TOMITさんのマイ★ベストレストラン 2008

TOMITのくいだおれレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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トップ10の多くは、昨年と同じ顔。あまり顔ぶれが替わることの方がおかしいので、不思議なことではないと個人的には思っているが、2007年とコメントがあまりに重なってもしょうがないので、今年は2008年のベストニューカマー、そして我が家にとっての最も利用の多かったモストポピュラーレストランについてちょっとだけコメントしたいと思う。
〔ベストニューカマー〕
和食:『江森』。極めてシンプルな料理なのだが、極めて上質な料理で、特にその場で作ってくれるわらび餅や焼き葛が絶品。ここまでデザートで満足できる和食店は他にはないと思う。
イタリアン:『ラ・バリック・トウキョウ』。独特なデコレーションも面白いが、こちらの肉の火入れは完璧だ。昨年は、ルジャルダンデサブールの肉の火入れに悶絶したと書いたが、2008年は、ラバリックトウキョウの鳩の火入れに唸った。
フレンチ&カリフォルニア:『インダルジ』。昼夜ともに1組のみ。席数はわずか5席という小さなレストラン。全てを1人で取り仕切り、最新の厨房機器を駆使していて面白い。料理は、論理的で丁寧。自由な発想の料理だが、優しい味わいでその組合せに破綻は無い。
〔モストポピュラーレストラン〕
『カリッスィマ』。オープンしたのは、2008年ではないし、以前から店の存在は知っていたのだが、利用し始めたのは2008年。こちらの手打ちパスタの美味しさに魅了され、そして何より娘がこの店のパスタが好きで娘に「どこで食事する?」と聞くと、決まってこの店が良いという。そのため、最も利用回数が多かった。

マイ★ベストレストラン

1位

オマージュ (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ) / フレンチ)

15回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

2023/06訪問 2023/06/05

今年も誕生日はオマージュ

和の食材をもフレンチに昇華させる荒井シェフの技
今年も私の誕生日はオマージュ。妻の奢り(笑)。オマージュも記念日用途の店になって久しい。天井に吉野杉のブーメラン(?)みたいなオブジェがいっぱいついていた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらって、前菜は私は余市産神経締め鰊のマリネ サラダ仕立て(5500円)、妻は榎本農園のチェリートマトのサラダ トマトのソルベ(5500円)、娘はグリーンアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエット(5500円)を、メインは妻は金目鯛の炭火焼き(6000円)、私と娘はボリュームがあると言われたので千葉県産仔鳩のフィユテ(12000円)を二人でシェアにしてもらった。

飲み物はサンペレグリノと、私と妻がリースリング Niedermorschwihr 2019 Albert Boxler (2300円)、仔鳩の時に私はBeaune 2015 Newman(2700円)もオーダー。

アミューズでフムス、ラディッシュ バター、ソッカが出てくる。綺麗で面白い。
続いて阿波尾鶏のチキンブイヨン 旨い
前菜が来た。ニシンは最も好きな魚なんです。春が旬な魚で今はなき第三春美鮨でニシンのにぎりが旨かったことを思い出す。
メインの千葉県産仔鳩のフィユテは結構デカいパイ包で大きいのでって言ってもらって良かった。濃厚でフレンチらしい美味しさ。イノベーティブよりもこう言うフランス料理がやっぱり好き。
口直しに金箔の雷おこしブランマンジェ。
デザートは私はホワイトアスパラガスのアイスクリーム(2500円)、娘は木の芽の薫 ムースショコラ(2500円)、妻はコーヒーのみにした。
ホワイトアスパラガスのアイスは予想を反して炭で真っ黒。
ハッピーバースデーのお祝いを用意してくれていてそしてフィナンシェや小さなカヌレ、生チョコレートや小桜のかりんとうなど色々な小菓子。
今日も美味しかった。今年もありがとうございました。
今日も食べていてつくづく思うのだが、フランス料理は表面上の新しさを追い求めるのではなく改めて温故知新というかしっかりとフレンチならではの技法に則った料理という原点に戻るべきだと思う。最近のフレンチはフランス人にとっては新しく新鮮かもしれないが、日本人にとっては和食の出来損ないのようなメニューが多くて、これはフランス料理界における日本人シェフの地位向上の反映という意味では望ましいのだが、ユーザーとしては消化不良感みたいな食後感が多く星狙いの店からは足が遠のいて(無理して予約取らないし)ビストロとかの方が美味しく感じている自分がいることに気づく。フレンチでは今日の仔鳩のような料理がやっぱり食べたいんだよね。
私の誕生日はオマージュ。いつものようにコースをばらしてもらってアラカルトでお願いした。
前菜とメインとデザートを選ぶのだが、選んだ料理が出るまでのアミューズがいっぱい。

まずは3種のオリーブ。ベルガモット、豆腐&ワイルドライス、トリュフ。オリーブが美味しい。
パニスとブレザオラ、ソッカ 白インゲンのフムス 美味しい 
馬肉タルタルのタルト キヌアとうずらのせ これも旨い
ヌタやフォアグラなどのサンド 美味しい
カラスミクリーム バーニャカウダのイメージ 美味しい
アミューズで結構お腹いっぱい。
前菜は私がトマト3種の料理(ガスパチョ、チェリートマトのマリネ)
このわたと潤菜 透明なトマト出汁、5種のトマト 昆布出汁、ガスパチョ セビーチェ の3種の皿。変化もあって美味しい。
妻と娘は村越シャモロックのブイヨン 蝦夷鮑とシャモロックのラビオリ(懐かしい味わい。ラビオリは食感が面白い)
メインは私と娘が足寄石田さんのホゲット(仔羊1歳半)ロースト。付け合わせの野菜も美味しいし、羊がまた旨い。
妻は仙台牛ランプのポワレ(小さくしてもらったらランプより脂が強い部位になったようだが、その分、サルサヴェルデみたいなものが上にのっていてさっぱりさせている。ソースはしっかりとしていて美味しい)
口直しの金箔のブランマンジェが美味しい。
誕生日のケーキを用意してくれていて(今回はプリンではなく、妻も食べられるフルーツケーキでラッキー)ありがたかった。
デザートは私がパプリカのフラン 河内晩柑とモッツアレラチーズのソルベ(さっぱりと美味しい)
妻はカカオ風味のルバーヴと赤い果実のコンポートにしたのだが、カカオ風味どころかしっかりチョコレートだったので娘とチェンジ。娘はティラミス(これが不思議なティラミスでティラミスを分解して食感をプラスし美しいデザイン性を兼ね備えたもの。ある意味ビックリ)
小菓子は、カヌレや小桜のかりんとう、ラスクや生チョコレートにフィナンシェ。チョコレートマジウマ。
今日も美味しかった。
今日は31回目の結婚記念日。今日は朝から娘の文化祭でのパフォーマンスを観て、その後、妻は仕事、私は家、娘は友達と食事って事で、夕食はオマージュで妻と待ち合わせて二人で食事。今日もいつものようにコースをばらしたアラカルトでお願いした。
ワインはRiesling Grand Cru Eichberg 2019(1800円)
アミューズは、
1皿目は5種のフィンガーフード
パルメザンチーズ ゆかりの香るアイスクリームケーキにシュマック
カリフラワー 4種のカリフラワーをピューレとフレッシュ2種のタルト
ポロ葱 ポロ葱のビネグレットマリネ サクサクのサブレ仕立て
パンスフレ ベルガモットのジャムと黒胡椒をきかせたリコッタチーズのクリームを中に詰めて
鴨フォアグラ 無花果といぶりがっこ 鴨の生ハムのサンドイッチ
美味しい。

2皿目は
モッツアレラチーズ 木更津 クルックフィールズの水牛のモッツアレラ 埼玉榎本農園のチェリートマトを合わせ出汁でおひたし風にしたアーモンドソース仕立てマジョラムの香り たっぷりのオリーブオイル

前菜は
妻が 根セロリの冷製クリーム 毛蟹 青りんごとキャビアオシェトラ(6500円) 美しく旨い
私は モンサンミッシェル産ムール貝のムクラード(4500円) これも美しくムール貝が円状に盛られコロッケがセンターにのっている。パクチーの風味とムール貝の濃厚なフォンにカボチャの甘み これマジで旨い

ワインはCrozes Hermitage Clos des Grives Rouge 2016(2800円)
メインは
妻が北海道鵡川町本川さんの蝦夷鹿背肉のロースト(6000円)とハーブサラダ 骨付き鹿って珍しい 旨い
私はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円)とハーブサラダ シンプルに肉のみで旨い

結婚記念日のお祝いでプリンを用意してくれて記念撮影

デザートは
妻がサントノーレ ア・ラ・ミニュット(2000円) 美味しい
私が栗のジュレとクレームグラッセ ハスカップのアクセント(2000円) これも美味しい

コーヒーも美味しかった。
フィナンシェやカヌレは持ち帰りでお願いした。

いやあ、今日も美味しかった。ムール貝旨かった。
私の誕生日祝はやはりオマージュ。緊急事態宣言の延長でワインが飲めなくてもやはりオマージュだ。
いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを作ってもらって。アラカルトで前菜、メイン、デザートだけにしてもアミューズがいっぱい出てくるので結構お腹いっぱい。

まずはフィンガーフード。パニスやパートフリック包、赤座海老 燻製サーモンリエット ルバーブとフォアグラのサンドなど。
続いて、クルックフィールズのモッツアレラ

前菜 私はアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエットとオシェトラ ヴルーテが美味しい。キャビアとチョウザメのリエットのバランスも良い
妻 季節野菜のサラダ カシューナッツのソース
娘 村越シャモロックのコンソメ ラビオリ アスペルジュソバージュ

メイン 妻 甘鯛の松笠焼
私と娘 カナダ産オマール海老のブイヤベース ブイヤベースを見つけるとついついオーダーしてしまう。ブイヤベース美味しい。ただ今日はワインがないので肉じゃない方がいいかなって思ったのも理由の一つ。小池のせいで選択肢が狭まっているんだよバカやろー。

誕生日祝いのデザートも用意してくれていた。いつもありがとうございます。

またブランマンジェやはちみつのデザートなどガニエールかと思うほどオーダーしたデザートの前に出て来て

デザート 妻 サントノーレ アラミニュット
私と娘 ルバーブと赤い果実のコンポート カカオ風味

そしてさらにいつものカヌレや小桜のかりんとう、フィナンシェ。

今日も美味しかった。オマージュでも今日は2組。フレンチでワイン抜きってのは厳しいよなやっぱり。
最近は記念日利用になっているオマージュ。今日は結婚30周年のお祝い。
いつもの通りアラカルトメニューを用意してもらって。
アミューズは、パニス、鴨のリエット、馬肉のタルタルの3種から始まる。相変わらず美味しい。
そして貴族南瓜のブルーテ 栗のフラン。
前菜は3人とも村越軍鶏ロックのコンソメ ラビオリ 白トリュフ(5500円 懐かしいコンソメの味。白トリュフの香り。旨い)
メインは私と娘がリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 信じられない程柔らかで旨い仔羊)、妻はアマダイの松笠焼(5000円 ソースを赤ワインに合うものに変えてもらった。アマダイ旨い)
デザートは妻と娘がフレッシュラズベリーとリコッタチーズ シェーブルのソルベ(2000円)、私はベルガモットとチーズのフレッシュマシュマロ(2000円 雲のようなマシュマロの食感。旨い)
コーヒー。
小菓子はカヌレとフィナンシェ、小桜かりんとう等。
記念日のケーキも用意してもらってありがとうございました。
オマージュセットが届いた。この前食べたビール煮込みやトリッパ、パテドカンパーニュ、スモークサーモン、ピクルス以外にもいっぱい。

リムーザン仔牛のミートソースを浅草開化楼のトンナレッリで食べてみた。旨い。
コロナ騒ぎの外出自粛なのでオマージュにお願いして持ち帰り。豚バラ肉のビール煮込みもハチノスとモツのトマト煮込みもパテドカンパーニュも旨い。
豚バラ肉のビール煮込みのソースに赤味噌加えて茄子を煮込んだらこれまた美味しい。
29回目の結婚記念日はオマージュ。いつものように事前にアラカルトメニューをお願いしておいた。

娘はサンペレグリノ(800円)、私はワインペアリング2杯(4000円)、妻は3杯(5000円)。

アミューズでポレンタ、カツオ節やゆかりで覆われたうずらの卵、タルトレット、アジのマリネ トースト。そしてカリフラワーのムース。アミューズは攻撃的で面白い。

白ワインはAuxey -Duresses 2001年(美味しい)。

前菜は妻が白河甘鯛のマリネ 青リンゴとフェンネル キャビア(5000円 酸味のバランスよく美味しい)、娘はフレッシュポルチーニ コンテチーズのラビオリ(5800円 これも美味しい)、私はジロール茸と栗のニョッキ 貴族南瓜のヴルーテ 白トリュフ(5000円 南瓜のヴルーテが自然な甘さで美味しい)。

赤ワインはNuits-Saint-George’s 2002年(まろやか)。

メインは妻がブレス産仔鳩のロースト コースサイズ(4500円 旨い)、私と娘はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 この羊美味い)

デザートはベルガモット風味のレモンタルト(2000円)と黒無花果マカンボのムースグラッセ(2000円)。デザートも安定して美味しい。

記念のケーキも用意してくれていていつもありがとうございます。
私の誕生日祝いはオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを作ってもらって。

アミューズもたっぷり(キュウリとクラゲのタルト ひよこ豆のコロッケ ウズラの卵鰹節 馬肉のタルタル、トマト シェーブル グリーンピース3層のムースなど)

オーダーした前菜は娘が、ボタンエビのセビーチェ 新玉葱のクリーム ガスパチョのジュレ(5500円)、私と妻はフレッシュポルチーニ 生ハムとじゅん菜のブイヨン(5800円)。そしてメインは3人ともブイヤベース(6000円)
前菜のボリュームが軽めだったから楽勝かと思っていたら、ブイヤベースがボリュームたっぷりで限界。濃厚な旨さ。

デザートは結局私だけ。愛媛河内晩柑のマリネ ショコラのグラニテ バジルのグラス(2000円)。これも美味しい。
結婚記念日の翌日はオマージュを予約しておいた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらっての利用だ。私と妻は2種類のグラスワインのペアリング(3500円)x2をお願いした。

アミューズは大根のロール、ブロッコリータルト、チョコレートのロール かぼちゃ、チーズのシュークリーム、カリフラワープリンの5種類。どれも楽しく美味しい。

前菜は私は赤座海老のポワレ 黒ラッパ茸のヴルーテ(5000円 ヴルーテが濃厚で美味しい。赤座海老はローズマリーのスモーク。プリプリ)、妻は昔の味玉のショーフロワ仕立て フレッシュキャビア添え(6800円)、娘はシマアジのタルタルフレッシュチーズソース(4000円)をオーダー。

メインは妻が金目鯛ポワレ 蓮根とお粥のソース(4000円)、私はブイヤベース(6000円 甘鯛の松笠焼きや、イカ、ムール貝、茄子、鮑など具沢山。このスープがまた美味しい)、娘はブレス産仔鳩のロースト(6500円)。

デザートは10年熟成本みりんのババ(1800円)、マダガスカル産バニラ(1800円)、愛媛産青檸檬のタルト仕立て(1800円)の3種類全てをお願いした。

今日も美味しかった。

日常的にはNOURA、記念日にはオマージュという住み分けが出来た感じ。
私の誕生日の前日の夕食はオマージュ。いつものようにコースをバラしてもらってアラカルトにしてもらった。

アミューズは5種類。
ピスタチオタルトレット
ニシン エゴマ パプリカ ジャスミンの香り

竹炭 イカスミ アリオレ
カカオ 玉ねぎチップ 仔牛の煮込み アボカド
メロン アスパラガス 発酵した米
どれも美味しい。

前菜で娘は白海老のセビーチェ フレッシュチーズソース (4000円 白海老に大根 キャビア 美味い)、妻は榎本農園のチェリートマト プラータのソルベ(2500円 透明なトマトの冷たいスープを注ぐ。美味しい)、私はフレッシュポルチーニ茸のソテー ボルドレーズ(4500円 大きなポルチーニに濃厚な味わいで美味しい)。
メインは妻は鮎魚女のポワレ アスペルジュソヴァージュ ブールブラン(4000円 美味しい)、私はブレス産仔鳩のロースト(6000円 鮑のリゾットも付く。仔鳩が濃厚で美味しい)、娘は村越シャモロックのロースト(3800円 これも美味い)。
チョコレートのケーキで誕生日を祝ってくれた。
デザートは妻は青柚子と蜂蜜のチーズパルフェ(1800円 柚子の風味で美味しい)、私はとちおとめのミルフィーユ バニラのグラス(1800円 パリパリの食感で美味しい)、娘はショコラ リエジョワーズ(1800円 美味しい)、小さなカヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうが出て来て、妻はコーヒー(600円)、私はカフェオレ(600円)。

いやあ今日も美味しかった。
今日は娘の誕生日でオマージュ。いつものようにコース料理をバラしてアラカルトにしてもらう。

アミューズ5種類はどれも美しく完成度が高い。

前菜は娘は高知産フルーツトマト 黒トリュフ風味、妻は毛蟹と百合根 黒トリュフ風味、私は蝦夷鮑 地鶏のビスク 乾燥湯葉(鮑がとっても柔らかく濃厚なビスクとの相性も良い)。

メインは妻は甘鯛の松笠焼(これも以前とはスープが異なる)、娘は羊、私は軍鶏(軍鶏の皮はパリパリで肉はジューシー。ガーニッシュも楽しく美味しい)

誕生日ケーキのサービスがあって(いつもすみません)、デザートは私がリ・オ・レ ライチのムース(美味しい)、娘が蕗の薹香るショコラムース(確かに蕗の薹が香る)、妻は黒トリュフのフラン(黒トリュフが香る!)。

今日も美味しかった。
別に驚くようなことではないんだけど、オマージュがミシュラン2星に昇格した。おめでとうございます。今日は昨日の傳に続き、妻の誕生日祝いでオマージュ。

料理はいつものように事前にお願いしてコースをバラしたアラカルトでお願いした。アミューズはビートのチップスや人参のチップス。ホタテとウイキョウのタルト、鴨のメンチカツ、ムール貝とカリフラワーのアミューズ。どれもとっても旨い。

オーダーした前菜は私と娘が北海道産手亡豆のヴルーテ 鮑とカラスミ(たっぷりの鮑も肝もカラスミのアクセントも旨い。ヴルーテも最高に美味しい)、妻は天然シマアジのタルタル仕立て 二種の大根 キャビア(キャビアの塩加減が優しい。国産キャビアだろうか。美味しい)、メインは私が宮城県産網取カルガモのロースト(旨い)、娘は足寄町石田綿羊牧場の仔羊ロースト(これも旨い)、妻は北海道むかわ町 本川さんの蝦夷鹿(これも旨い)。

誕生日祝いのプリンを用意してくれていた。すみません。

デザートは、私が栗のムース 密柑のパルフェ(旨い)、娘はショコラのムース 洋ナシのソルベ(これも美味しい)、妻はビーツのフランシェーブルチーズのソルベ(これも美味しい)。

そして私はラテ、妻はコーヒー。今日もとっても美味しかった。
私の誕生日のディナーは、いつものようにオマージュ。いつものように、コースメニューをばらして、アラカルト対応にしてもらった。

浅草じゅうろくから、シャンパンのサービスが。どうもすみません。

アミューズは、牛肉のタルタルやカレー風味のクリームと海老、竹炭のタルトとレンズ豆、鮎とフォアグラの蓼のフィナンシェサンド 鮎の酢締めのせ、鰹出汁とマスタードのムースなど。

前菜の前にチーズをもらった(コンテを2皿)、前菜は、娘がチェリートマト ブラータのソルベ(2500円)、妻がホワイトアスパラガス 酒粕の香る貝のジュ(3000円)、私は仔猪の煮込みラビオリ仕立て アスパラガスのヴルーテ(4500円 旨い)、メインは娘が漢方牛サーロインのロースト(4000円 アワビのソースが添えられていて娘が大喜び)、妻はアマダイの松笠焼(4500円)、私はオーストラリア産仔羊背肉のロティー(4000円 旨い)。

Happy Birthdayのローソクの添えられた箱入りプリン。

デザートは、娘がクレームブリュレを添えたガトーショコラ(1500円)、妻はヨーグルトと発酵胡瓜のシャーベット(1500円 笑っちゃうほど胡瓜の味)、私はババ 本味醂風味 酢橘のシブースト(1500円 これも旨い)。

もちろん、カヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうなども。ポーションが程よい感じで、ちゃんと食べ切れた。ワインは、皿に合わせた2種類のグラス(3500円)にしてもらったが、これもなかなか良かった。やはりいい店だ。
今回は結婚記念日でオマージュ。夜だと、遅い時間からになってしまうのでランチタイムで、いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してもらった。グラスワインは2杯の料理に合わせたもの(3500円)にお願いした。
アミューズは、パンスフレ、山形のだしをのせたトマト、サンマとフォアグラのパテ、ケークサレとブータンノワール、チーズのムースとカラスミなどいつもながら美味しい。1杯目のワインはピュリニーモンラッシェ。

オーダーしたのは、私が赤座海老のラビオリとポワレ(5000円 濃厚な甲殻類のソースがエスプーマ仕立てで。旨い)、妻は真鯖のマリネ キノア 春菊のブイヨン(3500円 春菊のソースは鯖出汁で。鯖が上質で旨い)、娘は真鱈白子のポワレ コンテチーズとジャガイモのエスプーマ(3800円 食べさせてもらえなかったが絶品だったらしい)、メインは私が蝦夷鹿のロースト ポワヴラードソース(4000円 旨い)、妻は漢方牛ロースのロースト(4000円 漢方を食べさせ育てた牛で融点が低いとの事。確かにとろける)、娘はアマダイの松笠焼(4000円 これも旨かったらしい)、2杯目のワインは私が2008 Clos Saint-Jean Chateauneuf-du-Pape、妻は2007 Chateau d'Aiguilhe。デザートの前にチョコレートとピスタチオのケーキでお祝いしてれた。

雷おこしの小菓子が出た後、デザートは私がセップ茸のクリーム スダチのジュレ 和梨(1500円 すがすがしく旨い)、妻はゆら早生みかんのチーズケーキ 人参とみかんのソルベ(1500円 これも旨い)、娘はプラリネクリームをはさんだミルフィーユ(1500円 旨かったらしい)。今日もどれも美味しかった。

以下は2016年6月のレビュー
私の誕生日祝い(正確には翌日だが)で、オマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズで、オリーブの実、スミイカとジャガイモのカプチーノ仕立て、ジャンボンドパリ、パンスフレ リコッタ 粒マスタード、黒米生海苔チップス ウズラの卵のせ、ミルクのベニエ、前菜で娘はチーズの盛り合わせ、妻はフルーツトマトのジュレ スープ ワカモート添え(ジュンサイの入ったスープにトマトのジュレを後から混ぜる。ガスパチョのような味わいで激旨)、私は赤座海老のビスキュイ ボルシチ仕立て(海老真丈と赤座海老の身、そしてボルシチのようなビスキュイ。美味しい)、メインは妻がアマダイの松笠焼の出汁仕立て(これが絶品。和食の世界で、同じような料理をカンテサンスでも食べたが、数倍こちらの方が美味しい)、娘はアマダイの松笠焼 バターソース(トリュフの入ったバターソースで香り豊か)、私はバスクキントア仔豚のロティ(野生のアスパラガス 仔豚のロティも仔豚の肉団子をパンのような生地で包んでいてこれも旨い)、誕生日祝いでチョコレートケーキにローソクを立てて持ってきてくれた。フルーツとエディブルフラワーで美しく美味しい)、デザートは、妻と娘がリ・オ・レ ライチソース(バラの香りを後からつける。エスプーマも美味しい)、私は赤肉メロンのマリネ バジルとレモンのグラニテ(これマジウマ)、フィナンシェ、カヌレ、小桜のかりんとう、私は紅茶、妻と娘はコーヒー。いやあ、今日も美味しかった。

以下は2016年2月のレビュー
娘の誕生日祝いでオマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、ブロッコリーとアーモンドクリームから始まり、紅芯大根とカラスミなど5種類で、どれも旨い。

娘は、チーズ(1200円)と前菜で蓮根のニョッキで包んだ天然鼈と蝦夷鮑 そのコンソメ(6000円 上品な味で美味しい)、妻は 静岡産スイートピュアトマトのタルタル プラータチーズ(3000円 さっぱり)、私は赤座海老のビスキュイ 縮みホウレン草とキノア(5500円 濃厚なビスクのエスプーマ風に海老の真丈のようなものに刻んたトリュフ。これも美味しい)、メインで娘はアマダイ 白子のソース(4000円 アマダイの松笠焼風に白子のソースが旨い。アマダイの火加減も完璧)、妻は和歌山産野ウサギのロワイヤル(ハーフサイズ 4000円 もっと濃厚かと思ったら食べやすい仕上がりで美味しい)、私は、真鴨と春菊の蕎麦包み(4000円 鴨南蛮をイメージしたと言う。蕎麦で真鴨と春菊を包み醤油ベースの鴨南蛮風のソースでまとめている。これも旨い)、デザートの前に雷おこしのデザートが。そしてデザートは娘が紅玉林檎のガボット そば茶のクレームグラッセ(1800円)、妻はリ・オ・レ キャラメルのムース(1800円)、私は甘平のジュレ 黒トリュフのクリーム(1800円 さっぱりと美味しい)。そしてカヌレやフィナンシェ。今日も美味しかった。

以下は2015年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで利用した。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。パプリカと青さのりのサブレ、イワシと香味野菜の小さな皿、パテドカンパーニュの一口 リエット春巻きの一口、クリームコロッケ、ウズラの卵とサンダニエル等のアミューズが続く。娘はいつものようにチーズの盛り合わせをお願いし、私は煮アワビとフラン オクラのソース 胆ソースかけ(アワビも旨いがこのソースもフランも美味しい)、妻と娘はフルーツトマトのスープ ジュンサイとブラータ(これも美味しい)、娘は黒ムツのバターソース、妻はドライエージングビーフ42日熟成ロースのロティ、私は和歌山産紀州鴨胸肉のロティ(美しく美味しい)、デザートの前に誕生日祝いのケーキを用意してくれていた。オペラで旨い。デザートは、娘はチョコレートアイス、妻はメレンゲとフランボワーズ セロリ シェーブルのアイスクリーム、私はカラマンダリンのサバイヨングラス(これも美味しい)、小菓子では、雷おこしのブランマンジェ、人形焼スタイルのフィナンシェ、小桜のかりんとう、小さなカヌレ チョコレートなど。今日も美味しかった。

以下は2015年2月のレビュー
今日は、娘の誕生祝いでオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、生ハムののったものと竹炭の生地のもの、鰆、ブータンノワールのコロッケ、茄子のムース、フォアグラのムース、ブロッコリーのムース。娘はチーズの盛り合わせ(2500円 3種類のブルー、コンテ、ミモレット。ミモレットが何カ月か当てようということになり24カ月かなと娘。当たりだった)、妻は、冬野菜のミジョテ 黒トリュフ風味(3800円 美味しい)、私は赤座エビのポワレ クレーム・ド・ラングスティーヌ(6500円 エクルビス料理のような見た目。赤座エビはしっとりとして旨い)、娘は用意してくれたリゾット(これが好物のフグ入ったリゾットで美味しいを連発していた)、メインは、妻は尾崎牛のシンタマ(3000円 旨い)、私は足寄仔羊(4000円 この仔羊の旨い事と言ったら!)、娘は鯛のポシェ(3000円 一日遅れの手作りチョコレートをプレゼントしたおかげか、誕生日祝いだからか、鯛以外に豪華な具が。娘の好物の鮑にオマールエビ。美味しい美味しいを連発。確かに出汁も絶品)、デザートは、妻がせとかのマリネ リコッタチーズのクリーム 塩のジュレ(1500円 美味しい)、私は安納芋のムース ショコラのグラスとチューブ(1500円 これも美味しい)、娘には誕生日ケーキを用意してくれていて、これがまたクリームの旨さと言いスポンジの美味しさと言い素晴らしかった。
ドリンク前にフィナンシェにマカロン。今日もとっても美味しかった。

以下は2014年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで、オマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、オリーブの実、サラミ、生ハムとバジル入りの小さなパン、小さなライスコロッケ、パプリカのムース、モッツアレラのババロア。いやあどれも美味しい。

娘はチーズの盛り合わせ(ミモレット、ブルーチーズ、シェーブル、コンテ 凄く美味しかったようで、シェーブルとコンテはおかわりしていた)、いつものチーズのリゾット(今日は、トリュフと昆布のアクセントが加えられていて、香りも良く凄く美味しい)、私は千葉産黒鮑のポトフ(600g)(黒鮑が柔らかくとても美味しく、鮑の出汁のスープも絶品。残念ながら娘に半分以上食べられてしまったが)、妻は静岡産アメーラトマトのスープ ブラータとジュン菜(これは凄い。トマトスープの傑作だ)、メインは私が茨城産ミルク仔鳩のロースト(内臓のソースも仔鳩も旨い)、妻は魚料理でグジのナージュ仕立て(和風な味わいで美味しい)、デザートの前にチョコレートとラズベリーの誕生日ケーキを用意してくれていた。もちろんこれも美味しい。デザートの前にいつもの雷おこし風味、デザートは、私がショコラヴァローナ(マンジャリ)バジル、檸檬(面白い味わいで美味しい)、妻はグラス ヴィオレ 枇杷のコンポート(もうお腹いっぱいで味見させてもらわなかったが、美味しかったらしい)。そして小さなチョコレートに、人形焼きの型のフィナンシェ。

今日も美味しかった。やはりオマージュは良い。特に、あのトマトスープは、傑作だと思う。

以下は2013年11月のレビュー
今回は結婚記念日のお祝いでオマージュ。久しぶりに1階の隠し席での食事。今回もいつものようにアラカルトメニューを用意してくれているのは、長い付き合いだから。

アミューズでモチモチの丸いパンの様なもの、続いてニョッキや秋刀魚などを串に刺したピンチョス風の物。娘はチーズの盛り合わせ(1650円)、シンプルな南瓜のヴルーテ(1050円)、そしてリゾット(1260円)をオーダー。私は前菜で、和歌山産 仔猪のパテアンクルート(3150円 何とも懐かしい味わいのパテ。オマージュで食べるパテは味わいが似るのは当たり前か。仔猪のコンソメのゼリーも添えられている)、妻は、南瓜のヴルーテ ジビエのクロメスキ添え(2625円 黒いコロッケ風のクロメスキも美味しい)、メインは二人とも蝦夷鹿シンタマのロースト 黒胡椒風味の赤ワインソース(3990円 綺麗な赤身の蝦夷鹿が美味しい)、デザートでは、私は茨城飯沼産和栗の渋皮煮 メレンゲのソルベ(1575円 まるでエスプーマ仕立てのモンブランの様で旨い)、妻はヴィオレソリエス(無花果)のポシェ カシスのクリーム(1575円 これも美味しい)。

途中、ケーキも用意してくれていたのだが、それが最近私がハマっているクレール ドゥ リュンヌに頼んで作ってもらったものらしい。これがブランボワーズのムースのロールケーキで、甘さが控えられていてとても美味しかった。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の最後のディナーはやはりオマージュ。荒井シェフの第二子が生まれたそうで、マダムは現在不在だ。
オマージュは今は基本コースのみになっているのだが、我々はいつものようにアラカルト。娘は、いつものようにチーズの盛り合わせとチーズのリゾット。

まずは、グリーンピースのスープ シェーブルのソルベ。美味しい。妻は、前菜でサマーポルチーニ アスペルジュソヴァージュ パルメジャーノ風味(これがとっても美味しい)、私は、三重県鳥羽 北川さんが育てた岩牡蠣のジュレ ブロッコリーと合わせて(海水のジュレで食べる岩牡蠣はいつもながら三鴨さんの料理を思い出させて美味しく嬉しい)、メインで妻は岩手県漆原牧場産いわて短角牛イチボのロティ(火入れが絶妙で美味しい)、私は北海道足寄町石田綿羊牧場産サウスダウン種仔羊(加茂茄子の田楽の上にのっていたり、ホワイトアスパラガスの上に羊のハンバーグのようなものがのっていたりするのだが、この仔羊とっても美味しい)。デザートの前に、バースデーケーキをプレゼントしてくれた。このケーキも美味しかった。デザートは、私はショコラマルキーズ ピスタチオのソース(オマージュのマルキーズショコラは好物)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブのコンフィチュールが絶妙でヨーグルトのソルベとの相性がとても良い)。今日もとっても美味しかった。

以下は2013年2月のレビュー
ヴィノシティのシェフだった順平君も渡仏前にオマージュの厨房にいることもあって、娘が誕生日のディナー(正確には前日だが)をオマージュにした。

オマージュはコースのみになっているのだが、我々にはちょっとコースはきついので甘えてアラカルトにした。我々が一番早く店に入ったのだが、18時頃から一斉に客が入ったし、ミシュラン星請負人の山田栄一さんが年末で辞めて、ホールは結構大忙し。

オリーブの実とチーズの小さなモチモチパンで始まる。オリーブは全部娘が食べてしまった。

娘は人参のヴルーテ(人参のムース状のスープの上に、苦いカカオの泡がのっていてこのバランスがとっても良い)、いつものチーズに、いつものチーズリゾット。

アミューズは、フォアグラのフラン(フォアグラの上にコンソメのゼリーがのってとっても美味しい)とトマト(トマトの上には板状の飴が。これがバランス良く美味しかった)。

私は牡蠣のナージュ(牡蠣のムースと牡蠣と塩水の泡。ムースはちょっとスパイシーな香りで、三鴨シェフのGuy Savoyさんの好きな牡蠣とはちょっと異なる味わいで、これもまた美味しい)、妻は手長海老のポワレ 人参のヴルーテ(これがとっても旨い。特に手長海老の美味しさと言ったら)、メインは二人とも甘鯛の松笠焼き アサリのスープとアオサ海苔(和食っぽいアプローチだが、美味しい)。

デザートの前に、順平君が娘のために大きなバースデーケーキを持ってきてくれた。ヴィノシティのあゆみ店長には負けるけどと言っていたが、スポンジもクリームも上質でとっても美味しかった(その場では食べられず持ち帰らせてもらったのだが)。

デザートは、私は、ショコラ(グアナラ)レモン キャラメルアイス(娘と一緒に食べたのだが、濃厚なチョコレートでとっても旨かった)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブは我々の好物なのだが、これもとっても美味しかった)。

今日もとっても美味しく、楽しかった。娘も渡仏前の順平君に会えてとっても喜んでいた。

以下は2012年11月のレビュー
オマージュとは本当に長い付き合いになるのだが、最近はカジュアルユースではなく記念日ユースの店になってしまい、ちょっと寂しいのだが、今日も結婚記念日で利用した。

私たちは必ずアラカルトなので、我々用にはアラカルトのメニューを用意してくれている。オリーブなどが出て、その後にセルフィーユの根 栗とヘーゼルナッツのスープ。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルメジャーノだけでなく、ブルーもお願いした)とチーズのリゾット。私は、蝦夷鹿の赤ワイン煮とフォアグラの冷製 セップ茸のムース(2800円 メニューからのイメージと異なりテリーヌのような感じ。濃厚でワインが進む。セップ茸のムースも旨い)、妻は手長海老のほうれん草包み ソースシヴェ(3500円 赤ワインにも合う仕上がり)、メインを私はジビエメニューから山鶉のロティ(6300円)にした。足はシンプルに、それ以外はレアにフォアグラと一緒にほうれん草包みになっていた。食感も含め、旨かった。妻は、岩手短角牛シンシンのロティ 山葵のソース(4200円 素揚げしたような仕上がりのロティ。短角牛は我々のような赤身好きには適した肉質で美味しい)、事前に結婚記念日だと伝えていたので、ケーキを用意してくれていた。

最近はすっかり食べられる量も減ってしまい、デザートは娘と一緒に1品だけ。トンカ豆の香るショコラのガトー ローストしたトンカ豆のアイスクリーム添え(1575円 濃厚な味わいのショコラ。アイスも美味しい)。

オマージュでは、いつも素敵な家族の時間が過ごせて嬉しい。

以下は2012年6月のレビュー
私の誕生日(正確には前日だったのだが)のディナーは、オマージュにお願いした。

いつものようにオリーブとナッツのアミューズで始まり、続いて我々の二つ目のアミューズは、新玉葱のブルーテ ミント風味のプティ(これが旨い)、娘には二つ目のアミューズとして、鯛とアスパラガスのタルタル キャビアのせ(これも美味しいが、娘は我々の新玉葱のブルーテの方が気に入っていた)。娘は、パルメジャーノレッジャーノのつまみに、トウモロコシのスープ(これがとてつもなく美味しかったらしい)とチーズのリゾット。

私は前菜で岩牡蠣の冷製(海水のジュレがのり、牡蠣の下には新玉葱のクリーム。美味しい)、妻はホワイトアスパラガスとカラスミ(これもすっごく良かった。カラスミと合うとは思わなかった)、メインでは2人とも子鳩(鳩のジュとイカ墨 スミイカのグリル、スミイカとトマトソース。子鳩は絶妙の火加減で美味しい)。
デザートの前に、ホワイトチョコレートのムース(酸味も効かせて美味しい)で、ハッピーバースデーのお祝いをしてくれた。ロウソクの火は娘に消されちゃったけど。

デザートでは、娘はマルキーズショコラ(濃厚で旨い)、私はリュバーブを使ったパルフェ(リュバーブと聞いただけでパブロフのようにオーダーしてしまう。勿論美味しい)、妻もフルーツにリュバーブも使ったデザートにしてもらっていた。デザートは安定した美味しさだ。

オマージュに星が付いてから初めての利用だったが、10年以上前に荒井シェフの料理を初めて食べた時から(当時はもっと安くて3000円台でも食べられて、かつガラガラだったのだが)、その料理のレベルは星に値すると思っていたし、星が付かない間も逆にミシュランの調査力のなさの象徴だと個人的には思っていたので、星が付くことは当然なのだが、星が付いてもシェフやマダムのフレンドリーさは変わらないし、本当に大好きな店だ。

以下は2011年10月のレビュー
娘のリクエストで、オマージュ。今日もいつものようにアラカルト。娘は、チーズ(1000円)に、ニョッキ(1500円)。今日は、七五三で朝から記念撮影したり、お参りしたり、色々挨拶に行ったりして、一度家に帰って着替えてちょっと寝たものの、さすがに疲れているらしく、一気に食べたら寝てしまった。

アミューズで、いつものオリーブや、ナッツが出てきて、二つ目のアミューズは、青首鴨のコンフィとジャガイモのピューレ。これ旨い。
私は前菜で、手長海老のサラダ仕立て(4200円 プリプリする手長海老に柚子風味のクリーム、キャビア、リンゴ。文句なく美味しい)、妻は子羊のカルパッチョ(子羊の薄切りを昆布〆にしたとの事だが、パルメジャーノのスライスとか、ワイルドマッシュルームとか併せて食べると、なぜか和の感じ)、メインで私は、蝦夷鹿ロースのポアレ スパイシーなパン粉 フロマージュブランと共に(4500円 キャラメリゼした野菜も添えられている。蝦夷鹿はレアで、美味しい。結構オーソドックスな味わい)、妻はアマダイのポアレ(3150円 ジロール茸や焼リゾット、アスパラガスが添えられている)、デザートは、洋ナシのスープ フルム・ダンベールのクリーム(1500円 焼いた洋ナシのコンポート チーズのクリーム チョコレートのパウダーなどが盛られていて、そこに洋ナシのスープが注がれる。美味しい)。

今日も美味しかった。

以下は2011年9月のレビュー
今日は娘の運動会だったので、頑張ったご褒美にオマージュで夕食。数日前に予約を入れておいたのだが、その際にアラカルトでお願いした。今は基本はコースになっているようだ。まあ、コースの方がお得なのだが、どうも私は(特に娘と一緒の時は)、コースよりも娘が食べられそうな料理を選べるのでアラカルトがいいのだ。

娘はいつものようにチーズをお願いし(今日は、パルメジャーノとコンテ 1200円)、今日は、いつものリゾット以外にもニョッキも出来ると言われクリームソースのニョッキ(1500円)にした。

アミューズのオリーブとカレー風味などのコーティングされたナッツで始まるのだが、このオリーブはみな娘に食べられた。二皿目のアミューズは、マッシュルームのムースと二層になったカボチャのスープ。これも美味しい。

私は、用意してくれていたアラカルトメニューからアワビをお願いしようとしたのだが、今日は白ワインにしたかったので肝のソースとぶつかるのではないかと思い、聞いたところ、鮑のブールブランソースに変えてくれた(4200円)。ただ、鮑は私は1切れしか食べられず、娘に残りを全て食べられてしまった。妻は、秋刀魚のマリネ 千鳥酢風味(3000円)をお願いした。ちょっとだけもらったが、これも良かった。

メインは、私はオマール海老のメニューにしようと思ったら、これもビスクのソースに変えられるというので、そちらにした(4500円)。濃厚なビスクに茄子との相性が面白い。妻はイサキのポワレ レタスのクーリ(4200円)にしたのだが、レタスよりも添えられた葱との相性がよく、和テーストなのだが、これも絶妙で美味しい。しばらく、魚をこちらでは食べていなかった気がするが、ずいぶんと和よりになっている気がする。

アバンデゼールは、ポルチーニのムースにスダチのジュレ(これも結構和テーストで美味しい)。デザートは、私と娘がショコラ ラヴェンダー コーヒーのコンポジション(1500円 濃厚なショコラのケーキで美味しい)、妻はヴァニラ風味のリオレ 赤桃のソルべとエキゾチックフルーツのコンフィチュール(1500円 お米のババロアであるリオレが面白い)。

小菓子は、雷おこしのスープと人形焼の型で作ったマドレーヌとか小桜さんのかりんとうとか。コーヒーの砂糖も穴が開いた薄い四角い砂糖が棒に茶・白の順番に重ねられていて、まるで塔のようで面白い。

既に週末はマダムも復活していて、赤ちゃんとも初めてご対面。とっても楽しく、美味しい時間が過ごせた。今度、メルヴェイユの松本シェフとコラボするのだが、平日なのがちょっと残念。 

以下は2011年6月のレビュー
今回は、私の誕生日(正確には翌日なのだが)で利用させてもらった。GW明けは結構ガラガラだったそうなのでが、今日は満席だったらしく、我々は本来の席である1階で食事。

いつものようにアラカルトでオーダー。 アミューズは、新玉葱のスープで、その下の層にはグリーンピースのムース、グリーンピースのタルト付き。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルミジャーノとミモレット)にチーズのリゾットをお願いし、私は前菜は、トンブ産グルヌイユのポワレ ペルシャード(3800円 まるでロアゾーの様な料理。グルヌイユの置き方が違うが。旨い。骨付き肉の好きな娘も気に入っていた)、妻は、トルコ産モリーユとグリーンアスパラガスのポワレ パルミジャーノの香り(3800円)、メインは私も妻も 北海道足寄町石田綿羊牧場純血サウスダウン種子羊ももの肉ロティと肩肉のナヴァラン(4500円 このロティも旨いが、肩肉のナヴァランの美味しさが凄い。娘も気に入っていた)。途中、ほうじ茶のアイスが出てきて、これもとっても良い。デザートは、C.B.C(1500円 ショコラ バジリック シトロン)にしてみた。面白いデザートだった。

5月初めにめでたくお子さん(女の子だそうだ)も出産されたそうで、マダムも近々戻ってくるらしい。お店に出られるかはわからないが。荒井シェフも毎週会いに行っているそうで、嬉しそうな荒井シェフの顔が印象的だった。最近ヘルプで入っていると言う元minobiの飲んだくれノムリエさんが、バースデーケーキを持って来てくれたり(会うのは2年ぶりだと思う)して、私の46回目の誕生日はとってもいい誕生日だった。

以下は2011年3月のレビュー
今年もおせちは、オマージュ江森にお願いしたのだが、私は時間的に取りに行く事が出来ず代わりに取りに行ってもらったので、ずっとマダムにもお会いしていなかったので気付かなかったのだが、たまたまオマージュのブログを見たら、出産準備のために3月24日で休職との事。フレンチレストランは、どこも大変な状態なのも知っているので、家族と店で待ち合わせして伺ったのだが、予定を早めて月曜日から実家に帰ってしまったとの事で、残念ながらお会いできなかった。

今回もアラカルトでお願いした。アミューズは、テリーヌ、フォアグラのマカロン、生ハム、ブータンノアール、赤ピーマンのフィナンシェ等。
私は、前菜はフォアグラと原木椎茸(3150円 網脂で覆ってポルト酒のソース。とっても美味しい)、メインは栃木牛とバスク豚(4200円 牛も旨いが、バスク豚は、レンズ豆がのり、下にはアボガドのソースが敷かれていて、これも美味しい)、アバンデゼールは、ヨーグルトのソルベ、デザートは、苺(1260円 ソルベもジュレも美味しい)。妻は、前菜でアスパラガスのヴェルーテ(2940円)、メインでヒラスズキ カラスミのソース(2100円)、娘はいつものパルメジャーノ(840円)、チーズのリゾット(1260円)、新作のマルキーズショコラ(1260円)。

今回は初めて2階で食べたのだが、今日は我々を含め4組入っていた。震災後はキャンセルが相次ぎ、夜はほとんど入らない日が続いていたそうなので、ちょっと安心。

新しい支配人は、山田栄一氏。
乃木坂FEUにて5年間シェフソムリエ
エディション・コウジ・シモムラオープニングより支配人
外苑前グラース支配人
だった方との事。オマージュにはずっとお客さんとして来ていたとの事。


以下は2010年11月のレビュー
結婚20周年の記念日をオマージュでお願いした。事前にその事を伝えていたので、お花やケーキ(大きなマカロン)も用意してくれていて感激。いつものようにアラカルトでお願いした。

フィナンシェ、生ハムとチーズの巻かれたスティック、カレー風味などのコーティングされたナッツで始まり、アミューズはムール貝の入ったニンニク風味のスープ。とっても美味しい。

娘は、いつものようにパルメジャーノ(840円)、かぼちゃのスープ(630円 オリーブオイルの風味が良く合う。ポレンタの上に紫芋のポテトチップスとチーズ、チョリソーがのったものが添えられている)、チーズのリゾット(1050円)、マルキーズショコラ(1050円)、ぶどうジュース(630円)。

妻は、それほど食べられないと、根セロリのスープ(840円)と雷鳥のパテ(2625円 これは旨い)、巨峰のマリネ(1050円)、ハーブティー(630円)とかなり軽めなオーダー。私は、厚岸産牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ。なんと娘が気に入り、牡蠣を1個食べられてしまった。)、鳩のパイ包み(3675円 濃厚なソースでワインに合う)、イチジクのタルト(1680円 熱々のイチジクのタルトは大人の味)。

もちろんいつものようにデザートの前に、グラニテとムース、ジュレの三層構造になったアバンデゼールや、コーヒーの時の小菓子も生チョコだけでなく、ポルチーニのムース、雷おこしのアレンジも付いてきて、更に近所の小桜のかりんとうが振舞われる。

デザートの前に、祝結婚20周年とチョコレートで書かれた皿に大きなマカロンのケーキをプレゼントしてくれて、その前で記念写真を撮ってくれた上、それでカードを作ってプレゼントしてくれた。こんな女性的なサービスも嬉しい。

12月2日でオマージュも10周年だそうだ。私も通いだして9年半になる。まだガラガラだった頃の思い出話を荒井シェフとしたりして楽しい結婚記念日になった。

以下は2010年9月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。フィナンシェとオリーブの実で始まり、アミューズで出てきたトウモロコシのスープが美味しい。茄子のピューレの味が以前より大人の味わいになっていた。

私は前菜で、トコブシ添えのガスパチョ(2625円 緑色のガスパチョ。ガスパチョ好きには堪らない。たっぷりのトコブシで美味しい)、メインは、子羊のロースト(3625円 たっぷりの野菜に美味しい子羊のロースト)、妻は前菜で魚介類のコンソメゼリー寄せ(2625円)と子羊のロースト(3625円)、娘はいつものようにパルメジャーノ(630円)、マッシュルームのスープ(630円 これがめちゃ旨い)、チーズのリゾット(1260円)、デザートではやはりマルキーズショコラ(1050円 チョコレート好きには堪らない)。

帰り際に、ソムリエの宮脇氏から今月いっぱいで辞めるとの話を聞いた。来月からアディングブルーなのだそうだ。寂しくなる。

以下は2010年5月のレビュー
人形町の丈参で食事をした後、どうしても甘い物が食べたくなって、でも人形町界隈で目ぼしい店も見つからず、オマージュに電話して、無理言ってデザートだけ食べに来てしまった。食べた事のないデザートをお願いしたら、出てきたのがバシュラングラッセ。メレンゲのポールでバニラアイスを囲んで、たっぷりの苺に、苺のソース。食感も面白く美味しい。お腹いっぱいになっていたはずなのに、もう1品食べたくなって、お願いしたら出てきたのは、醤油と焦がしたパンのムース。醤油が違和感なくアクセントになっていて、これも美味しかった。マダムもこんな使い方をされたのは初めてとの事だったが、かなりの満足度だった。

以下は2010年3月のレビュー
特に理由があった訳ではないが、しばらく利用していなかった。着物のマダムがいなくてどうしたのかと思ったら、来週めでたく結婚式とのことで、今実家に帰っているのだそうだ。そんな訳で、結構サービスがバタバタ状態だった。

結局またアラカルトにしてしまった。
アミューズでまずは、いつものパプリカのフィナンシェとオリーブの実、そして次に出てきた、シラスの洋風茶碗蒸しが美味しい。添えられていたパテももちろん良い。
私は前菜で、厚岸産シングルシード生牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、生牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ)
妻が前菜で、ぶどう海老のマリネと春野菜のサラダ仕立て キャビア、バルサミコ、コンソメの薄いシート包み(3150円 見た目も美しく、美味しい)
私のメインは、子牛の腎臓とレバーのソテー(2100円 腎臓はプリプリした食感で全く臭みがなく旨い。レバーも、しっかりした旨みで美味しい)
妻のメインは、ヒラメのポアレ カラスミ(2100円 もらい忘れた)
私のデザートは、温かい苺の赤ワインスープ バジリコのアイスクリーム添え(1050円 アイスクリームとの相性が良い)
妻のデザートは、キャラメルのアイスクリームと苺のダクワース仕立て リコッタチーズのクリームとフレッシュ苺のソース(1050円 甘さが控えられた味わいで、バランスよく美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ(840円)、人参のスープ(630円)、チーズのリゾット(1050円)
心なしか、いつもよりボリュームが軽めで、ちゃんと食べきれた。

以下は2009年12月のレビュー
今年もオマージュのおせちを購入。去年はホテルで温めるのに苦労したので、今回は冷製の1段(16800円 シャラン鴨もも肉のガランティーヌ、もち豚のパテカンパーニュ、フォアグラのロワイヤル、サーモンの燻製、アワビの燻製、帆立の燻製、ギリシャ風野菜のマリネ、豚肉のリエット、人参のムース、グリーンオリーブマリネ、茄子とツナのムースリーヌ)にした。ペースト物が多く、バゲットに合って美味しかった。

以下は2009年10月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。まずアミューズで、いつものようにオリーブの実、3種類(サツマイモのチップ、フォアグラのムース、秋刀魚のグリル フォアグラのせ)の盛り合わせ(どれも美味しい)、ワカサギのフライ(これもグッド)。

アラカルトでオーダーしたものは、馬肉のタルタル(2940円 これが美味しい。バルサミコやアンチョビのアクセントも美味しい)、子羊のナヴァラン(3990円 円形の茄子、トマト、ズッキーニの薄切りがまるでロブションの料理のように重なっている。美しく味も良い)、マルキーズショコラ(1050円 濃厚で相変わらず美味い)。デザートの前には、いつものようにブランマンジェの柚子グラニテのせ(さっぱりして美味しい)、そしてデザートの後には、ポルチーニのムースとフィナンシェ(このポルチーニのムースが、ちゃんとデザートになっていて美味い)、そしてカフェオレ(630円)。
妻はメインは同じにしたが、前菜はキノコのフラン(2100円 ジロール茸を初め5~6種類のキノコののったキノコの味のフランはその上にコンソメ。美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ、カボチャのスープ、チーズのリゾット。

以下は2009年9月のレビュー
新店舗での初日に伺った。1階の席にしてもらった。オマージュではいつももっぱら肉料理をベースにオーダーすることが多いのだが、今回は魚料理を中心にしてみた。

娘にはいつものように、パルメジャーノの塊と、カボチャの冷たいスープ、チーズのリゾットをお願いした。我々は、アラカルトで以下のメニューをオーダーした。
・桜の木の薫りを纏った タスマニア産サーモン キャビアクリームとAOC緑レンズ豆のコンディマン(2940円 程よい加減のスモークされたサーモン。レンズ豆とのバランスも良く美味しい)
・スパイスの香るガスパチョ カナダ産オマール海老のマリネとタブレソーストンナタを詰めたマジョラム風味のチェリートマト(3150円 ガスパチョが美味しいが、オマールやクスクス等の具がたっぷりでこれらも美味しいのだが、もっとガスパチョ自体を食べたかった)
・ラベルルージュ アリコタルベ(タルベ産白インゲン豆)とオマール海老のビスク ムッシュ オテイザのバスク豚のチョリソーをアクセントに(3150円 荒井シェフも言っていたのだが、大好きだった三鴨シェフのアカザ海老とレンズ豆のスープを思い出させる味。絶品。)
・金目鯛のヴィエノワーズ風 鮮やかなパセリのクリアーなトマトのエマルジョン(2100円 金目鯛がしっとりしていて表面にチーズの香ばしさを感じさせるパン粉がまぶしている。ソースとの相性もいい)
・ヒメゴダイの素揚げ 煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立て 綺麗に採った野菜のブイヨンをベースにしたハーブのバターソース(2100円 ヒメコダイが美味しくソースとのバランスも良い。煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立ては、かなりしっかりした味付けだった。)
・ショコラヴァローナ グアナラ70%ミロアール仕立て 黒胡椒風味キャラメルのクレームグラッセ 塩のアクセント ソースモカ(1260円 濃厚なチョコレートのケーキで美味い)
・カルダモンで香り付けしたパイナップルのコンポートとカリカリういきょうのコンフィ 蜂蜜のクレームグラッセを添えて(1260円 さっぱりしたデザート)

これら以外に、もちろんアミューズ(温泉卵にブロッコリー、コンソメのゼリーにカリフラワーのムース、いつものフィナンシェ)や、小さなデザート(ミントのゼリーとヨーグルトのアイス)、小菓子(雷おこしのスープ、カヌレ、チョコレートとラズベリーのマカロン)も付く。

料理は、今日は魚にしたこともあってか、以前よりも洗練度が増したような感じだった。

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2位

ヴィンチェロ (新宿御苑前、東新宿、新宿三丁目 / イタリアン)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999

2024/03訪問 2024/03/31

ホワイトアスパラと5種のワインのコース

しばらくヴィンチェロに伺っていないなあと思ったらなんと6年半も伺っていなかった。まじビックリだ。今では厨房は齋藤シェフ1人の体制なのだそう。Facebookでホワイトアスパラのコース(ホワイトアスパラの料理4皿とワイン5種 1万円)が始まるというので伺ってみた。
まずはスプマンテ ヴィノジア ヤーデ
ワインはカザーレ・ヴァレッキエーザ フラスカーティ・レ・ルッビエに料理はチーズとホタルイカとホワイトアスパラ
サン・ミケーレ・アッピアーノ ゴールドムスカテラー (モスカート・ジャッロ) 料理はシンプルにブレオザラとホワイトアスパラ
トラミン ゲヴュルツトラミネール セリダ 料理はリゾット ホワイトアスパラ
HANAMAKI ベスピナエ 2022 シャルドネ 鶏のカツレツ ホワイトアスパラのタルタル
飲み過ぎでベロベロ
5杯も飲めるようになった自分を褒めてあげたい
リゾットめちゃ美味かった
結婚記念日の翌日、学園祭&部活帰りの娘と新宿で待ち合わせてヴィンチェロへ。

料理はおまかせで、ワインは合わせてもらうけど量を少なくしてお願いした。スプマンテで始まる。
キャビアののった太刀魚 レンズ豆やキノコのスープ(濃厚な味付け)、かぼちゃのピュレとスモークしたチーズ(これも美味しい)、トロフィエ 塩雲丹(手打ちのトロフィエ。旨い。ウニ嫌いの娘も完食していた)、白トリュフ チーズのリゾット(白トリュフの出来が悪いのに価格はとんでもないと斎藤さんは言っていた。うめえ〜)、宮崎牛(お腹いっぱい)、パンナコッタ、コーヒー。

合わせてくれるワインも美味しい。
妻の誕生日祝いで1年10ヶ月ぶりにヴィンチェロ。料理はおまかせ、ワインは少なめでお願いした。
スプマンテで始まり、1皿目は氷見の寒ブリのタルタル(美味しい)、ワインはTERRE BIANCHE、2皿目はフォアグラとサツマイモのクレマ 栗の蜂蜜、ワインはEFESO、3皿目はアンコウとズワイガニのトマトソースのパスタ、LOCO NOVOのワインも美味しい、4皿目は白トリュフをたっぷりかけてくれる 白トリュフとクリームソースのペンネ(すっごい白トリュフの香り)ワインはFONTANAFREDDO BAROLO、白トリュフたっぷりで旨い、次のワインはSANTA CECILLIA。料理はA5ランクの黒毛和牛のランプのステーキ(歳のせいか和牛は美味しいけどつらい)。そして、妻の誕生日祝いにデザートの盛り合わせにろうそくをつけて運んできてくれた。とっても、美味しかった。そして紅茶。1年10カ月ぶりだったが、白トリュフも嬉しかったし、ワインの量を減らしてもらったので、最後まで飲めて良かった。

以下は2015年2月のレビュー
最近はすっかり年に1回の利用になってしまっている。本当は娘の誕生日週間である先週の土曜に利用しようと思っていたのだが、その日は貸切とかで今週になった。

娘には、生ハムの盛り合わせと、チーズのペンネをお願いし、我々はワインを含めたおまかせ。フロアスタッフがかわり、今は斎藤さんがサービスも行っている。スプマンテが旨い。料理は以下の通り。各皿に合わせたワインも美味しかったが、途中から銘柄不明。ハタのタルタル、ホワイトアスパラガスと生ハム、フォアグラのソテー、塩ウニのトルフィエ(ヴィンチェロで手打ちのショートパスタが食べられるとは。しかも好きなトルフィエ。旨い。チーズのペンネで満腹になったはずの娘もこれは喜んで食べていた)、タリアテッレ トリュフかけ(トリュフの良い香り)、牛肉、カタラーナ、エスプレッソ。もう途中から満腹で、酔っ払って寝ていた。今日もワインも美味しかったし、パスタも美味しかった。ディーゼルとのコラボのワインバーORSOにも行かねば。

以下は2014年2月のレビュー
ヴィンチェロも2月11日でオープンして12年になった。オープン記念日からちょっと遅れて、娘の誕生日ちょっと後の週末にヴィンチェロで夕食。ワインは少なめでお願いして娘は、チーズ中心におまかせで。

まずは、娘に36カ月のパルメジャーノと40年のバルサミコ酢。我々はスプマンテで始まり、Doniniの白と白エビのタルタルにボッタルガのせ。野菜のシャキシャキした食感との相性が良く、このワインは飲み口がとっても軽い。娘にはシンプルなトマトとモッツアレラのスパゲッティ。トマトは先日我々が贈った徳谷トマトの7番を使用したとのこと。なんとも贅沢なパスタ。もちろん美味しい。続いて、我々はPrimedizione Vallona の白と赤牛や鹿、クラテッロなどのハム。これが絶品。サイのラベルのToscana Vermentino La Spinettaでフォアグラのソテー、Zimara Sanchiricoのロゼにトゥベッティーニのスープパスタ。食感も魚介の出汁もとっての良い。このトゥベッティーニがめちゃうまい。娘は、ゴルゴンゾーラをはじめ数種類のチーズのペンネ。我々はサイのラベルのIl Gentile Di Casanovaに黒トリュフをたっぷりかけたショートパスタ。トリュフの香りがしっかり。続いてDemarie Barbarescoに鴨のロースト。ドルチェにMaximoのデザートワイン。もう満腹。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の第一弾として、ヴィンチェロで夕食。紀伊国屋ホールで芝居を観た後の利用だ。我々はいつものようにワインを合わせてもらい、娘はチーズと、チーズのパスタをオーダー。

我々はスプマンテで始まり、まずは、TERRE BIANCHEの白とヒラメとウイキョウのセルクル仕立て キャビアのせ、娘にサーモンのポテトチーズソース、Leone de Castrisの白とホワイトアスパラガス、Moroseのロゼスパークリングと鹿のタルタル、娘にはチーズのショートパスタ、CONTINEとボッタルガのスパゲティ、Amedeoの赤とラグーとペンネ、PODERE SAPAIOの赤と羊にサルシッチャ。今日も美味しかったが、一品目のパスタの段階で、かなり満腹になってしまい、本当に食が細くなったと感じる今日この頃。そして今日も酔っ払った。

以下は2013年2月のレビュー
あっという間の11年だった。いつものようにおまかせにして、ワインは少なめでお願いしたのだが、かなり酔っ払った。まずは、スプマンテで始まった。

我々は鰯とスペルト小麦とリコッタのセルクル(旨い)にCHARA CHARD ONNAY SALENTO(このシャルドネとっても美味しい)、チーズ好きの娘には、インカの目覚めやブロッコリーのセルクルに焼いたカチョカバッロ?、我々はインカの目覚めやブロッコリーのセルクルとカジキマグロのソテー(これも美味しい)にCOSTE A PREOLA(このワインもフルーティかつ奥深く美味しい)、娘にはトマトソースとスモークしたモッッツアレラのペンネ(トマトソースがとっても美味しくチーズもとっても美味しい。もちろんペンネも)、我々はホタテのオレキエッテ ボッタルガ(これも美味しい)にFIVE ROSESのロゼ(これはこちらで何度か飲んでいるが美味しい)、続いて濃厚なカルボナーラにたっぷりの黒トリュフを斎藤シェフがかけてくれた(このカルボナーラがまるで全体チーズのような濃厚さで、黒トリュフとベストマッチ)にDAMARIEの赤(このワインも奥深く美味しい)、豚肉のロースト(もうお腹いっぱいなのだが、香ばしく美味しい)にARNALDO CAPRAI COLLEPIANO(ヴィンチェロといえばこのワイン。文句なく美味しい)、ドルチェはパイナップルと胡桃の入ったアイスとDAMARIE 微発泡デザートワイン(このワインも上品な甘さで美味しい)。

今日も良く飲んだ。どれもとっても美味しかった。

以下は2012年2月のレビュー
2月11日はオステリアヴィンチェロのオープン記念日。あっという間の10年間だった。私がこの店を初めて利用したのは、オープン2ヵ月後だったのだが、あの日の記憶は今でもしっかり覚えている。今日は、あの日と同じ席を用意してくれていた。料理はおまかせにして、メインは極力少なく、そして料理にあわせるワインも普通の半分程度の量でお願いした。

まずは、スプマンテ、海老にキャビアには、軽い感じのシャルドネ。ホワイトアスパラガスには、Pradalupoと言うしっかり目の白、フォアグラには、Colle Soragani、塩水ウニのリングイネには、Salice Salentino Riserva、たっぷりの黒トリュフがかけられた鹿と栗のラグーのショートパスタにはTellus Lazio Syrah、イベリコ豚にはMontevetrano、私だけドルチェのカタラータ、そしてコーヒー。娘は水牛のモッツアレラ 36ヶ月のパルメジャーノ ハモンセラーノの盛り合せ、チーズのパスタ。

今日のワインは、ほとんど初めてのワインばかりだったと思う。Montevetranoも初めてだったが、凄いなこのワイン。初めてこちらに伺った際は、斎藤シェフがリゾットにたっぷりのサマートリュフがかけてくれて感動したのだが、今日は斎藤シェフが同じように黒トリュフをたっぷりかけてくれた。その濃厚な香りにそれだけで酔ってしまいそうだった。実際には、既に酔っ払っていたのだが。店中に10周年を祝う花がいっぱいで、もちろん満席。10周年おめでとう。これからも私たちを導いて欲しい。

以下は2011年2月のレビュー
今日はワイン込みで12000円のコース。スプマンテから始まり、白2種類、赤3種類、紅茶の香りのするデザートワイン。一番初めに出てきた白ワイン以外はみな初めてのワインだったのだが、どれも美味しく、このデザートワインがとりわけ香りよくお薦めだと思う。料理ももちろん良かった。出てきた料理は、ブリのカルパッチョ たっぷりの野菜、ムール貝のグラタン風(ムール貝の上にカポナータをのせ、その上からモッツアレラをかけて焼いたもの。美味しい)、魚介の辛いトマトソースのリングイネ(帆立や海老や蟹がたっぷりで、濃厚なトマトソースでとっても美味しい)、ポルチーニのショートパスタ(これも完璧)、北海道の短角牛のタリアータ たっぷりのルッコラかけ(この牛肉、赤身がとっても旨い)、カタラーナ(もちろん美味しい)、コーヒー。

グラスが空いたらワインを注いでくれるし、ワインだけでも充分12000円の価値がある位飲んでしまったと思う。ここで食べると、ついつい飲みすぎてしまうのが玉に瑕。


以下は2011年1月のレビュー
久しぶりにオステリアヴィンチェロ。家族での利用も本当に久しぶり。確か、前回家族で利用した時も、今回と同じようにハイアットリージェンシーに泊まった時だったと思う。

今回出てきた料理は、ボタン海老のキャビアのせ ウイキョウ添え、バーニャカウダ、フォアグラと牛肉のタルタルトリュフのせの盛り合わせ、塩水ウニのリングイネ、イノシシのパスタ 白トリュフ、牛肉のタリアータ。

今年最後の白トリュフに間に合った。ワインもどれも良かったが、特に良かったのがFranz Haasのマンナと言う白ワイン。シャルドネをベースにした物だとの事だが、濃厚でとっても良かった。

以下は2010年5月のレビュー
今月2回目のオステリアヴィンチェロ。出てきた料理は以下の通り。
蛍烏賊とカポナータ、ホワイトアスパラガス、稚鮎のフリット、海老と蟹のパスタ、そら豆のショートパスタ、チュラ豚のマスタードソース。料理はどれも良い。もちろんワインも合わせてもらった。特に旨かったのは2002年のゲヴェルツ。感動の旨さだった。

以下は2010年5月のレビュー
夜に利用した。出てきた料理は以下の通り。
・マグロと茄子のタルタル(バルサミコでちょっと甘めに)
・ホワイトアスパラガス 桜海老(甘さのしっかりしたホワイトアスパラガスが美味しい)
・サラミ、鹿の生ハム、馬の生ハム(イタリア土産とのこと。これが絶品)
・ホワイトアスパラガスのリゾット(絶品)
・兎とそら豆、トマトソースのショートパスタ(濃厚なトマトソースで美味しい)
・鹿肉とフォアグラ(旨い)
・カタラーナ(これも美味しい)
・エスプレッソ
ワインもそれぞれに付けてもらったが、面白い物が多かった。特に2000年のTAURASI VILLA RAIANOが絶品だった。

以下は2010年1月のレビュー
ランチ営業を始めたと言うので(通常営業は1200円、1500円のパスタランチのようなのだが)、事前にお願いして、4000円程度の料理で宴会(と言うか10人程度の集まり)で利用させてもらった。ワインは、その場の雰囲気でと言う感じだったのだが、やはり予想したとおり、ついついワインも進んでしまった。

前菜は、2種類で蛍烏賊とラトゥイユのサラダ添え、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、パスタは、魚介のトマトソースのオレキエッタ、メインは、子牛のミラノ風カツレツ、デザートはアイスとムースの中間のようなフワッとした食感のもので、蜂蜜が添えられていた。そしてエスプレッソ。10名でワインを4本開けたのだが、ワインももちろん美味しく、娘はいつものように30ヶ月熟成のパルメジャーノにチーズのペンネ。

やはり、ランチでもワインが進むような味付けなので、ワインがついつい進んで飲みすぎてしまうのが玉に瑕。ワインは、料理に合うようなものでお任せにしたのだが、白、赤とも5000円程度の手頃な価格でナイスチョイスだった。

以下は2009年12月のレビュー
先週に引き続き、斎藤シェフがイタリアから帰ってきた翌日に家族で利用した。

残念ながら白トリュフは手に入らなかったそうだが、黒トリュフも薫り高い。
料理は、鰯とウイキョウ、インカの目覚めと蛸(程よい塩加減で美味しい)、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、黒トリュフかけ(トリュフの香りがすばらしい)、ムール貝のグラタン仕立て(これもまた旨い)、オマール海老のパスタ(旨みたっぷり)、短角牛のロースト(程よい歯ごたえに深い味わい)、ワインはスプマンテ、白2種、ロゼ、赤2種。もうお腹いっぱい。
娘は、こちらのオリーブオイルが大好きなのでパンにオイルをつけて沢山食べ、30ヶ月熟成の赤牛のミルクで作ったパルメジャーノの塊、そして大好きなチーズのペンネを沢山食べた。

今日はトータルで3万円。今日も美味しかったし酔っ払った。

以下は2009年11月のレビュー
予約の際、斉藤シェフからその日はイタリアに行っていていないけど、と言われたのだが利用した。予約の際に、メインを少なめにして、お酒たっぷりで1万円でお願いできます?と聞いたら、大丈夫とのことだったので、そんな感じでお願いした。

確かにお酒たっぷりだった。スプマンテ・食前酒代わりにとイタリアのヌーボー(赤・白)、白2種類、ロゼ、赤2種類、グラッパでもうフラフラ。ヌーボーはやはり他のワインに比べるとイマイチだったが、他のワインはすごく良かった。

料理は、寒鰤のカルパッチョ、インカの目覚めのムースと白レバー、アサリのパスタ、ラディッキオとチーズのペンネ、バスク豚、パンナコッタ、エスプレッソ。どれも酒に合うようにしっかりした味付けで、メインはいつもの通り、ちょっと甘めのソースだった。今回はメイン軽めでお願いしたこともあって、今回は残さずに食べられた。

相変わらずCPがめちゃ高い。ちなみにトイレの中に置いてあった紙にランチも始めたと書いてあった。これは嬉しいが、昼からベロベロになるわけいかないし・・・とちょっと複雑。

以下は2009年4月のレビュー
先月に続き利用した。出てきた料理は以下の通り。
空豆とペコリーノロマーノのムースと蛤、稚鮎のフリットとイタリア人参、馬の生ハム・鹿のサラミ・鹿の生ハム・鴨の燻製の盛り合わせ、魚貝のトマトソースのパスタ、ポルチーニと手打ちのパッパルデッレ、鴨とフォアグラのロースト、パンナコッタとフルーツの盛り合わせ。

どれも美味しかったが、生ハムの盛り合わせは特にすごかった。こちらでは珍しい手打ちパスタも濃厚で美味しかった。ワインはどれもすばらしかった。

以下は2009年3月のレビュー
いつものようにおまかせ。出てきた料理は以下の通り。
稚鮎のフリットとイタリア人参(ちょっと大きめの稚鮎。ワタの苦味が美味しい)、 カルドンチェリとスモークした生ハム(カルドンチェリというキノコを初めて食べたが甘さのある美味しいキノコだった。スモークした生ハムも美味しい)、ホワイトアスパラガスのリゾット(いつもながらリゾットが美味しい)、 徳谷トマトのソースのコンキエッタ(これが今回のベスト。徳谷トマトを使って作ったと言うトマトソースは濃厚で独特の甘さ。コンキエッタの美味く絶品)、純血バスク豚のロースト(上質のハチミツを使ったマスタードソースでのバスク豚のロースト。バスク豚が美味い)
ワインは、もちろんいつものように合わせてもらったが、PIEROPANという白ワインは面白く、POGGIO CANNETOも、LUTROCも美味いし、COLLEPIANOは相変わらずすばらしい。

以下は2008年11月のレビュー
斎藤さんが、イタリアから帰って来て3日目に訪れた。
白トリュフが目当てだったのだが、残念ながら今年はゲットできなかったのだそう。
ムール貝のワイン蒸し、究極の生ハム盛り合わせ(クラテッロ、カモシカ、イノシシ等 有り得ないほどの美味しさ)、シンプルなトマトソースのパスタ(このコクといい、香りといい最高)、そしてトリュフのリゾット(すばらしい香りにアルデンテのリゾットはやはり最高)、キジ(もうお腹いっぱいで食べ切れず)、それでもついついカタラーナを食べてしまうメタボな私。娘も大喜び。隣の席のカップルがお誕生日のお祝いだと言うので、娘がハッピーバースデーの歌を歌ってあげるほど、上機嫌だった。

以下は2008年2月のレビュー
2002年2月11日はオステリアヴィンチェロのオープンした日。その記念日の前日に伺った。

今日は鰤のカルパッチョとボタン海老ではじまり、ホワイトアスパラガス、トリッパのトマトソースのパスタ、麦のリゾット黒トリュフかけ。どれもシンプルで美味しい。ここで、お腹いっぱいになってしまい、メインはキャンセルした。娘もホワイトアスパラガスに添えられたサンダニエルを食べて、つまみに持ってきてもらったパルメジャーノをお代わりし、特別に作ってもらったトマトソースのスパゲッティーニを完食し、我々のリゾットも食べていた。さらにカタラーナまで食べた。私も大好きだが、娘はミシュランを「ここも行ったね」と一緒に見ていた時に、オステリアヴィンチェロは出ていないのかと言うほどこの店がお気に入りだ。

以下は2007年11月のレビュー
今年はなんと白トリュフが90万円/1kgを超えるほどの価格なのだそう。一昨日イタリアから帰ってきたばかりの斎藤シェフが、それでも例年並みの価格で食べさせてくれる白トリュフのリゾットの旨いこと旨いこと旨いこと。娘のために作ってくれたトマトソースのスパゲッティーニも、ムール貝のパスタも、生ハムもフォアグラもみんな旨い。大満足。

以下は2007年11月のレビュー
今日もおまかせ。出てきた料理は、シラスの白身魚サンドとカジキマグロの燻製、カボチャノピュレーとフォアグラ、日本ではここ以外で食べられないようなハムの盛り合わせ、魚介のパスタ、たっぷりトリュフのリゾット、和牛のタリアテッレ。すっげー美味い。この料理で6000円はありえない。ワインは各皿に合わせてもらってグラスで6杯飲んで、10000円程度。マジヤス。

それにしても客層が落ち着いている。この店はイタリアンには珍しく、男性比率が高い。オーナーの齋藤さんと同世代あるいはその上の世代の男性が、結構男同士で飲み食いを楽しみに来れる珍しいイタリアンだ。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりに利用した。リゾットを入れてねとだけリクエストして料理はシェフにおまかせにした。

ムール貝のワイン蒸し、イタリア産ニンジンとパンチェッタの和え物、蟹のパスタ、たっぷりのサマートリュフの激ウマリゾット。バスク豚のロースト。これで料理6000円はありえない価格。それぞれの皿にワインを合わせてもらって、一人1万円程度。これもやはりありえない価格。普通の店なら、このリゾットだけで6000円以上取られるだろう。

何でもイタリアのLECCEにある300Mila Lounge「http://www.300mila.it/」と言う店の料理も斎藤さんが任されたとかで、二番手がそちらに常駐している関係で厨房はてんてこ舞いで斎藤さんもフロアに顔出せない状態とか。

それにしても美味しかった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

金田中 庵 (銀座、新橋、内幸町 / 日本料理)

4回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥2,000~¥2,999

2023/05訪問 2023/05/26

4年ぶりの丸玉地ご飯 美味しい

ビックサイトに行く前はいつも新橋の駅ビルで食事していたが、考えたら金田中庵も近いじゃんってことでなんと4年ぶりの金田中庵。
やっぱり金田中庵でのランチは丸玉地ごはん(2750円)をオーダー。金田中庵の入っている金田中ビルもとうとう建て替えで岡半と2店舗で入れる物件を探していると言っていた。
まずは野菜の炊き合わせ。結構しっかり目のお出汁。
そしてしばらくして、すっぽんと大根の小鍋と丸玉地ごはんが来た。すっぽんの入ったお餅と大根や椎茸の小鍋。ちょっと甘めなお出汁で熱々で美味しい。そして丸玉地ごはん。ごはんの入った茶碗蒸しなんだがこれが本当に旨い。何度食べても美味しい。ポン酢で味変しても美味しい。
デザートは嶺岡豆腐。これで2750円リーズナブル。以前よりも値上がりはしているけど。女将がちゃんと気くばりしていて、こんなに接客がいい店だったっけって思った。以前はあまり女性の印象がなかったんだが。
双寿にランチトライと思ったのだが、まだ営業開始していなくて、それじゃあ久しぶりに金田中庵にでも行くかと向かった。

既に営業開始していて渡辺さんもいた。いつものように丸玉地ごはん(2160円)。

野菜の炊合せが出た後、丸玉地ごはんとすっぽんの小鍋、香の物も出てくる。すっぽん小鍋の餅が以前より大きくなった気がするが、茶碗蒸しごはん風の丸玉地ごはんはいつもながらとっても美味しい。黒蜜たっぷりかかった嶺岡豆腐も美味しい。この2160円のランチはとってもお得だ。
久しぶりに金田中庵でランチ。金田中庵のランチと言えば丸玉地ごはん。もちろん、小鍋すっぽん大根 丸玉地ごはん(2160円)をオーダーした。

小さな煮物は新じゃがと茄子。そして、すっぽん餡の餅と大根の入ったすっぽんの小鍋がグツグツ言いながら運ばれてきて、下にごはんが入ったすっぽん出汁の茶碗蒸しである丸玉地ごはんも来た。しみじみ美味しく、身体の芯から温まって汗が吹き出る。そして嶺岡豆腐。このランチ2160円は安いなあとつくづく思う。
第三春美鮨がいっぱいで、久しぶりに金田中庵でランチ。3年以上伺っていなかったようだ。渡邊さんの白髪が増えていた。
寒かったので、オーダーしたのはいつもの小鍋すっぽん大根・丸玉地ご飯(2160円)。里芋や人参 菜の花の煮物に香の物が出てきてから、丸玉地ご飯とすっぽんの小鍋。リゾットのような丸玉地ご飯はやはり美味しいし、餅の中にすっぽんの入った、すっぽんの小鍋は、良くしみた大根も美味しい。そしてリンゴの峰岡豆腐。美味しかった。

以下は2012年7月のレビュー
お土産を買いに銀座に来た後、ランチをどこにしようかと思い、久しぶりに金田中庵に寄った。渡邊さんから、「あれっ?今日は金田中 新橋でしたよね?」と言われた。先日、渡邊さんに頼んで、金田中 新橋の予約を入れてもらったのだった。

いつものように丸玉地と小さなすっぽん大根鍋(2100円)をお願いした。まずは、蓮根 オクラ 冬瓜 湯葉の冷たい煮物。優しい美味しさ。
そして、すっぽんの小鍋と丸玉地ごはん。やはり旨い。香の物も良い。さらに峰岡豆腐。どれもとっても良かった。

向かいの資生堂ビルが全くなくなっていた。渡邊さんももう金田中に入って15年近くになるのだそうだ。

以下は2011年7月のレビュー
銀座でランチになり、しばらく顔を出していなかったなあと、金田中庵に顔を出してみた。渡邊さんにお久しぶりですと声をかけられちょっと恐縮。高橋総料理長にお会いしないうちに、この前の2月で定年退職されたそうで、ちょっとショック。高橋さんは今は、1864の顧問となっていらっしゃるそうだ。

いつもの丸玉地と小さなすっぽん大根鍋(2100円)をお願いした。南瓜と蛸の煮物、素麺南瓜の酢の物。こちらの酢の物は、口当たりが柔らかく優しく、ちゃんと高橋さんの味がする。すっぽん大根鍋も丸玉地ご飯を食べてお腹いっぱい。久しぶりに食べるとやはりとっても美味しい。そして峰岡豆腐。

高橋さんから私が来たら渡してくれと言われていたそうで、高橋さんの新しい名刺を頂戴した。

以下は2009年10月のレビュー
約1年ぶりのランチでの利用。入った時は渡邊さんもいなくてビックリしたが、食べ始めたら戻ってきた。彼曰く、高橋さんはほとんどこちらには顔
を出していないのだそうだ。非常に残念。いつもの丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)。

まずは、魚と小芋の素揚げが胡麻味噌だれで出てくる。胡麻味噌とかの味がいつも変わらず美味しい。すっぽん大根鍋は、すっぽんの入った餅がちゃんと丸めていなかったのか何だか大きく広がっていたし、スープは以前よりも椎茸の味が強かった。丸玉地ご飯も相変わらず美味しいが、ご飯の上にのった茶碗蒸しの部分がちょっと固めに感じたし、上からかかったあんかけの塩梅がちょっと以前と異なったように感じた。すっぽん小鍋の餅を含め、ちょっと仕事が粗くなったのかな。抹茶の峰岡豆腐で〆。

高橋さんの料理がまた食べたい。

以下は2008年10月のレビュー
久しぶりにランチで利用した。もちろん、丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)。まずウドの辛子味噌和えが出てくる。美味しい。そして小さなすっぽん鍋も丸玉地ご飯ももちろん美味しい。デザートは無花果の峰岡豆腐。丸玉地ご飯は、ポン酢も付いてくるが、私はポン酢をかけないで食べる方が好きだ。渡邊さんによると、高橋さんは新橋の金田中が忙しく、なかなかこちらに顔を出せないらしい。

以下は2008年2月のレビュー
3歳になる娘の誕生日のお祝いで利用。カウンターデビューだ。今日のメニューは以下の通り
・ゴマ酢和え
・蛸旨煮
・このわた長芋
・小さなウニ飯
・ふぐ白子丸吸仕立て
・お造り トロ、平目、烏賊
・焼物 筍木の芽焼き、白魚芋寿司
・海老真丈 新じゃが、青唐、チリ酢
・煮物 牡蠣 天蕪 新取菜煮浸し
・蟹玉〆丼

娘は「トロとすっぽんのスープと茶碗蒸し」を高橋さんにリクエスト。今日は空いていてゆっくり出来て良かった。どれも美味しいが、蟹玉〆丼の食感が面白く感激。

以下は2007年8月のレビュー
時々ランチで利用はしていたものの、久しぶりの夜の利用だ。何度か電話したのだが、高橋さんがいらっしゃらない日だったり、満席に近いと言うので、子連れじゃ迷惑だろうと避けたりで、これだけ間隔があいてしまった。

土曜日はコースのみとのこと。今日いただいたのは、概ね以下のようなメニュー。
・焼茄子 巻海老 温玉 おくら 琥珀ゼリー掛け
・穴子アスパラ八幡巻 茶豆塩茹で
・生湯葉 雲丹醤油掛け 山葵
・鯖寿司 実山椒 がり
・小吸物 丸吸い 白玉包み 焼葱 搾り生姜
・お造り 大間 本鮪、蒸し鮑
・目板鰈若狭焼 白瓜雷干し 丸十檸檬煮
・鰻伝法蒸し 石川芋 水晶銀杏 銀餡掛け
・鱧沢煮鍋 牛蒡 椎茸 三つ葉 黒七味
・麦とろ飯 赤出汁 香の物

2歳半になる娘のために丸玉地ご飯を追加でお願いした。娘は、温玉 おくらと琥珀ゼリー、穴子、丸吸い、そして最近ブームの鮪を二人分一気に完食。更に追加で大間の大トロを完食。丸玉地ご飯は、茶碗蒸しになっているところを一気に食べた後、大分お腹いっぱいになったのか、ご飯を少し食べた。大好きな鰻も食べたけど。

かなり娘に食べられてしまったけれど、やっぱりこの優しい美味しさが好きだ。今日は、たまたま入店したのが8時半と遅かったので、途中から貸切状態になって、気兼ねなく食べられて嬉しかった。

以下は2006年10月のレビュー
久しぶりにランチで丸玉地ご飯と小さなすっぽん大根鍋(2100円)を食す。すっぽん鍋の出汁の加減が優しく美味しい。丸玉地ご飯はボリュームもたっぷりで旨い!。わずか2100円で幸せを感じることが出来るランチだ。金田中グループの総料理長になった高橋良明さんが日本の名匠として表彰されるのだそうだ。彼の大ファンとしては嬉しい限り。

以下は2005年11月のレビュー
新橋の料亭 金田中系の割烹。料理長の高橋良明さんは、昭和38年に金田中で修業をはじめ、金田中が火事にあった後に横浜の日本料理屋に16年、そしてこの金田中庵オープンに際して料理長としてオーナーに呼び戻されて現在にいたっているそう。この高橋さんは、今や本家の金田中を初め、金田中草、円相とする金田中グループ全体の総料理長だ。その総料理長が自ら毎晩厨房に立ってくれる割烹なのだからいかに贅沢かがわかるだろう。

こちらの出汁は身体に浸み込んでいくような優しい味わいだ。椀物の旨いことはもちろん、コースで食べるとメリハリの利いた料理の流れとその味で思わず顔がほころんでしまう。焼き物に添えられたはじかみや漬物、味噌汁の具の豆腐までも手抜きなく旨く、本当に充実した時間が過ごせる。このコースが1万5千円というのは充分過ぎるほど安いと思う。

また、ランチでは2000円台のメニューが4種類。鯛茶漬けも鯛のあら炊きも名物東丼もおいしそうだったが、丸玉地ご飯(2100円)という初めてみるメニューが気になりオーダーする。小さな茄子のオランダ煮(相変わらず美味しい)が出てきた後に、小さなすっぽん大根鍋(美味しいお出汁に餡としてすっぽんが入ったお餅、それにしっかりしみた大根。これもまた美味しい)。そして最後に丸玉地ご飯。この丸玉地ご飯ってのは、ご飯の入った茶碗蒸しのようなもので、上から葛餡がかかっている。これがマジウマ。癖になるなあ、この味。デザートに小さな抹茶峰岡豆腐も出てくる。この味で2100円はかなりの満足度だ。

金田中庵の唯一の弱点は客層。特に早い時間帯は同伴のカップルがうじゃうじゃしていてイマイチ落ち着かない。同伴がひける時間帯の利用をお勧めする。

高橋さんは、新橋の第三春美鮨の長山さんの陶芸友達とのこと。世の中は狭い。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

俵屋旅館 (京都市役所前、烏丸御池、三条 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2008/09訪問 2008/12/14

贅沢を知り尽くした上での質素さ、癖になる別格の旅館

柊家俵屋を禁断のハシゴしてみた。やはり、俵屋は格が違う別格の旅館だと実感した。2年前と同じ仲居さんが世話をしてくれて、思い出話に花が咲き、いつものお出迎えの蕨餅にやはり悶絶。宿泊したのは松籟の間。

夕食は以下の通り
先附  帆立松の実和え 海老煎餅 しめじ土佐煮 絹かつぎ ひすい銀杏 すずき素麺 木の芽
小吸物 鱧摺り流し
向附  鯛へぎ造り 生雲丹
煮物  茄子饅頭 笹掻き牛蒡 三度豆(鰻を焼茄子で覆った饅頭にとろみをつけた出汁の餡掛けで、これが美味しい)
焼物  鱧丹波焼 焼き椎茸 はじかみ
御凌ぎ 湯葉豆腐 薬味
温物  蓮根飛龍頭蟹餡掛け 小蕪 若水菜
強肴  鯵博多押し吉野酢 芽葱(昆布でサンドされた酢〆にされた鯵、ご飯に合う)
止椀  赤だし
水物  無花果甲州煮

前回泊まった時もそうなのだが、松茸が出る訳でもなく、派手さが無い料理なのだが、ご飯や赤だしが美味しいのと同じようにどの料理も優しく美味しい。食材的には柊家の方が派手なのだが、満足度は俵屋の方が圧倒的に高かった。こういう真面目な料理が好きだ。

朝食は、やはり絶品。ご飯と味噌汁が特に良い。別格の旅館だ。 

以下は2006年9月のレビュー
去年の10月に炭屋に初めて泊まった時に、俵屋以外は旅館じゃないと言われたことを思い出す。

確かに、実際泊まってみて俵屋炭屋を同格に扱うのは全く的外れで、とても同一価格帯とは思えないほどの満足度の違いがある。

この宿は贅沢を知り尽くした上での質素さというものかもしれない。シンプルで品があって、機能性に優れ、かつ華美に走らず、一歩ひいて客を迎えてくれる。そんなポリシーが内装だけでなく、サービス、料理全てに行き渡っている。血の通った生きた旅館だと言える。

初日に着いた際に迎えてくれたわらび餅に悶絶。こんな美味いわらび餅食べたことが無い。真っ黒なわらび餅は、国産の本わらび餅の極めて上質なものだろう。かかったきな粉も最高級なものだ。昔、恵比寿のという蕎麦屋で、3粒で3000円もするわらび餅を食べた際も美味いと思ったが、そんなもんじゃなかった。この段階でもうノックアウト状態だ。宿泊したのは竹泉の間。

一日目の夕食は以下の通り
先附おぼろ豆腐 利久餡掛け
小茶碗 冷やし湯葉
向附鯛焼目造り、オコゼ細造り
煮物穴子粗穀蒸し
焼物カマス風干し
御凌ぎ 鯵松前寿司
温物鱧矢水煮
強肴火取帆立
止椀赤出し
水物無花果甲州煮

二日目の夕食
先附帆立南部寄せ、海老松の実和、ぶどうからし和
小茶碗 枝豆すり流し
向附鰈薄造り、鮪トロ
煮物茄子饅頭
焼物マナガツオ柚子味噌焼き
御凌ぎ 太刀魚東弁蒸し
温物鱧鍋
強肴ふくら鮑
御飯舞茸御飯
水物グレープフルーツゼリー

朝食は一日目が湯豆腐と2種類の干物(鯵、鰈、鮭から選択)二日目が、出汁巻き玉子、揚げ出し豆腐と2種類の干物。

料理は、山海の珍味や伊勢海老や鮑が踊り狂うといった類のものではなく、しんみりと美味しいものだ。私はこちらの鱧の骨切りに感動した。こんなにもふわっとするほど丁寧に骨切りされた鱧は残念ながら今まで食べたことが無かった。そしてその鱧鍋の美味いこと。濃厚な鱧の出汁、丁寧に骨切りされた鱧、葱、生麩。どれも美味い。あまりに美味しくて鍋のスープを全て飲み干してしまった。

白米や赤出しの美味さも特筆すべきもの。こういう基本的なものが何より美味しいところがこの宿のポリシーを感じさせるのだ。

ぐっすり眠れる厚い布団。趣味の良い調度品にアメニティグッズ。こちらの気持ちを察してくれる仲居さんはもちろん、サービスはかつてのブセナテラスのサービスがそうであったように、会う人会う人がみな笑顔で迎えてくれるようなフレンドリーなもの。

行楽用にと作ってくれる月替りのお弁当(今月は湯葉弁当)もほっくりする美味しさ。これは癖になる宿だ。

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5位

第三春美鮨 (内幸町、新橋、虎ノ門 / 寿司)

7回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2020/08訪問 2020/08/13

9月末で廃業!娘にとってはおそらく初めてで最後になってしまうであろう長山さんのにぎり

7月21日にフェイスブックで長山さんが9月末で廃業するってこと大久保さんの投稿で知り、動転して電話した。今、平日名古屋だし、このまま会えないままになっちゃうんじゃって思ったら、今年はお盆休みを短くするっことで今日の昼家族で伺えた。娘は部活で行けないって話だったんだが、ちょっと早めに終わりそうと言う事だったのでめでたく3人で。娘は7年前に一度、第三春美で食べた事はあるのだが、土曜日に川島さんが握っていた時だったので長山さんに会うのは初めて。

私はたっぷり、妻と娘は軽めでお願いした。星鰈 昆布〆、イワシ、赤身、真鯵、イクラ、キス、茹で上げのでっかい天然車海老、コハダ、ホッキの紐 炙り、ウニ、平貝炙り、蝦蛄、穴子、北寄貝炙り、手巻の鉄火巻き、出汁巻。

このシャリ、このにぎり、このネタ、全てがずっとずっと食べ続けてきた私にとっての最高だった。さいとうで食べても水谷で食べても私にとっての最高で基準は長山さんで変わらなかった。25年位前に初めてこの店を知って、当時はオフィスも近かったので毎週長山さんのにぎりをランチで食べさせてもらって、ネタの旬を教えてもらった。魚はもちろんだが、貝や山葵、海苔についても教えてくれる人は他にいなかった。長山さんがいて、長山さんに色々教わることが出来たから、だからニューヨークに行っても、シェフたちに大切にしてもらう事が出来た。私にとっては、原点であり全てである長山さんの店がなくなってしまう事は自分にとっての料理に対する情熱の多くが失われるような感覚でその喪失感は半端ない。これから迷った時にはどこにいけばいいのか?

長山師匠、本当に寂しいです。長い間食べ歩いているとまだ自分が若かった頃可愛がってくれて色々教えてくれた料理の師匠たちが引退していく姿を何度も何度も繰り返し見ることになるというと悲しい未来しか想像できず、ただ涙です。

あんずと海苔をいただいた。
悲しすぎて一緒に写真を撮ってもらう事も出来なかった。
フェイスブックで第三春美鮨で大量キャンセルがあったと知り、早く終わった宴会の後に伺った。

店に着くと先客が3名ほどで内1名は私と同じようにキャンセル情報で来たそう。私の後に3名が入店したが、満席にはならず。久しぶりに来れてラッキーだった。

ある程度食べていたので、にぎり中心でお願いした。
ナマコ酢と煮牡蠣のつまみ。熱々の出汁巻。旨い。
にぎりはヒラメ、鯵、ヒラメ、トロ、ジャバラの大トロ、コハダ、春子、つまみで穴子の串焼き、炙り平貝、ウニ、穴子、マグロの手巻き。いやあ美味しい。
今の季節は生トリ貝かと思ったら、今年は遅れているとのこと。それはちょっと残念。
近時価格暴騰していると言う御殿場の真妻山葵がまた甘さもあって水っぽくなく最高に美味しい。
梅干のお椀も美味しいし、あんずのシロップ漬けのシャーベットも美味しい。

大満足。77歳になると言うのに相変わらず元気な長山さんとも会えて嬉しかった。
最近は10時には閉店しちゃうし、土日は営業しなくなって久しいしですっかりご無沙汰の第三春美鮨。オフィスが近かった頃は毎週通っていたのに。今日は東京ビックサイトに行く予定だったのでランチで寄ってみた(伺う前に予約の電話したけど)。

オーダーしたのはたっぷりコース(1万円 14貫と巻物)。大間のヒラメ、佐伯のスミイカ、沼島のアジ、ゲソ、大浦のコハダ、下北半島 奥戸のシビの赤身、松浦の車海老、下北半島 奥戸のシビの中トロ、標津のイクラ、千倉の真鯖、国後島のエゾバフンウニ、ヒラメの皮、走水のカンヌキ、韓国 忠武の穴子、玉子焼き、アラの味噌汁、鯖の手巻き寿司。

今日も美味しかった。特に鯵と鯖。以前から羽田の穴子が油臭かったりすることがあったが、最近は塩素臭いこともあってこれらの比率が上がっていることから韓国の穴子に切り替えたそうだ。相変わらず海苔も山葵も最高に美味しい。

長山さんも77歳だそうだ。相変わらず毎日豊洲に仕入れに行っているんだから凄い。ちょっと耳が遠くなったかもしれないけど。もう25年も食べ続けているので、ここの寿司が一番しっくりくるし一番美味しい。
新橋でランチになってすっかりご無沙汰してしまっている長山さんに会いに第三春美鮨。

長山さんが英語をしゃべっているのにビックリ。途中からフラれて通訳したけど、それにしても必ず外国人客がいる。今日は中国系アメリカ人だと思うけど、ネタにも詳しいなあとちょっと感心。20%は外国人客との事。しかも最近は外国人客の方が日本人客より寿司に詳しいって長山さんが言っていた。20年前は昼に来ると今は亡き新橋お多幸のご主人と2人って事が多かったんだけど、昼も外国人客に会う。

あまり海老は好きじゃないんだが(特に茹で置きの海老)、第三春美鮨の海老は必ず食べたいネタ。寒ヒラメ、スミイカ、赤身、イクラ、コハダ、アジ、干瓢巻きなど。美味いなあ、やっぱり。
寿司屋は行きつけに限ると思うが、私にとって一番の行きつけは20年以上通っている第三春美鮨1864で高橋さんと長山さんの事を話したこともあって、ついつい1864でたっぷり食べた後に第三春美鮨に寄ってしまった。

長山さんと陶芸仲間の高橋さんの1864で食べてきた後だと告げて、数貫だけ食べさせてとわがまま言って。お通しでホヤ。こちらのホヤは全く臭くなくて本当に美味しい。にぎりは、沼島の鯵、富津の白ギス、天草のコハダ、そして三河湾の殻付きトリ貝。こちらのトリ貝は、20年以上前の4月に初めてランチで利用した時に衝撃を受け、通い詰めるきっかけになった寿司ネタだ。やっぱり旨いなあ。アサクサ海苔が食べたかったので、鉄火の手巻きで〆。この海苔が本当に美味しい。そして寒天。高橋さん、長山さんと言う75歳になる大好きな料理人の梯子ってなんて幸せな一日なんだろう。いつもまでも元気でいて欲しい。
オフィスが遠くなってしまって、すっかりご無沙汰な第三春美鮨。20年前は毎週来ていたんだけど。今日はたまたま、近くでミーティングがあったので寄ってみた(ランチは予約が必要になったらしい。知らなかった)が入れてもらえた。

昼なので軽めのコース(7210円)にした。出て来た握りは、真鯛、スミイカ、赤身 9日目、赤身 5日目、コハダ、車海老、ホッキ貝の小柱、ゲソ、穴子、香り高いあさくさ海苔の鉄火手巻。やっぱりここの鮨が一番しっくりくる。

何十年も通っていると、見たことあるお客さんと一緒になる事が多いが、ここもそう。それが鮨屋のいいところでもある。今日、隣に座っていた福岡から来ていたおじさんもおそらく何度か重なった事のある昔からのお客さんだと思う。
KEMURIでの宴会は食べ物がサラダと枝豆、鶏肉の唐揚げ 山賊あえとポテトフライ程度しかなくて、飲み放題で飲むだけだったので、10時閉店だと言う第三春美鮨に無理言って9時40分に入店してちょっと握ってもらった。出水東町の新イカ、沼島の春子、有明海のコハダ、つまみで気仙沼の戻り鰹をポン酢と山葵漬けで、にぎりに戻りもう一度コハダ、姫島大栄丸の天然車海老、鬼殻焼き、煮蛤。梅干しと山芋の入った吸物、寒天黒蜜。いつものように美味しかったし、戻り鰹をポン酢と山葵漬けで食べるつまみもとっても美味かった。

以下は2016年6月のレビュー
久しぶりの第三春美鮨。カウンターは満席で、つまみの間は奥のテーブルで。梅錦のぬる燗で、つまみをつまむ。ホヤ(旨い)、鮑の肝豆腐(マジウマ)、刺身は、マゴチ トロ アオリイカ 白キス 小肌(旨い)、焼立ての出汁巻き(熱々で旨い)、4年半熟成のスルメイカの塩辛(旨過ぎ)、平貝の磯辺焼き(これもまた旨い)。
やっとカウンターの客が1組終わって、にぎりから、カウンターへ。マゴチ、鰹、白キスの昆布〆、茹で上げ天然車海老、蒸し鮑、小肌、真鯵、殻付きとり貝、マゴチの皮、車海老の鬼殻焼き、子持ち蛤の煮蛤、いつもの南高梅とジュンサイのお椀、かんぴょう巻き、黒蜜寒天。この時期までトリ貝があるなんでビックリ。車海老の旨さ、子持ち蛤の煮蛤の旨さ、いやあ、旨い。本当に美味しい。

以下は2015年8月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しに第三春美鮨。オフィスが遠くなってしまったので、最近は全く伺えなくなってしまっているので、ちょっとだけ寄らしてもらって数貫握ってもらった。シマアジ、青柳、シメサバの炙り。旨い。美味しい浅草海苔の手巻きも食べたくなって鮪の手巻き。いやあ、美味しかった。こんな使い方をさせてもらえて嬉しい。

以下は2015年8月のレビュー
今日は、妻の学会に娘がついて行ってしまい、一人の夕食だったので、長山さんに会いに行こうと、第三春美鮨へ。2階まで満席で大忙し。ホヤとキュウリの酢の物、もずく酢、赤身 トロ 新子 鮑の酒蒸しの刺身。にぎりに移って、尾鷲のメイチダイ、釧路の真鰯(この鰯凄い)、沼島の真鯵(これも凄い)、出水東町の新イカ(醤油と塩 新イカの旨い事と言ったら)、姫島の天然車海老(茹で上げの旨さ)、富津の白キス、篠島のみる貝、大間の赤身、トロ(もう大間なんだ)、子安の穴子、天草の新子(あっさりと美味しい新子)、気仙沼の鰹、3年物のたくあんと大間のトロ 有明海の浅草海苔の手巻き(海苔の旨さ、ちょっと酸味のあるたくあんとトロのベストマッチ)、梅のお椀、寒天。いやあ、旨い。長山さんももう73歳か。

最近、外人の客が多いのだが、今日も3人ほどいた。長山さんから、「英語で説明してやって」とか言われて話したのだが、どうやってこの店を知ったのか聞いてみたら、食べログだとの事。外人も食べログ調べてくるんだ。
 
以下は2015年5月のレビュー
ホテルニューオータニの立食パーティーで久兵衛の皿に盛られた寿司がサーモンだったり粉山葵だったりでビックリした事もあって、ついつい第三春美鮨に寄って数貫握ってもらってから帰る事にした。マコガレイ、アジ、トリ貝、車海老、ネギトロの手巻。やっぱり旨いなあ。トリ貝も数ランク上だし、茹で上げの車海老の旨さも悶絶物。梅干しとジュンサイのお椀に黒蜜寒天で〆。食べたくなった時に電話して数貫つまんで帰る。こんな使い方が出来る寿司屋がやはり理想だ。

以下は2015年1月のレビュー
ちゃんと夜に第三春美鮨を利用するのは本当に久しぶり。時々一緒に食事をする、私と同じ長山さんのファンの人と二人で利用した。つまみから全ておまかせにして、飲み物は樽酒梅錦つうの酒 樽詰めより16日目のぬる燗。

出てきた料理は、数の子 わさび漬、煮烏賊、ヒラメ トロ みる貝 赤貝のひも、穴子の串焼き、出汁巻、真鯖のしめ鯖 炙り。いやあ、旨い。にぎりに移り、茹で上げのでっかい車海老(いつもながら絶品)、コハダ、つまみで赤貝の肝(こんなに旨いとは!)、にぎりに戻り、津軽海峡は大畑のシビ208kg14日目の赤身(旨い)、中トロ、鯖、大トロ、みる貝、青森の鯵ケ沢の寒ヒラメ3日目昆布〆、活〆、ヒラメの皮の炙り(これがまた旨いのだ)、早めにいつもの梅干しのお椀、つまみで、ヒラメの肝ポン酢(なにこのありえない旨さ!)、またにぎりに戻り、サヨリの2年目のかんぬき、かんぬきの皮の炙りのつまみ、にぎりでホッキ貝、先程の車海老の殻焼き、にぎりで赤貝のひも、つまみでひも焼き、にぎりで煮蛤、浅草海苔で巻いた大トロの手巻き、つまみで煮穴子のツメと塩、黒蜜寒天。いやあ、やはり旨い。こちらのネタはピカイチだ。シャリがちょと大きめなので、もうお腹いっぱいになり過ぎて苦しくて仕方なかった。今日は26560円になった。食べ過ぎ。でもこのネタのクオリティを考えるととっても安いとつくづく思う。

以下は2014年9月のレビュー
今日も、口直しで寄らせてもらった。21時過ぎに電話してサクッと食べさせてもらったのだが、やはり寿司屋は何カ月も前から予約するのではなく、こうやって食べたくなった時にサクッと食べさせてくれるような店が好き。トリ貝と車海老を入れて10貫程度お願いしたのだが、三重の天然のシマアジも、この季節とは思えない肉厚の茨城のトリ貝(生と炙り)も、出水の新イカも、茨城のでっかい黒鮑の酒蒸しも、別府の茹で上げの天然車海老も、佐賀のコハダも、沼島の真鯵も、尾鷲のメイチダイも、長万部の北寄貝の炙りも、富津の白キスも、大間のシビの大トロの手巻きもどれも旨かった。そして梅のお椀に、黒蜜寒天。幸せだ。

以下は2014年4月のレビュー
この季節のトリ貝がやはり最高。

以下は2013年11月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しにちょっとだけつまんで帰ろうと第三春美鮨に電話して4~5貫程度つまみたいんだけどといい?と聞いてから立ち寄った。食べたのは、小樽のシャコ、大間のシビの赤身、能登の宇出津の寒鰤、寒鰤の皮、大浦のコハダ、玉のつまみ。そこそこ食べてからだったので、これで〆た。黒蜜寒天も出してくれ、サクッと20分程度で帰る。こんな贅沢な使い方が出来るのが長年通っている者の特権かも知れない。川島さんがいなくなり、土曜日は営業しない事が決まったとのこと。

以下は2013年11月のレビュー
皮はぎと肝も新イカも、三厩のシビの赤身も旨かった。川島さんがいなくなって、長山さん一人で大変そうだった。土曜の営業は行わなくなるかも。

以下は2013年9月のレビュー
相変わらず、昼は少なくとも毎月利用はしているのだが、夜はすっかりご無沙汰。今回は土曜日に有楽町で映画を観た後、家族で利用した。ソフトドリンクもないし、あまり子供歓迎ではないのだが、娘もかなり寿司屋の経験も積んだので、そろそろいいかと思っての利用だった。

土曜は長山さんはいなくて、川島さんが一人で奮闘中。しかも土曜は夜でもお得なセット(14貫と巻物 1万円、10貫と巻物 7000円)が楽しめることもあり、大繁盛だ。カウンターは満席なので、時間がかかるし、テーブルになってしまうと言うのは予約の段階で確認された上での利用だった。

妻は娘が出来てからは初めてなのでもう8年以上利用していないことになるし、娘は初めての第三春美鮨。私は14貫に、妻は10貫にして娘はいつものようにお好みにしようかと思ったのだが、どれも美味しいよと言ったら、色々な物を食べてみたいと言うので、妻と同じように10貫のコースをさび抜き小さめのにぎりでお願いした。

私はぬる燗をお願いしたのだが、あてに出てきたしめサバの腹の炙りが、何とも言えず旨い。娘も思わず微笑む。14貫のにぎりは、気仙沼の戻り鰹、尾鷲のメイチダイ、出水車町の新イカ、大間の中トロとづけ、大浦の新子、姫島の天然車海老、釧路の真鰯、標津の塩イクラ、寿都のヒラメの昆布〆、沼島の真鯵、桑名のヤマトハマグリの煮蛤、子安の穴子、玉、鉄火巻き。10貫は、イワシまでと穴子、玉に鉄火巻きだった。娘はもう限界といいながらも、車エビまでと穴子と玉の9貫も食べた。娘に本物の美味しさを食べさせてあげられて良かった。

以下は2013年7月のレビュー
7月の半ばと言うのにまだトリ貝が美味しい。一方、マグロは壊滅的らしく、この時期に戸井のチュウボウ(86.4kgの本鮪)にもかかわらず、最も価格の高い時期の大間のシビと同じ位の価格とのこと。今日は気仙沼の鰹も最高に旨かった。もう鮪出さなきゃいいのに。

以下は2013年5月のレビュー
とり貝が美味しい季節になった。煮蛤を食べて思ったのだが、紀文寿司の煮蛤も美味しかったが、第三春美鮨の煮蛤は蛤自体のクオリティが2段階位高い旨さだと思った。やっぱりこちらの素材の質の高さはダントツだと思った。

以下は2013年4月のレビュー
今は鰹が良いはずなのに、良い鰹がなかったよう。一方、今は良くないはずのシビの赤身がすっごく良かった。那智勝浦の269kg 延縄漁 熟成11日目だったようだ。

以下は2012年12月のレビュー
今年最後とランチにぶらっと寄ってみたら、カウンターは満席だし、2階も客が入っているのに、川島さんがお休みでてんてこ舞いだった。
この季節のシビの赤身はやはり旨い。真鯖もとっても旨かった。

以下は2012年11月のレビュー
久しぶりに夜の第三春美鮨。つまみは、烏賊のシンジョとシシャモの干物で始まる。旨い。戻り鰹、新イカ、カンヌキ(戻り鰹は、すっごい。ポン酢に両面を漬けて、自家製の山葵漬けをのせて食べるように言われる。これが旨い。新イカも、カンヌキも旨い)、カンヌキの皮の焼物、コハダ、シャコも美味しい。粕漬けイクラと8年熟成のスルメイカの塩辛(いやあ、これが旨くて酒が進むことと言ったら)、にぎりに移る。カワハギと肝、シビの赤身、中トロ、春子、真鯖、車海老、戻り鰹の腹、エゾバフンウニ、大トロの手巻き。いやあ、美味しかった。

そしていつもの梅干のお椀、黒蜜寒天。どれも相変わらずの美味しさだったし、長山さんと話しながら食べる楽しさが格別だ。

以下は2012年8月のレビュー
大間のシビが始まった。145kg 熟成8日目のシビの赤身はこの時期にしては濃厚で深みのある味わい。旨い。

以下は2012年5月のレビュー
佐渡の定置網漁のシビ155kgの赤身、この季節とは思えぬ血の香りの濃厚な素晴らしい赤身だった。千葉県竹岡のマコガレイの浜〆と昆布〆の食べ比べも素晴らしかった。

今年は、ペラペラの鳥貝しか出なくて、2日しか出せるクオリティの鳥貝がなかったそうだ。1997年の4月に初めてこちらでランチをした時に感動した鳥貝の旨さが懐かしい。

以下は2011年12月のレビュー
氷見の寒鰤の上品な美味しさ、標津の生もみ 塩いくらの美味い事と言ったら。

以下は2011年9月のレビュー
オフィスが近所にあった頃は毎週ランチに通っていたし、浜松町に移ってからも頑張って月に2回程度は通っていたのだが、今度はオフィスが六本木になってしまい月に1度が限界になってしまった。今年は大間が早い。仕入れ覚え書き 続が発売されていたので購入した。しばらく楽しめそう。

以下は2011年5月のレビュー
同じようなペースでランチには通っているのだが、今日はアレグロでの宴会メニューお料理があまりに少なかったので、こちらに立ち寄り、握りをつまんで帰ることにした。

お願いしたのは、美浜の殻付きとり貝(この季節のとり貝は本当に美味い。私がこちらに通い始めるきっかけになったのも約15年前の4月にこのとり貝があまりに美味かった事だったのを思い出す)、一色の天然車海老(茹で上げの車海老はレアで本当に美味しい。これだけ上質の車海老は他では食べられない)、桑名の内海のヤマトハマグリの煮蛤(ツメも美味いし、旨い)、サッパリしたものを食べようと、コハダ、カスゴの昆布〆を食べ、トロ鉄火の手巻きで〆た。5400円だった。安い。

旨くて、ちょっとムカついていた機嫌も直って帰ることが出来た。最近は、夜のこちらの利用はこんな使い方ばかり。前回の夜の利用も機嫌直しの第三春美鮨と言う同じパターンだったなあと店にちょっと甘え過ぎかと反省。

以下は2010年12月のレビュー
相変わらず、月に2回程度はランチに通っているのだが、今日はこちらの近辺で宴会があり、しかも飯が不味かったので、宴会が終わった後、こちらに電話して数貫だけ口直しにつまませてもらって帰ることにした。

お願いしたのは、鮭児(腹か背かと長山さんに聞かれ、鮪は赤身にするつもりだったので、腹にしてもらった。こんなにも上品な脂の加減が鮭児の世界なんだと感激。これは、サーモンとは全く別世界の旨さ。鮪の大トロよりも、気品を感じる旨さだと思う。)、新イカ(やはりこの季節は新イカ)、車海老(茹で上げの車海老は身も立派で旨い。茹で上げでない店の車海老はもちろん、他の店だとあまり車海老を好んで食べないが、こちらでは必ず食べたいと思う。例えば、日本橋橘町 都寿司の車海老は、こちらよりも20%~30%位小さいのだが、旨みは半分程度に減ってしまうと思う。)、鯖(〆加減も良く、美味しい)、赤身(大間の一本釣り。この上品な旨さは今の季節ならでは)。宴会でジャンクな、サンドイッチや焼きそば等を食べた後でそれ程食べられなかったので、この程度で止めて、ただ海苔が恋しかったので、巻物ではなく、海苔だけをもらった。香ばしく美味しい海苔を醤油で食べて〆。今回で、今年は最後の第三春美鮨。今年も大変お世話になりました。

以下は2010年11月のレビュー
鮪の旨い季節になった。深みがあってその奥に上品な脂の甘さを感じさせるエロティックな赤身の味わいはこの時期ならではのもの。この時期の赤身を食べてしまうと、他の季節にもう鮪は出さないで欲しいと思うほどの美味しさだ。この赤身の美味しさの舌の記憶を、他の季節の凡庸な鮪の味わいで汚さないで欲しいとすら思う。最近は、漁場がずれて、大間の対岸の戸井では全く鮪があがらなくなっているのだそうで、津軽半島の三厩へ漁場が移ったそうだ。今日のシビも一本釣りの三厩のものだった。

以下は2010年5月のレビュー
ランチばっかりだった第三春美鮨を久しぶりに夜に利用した。

まずは、帆立の肝、ホヤ、穴子の炙りがお通しで出た。これがどれも旨い。
つまみで、初鰹、中トロ、アオリイカ(どれも旨いが、特に鰹が好き)

握りに移り、殻付き帆立貝(とろけるような食感)、鮪の赤身、トロ(どちらもこの時期にしては上出来)、ジャコのツメ(旨い)、シャコの炙り(これも良い)、コハダ(やはり良い)、赤ウニ(あまい)、車海老(絶品)、車海老のかぶとの炙り(これももちろん大好き)、殻付きトリ貝(やっぱり旨い)、鯖(この時期とは思えぬ脂ののり)、煮蛤(絶品)、マコガレイの皮の炙り(香ばしくて美味しい)、鯵(これはまあまあ)、穴子(美味しい)、ネギトロ(ネギトロの太巻きの美味しい事)、焼き立ての出汁巻き。
やっぱりしみじみ旨いが、お腹ははち切れんばかりだった。

梅干のお椀、黒蜜寒天で〆。大満足だった。長山さんとの話が楽しく、やはり行きつけの寿司屋は良いとつくづく思える夜だった。

以下は2010年1月のレビュー
毎月2回程度はランチに伺った2009年だったが、年末には伺えず〆の玉子焼きをいただけなかった。残念。2010年初の第三春美鮨は、ランチなのに予約で席がいっぱいで2階にまで団体が入っていた。いつものようにお願いしたのだが、今シーズンは走りの時はシビが良かったが、何となく竜頭蛇尾だったなあという印象。今日の赤身も悪くはなかったが、昔の記憶のシビの赤身とは格差があった。一方、鯖は良い。本当に旨い。そして煮蛤。先日夜に東日本橋の日本橋橘町 都寿司で食べた煮蛤の数倍旨かった。煮ツメの旨さだけではない。蛤自体が旨いのだ。今から思えば、私が第三春美鮨に通いだしたきっかけも貝の旨さだったなあと思い出した。どこの寿司屋も寿司の花は鮪だと言うのだが、貝が主役になりうるということを教えてくれたのが、第三春美鮨だ。

以下は2009年9月のレビュー
昼の松(2650円)がメニューから消え、知っている人にのみ出す裏メニュー化した。今日の大間の赤身はかなり良かった。去年より味が深まるのが1ヶ月くらい早い気がする。

以下は2009年8月のレビュー
今年の夏は、良い鮪が出てくるのが早い。今日は噴火湾 砂原の延縄漁のシビだったのだが、この時期の赤身にしては上出来だった。

以下は2009年7月のレビュー
最近は相変わらず昼ばっかし。今日の昼の松(2650円)は、この時期には珍しい大間の赤身(しっかりした赤身)、今年は全くの不漁だった鰹(これが旨かった)、鯵、穴子、かんぴょう巻。お椀はマナガツオのアラ。約20日ぶりだったが、やはり良い。特に、今日の鰹は今年のベスト。

以下は2009年2月のレビュー
今日の昼の松(2650円)は、大間のシビの赤身、浜〆の寒ヒラメの昆布〆、寒鯖、子持ち白魚、玉子焼き。シビはピークを過ぎた感じ。寒ヒラメは、プリプリ。白魚は、卵のプチプチした食感。生と茹でた物を1貫づつだったが、生よりも私は茹でた方が美味しく感じた。今日のベストは寒鯖。口に入れるやとろけるすごい鯖だった。

以下は2009年2月のレビュー
相変わらず昼ばっかしの第三春美。年明けの松(2650円)は、濃厚なシビの赤身、新イカと言える程度の柔らかさのスミイカ、コハダ、ミル貝の炙り、鉄火巻き。冬のシビの赤身は本当に美味しい。

以下は2008年7月のレビュー
相変わらず少なくとも2週間に一度程度は昼に伺っている。一時期の混雑は減って、最近は少なくとも昼時は落ち着いているのが嬉しい。2650円の松でも十分幸せ。今日は、境港のシビの赤身2貫、千葉は竹岡のアオリイカ2貫、北海道は江差の青柳2貫、神奈川は子安の穴子2貫、玉子焼き。マコガレイのアラの味噌汁がまた美味しい。腹八分目で、しかもこの程度の価格なら毎週でも食べられるし、季節を感じることが出来る。私がこの店を初めて知ったのは97年の4月だが、職場から歩ける範囲だった頃は、毎週このランチ(当時は2650円の松だけでなく、2000円も竹もあった)を食べていた。このランチの場合は、ネタが小さめだったりはするのだが、夜と同じものであるし、継続的に食べるには財布にも優しいし、鮨ネタで季節を感じられお薦めだと思う。

以下は2007年11月のレビュー
イクラの西京漬け、余分な水分が抜け、まったりして美味しい。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりの夜の第三春美。刺身で、鰹、蒸しクロ鮑、フッコ、大間の大トロ。
ありえない美味しさのホヤ(ホヤって実は初体験だったのだが、うまいのなんのって感じだった)、鮑の肝焼き(最後にはご飯を混ぜて食べるのだが、美味すぎ)、穴子の串焼きがつまみで出てきて、握りへ。

まず走りの新子(美味い)大間の赤身、中トロ(まだ走りなので、この季節にしては上出来)、黄鯵(もちろん松栄丸のものだが、これは美味すぎ)、茹で上げと炙りでとり貝(今年は今の季節になってもとり貝が美味い)、ミル貝(これもすごい)、白キスの昆布じめ、赤ウニ(美味いが甘さがピーク手前程度か。)、鰹のハラスの炙り(これも美味い)、茹で上げの車海老(相変わらずのピタッと決まった茹で加減で美味い)、づけ(第三春美独特の乳酸発酵させたづけ。程よいづけ加減で美味い)、煮穴子(塩とツメで これももちろん美味い)、ネギトロの太巻き(葱とのバランスがいい。ボリュームたっぷり)、出来立ての玉子焼き等。腹いっぱい過ぎるほど食った。明らかに食いすぎで一人2万円を超えた。でも満足。

以下は2007年7月のレビュー
いつものランチの松(2650円)。夏場にしては上出来のシビの赤身。沖縄のものだと言うが価格も旬の大間並らしい。そこまでの味じゃないが。殻付きとり貝は、本来ならとうに終わっているはずなのに今年は今でも美味しい。鰹も上出来。

巻物の海苔は、とうとう滝口喜一氏の海苔がなくなり、絶滅品種と言われているアサクサノリの養殖を行なっているグループから、あさくさ海苔を分けてもらうことにしたのだそう。何でも、今やあさくさ海苔はほとんど存在せず、すさび海苔しかないのだそうだ。ただ、このあさくさ海苔、現在は天日干しではないことが原因なのか、滝口喜一さんの天日干しの海苔と比較すると香りに乏しいように思う。他の鮨屋の海苔に比べるともちろん美味しいが。

以下は2007年3月のレビュー
春の第三春美鮨。まず、穴子の塩焼&肝、ホタテの肝が出る。刺身で勝浦のシビの中トロ、ヒラメ、アオリイカ、コハダ。どれも旨い。

握りに移行し、まず生トリ貝の炙りと茹で上げ。いわし程度の大きさのニシン。生トリ貝とニシンは正に春が旬。これがどちらもめちゃうまなのだ。大好きな茹で上げ活き車海老、シビの赤身&大トロ。初鰹。第三春美の鰹はマジで美味しい。煮蛤、穴子、アオリイカのゲソ、あまーい赤ウニ、白キスの昆布締め。どれも本当に美味しい。

お客さんとの食事はいつもは2階の個室にしていたのだが、カウンターで食べる方がやはりずっと美味い。わずかな時間の差でここまで違いが出るのかと言うほどだ。

いつもの通り、南高梅とジュンサイのお椀が出て、寒天と黒蜜の甘味で〆。いやあー美味しかったです。本当に。

以下は2006年11月のレビュー
久しぶりに夜に利用した。新烏賊も戻り鰹も大間の赤身もトロも旨いし、茹で上げの活車海老もみんな旨いが、滝口喜一氏の香り豊かな海苔は激旨で、海苔だけで充分すぎるほど程よい香りの付いた梅錦の樽酒に合って激旨。熱々に湯気の出ている玉子焼きも旨い。

更に、びっくりしたのが〆に出てきた鮭児のあらのお椀。この奥深さには感嘆の声をあげざるを得なかった。すっごい良い物を食べさせてもらった。

以下は2006年11月のレビュー
インテリの趣味人である長山さんが自ら絵を描き、書を書き、篆刻し、そして器を焼き、そして魚に関する薀蓄を語る。そんな彼の趣味の店だ。何しろ、魚に関する知識は半端じゃない。彼の「仕入れ覚え書き」は寿司好きのみならず、料理人のバイブルとも言え、私もまだ、自費出版の時代に仲の良いフレンチシェフへの贈答品に使わせてもらった。この店はそんな長山さんのキャラクターが好きかどうかで大きく評価が変わると思う。

私は、日本にいなかった2年間を除き、95、6年から毎週のように通い続けている。新イカの季節になったとか、シンコの季節になったとか、ここのネタで季節を感じることができるようになった。すし屋は行きつけの店に限ると言うし、実際私もそう思い、ことすし屋に関してはあまり浮気をしないタイプなのだが、ここは行きつけの店にする価値のあるすし屋だと思う気持ちに今も変わりはない。

特に、仕入れの難しい鰹に関しては、初鰹の季節も、戻り鰹の季節もとびきりのクオリティの鰹を揃えているし、茹で上げの活車海老の抜群の茹で加減、あるいは新イカにこだわる姿勢等、旬を尊重するネタ揃えで、旨いネタを先入観なく選択する潔さがこの店にはある。だから季節を感じるために継続的に通ってしまうのかもしれない。

ただ、握りのしゃりが10粒くらい私の好みより多いことが玉にキズ。

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6位

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999

2008/07訪問 2011/12/12

レストランと言うよりは教会、あるいは小林教信者のためのメッカ

小林シェフから案内状が届いた。アンティーカ・トラットリーア・ノスタルジーカは引き続き営業するものの、小林シェフのフォリオリーナ・デッラポルタ・フォルトゥーナは、2011年1月23日より軽井沢で従前と同じ1日1組完全予約制で復活するとの事。場所は、軽井沢もかなり奥の塩壷温泉近くの森の中との事。

以下は2009年6月のレビュー
電話も通じず、1年近く伺えないうちに、6月15日からアンティカ トラットリア ノスタルジカと店名・業態を変えたらしい。

以下は2008年7月のレビュー
1年ぶりの利用。何しろ全く予約が取れないのだからしょうがない。トイレには12月のオープン記念日に贈った花千代さんのプリザーブドフラワーが飾ってくれてあったけど。

メニューが完全イタリア語になっていた。娘には、スープとトマトソースのパスタ、デザートをお願いしておいた。

今回は、暑さを反映してか、塩味と苦味のある香草がテーマな感じ。しっかりした塩味を効かせた皿の数々。スープは昔マリーエで飲んだことがあるような濃厚な甲殻類のビスク。ウイキョウ等のアクセントが面白い。

魚も24ヶ月熟成のパルメジャーノの塩味とのマッチング。パスタも丸型の手打ちパスタ(名前を忘れた)で、モチモチで美味しいし、苦味とのバランスが良い。

もう少し予約が取りやすければ良いんだけど。

以下は2007年6月のレビュー
最近は日曜も休みだし、昼夜とも1組しか予約を取ってくれないので、益々予約困難な店になっている。今年も6月半ばから1ヶ月間旅行に行ってしまうし。

2ヶ月前に電話したのだが、ラッキーなことに土曜の昼が空いていたので娘と三人で伺った。2歳の娘には、スープとトマトソースのパスタをお願いしておいた。レアなうさぎとオリーブ一皿も出してくれたが、これも娘はかなり気に入ったようだ。小林さんの息子さんも大好きらしい。

我々の料理は今回も絶好調。ホワイトアスパラのスープはほろほろ鳥のストックと香ばしく焼いたホワイトアスパラの香りとでマジウマ。ムール貝ののったリゾットはワインに合わせるべく、ギリギリまで塩をきつめにしているが、これもすばらしい。ささみのようにレアに火入れされたうさぎもマジウマだ。今回は、リグーリアの優しい香りのオリーブオイルに白ワインのカップリングでどの作品もすばらしかった。

小林シェフの料理は難しいという印象があるかもしれないが、彼が娘に作ってくれるオーソドックスなトマトのスパゲッティーなんて、こんなに旨いシンプルなスパゲッティーは食べたことが無いと思えるほど旨い。こうした誰にも真似出来ない基礎力の上に初めてこの変幻自在なコースは成立しているのだと言うことが納得できる。

以下は2006年8月のレビュー
結構間隔があいてしまったが、6月に予約を入れようと電話をしたら、土曜日では2ヵ月後まで空いていないと言われたのだからしょうがない。今は、基本的にランチ、ディナーともメニューも価格も同じで、それぞれ1組しか予約を取らず、その1組の人数もmax4名と一人で出来る範囲のオペレーションになっているようだ。基本的には長年小林シェフの料理を食べてきた信者のような客を相手に営業されているわけで、極めてクローズドなメンバーを相手に営業されているといっていい。よって子連れはOK。小林シェフはあの強面なのに、すっごい子煩悩で、4歳になった息子さんのために厨房の中に子供用の部屋が作っているのだとか。

料理は15000円のままだったが、それに合わせるワインは10000円に値上げされていたので、一人25000円になっている。料理は相変わらずすごい。ペコリーノサンドのラヴィオリなどはもう美味すぎて。1歳半になる娘のためにトマトのリゾット水牛のリコッタチーズ添えを用意してくれたり、すっごい嬉しい。そもそもは、そういう方向性ではなかったのかもしれないが、冷静に考えても究極の子連れ可能レストランだと言える。
2005年11月のレビュー
あの小林幸司シェフのリストランテ.銀座のラディーチェで体調を崩し,2001年の4月以降どこのレストランにも属さず,百貨店の催事でパニーニを焼いてたり,ご自宅で料理をふるまっていたりしたけれど,やっとご自身がオーナーのお店をオープンしてくれた。このお店が,いかにも小林さんらしく,テーブルわずか4つ,席数わずか8席の隠れ家&プライベートレストランの趣で、しかも1日1組しか入れていない。厨房は小林夫妻のみ。料理はこれまた攻撃的にこの時代に7品+デザートで15000円のコース一本。しかもめちゃ美味い。特に黒キャベツのスープ,雷鳥のパイ,兎の背肉とレバーのソテーは傑作。ワインもコースに合わせて小林シェフが選んだ数種類のみ。内装は,ブロックと深めの茶系の木との組み合わせでなかなかおしゃれ.小林さんも奥さんもこまめにフロア-に現れ,料理の説明やら,世間話をしながら,まるでご自宅に呼ばれたような雰囲気で約4時間かけて料理を楽しませてくれる。

以前はランチは5000円のメニューだったのだが、今はランチもディナーと同じメニューで15000円のコースのみ。料理に合わせたグラスワインは6000円。これで極楽が味わえるのだから安いものだ。料理を作るのも、サービスをするのも天才小林シェフのみ。今日もすっごい料理だった。特にアンチョビと黒オリーブ風味の子羊。この子羊、香りも食感も抜群だ。高山でハーブだけを食べて育った子羊だとの説明だったが、羊好きの私はかなり子羊は食べているつもりだったがこれだけハッとさせられる子羊にあったのは初めてかもしれない。ライチョウのクーポラ仕立ても忘れられない一品。レアに仕上げたライチョウを内臓類の苦味を活かしながら、レンズ豆に旨みを吸わせてゼリーで固めたものなのだが、何とも言えないバランスだ。ホロホロ鳥のブロデットも苦味を活かしたスープ。これも旨い。このレストランでは、必ず何か新しい発見があるし、使っていなかった味蕾が覚醒するような感覚が味わえる。

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7位

京料理 江森 (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/01訪問 2016/01/01

雑然とした店内なのに、絶妙の塩梅のシンプルな料理と、絶品の和菓子。

今年は、東京でしかも自宅での年末年始になったので、5年ぶりに江森のおせちをお願いした。4段になったおせちには、お酒まで付いて32400円。いかにも江森らしい、シンプルでオーソドックスな料理でしみじみと美味しい。

以下は2015年12月のレビュー
今日は、妻のリクエストで江森。出てきた料理は、名物 具のない茶碗蒸し、つまみ5種は 胡麻豆腐 生湯葉 ナマコ 鮑 大徳寺麩。続いて、蛤の潮汁 蕪のみぞれ ホウボウの唐揚げ、ふろふき大根 柚子味噌、筍焼き、銀だらの西京焼き、空豆の丸焼き、舞茸と筍 地鶏の炊き込みご飯に蜆の味噌汁、絶品の作りたて蕨餅、お抹茶。いつもながらシンプルで、しみじみと美味しい料理。やっぱり、江森はいいなあ。

以下は2015年7月のレビュー
1年ぶりの江森。今回は前日の予約で大丈夫だった。ロッジ赤石で食べた時に、閉店していたのでビックリして電話して聞いたら、上から水漏れして工事だと言う事だったのだ。大変だったそうだ。昨日の隅田川の花火大会の反動か、今日はガラガラだとの事で、途中まで貸切だったので、江森とは思えぬスピードで料理が出てきて、2時間20分程度でお抹茶まで完走だった。

出てきた料理は、名物 具のない茶碗蒸し、つまみ5種は もずく酢 ジュンサイ 胡麻豆腐 生湯葉 蟹味噌。続いて、蛤の潮汁 大徳寺麩入り、枝豆でちょっと休憩、揚げ茄子のすだち味噌、鮎の一夜干し、蜆の潮汁、アサリの雑炊、そしてなぜかアサリとトマトソースのスパゲッティ、熱々プリプリの作りたて蕨餅、お抹茶。

いつもながらシンプルな美味しさ。

以下は2014年5月のレビュー
何度か電話しても当日だったので満席と断られ、久しぶりの江森。いつものようにおまかせ。

出てきた料理は以下の通り。
胡麻豆腐、鯨ベーコン、コノコ、湯葉、ナマコ(どれも旨いが、この鯨ベーコンが見た目も生ハムのようで味わいも最高)、いつもの具なし茶碗蒸し(定番の美味しさ)、名物 賀茂茄子の丸焼き(これがジューシーで最高に旨い)、鱧の菖蒲しゃぶしゃぶ(桶の中には香り高い菖蒲が。ここで鱧をしゃぶしゃぶして食べると、これが旨い。梅たれも旨い)、月山筍の丸焼き(これも美味しい。皮を剥くのがめちゃ熱いが)、蛤の蕪汁(塩も足していなくて何の味も足していないとのことだが、これが絶妙な塩加減にすりおろした蕪の甘みとのバランスが最高)、お造りは縞海老 帆立 赤身 カンパチ イクラ(美味しい)、そしてアサリと九条葱の雑炊(これも美味しい)、そして名物 作り立てのトロトロわらび餅(絶品)、お薄。

相変わらずシンプルな料理で旨い。店内はとっても雑然としているのだが、とっても旨いのが不思議だ。今日は、満席だったのに2時間半で食べ終わった。新記録だ。やっぱり旨いなあ、江森。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間で、何処のレストランにしようか悩んで、江森にだいぶ前に予約を入れておいた。今週は鳥越祭なので、ぎりぎりまで娘がお祭りに行っているだろうから、浅草界隈でのセレクションだったのだ。

カウンターに加茂茄子がのっていて、今日はあの加茂茄子の丸焼きが出るかもと期待しながら待った。もちろん、何もオーダーすることなく、成り行きまかせ。出てきた料理は、名物の具なし茶碗蒸し、続いて、珍味など5種(鯨ベーコン、しらす、鮪の佃煮、凍ったこのわた、黒豆豆腐。凍ったこのわたは初めての経験だが、シャリシャリした食感で、暑い日にはとっても合うし、みなもちろん美味しい)、姫竹の丸焼き(細い竹の子の丸焼きで真っ黒に焼けた皮を剥いて塩で食べる。シンプルながら美味しい)、蛤の酒蒸し(プリプリの蛤が美味しいし、昆布と酒のシンプルな汁とのことだが、この汁も蛤の塩と出汁で美味しい)、これも名物 加茂茄子の丸焼き(これが瑞々しくてとっても旨い)、鱧しゃぶ(菖蒲の入った汁でしゃぶしゃぶする。梅味のたれで食べる。これも美味しい)、お造り(赤身、縞海老、ホタテ、いくら、ワラサ? これも美味しいがこの段階でお造りが出てくるとは思わず)、銀だらの煮付けと炊き込みご飯、蜆の味噌汁(銀だらの煮つけがトロトロで旨い。炊き込みご飯ももちろん美味しい)、久しぶりの絶品出来たてわらび餅(2年ぶりかも。本当に美味しい)、お薄。

今日は、食事になるまで結構早かったので、お薄までいただいても3時間程度だった。今日は、お客さんに娘が色々と遊んでもらって大喜びだった。 

以下は2012年12月のレビュー
このところ何度か電話してもふられていた江森だが、今回は当日ではなく、前日に電話したら席を確保出来た。8ヶ月ぶりの利用だ。

いつものように特に注文するわけでもなく、成り行きに任せた。まずは、胡麻豆腐と汲み上げ湯葉、ナマコ、蟹と香草のサラダで始まる。蟹のサラダは味付けがマヨっぽいドレッシングだったので娘は食べなかったが、それ以外はどれも娘の好物で、我々にあまり食べさせてくれずに食べていた。続いて名物具なしの茶碗蒸し。私はあまり感じなかったのだが、妻も娘も出汁の印象が変わったと言っていた。続いて蛤と冬瓜 大徳寺麩のお椀。お造りは、赤身 ヒラメとエンガワ 帆立の炙り カンパチ 甘海老 イクラの醤油漬け。子持ち鮎の煮付けは、骨まで柔らかく煮込まれていて、美味しい。海老芋の素揚げに蟹味噌の餡。これもとっても旨い。続いて、正才ふぐのちり、そして女将が作ってくれる雑炊。この雑炊がとっても旨い。フルーツはイチジクのコンポート。前回もわらび餅が食べられなかったので、追加でわらび餅を作ってもらった。熱々で出来立てのわらび餅の旨いこと。そしてお薄。

最近は、時間を短縮するために、追加オーダーしない限りわらび餅などは提供していないらしい。相変わらずとっても旨い。

以下は2012年4月のレビュー
年末に日本にいなかったので、おせちも買えなかった事もあって本当に久しぶりの江森。いつものように何もオーダーせずにおまかせ。

まずは、名物具なしの茶碗蒸し(これが抜群に旨い)。箸休めに、私は大徳寺麩煮、蛍烏賊の沖漬け、鮑煮、イワシ鯨ベーコン、妻は、大徳寺麩煮、なまこ酢、アオサ入りの蒟蒻刺身、鮑煮(いつものように、娘に鮑やなまこは食べられた)。続いて、小さな筍の焼物(醤油の香ばしい香りで美味しい)、雲雀豆腐のお椀(空豆を葛で固めた饅頭がほのかに柔らかく、吸地はシンプルに蛤の潮汁で美味しい)、賀茂茄子の丸焼き(これも江森の名物。真っ黒な皮の中はしっとりとみずみずしくて美味しい)、お造り(縞海老 カンパチ 帆立 サヨリの昆布〆 鮪 塩水うに イクラの醤油漬け。娘はサヨリが気に入っていた)、筍ご飯と蜆の味噌汁 山形のだし(筍ご飯も蜆の味噌汁も美味しいが、山形のだしと言う漬物の為に白いご飯も持ってきてくれたのだが、これがご飯に合って旨い。夏向きな感じ)、お抹茶、白玉とこしあん(作り立ての白玉が美味しい)。

久しぶりの江森に娘は大興奮だった。やはりこのシンプルな美味しさが良い。

以下は2011年7月のレビュー
あまりに時間がかかるのと、ご主人が骨折して大変だとかで、利用できなかったりして、結局半年以上のご無沙汰になってしまった。今回は前日に予約をしておいて開店と同時に利用した。連休の合い間だからか、我々が入店して2時間後位まで貸切状態だった。

いつものように、料理はお任せで、出てきた料理は以下の通り。いつもの具の無い茶碗蒸し(これがシンプルで美味しい)、箸休めに枝豆、胡麻豆腐 丹波黒豆組み上げ湯葉、イワシクジラベーコン、アワビの煮物(どれも娘の好物で、特にアワビは3人分ほとんど食べられてしまった。どれもオーソドックスなシンプルな美味しさが良い)、ハマグリとズイキのお椀(これもシンプルにハマグリの出汁のお椀。ズイキの食感も良く素直な美味しさ)、賀茂茄子田楽(名物の賀茂茄子の丸焼きかと思ったら、今日は賀茂茄子を素揚げした上で田楽にしたものだった。賀茂茄子が瑞々しくて美味しい)、マグロ ホタテ シマエビ みる貝 イクラ 塩水ウニのお造り(娘は鮪とカンパチが好物。これもシンプルな美味しさ)、蟹サラダ酢のゼリー(これもオーソドックスな蟹サラダなのだが、周りを酢のジュレで覆っているのがさっぱりして良い)、シメジの炊き込みご飯 アサリの味噌汁(これもオーソドックスな美味しさ)、出来立てわらび餅(絶品)、お薄。

娘の好物は、いくつか追加で出してくれて、更に、チョコレートパフェまで作ってくれた。今日は、ほとんどの時間が貸切だったせいか、3時間以内で食べ終えて最短記録かもしれない。

一の蔵、梅ジュース、ウーロン茶もお願いしたのに18200円と相変わらず申し訳ないようなリーズナブルさ。これで2時間程度で食べ終われれば、もっと利用頻度が上がるのだが。


以下は2010年12月のレビュー
お節の代金の支払いの必要があったので、年内に伺わねばと言う事で利用した。いつものように料理はおまかせ。出てきた料理は以下の通り。

具のない茶碗蒸し(大好き)、胡麻豆腐・塩辛・ナマコ・大徳寺麩煮(胡麻豆腐とナマコは娘にほとんど食べられてしまった。どれも美味しい)、蛤と菊の花 甘草の芽のお椀(美味い)、海老芋ウニのせ焼き(蒸した海老芋にウニをのせシンプルに焼いた物。海老芋美味しい)、赤身・サヨリ・カンパチ・帆立・シマエビ・塩水ウニのお造り(どれも美味しい)、ノドグロの開きの焼き物(脂がのっていてとっても美味しい)、舞茸とシメジの炊き込みご飯(これも美味しい。一緒に出てきた蜆の味噌汁も美味しい)、作りたてのプリプリわらび餅(絶品)、お薄。

娘もとっても良く食べた。今日も3時間以上かかったが、娘用に茶碗蒸しやナマコ、お椀にお造り、わらび餅も出してくれて、ヒレ酒2杯と焼酎のほうじ茶割2杯で2万円。相変わらず、シンプルでリーズナブルで美味しい。

以下は2010年10月のレビュー
娘も大好きな江森だが、毎回あまりに時間がかかるのでなかなか利用するのを躊躇してしまう。三連休の真ん中なら帰りが多少遅くてなってしまっても良いだろうと久しぶりに利用した。江森では、初めて利用した時以降は、酒の銘柄以外注文した事がない。大体、注文してもそのまま出てくる事もないので、飲み物だけお願いして待っていると、適当に料理が出てくる。ミシュランの星こそついているが、そんな感じのゆるい店なのだ。

いつものように飲み物だけお願いして、出てきた料理は以下の通り。
いつもの具のない茶碗蒸し(いつ食べても美味しい)、ホウボウの素揚げと和冬瓜の入った蛤汁(塩も加えず蛤だけの味わいだと言う吸い物はシンプルだがとっても美味しい)、胡麻豆腐 黒豆湯葉 大徳寺麸煮浸し このわた(いつもの美味しさ)、子持ち鮎煮浸し(大きな子持ち鮎を二日間煮込んだと言う煮浸しは、骨まで柔らかく美味しい)、お造りの盛り合せ(大間の赤身 やがら昆布しめ 勘八 しまえび 海水うに 炙りホタテを少しずつ。どれも美味しい)、松茸ご飯(もちろん美味しく、一緒に出てきた蜆の味噌汁も旨い)、イチジク酒蒸し(ワインではなく、日本酒を使ってコンポートにした物。これが旨い)、いつもの作りたて蕨餅(絶品)。

今回は途中で妻が軽めでお願いと言ったこともあり、3時間弱で終えた。もう1時間程度スピードアップしてくれたら、もっと利用頻度も上がるんだが。娘も大好きなのだが、翌日が休みの日でないと、食事の終わる時間がかなり遅くなってしまうのでなかなか利用できない。他の店で中途半端に創作っぽい日本食を食べた後だととりわけこちらの美味しさが際立つ気がする。

今日も焼酎と燗酒も入れて16000円だった。

以下は2010年5月のレビュー
本当に久しぶりの江森。おせちはお願いしたものの、実質的には、ミシュランで星が付いてから初めての利用だ。いつものように、座ったら出てきた料理は以下の通り。

具の無い茶碗蒸し(相変わらず美味しい)、コノコ、蓴菜梅肉、ゴマ豆腐、大徳寺麩の煮物、蟹味噌(全部美味しい)、 加茂茄子丸焼き(ジューシーで美味しい)、鱧シャブ(菖蒲の入ったお湯でシャブシャブ。これもGood)、ソラマメの丸焼き(これもシンプルで美味しい)、冬瓜 蛤の出汁 オクラのせのお椀(冬瓜の美味しい事 汁ももちろん美味しい)、湯葉餡かけご飯(旨い)、黒豆のくみ上げ湯葉(これまた旨い)、蜆の味噌汁の旨い。蕨餅(出来立ての蕨餅は絶品)。
娘は、我々の茶碗蒸し、我々のジュンサイ、胡麻豆腐、江森のおじちゃんに特別に作ってもらった芝海老の頭の出汁のクリームスープのスパゲッティ、くみ上げ湯葉、蕨餅とたっぷり食べた。
自家製梅酒サワーも良いが、越の梅だよりがまた最高だった。

妻と私、娘でトータル16000円。安くて美味しい。今日は、フルに満席だったので、3時間半以上かかった。唯一の不満は時間がかかり過ぎる事。

以下は2010年1月のレビュー
今年は、初めて江森におせちをお願いしてみた。当初は3段で3万円と言っていたのだが、いざ受け取りに伺ってみると(まだ作業中でてんてこ舞い状態だったが)、値段は変わらず4段になっていた。3段では入り切らなくて4段になったのだそうだ。あまり味を濃くしていないので早めに食べて欲しいとの事だったが、特に煮物が美味しく、良いおせちだった。

以下は2009年10月のレビュー
4時間の食事をするには日曜日だと娘の翌日に影響が大き過ぎるのでしばらく利用しないでいたが、土曜日なら多少遅くなってもいいかと利用した。今日は比較的早く済んだが、それでも18時に入店して、21時半過ぎまでかかった。

料理は、いつものように勝手に出てくる物を頂戴した。出てきた料理は以下の通り
・シンプルな具のない茶碗蒸し(相変わらず美味しい)
・前菜盛り合わせ(秋刀魚寿司、アワビの煮物、イカの塩辛、胡麻豆腐 どれも美味しい)
・蕪と蛤の菊花椀(蛤から出るシンプルな出汁のお椀。蕪も柔らかく美味しく煮えている)
・海老芋生ウニ焼き(海老芋のホクホク感に生うにのコクがマッチしている)
・お造り盛り合わせ(大間の鮪の赤身、キスの昆布じめ、北海しま海老、ホタテ、スミイカ、塩水ウ
ニ、カンパチ 少しずつだが上質で美味しい)
・マナガツオの酒蒸し 和辛子餡(マナガツオの酒蒸がしっとりしていて美味しく、この葛餡が上品で美味しく、和辛子のアクセントが絶妙)
・けんちんうどん(温まって美味しい)
・焼き葛(作りたての焼き葛は相変わらず絶品)
・お薄
京料理かと言われると?な物も多いが、こちらのシンプルな味わいの料理は娘も大好きだ。娘は、アワビやイカ、胡麻豆腐と言った好物はもちろん、お椀のみならず、マナガツオもうどんも、そして焼き葛もお薄も本当に良く食べた。

自家製の梅ジュース2杯、熱燗1合、ほうじ茶をオーダーして、大人二人に子供一人で16500円程度。料理は7000円程度だったのだと思う。手頃な価格でありがたい。

以下は2009円5月のレビュー
前回利用した時に、4時間もかかってしまったのでしばらく遠ざかっていた。出てきた料理は以下の通り。
・煮あわび、胡麻豆腐、蓴菜の梅醤油(どれも娘の好物でみんな食べられてしまった)
・ひめ竹の子の丸焼き(甘くて美味しい)
・賀茂茄子丸焼き(この季節の江森の名物。みずみずしく、美味しい)
・甘鯛の酒蒸し(甘鯛はもちろん、ちょっととろみのついた出汁も美味しい)
・あさりと冬瓜たたき汁(シンプルな味わいのお椀)
・時知らずの木の芽焼(しっかりした味わい)
・蟹味噌と雷干し(酒が欲しくなる美味しさ)
・茶碗蒸し(具のない茶碗蒸しは絶品)
・梅干しと茗荷と葱の冷たいお蕎麦(薄味の汁でさっぱりと)
・わらび餅(名物の出来たてわらび餅は絶品)
娘用に別に鮪の赤身とご飯も出してくれた。2時間程度経った段階で娘が眠くなってしまい、切り上げたがやはり美味しかった。

以下は2009年1月のレビュー
新年は1月10日からの営業だったのだそう。そんな訳でオープン3日目に伺った。いつものようにおまかせ。今日でてきたのは、いつもの具なし茶碗蒸し、大徳寺麩含め煮、胡麻豆腐、ホウレン草胡麻和え、日の出椀(芽蕪、蕪、京人参、蛤)、お造り(赤身、うに、甘海老、白身昆布締め3種、帆立炙り、烏賊)、ノドグロ一夜干、海老芋の素揚げ蟹味噌仕立て、柚子釜たら白子仕立て、ひげ鱈のちり鍋(ハタのしゃぶしゃぶ、雑炊)、蜆鍋(たっぷりの蜆で出汁をとった醤油ベースのスープで、椎茸と九条葱を食べた後、牛肉しゃぶしゃぶ、そば)、出来立てわらび餅。今日は1万円のコースになった模様で、何と4時間近くかかってしまい、娘が途中で眠くなってしまった。それでも、わらび餅はしっかり食べていたが。

どれも美味しかったが、海老芋の素揚げ蟹味噌仕立てや、2種類の鍋が最高だった。ひげ鱈のちり鍋で食べる雑炊は、ふぐ雑炊に勝るとも劣らぬクオリティだった。

以下は2008年10月のレビュー
何度か電話したのに、ずっとふられていた江森。4ヶ月ぶりの利用になった。7月から江森さんが骨折して10週間も休業していたのだそうだ。

今日の料理は、さんまの押し寿司と丹波黒豆の汲み上げ湯葉、胡麻豆腐の盛り合わせ(どれも美味しい。ほとんど娘が食べてしまった)、 シンプルな具なし茶碗蒸し(これが絶品)、甘鯛の酒蒸し(ずっと食べたかった甘鯛の酒蒸しがやっと食べられた。和辛しをアクセントにした餡との相性も良い)、 丹波黒豆湯葉と湯葉の刺身、お造りは、鮪の赤身、ひらめの昆布〆、カンパチ(ご飯と
蛤のお味噌汁も一緒に美味しい)、松茸雑炊(松茸と人参や大根、九条葱と一緒の雑炊。美味しい)、そしてメインイベントの和菓子は焼き立ての焼き葛と熱々のわらび餅(悶絶の美味しさ)、お抹茶。自家製の10年熟成という梅ジュースで、焼酎を割ったらこれが絶品。どれも美味しい。

大人二人と娘とて食べて飲んでトータルで15000円。安い。

以下は2008年6月のレビュー
三社祭の後も、鳥越祭の後もいつもいっぱいで、今日もテーブル席は予約でいっぱい。カウンターで食べさせてもらった。おまかせで出てきたメニューは以下の通り。
・茶碗蒸し(シンプルな何も具の入っていない茶碗蒸し 娘用)
・鱧素麺とじゅんさい 梅酢かけ(これが美味しい)
・前菜として 万願寺唐辛子寿司 黒豆ゆば しらすの盛り合わせ(どれも美味しい)
・賀茂茄子直火焼(これが絶品)
・鮎の塩焼き(蓼酢の加減もよく美味しい)
・時知らずの西京焼(これもマジウマ)
・お造り盛り合わせは、鳥取の鮪、北海島海老 貝柱 紫うに(今の時期としてはピカイチのお造り)
・北海島海老の頭、うに、キノコ、浅葱と柔らかく煮込んだ玉葱牛乳とワインのパスタ(裏メニューとの事で、海老の頭の出汁がしっかり出た白ワインと牛乳のスープのスープパスタ。これまた美味い)
・蛤と九条葱、椎茸のうどん(これは定番で、蛤の潮汁のスープで美味しい)
・わらび餅 焼葛餡(出来立ての蕨餅と焼き葛のデザートは日本料理を超越している)
やはりどれも美味しかった。娘も江森のおじちゃんが作っているところを見れて大感激。ただ、満席状態だったので3時間位かかってしまった。

以下は2008年4月のレビュー
またあの本わらび餅が食べたくなって来てしまった。ここの料理はシンプルながら塩梅が良く、どんどん美味しくなっていく気がする。

今日食べたのは、以下の通り。
付き出しで、黒豆ゆば、カニサラダ、のこそれ(マアナゴの稚魚である透き通ったのれそれの美味しいこと。高知の名物なのだが、娘がすっかり気に入ってしまいお代わりしていた。ポン酢も絶品だ)、焼きたけのこ(醤油の香ばしさと筍の柔らかさが印象的)、焼きそらまめ(これもホクホクで美味しい) 、賀茂なすの蒸し焼き(旨みが凝縮していてこれまた絶品)、茶碗蒸し(桜の塩漬けのみのシンプルな茶碗蒸しはこれまた絶妙のアクセントで美味)、お造りは 鮪の赤身、さより、ボタン海老、うに(美味過ぎない鮪はご主人のポリシーらしい。昔は料理屋では鮪は出さないものだったそう。なのでトロは出さず、赤身までなのだそうだ。)、 帆立稚貝の酒蒸し(帆立稚貝が柔らかく、塩梅も最高)、稚鮎と白海老、さつま芋の天ぷら(サラダ油で揚げる天ぷらは、軽くかつカラッと揚がっている。ちょっとフリットっぽい仕上げになっているのも面白い。稚鮎の美味しいこと。白海老ももちろんだ。)、九条葱と蛤のうどん(ちょっと柔らかめに仕上げられたうどんは、しっかりした出汁のつゆとともに優しい味わい。しかもたっぷり)、九条葱と椎茸の雑炊(うどんとは微妙につゆの加減がかえられた雑炊も美味しい。しかもたっぷり)、そしてこちらの絶品熱々の本わらび餅(これはわらび餅の最高峰だ。この一品だけで恵比寿のだったら3000円は取るだろう。黒蜜も黒豆のきな粉も旨い)、初めて食べた焼きくず(本葛を熱々の餅状に仕上げたこの焼きくずは、くずの可能性を再発見させる絶品。江森は全ての日本料理店の中で最もデザートの旨い店だと思う。)そして、お薄までいただいた。

娘はこちらのご主人のすっかりファンになってしまい、「おじちゃん、美味しいー、大好き」を連発していた。実際食べること食べること。益々美味しくなっている。しかも安い。これだけ食べて全部で15000円未満と言う安さ。結構空いていて、今日も当日で大丈夫だったし、我々以外は、一組しかいなかった。使い勝手を含め今、最も気に入っている店だ。

以下は2008年2月のレビュー
日曜日も営業していると知ってまた利用してしまった。付き出しの3品は、烏賊の塩辛、ナマコ、胡麻和えどれも美味しい。蟹のマヨネーズ風味。お刺身は、娘の強いオーダーで(今日は品切れだったらしいが、ご主人がどこかにわざわざ調達に行ってくださった)鮪、サヨリの昆布〆、ホタテ。茶碗蒸し美味しい。焼きそら豆、筍焼き。蛤のお碗、鱒のユウアン焼き、湯葉のあんかけご飯。そして、名物注文してから作ってくれるプルプル熱々のわらび餅。このわらび餅は絶品だ。

娘も蟹、ナマコ、茶碗蒸し、鮪の刺身、そら豆、筍、湯葉あんかけご飯、わらび餅とモリモリ。実は、娘が前回からはまってしまったのが、柔らかい酸っぱいまん(ちょっと甘めの梅干しの適度に乾燥したもの)。今日も、「あの酸っぱいまんを食べに行きたい」と言われ伺ったのであった。今回もみんな美味しかった。

女将さんと話を楽しみながら、娘の誕生日と聞けば、お土産にと写楽のたい焼きをくれたりする。何とも嬉しい接客のお店だ。

以下は2008年2月のレビュー
銀座の江森が、2007年11月に浅草に移転してきた。何でも、銀座の店は、大家からビルの建て替えとかで立ち退きすることになったとか。ご主人は、銀座で1年以上予約が入らないと言う会員制料理屋さん壬生で20年、銀座に江森をオープンして8年と言うキャリアだそう。

付き出しで、蟹と、丹波黒豆の柔らかい豆腐、塩辛の3種類が出てくる、どれもいい感じだ。刺身の盛り合わせは、タイラ貝、サヨリの昆布〆、海老、大間の鮪の赤身。山葵の香りも良く、刺身の質も高い。ソラマメの炭火焼や、筍の焼物もシンプルで旨い。ノドグロの一夜干しは、脂がのって旨い。銀ダラの西京焼きは、しっかりした味付け(本当はアマダイの酒蒸しをオーダーしていたのだが、間に合わないとかでこっちになった)。茶碗蒸しは、あえて具を入れず、シンプルに出汁のみ。これがかなり良い。出汁巻玉子も優しい味。昆布出汁の効いた柔らかめに茹でられた蛤のうどんや引き上げ湯葉のあんかけご飯も京料理という感じの出汁ではないがマジウマ。ビックリしたのがわらび餅。注文が入ってから作り出す熱々のわらび餅に感激。お抹茶も立ててくれる。料理は1人5000円程度だった。

女将さんが地元らしくまだオープンして2ヶ月程度なのに地元民でいっぱい。場所柄(客層も年齢高めなので)、喫煙率が高いのはマイナス。厨房はご主人一人、サービスは女将一人なので料理がなかなか出て来ないし、オーダーしたものが出てこなかったりするが、話好きの女将も楽しいし、気に入った。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

赤寶亭 (外苑前、表参道、明治神宮前 / 日本料理)

6回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

2022/11訪問 2022/11/06

ビルの5階で赤寶亭が復活。以前より小規模になってとっても旨い。

7月に完成するはずだったAK JINGUMAEビルディングの5階に11月1日再オープンした赤寶亭。
32回目の結婚記念日の3日後の食事は赤寶亭にお願いした。娘は友達と食事というので、妻と二人。今回は、小規模になってカウンター6席と個室1部屋になった。
なので、カウンター席に座ると赤塚さんが絶えず目の前でサーブしてくれる。
25000円のコースになったのだそうだ。出てきた順に
子持ち鮎の煮物 鮑の柔らか煮 車海老のにぎり 海老の火加減も鮑の絶妙な柔らかさも最高。流石。
ズワイガニの真丈 松茸のお椀 この吸地 松茸の香り最高
玄界灘の天然とらふぐの刺身 白子 ふぐ皮 これまた旨い。白子も最高
カマスの焼物 いやあ、美味しい
伊勢海老 サヨリの刺身 旨い
甘鯛の揚げ物 銀杏ソース これも旨いなあ 銀杏ソースも出汁の加減、とろみが最高
巻き湯葉 カブの煮物 美味しい
松茸ご飯 赤出汁 香の物 赤寶亭らしいちょっと柔らか目な松茸ごはん。いやあ旨い
お薄 私の使った茶碗は赤塚さんが初めて買った茶碗だとの事。美味しい
餡入りわらび餅 美味しい
柿 ラフランス 巨峰のシャーベット 美味しい
いやあ、美味しかった。流石、赤塚さん。
一週間遅れで妻の誕生日祝いで赤寶亭で夕食。
いつものように15000円のコースで。飲み物は麦焼酎のソーダ割、妻はお湯割り。
出てきた料理は以下の通り。
カラスミとお餅を挟んだみぞれ仕立て(相変わらずおいしい)
蟹(蟹の身と内子の下には蟹の身とキュウリが和えてあったり。蟹酢がちょっとジュレっぽくなっていてこれも美味しい)
車海老と海老芋の真丈のお椀(やはり赤寶亭の吸地が一番好き。車海老の火入れも完璧)
ヒラメの薄造りと戸井の本鮪のお造り(美味しい)
サワラの幽庵焼 椎茸挟み(美味しい)
シャトーブリアン 下仁田葱(葱のピュレがかかっている。本当に和牛苦手。シャトーブリアンでも脂がきつく感じてしまう)
聖護院蕪の玉しめ(美味しい)
蓮根と梅の炊き込みご飯 なめこの赤出汁 香の物(久しぶりの白米。美味しい)
熟した柿のシナモン焼(美味しい)
栗きんとん(美味しい)
そしてお抹茶

今日も美味しかった。妻のためにお花も用意してくれていた。
この建物では、今回がおそらく最後。また一年後。
今日は娘と2人で赤寳亭。初めてのカウンター席での夕食。

出てきた料理は以下の通り。
グラニテののった青梅(美味しい)、蒸し鮑 里芋 海老 胡麻ソース(美味しい)、じゅん菜 デラウェア(サッパリと)、鱧と冬瓜のお椀(いつもよりも吸地が強く感じた。美味しいけど)、マコガレイの薄造り(美味しい)、八寸(キスの粽とタカベの寿司 小柱腐乳和え 鰻の八幡巻き 丁寧な仕事で美味しい)、稚鮎の天ぷら(美味しい)、マグロとアオリイカのお造り(美味しい)、賀茂茄子と湯葉の炊き合わせ(美味しい)、水なす 小メロンの漬物とらっきょの麹漬け、鯛出汁で炊いた谷中生姜の炊き込みご飯(旨い)、赤出汁。デザートはパッションフルーツのゼリー スイカ メロン さくらんぼ(美味しい)、蓬のきんとん(蓬がよく香って美味しい)、抹茶(美味しい)。

いつもはもっと椀物の吸地が染み込んでいくような優しさだったのだが、今日は結構しっかり自己主張している感じだった。
妻の誕生日祝いで赤寶亭。今回は初めて一階の個室。オーダーしたのは15000円のコース。

出てきた料理は以下の通り。
蓮根饅頭フグの白子餡(旨い)、蟹の飯蒸し(これも旨い)、カラスミ大根(これも美味しい)、甘鯛と湯葉のみぞれ仕立て(椀物は安定した美味しさ)、ふぐ刺し(ふぐ刺しも旨いが、上品な透明な煮こごりが絶品だった)、フグの唐揚げ(美味しい)、マナガツオ 柚庵焼(美味しい)、大間のトロ 海老(上質)、聖護院かぶらと甘鯛の炊合せ(煮物も美味しい)、白いご飯 鰻山椒、香の物、ネギの赤出汁(ご飯も美味しいが鰻山椒で食べるとこれも最高。赤出汁も美味しい)、葡萄ソルベ シナモン柿(美味しい)、こしあん入りのわらび餅(美味しい)、お薄(美味しい)。

赤寶亭のお椀の吸地が好きなので、今回のみぞれ仕立ては美味しいけどちょっと残念だったが、今日も美味しかった。

それにしても次々とやって来る客は外国人ばかり。それがビックリだった。
私の誕生日の前日、当日の10時にダメモトで電話したらラッキーな事にディナーの予約が出来た。

15000円のコース。出て来た料理は以下の通り。
蒸し鮑 胡麻豆腐 天然ジュンサイ(美味しい)、鱧と冬瓜 小メロンのお椀(京都の桜田なき今、五臓六腑に染み渡るお椀No.1は赤塚さんのお椀)、コチの刺身(美味しい)、グジの焼物(焼物も旨い)、八寸 粽 青梅 海老 八幡巻 空豆(粽の美味いこと!)、山口産のA5 シャトーブリアン(サシが強い。赤寶亭も牛肉出すようになっちゃったんだ)、宮城の本鮪 北海道のムラサキウニ(美味しい)、京都の茄子の煮物(絶品!赤寶亭の茄子の煮物は無敵)、白い御飯と鰻山椒煮、香の物、赤出汁(キラキラしたご飯に鰻の山椒煮の合うこと!)、パッションフルーツゼリーとサクランボ(美味しい)、あん入りわらび餅(これも美味しい)、そしてお薄。

旨いなあ〜赤寶亭。出汁が最高に美味い。東京とは思えない水の柔らかさ。椀物、煮物の旨さがハンパない。高級食材ではなく、吸地や茄子で感動させられる店。素人よりも玄人がこの店の凄さがわかると思う。うちの娘は鮑よりも茄子の旨さに絶叫していたが、流石だ。

誕生日の前日と予約の時に言っちゃったから、わざわざ用意してくれたお花ありがとうございました。

私の誕生日のランチで利用。今日は妻と二人で、しかも遅めのランチ。12000円のコースでお願いした。カウンター席での利用だ。
出てきた料理は、青梅(上にのったかき氷とともに暑い日にはピッタリ)、毛蟹と鮑、鱧のお椀、コチの薄造り、ウニの飯蒸し、ノドグロの焼物 コシアブラの天ぷら、海老と佐渡の鮪の刺身 藻塩か醤油で(塩で食べる鮪も結構いけるものだ)、賀茂茄子と万願寺の煮物、ジュンサイとデラウェアの酢の物(思った以上に相性がいい)、生姜ごはん、赤出汁、香の物、パッションフルーツの税ー、わらび餅、お薄。

やはり出汁が美味しい。椀物や煮物がともかく美味しい。茄子の煮物や、鱧の丁寧な骨切りそしてお椀の吸地の旨さは、赤寶亭が群を抜く。昔に比べるとだいぶ値上がりしてしまったのが残念だが、基礎のしっかりした料理を食べると心が落ち着くから不思議だ。派手さよりも和食の神髄である出汁の旨さを味わうための店。

以下は2014年12月のレビュー
久しぶりに夜に家族で利用。クリスマスシーズンにはやはり和食。去年は傳だったのだが、今年は赤寶亭にした。コースは15000円~になったらしい。カウンターで食べてみようと思っていたのだが、案内されたのは1階の個室だった。坐骨神経痛がひどくて、座っていると左足が痛くてしょうがなくなってしまうので、個室で良かったかもしれない。

出てきた料理は、湯葉やウニ 百合根 椎茸の入った柚子釜、松葉蟹と香箱蟹、鯛蕪のお椀、鮪 ヒラメ アオリイカのお造り、海老の菊花寿司と柿なます、ノドグロの焼物、海老芋 下仁田葱 鴨のつくねの煮物、鯛の炊き込み飯、香の物、赤出汁、焼き柿 リンゴのシャーベット マスクメロン あまおう、わらび餅、お薄。オーソドックスながら安定した美味しさ。ご主人や女将とは桜田の閉店の話題になった。お椀も蟹酢の優しい味わいもぬかりなく旨い。

以下は2014年3月のレビュー
毎年恒例の妻の関係のランチ会食で利用。今回は、3階の個室。今日の八寸は、グジの焼き物、ソラマメ、アンキモとリンゴ、玉子 キュウリ 海老、トマト 蒟蒻 エシャロット(アンキモのあんかけの味付けがちょっと濃い目だったが、どれも丁寧な味わい)、オコゼのお椀(お椀は相変わらず美味しい)、ヒラメの薄造り(上質。菜の花などの付け合わせも美味しい)、筍と蛤の炊き合わせ(煮物はやはり旨い)、青さ海苔のお茶漬け(旨い。香の物も旨い)、グレープフルーツゼリー 苺 サクランボ(上質)。更に、ご主人からサービスでいつもの蕨餅にお薄。

ゆったりした上質な時間が嬉しい。

以下は2013年12月のレビュー
妻の誕生日のお祝いで赤寶亭。久しぶりに家族で夜の利用だ。いつもの個室だったのだが、娘も全く大人と同じメニューをペロッと食べるようになった。こちらを初めて利用した時は娘がまだ10ヶ月の時だったのだが、そんな事を思い出すと何とも時の経つスピードの速さを感じざるを得ない。

事前に妻の誕生日のお祝いと伝えていたので、メニューも多少特別になっていたようで、お花も用意してくれていた。出てきた料理は以下の通り。湯葉とウニの柚釜(湯葉の甘さとウニの甘さが綺麗にマッチしていた。普段はウニを食べない娘も綺麗に食べていた)、香箱蟹(蟹はもちろん美味しいのだが、ワカメも実に美味しい)、伊勢海老真丈のお椀(焼いた餅も入っている。相変わらず美味しいお椀)、ふぐさし(ふぐさしもふぐ皮も美味しいが、煮凝りが上品な美味しさだったのが特徴的。妻の誕生日だからと出してくれたのだが、なぜか娘の好物だった)、ふぐの唐揚げ(これも娘の好物)、グジの焼き物(この旨さといったら。まだ娘が2歳の頃にこちらのグジの焼き物を気に入って我々のグジの焼き物を皆食べてしまったことを思い出した)、カラスミ大根 あん肝とりんご クワイ エビの寿司 などの八寸(美しいだけでなく美味しい。海老のレア加減も完璧だった)、海老芋と下仁田葱の炊合せ(出汁が美味しく思わず飲み干すほど)、白いご飯 赤出汁 香の物と牡蠣の煮物(妻と娘は鰻の佃煮に。香の物もみなスキのない美味しさ)、苺と焼き柿 ラフランスのソルベ(焼き柿が絶品)、こしあん入りのわらび餅(これも美味しい)、お薄。結局娘は綺麗に完食。ご飯はおかわりまでしていた。やはりこちらの料理が一番私の身体に合っていると思う。

以下は2013年3月のレビュー
すっかりご無沙汰してしまったが、今年も恒例の妻の関係のランチ会食で利用。カウンターで焼物も出来るようになったらしい。我々はいつもの個室だったが。

今日の料理は、白子豆腐(焼き白子ののった白子豆腐。ポン酢餡の塩梅もよく美味しい)、筍真丈のお椀(今日は微妙にいつもと吸地が変わって感じた。美味しかったけど)、お造り(明石の鯛とウニ 鯛はプリプリで、ウニも上質)、八寸(サヨリの寿司、穴子の八幡巻き、鰆の幽庵焼、ホタテのおろし和え、菜の花、金柑ジュレ 美しい八寸。八幡巻の芯の蕗も美味しいし、鰆の幽庵焼がとても良い)、アンコウの小鍋(醤油味でもなく、味噌味でもない小鍋。微妙にアンキモからでる甘みの移った汁。アンキモが絶妙に美味しい)、鯛めし(しっとりと柔らかめに炊かれた鯛めしの美味しさと言ったら)、日向夏のジュレ イチゴ(デザートも美味しい)、桜餅、お抹茶。

オープンして8年半、我々が通い出して7年半位になるのだが、当時まだ9ヶ月だった娘に蓮根餅のお椀、柔らかく煮られた蕪を真ん中にして回りを茶碗蒸し仕立てにした皿や雑炊など、赤ちゃんでも食べられる料理を用意してくれたことを思い出す。ここの隅でおむつ換えさせてもらったなとか、何とも贅沢な思い出も。本当に世話になったなあと今更ながら感謝。

以下は2012年3月のレビュー
妻の関係で、ランチの会食で利用した。私も娘も一緒だ。久しぶりに利用したら、廊下の脇のテーブル席がカウンターになっていた。現状こちらのカウンターの前では料理を作っていないので、京都の桜田と同じようなスタイルのようだが、女将によるといつかは目の前でと言う可能性もあるらしい。

今日の料理は、八寸(ヒラメと赤貝の手毬寿司、蛍烏賊黄身酢、金柑、鰆幽庵焼、海老と椎茸おろし和え、天豆 美しく美味しい)、アブラメと土筆のお椀(梅がちょっとだけのっていて、吸地も相変わらず美味しい)、豆腐の木の芽と蕗の薹田楽(豆腐も塩加減が良く美味しい)、お造り(本鮪の赤身 アオリイカ 鯛)、筍 湯葉 蕗の炊き合わせ(これも優しい味)、白身魚と生海苔の茶漬け(ちょっとしっかり目の塩加減ではあるが、海苔の香りが良く美味しい)、お祝いと言うことで赤飯も用意してくれていて、これも良い。苺と小さな小夏のような果物(名前忘れた)のゼリー、桜アイス(ゼリーもアイスもみな美味い)、わらび餅(こしあん入りのプルプルわらび餅)、お抹茶。

いつもの奥の個室で6人でゆったりさせてもらった。赤寶亭も後半年で8年になるのだそうだ。娘は今回2年ぶりの利用だったのだが、赤塚さんにすっかり大きくなりましたねと言われた。ブログを見直してみると我々が初めて利用したのは、2005年11月だったので、当時娘はまだ生後9ヶ月だった。その頃から娘を知っているんだものなあと思うと時間の流れの速さを感じてしまう。今回は、娘もちょっと薬味などを除いたりしてもらったものの、大人と同じ物を食べた。確かに大きくなった。

以下は2011年9月のレビュー
久しぶりに赤寶亭を接待で利用した。。今回は1階の個室だ。こちらの1階の個室の利用は久しぶりな気がする。八寸は、ウニ湯葉、イクラ、穴子、キヌカツギなど、椀物は、鱧と茄子のお椀。このお椀がやはり凄い。赤寶亭の吸地は、本当に美味い。茄子との相性もピッタリ。お造りは大間の鮪とヒラメ、揚げ物は鮎の唐揚、煮物は冬瓜と鮑の冷たい煮物。この煮物の美味いことと言ったら。そしてご飯には、海苔の赤だしに、秋刀魚の佃煮でご飯が進む。フルーツ、蕨餅、お薄といった構成だった。

東京で美味い椀物、煮物が食べたかったらやはり赤寶亭だ。

以下は2010年11月のレビュー
接待で利用した。いつもの2階の座敷だった。出てきた料理は以下の通り。
・八寸(うにと湯葉と長芋、鯖寿司、イクラ、ムカゴ銀杏等。 美しく彩られた八寸。どれも絶妙な味付けで美味しい)
・蓮根餅と海老の椀物(吸地がとっても美味い。蓮根餅も美味しい。椀物のレベルは、東京では突出しており、京都を入れてもトップレベルの美味さだと思う)
・大間の鮪、ヒラメ、アオリイカのお造り(お造りのレベルも非常に高い)
・カマスの幽庵焼き(これもとっても美味い)
・松葉ガニ(蟹味噌も身もとっても美味しい)
・鯛蕪蒸し(出汁が絶妙でとっても美味い)
・ご飯、冬瓜の赤だし、秋刀魚山椒煮、茄子の漬物、 大根の浅漬け(どれも美味しい)
・ラフランスのソルベ(これも美味しい)
・栗きんとん(しっとりした栗きんとんはとっても美味しい)
・お薄
今日は、完璧に美味しかった。椀物、煮物がとりわけ美味しく、出汁の加減が東京では最も私の好みに合っている。やはり大好きな店。

以下は2010年6月のレビュー。
私の誕生日の翌日に家族で利用した。3人だったので、前回と同様に3階の個室だ。いただいた料理は以下の通り。

・青梅の蜜煮(美味しい青梅)
・胡麻豆腐とジュンサイ(胡麻豆腐はもちろん、ジュンサイも上質で美味しい)
・赤飯、鯛の焼き物のせ(誕生日と伝えたから、お赤飯を用意してくれた。鯛も美味しい)
・鱧と賀茂茄子のお椀(これが絶品。鱧ももちろん美味しいが、本当にこちらの茄子は美味しい。賀茂茄子が、美味しい出汁を含んでともかく美味い)
・鮪とアオリイカと、マコガレイのお造り(アオリには丁寧な包丁が入っており、マコガレイも旨みしっかり)
・稚鮎の焼き物、鯵の寿司、海老と薇の胡桃和え、瓜玉子等の八寸(どれも丁寧な仕事で美味しい)
・冬瓜の煮物(これもしっかりと出汁のしみた冬瓜が美味しい事)
・帆立の蓮根・大葉包み、タラの芽、帆立の肝の天ぷら(これも良い)
・グリーンピースのご飯、水茄子・長芋・キュウリの漬物、赤だし(ご飯が美味しく、おかわりしてしまった)
・パッションフルーツのゼリー、スイカ、メロン(水菓子も良い)
・蕨餅(上品なこしあんの入った蕨餅)
・お薄

久しぶりの利用だったが、やはりこちらの味は私の身体に合ってしみじみ美味しく、東京の和食では一番好きな味だ。
娘用にもほとんど同じような感じで作ってくださって、娘もお造りまでは完食だった。八寸ではさすがにお腹いっぱいになって、途中休憩してご飯とデザートにしてもらったのだが、好物の胡麻豆腐やジュンサイ、鱧のお椀等を特に気に入っていた。そしてご飯もおかわりして、デザートは妻の分まで食べていて、娘も大のお気に入りの店なのだ。

以下は2009年8月のレビュー
久しぶりに利用。3階の個室は初めての利用だった。いただいた料理は以下の通り。

・アジの寿司、イクラ、オクラなどの胡麻和え、だだ茶豆、山桃、ハジカミ(美しく美味しい)
・鱧と茄子のお椀(丁寧に骨切りされた鱧はもちらんのことだが、茄子が美味い。美味しいお椀だ)
・鮪、マコガレイ、イサキのお造り(お造りも上質)
・鮎の塩焼き(大きいのにちゃんと骨まで食べられる美味しい鮎だった)
・ウニと冬瓜の玉締め(塩梅がよい。美味しい)
・生姜ご飯(ちょうど良い塩加減)と赤だし、香の物
・巨峰のゼリー(丁寧な出来)
・黒豆の水羊羹(これも美味しい)
・お抹茶
最近和食では湯島一二一とか、TAKEMOTOとかしっかりした味付けの店の利用が続いていたからと言うのもあるが、久しぶりに利用した赤寶亭は、やはり塩梅が程よくて好みだと実感した。こちらで食べる茄子は何でこんなに美味しいのだろうと茄子を食べる度に思う。

以下は2009年3月のレビュー
ランチの会食で利用した。通常のランチにお抹茶を付けてもらったので5800円のコースになった模様。いただいた料理は以下の通り。

・白子豆腐 帆立みぞれ和え、梅の玉子巻き、鰆の焼き物、蚕豆、はじかみ(相変わらず丁寧な仕事。どれも美味しい)
・蟹シンジョのお椀(美味しいお椀)
・小さな鰻蒸し寿司(かわいらしく美しく美味しい)
・鰹、ひらめのお造り(鰹はポン酢でたたき風に食べる。かつおもヒラメも美味しい)
・淀大根と葉玉葱の煮物(蕪のような甘みのある大根は、美味しいお出汁で煮られて美味しい)
・五目ご飯と赤だし、香の物(ほっくりと美味しいご飯)
・胡麻のブランマンジェと苺(これも美味しい)
・わらび餅(これも美味い)
・お抹茶
どの料理も丁寧で美味しい。ただ、前回夕食を食べた時も感じたのだが、食材的には以前より地味な感じになっていてように思われる。料理のクオリティはもちろんハイレベルなのだが、流れ的には、これを食べたと言う高揚感に欠けるような印象。もちろん、お出汁のレベルは非常に高く、味わい的には大好きな店であることに変わりはないのだが、食べ終わった後のCP感は、以前より低くなったように感じた。

以下は2008年12月のレビュー
クリスマスシーズンは、フレンチやイタリアンは避けて、ついつい和食を選んでしまう。今年もこの赤寶亭を利用した。

八寸は、湯葉と雲丹、鯖寿司、カラスミ大根、蟹の和え物、海老、むかご、銀杏。お椀は、お餅と帆立豆腐。お造りは鮪、アオリ、ヒラメ。煮物は海老芋と水菜。揚げ物は、牡蠣。ご飯に赤だし、香の物、サンマの佃煮。デザートは、焼き柿、栗きんとん、お抹茶。子供たちにも、玉子焼きやカマスの焼物、お餅と帆立豆腐のお椀、鮪の刺身、ちらし寿司、ラフランスのシャーベットを用意してくれた。派手さはないが、安定した美味しさ。

以下は2008年4月のレビュー
ぐるなびの登録も赤寶亭に変った。あぶらぼうずの椀物をはじめとして、料理はどれも美味しい。若竹煮の若布も筍も旨いこと。八寸は、全て丁寧で美しく、美味しい。

以下は2008年3月のレビュー
入り口の店名と角の小さな看板が赤色の赤寶亭に変わっていた。ぐるなびの登録は赤芳亭のままになっているが。

ランチで初めて利用した。5000円のコースはかなりお得感がある。ちゃんと椀物も入っているし(松葉蟹のシンジョで非常に美味しかった)、鰻とユリネ、海老の入った蕪蒸しの美味しいこと。このコスパを反映してか、満席だった。夜も良いが、ランチの満足度も非常に高い。

以下は2007年12月のレビュー
大人4人と子供2人で利用。娘は、こちらの料理が大好きなので、白子豆腐、うにの飯蒸し、せいこ蟹、お椀にお造りのトロ鰹と食べまくった。この辺りでさすがにお腹がはったらしく、鰤の幽庵焼きや、八寸、海老芋の煮物には手を出さなかったが、温かい稲庭うどんはしっかりと食べ、フルーツの苺や洋ナシ、ザクロを食べまくり。正直なもので、美味しい料理だと本当によく食べる。

子供二人が赤塚さんと握手してからお別れ。ミシュランの影響かどうかはわからないが、いつもの土曜日と異なりテーブル席もいっぱいの人。美味しい店が繁盛するのは嬉しいが、予約が取り難くなるのは困るなあと思う今日この頃。来年から店名を赤寶亭に変えるのだそうだ。

以下は2007年9月のレビュー
今日も料理は非常に良かった。
無花果に胡麻ソース、銀杏の付き出しで始まり、お椀は鱧と茄子。この鱧が上質で丁寧な骨切りがされていて汁も出汁がたっぷり出て美味しいのはもちろんだが、茄子の美味しいこと。こんなに美味しい茄子は初めてというほどだった。お造りは、マコガレイ、鱧、海老、八寸は、フォアグラ入り衣かつぎ、いくら等。焼物は蓼酢で食べる鱸の塩焼と穴子、煮物は冬瓜に蟹あんかけ、揚物は子持ち鮎の素揚げ、ご飯は舞茸ご飯、デザートは、巨峰のゼリー寄せ、わらび餅、お薄。相変わらず、どれも丁寧で美しく美味しい。やはり大好きな店。

以下は2007年6月のレビュー
つい立の出来たテーブル席を初めて利用。後からつい立をつけた分、ちょっと狭くてサービスしにくそう。

料理はすっごく良かった。焼き茄子のゼリー寄せで始まり、大きなジュンサイの酢加減、鱧と蓮根餅のお椀も絶品。お造りはアオリ、鮪等。鮎の塩焼、八寸ではアオリイカの鱧子和え、焼きカラスミ、鯵の寿司等等、酒が進む。冬瓜とカボチャの炊き合わせも美味いし、生牡蠣のもずく酢和えも、新生姜の炊き込みご飯も美味い。

そして、フルーツはスイカに甘いさくらんぼに、パッションフルーツのゼリー。これがまた美味いのだ。

自家製の本わらび餅は中に入った餡も美味いし、わらび餅も質が良く、丹波黒豆のきな粉がはえる。そしてお薄。これで11550円というのはやはり破格の美味さだ。

以下は2007年3月のレビュー
廊下のところにあったちょっと落ち着かない席のところに仕切りが出来て、こちらの席でも落ち着いて食べられるようになったし、個室も以前はつい立で二つに仕切るようにしていたが、今は広々とつい立無しで利用させてくれており、落ち着き度はかなり向上した。

子連れでもOKの店で、お願いしなくても、子供用にちょっとしたご飯物や、吸物を用意してくれたりするところも嬉しい。

料理に関しては、相変わらず椀物も、煮物も出汁が、ますますピタッと決まってきていると感じた。若狭のグジの焼物は寸分違わぬ塩加減で、焼き加減も完璧。〆の鯛めしの香りも味も万全だ。

全ての料理が美味しく、出汁系は東京ではもちろん、京都をいれてもトップクラスだと思う。コースも11550円(税サ込み)となり益々お得感いっぱいだ。その割りになぜか予約が取り易いところも良い。文句なしにいい店だ。

以下は2005年11月のレビュー
赤芳亭のご主人赤塚心一さんは招福楼出身で、この店を2004年9月にオープンする前は、乃木坂&銀座の神谷さんが以前料理長をしていた赤坂のきくみの料理長だったそう。私が京都で一番好きな割烹 桜田のご主人桜田五十鈴さんも招福楼出身なので(こちらのご主人、桜田さんの下で以前働いていらしたそう)、招福楼の味、とりわけ椀物は一番身体にあっている気がするのでこの店には行きたかったのだ。

外苑前から歩いて10分弱、元民家を改造したというお店はなかなか風情がある。シンプルな内装で(壁は塗っておらず、壁紙であるが)、お庭の見える雪見障子になっており落ち着いている。今日は、12100円(税サ込み)をオーダー。そして料理。予想にたがわず旨い!椀物もよろしく、八寸は美しく、刺身の質、酢加減の良さ、ポン酢の旨さといいい全く間違いない。〆は筍の炊き込みご飯といい、フルーツの美味しさ、上生菓子の旨さ、そしてお抹茶までちゃんと供される。

12100円と言うが、税サ込みなので、実質的には料理10000円をうたっている店と同じ価格だ。こうした正直な表示の仕方は珍しいと思うが、まじめかつストイックそうに見えるご主人の人柄を反映しているような気がする。ここは、2005年一番の当たりだった。ご主人が、玄関で正座をして送ってくださるだけでなく、外に出ては見えなくなるまで見送ってくださるところといい、京都の桜田か、神宮前の赤芳亭かっていう感じ。また、サービスしてくれた若い女性が、どちらかというと池脇千鶴系のなかなか可愛らしいタイプでこちらも○。文句無くお薦め。

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9位

リストランテ ラ・バリック トウキョウ (江戸川橋、神楽坂、茗荷谷 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/06訪問 2013/06/11

懐かしい坂田さんの笑顔に、落ち着いた内装、完璧な火加減の絶品肉料理、ワインとのマリアージュ。

すっかり人気店になってしまい遠のいていたリストランテ ラ・バリック トウキョウだが、今回は2週間程度前に、月曜営業のイタリアンでお薦めの店を予約するよう言われダメモトで電話を入れたら、坂田さんは当日いないがそれでも良ければと席がゲットできた。

コース料理はちょっと値上げしていて、9800円から。我々は9800円のプリフィクススタイルのバリックコースにして、ワインを皿に合わせてもらった。まずはアミューズでミニサンド(これが酸味のきいたキャベツで美味しい)、更にとうもろこしのムース(これもまさにとうもろこしと言う味わいで旨い)。私の冷前菜はトマトの冷製スープ 毛蟹添え。チーズや毛蟹やソルベなど色々な具材がのっているが、これをかき混ぜずに食べるように言われるのだが、これが私の好きなガスパチョの味わいで旨いし、ハーモニーも絶妙な感じだった。合わせてくれたLVNAEの白もしっかりした味わいで美味しい。続いて温前菜はサマーポルチーニと車海老のココット焼きを選んだ。昨日オマージュで妻が食べたサマーポルチーニがとっても美味しかったのでついつい選んだのだが、これも香ばしさとポルチーニの香りが良くマッチして美味しい。ワインは、Ippolito 1845のCiro Rosso Classico Superiore Riserva “Ripe del Falco”1995年。これはとっても香りよくポルチーニとの相性も抜群。パスタは、好物のピチ 自家製フィノッキオーナのソースを選んだ。ピチの割には細めだったが、モチモチした食感にフィノッキオーナの塩味とよく合う。ワインはAGENOの白ワイン。ロゼのような色合いでグラッパのような独特な香りが印象的なワインだった。メインは、馬ヒレ肉のグリル バローロソースを選択。濃厚なバローロソースに馬ヒレが良く合う。ワインもCORDERO DI MONTEZEMOLO BAROLO BRICCO GATTERA 2008年を合わせてくれて、まさにマリアージュと言った印象。ドルチェは、パッションフルーツ ヨーグルトソルベにした。パッションフルーツの種に見立てたチョコレートの粒。これもとっても美味しい。そして紅茶。

やはりこの店は旨くて居心地が良い。ワインも素晴らしかった。近所のRosso Rubinoで、こちらのパスタやワインにチーズだけでなく、バジルペーストやハム類、惣菜も売っていて夢のような店だった。

以下は2009年3月のレビュー
久しぶりにリストランテ ラ・バリック トウキョウを利用した。今回もラ・バリックコース(¥8500/税込)。ワインは、皿ごとに坂田さんに合わせてもらった。
セモリナ粉をまぶした稚鮎のフリットのアミューズで始まる。前菜で、アワビの冷たい前菜 透明なバルサミコのジュレ 肝ソース、ひげ鱈のクロケッタ、マッシュルームのペーストのタヤリンとトリュフ、馬のヒレ肉 バローロソース、デザートはピスタチオのプリン。どの料理もすばらしい。
ワインは微発泡のArneis(900円)で始まり、Bisson(1300円)、Dodon(1500円)、61年のBarolo(3000円)。どのワインも完璧だ。特にBaroloの香りの良さと優しい味わい。こうしたハイレベルのワインをグラスで合わせてくれることに感動。鮑の肝ソースとワインがぶつかるんじゃないかと心配したのだが(坂田さんにも大丈夫ですかと聞いたのだが)杞憂の終わった。
私が食べた物以外でも少し分けてもらった。例えば、帆立とホワイトアスパラガスウニ添えも、ラビオリも、薄く透明なラルドののったピチのトマトソースもすばらしい。そして、前回悶絶した小鳩の肉も脳みそも完璧。そして子羊も美味い。
接客も完璧で、ワインの説明も的確かつ面白い。前回にも増して感動した。

以下は2008年5月のレビュー
リストランテ ラ・バリック トウキョウを初めて雑誌で見た時に、オーナーの坂田さんの名前でもしかしたらと思っていたのだが、伊藤さんとさとなおさんのブログ「http://taidan.seesaa.net/article/92417065.html」で、坂田さんの経歴にアカーチェフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナクローチェ・エ・デリツィアの名前を見て、確信にかわり予約の電話を入れた。やはりフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナのオープニングの時にサービスをしていた男の子(失礼)の店だった。坂田さんは、その笑顔は当時と変らなかったが、男の子ではなく、落ち着いていたが。

自宅を改装したと言う店は、まさに歴史を感じさせる民家で、仏蘭西料亭 なかはらのような内装に一層趣きを加えたもの。2階の個室を利用させてもらった。

ラ・バリックコース(¥8500/税込)をオーダーした。プリフィックススタイルになっており、付出し・小さな前菜・冷前菜・温前菜・パスタ・メインディッシュ・デザート・コーヒーor紅茶・小菓子の構成で、それぞれに5種類位の選択肢がある。

まずアミューズで小さなロールパンのサンドウィッチがホイルに入って供される。付き出しは稚鮎のオリーブオイル揚げ(揚げ加減も良く美味しい)、冷前菜でサヨリの苦味のあるサラダ(上質の素材でなかなか美味しい)、温前菜で鮑と野菜のフリット 鮑の肝ソース(これも美味しい)、うどんのような手打ちパスタ(モチモチした食感で美味しい)、小鳩のロースト 肝ソース(火加減が完璧で、しっかりしたソース。肉質もいいし、これは絶品だ)、苺のスープ(これも美味しい)。自分の選択したもの以外も少し食べてみた。冷前菜のメジマグロと鮪のカラスミ(軽めのメジマグロでまあまあ)、ホワイトアスパラガス(ホタテが上質で旨い)、空豆のリゾット(なかなか美味しいリゾット)、馬のステーキ(火加減が完璧で絶品)。

また子供のためにお願いしたカルボナーラも濃厚で美味しかった。魚も肉も上質な素材を使っており、魚類は軽やかに仕上げている。この辺りまでは、美味しいが特別って程ではなかったが、パスタと肉料理はすばらしい。特に肉料理。小鳩は、そのレアな火加減、濃厚なソース、全てが私の2007年ベスト肉料理ルジャルダンデサブールの窒息鳩に勝るも劣らないレベルで、このレベルの肉料理にフレンチレストランではなく、イタリアンレストランでめぐり合うとは思ってもみなかった。メインでの高揚感を感じさせる珍しいイタリアンレストランだと思う。しかもドルチェも4種類全て味見してみたが、どれも外れないレベルだ。

元々坂田さんのサービスを期待して(料理にそれほど期待するわけでもなく)訪れたのだが、もちろんサービスは良いのだが、料理に関しても良い意味で期待を裏切るハイレベルな料理にビックリした。まだオープンして半年位なのになかなか予約が入らない理由も良くわかる良いレストランだった。

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10位

とり喜 (錦糸町 / 焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2013/12訪問 2013/12/21

優しい塩加減、優しい焼き加減。鴨鍋も絶品で京野菜も美味しい

まさか2年ぶりとは思いもしなかったのだが、本当に久しぶりにとり喜で鴨鍋。鍋将軍はもちろんEricさん。はじめにちぎもと丸はつ。これが旨い。そして鍋。Eric将軍が鍋は作ってくれたのだが、鴨をレアで何もつけずに食べさせたり、ミディアムにしたり、変化をつけて食べさせてくれる。つくねも同様でとっても美味しい。人参、大根、下仁田葱、トマト、湯葉、大根と白菜、それにしてもうまい。〆の前に砂肝をもらってから雑炊。こちらは雑炊を作ってくれるのだが、これが絶品だ。しかもリーズナブル。パラダイスだ。

以下は2011年12月のレビュー
本当に久しぶりのとり喜。今回も待望の鴨鍋。その前に、山葵、丸ハツ、レバー。やっぱ、旨いなあ、本当に。そして鴨鍋。鍋は、前回と同様に、鍋将軍あるいは鍋天皇、あるいは鍋金と呼ばれているEricさんが全て作ってくれた。鴨肉まるでタルタルのようなつくねも含め、色々と火加減を変化させてくれたり、特に野菜の火入れには気を使ってくれて、京人参や蕪、葱などの野菜も絶妙の火入れでマジウマ。さすが、鍋将軍。本当に旨かった。

雑炊までの間、手羽元せせり。これが食感を含め旨い。手羽先も追加。もちろん旨い。そして雑炊の旨いことといったら。本当に幸せ。

以下は2010年1月のレビュー
念願の鴨鍋を常連の方と楽しませてもらった。鴨鍋の前に、砂肝、レバー、マルハツ。いやあ、どれも絶品。やっぱり、凄い。

そして念願の鴨鍋。野菜は、京人参や湯葉も。鴨肉はもちろん、鴨のつくねもたっぷり。まずは、鴨しゃぶで。鴨出汁をすっかり吸った大根が旨いし、京人参も、そして葱も旨い。つくねも美味しい。塩で食べてみたり、ポン酢で食べてみたり、大根おろしで食べてみたりしても絶品だ。

その後、雑炊までの間(雑炊は作ってくれる)、日向地鶏と大山地鶏の食べ比べ。大山地鶏は、優しい味、日向地鶏はそれよりもワイルドな味わい。

雑炊は、そのまま食べても美味しいが、ポン酢で食べるともっと優しい味に、そして大根おろしで食べてもどれも美味しい。

鴨鍋は、3400円/1人前らしいのだが、2日以上前に要予約だとの事。この鴨鍋、とてつもなく美味しい。

以下は2009年5月のレビュー
当日電話したら、OKだというので、まるはつはとっておいてもらって、コースでお願いし、それ以外にも自家製胡麻豆腐(すっごい濃厚で美味しい)ときじ茶(上品な出汁でバランスも絶品で美味しい)をオーダーした。ちなみにコースで出てきたのは、さびやき、かしわ、小たまねぎ、ちぎも、つくね、小なす、すなぎも、玉子、皮塩、ぎんなん、まるはつ、手羽先、しいたけ。相変わらず、どれも絶品で美味しいが、やはりまるはつの旨さはさらにそれを突き抜けている。

以下は2008年8月のレビュー
前回利用した際に予約を入れてわずか2日後に家族で再度利用した。オーダーしたのは、初めてコース(焼鳥8本と野菜4本)を2人分と、事前に予約しておいたマルハツ2本、鶏肉ののったサラダ、更に娘用に海苔茶漬け。

焼鳥はどれも美味しいがやはりマルハツは別格。娘もかしわとちぎも、玉子を喜んで食べていた。もちろん海苔茶漬けも。この海苔茶漬けはシンプルな出汁でなかなか良い出来だ。

ドリンクも飲んで全部で1万円未満。やはり安い。ただ、今日は入店した段階で既に満席だったこともあり、2時間以上かかってしまい、小さな子供にはインターバルが長すぎてちょっと辛かった。

この短期間に二度ほど利用して感じたこと。それは、とり喜は、鶏肉を好きな人の為の焼鳥であると言うことだ。鶏肉そのものが好きな人になるべくそのままの鶏肉の味を味あわせてくれる店であって、例えば鶏肉の味や香りを消してしまうような過度なスモークや過度な塩、たれは極力避けている。火入れもギリギリだし、これは、例えば天ぷら屋の主人がレアな海老や烏賊の天ぷらをこの素材の一番美味しい食べ方だと主張するように、鶏肉の一番美味しい食べ方なのだと言う店主の主張なのだろう。だから敢えて刺しは、予約をしなければ用意しないと言うことなのだろうと思った。

以下は2008年7月のレビュー
初めて憧れのとり喜を利用した。勝手にもっと汚い店だと思っていたらオシャレな店なのでビックリ。しかもサービスの女の子がカワイイのにもビックリ。

そして憧れのマルハツ。新食感、そして優しい塩加減、絶妙の素材をいたわる様な焼き加減に感激。思わず、次から次へとオーダーしてしまった。ちょうちん、ちぎも、かわ、砂肝、手羽・・・。どれもこれもみんな旨い。最後に出てくる鶏スープも美味しい。

思わず、週末小上がりの席を予約してしまった。きっと妻も娘も喜んでくれることだろう。

  • (説明なし)
  • 鴨鍋
  • 雑炊

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