中国最後の王朝の清王朝で最盛期といわれた第六代皇帝の乾隆帝の時代に作られた銅銭です。
1735年~1796年まで在位しているので、この銅銭はなかなか古いですね。
テレビドラマ化もされた浅田次郎の名作『蒼穹の昴』で、主人公がお守りとして首から下げているのがこの銅銭です。
1735年は日本では、江戸時代です。享保の改革で有名な徳川吉宗の時代ですね。鎖国政策を実施していますが、中国とは交易があり、貿易に伴い日本の寛永通宝が流出したり、逆に清朝銭が入ってくることもあったようです。
この銭は、どうやって日本に入ってきたのか、歴史に思いをはせるのも楽しいですね。
京都の八坂神社の境内の出店で3個200円で購入しました。古銭がイロイロある中から探し、乾隆銭だけを3枚買いました。2枚は同じですが、1枚は「乾」字の「はね」がちょっと違いました。
ちなみに持っている寛永通宝とほぼ同じサイズです。