au Domaine par Lalou Bize-Leroy S.C. du Domaine d'Auvenay, Meursault」
とマダム個人名が記されています。
2011.03.06
BLANC

プイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuissé)は、フランスのブルゴーニュ地域圏ソーヌ=エ=ロワール県の中央部で生産される、AOCの指定を受けた辛口白ワインである。

マコン市の南西部から南部に広がるフュイッセ、シャントレ、ソリュトレ・プイィ、ヴェルジソンの4つの村が生産区域である。いずれも面積が数km² 、人口は250人から500人くらいの小さな村である。

ソリュトレ・プイィ村に、プイィ山という、標高550メートルほどの石灰岩でできた山があり、そのおかげでこのあたりは、キンメリジャンと呼ばれるミネラル分の豊富なアルカリ性の土壌になっており、シャルドネ種のぶどう栽培に適している。



コルディエについて
●ドメーヌから見渡せるプーイィ・フュッセの丘

ドメーヌ・コルディエは、1940年にギュスターヴ・コルディエによって創設されました。後に、ギュスターヴの息子であるロジェ・コルディエがドメーヌを 受け継ぎ、現在はロジェの息子であるクリストフがドメーヌの運営を行ってい ます。ドメーヌは独自にボトリングしたワインの販売に着手し、1990年代中盤 には,収穫したブドウの受入システムや空気圧式圧搾機を導入やカーヴに空調 設備を設けるなど大規模な投資を行いました。

畑はブルゴーニュ南部のマコネー地区にある40以上もの区画(土壌は主に粘土 及び石灰岩質)にあわせて14.5ヘクタールを所有しています。

クリストフは、ブドウ畑をくまなく歩き回り、ブドウの栽培の管理を行い、ブ ドウ樹の株毎にブドウの熟し具合を見届け、テロワールに就いての知識を完全 なものにしようと努力を惜しみません。

畑の下草は全く自然のなすがままに生やしており、唯一、生物学的農業で実践 される自然堆肥を必要な時に限り、極少量使用、テロワールが反映されるよう な、極力自然なワイン造りを心掛けています。その最良の状態で成熟したブド ウは区画毎に、そして数回に分けて丁寧に手摘みで収穫を行っています。

丁寧に手摘みしたブドウは除梗せず、細心の注意を払って空気圧式圧搾機を用い、 軽く圧搾します。発酵前に12時間に亘ってデブルバージュ(果汁の不純物を沈殿 させること)を行います。ワインの熟成には、アルコール発酵終了後の澱引きに よって厚い澱を取り除き、繊細な澱とともにワインを寝かせるシュール・リー 熟成を採用しています。このシュール・リー熟成とは、アルコール発酵終了後、 繊細な澱と接触させたままワインを寝かせ、また、定期的にバトナージュを行う ことによって、特殊なアロマや旨みをワインに付与する役割を果たします。また フィルター処理は行わず、そのまま瓶詰めされます。

代々守り続けてきたブドウ畑のプイィ・フュイッセやサン・ヴェラン、そして マコン・ヴィラージュに至るまで、区画の良さをそれぞれに引き出しているド メーヌ・コルディエ。味わいは全体的に強くて引き締まった酸味とミネラル感 がとても印象的です。コート・ドールの銘酒を思わせるほどの複雑な味わいが 感じられる完成度の高さ。マコネのイメージを覆す存在です。


2011.02.13
フランス料理 トリアノン

フランス、ブルゴーニュ地方で作られるワインの一種。パストゥグランと呼ばれるワインは以下の条件に当てはまるもの。

同一区画で収穫されたピノ・ノワール種とガメイ種をブレンドして作る
ピノ・ノワール種とガメイ種のブレンド比率は1:2
原産地呼称統制(AOC)の対象になっており、一定の製法と品質の認定を受けている
原料となるピノ・ノワール種はブルゴーニュワインの主力となるぶどう品種である。一般にブルゴーニュの赤ワインはピノ・ノワール100%で作るものが多い。ガメイ種はボジョレーヌーヴォーの原料となるぶどう品種。ワインに軽快さ、フルーティーさをを与える。
2011.02.13
フランス料理 トリアノン須藤会

1995年ヴィンテージを最後にワイン造りの第一線から退き、引退後もワイン醸造に携わっていたジャイエさんですが、ジャイエさんのワインは生前から天文学的なお値段で取引されていましたね。時にはDRCのロマネ・コンティをも凌ぐほどのお値段になりました。

そしてお亡くなりになったニュースが届くやいなや、ワイン市場からアンリ・ジャイエさんのワインが一瞬で姿を消しました。

アンリ・ジャイエさんのワインというのは、いったい何がそんなにすごいのでしょうか?

ジャイエさんは「ブルゴーニュの良さを引き出す」ために、
ぶどう畑での仕事を何よりも大切にし、
徹底して収穫量を制限する。
収穫したぶどうは選果台を使って一房一房選び、
低温浸漬を行うことでキレイなぶどうのエキスを抽出。
発酵には自然酵母を使用します。

どこにも奇をてらわず、高級な何かを使うわけでもありません。ぶどう栽培もワイン醸造法も一般的なブルゴーニュの生産者がみんな行っているスタンダードなものです。

ただ、これは今でこそスタンダードな醸造法ですが、アンリ・ジャイエさんがこの醸造法でワインを造るまでは、誰一人こんな方法でワインを造ろうとなんてしなかったんです。

アンリ・ジャイエさんはブルゴーニュの良さを引き出すために、周りの誰もやっていなかった醸造法を自分で考え、開発し、ワイン造りを一変させました。

そうして造られたワインは世界中に衝撃を与え、ジャイエさんが考え出した醸造法がブルゴーニュのスタンダードになっていったんです。これが、アンリ・ジャイエさんが「ブルゴーニュの神様」と呼ばれる所以。

現在のブルゴーニュワインは、アンリ・ジャイエさんという1人の天才醸造家が造りだしたものなんです。



今では考えられませんが、ジャイエさんのワインが世界に知られるまでは「大量生産すること」が何よりも重要で、「ブルゴーニュらしさ」や「品質」は二の次だったんです。

私たちが「ブルゴーニュが大量生産ワイン? ありえない!」と思うのも、シャンボールやジュヴレの個性が良く出たワインを楽しめるのも、すべてアンリ・ジャイエさんの功績。

他の産地では造れない、ブルゴーニュならではのワイン。それこそが本当の「ブルゴーニュワイン」ですよね。つまり、アンリ・ジャイエさんという人は「ブルゴーニュワインを産んだ人」なんです。

大量生産のブルゴーニュに一石を投じ、新しい醸造法をいくつも編み出し、同じ哲学を持った若手醸造家をたくさん育てたアンリ・ジャイエさん
2011.02.11
イグレック

↓お父さんの代の物のんだ。
M・シャプティエ
ローヌ・ワインの生産者の中でも超一流の生産者がこのシャプティエです。しかもシャプティエは、ビオ・ワインでありながら世界にも認められた生産者。

ローヌ渓谷の雄として知られるM. シャプティエ社は、1808年、ローヌ川に面し、
エルミタージュの丘の麓にある街、タン・エルミタージュに創立しました。
創始者ポリドール・シャプティエ以後も、代々、シャプティエ家によって会社は
守られ、今日では社長であり醸造家でもあるミッシェル・シャプティエによって
支えられています。
ミシェルが醸造に手がけるようになって以来、M. シャプティエ社のワインは大きく
発展を遂げました。まだその評価が定まる以前から、究極の有機農法といわれている
バイオ・ダイナミック農法を実践し、今日、自社畑で生産されるワインはすべて
公的にオーガニックワインとして認められています。

また、1995年ヴィンテージから、点字表記のラベルを採用。これはシャプティエ家の
友人に盲目のフランス人歌手がおり、「いつもテーブルの上にこのワインが
あることが確かめられれば」と言ったことが事の始まりでした。

ローヌを代表する生産者であり、北ローヌ、南ローヌ各地のワインを世に送り出している、Mシャプティエ。

1808年からと歴史は古く、有機農法を実践、その造りはフランス本国でも高い評判を得ている、シャプティエ。

シャプティエと言えば、ラベルにほどこした点字も有名ですが、その発端は友人で盲目のシャンソン歌手の為に、彼女のお気に入りのワインがいつもテーブルにある事が確かめられる様に、との優しさからでした。

規模は大きくとも、ワインに対する思い、シャプティエのワインを愛する人々に対する思いがストレートに伝わる。

ミシェル・シャプティエは兄のマークと共に1989年に父親からシャプティエ家を任せられるようになりました。以来、彼の兄マークが経営全般を、弟のミシェルが醸造の責任者として素晴らしい発展を遂げ、10年間でシャプティエ・ワインをローヌだけでなく世界を代表する最高品質のワインとして知られるようになりました。そして、ローヌワインを世界中に広める役割も果たしています。

2011.02.11
イグレック


頑なに家族経営を貫く老舗メゾン!


「ギガルといえばローヌ、ローヌといえばギガル」と言ってもいいほどローヌ地方を語る時、切っても切り離せないのが『E.ギガル社』で、マルセル・ギガル氏はそのオーナーになります。 ギガル社は、希少なお宝ワイン、シラー種から造られるコート・ロティの単一畑ムーリンヌ、ランドンヌ、テュルクで世界中にコート・ロティの偉大さを知らしめました。 現在でも、コート・ロティ、コンドリューを含む45haの自社畑を所有し、新しい畑からも、エルミタージュExヴォトやサンジョセフ・ヴィーニュ・デ・オスピスなど優れたドメーヌ・ワインを次々と生産する一方で、500を超えるブドウ栽培農家から購入するブドウで、きわめて水準の高いネゴシアンワインを造り出しています。コート・デュ・ローヌから上級キュヴェまで、品質が安定して高く保たれている点では、他の造り手を寄せ付けません。

ギガルについて(インポーター資料より)

初代エティエンヌがアンピュイの町に社を構えたのは1945年。その後現在のオーナーである息子マルセルの代になり、同社の名声のもととなる区画の数々をコート=ロティに取得。その後もかつてエティエンヌが働いていたコート=ロティの老舗ヴィダル・フルーリィ社、2001年にはサン=ジョゼフの名ドメーヌ、ジャン=ルイ・グリッパ、さらにはローヌ北部に10ヘクタールほどを所有するドメーヌ・ド・ヴァルーイを取得し、現在では総面積30ヘクタール以上を所有する名実ともにローヌを代表する生産者となっている。



最初に購入したラ・ムーリーヌは66年ヴィンテージから発売されたが、最上のコート=ロティが生まれる2つの急斜面、コート=ブロンドとコート=ブリュヌのうち、前者の区画から生まれる。以前はドメーヌ・デルヴューが所有していた畑で、広さは1ヘクタール。栽培されているのはシラー種89パーセント、ヴィオニエ種11パーセントの割合で、平均樹齢は75年に達する。



次は78年にリリースされたラ・ランドンヌ。ラ・ムーリーヌがあるコート=ブロンドに隣り合うコート=ブリュヌの斜面にある区画。10年以上をかけて、20弱の所有者に分割されていた区画をまとめ上げた。広さ2ヘクタールに植えられているのはシラー種のみ。70年代前半の植え付けがほとんどであるため、ラ・ムーリーヌに較べると樹齢は若いものの、パワーでは勝っている。3番目に世に出たギガルのスーパー・スターがラ・テゥルク。85年がファースト・ヴィンテージで4,000本程のワインが市場に出回った。ラ・ランドンヌと同じコート=ブリュヌに位置する1ヘクタール弱の区画。



98年11月にリリースされた最新のコート=ロティがシャトー・ダンピュイ。コート=ブロンドとコート=ブリュヌにそれぞれ3区画ずつ計6区画、広さ8ヘクタール弱の畑から生まれるワインで、95パーセントのシラー、5パーセントのヴィオニエ種を使用。それらのぶどうは19世紀に植えられたものも混ざり、樹齢は異常に高くなっている。また、ファースト・ヴィンテージである95年はマルセルの息子フィリップが、初めて収穫から仕込みまでを父と共に行なった最初のワインでもある。これらのワインはギガル独特の製法で生み出される。特徴のひとつは30度に達する高温で2~3週間に渡る長期間の仕込み。もうひとつは、100パーセントの新樽を用いて42ヵ月近く(シャトー・ダンピュイは36ヵ月)熟成させることにある。そのためワインはほとんど黒に近いような濃い色調で、ぶどうの成分が最大限に引き出された、スケールの大きなものとなる。



上に述べたドメーヌ産の超弩級コート=ロティだけでなく、生産量の多いACローヌを始めとするネゴシアンものも総じて水準が高く、それは赤のみにとどまらず、白にもあてはまる。殊にコンドリューには力を入れており、92年には新たに2ヘクタールの畑を買い足し、ワインにはラ・ドリアーヌという畑名を付けて94年ヴィンテージから発売した。さらには取得したジャン=ルイ・グリッパの畑からのサン=ジョゼフをはじめ、それまでポートフォリオになかったクローズ=エルミタージュ等、今後も続々と新たなアイテムがお目見えすることになっている。




2011.02.11
イグレック

ローヌの変人。彼の偉大さを一言で分かりやすく表現するなら、シャトーヌフ・デュ・パプ
の「アンリ・ジャイエ」であり、ワインはシャトーヌフ・デュ・パプの「ロ
マネ・コンティ」であると言えると思います。

もう一人の重鎮「ジャック・レイノー」が亡くなってから、伝統あるシャト
ーヌフ・デュ・パプの心と魂を守り続ける第一人者としてアンリ・ボノーが
君臨すると言っても過言ではありません。

1957年からワイン造りを始めている、パーカー5ッ星生産者ですが、残念な
ことに日本で彼の名前はそれ程知られていません。

世界的にあまりに人気のある生産者であるために、彼のワインを蔵出しで購
入できる業者は、世界でもほんの数社であり、残念ながら日本の業者は、そ
の中に含まれていないのです。

その為、日本ではワインを見つける事自体非常に難しい生産者の一人となっ
ています。



パーカーも

「ボノーのワインは大抵法外な凝縮感や個性を持っている。熟成能力という
点では殆ど不死身と言えるワインである。シャトーヌフ・デュ・パプでは伝
説的人物であり、偉大な醸造家としても、この村で最も迫力のある人物の一
人として広く賞賛されている」

と最大限の賛辞を送っています。


◆アンリ・ボノー。知らない方が多いかな?コテコテのローヌではなく、実にエレガントな・・・シャトーヌッフを造り出します。

 もうかなりのお歳と思われますが、彼のトップ・キュヴェは「キュヴェ・セレスタン」。2番目がこの「キュヴェ・マリー・ブーリエ」です。そして、そのどちらにも選ばれなかったキュヴェが、スタンダードなシャトーヌッフに、本人が気に入らなかったキュヴェはバルクで売りに出されます。

 ですので、基本的には一つのヴィンテージで最高、3つのキュヴェをリリースしますが、樽によって、エチケットのデザインを変えていたりします。緑の文字だったり赤だったり・・・。ですので、細かい事は本人しか判らないのでしょう。

※全てコピペ
2011.2.11
イグレック
2007年はもう売っていないらしい。

以下コピペ↓
コートデュローヌ。グルナッシュ種主体で果実感のある、渋味が穏やかな赤。ローヌならではのほのかなスパイシーさが、全体を引き締め、ボディ感を生み出している。

1717年創業のアルノー社は、ローヌ地方の老舗で、伝統を重んじた典型的なコートデュローヌのワインを送り出し続けている。
2011.02.13
フランス料理 トリアノン

グラン・クリュ(アヴィズ・グラマン・オジェ)から収穫されるシャルドネ100%で造られている大変貴重なブラン・ド・ブランです。

アヴィズ、クラマン、オジェ3箇所で作られたワインのブレンド。ヴァージョンオリジナルは、クラマンの比率が高く、そのため厚味があり複雑な味わいの原料ワインの持ち味が生きている。シトー派修道僧をイメージして作ったという厳格な味わい。

ジャック・セロス
                          Jacgues Selosse

シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区のアヴィーズ村に1949年創設のレコルタン・マニピュラン。

86年ごろから現当主であるアンセルム・セロス(Anselme Selosse)氏が木樽の発酵など独自の醸造法を試みると同時にビオディナミに転換有機農法のビオディナミをシャンパーニュに導入したパイオニア。

所有する畑は全てグラン・クリュ。リュミアージュ、デゴルジュマンは全て手作業。

品質と完成度の高さから年産4800ケースを世界中の好事家が奪いあっているようです


2011.03.16
鮨 くどう

ルノーブル キュヴェ・アンタンス
Lenoble Cuvee Intence N.V.


アルマン・ラファエル・グルゼール氏によって1920年に設立された生産者。元々アルザスでワイン商をしていた氏がシャンパーニュに移住したのを契機にシャンパン造りがスタートしました。元々、グラン・クリュ(特級畑)を多く所有する品質重視の生産者でしたが、90年代に入り、より大胆な改革を行いました。エノロジストを雇い生産量を減らし、樽熟成による原酒作りを行い、さらに品質を磨き上げることに注力したのです。結果、アメリカではロバート・パーカー氏が高く評価したことから一躍知名度を高める事となりました。

ピノ・ノワール由来のふくよかな飲み応えがあるにもかかわらず、決して鈍重な印象を与えない繊細な泡立ちが印象的な一本。果実由来のほんのりとした甘さを感じさせます。ブラン・ド・ブランを主力とするルノーブルながら、このアンタンスは60%程度ピノ・ノワールを使用するなど、貪欲に新たなスタイルにもチャレンジしています。小規模生産者がこだわってリリースする一本、職人が丁寧に仕上げたクラフトのような存在感を感じさせます。
2011.02.11
イグレック

ボランジェは、創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンです。生産に必要なブドウの約70%を、シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュとプルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給しています。また、オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保ち続けられ、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表しました。継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルとすばらしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。

◆スペシャル・キュベNV
使用されるブドウの約80%が、グランクリュとプルミエクリュ畑のものです。タンク、またはオーク樽で一次発酵を行い、カーヴで最低でも3年間熟成させます。常に安定した品質のシャンパーニュを提供するため、コルク栓をしたマグナムボトルで5~10年間熟成させたリザーヴワインが5~10%加えられています。

品種 ピノ・ノワール 60%、シャルドネ 25%、ピノ・ムニエ 15%
入数/容量 6/750ml
ヴィンテージ NV

◆ロゼ
ボランジェのスタイルを表す「Special Cuvée」をベースに、アイとヴェルズネイのグランクリュ畑で収穫されたピノ・ノワールのみで造った赤ワインを5~6%加え造られるロゼ・シャンパーニュです。金褐色の光沢に、赤ワインの深みが加わった美しい色調となり、豊かな芳香が感じられ、さらに口に含むと赤い果実のような生き生きとした風味が口中に広がります。

品種 ピノ・ノワール 62%、シャルドネ …24%、ピノ・ムニエ 14%
入数/容量 6/750ml
ヴィンテージ NV


◆R.D1997
“R.D.”は、「Récemment Dégorgé(レサマン・デゴルジェ)」の略で、「最近デゴルジュマン (*) された」という意味です。この卓越したシャンパーニュは、ラ・グランダネのアッサンブラージュをベースにしていますが、カーヴでの熟成期間がより長いため(最低でも8年間)、複雑なアロマが発達します。デゴルジュマンの日付は裏ラベルに記載されており、本商品はデゴルジュマンされたばかりであるため、見事なフレッシュ感があります。ドザージュ(糖分添加)は3~4g /Lのみです。
(*) デゴルジュマンとは、ボトルのコルク栓口あたりに集まった澱を取り除くこと。

品種 ピノ・ノワール 65%、シャルドネ 35%
入数/容量 6/750ml
ヴィンテージ 1997年


◆ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ(昇天系)
ボランジェは、アイに奇跡的にフィロキセラの難を逃れた “ショード・テール” と“クロ・サン・ジャック” という小さな区画2つを所有しています。これらの畑は、「フランシュ・ド・ピエ」、つまり接木を行っていないブドウ樹が植えられており、手作業で耕作は行われます。ピノ・ノワール100%から造られ、オークの古樽で醸造が行われるなど、シャンパーニュの伝統が見事に生きています。

品種 ピノ・ノワール 100%
入数/容量 6/750ml
ヴィンテージ 1999年


※コピペ
2011.01.30
BLANC

ニュイ=サン=ジョルジュ(Nuits-Saint-Georges)は、フランスのブルゴーニュ地域圏コート=ドール県南部にある、人口5千人あまりの町である。

ニュイ・サン・ジョルジュは、ロマネ・コンティを生産するヴォーヌ・ロマネ村など、ブルゴーニュでも最も高価な赤ワインを産するコート・ド・ニュイ地区の中心都市で、ワイン産業の中心であるとともに集散地の役割を果たしている。

この町自身も、隣のプリモー・プリッセ村との共有で村名AOCニュイ・サン・ジョルジュを持っている。赤ワインと白ワインが生産されるが、白ワインはわずか2%だけで、大半は赤ワインである。

ぶどう畑は308haあり、ブルゴーニュの村名AOCのなかでは比較的多い。特級はなく、最高は1級であるが、赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネのみの単品種から作られ、赤ワインはブルゴーニュワインのなかでも、男性的な力強いワインとして知られている。

2011.01.30
BLANC

ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年、現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があります。

現在、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン・ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ・ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。


ジャン・ボワイヨのぶどう畑

ぶどう畑 リュット・レゾネ(減農薬農法)、化学物質を最小限に抑えた病虫害駆除を行っています(殺虫剤は使用しません)。除草剤は使用せず、年に8~10回の頻度で耕しています。春には厳しい摘芽をしており、夏にはグリーン・ハーヴェストを行なっています。

アンリ・ボワイヨ氏は完璧な潔癖主義者で、全ての作業を徹底しています。とりわけ収穫については徹底しており、手摘み収穫はもちろんのこと、畑に選果台を持ちこんで選果した後、さらに醸造所の選果台にて選別を行っています。ヒョウ害や腐敗のあった年にはピンセットで選果をするほどの徹底ぶりです。収量が赤で15hl/haまでおちることもあるほどです。(平均収量 白:45hl/ha 赤:40hl/ha)


ジャン・ボワイヨの白ワインの醸造
収穫直後の完熟した健康的な果実を空圧式プレスを使って綺麗な果汁を得ます。アルコール発酵は樽にて、約19℃で20日間です。アペラシオンにより30%~80%の新樽を使用します。樽熟成は12~15ヶ月です。熟成に使われる樽は通常の228Lではなく、350Lの樽を使用しています(ワインと樽との接点を少なくすることでゆるやかな熟成を促すため)。現在はほとんどバトナージュを行なわず、澱引きとコラージュの後、軽いフィルターを経て瓶詰めされます。


ジャン・ボワイヨの赤ワインの醸造

ジャン・ボワイヨの樽熟庫 テーブルの上で2回にわたり選果の後、100%除梗され、ステンレス製53hlの開放槽にて約12日間の低温プレ・マセレーション(10℃)の後、約15日間のアルコール発酵が行われます(32℃を上限)。ピジャージュ・ルモンタージュ実施しています。熟成にはアペラシオンにより40~70%の新樽を使用しています。ヴィンテージにもよりますが、15から18ヶ月の樽熟成します。コラージュ・ろ過をせずに瓶詰めされます。

※コピペ
2011.01.30
BLANC

ギュファン・エナンはヴェルジェのワインで一躍時の人となりました。素晴らしいセンスと完成で万人を魅力する素晴らしいワインを造り出したのです。

これほどまでに話題沸騰、一時期のブルゴーニュの白ワインで話題になった造り手はいないのではないでしょうか。

ヴェルジェのワインが有名ですが、実は彼のドメーヌが造り出すワインこそ、まさに熱狂的なファンが多いのです。このドメーヌの畑は奥さんの実家の畑で3h前後、約年間17,000本のワインを産出しますが、非常に人気が高く僅かしか日本に入ってこないのです。

そしてマコンという地域においてこれほどまでにポテンシャルの高いワインを造り出すことができるのを証明したのも彼。彼の造り出すワインはなんといっても特徴なのがその魅力度の高さです。

ある意味畑の差よりも彼独特の風味が共通しているために、大きな差がないと言っても良いほどにどの畑のワインも安定した美味しさを体感できるのも魅力です。

ギュファン・エナンのワインは最近ではなかなか良い状態で輸入されていない

■ギュファン・エナンは最高の白ワイン専門ネゴシアン『ヴェルジェ』の社長、天才「ジャン・マリー・ギュファンス」が奥さんの実家のブドウ畑でワインを造るドメーヌで、ブドウ畑は全てマコン地区にあります。

畑の面積は僅かに3ヘクタール、そして生産量はたったの17,000本という非常に少ない生産量ながら、ギュファンス氏が全力を注ぎ込み、最上のワインを生み出すドメーヌ。

マコン=ブルゴーニュの中心である「コートドール」よりはるかに南、ブルゴーニュの南端にある地域




※コピペ
2011.01.30

BLANC

アンリオ社が所有する110haの自社畑のうち、90%がコートドブランであり、全生産量
の80%にあたるコートドブランの優良な畑を、現在メゾンを指揮・統括しているジョセ
フ・アンリオ氏が栽培に至るまで自ら指揮をとっており、これらの畑から収穫される葡萄
の品質を最重要視しており、歴代の栽培・醸造責任者達はアンリオの品質にこだわる伝統
を守り抜く為、独自の技術を身につけております。

多くのメゾンと比較しても、ピノノワール種よりシャルドネ種が極めて高い比率でブレン
ドされており、ポリシーとしてピノムニエ種は使用しないというこだわりぶりもみせてお
り、1850年オランダの王家御用達シャンパーニュとして、1905年にはオーストリア・ハン
ガリー皇帝に宮廷にシャンパンを供給することを認められ、商用書類にハンガリー国の紋
章を記載する権限を与えました。

こうした名声や、品質にこだわる伝統から多くのシャンパーニュファンを魅了する素晴ら
しい品質のシャンパーニュを供給している生産者です

※コピペ

2011.01.27
Sala AMABILE

◆アルト・アディジェの自然派ワイン

   テヌータ・ラゲデール
      Tenuta Lageder   

『非凡なワインを造るには
最上の土と畑、完熟したぶどうにも勝る何かを求めること』

アロイス・ラゲデールAlois Lagederの、この『何か』に対する答えがビオディナミでした。
1990年代前半からオーガニック栽培に着手して成果を上げていたアロイスは、2004年から50ヘクタールにもわたる自社畑すべてに、段階をおってビオディナミを施行。
2009年にビオデイナミの認定を受けます。
その第一弾として、認定畑から生まれたのがビオディナミ(BD)シリーズ。
白を2009年、赤を2010年に発表しました。

彼にとってのビオディナミとは、
「正しい哲学が必要とされ、畑が自然に備えている本質に敬意を払うことで、自然にその力を最大限に発揮させる」ための方法であり、
「最小に見えるものをおろそかにしないことで、品質の結果を確実に得ることができる」方法のこと。

ワインの味わいには複雑味と調和が表現しやすくなり、何より大切に思ったのは区画ごとの個性がより明確になったのだそうです。
急斜面の西向き、石灰質土壌からのシャルドネとピノ・グリージョは、たっぷりと熟した果実に加えクリスピーさとミネラルをバランスよく備えています。
また、時にローマより夏暑くなる火山岩主体の土壌に植わるラグレインとメルローからは森の果実に加え、フローラル・ノートや黒胡椒の複雑さをそなえています。

イタリア/赤/辛口/トレンティーノ・アル・ アディジェ州

ヴィニェティ・デッレ・ドロミーティVIGNETI DELLE DOLOMITIはアルト・アディジェのIGTです。

品種:ラグレイン 
    メルロー

デメテール認定ビオディナミ畑である
マグレ地区の畑から収獲された

野生酵母で発酵し半分は18カ月フランス産バリックで
残りはスロベニア産の大樽で熟成。

森の果実を思わせるベリーなどの香りに加え、
フローラルな香りや黒コショウの複雑さを感じさせ、
品格のある果実味と酸味が印象的です。
アフターの美しさも特筆もの!

2011.01.26
アピシウス


▼ドメーヌ ギユマール・ポティエ ( domaine guillemard pothier )
17世紀から続く長い歴史を誇り、オート・コートのムロワジーの村にある「ドメーヌ・ギユマール・ポティエ」。

1920年にギユマール家とデュポン家が継承し、自社瓶詰めは1958年から行われ、1970年に両家の名を併せ、現在のドメーヌ名になります。1998年にはアンドレ・ギユマールからパスカルとフランクの兄弟へと世代交代が行われました。

古くからビオロジーを実践し、醸造は長期熟成に耐える伝統手法で、女性的優しさをワインに映し出します。

ポマール、オークセイ・デュレス、ムルソー、オート・コートなどに約14haの畑を所有し、高品質のボーヌ・プルミエクリュのバックヴィンテージの在庫を保有。

村名ワインされど、そこは高級白ワイン産地ムルソー♪ビッグ・ヴィンテージとはいかなるレンジのワインにも微笑むからこそそう呼ばれるのです。
ページの先頭へ