TOMITさんのマイ★ベストレストラン 2015

TOMITのくいだおれレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年もほとんどの店は変わっていないと思うが、小林シェフが東京に戻ってきてくれたのは信者としては一番嬉しい出来事だった。一方、結局閉店までに伺えなかったのだが、京都の桜田さんが閉店してしまったのは一番悲しい出来事だった。個人的には、今年は意図的に台東区利用比率が増やした。家の近くにゴローゾやPinzoと言ったハイクオリティの店がオープンし、課題だったイタリアンも充実してきた。台東区、とりわけ浅草、蔵前エリアに出店すれば、TOMITがすぐにレビューをUPするので立ち上がりがはやいと、才能ある料理人が出店エリアとして我が家からの徒歩圏内を検討してくれるようになって欲しいと心から願っている。

レストランの二極化が進んだ年だったような気がする。とりわけ、和食店の値上げが目立ち、2割3割ならかわいい方で2倍、3倍になる店も少なくない感じだ。私が割烹に通い始めたのは20年位前。その頃は15000円でもデフュージョンと言われていた時代だ。その後1万円和食が出てきて、1万円和食の時代が15年以上続いた。そのおかげで多くの店を利用できるようになったし、逆に和食の料理人にとっても松茸や蟹の素材のクオリティに頼らず創意工夫で美味しい物を出すと言ういい意味でクリエイティビティが磨かれた時代だった様に思う。和食のグローバル化を考えた時に、素材勝負ではなく、普通の食材を和食の技法で美味しく食べさせる方向性は間違っていないと思うし、美味しい椀物、煮物をそれほど高くない価格で食べさせてくれる店を応援したいと思う。

マイ★ベストレストラン

1位

第三春美鮨 (内幸町、新橋、虎ノ門 / 寿司)

7回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2020/08訪問 2020/08/13

9月末で廃業!娘にとってはおそらく初めてで最後になってしまうであろう長山さんのにぎり

7月21日にフェイスブックで長山さんが9月末で廃業するってこと大久保さんの投稿で知り、動転して電話した。今、平日名古屋だし、このまま会えないままになっちゃうんじゃって思ったら、今年はお盆休みを短くするっことで今日の昼家族で伺えた。娘は部活で行けないって話だったんだが、ちょっと早めに終わりそうと言う事だったのでめでたく3人で。娘は7年前に一度、第三春美で食べた事はあるのだが、土曜日に川島さんが握っていた時だったので長山さんに会うのは初めて。

私はたっぷり、妻と娘は軽めでお願いした。星鰈 昆布〆、イワシ、赤身、真鯵、イクラ、キス、茹で上げのでっかい天然車海老、コハダ、ホッキの紐 炙り、ウニ、平貝炙り、蝦蛄、穴子、北寄貝炙り、手巻の鉄火巻き、出汁巻。

このシャリ、このにぎり、このネタ、全てがずっとずっと食べ続けてきた私にとっての最高だった。さいとうで食べても水谷で食べても私にとっての最高で基準は長山さんで変わらなかった。25年位前に初めてこの店を知って、当時はオフィスも近かったので毎週長山さんのにぎりをランチで食べさせてもらって、ネタの旬を教えてもらった。魚はもちろんだが、貝や山葵、海苔についても教えてくれる人は他にいなかった。長山さんがいて、長山さんに色々教わることが出来たから、だからニューヨークに行っても、シェフたちに大切にしてもらう事が出来た。私にとっては、原点であり全てである長山さんの店がなくなってしまう事は自分にとっての料理に対する情熱の多くが失われるような感覚でその喪失感は半端ない。これから迷った時にはどこにいけばいいのか?

長山師匠、本当に寂しいです。長い間食べ歩いているとまだ自分が若かった頃可愛がってくれて色々教えてくれた料理の師匠たちが引退していく姿を何度も何度も繰り返し見ることになるというと悲しい未来しか想像できず、ただ涙です。

あんずと海苔をいただいた。
悲しすぎて一緒に写真を撮ってもらう事も出来なかった。
フェイスブックで第三春美鮨で大量キャンセルがあったと知り、早く終わった宴会の後に伺った。

店に着くと先客が3名ほどで内1名は私と同じようにキャンセル情報で来たそう。私の後に3名が入店したが、満席にはならず。久しぶりに来れてラッキーだった。

ある程度食べていたので、にぎり中心でお願いした。
ナマコ酢と煮牡蠣のつまみ。熱々の出汁巻。旨い。
にぎりはヒラメ、鯵、ヒラメ、トロ、ジャバラの大トロ、コハダ、春子、つまみで穴子の串焼き、炙り平貝、ウニ、穴子、マグロの手巻き。いやあ美味しい。
今の季節は生トリ貝かと思ったら、今年は遅れているとのこと。それはちょっと残念。
近時価格暴騰していると言う御殿場の真妻山葵がまた甘さもあって水っぽくなく最高に美味しい。
梅干のお椀も美味しいし、あんずのシロップ漬けのシャーベットも美味しい。

大満足。77歳になると言うのに相変わらず元気な長山さんとも会えて嬉しかった。
最近は10時には閉店しちゃうし、土日は営業しなくなって久しいしですっかりご無沙汰の第三春美鮨。オフィスが近かった頃は毎週通っていたのに。今日は東京ビックサイトに行く予定だったのでランチで寄ってみた(伺う前に予約の電話したけど)。

オーダーしたのはたっぷりコース(1万円 14貫と巻物)。大間のヒラメ、佐伯のスミイカ、沼島のアジ、ゲソ、大浦のコハダ、下北半島 奥戸のシビの赤身、松浦の車海老、下北半島 奥戸のシビの中トロ、標津のイクラ、千倉の真鯖、国後島のエゾバフンウニ、ヒラメの皮、走水のカンヌキ、韓国 忠武の穴子、玉子焼き、アラの味噌汁、鯖の手巻き寿司。

今日も美味しかった。特に鯵と鯖。以前から羽田の穴子が油臭かったりすることがあったが、最近は塩素臭いこともあってこれらの比率が上がっていることから韓国の穴子に切り替えたそうだ。相変わらず海苔も山葵も最高に美味しい。

長山さんも77歳だそうだ。相変わらず毎日豊洲に仕入れに行っているんだから凄い。ちょっと耳が遠くなったかもしれないけど。もう25年も食べ続けているので、ここの寿司が一番しっくりくるし一番美味しい。
新橋でランチになってすっかりご無沙汰してしまっている長山さんに会いに第三春美鮨。

長山さんが英語をしゃべっているのにビックリ。途中からフラれて通訳したけど、それにしても必ず外国人客がいる。今日は中国系アメリカ人だと思うけど、ネタにも詳しいなあとちょっと感心。20%は外国人客との事。しかも最近は外国人客の方が日本人客より寿司に詳しいって長山さんが言っていた。20年前は昼に来ると今は亡き新橋お多幸のご主人と2人って事が多かったんだけど、昼も外国人客に会う。

あまり海老は好きじゃないんだが(特に茹で置きの海老)、第三春美鮨の海老は必ず食べたいネタ。寒ヒラメ、スミイカ、赤身、イクラ、コハダ、アジ、干瓢巻きなど。美味いなあ、やっぱり。
寿司屋は行きつけに限ると思うが、私にとって一番の行きつけは20年以上通っている第三春美鮨1864で高橋さんと長山さんの事を話したこともあって、ついつい1864でたっぷり食べた後に第三春美鮨に寄ってしまった。

長山さんと陶芸仲間の高橋さんの1864で食べてきた後だと告げて、数貫だけ食べさせてとわがまま言って。お通しでホヤ。こちらのホヤは全く臭くなくて本当に美味しい。にぎりは、沼島の鯵、富津の白ギス、天草のコハダ、そして三河湾の殻付きトリ貝。こちらのトリ貝は、20年以上前の4月に初めてランチで利用した時に衝撃を受け、通い詰めるきっかけになった寿司ネタだ。やっぱり旨いなあ。アサクサ海苔が食べたかったので、鉄火の手巻きで〆。この海苔が本当に美味しい。そして寒天。高橋さん、長山さんと言う75歳になる大好きな料理人の梯子ってなんて幸せな一日なんだろう。いつもまでも元気でいて欲しい。
オフィスが遠くなってしまって、すっかりご無沙汰な第三春美鮨。20年前は毎週来ていたんだけど。今日はたまたま、近くでミーティングがあったので寄ってみた(ランチは予約が必要になったらしい。知らなかった)が入れてもらえた。

昼なので軽めのコース(7210円)にした。出て来た握りは、真鯛、スミイカ、赤身 9日目、赤身 5日目、コハダ、車海老、ホッキ貝の小柱、ゲソ、穴子、香り高いあさくさ海苔の鉄火手巻。やっぱりここの鮨が一番しっくりくる。

何十年も通っていると、見たことあるお客さんと一緒になる事が多いが、ここもそう。それが鮨屋のいいところでもある。今日、隣に座っていた福岡から来ていたおじさんもおそらく何度か重なった事のある昔からのお客さんだと思う。
KEMURIでの宴会は食べ物がサラダと枝豆、鶏肉の唐揚げ 山賊あえとポテトフライ程度しかなくて、飲み放題で飲むだけだったので、10時閉店だと言う第三春美鮨に無理言って9時40分に入店してちょっと握ってもらった。出水東町の新イカ、沼島の春子、有明海のコハダ、つまみで気仙沼の戻り鰹をポン酢と山葵漬けで、にぎりに戻りもう一度コハダ、姫島大栄丸の天然車海老、鬼殻焼き、煮蛤。梅干しと山芋の入った吸物、寒天黒蜜。いつものように美味しかったし、戻り鰹をポン酢と山葵漬けで食べるつまみもとっても美味かった。

以下は2016年6月のレビュー
久しぶりの第三春美鮨。カウンターは満席で、つまみの間は奥のテーブルで。梅錦のぬる燗で、つまみをつまむ。ホヤ(旨い)、鮑の肝豆腐(マジウマ)、刺身は、マゴチ トロ アオリイカ 白キス 小肌(旨い)、焼立ての出汁巻き(熱々で旨い)、4年半熟成のスルメイカの塩辛(旨過ぎ)、平貝の磯辺焼き(これもまた旨い)。
やっとカウンターの客が1組終わって、にぎりから、カウンターへ。マゴチ、鰹、白キスの昆布〆、茹で上げ天然車海老、蒸し鮑、小肌、真鯵、殻付きとり貝、マゴチの皮、車海老の鬼殻焼き、子持ち蛤の煮蛤、いつもの南高梅とジュンサイのお椀、かんぴょう巻き、黒蜜寒天。この時期までトリ貝があるなんでビックリ。車海老の旨さ、子持ち蛤の煮蛤の旨さ、いやあ、旨い。本当に美味しい。

以下は2015年8月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しに第三春美鮨。オフィスが遠くなってしまったので、最近は全く伺えなくなってしまっているので、ちょっとだけ寄らしてもらって数貫握ってもらった。シマアジ、青柳、シメサバの炙り。旨い。美味しい浅草海苔の手巻きも食べたくなって鮪の手巻き。いやあ、美味しかった。こんな使い方をさせてもらえて嬉しい。

以下は2015年8月のレビュー
今日は、妻の学会に娘がついて行ってしまい、一人の夕食だったので、長山さんに会いに行こうと、第三春美鮨へ。2階まで満席で大忙し。ホヤとキュウリの酢の物、もずく酢、赤身 トロ 新子 鮑の酒蒸しの刺身。にぎりに移って、尾鷲のメイチダイ、釧路の真鰯(この鰯凄い)、沼島の真鯵(これも凄い)、出水東町の新イカ(醤油と塩 新イカの旨い事と言ったら)、姫島の天然車海老(茹で上げの旨さ)、富津の白キス、篠島のみる貝、大間の赤身、トロ(もう大間なんだ)、子安の穴子、天草の新子(あっさりと美味しい新子)、気仙沼の鰹、3年物のたくあんと大間のトロ 有明海の浅草海苔の手巻き(海苔の旨さ、ちょっと酸味のあるたくあんとトロのベストマッチ)、梅のお椀、寒天。いやあ、旨い。長山さんももう73歳か。

最近、外人の客が多いのだが、今日も3人ほどいた。長山さんから、「英語で説明してやって」とか言われて話したのだが、どうやってこの店を知ったのか聞いてみたら、食べログだとの事。外人も食べログ調べてくるんだ。
 
以下は2015年5月のレビュー
ホテルニューオータニの立食パーティーで久兵衛の皿に盛られた寿司がサーモンだったり粉山葵だったりでビックリした事もあって、ついつい第三春美鮨に寄って数貫握ってもらってから帰る事にした。マコガレイ、アジ、トリ貝、車海老、ネギトロの手巻。やっぱり旨いなあ。トリ貝も数ランク上だし、茹で上げの車海老の旨さも悶絶物。梅干しとジュンサイのお椀に黒蜜寒天で〆。食べたくなった時に電話して数貫つまんで帰る。こんな使い方が出来る寿司屋がやはり理想だ。

以下は2015年1月のレビュー
ちゃんと夜に第三春美鮨を利用するのは本当に久しぶり。時々一緒に食事をする、私と同じ長山さんのファンの人と二人で利用した。つまみから全ておまかせにして、飲み物は樽酒梅錦つうの酒 樽詰めより16日目のぬる燗。

出てきた料理は、数の子 わさび漬、煮烏賊、ヒラメ トロ みる貝 赤貝のひも、穴子の串焼き、出汁巻、真鯖のしめ鯖 炙り。いやあ、旨い。にぎりに移り、茹で上げのでっかい車海老(いつもながら絶品)、コハダ、つまみで赤貝の肝(こんなに旨いとは!)、にぎりに戻り、津軽海峡は大畑のシビ208kg14日目の赤身(旨い)、中トロ、鯖、大トロ、みる貝、青森の鯵ケ沢の寒ヒラメ3日目昆布〆、活〆、ヒラメの皮の炙り(これがまた旨いのだ)、早めにいつもの梅干しのお椀、つまみで、ヒラメの肝ポン酢(なにこのありえない旨さ!)、またにぎりに戻り、サヨリの2年目のかんぬき、かんぬきの皮の炙りのつまみ、にぎりでホッキ貝、先程の車海老の殻焼き、にぎりで赤貝のひも、つまみでひも焼き、にぎりで煮蛤、浅草海苔で巻いた大トロの手巻き、つまみで煮穴子のツメと塩、黒蜜寒天。いやあ、やはり旨い。こちらのネタはピカイチだ。シャリがちょと大きめなので、もうお腹いっぱいになり過ぎて苦しくて仕方なかった。今日は26560円になった。食べ過ぎ。でもこのネタのクオリティを考えるととっても安いとつくづく思う。

以下は2014年9月のレビュー
今日も、口直しで寄らせてもらった。21時過ぎに電話してサクッと食べさせてもらったのだが、やはり寿司屋は何カ月も前から予約するのではなく、こうやって食べたくなった時にサクッと食べさせてくれるような店が好き。トリ貝と車海老を入れて10貫程度お願いしたのだが、三重の天然のシマアジも、この季節とは思えない肉厚の茨城のトリ貝(生と炙り)も、出水の新イカも、茨城のでっかい黒鮑の酒蒸しも、別府の茹で上げの天然車海老も、佐賀のコハダも、沼島の真鯵も、尾鷲のメイチダイも、長万部の北寄貝の炙りも、富津の白キスも、大間のシビの大トロの手巻きもどれも旨かった。そして梅のお椀に、黒蜜寒天。幸せだ。

以下は2014年4月のレビュー
この季節のトリ貝がやはり最高。

以下は2013年11月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しにちょっとだけつまんで帰ろうと第三春美鮨に電話して4~5貫程度つまみたいんだけどといい?と聞いてから立ち寄った。食べたのは、小樽のシャコ、大間のシビの赤身、能登の宇出津の寒鰤、寒鰤の皮、大浦のコハダ、玉のつまみ。そこそこ食べてからだったので、これで〆た。黒蜜寒天も出してくれ、サクッと20分程度で帰る。こんな贅沢な使い方が出来るのが長年通っている者の特権かも知れない。川島さんがいなくなり、土曜日は営業しない事が決まったとのこと。

以下は2013年11月のレビュー
皮はぎと肝も新イカも、三厩のシビの赤身も旨かった。川島さんがいなくなって、長山さん一人で大変そうだった。土曜の営業は行わなくなるかも。

以下は2013年9月のレビュー
相変わらず、昼は少なくとも毎月利用はしているのだが、夜はすっかりご無沙汰。今回は土曜日に有楽町で映画を観た後、家族で利用した。ソフトドリンクもないし、あまり子供歓迎ではないのだが、娘もかなり寿司屋の経験も積んだので、そろそろいいかと思っての利用だった。

土曜は長山さんはいなくて、川島さんが一人で奮闘中。しかも土曜は夜でもお得なセット(14貫と巻物 1万円、10貫と巻物 7000円)が楽しめることもあり、大繁盛だ。カウンターは満席なので、時間がかかるし、テーブルになってしまうと言うのは予約の段階で確認された上での利用だった。

妻は娘が出来てからは初めてなのでもう8年以上利用していないことになるし、娘は初めての第三春美鮨。私は14貫に、妻は10貫にして娘はいつものようにお好みにしようかと思ったのだが、どれも美味しいよと言ったら、色々な物を食べてみたいと言うので、妻と同じように10貫のコースをさび抜き小さめのにぎりでお願いした。

私はぬる燗をお願いしたのだが、あてに出てきたしめサバの腹の炙りが、何とも言えず旨い。娘も思わず微笑む。14貫のにぎりは、気仙沼の戻り鰹、尾鷲のメイチダイ、出水車町の新イカ、大間の中トロとづけ、大浦の新子、姫島の天然車海老、釧路の真鰯、標津の塩イクラ、寿都のヒラメの昆布〆、沼島の真鯵、桑名のヤマトハマグリの煮蛤、子安の穴子、玉、鉄火巻き。10貫は、イワシまでと穴子、玉に鉄火巻きだった。娘はもう限界といいながらも、車エビまでと穴子と玉の9貫も食べた。娘に本物の美味しさを食べさせてあげられて良かった。

以下は2013年7月のレビュー
7月の半ばと言うのにまだトリ貝が美味しい。一方、マグロは壊滅的らしく、この時期に戸井のチュウボウ(86.4kgの本鮪)にもかかわらず、最も価格の高い時期の大間のシビと同じ位の価格とのこと。今日は気仙沼の鰹も最高に旨かった。もう鮪出さなきゃいいのに。

以下は2013年5月のレビュー
とり貝が美味しい季節になった。煮蛤を食べて思ったのだが、紀文寿司の煮蛤も美味しかったが、第三春美鮨の煮蛤は蛤自体のクオリティが2段階位高い旨さだと思った。やっぱりこちらの素材の質の高さはダントツだと思った。

以下は2013年4月のレビュー
今は鰹が良いはずなのに、良い鰹がなかったよう。一方、今は良くないはずのシビの赤身がすっごく良かった。那智勝浦の269kg 延縄漁 熟成11日目だったようだ。

以下は2012年12月のレビュー
今年最後とランチにぶらっと寄ってみたら、カウンターは満席だし、2階も客が入っているのに、川島さんがお休みでてんてこ舞いだった。
この季節のシビの赤身はやはり旨い。真鯖もとっても旨かった。

以下は2012年11月のレビュー
久しぶりに夜の第三春美鮨。つまみは、烏賊のシンジョとシシャモの干物で始まる。旨い。戻り鰹、新イカ、カンヌキ(戻り鰹は、すっごい。ポン酢に両面を漬けて、自家製の山葵漬けをのせて食べるように言われる。これが旨い。新イカも、カンヌキも旨い)、カンヌキの皮の焼物、コハダ、シャコも美味しい。粕漬けイクラと8年熟成のスルメイカの塩辛(いやあ、これが旨くて酒が進むことと言ったら)、にぎりに移る。カワハギと肝、シビの赤身、中トロ、春子、真鯖、車海老、戻り鰹の腹、エゾバフンウニ、大トロの手巻き。いやあ、美味しかった。

そしていつもの梅干のお椀、黒蜜寒天。どれも相変わらずの美味しさだったし、長山さんと話しながら食べる楽しさが格別だ。

以下は2012年8月のレビュー
大間のシビが始まった。145kg 熟成8日目のシビの赤身はこの時期にしては濃厚で深みのある味わい。旨い。

以下は2012年5月のレビュー
佐渡の定置網漁のシビ155kgの赤身、この季節とは思えぬ血の香りの濃厚な素晴らしい赤身だった。千葉県竹岡のマコガレイの浜〆と昆布〆の食べ比べも素晴らしかった。

今年は、ペラペラの鳥貝しか出なくて、2日しか出せるクオリティの鳥貝がなかったそうだ。1997年の4月に初めてこちらでランチをした時に感動した鳥貝の旨さが懐かしい。

以下は2011年12月のレビュー
氷見の寒鰤の上品な美味しさ、標津の生もみ 塩いくらの美味い事と言ったら。

以下は2011年9月のレビュー
オフィスが近所にあった頃は毎週ランチに通っていたし、浜松町に移ってからも頑張って月に2回程度は通っていたのだが、今度はオフィスが六本木になってしまい月に1度が限界になってしまった。今年は大間が早い。仕入れ覚え書き 続が発売されていたので購入した。しばらく楽しめそう。

以下は2011年5月のレビュー
同じようなペースでランチには通っているのだが、今日はアレグロでの宴会メニューお料理があまりに少なかったので、こちらに立ち寄り、握りをつまんで帰ることにした。

お願いしたのは、美浜の殻付きとり貝(この季節のとり貝は本当に美味い。私がこちらに通い始めるきっかけになったのも約15年前の4月にこのとり貝があまりに美味かった事だったのを思い出す)、一色の天然車海老(茹で上げの車海老はレアで本当に美味しい。これだけ上質の車海老は他では食べられない)、桑名の内海のヤマトハマグリの煮蛤(ツメも美味いし、旨い)、サッパリしたものを食べようと、コハダ、カスゴの昆布〆を食べ、トロ鉄火の手巻きで〆た。5400円だった。安い。

旨くて、ちょっとムカついていた機嫌も直って帰ることが出来た。最近は、夜のこちらの利用はこんな使い方ばかり。前回の夜の利用も機嫌直しの第三春美鮨と言う同じパターンだったなあと店にちょっと甘え過ぎかと反省。

以下は2010年12月のレビュー
相変わらず、月に2回程度はランチに通っているのだが、今日はこちらの近辺で宴会があり、しかも飯が不味かったので、宴会が終わった後、こちらに電話して数貫だけ口直しにつまませてもらって帰ることにした。

お願いしたのは、鮭児(腹か背かと長山さんに聞かれ、鮪は赤身にするつもりだったので、腹にしてもらった。こんなにも上品な脂の加減が鮭児の世界なんだと感激。これは、サーモンとは全く別世界の旨さ。鮪の大トロよりも、気品を感じる旨さだと思う。)、新イカ(やはりこの季節は新イカ)、車海老(茹で上げの車海老は身も立派で旨い。茹で上げでない店の車海老はもちろん、他の店だとあまり車海老を好んで食べないが、こちらでは必ず食べたいと思う。例えば、日本橋橘町 都寿司の車海老は、こちらよりも20%~30%位小さいのだが、旨みは半分程度に減ってしまうと思う。)、鯖(〆加減も良く、美味しい)、赤身(大間の一本釣り。この上品な旨さは今の季節ならでは)。宴会でジャンクな、サンドイッチや焼きそば等を食べた後でそれ程食べられなかったので、この程度で止めて、ただ海苔が恋しかったので、巻物ではなく、海苔だけをもらった。香ばしく美味しい海苔を醤油で食べて〆。今回で、今年は最後の第三春美鮨。今年も大変お世話になりました。

以下は2010年11月のレビュー
鮪の旨い季節になった。深みがあってその奥に上品な脂の甘さを感じさせるエロティックな赤身の味わいはこの時期ならではのもの。この時期の赤身を食べてしまうと、他の季節にもう鮪は出さないで欲しいと思うほどの美味しさだ。この赤身の美味しさの舌の記憶を、他の季節の凡庸な鮪の味わいで汚さないで欲しいとすら思う。最近は、漁場がずれて、大間の対岸の戸井では全く鮪があがらなくなっているのだそうで、津軽半島の三厩へ漁場が移ったそうだ。今日のシビも一本釣りの三厩のものだった。

以下は2010年5月のレビュー
ランチばっかりだった第三春美鮨を久しぶりに夜に利用した。

まずは、帆立の肝、ホヤ、穴子の炙りがお通しで出た。これがどれも旨い。
つまみで、初鰹、中トロ、アオリイカ(どれも旨いが、特に鰹が好き)

握りに移り、殻付き帆立貝(とろけるような食感)、鮪の赤身、トロ(どちらもこの時期にしては上出来)、ジャコのツメ(旨い)、シャコの炙り(これも良い)、コハダ(やはり良い)、赤ウニ(あまい)、車海老(絶品)、車海老のかぶとの炙り(これももちろん大好き)、殻付きトリ貝(やっぱり旨い)、鯖(この時期とは思えぬ脂ののり)、煮蛤(絶品)、マコガレイの皮の炙り(香ばしくて美味しい)、鯵(これはまあまあ)、穴子(美味しい)、ネギトロ(ネギトロの太巻きの美味しい事)、焼き立ての出汁巻き。
やっぱりしみじみ旨いが、お腹ははち切れんばかりだった。

梅干のお椀、黒蜜寒天で〆。大満足だった。長山さんとの話が楽しく、やはり行きつけの寿司屋は良いとつくづく思える夜だった。

以下は2010年1月のレビュー
毎月2回程度はランチに伺った2009年だったが、年末には伺えず〆の玉子焼きをいただけなかった。残念。2010年初の第三春美鮨は、ランチなのに予約で席がいっぱいで2階にまで団体が入っていた。いつものようにお願いしたのだが、今シーズンは走りの時はシビが良かったが、何となく竜頭蛇尾だったなあという印象。今日の赤身も悪くはなかったが、昔の記憶のシビの赤身とは格差があった。一方、鯖は良い。本当に旨い。そして煮蛤。先日夜に東日本橋の日本橋橘町 都寿司で食べた煮蛤の数倍旨かった。煮ツメの旨さだけではない。蛤自体が旨いのだ。今から思えば、私が第三春美鮨に通いだしたきっかけも貝の旨さだったなあと思い出した。どこの寿司屋も寿司の花は鮪だと言うのだが、貝が主役になりうるということを教えてくれたのが、第三春美鮨だ。

以下は2009年9月のレビュー
昼の松(2650円)がメニューから消え、知っている人にのみ出す裏メニュー化した。今日の大間の赤身はかなり良かった。去年より味が深まるのが1ヶ月くらい早い気がする。

以下は2009年8月のレビュー
今年の夏は、良い鮪が出てくるのが早い。今日は噴火湾 砂原の延縄漁のシビだったのだが、この時期の赤身にしては上出来だった。

以下は2009年7月のレビュー
最近は相変わらず昼ばっかし。今日の昼の松(2650円)は、この時期には珍しい大間の赤身(しっかりした赤身)、今年は全くの不漁だった鰹(これが旨かった)、鯵、穴子、かんぴょう巻。お椀はマナガツオのアラ。約20日ぶりだったが、やはり良い。特に、今日の鰹は今年のベスト。

以下は2009年2月のレビュー
今日の昼の松(2650円)は、大間のシビの赤身、浜〆の寒ヒラメの昆布〆、寒鯖、子持ち白魚、玉子焼き。シビはピークを過ぎた感じ。寒ヒラメは、プリプリ。白魚は、卵のプチプチした食感。生と茹でた物を1貫づつだったが、生よりも私は茹でた方が美味しく感じた。今日のベストは寒鯖。口に入れるやとろけるすごい鯖だった。

以下は2009年2月のレビュー
相変わらず昼ばっかしの第三春美。年明けの松(2650円)は、濃厚なシビの赤身、新イカと言える程度の柔らかさのスミイカ、コハダ、ミル貝の炙り、鉄火巻き。冬のシビの赤身は本当に美味しい。

以下は2008年7月のレビュー
相変わらず少なくとも2週間に一度程度は昼に伺っている。一時期の混雑は減って、最近は少なくとも昼時は落ち着いているのが嬉しい。2650円の松でも十分幸せ。今日は、境港のシビの赤身2貫、千葉は竹岡のアオリイカ2貫、北海道は江差の青柳2貫、神奈川は子安の穴子2貫、玉子焼き。マコガレイのアラの味噌汁がまた美味しい。腹八分目で、しかもこの程度の価格なら毎週でも食べられるし、季節を感じることが出来る。私がこの店を初めて知ったのは97年の4月だが、職場から歩ける範囲だった頃は、毎週このランチ(当時は2650円の松だけでなく、2000円も竹もあった)を食べていた。このランチの場合は、ネタが小さめだったりはするのだが、夜と同じものであるし、継続的に食べるには財布にも優しいし、鮨ネタで季節を感じられお薦めだと思う。

以下は2007年11月のレビュー
イクラの西京漬け、余分な水分が抜け、まったりして美味しい。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりの夜の第三春美。刺身で、鰹、蒸しクロ鮑、フッコ、大間の大トロ。
ありえない美味しさのホヤ(ホヤって実は初体験だったのだが、うまいのなんのって感じだった)、鮑の肝焼き(最後にはご飯を混ぜて食べるのだが、美味すぎ)、穴子の串焼きがつまみで出てきて、握りへ。

まず走りの新子(美味い)大間の赤身、中トロ(まだ走りなので、この季節にしては上出来)、黄鯵(もちろん松栄丸のものだが、これは美味すぎ)、茹で上げと炙りでとり貝(今年は今の季節になってもとり貝が美味い)、ミル貝(これもすごい)、白キスの昆布じめ、赤ウニ(美味いが甘さがピーク手前程度か。)、鰹のハラスの炙り(これも美味い)、茹で上げの車海老(相変わらずのピタッと決まった茹で加減で美味い)、づけ(第三春美独特の乳酸発酵させたづけ。程よいづけ加減で美味い)、煮穴子(塩とツメで これももちろん美味い)、ネギトロの太巻き(葱とのバランスがいい。ボリュームたっぷり)、出来立ての玉子焼き等。腹いっぱい過ぎるほど食った。明らかに食いすぎで一人2万円を超えた。でも満足。

以下は2007年7月のレビュー
いつものランチの松(2650円)。夏場にしては上出来のシビの赤身。沖縄のものだと言うが価格も旬の大間並らしい。そこまでの味じゃないが。殻付きとり貝は、本来ならとうに終わっているはずなのに今年は今でも美味しい。鰹も上出来。

巻物の海苔は、とうとう滝口喜一氏の海苔がなくなり、絶滅品種と言われているアサクサノリの養殖を行なっているグループから、あさくさ海苔を分けてもらうことにしたのだそう。何でも、今やあさくさ海苔はほとんど存在せず、すさび海苔しかないのだそうだ。ただ、このあさくさ海苔、現在は天日干しではないことが原因なのか、滝口喜一さんの天日干しの海苔と比較すると香りに乏しいように思う。他の鮨屋の海苔に比べるともちろん美味しいが。

以下は2007年3月のレビュー
春の第三春美鮨。まず、穴子の塩焼&肝、ホタテの肝が出る。刺身で勝浦のシビの中トロ、ヒラメ、アオリイカ、コハダ。どれも旨い。

握りに移行し、まず生トリ貝の炙りと茹で上げ。いわし程度の大きさのニシン。生トリ貝とニシンは正に春が旬。これがどちらもめちゃうまなのだ。大好きな茹で上げ活き車海老、シビの赤身&大トロ。初鰹。第三春美の鰹はマジで美味しい。煮蛤、穴子、アオリイカのゲソ、あまーい赤ウニ、白キスの昆布締め。どれも本当に美味しい。

お客さんとの食事はいつもは2階の個室にしていたのだが、カウンターで食べる方がやはりずっと美味い。わずかな時間の差でここまで違いが出るのかと言うほどだ。

いつもの通り、南高梅とジュンサイのお椀が出て、寒天と黒蜜の甘味で〆。いやあー美味しかったです。本当に。

以下は2006年11月のレビュー
久しぶりに夜に利用した。新烏賊も戻り鰹も大間の赤身もトロも旨いし、茹で上げの活車海老もみんな旨いが、滝口喜一氏の香り豊かな海苔は激旨で、海苔だけで充分すぎるほど程よい香りの付いた梅錦の樽酒に合って激旨。熱々に湯気の出ている玉子焼きも旨い。

更に、びっくりしたのが〆に出てきた鮭児のあらのお椀。この奥深さには感嘆の声をあげざるを得なかった。すっごい良い物を食べさせてもらった。

以下は2006年11月のレビュー
インテリの趣味人である長山さんが自ら絵を描き、書を書き、篆刻し、そして器を焼き、そして魚に関する薀蓄を語る。そんな彼の趣味の店だ。何しろ、魚に関する知識は半端じゃない。彼の「仕入れ覚え書き」は寿司好きのみならず、料理人のバイブルとも言え、私もまだ、自費出版の時代に仲の良いフレンチシェフへの贈答品に使わせてもらった。この店はそんな長山さんのキャラクターが好きかどうかで大きく評価が変わると思う。

私は、日本にいなかった2年間を除き、95、6年から毎週のように通い続けている。新イカの季節になったとか、シンコの季節になったとか、ここのネタで季節を感じることができるようになった。すし屋は行きつけの店に限ると言うし、実際私もそう思い、ことすし屋に関してはあまり浮気をしないタイプなのだが、ここは行きつけの店にする価値のあるすし屋だと思う気持ちに今も変わりはない。

特に、仕入れの難しい鰹に関しては、初鰹の季節も、戻り鰹の季節もとびきりのクオリティの鰹を揃えているし、茹で上げの活車海老の抜群の茹で加減、あるいは新イカにこだわる姿勢等、旬を尊重するネタ揃えで、旨いネタを先入観なく選択する潔さがこの店にはある。だから季節を感じるために継続的に通ってしまうのかもしれない。

ただ、握りのしゃりが10粒くらい私の好みより多いことが玉にキズ。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

リストランテ エッフェ (銀座一丁目、有楽町、銀座 / イタリアン)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2017/12訪問 2017/12/04

フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ15周年パーティ

奇才小林シェフの料理は、味蕾を覚醒させるような絶妙な味わい、バランス、そしてとてつもない手間のかかった肉料理に特徴がある。小林シェフを追いかける私を含めた信者達が多数存在するのが特徴。いわば、現在のメッカはこのエッフェになる。30席に無休という今までなかった試みは、小林シェフっぽくなく、チームプレーと継承がテーマで、東京のイタリアンにカツを入れるためだそうだ。小林シェフは基本毎日軽井沢と東京を往復しているらしい。軽井沢はいずれ再オープンするらしいのだが、その際も営業する日は少なくするような感じになるらしい。
エッフェ​(中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館 8F 03-6228-6206 )で開催されたフォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナの15周年記念パーティに家族で参加。ブッフェスタイルで3種類位ずつ大皿で供される。イタリア米と魚介のサラダや、鶏モモ肉のポルケッタ仕立て、トリッパと茸のトマト煮込み、カリフラワー・ブロッコリー・ロマネスコのアーリオオーリオ スカモルツアチーズのせ、ペンネや、ボンゴレビアンコ、ボンゴレロッソ、タリアテッレ カショーエペペ 牛スネ肉の煮込み添え、豚頬肉と鮑のストゥファート等。ドルチェは柿と胡桃のストゥルーデル、ココナッツのババレーゼ パッションフルーツのソース。お腹いっぱい。今日は小林シェフも葉子さんも、二人のお子さんもいた。
久しぶりのエッフェ。昨年何度か利用しようとしたら、満席だったり、小林シェフがその日はいないと言われたりで、この日になってしまった。

娘は部活の帰りに有楽町まで直行してきたのだが、19時半スタートになってしまった。小林シェフは、以前よりずっと穏やかな雰囲気になり、お子さんの話や、うちの娘が赤ちゃんの頃の話とか(中目黒のフォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナには、娘がまだ9ケ月の時に初めて伺ったし、軽井沢のフォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナに伺ったのは娘が6歳の頃で雪の庭で遊ばせてもらったのが懐かしい)を楽しませてもらった。

また、サービスの比嘉さんはいなくなっていた。沖縄に帰ったのだそうだ。料理はかなり値下げされていて、5800円のコースと10000円のコース。ワインペアリングも3種類のワインをフルサイズ(6000円)、ハーフサイズ(4000円)、1/3サイズ(3000円)から選べるようになっている。我々は3人とも1万円のコースにして、ワインはハーフサイズにした。

パンも変わった。板のように薄いものと、スライスしたバゲット状の物。何よりビックリだったのは、メニューが魚中心に構成されていた事。マリーエの時代から20年以上小林シェフの料理を食べているが、こんなメニュー構成は初めてだと思う。徳島の漁師から直接魚を入れるルートが出来たからだそうだ。我々はスプマンテ、娘には初めブラッドオレンジジュースを持ってきてくれたのだが、ノンアルコールのスプマンテも持ってきてくれた。サンペレグリノも。

料理は以下の通り。
春のカポナータ 春野菜のトマト焼(苦味を残したいかにも小林シェフらしい味わい)、徳島産イシダイのサラダ仕立て(このイシダイがとっても美味い。ルッコラなどシンプルな構成で塩加減が絶妙)、ワインはピノグリージョのBETULLE、徳島産アジのベッカフィーク 春野菜添え(ちょっと甘めなトマトソースとパン粉などで構成されたベッカフィーク。むしろ優しい味)、スミイカのタリオリーニ アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ風(新イカのような柔らかなスミイカをタリオリーニと同じような細さにスライスされ、食感的にもタリオリーニと一体感を出している。優しい味わい)、赤ワインはLANGHE NEBBIOLO、スペイン産豚バラ先のローストと沖縄産皮付豚のミルト酒煮込み(沖縄産皮付豚の柔らかさ、そして味わいの深さ。スペイン産豚バラ先の香ばしさと食感のコントラスト。やっぱ旨いなあ)、カッサータ レモン風味の凍ったリコッタチーズムース(美味しい)、そして私はカフェラテ。いやあ、美味しかったし、楽しかった。昔の攻撃的な小林シェフの料理とは随分変わった印象だった。

会計の明細を見てビックリ。私と妻の料理代1万円X2とワインのハーフサイズペアリング4000円X2しかチャージされておらず、お子様700円となっていた。何かの間違いかと思って確認したら、子供に関してはどれだけ食べても一律700円しかとっていないとの事。ビックリだ。サービス料はチャージされず、消費税のみ。何だか、申し訳ないほどリーズナブルになっていた。
今日は我々夫婦の結婚周年の記念日なので、エッフェを予約した。いつものように、私と妻はコースにワインを合わせてもらい、娘は同じメニューで。今日の料理は、まずはココナッツとアニスシードのパンに、スプマンテ ぺルノーを加えて。アワビとプーリア産のキノコ(濃厚な味わい)、セミドライトマトのパン、ポルチーニと鴨のフォアグラのスープ ねずの実(これまた濃厚で旨い)、白トリュフのリゾット ホロホロ鶏の卵黄(これはやばい旨さ)、アイスランド産仔羊 オリーブのスフレ(仔羊はまるで鴨やローストビーフのように盛られている。温度は低め。美味しい)、ピスタチオのパン、生クリームたっぷりのケーキで25周年をお祝いしてくれ、更にピスタチオのアイス ニョッキ 胡桃のソース(美味しい)。ワインも美味しく、ついつい眠くなってしまった。小林シェフのレストランには20年以上通っているが、こんな風に記念日を祝ってもらったことがあったか(マリーエの時代にケーキを出してもらった覚えがあるが、こんな風に文字が書かれてはいなかった気がする)なあと思った。いい記念日だった。

以下は2015年8月のレビュー
軽井沢にはオープン当初に伺ったきりで、その後何度か利用しよう思った際にはホテルが取れなかったり、ホテルは取れたのに店の予約が出来なかったりでタイミングが合わずに、利用しないままだったフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ。あの小林シェフが銀座に30席もの店を出すと知り、もう居ても立ってもいられず、予約を入れて家族で利用した。

オープン日の8月8日の午前中に予約の電話を入れたのだが、アンティーカ・トラットリーア・ノスタルジーカの比嘉さんが電話に出たので、スムースに予約も出来て、日曜日に入れていたレストランの予約はキャンセルして早速日曜日に訪れることにした。

銀座ベルビア館に着いてみるとビックリ。大きな店の宣伝が出ているし、ホームページも出来ているし、小林シェフの今までの芸風と全く異なる感じでビックリ。銀座と言えば、小林シェフがマリーエの後に料理長をやっていたチョップアンドスティックや、ラディーチェを思い出すが、ラディーチェでは、オープン後1か月程度で、倒れちゃったことも記憶にあるので、ちょっと心配しながら8階のリストランテ エッフェへ向かった。

店の入り口には花がいっぱい。葉子さんも厨房に立って居るし、厨房の中にはかなりのスタッフで、店内の色調は、いかにもフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナって感じで落ち着いていいる。客は我々以外に2組程度だったが、料理の説明の時にノートを出してメモしている集団とか、独特の客層。まあ信者の集いだし。席数的には、マリーエの時代と同じ位だろうか。イタリア語のメニューが席に置かれているが、アラカルトも始めるのだそうだ。

私と妻は13000円のコースに、娘もパスタまでは同じにしてもらい(苦いものや辛いものはかえてもらって)、その段階でメインも食べられるか本人に確認するようにした。ワインは7000円/1人で料理に合わせてもらった。

まずはスプマンテにローズマリーで香りづけされたシェリー酒が加えられたもの。1皿目は、リードボーとモンサンミッシェルのムール貝のフリットと言うか衣の感じはカツレツっぽい感じ。チーズのピュレやキャビアなどで味がまとめられていて、娘が感激。やっぱり旨い。軽めの赤。2皿目はルーコラとペコリーノチーズのズッパに鴨のフォアグラ。チーズの塩加減がしっかりしているので、フォアグラと一緒に食べる感じ。これももちろん美味しい。アルザスのボトルのような白、3皿目は、イタリア産のパプリカで覆われたタリオリーニ。パプリカが苦手な妻と娘にはトマトの中にタリオリーニにしてくれていた。鴨やジロール茸、そしてローストしたニンニクとパセリのソースが。タリオリーニは優しく柔らかに作られている。やっぱり旨い。娘も問題なく食べられていたので、全員メインへ。ワインはバローロで4皿目はフランス産の鳩。ボッタルガやボロッコロのフランのようなムースと一緒に食べる。このフランが絶妙な味わいで、鳩はもちろんうまいし、いやあ素晴らしい。ドルチェはヘーゼルナッツのアイスにチョコレート、ピスタチオのスープ。これももちろん美味しい。そしてカフェ。

やっぱり、この絶妙な味わい、バランス、そしてとてつもない手間のかかった料理の凄さに感嘆。いやあ、久しぶりの小林シェフの料理に感激だった。軽井沢が順調だったので、ついつい冒険したくなってしまったと小林さんは言うが、30席に無休という試みは、小林さんの身体を壊してしまわないかと心配だ。銀座出店は、小林シェフっぽくなく、チームプレーと継承がテーマで、東京のイタリアンにカツを入れるためだそうだ。軽井沢はいずれ再オープンするらしいのだが、その際も営業する日は少なくするような感じになるらしい。

お腹の中にいるころから知っているんだよと娘は小林シェフに声をかけられて、娘は色々なシェフによく言われるとこたえていた。それにしても娘も良く食べた。

信者としてはメッカが近くなった感じでとっても嬉しい。

  • (説明なし)
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3位

オマージュ (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ) / フレンチ)

15回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

2023/06訪問 2023/06/05

今年も誕生日はオマージュ

和の食材をもフレンチに昇華させる荒井シェフの技
今年も私の誕生日はオマージュ。妻の奢り(笑)。オマージュも記念日用途の店になって久しい。天井に吉野杉のブーメラン(?)みたいなオブジェがいっぱいついていた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらって、前菜は私は余市産神経締め鰊のマリネ サラダ仕立て(5500円)、妻は榎本農園のチェリートマトのサラダ トマトのソルベ(5500円)、娘はグリーンアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエット(5500円)を、メインは妻は金目鯛の炭火焼き(6000円)、私と娘はボリュームがあると言われたので千葉県産仔鳩のフィユテ(12000円)を二人でシェアにしてもらった。

飲み物はサンペレグリノと、私と妻がリースリング Niedermorschwihr 2019 Albert Boxler (2300円)、仔鳩の時に私はBeaune 2015 Newman(2700円)もオーダー。

アミューズでフムス、ラディッシュ バター、ソッカが出てくる。綺麗で面白い。
続いて阿波尾鶏のチキンブイヨン 旨い
前菜が来た。ニシンは最も好きな魚なんです。春が旬な魚で今はなき第三春美鮨でニシンのにぎりが旨かったことを思い出す。
メインの千葉県産仔鳩のフィユテは結構デカいパイ包で大きいのでって言ってもらって良かった。濃厚でフレンチらしい美味しさ。イノベーティブよりもこう言うフランス料理がやっぱり好き。
口直しに金箔の雷おこしブランマンジェ。
デザートは私はホワイトアスパラガスのアイスクリーム(2500円)、娘は木の芽の薫 ムースショコラ(2500円)、妻はコーヒーのみにした。
ホワイトアスパラガスのアイスは予想を反して炭で真っ黒。
ハッピーバースデーのお祝いを用意してくれていてそしてフィナンシェや小さなカヌレ、生チョコレートや小桜のかりんとうなど色々な小菓子。
今日も美味しかった。今年もありがとうございました。
今日も食べていてつくづく思うのだが、フランス料理は表面上の新しさを追い求めるのではなく改めて温故知新というかしっかりとフレンチならではの技法に則った料理という原点に戻るべきだと思う。最近のフレンチはフランス人にとっては新しく新鮮かもしれないが、日本人にとっては和食の出来損ないのようなメニューが多くて、これはフランス料理界における日本人シェフの地位向上の反映という意味では望ましいのだが、ユーザーとしては消化不良感みたいな食後感が多く星狙いの店からは足が遠のいて(無理して予約取らないし)ビストロとかの方が美味しく感じている自分がいることに気づく。フレンチでは今日の仔鳩のような料理がやっぱり食べたいんだよね。
私の誕生日はオマージュ。いつものようにコースをばらしてもらってアラカルトでお願いした。
前菜とメインとデザートを選ぶのだが、選んだ料理が出るまでのアミューズがいっぱい。

まずは3種のオリーブ。ベルガモット、豆腐&ワイルドライス、トリュフ。オリーブが美味しい。
パニスとブレザオラ、ソッカ 白インゲンのフムス 美味しい 
馬肉タルタルのタルト キヌアとうずらのせ これも旨い
ヌタやフォアグラなどのサンド 美味しい
カラスミクリーム バーニャカウダのイメージ 美味しい
アミューズで結構お腹いっぱい。
前菜は私がトマト3種の料理(ガスパチョ、チェリートマトのマリネ)
このわたと潤菜 透明なトマト出汁、5種のトマト 昆布出汁、ガスパチョ セビーチェ の3種の皿。変化もあって美味しい。
妻と娘は村越シャモロックのブイヨン 蝦夷鮑とシャモロックのラビオリ(懐かしい味わい。ラビオリは食感が面白い)
メインは私と娘が足寄石田さんのホゲット(仔羊1歳半)ロースト。付け合わせの野菜も美味しいし、羊がまた旨い。
妻は仙台牛ランプのポワレ(小さくしてもらったらランプより脂が強い部位になったようだが、その分、サルサヴェルデみたいなものが上にのっていてさっぱりさせている。ソースはしっかりとしていて美味しい)
口直しの金箔のブランマンジェが美味しい。
誕生日のケーキを用意してくれていて(今回はプリンではなく、妻も食べられるフルーツケーキでラッキー)ありがたかった。
デザートは私がパプリカのフラン 河内晩柑とモッツアレラチーズのソルベ(さっぱりと美味しい)
妻はカカオ風味のルバーヴと赤い果実のコンポートにしたのだが、カカオ風味どころかしっかりチョコレートだったので娘とチェンジ。娘はティラミス(これが不思議なティラミスでティラミスを分解して食感をプラスし美しいデザイン性を兼ね備えたもの。ある意味ビックリ)
小菓子は、カヌレや小桜のかりんとう、ラスクや生チョコレートにフィナンシェ。チョコレートマジウマ。
今日も美味しかった。
今日は31回目の結婚記念日。今日は朝から娘の文化祭でのパフォーマンスを観て、その後、妻は仕事、私は家、娘は友達と食事って事で、夕食はオマージュで妻と待ち合わせて二人で食事。今日もいつものようにコースをばらしたアラカルトでお願いした。
ワインはRiesling Grand Cru Eichberg 2019(1800円)
アミューズは、
1皿目は5種のフィンガーフード
パルメザンチーズ ゆかりの香るアイスクリームケーキにシュマック
カリフラワー 4種のカリフラワーをピューレとフレッシュ2種のタルト
ポロ葱 ポロ葱のビネグレットマリネ サクサクのサブレ仕立て
パンスフレ ベルガモットのジャムと黒胡椒をきかせたリコッタチーズのクリームを中に詰めて
鴨フォアグラ 無花果といぶりがっこ 鴨の生ハムのサンドイッチ
美味しい。

2皿目は
モッツアレラチーズ 木更津 クルックフィールズの水牛のモッツアレラ 埼玉榎本農園のチェリートマトを合わせ出汁でおひたし風にしたアーモンドソース仕立てマジョラムの香り たっぷりのオリーブオイル

前菜は
妻が 根セロリの冷製クリーム 毛蟹 青りんごとキャビアオシェトラ(6500円) 美しく旨い
私は モンサンミッシェル産ムール貝のムクラード(4500円) これも美しくムール貝が円状に盛られコロッケがセンターにのっている。パクチーの風味とムール貝の濃厚なフォンにカボチャの甘み これマジで旨い

ワインはCrozes Hermitage Clos des Grives Rouge 2016(2800円)
メインは
妻が北海道鵡川町本川さんの蝦夷鹿背肉のロースト(6000円)とハーブサラダ 骨付き鹿って珍しい 旨い
私はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円)とハーブサラダ シンプルに肉のみで旨い

結婚記念日のお祝いでプリンを用意してくれて記念撮影

デザートは
妻がサントノーレ ア・ラ・ミニュット(2000円) 美味しい
私が栗のジュレとクレームグラッセ ハスカップのアクセント(2000円) これも美味しい

コーヒーも美味しかった。
フィナンシェやカヌレは持ち帰りでお願いした。

いやあ、今日も美味しかった。ムール貝旨かった。
私の誕生日祝はやはりオマージュ。緊急事態宣言の延長でワインが飲めなくてもやはりオマージュだ。
いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを作ってもらって。アラカルトで前菜、メイン、デザートだけにしてもアミューズがいっぱい出てくるので結構お腹いっぱい。

まずはフィンガーフード。パニスやパートフリック包、赤座海老 燻製サーモンリエット ルバーブとフォアグラのサンドなど。
続いて、クルックフィールズのモッツアレラ

前菜 私はアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエットとオシェトラ ヴルーテが美味しい。キャビアとチョウザメのリエットのバランスも良い
妻 季節野菜のサラダ カシューナッツのソース
娘 村越シャモロックのコンソメ ラビオリ アスペルジュソバージュ

メイン 妻 甘鯛の松笠焼
私と娘 カナダ産オマール海老のブイヤベース ブイヤベースを見つけるとついついオーダーしてしまう。ブイヤベース美味しい。ただ今日はワインがないので肉じゃない方がいいかなって思ったのも理由の一つ。小池のせいで選択肢が狭まっているんだよバカやろー。

誕生日祝いのデザートも用意してくれていた。いつもありがとうございます。

またブランマンジェやはちみつのデザートなどガニエールかと思うほどオーダーしたデザートの前に出て来て

デザート 妻 サントノーレ アラミニュット
私と娘 ルバーブと赤い果実のコンポート カカオ風味

そしてさらにいつものカヌレや小桜のかりんとう、フィナンシェ。

今日も美味しかった。オマージュでも今日は2組。フレンチでワイン抜きってのは厳しいよなやっぱり。
最近は記念日利用になっているオマージュ。今日は結婚30周年のお祝い。
いつもの通りアラカルトメニューを用意してもらって。
アミューズは、パニス、鴨のリエット、馬肉のタルタルの3種から始まる。相変わらず美味しい。
そして貴族南瓜のブルーテ 栗のフラン。
前菜は3人とも村越軍鶏ロックのコンソメ ラビオリ 白トリュフ(5500円 懐かしいコンソメの味。白トリュフの香り。旨い)
メインは私と娘がリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 信じられない程柔らかで旨い仔羊)、妻はアマダイの松笠焼(5000円 ソースを赤ワインに合うものに変えてもらった。アマダイ旨い)
デザートは妻と娘がフレッシュラズベリーとリコッタチーズ シェーブルのソルベ(2000円)、私はベルガモットとチーズのフレッシュマシュマロ(2000円 雲のようなマシュマロの食感。旨い)
コーヒー。
小菓子はカヌレとフィナンシェ、小桜かりんとう等。
記念日のケーキも用意してもらってありがとうございました。
オマージュセットが届いた。この前食べたビール煮込みやトリッパ、パテドカンパーニュ、スモークサーモン、ピクルス以外にもいっぱい。

リムーザン仔牛のミートソースを浅草開化楼のトンナレッリで食べてみた。旨い。
コロナ騒ぎの外出自粛なのでオマージュにお願いして持ち帰り。豚バラ肉のビール煮込みもハチノスとモツのトマト煮込みもパテドカンパーニュも旨い。
豚バラ肉のビール煮込みのソースに赤味噌加えて茄子を煮込んだらこれまた美味しい。
29回目の結婚記念日はオマージュ。いつものように事前にアラカルトメニューをお願いしておいた。

娘はサンペレグリノ(800円)、私はワインペアリング2杯(4000円)、妻は3杯(5000円)。

アミューズでポレンタ、カツオ節やゆかりで覆われたうずらの卵、タルトレット、アジのマリネ トースト。そしてカリフラワーのムース。アミューズは攻撃的で面白い。

白ワインはAuxey -Duresses 2001年(美味しい)。

前菜は妻が白河甘鯛のマリネ 青リンゴとフェンネル キャビア(5000円 酸味のバランスよく美味しい)、娘はフレッシュポルチーニ コンテチーズのラビオリ(5800円 これも美味しい)、私はジロール茸と栗のニョッキ 貴族南瓜のヴルーテ 白トリュフ(5000円 南瓜のヴルーテが自然な甘さで美味しい)。

赤ワインはNuits-Saint-George’s 2002年(まろやか)。

メインは妻がブレス産仔鳩のロースト コースサイズ(4500円 旨い)、私と娘はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 この羊美味い)

デザートはベルガモット風味のレモンタルト(2000円)と黒無花果マカンボのムースグラッセ(2000円)。デザートも安定して美味しい。

記念のケーキも用意してくれていていつもありがとうございます。
私の誕生日祝いはオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを作ってもらって。

アミューズもたっぷり(キュウリとクラゲのタルト ひよこ豆のコロッケ ウズラの卵鰹節 馬肉のタルタル、トマト シェーブル グリーンピース3層のムースなど)

オーダーした前菜は娘が、ボタンエビのセビーチェ 新玉葱のクリーム ガスパチョのジュレ(5500円)、私と妻はフレッシュポルチーニ 生ハムとじゅん菜のブイヨン(5800円)。そしてメインは3人ともブイヤベース(6000円)
前菜のボリュームが軽めだったから楽勝かと思っていたら、ブイヤベースがボリュームたっぷりで限界。濃厚な旨さ。

デザートは結局私だけ。愛媛河内晩柑のマリネ ショコラのグラニテ バジルのグラス(2000円)。これも美味しい。
結婚記念日の翌日はオマージュを予約しておいた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらっての利用だ。私と妻は2種類のグラスワインのペアリング(3500円)x2をお願いした。

アミューズは大根のロール、ブロッコリータルト、チョコレートのロール かぼちゃ、チーズのシュークリーム、カリフラワープリンの5種類。どれも楽しく美味しい。

前菜は私は赤座海老のポワレ 黒ラッパ茸のヴルーテ(5000円 ヴルーテが濃厚で美味しい。赤座海老はローズマリーのスモーク。プリプリ)、妻は昔の味玉のショーフロワ仕立て フレッシュキャビア添え(6800円)、娘はシマアジのタルタルフレッシュチーズソース(4000円)をオーダー。

メインは妻が金目鯛ポワレ 蓮根とお粥のソース(4000円)、私はブイヤベース(6000円 甘鯛の松笠焼きや、イカ、ムール貝、茄子、鮑など具沢山。このスープがまた美味しい)、娘はブレス産仔鳩のロースト(6500円)。

デザートは10年熟成本みりんのババ(1800円)、マダガスカル産バニラ(1800円)、愛媛産青檸檬のタルト仕立て(1800円)の3種類全てをお願いした。

今日も美味しかった。

日常的にはNOURA、記念日にはオマージュという住み分けが出来た感じ。
私の誕生日の前日の夕食はオマージュ。いつものようにコースをバラしてもらってアラカルトにしてもらった。

アミューズは5種類。
ピスタチオタルトレット
ニシン エゴマ パプリカ ジャスミンの香り

竹炭 イカスミ アリオレ
カカオ 玉ねぎチップ 仔牛の煮込み アボカド
メロン アスパラガス 発酵した米
どれも美味しい。

前菜で娘は白海老のセビーチェ フレッシュチーズソース (4000円 白海老に大根 キャビア 美味い)、妻は榎本農園のチェリートマト プラータのソルベ(2500円 透明なトマトの冷たいスープを注ぐ。美味しい)、私はフレッシュポルチーニ茸のソテー ボルドレーズ(4500円 大きなポルチーニに濃厚な味わいで美味しい)。
メインは妻は鮎魚女のポワレ アスペルジュソヴァージュ ブールブラン(4000円 美味しい)、私はブレス産仔鳩のロースト(6000円 鮑のリゾットも付く。仔鳩が濃厚で美味しい)、娘は村越シャモロックのロースト(3800円 これも美味い)。
チョコレートのケーキで誕生日を祝ってくれた。
デザートは妻は青柚子と蜂蜜のチーズパルフェ(1800円 柚子の風味で美味しい)、私はとちおとめのミルフィーユ バニラのグラス(1800円 パリパリの食感で美味しい)、娘はショコラ リエジョワーズ(1800円 美味しい)、小さなカヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうが出て来て、妻はコーヒー(600円)、私はカフェオレ(600円)。

いやあ今日も美味しかった。
今日は娘の誕生日でオマージュ。いつものようにコース料理をバラしてアラカルトにしてもらう。

アミューズ5種類はどれも美しく完成度が高い。

前菜は娘は高知産フルーツトマト 黒トリュフ風味、妻は毛蟹と百合根 黒トリュフ風味、私は蝦夷鮑 地鶏のビスク 乾燥湯葉(鮑がとっても柔らかく濃厚なビスクとの相性も良い)。

メインは妻は甘鯛の松笠焼(これも以前とはスープが異なる)、娘は羊、私は軍鶏(軍鶏の皮はパリパリで肉はジューシー。ガーニッシュも楽しく美味しい)

誕生日ケーキのサービスがあって(いつもすみません)、デザートは私がリ・オ・レ ライチのムース(美味しい)、娘が蕗の薹香るショコラムース(確かに蕗の薹が香る)、妻は黒トリュフのフラン(黒トリュフが香る!)。

今日も美味しかった。
別に驚くようなことではないんだけど、オマージュがミシュラン2星に昇格した。おめでとうございます。今日は昨日の傳に続き、妻の誕生日祝いでオマージュ。

料理はいつものように事前にお願いしてコースをバラしたアラカルトでお願いした。アミューズはビートのチップスや人参のチップス。ホタテとウイキョウのタルト、鴨のメンチカツ、ムール貝とカリフラワーのアミューズ。どれもとっても旨い。

オーダーした前菜は私と娘が北海道産手亡豆のヴルーテ 鮑とカラスミ(たっぷりの鮑も肝もカラスミのアクセントも旨い。ヴルーテも最高に美味しい)、妻は天然シマアジのタルタル仕立て 二種の大根 キャビア(キャビアの塩加減が優しい。国産キャビアだろうか。美味しい)、メインは私が宮城県産網取カルガモのロースト(旨い)、娘は足寄町石田綿羊牧場の仔羊ロースト(これも旨い)、妻は北海道むかわ町 本川さんの蝦夷鹿(これも旨い)。

誕生日祝いのプリンを用意してくれていた。すみません。

デザートは、私が栗のムース 密柑のパルフェ(旨い)、娘はショコラのムース 洋ナシのソルベ(これも美味しい)、妻はビーツのフランシェーブルチーズのソルベ(これも美味しい)。

そして私はラテ、妻はコーヒー。今日もとっても美味しかった。
私の誕生日のディナーは、いつものようにオマージュ。いつものように、コースメニューをばらして、アラカルト対応にしてもらった。

浅草じゅうろくから、シャンパンのサービスが。どうもすみません。

アミューズは、牛肉のタルタルやカレー風味のクリームと海老、竹炭のタルトとレンズ豆、鮎とフォアグラの蓼のフィナンシェサンド 鮎の酢締めのせ、鰹出汁とマスタードのムースなど。

前菜の前にチーズをもらった(コンテを2皿)、前菜は、娘がチェリートマト ブラータのソルベ(2500円)、妻がホワイトアスパラガス 酒粕の香る貝のジュ(3000円)、私は仔猪の煮込みラビオリ仕立て アスパラガスのヴルーテ(4500円 旨い)、メインは娘が漢方牛サーロインのロースト(4000円 アワビのソースが添えられていて娘が大喜び)、妻はアマダイの松笠焼(4500円)、私はオーストラリア産仔羊背肉のロティー(4000円 旨い)。

Happy Birthdayのローソクの添えられた箱入りプリン。

デザートは、娘がクレームブリュレを添えたガトーショコラ(1500円)、妻はヨーグルトと発酵胡瓜のシャーベット(1500円 笑っちゃうほど胡瓜の味)、私はババ 本味醂風味 酢橘のシブースト(1500円 これも旨い)。

もちろん、カヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうなども。ポーションが程よい感じで、ちゃんと食べ切れた。ワインは、皿に合わせた2種類のグラス(3500円)にしてもらったが、これもなかなか良かった。やはりいい店だ。
今回は結婚記念日でオマージュ。夜だと、遅い時間からになってしまうのでランチタイムで、いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してもらった。グラスワインは2杯の料理に合わせたもの(3500円)にお願いした。
アミューズは、パンスフレ、山形のだしをのせたトマト、サンマとフォアグラのパテ、ケークサレとブータンノワール、チーズのムースとカラスミなどいつもながら美味しい。1杯目のワインはピュリニーモンラッシェ。

オーダーしたのは、私が赤座海老のラビオリとポワレ(5000円 濃厚な甲殻類のソースがエスプーマ仕立てで。旨い)、妻は真鯖のマリネ キノア 春菊のブイヨン(3500円 春菊のソースは鯖出汁で。鯖が上質で旨い)、娘は真鱈白子のポワレ コンテチーズとジャガイモのエスプーマ(3800円 食べさせてもらえなかったが絶品だったらしい)、メインは私が蝦夷鹿のロースト ポワヴラードソース(4000円 旨い)、妻は漢方牛ロースのロースト(4000円 漢方を食べさせ育てた牛で融点が低いとの事。確かにとろける)、娘はアマダイの松笠焼(4000円 これも旨かったらしい)、2杯目のワインは私が2008 Clos Saint-Jean Chateauneuf-du-Pape、妻は2007 Chateau d'Aiguilhe。デザートの前にチョコレートとピスタチオのケーキでお祝いしてれた。

雷おこしの小菓子が出た後、デザートは私がセップ茸のクリーム スダチのジュレ 和梨(1500円 すがすがしく旨い)、妻はゆら早生みかんのチーズケーキ 人参とみかんのソルベ(1500円 これも旨い)、娘はプラリネクリームをはさんだミルフィーユ(1500円 旨かったらしい)。今日もどれも美味しかった。

以下は2016年6月のレビュー
私の誕生日祝い(正確には翌日だが)で、オマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズで、オリーブの実、スミイカとジャガイモのカプチーノ仕立て、ジャンボンドパリ、パンスフレ リコッタ 粒マスタード、黒米生海苔チップス ウズラの卵のせ、ミルクのベニエ、前菜で娘はチーズの盛り合わせ、妻はフルーツトマトのジュレ スープ ワカモート添え(ジュンサイの入ったスープにトマトのジュレを後から混ぜる。ガスパチョのような味わいで激旨)、私は赤座海老のビスキュイ ボルシチ仕立て(海老真丈と赤座海老の身、そしてボルシチのようなビスキュイ。美味しい)、メインは妻がアマダイの松笠焼の出汁仕立て(これが絶品。和食の世界で、同じような料理をカンテサンスでも食べたが、数倍こちらの方が美味しい)、娘はアマダイの松笠焼 バターソース(トリュフの入ったバターソースで香り豊か)、私はバスクキントア仔豚のロティ(野生のアスパラガス 仔豚のロティも仔豚の肉団子をパンのような生地で包んでいてこれも旨い)、誕生日祝いでチョコレートケーキにローソクを立てて持ってきてくれた。フルーツとエディブルフラワーで美しく美味しい)、デザートは、妻と娘がリ・オ・レ ライチソース(バラの香りを後からつける。エスプーマも美味しい)、私は赤肉メロンのマリネ バジルとレモンのグラニテ(これマジウマ)、フィナンシェ、カヌレ、小桜のかりんとう、私は紅茶、妻と娘はコーヒー。いやあ、今日も美味しかった。

以下は2016年2月のレビュー
娘の誕生日祝いでオマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、ブロッコリーとアーモンドクリームから始まり、紅芯大根とカラスミなど5種類で、どれも旨い。

娘は、チーズ(1200円)と前菜で蓮根のニョッキで包んだ天然鼈と蝦夷鮑 そのコンソメ(6000円 上品な味で美味しい)、妻は 静岡産スイートピュアトマトのタルタル プラータチーズ(3000円 さっぱり)、私は赤座海老のビスキュイ 縮みホウレン草とキノア(5500円 濃厚なビスクのエスプーマ風に海老の真丈のようなものに刻んたトリュフ。これも美味しい)、メインで娘はアマダイ 白子のソース(4000円 アマダイの松笠焼風に白子のソースが旨い。アマダイの火加減も完璧)、妻は和歌山産野ウサギのロワイヤル(ハーフサイズ 4000円 もっと濃厚かと思ったら食べやすい仕上がりで美味しい)、私は、真鴨と春菊の蕎麦包み(4000円 鴨南蛮をイメージしたと言う。蕎麦で真鴨と春菊を包み醤油ベースの鴨南蛮風のソースでまとめている。これも旨い)、デザートの前に雷おこしのデザートが。そしてデザートは娘が紅玉林檎のガボット そば茶のクレームグラッセ(1800円)、妻はリ・オ・レ キャラメルのムース(1800円)、私は甘平のジュレ 黒トリュフのクリーム(1800円 さっぱりと美味しい)。そしてカヌレやフィナンシェ。今日も美味しかった。

以下は2015年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで利用した。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。パプリカと青さのりのサブレ、イワシと香味野菜の小さな皿、パテドカンパーニュの一口 リエット春巻きの一口、クリームコロッケ、ウズラの卵とサンダニエル等のアミューズが続く。娘はいつものようにチーズの盛り合わせをお願いし、私は煮アワビとフラン オクラのソース 胆ソースかけ(アワビも旨いがこのソースもフランも美味しい)、妻と娘はフルーツトマトのスープ ジュンサイとブラータ(これも美味しい)、娘は黒ムツのバターソース、妻はドライエージングビーフ42日熟成ロースのロティ、私は和歌山産紀州鴨胸肉のロティ(美しく美味しい)、デザートの前に誕生日祝いのケーキを用意してくれていた。オペラで旨い。デザートは、娘はチョコレートアイス、妻はメレンゲとフランボワーズ セロリ シェーブルのアイスクリーム、私はカラマンダリンのサバイヨングラス(これも美味しい)、小菓子では、雷おこしのブランマンジェ、人形焼スタイルのフィナンシェ、小桜のかりんとう、小さなカヌレ チョコレートなど。今日も美味しかった。

以下は2015年2月のレビュー
今日は、娘の誕生祝いでオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、生ハムののったものと竹炭の生地のもの、鰆、ブータンノワールのコロッケ、茄子のムース、フォアグラのムース、ブロッコリーのムース。娘はチーズの盛り合わせ(2500円 3種類のブルー、コンテ、ミモレット。ミモレットが何カ月か当てようということになり24カ月かなと娘。当たりだった)、妻は、冬野菜のミジョテ 黒トリュフ風味(3800円 美味しい)、私は赤座エビのポワレ クレーム・ド・ラングスティーヌ(6500円 エクルビス料理のような見た目。赤座エビはしっとりとして旨い)、娘は用意してくれたリゾット(これが好物のフグ入ったリゾットで美味しいを連発していた)、メインは、妻は尾崎牛のシンタマ(3000円 旨い)、私は足寄仔羊(4000円 この仔羊の旨い事と言ったら!)、娘は鯛のポシェ(3000円 一日遅れの手作りチョコレートをプレゼントしたおかげか、誕生日祝いだからか、鯛以外に豪華な具が。娘の好物の鮑にオマールエビ。美味しい美味しいを連発。確かに出汁も絶品)、デザートは、妻がせとかのマリネ リコッタチーズのクリーム 塩のジュレ(1500円 美味しい)、私は安納芋のムース ショコラのグラスとチューブ(1500円 これも美味しい)、娘には誕生日ケーキを用意してくれていて、これがまたクリームの旨さと言いスポンジの美味しさと言い素晴らしかった。
ドリンク前にフィナンシェにマカロン。今日もとっても美味しかった。

以下は2014年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで、オマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、オリーブの実、サラミ、生ハムとバジル入りの小さなパン、小さなライスコロッケ、パプリカのムース、モッツアレラのババロア。いやあどれも美味しい。

娘はチーズの盛り合わせ(ミモレット、ブルーチーズ、シェーブル、コンテ 凄く美味しかったようで、シェーブルとコンテはおかわりしていた)、いつものチーズのリゾット(今日は、トリュフと昆布のアクセントが加えられていて、香りも良く凄く美味しい)、私は千葉産黒鮑のポトフ(600g)(黒鮑が柔らかくとても美味しく、鮑の出汁のスープも絶品。残念ながら娘に半分以上食べられてしまったが)、妻は静岡産アメーラトマトのスープ ブラータとジュン菜(これは凄い。トマトスープの傑作だ)、メインは私が茨城産ミルク仔鳩のロースト(内臓のソースも仔鳩も旨い)、妻は魚料理でグジのナージュ仕立て(和風な味わいで美味しい)、デザートの前にチョコレートとラズベリーの誕生日ケーキを用意してくれていた。もちろんこれも美味しい。デザートの前にいつもの雷おこし風味、デザートは、私がショコラヴァローナ(マンジャリ)バジル、檸檬(面白い味わいで美味しい)、妻はグラス ヴィオレ 枇杷のコンポート(もうお腹いっぱいで味見させてもらわなかったが、美味しかったらしい)。そして小さなチョコレートに、人形焼きの型のフィナンシェ。

今日も美味しかった。やはりオマージュは良い。特に、あのトマトスープは、傑作だと思う。

以下は2013年11月のレビュー
今回は結婚記念日のお祝いでオマージュ。久しぶりに1階の隠し席での食事。今回もいつものようにアラカルトメニューを用意してくれているのは、長い付き合いだから。

アミューズでモチモチの丸いパンの様なもの、続いてニョッキや秋刀魚などを串に刺したピンチョス風の物。娘はチーズの盛り合わせ(1650円)、シンプルな南瓜のヴルーテ(1050円)、そしてリゾット(1260円)をオーダー。私は前菜で、和歌山産 仔猪のパテアンクルート(3150円 何とも懐かしい味わいのパテ。オマージュで食べるパテは味わいが似るのは当たり前か。仔猪のコンソメのゼリーも添えられている)、妻は、南瓜のヴルーテ ジビエのクロメスキ添え(2625円 黒いコロッケ風のクロメスキも美味しい)、メインは二人とも蝦夷鹿シンタマのロースト 黒胡椒風味の赤ワインソース(3990円 綺麗な赤身の蝦夷鹿が美味しい)、デザートでは、私は茨城飯沼産和栗の渋皮煮 メレンゲのソルベ(1575円 まるでエスプーマ仕立てのモンブランの様で旨い)、妻はヴィオレソリエス(無花果)のポシェ カシスのクリーム(1575円 これも美味しい)。

途中、ケーキも用意してくれていたのだが、それが最近私がハマっているクレール ドゥ リュンヌに頼んで作ってもらったものらしい。これがブランボワーズのムースのロールケーキで、甘さが控えられていてとても美味しかった。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の最後のディナーはやはりオマージュ。荒井シェフの第二子が生まれたそうで、マダムは現在不在だ。
オマージュは今は基本コースのみになっているのだが、我々はいつものようにアラカルト。娘は、いつものようにチーズの盛り合わせとチーズのリゾット。

まずは、グリーンピースのスープ シェーブルのソルベ。美味しい。妻は、前菜でサマーポルチーニ アスペルジュソヴァージュ パルメジャーノ風味(これがとっても美味しい)、私は、三重県鳥羽 北川さんが育てた岩牡蠣のジュレ ブロッコリーと合わせて(海水のジュレで食べる岩牡蠣はいつもながら三鴨さんの料理を思い出させて美味しく嬉しい)、メインで妻は岩手県漆原牧場産いわて短角牛イチボのロティ(火入れが絶妙で美味しい)、私は北海道足寄町石田綿羊牧場産サウスダウン種仔羊(加茂茄子の田楽の上にのっていたり、ホワイトアスパラガスの上に羊のハンバーグのようなものがのっていたりするのだが、この仔羊とっても美味しい)。デザートの前に、バースデーケーキをプレゼントしてくれた。このケーキも美味しかった。デザートは、私はショコラマルキーズ ピスタチオのソース(オマージュのマルキーズショコラは好物)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブのコンフィチュールが絶妙でヨーグルトのソルベとの相性がとても良い)。今日もとっても美味しかった。

以下は2013年2月のレビュー
ヴィノシティのシェフだった順平君も渡仏前にオマージュの厨房にいることもあって、娘が誕生日のディナー(正確には前日だが)をオマージュにした。

オマージュはコースのみになっているのだが、我々にはちょっとコースはきついので甘えてアラカルトにした。我々が一番早く店に入ったのだが、18時頃から一斉に客が入ったし、ミシュラン星請負人の山田栄一さんが年末で辞めて、ホールは結構大忙し。

オリーブの実とチーズの小さなモチモチパンで始まる。オリーブは全部娘が食べてしまった。

娘は人参のヴルーテ(人参のムース状のスープの上に、苦いカカオの泡がのっていてこのバランスがとっても良い)、いつものチーズに、いつものチーズリゾット。

アミューズは、フォアグラのフラン(フォアグラの上にコンソメのゼリーがのってとっても美味しい)とトマト(トマトの上には板状の飴が。これがバランス良く美味しかった)。

私は牡蠣のナージュ(牡蠣のムースと牡蠣と塩水の泡。ムースはちょっとスパイシーな香りで、三鴨シェフのGuy Savoyさんの好きな牡蠣とはちょっと異なる味わいで、これもまた美味しい)、妻は手長海老のポワレ 人参のヴルーテ(これがとっても旨い。特に手長海老の美味しさと言ったら)、メインは二人とも甘鯛の松笠焼き アサリのスープとアオサ海苔(和食っぽいアプローチだが、美味しい)。

デザートの前に、順平君が娘のために大きなバースデーケーキを持ってきてくれた。ヴィノシティのあゆみ店長には負けるけどと言っていたが、スポンジもクリームも上質でとっても美味しかった(その場では食べられず持ち帰らせてもらったのだが)。

デザートは、私は、ショコラ(グアナラ)レモン キャラメルアイス(娘と一緒に食べたのだが、濃厚なチョコレートでとっても旨かった)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブは我々の好物なのだが、これもとっても美味しかった)。

今日もとっても美味しく、楽しかった。娘も渡仏前の順平君に会えてとっても喜んでいた。

以下は2012年11月のレビュー
オマージュとは本当に長い付き合いになるのだが、最近はカジュアルユースではなく記念日ユースの店になってしまい、ちょっと寂しいのだが、今日も結婚記念日で利用した。

私たちは必ずアラカルトなので、我々用にはアラカルトのメニューを用意してくれている。オリーブなどが出て、その後にセルフィーユの根 栗とヘーゼルナッツのスープ。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルメジャーノだけでなく、ブルーもお願いした)とチーズのリゾット。私は、蝦夷鹿の赤ワイン煮とフォアグラの冷製 セップ茸のムース(2800円 メニューからのイメージと異なりテリーヌのような感じ。濃厚でワインが進む。セップ茸のムースも旨い)、妻は手長海老のほうれん草包み ソースシヴェ(3500円 赤ワインにも合う仕上がり)、メインを私はジビエメニューから山鶉のロティ(6300円)にした。足はシンプルに、それ以外はレアにフォアグラと一緒にほうれん草包みになっていた。食感も含め、旨かった。妻は、岩手短角牛シンシンのロティ 山葵のソース(4200円 素揚げしたような仕上がりのロティ。短角牛は我々のような赤身好きには適した肉質で美味しい)、事前に結婚記念日だと伝えていたので、ケーキを用意してくれていた。

最近はすっかり食べられる量も減ってしまい、デザートは娘と一緒に1品だけ。トンカ豆の香るショコラのガトー ローストしたトンカ豆のアイスクリーム添え(1575円 濃厚な味わいのショコラ。アイスも美味しい)。

オマージュでは、いつも素敵な家族の時間が過ごせて嬉しい。

以下は2012年6月のレビュー
私の誕生日(正確には前日だったのだが)のディナーは、オマージュにお願いした。

いつものようにオリーブとナッツのアミューズで始まり、続いて我々の二つ目のアミューズは、新玉葱のブルーテ ミント風味のプティ(これが旨い)、娘には二つ目のアミューズとして、鯛とアスパラガスのタルタル キャビアのせ(これも美味しいが、娘は我々の新玉葱のブルーテの方が気に入っていた)。娘は、パルメジャーノレッジャーノのつまみに、トウモロコシのスープ(これがとてつもなく美味しかったらしい)とチーズのリゾット。

私は前菜で岩牡蠣の冷製(海水のジュレがのり、牡蠣の下には新玉葱のクリーム。美味しい)、妻はホワイトアスパラガスとカラスミ(これもすっごく良かった。カラスミと合うとは思わなかった)、メインでは2人とも子鳩(鳩のジュとイカ墨 スミイカのグリル、スミイカとトマトソース。子鳩は絶妙の火加減で美味しい)。
デザートの前に、ホワイトチョコレートのムース(酸味も効かせて美味しい)で、ハッピーバースデーのお祝いをしてくれた。ロウソクの火は娘に消されちゃったけど。

デザートでは、娘はマルキーズショコラ(濃厚で旨い)、私はリュバーブを使ったパルフェ(リュバーブと聞いただけでパブロフのようにオーダーしてしまう。勿論美味しい)、妻もフルーツにリュバーブも使ったデザートにしてもらっていた。デザートは安定した美味しさだ。

オマージュに星が付いてから初めての利用だったが、10年以上前に荒井シェフの料理を初めて食べた時から(当時はもっと安くて3000円台でも食べられて、かつガラガラだったのだが)、その料理のレベルは星に値すると思っていたし、星が付かない間も逆にミシュランの調査力のなさの象徴だと個人的には思っていたので、星が付くことは当然なのだが、星が付いてもシェフやマダムのフレンドリーさは変わらないし、本当に大好きな店だ。

以下は2011年10月のレビュー
娘のリクエストで、オマージュ。今日もいつものようにアラカルト。娘は、チーズ(1000円)に、ニョッキ(1500円)。今日は、七五三で朝から記念撮影したり、お参りしたり、色々挨拶に行ったりして、一度家に帰って着替えてちょっと寝たものの、さすがに疲れているらしく、一気に食べたら寝てしまった。

アミューズで、いつものオリーブや、ナッツが出てきて、二つ目のアミューズは、青首鴨のコンフィとジャガイモのピューレ。これ旨い。
私は前菜で、手長海老のサラダ仕立て(4200円 プリプリする手長海老に柚子風味のクリーム、キャビア、リンゴ。文句なく美味しい)、妻は子羊のカルパッチョ(子羊の薄切りを昆布〆にしたとの事だが、パルメジャーノのスライスとか、ワイルドマッシュルームとか併せて食べると、なぜか和の感じ)、メインで私は、蝦夷鹿ロースのポアレ スパイシーなパン粉 フロマージュブランと共に(4500円 キャラメリゼした野菜も添えられている。蝦夷鹿はレアで、美味しい。結構オーソドックスな味わい)、妻はアマダイのポアレ(3150円 ジロール茸や焼リゾット、アスパラガスが添えられている)、デザートは、洋ナシのスープ フルム・ダンベールのクリーム(1500円 焼いた洋ナシのコンポート チーズのクリーム チョコレートのパウダーなどが盛られていて、そこに洋ナシのスープが注がれる。美味しい)。

今日も美味しかった。

以下は2011年9月のレビュー
今日は娘の運動会だったので、頑張ったご褒美にオマージュで夕食。数日前に予約を入れておいたのだが、その際にアラカルトでお願いした。今は基本はコースになっているようだ。まあ、コースの方がお得なのだが、どうも私は(特に娘と一緒の時は)、コースよりも娘が食べられそうな料理を選べるのでアラカルトがいいのだ。

娘はいつものようにチーズをお願いし(今日は、パルメジャーノとコンテ 1200円)、今日は、いつものリゾット以外にもニョッキも出来ると言われクリームソースのニョッキ(1500円)にした。

アミューズのオリーブとカレー風味などのコーティングされたナッツで始まるのだが、このオリーブはみな娘に食べられた。二皿目のアミューズは、マッシュルームのムースと二層になったカボチャのスープ。これも美味しい。

私は、用意してくれていたアラカルトメニューからアワビをお願いしようとしたのだが、今日は白ワインにしたかったので肝のソースとぶつかるのではないかと思い、聞いたところ、鮑のブールブランソースに変えてくれた(4200円)。ただ、鮑は私は1切れしか食べられず、娘に残りを全て食べられてしまった。妻は、秋刀魚のマリネ 千鳥酢風味(3000円)をお願いした。ちょっとだけもらったが、これも良かった。

メインは、私はオマール海老のメニューにしようと思ったら、これもビスクのソースに変えられるというので、そちらにした(4500円)。濃厚なビスクに茄子との相性が面白い。妻はイサキのポワレ レタスのクーリ(4200円)にしたのだが、レタスよりも添えられた葱との相性がよく、和テーストなのだが、これも絶妙で美味しい。しばらく、魚をこちらでは食べていなかった気がするが、ずいぶんと和よりになっている気がする。

アバンデゼールは、ポルチーニのムースにスダチのジュレ(これも結構和テーストで美味しい)。デザートは、私と娘がショコラ ラヴェンダー コーヒーのコンポジション(1500円 濃厚なショコラのケーキで美味しい)、妻はヴァニラ風味のリオレ 赤桃のソルべとエキゾチックフルーツのコンフィチュール(1500円 お米のババロアであるリオレが面白い)。

小菓子は、雷おこしのスープと人形焼の型で作ったマドレーヌとか小桜さんのかりんとうとか。コーヒーの砂糖も穴が開いた薄い四角い砂糖が棒に茶・白の順番に重ねられていて、まるで塔のようで面白い。

既に週末はマダムも復活していて、赤ちゃんとも初めてご対面。とっても楽しく、美味しい時間が過ごせた。今度、メルヴェイユの松本シェフとコラボするのだが、平日なのがちょっと残念。 

以下は2011年6月のレビュー
今回は、私の誕生日(正確には翌日なのだが)で利用させてもらった。GW明けは結構ガラガラだったそうなのでが、今日は満席だったらしく、我々は本来の席である1階で食事。

いつものようにアラカルトでオーダー。 アミューズは、新玉葱のスープで、その下の層にはグリーンピースのムース、グリーンピースのタルト付き。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルミジャーノとミモレット)にチーズのリゾットをお願いし、私は前菜は、トンブ産グルヌイユのポワレ ペルシャード(3800円 まるでロアゾーの様な料理。グルヌイユの置き方が違うが。旨い。骨付き肉の好きな娘も気に入っていた)、妻は、トルコ産モリーユとグリーンアスパラガスのポワレ パルミジャーノの香り(3800円)、メインは私も妻も 北海道足寄町石田綿羊牧場純血サウスダウン種子羊ももの肉ロティと肩肉のナヴァラン(4500円 このロティも旨いが、肩肉のナヴァランの美味しさが凄い。娘も気に入っていた)。途中、ほうじ茶のアイスが出てきて、これもとっても良い。デザートは、C.B.C(1500円 ショコラ バジリック シトロン)にしてみた。面白いデザートだった。

5月初めにめでたくお子さん(女の子だそうだ)も出産されたそうで、マダムも近々戻ってくるらしい。お店に出られるかはわからないが。荒井シェフも毎週会いに行っているそうで、嬉しそうな荒井シェフの顔が印象的だった。最近ヘルプで入っていると言う元minobiの飲んだくれノムリエさんが、バースデーケーキを持って来てくれたり(会うのは2年ぶりだと思う)して、私の46回目の誕生日はとってもいい誕生日だった。

以下は2011年3月のレビュー
今年もおせちは、オマージュ江森にお願いしたのだが、私は時間的に取りに行く事が出来ず代わりに取りに行ってもらったので、ずっとマダムにもお会いしていなかったので気付かなかったのだが、たまたまオマージュのブログを見たら、出産準備のために3月24日で休職との事。フレンチレストランは、どこも大変な状態なのも知っているので、家族と店で待ち合わせして伺ったのだが、予定を早めて月曜日から実家に帰ってしまったとの事で、残念ながらお会いできなかった。

今回もアラカルトでお願いした。アミューズは、テリーヌ、フォアグラのマカロン、生ハム、ブータンノアール、赤ピーマンのフィナンシェ等。
私は、前菜はフォアグラと原木椎茸(3150円 網脂で覆ってポルト酒のソース。とっても美味しい)、メインは栃木牛とバスク豚(4200円 牛も旨いが、バスク豚は、レンズ豆がのり、下にはアボガドのソースが敷かれていて、これも美味しい)、アバンデゼールは、ヨーグルトのソルベ、デザートは、苺(1260円 ソルベもジュレも美味しい)。妻は、前菜でアスパラガスのヴェルーテ(2940円)、メインでヒラスズキ カラスミのソース(2100円)、娘はいつものパルメジャーノ(840円)、チーズのリゾット(1260円)、新作のマルキーズショコラ(1260円)。

今回は初めて2階で食べたのだが、今日は我々を含め4組入っていた。震災後はキャンセルが相次ぎ、夜はほとんど入らない日が続いていたそうなので、ちょっと安心。

新しい支配人は、山田栄一氏。
乃木坂FEUにて5年間シェフソムリエ
エディション・コウジ・シモムラオープニングより支配人
外苑前グラース支配人
だった方との事。オマージュにはずっとお客さんとして来ていたとの事。


以下は2010年11月のレビュー
結婚20周年の記念日をオマージュでお願いした。事前にその事を伝えていたので、お花やケーキ(大きなマカロン)も用意してくれていて感激。いつものようにアラカルトでお願いした。

フィナンシェ、生ハムとチーズの巻かれたスティック、カレー風味などのコーティングされたナッツで始まり、アミューズはムール貝の入ったニンニク風味のスープ。とっても美味しい。

娘は、いつものようにパルメジャーノ(840円)、かぼちゃのスープ(630円 オリーブオイルの風味が良く合う。ポレンタの上に紫芋のポテトチップスとチーズ、チョリソーがのったものが添えられている)、チーズのリゾット(1050円)、マルキーズショコラ(1050円)、ぶどうジュース(630円)。

妻は、それほど食べられないと、根セロリのスープ(840円)と雷鳥のパテ(2625円 これは旨い)、巨峰のマリネ(1050円)、ハーブティー(630円)とかなり軽めなオーダー。私は、厚岸産牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ。なんと娘が気に入り、牡蠣を1個食べられてしまった。)、鳩のパイ包み(3675円 濃厚なソースでワインに合う)、イチジクのタルト(1680円 熱々のイチジクのタルトは大人の味)。

もちろんいつものようにデザートの前に、グラニテとムース、ジュレの三層構造になったアバンデゼールや、コーヒーの時の小菓子も生チョコだけでなく、ポルチーニのムース、雷おこしのアレンジも付いてきて、更に近所の小桜のかりんとうが振舞われる。

デザートの前に、祝結婚20周年とチョコレートで書かれた皿に大きなマカロンのケーキをプレゼントしてくれて、その前で記念写真を撮ってくれた上、それでカードを作ってプレゼントしてくれた。こんな女性的なサービスも嬉しい。

12月2日でオマージュも10周年だそうだ。私も通いだして9年半になる。まだガラガラだった頃の思い出話を荒井シェフとしたりして楽しい結婚記念日になった。

以下は2010年9月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。フィナンシェとオリーブの実で始まり、アミューズで出てきたトウモロコシのスープが美味しい。茄子のピューレの味が以前より大人の味わいになっていた。

私は前菜で、トコブシ添えのガスパチョ(2625円 緑色のガスパチョ。ガスパチョ好きには堪らない。たっぷりのトコブシで美味しい)、メインは、子羊のロースト(3625円 たっぷりの野菜に美味しい子羊のロースト)、妻は前菜で魚介類のコンソメゼリー寄せ(2625円)と子羊のロースト(3625円)、娘はいつものようにパルメジャーノ(630円)、マッシュルームのスープ(630円 これがめちゃ旨い)、チーズのリゾット(1260円)、デザートではやはりマルキーズショコラ(1050円 チョコレート好きには堪らない)。

帰り際に、ソムリエの宮脇氏から今月いっぱいで辞めるとの話を聞いた。来月からアディングブルーなのだそうだ。寂しくなる。

以下は2010年5月のレビュー
人形町の丈参で食事をした後、どうしても甘い物が食べたくなって、でも人形町界隈で目ぼしい店も見つからず、オマージュに電話して、無理言ってデザートだけ食べに来てしまった。食べた事のないデザートをお願いしたら、出てきたのがバシュラングラッセ。メレンゲのポールでバニラアイスを囲んで、たっぷりの苺に、苺のソース。食感も面白く美味しい。お腹いっぱいになっていたはずなのに、もう1品食べたくなって、お願いしたら出てきたのは、醤油と焦がしたパンのムース。醤油が違和感なくアクセントになっていて、これも美味しかった。マダムもこんな使い方をされたのは初めてとの事だったが、かなりの満足度だった。

以下は2010年3月のレビュー
特に理由があった訳ではないが、しばらく利用していなかった。着物のマダムがいなくてどうしたのかと思ったら、来週めでたく結婚式とのことで、今実家に帰っているのだそうだ。そんな訳で、結構サービスがバタバタ状態だった。

結局またアラカルトにしてしまった。
アミューズでまずは、いつものパプリカのフィナンシェとオリーブの実、そして次に出てきた、シラスの洋風茶碗蒸しが美味しい。添えられていたパテももちろん良い。
私は前菜で、厚岸産シングルシード生牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、生牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ)
妻が前菜で、ぶどう海老のマリネと春野菜のサラダ仕立て キャビア、バルサミコ、コンソメの薄いシート包み(3150円 見た目も美しく、美味しい)
私のメインは、子牛の腎臓とレバーのソテー(2100円 腎臓はプリプリした食感で全く臭みがなく旨い。レバーも、しっかりした旨みで美味しい)
妻のメインは、ヒラメのポアレ カラスミ(2100円 もらい忘れた)
私のデザートは、温かい苺の赤ワインスープ バジリコのアイスクリーム添え(1050円 アイスクリームとの相性が良い)
妻のデザートは、キャラメルのアイスクリームと苺のダクワース仕立て リコッタチーズのクリームとフレッシュ苺のソース(1050円 甘さが控えられた味わいで、バランスよく美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ(840円)、人参のスープ(630円)、チーズのリゾット(1050円)
心なしか、いつもよりボリュームが軽めで、ちゃんと食べきれた。

以下は2009年12月のレビュー
今年もオマージュのおせちを購入。去年はホテルで温めるのに苦労したので、今回は冷製の1段(16800円 シャラン鴨もも肉のガランティーヌ、もち豚のパテカンパーニュ、フォアグラのロワイヤル、サーモンの燻製、アワビの燻製、帆立の燻製、ギリシャ風野菜のマリネ、豚肉のリエット、人参のムース、グリーンオリーブマリネ、茄子とツナのムースリーヌ)にした。ペースト物が多く、バゲットに合って美味しかった。

以下は2009年10月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。まずアミューズで、いつものようにオリーブの実、3種類(サツマイモのチップ、フォアグラのムース、秋刀魚のグリル フォアグラのせ)の盛り合わせ(どれも美味しい)、ワカサギのフライ(これもグッド)。

アラカルトでオーダーしたものは、馬肉のタルタル(2940円 これが美味しい。バルサミコやアンチョビのアクセントも美味しい)、子羊のナヴァラン(3990円 円形の茄子、トマト、ズッキーニの薄切りがまるでロブションの料理のように重なっている。美しく味も良い)、マルキーズショコラ(1050円 濃厚で相変わらず美味い)。デザートの前には、いつものようにブランマンジェの柚子グラニテのせ(さっぱりして美味しい)、そしてデザートの後には、ポルチーニのムースとフィナンシェ(このポルチーニのムースが、ちゃんとデザートになっていて美味い)、そしてカフェオレ(630円)。
妻はメインは同じにしたが、前菜はキノコのフラン(2100円 ジロール茸を初め5~6種類のキノコののったキノコの味のフランはその上にコンソメ。美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ、カボチャのスープ、チーズのリゾット。

以下は2009年9月のレビュー
新店舗での初日に伺った。1階の席にしてもらった。オマージュではいつももっぱら肉料理をベースにオーダーすることが多いのだが、今回は魚料理を中心にしてみた。

娘にはいつものように、パルメジャーノの塊と、カボチャの冷たいスープ、チーズのリゾットをお願いした。我々は、アラカルトで以下のメニューをオーダーした。
・桜の木の薫りを纏った タスマニア産サーモン キャビアクリームとAOC緑レンズ豆のコンディマン(2940円 程よい加減のスモークされたサーモン。レンズ豆とのバランスも良く美味しい)
・スパイスの香るガスパチョ カナダ産オマール海老のマリネとタブレソーストンナタを詰めたマジョラム風味のチェリートマト(3150円 ガスパチョが美味しいが、オマールやクスクス等の具がたっぷりでこれらも美味しいのだが、もっとガスパチョ自体を食べたかった)
・ラベルルージュ アリコタルベ(タルベ産白インゲン豆)とオマール海老のビスク ムッシュ オテイザのバスク豚のチョリソーをアクセントに(3150円 荒井シェフも言っていたのだが、大好きだった三鴨シェフのアカザ海老とレンズ豆のスープを思い出させる味。絶品。)
・金目鯛のヴィエノワーズ風 鮮やかなパセリのクリアーなトマトのエマルジョン(2100円 金目鯛がしっとりしていて表面にチーズの香ばしさを感じさせるパン粉がまぶしている。ソースとの相性もいい)
・ヒメゴダイの素揚げ 煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立て 綺麗に採った野菜のブイヨンをベースにしたハーブのバターソース(2100円 ヒメコダイが美味しくソースとのバランスも良い。煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立ては、かなりしっかりした味付けだった。)
・ショコラヴァローナ グアナラ70%ミロアール仕立て 黒胡椒風味キャラメルのクレームグラッセ 塩のアクセント ソースモカ(1260円 濃厚なチョコレートのケーキで美味い)
・カルダモンで香り付けしたパイナップルのコンポートとカリカリういきょうのコンフィ 蜂蜜のクレームグラッセを添えて(1260円 さっぱりしたデザート)

これら以外に、もちろんアミューズ(温泉卵にブロッコリー、コンソメのゼリーにカリフラワーのムース、いつものフィナンシェ)や、小さなデザート(ミントのゼリーとヨーグルトのアイス)、小菓子(雷おこしのスープ、カヌレ、チョコレートとラズベリーのマカロン)も付く。

料理は、今日は魚にしたこともあってか、以前よりも洗練度が増したような感じだった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

ヴィンチェロ (新宿御苑前、東新宿、新宿三丁目 / イタリアン)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999

2024/03訪問 2024/03/31

ホワイトアスパラと5種のワインのコース

しばらくヴィンチェロに伺っていないなあと思ったらなんと6年半も伺っていなかった。まじビックリだ。今では厨房は齋藤シェフ1人の体制なのだそう。Facebookでホワイトアスパラのコース(ホワイトアスパラの料理4皿とワイン5種 1万円)が始まるというので伺ってみた。
まずはスプマンテ ヴィノジア ヤーデ
ワインはカザーレ・ヴァレッキエーザ フラスカーティ・レ・ルッビエに料理はチーズとホタルイカとホワイトアスパラ
サン・ミケーレ・アッピアーノ ゴールドムスカテラー (モスカート・ジャッロ) 料理はシンプルにブレオザラとホワイトアスパラ
トラミン ゲヴュルツトラミネール セリダ 料理はリゾット ホワイトアスパラ
HANAMAKI ベスピナエ 2022 シャルドネ 鶏のカツレツ ホワイトアスパラのタルタル
飲み過ぎでベロベロ
5杯も飲めるようになった自分を褒めてあげたい
リゾットめちゃ美味かった
結婚記念日の翌日、学園祭&部活帰りの娘と新宿で待ち合わせてヴィンチェロへ。

料理はおまかせで、ワインは合わせてもらうけど量を少なくしてお願いした。スプマンテで始まる。
キャビアののった太刀魚 レンズ豆やキノコのスープ(濃厚な味付け)、かぼちゃのピュレとスモークしたチーズ(これも美味しい)、トロフィエ 塩雲丹(手打ちのトロフィエ。旨い。ウニ嫌いの娘も完食していた)、白トリュフ チーズのリゾット(白トリュフの出来が悪いのに価格はとんでもないと斎藤さんは言っていた。うめえ〜)、宮崎牛(お腹いっぱい)、パンナコッタ、コーヒー。

合わせてくれるワインも美味しい。
妻の誕生日祝いで1年10ヶ月ぶりにヴィンチェロ。料理はおまかせ、ワインは少なめでお願いした。
スプマンテで始まり、1皿目は氷見の寒ブリのタルタル(美味しい)、ワインはTERRE BIANCHE、2皿目はフォアグラとサツマイモのクレマ 栗の蜂蜜、ワインはEFESO、3皿目はアンコウとズワイガニのトマトソースのパスタ、LOCO NOVOのワインも美味しい、4皿目は白トリュフをたっぷりかけてくれる 白トリュフとクリームソースのペンネ(すっごい白トリュフの香り)ワインはFONTANAFREDDO BAROLO、白トリュフたっぷりで旨い、次のワインはSANTA CECILLIA。料理はA5ランクの黒毛和牛のランプのステーキ(歳のせいか和牛は美味しいけどつらい)。そして、妻の誕生日祝いにデザートの盛り合わせにろうそくをつけて運んできてくれた。とっても、美味しかった。そして紅茶。1年10カ月ぶりだったが、白トリュフも嬉しかったし、ワインの量を減らしてもらったので、最後まで飲めて良かった。

以下は2015年2月のレビュー
最近はすっかり年に1回の利用になってしまっている。本当は娘の誕生日週間である先週の土曜に利用しようと思っていたのだが、その日は貸切とかで今週になった。

娘には、生ハムの盛り合わせと、チーズのペンネをお願いし、我々はワインを含めたおまかせ。フロアスタッフがかわり、今は斎藤さんがサービスも行っている。スプマンテが旨い。料理は以下の通り。各皿に合わせたワインも美味しかったが、途中から銘柄不明。ハタのタルタル、ホワイトアスパラガスと生ハム、フォアグラのソテー、塩ウニのトルフィエ(ヴィンチェロで手打ちのショートパスタが食べられるとは。しかも好きなトルフィエ。旨い。チーズのペンネで満腹になったはずの娘もこれは喜んで食べていた)、タリアテッレ トリュフかけ(トリュフの良い香り)、牛肉、カタラーナ、エスプレッソ。もう途中から満腹で、酔っ払って寝ていた。今日もワインも美味しかったし、パスタも美味しかった。ディーゼルとのコラボのワインバーORSOにも行かねば。

以下は2014年2月のレビュー
ヴィンチェロも2月11日でオープンして12年になった。オープン記念日からちょっと遅れて、娘の誕生日ちょっと後の週末にヴィンチェロで夕食。ワインは少なめでお願いして娘は、チーズ中心におまかせで。

まずは、娘に36カ月のパルメジャーノと40年のバルサミコ酢。我々はスプマンテで始まり、Doniniの白と白エビのタルタルにボッタルガのせ。野菜のシャキシャキした食感との相性が良く、このワインは飲み口がとっても軽い。娘にはシンプルなトマトとモッツアレラのスパゲッティ。トマトは先日我々が贈った徳谷トマトの7番を使用したとのこと。なんとも贅沢なパスタ。もちろん美味しい。続いて、我々はPrimedizione Vallona の白と赤牛や鹿、クラテッロなどのハム。これが絶品。サイのラベルのToscana Vermentino La Spinettaでフォアグラのソテー、Zimara Sanchiricoのロゼにトゥベッティーニのスープパスタ。食感も魚介の出汁もとっての良い。このトゥベッティーニがめちゃうまい。娘は、ゴルゴンゾーラをはじめ数種類のチーズのペンネ。我々はサイのラベルのIl Gentile Di Casanovaに黒トリュフをたっぷりかけたショートパスタ。トリュフの香りがしっかり。続いてDemarie Barbarescoに鴨のロースト。ドルチェにMaximoのデザートワイン。もう満腹。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の第一弾として、ヴィンチェロで夕食。紀伊国屋ホールで芝居を観た後の利用だ。我々はいつものようにワインを合わせてもらい、娘はチーズと、チーズのパスタをオーダー。

我々はスプマンテで始まり、まずは、TERRE BIANCHEの白とヒラメとウイキョウのセルクル仕立て キャビアのせ、娘にサーモンのポテトチーズソース、Leone de Castrisの白とホワイトアスパラガス、Moroseのロゼスパークリングと鹿のタルタル、娘にはチーズのショートパスタ、CONTINEとボッタルガのスパゲティ、Amedeoの赤とラグーとペンネ、PODERE SAPAIOの赤と羊にサルシッチャ。今日も美味しかったが、一品目のパスタの段階で、かなり満腹になってしまい、本当に食が細くなったと感じる今日この頃。そして今日も酔っ払った。

以下は2013年2月のレビュー
あっという間の11年だった。いつものようにおまかせにして、ワインは少なめでお願いしたのだが、かなり酔っ払った。まずは、スプマンテで始まった。

我々は鰯とスペルト小麦とリコッタのセルクル(旨い)にCHARA CHARD ONNAY SALENTO(このシャルドネとっても美味しい)、チーズ好きの娘には、インカの目覚めやブロッコリーのセルクルに焼いたカチョカバッロ?、我々はインカの目覚めやブロッコリーのセルクルとカジキマグロのソテー(これも美味しい)にCOSTE A PREOLA(このワインもフルーティかつ奥深く美味しい)、娘にはトマトソースとスモークしたモッッツアレラのペンネ(トマトソースがとっても美味しくチーズもとっても美味しい。もちろんペンネも)、我々はホタテのオレキエッテ ボッタルガ(これも美味しい)にFIVE ROSESのロゼ(これはこちらで何度か飲んでいるが美味しい)、続いて濃厚なカルボナーラにたっぷりの黒トリュフを斎藤シェフがかけてくれた(このカルボナーラがまるで全体チーズのような濃厚さで、黒トリュフとベストマッチ)にDAMARIEの赤(このワインも奥深く美味しい)、豚肉のロースト(もうお腹いっぱいなのだが、香ばしく美味しい)にARNALDO CAPRAI COLLEPIANO(ヴィンチェロといえばこのワイン。文句なく美味しい)、ドルチェはパイナップルと胡桃の入ったアイスとDAMARIE 微発泡デザートワイン(このワインも上品な甘さで美味しい)。

今日も良く飲んだ。どれもとっても美味しかった。

以下は2012年2月のレビュー
2月11日はオステリアヴィンチェロのオープン記念日。あっという間の10年間だった。私がこの店を初めて利用したのは、オープン2ヵ月後だったのだが、あの日の記憶は今でもしっかり覚えている。今日は、あの日と同じ席を用意してくれていた。料理はおまかせにして、メインは極力少なく、そして料理にあわせるワインも普通の半分程度の量でお願いした。

まずは、スプマンテ、海老にキャビアには、軽い感じのシャルドネ。ホワイトアスパラガスには、Pradalupoと言うしっかり目の白、フォアグラには、Colle Soragani、塩水ウニのリングイネには、Salice Salentino Riserva、たっぷりの黒トリュフがかけられた鹿と栗のラグーのショートパスタにはTellus Lazio Syrah、イベリコ豚にはMontevetrano、私だけドルチェのカタラータ、そしてコーヒー。娘は水牛のモッツアレラ 36ヶ月のパルメジャーノ ハモンセラーノの盛り合せ、チーズのパスタ。

今日のワインは、ほとんど初めてのワインばかりだったと思う。Montevetranoも初めてだったが、凄いなこのワイン。初めてこちらに伺った際は、斎藤シェフがリゾットにたっぷりのサマートリュフがかけてくれて感動したのだが、今日は斎藤シェフが同じように黒トリュフをたっぷりかけてくれた。その濃厚な香りにそれだけで酔ってしまいそうだった。実際には、既に酔っ払っていたのだが。店中に10周年を祝う花がいっぱいで、もちろん満席。10周年おめでとう。これからも私たちを導いて欲しい。

以下は2011年2月のレビュー
今日はワイン込みで12000円のコース。スプマンテから始まり、白2種類、赤3種類、紅茶の香りのするデザートワイン。一番初めに出てきた白ワイン以外はみな初めてのワインだったのだが、どれも美味しく、このデザートワインがとりわけ香りよくお薦めだと思う。料理ももちろん良かった。出てきた料理は、ブリのカルパッチョ たっぷりの野菜、ムール貝のグラタン風(ムール貝の上にカポナータをのせ、その上からモッツアレラをかけて焼いたもの。美味しい)、魚介の辛いトマトソースのリングイネ(帆立や海老や蟹がたっぷりで、濃厚なトマトソースでとっても美味しい)、ポルチーニのショートパスタ(これも完璧)、北海道の短角牛のタリアータ たっぷりのルッコラかけ(この牛肉、赤身がとっても旨い)、カタラーナ(もちろん美味しい)、コーヒー。

グラスが空いたらワインを注いでくれるし、ワインだけでも充分12000円の価値がある位飲んでしまったと思う。ここで食べると、ついつい飲みすぎてしまうのが玉に瑕。


以下は2011年1月のレビュー
久しぶりにオステリアヴィンチェロ。家族での利用も本当に久しぶり。確か、前回家族で利用した時も、今回と同じようにハイアットリージェンシーに泊まった時だったと思う。

今回出てきた料理は、ボタン海老のキャビアのせ ウイキョウ添え、バーニャカウダ、フォアグラと牛肉のタルタルトリュフのせの盛り合わせ、塩水ウニのリングイネ、イノシシのパスタ 白トリュフ、牛肉のタリアータ。

今年最後の白トリュフに間に合った。ワインもどれも良かったが、特に良かったのがFranz Haasのマンナと言う白ワイン。シャルドネをベースにした物だとの事だが、濃厚でとっても良かった。

以下は2010年5月のレビュー
今月2回目のオステリアヴィンチェロ。出てきた料理は以下の通り。
蛍烏賊とカポナータ、ホワイトアスパラガス、稚鮎のフリット、海老と蟹のパスタ、そら豆のショートパスタ、チュラ豚のマスタードソース。料理はどれも良い。もちろんワインも合わせてもらった。特に旨かったのは2002年のゲヴェルツ。感動の旨さだった。

以下は2010年5月のレビュー
夜に利用した。出てきた料理は以下の通り。
・マグロと茄子のタルタル(バルサミコでちょっと甘めに)
・ホワイトアスパラガス 桜海老(甘さのしっかりしたホワイトアスパラガスが美味しい)
・サラミ、鹿の生ハム、馬の生ハム(イタリア土産とのこと。これが絶品)
・ホワイトアスパラガスのリゾット(絶品)
・兎とそら豆、トマトソースのショートパスタ(濃厚なトマトソースで美味しい)
・鹿肉とフォアグラ(旨い)
・カタラーナ(これも美味しい)
・エスプレッソ
ワインもそれぞれに付けてもらったが、面白い物が多かった。特に2000年のTAURASI VILLA RAIANOが絶品だった。

以下は2010年1月のレビュー
ランチ営業を始めたと言うので(通常営業は1200円、1500円のパスタランチのようなのだが)、事前にお願いして、4000円程度の料理で宴会(と言うか10人程度の集まり)で利用させてもらった。ワインは、その場の雰囲気でと言う感じだったのだが、やはり予想したとおり、ついついワインも進んでしまった。

前菜は、2種類で蛍烏賊とラトゥイユのサラダ添え、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、パスタは、魚介のトマトソースのオレキエッタ、メインは、子牛のミラノ風カツレツ、デザートはアイスとムースの中間のようなフワッとした食感のもので、蜂蜜が添えられていた。そしてエスプレッソ。10名でワインを4本開けたのだが、ワインももちろん美味しく、娘はいつものように30ヶ月熟成のパルメジャーノにチーズのペンネ。

やはり、ランチでもワインが進むような味付けなので、ワインがついつい進んで飲みすぎてしまうのが玉に瑕。ワインは、料理に合うようなものでお任せにしたのだが、白、赤とも5000円程度の手頃な価格でナイスチョイスだった。

以下は2009年12月のレビュー
先週に引き続き、斎藤シェフがイタリアから帰ってきた翌日に家族で利用した。

残念ながら白トリュフは手に入らなかったそうだが、黒トリュフも薫り高い。
料理は、鰯とウイキョウ、インカの目覚めと蛸(程よい塩加減で美味しい)、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、黒トリュフかけ(トリュフの香りがすばらしい)、ムール貝のグラタン仕立て(これもまた旨い)、オマール海老のパスタ(旨みたっぷり)、短角牛のロースト(程よい歯ごたえに深い味わい)、ワインはスプマンテ、白2種、ロゼ、赤2種。もうお腹いっぱい。
娘は、こちらのオリーブオイルが大好きなのでパンにオイルをつけて沢山食べ、30ヶ月熟成の赤牛のミルクで作ったパルメジャーノの塊、そして大好きなチーズのペンネを沢山食べた。

今日はトータルで3万円。今日も美味しかったし酔っ払った。

以下は2009年11月のレビュー
予約の際、斉藤シェフからその日はイタリアに行っていていないけど、と言われたのだが利用した。予約の際に、メインを少なめにして、お酒たっぷりで1万円でお願いできます?と聞いたら、大丈夫とのことだったので、そんな感じでお願いした。

確かにお酒たっぷりだった。スプマンテ・食前酒代わりにとイタリアのヌーボー(赤・白)、白2種類、ロゼ、赤2種類、グラッパでもうフラフラ。ヌーボーはやはり他のワインに比べるとイマイチだったが、他のワインはすごく良かった。

料理は、寒鰤のカルパッチョ、インカの目覚めのムースと白レバー、アサリのパスタ、ラディッキオとチーズのペンネ、バスク豚、パンナコッタ、エスプレッソ。どれも酒に合うようにしっかりした味付けで、メインはいつもの通り、ちょっと甘めのソースだった。今回はメイン軽めでお願いしたこともあって、今回は残さずに食べられた。

相変わらずCPがめちゃ高い。ちなみにトイレの中に置いてあった紙にランチも始めたと書いてあった。これは嬉しいが、昼からベロベロになるわけいかないし・・・とちょっと複雑。

以下は2009年4月のレビュー
先月に続き利用した。出てきた料理は以下の通り。
空豆とペコリーノロマーノのムースと蛤、稚鮎のフリットとイタリア人参、馬の生ハム・鹿のサラミ・鹿の生ハム・鴨の燻製の盛り合わせ、魚貝のトマトソースのパスタ、ポルチーニと手打ちのパッパルデッレ、鴨とフォアグラのロースト、パンナコッタとフルーツの盛り合わせ。

どれも美味しかったが、生ハムの盛り合わせは特にすごかった。こちらでは珍しい手打ちパスタも濃厚で美味しかった。ワインはどれもすばらしかった。

以下は2009年3月のレビュー
いつものようにおまかせ。出てきた料理は以下の通り。
稚鮎のフリットとイタリア人参(ちょっと大きめの稚鮎。ワタの苦味が美味しい)、 カルドンチェリとスモークした生ハム(カルドンチェリというキノコを初めて食べたが甘さのある美味しいキノコだった。スモークした生ハムも美味しい)、ホワイトアスパラガスのリゾット(いつもながらリゾットが美味しい)、 徳谷トマトのソースのコンキエッタ(これが今回のベスト。徳谷トマトを使って作ったと言うトマトソースは濃厚で独特の甘さ。コンキエッタの美味く絶品)、純血バスク豚のロースト(上質のハチミツを使ったマスタードソースでのバスク豚のロースト。バスク豚が美味い)
ワインは、もちろんいつものように合わせてもらったが、PIEROPANという白ワインは面白く、POGGIO CANNETOも、LUTROCも美味いし、COLLEPIANOは相変わらずすばらしい。

以下は2008年11月のレビュー
斎藤さんが、イタリアから帰って来て3日目に訪れた。
白トリュフが目当てだったのだが、残念ながら今年はゲットできなかったのだそう。
ムール貝のワイン蒸し、究極の生ハム盛り合わせ(クラテッロ、カモシカ、イノシシ等 有り得ないほどの美味しさ)、シンプルなトマトソースのパスタ(このコクといい、香りといい最高)、そしてトリュフのリゾット(すばらしい香りにアルデンテのリゾットはやはり最高)、キジ(もうお腹いっぱいで食べ切れず)、それでもついついカタラーナを食べてしまうメタボな私。娘も大喜び。隣の席のカップルがお誕生日のお祝いだと言うので、娘がハッピーバースデーの歌を歌ってあげるほど、上機嫌だった。

以下は2008年2月のレビュー
2002年2月11日はオステリアヴィンチェロのオープンした日。その記念日の前日に伺った。

今日は鰤のカルパッチョとボタン海老ではじまり、ホワイトアスパラガス、トリッパのトマトソースのパスタ、麦のリゾット黒トリュフかけ。どれもシンプルで美味しい。ここで、お腹いっぱいになってしまい、メインはキャンセルした。娘もホワイトアスパラガスに添えられたサンダニエルを食べて、つまみに持ってきてもらったパルメジャーノをお代わりし、特別に作ってもらったトマトソースのスパゲッティーニを完食し、我々のリゾットも食べていた。さらにカタラーナまで食べた。私も大好きだが、娘はミシュランを「ここも行ったね」と一緒に見ていた時に、オステリアヴィンチェロは出ていないのかと言うほどこの店がお気に入りだ。

以下は2007年11月のレビュー
今年はなんと白トリュフが90万円/1kgを超えるほどの価格なのだそう。一昨日イタリアから帰ってきたばかりの斎藤シェフが、それでも例年並みの価格で食べさせてくれる白トリュフのリゾットの旨いこと旨いこと旨いこと。娘のために作ってくれたトマトソースのスパゲッティーニも、ムール貝のパスタも、生ハムもフォアグラもみんな旨い。大満足。

以下は2007年11月のレビュー
今日もおまかせ。出てきた料理は、シラスの白身魚サンドとカジキマグロの燻製、カボチャノピュレーとフォアグラ、日本ではここ以外で食べられないようなハムの盛り合わせ、魚介のパスタ、たっぷりトリュフのリゾット、和牛のタリアテッレ。すっげー美味い。この料理で6000円はありえない。ワインは各皿に合わせてもらってグラスで6杯飲んで、10000円程度。マジヤス。

それにしても客層が落ち着いている。この店はイタリアンには珍しく、男性比率が高い。オーナーの齋藤さんと同世代あるいはその上の世代の男性が、結構男同士で飲み食いを楽しみに来れる珍しいイタリアンだ。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりに利用した。リゾットを入れてねとだけリクエストして料理はシェフにおまかせにした。

ムール貝のワイン蒸し、イタリア産ニンジンとパンチェッタの和え物、蟹のパスタ、たっぷりのサマートリュフの激ウマリゾット。バスク豚のロースト。これで料理6000円はありえない価格。それぞれの皿にワインを合わせてもらって、一人1万円程度。これもやはりありえない価格。普通の店なら、このリゾットだけで6000円以上取られるだろう。

何でもイタリアのLECCEにある300Mila Lounge「http://www.300mila.it/」と言う店の料理も斎藤さんが任されたとかで、二番手がそちらに常駐している関係で厨房はてんてこ舞いで斎藤さんもフロアに顔出せない状態とか。

それにしても美味しかった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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5位

くろぎ (湯島、上野広小路、上野御徒町 / 日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2017/02訪問 2017/02/19

娘の誕生日はくろぎ

2015年の娘の誕生日以来、娘の誕生日週の土曜の夕食は、娘のリクエストでくろぎでの夕食になっている。4日遅れになったが娘の手作りのバレンタインのチョコレートを黒木さんにプレゼント。

飲み物は、私が黒龍の純米酒(1500円)、妻は佐藤の麦焼酎(900円)X2、娘は温かいお茶。

出てきた料理は以下の通り。事前に牛肉抜きでお願いしておいた。

まずはお祝いのお赤飯、続いて焼き蕗の薹豆腐、松葉蟹のオスとメスそして大人は甲羅酒と続く。私と妻はヤリイカなのに、娘にはたっぷりの蒸し鮑、八寸は海鼠 イイダコの煮付け イカ 干し柿のきんとん詰め、バチコなど。
続いて娘には丸鍋なのに、我々は粕汁。お造りは、あん肝 鮪の赤身 中トロ トロ 鯛 ボラ。お造りの後に、黒木さんが大きな花束を持ってお祝いに来てくれた。もうかなりお腹いっぱいとのことで、娘と妻は次から少なめに。フグの白子焼き。ここで娘と妻は、ご飯までストップ。私だけ鮎魚女と山菜の揚げ出汁。続いてご飯物は、蟹の炊き込みご飯と味噌汁 香の物。かなり濃いめの味付け(持ち帰りした分は緑茶で茶漬けにしたらとっても美味しかった)。味噌汁美味しい。そして葛切と猿田彦コーヒー。これで終わりかと思ったら、Happy Birthdayの手作りケーキでお祝いまでしてくれた。申し訳ない。

今年は10万超えの106088円。家族で10万超えだと年に1回しか家族では利用できないなあ。ちゃんと美味しかったが、娘と我々の差が激しすぎないか?娘のお祝いだからありがたいけど。これが最後の湯島。来年の娘の誕生日は大門になる。
娘の誕生日祝いでくろぎ。去年に続き、今年も。1階の奥の個室だった。ここにも個室があるとは知らなかった。やはり、今年もEricさんがカウンターに。事前に確認していたので、Ericさんと黒木さんに手作りチョコレートを娘からプレゼント。

我々の料理は、まずは娘の誕生日祝いだから赤飯で始まった。続いて、蕗の薹豆腐。私と妻は鰤の入った粕汁。娘には特別に娘の好物のまる鍋。マジウマだそうだ。我々にスープをくれた。続いて、香箱蟹、そしてまたまた娘に好物の大きな鮑。胆ソースを甘めに仕上げたとの事。嬉しそうに食べていた。稲荷寿司 ばちこ 蕨 若芽の煮凝り 菜の花 キンピラ 酒粕とカラスミの八寸。そしてあん肝ポン酢と壱岐の鮪 フグ刺し フグ皮 明石の鯛の刺身。もうここで娘はお腹いっぱい。止めてこれからは妻も料理を分けてもらうことに。妻も、少なめにお願い。牛ヒレのカツレツとフグの白子のフライ。衣も軽く、白子のフライが旨いが牛ヒレカツはいらない。ちゃわんぶもそうだが、このタイミングで牛カツは五十歳のオヤジにはいくら衣が軽くても重いし、そもそも牛肉はいらない。娘はまだ残してあったあん肝ポン酢で妻も白子フライを食べてマジウマと喜んでいた。私だけ、鰻の蕪蒸し。これも美味しい。ご飯は、筍ごはん。いつものように美味しい味噌汁と香の物。

この後、黒木さんが娘のためにろうそくに火をつけたケーキを持ってきてくれて、ハッピーバースデー。そして葛切、猿田彦コーヒー。美味しかったが、今年は3人で約10万コースになってしまった。湯島一二一の頃とは異なり、なかなか家族で来れる店ではなくなってしまった。そもそも席が取れないのだが。次回はまた来年の娘の誕生日で。

以下は2015年9月のレビュー
今日は、1階の貸切でくろぎ。初めての人がカウンターだったので、我々は初めての1階のテーブル席。ビールで始まる。料理はいつもの焼き胡麻豆腐から始まり、水菜 舞茸 しめじの煮浸し、日本酒は黒龍 純米吟醸 いっちょらい、秋田の松茸のフライ 鰹出汁のウスターソース ズッキーニと万願寺唐辛子の揚げ物、蛸の酢味噌和え、黒龍 九頭龍 純米、揚げた鱧と岩手の松茸 にゅうめんのお椀(香りが良い松茸。揚げた鱧よりも葛打ちした鱧のお椀の方が好き。なぜ素麺を入れた?)、岩手の焼松茸(香りも食感も良い)、八寸は シャリのかわりにショウガを使った鯖棒寿司 鰻の八幡巻 セルバチコ 葱と塩昆布 フルーツトマト パプリカと玉ねぎの土佐酢 鱧骨煎餅、インカの目覚め、ホタテの貝柱を山椒で炊いたものと鶏卵のそぼろ 柚餅子 でかい焼きばちこ、徳島の天然鮎と琵琶湖の支流の天然鮎の塩焼き(徳島の鮎の方がワタの味が鮮烈で好みだった)、黒龍 龍 大吟醸、お造りは鱧の湯引き 八戸の巻網の鮪と大畑の延縄の鮪 アオリイカ、鱧と松茸の玉締め(かなり味が濃いめ)、天然鰻の直焼き(たれが強いが、パリパリの皮が旨いし、鰻も旨い。白焼きの方が良かったかも)、鮭とイクラの炊き込みご飯と味噌汁 漬物(炊き込みご飯のイクラも上品な感じで美味しいがもうお腹いっぱい。味噌汁は相変わらず絶品)、葛切(今日の葛切は薄く滑らかだった)、アイスもお願いした(旨かった。でも今日はわらび餅はなかった)、猿田彦コーヒー。

もうお腹いっぱいだったが、今日は4万円超えだった。素材も8800円で食べられた湯島一二一時代よりずっと良くなったが、テーブル席ではさすがに高く感じる。松茸も鮎も美味しかったけど。

以下は2015年2月のレビュー
娘の誕生日前の週末。いつもはディズニーシーのホテルミラコスタに泊りに行っているのだが、予約開始時に出遅れ窓からショーの見える部屋は予約できず、娘に希望を聞いたらそれならくろぎがいいと言うので、黒木さんに聞いてみたら、17時から20時の時間制限でかつ2階ならなんとかできる(6ケ月前なのだが)とのことでくろぎでの夕食になった。
バレンタインデーだったので、娘の手作りのチョコレートを持参して伺った。娘にはいきなり鮑で大喜び。赤飯から始まり、粕汁、蕗の薹豆腐(大人向きの絶妙の味わい)、蟹の海苔巻 イイダコ煮 ナマス バチコ餅 菜の花など、海老芋とタタミイワシの揚げ物、鯛のお頭付き 伊根の鮪 中トロ しめ鯖のお造り、丸鍋。娘は好きな丸鍋まででお腹いっぱい。私と妻も結構満腹と伝えたら、香箱蟹、私だけ鰻の蕪蒸し、鰤の照焼はキャンセルというかお持ち帰りにしてもらい、うすい豆ご飯もちょっとだけ。今日の味噌汁は蟹も入っていた。葛切り、猿田彦コーヒー。更に、娘のためにケーキを用意してくれていて感激(でももう食べられず)。丸鍋旨かった。
鮑も旨かったらしい。

以下は2015年1月のレビュー
今日も常連さんの席を分けてもらってくろぎ。娘には怒られたが。塩辛をちょっとつまみ、焼き胡麻豆腐、恵方巻やら、海老芋の揚げ物や、バチコなど色々、白味噌の雑煮、すっぽんのスープ、香箱蟹、マスノスケ照焼、フグとシメサバ 伊根の鮪のトロ、さっぱりと青菜の煮浸し、鰻の蕪蒸し、A5ランクの宮崎牛、蟹の炊き込みご飯、絶品味噌汁、葛切り。今日も美味しかったのだが、伊根の鮪、鰻、牛肉と脂が強めの物が続いたので、年寄りの私にはちょっと脂が強かった。私は鰻の蕪蒸しはそのままにして、鮪も赤身にしてくれて牛肉もなしで良かったのだが。「伊根まぐろ」というニッスイの畜養鮪があるが、今日の鮪は、伊根でとれた天然の鮪だそうだ。葛切りがくっつき気味で食感がイマイチだったのがちょっと残念。それ以外はすっぽんのスープも蟹の炊き込みご飯もみな凄く良かった。特にくろぎの味噌汁は本当に旨い。

以下は2014年8月のレビュー
今日は家族でくろぎ。とは言ってもいつものように、常連さんがおさえているカウンター席を分けてもらって、常連さんも一緒だったのだが。

前日、黒木さんから娘に何が食べたいかと問い合わせが来ていたのだが、臨海学校帰りだった娘は、疲れて寝てしまっていたので、リクエストできず。それでも娘のために、鮑は用意してくれていた。いきなりそのでっかい鮑で始まり、娘は大興奮(全く分けてくれず一人で食べていた。汁も飲ませてくれなかった)。我々は(娘も同じなのだが)、焼き胡麻豆腐、ジュン菜と鮑の酢の物(娘だけ鮑が多かった)、鱧と松茸、茄子、九条葱のお椀(かなりしっかりした吸地。茄子が旨い。これも娘の好物)、鮎の塩焼き、鱧落としと鯛(骨切りが丁寧で鱧が旨い)、鮪のお造り、八寸(蛸の柔らか煮、万願寺、白板昆布と生姜の和え物、生カラスミ、バチコ、パッションフルーツとオレンジのゼリー寄せ等。カラスミとバチコがたまらない。娘がバチコを我々の分まで食べていたら、追加でたっぷりバチコを娘にくれたのだが、それもみな一人で食べていた)、挽肉のフルーツトマト包み煮、天然鰻(蒸していない直焼鰻。脂がのっている)、生姜と牛肉の炊き込みご飯(美味いがもうお腹いっぱい)、味噌汁も美味しい、いつもの葛切りとスイカ。それにしても娘が良く食べた。

以下は2014年6月のレビュー
今回も常連さんと私の誕生日の前日にくろぎ。娘にはずるいと散々言われたが。焼き胡麻豆腐で始まり、ジュン菜鮑酢(細切りの鮑の食感とジュン菜のプリプリした食感で面白い)、阿波尾鶏の重湯椀 新玉葱(しっかりと濃厚な出汁。中華っぽい感じだが美味しい)、焼き蛤の寿司(紅白の皿でお祝いしてくれた。香ばしくジューシーで美味しい)、ウニの手巻き(ウニが甘くこれまた美味しい)、鱧の叩き(軽くあぶった鱧の骨切りも丁寧でとっても旨い)、稚鮎の焼きと揚げ(濃縮した味わいで美味しい。山葡萄の葉の揚げ物も旨い)、これまた特別に鯛の焼き物(絶品)、鯛 戸井の鮪 アオリイカ(お造りもちゃんと美味しい)、久世茄子 絹さや(しっかりした出汁でオランダ煮風。旨い)、八寸(青梅蜜煮 火取りばち子 無花果 鴨ロース 水茄子 イカののり巻 蛸の柔らか煮など。これも旨い)、宮崎牛の焼物(美味しいのだが、サシがきつい。たっぷりの山葵と柚子胡椒で脂をおさえて食べた)、うすい豆ご飯(旨い)、鯛の出汁の味噌汁、香の物、デコポンのゼリー寄せ(シャンパンゼリーで美味しい)、葛切り(美味しい)、練り切り(ちょっと香ばしい感じの味わいなのはきな粉が入っているから?美味しい)、猿田彦珈琲を一口、無理矢理のリクエストでわらび餅(旨い)。盛り沢山で、とっても楽しい時間だった。やっぱりくろぎは楽しい。

以下は2014年3月のレビュー
今日は、常連さんと一緒なのでカウンター。くろぎはカウンターが楽しい。今日の料理は、ホタルイカ沖漬け(美味しい)、蕗の薹豆腐(蕗の薹の苦味が良い)、蓮根饅頭と蕗のお椀(蓮根饅頭の中にはウニが。ただ、吸地がかなり強めで私の好みとは違った)、桜海老とセリのかき揚げ(香ばしく美味しい)、桜鱒と木の芽の筍のタレ焼き(桜鱒はちょっと火が入り過ぎだったが、木の芽と一緒に食べれば何とかなる。京都産の筍が美味しい)平貝 アオリイカ ボラ 鯛のお造り(美味しい)、菜の花 うるいとワカメ 葉わさび ウドの土佐酢漬け 穴子寿司 タコの柔らか煮 カシューナッツと黒糖 海苔 バチコなど(美味しい)、鯛カマ塩焼き(これが絶品。しっとりとした焼き加減で素晴らしい。やれば出来る)、トリ貝(ねっちょりした旨いトリ貝)、新ジャガと ホワイトアスパラの煮物(出汁も美味しいし、新ジャガの上には甘味噌。煮込まれたホワイトアスパラガスも美味しいが、やはりホワイトアスパラガスは、もっと食感があった方が良い)、シャトーブリアンの焼き物 山葵とポン酢(これも美味しい)、ホタルイカの炊込みご飯(生姜との相性も良く美味しい)、香の物、味噌汁(ここの味噌汁は出汁が効いていて旨い)、葛切り(これも美味しい)、姫花という練り切りの上生菓子(和菓子の職人が入ったとのことで、上質な上生菓子が食べられるようになった。東大に和菓子屋を出すのだそう)。

やっぱりくろぎはカウンターが楽しい。移転先の話も聞けた。大門の鰻屋紀ノ川の場所だそう。5月から工事に入るのだそうだが、いつ出来上がるかはわからないらしい。

以下は2013年9月のレビュー
半年以上前に娘がどうしても行きたいと言うので(彼女は2年前から利用していなかった)、予約を入れたら何とこの日のしかも2階の時間制限付きになった。一体どこまで人気なんだって感じだ。2階の個室は、壁と襖で仕切られているものの、欄間から微妙に隣の部屋の煙草の煙が匂ったりするのがちょっと・・・。禁煙じゃないって初めて知った。やっぱりくろぎはカウンターが良い。2階の利用はまだ一二一として営業し始めたばかりの4年前以来だったが、イスとテーブルになっていたりちょっと変わったかなという印象だった。

事前に食べたいものを黒木さんに聞かれ、娘がすっぽんと鮑が食べたいとかラインで連絡してしまい、通常のコースにそれらが加えられ(娘の分も普通に用意されていたので)、妻も娘も途中でギブアップ状態だった(お造りも炊き合わせも二人ともパスしていた)。

出てきた料理は以下の通り。焼き胡麻豆腐、すっぽん鍋(すっぽんと松茸の鍋。旨いに決まっている)、鱧がまた届いていないので後になると連絡があって、ホタテと銀杏の揚げ物、八寸(棒寿司、鴨、バチコ、伊達巻、蛸の柔らか煮、茄子と素麺、菊の花とモロヘイヤ、グレープフルーツとミントのゼリー寄せ、百合根のパテ)、蒸し鮑(でっかい鮑。柔らかく、汁も美味しい。端を妻と私が一切れずつもらい後はみな娘が)、クラゲの胡麻酢和え、子持ち鮎の焼き物、ここで鱧の叩き、ここで、妻はギブアップ。娘は元からすっぽんと鮑に専念していて、ほとんどを持ち帰りに。炊き合わせは萩饅頭 菊花餡、お造りは、戸井の鮪の赤身とトロ、鯛、ご飯は賀茂茄子と大和煮の炊き込みご飯、香の物、味噌汁、葛切り。

料理は美味しかったが、カウンターで顔を見ながら食べる時よりもかなり濃い目の味付け。いつも好みに調整してくれていたんだろうとわかる感じ。やはりカウンターが良い。

以下は2013年7月のレビュー
半年ぶりのくろぎのカウンター。とは言っても、自分で予約した訳ではなく、今回も常連さんに席を分けてもらったのだけど。連れ待ちの間に出してくれる酒の肴がとてつもなく旨い。出てきた料理は、焼き胡麻豆腐(厚い焼き胡麻豆腐はとっても香ばしく美味しい)、鱧の叩き 梅肉(韓国産の鱧がこれまたとっても旨い)、鱧とジュンサイ 早松茸のお椀(しっかりした吸地で鱧も上質のジュンサイも美味しいし、薄いが松茸の香りも良い)、枝豆とイチジクの天ぷら(これも良い)、アコウ 鯛 ムラサキウニのお造り(ウニも美味しいが鯛が旨い)、カマスの棒寿司 沢蟹 水茄子 ばち子 フルーツトマト ゆべし カラスミなどの八寸(美味しくない訳がない)、四万十川の天然鰻(蒸していない皮パリパリの鰻。美味しい)、大分の稚鮎の塩焼き(これまた絶品の美味しさ)、加茂茄子おろし煮 赤万願寺 鴨の炊き合わせ(これも美味しい)、トウモロコシご飯 香の物 九条葱の味噌汁(ご飯も旨いが、鯛の出汁だろうか、味噌汁がとてつもなく旨くおかわりしてしまった)、葛切りももちろん美味しいが、更に蕨餅 3個も出してくれたのだが、この蕨餅がちゃんと本蕨で恵比寿の翁だったら、これだけで3000円取られるだろう、更に甘えて塩アイスまで食べさせてもらい大満足だった。

黒木さんのトークも楽しく、時間の経つのも忘れてしまうほど。これで予約が取れるなら言うことないのだが(なぜくろぎに行けないのかと娘にはいつも怒られる)・・・。

以下は2012年12月のレビュー
1年半ぶりのくろぎは常連さんが押さえている席に入れてもらった感じ。出てきた料理は背子蟹土佐酢(甲羅酒もしてくれる。美味しい)、焼胡麻豆腐(醤油で味付けられた焼胡麻豆腐)、海鼠腸飯蒸し(酒が進む。海鼠腸もおかわり)、海老真丈椀(鰹出汁の椀物。しっかり目の味わい)、自家製からすみ、鴨ロース、ばちこ、柚べし、海老、銀杏等(どれも丁寧な作り)、寒鰤照り焼き(美しく美味しい寒鰤の照り焼き。栗きんとんも美味しい)、フグの薄作り 鮪 フグ皮(鮪がイマイチだと言ったら、熟成していない戸井の鮪も出してくれて、こちらの方が鉄の香りが良く旨かった)、堀川牛蒡白味噌仕立て(あまり甘くない旨い白味噌。これはとっても旨い)、オイルや酢等で即興的に作ってくれた牡蠣(これがとっても旨く、今日のピカイチの出来だった)、ナマコ(旨い)、京漬物盛り合わせ、牡蠣の炊き込みご飯(セリもたっぷりで、牡蠣もとっても旨い)、赤出汁は九条葱と揚げに蟹も入っていて、これが凄く旨い。葛切り。

楽しくて、あっという間に5時間も過ぎてしまった。あまりに居心地が良くて時の経つのも忘れている内に、隣の席は2回転して既に帰っていた。いやあ、申し訳ない。

以下は2011年6月のレビュー
前回利用したすぐ後に、土曜日のカウンターを予約したら、この6月だった。ちなみに、今予約を入れた場合、カウンターだと一番近くて11月だそうだ。今日は、娘も一緒に家族で利用した。

出てきた料理は以下の通り。

焼き胡麻豆腐(香ばしく、シンプルに焼餅のように。娘の好物)、ジュンサイとアワビ(娘の好物)、鱧のたたき 鱧子の煮凝り 鱧の骨せんべい 鱧の肝とフワの煮物(これも娘の好物。鱧は丁寧に骨切りされていて、美味しい。フワや肝も旨い)、鱧 松茸 冬瓜のお椀(鱧がしっとりと美味しい。吸地はちょっと強め。これも娘の好物)、四万十の天然鰻の白焼きと蒲焼(これまた娘の好物。いかにも四万十の鰻らしく、しっかりとした歯ごたえ)、穴子の笹寿司 ばち子 蕗煮 ゆべし 白瓜 川蟹(穴子やばち子は娘の好物。蕗も美味しい)、琵琶湖産活け鮎の塩焼き(宮崎のちょっと大きめの鮎と琵琶湖の稚鮎。甘さを感じる鮎。蓼酢の加減や新生姜も美味しい)、鯛 イカ 関鯖 トリ貝のお造り(トリ貝や関鯖が特に良かったが、どれも美味しい)、加茂茄子と蔵王鴨の煮卸(鴨肉が柔らかく、素揚げした加茂茄子にお出汁をおろし大根でまとめていてこれが美味しい)、蛸の酢の物、京漬物の盛り合わせ、新丸十の十五穀米ご飯、鯛出汁味噌汁(この味噌汁の旨い事)、葛切(これも美味しい)、更に娘には塩アイスにお薄。

それにしても、まるで娘の好物を事前に調べたかのように娘の好物オンパレードだった。途中からかなり満腹でもう食べられない状態になり、ご飯はほとんどお持ち帰りにしてもらったのだが、この鯛出汁の味噌汁はあまりに美味しかった。

もうちょっと予約が簡単になれば良いのだが、5ヵ月後まで土曜のカウンターは予約でいっぱいだそうだ。

以下は2011年2月のレビュー
くろぎになってから初めての利用だ。最近は、7Seasさんが黒木さんはどうも疲れているようだとこちらの評価を落としているし、私に四谷うえ村を紹介してくれた方も良くなかったと言っていたりしたので、ちょっと心配しながらの利用だった。今日も、こちらの常連さんと一緒だ。出てきた料理は以下の通り。

小さなイカ飯(程よい塩梅で美味しい)、根芋吉野煮 天生姜(いりこ出汁だというが、ちょっと出汁がきつめに感じた。たっぷりの生姜で温まる)、恵方巻 公魚鰯見立て 大根桝豆まき 子持ち昆布 バチコの節分八寸(公魚がちょっと甘めだが、どれもとても美味しい)、でっかい天然とらふぐの焼き白子(しっかり塩した焼き白子。罪深い旨さ)、粕汁椀(聖護院大根 海老芋 金時人参 蒟蒻 揚げ 酒粕の塩梅がよく、とっても美味しく温まる)、蒸しアワビとウニ アワビの煮汁のジュレ(これもぴったりと決まっている。美味しい)、焼きカラスミ大根(カラスミの塩梅がよく、しっとりしてとっても旨い)、寒ヒラメ ツブ貝 戸井のトロと中トロ 関鯖(今年は戸井では全然鮪があがらないと聞いていたのだが、大間が先週で終わったら、戸井であがるようになったのか。刺身はどれも良い状態だった)、蕗の薹豆腐(これがツボ。蕗の薹のほのかな苦味に醤油の香ばしさ。傑作)、小梅と黒豆 ジュレ(程よい甘さに煮られた黒豆にその煮汁のジュレがとても美味しい。小梅の味も素晴らしくマッチしている。冴えている)、鰆の塩焼き(ほっくり焼けた鰆がとても美味しい)、聖護院蕪蒸し 豊後水道鯛 キクラゲ(出汁の塩梅がとっても良く、旨い)、北海道新じゃがご飯(新じゃがと醤油、バター、出汁で炊き込んだ炊き込みご飯。これが半端なく美味しい)、丹波京漬物盛り合わせ(どれも美味しい)、ナメコと葱の赤出汁(美味しい)、葛切り 黒蜜 きなこ(きなこも上質。旨い)

後から聞いたのだが、今日は、黒木さんが、私の好み寄りの味にすると常連さんに宣言していたとの事。こちらは、今までは私の好みよりも濃い目に感じていたのだが、今日は確かに出汁の加減が今まで利用した中で最も好きな味になっていた。

利用するまでの心配は、全く杞憂で、焼き胡麻豆腐やシチューを封印し、くろぎになって一皮剥けたように感じた。

以下は2010年4月のレビュー
すっかり人気店になってしまい、去年の8月に一度利用したきり、夜は全く伺えていなかったのだが、今日は、こちらの常連さんが席を確保してくれ、目出度くカウンターで利用できた。

連れが遅れている間に、三つ葉の煮浸しとか、アワビの肝であるとか、ゆべしであるとかをサービスしてくれたりして、ついつい酒が進んでしまう。

今日のコースは以下の通り。
・先付け 蛍烏賊の沖漬け(酒が進む)、丹波産焼白子筍 木の芽(丸焼きにした筍はほっくりとして旨い)、焼胡麻豆腐(これも香ばしくて旨い)、活蛸梅肉掛け 蜂蜜、おそらくサービスで、ローストビーフ風牛ヒレ1切れ(レアに焼かれた牛ヒレは、たっぷり過ぎるほど和辛子がのっていて、涙が出そうになったが、肉は旨かった)
・お椀  うすい豆のすり流し 生湯葉 桜の花(味は良かったが、運ばれてくる時にかなり揺れてしまったらしく、あまり美しくなかったのが残念。煮鮑が一切れ入っていて、これはこれで美味しいがなくても良いかと思った)
・凌ぎ  棒寿し ばちこ ゆべし フォアグラの鴨ロース巻き(どれも良かった)
・揚げ物 フカヒレ九条葱の香味揚げ(食感が面白く、旨い)
・煮物  新馬鈴薯田楽味噌(新馬鈴薯が美味しく、味噌が旨い)
・お造り 豊後水道盛り合せ(赤身、トロ炙り、ニシン炙り、アオリイカ 黄身、桜鯛、ヒラマサ、とり貝、トマト、茗荷、はじかみ お造りは前回よりずっと良かった。ニシンやとり貝、桜鯛が特に良かったし、あまりにたっぷりでこの段階でお腹いっぱいになってしまうほど。はじかみも旨い)
・強肴  和牛タンシチュー(こちらの名物。久しぶりに食べると美味しい)
・香の物 丹波京漬物盛り合せ(漬物美味しい)
・食事  丹波産白子筍ご飯(程よい味わいで、筍の香りも良く美味しい)
・止め椀 味噌汁 九条葱 豆腐 揚げ(この味噌汁旨い)
・甘味  葛切り(目の前で作ってくれる作り立ての葛切りの美味い事)

初めて利用した時は、直球勝負のように感じたのだが、今回は料理にメリハリがあって美味しく感じた。何よりも、黒木さんの接客が楽しく、個室よりもカウンターの方がずっと美味しく感じる。人気の理由も良くわかると思った。

以下は2009年12月のレビュー
湯島界隈でランチとなり、初めてランチで利用してみた。前回、夜に利用したのが約4ヶ月前。娘が気に入って、また行きたいと言うのだが、かなり先まで予約でいっぱいになってしまっていて、ずっと利用できないままだ。

今日は、フリだったのだが、ギリギリセーフだった模様。席に着くと、鯛茶漬けが運ばれてくる。胡麻ダレにくるまった鯛が3切れ程度。出汁巻き玉子と、生麩などの味噌味の煮物も付いてくる。

まずは、鯛とこの煮物でご飯を一膳。鯛もお代わり出来るので、ご飯と鯛をお代わりして、今度は茶漬けにしてもう一膳。

出汁巻き玉子もかなりしっかりした出汁(前回、娘用に作ってくれた物よりも強かった)で、煮物もみなしっかり味で、ご飯がすすむ。

1ヶ月以上先まで夜は予約でいっぱいだそうで、娘の希望が叶うのはかなり先のことになりそうだ。

以下は2009年8月のレビュー
7Seasさんの評判も良いし、他にも信頼できる方も褒めていた湯島121を初めて利用した。電話で予約する際に子連れでも良いかと聞いたら、「2階の個室でどうぞ」と言われ、喜んで利用させてもらった。

湯島のドンキホーテの裏側にあるこちらの店、隣の風俗っぽい派手な看板がちょっとだが、店自体は外装も落ち着いた雰囲気。もちろん内装も。個室は、厚い板のテーブルに低い高さの椅子で、子供用にはちょっと厚めのクッションを敷いてくれていた。

8800円のコースは、サービス料10%が加算されるので実質的には1万円弱となるが、個室料もかからず、そして料理のクオリティ・使用している素材からしても抜群のCPだと言える。

出てきた料理は以下の通り。
・先付 鱧叩き 梅肉(まったりした鱧で美味しい。梅肉の酸味のバランスも良い)
     焼き胡麻豆腐(うち山を思い出させる焼き胡麻豆腐は、うち山よりも香ばしい仕上がりで美味しい)
・凌ぎ 松輪の棒鯖寿司 大間の握り ガリ ばち子(鯖寿司の質も高く、大間の赤身はまあまあの質。ばち子は旨く、娘にほとんど食べられてしまった)
・お椀 土瓶蒸し 松茸 鱧(土瓶蒸しは、かなりしっかりした味。福岡の割烹味美を思い出させるような味付け。娘の好物)
・焼物 子持ち鮎 たで酢 はじかみ(子持ち鮎は、頭と尾が切られて供される。塩加減もちょうど良く美味しい。はじかみも美味しい)
・揚物 鱧フライ 銀杏 茗荷の天ぷら(これも良い)
・煮物 とろ賀茂茄子 車海老 椎茸 生ウニ(冷たい煮物は、しっかりした出汁で、とろろ芋ののった賀茂茄子。たっぷりの生ウニと上質の車海老も美味しい)
・御造 大間鮪 豊後水道盛り合わせ(大間の鮪はかなりスジがきつかったが、烏賊や鮑等、それ以外は良かった)
・強肴 和風牛タンシチュー(小さな陶器で供される牛タンシチューはかなり濃厚な味付け。赤ワインが欲しくなる位)
・食事 鮎ご飯(これもかなりしっかりした味付けの鮎ご飯。美味しく、娘も食べた。おかわりまでさせてくれた。)
・香物 丹波京漬物(漬物旨い)
・止椀 鱧出汁 鱧子入り 九条葱の味噌汁(美味しい)
・甘味 葛切り 黒蜜(喉ごしに優れる葛切りも旨い)

料理は、料理人の若さを感じさせるかなりしっかりした味付けで、椀物や食事も重いがどれも美味しい。娘用には、お願いしていなかったのだが、おにぎりと出汁巻き玉子、アイスクリームをサービスしてくれた。この出汁巻き玉子、ほんの少しもらったが、非常に上品な味付けで、とても塩梅が良かった。

それにしてもこれだけの内装で、この価格はかなりのCPの高さだ。色々な用途に使える、かなりの使い勝手の良い店だと思う。

唯一イマイチと思ったのは、メニューにあった黒木純料理長のサイン。日本料理人は、字が上手であって欲しいとついつい思ってしまうのはわがままだろうか。

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6位

座屋 (高知橋、蓮池町通、高知駅前 / 日本料理、海鮮)

4回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/08訪問 2018/08/13

全てはご飯の為に

高知の最後の夜はやはり座屋。6000円のコース。

出て来た料理は以下の通り。

焼き茄子 生姜 胡麻豆腐(焼き茄子のペーストののった胡麻豆腐は焼き茄子感半端ない美味しさ)、鱧落とし モロヘイヤ 葛餡 野菜(美味しい)、鰹のタタキ塩たたき 清水鯖 イサキ 生トリ貝(鰹のタタキが凄い。この季節の生トリ貝も珍しい)、トウモロコシの落とし揚げ(美味しい)、マナガツオの西京焼き(美味しい)、仏手柑素麺(サッパリと美味しい)、豚肉のロースト 和風トマトソース(美味しい)、そして名物土鍋ご飯。まずはそのまま、土佐ジローの卵でTKG、塩で、塩昆布で、おこげを醤油で。(お腹一杯でもついつい食べてしまう美味しさ)、別腹は黄金桃 白桃 桃アイス(美味しい)。

いつもながら美味しくリーズナブル。ボリューム感も程よく、土鍋ご飯が堪能出来るのも嬉しい。
高知の夜は座屋。6000円のコースでお願いした。

飲み物は私は安芸虎 純米酒、妻はダバダ 火振り ロック、娘は柚子ジュース。

料理は以下の通り。
枝豆を使った焼き胡麻豆腐(美味しい)、鱧とトウモロコシの飛龍頭のお椀(しっかりした吸地。美味しい)、お造りは鰹のたたき イサキ 鱧 生鯖(美味しい)、赤チイキ(ハマダイ)の玉蒸し ウニのせ(葛餡にちょっと酸味もある。美味しい)、
星モズク ジャコ ほおずき等色々な八寸(美味しい)、鮎そうめん瓜(これ凄い旨い)、ダバダ火振り豚のロースト(この豚とっても旨い)。
そして名物の土鍋ごはん。香の物と赤出汁。まずはそのまま。美味しい。次には土佐ジローの卵を8等分にして、白い御飯に先に醤油をかけて卵をかける。熱々のご飯の温度でご飯のカルボナーラのようになった卵かけご飯は最高。次は鰹ご飯。そして塩を振っただけの塩ご飯、そして最後はおこげ醤油。旨い。

デザートは葡萄づくし。葡萄と葛切りの葡萄シロップと葡萄。デザートも美味しい。

今日も美味しかった。岡添さんはスペインから高知に帰って来ているようだが、仕事が入っているとの事で、お会いできなかった。かね寅のどら焼きをお土産で頂戴してしまった。申し訳ない。
最終便で高知に着いて、21時過ぎから座屋で夕食。6000円のコース。スペインにいる岡添さん経由で予約を入れた。

純米酒は久礼のみとの事なので久礼。妻はもちろん栗焼酎ダバダのお湯割x2、娘は柚子ジュースX3。

出て来た料理は以下の通り。カリフラワー 焼き胡麻豆腐、蛤のお椀、お造りはカツオの塩たたきヒラメ昆布〆 ブリ、金目鯛の豆豉焼 オニオンヌーボー 鯖の炙り寿司 ノレソレ、椎茸と海老の真丈揚げ、ウルイ コゴミ ツボミナなど山菜のお浸しとホタルイカと鶉の卵、土佐鴨ローストと金柑の酢、91歳のおばあちゃんの米の土鍋ごはん まずはそのまま、次に土佐ジローの卵の卵かけごはん、続いて塩で、最後におこげ醤油、デザートは土佐文旦のアイス 皮を練り込んだチーズケーキ 文旦。

いやあ、どの料理も美味かった。
半年ぶりの座屋。20時からの予約で空港から直行。

料理は、とうもろこし豆腐、鱧のお椀、 お造りはカツオ ヒラメ ネイリ 鰹のタタキ、焼物は料理長のお父さんが今日とって来たと言う仁淀川の天然鮎の塩焼き、八寸は、もずくのゼリー寄せ イチジク肉味噌のせ 枝豆 白瓜 川エビから揚げ キスのフライ 梅肉ソース、冷たい煮物は焼きなす 鮑 トマトの葛あんかけ、焼物が美鮮豚、ごはんはまずはそのまま、 次に土佐ジローの卵でTKG、塩でごはん。赤出汁に香の物。デザートは桃のデザート。

岡添さんが全くいない座屋を初めて利用したが、今日も美味しかった。

以下は2014年12月のレビュー
年末の高知はやはり座屋。飛行機が遅れて22時にお店に入った。出てきた料理は、以下の通り。
カリフラワーの焼き胡麻豆腐、鰤と蕪の雪見鍋、グレ タチイカ 鰹のお造り、島根の香箱蟹、イトヨリダイの押し寿司 鴨 金時人参のカステラ 白子唐揚げ タケイモの煮物下仁田葱と長太郎貝の味噌焼き 青菜のおひたしの盛り合わせ、蓮根団子 ピスタチオ入り ウニのせ、牛肉の菜の花巻き、白いご飯、TKG、柚子尽くしのデザート。相変わらず美味しい。岡添さんが23時半に登場。何だかとってもワイルドになっていた。

以下は2014年5月のレビュー
ゴールデンウィークの墓参りで高知。岡添さんもスペインから帰って来ていた。
今日の6000円のコース料理は以下の通り。筍豆腐、賀茂茄子とキスのお椀、鰹の塩タタキ 鰹 金目鯛 アオリのお造り、ホタルイカのペースト 鯛 アサリなどのアクアパッツア、うにとあわびの海苔のせ、さざえ かわはぎ 島らっきょの天ぷら 鯵寿司、牛肉とホワイトアスパラ アスパラソース、ご飯 TKG 桜海老の卵とじ丼 ご飯塩 赤だし、香の物、梅づくしデザート。
料理はどれも美味しく楽しい。
岡添さんは3年スペインから帰って来ないらしい。それはさびしいが。

以下は2013年12月のレビュー
高知に来たら座屋。岡添さんは来年の夏からはスペインのマドリードに移住だとか。物件の契約も終わり3月から建築なのだそう。今日の料理は、金時人参豆腐(モチモチで美味しい)、寒ブリの粕汁(美味しい)、鰹 鯛 アオリのお造り(塩たたきで美味しい)、香箱蟹(たっぷりで旨い)、八寸はサワラバルサミコ焼き 白子 牡蠣 あん肝コロッケ 焼き鯖寿司 白和え(どれも旨い)、白いご飯(キラキラでウマウマ)、すき焼き鍋(牛角煮のような肉に豆腐や野菜 温泉卵(美味しくご飯に合う)、ご飯に鰹の佃煮、柚子の三種デザート(美味しい)。いやあ美味しかった。スペインに行ってしまうと思うと寂しい。

以下は2013年8月のレビュー
3月に高知に帰った際には、娘が怪我をしてしまって急遽キャンセルした為、約1年振りの利用だった。

岡添さんいらっしゃる日に伺った。我々は基本の6000円のコースで娘にはそこから幾つか適当に出してくれるとのことだった。

出てきた料理は、南瓜豆腐(思ったよりも甘さが抑えられていて、良い塩梅で美味い)、仁淀川の天然鰻のお椀(醤油も感じるちょっと甘めの吸地。香ばしい鰻とよく合う)、ヤリイカ 金目鯛 タチウオ 鰹の刺身と鰹の塩叩き(どれも美味しいが塩叩きの美味しいこと)、焼き茄子 うるめの南蛮漬け アワビと冬瓜などの冷たい炊合せ タコの柔らか煮 鯵の棒寿司 伊予鶏の塩麹焼き(どれも丁寧で美味しく出来ている。鮑の炊合せのジュレも美味しい)、鱧の炭火焼(半分はスダチを絞って山葵で残りはトマトポン酢で食べる。丁寧に骨切りされていてレアな刺身に近いねっとりした感覚で美味い。トマトポン酢も良いがそのまま山葵で食べた方が良いと思う)、蟹素麺(出汁も蟹の出汁。かなり濃厚な味)、牛しゃぶ 野菜と雲丹(胡麻ダレで薄切り牛肉のしゃぶしゃぶを)、白いご飯(まずは少しの白いご飯)、土佐ジロウのTKG(これが絶品)、そして卵と太刀魚の他人丼(もう食べ切れない)、赤出汁、香の物、スイカのデザート。
いつもながらサービス精神旺盛で高知ならではの価格。

初めて銀座店でお会いした時から言っていたヨーロッパ出店が正式に決まったそうで、来年10月にマドリッド出店だそう。岡添さんは3年はマドリッドに常駐だそうだ。

以下は2012年10月のレビュー
建て替えて10月から営業再開したばかりの座屋で夕食。一階はカウンターのみでおまかせのコースメニュー(4000円、6000円、8000円、1万円)の割烹、2階は従来と同様に飲み放題もある居酒屋スペースになっているとのこと。我々は一階のカウンターで岡添さんが待ち構えていた。外壁は、ルイヴィトンを意識した感じで、店内は赤と黒の色調。以前と異なり、厨房スペースが広くなって、藁焼きも出来るようになった。

お任せにしたのだが、基本型の6000円のコースとの事。娘には軽めにと言っていたが、実際には娘が一番食べていたかもしれない。

キノコ豆腐で始まり、鱧松茸と豆腐のお椀、イサキ昆布〆 うるめ ハツ 鰹などのお造り、八寸は椎茸フォアグラ 秋鮭燻製とイクラ カボチャすり流し 秋刀魚寿司 カニコロッケ ブルーチーズと菊菜のおひたし、グジとおこげ 蕪 銀杏の蒸物、熟成和牛ロース、土佐ジローの玉〆、アルデンテのご飯と赤出汁、ご飯と土佐ジローのTKG、栗づくしのデザート。

いやあ美味しかった。このコースが6000円とは高知でなければあり得ないプライスだ。眠かったはずの娘は我々よりも食べたのでは?と思うほどモリモリだった。

岡添さんは、ギリシャではなくスペイン出店に焦点を定めたらしい。

以下は2012年1月のレビュー
久しぶりの座屋。岡添社長もこちらにいた。料理は事前にクエが食べたいとリクエストしておいて、それ以外はお任せにした。出て来た料理は以下の通り。

鶏軟骨と下仁田ねぎのテリーヌ サーモン(オリーブオイルでまとめて美味しい)、どろめ(旨い)、黒豆豆腐(これも良い)、お造り(グレ、アオリ、鰹の塩たたき、トロ、ヒラメ、ブリ どれも美味しいがやはり鰹の塩たたきが旨い)、クエの酒蒸し(脂ののったプリプリのクエ。野菜も美味しい)、ブリ味噌漬け焼き あん肝 数の子 白子の醤油焼き(どれも美味しい)、せいこ蟹の真丈(優しい味付け)、七草粥(美味しい)、玄米茶のアイス(サッパリ)。

今回もとても良かった。こちらの店は5月頃から建て替える予定らしい。夏にまた来たら、休業中だったらさみしい。

以下は2011年8月のレビュー
初めての高知の座屋。銀座座屋は何度か利用しているが、そちらはコースで1万円からと言う価格帯の店だ。

当日予約して家族3人で伺ったら、岡添社長が高知の店に居てビックリ。4月から月に2週間高知の座屋、1週間神戸の座屋、1週間銀座座屋と言うローテーションで回っているとの事。

高知は居酒屋スタイルでコースでも2800円と銀座の1/3の価格。それにしようかと思って居たら、岡添さんが高知らしい料理をお任せでいかがと言われそちらでお願いした。

出てきた料理は以下の通り。
白和え、刺身の盛り合わせ(朝に釣ったばかりのウルメイワシ イサキ 剣先イカ 鰹の刺身 鰹の塩たたき うっまい)、焼き茄子のサラダ、娘のリクエストでアワビの刺身(100g1600円とのことだったが、とっても美味しい、もずく若芽(柔らかな若芽なのでその様に名付けているとか。センターにはイカげそ 酢の加減も良い)、長太郎貝(高知ならではの長太郎貝。この貝は肝がとっても美味しい)、アワビの肝(間違いない旨さ)、四万十川川海老の素揚げ(これも高知ならでは。パリパリで美味しい)、ゴールドラッシュの天ぷら(高知のトウモロコシだそう。これがすっごく甘い。京味のトウモロコシのかき揚げより旨い)、煮穴子と大根の煮物(これも美味しい)、飛竜頭の煮物(とろけるような飛竜頭)、鰻、ウルメイワシのなめろうととろろご飯(旨いが味が濃く、食べ切れずお茶を注いで茶漬けにして食べた。満腹でも入る美味しさ)。

いやあ食べ過ぎ。これ以外には梅酒ソーダ割、梅酒ロック、久礼、焼酎お湯割、ゆずジュース、マンゴージュースで18000円。

食べ過ぎやろ。でも美味かった。

店内はカウンター中心で大賑わい。3店舗の中では最もリーズナブルだし、昨日の土佐鮨処康の数倍上質な魚でとっても美味しい。岡添社長がこちらにいるので居酒屋メニューではなく、銀座っぽい料理も事前に頼めば作ってくれるだろうし、高知の人達が羨ましい。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

和食 こんどう (四谷三丁目、曙橋、四ツ谷 / 日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2017/04訪問 2017/04/12

つまみだけでも旨いぜ、こんどう。

舟町一期で腹いっぱい食べた後、宵のまで〆ようと思ったのだが、3人は入れないと断られ、たまたまこんどうを窓から覗いたら、近藤さんが出てきて、入れると言うので、近藤で二次会。

かわき物を中心にお願いした。酒は刈穂 春KAWASEMI(結局3〜4合程度飲んだ)、出てきた料理はじゃこ山椒(旨い)、山菜の天ぷら トリュフ塩(旨い)、カラスミと山芋の細切り(旨い)、ヒラマサとアオリイカの和え物(旨い)、漬物の盛り合わせと白いご飯に蜆の味噌汁。ご飯の上にじゃこ山椒カラスミヒラマサとアオリイカ漬物3種全部盛りで食べた。旨い。

結局3人で15700円(合計)。結構食ってしまった。
久しぶりのこんどう。私の後輩が利用した際に、近藤さんが私の娘からの年賀状で行きますと書いてあったのに、全然来ないと言っていたとの情報が入り(予約が取れないから行ってないんだよ)と思いつつも、1か月以上前に予約を入れて利用した。コースは、4月から7000円と9000円になったのだそうだ。
私と妻はコースに、娘は単品ですっぽん鍋。今日の料理は、うすい豆腐にウニのせ(美味しい)、鯛の潮汁(美味しい)、お造りは中トロ カツオのたたき 鯛(上質)、ノドグロの塩焼き、娘にも何品か出してくれた。そして娘のオーダーしたすっぽん鍋(葱たっぷりのすっぽん鍋で、筍も入っていたよう。我々にはスープを一口くれただけだが)、筍 うすい豆 鯛の子の煮物(美味しい)、鮎と山菜の天ぷら(今年初鮎。旨い)、ムール貝の酒蒸し(これも美味しい)、ご飯は、アズキハタと筍の炊き込みご飯(花山椒をかけて混ぜて食べるとこれがまたうまい)、あさりの潮汁(美味しい)、デザートは桜プリン。
値上げしても変わらぬCPの高さだ。

以下は2014年7月のレビュー
久しぶりのこんどう。4人で利用した。5500円のコースを人数分とすっぽんの小鍋を1人前頼んだ。出てきた料理は以下の通り。鱧とウニ、オクラの酢の物、岩ガキ、金目鯛 インドマグロ クエの刺身、甘鯛とジュン菜のお椀、鮎の焼物、コース以外ですっぽんの小鍋1人前を4人で分け、ホルモン刺し、加茂茄子と身欠き鰊の煮物、椎茸 トウモロコシ 万願寺の天ぷら、鰻の炊き込みご飯と肝吸い、香の物、マンゴープリンとワインのジュレ。リーズナブルで料理は今日も美味しかった。

以下は2014年2月のレビュー
すっかり予約困難な店になり、今回は2週間以上前の予約。娘の3日前の誕生日祝いで、娘のリクエストでの利用。荒木町も雪でいっぱい。朝に近藤さんから予約と言うか来れるかどうかの確認の電話を頂戴した上での利用だった。

娘はいつものようにすっぽんの小鍋(2300円)。今日の料理は、フグの煮凝りと花山葵のヒラメ巻黄身酢(黄身酢の塩梅が良く美味しい)、桜鱒の粕汁(あったまる)、ハタと鰤、メジのトロの刺身(ハタが特に良い。鰤もトロもしっかり甘い)、白甘鯛の幽庵焼き(幽庵焼きだが、柚子ではなく柚子胡椒を使ったとの事。なかなか美味しい。付け合わせの味噌が相変わらずの美味しさ)、源助大根のふろふき フォアグラ味噌(フォアグラを使っていてもしつこくなく、程よい加減でちゃんとした和食になっている。源助大根美味しい)、すっぽんの小鍋(ここで登場。葱たっぷりで、汁には生姜がたっぷり。今日はいつもよりちょっと味が濃く感じたが美味しい)、ギンポウ フキノトウ コゴメ タラの芽の天ぷら(軽い油で美味しい)、鯛飯(娘の誕生日祝いだからと鯛のお頭の入った鯛飯。旨い)、蟹の入った吸い物(吸い物と言うよりスープのような味わい)、香の物、チョコレートプリン。

今日も美味しかった。

以下は2013年8月のレビュー
あっという間に食べログの点数が4点台になってしまったし、Ericさんが入り浸っているようだし、このままではやばいと1週間前に予約を入れ家族で再訪した。私と妻は5000円のコース、娘は鶏の竜田揚げ(たっぷりで半分でもよかった。ちゃんと美味しくジューシーに揚がっていたが)とすっぽん鍋(2300円 葱たっぷりで土鍋でグツグツ煮込まれているすっぽん鍋は生姜がきいて旨い)をオーダーした。

鱧子の煮凝り寄せオクラのせ(ちょっと甘めな味付けだが美味しい)、丸豆腐のお椀(生姜のきいた吸地でもちろん美味しい。焼き生麩も美味しい)、メジマグロやサバのお造り(ちゃんとしている)、蛸と冬瓜の冷たい炊き合わせ(これもちょっと甘めだが蛸の柔らか煮を含め旨い)、鱸の味噌幽庵焼き(見た目はかなり味が濃そうなのだが、食べてみるとまろやかで旨い)、鱧とトウモロコシ(めぐみ)の天ぷら(軽く上手に揚がった天ぷらはまた旨し)、たっぷり山椒の入った穴子の炊き込みご飯(山椒がきいていて大人の味だが、これまたとっても美味しい)、赤出汁、香の物、桃のババロア(上品な美味しさ)。娘は竜田揚げやすっぽん鍋以外にも、鱧子に丸豆腐や刺身、天ぷら、炊き込みご飯と結構食べ、近藤さんといっぱい話していた。

以下は2013年6月のレビュー
先日こちらを利用してとっても良かったので、今回は家族で利用。数日前の予約で利用できたが、前回とは異なり、今日は満席。大忙しだった。
私と妻の分はコースで予約しておいて、娘の分はアラカルトですっぽん鍋(2400円)をオーダー。近藤さんに、子供用に少なめな料理を作りましょうかと言われたのだが、娘はすっぽんにすると言うので、そうした。

出てきた料理は以下の通り。とうもろこしと豆乳の豆腐(しっかりととうもろこしの旨み。まろやかな食感)、鱧とジュンサイのお碗(鱧出汁と鰹出汁の輪郭のしっかりしたお碗。鱧もジュンサイも娘の好物なので、必然的に娘がかなり飲んだ)、メジ鮪の中トロとオコゼの薄造り(お造りは、やはりこの価格とは思えぬクオリティ)、娘のオーダーしたすっぽん小鍋(たっぷりの葱に覆われたすっぽん鍋は生姜も効いていて美味しい。小鍋というが、かなりたっぷりで、くろいわのすっぽん入りのコースで出てくるすっぽん鍋程度はボリュームがある。グツグツ土鍋で煮込まれ、東京風の塩味ではなくコクのあるタイプのすっぽん鍋で美味しい)、千年鯛の酒蒸し(身の厚い千年鯛の酒蒸しも美味しい)、マナガツオの味噌幽庵焼(これが絶妙な旨さ。ともかく旨い。娘も凄く気に入っていた。付け合せの味噌がやはり美味しく、酒に合う)、穴子と車海老 トウモロコシの天ぷら(天ぷらもちゃんとしているのが嬉しい)、稲庭うどん(たっぷりの薬味と鴨ロースののった稲庭うどんで、これも美味しい)、マンゴープリンに白ワインジュレ(娘には白ワインジュレを除いてくれた。ちゃんと美味しいマンゴープリン)。

やはりこれだけちゃんとした食材で、丁寧な料理をこの価格で楽しめるのは申し訳ないほど。葱たっぷりのすっぽん鍋もとっても旨いので、お薦めだ。予約困難な店にはならないで欲しい。

以下は2013年5月のレビュー
ずっと利用したいと思っていた和食こんどうを初めて夜に利用した。数ヶ月前にこちらで、私の知り合いの食事会が開かれて(残念ながら私は出席できなかったのだが)、とっても評判が良かったし、礼讃のブログでも度々こちらのご主人が登場するので是非とも利用したいと思っていた店だ。こちらのご主人 近藤明弘さんは、現在の金田中の松本料理長の下で金田中の前の店から一緒に働いていて、四谷うえ村のご主人とも仲が良いらしい。

その食事会では、基本アラカルトしかないと言うのを無理矢理コースにしてもらったとの事だったのだが、現在はアラカルトのメニューは豊富だが、5000円のおまかせコースも存在する。今日は、そのおまかせコースにした。出てきた料理は以下の通り。

まずは、鱧と蓴菜の酢の物(角の取れた優しく飲み干せる酢の加減は、まさに金田中の味わいで美味しい)、椀物はスズキの丸仕立て(5000円のコースですっぽん出汁の椀物が出てくるとは思わなかった。生姜の効いたすっぽんの吸地はもちろん美味しいし、スズキも美味しい)、お造りは鰹 ヒラマサ アオリイカ シメサバ(これも上質。5000円のコースでこのお造りは頑張りすぎだと思う。量もたっぷりだし)、焼物はサワラの木の芽焼き(これまた美味しい。添えられた味噌が、昔新宿にあった金田中系の円相で美味しかった味噌と同じ味わいだった。ご主人は割が金田中とは異なると言っていたが。)、煮物は、賀茂茄子 こいも 海老 オクラの 冷たい炊き合わせ(しっかりした出汁。加茂茄子美味しい)、揚げ物は、稚鮎ととうもろこしの天ぷら(これまた美味しい。添えられた塩は藻塩だと思う)、ご飯は、桜海老とうすいえんどうの炊き込み御飯(これがまたとっても美味しい。香ばしい香りもうすいえんどうも旨い)、お揚げの赤だし(これも旨頃い)、香の物(オクラや胡瓜、大根の漬物も旨い)、水菓子は濃厚抹茶プリン 黒蜜添え(この抹茶プリンが濃厚で甘さがなく、黒蜜の甘さで食べるとほのかな甘さと言う感じでこれまた美味しい)。

いやいや、このコースで5000円と言うのはありえない原価のかけ方だし、オープンした頃の賛否両論の5000円のコースの料理をはるかに凌駕するクオリティだと思う。しかも酒も高くない。

今日は、5000円のコース2人前、生ビール2杯、黒龍 純米吟醸 2合で、トータル15000円程度だったとの事。いやあ、安い。しかもカードも使えて、個人的な印象としては、四谷うえ村の料理よりも丁寧に感じた。今までレビューが一件も上がっていないのが不思議だし、前日でも席が確保出来たし(今日は、その後2組ほど入店したが、我々が入店して1時間程度は貸切だった。貸切だったおかげで、色々と裏話が聞けて楽しかったが)、とんでもない穴場だと思った。

  • (説明なし)
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8位

要庵 西富家 (京都河原町、烏丸、京都市役所前 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2015/05訪問 2015/05/06

こびない宿のマイペースな接客。かえって落ち着くから不思議

数ヶ月前に、妻が京都に行こうと珍しく言うので、ダメモトで要庵 西富家に電話して聞いてみたら、5月4日はまだ空いていると言うので(しかも娘の好きな篝火の部屋も空いていると言うので)、利用した。今回も麩饅頭でのお出迎え。こちらは、友達の家のように、良い意味でゆるいサービスが良い。おしゃべり好きなご主人の話を聞くのも楽しいし。

夕食は、以下のとおり。粽寿司と柏餅に見立てた蓮根の葛饅頭(湯葉とヒスイ豆の餡)(これが旨い。刹那な食感と言い最高)、アスパラのすり流し(これはフレンチよりな感じで、椀物と言うよりもスープに近い)、八寸は竹の中に入っていて、蛸の子の葛寄せ、海老、海栗、ズイキの煮物、蕗、ハチク等(美味しい)、お造りは、カツオのたたき 香味おろしと牛肉のたたき(どちらも美味しいが、牛肉のたたきの付け合せの野菜に施された丁寧な仕事が光る。しっかり出汁を含んだブロッコリーの美味しさにビックリだった)、新小芋の揚げ物(周りがパリッとして中はしっとりで旨い)、稚鮎の塩焼き(旨い)、伝助穴子の柳川鍋風(これも旨い)、牛肉と花山椒の炊き込みご飯(これも旨い。花山椒のアクセントがなんとも言えない)、白味噌のお椀、抹茶ムース。

最近は、外国人比率が半端なく高いそうで、そうした傾向を意識した料理に初日はなっている(二日目はオーソドックスな和食になるのだが、今回は一泊なので、両方楽しめないのが残念ではある)。

朝食は、6種類のおばんさいに、焼き魚、出汁巻き玉子、がんもどきの煮物、香の物、梅干、ご飯、赤出汁、ヨーグルト、コーヒーor紅茶。相変わらず美味しく、ご飯を食べ過ぎてしまう。

以下は2012年9月のレビュー
1年半ぶりの要庵 西富家。娘の好きな篝火の部屋。ウェスティン 都から荷物を運んでもらって、妻は学会から、私と娘は扇町で遊んでから、現地で合流した。

麩まんじゅうでお迎え。17時前に入ったのだが、もう一度近所に鉄棒を探しに行ってから18時に戻ってきた。夕食の前のお風呂に入る。こちらのお風呂はとてつもなく熱いのだが、風呂場には氷でキンキンに冷やされた缶ビールと缶ウーロン茶が常備されていて、熱い風呂に入りながら飲むとこれが旨いのだ。

今日の夕食は、以下の通り。秋刀魚のお寿司(おろし生姜とガリ。旨い)、小芋の冷たい煮物(これがしみじみ美味しい)、すっぽんと松茸の土瓶蒸し(いやあ、美味しい。てっきり鱧松茸だと思っていたら、すっぽん松茸で来るとは思わなかった)、鰹(鰹の上には薬味がたっぷり。サラダっぽくも食べられ美味しい)、アマダイの昆布和えとアマダイの皮せんべい(文句無い美味しさ)、菊の花びらの敷かれた上に盛られた八寸(この美しさ。トウモロコシの揚げ物、銀杏、鱧、海老、カマスの菊の花巻き、栗、ほうれん草のお浸し、蓮根、大根、玉子焼き等。どれも丁寧で美味しい)、松茸と牛肉のすき焼き風(青梗菜と水菜も。これがまた美味しい。松茸を肉巻きにして食べるとこれまた美味しい)、秋茄子の煮物 フカヒレあんかけ(これももちろん美味しい)、親子炊き込みご飯(鮭の幽庵焼といくらの炊き込みご飯。これももちろん旨い)、野菜のスープと香の物、イチジクのコンポート(これも美味しい)。

要庵の初日の料理は、オーソドックスな料理よりもむしろモダンな感じに事が多く、二日目にはオーソドックスな料理になる傾向がある。今回は一日しか泊まらないので、オーソドックスバージョンが食べられないのが、ちょっと残念。

朝食は、6種類のおばんさい(ひじき、肉と万願寺、じゃこ山椒、青菜とキノコの煮浸し、キンピラ、切り干し大根)に、鯵の開き、出汁巻き玉子、鰊と茄子の煮物、香の物、梅干、ご飯、あさりの味噌汁、ヨーグルト、コーヒーor紅茶。

ご飯がとっても美味しく、何杯もついついおかわりしてしまう。

こちらの部屋に用意されている水は、梨木神社にある「染井」の水。この水が本当に美味しい。夜もついつい何杯も飲んでしまうのだが、帰りにポットに余っている水をペットボトルに入れて持って帰りたいほど美味しい水なのだ。

以下は2011年3月のレビュー
震災で妻の仕事が1週間ずれ込み、予定していた海外旅行をキャンセルせざるを得なくなってしまい、とは言うものの、娘も毎日の地震や深刻な報道であまりにナーバスになっているので、気分転換が必要だろうとダメモトで要庵に電話したら、外人のキャンセルが続出して空いているとの返事でギリギリでも利用できた。

今回は2階の梅枝と言う部屋。前回の部屋よりも風呂が広かった。1階の同じ間取りの部屋にも泊まった事があると女将が言っていた。妻の仕事が終わってから東京を出たので、宿に着いたのは19時になってしまったので、1階の書斎でのチェックインではなく、すぐに部屋に入った。京都はひな祭りを旧暦で行うとの事で、雛人形が色々な場所に飾られていた。

初日の夕食は以下の通り
・行楽弁当(焼きおにぎり、山菜、ホタルイカ、ソラマメ、百合根等 素朴な美味しさ)
・筍すり流し(葛でとろみのついたスープでこれが旨い)
・サヨリ木の芽和え、トロ炙り、筍の刺身(筍が甘くて美味しい)
・サイマキと菜の花、鰻八幡巻とアワビとイカ、フォアグラゼリー寄せとモロコ等の八寸(どれも味が決まっていて美味しい)
・牛肉と筍のミルフィーユ(下にはもち米が敷かれ、その上には牛肉と筍が段々にのせられている。ちょっと食べにくいが味は良い)
・稚鮎(とっても美味しい)
・鯛の白子の煮物(これがまた旨い)
・桜海老の炊き込みご飯 白味噌椀(オーソドックスながらとっても旨い)
・ぶどうゼリー寄せ(これも良い)
前回利用した時よりも、創作色が弱まり、私好みの方向に戻っている。わざわざそうしてくれているのかもしれないが。

朝食は、6種類のおばんさい(ひじきの煮物、イトコンそぼろ、ジャコ山椒、青菜、南蛮等)、鮭の焼き魚、 鰻巻き、がんも煮。デザートはヨーグルトとゴールデンキウイ。ご飯がとっても美味しく、ついついお替りしてしまう。

二日目の夕食は以下の通り
・筍 木の芽焼き(香ばしく美味しい)
・うすい豆のすり流し 胡麻豆腐(これがとっても美味しい)
・桜鯛の薄造り(普通の薄造り、万能葱を薄造りで巻いたもの、昆布を薄造りで巻いたもの、以上3種類が出てきた。どれも美味しい)
・長芋の上にこのこ、鯛子ゼリー寄せ、鯛子の煮物、イイダコ 、穴子八幡巻、黄身味噌漬け、タラの芽天ぷら、空豆等の八寸(どれも美味しい)
・ホタテ トリ貝 赤貝 みる貝 アワビの手毬寿司(ひな祭りで貝づくしの手毬寿司とのこと)
・キンキ塩焼き フキ(このキンキの旨い事と言ったら)
・若竹 稚鮎の唐揚 菜の花のお鍋(葛でとろみを付けた鍋。しっかりした味付けだが、これまた絶品)
・鯛飯 白味噌束ねフキ 香の物(鯛飯もとっても美味しかった)
・イチゴとオレンジのゼリー寄せ(これも外れない)
初日よりも、二日目の方がもっと良かった。しかも趣向も凝っていて楽しい。

翌日の朝食は、キンピラ、ジャコおろし、明太子、湯葉、青菜と、温泉玉子、鯵の干物。大根と油揚げの煮物。目の前でオレンジを絞ってくれるジュースがとっても美味しい。そしてフルーツ。ご飯や漬物も美味しく、大満足だった。

私は、こちらの宿に来るとなんだかホッとしてリラックスできる。震災後、ドタバタして通勤にもストレスが多く、しかもいつも揺れていて三半規管がおかしくなりそうな日々から、リフレッシュするには最も適した宿だった。美味しいご飯でお腹いっぱいになって、そのまま何も考えずに気を失うように寝れる幸せを満喫させてもらい、東京に帰る元気も出た。娘にも特別に料理を用意してくれて、本当にありがたかった。何より、不安で保育園でも、家でも不安定だった娘が、心から笑っている姿がとっても嬉しかった。

以下は2010年9月のレビュー
3年振りの利用だ。何とも懐かしい。こちらは俵屋柊家のようなサービスとは異なり、ほっといてくれる、何となく親友の家に泊まっているような気持ちにさせる宿だ。書斎でチェックインの手続きをしている間に麩饅頭でお出迎え。この麩饅頭が美味しい。

今まで二回泊まっているが今回は初めて二階の部屋にした。小さな二畳の勉強部屋みたいなスペースがあって、娘が自分の勉強部屋だと大喜びだった。部屋に置かれるポットに入った水の美味しさも特筆物。風呂には冷えた缶ビールとウーロン茶が常備されていて熱い風呂に入りながら飲むとこれまた気持ち良い。

初日の夕食は以下の通り。

まず黒龍ひやおろしの菊酒が振舞われる。
・胡麻豆腐 白和え 梨 柿 芋の毛の様に細くスライスされた物のパリパリ揚げのせ(面白い食感と味の組み合わせ。悪くはない)
・菊の葛で緩いとろみをつけたお椀 ホタテなどの豆腐(なかなか美味しい)
・甘鯛の炙りのお造り ツマは色んな野菜の小さく刻まれた物のゼリー寄せ ホウバ包み(甘鯛美味い。何だかアレンジが3年前とずいぶん異なる感じだったが料理長は変わっていないのだそう。意識して現代風のアレンジを入れさせているとの事)
・八寸は、鴨ロース 鶉卵味噌漬けゼリー寄せ シメジ 里芋唐揚げ 秋刀魚肝焼き サイマキ海老(どれもぶれ無い美味しさで以前と同じ美味しさ)
・おこげの松茸葛あん掛け 松の実(これが絶品。娘は作ってもらったおにぎりを全部食べたのに、これはペロッと食べすっごい美味しいと言っていた。)
・牛肉のたたき 焼き栗 焼き茄子(これも塩梅良くおいしい)
・松茸と鱧のしゃぶしゃぶ(鱧の骨でとったスープにタップリの松茸を入れ鱧をしゃぶしゃぶして食べる。鱧の骨切りは完璧でともかく旨い。3年前も二泊目の夜に食べたと思うがこれも旨い。)
・むかごご飯と白味噌椀 香の物(むかごのご飯の素朴な味わいで白味噌椀も美味しい。香の物は我が家も贔屓にしている打田の味わい)
・イチジクの葛饅頭(葛もあずきもイチジクも美味しいが3つが一緒になるとちょっとバランスが悪い。イチジク抜きの方が美味しかったと思う)

はじめの数品は料理長が変わったのかと思わせたが、八寸からはいかにもこちらの料理らしいストレートな美味しさだった。

そして朝食。じゃこ山椒、ひじき、糸こんにゃく、えのき等の煮浸し、切り干し大根、魚の南蛮漬けと言ったおばんさいと、鮭、だし巻き にしんと茄子の炊き合わせ。鱧入りの赤だし、梅干し 昆布、香の物、ご飯。そしてヨーグルト キウイ、紅茶。

二日目の夕食。出てきた料理は以下の通り。今日の食前酒は黒龍の垂れ口だった。
・ひしがに(ワタリガニの子供) 黄身酢(オーソドックスな美味しさ)
・焼き鱧 松茸 シメジ 薄くず仕立ての煮物椀(しっかり目の出汁だが美味しい)
・炙りトロ サイマキ海老のお造り パリパリに焼いた海老の頭付き(上質)
・ホタテ 黒豆、鱧の肝 イチジク田楽、アワビ サイマキ海老 キャビア 黄身味噌漬け、京かんざし クリ甘露煮(どれも丁寧な八寸)
・かますの棒すし(香ばしく美味)
・子持ち鮎の塩焼き(旨い)
・菊花かぶら 肉味噌(かぶらが美味しく炊けている。タップリの肉味噌が下に敷かれていてこれも美味しいが、かぶらだけでも充分過ぎる美味しさ)
・いくらご飯 焼き粟麩の白味噌椀(満腹のはずがペロッといけた)
・香の物
・ぶどうのゼリー(これも美味しい)

二日目は創作色が消えてオーソドックスになった。昨日の鱧と松茸にしゃぶしゃぶが力強過ぎて印象が薄いが今日の腹具合を考えると丁度良かった。

二日目の朝食。湯葉の冷たい煮物、じゃこおろし、キンピラ、ほうれん草、鶏そぼろと言ったおばんさいに、ハタハタの干物、温泉玉子、がんもどきの煮物、ご飯、蜆の味噌汁、香の物。香の物も全て種類が違っていた。

3年ぶりの利用だったのに、なんだかつい最近も来ていた様に感じるほど落ち着いて過ごせた。こちらを訪れる回数を重ねれば重ねるほど、この独特の味わいが楽しめる宿だと思う。私は好きな宿。

以下は2007年12月のレビュー
この紅葉の時期に、俵屋柊家も満席。たまたまこの要庵 西富家はキャンセルが出たとかで、宿泊することが出来た。この宿は、一度目よりも二度目の方が良い。何だか、知り合いの家に泊まっているような気軽さと言うか、緩さがなんとも良い。料理は以下の通り。
・先付  聖護院大根 貝柱餡掛け 刻み柚子
・八寸  才巻海老旨煮、穴子鳴門煮、河豚煮凝り、子持鮎甘露煮、竜皮巻、豆慈姑、紅葉人参、公孫樹長芋
・煮物椀 薄葛仕立て 甘鯛の蕪蒸し、松茸、人参、三つ葉、山葵
・お造り ヒラメ重ね造り、大トロ
・お凌ぎ 柿の蒸し寿司 焼き穴子、松の実、木の芽
・焼肴  真魚鰹の味噌幽庵焼き
・強肴  海老芋土佐煮、海老飛竜頭
・汁   白味噌仕立て 湯葉豆腐
・飯   牡蠣ご飯
・香物  千枚漬け、水菜
・水物  ラフランスゼリー寄せ、苺ゼリー寄せ、栗金団

料理もなかなか良かった。お造りも上質、煮物椀も美味しかった。牡蠣ご飯も旨い。

以下は2007年5月のレビュー
色々な方面から、俵屋よりも良いと言う噂を聞いたりするので、一度行きたいと思ったこの旅館。HP経由で予約を入れて二泊してみた。

部屋は、俵屋を意識したような機能性と日本の美の融合を意識したような造りなのだが、俵屋と比較するとサービス面、ベッドの寝心地を含め努力が客にわかってしまうような印象。俵屋は全てが流れていくような感じだったのだが、こちらは、一瞬間があく様な感じなのだ。

一泊目の食事は以下のメニュー
・八寸 焼きウニ、フォアグラ松葉刺し、空豆胡桃和え、細魚唐墨焼き、山椒小芋、身巻き白瓜、枇杷玉子
・煮物椀 碓井擂り流し仕立て 牡丹鱧、黄味豆腐
・造り 鮪、シマアジ、蛸
・お凌ぎ 鯛粽寿司
・焼肴 油目八幡巻
・進肴 ジュンサイ、ゴリ甘露煮、もずく
・強肴 海老飛龍頭
・汁  白味噌仕立て
・飯  鯛めし
・香の物
・水物 西瓜ゼリー マンゴーソース

造りの質はイマイチだが、それ以外は楽しめた。椀物はしっかりした出汁で結構美味しいし、鯛めしも美味い。黒龍や菊姫と言った日本酒、面白そうなワインも揃うし、漬物は市販のものでは私が一番好きな打田漬物のもの。このあたりも、ご主人の努力が感じられる。

二泊目は、コースと言うより一品料理に近い感じ。一泊目の夜に明日の夕食を鯛シャブにするか鱧シャブにするか聞かれ、鱧シャブでお願いしたところ以下のような構成になった。

・鱧子の煮凝り
・湯葉刺し
・鱧の湯引き
・漬物のお寿司
・鱧しゃぶ
・雑炊
・果物

鱧しゃぶもその汁で作る雑炊も美味しいが、二泊目でこうした料理になると、三泊してみたいとか、一週間連泊してみたいとか言う思いはちょっと薄れる。

部屋風呂の感じは良いし、部屋から眺める庭も美しく、部屋にはホテルや料理に関連する洋書が置いてあって、CDプレイヤーとCDが5~6枚置いてある。ゆっくりと過ごして欲しいと言う宿の思いは伝わるが、そこにさりげなさよりもご主人の強い「思い」を強く感じてしまい俵屋ほどゆったり出来ないというのは贅沢な不満だろうか。色々な面で若さを感じる宿だった。

  • 八寸
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

はらまさ (曙橋、四谷三丁目、牛込柳町 / 日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2017/01訪問 2017/01/12

旨い!凄い!苦しい!トリュフご飯に卵黄がけ!

約半年ぶりのはらまさ。鯉川のぬる燗。出てきた料理は以下の通り。
菜の花 カラスミ大根 ホタテとキャビア 海老(旨い)、とらふぐの唐揚げ(もちろん美味しい)、白子の茶碗蒸し このわた(旨い)、鯛と黒ムツの刺身 肝醤油と薬味と海苔(これも旨い)、日高見のぬる燗、牡蠣真丈のお椀(旨い)、蟹とウニの蒸し寿司(美味しい)、ノドグロの幽庵焼き(すっごい脂がのっている。旨い)、鴨と大根 九条葱の炊き合わせ(旨い)、トリュフご飯(そのまま食べても旨いが卵黄がけにトリュフ醤油で旨過ぎ)、赤出汁、香の物、おしるご。

いやあー、美味しかった。お腹いっぱいで死にそう。原さん結婚されて、奥さんがフロアを手伝っていた。前回伺った時もフロアにいたらしい。某店での兄弟子にあたる一徹のご主人から連絡があって食べに来てくれたと嬉しそうに話していたのも印象的だった。
半年ぶりのはらまさ。11000円のコースだったとの事。出てきた料理は以下の通り。万願寺唐辛子と穴子の酒盗和え(旨い)、酒は吟醸酒 水芭蕉、すっぽんの春巻き(旨い)、琳青 苗加屋、フォアグラの茶碗蒸し このわたのせ(濃厚な旨さ)、肝醤油と海苔 茗荷 あさつきなどと金目鯛など(肝醤油の濃厚な旨さ)、船中八策、賀茂茄子とのどぐろのお椀(旨い)、鮑の肝素麺 鮑とウニのせ(旨い。晴山かと思ったが)、九郎左衛門雅山流、霞ケ浦の天然鰻の白焼き(すごい旨さ)、鱧と松茸そして九条ネギのしゃぶしゃぶ(旨い)、大地の虎、トリュフご飯 卵黄かけ(やばすぎる旨さ)、なめこの味噌汁、香の物、パンナコッタに抹茶(美味しい)。
お腹いっぱいで苦しい。美味しかった。

以下は2015年12月のレビュー
クリスマスウイークの土曜ははらまさ。色々な方面から、最近来てくれていないと原さんが言っているとの情報が入っていた事もある。私は、ギリギリで店を決めるので、食べログの点数が上がって人気が出てしまうと、必然的に足が遠のいてしまうのだ。
クリスマススペシャルを用意しますと言われていた通り、すっごい料理だった。まずは、金目鯛の蕪蒸し(とっても綺麗で旨い)、娘が鮑好きだからと、鮑の唐揚げ 胆ソース(この胆ソースが何となく塩辛のような味わいで、鮑の唐揚げも旨い)、フォアグラの茶碗蒸し(このわたのソースがのっていて、フォアグラも旨く、すっごい茶碗蒸しだった)、鯛とメジマグロのお造り(メジマグロは鰹風な感じ。山芋の昆布〆も。あん肝タレで食べる鯛も美味しい)、焼きフグ白子のお椀(これすっごい。旨過ぎ)、香箱蟹の甲羅焼き(ウニもいっぱいのって、プリン体たっぷりな旨み)、牛肉と蕪 人参 九条葱の煮物(牛肉の出汁しゃぶ風の煮物だ)、トリュフご飯(名物トリュフご飯。目の前でたっぷりのトリュフをかける。卵黄もあると言われ、卵黄かけにしてもらった。悶絶、なめこの赤出汁、香の物も美味しい)、パンナコッタと小豆。いやあ、旨過ぎだった。
原さんは、娘にくろぎとどっちがいいかと聞いていたし、何が食べたいかと黒木さん風に聞いていた。年明けからは、コースは8000円からに値上げするそうだ。

以下は2015年6月のレビュー
今年の私の誕生日週間のディナー1日目ははらまさにお願いした。4月から5000円のコースはなくなったのだそうだ。今日も7000円のコースでお願いした。

誕生日と伝えたからか、ローランペリエ ブリュットのハーフをプレゼントしてくれた。今日の料理は、以下の通り。
八寸は 蛸とアスパラのすり流し 牛すね肉の煮込み 蒸しアワビ 鯛の白子の揚げ出汁 穴子棒寿司(どれも美味しい)、お椀は 鱧とジュンサイ 蓮根餅のお椀(鱧は葛打ちしてあってまろやかで旨い。いいお椀だ)、お造りはヒラメと鰹(上質。ニンニク醤油で食べるカツオも美味しい)、煮物は賀茂茄子のたいたん 海老と生キクラゲ(たれも美味しく、マジで美味しい)、焼物はノドグロ 海鼠腸のタレかけ イチジクの胡麻だれ(このノドグロの旨さと言ったら、そして海鼠腸のタレの旨さで悶絶)、パパイヤと牛肉の蒸し物(これはちょっと中途半端な味付けだった。牛肉も柔らかいし、パパイヤも美味しいのだが。すっぽんを落としてしまったので急遽とのこと)、ご飯はいつものトリュフご飯。今日は卵黄かけもしてくれて、マジ悶絶。赤出汁も香の物も美味しい。デザートは桃。

いやあ美味しかった。今日も満席。

以下は2014年12月のレビュー
かつての部下の誕生祝いではらまさ。7000円のコースにした。出てきた料理は、なまこの飯蒸し、すっぽんのスープ(旨い)、ハタハタの唐揚げ (卵のプチプチした食感が良くこれも美味い)、フグの白子の茶碗蒸し(旨い)、フグ刺しとのどぐろ(肝醤油、醤油、ポン酢で。旨い)、鰤シャブ(これがまた美味しい)、九条葱と汁(旨い)、甘鯛とカブラの蒸し物(蟹餡。旨い)、トリュフご飯(旨い)、苺とリコッタチーズ(これも美味しい)。いやあ、美味しかった。これで7000円とは安過ぎる。

以下は2014年11月のレビュー
東京いい店うまい店の柏原さんや他の友人も私の紹介と言って、7000円のコースでトリュフご飯を入れてもらいとっても良かったと聞いて(紹介者の名前を言うと通常1万円のコースで入るトリュフご飯を7000円のコースで入れてもらえるらしい)、羨ましく思い、はらまさに再訪。私も7000円のコースでトリュフご飯にありついた。長い道のりだった。

出てきた料理は以下の通り。烏賊の飯蒸し 蕪と百合根のスープ 鴨肉と下仁田葱(どれも美味しかった)、鰻の燻製揚げ(香り良く香ばしく美味しい)、セイコ蟹のウニのせ甲羅焼き(蟹味噌と蟹肉を和えてウニをのせて焼いたもの。これがまた、酒に合って旨い)、黒ムツ 薄切りの鯛 烏賊の刺身(アンキモ醤油と醤油で。刺身も美味しい)、しゃぶしゃぶ(牛肉かノドグロかのチョイス。3人ともノドグロで。たっぷりの牛蒡にノドグロは厚め。ポン酢で食べて美味しい。しゃぶしゃぶの出汁汁には、葱で入れて、お椀として出される。これまた美味しい)、海老芋と海老(海老芋は味噌餡がかかる。これまた美味しい)、そして待ちに待ったトリュフご飯。バター醤油で味付けられた炊き込みご飯にその場でたっぷりのトリュフをかけてくれる。トリュフの香りが素晴らしく、美味しい)、生海苔の赤出汁と香の物も美味しい。そしてデザートはマスカルポーネのムース 黒蜜 抹茶かけ(これも美味しい)。

ドリンクは、私が雪の茅舎 純米吟醸生酒(900円 かなりフルーティなお酒で美味しい)、妻は百年の孤独(1300円)、娘はウーロン茶(300円)。いやあ美味しかった。とってもリーズナブルで美味しい。

以下は2014年10月のレビュー
オリエーラの古井シェフがFBで褒めていたので初めて伺ってみた。曙橋駅から、はらまさに向かう途中に新川屋酒店という酒屋があって、その店の前に並ぶ自動販売機には見たことのない三ツ矢青森県産王林や、三ツ矢梅、バヤリーズ青ゆずレモンとかが並んでいて、しかも500mlで100円という安さで、ちょっと興奮。全く関係ない話だが。

利用する前にググッた情報では7000円のコース以上でトリュフご飯が食べられるとあったので、予約の際に聞いてみたら、トリュフご飯は1万円以上と言うので、一番安い5000円のコースを家族3人で頼むことにした。店内は、カウンター席とテーブル席。三角地に建って言うのでテーブルが微妙に台形になっている。入店した時は我々以外に1組だったのだが、その後もう1組入ってきた。まだ若いご主人(原正太郎氏)と、もう1名で料理とサービスを行っている。

娘はウーロン茶、妻は森伊蔵(1500円)、私は純米吟醸 雪の茅舎(この酒かなり美味しい)をオーダー。
今日のコース5000円は、以下の通り。
焼き胡麻豆腐(焼き餅っぽい感じで焦げ目もついて美味しい)、イクラとウニの飯蒸し(これも上出来)、里芋のコロッケ 松茸入り(里芋のトロッとした食感で松茸も入っている。衣も軽く美味しい)、蟹の茶碗蒸し(蟹味噌が上にのっていて、これも旨い)、鯛とアジの刺身(刺身もちゃんとしている)、牛肉と松茸 九条葱の出汁シャブ(目の前で調理してくれる。椀物の変わりも兼ねているようで、出汁や九条葱が美味しくなっている)、柿と牡蠣 西京味噌(炒めた牡蠣と西京味噌、柿が上手くマッチ。妻は牡蠣が食べられないし、娘も食べなかったので私が牡蠣を6個も食べることに。元々牡蠣好きなのだが、入院騒ぎから避けるようにしていたのだが。。。)、
サンマと九条葱の炊き込みごはん 生海苔の赤出汁 香の物(この炊き込みご飯もとっても美味しくできていた)、白玉ぜんざい(私はそんなに甘いとは思わなかったが、妻と娘にはぜんざいが甘すぎると評判が良くなかった)。

この5000円のコースはかなりお得だ。蟹味噌ののった蟹の茶碗蒸しや里芋のコロッケなど料理も面白く、美味しい。炊き込みご飯も残った物をお願いしなくても持ち帰らせてくれるのも嬉しい。こんどうとは料理の方向性は異なるものの、この5000円のコースも驚異のCPだと思う。

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10位

山ばな平八茶屋 (修学院、宝ケ池 / 日本料理、料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2015/05訪問 2020/07/11

かま風呂にグジの一汐、とろろ汁が最高

今日の宿は、山ばな平八茶屋。要庵の女将に泊まれるとは知りませんでしたと言われたのだが、こちらの親戚の方を通じて予約したので大丈夫なはずと思いつつ向かった。

歴史を感じさせる門構えで、庭も広い。入ってすぐに売店とかま風呂があって、かま風呂一室を貸切にしてくれた。部屋はかなり古いが、トイレはウォシュレットになっている。寝る用の部屋の隣の部屋を食事用の部屋にしてくれるとのことだった。部屋からは川のせせらぎが聞こえ(2年前の大雨の影響で工事しているのだが)、Wifiも使えた。部屋には風呂がなく、外のかま風呂を使う形になる。むぎとろ饅頭とお抹茶でお迎えしてくれたが、この饅頭も上品な甘さで美味しかった。

食事の前にかま風呂に入ることにした。かま風呂だけではなく、普通の風呂もあるというので安心。風呂は結構広く、そしてかま風呂。これが凄く良い。岩盤浴とサウナが一体化したような感じで、とても気持ちよく、癖になる。ついつい長居してしまって、約束していた食事の時間ギリギリに部屋に戻った。

今日の食事は、グジを中心にしたコース。出てきた料理は以下の通り。グジの一汐(ちょっとねっちょりした熟成感のあるグジ。これが絶品。5年前近又で食べたグジの刺身が同じような熟成感で美味しかった記憶があるのだが、あれも一汐だったのだろう)、蕗のシラス和え(見た感じは湯葉かと思ったが、シラスの味だった。これも美味しい)、一寸豆 生麩の粽 鯛の押し寿司 金時 ウド(どれも丁寧で旨い)、あぶらめのお椀(葛打ちしたあぶらめ。吸地はしっかり目で、菊乃井の吸地に近い印象)。グジの若狭焼き(しっとりした身に、パリパリの皮。これも美味しい)、野菜の炊き合わせ(南瓜 筍 湯葉 穴子。美味しい)、グジの百合根蒸し(これもとろみあんかけが上品な味わいで美味しい)、トリ貝 ミル貝 ホタテの酢の物(酢が強すぎず、美味しくできている)、名物 麦飯ととろろ汁(とろろ汁の加減が何とも言えず良い塩梅で麦飯を何杯でもいけてしまう。絶品)、フルーツに白ワインジュレ。

料理は基本に忠実で安心感のある料理。とは言うものの、このグジの一汐や、麦とろは、他では食べられないクオリティだと思う。これだけ料理が旨くて、あのかま風呂があるってのは(更に庭も広いし)、1泊2食で3万円程度の値段を考えるとかなりリーズナブルに感じる。ちなみに水も美味しかった。

朝食の前にまたかま風呂へ。いやあ、このかま風呂は癖になる。朝食は、出汁巻き玉子、カレイの干物、焼海苔、キンピラ、揚げ出汁豆腐、あさりの味噌汁、ご飯、香の物、コーヒー。出汁巻きやキンピラ、揚げ出汁豆腐とどれもブレなく美味しかった。建物は古くて疲れているが、一泊ではもったいない感じでゆっくりしたい。そんな良い宿だった。

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