オビキンさんのマイ★ベストレストラン 2015

勝負ランチ

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2015年はみなさんのレビューのおかげで穴場食堂をたくさん知ることができました。
2016年は私の方が、レビューを真摯にアップし、写真技術に磨きをかけて、みなさんに興味を持たれるようなメニューの紹介をしていきたいと思います。もっと働いて飲食費を捻出しなければ。
目標は、体調を崩さずに生活することです。

マイ★ベストレストラン

1位

川栄 (赤羽、赤羽岩淵 / うなぎ、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥4,000~¥4,999

2015/12訪問 2015/12/29

クリスマスはミッキーよりほろほろ鳥で。

本日の一品 ほろバラ串(1本) ¥300
 今日は2人忘年会。白羽の矢が立ったお店は1947(昭22)年創業の老舗「川栄」です。春以来、久しぶりの訪問です。後の1955年にできた「OK横丁」の27店舗の誘惑に負けず無事に抜けきった者だけがたどり着けます。
予約時にほろほろ鳥を取っておいて欲しいとお願いしておきました。しかも特典で「特 うなぎ」まで取っておいて下さいました。ありがたい心遣いです。

では早速ほろほろ鳥の合わせ盛りをいただきます。刺身とたたきのタッグ。スーパー・ストロング・マシーンタッグです。説明は不要ですが、ひとつだけ説明すると、刺身は醤油、たたきはにんにく生姜タレ。美味いなあ。もう体調崩してもいいからホロっと食い倒しましょう。
特うなぎは、初めて「一度漬け」でいただきました。うなぎ自体は申し分ない美味しさですが、正直いうと白焼きか蒲焼きかはっきりした調理のほうが好みかも知れません。ただ、うなぎタレも小皿にくれたので、それに浸けていただけたので大満足です。さすがうなぎの店、閉口の美味です。

今日初めてオーダーしたのは、はつもと。お姉さんが今日はおススメですよ、と教えてくれたのでだまされたつもりで食べてみましたが、こりゃどえりゃあうみゃあ。
しかも更なる新発見は、うなぎのタレがかかったご飯と、はつもとがよく合うのです。これもいいタッグ。ビッグバン・ベイダーとマサ斉藤のようです。ああ、美味し。

今宵はハシゴをするつもりはありません。川栄にすべてをゆだねるのです。うな重を食べながら、今年一年を振り返り、心がアツくなってきます。赤羽の夜、じっくり味わって、ホロホロと帰りましょう。

訪問時間 18:30
待ち時間 0分(2週間前に予約済み)


(以前のレビュー 2015.5)
GWはミッキーよりホロホロ鳥で
★殿堂メニュー 珠刺身とたたきの合わせ盛り ¥1,200
 1947年(昭和22)創業のうなぎの老舗。最近、注目はうなぎより珠鶏=ほろほろどりに移っている。ジビエ。11:30の開店に間に合わず、予約だけして散歩へ。20分後に携帯に席が空いたとの連絡があり、勇んできびす返し。珠鶏はたたきがすんげえ美味い。レバテキもものすんげえ美味い。意外に、せせり辛味噌もなまら美味い。昼からぬる燗がすすむ。フィニッシュの特うな蒲で着地完璧。GWは、混雑で精神を削られる出先より、ほろほろで一杯こそ素敵なアミューズメント。並ぶことにかわりはないが。

訪問時間 11:50
待ち時間 20分
好き度・リピート感 9

  • ほろほろ鳥 バラ串(1本)¥300 奥はほろほろ鳥の刺身とたたき
  • いつでも煙が上がる店頭。テイクアウト販売も。
  • 名物 ほろほろ鳥 合わせ盛り ¥1,200 左 たたき、右 刺身

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2位

伊勢廣 京橋本店 (京橋、宝町、東京 / 焼き鳥、鳥料理、串焼き)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥1,000~¥1,999

2015/12訪問 2015/12/27

鳥丼よ、永遠なれ

今日の一品 焼鳥フルコース(12品)¥6,480
 今回は夜の訪問です。数日前に予約をしておきました。夜は3つのコースのみです。せっかくなので「フルコース」です。鶏一羽丸ごとの部位がいただけます。戦いのゴングがすぐに鳴ります。カァーン。

1R。まずはササミ。素手でわさびを塗ってもらい、いただきます。うむ、最高の幕開けです。

2R。もつ焼です。レバー・ハツ・せぎもです。甘過ぎないタレが絶妙です。柔らかく上品な歯応え。気分が一気に盛り上がります。

ここで箸休めの手摘み有機無農薬野菜。はやる気持ちを抑えてくれます。
そして特製鶏スープも同時に配膳されます。本当はもっと最後の方にいただきたかったのですが、コースではこのタイミングです。せっかくなので温かいうちにいただきます。ああ。美味い!

ラウンドガールで一息ついたところで、日本酒の「利き酒セット」をオーダーします。

3R。砂肝塩焼き。まったく口に残ることなく、柔らかいんだから。

4R。葱巻。千住ネギです。皮と間違えるくらいの薄切りもも肉を、ネギに巻いて、タレで焼かれています。間に挟まれたシシトウが甘いのです。
炭焼き器から上がる煙を見れば、ノリ具合が想像できました。脂たぷーりです。。

6R。もろきゅう。ミニキュウリで一休み。

7R。皮身。脂パンパンの皮!くび肉を従えて絶好調。足がバタバタします。

8R。もも肉。もはや目眩がします。ああ。KO寸前。

9R。合鴨の塩焼き。大ぶりな一口サイズを一口で。フィニッシュ直前。

ラストラウンド。手羽! デカイ。ここでのお相手は厳しそうなので、お持ち帰り。ドレッシーな包装に包まれて、持ち帰ります。帰り道、この手提げ袋にまさか「手羽」が入っているとは誰も夢にも思わないでしょう。すてきなおもてなしです。

やはり、最高の焼き鳥屋です。伊勢廣よ、永遠に。


(以前のレビュー 2015.5)
今日の一品 焼鳥5本丼 ¥1,850
 やって参りました、伊勢廣本店。行列を覚悟してきましたが、拍子抜けするくらいすんなりカウンターへ。ちょっと心配になるので、せめて数人並んでいて欲しいです。今日は迷わず5本丼を注文します。

目の前の焼き器で……、もう解説はヤメです。早く食べたくて気持ちがテンパっています。隣の客が着席と同時に「コースで」と注文しやがった。くそう。俺だっていつかは。あのデカイ手羽や鴨を喰ってみたいさ…。

まず気持ちを鎮める「鶏スープ」が配膳されます。これが絶品なのです。ああ、暖まる。気温28度。だんだんアツくなってきました。そして丼ぶりの登場です。
焼き鳥の焦げ、ご飯にかけられたタレ、ササミにのったわさび…丼ぶりのスーパースター列伝。そして5本丼のスペシャルゲストはレバー。降参です。失礼して、いただきます。
今回はご飯少なめで注文をしました。が、これが失敗。もともとご飯は少ないのでした。5本の焼鳥とのバランスが合いません…。でも着地を合わせるために計算しながら、ゆっくり食べ進めます。美味い! 正肉、ネギ、つくね、皮、レバ、わさび、メシ、海苔…。墓の中まで持って行きたい丼です。ゆっくり食べてるつもりが、あっという間に食べ終わりました。おうふ、ごちそうさまでしたっ。

このお店を出て八重洲口へ向かうとき、いつも「やりきった満足感」を感じながら路地を歩く自分がいます。このお店は、困るくらいとにかく自分とマッチしているんです。

(以前のレビュー)
思い立ったらどんなに並んでも食べずにいられない。1921年(大正10)創業の老舗焼き鳥。
この日は運良く並ばずにカウンターへ着席できた。5本丼にしないとレバーが削られてしまうが、腹具合と懐具合をかんがみて泣く泣く4本丼を注文。
まずスープが絶品。焼き鳥の焦げ、ご飯にかけられたタレ、ササミにのったわさび…丼ぶりのスーパースター列伝。
13時からは女性に嬉しい3本丼も。以前2階のお座敷にも上ったが、呑むには上がいい。米一粒残さずごちそうさま。
店を出たから丸の内口まで歩く間、ずっと焼鳥丼のことを思い出していて、クラクションを鳴らされた。

  • 焼かれまくる鳥たち
  • おなじみ、ささみとわさび
  • 夜の店構え

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3位

おけ以 (飯田橋、九段下、牛込神楽坂 / 餃子、中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2015/03訪問 2015/03/21

奇跡の七粒

本日の一品 餃子 ¥630
初めて夜に訪問しました。もちろんお目当ては餃子です。カウンターに着席するとすぐにメニューが手渡されます。とりあえず生ビール510円。メニューに目を落とし、餃子は決定してるとして、あとは…。油淋鶏で決まり。絶対に油淋鶏で決まり。
12分ほど待つと、新郎・餃子が入場してきました。奇跡の7粒。すべて羽根でつながっています。アツアツを一口。おっほひ。どうしてこうなるの。ビールと、おけ以の餃子。最強タッグなり。美味い!
そして遅れること7分、新婦・油淋鶏の入場です。6ピースに切り分けられています。パセリとネギのトッピング。どれ、一口。ん、酸っぱくない。ころもはカリカリ。肉はジューシー。参りました。唐揚げを頼むくらいなら、断然これです。油淋鶏と餃子とビール。ドロドロの三角関係にはだれも分け入る事はできません。
開発の手が及んで来て、向かいは巨大なビルになりました。おけ以、青葉、大勝軒のこの建物は、文化財指定して永久に残さなければなりません。
(以前の訪問)
「青葉」はまだあるかな、と角を曲がる。手前に大勝軒が目に入ったが青葉に行くかんね。あったあった青葉。胃袋を中華そばにセットしてのれんをくぐる瞬間、目のはしに…「おけ以」の文字が…!ハウッ!ラブストーリーは突然に。青葉の隣にあるとは知らなんだ。カニ歩きで「おけ以」へ。もちろん餃子を注文。皿や紙ナプキンに「おけ以」のロゴが踊る。出てきた餃子は羽根つき、なんと7粒。ほんのり生姜…いや味の分析はやめだ。美味い美味い。店の雰囲気や店員の雰囲気すべてひっくるめて美味い。ビールが飲める時間にまた来よう。

訪問時間 11:50
待ち時間 0分
好き度・リピート感 9

  • 餃子 ¥630
  • 油淋鶏 ¥900
  • (説明なし)
  • 魅力のV.I

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4位

中華ソバ 伊吹 (志村坂上、志村三丁目、本蓮沼 / ラーメン)

4回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2022/08訪問 2022/09/01

並ぶことからが「伊吹」。帰って玄関に入るまでが「伊吹」。

 到着11:25。平日、久しぶりに伊吹に並んでみました。列は20人ほどでしょうか。マスク無しでギャアギャア話している方たちにはお店から店員が出てきてマスクをして下さいねとの注意がありました。そりゃそうですよね飲食店としては細心の注意を払いますよね。

 入店できたのは12:30。日に焼けました。冷え冷えのお冷やが身体に染み入ります。待つこと5分、丼ふりの到着です。

●「中華そば」¥850
 Twitterによるといつもより煮干しオーバーの味だそうです。久しぶりにいただきますが苦味が増してますがまろやかさも増してます。美味しいですね。痛風まっしぐらです。でも悔いなし。
 私はここの麺とスープと玉ねぎの三つの組み合わせが大好きです。玉ねぎ増量したいくらいです。いりこと玉ねぎの相性がこんなにいいなんて。
 また麺の量が私にはちょうどなのです。皆さん和え玉を追加しますが私は少食なので残念ながら追加したことがありません。この茹で前140g前後の麺がちょうどいい量です。

 ごちそうさまでした。和え玉した方たちと食べ終わるのは同時です。食べるのも遅いんですね。久しぶりに煮干しを堪能しました。並ばないでいいのならもっと通いたいのですが…。
 11:20到着、11:45開店、12:05着席、12:20退店。これってかなりいい方ですよね。伊吹で滞在1時間以内。ラッキーでした。
 レビューが3回目ってなってますが、んなこたぁなくてもっと来てるんです。

 今日のスペシャルは「片口鰯煮干し」。普段のいりこと何が違うのかお試しです。厨房の大将から気合を感じます。渾身の片口鰯、お願いします。

「片口鰯煮干しそば」¥850
 色味は、普通の中華そばと大きく変わってはいないと思います。並べて見ないとわかりませんが。第一「普通の中華そば」なんてありませんよね、伊吹には。

 一口含みます。…濃い。いつもと変わらぬ濃厚な煮干しスープです。しかし味は少し違います。いつものと比べると、少し苦味を感じます。苦味というか、焦げ味というか。炙った鰯感を感じとることができます。炙ったわけではないと思いますが、もともと鰯の煮干しに若干の苦味があるのでしょうか。それでも大将はさすがです。美味しいんです。

 麺もチャーシューも玉ねぎも、私の好みです。だから今回ももちろん満足です。一気に食べで飲み干しました。痛風にならないことを祈って。

 ところで、私は「和え玉」を食べたことがありません。小食なので食べられないんです。味は違うんですかね?一杯目に和え玉をオーダーすることはできないでしょうかね。このままでは一生和え玉を食べることなく世を去ってしまいそうです。そんな残念な!
 平日、13:15。久しぶりに「伊吹」を覗いて、並びが少なければGO、多ければ駅前へ向かいましょう。どれ…おお、おおっ。誰も並んでない! 初の、即イン。誰もが憧れる、即イン。

 香川県に伊吹島という島があります。そこは「いりこ」の一大産地。カタクチイワシをパッチ漁という網漁で獲り、すぐに加工するそうです。「伊吹いりこ」というブランドで推しだしています。「伊吹」…屋号の語源は知りませんが、この伊吹いりこと関係があるのでしょうか。それを使用しているかはわかりませんが。しかしどちらも煮干しが命です。伊吹つながり、あるある。

「中華そば」¥750
 中華そばをいただきながら、煮干しのことを考えていました。このラーメンには、一杯で煮干し130g相当が使用されている、と注意書きがあります。伊吹いりこは、調べると1kgで2,600〜3,000円程度。得意先から安く仕入れるとしても、2,500円と見積もります。つまり、一杯のラーメンに、350円ほどの煮干し代がかかっています。麺は、1玉100円の仕入れだと勝手に推察。チャーシューは、一人前2ブロックで、そうですねえ…やはり150円はかかっていそうです。ここまででも、この一杯に600円のコストがかかっています。のり、1枚20円、玉ねぎ1人分20円…。一杯で、100円の儲けもない、かもしれません。一日100杯を売り上げるとして、一日の儲けは10,000円程度。従業員は2〜3名。…楽な商売ではありませんよ。

 そんなことを考えると、スープ一滴残すわけにはいきません。マスター渾身の一杯です。以前より麺の量、少し増えたような印象を持ちました。うーん。今日も美味しかったです。

 見次公園の満開の桜の下、並んでみましょう。伊吹いりこの香りが心地いい、春の昼下がり。
今日の一品 淡麗三段仕込み 中華そば ¥750
 最近の悪天候のせいか、マスターがブログで客が少ないと嘆いていたので、それならばと訪問しました。今日も雷雨の悪天候。列の人数を数えると、あの向こうに並んでいる女子2人組が食べ終わらないと入店できなさそうだな。…長そうだな。あと、この時期、蚊の対策は欠かせませんよ。並んでるとき、結構やられるので虫除け必須ですよ。
 待つ事20分、入店です。今日の限定は淡麗の三段仕込み。食券器をポチッと押します。お、さっきの2人組まだ食べてたか。お、食べ終えたか。…メチャメチャ残しとるがな。煮干しダメなら来ちゃダメでしょ。食べなきゃわからないこともあるとは思いますが。しかし。
 淡麗スープは、伊吹にしては澄んでいます。伊吹にしては透明度が高いです。とはいえ、レンゲの底は見えません。味もさっぱり気味です。以前いただいた淡麗よりさわやかな感じがします。美味しいですね。
 麺は、少し量が増えてませんか? 途中から結構お腹がふくれてきます。味は相変わらずうまいです。スープや玉ねぎとベストマッチの麺です。このボリュームだと、やっぱり和え玉はムリです。まだ一度も和え玉をいただいたことがありません。
 外は雨の中、まだ煮干しを求めるファンが並んでいます。ああ今日も美味かった。ごちそうさま。


(以前のレビュー)
今日の一品 中濃中華そば ¥750
 3周年の時もお伺いしましたが、あれからもう1年経ちましたか。この間3、4回ほどしか来ていないので、あまり貢献してるとはいえませんが、とにかくおめでとうございます。

外の空調室外機の前で体感50c°の猛暑攻撃を耐えた者のみが入店を許されます。かといってドアは開けっ放しなので室内も涼しくはありません。ラーメンに涼しさなんて必要ありません。汗かいて食するものと心得ます。今日もベーシックに中華そばをいただきます。小食なので、和え玉なるものを注文したことがありません。一体どんな味なのでしょうか。
いつも通り、煮干しそのもののほうが味が薄いのではと思うほどの濃厚なスープです。私はスープも好きですが、トッピングの玉ねぎがまた好きなのです。チャーシューは最近だんだん厚みが増してきたように感じます。ダントツの個性を持つラーメンに、まだまだ行列が途切れません。早く食べて後ろの方にバトンタッチしてあげようと思います。

しかし、美味い。あまり頻繁に食べるとプリン体による通風が心配になりますが、あまり間を空けてもドコサヘキサエンサンが足りなくて頭が悪くなる感じがします。適度に通わなければならない、日本を代表する個性派ラーメンです。マスターにおかれましては、腰痛や疲労などお体に気をつけて、儲けのことも考えつついつまでも元気に中華そばを作り続けてほしいです。


(以前のレビュー)
お世話になってます、伊吹様。本日にて開業3周年、おめでとうございます。3周年記念特別メニューということで、朝10時から整理券発布。台風で大雨大風の中、指定の時間に入店。限定メニューは「濃厚華麗ソバ」。とはいってもカレー味が際立ちすぎず、いつもの濃厚煮干しスープと絶妙のコラボ。ほっこりじゃがいもも良い。仕上げは、追いメシの「イカめし」をどんぶりに入れてもらう。これはちっとしょっぱかったが。伊吹、いつまでも煮干狂人であり続けて下さい。

(以前の投稿)
今や都内ベスト3に入る人気店。大泉の時も並ばせてもらったが、志村でも衰えぬ人気、よいうより味。麺は中太のスト麺。魚介系と名乗って魚粉でごまかす店が多い中、ストイックに煮干しでこの域までもっていく努力に脱帽する。店長の人柄も味に染み込んでいる。みなさん静かに並んでその一杯を待ちましょう。行く前に店長ブログを確認すること。炊き込みご飯も秀逸。

訪問時間 11:30(開店11:45)
待ち時間 15分
好き度・リピート感 9

  • 中華そば ¥850
  • 中華そば ¥850
  • 店構え

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5位

割烹 中むら (勝浦 / 海鮮、日本料理、寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2015/11訪問 2015/11/22

このきんめ煮付けに会いに、勝浦に来ました。ワンダホー!

今日の一品 ★殿堂メニュー きんめ煮付け ¥3,800
 漁港の街・勝浦に久しぶりにやってきました。今夜は勝浦の美味い魚を存分にいただきたいと思い、評判の割烹「中むら」に訪問しました。店先に「幻の魚ワタナベの御膳」とあります。…期待が高まります。

のれんをくぐると、大きな赤い大理石カウンターが目に入ります。そこに鎮座しました。メニューを見ると、御膳がメインのようでいろいろなセットがあります。おかず単品でのオーダーもできるとのことなので、先ほど見たワタナベと、お造り盛り合わせをまずいただくことにします。ワタナベとは、エラ下の腹部分に「渡辺の家紋」に似た3つ星があることから名付けられたとのことでした。見た目も味もカツオに近く、カツオを白身にしてさっぱりさせた感じです。勝浦でもなかなか揚がらない魚らしく「幻」の称号がつきました。なんと、からしをつけていただきます。これを薄味ポン酢につけて…美味い!

盛り合わせも新鮮なものばかり。特筆はマグロ中トロ。ボストンまで船を出して獲ってくるそうです。しかも生!これは銀座「九兵衛」で出しているものと同じものだそうです。ボストンは海水が冷たくていいマグロが揚がるとのことです。はあ…しかしこんな美味いまぐろが勝浦でいただけるとは。

お酒は、勝浦の地酒「腰古井」をいただきます。

久しぶりに殿堂メニューに加えたのは、きんめの煮付け。お気遣いいただき、かなり大型のきんめを提供していただきました。…、…美味いっ!これすごいっ。最高に美味い。身はホクホクのプリプリ。頭のまわりもたくさん食べる所があり、しゃぶりつくします。目ん玉の裏側もプリプリコラーゲン。そして何より、タレ。タレですよ。メシが5杯はイケそうです。女将さんに白飯を勧められましたが、何を考えたか我慢してしまいました。このタレをタッパーでお持ち帰りする地元の方もいるようです。知っていれば私も…。これ、銀座なら倍の価格でしょう。とにかく美味い。割烹中むらの真骨頂を見ました。

座敷の団体には、巨大なあわびが提供されていました。水槽からこそぎ取るのを見ていましたが、相当の大きさでした。マスター曰く、18年もの、ということです。18年の活きあわび!すげえ。

帰りはマスター直々に丁重なおもてなしを受けました。とても東京ではありえない心遣いです。来店時はどなたも丁重な対応で、心地よい時が過ごせました。
素敵な勝浦の夜となりました。ごちそうさまでした。

最寄駅  JR外房線「勝浦」(千葉県勝浦市)
訪問時間 18:00
待ち時間 0分

  • ★殿堂メニュー きんめ 煮付け ¥3,800
  • 玄関
  • いい店はお皿でわかります。

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6位

千世 (穴守稲荷、大鳥居、天空橋 / 居酒屋、ろばた焼き、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2015/08訪問 2015/09/12

都内屈指の海鮮酒場。東京湾の幸に乾杯、生塩からに乾杯!

今日の一品 ★殿堂メニュー 自家製生塩から ¥950
 以前知人に連れてきてもらった際、ご主人が自ら釣ってくる新鮮な東京湾の生タコの刺身や季節の魚が美味しくて、またいつか来なければと思い続けていたお店です。ようやく機会あって再訪です。

羽田の海で釣った魚介を、刺身、寿司、炉端焼き、煮、天ぷらなど江戸前料理で供してくれます。今日は残念ながらタコの刺身はないそうです。ああ。遅かったか…。代わりといっては何ですが、イカ塩からをいただきます。それから新サンマも注文します。さんまは東京湾ということではないと思いますが。

タコがなくてもイカがある!何だこの塩辛は。美味すぎる。普段塩からなんてほとんど手をつけないのに、これは2切れ3切れいっぺんに口に運んでしまいます。なんと新鮮な料理か。ワタが違います、ワタが。この価格、うなづけます。生塩からって、こんなか!瓶につめて持って帰りたいです。

さんま刺しも、脂がのっています。燗酒をいただくことにします。さんまと日本酒。俺は日本人。
銀だらの塩焼きも抜群。いつなら西京焼をオーダーするところですが、ネタが新鮮なら味を直に感じることができる塩焼きです。美味い。鱈と日本酒。俺は日本人。塩辛と日本酒。俺は…。

都内でも屈指の海鮮酒場だと思います。あらためて、教えてくれた知人に感謝です。そして、ご主人の腕前に、感謝です。ごちそうさまでした。

最寄駅  京急空港線「穴守稲荷」(大田区)
訪問時間 19:30
待ち時間 0分

  • 新さんま刺し ¥950
  • (説明なし)
  • 自家製 生塩から ¥950

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7位

ルー・ド・メール (神田、淡路町、小川町 / 洋食、カレー、オムライス)

1回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/08訪問 2015/08/08

工夫感を見せないさりげなさ、日本的です。

今日の一品 特選 和牛カレー ¥1,680
 憧れのお店に初めて訪問しました。記録的猛暑の中だからこそ、汗だくでこちらのカレーが食べたかったのです。オム系は考えにありません。今日はビーフカレーを。

店内は男性客しかいません。意外です。壁には「チューボーですよ」で指南したことから生まれたメニューが時系列に表示されています。京橋ドンピエールの文字も見えます。ドンピエールグループも大きくなってきました。

オーダーから約2分で配膳されました。ランチの場合このスピード感も大事な要素です。おお、スープたっぷり。そこに、特選の黒毛和牛が。店名の通り、牛肉が柔らかい陽射しを浴びた海に浮かんでいるようです。失礼して、いただきます。うむ。ルー、美味し。中辛そのものの辛さ。日本人が昔から親しんできた家庭の味がベースにあって、そこに繊細なスパイスやらブイヨンやらが絶妙な濃度で解け合った、上質なカレーです。
そしてビーフ。柔らかいのは想定の範囲内ですが、おそらくそのまま食べたら少しクセがありそうなところを計算してスープにエキスを逃がしてちょうど良いお味になっております。おいしゅうございます。

お皿の底が波打っていて、静かにいただきたいのですがカチカチいってしまいます。しかしお行儀よく食べらりょか、このカレー。ガツガツ、カチカチ、喰うのみです。素人でも理解しやすい「美味しいカレーライス」なんです。工夫感を見せないさりげなさ、日本的です。日本のカレーです。ごちそうさまでした。

また帰りも汗だくで歩いて帰っていきます。カロリーを消費せねば、明日のカレーもないのです。ルー・ド・メール、次はオム載せで。また来ますよ。

最寄駅  JR・メトロ「神田」(千代田区)
訪問時間 11:50
待ち時間 0分

  • 特選 和牛カレー ¥1,680
  • (説明なし)
  • 特選 和牛カレー

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8位

めだかタンタン (東中神、中神、西立川 / ラーメン、汁なし担々麺、担々麺)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/11訪問 2015/11/13

西多摩のジャブロー・東中神の担々麺。美味すぎる!

今日の一品 汁あり担々麺 ¥730
 はるばるやってきました、めだかタンタン。多摩地区のレビュア皆様がもれなく通われている有名店に初見参です。ドキがムネムネします。
カウンターに滑り込みました。目の前ではアッガイが出迎えてくれます。先々月の六本木のガンダム展は皆様ご記憶が新しいところだと思いますが、第一室シアターでの井上大輔の歌声に清春の汗をこらえきれずハンケチで目を覆ったのは私だけではないはずです。それはいいとして、一見なので何はなくとも担々麺を食べるしかありません。
しかし、麻婆豆腐、チャーハン、カレーなど、クレイジーな献立がたくさんあって、奥歯がガタガタいいはじめます。担々麺でよかったのだろうか。
学生時代、東京で生涯降り立たないであろう駅にあえて呑みに行く企画を考えました。南武線や八高線などからピックアップしましたが、栄えある一位に輝いたのが「東中神」で、わざわざ呑みに来たことがあります。北口の古い中華屋と記憶しています。まだあるのでしょうか。まさか、東中神に再訪するとは。
一人目だったのですぐに配膳されました。青春の白濁汁に、特製辣油ソースがたらふくかけられています。そぼろ肉やもやしもたっぷり。ジャパニーズ担々麺の王道です。麺は細。
スープを一口。熱い。アツイ。冷めないスープです。醒めないスープです。ピリリと気持ちが引き締まる辛み。頬が崩れる甘み。シャアの性格を現すような複雑な味わいです。これは美味しい。
麺はストレートで柔らかめ。胃袋にストレートに入っていきます。丼の底の方から、ほんのり山椒の味がわき上がってきました。しかし全体的には、甘さが目立つラーメンです。これはハマる。辛さより甘みを追求する担々麺は珍しいですね。あっという間に完食しました。やさしい担々麺でした。美味かったー。ごちそうさまでした。腹一杯です。
次回来るチャンスがあれば…チャーハンか、それとも麻婆豆腐か。いまから垂涎の楽しみです。

最寄駅  JR青梅線「東中神」(昭島市)
訪問時間 11:15(オープン11:30)
待ち時間 15分

  • 汁あり担々麺 ¥730
  • 店構え
  • 汁あり担々麺のスープ

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9位

成光 (神保町、九段下、竹橋 / 中華料理、ラーメン、餃子)

3回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/03訪問 2021/03/17

チャーハン単品、シブイです。元気元気、神保町「成光」。

 お客さんの8割は「半チャンラーメン」をオーダーします。あと1割は本日のランチ(今日は中華丼)、あと1割はその他野菜炒めなどです。ただ、半チャンラーメンやチャーハン以外をオーダーすると提供に時間がかかることは覚悟しましょう。

 私は今回はチャーハン単品でいきます。実はそれほどこちらのラーメンに惚れ込んでいるわけではないので、それほどお腹に余裕を感じない時は半チャンラーメンじゃなくていいのです。チャーハン単品オーダーする人なんてほとんどいませんよ。シブイでしょ。

 以前「町中華で飲ろうぜ!」で玉ちゃんが「チャーハン単品頼むより半分チャーハン2杯頼んだ方が得だよね!」とおっしゃっていましたが、本当にその通りです。隣の方の半チャーハンと私のチャーハン単品を比べれば、そんなにボリュームに差はありません。しかも半分チャーハンは¥340で単品チャーハンは¥720ですから、説明つかないですよ!うーむ。


「チャーハン」¥720
 今回は落ち着いてチャーハンをながめてみました。よく見れば、ご飯が一粒ひと粒きちんと卵に包まれています。いい作り方ですね。だいたいこういう時はパラパラ系なのですが、しっとりしています。高等テクニックです。レンゲにご飯がビチョッとつかないのです。

 相変わらず美味しいかったです。お母さんも相変わらず元気元気。ごちそうさまでした。
 うららかな春の陽射しに包まれて、たどり着いたのは古豪「成光」。暖簾をくぐれば赤い天板が広がる小宇宙。かつて神保町三大半チャンラーメンと呼ばれたうち他の2店舗はすでに閉店。残る最後の砦は相変わらず人気の満席中華「成光」。相席必至の男の世界であります。

 メニュー表を見ることなく半チャンラーメンをオーダーしました。本日のランチやタンメンも人気ですね。でも私はここでチャーハンを食べない選択肢は無いのです。チャハ男ですから。

「半チャンラーメン」¥860
 実はラーメンは初めていただきます。トッピングは、ほうれん草、メンマ、ネギ、チャーシュー。ナルトはありません。おおおっ、スープ美味しいですねっ。町中華の命のスープ、鷄や野菜の出汁がよく出てすごくいいですね。返しはもちろん醤油。これはいいぞ。
 麺はまずまず。ちぢれ細麺です。ちょっとヤワすぎて、ノビているかのようです。味はいいのですが、麺と茹で具合のバランスが好みとは違いました。隣の方が「麺カタで」とオーダーしていましたが、私もそうすれば良かったです。

 さてチャーハン。問題なし。文句なし。絶品ですね。焚き具合、炒め具合、塩こしょうの味付け。ほぼ完璧です。日本のチャーハンって、こういうことなんです。半分じゃ足りないです。

 この逆は無いんですかね。半ラーチャーハンみたいな。チャーハンをデフォで食べたいのです、ラーメンを半分にして。ダメ?これもウケると思うんですけど。

 久しぶりの成光のチャーハン、さすがでした。美味しかったです。
今日の一品 チャーハン ¥670
 お堀沿いに林立する区庁舎に用事があり、酷暑の九段下をハンドタオル片手に歩きます。さっさと用事を済まして早く昼飯を食べたい食べたい食べたい。その想いが通じてお役所のお姉さんが手ギアよく処理してくれました。

さてどこに行くか。そういえばこの近辺の中華の大御所にまだ行ったことがありませんでした。よし決めた。「成光」へ。
信号を渡った勢いで吸い込まれるように店内へ。まだ空いているのでぜいたくに4人テーブルに1人陣取ります。「今日のランチ」は奇しくもチャーハン。もともとそれを食べる気だったので、チャーハンを。

マスターは厳しい目をして入口正面に座り、ガラス越しに交差点を眺めています。フロアは女将さん、厨房は若と年配のお姐さん。基本的に若が一人で中華鍋を振っているので、オーダーの順番次第ではチャーハンでも時間がかかります。約10分程度の待ち時間でしたが、永遠に感じました。

きました、憧れのチャーハン。遅れること30秒、ワンタン2個入りのスープ。いただきます。ホフっ。うめえ。チャーハンうめえ。水分、塩っけ、胡椒、油、具材。期待通りのバランス。俺たち労働者が思い描く典型かつ理想のチャーハン。レンゲにのせたブツを無心で口に運び込む俺は半跏思惟状態。暑い夏がくるたびに思い出しそうな、熱い昼メシ。チャーハンて、やっぱり美味い。
ワンタンで、クーールダウン。…できません。ワンタン、うまっ。ヒーートアップ。チャーハン、スープ、ワンタン。クレイジー。ああ、美味しい。半チャンラーメンとかオーダーしていたら、店を出たあと職質されていたかも知れません。

ちと大げさな文章になりましたが、670円で美味しいチャーハンが他にあるなら、ぜひ教えて下さい。そこにも行きますから。つまり成光のチャーハンというより、「チャーハン」が好きなのです、結局。

最寄駅  都営・メトロ「九段下」「神保町」(千代田区)
訪問時間 11:30
待ち時間 0分

  • チャーハン ¥720
  • チャーハン ¥720
  • 店構え

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10位

ブーケ・ド・フランス (六本木、乃木坂、六本木一丁目 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2015/03訪問 2015/04/12

やわらかい光の中でやさしいフレンチを

本日の一品 ランチAコース メイン 子羊のグリエ ¥2,500(+サービス料10%)
土曜のお昼に予約をして訪問しました。階段を上がった2階、ドアを開けるとすぐにウェイトレスがコートを受け取りにきてくれます。語り口調がとても気さくで、硬さがほぐれました。店内は明るく、ユリやカラーを使った大きなフラワーアレンジが印象的です。ちりばめられるオーナメントは豚モチーフが多く、自慢料理はポーク系かと想像できます。
入店から案内してくれているマダム、ウェイトレスどころかおそらく実はオーナーかもしれないと思うほど、おもてなしがあたたかいです。丁寧にコースの説明やメニューにない献立の説明をしてくれます。コースは、メニュー左ページから前菜を1種類、右ページから主食を一つ選びます。Aコースは、魚メインはスズキ、お肉メインは子羊ということでした。それぞれ注文しました。前菜は、冷たいものと温かいもの合わせて10種類以上あります。

フォアグラのブーダンノワールは、豚の血を併せているので、チョコケーキのような色合いです。しかしほとんど臭みは感じません。添え物のブリオッシュは、柔らかくて甘くないラスクのような味わいで、テリーヌ風の食感のブーダンノワールといいパートナーになっています。メニューにない、貝づくしのサラダも美味しいです。早春ということもあって、フランスで春を告げる食材のタンポポの葉が和えてあります。思ったより苦みはありません。
メインの子羊のグリエはワインで煮込まれてまったくクセはなく、柔らかくてほっぺたがきゅっとします。野菜は、少しバルサミコ酢が強くて酸っぱく感じます。羊の臭みを消す意味もあるのでしょうが、もともと肉に臭みがないので少し酸味を抑えて良かったかと思いました。野菜そのものはどれもホクホクで食べやすく、美味しいです。
スズキは、ふきのとうとアンチョビを混ぜた甘みと塩みが絶妙なソースがかかります。カマが添えられているのも嬉しいです。皮のカリカリ感が効いています。
デザートは、宮崎鶏の卵のプリンとトロピカルフルーツのシャーベット。一人がトロピカル系が苦手だというと、すぐに別のアイスに交換してくれました。プリンは濃厚で、シロップはビター。大人のプリンでした。

ドレスコードがなく価格もリーズナブル、ウェイトレスも家庭的で接しやすく、緊張感を感じる事無くリラックスした時間を過ごす事ができました。ごちそうさまでした。

最寄駅  都営・メトロ「六本木」「乃木坂」(港区)
訪問時間 12:00(予約)
待ち時間 0分


  • ランチAコース メイン 子羊のグリエ ¥2,500
  • (説明なし)
  • スズキのソテーアンチョビとふきのとうソース

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