akiiさんのマイ★ベストレストラン 2016

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akii (女性・福岡県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2016年も愛する地元の再訪を続けている名店をマイ★ベストレストランとさせていただきました。
日々レビューをご覧いただいている皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
お店の店主・オーナー様、美味しいお店へ訪問するのは何よりの楽しみです。今後とも宜しくお願いします。

マイ★ベストレストラン

1位

天寿し 京町店 (小倉、平和通、旦過 / 寿司)

8回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.9

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 ¥30,000~¥39,999

2022/09訪問 2024/01/26

"宇宙一の握り"の話◆天寿し 京町店

<The Tabelog Award 2024 Gold受賞、おめでとうございます>

福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かす、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
小倉駅徒歩5分。駐車場あり。6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。
おまかせ 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017~2022、6年連続Gold受賞。

6年連続の食べログアワードGold受賞、不動の福岡NO.1店です。
店内に燦然と輝く6本のゴールドトロフィー。
天野さんの存在感さながら神々しい。北九州レビュアーとしても誉れです。
この日は夜の一回転目。
カウンター席の空間は、オゾン浴をしてるかのような水辺の空気感。
ヒーリング音楽が、その雰囲気を高めます。
おまかせのコースは、38500円(税込)。
追加しなければ、金額はこれ以上も以下もなし。
おしぼり・指拭きが用意され、席の前には指先を洗うことの出来る水が滴り流れています。
カウンター上には甘酢のガリの壷。丸い小皿に取って好きなだけどうぞ、です。
寿司皿に置かれ、補充される箸休め的な人気の胡瓜と塩。
店主 天野さんの配慮ある確認でスタート。
苦手なもの、アレルギー、山葵の量、柚子胡椒の量、シャリの量。
合わせて握れるのが鮨の強み、全部言ってくださいね、と常に声が掛かります。
ここでしか食べられない、酒なし握りコースの始まりです。

<おまかせコース>
・本鮪…北海道 戸井、中トロ 漬け
・本鮪…北海道 戸井、大トロ 塩
・椀…吸物、鯛 …美味!
・烏賊…店の代名詞、雲丹、飛子、錦胡麻
・車海老…頭は炭火焼で提供
・真鯖…炭火炙り、羅臼昆布、茗荷
・煮蛤…軍艦 (海苔モノは三代目)
・アラ
・太刀魚…分厚い、炭火焼き、柚子胡椒、梅肉
・鮪…鮪のアラの和出汁漬け
・鱚…昆布〆
・赤海胆…軍艦 (海苔モノは三代目)
・鰆
・椀…赤出汁、蓴菜の食感が合う
・栄螺…炭火焼き、オクラ
・鯛…鯛の裏濾し肝、紅葉おろし
・穴子…女性は二口にして、二つの味でのサービス
・トロ鉄砲…本鮪中落ち、海葡萄、プチプチ食感と仄かな塩味が良い (海苔モノは三代目)
・玉子
・デザート…マスクメロン、最後のお茶は煎茶

コースの最中、常に熱々の美味しいお茶が入れ替えられ振る舞われます。
会話に始まり会話に終わる、楽しませて貰えた1時間半。
ご一緒した方は初めての方々でしたが、お連れする方に合わせての会話幅は流石。
話に夢中で「蛤の軍艦」と「鯖の握り」の写真を撮り忘れてる(゚∀゚)!!シマッタ…
今回も一貫入魂の創作寿司は素晴らしかった。
一貫一貫が、作品そのもの。
海苔モノは三代目の大ちゃんが握るようになり、横で見守ったり離れてみたりの天野さん。
寿司屋のプライドと40余年のキャリアと進化をし続ける終わりのない世界。
素人である我々が価格込みでどれだけ理解できるか、楽しめるかなのだろうなと思います。
ご婦人は敵に回すなが先代の教えと、女性には特に優しい天野さん。
穴子や巻きの海苔配慮は、相変わらずでした。

SNS時代、知って来られる方が大半となったとの話でしたが、私の認知は口コミ。
十数年前の当時「宇宙一旨い寿司屋が小倉にあるから!」そう聞いたのが始まり。
そんな話もさせて貰いました。
THE TABELOG AWARD2022 公式本にも、福岡県では近松と並びページを割いて紹介されていましたね。
小倉の天寿し 京町店のスペシャリテが赤烏賊なら、薬院の近松のスペシャリテは槍烏賊。
見た目も食感も全く違う烏賊の握りですが、どちらも技量の高さを烏賊を通じて分かり易く知ることが出来ます。
足し算と引き算。方向性は真逆の二つのお店ですが、店主同士の仲が良くていらっしゃるのが印象的。
福岡と言う土地の良さを実感。

長くレビューさせていただいている間に、書き手の環境も変わりました。
食べログの再訪レビューが上げられるようになったのは、ここ6年のこと。
かつては同じレビューに書き足しを続け、コメ欄にも限界が来たものです(長い方は懐かしい話かと)。
こちらは、すでに私がレビューする必要もない認知も高い超人気店となられました。
再訪レビューが出来るようになった2017年からは、年1のレビューをさせていただいてます。
握り続ける限り深化されるであろう天野さんには、70代、80代と握っていただきたい。
そして三代目には、店を任せられるその日まで横で支えて貰いたい。
そんな風に思った今回の利用でした。
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かす、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
小倉駅徒歩5分。駐車場あり。6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。
おまかせ15貫 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017~2021、5年連続Gold受賞。

5年連続のGold受賞、食べログ相思相愛店。
店内に燦然と輝く5本のゴールドトロフィーは、天野さんの存在感そのもの。
北九州の寿司が注目を浴びているのも、天野さんの功績によるものが大きいと思います。
江戸前店なら全国にありますが、ご当地寿司で飛躍した寿司は数えるほど。
その一例が北九州に存在することは嬉しいですね。

6席のプラチナシート。
凛とした空気感のある、行き届いたカウンター席。
出来る配慮は全てされいてると感じます。
おしぼりや指拭きは用意されますが、目の前には手洗い用の流れる水。
カウンター上には北九州らしい甘酢のガリ。これは自由に。
寿司皿に置かれ食すと補充される箸休め的な人気の胡瓜。

おまかせのコースは、16貫 38500円(税込)。
追加しなければ、金額はこれ以上も以下もなし。
長く通っていますが、スタンスは変わられずブラッシュアップされてます。
ご子息の大ちゃんが天野さんの脇について、彼の案も採用されはじめてますので楽しみです。
今回は詳細は記さず、写真をご覧いただければ分かるようにしています。
ご興味がおありの方は、過去レビューで13年の流れをご覧いただけます。
食の写真フォルダを作って見返すのが、楽しみなのです。
天野さんが「うちの写真集、出来るんじゃないですか?」と笑っておっしゃってました。
そう言えば、THE TABELOG AWARD2021 公式本が出ましたね。
天寿し京町店も、シッカリと掲載がありました。
代名詞でもある赤烏賊の話と、天野さんご自身の姿勢、これから、が書かれていました。
北九州に天寿し京町店あり、です。

緊急事態宣言下、今は休業中とのこと。
前回の緊急事態宣言下も、店は休みでも生産者さんを気遣い仕入れをされていた天野さん。
利用先の問屋さんまでは気が回らずに、2軒閉店されたと残念そうにおっしゃってました。
今は耐える時ですが、また心から楽しめる日が来ることを願っています。
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
創業1939年(昭和14年)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。サービス料、チャージなし。
おまかせ15貫 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017・2018・2019・2020 4年連続Gold受賞。

その席がプラチナシートとまで呼ばれる予約の難しい、天寿し 京町店。
地元の寿司店が、全国区となり久しい。
1年ぶりにレビューします(^^
この1年、私のほうから見えていた出来事。
ミシュランガイドの特別版が更新され、お店は1つ星を獲得。
消費税が10%になった時に値上がり。
おまかせ15貫 25000円(消費税8%別)→35000円(消費税10%別)。
このタイミングでカードが利用出来るようになりました。
年が明けて、THE TABELOG AWARD 4年連続、4つ目のGold受賞。
北九州に全国・全世界から人を呼べる希少店。
お酒が無い事と価格帯から志向は分かれます。

小倉駅からも近い店ですが、飲酒が無いので最近はマイカー往復。
店は天野ビル1階、店前に駐車場2台。ここに停めます。
入口には季節の花。
白い暖簾。
店内に入ると待ち合い。
左奥に、6人座れるカウンター席。
内側に、オーラを纏う店主、天野さん。
脇にここ1年、食らいつくようにサポートしてきた、ご子息の大ちゃん。
裏に奥様と長く務める女性と、預かられているお弟子さん。
Goldに輝く看板の文字、天寿し。
おしぼりや指拭きは用意されますが、目の前には手洗い用の流れる水。
カウンター上には、北九州らしい甘酢のガリ。これは自由に。
寿司皿に置かれ、補充される胡瓜。
地元の押し店として、干支が一回りする12年通いました。
天寿しの伝統がブラッシュアップされていく様を肌で感じながら。

最初から握りです。
この地域らしい仄かに甘いシャリは人肌。季節に合わせて酸度を変えられます。
ネタを乗せて、柑橘で仕上げるものはそのバランスと調和を日々追求。
裏で支えるスタッフさんが、途切れないように熱いお茶を。
冷めない前に入れ替えてくれます。私は熱々が好き。
一番多い日でお茶を8杯頂きました。

始りは、インパクトの強い「鮪」2貫から。
3貫目は、天寿し京町店の代名詞とも言える「烏賊」。
4貫目は「車海老」。頭は、後半で炭火焼きにて供されます。
5貫目は「〆鯖」炭火で炙りたてのネタ。
このあたりで、1杯目の椀、お吸い物。
6貫目は「貝」最近はタイラギの炙りが多かったですが、生ホタテに煮ツメも好き。
7貫目は「白身」日により、平目、伊佐木、あら、白甘鯛など。
8貫目は「太刀魚」ふっくら焼かれて、上に梅肉。
9貫目は「鮪出汁漬け」これも天寿し京町店ならでの逸品。
10貫目は「鱚」であることが多いです。
11貫目は「青魚」多くは鯵に粉醤油、生姜と白ゴマ。
このあたりで、2杯目の椀、赤出汁。
12貫目は「栄螺」焼きサザエにオクラのせ。歯応えあり。
13貫目は「鯛」であることが多いです。最近は、鯛肝が乗ってます。
14貫目は「雲丹」か、旬であれば「焼き白子」。選択出来る日は悩ましい!
15貫目は「穴子」男性は大ぶりを一口で。女性は二口にして二つの味で。
この後に「手巻き」ネギトロですが、夏はこれに海葡萄が入ります。
これで一通り。
冷えた甘い玉子焼き。
手で食べる人も多いので臭い消しにレモンスライス。
最後は、お茶が変わって煎茶。
水果に、よく熟れたメロン。

写真は1年分から、一番良い写真をネタかぶりにならないように貼りました。
上記の流れは100%ではないですが、長く通って取った最近のデータです。
この価格ですので、ご利用の方にはうんと愉しんでいただきたいと思います。
お友達も誘い辛くて、今後は一人で昼間に行こうかなと思ってます(^^

直近に伺ったのは、緊急事態宣言直前。
その時は、宣言後の様子を見て休業されるとのことでした。
こちらはさすがにテイクアウトという訳にはいかないですね。
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
創業1939年(昭和14年)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
おまかせ15貫 25000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。
2019THE TABELOG AWARD2017・2018・2019 3年連続Gold受賞。

今年度はThe Tabelog Awardの3年連続Gold受賞と合わせて、都市部以外のエリアにあるお店のうち、時間をかけてでも食べに行く価値があるとユーザー投票で得票の最も多かったお店、東日本・西日本各1店舗の内、西日本の1店、Best Regional Restaurantsに輝きました。
拍手喝采。我が街、北九州の店がと思うと感慨深いものです。
特長は、江戸前ではなく、ここ小倉で生まれた創作寿司。一貫が割烹の1つの料理のようです。
店内はカウンターだけの5席の空間。目の前には指を洗う水が流れています。
最近は水琴窟のような水音と、ヒーリングボイスがBGM。オゾン浴をしているかのような空気感。
お酒は置いてませんし持込も駄目ですが、郷に入れば。です。
天寿し京町店でしか楽しめないことを楽しむのみ。
お酒と同量くらいの飲むのではないかと言う、高い頻度で入れ替えられるお茶。
箸休め的に置かれている胡瓜。
化粧室のお香の香り。
中座すると席に戻る前に用意されて手渡しされるおしぼり。
いつもの天野さんの笑顔。

数年前ですが、エイムックから発売された本で、寿司の求道者達による仕事の本が出てました。
その中にも紹介された天野さんは、寿司の求道者。
変らないものは先代からのスピリッツ。
変ったものは時代に合わせた進化。
味の決め手は、柑橘と塩。甘い九州のシャリの味が締まり、ここでしかいただけない鮨となる。
江戸前とは別物の鮨。
天野さんご自身は、江戸前は引き算、天寿しは足し算とおっしゃる。
代名詞となった、烏賊はトビコに海胆に錦ごまと華やかな飾り切り。
熱は通っているのに痙攣している日もある車海老に、間合いを考え尽くした提供からの時間の計算が見える。
鯵に粉醤油を使う斬新さも、真似る人達は簡単でも、発案されるのは才能ある人のみ。
鯛の握りに使われる肝のペースト。こちらも進化から生まれたもの。
煮穴子を炭火で焼いて、ふわとろの食感に、こっくりと甘いツメ。
女性には半分にして食べやすくし、2つの味で。
男性は一口で頬張る。私は頬張り感が好きで男性と同じように握って貰う。
その模様を動画でどうぞ。崩れそうな、ふわとろ穴子(^^
(動画) https://www.youtube.com/watch?v=M9BaaR-HqUY&feature=youtu.be

最後の巻きも、女性には汚れないような海苔の工夫がありますよ(^^
女性に優しい店です。
年々繊細になっていくように見えます。
握りの為のお道具と言いましょうか、細やかな出来上がりなので手元に茶さじなど見受けられますし。
手元には、山葵、塩、ごま、柚子、柑橘、浅葱、生姜。煮ツメ、煮切り、出汁などを刷毛で塗り分け。
炭火が常に熾してあり、皮目を炙ったり、海老の頭を焼いたり、この炭火の使い方も天寿しに始まり、北九州の寿司らしく感じる特徴ともなって来てます。
炙ったネタと冷たいネタを重ねて温度差の妙を提供されたり。
コース中に吸い物と赤出汁。
最後に甘く冷たいデザートのような玉子と指の臭い消しに用意されるレモンスライス。
メロンと最後はお茶が変わり煎茶。
好きな人はハマり次の予約を入れますし、やはり酒を飲みながらの江戸前と言われる方も居られようかと思います。

地元で生まれた寿司の味を大事にしたく脳裏に刻みたいので、今年は毎月利用しています。
15貫と巻き。イメージは創作料理16品。
写真は季節の移り変わりが分かる入れ替わり的な内容にしました。
プロフェッショナル出演後、日に200件の予約電話が入ったそうですよ。
定期的に通う著名人の方が多いのも店の特徴。
現在、食べログ福岡3位の4.47。
北九州の店がここまで注目されるようになった立役者の天野さん。
記憶では62歳でいらっしゃったかと。まだまだ長く握ってくださいね(^^
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
創業1939年(昭和14年)。一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
おまかせ15貫 25000円(税別)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。
THE TABELOG AWARD2018 Gold連続受賞

現在の食べログ福岡ランキングTOP3の店に、定期的に通っています。
口福時間を与えて貰っている中、レビューアップは遅れ気味。
今月はTOP3に伺っているので遅れずに、福岡の食べログ史に残るであろう3店舗の今を順に上げます(^^

福岡ランキングTOP1 4.54、天寿し 京町店。
JR小倉駅から徒歩で行けるアクセス、AMANO BLD1階。
店のビル1階に駐車場2台。
ご存知のように、お酒は置いておらず持込もNGの特殊な店。
最近は車で出かけて、寿司を食べ家に帰って飲んでます(^^
江戸前ではなく、小倉で生まれた天寿し独特の握り。
好みが分かれるとは思いますが、私には他にない特別な店。
北九州に居る喜びを感じさせてくれる店です。
酒好きが満足できる、酒なしの店。全国の一流店との交流も深く情報を聞くのも楽しみの一つ。
ご子息が店に戻り、嬉しげな天野さん。
マイナスイオン漂う店内、店主の正面に座り、この日もワクワク。
おしぼりを渡されて、熱いお茶に始まります。
ガリはカウンターの壺にあり、好きなタイミングで好きなだけ。
店主が人気NO.1と言われる胡瓜は、食べてしまうと補充いただける。
箸は置かれてますが、椀以外は手でいただきます。
おまかせ1種、25000円(税別)15貫。
北九州の地で、その価格で年内の予約がもう取れないのですから、大したものです。
写真の並びは時系列で、お茶のタイミングも出された流れで並べてます。

8月。店前の花は真っ白なカサブランカ。
鮪、鮪漬け、烏賊、車海老、〆鯵、鮑、鱸、太刀魚、鮪和出汁漬け、鱚、鯵、真鯛、栄螺、海胆、穴子。
全15貫。途中で小さな吸物と赤出汁。
巻物と玉子焼き。最後にメロン。
この日の鮪は、大間の160kg。まだ秋刀魚を食べているので本来の味ではないが味は良い。
これをストレートに食べ、浅い漬けでいただく。
相変わらず美しい赤烏賊は、飾り切りされ海胆とトビコと京都の錦胡麻のトッピング。
江戸前では味わえない鮮度と食感の車海老は、よく動く個体と出会うと↓(動画)こうなります。
一手間はかけてあり生ではないのですけど、動くので驚きます。
(youtube) https://www.youtube.com/watch?v=j4a8tMZRO6k&feature=youtu.be

〆鯖も好きですが、〆鯵も良かったですね。昆布の細工が好きです。
鮑は初めての方には煮詰めで出されていましたが、常連組は塩で。
焼かれた太刀魚は肉厚で梅肉が合う。
他では食べられない和出汁の鮪の漬けも工夫され香り一際際立つ。
鱚は軽い昆布締め、柚子胡椒を少し入れられるようになりこれが新鮮で良い。
生の縞鯵は粉醤油とおろし生姜と胡麻で。
真鯛は皮目を炙りで。ネタの下に肝ペースト。旨味アップ。
この日の赤海胆は、藍島と安岡のミックス。
穴子は女性仕様でいただきました。
男性は一口で召し上がられ、日頃はそれでお願いしてますが、比較写真で今回は女性扱い(^^
女性は二口に分けてあり二つの味を楽しめます。
最後にトロ鉄砲を手渡しして貰い、甘くて冷してある1つ目のデザートのような玉子。
一緒に手で食べる方への配慮、匂い落としの指先用レモンスライス。
美味しい煎茶とメロンで終了。
江戸前比で甘めのシャリもガリも、この地育ちの私には他には変えられない郷土味。
アルコールが入らないので、大体1時間半ほど。
今後の北九州市の話などをつまみに、楽しい贅沢な時間でした。
やはり大好きなんですよね、天寿し 京町店。
ここに来ると、寿司に一番合うのはお茶だと思うものです。

5月利用の写真も一緒に上げます。店前の花は赤い芍薬。
鮪、烏賊、車海老、〆鯖炙り、玉珧、鮃、中トロ、太刀魚、鮪和出汁漬け、鱚、鯵、真鯛、栄螺、海胆、穴子(男性仕様)。
全15貫。途中で小さな吸物と赤出汁。
巻物と玉子焼き。最後にメロン。
この日の鮪は、沖縄の150kgでした。
鮨さいとうとの交流を伺わせる寿司皿(^^
煮切りと煮詰め以外にも刷毛塗りの出汁系が増えていますよね。
たっぷりとかけられる柑橘と塩で出されるスタイルは健在。
訪問時に次の予約を取るようにしていましたが、思うようには取れず、来年は月一予約入れました。
ご子息の成長を見守りながら通いたいと思います。
北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
創業1939年(昭和14年)。一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
おまかせ15貫 25000円。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
2018THE TABELOG AWARD2018 Gold受賞

冬の間、体調で休まざる得なかった天野さん。
予約取り消しの電話を貰い心配していましたが、春になる前に元気に戻って来られました。
寿司を握られることに問題ないと言うことでホッ。
アルコールはありませんので、車で握りを食べに行きます。
ビルの1階、ビルトイン ガレージに車を停め、時間に店内に入ります。
白い胡蝶蘭が並び、心配していた天寿しファンがどれだけ居て、待っていたのかを物語ります。

コーナーにTHE TABELOG AWARD2018 Gold受賞のトロフィー。
全国で33軒のGold受賞店は大半が関東~関西。
人口の多いエリアが必然的に多くなる受賞ですが、関西より西は福岡県に2軒。
昨年に続き、2年連続のGold受賞店が福岡の北九州・小倉にあるというのは誇らしく思います。

5席のカウンター。マイナスイオンを感じる空間。
席の前で流れる手洗い用の水なのか、空調なのか、BGMなのか。
深い森の中と同じようなリラクゼーションを得ます。
お元気そうな天野さん。
寿司職人になって、こんなに休んだのは初めてと握る喜びを感じておられました。
お休みの期間中、天寿しファンの常連さんだけでなく同業者の方々がとても心配されていて。
お返しは良い仕事をすること、とおっしゃってました。

熱いお茶とおしぼり。
胡瓜と塩が置かれ、握りが始まります。
懐石のような寿司。
1貫づつ寿司皿に。
仕事がされており、そのままいただきます。私は手で…
お隣の席の関東からの方が箸を使われていて、自分が手で食べる人なのを、はたと気づいたりして(^^;

◆おまかせ 15000円(税別)
・生鮪…この日は味優先の150kgの外洋もの。
・赤身
・赤烏賊…今日も美しい!飾り包丁、錦胡麻と雲丹と飛子の定番ビジュアル。
・車海老…軽く湯通しされてますが動く尾、ぷりぷりの身。のちに焼いた頭。
・〆鯖… 刻み昆布のせ。
・玉珧…炙りのタイラギに海胆。
・平目
・太刀魚…炙りで。今日もふっくら。梅肉がのってます。
・椀…赤出汁か吸物。
・漬鮪…定番、和出汁の漬け。
・白子…シーズン最後。大きな白子で熱々。口の中で白子リゾットに。
・穴子…女性は半分にして二つの味で出されます。男性仕様でお願い。大きな一口で。ふわふわ♡
・玉子…冷されて甘い玉子焼き。
・マスクメロン…天寿し京町店の〆はこれ。

熱いお茶が冷めることなく入れ替え続けられ、最後の一杯は煎茶。
流石の配慮と居心地の良さ。
カウンター上のガリと、無くなると追加を置いて貰える胡瓜をつまみつつ、次の一貫を待つ。
小倉で生まれた、かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイルの極み。
江戸前とは違う小倉の独自性。

60代の天野さんには、まだまだ長く握っていただけそう。
寿司職人のご年齢は筆頭に東京の次郎さん、金沢の弥助さん、北九州のもり田さん。
先輩方もご健在ですものね。
楽しい時間は終わりました。
10貫で15000円なんですが、大体10貫以上のサービスあり。
4月から、おまかせの量と価格が増えるそうです。
地元なのでいつでも行けると思ってましたが、遠方の方の予約も多く、今回のお休みもあり…
利用時に予約することにしました。
行きたい時の予約ってほぼ無理ですものね。
このGWに伺う予定です。
ご馳走さま。
数日後に伺います(^^
北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、その先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
カウンターのみの席数は5席。予約必須です。
お酒が置かれていない個性派店ですが、一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
小倉駅徒歩5分の路面店。駐車場あり。
営業時間12:30~15:30、17:00~21:00(20:00L.O.)。
定休・月曜。定休日の翌日の営業は16:30~

冬の間にもう一度。
と思っていたらやはり予約が混んでいて、春の席を確保していました。
お店の入口には車が二台駐車出来ます。今日は車で来ているので駐車場を利用。
駐車台数も、最大二組で5席なので、これで十分なんですよね。
店前の活花に桜。時間に入店。天野さんの変わらぬ柔和な笑顔。
THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞のトロフィー発見!
西日本には1本しか出てないGoldトロフィー。
おめでとうございます!
その高い評価は地元レビュアーとしても、とても嬉しいことです。
個人店が5席と決め席数を増やさないのは覚悟が要ることです。
客と向き合い対話を大事にした心配りと、自らが必ず握るその姿勢に敬意を持ちます。
熱いお茶とおしぼりで迎えられ、胡瓜と塩が置かれ、今日も楽しみに大将の手元を見つめます。

◆おまかせ 15000円(税別)
・生鮪…最初に鮪が出ますが、この1貫でまず気持ちがとろけます。
・赤烏賊…一番のビジュアル。今日も美しい!
・車海老…湯通しされてますが動く尾。のちに焼いた頭。
・〆鯖… 刻み昆布のせ。
・帆立…肉厚の貝柱に甘い煮詰め。
・平目…肝のせ。
・太刀魚…今日もふっくら。梅肉が味のポイント。
・漬鮪…和出汁の漬けも、ここ天寿し京町店ならでは。
・鱚の昆布〆
・椀…赤出汁か吸物。赤出汁にしました。具はジュンサイと白身。
・河豚の白子…シーズン最後に間に合いました。
・穴子…女性は半分にして二つの味でいただけるのですが、男性仕様の一口にして貰っています。フワフワ!
・トロ鉄砲…もう出てました。夏を待たずして、プチプチの海葡萄と濃厚なトロの二重層。
・玉子…甘いしっかり系の玉子焼き。
・マスクメロン…天寿し京町店の〆はこれ(^^

熱いお茶が途切れることなく入れ替えられ、カウンター上のガリをいただき、次の一貫を待つ。
今日のネタは天寿しスタンダード。
お酒の大好きな方と二人で来ていました。
お誘いしたものの、お酒なしでこの価格で満足いただけるか…
食事後の彼女の輝く笑顔と、お礼の言葉が全てを物語っていました。良かった(^^

天野さんに、THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞の授賞式典のことを伺ったり、気になるお店のことを伺ったり。
楽しい時間はあっと言う間でした。
先代の天寿し創業は昭和14年(1939年)。
地元で生まれた、かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイル。
ここまでよく高められたものだと思います。
何処にもない寿司。私は大好きなんですけど、江戸前好きの方は好みが分かれそうです。
今では全国にその名を知られる存在。
北九州の小倉にありて、全国から人を呼べるお店です。
北九州市小倉の天寿し 京町店
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、その先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
このような繊細で緻密な創作寿司は、まずお目にかかれません。
カウンターのみの席数は5席。予約必須です。
お酒が置かれていない個性派店ですが、一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通ってしまいます。
小倉駅徒歩5分ほどの路面店。
営業時間12:30~15:30、17:00~21:00(20:00L.O)。
定休・月曜。定休日の翌日の営業は16:30~

3月に4名で利用。今シーズンの白子が終わる頃と思っての訪問。丁度その時でした。
本日も10貫 15000円(税別)。白子の軍艦が抜群に美味しかった。
写真数も多いので1枚だけ追加します。数字にカウントされない最後に手渡しされた手巻き。
嗚呼、幸福、口福*。♡

店内アプローチにクッキングパパの原画と思われるものが上品に掛けられていました。
(掲載誌モーニング・作うえやまとち)
うえやま先生も通ってらっしゃるのですね~
本日もご馳走さまでした(^^

(2015/11)
11月に仲間と利用しました。
お店を貸切りで。
と言っても5席のお店です。満席利用です。
10貫 15000円(税別)の世界。お酒はなく飲物は用意されるお茶だけ。
利用すると分かる10貫以上の価値。
今回は初利用の方々とだったのでスタンダードな寿司の流れ。
回数利用をしていると変化をつけてくれます。
変わらぬ配慮と人柄に和んでゆく店内。写真を少し足しました。

枻(えい)出版社から発売されている「寿司のこころ」。
日本が誇る、寿司の求道者として10名10店の紹介がされてます。
寿司好きには面白い本です。
天寿し京町店の天野さんも6Pに渡り紹介されています。
創業は昭和14年(1939年)。
九州産のとびきりの食材の持ち味を存分に愉しめる店。
かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイルが評判を呼ぶようになる。
今では全国にその名を知られる存在へ。
そう始まり、最後に写真に添えられたコメント。
天野さんにとって理想の寿司をお尋ね。
「親父が握る寿司だね。生涯かかっても超えられないよ」と教えてくれました。
ブレません、天野さん(^^

(2014/05)
今年になって価格が変わっています。
天野さんの新しいチャレンジがスタートしました。
今回写真は変化が分かるように久しぶりに全て並べました。

◆10貫 15000円(税別)
・生鮪
・赤烏賊
・車海老
・〆鯖
・揚巻貝
・鱚の昆布〆
・甘鯛に梅
・和出汁の漬け鮪
・河豚の白子
・穴子

5席には多くて二組。
ゆっくりと食べてもらえる環境配慮が最大です。
ここの席に感じるのはオゾン浴のような清々しさ。
室温に気を配られ寒そうであれば膝にブランケット。
おしぼりが出されお茶が入り、席の前のカウンターに胡瓜と塩。
仕事が十分された一貫は、一品の料理のように扱われ出てきます。
この日は、定置網にかかった生鮪から。
店主との会話を楽しみながら味わっていきます。
後半で、椀物を吸い物と赤出汁から選びます。
大きすぎて食べづらい穴子は、女性には半分サイズで2貫用意。
得した気分になりますネ(笑
10貫ですが、最後にトロ鉄砲を手渡されました。
もう海葡萄が出てますか。
こちらのオリジナルだと思いますが絶品。美味しいです!
追加せずに、新形態を堪能。
〆の玉子とメロンは、私にはダブルスイーツです。
この量でも十分。満足です。
一貫の力が強くなった気がします。
単純に一貫幾らで割り切れない空気感。サービス、付加価値。
やっぱり私は天野功さんの世界感の大ファン。
この価格で、お酒を出さない店で、小倉で2か月先まで全国から予約が入ってるのは流石。
予約の入っていない時間帯を探して、また参ります。

(2013/10)
時間が出来ると食べに行きたくなる、天寿し京町店
予約満席で最近は3回に1回しか行けないくらいですが、行き過ぎずに丁度良いのかもしれません。
すっかり有名になられて、案の定来年発売予定のミシュラン調査が。
ご自分のスタイルがあるので、掲載をお断りされたそうですが拒否権はないと返されたそう。
写真が載らないだけだとか。
でしたら一緒なので撮影写真をお使いになって結構ですということになったそうです。

掲載と言えば、クッキングパパでも絶賛されていた海ぶどうとトロの巻物「トロ鉄砲」。
(講談社 モーニング2013 NO.40)
今年の夏からお目見えで何度かいただきましたが、抜群に美味しかったです!
トロの脂のコクを海葡萄がサッパリと押さえてくれて、海苔の香りにプチプチとした食感。
今年はシーズンが終わりましたが、来夏も食べたい逸品。

店主 天野さん。
料理人を目指す若者の中で、寿司職人が少ないのを、夢が持てないからだと苦悩中。
先代の天寿しがそうであったように、寿司の価値が上がるよう、北九州の小倉で認められるか思案。
来年は素材とお値段に変革をされるのかも。そんなお話も最近聞きました。
今のままでも私は良いお店だと思うのですが、将来を見ていくのも経営者のお仕事ですものネ。
頑張ってください。

(2012/12)
先月、今月と訪問しましたので、ちょっとだけ写真追加。
ちょっとだけ内容を記します。共に夜利用。
7貫6000円(税別)、14貫12000円(税別)が目安です。

◆11月
鮪、烏賊、海老、しめ鯖、帆立、河豚、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鰆、カワハギの肝和え、鮑、海胆、穴子。
14貫食べて追加で、白子と蟹。
◆12月
鮪、烏賊、海老、しめ鯖、赤貝、カワハギの肝和え、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鯵、サザエ、赤ムツ、白子、穴子。
14貫食べて追加で河豚。

毎回、柑橘香る胡瓜の付け合せと、お吸い物か赤だし、〆に玉とメロン。
通して粉茶〆に煎茶のスタイルです。
お手洗いには御香が焚かれ、利用後は温かいお絞りを持ったスタッフさんが待っています。
店内滞在時間に、お客が如何に快適に過ごすか。
そこに心を砕かれてるのが、天野さんらしいなぁっていつも思います。
今年の食べ納めも満足でした。
ご馳走様でした!

(2012/04)
北九州市小倉の天寿し 京町店
本日も、お酒は置いてないけども絶品のお寿司をいただきに。
今年から気持ちお値段上がってます。
予約時の電話で予算の話をされる際、ご確認ください。
お昼利用です。
お店の前の活花は桜。時期ですね。
店内の雰囲気は相変わらず良い感じ。
贅沢な5席のカウンターに座り、心清らかにいただきます!

◆大間の鮪、烏賊、車海老、しめ鯖、牡蠣、アラ、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鯵、サザエ、河豚の白子、赤むつ、穴子。
一貫追加で、カワハギの肝和え。
お吸物に、玉子焼き、メロン。
嗚呼、美味しかった!!写真は牡蠣1点のみ追加しました。
牡蠣、絶品でした。
ゆっくり炭火で焼かれて燻製のように香り豊か。
でも柔らかで味が凝縮されてて。

(2011/11)
北九州市小倉の天寿し 京町店
小倉駅から歩ける場所なのですが、お酒を置かない店なので車での訪問も多い、大好きなお店です。
お店の前には、駐車場2台分。最近は5席しか使われないので、駐車場の台数もこれで十分ですね。
本日は、天寿しさんは初めてのゲストさんとの訪問。
いつもの超快適空間と、ご主人の笑顔。楽しみな時間の始まりです。
柑橘の絞られた胡瓜が常に前に置かれ、これも美味しくて食べ過ぎてしまいます。
本日も14貫握ってもらいました。予算10000円(税別)。
写真は100点しか枠が無いので、数点づつのアップにします。

◆生鮪、烏賊、海老、〆鯖、帆立、アラ、太刀魚、漬鮪、キス、鯵、サザエ、真鯛、河豚の白子、穴子
大間の170kg級の鮪からスタート。
今回は雲丹の苦手なゲストの為にようやく握れるサイズとなった、白子が使用されました。
じっくり焼かれて出されましたが、熱いので気をつけてくださいとの話通り、アッツアツ!
中身はトロリと濃厚。口の中でシャリと混ざってリゾットのよう。至福です。
お吸い物、玉子、メロンをいつもの通りいただいて、大満足。

ご主人から、こんな写真が出てきたんですよ…
と、先代の写真を見せて貰いました。
セピア色の写真の先代は、生き生きと自信に満ちた表情をされていました。
天寿しで職人をされている時代のもり田のご主人がご一緒に。
時代を感じる一枚。
近く、弥助ご一行さんが食べに来られるとのこと。
同行ゲストも満足され、本日の心配りも感動モノ。
やはり素晴らしいお店だと再認識。

(2011/09)
北九州市小倉の天寿し 京町店
他県から来られたゲストと一緒に行ってきました。今回も14貫10000円(税別)。
写真は一貫だけ足しました。やっぱり大好きなお店です。
何度行っても飽きませんし、こちらのお店へ行くために、お仕事頑張ろう♪
と思えます。

(2011/08)
北九州市小倉駅から徒歩圏内の天寿し 京町店
地元の誇る創作寿司店。
地元の私、ここのお寿司が大好きで、ご主人の人柄が大好きで。
訪問がとても楽しみです。
この日も予約をして出かけました。
人気店ですが、お酒を置かれていないので、お客さんの入れ替わりは比較的早い。
一日のどこかに席が空いてる時間があったりします。
予約が取れなかった場合は空いてる時間を聞くと、意外にとれます。

ビル1階。入口の暖簾の横には、いつも時期の活け花。
店内に入ると、席まで雰囲気のあるアプローチ。
今日も5席のための空間が完全な状態で用意され、ご主人の笑顔。
席に座れば、気遣いのブランケット。天使の声に聞こえるBGM。
予約時に予算の打ち合わせがあり、お酒が置いていないことを告げられます。
写真は出されたもの全部でなく定番ネタの好きなものと、旬のネタの一部です。

◆生鮪、烏賊、海老、小鯵の〆もの、帆立、鱸、太刀魚、漬鮪、春子(子鯛)の〆もの、鯵、サザエ、鶏魚(いさき)、海胆、穴子
計14貫。
美味しい胡瓜が箸休めで出されます。
食べたら補充して貰えます。
ガリは陶器の容器入りでカウンターに置いてあります。
北九州らしい甘い味付け。これが好き。
寿しの素材が良いのは勿論ですが、ご主人の創作の一手間で、華やかで独創的な美しさに。
カウンターへ置かれたら、そのまま食べられる仕事がされてます。
生鮪はそのままで。
烏賊はいつものように美しい飾り包丁が入ってます。
雲丹や錦胡麻で彩られ湯通しされているのに海老は痙攣。
小鯵の〆モノの上には茗荷と羅臼昆布が添えてあり…
後半で、お吸い物か赤出しを好みでいただけて、最後は玉子焼きとメロンで〆。
今日も大満足!!!

凄いのは、ご主人の向上心。
こんなに完成度が高いのに、更なるサービス向上を常に勉強されています。
ジャンル広く有名店へ行き、交流し勉強したいと言われ実行されてます。
この日の箸置きが駒。
可愛いなぁと思って聞いてみると、金沢の名店 小松弥助のご主人と行き来、金沢で購入されたとか。
天寿しのご主人は、先代の味を守り、先代の理想を追い求められてます。
ご主人の寿しを食べ話をしていると孔子の論語を思い出します。
子路第十三の二十三「子曰、君子和而不同、小人同而不和」
斯くありたいですね。
敬意を持ちます。

(2010/10)
北九州市の創作寿司、天寿し 京町店
前回訪問の1週間後、再訪問です。
前にお隣で召し上がっておられた、おばあちゃま。
食べていらしたネタが美味しそうだったので、それらをいただきに。
予約も出来まして時間通りに訪問。
今回、初めて母を連れて行きました。私の飲酒DNAは母から。
母は、お酒の置いてないお店には行かないのです。
美味しいから!
お酒は後から!
と、説得をして連行。
今日も清潔な店内。
お茶目な母を中心に握ってもらいました。
先週来ていた私達とは違うネタで。
写真は今日も一部です。
大間の鮪、烏賊、車海老、しめ鯖、ホタテ、河豚、太刀魚、鮪の出汁漬け、小鯛の〆物、車海老の焼いた頭、瀬つけ鯵、サザエ、アラ、海胆、穴子、コハダ、お吸物、玉子焼き、メロン。
以上10000円也(税別)。

今日は良い一番出汁がとれたのでと一押しだったお吸物。
絶品でした。
その出汁で作られた玉子焼きは、母絶賛!
私は河豚が食べられて幸福。
アラは脂がのって美味しかったです。
山葵は苦手!と言う母に快くサビ抜き対応してくださったり。
終盤「もう食べられない」と言う母にシャリを小さくして下さり。
「もう本当に満腹で無理」と言いながら、美味しそうなネタを見るとオネダリ。
結局全て食べた母。
お酒なしで大満足していました。
母に楽しかったと言って下さった、天野さん。
有難うございます。
美味しかったです、ご馳走様でした。

(2010/10)
北九州市小倉北区の天寿し 京町店
北九州の創作寿司店として名が通ってます。
ロケで北九州に来られていた「海猿」の俳優さん方。
利用されてTV番組で忘れられないお店として紹介されてました。
わ!これは予約が取れないかも…と心配してましたが、2回目のチャレンジで訪問。
今日もカウンター5席は予約で埋ってました。
席に着くとブランケット。
そして、お茶。
お酒はありません。
でも、お酒がなくても通いたい、別格のお店。
訪問出来てワクワクです。
おしぼりで手を拭いて写真の許可もいただいて、さぁいただきます。
前に掲載済みのネタは写りの良かったものだけ追加しました。
一貫目が生マグロのカマ。
「カマはあまり寿しには使われないと思うのですが、今日のは良いので」と。
うん!美味しい!!!
次に烏賊。
湯通しされてるのに動く海老。
しめ鯖。カワハギの肝の軍艦。ホタテに煮詰めが塗られたもの。太刀魚。
海老の頭は焼いて出されます。
ただただ、黙って味わうのみ。
私は、こちらでお鮨にお箸を使ったことがないです。
カウンターに置かれた鮨を手で。それが美味しい。
錦胡麻の彩りを綺麗!と見惚れたり、柑橘類の絞り汁の酸味を愉しんだり。
フリーズドライの粉醤油が利用されているものは、醤油の味より前に魚の味。なるほど。
後半です。
マグロの出汁漬け。キス。玄海の瀬つけ鯵。サザエ。真鯛。山口の雲丹。穴子。
途中で出される椀の量はあえて少なめ。
お寿司の〆に甘い玉子焼きとマスクメロン。
シャリの大きさ、シャリの温度も好みです。炙りモノも良い。
一貫が一つの料理。
嗚呼、芸術の域!!
美味しかった!!!
お隣は一人で来られていた、おばあちゃま。
美味しい美味しい、と私よりも沢山召し上がられて。
7貫5000円(税別)が目安です。
本日も14貫10000円(税別)でした。
ご馳走様でした。

(2009/12)
北九州市小倉北区の天寿し
駅近で、交通の便は良いのです。
お酒を置かない店なので、車で向かいました。
予約時には、お酒がないことを告げられます。
とても気遣いをされる頭の低い素晴らしい人柄のご主人。
店内は、手洗いの水が流れるカウンター席のみ。
縁ある人に造ってもらって駅前店が出来るまで保管していたという看板。
その金箔文字が合う店内の配色。
寿司店ゆえ店内の温度を高くしないため、用意されているブランケット。
席に座ると気持ちの良い期待が湧きます。

◆烏賊、海老、鮪、〆鯖、帆立、平目、太刀魚。まず、7貫。
烏賊に七色の胡麻が振ってあります。京の錦胡麻。天然色とのこと。
海老は湯通しされているネタが動くので驚きます。
頭は焼かれて出されます。本当に美味。
鮪は津軽の生。
いつもの箸休めの胡瓜と塩。
これが美味しくてガリは食べずに胡瓜ばかり。
まだ食べられます。次を握って貰いました。

◆鮪漬け、鱚、鯵、鮑、赤むつ、海胆、穴子。次の7貫です。
鮪は出汁漬け。鯵は玄ちゃん鯵。玄海のブランド鯵です。
これにはフリーズドライのパウダー醤油と錦胡麻が使われていました。
素晴らしい探究心。
穴子は、女性のみ半分に切って出してくださいます。

14貫。お腹一杯。
お吸物、赤出汁は二人分です。汁椀も絶品。
玉子とメロンをいただいて、大満足。
毎回感動します。ご馳走様でした。
今日も最高でした。
白子が美味しい時期になったら、またお伺いします!

(2008/09)
天寿しへ行って来ました。お店に入るとカウンター6席の贅沢な空間です。
「楽しみにして来ました!」と伝えますと「頑張ります」と店主、天野さん。
ご自分よりも若い客に対しても、とても丁寧な物腰の方です。
席に座るとひざ掛けのブランケットを渡されました。
店内は冷房が効いており優しい心遣いです。
店内は清潔で綺麗。
手洗い用の少量の水が席の前に流れており、スマートでこれも嬉しい。

7貫5000円(税別)。
14貫までは違うネタと伺いました。
1カウンターに一貫づつ置かれます。
そのままで食べられるように一仕事されて出されます。
旬のネタに、ひと手間繊細な趣が添えてあり心が伝わってくるような出され方でした。
マグロにしても塩と漬けの二種類を食べさせて貰いました。
塩も珍しいですし、漬けもマグロの出汁漬けとのこと。
出汁の香る漬けもはじめて。
割りたてのウニの軍艦は、臭みが全くなく甘い。
「すし屋と言っても、漁師さんと魚屋さんが居なければ何にも出来ないんですよ」
なんて謙虚なお話も。
〆鯖や太刀魚の炙り。湯通しされた車海老と香ばしく焼かれた頭。
サザエのオクラ乗せ。煮詰めの塗られた帆立の貝柱などなど。
ペロリと食してしまいました。
カウンターには胡瓜と塩が置かれてましたが、箸休めにこれが美味いんですね。
ご主人も「うちの一番人気です」なんて笑っておられましたが。
シャリは小さめ甘めで、ネタは柑橘系・塩系の味が印象に残りました。
山葵量も合わせてくれ、かなり良い気持ちで14貫いただきました。
お茶も常に熱いものに替えてもらって、美味しくいただけました。
最後に甘い玉子焼きとメロン。大満足でした。
お酒は置いておられませ。
その分お客さんには楽しんで貰おうと言う気持ちが伝わってきました。
私は飲む方ですが、途中飲みたいと思いませんでした。
純粋に寿しを楽しんだ気がします。
また予約をとって伺いたいと思います。

  • 烏賊
  • 車海老
  • 写真撮影に応じられる天野さん

もっと見る

2位

メゾン ド ヨシダ (櫛田神社前、中洲川端、天神南 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2016/03訪問 2016/03/20

伝統フレンチは福岡の食文化でもあります◆Maison de Yoshida HARUYOSHI

福岡市中央区春吉3-3、Maison de Yoshida HARUYOSHI
福岡フレンチ界の重鎮、日本の欧州料理を黎明期から支えた吉田安政氏の店。
2014年11月オープン。
1階は時流に流されない正統派フレンチ。
2階はCave25ワイン居酒屋。
福岡市営地下鉄空港線 中洲川端駅 徒歩10分。[a:40025849,ホテルイルパラッツォ]前。
営業時間18:00~23:00。2階Cave25は18:00~26:00。定休、日曜。

仕事終わりを福岡市で終えることが続いて、そのまま市内で飲食してしまうと宿泊するほうが楽で。
折角だから敬愛する建築家アルドロッシの日本での初作品に宿泊。
迫力のファサードを持つ デザイナーズホテル、イルパラッツォ。
日本のデザインホテルにとっては歴史的な作品です。

この日は、家族も誘って市内で食事を。
春吉界隈も飲食店が多く魅力的なエリア。特に予約もせず気分でお店に入ろうとホテルを出る。
時間は18:00前。ホテルの正面のお店の前にgarçonの姿。
直感でこのお店に入りたい、入れるかなと思い声をかけますと、大丈夫ですとのこと。
ホテルを出て道向かい。数歩でもう決めちゃった。
フレンチのお店であることだけ聞き、店内に入ると正統派の落ち着きを感じました。
お店は18:00から。2階のバーでお待ちくださいとのこと。
まだバーも開いてる時間では無かったのですが快い対応で。
店内からは那珂川添いの屋台や商業施設のキャナルシティ、グランドハイアットなどが見渡せます。
カウンター席にてシャンパンを。この後は食事なのでボトルで。

◆Laurent Perrier Brut 9000円
ローランペリエブリュット。
世界5指に数えられるほどの巨大シャンパンメゾンの辛口シャンパン。
シャンパンを安定的に造る最高級ブランドとして、現地フランスでの人気は高いらしいですね。
フランス国内外の最高級レストランをはじめエール・フランスでも採用されてます。
Glassは1500円。

シャンパンを飲みながら、暮れゆく那珂川のほとりをぼんやりと眺める良い時間。
片側はこの景色、もう片側はテーブル席になっており、窓の向こうはイルパラッツォ。
立ち上がり、店内を見させていただく。壁面に国内外からのメッセージ。シェフとゲストの写真も。
「あ!(心の中で叫ぶ)」
ゲストは日本人なら知らない人の居ない著名な方々。
そして、お店の名前と写真の中のシェフのお顔が一致!
カウンター席に戻り家族に耳打ち「このお店は・・・」
話していたら階下から上がって来た紳士が朗らかな笑顔で話しかけて来られました。
「本日は何を召し上がられますか」
嗚呼、ムッシュ!!
背筋をピンとして、お顔をジッと見てしまいます。
ロマンスグレーの魅力的な語り口。

目の前で、今日作れるものを説明くださっているのは、吉田安政(ヨシダヤスマサ)さん。
新潟生まれ。渡欧しパリへ。その後スイスのホテル学校でキュイジーヌ哲学技と歴史を学び欧州各国で食文化を習熟。
帰国後は日本のフランス料理の父、故・小野正吉氏のもとホテルオークラ東京のメニューを開発するなどホテルオークラ創業時の基礎に大きく携わられたとか。
1970年に九州初の本格フレンチレストラン・レストランロイヤル花の木をオープン。
その後も優秀な人材を育成。
福岡のフレンチ・食文化を45年と長きに渡り支え続けられています。
2015年、シュバリエ(※)受章。
(※フランス文化省が運用する名誉勲章。芸術・文学の領域での創造もしくはこれらのフランスや世界での普及に傑出した功績のあった人物に授与される)
2014年にお店を春吉に出されたと耳にしていて、行きたいとは思ってましたが場所も調べておらず、何と行きたいお店に無意識に入店していたのでした。
「予約もせずに、すみません!」
この日は平日のディナーには早い時間で、今のところ他にお客は入ってなくムッシュと直接話して食べたいモノでコース内容を決めました。
「では仔羊でも焼きましょう」
階下に降りていくムッシュの背中を見送り、バーでシャンパンを供しておられたソムリエさんに「ビックリした~」と言ってしまいました。
暫くして、お店に入るキッカケとなったスタッフさんが焼けた仔羊を手に2階のバーに来られました。
ブロックで見せられると嬉しいものですね。
1階に降りて那珂川が見渡せる席へ案内いただいて。
飲み物は引き続き同じものをもう1本抜きました。
BGMはオペラ。

◆一口の喜び
鴨のリエット。林檎のコンポートと。
粒胡椒のスパイシーな香りが合います。

この後にパン。
クルミパンとバケット。温かい。
バターとハーブオイルで。

◆巨大マッシュルームとエスカルゴ
「今日は大きなマッシュルームがあるので、それとエスカルゴを合わせましょう」
好き嫌いなど聞かれつつ決まった一皿。
ガーリックが使われるが大丈夫かも聞かれた。
肉厚椎茸のようなサイズのマッシュルーム。濃厚なソースが美味しい。

◆小さなブイヤベース

赤のグラスを一杯。

◆仔羊のロースト
表面を香ばしく中に滋味あふれるジューシーな肉の旨味。ソースバジル。
付け合わせにポテトグラタンや下仁田ネギ。
フィンガーボウルも用意されて。

◆クレープシュゼット
デセールは選べました。
ムッシュが調理される姿が見えましたのでクレープシュゼットにしました。フランベが見たくて。
傍で見ても良いですか?と席を立ち、カウンター内で調理されるムッシュのもとへ。
出来上がりまで見届けて席に戻ります。
クレープシュゼットが、実は失敗から生まれたデセールであることなどを家族と話しながらのひと時。

◆コーヒー
食後の飲み物は選べました。エスプレッソを。
家族と楽しく会話をし、飲み終わっていましたらエスプレッソのおかわりをいただけました。

平日の夜で、店は混んでませんでした。
那珂川と中洲の景観を楽しみ、ムッシュの風格あるフレンチを楽しみ、家族と過ごす時間。
今日はツイてました。
食後、ムッシュはテーブルまでまた来てくださって。つい記念撮影をお願いして。
また時間見つけて伺いたいですね。次は鴨のローストをいただきに。

本日お料理は一人10000円でした。
店のホームページで紹介してある、3つのコースの真ん中価格。
maison de yoshida オススメコース Menu B 10000円くらいの内容でした。
そのコース内容ですと、こうなります↓
・一口の美味
・フレッシュのフォアグラのソテー ソースポルト
・小さなブイヤベース
・オマールエビのフリカッセ ソースナンチュア
・鴨のロースト or 仔羊のロースト
・デセール
・コーヒー

いただけるのは、王道フレンチ。
こちらの店で体現されているのは、伝統的なフレンチの継承。
若い方が本物のフレンチを食す機会を設けたいと願うムッシュ。
厳選食材に余計な手を加えず、手間は惜しまず。
キャリア50年を超えられたムッシュの熟した技。小細工なしの直球フレンチ。

レストランとはお客様に喜んでいただく場。
料理のみならず空間丸ごと、お客様に喜んでもらうことを優先するムッシュ。
こちらのお店はムッシュが全てを見られる席数。
「料理はメインですが、あくまで喜んでいただく一要因です。綺麗なテーブルクロスを敷くこと、和やかな接客なども含めて空間全体に気を配ることが私のお持て成し」そうコメントされていたムッシュに、久しぶりの納得と感激をした私です。
過日、ムッシュよりお礼のポストカードが届いておりました(^^

  • 小さなブイヤベース
  • 仔羊のロースト
  • フランベ!

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3位

日本料理 TOBIUME (本城 / 日本料理)

17回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.9
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥30,000~¥39,999

2024/03訪問 2024/03/17

旬の北九州料理と日本一のペアリング◆日本料理 TOBIUME

福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海の魚介類、福岡・九州産の肉で供される料理。
北九州テロワールというジャンルを確立。地場の食材を中心に進化を続ける、店主 田代料理長。
JR折尾駅から車で10分。北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
昼・夜とも1組の予約のみ。利用可能人数1組2~4名。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
北九州の旬を表現した懐石料理のおまかせコース24000円(税サ10%別)。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)7480円、フル(80cc)9900円(税サ別)。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:30。定休、月曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
食べログアワード2024 Silver、2023 百名店。

冬が終わり、草木が芽吹き生い茂る季節、弥生。
今月は料理長がどんな工夫を凝らされているかと心躍ります。
アプローチの彩りを眺めて、女将に迎えられて店内へ。
天窓から柔らかな光が入るテーブル席。
上着を渡し荷物には布をかけて貰い席へ。
本日の献立を読み、あれこれ想像していると、女将がお茶の用意を。
飲物は、いつものようにペアリングをお願いして、楽しみにしていた3時間が始まります。

弥生 ~北九州って、美味しい。~

 厄除け "白桃煎茶"

吉川家 九つの穴

名残り 白粥

滋味 屈頭

海味 横の輪

上巳 鉄砲

走り まっくろくろすけ

大地 報告・連絡・相談

瑞穂 海あり山あり

甘味 幸あれ

3月は節句、桃の香りのお茶から。
九つの穴は岩国れんこん。穴が8つではなく9つで有名な蓮根。
蓮根チップスの下に蓮根餅、若松の大葉春菊の餡。餡に生姜が効いてて美味しい。
名残りの白粥は、料理長が今季最後の最後と言われた河豚の大きな焼き白子!
下には河豚出汁の粥が。有明の新海苔。ん〜 美味しい♡*.
滋味は椀。今日も料理長の本枯れ節を削るカッシュ、カッシュという音。
オリジナルの絵を描いて貰ったと伺った椀。蓋内の絵は桃の花。
門司の甘鯛(宝生丸)、遠賀の蕗、鰹節の一番出汁で。
横の輪は、造りのヨコワマグロ(糸島沖)。
腹側は皮を炙って、背側は皮をひいて。塩と山葵とポン酢と醤油。
小さくても本鮪。シンプルに美味。
3月は上巳節でもあり。宇部のミル貝と、芦屋の甲烏賊。
料理長が目の前で炭火焼きに。盛り付け。
添えられていたのは、分葱のヌタ和え。甲烏賊のゲソ、ミル貝のヒモも和えて。
献立の鉄砲は、分葱(わけぎ)の鉄砲和えのこと。若松の濃縮トマト、菜の花、スナップエンドウ。
名残りがあけば走りもある。
店の初物、小倉合馬の筍。生から3〜4時間蒸し焼きに。
写真での通り、皮をむくと揚がる湯気。藍島の新若芽と筍の若竹煮。
報連相は、法蓮草。芦屋の有機認証農園の法蓮草。
付け合わせという形で肉、長崎和牛のシャトーブリアンを炭火焼きにして。
瑞穂。こちらも店の初物 紫海胆を、焚きたての筍ご飯にのせて。
若松の春キャベツの浅漬け。味噌汁。
食後酒をいただいて、コーヒーを。
焙煎豆は、エチオピア、グアテマラ、東ティモールのブレンド。
手挽きされ、サイフォンで淹れられる。嗚呼、良い香り。
甘味の幸あれは、岡垣の苺さちのか。アイス、ガトーショコラ。

ペアリングは、本日も凄かった!!
①Henri Goutorbe Cuvee Tradition Brut 辛口シャンパーニュ(仏蘭西)
②産土(うぶすな) 香子(かばしこ) (花の香酒造・熊本)…香子は初めて。嬉しい!
③産土(うぶすな) 穂増(ほませ) (花の香酒造・熊本)
④黒⿓ 八十八号 (黒龍酒造・福井)…縁起の良い贅沢酒!
⑤黒龍 しずく (黒龍酒造・福井)
⑥黒龍 純米大吟醸 (黒龍酒造・福井)
⑦十四代 播州山田錦 大極上生 (高木酒造・山形) …1本5万円近くするはず!
⑧十四代 純米大吟醸 播州山田錦 (高木酒造・山形)
⑨十四代 本丸 (高木酒造・山形) …十四代の代表酒
 十四代は殆どすべての酒を今季バージョンアップ。純米大吟醸を大極上と言い換え。
⑩Domaine BORNARD VdF Les Gaudrettes blanc シャルドネ・白・ビオロジック (仏蘭西)
⑪而今 純米吟醸 三重山田錦 生 (木屋正酒・三重)
⑫而今 純米吟醸 千本錦 生 (木屋正酒・三重)
⑬而今 大吟醸 (木屋正酒・三重)
⑭菊鹿メルロ樽熟成2021 菊鹿産メルロ100%のミディアムボディ (熊本ワインファーム・熊本)
⑮YAMANOKOTOBUKI なま (山の壽酒造・福岡)
⑯天寿し京町店 20周年の祝酒 (若波酒造・福岡) …天寿し京町店では飲むことの出来ない祝酒!
⑰食後酒いかがですかと女将、ウイスキー、ブランデー、日本酒、ワイン、何でも。
 ウイスキーを希望。本日出されたのは、山崎12年。ロックでいただく。感謝(-人-)。

やはりTOBIUMEは特別。満足度が高い。
予約ハードルも同じだけ高くなってしまいましたが。
料理長はカウンターではない分、厨房からフロアに出て毎回説明。
ペアリングのリンスは、どんな高級酒でも変わらず。
焙じ茶も目の前で煎り、珈琲焙煎豆も目の前で挽き、サイフォンで淹れる。
利用客が見てても見なくても続けられるひと手間。
どれだけ手間を掛けられるのだろうと心配になるのですが、このプライスレス部分が凄い。
ブレない料理長の腹の括り方はやはり同郷、北九州の人と勝手に思う私(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾ゥンゥン
出来たら多くの方に体験して貰いたい、TOBIUMEの3時間。

余談ですが、化粧室のアメニティにも十分な心配り(女性側しか分かりませんが)。
かつ香りの配慮も素敵です。
本日焚かれていた香は「北野の紅梅」春を予感させる華やいだ香り。
次も楽しみにしています。
女将お大事に。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海の魚介類、福岡・九州産の肉で供される料理。
北九州テロワールというジャンルを確立。地場の食材を中心に進化を続ける、店主 田代料理長。
JR折尾駅から車で10分。北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
昼・夜とも1組の予約のみ。利用可能人数1組2~4名。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
北九州の旬を表現した懐石料理のおまかせコース24000円(税サ10%別)。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)7480円、フル(80cc)9900円(税サ別)。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:30。定休、月曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
食べログアワード2024 Silver、2023 百名店。

The Tabelog Award 2024 Silver受賞、おめでとうございます。
今年の初訪問は、Awardの発表があってすぐ。
おめでとうございま~す!と言いながらの入店。
料理長と挨拶を交わし、女将に席に案内されました。
横に置いてある、届いたばかりの箱。
表彰式の日はいつものように予約入っておられたので、受賞トロフィーと楯が送られてきたのですね。
すでに厨房で準備に入られている料理長を呼び、開けてとせがむ客一同。
料理長、トロフィー持って~!とプチ授賞式みたいになり困り顔の料理長。御免ね~(^^;
北九州に全国から高く評価されるお店が増え、料理長のお仕事が評価され、本当にとても嬉しいです(^^

1月は「福」三昧。
年始から節分まで、季節の「口福」をいただいた日。

一軒の家を丸々1組で利用する、現在のTOBIUME。
入口のアプローチから坪庭に至るまで手入れが行き届き、目を楽しませてくれます。
四季折々の設えも、毎回の楽しみ。
天窓からの柔らかな陽が入る今の席は、昼間の写真が綺麗に撮れます。
この日も、おまかせコースとペアリングハーフを。

睦月 ~北九州って、美味しい。~

 無病息災 "大福茶"

豆まき 鬼は外、福は内、

年徳神 東北東

滋味 春を告げる

海味 関門海峡冬景色

贅沢 やきもち♡

団欒 骨まで愛して!

大地 新春の芽吹き

瑞穂 三河と遠江

甘味 カラメル化反応

大福茶に始まったこの日。
無病息災・長寿を願って、良い年になりますようにと、店からの温かな心遣い。
中に、昆布の老舗 奥井海生堂の利尻昆布と自家製うめぼし。一つ目の福。
お料理の始まり。料理長が都度席まで来られての説明。
豆まきの鬼面、グレードアップ!
鬼面を外して、鬼は外!料理は河豚の、ふくは内!
河豚の白子をおかき揚げにして、若松の蕪を鬼殺しにした餡。
料理でもしっかり鬼退治。美味しい二つ目の福。
年徳神は、自家製のカラスミを若松の餅でくるんで焼いたものを海苔巻きで。
自分で巻いて… 今年の恵方、東北東微東はどちら?
東北東を女将に聞き、黙って食べました。お酒がススム!三つ目の福。
滋味は椀。その前にいつもの料理長が鰹節を削る音。
お椀は、鹿児島枕崎一本釣り鰹の本枯れ節の一番出汁。
迎春に春を告げる魚、鰆のにゅうめん。
世界でも珍しい糸のように細い素麺として知られる、奈良の三輪素麺。
選ばれし職人が寒時期に作る唯一の皇室献上素麺でもある、三輪の神杉。
絹糸のような滑らかな舌触りと強いコシ。
海味は、関門海峡冬の幸。
本場下関の天然4kg程の極上の味覚、とらふぐ刺し。
それに、河豚皮と自家製カラスミ。
食べ方は3種類、自家製ポン酢と、若松の橙・海塩、柏原漁港の鮃の肝ソースで。
口福♡口福♡、四つ目の福。
贅沢は、白子の炭火焼でした。何ですか、この大きさは!
焼き具合も中のトロトロ感も味付けも最高!五つ目の福。
団欒は、河豚のあら鍋。
若松の春菊と九条葱と一緒に盛られた、河豚のあら。
料理長が目の前で鍋を仕上げて取分け。六つ目の福。
大地は、低温調理された伊万里牛のシャトーブリアン。
添えられている新春の芽吹きは、菜の花の味噌和え。
瑞穂は、先ほどの河豚のあらなべ出汁の「おじや」。
身皮や「とおとうみ」と、福岡らしい伝統野菜で縁起物の「かつお菜を使用して。
「とうとおみ」は、皮の中で最もコラーゲンが豊富。女性の支持が高い部位です。
ちなみに「とおとうみ」という呼び方の由来ですが、
明治になるまでの旧国名の「三河(みかわ)」の国の隣に「遠江(とおとうみ)」
という国があったことからきているそうです。
ふぐの最も内側にある、身皮(みかわ)の隣にある皮だからこの名がついたのだとか。
三河と遠江、料理長シャレがきいてますね('-^*
そして、これまた嬉しい開運食材!なかにし養鶏場の大寒たまご♡*.
卵の栄養が貴重だった頃の名残で、今も「大寒卵」は縁起物。
「健康運」「無病息災」卵の黄身の黄色から「金運」の願いが込められます。
おじやが出来上がるまで、河豚のヒレ酒をいただきながら、おめでたい紅白のあて。
白菜明太子の柚子胡椒添え。
あ、これいいわぁ♡ ヒレ酒と合うー。
幸せな音グツグツ。おじやの完成。間違いない美味しさ。するする入っちゃう。
河豚に大寒たまごに、かつお菜に… えーっと、福いくつになりました?(*^^)=3
目の前で炒られた焙じ茶。食後酒のお勧めも遠慮なくいただき。
食後の飲物は、コーヒーをお願いして。
本日、3種のブレンド、ペルー・グアテマラ・東ティモール。
甘味は、ブリュレ。岡垣の苺「さちのか」とアイスのオン。

本日もペアリングで高級酒を沢山いただきました。
シャンパーニュ ドゥラモット。幻のシャンパーニュ「サロン」の妹的メゾン(仏蘭西)
②入手困難、新政 新年純米しぼりたて、元旦しぼり・干支ボトル(新政酒造・秋田)
③ 進化する新政の貴醸酒、陽乃鳥15周年記念酒(新政酒造・秋田)
黒⿓ ⼲⽀ボトル(黒龍酒造・福井)
⑤黒龍、吟風2021(黒龍酒造・福井)。富士山盃で洒落てる(^^
⑥十四代 おりがらみ 生酒(高木酒造・山形) プレミア日本酒三巨頭出揃う!
⑦十四代 双虹(高木酒造・山形)
⑧十四代 別撰諸白 純米大吟醸 播州山田錦(高木酒造・山形)
アレクサンドル バン マドモワゼル エム。ソーヴィニヨン ブラン100%(仏蘭西)
⑩而今 純米吟醸 八反錦 生(木屋正酒・三重)。而今4種の飲み比べ!
⑪而今 にごりざけ生(木屋正酒・三重)
⑫而今 おりがらみ生(木屋正酒・三重)
⑬而今 特別純米 生(木屋正酒・三重)
⑭ルー デュモン コルトン(赤)。ブルゴーニュの侍ワイン。仲田晃司さんの定番(仏蘭西)
⑮田酒 特別純米酒 山田錦100%(西田酒造店・青森)、ヒレ酒には勿体ない、年末限定の山田錦バージョン。
⑯田酒 NEW YEAR BOTTLE 純米吟醸 生 干支ラベル(西田酒造店・青森)、新年の到来を祝う新酒生酒。
⑰食後酒いかがですかと女将、ウイスキー、ブランデー、日本酒、ワイン、何でも。
ウイスキーを希望。お~!響1899登場。未開封なら75000円はする1本。ロックでいただく。

今回も、料理に合うお酒が次々に。
あ、これ飲んでみたかった!と思う、旬で話題の高級酒が出てきます。
箱とか説明書まで、女将いつも有難うございます。知識が増えます。
アペリティフのシャンパーニュに始まり。
料理ごとの高級日本酒のメインと、関連日本酒を客のアルコールの強さに合わせての提供。
客の好みを当ててくる気遣いはさすが。
今回のワインには、話題の日本人醸造家のフランスワインの赤も。
これでもかと愉しませて貰えるのは、やはりTOBIUMEの心意気であり強み。
とてもとても良い3時間でした。感謝です。
本年も宜しくお願いします。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、店主 田代料理長。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海の魚介類、福岡・九州産の肉で供される料理。
JR折尾駅から車で10分、JR本城駅から車で5分。北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
利用可能人数1組2~4名。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理は、北九州の旬を表現した懐石料理のおまかせコース24000円(税別)のみ。
コース内容の変更は1ヶ月に1度。昼、夜ともにサービス料10%。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)7480円、フル(80cc)9900円(税別)。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:30。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
食べログアワード2023 BLONZE、2023 百名店。

気付いたら、なんと再訪レビューを1年上げてません。
コース価格など過去のままになっていて宜しくないですね。
いつも写真を沢山撮り、説明を沢山して貰ってるのに。
すみません。今回は利用月に書きます。

この場所に移転開業されたあの時と違い、今は初めての方は予約出来ない状況。
とにかく席が埋まっており、店も常連との同行を勧められておられるよう。
昼4席・夜4席のプラチナシートとなっている現状です。
私は近場なので行きたい時に行きたい人と… などと言ってられなくなってしまって。
4席を毎回埋めないと勿体ない。
マイレビュアーさま、リクエストがございましたらakiiまでメッセージを。
予定が合うようでしたらご一緒致しましょう。

令和5年9月。今月も大満足の利用をして参りました。
横にオープンしたうどん満月が、昼は混むようになってきたこの頃。
こちらのお店は、1組利用と贅沢な時間・空間。
外構のお庭は料理長が手を入れ続け、変化したアプローチに青々とした緑。
広い店内で使われるテーブルは、天窓があり高さもある傾斜天井の空間。
食事中の景観となる坪庭も綺麗です。
このも、おまかせコースとペアリングハーフを。

◆北九州の旬を表現した懐石料理 24000円(税別)

長月 ~北九州って、美味しい。~

 始まりの一服 "若松青檸檬"

初秋 藍より出でて

凌ぎ 夜遊び

滋味 重陽

潮 残暑の海原

清流 川下り

温味 観月

秋味 嫁に食わすな

瑞穂 赤とんぼ

甘味 皮ごと食べる

温かいおしぼりと、談笑から始まります。
たまたま同じ姓だけど、身内ではない料理長と女将。
役割分担で、3時間の口福時間を提供。
・始まり
ベジブロスから特別なお茶に変わった1年です。
若松の青檸檬と八女の煎茶を合わせて冷たいお茶。
茶葉にはレモングラスを足されており、爽やかさと苦味が今までにない不思議な一服。
・藍より出でて
藍島で8、9月は赤海胆漁。今一枚15000~16000円するんじゃないですかね。
それをこんなにたっぷりと。下は若松の焼き茄子と有明の海苔を板状にしたもの。
手で持てる固さの海苔せんべいにびっちり地元の赤海胆。
んん~♡*. これを口福と言わずして何というの(˙˘˙*)
・夜遊び
↑サザエさんのイクラちゃんではなく、YOASOBIの幾田りらさんを選んだ料理長。
北海道の新イクラ。下は芦屋の槍烏賊が入った酢飯。美味♩
・重陽
カシュカシュカシュカシュ…と聞こえていた、料理長の鰹節を削る音。
鹿児島枕崎一本釣り鰹の本枯れ節の一番出汁。
菊の節句、重陽。菊花たっぷりのお椀でした。影の主役、芦屋の鱧。
・残暑の海原
もう最後の時期、潜りの鮑。分厚い。肝ソースが嬉しい。
赤海胆の下は下関のクエ。贅沢お造り。幸せ♡
・川下り
始まりのころに見せて貰っていた、定番ゲスト食材の天龍鮎。
空輸に耐え、鉢の中で元気な姿でした。
この時期は子持ち。爆ぜないように、腹は切り目を入れるんですね。
子持ち天龍鮎の炭火焼。有りの実(梨)の白和え。
・観月
椀の蓋を開くと月夜の絵。月見時期にお料理も南瓜の月。
若松の南瓜に、同じく若松の栗渋皮煮丸々一個を入れて丸めてあります。
南瓜も栗も大好き!華味鶏のそぼろ餡、若松のモロヘイヤ。生姜の香り。
・嫁に食わすな
献立を見た時は、茄子かなと思っていましたらカマスでした。
芦屋の叺。若松の無花果を巻き込んで揚げて、淡雪塩を。
食材の組み合わせ、魅せ方ともに好きです。
・赤とんぼ
炊き立てご飯、若松の新米、赤とんぼ米。自家製の香の物。
味噌汁の具はアカモクつみれ。
自家製のタレ。山葵。塩。
目の前で炭火焼がセットされ、宮崎牛シャトーブリアン、薩摩芋べにはるか。
嗚呼、ごはんがイケる♡
八女煎茶も貰って。
あたたかいおしぼりに始まり、食事はあたたかいおしぼりで〆られる。

ペアリングのお酒。
シャンパンに始まり、而今が3種、黒龍が3種で八十八号・しずく・九頭竜 夏用の冷やし酒。
十四代が3種、龍泉白雲去来・極上・万虹。
ゲスト食材と同じ地、小布施ワイナリーの日本ワイン白を2種、ビンテージ違いで。
義侠!(究極の高級熟成種酒、720mlで多分12~13万円はする飲んだことのない高い日本酒)
田酒が3種、スパークリング・酒米違いの2本、山田錦の父と母。
ドメーヌタカヒコの日本ワイン赤を2種、ビンテージ違いで。
今回のペアリングも、満悦至極!
ハーフですけども、この数!
最近、高級日本酒のほとんどは、こちらでいただいている印象。
調子に乗って食後酒に、ブランデーをいただいております…

・皮ごと食べる
デザートは、直方のシャインマスカット。
下に、白ブドウのジュレ、ヨーグルトのアイス。
今日はコーヒーをいただきました。
手間が掛かるでしょうに、目の前でサイフォンにて。

良い物が提供出来るように、仕入れから何からご自分で動かれてる料理長。
いつも楽しませて貰って感謝、感謝です。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、店主 田代料理長。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海の魚介類、福岡・九州産の肉で供される料理。
JR折尾駅から車で10分、JR本城駅から車で5分。北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
利用可能人数1組2~4名。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理は、北九州の旬を表現した懐石料理のおまかせコース18000円(税別)のみ。
コース内容の変更は1ヶ月に1度。昼、夜ともにサービス料10%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)7150円、フル(80cc)9900円。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:30。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
食べログアワード2022 BLONZE、2021 百名店。

8月の席が取れる日で伺える日がピンポイントで1日かつ昼間の席。
勿論伺います。TOBIUMEの昼利用は久しぶり。
昼からのお酒は背徳感があり、倍美味しい気も(*^^
代行タクシーも出ていない時間、タクシーで向かいます。
田代料理長が今は、昼1組、夜1組とお決めになってらっしゃるので予約は更に難しいです。
但し、利用者は広い店内を1組で利用できるので、解放感は半端なく快適。
日本一だと言い続けているペアリングと旬の北九州料理を、3時間かけて楽しみます。
おまかせコースとペアリングハーフ。
夏の暑い日、家族は生ビールを1杯頂いてのスタートです。

◆紅梅 18000円(税・サ別)

葉月 ~北九州って、美味しい。~

蘇生 野菜達の雫

始まり 藍より出て

清流 夏巻き

潜る 磯の片想い

滋味 骨切り

潮 魚の王様

田遊び 昔は目で見、今は食ひ

大地 青椒

瑞穂 門司の八ちゃん

甘美 暴れん坊将軍

野菜の皮や切れ端から引いた出汁からの始まり。
日によって異なる地野菜の甘み。
(ペアリング①・プロワイエ・ジャックマール・マリー・ワイス・ブリュットNV(フランス))
料理長からご挨拶。
8月から始まった藍島の赤ウニ漁。たっぷりの海胆の下は、若松の茄子の焼き茄子。
あ~♡*. 海胆も茄子も甘くてトロける。これを口福と言います(*^^)=3
(ペアリング②・小布施ワイナリー(長野)の白ワイン、オーディネール ソーヴィニヨンブラン2021)
長野の天龍鮎を若松の玉蜀黍と春巻きに。揚げたてで表面はサクサク。同じ長野の白と合いますね(^^
(ペアリング③④・新政酒造(秋田)紫八咫アトランダム、迦楼羅) 箱の中の冊子、勉強になる~
(ペアリング⑤⑥・新政酒造(秋田)天蛙クリアプロトタイプ4、亜麻猫改スパーク) PRIVATE LAB EXTREME 4種!!
柏原漁港の素潜りの鮑。獲れた鮑で週一大きな個体。頬張る弾力の贅沢さ。下に肝ソースのシャリ。
(ペアリング⑦・大洋酒造(新潟)の大吟醸 鄙願(ひがん) 季節限定でサブタイトルがある、夏の酒「打ち水」)
煮物椀、鱧のにゅうめん。肉厚の鱧。鱧出汁の柔らかな香り。この季節のちょっと温麺も良いですね。
(ペアリング⑧⑨・高木酒造(山形)の純米吟醸、十四代 万虹(ばんこう)と、十四代 吟撰)
造りは芦屋の天然鯛。
(ペアリング⑩・澄川酒造場(山口)の微発泡日本酒、東洋美人CO2。シュワッとした微発泡感)
芦屋のカマスと若松の無花果の田楽焼き。胡麻が香る。田楽味噌がカマスや下に敷かれた茄子と合う。
(ペアリング⑪・ドメーヌ アツシスズキ(北海道)の自然派赤ワイン。Tomo Rouge)
若松のピーマンの肉詰め、間に柔らかな宮崎牛のフィレ肉。和出汁餡がけ。見た目の遊び心が楽しい。
(ペアリング⑫⑬・木屋正酒造(三重)の而今、純米大吟醸 朝日と 純米大吟醸 白鶴錦)
炊きたてご飯は、関門海峡の蛸めし。蛸が柔らかく茗荷の香りが良い。
豆腐と揚げの味噌汁。香の物は、若松のオクラの梅肉和えに、鹿児島枕崎一本釣り鰹の本枯れ節。
デザートに嶺岡豆腐。きなこがけ、下にバニラアイス。美味し~
ペアリングの最後に、食後酒もいただきました。
お酒量は十分以上なので、まだ飲める人にデザートタイミングで食後酒を一杯。
ブランデーを希望、アルマニャックのXO。旧ボトルが懐かしい!
食後、私は星野村の薄茶を。家族は珈琲、この日の豆はキリマンジャロ。
珈琲豆は手挽き、サイフォンで淹れられます。

食べ切れなかった炊きこみご飯をおにぎりで持たせていただいて、大満足のご馳走さま。
今日のペアリングも凄かったなぁ…
自分では買えないお酒をこの種類いただける価値はプライスレス。
入手困難酒を次々といただき幸福です。
ジャズのBGMがかかる一軒の広い空間で、贅沢なひとときを過ごしました。
田代料理長と利き酒師の女将が、健康第一で頑張って下さることを願ってます(^^

・・・・・

その前の利用は夜でしたが、合わせてレビューします。
毎回タイムリーでなくて、申し訳ないのですが。
この時は、TOBIUMEに行きたくて行きたくて、やっと行けた友達との利用。
いつもと同じくペアリングとのセットで。
彼女の好きな「田酒」を覚えて貰っていたのが嬉しい日でした。

◆紅梅 18000円(税・サ別)

水無月 ~北九州って、美味しい。~

蘇生 野菜達の雫

始まり ゴールドラッシュ

旬 河童浸し

氷室 暑気払い

滋味 祇園際

潮 初夏の海原

清流 炭割り

大地 濃縮

瑞穂 八女新茶

異文化 早くて十三年

通える距離に、こちらのお店が在ることが、人生を豊かにします。
ペアリング内容は時系列に並べましたので、お好きな方は写真でご覧ください(*^^
この日のペアリングには、食べるお酒も。
とても口福な時間でした。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、店主 田代料理長。
北九州の若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介類、福岡・九州産の肉で供される料理。
JR折尾駅から車で10分、JR本城駅から車で5分。北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
利用可能人数1組2~4名。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理は、北九州の旬を表現した懐石料理のおまかせコース18000円(税別)のみ。
コース内容の変更は1ヶ月に1度。
昼、夜ともにサービス料10%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)7150円、フル(80cc)9900円。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:30。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
食べログアワード2022 BLONZE、2021 百名店。

色んな店でペアリングコースをいただいてみてますが、総合的にこちらが日本一だと思うのは変わりません。
上質なお酒がバランス良く提供され、通うと十四代や而今が入るのが普通に感じてしまう慣れ感覚の恐さ。
コース中の一品のお酒だけで、ペアリング総額になるのではと思う銘柄が入るのもTOBIUMEの凄さ。
地元食材の旬料理と美酒に酔える特別な店が家から近いのは、運が良いと思っています(^^

おまかせコースと、いつも破格のペアリングハーフをいただいてます。
直近4月の内容と、写真の最後に以前の利用を少々。

◆紅梅 18000円(税・サ別)

卯月 ~北九州って、美味しい。~

蘇生 野菜達の雫

始まり 若松の春

凌ぎ 穴子酸

旬 山の白子

滋味 鶯

潮 日本海南下

食感 鱗

大地 失楽園

瑞穂 竹の子の里

異文化 焼き苺

野菜の皮や切れ端から引いた出汁からの始まり。
地野菜の味がする(^^
(ペアリング①・正真正銘の蔵出しシャンパン古酒 世紀のミレジム デボルド・アミオー)
岩屋の紫海胆たっぷり。若松の新玉葱、スナップエンドウのジュレがけ。海胆が甘い。幸せ。
(ペアリング②③・新政酒造(秋田)亜麻猫の人道支援酒・新政出の方のクラフト酒 稲とアガベ×土田酒造(群馬))
穴子と若松のトマトの飯蒸し仕上げ。生姜も効いてて焼トマトの風味が良い。何より穴子が美味しい。
(ペアリング④・花の香酒造(熊本)×日々酒造(京都)日日 武者修行…松本酒造(京都)に詳しい方はご存知では)
合馬の白子筍、料理長が目の前で炭火で焼いての提供。
(ペアリング⑤⑥・話題の日本酒「産土」の2021穂増と山田錦 花の香酒造(熊本))
えんどう豆の鶯豆腐、削り音が聞こえていた鹿児島枕崎一本釣り鰹の本枯れ節の一番出汁。香りが良い。
(ペアリング⑦⑧・大嶺酒造(山口)のSAKE STORM COWBOY 三部作の初しぼりと中取り)
(ペアリング⑨⑩・高木酒造(山形)の十四代 龍の落とし子と角新純米吟醸 生酒)
お造りは、鐘崎で揚がった18kgのヨコワ鮪と海女の紫海胆、芦屋の甲烏賊。嗚呼、旨っ。
(ペアリング⑪・白ワイン ブルゴーニュ・アリゴテ 2019 フィリップ・パカレ)
門司 宝生丸の船上放血神経〆甘鯛の松笠焼き、新じゃがのペースト。鱗が一番美味しい食べ方。白が合う。
(ペアリング⑫・赤ワイン マイケル・ポザン カベルネ・ソーヴィニヨン アナベラ ナパ・ヴァレー)
鹿児島の黒毛和牛、小倉のクレソン、若松のアスパラ。目前で料理長が仕上げるクレソン鍋。
(ペアリング⑬⑭⑮⑯・八木屋正酒造(三重)の而今を4種)
合馬の筍と遠賀の蕗の炊きこみごはん。
(ペアリング⑰・黒龍酒造(福井)の貴醸酒)
焼き苺のクレームブリュレ。
飲物は、珈琲・薄茶・ハーブティーから選択。
・焙煎士 矢澤太輝さんがローストした特別な豆の珈琲。
・奥八女 星野村の星野製茶園の薄茶。
・ハーブティー専門店ジェーム・ル・タンと共同開発されたオリジナル。
毎回、悩むんですよ… 今日は珈琲を。
最近は、食事の焙じ茶葉も目の前で炒って淹れられます。
珈琲も、目の前で豆の手挽きをされ、サイフォンで抽出。
この日の豆は、コロンビア、グアテマラ、エチオピアのブレンド。
抽出ぶれが少ないので、味の再現性が良いですね。
食べ切れなかった、炊きこみご飯をおにぎりで持たせていただいて、大満足のご馳走さま。
ゆっくり飲んで食べて、3時間ほどの時間を要します。
今日のペアリングも凄かったー。

出来るものはテーブル横で仕上げて提供されるようになった料理長。
以前と比べて随分お手間のようですが、利用者は嬉しいですね。
工夫し魅せる、手抜きなしの表現。
この広さで2組だけのフロア、十分な空間があって出来る演出です。
ゆったりとした余裕感も、満足に繋がっています。
やはりこちらも、利用時に次の予約が入ってしまうため予約困難店に。
平日お昼の予約が狙い目のようです。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME。
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、店主 田代料理長。
北九州の若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介類、
福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分、JR本城駅から車で5分。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理はコース紅梅15000円のみ。サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円、フル(80cc)9000円。
営業時間12:00~15:00(L.O.12:30)。18:00~23:00(L.O.19:30)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

今年も沢山お世話になった田代料理長。
量質ともに日本一のペアリングと北九州の今を楽しませて貰える料理は、この地に居ての幸福。
年始のレビュー止まりになっていることに気付き、慌ててレビューです。
今年は緊急事態宣言下、日本一のペアリングが… 辛かったですねぇ(ノД`)
10月に入り、お酒が解禁されて、TOBIUMEファンの方と向かいます。
毎回、どの食材と出会えるか、どのお酒と合わせられるか、楽しみです。
コースは一種、この内容でこの価格は破格。
そして同じく破格のペアリングハーフを。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

神無月 ~北九州って、美味しい。~

蘇生 野菜達の雫

始まり 蟹玉

吹き寄せ 小さい秋見つけた♪

滋味 紅葉

潮 筑前海の恵み

再構築 煮と焼の狭間で

宝 タモですくう

大地 焼き芋

瑞穂 秋を詰め込んで

御慶 HAPPY HALLOWEEN

野菜の皮や切れ端から引いた出汁から。余すことなく調理される食材。
この温かな一杯に胃は期待し準備を始めます。
(ペアリング①・シャンパン)
豊前産の渡り蟹の濃厚な二層の茶碗蒸し。
(ペアリング②③④⑤・而今4種)
毎秋の楽しみ美しい吹き寄せ。私の今年の紅葉狩りは、この一皿!
若松の栗、朝倉の柿の白和え、若松の落花生、銀杏松風、天龍鮎の有馬煮、紅葉かん、
長崎の鯖の押し寿司若松里芋の田楽、柿たまご(黄身の味噌漬け)、
まわりの木枯らしは、おから。お皿の上は全て食べられる、TOBIUMEの秋景色。
(ペアリング⑥⑦⑧・黒龍3種、初リリース秋あがり・八十八号・しずく)
椀は芦屋の紅葉鯛と若松の鱧。
鹿児島枕崎一本釣り鰹の本枯れ節と、10年モノの利尻昆布、削りたて引きたての一番出汁!
(ペアリング⑨⑩⑪・十四代 七垂二十貫を含む3種)
お造りは、若松のクエ、波津のサワラ、鐘崎の蒸し鮑。塩か醤油で。地物の魚、最高。
(ペアリング⑫⑬⑭・若波酒造限定酒 (驚きのレアもの)天寿しラベル!、楽器正宗純醸、鍋島)
下関のノドグロ、身は焼いてアラの出汁、若松の焼き茄子。確かに狭間料理。面白いな~
(ペアリング⑮・Acchi Blanc ドメーヌ アツシスズキ)
年始はTOBIUMEにて、地元の上野焼 庚申窯(こうしんがま)の干支盃で一年が始まったのですが…
今回の料理のステージのような、庚申窯の円形の器も素敵ですねー。
鐘崎の海鰻の蒲焼き、胡瓜の酢物でうざく風(^^
(ペアリング⑯・KENZO rindo)
若松牛のシャトーブリアン、若松の椎茸、若松の紅はるか。ソースと塩、山葵、好みで。
若松牛…耳にしないので伺うと出始めの地元牛。まだ一軒の農家での扱いとか。
(ペアリング⑰⑱・作2種、イセノナミですね~!)
staubで炊かれる、本日の炊きこみごはん。
北海道の鮭・新イクラ、芦屋のカマス、若松の葱、八女の舞茸。
キラキラの秋ごはん。味噌汁と香の物。香の物と言うより野菜の一品です。
淹れたての焙じ茶も。
(ペアリング⑲・新政×紫舟 No.6 10th Anniversary Sisyu-tipe 貴醸酒スパーク)
おおっ、凄い新政が出てきた。
ええっ?! 私、誕生月じゃないですよ。来月はもう全日満席なんですか!
予約が取れない月の前倒しサプライズ、ありがとうございます。
緩急事態宣言明け、待っていた常連さんで10月以降はあっと言う間に席が埋まってしまわれたようです。
そして、なぜか照寿司のあか酢(爆笑
この日は珈琲を頂きました。
オリジナルブレンド(ウガンダ・メキシコ・グアテマラ)の豆を見せられるようにもされたんですね。
豆は手挽きの挽きたて。
加賀の山中漆器のカップ&ソーサーも口あたりが良くて素敵。

お酒が出せなかった期間明けのサービスでしょうか。
今日は、今までで一番多くの種類を飲ませていただきました。
今年ならではの天寿しラベルの日本酒に驚き、照寿司のあか酢と揃って、北九州の天照(アマテラス)。
関係性を感じられる組み合わせです(^^
ふと、神童と言われた道真公が幼少期に作ったとされる漢詩を思い出しました。
"月の輝きは晴れたる雪の如し 梅花は照れる星に似たり"

北九州に、輝く星のような店が増え、全国区で食の街と認識されるようになって欲しいです。
TOBIUMEは、食べログアワードのノミネート店。
中でも、以下の二つにもノミネートされているのは、地元レビュアーとして誇らしい。
・今後も生涯通い続けたいほど美味しいと思う店
・時間を掛けて旅をしてでも食べに行く価値があるお店

益々ご繁栄なさいますように(^^

・・・・・

そして、その翌月。
駄目もとで席の空きを確認しますと入れる日が出まして。
その日もう一組の予約されている方が、日々口福をもたらして下さる方(*’∀’人)♥*
テンション上がって、蔵の前掛け持参で店へ(*゚∀゚*)
この日のペアリングは、店の計らいで鍋島を沢山出していただきました。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

霜月 ~妖艶な香りと共に、、、~

蘇生 野菜達の雫

始まり 小さな蕪

旬 京への想い

海味 見島沖

潮 筑前海の恵み

走り 藁香

初冬 龍の頭

大地 妖艶

瑞穂 余す事なく

異文化 芋掘り

雫に始まり、若松の蕪、鐘崎の鮑。
若松の京芋、若松の銀杏、鰹の土。
萩の見島沖で獲れたノドグロの茶碗蒸し仕立て。
若松のクエ・鮃、肝ポン酢。
田川の豆腐と若松のつくね芋の飛竜頭、生姜餡が良い香り。
波津のサワラの藁焼き、若松の茄子、バルサミコ酢。
ぬる燗の鍋島、草庵 鍋島でのひと時を感じました。
この日のゲスト食材は凄かった!
kg100万超のイタリア産の白トリュフ。香りが桁違い!
シャトーブリアン、若松の馬鈴薯を裏ごしとチップスで。
その存在感がもの凄い白トリュフ。目の前でその上に、たっぷりスライス。
嗚呼、香りに脳が侵される。
今までいただいた白トリュフの中でも最高かも。
柑橘の香りが良い蟹ご飯、とろけた蟹味噌の風味も良い。
若松の紅はるかの焼芋ティラミス。本日もブレンド珈琲。
この日もペアリングと食事のひと時を堪能。

最後に何枚か、今年前半の美味しい写真を貼ります。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、店主 田代料理長。
北九州の若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介類。
福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)、JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理はコース紅梅15000円のみ。サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円、フル(80cc)9000円。
営業時間12:00~15:00(L.O.12:30)。18:00~23:00(L.O.19:30)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

1月2日から年始の営業が始まると聞いて昨年のうちに予約。
広い店ですが、感染症対策で昼・夜2組しか予約を取らず、その2組も顔の見える距離ではありません。
料理長もスタッフさん方もマスクを外さず、感染症対策は個人店最高レベル。
去年に続き、安心して通えます。
年始は市場の開始日まで鮮魚を扱う店は閉めておられるところも多い中、2日からの営業。
市場の始まるまでは、とらふぐコースのような内容です♡
お昼の営業時間に伺いました。
昼も同じコース1種。いつものようにペアリングのハーフと。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

睦月 ~北九州って、美味しい。~

賀正 新年を祝って

口福 雲丹煎餅

熱々 白玉

潮 関門海峡冬景色

贅沢 冬のご馳走

大地 丑勝

冬 団欒

瑞穂 団欒

異文化 苺豆大福

TOBIUME特注の庚申窯(こうしんがま)の干支盃で、年始の一献。
この日は鍋があり、いつもの始まり"野菜の雫"はない、年始献立でした。

[賀正]は、最初の一品として雑煮。蕪、かつお菜、柚子、人参。白味噌仕立て。
餅は唐墨もち。 …中の唐墨量がハンパな~い!

[口福]は、海胆煎餅。手を使うことを配慮して膨らむおしぼりが準備され。
厚めに形成された有明海苔はサクサク。上に唐津の紫雲丹をたっぷり。

[熱々]は、河豚の白子の茶碗蒸し。たっぷり入った白子を白玉と表現。
茶碗蒸しですが卵液のスペースはわずか。
とろりとした白子の旨味に正月から悶絶。

[潮]は、下関・南風泊(はえどまり)漁港の天然とらふぐ5.5kg雄のお造り。
子持ち数の子を添えて。
自家製ポン酢と橙と芦屋の塩でいただく。
十四代の龍月がおとも。う~ん、至福!

[贅沢]は、天然とらふぐの焼き白子と自家製からすみ。好みで酢橘を。
白子用に木製スプーン。箸で持ち上げてますが、表面の皮で持ってるだけで重くて危うい。
中はとろっとろ。天然のホワイトソース、こぼさない様に皮から吸う?スプーン要のビッグサイズ!
表面がカリッと炙られた、ねっとり自家製唐墨。
飛露喜がおとも。酒飲みには堪らない。嗚呼、幸せ!

[大地]丑年の牛。まさかのヒレカツサンド!
分厚いヒレカツをトーストしたパンで挟み、上から刻み黒トリュフたっぷり。
意表をつかれましたが、出来たてホカホカで香りも良く、凄く美味しかったです。

[冬]ふぐ鍋。伊賀焼の土鍋の老舗、永谷園の鍋なんですって。
薬味を入れて。とらふぐは刺身でもいただき、鍋でもぷりぷりの身をいただく。
淡泊な旨味がたまらないですね。
全体のバランスから量も丁度良い。

[瑞穂]ふぐ鍋の〆で雑炊に。雑炊にも白子。なんて贅沢な。
ズズッと啜って、日本食の喜び。
黒トリュフのスライス入り。良い香り。
今日一日で一年分のとらふぐの白子を食べた感。

[異文化]食後の飲物は抹茶をいただいて。
あんこの代わりに黒豆を使った苺大福。中にはごろごろ苺とバニラアイス。上には苺パウダー。
器に入った大福の求肥は、ぎりぎり個体のゆ~るゆる。噛まなくて良い大福でした。
小さな塩メレンゲ2個、食感と味のアクセント。

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円(税・サ別)

①黒龍 干支ボトル丑年
黒龍酒造(福井)の生酒。
黒龍酒造より新たにリリースとなった干支ボトル。2021年の干支"丑"をモチーフに。
新年の幕開けを祝し搾りたての純米大吟醸原酒を生のまま瓶詰め。
原料米、国産山田錦100%。精製歩合40%。アルコール分17度。

いつものグラスで提供ではありますが、初めに盃を。
盃は、TOBIUMEの器としても使用されている、あがの焼。
福岡県田川郡福智町の庚申窯(こうしんがま)の干支盃。
盃は店を出る際にプレゼントで頂きました。年始の嬉しい計らい。

②ドゥラモット
ドゥラモット社(仏)のシャンパーニュ。
幻のシャンパーニュ「サロン」の妹的メゾン。
コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネ。ピュアな風味。

③田酒 NEW YEAR ボトル 2021
西田酒造店(青森)の純米吟醸 生酒。
原料米、華想い100%。精製歩合50%。アルコール分16度。
牧場の衛になっている牛ラベルが可愛い!
力強い米本来の旨み。

④十四代 七垂二十貫 龍月
原料米、兵庫県特A地区産山田錦100%。精製歩合35%。アルコール分16度。
⑤十四代 中取り純米
原料米、美山錦。精製歩合55%。アルコール分15度。
高木酒造(山形)の十四代。
若き15代目当主の高木顕統さんが酒造りを統括。
近年の日本酒の味の潮流である、芳醇旨口を代表する酒。入手困難な人気酒。

⑥飛露喜 特別純米 かすみざけ
廣木酒造本店(福島)の特別純米、飛露喜。
原料米、五百万石。精製歩合55%。アルコール分16度。
創業は江戸時代中期の文政年間。
1999年に発売された飛露喜。瞬く間に地酒ファンの間で噂に。
濃密な透明感・存在感、甘みや香りのバランスが良くすっきり。

⑦菊鹿メルロ樽熟成2018
牛カツに合わせて、赤ワイン。
熊本ワインファームの日本ワイン、ミデイアムボディの赤。
原材料、ぶどう。品種メルロ100%。アルコール分12度。
豊富な果実味の香り、アフターにしなやかな渋味。

⑧而今 八反錦無濾過生
木屋正酒造(三重)の而今、純米吟醸。
原料米、八反錦100%。精製歩合55%。アルコール分16%。
杜氏の大西唯克さんが強い気持ちで醸した、香りのプリンスと言われる而今。
パイン系の爽やかな香り。酸味が広がり、喉奥まで行渡る感じ。

⑨義侠 純米原酒60%
山忠本家酒造(愛知)の二十七年度産醸造酒。
原料米、兵庫県東条特産A地区山田錦100%。常温熟成。
精製歩合60%。アルコール分16~17度。
ひれ酒では勿体ないけど、うん。これこれ。温まる~!

⑩プティ マンサン モワルー(甘口)
小布施ワイナリー(長野)の日本ワイン。
ドメイヌ ソガ サンシミ 2019。
除草剤、防虫剤、現代殺菌剤不使用で栽培、無補糖、無補酸で発酵。
日本で貴腐でも氷結でもない普通の葡萄で甘口ワインが出来ることを証明した奇跡のワイン。
甘口らしいアルデとディックな香り。フランスのジュラソンモワルーのよう。

本年も、年始より大変幸せな時間をいただきました。
お正月にご利用出来る方は、ぜひお試しを。
相変わらず、日本一だと思えるペアリング。
グラスのリンスもされるし、高級日本酒が惜しみなく出されます。
このクラスのお店では、この上ないコスパで良心的。
コロナ禍においての客数制限は、運営が心配になるほど。
価格キープは大変だと思うのですが、料理長が全ての時間を投じて奔走されてる模様。
常連客も、なくしてはならないと思う貴重な店の一軒です。

先月のクリスマス時にも利用しました。
その時の分は、写真をダイジェストで貼ります。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、田代シェフ。
北九州の若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介類。
福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)、JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理はコース紅梅15000円のみ。サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円、フル(80cc)9000円。
営業時間12:00~15:00(L.O.12:30)。18:00~23:00(L.O.19:30)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
(HP) https://tobiume.amebaownd.com/

名だたる皆さまのレビューが並ぶようになった、地元のTOBIUME。
北九州とその界隈の食材をメインに、料理長の田代さんが織りなす新しい日本料理。
レビューなさっておられる皆さまの中で、店の一番近くに居住している私。
行きたい時に、席の空きを聞き伺えているので、有難いやら皆さんに申し訳ないやら。
ほぼ月一訪問ですが、毎回レビューは煩いと思いますので、シーズン1度ほどに…
今年は店の姿勢を見せて頂くことになった、個人店での完璧な感染症対策に感服。
流石です。安心して通えています。

秋になりました。TOBIUMEの松茸シーズン!
早速、初日に席に着けました。
店に着くと迎えて貰い、今日は巨大セラー前の席に。
BGMは変わらずジャズ。
神無月のメニューをいただきます。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

神無月 ~北九州って、美味しい。~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり "お熱いのがお好き"

吹き寄せ "秋の景色を一皿に"

滋味 "しみじみと、、、"

海味 "筑前海の恵み"

地産地消 "余すことなく" 

旬 "実りの秋"

瑞穂 "新米と共に"

異文化 "芋掘り"

本日、山口県の松茸。最初に盛ったものを見せて貰いテンションアップ。
昨年は裏年でしたが、今年は表年のようですね。収穫量が多そうで楽しみです。
最初はいつものベジブロスを一杯。
今日使われる野菜を想像し楽しみにお腹を起こす時間。
始まりから贅沢なスタート。
松茸のフライ、若松の里芋、揚げ銀杏、土に見立てた鰹を散りばめ、宮崎ヘベスを絞って。
シャクシャクとした歯ごたえと芳香。今年の松茸も美味しい。
美しい秋の吹き寄せはTOBIUMEらしい八寸。
鯖の棒寿司、公孫樹の形の銀杏松風、松葉も茶そばと海苔。子持ち天龍鮎の甘露煮。
紅葉寒、菊の白和え、黄身素麺を揚げた毬栗、渋皮栗の珈琲煮。柿玉子は黄身の味噌漬け。
落ち葉に見立てた蓮根チップ・紫芋チップ、おからパウダーを散りばめて。
皿の上は全て食べられるもの。嗚呼、お酒がススム。
滋味は、松茸の土瓶蒸し。たっぷりの松茸に、銀杏、鱧、彩り三つ葉。幸せ…
お造りは、若松のクエ、芦屋の鰆、柏原漁港の天然トラフグ。
地産地消は、豊前産のワタリガニをビスク風にして。下は茶碗むし。
蟹の身少し入ってますと言われてましたが、めっちゃ入ってます。
渡り蟹の雄の旬。身の詰りがよくプリップリ。
旬は、山口産の焼きノドグロ、芦屋の法蓮草と若松の栗、削り栗たっぷり!
椎茸が敷かれて、ムカゴもころんと秋らしく。
瑞穂は、若松の特A新米での炊き立て白ごはん。
おともは、シャトーブリアンの炭火焼きと、若松の万願寺唐辛子、大きな松茸を炭火焼き!
添えられたのは、自家製ダレに錦胡麻、芦屋の出汁塩、カボス、山葵、を好みで。
写真でご覧ください。言葉は不要な口福。
何気に浅漬けも良くて、ラッキョが美味しかった~!
おかわりはTKGと聞き、お腹一杯なのに …食べます!
卵は地元、なかにし養鶏場の朝採れ卵。幸せ~
ご飯、食べきってしまったようです…
異文化のデザートは新作。焼き芋のティラミス、初出しの日でした。
スコップの上ですが不思議と器は安定。スプーンで掘ります。
クリームの中にコロコロと入っている2種。何かサクサク食感。あ、これはメレンゲ。
そして、芋が入っているのですが栗に感じる高級風味!めっちゃ美味しい!
この日は湯釜の話となり、抹茶をいただきました。この先が楽しみ…

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円(税・サ別)

お酒はいつものペアリング。
今回も最高にお得。高級酒が並び、自分では飲めない価格の到達額に歓喜。

ドゥラモット
幻のシャンパーニュ「サロン」の妹的メゾン。
コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネ。ピュアな風味。

②光栄菊 月影
③光栄菊 スノウクリスタル
④光栄菊 スノウクレッセント
光栄菊酒造(佐賀)の光栄菊を3種。
マイレビさまに教えて貰ったノーマーク銘酒。店にあったので以降ペアリングにも入れて貰って。
月影は無濾過生原酒。要冷蔵。酒米は雄山錦100%。アルコール分14度。
光栄菊の顔となりつつある、スノウ・クレッセントは、薄濁りタイプの生。
スノウ・クリスタルは、スノウ・クレッセントの澄み酒Ver. 同仕込みタンク違い。
二つで一つ感があり、飲み比べをお勧め。要冷蔵。酒米は非公開。アルコール分13度。

⑤黒龍・しずく
⑥黒龍・八十八号
今年もTOBIUMEでいただくことが出来ました。
黒龍酒造(福井)の限定品大吟醸酒、しずくと八十八号。
しずくの酒米は兵庫県東条産山田錦100%。アルコール度15度。
タンク番号八十八。縁起の良い数字のタンクに仕込まれた鑑評会用の限定品。
酒米は同じく、兵庫県東条産山田錦100%。アルコール度16度。どちらも要冷蔵。

⑦十四代・七垂二十貫
⑧十四代・純米大吟醸
⑨十四代・吟撰
TOBIUMEの定番酒となっている高木酒造(山形)の十四代。
日本酒ファンなら一度は飲んでみたいと憧れる純米大吟醸、七垂二十貫。
もっとも良い状態で出荷できる、毎年7月と10月の年2回のみ発売。
酒米は兵庫県特A地区吉川産愛山特米。精米40%。桜清水の仕込み水。
製法は斗瓶囲い。酒の名前は、高木酒造にて代々伝承されてきた大吟醸揚げふね時の垂れ歩合。
粕歩合を尺貫法にて表したもので、現代では雫酒の収量を意味。生詰要冷蔵。
吟撰の酒米は兵庫県特A地区産酒100%。精製歩合50%。アルコール度15度。
限定醸造酒の酒米は山形県の雪女神。精製歩合40%。アルコール度15度。
この3つの酒と、お造りの組み合わせは最高です。

⑩ズゴン・ヴァン ブラン
渡り蟹のビスク風に合わせて。
品種の特徴にとらわれず、余市産の白ワインの可能性を追求した平川ワイナリー(北海道)のセカンドワイン。
冷やさず頂く白ワイン。納得。その方が味が立ちます。
辛口。芳醇なアロマ、爽やかな味わい。アルコール分12.5度。

⑪而今 吉川山田錦
⑫而今 東条山田錦
⑬而今 純米吟醸朝日
木屋正酒造(三重)の而今もTOBIUMEの定番ですね。
純米吟醸の2本は同じ兵庫県産山田錦100%でありながら酒米産地違いを味わう。要冷蔵。
朝日は、而今初リリースの酒米。アルコール分15%。3種とも無濾過。要冷蔵。

⑭レスプリ
シャトーブリアンに合わせて、他の赤も用意して貰っていたのですが、白ワインと同じワイナリーで。
余市産ぶどうで作られた平川ワイナリー(北海道)の赤。
余市におけるワインの産地の新たな歴史の創造を目指して生まれたワイン。中重赤。常温で。
ぶどう種はブレンド。品種を超えた個性の追及。アルコール分12%。
日本の食文化に寄り添い愛されることを願い。

⑮安心院ワイン・サンフランシスコ デラウェア
デザートワイン。
安心院葡萄酒工房(大分)の極甘口ワイン。
凍結ぶどうを絞り糖度の高い果汁を発酵。
クリオ・エクストラクション製法。
風味をギュッと集めた豊かな甘味。

シーズンの変わった、この日も大満足。来月が楽しみになります。
夏の印象的だったことは写真で最後に貼りました。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
日本料理から北九州料理へ。地場の食材を見つめ直し進化を続ける、田代シェフ。
北九州の若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介類。
福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)、JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。駐車場あり。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。カード可。
料理はコース紅梅15000円のみ。サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円、フル(80cc)9000円。
営業時間12:00~15:00(L.O.12:30)。18:00~23:00(L.O.19:30)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
(HP) https://tobiume.amebaownd.com/

緊急事態宣言が解除されたとはいえ生活は一変。
そんな中でもこちらへは通っています。配慮も十分で安心して利用。
店内は今、互いが見えない距離のテーブル席2ヵ所で営まれています。
今回は壁一面のセラー前の席。
上野焼のスクエアマットに本日のメニュー。
月一で変わる献立も徐々に夏食材に。
エリアの食材以外を勝手にゲスト食材と呼んでいますが、天龍鮎が出始めました。
難しい食材ですよね。鮎はデリケート。生きて届かなければ使わないチャレンジ食材。
今日も元気で到着!先月よりひとかた大きくなった感じです。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

水無月 ~北九州"食"の現在形~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり "移り気"

温味 "精進に紫"

旬 "かっぱの里"

出会い "磯の片思い"

海 "厳つさとは裏腹に" 

跳ねる "夏の訪れ"

大地 "一人焼肉"

瑞穂 "ゴチ網"

異文化 "早くて十三年??"

いつものように猪口で一杯のベジブロスから。
その日の食材で香りも甘味も違って本日の料理が楽しみになります。
移り気は、紫陽花の花ことば。
硝子の器の下にディスプレイされた季節花。綺麗です。
料理はゼリー寄せ。涼やかで美味しい。
関門海峡蛸の柔か煮、若松の夏野菜、アスパラ・椎茸・南瓜・茄子の煮こごりなど。
精進に紫は椀。本葛の上に、芦屋・柏原の紫雲丹。
かっぱの里は、胡瓜と芦屋の鱧。鱧はフリッターぽく。胡瓜には遠賀で採れたオリーブオイル。
磯の片思いは、若松の新ジャガきたあかりのポタージュに、芦屋・柏原の鮑。
厳つさとは裏腹は造り、芦屋・柏原のオコゼ、身と皮と胃袋。唐津の赤海胆。
塩と醤油とオコゼの肝醤油で。
夏の訪れは天龍鮎。生きてなければこの躍動感は出ない。
下の玉蜀黍は若松のゴールドラッシュ。
硝子の器に画かれた流れは、蓼ソース。鮎と。
一人焼肉は一人づつ炭火の用意。肉は宮崎牛のシャトーブリアン。
一緒に糖度12~13、若松の水きりトマト。
ゴチ網。炊きたての白御飯。芦屋の鯛を胡麻ダレで。そのまま少しいただく。
御飯に胡麻鯛、有明の海苔。一人づつに洒落た南部鉄瓶。八女新茶の出汁割りを注いで。
早くて十三年??は、デザートの岡垣・高倉の枇杷ゼリー。
枇杷の木は栽培しやすいですが、実が付くのに時間がかかりますよね。なるほど13年ね。
食後は和食に寄り添う開発、オーガニック豆のオリジナルブレンドコーヒーを。
サイフォンで淹れた香り高いコーヒー。
家族と知人の6名利用でした。皆、本日も大満足です。

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円(税・サ別)

TOBIUMEのペアリングは総合バランスで日本一だと思います。
そのペアリング。飲み物のメニューの1ページ目に紹介があります。
その日の料理に田代料理長が自らセレクトしたベストマリアージュ。
料理ごとのグラス提供。
コースは一皿ごとに多様な味わいなのでボトルで合わせるのは難しい…
日本酒とワインを中心にグラス売りでは出来ない銘柄を組み込んで提供。
これにハマってしまって(^^
・ペアリングコース…フルサイズ(80ml) 9000円、ハーフサイズ(40ml) 6500円
・日本酒のみテイスティングコース…フルサイズ(80ml) 8500円、ハーフサイズ(40ml) 6000円
最初の一杯はビールで、というリクエストも可のようです。
私は、いつものようにハーフです。
レビュー文は食と酒を分けて書いてますが、写真は食と酒を時系列で貼ってます。

1杯目はシャンパン。家族が特に好きなもので、毎回配慮下さってるよう。
今回はガルデ社(フランス) ギィ・ド・サン・フラヴィー
2杯目は日本酒。南部美人(岩手)の南部美人、 純米大吟醸。
3杯目は日本ワイン。ファンキー・シャトー(長野) Strate Cassee2017。
4杯目も日本ワイン。小布施ワイナリー(長野) 飲マンデシ(白)2019。
5杯目は同じく小布施ワイナリー(長野)。ノンボワゼシャルドネと飲み比べ。
6、7杯目はお造りで日本酒。高木酒造(山形)の十四代。中取り純米吟醸 飲み比べで。
8杯目の日本酒は、新政酒造のブレンド酒 亜麻猫VIA。全国で3000本のレアもの。
プライベートラボ初の合成獣(ガメラ)!亜麻猫×陽乃鳥×涅槃龜!
新たなる香味。コロナ禍に飲食店の為の応援酒。
出会った方は是非飲んで下さい。医療従事者支援の寄付に繋がってもいます。
9杯目は、シャトーブリアンに合わせた赤ワイン。CASA EMMA Chianti Classico2016。
10、11杯目は日本酒、木屋正酒造(三重)の而今飲み比べ。火入の雄町と山田錦。
12杯目は日本酒、木下酒造(京都)のロックで旨い酒、純米吟醸アイスブレーカー。グラスも良い。
13杯目は日本酒。ボトルはワインのよう。五町田酒造(佐賀)の東一。純米吟醸 樽貯蔵2019。
限定品で純米吟醸酒を甲州ワイン樽に数か月貯蔵熟成させたもの。香りが独特。

TOBIUMEのマリアージュを楽しんでしまうと満足できる先を探すのが大変。
ペアリングで出されたら喜ぶべき高級酒、十四代や飛露喜や而今が普通に思えてしまうからマズイ。
ずっと通ってても毎回手を抜かず惜しみない、心からのおもてなしに感謝!
メニューが変わる月一で通いたい店です(料理長のOKが出たら月一以上通いたい)。
幸運なことに家が近いので(^^
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)。JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで、子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。
料理は、コース紅梅15000円。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円、フル(80cc)9000円。
サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
営業時間12:00~15:00(L.O.12:30)。18:00~23:00(L.O.19:30)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

緊急事態宣言が解除された福岡県。
とは言え、手放しで喜べない新しい生活様式での暮らし。
近くで安心な店ならばと、TOBIUMEへ。
元々広い空間でゆったり過ごせる店ですが、更に客席距離と入店組数への配慮あり。
隣と4~5mは離れていてお顔も見えないくらいなので、ソーシャルディスタンスは十分。
入口付近に除菌グッズ一式、空気清浄機も万全と安心です。
3月の緊急事態宣言前と、今月訪問分の今をレビューします。

3月は、家庭画報の2020年保存版が発売された直後に訪問。
日本全国「今、行きたい」話題の味の中での紹介。記事を引用します。

~日本料理トビウメ(北九州市) 北九州の地の幸を追及するネオ和食~
「食材はできるかぎり地元のものを使います。この場合の地元というのは、僕が自分で取りに行ける範囲のこと。北九州市の西という立地も幸いで、店からだと芦屋漁港や鐘崎漁港も、おいしい野菜を多く育てている若松もそれほど遠くはありません。空いている時間に車を走らせて、食材の調達をしています」
とにこやかに話すのは、店主の田代晃司さん。
春のコースにも芦屋漁港のさわら、合馬(おうま)の筍、鐘崎漁港の紫うになど、近隣の山海の幸が華やかに登場します。そして、その自慢の食材がいつ、どのような料理になってお目見えするのか、運ばれてくるまでわからないのも「TOBIUME」のユニークなスタイル。本日の献立に書かれた「春の足音」や「ラブ&ピース」といった言葉から、次の一品にわくわく想像をめぐらせながら、料理を待つのも楽しいひとときです。日本料理の確かな矜持を守りつつ、盛りつけも構成も遊び心に満ちた一品一品、全国からのお客さまが多いというのも頷けます。

全国から選りすぐりの食材を手に入れやすい時代、知名度の高いブランド食材は聞こえが良いです。
そこに甘んじないスタンスで、地元食材を全国区食材と遜色ない仕上げにするのは中々出来ないこと。
地元の宝食材の発掘も、田代料理長ならでは。
料理は家庭画報で評価して貰った通りだと思いますが、プラスしてお酒の好きな方にもお勧め。
ペアリングは相変わらず日本一だと思います。
清潔なグラスで高級酒を提供されていますが、それでもリンスしての提供サービスは素晴らしい。
この価格では心配なほどのコストパフォーマンスです。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

弥生 ~北九州"春"をお皿の上で~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり  "神宿る島より"

磯 "甘味"と"旨味"

里山 "竹取物語"

旬 "めぐり逢えたら"

海 "筑前海の恵み" 

船上 "サクラサク"

大地 "春芽"

瑞穂 "春を告げる魚"

再構築 "苺大福"

ベジブロスでお腹を起こすところから。
神宿る島、宗像・大島の紫雲丹を佐賀・有明の海苔に。パリトロ食感の組み合わせ。
磯は、若松の煮黒鮑と若松の玉葱。同じ産地の組み合わせ。
北九州の春の味、合馬の選りすぐりの一級品、白子筍。
合馬の白子筍の穂先は、柏原の甲烏賊と木の芽味噌和え、蕾菜などの地野菜と。
合馬の白子筍の根元は、藍島の若芽の若竹煮。小倉産、海と山の組み合わせ。
白子筍は梨のように瑞々しく玉蜀黍のような風味が良いですね~!地元自慢の食材。
お造りは、獲ってきたばかりの芦屋・柏原の平目と伊佐木。
宝生丸で揚がったものを鱗まで松笠焼き、下は若松の糯米と桜の飯蒸し、銀餡で。
宮崎牛のシャトーブリアンと合馬白子筍とアスパラを炭火焼きで。
芦屋の鰆と白子筍の姫皮と遠賀の蕗の炊き込みご飯。
最後は特別な苺大福。求肥が個体と液体の中間、トロットロ♡
食後は、星野製茶園の御薄をいただいて。

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円(税・サ別)

1杯目は泡。プロワイエ・ジャックマール・マリー・ワイス・ブリュットNV(フランス)。
今、ニューヨークで最も予約が取れないレストランと言われる、DANIEL。
(ミシュラン三つ星、世界のレストランBEST50 2017)
そちらでも、グラスシャンパーニュとして採用されているシャンパーニュだそうですね。
TOBIUMEもハウスシャンパーニュ扱いです。一杯目に相応しいと思います。
2・3杯目は黒龍酒造(福井)飲み比べ。
4・5・6杯目は初亀醸造(静岡)飲み比べ。
7・8杯目は木屋正酒造(三重)の而今飲み比べ。
9・10杯目は高木酒造(山形)の十四代飲み比べ。
11杯目はココ・ファーム・ワイナリー(栃木)の白ワイン、プティ・マンサン(日本ワイン)。
12杯目はファンキー・シャトー(長野)の赤ワイン、ファンキーシャトー16ブラックラベル(日本ワイン)。
13・14杯目は宝剣酒造(広島・呉)の寳劔飲み比べ。
15・16杯目は仙頭酒造場(高知)の土佐しらぎく飲み比べ。
食後のお酒は、好みを配慮してスピリッツも勧めて貰いました。
でも、出品大吟醸の土佐しらぎくがあると伺い上記のように。
通うほどに好みに合わせて用意して貰い、飲める量と好みの種類の調整が有難いです。
ハーフでも悶絶満足。毎回楽しみ(^^

・・・・・

◆紅梅 15000円(税・サ別)

皐月 ~北九州"食"の現在形~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり  "紫"の幸福感

潮 "たこきゅう"

旬 "シーズン到来"

滋味 "磯を感じて"

海 "玄界灘の恵み" 

刀 "ドラゴン"

大地 "山の白子"

駄洒落 "平和を願って"

異文化 "苺ミルフィーユ"

自粛生活で外に出かけていない両親を、安全環境なので連れて行きました。
いつものように野菜達の"しずく"から始まり、若松の紫雲丹の幸福。
関門蛸の柔か煮、若松の胡瓜と新玉葱の豆腐と。
これだけは空輸で取り寄せられる元気な天龍鮎。躍動感ある揚物に。
鮎の生体をよく分っている父が、生きていたら使う料理人の懸けに感激。
長野の鮎と長野ワインのマリアージュ。若松の北あかりやトマトなど地野菜と。
素麺海苔と若松・岩屋の黒鮑。温かい磯野香りの一品。上にのってる自然薯も良い。
お造りは、姪浜の甘手鰈、若松・脇田の天然鯛と、ここにも雲丹たっぷり。
ドラゴンサイズの太刀魚。アスパラを巻いて焼いて。肉厚、ふわふわ!
宮崎牛のシャトーブリアンと白子筍の炭火焼き。
豆3種の炊き込みご飯。
甘い玉子焼きに葉山葵。玉子焼き好きとしては嬉しい料理長の手作り♡
デザートは、苺のミルフィーユ。この日はコーヒーを頂きました。
サイフォンで淹れた、和食に合うオリジナルブレンドコーヒーです。

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)6500円(税・サ別)

ペアリングの1杯目は、ハウスシャンパーニュのマリー・ワイスから。
2杯目は宮泉銘醸(福島)の銘酒、寫樂。
3杯目は小布施ワイナリー(長野)の白(日本ワイン)。長野の天龍鮎が合う!
4・5・6杯目は我が家で在庫を欠かさない富久千代酒造(佐賀)の銘酒、鍋島を飲み比べで。
7・8杯目は高木酒造(山形)の十四代。
9・10杯目は木屋正酒造(三重)の而今。
この4杯を飲み比べ。銘酒4本が並ぶ様は壮観!!
11杯目は菊鹿ワイナリー(熊本)のシャルドネ(日本ワイン)。
12杯目は風の丘のワイナリー(愛知)のマスマティックス・ブルー(日本ワイン)。
日本ワインは、各ワイナリーの生産量が多くはなく希少性あり。
ここ数年、日本ワインは話題性も高くなり、今後が楽しみですね。
13・14杯目は王祿(おうろく)酒造(島根)の飲み比べ。島根の銘酒も格別。
15・16・17杯目、最後に並んだ3本は新政酒造(秋田)プライベートラボ飲み比べ !
惜しみない田代料理長の愛を十分に感じます。いつも有難うございます。
この日も大満足です。とても気に入った両親は、お友達との会食予約をその場で。
北九州の貴重な一軒。
他には変えられない無二の一軒です(^^
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)。JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで、子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。
料理はコース15000円。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円、フル(80cc)8000円。
サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
営業時間12:00~15:00(12:00スタートのみ)。18:00~23:00(18:00~20:00の好きな時間でスタート)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
予約は電話での受付 080-4696-1369
THE TABELOG AWARD2019 Bronze受賞。

ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星獲得。
心よりの祝福を。友とも情報共有。
さすがの友が一言。
「何で、TOBIUMEが三つ星じゃないとー?!」
こちらのペアリングマリアージュを堪能していますと、こうなります(^^

通い過ぎると、料理長からメニュー変更のタイミングの月一でと言われてしまいます。
月二行った神無月、一度目は友がレビューしてますので、私は初の一人カウンター利用レビューを。
上げきれていない月のレビューと合わせて2回分の写真を貼りました。
いつも、お酒のペアリングコースのハーフ(40cc)5000円(税・サ別)を一緒に。
今回のレビュー、お酒は写真のみで確認下さい。
凄いですよ、毎回。この価格では絶対に頂けない内容。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

神無月 ~小さい秋見つけた~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり  "破れた恋" 

地産地消 "蟹玉"

吹寄せ2019 "秋の景色を一皿に"

滋味 "しみじみと、、、"

ゴチ網 "寝かせ" 

潮 "座布団"

海味 "煮"と"焼"の狭間で

旬 "お熱いのがお好き"

瑞穂 "焼肉定食"

異文化 "なしくずし"

初の一人利用で、カウンターを希望。
BGMを聞きながら、女将も料理長も立ち寄りやすい位置でいただくのも良いものですね。
松茸のシーズン。鉢いっぱいの香りをいただいてのスタート。
いつものようにTOBIUMEのベジブロスから。
その日の野菜素材の香りと甘みが凝縮された一杯。温かくホッとする。
始まりは、若松産の里芋を含め煮にして揚げたもの、菊の餡かけで。メニュー名は花言葉。
蟹真薯(ボール形)の茶碗蒸しにて、蟹玉。
毎年この時期の吹寄せは、秋の景色を思わせ美しい。プレートの上は全て食べられる食材。
滋味は、贅沢な松茸の椀。鱧の頭の出汁で。今回は椀だと思われた料理長、土瓶蒸しでなく。
ゴチ網は、若松のクエを一日寝かせたものと、芦屋の車海老、揚げた海老の頭。
潮は、芦屋の柏原で揚げた7kgほどある座布団平目。
海味は、喉黒の下に飯蒸し。上には走りの白菜。
旬は、松茸と白子のフライ。香りの松茸と蕩ける食感の白子、二つの贅沢。
反則の焼肉定食は、炊きたてご飯に炭火で焼いた肉と松茸!
肉を黄身に浸し、錦胡麻たっぷりのタレに浸し… 嗚呼、幸せ♡
明太子もあるし、若松産の韮と豆腐の味噌汁でいただいてると、止めに鰻の地焼きで悶絶。
新高梨づくしのデザート、ソルベ、スライス果肉、梨パウダーにメレンゲ。
食後の飲物は、この日お抹茶を。
大満足です。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

葉月 ~盛夏~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり  "潮風にもまれて"

旬 "藍より出でて"

天然 "う"

人脈 "鮎の塩焼き??"

潮 "筑前海の恵み" 

船上 "〆る"

海味 "磯の片思い"

大地 "夏肉"

瑞穂 "骨切り"

異文化 "マスクメロン"

この日も、熱々の野菜達のしずくからスタート。
始まりは、関門海峡の蛸。若松の叩きオクラと。写真はありません。先に食べちゃって(^^;
旬は、解禁直後の藍島の赤海胆を冷製茶碗蒸しで。
天然は、TOBIUMEオリジナルうざく。相変わらず鰻の地焼きがお上手。
天龍鮎の塩焼きをすり流しに。スープ形状の椀。飲む鮎の塩焼きを、鮎と合うシャルドネと。
潮は、芦屋の天然鯛、二種の海胆は天草の奴寿司から届いた海胆と安岡の海胆。
船上は、宗像のブランド鯵、玄ちゃんアジを棒寿司にして。プレートの梅肉醤油を好みで。
海味は、柏原漁港の素潜り鮑を蒸して肝ソースで。滋味深く美味しいですよねぇ。
若松の無花果とよみつひめを添えて。とよみつひめはフリットでも。甘美味しい。
大地は、鹿児島黒毛和牛のサーロインを自家製ローストビーフで。
間にはゴーヤと焼き茄子が挟んであります。夏味ですねー。
瑞穂は、自家製ごまダレと焼き鱧・クエを、炊きたてご飯にのせ、鱧出汁をかけてお茶漬けに。
異文化は、マスクメロンアイス。銘柄はシールにてご確認を(^^
食後に薄茶をいただいて、この日も口福でした。

トレ・ボン!北九州テロワール、田代料理長!
如何すればより美味しいか。料理長の研究は続きます。
そして、TOBIUMEのペアリングは、やはり日本一だと思います。
高級銘柄のお酒をリンスしての提供。驚きの品揃え。
月替わりのコースと合わせての、楽しみのマリアージュ。

こちらのお店への訪問をご検討の皆さま。
この人気ですが、立地から平日は予約がまだ可能です。

(オーナー料理長と利き酒師の女将は、同じ田代姓ですがご夫婦ではありません。勘違いされている方が多いので、念の為)
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)。JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで、子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。
料理はコース15000円。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円、フル(80cc)8000円。
サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
営業時間12:00~15:00(12:00スタートのみ)。18:00~23:00(18:00~20:00の好きな時間でスタート)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
予約は電話での受付 080-4696-1369
THE TABELOG AWARD2019 Bronze受賞

各地の店のペアリングをいただいて来ましたが、TOBIUMEのペアリングが日本一だと思えます。
高級銘柄であれ、清潔なグラスなのにリンスしての提供。そして品揃え。
月替わりのコースと合わせてのマリアージュ。
訪問するのを本当に楽しみにしています。
謎かけか、駄洒落か、捻ってある献立。
席に置いてある今月の献立を読みながら、今日の"これ"は何?と心待ちにする料理。
オーナー料理長 田代シェフが確立した地場の食材で挑む北九州料理。
これだけはという全国からの厳選食材はシーズン一度くらい。
ベースに地元の一番美味しいものを味わってほしいという"地元愛"が溢れています。
ペアリングのお酒の説明は、利き酒師・焼酎アドバイザーの資格を持つ女将。
(料理長と女将は、ご夫婦ではありません。勘違いされている方が多いので念の為)
今回は、幸せに酔った卯月のレビューです。
定番のコースとこの日も、お酒のペアリングコースのハーフ(40cc)5000円(税・サ別)を一緒に。
写真は、コースの流れとペアリングを時系列に。
最後に今年の他の月のものを数枚足してます。
(以下内容のリンク先は、食べログ登録があれば優先してリンク、酒蔵などはHP、なければ情報ページに飛ばしてます)

◆紅梅 15000円(税・サ別)

卯月 ~春~

蘇生 野菜達の"しずく"

開演  "苦味" 

旬 "春芽"

滋味 "マスオさんの親友は??"

口福 "磯の片思い"

里山 "春"を詰め込んで!!

出会い "海味"に浮かぶ"豆"

潮 "筑前海の恵み"と"漁師の想い"

地産地消 "山の白子"

海味 "甘味2"

大地 "赤い情熱"

瑞穂 "弘子の紫"

異文化 "苺大福"

熱々の猪口一杯のベジブロス、野菜達のしずくから本日もスタート。
苦味は、長野 天龍鮎の稚鮎の天麩羅、八女抹茶塩添えで。
発泡日本酒の庭のうぐいすCO2(山口酒造場)が合います。
春芽は若松の天野さんのアスパラガスと遠賀の柏原漁港で揚がった甲烏賊を木の芽味噌で田楽焼きに。
プロフェッショナルでも紹介されたワイン醸造家 中田晃司さんのピュリニー・モンラッシェ2013 ルー・デュモン 白と。
2014BY酒造年度仕込み純米大吟醸袋吊斗瓶取り仕込29号 限定本数150本。
2017舟しぼり無濾過原酒 H29BY 純米大吟 意宇(おう)生原酒の王禄酒造の飲み比べ。
マスオさんの親友のイラストの下は、遠賀の柏原漁港で揚がった穴子の飯蒸しでした。
廣久の本葛餡が掛かってます。
シェフが一枚づつ手書きしたイラストがクオリティ高い(o^-')b nice‼
磯自慢(磯自慢酒造)の純米吟醸50%。
&特別純米と、山田錦の青春バージョン飲み比べ。
おまけに特別本醸造も。
料理は磯の片思い。蒸鮑。その出汁の煮凝り。山口の紫海胆と。
小布施ワイナリーのドメイヌ ソガ2016と小布施ワイナリーのヌメロシス サケ エロティック生酛。
同じワイナリーの白ワインと日本酒を飲み比べ。
料理は春を詰め込んだ器、合馬の筍と地野菜たち。
次は料理長の現在のヒット、若波(若波酒造)の純米吟醸 山田錦 生酒。
ネームバリューのある黒龍(黒龍酒造)火いらず純米大吟醸の限定品の生酒。
そして、料理は浮かぶ豆。
柏原漁港の鱸、出汁も鱸のアラで。
彩は、若松のスナップエンドウとそのスプラウト。
お造りに合わせて、十四代(高木酒造)と而今(木星正酒造)を二種類づつ。
潮1皿目は、柏原漁港のおこぜとアコウ硝子の器に梅肉醤油、肝ポン酢が美味しい!
潮2皿めはガラスの立体的な器で。萩の赤海胆とクエと栄螺と葉山葵と。
山の白子は、100本の内1本程度し採れないと言われる白子筍。
炭火焼き筍は1回醤油をハケ塗りしたもの、上はシンプルに塩焼き、間に藍の島の若布。
合わせるお酒は飛露喜の愛山。
甘味2は、門司の宝生丸の甘鯛の煮付、若松の新玉葱と。
越前漆器の器が素敵。合わせるお酒は、ピンクユニコーン。
新政酒造の若い杜氏チームが造った希少酒。
赤い情熱は、飯塚 筑穂牛のシャトーブリアンの炭火焼き、若松の水きりトマトとそのチップス。
若松の無農薬レモンや糸島またいちの焼塩や、甘めのタレなど好みで。
2タイプの赤ワインと。
ピノノワール(ドメーヌ アツシスズキ)とカベルネソーヴィニヨン(酒井ワイナリー)。
食事には、海女の名前の海胆飯。
海胆の分量はご覧の通り!
ここでは有無を言わさない鍋島(富久千代酒造)2種飲み比べ。
デザートにあたる、異文化には口の中で完成する苺大福。
最後のペアリングはシャンパーニュのドゥラモット
食後の飲み物は、珈琲、薄茶、オーガニックハーブティー、星の紅茶から選択出来ます。
今回は珈琲を。
POP COFFEESの焙煎人、矢澤太輝さんと共同開発したTOBIUMEオリジナルブレンド。
ブラックで愉しみたい一杯。

ペアリングでなくても愉しめますが、お酒が飲める身としてはペアリングだと3倍愉しい。
そしてペアリングのコスパは半端ないです。幸せ♡
ペアリングだと3時間ほどの田代劇場を愉しみ、最後にカーテンコールのように料理長が出て来られます。
演出家兼劇場支配人の田代オーナー。
ずっと観客で居たい私。
只今、食べログ福岡5位の4.37。
食べログ、ヒトサラ、ミシュラン。どこも注目している店です。
末永く、北九州を美味しく愉しくして下さいね。
今後も楽しみにしてます。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)。JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで、子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。
料理はコース15000円。
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円、フル(80cc)8000円
サービス料ホール10%・個室15%、消費税別途。
営業時間12:00~15:00(12:00スタートのみ)。18:00~23:00(18:00~20:00の好きな時間でスタート)。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
予約は電話での受付 080-4696-1369

コース内容が月毎に変更となるTOBIUME。
流れ通りに、ほぼ月一で楽しませていただいてます(^^
お店の情報が少し変っているので↑変更しました。
ランチメニューは無くなり、昼も夜も同じおまかせコースで。

今回のレビューは今年2月の日の内容なのですが、同じ内容のレビューはなかったのでご参考までに。
こんな日もあります。
季節感が違うタイミングで申し訳ないですが。

◆紅梅 15000円(税・サ別)

如月 ~立春~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり "神宿る深海より" 鐘崎産鮟鱇 若松白菜

燻 "融解温度"

口福 "紅"と"白"

旬 春の足音、、、山口産赤貝 若松産菜の花 博多蕾菜

地産地消 "竹の子の里"

潮 海からの恵み、日本の文化

海味 金沢より直送"タグ付き加能蟹"

大地 "熱々をお好みで" 宮崎牛サーロイン 安高農園水菜

瑞穂 "カニ"リターンズ!!

異文化 "温かいチョコレート" カカオバリー社 ピストールエクセランス55%

終焉 "大根おろし"

北九州の地産地消がテーマのTOBIUMEですが、この日の主役は、金沢直送タグ付き加能蟹。
私の画像ファイルに眠らせてしまうのは勿体なくて。
この日も、お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円(税・サ別)を一緒に。
そのペアリングの中に、蟹の甲羅酒が用意されたものですから、この日も至福の一言。
蟹づくしの日の終焉の大根おろしは、大根の淡雪のような一品。遊び心を忘れない田代シェフ(^^
最高でした。
福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14-11、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
JR折尾駅から車で10分(JR鹿児島本線)。JR本城駅から車で5分(JR若松線)。
北九州市営バス・千代が崎停留所すぐ。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで、子供可)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。
昼の懐石・水~日曜12:00~15:00(12:00スタートのみ)。
[昼 ショート懐石(8皿)5500円、紅梅(小量多皿)13000円]
夜の懐石・火~日曜18:00~23:00(18:00~20:00の好きな時間でスタート)
[夜 白梅(10皿)8000円、紅梅(小量多皿)13000円]
お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円、フル(80cc)8000円
サービス料ホール7%・個室15%、消費税別途。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。
予約は電話での受付 080-4696-1369

タイトルは料理長の田代晃司さんの言葉で、来店客全ての方に伝えたいコンセプト。
自分を育ててくれた地元の食材・文化に立ち戻り、北九州を料理で表現することに全てを捧げる決心の表現。
料理長はお酒のコレクションにも力を入れており、利き酒師・焼酎アドバイザーの資格を持つ女将がフロアで楽しませてくれます。
(女将と呼ばれていますが、料理長とご夫婦ではありません)
料理はおまかせの懐石のみ。
飲物はメニューあり。
そちらから垂涎のお酒を選んでもいいのですが、ペアリングがお得過ぎて毎回そちらを楽しんでいます。
最近は、夜の「紅梅」にして、ペアリングと合わせて最高の時を。

この日は家族の誕生日。予約時に聞かれて、そう返事していました。
同じ月に、二度利用の日。TOBIUMEは月一のメニュー変更。
同じ内容で良いですよと申しましたが、料理長はそんなわけにはいかないようで。
前のレビューと比較下さい(^^

◆紅梅 13000円(税・サ7%別)

睦月 ~新年~

蘇生 野菜達の"しずく"

開演 苅田漁港より "豊前の一粒カキ"

旬  "赤い瞳"

滋味 "海"と"山"

地産地消 "竹の子の里"

伝承 "白"×"白"雑煮

潮  "港町ブルース" 柏原漁港より

海味  "藍"の"愛"の鰆

遊泳 "絡める"

大地 石田農園の"北あかり"ロブション風

瑞穂  "弘子の紫"

異文化 色とりどりな世界

コース紅梅のスタートは、一杯の野菜エキスの温かいスープ、ベジブロスから。
次に、献立には書かれていなかったですが前菜の前菜で、鰤のない鰤大根。若松の大根に味が滲みてます。
開演は、牡蠣の田楽仕立て。
旬の赤い瞳は、高級のどぐろ紅瞳の炭火焼きを寿司にした、焼きたて喉黒寿司!
滋味には、海の鮑と山の鮑(どんこ椎茸)。どちらも地物。下にリゾット風の肝ご飯!
地産地消には、若松の朝掘り筍を。
伝承の白×白は、白子の白と白味噌の白での雑煮。
潮は、柏原漁港から。左はタカバ(ハタ科)、右は近目金時。若松の潮風キャベツと。
近目金時の肝を別皿で。ポン酢でいただきます。
海味は、藍島の鰆。塩焼きでふっくらした身、パリッとした皮目。合馬春菊と。
遊泳は、穴子と白子。皿の窪みに卵黄をソース。
大地は、鹿児島黒毛和牛のサーロインの炭火焼き。石田農園のじゃが芋をマッシュポテトに。若松トマトと。
瑞穂は、鐘崎の海女、弘子さんの海胆ご飯。中は炊き込み、上に生がたっぷり!
河豚アラと白菜の椀ものと。
異文化にデザート。誕生日ケーキでした。可愛い花束もいただいて。
ケーキは持ち帰りますか?とのことでしたが、その場でいただきました(^^
選べる飲物は、この日は珈琲に。
家族は感激の夜でした。

ペアリングは、おまかせの日本酒とワイン混合。
日本酒だけのペアリングもあります。

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円(税・サ7%別)
料理長セレクトのベストマリアージュのお酒。
最後まで味を楽しみたいので、飲み過ぎないようにハーフで。家族はフルで。
好みのミネラルウォーター1本サービス。
写真は、食事とお酒の組み合わせが分かるように時系列に並べています。
印象的だったのは、バレンタイン仕様のたかちよ。
2018年の試験醸造の為、全国25酒販店のみの販売。赤のドット柄に見えますが小さな♡柄。
そして、寫樂の純米大吟醸 極上 二割二分は痺れましたね~
気品漂う極上の華やかさ。
原料米、特A地区「兵庫県六甲山山田錦」精製歩合22%。仕込水、磐梯山系伏流水。
酵母 F7-01(うつくしま夢酵母)K-1801(きょうかい酵母)。詰日平成28年5月7日。
ケーキに合わせるのに、シャンパーニュを最後に。

食後は、料理長と女将が揃って表まで送ってくれます。
北九州がお題となる日本料理。
かつ日本料理でのイノベーティブ。
そして最高のペアリング。
高級寿司の後の訪問だと、この食材量と料理で何と良心的な価格…と思ってしまいます。
間を空けず訪問したい気持ちを押さえて月一利用。
平日利用をしていますが、週末予約はかなり厳しくなってきています。

福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14、日本料理 TOBIUME
北九州を料理で表現することに全てを捧げる田代シェフ。
若松・遠賀地区の農家が育てる野菜、響灘・豊前海で水揚げされる魚介、福岡・九州産の肉でのおもてなし。
ホール12席対応(10歳以上)、個室1(8名まで)。禁煙(喫煙ルームあり)。駐車場あり。カード可。JR折尾駅から車で10分。
定休、月曜(祝日営業、その場合は火曜が休日)。予約は電話での受付 080-4696-1369
昼の懐石・水~日曜12:00~15:00(12:00スタートのみ)、ショート懐石(8皿)5500円、紅梅(小量多皿)13000円。
夜の懐石・火~日曜18:00~23:00(18:00~20:00の好きな時間でスタート)、
・白梅(10皿)8000円、紅梅(小量多皿)13000円。
・お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円、フル(80cc)8000円。
サービス料ホール7%・個室15%、消費税別途。

定期的に伺っているTOBIUME。
レビューは久しぶりです。前回から情報が変っているので↑記しました。
北九州だからいただける日本料理、かつイノベーティブ。
料理はコースのみ、その料理に合せられる最高のペアリングコース。
地元でこれだけ満たしてくれるレストランは希少なので、大事に思っている店の一軒です。
年明けの1月、予約利用。
週末は予約がほぼ取れなくなりました。私の利用は平日の夜です。
店前の駐車場に車を停め、店内へ。
女将に迎えられ、席へと案内。穏やかなBGM。仄かに良い香りのおしぼり。
予約は紅梅、ペアリングを楽しみます。

ペアリングコースは、料理ごとに日本酒とワインを中心にグラス売りでは出来ない特別な銘柄も楽しめます。
好みのミネラルウォーター1本サービス。
高級な銘柄がいただけることもあり、日本酒メニューも充実してますが、ずっとペアリングにしてます。
飲み過ぎないようにハーフで(^^

◆お酒のペアリングコース…ハーフ(40cc)5000円(税・サ7%別)
この日もレアな日本酒をいただきました。
料理長自らセレクトしたベストマリアージュのお酒。
毎回、幸せです。お酒の数だけ文字にしますとかなりの量になってしまいますので写真でご覧ください。

以下、料理のコースです。

◆紅梅 13000円(税・サ7%別)

睦月 ~新年~

蘇生 野菜達の"しずく"

始まり 始まりは"温もり"から、、、

口福 TOBIUME謹製"豊前産唐墨餅"

旬 "一粒カキを一粒だけ"

地産地消 "若松海岸物語"

伝承 新年を祝って

潮 "関門海峡冬景色"

海味 "地獄網"

大地 "大葉春菊の温かいお浸し" 

瑞穂 "カンパーニャ"からの香り

異文化 "あまい・まあるい・おおきい・うまい"

終焉 "レアな金時"

コース紅梅のスタートは一杯の野菜エキスの温かいスープから。
いわゆるベジブロスですが、TOBIUME食材のベジブロス、その日の野菜により味が違います。
始まりは、下関の天然とらふぐを茶碗蒸し仕立てで。滑らか。中には蒸し白子。上には焼き白子。んー美味しい!
口福は、豊前のボラの卵巣をカラスミにして唐墨餅に。唐墨多めで柔らかめ。餅との相性が最高。嗚呼、正に口福!!
旬は、シェフが漁港まで求めに行った立派な一粒牡蠣を山口菊川の海老芋のすり流しと合わせて。シャブリが合う。
地産地消は、若松の食材のみで。若松トマトにスイートスプリング、岩屋の赤海鼠など。
伝承は、雑煮。若松の鶏の澄んだお出汁がとても美味しい。
潮はフグ刺し。炙ってない唐墨も添えられてて嬉しい。
もう一皿、芦屋・柏原漁港の天才釣り師が揚げた、神経締め近目金時の刺身。
海味は、地獄網で獲った対馬のブランド喉黒、紅瞳と若松の白菜の煮付。
大地は、小倉南区の大葉春菊がメイン、肉はこの日は鹿児島黒毛和牛のイチボ。鐘崎の雲丹を一口。
瑞穂は、おじや。特別な南イタリアのトリュフ、フグの焼き白子を、河豚骨を焼いてとった出汁のおじやと混ぜて。
幸せに決まってるでしょう!しかもこのトリュフは黒トリュフよりも香る!
異文化は、福岡の誇る苺、あまおうのデザート。
最後に、金時とレアチーズ。
珈琲、薄茶、オーガニックハーブティー、和紅茶から、薄茶をいただきました。八女茶・星の製茶園の御薄。

この日はシェフと話せる時間も多くあり、料理以上の満足がありました。
料理とペアリングの日本酒・ワインのマリアージュも最高。
10シーン13種。相乗効果で評価が上ります。
フロアは女将ともう一人女性スタッフさん。
食後は、シェフと女将が揃って表まで送ってくれます。
ご夫婦ではないです、従前のお仕事仲間。
すでにもうこの後に1回利用済み、予約も入れてます。
大好きな店で、本年も何度もお伺いしたいと思っています(^^
北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14、日本料理 TOBIUME
日本料理の発展、進化に貢献出来るレストランを創るというテーマをもとに生まれたレストラン。
北九州の地にて、田代シェフが食べられる芸術に挑戦。
35席、個室1。禁煙。駐車場あり。カード可。JR折尾駅からタクシーで10分。
定休、月曜(祝日の場合は営業)。
ホール席は10歳以上の利用、個室(ファミリールーム・12名まで)であれば10歳未満の利用可。
昼の懐石12:00~15:00(L.O.12:30)、水~日、月曜祝日の場合は営業。
・ショート懐石(8皿)5000円(税サ別)、飛梅(10皿)10000円(税サ別)
夜の懐石18:00~23:00(L.O.20:30)、火~日。
・白梅(10皿)6200円(税サ別)、紅梅(10皿)12000円(税サ別)
・お酒のペアリングコースあり全9種…ハーフ(40cc)4200円、フル(80cc)7000円
サービス料5%別途、個室使用時10%別途。消費税別途。

昨年10月にランチ利用。
ショート懐石をお願いしました。
三名で利用。
お昼でしたが、お祝いの席でした。
私はこの後のドライブのハンドルキーパー。
あとのお二人には、幸せなお酒との時間を楽しんでいただきました。

◆神無月 ~小さい秋見ぃつけた~

凌ぎ "SABA"押す

前 TOBIUME 秋のスペシャリテ"吹き寄せ"

椀 "蓮根"の粘り 山口産甘鯛 柚子

鮮 海からの恵み、日本の文化

揚 "海老芋"愚直に含めて、揚げる… 銀杏 鰹の土 マイクロハーブ

肉 木ノ子の山 大黒しめじ ジャンボ椎茸 舞茸

食 石田農園さんの"新米"

洋 "洋"と"和" その爽やかな表現

お茶 オーガニック珈琲 又は オーガニック紅茶

秋を感じられる内容のショート懐石。
肉厚絶品の鯖鮨に始まって、前菜の吹き寄せの美しいこと。
毬栗に見立てているのは、黄身素麺の揚物。散らしてあるのは、おから。
お造りには、地元の漁港、鐘崎のアラ。青森の本鮪。山葵は幻の山葵と言われる匹見。口直しに奈良の柿。
海老芋の含みを揚げたものも美味しかった。下に温度玉子。絡めて。散りばめてあるのは鰹の土。
宮崎牛のローストビーフには、秋のキノコを盛りだくさん。散りばめているのは栗、サラダホウレン草。
お待ちかねの新米タイム。炊きたて米の美味しいこと!
ご飯に合わせて、福岡の姫島の赤雲丹・海塩添えと、北海道のイクラ。具が茗荷の赤出汁。幸せ!
最後の水菓子は、和梨と洋梨のシャーベット。
これがメニューの和と洋だったのですね。カットフルーツは洋梨。
お茶は紅茶をいただきました。

食事中は、一番の楽しみ利き酒師の女将のペアリングを運転の為、封印したのですが…
改めて、お店が用意されているソフトドリンクの質の高さを認識しました。

◆Neoプレミアムジンジャーエール 500円
博多のバーテンダーが監修したカクテル専用の理想のジンジャーエール。

◆ワイナリーで造った信州ぶどうジュース 500円
ナイアガラ(白)とコンコード(赤)。イヅツグレープです。

シェフがこの地で挑戦してくれるのはとても嬉しいことです。
最近は予約が取りづらくなってしまいましたが、定期的に訪れたい芸術懐石です(^^
この日ご一緒だったマダムは、ご自分で陶芸もなさる方。
器一つにも興味深く質問されていました。
もうお一人は無類のお酒好き。女将セレクトに舌鼓。珍しいお酒に始終ニコニコ。
事前に告げていたので、お祝いの花もいただいて。
気配りしてくださる良いお店です。
初めてご利用のお二人が満足してくださって良かった(^^
後2回分の利用を溜めているのですが、その分は追ってレビューします。

さぁ、お二人を連れてドライブへ行ってきます。
北九州市八幡西区千代ケ崎3丁目14、日本料理 TOBIUME
日本料理の発展、進化に貢献出来るレストランを創るというテーマをもとに生まれたレストラン。
田代シェフが北九州にて、食べられる芸術に挑戦。
35席、個室1。禁煙。駐車場あり。カード可。JR折尾駅からタクシーで10分。
定休、月曜(祝日の場合は営業)。ホール席は10歳以上の利用、個室(ファミリールーム・12名まで)であれば10歳未満の利用可。
昼の懐石12:00~15:00(L.O.12:30)、水~日・月曜祝日の場合は営業
・ショート懐石(8皿)5000円(税サ別)、飛梅(10皿)10000円(税サ別)
夜の懐石18:00~23:00(L.O.20:30)、火~日。
・白梅(10皿)6200円(税サ別)、紅梅(10皿)12000円(税サ別)
・お酒のペアリングコースあり全9種…ハーフ(40cc)4200円、フル(80cc)7000円
サービス料5%別途、個室使用時10%別途。消費税別途。

価格改定がありましたので、上記の修正をしています。
この度は、誕生日が近い同志のマイレビュアーさんを誘って3人で利用。
白梅コースに、大のお気に入りのペアリングコースのハーフを。

◆白梅 6200円(税別、サ5%別)
晩秋 ~霜月~

先付け 濃い味の“鮟肝”淡い味の“蕪” -濃と淡のコントラスト-
    蕪の葉 蕪のすり流し 芽葱

前菜  “蟹のカリフォルニアロール”お米??ちょっと違います。。。
    長崎産渡り蟹 アボガド 菊花 とんぶり 蟹出汁醤油 二十日大根

椀   “蓮蒸し”蕎麦の実の薄葛仕立て
    蓮蓮根 花蓮根 銀杏大根 紅葉人参 松葉柚子

鮮   海からの恵み 日本の文化

煮   海老を含ませた 菊川の“海老芋”
    下関産菊川の海老芋 温度玉子 鰹の土 

魚   “鰤”焼茄子射込み “下仁田ネギ”の葱味噌を纏って
    栗 赤玉葱 銀杏 醤油バルサミコ

肉   香りを閉じ込めて!! 黒毛和牛と木の子のスープ煮
    平茸 アワビ茸 タイニーシュシュ 黒キャベツ

食   “秋鮭”と“いくら”の親子飯

洋菓子 ふぞろいの林檎たち
    生姜のカスタード 塩キャラメルのソース

和菓子 モンブラン大福

お茶  POPCOFFEE or マイティーリーフ or 薄茶

本日もお酒とのペアリングが楽しい!
お店には伝えてなかったのですが、二人が誕生日での食事会だと気づかれて、特別な而今を開けてくれました。
そして、デザートのモンブラン大福がパーティープレートに!シフォンケーキとキャンドルがついて。
それだけでも嬉しいのに、お花もいただきました。何時の間に!
シャイなシェフと女将らしい演出。ピアノ型オルゴールから流れる、Happy Birthday to You。
誕生月の二人はサプライズに驚き大変喜んでましたが、コース通りだと大福1個のシーン。
一人だけ差がつき過ぎて、三人で大爆笑。
これが甘いものは特に反応しない家族なので良かった。
甘味好きの方だったら気を使ってしまうところです。
それにしても有難うございました*_ _)ペコリ
とっても嬉しかったです。
益々ハマって行く予感。
最初訪問した時からするとお客さんが増えました。
お店にとっては良いことですが、利用者としては、どうか予約が取れなくなりませんように!(-人-

(2015/08/09)
7月メニューの時にお邪魔してきました。
前回利用と料理の価格も同じで、お酒も前回同様のペアリング。
夜の懐石白梅(10皿)5800円と、ペアリング全9種…ハーフ(40cc)4200円。
9種と言っても料理によっては、ハーフを半々で2種出されたりして、毎回11杯いただいてます。
食前酒から始まって、食後のデザート酒まで、至福の時間です。

◆白梅 5800円(税別、サ5%別)
七夕 ~文月~

先付け 甘~い“玉蜀黍”

前菜  星に願いを・・・

椀   “鱧”と“丸茄子”

鮮   本日の市場より 天然鮮魚の盛り合せ

煮   糸瓜“う”巻き  

魚   長野より 泳がし “天龍鮎”

肉   鹿児島 “黒毛和牛” の冷しゃぶ

食   石田農園産 叩き “オクラ” 御飯

甘味  真空減圧の “桃”

小菓子 “水羊羹” と “蕨餅”

お茶  POPCOFFEE or マイティーリーフ or 薄茶

先付けは玉蜀黍の揚物とすり流し。目の前で冷たいスープが注がれ、揚物との熱冷温度差と自然の甘さが良い。
前菜は七夕を見て感じられる一皿。長芋素麺が天の川。山葵の泡を混ぜて食べる。星は豆乳豆腐。
椀の鱧は肉厚で、出汁は上品。
お造りは天然本鮪が主役。トマトに生南瓜。おきゅうとや錦胡麻。
煮物の鰻は鹿児島産。
魚は見ての通りの躍動感があり旬でもあり、天然鮎は大人の楽しみ。
肉は今回さっぱりと冷しゃぶ。
食は炊き立ての麦飯と叩きオクラ。蟹の味噌汁も嬉しいですね。
甘味の真空減圧調理の桃に、機械オタクのシェフを感じ、和菓子と薄茶で満足のラスト。
今回、お酒の話は割愛です。ボトルは全て写真で並べました。
ご一緒した方と同じく、毎月通いたいお店です。
但し、レビュアーとしては毎回情報量が多く、すぐに書き切れなくなってしまいそうではありますが。

(201/07/09)
5月に続けて二度利用しました。
ミシュラン発売のタイミングにお店の移転が重ならなければ★付きのお店が北九州に増えたのではないかと思いました。
世界に誇れる日本料理の発展、進化に貢献出来るレストランを創るという田代シェフの挑戦。
30代後半のシェフの果敢な挑戦は、地方のレストラン活性になると思えます。
東京・大阪では見ますが、地方都市では見ない拘りとサービスがされており、今後が楽しみです。

提供されているのは日本料理ですが、フロアの女性の雰囲気や店内の設えは西洋料理の雰囲気です。
テーブル席を中心に天窓のあるフロアと個室が1室、カウンター席もあります。BGMはジャズなど。
屋号に入る梅のデザインが店内の各所に見られます。
食器は、福岡県田川郡福智町の上野焼・城之釜を中心に、硝子食器は梶原・森山硝子。
グラスはリーデル又はシュピゲラウ。
食材への拘りは、仕込み水は犬鳴山系地下120mから汲み上げた天然水。
米は県下の農家から減農薬こしひかり・無農薬野菜を、卵は石田農園を走る平飼いされた鶏のもの。
魚は北九州中央市場を中心とした出来得る限りの天然玄海産、山陰の境港から直送の海の幸。
肉はビュルゴーシャラン鴨、鹿児島六白豚、牛肉は3週間のドライエージングをかけた最高のものなど。
出汁は、昆布は天然羅臼黒走り、節は4種のオリジナルブレンド。

メニューは席に用意してあります。

◆白梅 5800円(税別、サ5%別)
端午の節句 ~皐月~

先付け “豌豆豆” “順才” “雲丹” 出しの「ジュレ」と「泡」

前菜  長野より直送“天竜地鮎” 新じゃが芋の南蛮ソース

椀   あめ色 “新玉ねぎ” の和スープ

鮮   本日の市場より 天然鮮魚の盛り合せ

煮   山菜 “飛龍頭” の揚げ出し    

魚   40℃の “初ガツオ” のタタキ

肉   様々な変化を魅せる “新ごぼう”

食   深川茶漬け

甘美  “新しょうが” のアイス ザックリと、、、

小菓子 “柏餅”

お茶  POPCOFFEE or マイティーリーフ or 薄茶

店内のフロアに居るのは利き酒師・焼酎アドバイザー。
料理に合わせたワイン・日本酒を提案したい意向から、出来るだけグラスで提供。
コースの皿数だけ料理が変わるので、1、2本のボトルで合わせるのは不可能との考えからのようです。
でも、熟成させた素晴らしいワイン、これらは是非ボトルでと。
利用のたび、ペアリングコースのハーフ(40cc)4200円をいただいてみました。
日本酒とワインが料理に合わせて出てきて、楽しいことこの上なかったです。
ちなみにペアリングには、ミネラルウォーター1本がサービスでつきます。このサービスも嬉しい。

初回の利用。皐月のメニュー通り。ペアリングのお酒がお皿の先に都度。
一杯目はシャンパン。シャンパーニュ・ヴーヴ・エリザベス。
きめ細かいリングが踊るような躍動感のある泡立ち。リンゴやナシを思わせる非常にフルーティな果実味。
この段階ではハーフでなくてフルにすれば良かったと思うのですが、後半酔っぱらってしまうのでこれで我慢。
出汁のジュレと泡が和食です。じゅんさいと雲丹の喉越しも良いですね。
縁には砂に見立てた、おから。

二杯目は生酒。純米吟醸の鍋島。好きな日本酒だけにヤラレた感じです。テンションアップ。
天竜地鮎の皿は見た目にも美しい。

三杯目は白ワインが。リースリング。
硝子の椀が出てきました。綺麗な椀です。中身はヘルシーなオニオンスープ。野菜の甘味は旨みです。

四・五杯目は日本酒。お造りには1種類のお酒では合わせきれないと一杯分を二種で二杯。
わぁ 十四代と飛露喜じゃないですか。
刺身は石鯛、玄ちゃん鯵、黒鮪、水烏賊、鰆。丸い葉はナスタチウム。食べられます。

六杯目も日本酒。雄町無濾過生の而今。初めて飲みます。
甘味と酸味のコンビネーション。食事にも合いますね。
飛龍頭の揚げ出しは、表面がパリッ、中はふんわり。

七杯目は赤ワイン。井筒ワインのメルロー。
40℃で料理された初ガツオのタタキ。黄身とバルサミコ醤油に野菜とニンニクチップ。
肉料理のようで強いワインが合いました。

八杯目も赤ワイン。ブルゴーニュ・ルージュ・アン・リュトゥニエール'13。
佐賀牛熟成ローストと、チップスや金平など三種の食べ方でいただく牛蒡。
パラパラと振られているのは、土に見立ててあるのは鰹。

九杯目は日本酒、純米吟醸。これも飲んだことのないお酒。
四国は讃岐の国のこんぴらさんの東にある蔵の悦凱陣五百万石むろか生。
深川茶漬けは目の前で出汁をかけて仕上げます。
嗚呼、満腹。

十杯目。これは箸休め的に硝子猪口でいただきました。
兵庫県東条特A地区産山田錦100%使用の、義侠慶。

デザートと十一杯目は日本酒。純米吟醸しらぎく。最後のお酒は常温に置いて香りを立たせます。
黒糖のメレンゲを崩して、新しょうがのアイスと。葡萄のトンプソンも入ってました。
ここで、ほうじ茶が出されます。これも美味しいです。

小菓子は柏餅とシフォンケーキ。
お茶は3種から選びます。お薄にしました。

ペアリングの半分は日本酒。
ワイングラスを使い、香りの量や温度を調整しながら供されました。
日本料理ですから勿論合いますし、逆にワインの時がが新鮮。
フロアには利き酒師の女将ともう一人若い女性が、黒のスーツでサービスされています。
勉強しながら頑張っている若い女性スタッフさんから、シェフや女将と家族のような絆があると聞くと店が伸びることを感じます。
料理とお酒の説明は彼女たちが丁寧にしてくれます。
見送りにはシェフも出てきてくれて、感激を直接伝えました。
その二日後。
また訪問することに。家が遠くないのでございます(^^
5800円(税別、サ5%別)のお料理と、同じくペアリングのハーフで。
二度目も一昨日利用した内容と同じで良いと思って居ましたら、女将から「コースとは違いますが出来るだけ配慮します」と声がかかりました。

一杯目は日本酒。生酒です。発泡を感じる東洋美人CO2。
先付けに、温かい鮑。80℃で長時間かけたもの。添えられてるのは鮑の肝の醤油煮。
色の綺麗な真っ赤なプレートは金箔が下地に入ってるそうですが、見事な色。

二杯目は白ワイン。シャブリです。ドメーヌ・アラン・ジョフロワ。シャブリの優秀な生産者。
程よく力強くて繊細。良いですね。
前菜には、萩の甘鯛。鱗をサクサクに揚げて。複数の玉蜀黍。土に見立てた鰹。

三杯目は日本酒。純米吟醸、華鷹。
グラスは椀が負けないようにとグラスの口が小さいものを。
椀はSTAUBの鍋が出てきて、中身は地元、宗像(むなかた)鐘崎漁港からの18kgのアラ。これを使ったお出汁。
具の無いお出汁が今日の椀。勿体なくないですか?いえ贅沢とも言いますけど。
嗚呼、繊細で美味しい!

四・五杯目は日本酒。お造りには前回と同じく、1種類のお酒では合わせきれないと一杯分を二種で二杯。
説明の必要はないと思いますがと言われながら、獺祭と、純米吟醸たむぎの。
たむぎのは初めて。ドメーヌ化を進める水戸部酒造のこだわりのお酒で、フルーティーな旨み・甘味を感じます。
刺身は鱸、鮪の漬け、オコゼ、水烏賊など。

六杯目も日本酒。福岡の地酒です。田中六五(たなかろくじゅうご)。
山田錦の田んぼの中から生まれた酒、精米歩合65%。それがそのままお酒の名前に。
煮メニューは、のどぐろの煮つけ。生麩も合います。日本料理店らしい正当な煮つけです。旨い!

七杯目・八杯目は日本酒。同じものに見えますが違います。
長野の小布施。ワイナリーの日本酒です。どこかワインのよう。サケ・エロティック「トロワ」と「ドゥー」。
魚メニューは意表をついて。桜の燻製チップでスモークされた叺(かます)のオクラ射込み。下にはおろし。
トッピングは万願寺。

九杯目は赤ワイン。ルッカレッリ・プリミーティヴォ。後味スパイシー。
肉メニューは、鹿児島和牛。間にフォアグラが挟んであります。

十杯目は日本酒。白麹仕込純米酒、亜麻猫。焼酎の麹を用いて醸したお酒です。
食メニューは鹿児島の三郎うにの雲丹ご飯。ジュンサイとアイスプランツの味噌汁。

十一杯目はデザートワイン。井筒ワインのナイヤガラ。
甘美と小菓子は一昨日とあまり変わらずですが、これで普通ですものね。
フロアの女子にシェフから伝言。デザートはあまり得意ではないのでと。素敵なメッセージでした(笑
お茶にはコーヒーをいただいて。

これだけ変化を富ませて貰って、別の月に来たようでした。
しっかり胃袋掴まれて、またシェフも表まで出て送って頂いて。
シャイそうなシェフを支えるフロアスタッフの二人の眼鏡女子も気さくでとても良いです。
これから伸びると分かるお店。
またお邪魔します。
常連と言うよりファンも支えるこのお店。
ペアリングが好きな私にとっては灯台下暗しでした。
家族を満足されられるお店が地元に増えたのが嬉しいです。

  • 海味 横の輪
  • 初物、丸焼き
  • ペアリング⑦⑧⑨

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4位

鮨 行天 (薬院、薬院大通、渡辺通 / 寿司)

2回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2017/06訪問 2017/06/25

最高の素材と距離感◆行天

福岡市中央区平尾1-2、鮨 行天
井上ビル1Fの本格的な江戸前鮨を提供する鮨の名店。
白木のカウンター席のみ。おまかせコース15000円(税別)のみ。
2009年に故郷の山口県下関市で開業、2012年に福岡移転。
西鉄天神大牟田線 薬院駅 徒歩3分。禁煙。カード可。12席。
営業時間18:00~23:00。
ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版にて★★★(三ツ星)獲得。
THE TABELOG AWARD2017 Bronze 受賞。

まだ明るい夕刻の薬院。
車も人も急いでいるように見える時間帯。店へと向かう。
緋色の麻暖簾を潜り、和のアプローチを通り入口へ。
もう一枚の扉を入れば、開いたコの字12席のカウンター。
半年前より髪型が大人しくなった店主。カウンター内立ち着物姿に下駄は変わらず。
客席側は着物の女性が給仕、裏とカウンター内にネクタイに白衣のスタッフさん達。
店内は以前より明るい。照明を明るくされたよう。
網代天井に、珪藻土の壁。前は壁の材種が分からないくらいの暗さだった。
写真は許可が貰えるようになったと利用した身内から聞いたのですが、理由が隠し撮りされるくらいなら。
つけ台に置かれた瞬間から鮨は劣化するもの。
鮨屋で写真を撮る人種を心から軽蔑する利用者が居るのも事実です。
高級店での食べロガーとしての所業の良し悪しを振り返る瞬間でもあります。
この日、同時間は5組10人。2席は空いたまま。
空気感から写真許可を貰いませんでした。
写真に頼れないので、記憶力との勝負です(^^

店主はエンジに白ドットの着物。
プライベートで会っても絶対分からないですよというくらい、つけ場での彼はオーラがあります。
本日も、温かいおしぼりを渡されることに始まります。
用意された席に置かれているのは、客の来店2時間前には水につけていた箸。
つけ台に山葵と酢橘。手元に荒塩と醤油。
飲み物のメニューはあり。ワイン類は価格表記。
日本酒には価格なし。グラス(半合)1600円。
シャンパンを1本いただきました。
ポルロジェ 11000円
小ぶりのシャンパングラスが用意されて。

<おつまみ>
・金目鯛と本アラ、つけ台に直接2枚づつ。
・ハイブリット蟹をシンプルに。小皿で。
 松葉ガニと紅ずわいがにの交雑種で希少。二種の蟹、両方のタグが蟹本体を見せて貰いました。
・福井 小浜の雲丹。酢物として。硝子の足がある硝子の美しい器で。
・鮪のたたき。長芋のたたきと生海苔と。こちらは足のある小さな陶器で。下に銀の受け皿。その下にコースター敷いて。
 貝のスプーンでいただいたが、そのカトラリーを扱う着物女性の手には白い手袋。
・鰹を三枚つけ台に。薫した良い香り。100本に1本の良い鰹。
・鮪の腹皮、温かい料理。小さな陶器で。

巨大な寿司桶で、窯焚きの米を切る。店内に酢の香りがたつ。
ガリは小さな陶器皿で。新生姜。辛さが江戸前の味。無くなったら補充してくれる。
フィンガーボウルが用意される。行天と彫られた銅カップ。レモンが一かけら浮く。

新政NO.6(秋田) 半合 1600円
ワイングラスで提供。私は一杯いただきました。
連れは気に入って三杯。

◆瑠璃(ラピスラズリ)(秋田) 半合 1600円
同じくワイングラスで提供。二人で一杯づつ。

<鮨>
鮨は仕事がしてありそのままいただく。
赤酢の硬めで小ぶりなシャリ。つけ台に置かれる。前回は手で貰ったのですが。
・鮪2貫…大間近くで獲れたもの。
・コハダ
・鯵…桜えびを食べて育った倉沢の鯵。
・時鮭(ときしらず)…小鉢で。下にシャリを敷いて。
・のどぐろ…高知県の幻の赤鯥。
・赤貝
・エゴダイ
・鯵…出水の黄金アジ
・春子…厚めのもの。
・アオリイカ…大きなものを特別にと。表と内側の皮を削いで中だけをネタにして。
 鮮度が命。揚がったものをすぐを-60度に。アニサキスを殺して。
・車海老…蒸し上がりすぐのを剥いて、手渡し。ホクホクと旨い。頭は焼いて、つけ台に。丁寧な処理。
・鮪…1ヶ月熟成もの。旨みが強い。周りは硬くなり随分捨てるらしい。贅沢な一貫。
・穴子…明石のもの。小皿で。煮詰めを少し塗ってあり、ふわふわ。素材の味が濃い。

この後の鮨は追加で。
・穴子…対馬のものを食べ比べで。同じく小皿で。同じく煮詰めで。こちらは溶けるような食感。
・蒸し鮑…三枚を小皿で。肝もすりつぶしたものと。鮑の下にはシャリ。
 1個25000円はする鮑を5個のった皿で見せて貰いました。
 目の前に総額125000円の鮑ですが、入れている器の方が価格は更に高い。

◆新政 中取り 1600円(秋田)
NO.6が好きならと店主の隠し酒。
一人一杯までとのこと。二人で一杯づつと、ノリで隣席のお二人に振る舞い。

サービス?
猪口一杯、店主の遊びで東京都の酒。港区という銘柄。美味さよりはネタにと。
最後はお茶。美味しい(^^

二人利用で92000円。
アメックス・ダイナースは使えない。ビザかマスター。
食材は納得のいくもので、仲買の扱いが分かる。
単に江戸前をやりたいなら東京がいい。博多は料亭文化、寿司文化はない。そこでどうやるか。
手を入れ過ぎれば料亭になる。寿司は、酢と醤油と塩でいかに食べさせるか。東京から人を呼べる店へ。
そんな思いを口にされていました。

他と一緒にされたくはない。誇り高い店主の想いが伝わってきます。
彼の本手返しを見て思うし、会話の中でシャリが解けるようにそれは出てくる。
鮨の確たるものはあれど、客あしらいは悩ましい模様。
江戸前鮨三大老舗の系譜、二葉鮨の系列で狭き門の師匠を持つ彼。
来年丸10年。順調に来たようです。
今は、ほとんどの客がその場で予約しようとしても「無理しないでいいですよ」と言われます。
ミシュランの三ツ星を取得した彼が、何処へ向かうか楽しみではあります。
進化されるか確立されるか、5年くらい経った頃にもう一度いただいてみたい。そんな風に思いました。
福岡市中央区平尾1-2、鮨 行天
井上ビル1Fの本格的な江戸前鮨を提供する鮨の名店。
白木のカウンター席のみ。おまかせコース15000円(税別)のみ。
2009年に故郷の山口県下関市で開業、2012年に福岡移転。
西鉄天神大牟田線 薬院駅 徒歩3分。禁煙。カード可。12席。
営業時間18:00~23:00。
ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版にて2店舗しか成し得なかった★★★獲得。

珍しく家族が予約を入れていたのですが、当日になって仕事で行けなくなりまして。
近くにお住いの仲良しレビュアーさんをお誘いするとOK。席を空けずにすみました。
薬院駅裏通りの閑静な場所。表に店が分かる表記はありません。
竹垣で中が見えないように隠した坪庭のようなアプローチ。
そこへ立ち入ると初めて屋号の表札・行天。雰囲気あるアプローチ照明・鮨 行天。
建物入口から店の入口までベンチやワインセラー。
店の入口には暖簾。
中に入ると、つけ場を中心に折れた白木のカウンターに10席ほど。
写真はNGとされているので、いつも一緒のカメラは持たずに。料理堪能に注力。

バーのような落ち着いた照明。網代天井が目に入る。シンクの水流れる音が心地良い。
ヴィトンの大ケースにネタケースが入ったディスプレイがあったり、刷毛の入ったベネチアングラスに鮨用の煮切りが入っていたり。
硬派な江戸前の雰囲気とは違う、店主のセンスが散りばめられた空間。
着物に下駄の店主、行天さん。
目に溢れる若々しい覇気が良い感じ。店内は徐々に満席。
最初に名刺のご挨拶から。

席には、箸、塩、醤油の皿。醤油は卓上でセルフ。
理想は季節ごとに違う醤油にしたいとおっしゃってましたね。
硝子の台におしぼり。
ライムの欠片が入る水は、銅の器のフィンガーボウル。
ガリは新生姜がブロックで。

◆おまかせ 15000円(税別)

<おつまみ>
・しら魚(3尾)…大きなサイズの茹で。プルプルで歯切れよく。
・蛍烏賊(3杯)…生だったと思います。湯通しされてるのかな?
・刺身…白身でしたが魚種は失念。エンガワの話をしたのですけど…
・メカブのたたき
・ふるせ(いかなごの成魚)…焼きたて。ホクホク。めざしより小さいくらいのサイズを二尾。
・アスパラ…アツアツ。繊維に合わせて筋を入れ食べやすい配慮。

<鮨>
米は土鍋で炊かれ、目の前で大きな木桶で酢を切ります。温度を考えながら店主の思うベストで出される、黒酢のシャリ。
米の食感はモチモチ。希少な農家直送の棚田米こしひかり。
シャリは小さめで、あたたかい。
握りは手渡し。
ネタを下にして食べたら美味しいと渡される。確かにね。

・硝子鉢の小さな雲丹丼
・トロ
・クロカジキ
・コハダ
・アジ…これだけ2貫。旬のおススメは2貫握るのだとか。
・鱒の蒸し寿司
 器に酢飯、その上に焼いた鱒と山葵。
 切りたての柔らかい酢飯。酢飯が握れるほどまだ酢を吸ってない。鮨とは別の料理のよう。
・タイラギ
・タチウオ
 器に敷いた酢飯の上にふっくらした太刀魚の焼物。旨い!質の良い一品料理のよう。
・サヨリ
・ブリ
 大根おろしオン。鰤は対馬のものを二週間寝かせたもの。
・トリガイ 
 小さな器にコリコリのトリガイ。その内臓をまぶした酢飯をその上に。
 先に酢飯からと勧められる。まるでリゾット!これも旨い。

 18年物の昆布出汁で〆。中の具は鮪と微量の黒七味。

二人でビール1本と純米大吟醸を3杯。
グラスもお洒落です。東京の薄はりグラスから始まって。
一杯ごとに違うグラスが出るようスタッフさんが指示を受けているようです。
お茶は、濃いめの粉茶。鮨にはこれですね。
鮨が美味しく食せるよう仕上げられたつまみ6品と12貫の鮨でした。
ネタの特徴に合わせた脂身、温・冷などのバランスもよく、口に運ぶタイミングが考えられてます。
食材との一期一会が楽しいですね。
二人利用で45900円。

常連さんの為にも、ブロガーお断りというか広めたくない困惑が見えます。
乱されず妥協せず、自分の納得するものを出したい店主の拘り。
多くの説明はされず、聞くと深い話が戻ってきます。
ミシュラン好みの店であることも、利用すると感じとれます。
今日来られなかった家族の為に次の予約をしました。
本手返しで握る鮨は通好み。最近はなかなか見られませんね(^^

  • 外観
  • 入口
  • アプローチ

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5位

寿司つばさ (平和通、旦過、小倉 / 寿司)

6回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 -

2021/01訪問 2021/01/20

地元小倉前の昇華系◆寿司つばさ

福岡県北九州市小倉北区魚町3-3-24 新米谷ビル2階、寿司つばさ
小倉の名店、もり田で修業後独立開業。
もり田の店主が仕えた、先代の天寿しからの流れは、小倉前の代表格。
修業先の伝統と店主のセンスで小倉前が昇華されたスタイル。おまかせコースのみ。
店主が数寄屋大工とともに造り上げた雰囲気の良い店は一列のカウンター席。
JR小倉駅徒歩8分。モノレール平和通駅徒歩2分。
カウンター8席。禁煙。喫煙室あり。カード可。駐車場なし。
営業時間12:00~15:00、18:00~22:00。
定休、水曜。木曜日のみ昼営業なし。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

最近夜中に行きたい店の営業状況や予約状況を見てます。
知ってる店だと電話が良いこともありますが、思い立った時に時間外でも予約出来るサイトが有難い時も。
今回は後者で。年末にサイト予約をしていました。
ですが、当日は予測できなかった寒波と積雪。
店へ開いているかの確認を。
営業は通常通り、時化で仕入れの魚種が少ないとのこと。
それは一向に差し支えありません(^^
夜半になるにつれ雪が深くなる予報。
席が空いていたので、少し早い時間にして貰っての訪問。
5年ぶりになるでしょうか。小倉に数cmの雪が積もるのは。
アーケードに面する店前は普通に歩けます。
無事到着。
2階へはエレベーターで。ドアが開くとすぐに店舗。
引戸の内側に入ると、カウンター席の空間までのアプローチ。
野の花、本日は水仙。
二つ目の引戸で店内に入り、コートと荷物を預け席へ。
あたたかいおしぼり。仄かな心地いい香り。

ワインメニューを受け取って、泡を1本。
ポル ロジェ ブリュット レゼルヴ(仏) 12000円(税別)
品種、ピノ・ノワール33%、ピノ・ムニエ33%、シャルドネ33%。
ピノ・ノワールの骨格や深み、ピノ・ムニエの豊かな果実味、シャルドネの繊細さが融合。
美しいハーモニー、心地よいフレッシュ感。

お任せコースは、つまみと握りのコース。
関門海峡の煮ダコなどを定番とする数品のつまみに始まり、薬味や柑橘を使い創意を加えた握りへ。
寿司台に用意される胡瓜や、飾り切りした烏賊の握りは、天寿し系の特徴のひとつ。
観音開きにした河豚の握りは、もり田流。河豚の握り、美味しいんですよね~♩
異なる食感や味わいの組み合わせが印象的な、寿司つばさです。

◆お任せ 19000円(税別)
正月明けで店より一献。令和三年丑年、純米酒 黒牛(名手酒造・和歌山)
(つまみ)
・百合根のすりながし…温かさが優しく胃を起こす感じ。とろり、塩味が良い。
・赤海鼠…厚めですが歯切れよし。酢の効き具合も頃よく食べやすい。
・数の子…うるい添え。
・平目の造り…子持ち塩昆布を巻いて。食べ終わると「勝」文字の皿、コロナに勝つ!
・喉黒の棒寿司…目の前で炭火を押し当て表面焼き仕上げ。実山椒のタレ。
・海鼠腸の茶碗蒸し…中には大きめの蒸鮑が2つほど。贅沢!
・〆鯖
・関門海峡の蛸…柚子の香。
(握り)
・赤烏賊
・河豚
・白甘鯛
・白魚
・鯛の酢〆と千枚漬け
・鮪の漬け…大間。
・車海老…天草。ほんのり温かくて美味しい。後に頭は焼いて。
・コハダ
・椀…味噌汁。
・鰆の松前漬け
・赤貝…中津。
・穴子
・タラの芽
・伊達巻…卵焼きが正月バージョン♩
・みかんジュース…生搾り。

店主セレクトの日本酒は相変わらず面白い。
おすすめをいただく。
都度の猪口選びも楽しい。
今日は江戸切子を中心に使わせて貰いました。

・石鎚 純米吟醸 愛山50(石鎚酒造・愛媛)
原料米、兵庫県産愛山100%。精製歩合50%。日本酒度0。酸度1.3。アルコール分16度。
愛山の格式と品位にふさわしい酒質設計。
優雅な吟醸香が漂う、なめらかで米の旨味がたっぷりの純米吟醸酒。
家族が絶賛。機会があれば購入したい酒です。

・作 FLINT 純米吟醸(清水清三郎商店・三重)
原料米、山田錦。精製歩合60%。アルコール分15度。
令和2年の新製品で久しぶりの限定商品。巾着袋に入った「作」。
ヤマトタケルの命を救った火打ち石、FLINTが名前の由来。
ふくよかな香りと、豊かでキレのある味わい。

・作 2020愛山 純米吟醸(清水清三郎商店・三重)
原料米、兵庫愛山100%。精製歩合55%。アルコール分16度。
極上の米のみを使用して醸される清水清三郎商店の自信作、作(ざく)。
兵庫県産"愛山"を全量使用し醸した「作 ZAKU」の限定純米吟醸。
フルーティーで華やかな香りから、上品な旨味、甘味、コクが広がります。

雪の夜、最後の客になり、店主夫婦と話せる時間がありました。
独立直後の片野での開業から魚町に出て来られて、こちらで5年となる今年。
新装開店の時にお店が素敵で、感嘆の声を上げたことを思い出します。

天寿し流という小倉前が存在します。
先代の店を引き継ぎ運営されている天寿し、全国でも有名な天寿し京町店
先代に仕えたもり田店主は、ご本人がお休み中で息子さんが運営。
もり田で修業され、独立開業された黄丹さんの寿司つばさ
この4つの店が、同じ系譜になられます。
ご当地寿司で、江戸前との違いが顕著に現れているのはシャリ。
黄丹さんは、何にでも合わせやすいこのシャリ、海外で通用しやすいのでは…
と思われているようです。
先々の可能性が広がる話で、夢がありますね(^^

直前の利用はテイクアウトでした。
前回のレビューに写真で残しましたが、寿司つばさのテイクアウトはレベル高いです。
二度目の緊急事態宣言下となり、テイクアウト再開。
また利用機会がありそうです。
福岡県北九州市小倉北区魚町3丁目3-24・2階、寿司 つばさ
小倉北区片野で開業後、2016年7月11日にJR小倉駅からの徒歩圏・魚町銀天街へ移転オープン。
新しく出来た建物の2階、表からは分かりづらく1階のショップMIZUNOが目印。
店主が数寄屋大工とともに造り上げた雰囲気の良い店内は、1列のカウンター席。
モノレール小倉線平和通駅徒歩2分。
カウンター8席。おまかせコースのみ。禁煙(喫煙室あり)。カード可。駐車場なし。
営業時間12:00~13:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)。
木曜日のみ昼営業なし。定休、水曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

経験のないパンデミック。新しい生活様式。
一変してしまった生活の中にも喜びと潤いを…
寿司つばさに、テイクアウトの文字を見つけて電話。
営業時間 15:00〜20:30。
寿司折 一人前8000円(税抜)〜
支払いは現金のみ。
伺うと、肴も出来るとのこと。
家で楽しむのに、少しイイモノにして頂いて。

マイカーで取りに行きました。
近くのコインパーキングに停めて、魚町のアーケードへ。
小倉の街は思いのほか人が出ていて、薬局には「本日マスクの入荷なし」の文字。
でも露店だったり客引きだったり、駐車場から店までに3カ所、マスクが販売されていました。
不思議な流通になってますねぇ…

店舗は2階。店内の待合で現金支払いをしてテイクアウトの受け取り。
店主の黄丹さんと互いにマスクをした姿で、情報交換。
店の営業は席数を減らしてご対応とか。
テイクアウトが入るので、忙しいのではなかろうか… と思いました。

帰宅。箱を開ける楽しみってありますよね。
凄い、凄い。こんな感じですか!
握りと肴は別々の容器。
肴は小さめに見える、わっぱ容器に。
予想以上にギュッと詰まってますよ~!
店でいただくのと変わらないくらいの分量。
別途用意してくれていた品書きのピンクラインは別添えの醤油で食べるのがお勧め。
冷蔵庫から、秘蔵の日本酒。
嗚呼、至福♡
元気が出ます。
やはり違うよね、美味しい、うんうん。と頷きながら自宅で「つばさ」。
助六も付けてくれていたんです。
お腹一杯楽しめました。
美味しくて幸せでしたけど、やはり店でいただきたいなー。

以前利用し、レビューしてない日の分を以下に。
この時も良かったです。
寿司店らしいセレクトの微香のおしぼりから。
泡を1本。ワインリストにないものを勧めて貰って。
カウンターに陶器の容器、中身は小倉らしい甘酢のガリ。

◆おまかせ 19000円(税別)
<つまみ>
・鱈の白子
・蛸(関門海峡)
・平目…造りのセットが最高なんです。
・渡り蟹と海鼠腸の茶碗蒸し…蟹たっぷりをお見せしたく、一さじ入れた写真を。
・ミル貝
・天然の鰻…少し醤油を垂らす。美味し〜い!

相変わらず、気が利いてる肴。
造りの平目と一緒に、皮と茗荷と胡瓜の小鉢、塩昆布、チリ酢で。
甘鯛の鱗揚げも添えられて。
お酒がすすむ。今回も肴たちに惚れ惚れ。

<寿司>
・甘鯛
・喉黒と蕪
・小肌
・烏賊
・河豚
・叺の炙り
・鮪漬け
・トロ
・海胆
・蛤
・車海老、頭は焼いて
・鰆
・穴子
・椀、味噌汁
・干瓢手巻き
・蜜柑ジュース

泡の後は、日本酒を4種。幸せですね…
小倉前のシャリは江戸前と比較すると、ほんのり甘い酢飯。
江戸前は江戸前で好きです。
でも、九州の魚をネタにこの酢飯に合わせた地元寿司は、舌と心に響きます。

この日《雑誌dancyu「すし」真髄 杉田孝明「日本橋蛎殻町 すぎた」主人》の話になって。
杉田さんが、寿司つばさを訪問した記事が1ページ。
抜粋記載しますね。
"小倉前"を継ぐ、若手寿司職人-「寿司つばさ」黄丹(おうたん)翼さん
九州・小倉で杉田さんが訪れたのは、小倉の鮨の名店「天寿し」の流れを汲む「もり田」で八年間修行を積み、三十二歳で独立した黄丹翼さんの「寿司つばさ」。
"小倉前"を継ぐ若手鮨職人として注目の人気店である。
主人の黄丹さんはフランス料理から鮨職人へ転身。
「もり田」仕込みの鮨は、一品一品に華やかさと新鮮な驚きがある。
福岡県北九州市小倉北区魚町3丁目3-24・2階、寿司 つばさ
小倉北区片野で開業後、2016年7月11日にJR小倉駅からの徒歩圏・魚町銀天街へ移転オープン。
新しく出来た建物の2階、表からは分かりづらく1階のショップMIZUNOが目印。
店主が数寄屋大工とともに造り上げた雰囲気の良い店内は、1列のカウンター席。
モノレール小倉線平和通駅徒歩2分。
カウンター8席。おまかせコースのみ。禁煙(喫煙室あり)。カード可。駐車場なし。
営業時間12:00~13:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)。
木曜日のみ昼営業なし。定休、水曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。

翼さん、ミシュランの1つ星おめでとう!
店の快適さは北九州の寿司店でも一番の評価でしたね(^^
名実ともに小倉の星。
取材も入ってると聞きますし、八頭会(※)メンバーと共に益々人気が増されることでしょう。
来週も伺う予定なのですが、今回のレビューは春に訪問した時のものです。
その時の利用価格でレビューしますが、今は上がってます。
最近のカウンター寿司店価格高騰にしたら良心的範疇です。

この日も、香り良いおしぼりを貰い、泡を1本頂くところから。
ワインはリストがあります。
マキ・コレクション ワインリストの中より選択。
フランスで醸造資格を持つ金井真紀子さん。
フランスの生産者を10年かけて300件以上渡り歩き。
自ら交渉して出会った生産者が造るワインを扱うコレクション。
ピュアで凝縮した果実味が味わえる数少ない本物の自然派ワイン。

◆NV ベル・ビュール・ブラン/ジャン・モルテ(フランス・ボージョレー) 5000円
きめ細やかな泡立ちで、柔らかで果実のフルーティーさを楽しめるバランスの良いヴァンムスー。

◆おまかせ 15000円(過去価格)
<つまみ>
・若松トマトとタイラギ貝のヒモと小柱…海葡萄の塩気でいただく。
・タイラギ貝柱と山口 萩の赤海胆
・アコウの刺身…チリ酢か塩昆布で。皮と野菜をあえたものに塩昆布少しを混ぜて。茗荷が良い!
・甘鯛の鱗せんべい
・鯵の棒寿司…そのままでいただく。目の前で炒られたたっぷりの炒りゴマが良い香り。
・叺の酒盗焼き
・関門海峡の蛸…海藤花蛸(カイトウゲ=蛸の卵)と。好みで山葵を。

つまみは少量で品数多く、気が利いてると感じるもの。
卓上セルフの甘酢ガリも、あての一つに良いです。
温度・食感・香り、違うものが出続け、お酒がすすむ。今回も満足!

<寿司>
・赤烏賊
・河豚
・甘鯛
・喉黒…上に大根の酢漬け。
・細魚
・鮪漬け
・小肌
・赤海胆
・車海老…後に焼いた頭。
・赤貝
・蛤
・椀
・揚巻貝
・穴子
・葱トロ
・山菜…山菜の女王とも呼ばれるコシアブラの芽。
・玉子…甘しょっぱくスフレのようにシュワシュワ。
・スイカジュース(熊本・植木)

寿司のジャンルは小倉前。仕事がしてありそのままいただきます。
柑橘類や塩を効かせた寿司。
浅塩の胡瓜と塩が添えられるのは、師匠もり田の流れ、天寿し流。
シャリの温度と握り具合が好きです。口に合う地元の味。
〆は楽しみな、女将手作りの果物のジュース。

後半のお酒は日本酒を。
一合1200円~1500円目安。
毎回面白い銘柄があり、楽しみにしています。
猪口は、日本酒の銘柄が変わる都度選ばせてくれるのが嬉しい。
以下をいただきました。

・磯自慢(静岡・磯自慢酒造)
特A地区産山田錦を高度に精白。兵庫県特A地区 東条産特上山田錦100%。
日本酒度+6~+7。アルコール分15度~16度。精製歩合、麹50%掛55%。

・九郎左衛門 裏・雅山流~楓華~(山形・新藤酒造)
低温仕込 無濾過純米酒生詰。原料米 山田錦100%。
精製歩合65%。アルコール分14度。

・運大吉(うおきち) 純米大吟醸(福岡・瑞穂菊酒造)
筑豊盆地の飯塚・天道の厳寒期の自然で醸し誕生した純米大吟醸。
原料米、糸島産山田錦。精製歩合40%。熊本酵母。アルコール分16度。

・雪の茅舎 大吟醸 生酒原酒(秋田県・齋彌酒造)
蔵の持つ醸造技量を駆使した出品用酒。
製造番号イ 第五百十八番。
兵庫県産山田錦。精製歩合35%。アルコール分17度。

地元のお店が良くなっていくのは嬉しいことです。
店主と奥様、お弟子さんと、心地良いフォーメーション。
小倉前の中でも群を抜いて客受けが良いと思います。
次世代小倉前のエースです。

・・・
(※) 八頭会(はっとうかい)
2014年に発足。
北九州市内の異なるジャンルの6人の料理人の集いで技の向上・味の追求を目的とする。
活動5年、ミシュランの2つ星2店・1つ星2店を輩出する凄い会になってます。
北九州市小倉北区魚町3丁目3-24・2階、寿司 つばさ
小倉北区片野で開業後、2016年7月11日にJR小倉駅からの徒歩圏・魚町銀天街へ移転オープン。
新しく出来た建物の2階、表からは分かりづらく1階のショップMIZUNOが目印。
小料理屋のような雰囲気の寿司店から、本格寿司店の構えに。
カウンター8席。禁煙(喫煙室あり)。駐車場なし。カード可。
営業時間12:00~14:00(要予約)、18:00~22:00。木曜日のみ18:00より営業。定休、水曜。
夜は、つまみと寿司のおまかせ15000円。予約しないと席が空いてることは稀。
移転前の店で、ミシュラン2014福岡佐賀特別編に掲載あり。

魚町へ移転して2年。
店主の翼さん、良い貫禄が出てきて店を盛り立てる女将とともに人気も上がってます。
お弟子さんも変わらず、安定感あり。
今ご本人が一番楽しい時期なのではないでしょうか。
直近利用の内容を上げます。
寿司写真にピンボケあり。すみません。

◆おまかせ 15000円
(つまみ)
・関門海峡の蛸
・山口 萩(北浦)の赤海胆と鯛…鯛は塩昆布を巻いて即席昆布締めみたいに。海胆は塩で。
・造りツマの手巻き…いぶりがっこを合わせ良い感じ。
・穴子の煮こごり、里芋のソース
・小鯛の酢〆…大根おろしと和えながら。
・酢〆の鰯

お酒はシャンパンのボトルから。
日本酒は本日のおすすめを聞いて出して貰いますが、ワインはリストあり。
シャンパンの後は、おすすめの日本酒を。

<ミレジメ/ドメーヌ パトリス・マルク(フランス) 11000円>
シャルドネが素晴らしかったビンテージ2011。
果実味にも厚みがあり、綺麗な酸が心地いいシャンパーニュ。

<梵 BORN>
加藤吉平商店(福井県鯖江)が造る、越前特撰純米大吟醸。
磨き三割八分の純米大吟醸で、グレープフルーツのような香りがあり骨格のある深い味が特徴。
冷たく冷やしても、氷を入れたロックでも、ぬる燗でも抜群の旨さを発揮する定番の名酒。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016で最高金賞を受賞するなど世界中で愛される酒。

<農口直彦研究所>
純米大吟醸。アルコール分17度。兵庫県産山田錦100%使用。精製歩合50%。
透明感のある繊細な旨味。後から続く上品な酸味、長い余韻とキレ。
杜氏 農口尚彦さんは「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家のひとり。
2017年秋、石川県小松市に酒蔵が竣工しており、そちらが農口尚彦研究所。
夢や情熱をもった若者と共に酒造りをしたいという農口杜氏の熱い想いを受けとめ設立。

<福田>
福田酒造(長崎県平戸)の純米。
山田錦100%使用。精製歩合65%。アルコール分15度。
米の香りとうま味が調和。食事を邪魔しない穏やかな味が食中酒に適する。
福田 純米 山田錦は、福田社長と長男と次男で仕込んだもの。
米は平戸市南部の契約栽培農家が作った山田錦。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産、平戸の聖地と集落に含まれる安満岳の湧水が仕込水。

<八仙 V1116 ワイン酵母仕込み日本酒>
八戸酒造(青森県八戸)が、2年ぶりのワイン酵母にチャレンジ。
デンマーク原産で、主にフレッシュな白ワインに用いられるV1116酵母で仕込まれている。
酵母由来の爽やかな酸を特徴にアルコール控えめでスッキリ爽やか。
ワイン酵母ならではのニュアンス。
アルコール分13度。青森県産米100%使用。
これは最後に少量、猪口一杯くらいをいただきました。

酒好きには嬉しい内容のつまみ。
一合1200円~1500円目安。
毎回面白い銘柄あり。
重なっていないところを見ると、相変わらず随分と探して用意されているよう。
猪口は、日本酒の銘柄が変わる都度選ばせてくれるのが嬉しい。

(寿司)
・甘鯛
・赤烏賊
・河豚
・伊佐木
・喉黒・大根の酢漬け
・車海老
・鮪漬け
・小肌
・椀…じゅんさいの赤出汁。
・秋刀魚
・蒸し鮑
・穴子…ふわふわアツアツ。
・葱トロ
・一口いなり
・玉子
・梨のすりおろし…半分凍っていて、柔らかめのグラニテのよう。

寿司は、ほぼ仕事がしてありそのまま。
数貫醤油を使うものがあり、都度説明してくれる。
浅塩の胡瓜と塩が添えられるのは、小倉・天寿し流派の証。
シャリの温度と握り具合が好き。
最後に、お茶、淡くスッキリした香りのおしぼりを貰って、女将手作りの梨のすりおろし。
家族はシャンパンがあり、日本酒の話が出来るこちらがとても好きです。
予約も多く空いてる日時を探す感じですが、師匠もり田と同じくピーク時間の前後で大丈夫な方は対応されているよう。
益々伸びそうですね(^^

北九州市小倉北区魚町3丁目3-24・2階、寿司 つばさ
小倉北区片野で開業後、2016年7月11日にJR小倉駅からの徒歩圏・魚町銀天街へ移転オープン。
新しく出来た建物の2階、表からは分かりづらく1階のショップMIZUNOが目印。
小料理屋のような雰囲気の寿司店から、本格寿司店の構えに。
カウンター8席。禁煙(喫煙室あり)。駐車場なし。カード可。
営業時間12:00~14:00(要予約)、18:00~22:00。木曜日のみ18:00より営業。定休、水曜。
夜は、つまみと寿司のおまかせ12000円。昼は、握り中心に5000円と8500円で前日予約がベター。
移転前の店で、ミシュラン2014福岡佐賀特別編に掲載あり。

寿司 つばさが、片野から魚町へ移転して小倉駅徒歩圏となり、利用しやすくなりました。
店舗の空間も素敵になり、食べること飲むことが大好きな女性方とも利用。
直近で2月中旬、その前は昨年12月中旬の利用です。
どちらも夜で、お酒を愉しみながら。
愉しみ過ぎたのか、ボケ写真と定番で重なるものは割愛しました。了承ください。

◆おまかせ 12000円(2月中旬)

(つまみ)
・本ミル貝…七味で
・姪浜の太刀魚…炙りで、辛味大根がのってます
・烏賊の印籠詰め…シャリに蕗のとうが入り、雲丹と
・赤海鼠
・海鼠腸の茶碗蒸し
・細魚…酢の物
・関門海峡の蛸…柔か煮、柚子の香
・葉山葵…醤油漬、隠れてますが下には炙りの河豚

酒好きには嬉しい内容のつまみ。先ずは生小で乾杯。
自分の注文したお酒だけを書きますが、お酒の強い女性がご一緒で、彼女とのシェアで、この日は5銘柄いただきました。
日本酒メニューはなく好みでおまかせで出して貰うのですが、一合1200円~1500円のもの。
利用の際、日本酒は重なっていないので、店主も随分と探して来られていると拝察。

<久礼(くれ)]>
高知・西岡酒造店の酒。
辛口純米。原料米・松山三井(愛媛産)。精製歩合60%。日本酒度+10。酸度1.8。アルコール分16度。
高知最古の蔵で230年の歴史を持つ蔵元が、日本最後の清流と言われる四万十川の伏流水で仕込んだ辛口の純米酒。
豪快な料理とマッチ。いつまでも飲んでいられる通好み。燗なら熱目でも。

<斬辛しらぎく>
高知・仙頭酒造場の酒。
斬辛 特別純米。原料米・広島の八反錦100%。精米歩合60%。日本酒度+5。酸度1.3。アルコール分15度。
季節の魚料理におすすめな生酒。斬辛の名の通りのキレ味が冴え渡ります。
酒米・八反錦の膨らみあるリッチな生酒の味わい。

(寿司)
・水烏賊
・河豚…醤油で(それ以外は仕事がしてあるのでそのままで)
・喉黒と蕪
・白魚
・長崎壱岐の鮪
・萩の新雲丹
・河豚の煮こごり
・うちわ海老
・河豚白子
・鯖松前寿司
・赤貝
・穴子
・玉子

天寿し流の、塩・柑橘利用と煮切り仕上げが大半。醤油を使うのは毎回1種の握り。
胡瓜と塩が添えられるのは、天寿しもり田天寿し京町店と同じです。
ガリはカウンターの器の中、自由にとって。
ガリ、醤油の味は江戸前(関東)比で甘いのですが、九州育ちの私にはこの味が馴染みます。
握りの後半、赤出汁が出ます。具はなめこと豆腐。美味しいお茶を貰って。
最後に生搾りの蜜柑ジュース。
この日は女性三人で姦しく利用。店主にサバサバと良い感じに相手をして貰いつつ。
同行の方がお酒も含め愉しまれて良かった。

・・・

師走の利用も、別の方とですが三名で。この日は、シャンパーニュを1本抜いて。
ワインはリストがあります。

<ペルトワ・モリゼ ブラン・ド・ブラン ブリット>(フルボトル) 10000円
Pertois Moriset Brut Blanc de Blancs Grand Cru
品種 シャルドネ100% 。色・タイプ 泡・辛口。生産国・地方 フランス、シャンパーニュ地方、コート・デ・ブラン地区、ル・メニル・シュール・オジェ村、オジェ村、クラマン村、シュイイ村 。
シャルドネの聖地であるル・メニル・シュール・オジェ村を中心に、18haの畑を所有するレコルタン・マニピュラン。
焼きたてのパンのような心地よいイーストの香りとフレッシュな果実味の辛口。
時間を置いて少し開いてくるとハニーのような香りも。

◆おまかせ 12000円(昨年12月中旬)

(つまみ)
・本ミル貝…七味で
・カワハギの肝和え…肝拭いに若芽
・蟹の土佐酢ジュレに雲丹
・赤海鼠
・海鼠腸の茶碗蒸し
・鱈の白子の醤油漬け
・赤貝の肝
・関門海峡の蛸

この日も、つまみでお酒がすすんでしまった日。
本ミル貝に続くカワハギの肝和えが最高でした。
続く蟹の土佐酢ジュレに雲丹に日本酒がすすみます。

<新聞の酒>
長野・信州銘醸の酒。
原料米・山田錦。精製歩合40%。自家培養酵母。日本酒度+3。酸度1.2。アミノ酸度1.1。アルコール分15.6度。
全国新酒鑑評会7年連続金賞受賞の実力蔵が、年に一度だけ数量限定で出荷する、コストパフォーマンス抜群の大吟醸。
自家培養酵母での醸造で、透明感のある落ち着いた果実の様な香り。
初めて飲みました。大吟醸を標榜するに十分な、しっかりとした味の輪郭。お値打ちな一杯でした。

<貴>
山口・永山本家酒造場の酒。
原料米・山田錦100%。精製歩合60%。アルコール度15度。酒度・酸度は非公開。
特別純米ふかまり。秋には秋の熟成酒をということで、秋の食材とほどよく合う事を前提に酒質を設計した酒だそう。
口に広がる旨みと適度な熟味。旨みののった秋の味覚の味わいを増幅してくれます。
プーチンさんも先日の来日の際に召し上がったそう。

<伯楽星(はくらくせい)>
宮城・新澤醸造店の酒。
原料米・雄町100%。精製歩合50%。日本酒度+3。酸度1.6。アミノ酸度1.1。アルコール分16.8度。
究極の食中酒をテーマに料理を引き立たせる事、優しい旨味と爽やかな酸を表現した純米吟醸。
雄町でありながら綺麗な味わい。年に一度の蔵出し限定品。
青りんごを思わせる含み香と優しく心地良い旨味、伯楽星らしいキレ。

<東北泉>
山形・高橋酒造店の酒。
原料米・兵庫県産山田錦100%。精製歩合50%。使用酵母・山形酵母。日本酒度+2。酸度1.4。アミノ酸度0.9。
アルコール分15.5度。再構の好適米山田錦を使用し低温で長期間発酵。キレの良い味。
含みがあり、ハバがあり、旨みが広がり、後味が切れ、秋あがりして、熟成してからも息の長い酒。

<登雷>
石川・鶴野酒造店。奥能登の風土と共に愛されて200年。清酒 谷泉 純米吟醸。
原料米・麹米:山田錦、掛米:五百万石。精製歩合50%。日本酒度+20。アルコール度16度。
北陸の厳寒期に能登杜氏と蔵人が丹精込めて作り上げた昔ながらの手造りの谷泉 純米吟醸。
+20度の超辛口。試験的に仕込んだお酒で量はわずか。

(寿司)
・赤烏賊
・河豚…醤油で(それ以外は仕事がしてあるのでそのままで)
・平目
・喉黒と蕪
・金目
・鮪の漬け
・車海老
・青海鼠
・太刀魚の炙り
・コハダ
・赤貝
・穴子
・小玉西瓜…奈良漬け・粕漬けのようなもの
・玉子

隣の方が召し上がってるを見て、食べたくなり追加しました。

・喉黒の巻物
・一口稲荷

後半に赤出汁が出て、最後に生搾りの蜜柑ジュース。
三人で、楽しく飲みました。
有名な酒でなく、飲んだことのない蔵の酒が入っているので嬉しい。
天寿しから繋がる寿司の次世代エース。店主、力がついている最中にて、今後を楽しみにしています。
また近々伺いますね(^^
北九州市小倉北区魚町3丁目3-24・2階、寿司 つばさ
2012年10月、小倉の名店もり田から独立開業。
小倉北区片野で開業後、2016年7月11日にJR小倉駅からの徒歩圏・魚町銀天街へ移転オープン。
小料理屋のような雰囲気の寿司店から、本格寿司店の構えになりました。
店主の名前は黄丹翼(おうたんつばさ)さん。店名は彼の名前。
カウンター8席。禁煙(喫煙室あり)。駐車場なし。カード可。
営業時間12:00~14:00(要予約)、18:00~22:00。木曜日のみ18:00より営業。定休、水曜。
つまみと寿司の[おまかせ]12000円。
移転前の店で、ミシュラン2014福岡佐賀特別編に掲載あり。

寿司 つばさが移転したと聞いて3ヶ月。
そろそろ落ち着かれた頃かと、予約をしてましたが中々空いてません。
19:00までの制限がありましたが、17:30の入店で訪問。
新しく出来た建物の2階、表からは分かりづらく1階のショップMIZUNOが目印になります。
螺旋階段かエレベーターで2階へ。
建物の雰囲気と離れて、白木の格子の引戸に上品な表札、寿司 つばさ。
店内に入ると左手にドアのある喫煙ルーム、右手に店入口へのアプローチ。
もう一枚の引戸の前には待ち合いのベンチもありました。
引戸を引くと8席の為のゆっくりとした空間。
銀座の高級寿司店のような雰囲気になりました。
広々した空間は、地方ならではの贅沢かもしれませんね。カウンター内に立つ店主も凛々しい。
お弟子さんも良い動きをされていて、新しい店はとても感じが良い。
メニューは、おまかせ1種と聞いてました。
お酒は一通りあるとのこと、ワインはリストがあるとのことで見せて貰いました。
まだメニューに書かれていないシャンパンを。1本9000円のシャンパン。

◆おまかせ 12000円

(つまみ)
・百合根のすり流し…すり流しにとろみあり、下の茶碗蒸しと混ぜながら
・小鯵の酢〆に土佐酢のジュレ
・城下かれい…好みでポン酢か塩昆布で、エンガワ、肝、皮添え
・酢〆鰯と生姜の巻物
・鱈の白子の醤油漬け
・タイラギ貝のヒモ
・牡蠣のオイル漬け

少し寒くなった今は嬉しい温かい品から。
4品目までの創意工夫は良くなっていると感じました。
酢〆鰯と生姜の海苔巻が見た目にもとても綺麗。
つまみがすすむにつれ、日本酒をいただく。
日本酒メニューは用意されてませんが好みを言って出して貰います。
純米超辛 常山(福井)。超辛口純米吟醸 大信州(長野)。どちらも一合1200円。

(寿司)
・赤烏賊
・河豚
・伊佐木の炙り
・金目鯛
・鰹
・雲丹とシャリのリゾット
・車海老
・喉黒と蕪
・鰆の醤油漬け
・生の鳥貝
・赤貝
・蒸し鮑
・穴子

天寿し流の塩・柑橘利用の仕上げと、煮切り・煮詰めでの仕上げが大半。
胡瓜と塩が添えられるのは、天寿しもり田天寿し京町店と同じですね。扱いは一番丁寧です。
ガリはカウンターの器の中に。
ガリ、醤油の味は江戸前(関東)比で甘いのですが、九州育ちの私にはこの味が馴染みます。
店主から醤油を勧められたのは、握りの河豚のみ。
その他は、そのままでと一仕事済み。
握りの後半、赤出汁が出ます。具はなめこと豆腐。
美味しいお茶を貰って。最後に生搾りの蜜柑ジュース。

もり田さんで一番弟子として頑張っていた翼さん。8年ほど居られたはず。
もり田さんの息子さんが店に入るのを機に独立。師匠と同じく義理堅い独立の仕方です。
そんな彼は、今も天寿しからの流れをくむ店主達に可愛がられています。
店主夫婦と若いお弟子さんで切り盛り中。
弟子への語りかけ方が天寿し京町店に似てるなぁ、キリッとした良い顔になったなぁ、とニヤニヤする私。
19:00までの約束だったので「まだ大丈夫?」と聞くと「まだ帰しませんよ」とキラリと目を光らせる。このお茶目さは相変わらず(笑
30代店主、本当いい顔になりました。

「お店良くなりましたね、300%良くなった!」
「店は良くなっても、腕がついてこないとですね」
そんな会話で、次のご予約の方に支障なく店を後に。良い時間が過ごせました。
翼さん、表まで送ってくれます。
店舗内装は出会いがあり、若い大工さんに頼んだそうですよ。立派な仕上がり。
前の店は先を見込んで、内装に手をかけていなかった分、今回は思い通りに仕上げられたのではないでしょうか。
店舗の位置は、JR小倉駅からの徒歩圏で駅前アーケード内。
従前の片野よりずっと良くなりました。今から更に混むでしょう。
因みに、天寿しの10軒隣、もり田の20軒隣です。

北九州の食。
若い店主の力を感じると楽しみで仕方がないです。
「青は藍より出でて藍より青し」そんな言葉が頭を過ります。頑張って。またすぐ予約します。
天寿し京町店へも年内もう一度行きたいですが、そちらはキャンセル待ちなんですよね。
北九州の寿司に人気があることが嬉しいです。

  • 赤烏賊
  • 河豚
  • 楽しい猪口選び

もっと見る

6位

裕の輪 (黒崎、黒崎駅前、西黒崎 / 創作料理)

6回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2023/11訪問 2023/12/18

黒崎のミシュラン 〜fusion〜◆裕の輪

福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日オープン。小倉の足立から黒崎に移転。
近海で揚がった天然物、地元の若松や岡垣の無農薬野菜などの食材を利用したコースを提供。
ジャンルにとらわれない料理はミシュランガイドでフュージョンとして紹介される。
17席(カウンター5席、テーブル席4人掛け3卓)。予約可。禁煙。駐車場なし(近くにコインパーキング)。
コース3種類。おまかせ5500円(税別)、おまかせフルコース 7000円(税別)・9000円(税別、要予約)。
営業時間18:00~24:00(L.O.23:00)。定休、月曜日。

行動制限がなくなり訪れた昨年と今年の2回分を再訪レビューします。
「おまかせ」1回「おまかせフルコース」1回。
食べたい量でコースを選べるのは有難い。
価格は少し上げられたものの、私の中での価値はビブグルマン扱い。
地元素材の美味しいものを、ジャンルの垣根を超えて手頃に提供するお店です。
現在、予約しないと席確保が難しくなった印象。
ご夫婦で営み支え合うこのお店がとても好き。

おまかせの日。
スパークリングワインを選ばせてもらって、グラスでいたたく。
イタリア ロマーニャの瓶内二次醗酵スプマンテ、ブルット ナトゥーレ。
スパークリングワインの製造上、不可欠なティラージュ、ドサージュ。
そのどちらも酵母、砂糖の添加を行わないこだわりのスプマンテ。
2次醗酵に必要な糖分は、冷蔵保存したモストを加えるだけ。
キリッとした辛口の泡。
ワインセレクトのセンス、良いです。

◆おまかせ 5500円(税別)

(一品目) スマガツオと香味野菜の巻物
(二品目) 渡り蟹、槍烏賊・焼き唐墨、天然鯛、コチ、伊佐木 炙り(生姜・茗荷・葱)、トコブシ、シャコ
    別鉢で、鮟肝ポン酢、姫島の岩垣
(三品目) 太刀魚の天ぷら、トウモロコシとシラサエビの真薯に24ヶ月のコンテをたっぷり削って
(四品目) 帆立貝柱 アメリケーヌソースのハンバーガー
(五品目) 和牛のロースト、フレッシュマスタード、サワークリーム

創意工夫に満ちた、どのお皿も良くて。どれも美味しくて。
帆立の貝柱フライサイズのバーガーは感激。
ジャンルを超えた料理店には、ジャンルを超えたお酒も合う。
途中でいただいたのは日本酒。肉料理には赤ワインを。

黒龍酒造(福井)の大吟醸を半合。
品格の酒、黒龍。ふくよかな香り、透明な喉ごし、さわやかな飲み心地。
原料米 山田錦 五百万石。精米歩合50%。
1975年全国で初めて、独自の長期熟成方法による大吟醸酒を商品化。
大吟醸ブームの火付け役。皇族や政 財界、また芸能界に愛飲者が多い北陸の代表銘柄のひとつ。

イタリア エミリアの赤ワイン、ベルツメイン イル・ファルネート(赤)をグラスで。
マルツェミーノ100%(樹齢15年)。野生酵母による醗酵。
冬の寒さを利用してオリ引きを行い、木樽に移し12か月の熟成。
オリ引きの後にボトル詰め。軽快な飲み心地。
タンニンが少なくテーブルワインとして親しまれているマルツェミーノ。

この日、友人と久しぶりに黒崎で食事の日。
赤ワインを飲んでいる最中に、チーズを貰いました。
コンテ24ヶ月、パルメザン、ロックフォール。幸せ♡*.
最後に、コーヒーとフレッシュフルーツのゼリー。
ゼリーは甜菜糖使用。ヘルシー(^^♪
コーヒーは追加しました。この夜、ここ一軒にして話に花を咲かせた日。
友人にも満足して貰えたようです。

・・・・・

フルコースの日。
先ずは、スパークリングワインを1本。
・ロリマーブリュット ワイナリーデ・ボルトリ 4500円
オーストラリア、サウスイースタンのワイン。シャルドネ種80%、ピノ・ノワール種20%。
涼しい夜に収穫されたワインはすぐにタンクへ。一次発酵は果実の純度と鮮度確保のため迅速に。
その後、二次発酵がタンク内で行われワインを休ませて複雑さを増す。
このハウススタイル を継続するためにリザーブワインをブレンドし調和。
ブリオッシュとや新鮮なレモンの複雑味のある香り。
繊細でクリーミ ―な泡にフレッシュで上質な酸。

◆おまかせフルコース 7000円(税別)

(一品目) 筋子と焼き茄子の茶碗蒸し
(二品目) 鯵、北海道の牡蠣、スマガツオ、石垣鯛、海老、アコウ、セコガニ
(三品目) 鰆(藍島)の幽庵焼き、春菊の浸し、焼き味噌(カシューナッツ、原木の茸、甘味に梨)
(四品目) 鰆のソテー、インゲンとプチトマトのソース、ルッコラなどのサラダ
(五品目) ローストビーフ、原木のマイタケなどと赤ワインのソース
(六品目) しらすとポルチーニ茸のパスタ、イカとハマグリ、蛤の出汁
(デザート) クレームブリュレ
(コーヒー) 珈琲豆は小倉の豆乃木の焙煎。

肉料理に合わせてフランス ローヌの赤ワインをグラスで。
・コトー・デュ・ポン・デュ・ガール キュヴェ・デ・ガレ
ガレ(砂利)という名は、アペラシオン認定のテロワール周辺に位置する砂利質土壌の栽培を表現してるとか。
果実味や調和のとれた味わいで、ブラックベリーのような黒果実の印象のフレッシュなワイン。
十分に熟してから収穫されるため、ワインに甘草、胡椒、シナモンといった印象あり。
フランス最小の協同組合と言われるエステザルグ。
村の協同組合はフランス最小の10名の栽培農家。
各農家、ビオロジックか慣行農法でブドウを栽培。
2021VTからは協同組合の全てのワインがビオロジック認証を取得する予定。

店主の裕さん。サクッと南仏に視察に行かれたりしてて。
今後のワインにも期待です。
福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日に小倉の足立から黒崎に移転オープン。
近海で揚がった天然物、地元の若松や岡垣の無農薬野菜などの食材を利用したコースを提供。
ジャンルにとらわれない料理は、ミシュランガイドにてフュージョンとして掲載されました。
17席(カウンター5席、テーブル席4人掛け3卓)。予約可。カード利用不可。
禁煙。駐車場なし(近くにコインパーキングあり)。
おまかせコースが3種類のみ。税別。
おつまみ 1800円~、おまかせ 4200円、おまかせフルコース 5400円。
7000円~コースあり、要予約。
営業時間18:00~24:00(L.O.23:00)。定休、月曜日。

黒崎のおすすめ「イノベーティブ」としてレビューしておりました、裕の輪。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版ではフュージョンとして紹介されました。
フュージョンとして掲載があるのは、全国で9軒だけです。
美味しい料理を手頃な価格で提供されていた、ジャンルフリーのお店。
カテゴリーがハマった感じでしょうか。掲載おめでとうございます。
私の中ではビブグルマンです(^^

素材やワインなどにも、こだわりの深さを感じます。
地元食材を使われることも多く、素材の味の引き出しはシンプルに。
ソースやペーストやポタージュの捻りに、唸ります。
センスが好きですねー。
創作料理のプレートを見て、ワインにしようか、いや日本酒に …と考えるのも楽しい。
ご夫婦での運営に心温まる場面も多く、通いたい店の1軒です。
何より、この価格でこれだけ楽しませて貰えるのは嬉しい限り。

メニューは三つ折りの1冊。お酒は置いてあるものを聞いて注文。
私達はいつも、泡1本から始まります。
おまかせ2回・おまかせ1回の、コース写真を貼ります。
3回分の利用は、その日の時系列写真になってます。

◆おまかせ 4200円
・一品目 鯖のスモークと若松野菜のサラダ…鯖の香りよし。からし菜が良いアクセント。
・二品目 鹿児島ツガニ、渡り蟹、車海老、鱚の塩締め、叺+九条ネギ、喉黒+赤海胆、
 天然鯛+梅+チーズ、鰈の昆布〆…このプレートは毎回至福!
・三品目 長崎の甘鯛と芦屋の蓮根…下に牛蒡のポタージュ!品よく滑らかで牛蒡のコクあり。
・四品目 和牛のローストビーフ…マコモ茸と栗のペースト。
 下に薩摩芋のマッシュポテト。腿肉が柔らかくて美味しい。

◆おまかせフルコース 5400円
・一品目(アミューズ)…朝採れのトウモロコシ、甘くてジューシー。
・二品目(前菜)…ズワイガニとズッキーニとトマトのお浸し、鯖のスモーク、鯛と唐津の赤海胆、
 伊佐木と茄子と生姜のソース、槍烏賊、千葉の蛤、鮎のコンフィ…悶絶!お酒と合うっ!
・三皿目(魚料理)…鯛とイタリア茄子
・四品目(肉料理)…鹿児島牛のローストビーフ、ビーツなどの赤いソース、
 紅芋(レッドクイーンとシャトークイーン)。
・五品目(パスタ)…若松トマトとパセリと檸檬のパスタ
・デザート…岡垣の桃、有精卵とオーガニックチョコのガトーショコラ
・コーヒー…エチオピア
(カッコの中は私が勝手に入れたものですが、フルコースになるとこのカッコの構成です)

◆おまかせ 4200円
・一品目 夏野菜冷製茶碗蒸し
・二品目 トコブシ、車海老+枝豆、黄色トマトと地蛸の煮込み、喉黒+赤海胆、槍烏賊、
 伊佐木+焼き茄子、鮎
・三品目 甘鯛、南瓜とクミンと白ワインのソース、サラダに24ヵ月のパルメザンチーズ
・四品目 京都の鴨と玉蜀黍とズッキーニ、下にトマトソース

ご夫婦で営む個人店だから出来る質と価格。コスパ良いです。
引き続き、通います!
福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日に小倉・足立から黒崎に移転オープン。
料理カテゴリーはイノベーティブ。
地元鮮魚や野菜を利用した、おまかせコースのみ。
カウンター7席、テーブル席4人掛け2卓。予約可。禁煙。
駐車場なし(近くにコインパーキングあり)。
営業時間18:00~24:00。おまかせが3種類のみ。税別。
おつまみ 1800円~、おまかせ 4200円、おまかせフルコース 5400円。
7000円~コース要予約。
定休、月曜日。

久しぶりのレビューです。
ご夫婦で慎ましく営まれており、訪問のたび好感を持ちます。
美味しいものを手ごろな価格で提供されようとしている姿勢に惹かれてます。
店主の業界への入口は居酒屋。
専門分野から入らずとも美味しいものを手頃に提供できるのではないかという、
温室育ちではない発想。
仁義的にも綺麗な個人店開業後は、思いを体現。
その思いが感じられる料理は、カテゴリーフリーのイノベーティブ。
ハマったのは、私だけではないと思います。
今年出版されると聞く、ミシュラン福岡・佐賀・長崎の取材が来ています。
掲載がなかったとしても、天晴れです。

年々ブラッシュアップされ、良くなってます。
ワイン類はビオ系に。日本酒も喜ばれるセレクト。
新しくなったメニューを写真で貼ってます。
直近2回の利用分をレビューします。
糖質抑え目にフルコースではなく、2回ともおまかせをお願いしました。
写真を整理してみると欲が出るので、次はフルコースにしようと思ってしまいます…
メニューに控え目に書かれている要予約の7000円~コースもいただいてみたいです。
アルコールは写真のみ貼ってます。

◆おまかせ 4200円
・一品目 名古屋コーチンのスープ
・二品目 鯖のスモークと若松野菜のサラダ
・三品目 長崎の牡蠣と芽セロリから時計回りに、トラフグ、蛸、セコ蟹、車海老、白子と生姜、
 喉黒と海胆、槍烏賊、中心には歯鰹と九条ネギ …このプレートは毎回至福!
・四品目 長崎五島の鰆、カリフラワーのソース、台湾高菜
・五品目 朝引きコーチンの腿と手羽先、オレンジ白菜、24ヶ月コンテのビオチーズをたっぷり 
 …贅沢な味!

別の日。

◆おまかせ 4200円
・一品目 桧扇貝と若松の無農薬野菜サラダ、鮎醤油と一番出汁の泡
・二品目 ツガニから時計回りで、北海道昆布もりの牡蠣、金目鯛、鯵、喉黒の炙りと北海道の海胆、
 鯖のスモーク、ヤイト鰹、やり烏賊
・三品目 甘鯛、蕪と小松菜のソース、スイスチャードの若芽、自家製の唐墨 
 …鯛の鱗がパリパリで美味しい!
・四品目 鶏ガラのスープ …膜が出来るほど濃厚で美味しい!
・五品目 コーチンと牛テール、新玉葱と若松キャベツの煮込み
 …テールがトロトロ、スパイスが良い感じ!

2度ともカウンター席で、お酒をいただきながら。
感じの良いBGMと照明。適度に相手をしてくれる、店主ご夫婦。
目の前の棚に、常連さんが1つづつ置いて行かれたと言われていた、ウルトラマンキャラのシルエット。
花梨の木で作られたもので、店の雰囲気を邪魔せず、話題に良い感じですね。

最近は、以前のように当日利用は難しく、利用の際は事前予約をお勧めします。
環境変化としては、店内禁煙になってます。正解だと思います。
食は香りから楽しむものだと思いますので(^^
北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日に小倉・足立から黒崎に移転オープン。
料理カテゴリーはイノベーティブ。
地元鮮魚や野菜を利用した、おまかせコースのみ。
カウンター7席、テーブル席4人掛け2卓。予約可。
駐車場なし。近くにコインパーキング。
営業時間18:00~24:00。おまかせが3種類のみ。税別。
おつまみ 1500円、おまかせ 3800円、おまかせフルコース 5000円。
定休、月曜日。

お料理が私達家族には丁度良くて通い回数の多くなる店。
その日によってコースを、おまかせにしたり、フルコースにしたり。
家族が必ず飲みたがるスパークリングワインが常にあり、合わせて飲みたがる日本酒あり。
ワイン系にも、日本酒系にも合うイノベーティブの提供は黒崎においても貴重。
訪問回数にレビュー回数が追い付きませんが、今年前半利用の2回分の写真を整理しまして。

入口のドアは上半分が硝子。そこにロゴの入ったカッティングシート。
中が見えすぎず様子の分かる、いい感じの入口。
漏れる灯りで営業を確認し、中に入るといつも感じの良いご夫婦がにこやかに迎えてくれます。
満席の日も多くなってきていますので、週末は特に予約が好ましいです。
明るすぎず、暗すぎず。BGMのジャズも心地いい。
大半はカウンターに座って、店主との会話を楽しみつつ、この日も美味しいコースを。

今年1月。カウンター席利用。

◆おまかせフルコース 5000円
・一品目(アミューズ)
 鶏そぼろと小松菜の茶碗蒸し。
・二品目(前菜)
 若松の無農薬野菜と生ハムのサラダ、ホタテの炙りアメリケーヌソース
 済州島の鯖のスモーク、喉黒の炙りと雲丹、水烏賊とカラスミ、白子。
・三皿目(魚料理)
 長崎の牡蠣とカマス。うちわ海老のトマトソース。
・四品目(肉料理)
 名古屋コーチン。野菜は聖護院大根など。ブルーチーズのソースで。
・五品目(パスタ)
 ズワイ蟹とベーコンのパスタ。
・コーヒー
・デザート

カッコの中は私が勝手に入れたものですが、フルコースになるとこのカッコの構成です。
アミューズは季節によって温・冷のフラン(茶碗蒸しです)だったり、冷製スープだったり。
前菜にあたる二品目が大好きでいつも楽しみにしています。
地元の若松野菜の紅芯大根が、生ハムと同じくらい存在感がありました。
食材とソース、器、腕、雰囲気。
ご夫婦で営む個人店だから出来る質が、やはり良い感じ。

この日もスパークリングワインを1本。
・コードルージュ 5800円(ボトル)
 初めての銘柄。ボトルは赤いですが中身は、ほぼ透明で繊細な泡。上質でエレガント。
 葡萄品種7は、シャルドネ70%、シュナン20%、モーザック10%。
 このキュヴェはリムーの海洋気候の地域内のテロワールでとれた葡萄を使用。

日本酒は店主セレクトが数本置いてあります。
殆どが一合1000円。この日は、瓢月だけ1300円、他は1000円。
・瓢月 一合1300円…静岡・初亀醸造の大吟醸純米。
 山田錦100%(兵庫県東条産)、精製歩合48%、アルコール分16度、日本酒度+5~+6、酸度1.4、自社酵母。
 酒の名前は蔵元のある岡部町の茶室名から。
参乃 越州 一合1000円…新潟・朝日酒造の純米吟醸。
 新潟県産米使用。精製歩合55%。アルコール分14度。日本酒度+3。酸度1.1。

・・・

今年3月。
この日はカウンターが空いて無くてテーブル席。

◆おまかせ 3800円
・一品目 
 カリフラワーのスープ。
・二品目 
 長崎牡蠣のオイル漬けと白ワインの泡、太刀魚とクレソン、蒸し蛸、水烏賊と玉葱のコンフィ
 喉黒の炙りと北海道の雲丹、車海老と車海老のアメリケーヌソースと若松の無農薬のトマト、
 アスパラと鰈の冷製スープ。
・三品目 
 鮎のコンフィ 菜の花ソース。
・四品目 
 鴨。下に砂肝のテリーヌ。

フレンチに例えると、おまかせは、アミューズ・前菜・魚料理・肉料理の4品。
フルコースにせず、この内容でお酒を愉しむことも多いです。
特徴的な二品目とお酒類の組み合わせが、満足度高し!
鮎と菜の花の苦味の組み合わせは大人味。鮎は骨まで軟らかい。
鴨の皿も量は十分。ワインといただきたい味。

この日もスパークリングワインを1本。
・クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ ブリュット 4000円(ボトル)
・グラスワイン(赤) 500円
鴨に合わせて、赤のグラスを。たっぷり注がれて嬉しい。

訪問数が多くてレビューの追いつかない店です。
また追って、美味しかった一皿を紹介したいと思います(^^
北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日に小倉・足立から黒崎に移転オープン。
料理カテゴリーはイノベーティブ。
地元鮮魚や野菜を利用した、おまかせコースのみ。
カウンター7席、テーブル席4人掛け2卓。
駐車場なし。近くにコインパーキング。
営業時間18:00~24:00。おまかせが3種類のみ。税別。
おつまみ 1500円、おまかせ 3800円、おまかせフルコース 5000円。
定休、月曜日。

黒崎駅から放射状に広がる商店街。
その一番奥となる熊手。
今宵もドアから漏れる灯りの光景を思いだし、カウンター内で調理するシェフを思いだし行きたくなるお店。
ご夫婦で切り盛りされるイノベーティブ。
旬の美味しいものとお酒をいただけます。
コースを含めた3種のメニュー構成ですが、利用したい日の食べたい量で決められて私はとっても重宝。
このたびは、昨年後半のうち、デジカメを握った2回分の再訪レビューです。

昨年9月。カウンター席利用。

◆おまかせ 3800円
・茶わん蒸し…モロヘイヤの茶碗蒸し
・珍味…鹿児島のツガニと焼き茄子、ボタン海老とクリームチーズ、鰆、ヤリイカ
    赤雲丹、子持ち鮎、白青梗菜など
・魚料理…黒ムツ一夜干しのソテー、若松のトマトのソース
・肉料理…和牛ローストビーフ、赤ワインと無花果のソース

この日も茶碗蒸しから。
一番の愉しみ珍味の一皿。イカに自家製カラスミなんてのってて、お酒をどうぞと言わんばかり。
肉料理は定番のローストビーフ。上には林檎のコンポートっぽいソースと蒸し栗。下にはジャガイモのソテー。

料理と合わせて、お酒。先ずはワインリストからスパークリングを。
◆フュルスト・フォン・メッテルニヒ・キュヴェ・リースリング・ゼクト・トロッケン 1600円(200ml)
ドイツのスパークリングワイン、本格派のゼクト。リースリング100%のスパークリング。
ドイツ・ライン地方の名門醸造所がシャンパンと同じ瓶内熟成を経て作ってるそう。
◆岩の蔵(一合)1000円
日本酒は今あるものを聞いて。
佐賀・天山酒造の純米吟醸。アルコール分16度。
佐賀県産の酒米仕込み。香りと味わいのバランスがいい。
◆グラスワイン 500円
肉料理に合わせて。量が多いので嬉しい。

・・・

昨年10月。テーブル席利用。
オフ会で、先輩レビュアーさまの還暦祝いを兼ねていました。
テーブル席は2卓8席。その空間を貸切り状態で。
この日も、後に別のお店へ行くことを想定して、量抑えめのおまかせで。

◆おまかせ 3800円
・茶わん蒸し…ツガニと若松の里芋の冷製ポタージュ
・珍味…喉黒の炙り 雲丹、本シシャモ、渡り蟹 牡丹海老 土佐酢のジュレ、カレイの昆布〆
    鯵 生ハム 無花果のソース、細魚、秋刀魚のアンチョビソース
・魚料理…スズキのムニエル
・肉料理…牛ほほ肉の赤ワイン煮

お店の前後に他のお店へ行く日でしたので、量をおさえた「おまかせ」でした。
美味しい黒崎の街を味わうのには、それが丁度良い量です。
好きなドリンクで乾杯し、日本酒を色々楽しみました。
店主ご夫妻で守っている店。ご夫婦ならではの安心感が漂います。

軽く美味しいもの食べて、お酒を飲んで、満足感を得たいなぁと思った時に、距離×味×価格で行きたいお店。
高めの頻度でお邪魔しております(^^
北九州市八幡西区熊手1丁目3-21、裕の輪(yu-no-wa)。
2015年9月15日に小倉・足立から黒崎に移転OPEN。
料理カテゴリーはイノベーティブ。
地元鮮魚や野菜を利用した、おまかせコースのみ。
カウンター7席、テーブル席4人掛け2卓。
駐車場なし。近くにコインパーキング。
営業時間18:00~24:00。おまかせが3種類のみ。税別。
おつまみ 1500円、おまかせ 3800円、おまかせフルコース 5000円。
定休、月曜日。(ランチは終了、夜のみとなりました)

すっかり気に入って訪問している、裕の輪。
直前に席の空きを確認して、空席があれば当日利用というのを繰り返しています。
3種のおまかせが、日によって好みの量でいただけるので嬉しい。
最近は真ん中のコース、おまかせ利用が多いです。
おまかせは、茶碗蒸し(フランと言うべきかしら…)、前菜、魚料理、肉料理。
おまかせコースは、茶碗蒸し、前菜、魚料理、肉料理、パスタ、デザート、コーヒー。
茶碗蒸しは、日によって内容が変わります。
前菜は、旬の魚介をシェフのセンスで出してくれる、お気に入りの一皿。
魚料理は色々な食べさせ方で。
肉料理は和牛のローストビーフ。野菜とソースも楽しみたい。

1回分の「おまかせ」と+3枚の写真を追加します。

(2016/05)
黒崎の豊のはなれを訪れた際に、道向かいにお店が出来ているのを確認していました。
営業されているのかしら?
オープン直後くらいにお店のドアを開けてみると、この日は予約満席だったようで入れず。
でもその時にカウンターで食事されておられたウォータークラブのマスターをチラリと見かけ。
このお店は美味しいに違いないと確信したのであります。
その後、予約しないと利用出来そうにないと把握。
一度利用すると、とても気に入っていまい、現在までに三回利用。
内二回は写真を撮らせて貰いました。
地元の魚介と野菜。カテゴリーの垣根を超えた美味しい一皿の提供。
静かにクラシックの流れる店内。
シェフのご主人を支え給仕される奥様と、ご夫婦での運営。
少人数での利用向きではありますが、こじんまりとした規模は、この街には良い感じ。
飲物はビール、簡単なカクテル、ワイン、日本酒、焼酎。
ワインはワインリストがあります。
コースは詳細献立はなく、供するごとにフロア担当の奥様が説明してくれます。

店内に入るとカウンター席があり、その内側が厨房。
奥にテーブル席があります。
写真はカウンター席でおまかせフルコース・テーブル席でおまかせをいただいたものです。

◆おまかせフルコース 5000円
・茶碗蒸し…具にキヌタアゲマキなど、あおさ海苔の香りが良い
・珍味…桧扇貝の上は黒大豆の泡、炙りノドグロに雲丹、烏賊やカラスミなど
・ヨコワマグロのレアステーキ…地元野菜が添えられて、チーズソースで
 ソースが美味しいのでバケットが欲しい…と呟くと少し出してくださいました
・和牛のローストビーフ…地元若松の新玉葱とトリュフのソースで
・宮崎おいも豚とミル貝のクリームパスタ
・デザート…ガトーショコラとフルーツと食用ビオラ
・コーヒー

ワインリストからスパークリングを。
◆フュルスト・フォン・メッテルニヒ・キュヴェ・リースリング・ゼクト・トロッケン 1600円
(200mlのピッコロボトル)
ドイツのスパークリングワイン、本格派のゼクト。
かつて皇帝ナポレオンの所有していた由緒ある畑のリースリング100%のスパークリング。
ドイツ・ライン地方の名門醸造所がシャンパンと同じ瓶内熟成を経て作ってるそう。

スパークリングをフルボトルで。
メニューに載っていたものは切れてましたが、好みの1本を出して貰いました。
◆1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス) カヴァ・ブリュットNV 4000円 (泡・白・750ml )
幻のブドウを栽培してきたピニョル家とスーパー・スパニッシュ、カウス・ルビスを擁するエステーベ家が、
手を結んで設立した注目の造り手の逸品。
銘柄名の1+1=3は、二つが合わさることにより次元が異なるカヴァが生まれたという意味。
ブドウ品種は、チャレッロ45%・パレリャーダ30%・マカベオ25%。
フレッシュで、ドライ、柑橘系の香りが活発な印象。驚くべきバリューだと言われてます。
お茶目な顔して本格派!高級レストランも御用達!
と、2008年に雑誌dancyuで、お手軽スパークリング大賞を受賞。

フルコースは十分なボリュームで、この価格はお値打ち!
完璧に気に入りました。
ビールやカクテルも、お手軽価格です。

別の日。

◆おまかせ 3800円
・茶わん蒸し…無農薬ケールとズワイガニとミル貝の冷製
・珍味…ホタテの上にボタン海老とエディブルフラワー、イサキの炙り、炙りノドグロに雲丹、
 ミズイカ、ミズガレイろ、カマスなど
・鮎のコンフィ…蒸し蛸や地元の若松無農薬野菜、からすみなど
・和牛ローストビーフ…上にはハーブのフェンネル、ブルーチーズのソース、地元犀川のアスパラ

◆トソ・スパークリング ブリュット 3500円 (泡・白・750ml )
アルゼンチンの辛口スパークリング。
品種はシャルドネ。
爽やかなかじつの香りにトーストのような香ばしさも。綺麗な味わい。

お酒と楽しむだけなら、おまかせの品数で十分。
お店を真髄から楽しむならフルコースでがおススメです。

店主は、髙橋裕輔さん。
店名はお名前から。
道向かいの豊のはなれの店主に誘われて黒崎に移転。
「黒崎、良いですね」
とおっしゃっていただいて、私も嬉しい。
黒崎におススメしたいお店が1軒増えました(^^
二皿目の珍味が、もう最高なんです!

毎回、見たことの無いエディブルフラワーを添えられるので調べてみました。
(図鑑)http://www.villagestore.jp/edibleflower/flower/
まだまだ知らないことばかりです(^^

  • 過去いただいた肉料理
  • (六品目) しらすとポルチーニ茸のパスタ、イカとハマグリ
  • ベルツメイン イル・ファルネート(赤)をグラスで

もっと見る

7位

旬鮮彩鮨 豊のはなれ (黒崎、黒崎駅前、西黒崎 / 寿司、日本料理)

4回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2020/02訪問 2020/05/04

安くて最強、黒崎のカウンター鮨◆旬鮮彩鮨 豊のはなれ

福岡県北九州市八幡西区熊手2-2-1、旬鮮彩鮨 豊のはなれ
寿司屋の三代目が「はなれ」と称し別店を設けた、黒崎の人気寿司店は12年目。
JR黒崎駅徒歩5分。予約可。カード可(今、調子悪く現金払いです)。
15席(カウンター中心、小上がり座敷6席、隠れペアカウンターあり)。
おまかせコースのみ、6000円・7000円・8000円(税別)、それ以上も可。
営業時間18:00~25:00(頃)、日祝~24:00(頃)、売切れ次第閉店。休日、月曜。
完全予約制でランチ可。前日まで要予約(二名から)。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版、ミシュランプレート掲載店。

昨年発売されたミシュランガイド特別版にも継続掲載。
仕入れは早朝に通う、福岡市中央卸売市場鮮魚市場(長浜鮮魚市場)。
自ら市場に赴き、自分の目で選んだ素材を提供。
近場の市場ではないので大変でしょうが、黒崎を愛し、おまかせのコースを高コスパで提供。
「良心的よね~」と、毎回声に出して言います。
税務署が怪しむほどの原価率。
カウンター寿司コースで、この価格は近隣には見ません。
「これしか出来ませんから」と店主の石井伸幸さん。
高級素材に目を向けるだけでなく、手間を惜しまず珍しいもので満足を引き出す姿勢。
直近でいただいた、お造りには、夜泣き貝。
多くの地域で、細々とは食用となっている巻き貝です。
味のいいことを知る地域は少なくないものの、歩留まりと調理が面倒なのであまり利用されない。
写真撮らせて貰いましたが、こういうとこ!と思いますよね(^^

JR黒崎駅から、黒崎CAMS(カムズ)アーケードを突っ切り、アーケードの切れたところに店はあります。
店内に入ると左手に小上がりの座敷。それ以外はカウンター席。
気さくな店主で、気楽に寿司を味わえる雰囲気。
おまかせは、つまみから。
寿司ネタの魚はほとんど寝かせ。米は精米したての新米も使う味優先。

最近は8000円のコースをいただいてます。
直近利用の内容と、その前利用の被らない写真を。

◆おまかせコース 8000円(税別)
<つまみ>
・刺身…夜泣き貝・金時鯛、白甘鯛。刺身醤油、ポン酢、塩で。
・あんこう鍋…長崎の鮟鱇。店の冬の定番になりましたね~
・海胆食べ比べ…左が厚岸、右が根室。シャリに海苔で好きな食べ方を。セルフプチ丼に。
・太刀魚…塩焼き。皿に煮詰めが敷いてあります。
・茶わん蒸し
・シラスのオイル漬け、厚岸ブランド 弁天かき
<鮨>
寿司は仕事がしてあり、そのままいただきます。
江戸前とは違う、北九州の鮨。
ガリは地元らしい生姜の甘酢漬け。ピクルスのようにどんどん食べちゃう。
・中トロの漬け…鮪は長崎。
・蛇腹…腹下。
・コハダ
・車海老
・ノドグロ…中落ち。
・椀…沖しじみと若布。
・バッテラ…大阪湾の鰯。
・穴子…対馬。
・玉子焼き
・巻…ネギトロ。青葱は珍しい。

お酒はハイボールと焼酎をいただいて。
定番となった、冬の一人鍋。
寿司屋のコースには珍しい個性派コース。
この日の海胆は、銀座の次郎さんと同じものでした。
米酢が主のシャリも食べなれた郷里の味。
椀は鮨のコースには大きめ。沖しじみが、はまぐりのようにデカい!
玉子焼きは、お母さんの玉子焼きタイプで甘い。
緑茶をいただいて、ご馳走さま。
江戸前の洗練とは違う楽しみが、ここにあります。
平日の夜でしたが、私たち以外は全員男性客で、満席。
利用額は、飲んでこの日一人11000円とちょっと。

タイトルの最強の意味ですが…
和風イケメンの店主、細身なのですがベンチプレス100kgを10回は上げるそうです。
筋トレの王様ベンチプレス100kgをあげられる人物は、人口の1%未満との認識。
本職の価格帯も、自身の筋トレも、ストイックな店主です(^^

数年以内には店を新しくされる計画があり、只今構想されてる最中。
来週末は、近くの方々と利用予定です。
楽しみにしています。
北九州市八幡西区熊手2-2-1、旬鮮彩鮨 豊のはなれ
黒崎で鮨ならこちらをおススメ。気さくな店主の対応にリラックスして楽しめる。
店主が自ら仕入れる旬の魚介で、つまみから始まり鮨へ。
おまかせコースのみ。5500円、6500円、7500円、その日の仕入れによるお任せ10000円前後。税別。
JR黒崎駅 徒歩5分。15席(カウンター席とテーブル1卓)。カード可。
営業時間、18:00~26:00(L.O.25:00)。席料200円。
ランチは前日までの予約制。日により早じまいあり。定休・月曜。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。

顔が広く面倒見も良い、豊のはなれの店主。
今までにも沢山のお店を教えて貰いましたが、この日も話題の店の話で盛り上がりました。
感が冴えていて、当日予約がOKな日でした。

カウンター内の店主と正面になる席。
今日も何が食べられるか楽しみ。
豊のはなれが勧めるシャンパーニュを1本オーダーして、おまかせの始まりです。

◆ボワゼル シャンパーニュ ブリュット 9000円(750ml・税別)
ヨーロッパのミシュラン星付きレストランで提供される実力派。
1834年創業から6世代に渡り引き継がれる歴史あるシャンパーニュメゾン。
ピノノワール55%、シャルドネ30%、ピノムニエ15%。
36ヶ月熟成。コクと繊細さが魅力。

◆おまかせ 7500円(税別)
・喉黒のカマのジャーキー…燻製香が良い!
・長崎小長井の牡蠣…大粒牡蠣はカットされており、下にはオクラとアスパラ。
・あんこう鍋…長崎の鮟鱇。良い出汁が出ていて肝まで美味しかった。
・北九州若松の甘鯛…鱗も添えられた焼物。
・茶碗蒸し

シャンパンを空け、ここから日本酒へ。
この日、お店にあった純米を2~3本出して貰って、それを順に一合づつ。
奥の松(福島) 1000円
宝山(新潟) 1000円
東洋美人(山口) 1200円

おまかせはここから寿司。
寿司は平皿で。薄いスライスの生姜は良く漬かってます。
「飲まれてるので」
と、自家製カラスミを添えてくれる店主。嬉しい♡

・雲丹…厚岸、プチ丼スタイルで
・アオリイカ
・霜降り鮪の漬け
・大トロ蛇腹…この日の鮪は長崎
・コハダ
・車海老
・細魚のバッテラ
・のどぐろ…金沢に送っているのと同じ、長崎・対馬ブランドのどぐろ「紅瞳」
・穴子…長崎対馬
・あさりの味噌汁…身の黄色い国産熊本のあさり
・玉子
・手渡しの葱トロの手巻き

今日も満足。
ご馳走さま。

店主の仕入れは、早朝の博多・中央卸市場です。
博多で店を持てば楽でしょうが、地元黒崎を愛する店主。
お父様は同じく寿司職人、かつて黒崎で「豊寿司」として営業されていましたが、現在は閉められてます。
先で「豊のはなれ」の「はなれ」が外れ、営業される日も来るのではないかという様子。
開業10年、40歳の店主。何か考えておられるようです。応援したいと思います(^^
北九州市八幡西区熊手2-2-1、旬鮮彩鮨 豊のはなれ
黒崎で鮨ならこちらをおススメ。気さくな店主の対応にリラックスして楽しめる。
店主が自ら仕入れる旬の魚介で、つまみから始まり鮨へ。
基本おまかせコースのみ。5500円、6500円、7500円、その日の仕入れによるお任せ10000円前後。税別。
JR黒崎駅 徒歩5分。15席(カウンター席とテーブル1卓)。カード可。
営業時間、18:00~26:00(L.O.25:00)。席料200円。
ランチは前日までの予約制。日により早じまいあり。定休・月曜。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。

全国区でも人気を博す福岡の寿司店といえば、博多・中洲・薬院、北九州の小倉…
なんですが、北九州の副都心・黒崎で、肴・寿司を楽しませてくれる店はあります(^^
遠くまで出かけたがらない両親が寿司を食べたいといえば、こちらに訪問。
近々、遠方のマイレビュアーさんがこちらの店を訪問されるとあって、これはいかん!
と再訪問のメンテナンスレビュー。
と言ってもレビュー内容は、今年の初めです。
以前と変わったのは入口の看板。
小さなデザインになり電光が付きました。
店内は、入るとすぐに小上がりの掘りタイプの席。
奥に向かってカウンター席。
カウンターの内側には、覇気があり人情派の若き店主。明るくて面倒見の良い人です。
こちらの店主に聞いて訪問した店も結構あります。

この日はカウンター席を二人利用。予約しての来店。
実は店のカウンター席の一番奥は見えないようになっており、お忍び利用の出来る二席があります。
今日はここの席しか空いてなくて夫婦で堂々と、お忍び利用。若干の閉鎖感。
他の客からは見えないですが、店主は目の前を行き来し、厨房に一番近い席です。
この日も、おまかせで。
豊のはなれが選ぶ、シャンパンを1本。

◆Boizel Champagne Brut 9000円(750ml・税別)
1834年創業から6世代に渡り愛情と伝統が引き継がれる歴史あるシャンパーニュ。
巨匠ヒッチコックが愛したボワゼルのシャンパン。
通常のノンビンテージ・シャンパンの規定熟成期間の倍以上の36ヶ月熟成。
グランクリュとプルミエクリュのぶどうを用い、創業以来変わらぬ手間と時間。
繊細な泡をもちながらも上品でバランスのとれた味わい。コクと繊細さが魅力。
品種 ピノノワール55%、シャルドネ30%、ピノムニエ15%。

◆おまかせコース 7500円(税別)
<肴>
・烏賊の酒盗とノドグロのカマのジャーキー
・ヤヒロ(スズキの仲間)とミル貝と定置網の歯鰹
・温かい料理、長崎の牡蠣
・とらふぐのアラの漬焼き
・茶碗蒸し
・北海道の雲丹、下に海苔とシャリ
・焼き白子と芽葱、ポン酢で

シャンパンを空け終わったら地酒を。
およそ1合1000円前後の銘柄。

◆兵庫・純米吟醸 かたふね
◆新潟・純米大吟醸 越乃かぎろひ

<鮨>
台にガリ。鮨の始まり。
・アオリイカ
・中トロの漬け
・大トロ蛇腹
・コハダ
・ノドグロ
・バッテラ
・穴子
・玉
最後に、手渡しでカッパ手巻き。
そして、アサリたっぷりの赤出汁。

お茶をいただいて、雑談。
この日二人利用でシャンパン1本が入って、会計は端数切りの税込28000円。
この内容なら満足なコース価格。
黒崎ならではです。

一回転は綺麗に埋まるようです。
この日は訪問直前の予約時、出るタイミングが少し遅くなるかもしれませんと言われていました。
遅い時間になると、コース外も柔軟対応。

アルコールは、生ビール 600円、チューハイ 500円、焼酎、日本酒と揃っていますが、ワインも揃ってます。
グラスワイン赤・白 600円~
ハーフワイン ブルゴーニュ 2500円、ボルドー 2500円。
ボトルワインはリストあり 4000円~

今年度も、あと数回は利用させて貰うつもりです。
北九州市八幡西区熊手2-2-1、旬鮮彩鮨 豊のはなれ
黒崎で鮨ならこちらをおススメ。気さくな店主の対応にリラックスして楽しめる。
店主が自ら仕入れる旬の魚介で、つまみから始まり鮨へ。
基本おまかせコースのみ。5500円~7500円、その日の仕入れによるお任せ10000円前後。税別。
JR黒崎駅 徒歩5分。15席(カウンター席とテーブル1卓)。カード可。
営業時間、18:00~26:00(L.O.25:00)。席料200円。
ランチは前日までの予約制。日により早じまいあり。定休・月曜。
ミシュランガイド福岡佐賀特別版に掲載あり。

家族4人の食事で立ち寄り。
母の好きなものを食べさせたくて。
この日は7500円のおまかせ。
4名なのでカウンター席ではなく、今日は小上がりのテーブル席に。掘りタイプでゆったり出来ます。

◆おまかせコース 7500円(税別)
<肴>
・あおさ海苔…酢醤油味
・蛍烏賊…フライ串に
・カマス・子持ちシャコ・桧扇貝…醤油・塩が添えられて
・海鰻…焼きたての白焼きを山葵でいただく
・渡り蟹…山口宇部の子持ちを蟹用のタレで
<鮨>
テーブル席なので、ガリは小鉢で。
・雲丹の小ちらし…唐津産の雲丹の一口丼
・茶碗蒸し…鮨の途中で茶碗蒸しが入るのはこちらのお店のスタイル
テーブル席なので、鮨は皿で提供。
・アオリイカ
・アコウ
・マグロ赤身
・蛇腹トロ
・車海老
・ノドグロ
・バッテラ
・玉
最後に手渡しで中落ち手巻き
そして、アサリの赤出汁

お酒はハイボールを貰って、その後に豊のはなれが選ぶシャンパンを1本。

◆Boizel Champagne Brut 9000円(750ml・税別)
1834年創業から6世代に渡り愛情と伝統が引き継がれる歴史あるシャンパーニュメゾン、メゾン ボアゼル。
巨匠ヒッチコックが愛したボワゼルのシャンパン。
通常のノンビンテージ・シャンパンの規定熟成期間の倍以上の36ヶ月熟成。コクと繊細さが魅力。
グランクリュとプルミエクリュのぶどうを用い、創業以来変わらぬ手間と時間。
繊細な泡をもちながらも上品でバランスのとれた味わいが表現されて。
品種 ピノノワール55%、シャルドネ30%、ピノムニエ15%。

生ビール 600円、チューハイ 500円、焼酎、日本酒と揃っていますが、ワインも揃ってます。
グラスワイン赤・白 600円~
ハーフワイン ブルゴーニュ 2500円、ボルドー 2500円。
ボトルワインはリストあり 4000円~

地酒もいただきました。
天心を冷で。
錫の徳利と猪口。
猪口が4つとも形や質感が違ったので集合写真を(^^

多彩なバリエーションと値段以上の満足感で、両親満足。
次の訪問約束をしていました。
ご馳走さま(^^

(2014/06)
遠方より友来たりて、食べ歩く。
そんな日の後半、友の希望の魚介が美味しいお店に案内したくてこちらへ。
コースで食べられるほど、お腹は空いてない状況。
電話で店主の石井さんに相談。
コースのお客さんが入られているので、時間を貰って良いのなら、アラカルトでも大丈夫です。と快諾!
店に着いてみれば開店時間前。
それでも笑顔で迎え入れ。有難いですね。

軽く摘まみながら飲みたい。
ゲスト選択の三岳をボトルで。価格を聞いて「安い」とゲスト(^^
先にアテ3品。酒盗に生海苔に生からすみ。これで暫く飲めます。
その後に一人づつに刺盛り。このプレートは全て九州産の魚介。生鮪が良かったです。うん。
大粒の牡蠣をお二人でどうぞとフルーツトマトとあえて。
その後、穴子の白焼きをいただいて。
ゲストもこちらのお店は喜んでいただけたようで、店主に感謝!
次はしっかりコースいただきに来ますね。

(2013/12)
この日は小宴で、美味しいモノが大好きな方と7500円のコースをお願いしました。
写真は全部ではないです。
最初のお通し的小鉢と生ビールが抜けてます。
写真を撮り忘れて手をつけてしまって。

◆おまかせコース 7500円
<肴>
・自家製カラスミ大根と
・鮪の酒盗
・鰹の刺身(一週間氷の中で寝かせたもの)
・キンキの一夜干し
・かきえもんの出汁煮
・タラバガニのボイル、サラダ添え
熟成された鰹が絶品。
北海道から寄せたキンキの一夜干しは、皮がパリパリで身は脂が乗りジューシー。
同じく北海道厚岸のプランド牡蠣、かきえもんは良い仕事をされて、お出汁の中で最大に旨味が。
タラバガニのシンプルなボイルは言うことなく美味しい!
<鮨>
・昆布森の雲丹ちらし
・水烏賊
・生穴子
・鰆
・天然長崎鮪中トロ
・コハダ
・車海老
・茶碗蒸し
・穴子
・玉
・かっぱ巻き
鮨は北海道のブランド雲丹、昆布森の一口ちらしから。
生の穴子が良い触感でした。
シャリは小ぶりで室温。九州らしく甘め。ガリも甘い。私には合う地元の味です。
コハダの〆は軽め。
茶碗蒸しはあえて多めの出汁を使われていて、喉越しが良いです。
穴子はホクホク、玉は今回最後。
〆に手渡しでカッパ巻き。おかか味。

◆お酒
・生ビール(エビス) 600円
・日本酒 鍋島 900円(一合)
・越乃かぎろひ 900円(一合)

前回レビュー時よりメニュー価格が気持ち上がっています。
初回は、コースの一番リーズナブルなものを選んでコスパに感激しました。
今回は、コースのランクを上げても同じ感激がありました。
食材が良くなりその分美味しかった。
都会では1.5倍くらいの価格になるでしょう。大満足でした。
黒崎で鮨が食べたいと思ったら、真っ先に頭に浮かぶ「豊のはなれ」です。

(2012/09)
黒崎商店街のはずれ、閑散とする場所に灯る明かり。
予約無くふらりと入りました。
カウンター席へ通されました。
予約の方が結構いらっしゃるので料理に時間が掛かるかもしれないことを前もって伝えてくれました。
「ゆっくりで構わないので問題なしです」
塩顔イケメン店主です。
コースのみで5000円からと伺いましたので、今日はそれで。
料理のメニューはありません。
好みは反映されるので希望は伝えましょう。

◆おまかせコース 5000円
[肴]
・茶豆
・ツガニ
・シッタカ
・秋刀魚の刺身
・真魚鰹の酒粕漬け
・帆立のサラダ

ツガニ、大好きなので嬉しいです。
身の取りづらい小さな蟹なのに、食べやすくほぐしてあり好感持ちます。
地元、志賀島の秋刀魚が美味しい。

[鮨]
・玉
・アラ
・ノドグロの炙り
・中トロ
・ヤリイカ
・鯵の酢ジメ
・車海老
・イクラ醤油漬けのミニ丼
・茶碗蒸し
・手巻き

最初に玉でした。ガリもですが、九州らしく甘い。
一週間寝かせたアラは、ねっとりと美味しい。
長崎のノドグロの炙りも好み。シャリはフワッと軽めで小ぶり。
〆の巻きは手渡しで。
炙られた海苔。中身は胡瓜とおかか。
これで5000円は安いです。

◆お酒
・生ビール(エビス) 550円
・唐津の酒、万齢 (一合) 900円
・梅酒(ソーダ) 500円
種類は多くないですが、珍しいものが置いてありました。唐津の日本酒は、黒崎ではここだけとか。
馥郁を感じる良いお酒。この日の日本酒は浮気せず、こればかり。

原石のようなお店は噂で広まるもので、噂が耳に入ってきたこちらのお店。
もう開店から4年になるのですね。店主・石井さんは豊寿司の息子さん。
屋号はそこから豊のはなれ。
店を継ぐのではなく家業を継ぐ。こんな継承も良いと思います。
京都大阪で修行して、ニュージーランドで1年武者修行、戻って30歳で開業。
30代の才能ある料理人が、黒崎を選び店を出してくれるのは、まつ山と同じく嬉しいことですね。
これから先の街が楽しみになります。

  • 夜泣き貝
  • 海胆食べ比べ
  • ノドグロの中落ち

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8位

鮨 塚本 (平和通、小倉、旦過 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/01訪問 2016/03/06

小倉の江戸前、二種のシャリ◆鮨 塚本

北九州市小倉北区米町1-2、鮨 塚本
コレット裏手の路地にある実力派の寿司店。
おまかせ握りが人気。
JR小倉駅徒歩5分。16席。禁煙。
営業時間12:00~13:30(L.O)昼は要予約、17:30~22:00(L.O.22:00)。
昼、おまかせコース・握りのみ 5000円(税別)、おまかせコース・おつまみ付き 10000円(税別)。
夜、おまかせコース(おつまみ付き) 10000円(税別)。
定休、日曜・祝日の月曜日。カード可。
ミシュラン2014福岡佐賀特別編に掲載あり。

鍋島のイベントへ参加し食事、斜向かいのバルで塚本待ちの時間、席が空いた閉店に近い時間に入店。
私は、おつまみを軽くいただきながら飲むことに。
一緒の二人は、おまかせコース。
今日も前回と同じ島根の酒、王禄を貰って。
小料理屋のようなアテ的に出され丁度良いのです。
美味しいのですが、コースの二人は鮨に入るとちょっと苦しくなってきたようで・・・
二貫ほどお手伝い。細魚と雲丹。
食べログの評価がお店の実力に追いついてないと思う本日。実力店です。
ご馳走さま。

(2015/12/19)
2013年に鍛治町から米町に移転。店は8年、移転して2年。
移転後のレビューが無く、住所の変更を含めて修正しました。

利用日は小倉に居て、思い立っての直前予約です。
路地に清楚な暖簾。
店内は新しく綺麗な白木を基調とした寿司屋の空間。
L字のカウンターが8席、奥に4人掛けの掘りタイプの個室が2室。
檜のカウンターの内側に店主が立ち、その後ろに氷冷蔵庫もあり良い雰囲気。
カウンター席で、おまかせをお願いしました。
ビールをいただき、おつまみから楽しみます。
手元におしぼりと、醤油と塩の小皿。

◆夜のおまかせ 10000円(税別)
【おつまみ】
・野菜の小鉢(写真無し)
・鮃
・〆鯖
・河豚(昆布〆)
・甘海老
・赤貝
・ベーコン鯨(好みで生姜醤油で)
・鯨赤身(好みで生姜醤油)
・野菜の炊合せ
・五島の喉黒塩焼き
・子持ち昆布、蛸、胡瓜、トマト
・手作りカラスミの炙りと大根で挟んで
・大間の鮪の血合い、牡蠣(写真無し)
【鮨】
・金目鯛の昆布〆
・コハダ
・鮪赤身
・槍烏賊
・鱚の昆布〆
・鯵
・鮪トロ
・炙りタイラギ(写真無し)
・塩雲丹
・鯖の押し寿司

たっぷりのおつまみ。
写真の撮り忘れがありますが、満足の内容でした。
野菜の炊合せなんて、寿司屋では珍しいですね。
喉黒の塩焼きも嬉しく、小料理のコースをいただいているかのようです。
拘りの日本酒も置いてあります。
店主おススメの島根の酒、王禄が美味しかった。
鮨は、魚介に合わせて2種のシャリ。
米酢と橙酢をブレンドしたシャリと、3年熟成の赤酢を使ったシャリ。
鮨写真のシャリ部分の色がネタで違いますので、店主のセンスをご覧ください。
最後の押し寿司の出来も良く、美しい味でした。
氷冷蔵庫の寝かせネタも愉しめます。

こちらのお店をご利用の時は、特製手作り爪楊枝をご覧になってくださいね。
手で持つ側は削り装飾を施された「鰹の尾骨」で作られています。
同行者が、こんなに靱性と強度のある爪楊枝は他にない!と感心しきりでした。

店主に見送られ店を後に。
小倉の佳店です。

  • 平目、〆鯖、甘海老昆布〆
  • 今日も王禄
  • 箸休め的な、胡瓜・トマト・蛸

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9位

味処 大丸 (芦屋町その他 / 海鮮、日本料理、寿司)

5回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2019/05訪問 2019/06/10

名物あしやんいか(Wネーム・一本槍)が最高!◆老舗和食店 味処 大丸

福岡県遠賀郡芦屋町(おんがぐんあしやまち)、味処 大丸
創業1951年(昭和26年)。自衛隊と芦屋ボートと柏原漁港のある町、芦屋の老舗和食店。
地元漁港や漁師から直接仕入れる魚介料理がいただける。
おススメは新鮮魚介と小料理。名物は地元漁港で揚がる槍烏賊(あしやんいか、別名 一本槍)。
一品、定食、寿司と幅広いメニューあり。
テーブルチェック。令和元年5月1日より禁煙。カード利用可。80席。
駐車場6台(店斜向かいスタンド横)。
営業時間11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)。定休、火曜・第2水曜。

そろそろ柏原漁港で槍烏賊が揚がる季節に入ります。
芦屋の漁港で揚がる槍烏賊は「あしやんいか」という名で親しまれています。
福岡ぎょれんが、県で「一本槍」という名前もつけ、只今Wネームのブランド烏賊。
一級河川・遠賀川の河口、響灘に面する遠賀郡芦屋町。
玄界灘の新鮮な海の幸に恵まれた響灘沖は、西日本有数の槍烏賊の漁場です。
槍烏賊は、甘みがあり刺身向き。
冬は殆ど揚がりませんが、シーズンになると何よりの楽しみ。
入店した日は店の表に表示してあります。
こちらの烏賊の鮮度と調理は早く、提供までの時間が短いので美味しいんです。
丁寧にエンペラーまで出して貰えますしね(^^
昨シーズンは店主のお手すき時に、活きイカで握りをお願いしました。
お友達と楽しみましたが、美味しかったですね~

店内禁煙になりました。
カウンター席があり、テーブル席があり、1階奥にも2階にも座敷あり。
箱は大きめですが、それでも予約で入れない日あり。

秋から春までの利用と写真を追加します。
旬の一品が楽しみですし、定食類も良いです。
日本酒は若女将の故郷、佐賀の銘酒がいただけます。
アットホームで先代のご夫婦も良い感じで関与されてます。
お母さんのおでんと、お父さんの玉子焼きが好きです。
寿司は一貫から握って貰えます。
メニューは過去レビューで貼ってます。

ボジョレヌーボー解禁から1週間ほどは、それを楽しむメニューも用意されたりして。
いつもと違う大丸を楽しめたり。
通年で訪問回数が多く、飽きずに通える一軒です(^^

福岡県遠賀郡芦屋町(おんがぐんあしやまち)、味処 大丸
創業1951年(昭和26年)。自衛隊とボートと漁港のある町、芦屋の老舗和食店。
地元漁港や漁師から直接仕入れる魚介料理がいただける。
おススメは新鮮魚介と小料理。名物は地元漁港で揚がる槍烏賊(あしやんいか・別名 一本槍)。
一品、定食、寿司と幅広いメニューあり。
テーブルチェック。喫煙可(ランチタイム禁煙)。カード利用可。80席。
駐車場6台(店向かいスタンド横)。
営業時間11:00~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)。定休、火曜・第2水曜。

相変わらず、味処 大丸へ通っています。
春~秋の写真整理だけでも枚数が多くて3時間かかりました。
出来るだけ重ならず、見映えの良かった写真を今回も貼ります。
一品中心の店で、佐賀出身の若女将が仕入れる佐賀の蔵中心の地酒が楽しみ。
店主は烏賊の造りをさばき、刺身を引き寿司を握る。
厨房は先代夫婦が支え、定番メニューとその日の短冊メニューが全て作られます。

短冊から数品注文し、定番メニューを混ぜ込んで追加注文してますが、未だに新しい発見あり。
アットホームで寛げる感じが好きですが、週末は予約で一杯のことも。
特に烏賊の活き造りの時期はそうですね。
今年は何杯いただいたかな、活き造り。
後造りのゲソ天も楽しみの一つ。
そろそろ烏賊の活き造りシーズンも終わりを迎えます。
でも、冬もしっかりお世話になりますよ♩

福岡県遠賀郡芦屋町は、いくつかの大きなイベントがあります。
(大きなと言っても地方の規模ですが)
自衛隊の航空ショー、花火大会、そして砂像店。
只今、砂像展開催中です。
(あしや砂像店HP) https://ashikan.jp/sazouten/gaiyou.html
郊外のお店なので、そんな機会で訪れてみるのも良いですよね。
11月4日まで。
テーマは明治維新。
海外の砂像彫刻家の作品は迫力がありました。
夜はライトアップされていて、綺麗ですよ(^^
福岡県遠賀郡芦屋町(おんがぐんあしやまち)、味処 大丸
創業60年を超える老舗和食店。
地元漁港や漁師から直接仕入れる魚介料理がいただけます。
おススメは新鮮魚介と小料理。名物は、地元漁港で揚がる槍烏賊(あしやんいか・一本槍)。
一品、定食、寿司と幅広いメニューがあります。
テーブルチェック。喫煙可(ランチタイム禁煙)。カード利用可。80席。
駐車場6台(店向かいスタンド横)。
営業時間11:00~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)。定休、火曜・第2水曜。

一品料理と地酒を気負わず楽しみたい日は、大丸へと足が向きます。
旬の短冊メニューが店内に貼られており、手元には定番メニューのしっかりしたもの。
定番メニューは頭に入っているので、今日も短冊を見てあれこれとオーダー。
佐賀出身の女将が選ぶ、地酒と一緒にいただくのが幸せ!

これからの時期は、一押し「芦屋 一本槍 活きイカの姿造り! 2500円~」
冬は殆ど揚がりませんが、春先から初夏に向けて出回るようになります。
これが食べたくて、今日はあるかな?
と思いながら通います。
天候が悪いと揚がらず、お客さんが多いと売り切れちゃう。
そんな烏賊が、そろそろ揚がり始めるので再訪レビューします(^^

やはり店の人気は、活きイカの姿造り。
持論ですが、烏賊は海から口に入るまでの時間勝負。
贅沢言わせていただくと、ストレスがかかってない烏賊は活きが良く美味しい。
大きな生簀で年中活きイカがある店でもギリギリの状態で生きてるのでは鮮度が高いだけなんですよね…
合わせて、鮮度を保つためと見た目で、クラッシュした氷を皿に盛る店も多いですね。
見た目は豪華になりますが、個人的には冷やさなくて良いと思うんですよ。
収穫したてのトマトを外気温でいただく旨さと同じく、活きの良い烏賊を水温のままで頂きたい。
烏賊の刺し身が氷の水分に触れるのも味が落ちると思うし、氷分のコストも上がる。
そんな私の勝手な思いの全てが叶った形の、活きイカの姿造りが食べられる、味処 大丸。
活き烏賊を他で食べる気がしないのです。
余計なことを言うとまた自分が食べられる確率が減っちゃう。でも一押しです(^^
他店ではあまり刺身で出ないエンペラーがパリパリで最高ですよ!

そして、活きイカの姿造りがない日でも、気落ちされることなかれ。
冬はカワハギと、ここのところ芦屋の漁港で揚がる鰆も良いです。
それ以外に、バックヤードに力があります。
先代のご夫婦が入られており、以前は店におでんカウンターがあったと聞く先代女将の「おでん」。
これは家族のお気に入り。メニューにあれば必ずオーダー。
それから、先代が1本づつ手焼きする「玉子焼き」。
これは私のお気に入り。サイズと味が絶妙!
出汁と塩と砂糖のバランスが良くて焼きたて。好きな玉子焼き県下三本の指に入ります。

日本酒は、女将が調達しており鍋島が常時あります。
最近、こちらで初めて飲んだのは大吟醸「NATURAL BONE 麗」。
花酵母使用の酒、花の種類によりそれぞれの特徴が楽しめるのも花酵母の魅力とか。
(花酵母は東京農業大学短期大学部 醸造学科で分離された酵母)
天吹酒造(佐賀県三養基郡)。アルコール17度。精製歩合40%。使用米 佐賀県産米100%。
香りよく、鍋島に飲み負けない感じ(^^

アットホームで美味しいものがいただける和食店。
今、年を通して一番伺ってる店だと思います。
今回、定番メニューの写真を全て貼りました。
前回レビューからの利用の写真もダイジェストで。

烏賊の季節がやってきます。
今年も楽しみです(^^
福岡県遠賀郡芦屋町(おんがぐんあしやまち)、味処 大丸
創業60年を超える老舗和食店。
地元漁港や漁師から直接仕入れる魚介料理がいただけます。
おススメは新鮮魚介と小料理。名物は、地元漁港で揚がる槍烏賊。
一品、定食、寿司と幅広いメニューがあります。
テーブルチェック。喫煙可(ランチタイム禁煙)。カード利用可。80席。
駐車場6台(店向かいスタンド横)。
営業時間11:00~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)。定休、火曜・第2水曜。

一級河川・遠賀川の河口、響灘に面する遠賀郡芦屋町。
玄界灘の新鮮な海の幸に恵まれた響灘沖は、西日本有数の槍烏賊の漁場です。
芦屋の漁港で揚がる槍烏賊は「あしやんいか」という名で親しまれています。
福岡ぎょれんが、県で「一本槍」という名前もつけ、只今Wネームのブランド烏賊です。
甘みがあり刺身向き。
冬は殆ど揚がりませんが、春先から初夏に向けてまた出回るようになります。
こちらの烏賊の鮮度とさばき方と卓上に出されるまでの時間は最短の部類。
今のところ、イカ釣り漁船で揚がりたてを船で食べたのは別として、ここ以上の食感の活き烏賊は食べていません。

改装後、店内が明るくなり利用者も目に見えて増えてます。
カウンター席、テーブル席、座敷、二階席と席数は多め。
メニューは、一冊にまとまったグランドメニューもありますが、常連は短冊メニューを見て旬モノを注文します。
女将の仕入れてくる地酒が好きで今宵も日本酒。なんて感じです。
我が家の大好きな鍋島が年通しでほぼあるので楽しみ。
鮮魚介と寿司はカウンター内で店主が、他の料理は女将と厨房で。先代ご夫婦も厨房でご活躍。
アットホーム感も良いところ。
写真は、昨年秋~今までのものを少し出します。

烏賊入荷の無いシーズンの最近は、釣りさばが美味しかったです。
それから芦屋漁港は、最近、鰆がよく揚がるそうで。
それに添えられていた塩は芦屋産。
芦屋シーソルトです。
高温平釜焚き独自低温乾燥。高質で栄養価の高い海水100%の天然素塩。
遠賀郡芦屋町のパルセイユ工房で作られていて一瓶100gで10000円(税別)。
高級塩ですね。サラふわのパウダースノー。塩辛さを感じませんでした。

シーズン終わりの甘さが増した昨年秋の烏賊写真も一枚。
エンペラーの食感が最高です。後づくりのゲソは天ぷらが好みです。塩焼きや生で食べる方も。
早くシーズンにならないかとやはり心待ち。

寿司は1貫から握って貰えるので、本鮪の刺身がメニューにあるのを見て、赤身4貫・中トロ4貫なんてお願いしてみました。
都市部の高級寿司店なら、店にも客にもジロリと見られそうな注文も、郊外の和食店ならではの良さ。
しかもなんて肉厚なネタ。幸せ!
またすぐに来ますね(^^

今日は、定休日が変更になったのを修正するためにレビューしました。
登録データーも変更しています。
福岡県遠賀郡芦屋町(おんがぐんあしやまち)、味処 大丸
創業60年を超える老舗和食店。
地元漁港や漁師から直接仕入れる魚介料理がいただけます。
おススメは新鮮魚介と小料理。名物は、地元で揚がる「あしやんいか」。
一品、定食、寿司と幅広いメニューがあります。
テーブルチェック。ランチタイム禁煙。カード利用可。
営業時間11:30~14:00、17:00~23:00、水曜17:00~23:00。定休火曜。喫煙可。80席。

週末は満席でお客さんを断らないといけないくらい忙しい大丸さんですが、平日の夜はお話出来る時間があります。
熊本の復興支援につながるオフ会をしたい旨話していたら、引き受けて下さると、若店主ご夫婦。
出来るだけ熊本食材を使ってくれますか?にお応えいただきました。
熊本の酒に水も揃えてくださって。会費制でのオフ会となりました。お酒込で6000円(税込)
コースメニューも特別に作って貰いました。

[熊本復興応援特別コース]
<おしながき>
・熊本産トマト 胡瓜とズワイガニのサラダ
・熊本産茄子の揚げ浸し
・熊本県産馬刺
・芦屋産一本槍ヤリイカの姿造り
・大丸特製 豚の角煮
・アスパラと海老の天ぷら
・タイのアラ蒸し
・冷製茶碗蒸し
・南関あげのおいなりさん 熊本産カッパ巻
・阿蘇ジャージー牛乳のかぼちゃプリン

[がんばろう九州 本日の熊本の名酒たち]
・花の香…花の香酒造 http://www.hananoka.co.jp/
・崇燻…瑞鷹酒造 http://www.zuiyo.co.jp/
・あその…山村酒造 http://shop.reizan.com/html/company.html
・蝉…通潤酒造 http://www.tuzyun.com/
・菜々 77…・瑞鷹酒造 http://www.zuiyo.co.jp/

熊本在住のレビュアーさんも駆けつけてくれて、7名での開宴です。
一杯目は熊本地震の早期復興を願って。
熊本震災のことを熊本レビュアーさんに聞きながら、熊本の食材に舌鼓。
隣県の出来ることからのエール。がんばろう九州。
機会を与えて貰って良かったですと言ってくださったお店と、参加くださった皆様に感謝します。
この日、参加の皆様とお店に阿蘇神社復興プロジェクトのサイダーをお土産に。
http://www.aso-sake.com/
忘れないように被災地に寄り添っていきたいですね。

(2016/05)
冬も通っているお店ですが、活きイカは安定して揚がってくる春待ちでした。
直近の訪問で、表にあるメニューで活イカ入荷を見てテンションmax!
今年の活きイカシーズンスタート!
今年最初の活きイカは、2150円~
「あしやんいか」と「一本槍イカ」とのダブルネームを持つ、芦屋のヤリイカ。
詳しい説明は「まとめ」ていますので、そちらでご覧ください。
(まとめ)http://tabelog.com/matome/3363/

今年最初の活きイカは↓こんな感じです(動画)。
https://www.youtube.com/watch?v=-6WxpdVaFJU&feature=youtu.be
写真は後造りのゲソ天。
後造りとはいえ、立派な一品ですよね。鮮度抜群なプリプリのゲソ天です。
鍋島 隠し酒とともに、嗚呼、口福。(隠し酒は、現在もう品切れとか)
写真を数枚追加しました。

(2015/11)
相変わらずヘビロテしております。
改装前と同じように、その日のメニューが短冊になり、カウンターに座る私としては、またそこしか見ない日々。
ちゃんとグランドメニューの冊子はあるのにですね。
大丸と言えば、やはり後づくりまで楽しめる活イカの姿づくり。
秋~春は漁の関係で食べられる日は少ないのですが、揚がっていれば身の厚い「ぶどう期」なのでおススメです。
その秋ぶどうを食べてきました。甘くて絶品でした。その他も夏~最近までの写真貼ります(^^
冷やおろし時期の地酒も最高でした。若女将のセレクトを楽しんでます。

・活イカの姿づくり 2500円…この時期は身が厚く甘い、入荷してたら食べるべし。
・川蟹(一匹) 400円
・酢がき 500円
・炒りぎんなん 450円
・さんまの塩焼 700円
・とり軟骨の炒め 450円
・甘鯛の煮付 650円
・フライ盛合せ 750円
・特上にぎり 2200円…定番メニューです。寿司専門店ではないですが、たまには食べたいビジュアルの特上!

・純米大吟醸 辛口 久保田(30周年特別酒) 1100円…まさに旬な感じですね。先般のパーティーを思い出します。
 http://tabelog.com/rvwr/000074957/rvwdtl/2230545/
・純米大吟醸 鍋島本丸(佐賀) 1200円
・純米バリ辛口(生) 西の関 萱島(大分) 700円
・純米超辛口 船中八策(四国) 700円

近くに欲しい店が、近くにある。勿論、通ってしまいます。
地酒と旬素材の和食。良いお店です。
フェイスブックに本日のおススメが出るようになりました。
https://www.facebook.com/ajidokoro

(2015/05)
2015年4月4日、新装オープン!
2ヶ月の改装期間を待っていた常連さんで賑わっています。
料亭のように綺麗になりました('-^*
新装オープン後の訪問写真を追加します。

・芦屋産アワビ 1600円/100g
・焼そら豆 550円
・トコブシバター焼 1100円
・本マグロ 赤身刺 750円
・アスパラの天ぷら 550円
・赤ナマコ 550円
・手作りコロッケ 580円
・親子丼 650円

・前 純米吟醸 680円
・万齢 純米吟醸 無濾過生原酒 680円
・能古見 純米吟醸あらばしり 780円
・鍋島 あらばしり生酒 780円

(2014/11)
一級河川「遠賀川」の河口、響灘に面する遠賀郡芦屋町(あしやまち)。
玄界灘の新鮮な海の幸に恵まれた響灘沖は、西日本有数のヤリ烏賊の漁場。
ここのヤリ烏賊は「あしやんいか」という名で親しまれています。甘みがあり、刺身向き。
「あしやんいか」の名前は、2001年に芦屋町が地元の漁港に水揚げされる「ヤリ烏賊」の名前を募集し、地元小学が応募した名前が採用されました。
そんな背景があり、町内は「あしやんいか」を提供するお店も多く味処 大丸もその一店。
芦屋町にはJRが通っていません。近くの駅はJR折尾駅か遠賀川駅。そこからバスになります。
お店は正門通りの商店街。車の方は、お店の道路斜め向かいに駐車場があります。

約1年ぶりに更新します。
1年分の写真の中から抜き出して写真を貼りました。
写真の方へ説明を入れてます。

初めてのお客さんは手元のしっかりしたメニューを見て、常連はカウンター前にある短冊の今日のメニューを見ます。
今日のおススメの短冊から数品と若女将おススメの地酒。
この時間が気に入っておりまして、週1までとはいかなくとも、行かない月は無い店。
家からの距離もありますし、烏賊が通いのポイント。
色んなお店で「活き烏賊」を食べますが、こちらのお店のものが一番良い状態で食べられます。
漁港から水槽に入っている烏賊は、入りっぱなしではなく鮮度抜群。
若主人が目の前で水槽から烏賊を取り、造りにして出されるまでの時間が短い。
年を通して置いてある烏賊ですが、天候により漁で揚がらない日は無し。
水っぽくならないように調理された烏賊は濃厚で甘く、エンペラーはパリパリです。
エンペラーまで造りで出される店は少なく、私の行くお店ではここだけ。この食感は味わっていただきたい!
余分な装飾をしないシンプルな活き烏賊の造り。後造りでゲソは塩焼きや天麩羅に。これも旨い肴です。
若いご夫婦を中心に先代夫婦と運営されている個人店。
若夫婦の企画されるイベントが微笑ましいです。

(2013/10)
家族が大の贔屓で、通ってます。
活き烏賊で地酒が飲みたくなったら、迷わずこちら。
季節の小料理をいただきながら、至福に浸れる街の和食店。
二世代ご夫婦でのアットホームな雰囲気も良いです。
今年の夏~秋にいただいたものを写真に追加しました。二つの季節が混ざってます。

・イカの姿造り 1800円…刺身の後造りは希望で。いつも天ぷらにして貰ってます。
・さんまの塩焼 550円
・松茸の土瓶蒸し 1050円
・さばの刺身 1050円
・しまあじ刺身 850円
・鮑 グラム1600円…大きめのものを半分刺身で。角もヒモも生で。半分はバター焼きに。
・鱧の天ぷら 630円…北九州と近郊は大分中津の鱧が大半です。美味しかった。
・手焼き 玉子焼 500円
・福田さんのぷりん豆腐 350円(福田さんは同じく芦屋町の豆腐店です)
・焼なす 350円
・手作りコロッケ 520円
・フライ定食 850円

・寒北斗(福岡・純米) 600円
・繁桝(福岡・純米辛口) 500円
・鍋島(佐賀・純米吟醸) 700円
・黒霧島キープボトル 2100円
・生ビール キリン一番搾り 中ジョッキ 550円
・食後のコーヒー 210円

カウンターに座り一品を1つ2つとって、一人でお酒を飲まれるサラリーマンから、
座敷に小さな子供さん連れで楽しむご家族まで。
各層の憩いの和食店となっているお店です。
また今週も訪問してきます♪
今は、さんまの塩焼や土瓶蒸しで、秋食材を満喫しております。

(2012/07)
気づけば前のレビューから3年経ってますね。
ヤリ烏賊(ケンサキ烏賊)の地域ブランド「あしやんいか」が食べられるお店なので、時期になるとパリッパリ食感の烏賊が食べたくなって訪問します。

看板を確認!本日「あしやんいか」入ってます。
店内に入るとカウンター席。それを囲むように小上がりの個室。2階には広い宴会場。
カウンター席は半分埋まり、小上がりは満席。
カウンター席に座り、まず目的の「あしやんいか」をオーダー。
今日の烏賊は小ぶり。
一杯1300円也。

<いただいたメニュー>
・イカの姿造り 1300円
やっぱりこれ!本日、小さめということで格安!
活き烏賊の刺身は甘く、水揚げから時間の経たないイカは絶品。
エンペラーの刺身がパリパリの食感です。イカ好きの方に一押し!
ゲソは天ぷらにして貰いました。
・牛たんの塩焼き 1200円
鮮魚がメインのお店ですが、美味しい牛タン!良い厚みです。アラ塩と葱でいただきました。
・焼なす 350円
・小魚の南蛮漬け 350円…この日は「きびなご」!
・じゃこおろし 350円
・鉄火巻 850円
・イカ月見丼 950円
お店の名物。新鮮な活イカの下には、イカゲソをミンチにしたものが敷いてあります。
ミンチは珍しいですね。ゲソの食感はしません。
特製タレがかけてあり、そのまま混ぜていただきます。

<いただいたお酒>
・一番搾り 樽生 (中) 550円
・ハイボール 420円
・冷酒 壱乃 越州 300ml 850円(新潟)
・スパークリング清酒 澪 1050円(300ml)
・ホッピー割 420円
ホッピーは遠賀郡初上陸なんですって。お酒の幅も広く楽しめます。

この日、単品の好きなものと、お酒の好きなものをいただいて一人5000円内。
二世代のご夫婦で運営されているお店の中心として、カウンターの中で調理されてるのは三代目の若主人。
寿司・会席・一品料理と幅広い料理メニュー構成。
家族利用も多く定食も人気のようです。
イカが絶品。美味しかったです、ご馳走様でした。

芦屋町観光サイト“「あしやんいか」の食べれるお店”
http://ashikan.jp/gourmet/index.html

(2009/06)
遠賀川の河口両岸に町域がある芦屋町。町の北側は玄海国定公園に指定されていて響灘に面します。
港ではイカ釣り漁船が出ており、ヤリイカが捕れます。このヤリイカは、佐賀呼子へも送られているようです。
その活きの良いヤリ烏賊料理が人気のお店、味処 大丸
地元漁港の漁師さんから直接仕入れをされていて、新鮮な魚介類を使ったメニューが充実しています。
老舗和食店です。美味しいイカとお酒がいただきたくて立ち寄りました。

・イカの活きづくり
 1800円だったと思います。透き通ったイカ!コリコリ以上のパリパリ食感です。幸せな気分。
 生きているゲソは、好みの調理法にして貰えます。天ぷらにしてもらいました。
 これまた、サクッとした衣で美味しい。
・時価アワビ
 今日は小ぶりで2400円。刺身でお願いしました。歯ごたえが良いのに柔らかい。
 肝も最高です。
・日本酒 
 リストに喜多屋のしずく搾り大吟醸がありオーダー。一杯900円。
 他店には無さそうな銘柄もあります。
・一品もの
 すじこんと手作りコロッケをオーダーしました。
 すじこん450円。一度焼かれているのでしょうか、とても香ばしいすじこんで美味しかった。
 コロッケ520円。表面のサックリ。美味しい手作りです。
・イカ月見丼
 オススメです。950円で、お吸い物と漬物が付いてます。新鮮な活イカがたっぷり使われます。
 中央に生卵の黄身、上には海苔とシソ。
 イカの下に薄紫色のものが敷かれていますが、これはイカゲソをミンチにしたもの。
 サザエの胆ソースなども使った甘辛系のタレと合わせてあります。
 醤油はかけずにそのまま混ぜていただく!これハマります。ここでしか食べられません。

今日は、お酒が入って一人5000円を切りました。手頃です。
一階にはカウンターと、半個室が二部屋。二階は100名入る宴会場があります。
二世代でお店の切り盛りをされていて、今日は若主人が見送ってくれました。
ご馳走様でした!美味しかったです!

  • 活イカの活造り 2150円~を特別に1杯分握りにして貰った日
  • 天ぷら盛合せ 950円
  • 純米吟醸(隠し酒)裏鍋島 850円

もっと見る

10位

かじしか (中洲川端、天神、呉服町 / 居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2017/01訪問 2017/02/06

【緊急】博多屋台の直面する危機◆かじしか

福岡市博多区中洲中島町1、かじしか
2010年10月10日開業の人気博多屋台。
2016年4月23日、従来の場所からほんの少し移転。昭和通りへ。
営業時間19:00~翌26:00(L.O.25:30)。12席。
定休、日曜・天候不良時(祝日要確認、月曜が祝日の日曜は営業している場合あり)。

全国の皆さま。
福岡・博多と聞けば、続く連想の中に「屋台」は入っていませんか?
福岡市の観光資源にもなっている屋台が今直面していることがあります。
当事者でない場合は特に色々書かないことにしているのですが、今回ばかりは意見を述べます。
大好きな屋台が、3月末をもって廃業に追い込まれようとしています。
人気屋台「かじしか」がです。
綺麗な食材の女性大将の屋台です。人の輪を広げてきた屋台です。
全国にもファンの多い、観光にも一役買ってきている屋台です。
情報源はマイレビュアーさま。早速屋台に行って確認してきました。
本当でした。このままでは3月末で廃業です。
屋台で行っていた署名をしたものの、このままでいいのか?と悶々としてます。

↓福岡市に寄せられた市民の声です。
http://shiminnnokoe.city.fukuoka.lg.jp/keizai-sangyou-kankou/1622001291000.html
私は福岡市民ではないですが、福岡県民として同じ気持ちです。
多くの人がそう思っているのを声にして伝えなければ、行政には届かないと思いました。

夜の営業ですし綺麗ごとばかりじゃないでしょう。
市民の苦情も全くないわけではないでしょう。
ルールとマナーを守らない屋台は言われてしかるべきでしょう。
でも、その対策が主の行政だと、簡単に文化の火が消えてしまう…

つい数年前まで、地元の北九州・小倉の旦過に小規模ですが屋台が出てました。
衛生上と聞いてますが、そばに店を持つ1軒の屋台は水道があることで残り、その他は消えました。
消えた屋台を惜しむ声は未だ多く、消えた屋台は豚骨臭さえ放っていない、おでん屋台でした。
今も、そのことは残念なんです。

今回、観光のための屋台は新規参入が許されています。
条件が整えられるお金を出せる先は、ビジネスチャンスがあるのです。
文化を作ってきた人たちは廃業を余儀なくされ、出来上がった文化の上に、行政の都合の良い形で外から迎え入れ。
釈然としないのは私だけではないはず…
福岡市へ抗議文を送らせて貰いました。

以下、ここ半年の間に利用した写真を貼りました。
<フード>
・博多のネギ 250円
・大将のトン足 650円…パリとろ食感塩味の一押し!
・レタス明太チーズ 330円
・糸島スウィトコーン 500円
・長なす 250円
・うずら 150円…生の鶉の卵を焼いてます。殻ごと食べる逸品。
・太刀魚 400円
・雲仙ハム 250円
・鰯 280円
・アスパラ 250円
・夏野菜とベーコン 250円
・金柑 200円…柑橘のほうの金柑のベーコン巻きです。
<ドリンク>
・スパークリングワイン(バルディビエソブリュット) ボトル 3000円
・焼酎ハイボール 400円…お気に入りで何杯もコレだけ飲んでたりします。
・大将お奨め麦焼酎 壱岐の島 500円

廃業の話が出る前に撮らせて貰っていた、かじしかショーケース。
(動画) https://www.youtube.com/watch?v=LJ-M_Ln7vhg&feature=youtu.be

こうして書いていても、かじしかが廃業に追い込まれるなんて!とそちらの思いが先に…
行政はリスクを排除。そのリスクを屋台の一個人が受けるのは如何かと思ってしまいます。

(ネットニュース)
http://www.data-max.co.jp/281220_dm1718/
http://www.data-max.co.jp/281221_dm1718/
http://www.data-max.co.jp/290127_dm1718/
福岡市博多区中洲中島町1、かじしか
2010年10月10日開業の人気博多屋台。
2016年4月23日、従来の場所からほんの少し移転。昭和通りへ。
営業時間19:00~翌26:00(L.O.25:30)。12席。
定休、日曜・天候不良時(祝日要確認、月曜が祝日の日曜は営業している場合あり)。

Au Bord d'Eau Fukuoka(オ・ボルドー・フクオカ)を出て、那珂川沿いを歩き昭和通りへ向かう。
天気の良い日の夕暮れ。
風が気持ち良く那珂川沿いの景色もとても良い感じ。
西中島橋を風を切って渡る。
横断歩道を渡り、昭和通りの屋台数軒の前を通る。
隣の屋台はKENZO。焼きラーメンで有名になった屋台ですね。
そして目的の屋台、かじしか
前々から来たいと思っていましたが、マイレビュアーさんと約束していて中々タイミングが合わずに今日に。

博多をイメージさせる白い大暖簾が、風を受けふわりと靡く。
ベンチ席がコの字に囲う中心にネタケースとその後ろに調理場。
他の屋台とは違う、どれも食べてみたい丁寧な下ごしらえの串ものなどがケースに並び、テンションが上がる。
上巻貝、真鰯、甲いか、博多のネギ、トマト、ぶどう、明太子、和牛(佐賀牛)、黄にら、ししとう、ズッキーニ・ベーコン、アスパラ。
本日のショーケースのネタたち、良い顔してます(^^
可愛い大将(娘さん)とキリッとした小大将(お父さん)、アジア系のお手伝いスタッフさん。
開店時間に予約を入れて貰っていました。
席は予約で満席に。
小大将が何処から来られたお客か聞きながら、満席の店内に紹介を。
狭い空間で隣と触れる距離のベンチ。
小大将の計らいで一体感が生まれます。
一緒になった屋台客。地元は私達だけ。
左隣は沖縄の紳士が仕事で来福、単独利用。右隣りは長崎の旅行中の女の子がペアで。

メニューは本日のおすすめが一枚。
大きく2つに分かれていて、旬魚貝串と旬菜巻串。
ドリンクメニューが別に一枚。
ビールはエビス小瓶が500円。
焼酎400円~
シャンパンボトルも置いてありますね(^^
ソフトドリンクは300円。
色々いただきましたが、写真の写りが綺麗だったもの良だけ上げますネ。
次回が必ずあるから。
ブレたので出しませんが、名物の殻付きで食べる、うずらの卵は想像以上に美味しかったです!

◆焼酎ハイボール 400円
ハイボールで乾杯してスタート。
焼酎割りはスッキリしますね。
◆トマト 200円
◆ぶどう 200円
嬉しいネタです。
トマトもぶどうも毎回絶対注文することになると思います。
◆レタス明太チーズ 330円
定番のメニューだそうですが、お酒にも合いますしおススメ。
◆真鰯 280円
旬の魚は絶品。
屋台で出される質を超えているかと。
◆博多のネギ 250円
元気の出るネギをたっぷりいただけて、これも外したくないメニューです。
◆ヨーグルト梅酒 600円
デザートがわりにいただきました。コックリとした喉ごし。

ゆっくりと制限時間まで居たかったのですが、帰宅時間。
ご一緒していたお二人を残しお会計!
次はトン足も食べたいし、ラーメンも!
季節のものも期待しております!

「福岡博多で一番人気を目指す」
お店のFBにそう書かれています。
福岡市内の路上で営業する屋台数は120~130店らしいですね。
これは全国の屋台(移動販売を除く)の約40%。
そのほとんどが博多区中洲・中央区天神・長浜地区など市内中心部に集中しています。
一番。目指さないとそうはなれませんし、宣言されているのですから潔さが心地良いです。
屋台は好きでちょいちょい覗きますが、こちらは抜きん出ていますよ。
予約が取りづらい人気屋台ですが、また訪れたいと思う魅力あり。

それにしても屋台数も多いですが種類も多岐にわたる福岡の屋台。
定番のラーメンに、おでん、もつ鍋、焼き鳥、鉄板焼き、天ぷら。
カクテル専門屋台、西洋料理専門屋台・沖縄料理専門屋台。
食品衛生上、非加熱の食品は置いてはならないことになっていることは共通ですね。
行政による規制との戦いの歴史もありますが、福岡市の観光資源、屋台。
営業時間外は近くの月極駐車場に置かれている屋台が、夕方になると引き屋が牽引し、所定の場所へ移動し固定。
電気は屋台を営業する場所に専用の電源、水道は近くのビルと契約、ガスは自前のプロパンガス。その形態が多いよう。
屋台の準備時間から福岡の夜が始まり、その光景を見ているのが好きです。

  • 鰯 280円
  • 大将のトン足 650円
  • 店内

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