『日本酒とともに12「安政一分銀」』ランチ向上委員会さんの日記

絶望を退ける勇気を持て

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ランチ向上委員会 (男性・神奈川県) 認証済

日記詳細

安政の大獄や日米和親条約締結といった、教科書にも載る幕末の時代の年号が「安政」です。
その安政時代に発行された一分銀がこれになります。

銀座には、この銀貨を作る「座」があったから、銀座という名前になったとのこと。この1枚にも歴史を感じますね。裏面には「銀座」の文字があります。

ちなみに古銭ショップで3,300円で買いました。
価値としては1,000文相当とのこと。
当時の貨幣価値を現代に換算するのは、基準とするものによって大きく異なりますが、食べログなりの解釈とするならば、食べもので換算するのがおもしろいでしょう。
かけそば1杯16文は一般的には400円と解釈されますが、今どきの蕎麦屋でかけを400円で出すのは安いほうでしょう。実際はもうちょっと高いですね。
私がよく食べるおかめそばは文献が無いですが、近似のしっぽくそばは24文(600円)なので、蕎麦は総じて江戸時代のほうが安いようですね。
鰻丼1杯100文(2,500円)は、現代とあまり変わらずといったところでしょう。
甘酒は、1杯8文(200円)なので、驚くほど安い。今では観光地の門前茶屋ぐらいでしかいただけませんが、現代の自動販売機程度の感覚なのかもしれませんね。

私のひと月のお小遣いは、三分ぐらいでしょうか?
そう考えると、江戸時代でもなかなか楽しく暮らせそうです。
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