那覇市内の沖縄そば専門店・お気に入りの10軒(+番外編)

那覇市内の沖縄そば専門店・お気に入りの10軒(+番外編)

 この10年くらいで那覇への出張が100回近くになり、100軒程度のお店で沖縄そばを食していました。その中から、個人的なお気に入りの沖縄そば専門店10軒(+番外編)をセレクトしてみました。

更新日:2023/04/16 (2015/01/02作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる6226の口コミを参考にまとめました。

那覇市内の沖縄そば専門店・お気に入りの10軒

 この10年くらいで那覇への出張が100回近くになり、100軒前後のお店で沖縄そばを食していました。
 その中から、那覇市内でお気に入りの沖縄そば専門店10軒をセレクトしてみました。
 尚、これらの他に、専門店ではなくても美味しい沖縄そばをいただけるお店があること(しまぶくろ、吉﨑食堂、ゆうなんぎいetc.)を申し添えておきます。

※ 独断で&大胆に、沖縄そばを以下の3つに分類してみました。あくまでザックリした傾向なので個々には一致しない要素もあることはご容赦ください。血液型の傾向は相当いい加減です。

【硬派】麺=ストレート&硬め スープ=かつお優位
 → ラーメンなら魚介系、うどんの出汁にこだわりあり(麺はうどんっぽくないです)、といった方にオススメ。血液型でいえばA型向き。
 代表店:とらや、首里そば、すーる、エイブン

【中間派】麺=やや縮れで中華そばっぽい スープ=かつお&豚骨のバランス系
 → 中華料理店の中華そば好きの方にオススメ。一番イメージ通りの沖縄そばなので、最初に食べるにはこちらが無難。血液型でいえばO型向き。
 代表店:すーまぬめぇ、どらえもん、こどら、すばや

【軟派】麺=縮れ&柔らかい スープ=濁り系
 → 個人的には優先順位が下がるので、どういう方にオススメできるかはなんとも言えない。血液型でいえばAB&B型向きか。
 代表店:てんtoてん、てぃあんだー、大東そば

(10) 首里 ほりかわ

首里 ほりかわ

<No.10>
 オシャレで雰囲気のいいお店です。
 クセがなくて食べやすいそば、セットにすると沖縄の定番料理も一緒にいただけるので、首里城観光の際にはベストチョイスの1軒といえるでしょう。
 いいお店なのですが、沖縄そば好きが足繁く通うには、ちょっと洗練され過ぎちゃっているかな。

【中間派と軟派の中間】

(9) しむじょう

しむじょう

<No.9>
 末吉公園近くにある人気店です。
 文化財に登録された赤瓦の古民家で、「わ」ナンバーの目立つ、いかにも観光客向けのお店。
 でも、普通に沖縄そば屋としてみても、ちゃんとしたものを食べさせてくれるお店です(値段は少々高めですが)。スープのバランスがよく、細麺ながらコシのある麺も美味しい。同じ方角の有名店だと、御殿山よりこちらを推します。

【硬派と中間派の中間】

(8) 天妃そば

天妃そば

<No.8>
 ゆいレール旭橋駅or県庁前駅から徒歩圏内の便利な場所にあるそば屋です。
 観光客はあまり行かない方角にあり、目立つお店ではありませんが、オーソドックスな沖縄そばはレベルが高い。
 しっかりと歯ごたえのあるストレートの細麺、ツンとしたカツオ出汁に適度に豚骨のコクが加わった旨味のあるスープ、ソーキも含めて手抜きがなく、バランスも良くて美味しいおそばです。

【硬派と中間派の中間】

(7) すぅ~ぎぃ~じぃ

すぅ~ぎぃ~じぃ

<No.7>
 看板メニューの「すぅ~ぎぃ~じぃそば」は、ビジュアルにおいしさが表れています。温かいそばの上にフワリと浮かぶように立つ、白髪ねぎ、針生姜と削り節。丁寧な仕事は一目瞭然です。
 特に秀逸なのが三枚肉で、ジューシーでとろみのある食感と炙り肉特有の旨味は、そばのトッピングの三枚肉のレベルを明らかに超えています。
 追いわさびを投入するなど和テイストの印象も強く、とらやみたいなストレートの細麺で食べてみたい気もします。

【中間派】

(6) 宮古そば SAIGA

宮古そば SAIGA

<No.6>
 壺屋にある比較的新しい宮古そばのお店です。
 自分の好みからはやや外れるタイプのそばですが、とにかくスープが旨い。自家製麺も肉もトッピングも手が込んでいて、宮古そばを極めようという意図が伝わってくる一杯です。
 ワンオペの小さなお店ですが、これからランクアップしそうな期待も大です。

【中間派】

(5) オキナワ ソバ エイブン

OKINAWA SOBA EIBUN

<No.5>
 透き通ったスープ、ストレートの細麺は、お気に入りの「とらや」を彷彿させるものがありますが、とらやに比べるとスープはやや大人しめ、とらやのスープの酸味が気になる方には、こちらがフィットするのでは。
 しっかりと歯ごたえのある麺は好みのタイプで、三枚肉がまた美味しい。薄味のスープに三枚肉の濃いめの味が際立って、よいコントラストになっています。
 沖縄の海を思わせる色合いの丼もとてもセンスがいい。

【硬派】

(4) 琉球茶房 すーる

琉球茶房 すーる

<No.4>
 かつて糸満にあった沖縄そばの人気店、「淡すい」仕込みのそばがいただけるお店です。
 以前は麺を淡すいから取り寄せているとのことだったので、閉店してしまった今、どうしているのか未確認ですが、スープについては、動物系ゼロでかつおと昆布だけで出汁をとっていた淡すいのスープを、若干アレンジしているとか。
 ちなみに、ゆしどうふもかなり美味しいのでおススメです。

【硬派】

(3) すーまぬめぇ

すーまぬめぇ

<No.3>
 那覇市内の有名店の1つ、すうまぬめぇです。
 豚骨の甘みを感じるバランスの良いスープ、コシのある麺は、オーソドックスな路線でありながらどちらもハイレベルで、観光客だけでなく、地元の方にも人気が高いようです。
 那覇でどこか1軒ということなら、こちらを選んでおけば間違いありませんが、個人的にはかつお出汁が前面に出てくる、とらや、首里そばのほうが好みかな。

【中間派】

(2) 首里そば

首里そば

<No.2>
 那覇市内では、おそらく3本の指に入る有名店(てんtoてん、すうまぬめぇ、首里そばが、一般的なトップ3かな?)ですが、こんな沖縄そばがあるのか、と衝撃を受けました。
 内地ではまず食べることができない類の沖縄そばで、かつお出汁が効いた透明度の高いスープ、太さにバラツキがありコシのある硬めの麺ともに、私にはビンゴでしたが、麺は好き嫌いが分かれるみたいなので、好みに合わないこともあるかもしれません。

【硬派】

首里そば 県庁店 (すいすい) - 県庁前/沖縄そば [食べログ]

県庁の地下に支店があります。

首里の本店は、手打ちで数量限定とのことでお昼過ぎにはなくなってしまいますが、こちらの支店だと少々遅い時間でも食べられるのがちょっと不思議。

(1) とらや

とらや

<No.1>
 那覇の「推し麺」No.1です。
 かつお出汁の効いたスープ、コシがあって独特の香りがする木灰そば、どちらもハイレベルな上に、相性も抜群。ビジュアルも美しく、非の打ち所がありません。
 首里そばに近い食感ですが、こちらのほうが麺にクセがないので、誰にでも食べやすいそばではないかと思います。
 沖縄(三枚肉)そば、本ソーキそばの2種類がありますが、スープの旨味を味わうには、ソーキが別皿になる本ソーキそばがおススメ。

【硬派】

とらや

玉那覇ウシ商店

玉那覇ウシ商店

<番外編・その1>
 沖縄らしさ全開のお店をご紹介。
 クリッとした麺は自分の好みのタイプではないので、残念ながらベスト10には挙げられなかったのですが、かつお出汁がよく効いたスープの味は上々。
 それにも増して、ナイチャーの理解を超えたこの店名や、駐車場に隣接した小屋のような建物の謎を探りに、沖縄の魅力にはまってしまった方には、是非訪れていただきたい1軒です。

【中間派と軟派の中間】

てんtoてん

てんtoてん

<番外編・その2>
 以前はランキングに入れていた、那覇市内屈指の人気店ですが、訪問から時間が経ち記憶が薄れてしまっていることから、コメントは残して一旦ランク外とさせていただきます。

- 以下コメント -
 那覇市内で人気No.1といえば、おそらくこのお店が挙がることが多いのではないでしょうか。
 沖縄そば食べ歩きの初期に訪問し、独特の雰囲気や品の良さに感激したことは覚えているのですが、その後、とらやや首里そばに衝撃を受け、こちらのそば自体の印象はやや薄れてきてしまいました。独特の縮れ麺はやや変化球なので、沖縄そば自体の旨さを楽しむなら、とらや、首里そば、すうまぬめぇを推します。

【軟派】

どらえもん 国際通り店

どらえもん

<番外編・その3>
 以前はランキングに入れていた店ですが、消してしまうのは惜しいので、コメントを残しておきます。

- 以下コメント -
国際通りを歩いていて沖縄そばが食べたくなったら、ここに入っておけば間違いなし。現地ならではの雰囲気の中で、沖縄そばらしい沖縄そばをいただくことができます。
麺の中に三枚肉が埋もれている宮古そばは、ここに来たらぜひ味わいたい一品です。

【中間派】

こどら - 壺川/沖縄そば [食べログ]

「どらえもん」のこども(どらえもんの店主さんの娘さん?)にあたる「こどら」が壺川にあります。

親とはちょっと雰囲気が違い、京風ラーメンとかを思わせる上品なスタイルの沖縄そばですが、「どらえもん」のDNAを感じる味の良さです。

だるまそば

だるまそば

<番外編・その4>
 以前はランキングに入れていた店ですが、消してしまうのは惜しいので、コメントを残しておきます。

- 以下コメント -
 観光客向けのお店が中心になったこのランキングの中で、ここだけはちょっと異色の存在です。外観・内観はもとより、客層も地元感たっぷりのお店。
 固めでコシのある麺が自分的にはストライクでしたが、スープがラーメンに近いような濃厚さで、やや辛い印象です。
 基本的にはそば屋のはずなのですが、自分以外のお客さんは全員みそ汁定食を食べていました。

【硬派と中間派の中間】

けんぱーのすばやー

けんぱーのすばやー

<番外編・その5>
 以前はランキングに入れていた店ですが、消してしまうのは惜しいので、コメントを残しておきます。

- 以下コメント -
 本格的な食べ歩きを始める前だったので、やや記憶が曖昧になってしまっていますが、透明なスープのシンプルな沖縄そばに、本場で食べるものは違うなぁ、と感じたことを覚えています。
 軟骨ソーキは別皿ですが、これを投入すると、スープのコクと甘みが増します。

【硬派と中間派の中間】

安里そば

安里そば

<番外編・その6>
 以前はランキングに入れていた店ですが、休業(閉店?)してしまったようなので、番外編に移しました。

- 以下コメント -
 新しいお店で食べログのレビューも少ないですが、センスのよいハイレベルなお店です。
 スープはやや甘めで、歯ごたえのあるストレート麺との相性もよく、オーソドックスなタイプの沖縄そばを繊細に仕上げたという印象です。
 牧志の駅前で立地もよいのですが、営業日&営業時間が限られているのが玉に瑕。

【硬派と中間派の中間】

← 正確には確認できていませんが、先日近くを通ったらお店が変わっているように見えたので、閉店してしまったのかもしれません。

うかじそば 那覇新都心店

うかじそば 那覇新都心店

<番外編・その7>
 以前はランキングに入れていた店ですが、閉店となってしまったようなので番外編に移しました。

- 以下コメント -
 かつお出汁のパンチが効いた透明度の高いスープ、ストレートでコシのある麺ともにハイレベル。針生姜の上に鰹節をふわりとのせたトッピングが斬新です。
 そば自体は高く評価しているのですが、豚骨ラーメンやつけ麺もやっていたり、丼やカレーと沖縄そばのセットもあるファミレス的なメニューが、やや残念でした。

【硬派】

琉球麺 茉家

琉球麺 茉家

<番外編・その8>
 究極の沖縄そばの店。商売でやっているというより、場所も含めて研究所みたいな感じです。
 カーナビをセットして(そうしないとまずたどり着きません)、気合いを入れて訪問しましょう。

→ 西原から浦添→本部に移転していますが、移転後も行きにくい場所なので、未訪問の状態です。

ニシムイそば

ニシムイそば

<番外編・その9>
 以前は那覇の中心部から車で30分くらいかかる場所にありましたが、少し前に那覇市内・古島駅の近くに移転しました。
 移転前に食べた「ニシムイそば」は、動物系のスープとしてはイチ推しでしたが、移転後の味は未確認。移転後に登場した「古島そば」は、鰹の香りや麺の食感が、推し麺No.1のとらやに似ているように思います。「ニシムイそば」の味を再確認できれば、ランキング入りも。

 冬瓜がとても美味しいです。

いしぐふー 前島店

いしぐふー 前島店

<番外編・その10>
 ネクストブレイク候補として一押しのお店だったのですが、残念ながら建物の老朽化で閉店となってしまいました。
 再開を期待しています。
 
 以下、No.4として紹介していた時のコメントです。
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 沖縄に10店舗弱を展開する「いしぐふー」ですが、本部が統括するチェーンではなく、暖簾分けにより各店の店主の個性が表れたユニークな形態のお店です。
 こちら前島店は、新鮮な島野菜とあぐーのしゃぶしゃぶが特徴で、純粋なそば専門店とはやや異なりますが、あぐー出汁で食べるそばもハイレベル。
 かつお出汁&ストレート麺好きの自分の嗜好とは対極にあるはずなのですが、スープは透明度が高くて雑味がなく、小麦感たっぷりの麺との相性が抜群です。
 お昼に食べた「黒マー油そば」も絶品で、どの位置に置くか悩ましいところですが、まずはそば専門店トップ3の次とし、今後他のメニューを楽しみながら、ランキングを見直していきたいと思います。

【中間派】

※本記事は、2023/04/16に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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