TOMITさんのマイ★ベストレストラン 2011

TOMITのくいだおれレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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3月11日を境に、私の外食活動は変わった。子供が怖がったこともあるが、ともかく地元優先にしようと思い、週末の外食を徒歩圏内中心にすることが多くなった。やはり、非常時には、コミュニティを重視すべきだと思った事が大きな理由だ。地元に良い店が増えたことももちろん理由の一つだが。

震災後、閑散としたレストランを何とかできないかと、これまで以上に外食しようと決意した。自粛ムードを煽る、マスコミや政治家は糞食らえと思った。ヤシマプロジェクト、フェースブックでの「外食産業を救済しよう」など、同じような考えをもつ人が多くいたことがとっても嬉しかった。リーマンショックの教訓は、全員が同じ方向を向いてしまったら、市場経済は成り立たないと言うことだったはず。資本主義の根本である市場は、反対の行動をとる人、つまりは異なる価値観を持つ人なしには成り立たないと言う事を学習していないのかと思うような、相変わらずなマスコミと政治家にガッカリさせられた一方、フェースブックを通じて、私と同じような考えを持つマイノリティとつながれると言うことが実感できた1年でもあった。

堅い話になってしまった。それでは、本題に戻って「ベストレストラン2011」について。基本的に、主要メンバーは不変だ。フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナの復活は本当に嬉しかった。フォリオリーナのように1組限定のレストランで、「木挽町大野」や「坊千代」と言うリーズナブルな良店との出会いも嬉しかった。食べログの弊害でもあるのだが、急激に有名になり、急激に客層が荒れるので、会員制、一見さんお断りの店が東京でも増えていくのではないか。1組限定のレストランは、そうした傾向の序章のような気がする。

今年オープンした店でも、「晴山」や「徳うち山」はとても面白かった。京都でも、東京でもない味。とても刺激になる。高知インスパイアの「一二岐」もそうだが、地方料理を組み込んだコースが新鮮で楽しく感じる。日本は料理に関しては奥行きが深いなあと実感させられる。更に、そして12月に入って「くろいわ」との衝撃的な出会い。イタリアンであれば、「ヴィンチェロ」や「バリック」、「ビオディナミコ」のように皿ごとに合わせてくれる店は多くなったが、和食で皿ごとに日本酒を合わせてくれる店はまだ珍しい。しかも衝撃的に美味しい日本酒が料理に合わせられ感激した。2011年は和食の当たり年だと思う。

とんでもリーズナブルな店も今年の特徴。「ヴィノシティ」、「ヴィノシティ マジス」は衝撃だった。この価格でやっていけるのかと思えるようなクオリティの料理に、優秀なソムリエが、「○○○のようなワインで、2千円台で飲めるもの」とか、ご無体なオーダーにも答えてくれる。ワインは価格じゃないって事を教えてくれる店だ。

マイ★ベストレストラン

1位

フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ (中軽井沢、信濃追分 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥20,000~¥29,999

2011/02訪問 2011/02/15

新たなメッカは、ゆったりと時間が流れ、子供も遊べる広い庭の素敵な空間もある。料理はより深く、より濃厚に。

1月23日に軽井沢であのフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナが再開という案内を頂戴して、もう行きたくて行きたくてウズウズしていたのだが、やっと実現。オープンの日には、プリザーブドフラワーを贈っておいたのだが、ちゃんと飾ってくれていて、店内には我々のような信者からの貢物の花等が色々置かれていた。

今日は、東京も雪だったのだが、軽井沢はすっごい雪。しかも雪だるまも出来ないようなパウダースノーだ。タクシーで軽井沢駅から店に向かったのだが、タクシーの運転手さんは、「もしかしてあの最近出来た所かな」ってなノリで連れて行ってくれた。それも当たり前で、もちろん看板も出ていないし、どこにもフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナとは書かれていなくて、単に「Kobayashi」とあるだけ。店に着いたら、小林さんの息子さんと遭遇。話は聞いていたけど、お会いするのは初めてで、娘の3歳上なのだが、NEWSの山Pのようなイケメンだった。

どこから入れば良いのかウロウロしていたら、小林さん登場。そして久しぶりの葉子さんにもお会いできた。二人目のお子さんをおんぶしながらキッチンで料理している。以前よりもずっとアットホームな感じで、1卓だけあるテーブル、そして暖炉。小林さんが毎日薪割しているのだそうだ。テラスには、中目黒のフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ時代に見慣れた椅子が置かれていたりしいる。

内装は温かい感じで、テーストは中目黒の店とちょっと異なるのだが、アルマーニ 銀座タワーをデザインした西森事務所の手による物なのだそうだ。ご自宅も併設されたこちらは、庭も広く、今日は一面の銀世界でパウダースノー。料理の進行もゆっくりしていて、娘は料理が出てくるまでの間、何度も外に出て駆けずり回っていた。フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナとしての営業は9月から5月までで、6月は休み、7月8月は店内は使わず、20席程度のトラットリアとしてこちらの庭で料理を出すそうだ。

スプマンテを使ったカクテルで始まる。その後に白ワイン、赤ワイン、食後のグラッパが料理に合わされる。
出てきた料理は以下の通り。
・アワビと野生のキノコを盛った古代米のリゾット(かなり濃厚な味付け 娘用にも少ないポーションで用意してくれた)
・子牛のオッソブッコ ポレンタ(マリーエ時代を思い出すような濃厚な味わい。骨髄がこれまた美味しい。こちらも娘用にも小さなポーションで用意してくれた)
・チーズのスープ アーティチョークの素揚げ オリーブの香り(深い味わいのスープ。こちらもこちらも娘用にも小さなポーションで用意してくれた)
・娘にショートパスタを出してくれて、我々にはジビエのリゾット ちりめんキャベツ包み(これも美味しい)
・鳩のグリル チョコレート風味のソース(内臓系にチョコレートの風味をつけたソースが別に供される。鳩の火加減は完璧で、旨い)
・チーズと鰻の稚魚(これも美味しい)
・セルフィーユのスープ 洋梨のソルベ(洋梨のソルベとの相性も良く美味しい。娘にも用意してくれた)
・エスプレッソ

料理は、中目黒のフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ時代よりもポーションは大きめでかなり満腹になる。味わいも、むしろマリーエ時代に戻ったような濃厚さ、奥深さを感じさせた。彼の場合、毎回テーマが違っていたりするので、今回はたまたまそう言う趣向だったのかもしれないが、それだけにまたここを訪れたいと強く思ってしまう。

軽井沢のこの辺りは、水が硬水で、パスタを打ったり茹でたりするのにとても適しているとのことで、東京で料理をするよりも、イタリアと同じ感覚で料理できると嬉しそうに話していた小林さんが印象的だった。軽井沢移転はもう8年以上前から検討していたのだそうだ。ところが、リーマンショック後に物件が全く動かなくなってしまい、今日に至ったのだそうだ。

何しろ、ゆったりと時間が流れ、キッチンには小林さんの二人のお子さんもいて(時々まだ1歳の下のお子さんの泣き声が聞こえたり)、レストランと言うよりも小林家のリビングに招かれているような感じで、あっという間に4時間以上過ぎていた。私はすっかり酔っ払ってしまい、途中何度も気を失ってしまったし、このまま泊まれたらどれだけ幸せだろうと思いながら過ごした。

軽井沢に向かう新幹線の中では、食事を終えてから、アウトレットにでも行こうかとかデリカテッセンにソーセージでも買いに行こうかとか話していたのだが、結局帰りの新幹線にギリギリの時間になってしまい、結局、このレストランで食べるためだけに新幹線で往復して、他の事は一切できなかったのだが、それでも満足できてしまった。それは私が単に彼のファンだからかもしれないが。

軽井沢に移転した事で、今まで以上に彼のファンのみがわざわざこの店を訪れ、この店のレビューを書くため、現状でもとてつもなく食べログの点数が高くなっているが、この店の料理は、決して誰にとっても快適な料理ではない。マニア以外には薦められない店であることは、軽井沢にあっても変わらない事は書いておく必要があると思い付け加えさせてもらった。

  • カード
  • キッチンを覗いて
  • (説明なし)

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2位

第三春美鮨 (内幸町、新橋、虎ノ門 / 寿司)

7回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2020/08訪問 2020/08/13

9月末で廃業!娘にとってはおそらく初めてで最後になってしまうであろう長山さんのにぎり

7月21日にフェイスブックで長山さんが9月末で廃業するってこと大久保さんの投稿で知り、動転して電話した。今、平日名古屋だし、このまま会えないままになっちゃうんじゃって思ったら、今年はお盆休みを短くするっことで今日の昼家族で伺えた。娘は部活で行けないって話だったんだが、ちょっと早めに終わりそうと言う事だったのでめでたく3人で。娘は7年前に一度、第三春美で食べた事はあるのだが、土曜日に川島さんが握っていた時だったので長山さんに会うのは初めて。

私はたっぷり、妻と娘は軽めでお願いした。星鰈 昆布〆、イワシ、赤身、真鯵、イクラ、キス、茹で上げのでっかい天然車海老、コハダ、ホッキの紐 炙り、ウニ、平貝炙り、蝦蛄、穴子、北寄貝炙り、手巻の鉄火巻き、出汁巻。

このシャリ、このにぎり、このネタ、全てがずっとずっと食べ続けてきた私にとっての最高だった。さいとうで食べても水谷で食べても私にとっての最高で基準は長山さんで変わらなかった。25年位前に初めてこの店を知って、当時はオフィスも近かったので毎週長山さんのにぎりをランチで食べさせてもらって、ネタの旬を教えてもらった。魚はもちろんだが、貝や山葵、海苔についても教えてくれる人は他にいなかった。長山さんがいて、長山さんに色々教わることが出来たから、だからニューヨークに行っても、シェフたちに大切にしてもらう事が出来た。私にとっては、原点であり全てである長山さんの店がなくなってしまう事は自分にとっての料理に対する情熱の多くが失われるような感覚でその喪失感は半端ない。これから迷った時にはどこにいけばいいのか?

長山師匠、本当に寂しいです。長い間食べ歩いているとまだ自分が若かった頃可愛がってくれて色々教えてくれた料理の師匠たちが引退していく姿を何度も何度も繰り返し見ることになるというと悲しい未来しか想像できず、ただ涙です。

あんずと海苔をいただいた。
悲しすぎて一緒に写真を撮ってもらう事も出来なかった。
フェイスブックで第三春美鮨で大量キャンセルがあったと知り、早く終わった宴会の後に伺った。

店に着くと先客が3名ほどで内1名は私と同じようにキャンセル情報で来たそう。私の後に3名が入店したが、満席にはならず。久しぶりに来れてラッキーだった。

ある程度食べていたので、にぎり中心でお願いした。
ナマコ酢と煮牡蠣のつまみ。熱々の出汁巻。旨い。
にぎりはヒラメ、鯵、ヒラメ、トロ、ジャバラの大トロ、コハダ、春子、つまみで穴子の串焼き、炙り平貝、ウニ、穴子、マグロの手巻き。いやあ美味しい。
今の季節は生トリ貝かと思ったら、今年は遅れているとのこと。それはちょっと残念。
近時価格暴騰していると言う御殿場の真妻山葵がまた甘さもあって水っぽくなく最高に美味しい。
梅干のお椀も美味しいし、あんずのシロップ漬けのシャーベットも美味しい。

大満足。77歳になると言うのに相変わらず元気な長山さんとも会えて嬉しかった。
最近は10時には閉店しちゃうし、土日は営業しなくなって久しいしですっかりご無沙汰の第三春美鮨。オフィスが近かった頃は毎週通っていたのに。今日は東京ビックサイトに行く予定だったのでランチで寄ってみた(伺う前に予約の電話したけど)。

オーダーしたのはたっぷりコース(1万円 14貫と巻物)。大間のヒラメ、佐伯のスミイカ、沼島のアジ、ゲソ、大浦のコハダ、下北半島 奥戸のシビの赤身、松浦の車海老、下北半島 奥戸のシビの中トロ、標津のイクラ、千倉の真鯖、国後島のエゾバフンウニ、ヒラメの皮、走水のカンヌキ、韓国 忠武の穴子、玉子焼き、アラの味噌汁、鯖の手巻き寿司。

今日も美味しかった。特に鯵と鯖。以前から羽田の穴子が油臭かったりすることがあったが、最近は塩素臭いこともあってこれらの比率が上がっていることから韓国の穴子に切り替えたそうだ。相変わらず海苔も山葵も最高に美味しい。

長山さんも77歳だそうだ。相変わらず毎日豊洲に仕入れに行っているんだから凄い。ちょっと耳が遠くなったかもしれないけど。もう25年も食べ続けているので、ここの寿司が一番しっくりくるし一番美味しい。
新橋でランチになってすっかりご無沙汰してしまっている長山さんに会いに第三春美鮨。

長山さんが英語をしゃべっているのにビックリ。途中からフラれて通訳したけど、それにしても必ず外国人客がいる。今日は中国系アメリカ人だと思うけど、ネタにも詳しいなあとちょっと感心。20%は外国人客との事。しかも最近は外国人客の方が日本人客より寿司に詳しいって長山さんが言っていた。20年前は昼に来ると今は亡き新橋お多幸のご主人と2人って事が多かったんだけど、昼も外国人客に会う。

あまり海老は好きじゃないんだが(特に茹で置きの海老)、第三春美鮨の海老は必ず食べたいネタ。寒ヒラメ、スミイカ、赤身、イクラ、コハダ、アジ、干瓢巻きなど。美味いなあ、やっぱり。
寿司屋は行きつけに限ると思うが、私にとって一番の行きつけは20年以上通っている第三春美鮨1864で高橋さんと長山さんの事を話したこともあって、ついつい1864でたっぷり食べた後に第三春美鮨に寄ってしまった。

長山さんと陶芸仲間の高橋さんの1864で食べてきた後だと告げて、数貫だけ食べさせてとわがまま言って。お通しでホヤ。こちらのホヤは全く臭くなくて本当に美味しい。にぎりは、沼島の鯵、富津の白ギス、天草のコハダ、そして三河湾の殻付きトリ貝。こちらのトリ貝は、20年以上前の4月に初めてランチで利用した時に衝撃を受け、通い詰めるきっかけになった寿司ネタだ。やっぱり旨いなあ。アサクサ海苔が食べたかったので、鉄火の手巻きで〆。この海苔が本当に美味しい。そして寒天。高橋さん、長山さんと言う75歳になる大好きな料理人の梯子ってなんて幸せな一日なんだろう。いつもまでも元気でいて欲しい。
オフィスが遠くなってしまって、すっかりご無沙汰な第三春美鮨。20年前は毎週来ていたんだけど。今日はたまたま、近くでミーティングがあったので寄ってみた(ランチは予約が必要になったらしい。知らなかった)が入れてもらえた。

昼なので軽めのコース(7210円)にした。出て来た握りは、真鯛、スミイカ、赤身 9日目、赤身 5日目、コハダ、車海老、ホッキ貝の小柱、ゲソ、穴子、香り高いあさくさ海苔の鉄火手巻。やっぱりここの鮨が一番しっくりくる。

何十年も通っていると、見たことあるお客さんと一緒になる事が多いが、ここもそう。それが鮨屋のいいところでもある。今日、隣に座っていた福岡から来ていたおじさんもおそらく何度か重なった事のある昔からのお客さんだと思う。
KEMURIでの宴会は食べ物がサラダと枝豆、鶏肉の唐揚げ 山賊あえとポテトフライ程度しかなくて、飲み放題で飲むだけだったので、10時閉店だと言う第三春美鮨に無理言って9時40分に入店してちょっと握ってもらった。出水東町の新イカ、沼島の春子、有明海のコハダ、つまみで気仙沼の戻り鰹をポン酢と山葵漬けで、にぎりに戻りもう一度コハダ、姫島大栄丸の天然車海老、鬼殻焼き、煮蛤。梅干しと山芋の入った吸物、寒天黒蜜。いつものように美味しかったし、戻り鰹をポン酢と山葵漬けで食べるつまみもとっても美味かった。

以下は2016年6月のレビュー
久しぶりの第三春美鮨。カウンターは満席で、つまみの間は奥のテーブルで。梅錦のぬる燗で、つまみをつまむ。ホヤ(旨い)、鮑の肝豆腐(マジウマ)、刺身は、マゴチ トロ アオリイカ 白キス 小肌(旨い)、焼立ての出汁巻き(熱々で旨い)、4年半熟成のスルメイカの塩辛(旨過ぎ)、平貝の磯辺焼き(これもまた旨い)。
やっとカウンターの客が1組終わって、にぎりから、カウンターへ。マゴチ、鰹、白キスの昆布〆、茹で上げ天然車海老、蒸し鮑、小肌、真鯵、殻付きとり貝、マゴチの皮、車海老の鬼殻焼き、子持ち蛤の煮蛤、いつもの南高梅とジュンサイのお椀、かんぴょう巻き、黒蜜寒天。この時期までトリ貝があるなんでビックリ。車海老の旨さ、子持ち蛤の煮蛤の旨さ、いやあ、旨い。本当に美味しい。

以下は2015年8月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しに第三春美鮨。オフィスが遠くなってしまったので、最近は全く伺えなくなってしまっているので、ちょっとだけ寄らしてもらって数貫握ってもらった。シマアジ、青柳、シメサバの炙り。旨い。美味しい浅草海苔の手巻きも食べたくなって鮪の手巻き。いやあ、美味しかった。こんな使い方をさせてもらえて嬉しい。

以下は2015年8月のレビュー
今日は、妻の学会に娘がついて行ってしまい、一人の夕食だったので、長山さんに会いに行こうと、第三春美鮨へ。2階まで満席で大忙し。ホヤとキュウリの酢の物、もずく酢、赤身 トロ 新子 鮑の酒蒸しの刺身。にぎりに移って、尾鷲のメイチダイ、釧路の真鰯(この鰯凄い)、沼島の真鯵(これも凄い)、出水東町の新イカ(醤油と塩 新イカの旨い事と言ったら)、姫島の天然車海老(茹で上げの旨さ)、富津の白キス、篠島のみる貝、大間の赤身、トロ(もう大間なんだ)、子安の穴子、天草の新子(あっさりと美味しい新子)、気仙沼の鰹、3年物のたくあんと大間のトロ 有明海の浅草海苔の手巻き(海苔の旨さ、ちょっと酸味のあるたくあんとトロのベストマッチ)、梅のお椀、寒天。いやあ、旨い。長山さんももう73歳か。

最近、外人の客が多いのだが、今日も3人ほどいた。長山さんから、「英語で説明してやって」とか言われて話したのだが、どうやってこの店を知ったのか聞いてみたら、食べログだとの事。外人も食べログ調べてくるんだ。
 
以下は2015年5月のレビュー
ホテルニューオータニの立食パーティーで久兵衛の皿に盛られた寿司がサーモンだったり粉山葵だったりでビックリした事もあって、ついつい第三春美鮨に寄って数貫握ってもらってから帰る事にした。マコガレイ、アジ、トリ貝、車海老、ネギトロの手巻。やっぱり旨いなあ。トリ貝も数ランク上だし、茹で上げの車海老の旨さも悶絶物。梅干しとジュンサイのお椀に黒蜜寒天で〆。食べたくなった時に電話して数貫つまんで帰る。こんな使い方が出来る寿司屋がやはり理想だ。

以下は2015年1月のレビュー
ちゃんと夜に第三春美鮨を利用するのは本当に久しぶり。時々一緒に食事をする、私と同じ長山さんのファンの人と二人で利用した。つまみから全ておまかせにして、飲み物は樽酒梅錦つうの酒 樽詰めより16日目のぬる燗。

出てきた料理は、数の子 わさび漬、煮烏賊、ヒラメ トロ みる貝 赤貝のひも、穴子の串焼き、出汁巻、真鯖のしめ鯖 炙り。いやあ、旨い。にぎりに移り、茹で上げのでっかい車海老(いつもながら絶品)、コハダ、つまみで赤貝の肝(こんなに旨いとは!)、にぎりに戻り、津軽海峡は大畑のシビ208kg14日目の赤身(旨い)、中トロ、鯖、大トロ、みる貝、青森の鯵ケ沢の寒ヒラメ3日目昆布〆、活〆、ヒラメの皮の炙り(これがまた旨いのだ)、早めにいつもの梅干しのお椀、つまみで、ヒラメの肝ポン酢(なにこのありえない旨さ!)、またにぎりに戻り、サヨリの2年目のかんぬき、かんぬきの皮の炙りのつまみ、にぎりでホッキ貝、先程の車海老の殻焼き、にぎりで赤貝のひも、つまみでひも焼き、にぎりで煮蛤、浅草海苔で巻いた大トロの手巻き、つまみで煮穴子のツメと塩、黒蜜寒天。いやあ、やはり旨い。こちらのネタはピカイチだ。シャリがちょと大きめなので、もうお腹いっぱいになり過ぎて苦しくて仕方なかった。今日は26560円になった。食べ過ぎ。でもこのネタのクオリティを考えるととっても安いとつくづく思う。

以下は2014年9月のレビュー
今日も、口直しで寄らせてもらった。21時過ぎに電話してサクッと食べさせてもらったのだが、やはり寿司屋は何カ月も前から予約するのではなく、こうやって食べたくなった時にサクッと食べさせてくれるような店が好き。トリ貝と車海老を入れて10貫程度お願いしたのだが、三重の天然のシマアジも、この季節とは思えない肉厚の茨城のトリ貝(生と炙り)も、出水の新イカも、茨城のでっかい黒鮑の酒蒸しも、別府の茹で上げの天然車海老も、佐賀のコハダも、沼島の真鯵も、尾鷲のメイチダイも、長万部の北寄貝の炙りも、富津の白キスも、大間のシビの大トロの手巻きもどれも旨かった。そして梅のお椀に、黒蜜寒天。幸せだ。

以下は2014年4月のレビュー
この季節のトリ貝がやはり最高。

以下は2013年11月のレビュー
クルーズクルーズでの宴会の後、口直しにちょっとだけつまんで帰ろうと第三春美鮨に電話して4~5貫程度つまみたいんだけどといい?と聞いてから立ち寄った。食べたのは、小樽のシャコ、大間のシビの赤身、能登の宇出津の寒鰤、寒鰤の皮、大浦のコハダ、玉のつまみ。そこそこ食べてからだったので、これで〆た。黒蜜寒天も出してくれ、サクッと20分程度で帰る。こんな贅沢な使い方が出来るのが長年通っている者の特権かも知れない。川島さんがいなくなり、土曜日は営業しない事が決まったとのこと。

以下は2013年11月のレビュー
皮はぎと肝も新イカも、三厩のシビの赤身も旨かった。川島さんがいなくなって、長山さん一人で大変そうだった。土曜の営業は行わなくなるかも。

以下は2013年9月のレビュー
相変わらず、昼は少なくとも毎月利用はしているのだが、夜はすっかりご無沙汰。今回は土曜日に有楽町で映画を観た後、家族で利用した。ソフトドリンクもないし、あまり子供歓迎ではないのだが、娘もかなり寿司屋の経験も積んだので、そろそろいいかと思っての利用だった。

土曜は長山さんはいなくて、川島さんが一人で奮闘中。しかも土曜は夜でもお得なセット(14貫と巻物 1万円、10貫と巻物 7000円)が楽しめることもあり、大繁盛だ。カウンターは満席なので、時間がかかるし、テーブルになってしまうと言うのは予約の段階で確認された上での利用だった。

妻は娘が出来てからは初めてなのでもう8年以上利用していないことになるし、娘は初めての第三春美鮨。私は14貫に、妻は10貫にして娘はいつものようにお好みにしようかと思ったのだが、どれも美味しいよと言ったら、色々な物を食べてみたいと言うので、妻と同じように10貫のコースをさび抜き小さめのにぎりでお願いした。

私はぬる燗をお願いしたのだが、あてに出てきたしめサバの腹の炙りが、何とも言えず旨い。娘も思わず微笑む。14貫のにぎりは、気仙沼の戻り鰹、尾鷲のメイチダイ、出水車町の新イカ、大間の中トロとづけ、大浦の新子、姫島の天然車海老、釧路の真鰯、標津の塩イクラ、寿都のヒラメの昆布〆、沼島の真鯵、桑名のヤマトハマグリの煮蛤、子安の穴子、玉、鉄火巻き。10貫は、イワシまでと穴子、玉に鉄火巻きだった。娘はもう限界といいながらも、車エビまでと穴子と玉の9貫も食べた。娘に本物の美味しさを食べさせてあげられて良かった。

以下は2013年7月のレビュー
7月の半ばと言うのにまだトリ貝が美味しい。一方、マグロは壊滅的らしく、この時期に戸井のチュウボウ(86.4kgの本鮪)にもかかわらず、最も価格の高い時期の大間のシビと同じ位の価格とのこと。今日は気仙沼の鰹も最高に旨かった。もう鮪出さなきゃいいのに。

以下は2013年5月のレビュー
とり貝が美味しい季節になった。煮蛤を食べて思ったのだが、紀文寿司の煮蛤も美味しかったが、第三春美鮨の煮蛤は蛤自体のクオリティが2段階位高い旨さだと思った。やっぱりこちらの素材の質の高さはダントツだと思った。

以下は2013年4月のレビュー
今は鰹が良いはずなのに、良い鰹がなかったよう。一方、今は良くないはずのシビの赤身がすっごく良かった。那智勝浦の269kg 延縄漁 熟成11日目だったようだ。

以下は2012年12月のレビュー
今年最後とランチにぶらっと寄ってみたら、カウンターは満席だし、2階も客が入っているのに、川島さんがお休みでてんてこ舞いだった。
この季節のシビの赤身はやはり旨い。真鯖もとっても旨かった。

以下は2012年11月のレビュー
久しぶりに夜の第三春美鮨。つまみは、烏賊のシンジョとシシャモの干物で始まる。旨い。戻り鰹、新イカ、カンヌキ(戻り鰹は、すっごい。ポン酢に両面を漬けて、自家製の山葵漬けをのせて食べるように言われる。これが旨い。新イカも、カンヌキも旨い)、カンヌキの皮の焼物、コハダ、シャコも美味しい。粕漬けイクラと8年熟成のスルメイカの塩辛(いやあ、これが旨くて酒が進むことと言ったら)、にぎりに移る。カワハギと肝、シビの赤身、中トロ、春子、真鯖、車海老、戻り鰹の腹、エゾバフンウニ、大トロの手巻き。いやあ、美味しかった。

そしていつもの梅干のお椀、黒蜜寒天。どれも相変わらずの美味しさだったし、長山さんと話しながら食べる楽しさが格別だ。

以下は2012年8月のレビュー
大間のシビが始まった。145kg 熟成8日目のシビの赤身はこの時期にしては濃厚で深みのある味わい。旨い。

以下は2012年5月のレビュー
佐渡の定置網漁のシビ155kgの赤身、この季節とは思えぬ血の香りの濃厚な素晴らしい赤身だった。千葉県竹岡のマコガレイの浜〆と昆布〆の食べ比べも素晴らしかった。

今年は、ペラペラの鳥貝しか出なくて、2日しか出せるクオリティの鳥貝がなかったそうだ。1997年の4月に初めてこちらでランチをした時に感動した鳥貝の旨さが懐かしい。

以下は2011年12月のレビュー
氷見の寒鰤の上品な美味しさ、標津の生もみ 塩いくらの美味い事と言ったら。

以下は2011年9月のレビュー
オフィスが近所にあった頃は毎週ランチに通っていたし、浜松町に移ってからも頑張って月に2回程度は通っていたのだが、今度はオフィスが六本木になってしまい月に1度が限界になってしまった。今年は大間が早い。仕入れ覚え書き 続が発売されていたので購入した。しばらく楽しめそう。

以下は2011年5月のレビュー
同じようなペースでランチには通っているのだが、今日はアレグロでの宴会メニューお料理があまりに少なかったので、こちらに立ち寄り、握りをつまんで帰ることにした。

お願いしたのは、美浜の殻付きとり貝(この季節のとり貝は本当に美味い。私がこちらに通い始めるきっかけになったのも約15年前の4月にこのとり貝があまりに美味かった事だったのを思い出す)、一色の天然車海老(茹で上げの車海老はレアで本当に美味しい。これだけ上質の車海老は他では食べられない)、桑名の内海のヤマトハマグリの煮蛤(ツメも美味いし、旨い)、サッパリしたものを食べようと、コハダ、カスゴの昆布〆を食べ、トロ鉄火の手巻きで〆た。5400円だった。安い。

旨くて、ちょっとムカついていた機嫌も直って帰ることが出来た。最近は、夜のこちらの利用はこんな使い方ばかり。前回の夜の利用も機嫌直しの第三春美鮨と言う同じパターンだったなあと店にちょっと甘え過ぎかと反省。

以下は2010年12月のレビュー
相変わらず、月に2回程度はランチに通っているのだが、今日はこちらの近辺で宴会があり、しかも飯が不味かったので、宴会が終わった後、こちらに電話して数貫だけ口直しにつまませてもらって帰ることにした。

お願いしたのは、鮭児(腹か背かと長山さんに聞かれ、鮪は赤身にするつもりだったので、腹にしてもらった。こんなにも上品な脂の加減が鮭児の世界なんだと感激。これは、サーモンとは全く別世界の旨さ。鮪の大トロよりも、気品を感じる旨さだと思う。)、新イカ(やはりこの季節は新イカ)、車海老(茹で上げの車海老は身も立派で旨い。茹で上げでない店の車海老はもちろん、他の店だとあまり車海老を好んで食べないが、こちらでは必ず食べたいと思う。例えば、日本橋橘町 都寿司の車海老は、こちらよりも20%~30%位小さいのだが、旨みは半分程度に減ってしまうと思う。)、鯖(〆加減も良く、美味しい)、赤身(大間の一本釣り。この上品な旨さは今の季節ならでは)。宴会でジャンクな、サンドイッチや焼きそば等を食べた後でそれ程食べられなかったので、この程度で止めて、ただ海苔が恋しかったので、巻物ではなく、海苔だけをもらった。香ばしく美味しい海苔を醤油で食べて〆。今回で、今年は最後の第三春美鮨。今年も大変お世話になりました。

以下は2010年11月のレビュー
鮪の旨い季節になった。深みがあってその奥に上品な脂の甘さを感じさせるエロティックな赤身の味わいはこの時期ならではのもの。この時期の赤身を食べてしまうと、他の季節にもう鮪は出さないで欲しいと思うほどの美味しさだ。この赤身の美味しさの舌の記憶を、他の季節の凡庸な鮪の味わいで汚さないで欲しいとすら思う。最近は、漁場がずれて、大間の対岸の戸井では全く鮪があがらなくなっているのだそうで、津軽半島の三厩へ漁場が移ったそうだ。今日のシビも一本釣りの三厩のものだった。

以下は2010年5月のレビュー
ランチばっかりだった第三春美鮨を久しぶりに夜に利用した。

まずは、帆立の肝、ホヤ、穴子の炙りがお通しで出た。これがどれも旨い。
つまみで、初鰹、中トロ、アオリイカ(どれも旨いが、特に鰹が好き)

握りに移り、殻付き帆立貝(とろけるような食感)、鮪の赤身、トロ(どちらもこの時期にしては上出来)、ジャコのツメ(旨い)、シャコの炙り(これも良い)、コハダ(やはり良い)、赤ウニ(あまい)、車海老(絶品)、車海老のかぶとの炙り(これももちろん大好き)、殻付きトリ貝(やっぱり旨い)、鯖(この時期とは思えぬ脂ののり)、煮蛤(絶品)、マコガレイの皮の炙り(香ばしくて美味しい)、鯵(これはまあまあ)、穴子(美味しい)、ネギトロ(ネギトロの太巻きの美味しい事)、焼き立ての出汁巻き。
やっぱりしみじみ旨いが、お腹ははち切れんばかりだった。

梅干のお椀、黒蜜寒天で〆。大満足だった。長山さんとの話が楽しく、やはり行きつけの寿司屋は良いとつくづく思える夜だった。

以下は2010年1月のレビュー
毎月2回程度はランチに伺った2009年だったが、年末には伺えず〆の玉子焼きをいただけなかった。残念。2010年初の第三春美鮨は、ランチなのに予約で席がいっぱいで2階にまで団体が入っていた。いつものようにお願いしたのだが、今シーズンは走りの時はシビが良かったが、何となく竜頭蛇尾だったなあという印象。今日の赤身も悪くはなかったが、昔の記憶のシビの赤身とは格差があった。一方、鯖は良い。本当に旨い。そして煮蛤。先日夜に東日本橋の日本橋橘町 都寿司で食べた煮蛤の数倍旨かった。煮ツメの旨さだけではない。蛤自体が旨いのだ。今から思えば、私が第三春美鮨に通いだしたきっかけも貝の旨さだったなあと思い出した。どこの寿司屋も寿司の花は鮪だと言うのだが、貝が主役になりうるということを教えてくれたのが、第三春美鮨だ。

以下は2009年9月のレビュー
昼の松(2650円)がメニューから消え、知っている人にのみ出す裏メニュー化した。今日の大間の赤身はかなり良かった。去年より味が深まるのが1ヶ月くらい早い気がする。

以下は2009年8月のレビュー
今年の夏は、良い鮪が出てくるのが早い。今日は噴火湾 砂原の延縄漁のシビだったのだが、この時期の赤身にしては上出来だった。

以下は2009年7月のレビュー
最近は相変わらず昼ばっかし。今日の昼の松(2650円)は、この時期には珍しい大間の赤身(しっかりした赤身)、今年は全くの不漁だった鰹(これが旨かった)、鯵、穴子、かんぴょう巻。お椀はマナガツオのアラ。約20日ぶりだったが、やはり良い。特に、今日の鰹は今年のベスト。

以下は2009年2月のレビュー
今日の昼の松(2650円)は、大間のシビの赤身、浜〆の寒ヒラメの昆布〆、寒鯖、子持ち白魚、玉子焼き。シビはピークを過ぎた感じ。寒ヒラメは、プリプリ。白魚は、卵のプチプチした食感。生と茹でた物を1貫づつだったが、生よりも私は茹でた方が美味しく感じた。今日のベストは寒鯖。口に入れるやとろけるすごい鯖だった。

以下は2009年2月のレビュー
相変わらず昼ばっかしの第三春美。年明けの松(2650円)は、濃厚なシビの赤身、新イカと言える程度の柔らかさのスミイカ、コハダ、ミル貝の炙り、鉄火巻き。冬のシビの赤身は本当に美味しい。

以下は2008年7月のレビュー
相変わらず少なくとも2週間に一度程度は昼に伺っている。一時期の混雑は減って、最近は少なくとも昼時は落ち着いているのが嬉しい。2650円の松でも十分幸せ。今日は、境港のシビの赤身2貫、千葉は竹岡のアオリイカ2貫、北海道は江差の青柳2貫、神奈川は子安の穴子2貫、玉子焼き。マコガレイのアラの味噌汁がまた美味しい。腹八分目で、しかもこの程度の価格なら毎週でも食べられるし、季節を感じることが出来る。私がこの店を初めて知ったのは97年の4月だが、職場から歩ける範囲だった頃は、毎週このランチ(当時は2650円の松だけでなく、2000円も竹もあった)を食べていた。このランチの場合は、ネタが小さめだったりはするのだが、夜と同じものであるし、継続的に食べるには財布にも優しいし、鮨ネタで季節を感じられお薦めだと思う。

以下は2007年11月のレビュー
イクラの西京漬け、余分な水分が抜け、まったりして美味しい。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりの夜の第三春美。刺身で、鰹、蒸しクロ鮑、フッコ、大間の大トロ。
ありえない美味しさのホヤ(ホヤって実は初体験だったのだが、うまいのなんのって感じだった)、鮑の肝焼き(最後にはご飯を混ぜて食べるのだが、美味すぎ)、穴子の串焼きがつまみで出てきて、握りへ。

まず走りの新子(美味い)大間の赤身、中トロ(まだ走りなので、この季節にしては上出来)、黄鯵(もちろん松栄丸のものだが、これは美味すぎ)、茹で上げと炙りでとり貝(今年は今の季節になってもとり貝が美味い)、ミル貝(これもすごい)、白キスの昆布じめ、赤ウニ(美味いが甘さがピーク手前程度か。)、鰹のハラスの炙り(これも美味い)、茹で上げの車海老(相変わらずのピタッと決まった茹で加減で美味い)、づけ(第三春美独特の乳酸発酵させたづけ。程よいづけ加減で美味い)、煮穴子(塩とツメで これももちろん美味い)、ネギトロの太巻き(葱とのバランスがいい。ボリュームたっぷり)、出来立ての玉子焼き等。腹いっぱい過ぎるほど食った。明らかに食いすぎで一人2万円を超えた。でも満足。

以下は2007年7月のレビュー
いつものランチの松(2650円)。夏場にしては上出来のシビの赤身。沖縄のものだと言うが価格も旬の大間並らしい。そこまでの味じゃないが。殻付きとり貝は、本来ならとうに終わっているはずなのに今年は今でも美味しい。鰹も上出来。

巻物の海苔は、とうとう滝口喜一氏の海苔がなくなり、絶滅品種と言われているアサクサノリの養殖を行なっているグループから、あさくさ海苔を分けてもらうことにしたのだそう。何でも、今やあさくさ海苔はほとんど存在せず、すさび海苔しかないのだそうだ。ただ、このあさくさ海苔、現在は天日干しではないことが原因なのか、滝口喜一さんの天日干しの海苔と比較すると香りに乏しいように思う。他の鮨屋の海苔に比べるともちろん美味しいが。

以下は2007年3月のレビュー
春の第三春美鮨。まず、穴子の塩焼&肝、ホタテの肝が出る。刺身で勝浦のシビの中トロ、ヒラメ、アオリイカ、コハダ。どれも旨い。

握りに移行し、まず生トリ貝の炙りと茹で上げ。いわし程度の大きさのニシン。生トリ貝とニシンは正に春が旬。これがどちらもめちゃうまなのだ。大好きな茹で上げ活き車海老、シビの赤身&大トロ。初鰹。第三春美の鰹はマジで美味しい。煮蛤、穴子、アオリイカのゲソ、あまーい赤ウニ、白キスの昆布締め。どれも本当に美味しい。

お客さんとの食事はいつもは2階の個室にしていたのだが、カウンターで食べる方がやはりずっと美味い。わずかな時間の差でここまで違いが出るのかと言うほどだ。

いつもの通り、南高梅とジュンサイのお椀が出て、寒天と黒蜜の甘味で〆。いやあー美味しかったです。本当に。

以下は2006年11月のレビュー
久しぶりに夜に利用した。新烏賊も戻り鰹も大間の赤身もトロも旨いし、茹で上げの活車海老もみんな旨いが、滝口喜一氏の香り豊かな海苔は激旨で、海苔だけで充分すぎるほど程よい香りの付いた梅錦の樽酒に合って激旨。熱々に湯気の出ている玉子焼きも旨い。

更に、びっくりしたのが〆に出てきた鮭児のあらのお椀。この奥深さには感嘆の声をあげざるを得なかった。すっごい良い物を食べさせてもらった。

以下は2006年11月のレビュー
インテリの趣味人である長山さんが自ら絵を描き、書を書き、篆刻し、そして器を焼き、そして魚に関する薀蓄を語る。そんな彼の趣味の店だ。何しろ、魚に関する知識は半端じゃない。彼の「仕入れ覚え書き」は寿司好きのみならず、料理人のバイブルとも言え、私もまだ、自費出版の時代に仲の良いフレンチシェフへの贈答品に使わせてもらった。この店はそんな長山さんのキャラクターが好きかどうかで大きく評価が変わると思う。

私は、日本にいなかった2年間を除き、95、6年から毎週のように通い続けている。新イカの季節になったとか、シンコの季節になったとか、ここのネタで季節を感じることができるようになった。すし屋は行きつけの店に限ると言うし、実際私もそう思い、ことすし屋に関してはあまり浮気をしないタイプなのだが、ここは行きつけの店にする価値のあるすし屋だと思う気持ちに今も変わりはない。

特に、仕入れの難しい鰹に関しては、初鰹の季節も、戻り鰹の季節もとびきりのクオリティの鰹を揃えているし、茹で上げの活車海老の抜群の茹で加減、あるいは新イカにこだわる姿勢等、旬を尊重するネタ揃えで、旨いネタを先入観なく選択する潔さがこの店にはある。だから季節を感じるために継続的に通ってしまうのかもしれない。

ただ、握りのしゃりが10粒くらい私の好みより多いことが玉にキズ。

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3位

オマージュ (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ) / フレンチ)

15回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

2023/06訪問 2023/06/05

今年も誕生日はオマージュ

和の食材をもフレンチに昇華させる荒井シェフの技
今年も私の誕生日はオマージュ。妻の奢り(笑)。オマージュも記念日用途の店になって久しい。天井に吉野杉のブーメラン(?)みたいなオブジェがいっぱいついていた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらって、前菜は私は余市産神経締め鰊のマリネ サラダ仕立て(5500円)、妻は榎本農園のチェリートマトのサラダ トマトのソルベ(5500円)、娘はグリーンアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエット(5500円)を、メインは妻は金目鯛の炭火焼き(6000円)、私と娘はボリュームがあると言われたので千葉県産仔鳩のフィユテ(12000円)を二人でシェアにしてもらった。

飲み物はサンペレグリノと、私と妻がリースリング Niedermorschwihr 2019 Albert Boxler (2300円)、仔鳩の時に私はBeaune 2015 Newman(2700円)もオーダー。

アミューズでフムス、ラディッシュ バター、ソッカが出てくる。綺麗で面白い。
続いて阿波尾鶏のチキンブイヨン 旨い
前菜が来た。ニシンは最も好きな魚なんです。春が旬な魚で今はなき第三春美鮨でニシンのにぎりが旨かったことを思い出す。
メインの千葉県産仔鳩のフィユテは結構デカいパイ包で大きいのでって言ってもらって良かった。濃厚でフレンチらしい美味しさ。イノベーティブよりもこう言うフランス料理がやっぱり好き。
口直しに金箔の雷おこしブランマンジェ。
デザートは私はホワイトアスパラガスのアイスクリーム(2500円)、娘は木の芽の薫 ムースショコラ(2500円)、妻はコーヒーのみにした。
ホワイトアスパラガスのアイスは予想を反して炭で真っ黒。
ハッピーバースデーのお祝いを用意してくれていてそしてフィナンシェや小さなカヌレ、生チョコレートや小桜のかりんとうなど色々な小菓子。
今日も美味しかった。今年もありがとうございました。
今日も食べていてつくづく思うのだが、フランス料理は表面上の新しさを追い求めるのではなく改めて温故知新というかしっかりとフレンチならではの技法に則った料理という原点に戻るべきだと思う。最近のフレンチはフランス人にとっては新しく新鮮かもしれないが、日本人にとっては和食の出来損ないのようなメニューが多くて、これはフランス料理界における日本人シェフの地位向上の反映という意味では望ましいのだが、ユーザーとしては消化不良感みたいな食後感が多く星狙いの店からは足が遠のいて(無理して予約取らないし)ビストロとかの方が美味しく感じている自分がいることに気づく。フレンチでは今日の仔鳩のような料理がやっぱり食べたいんだよね。
私の誕生日はオマージュ。いつものようにコースをばらしてもらってアラカルトでお願いした。
前菜とメインとデザートを選ぶのだが、選んだ料理が出るまでのアミューズがいっぱい。

まずは3種のオリーブ。ベルガモット、豆腐&ワイルドライス、トリュフ。オリーブが美味しい。
パニスとブレザオラ、ソッカ 白インゲンのフムス 美味しい 
馬肉タルタルのタルト キヌアとうずらのせ これも旨い
ヌタやフォアグラなどのサンド 美味しい
カラスミクリーム バーニャカウダのイメージ 美味しい
アミューズで結構お腹いっぱい。
前菜は私がトマト3種の料理(ガスパチョ、チェリートマトのマリネ)
このわたと潤菜 透明なトマト出汁、5種のトマト 昆布出汁、ガスパチョ セビーチェ の3種の皿。変化もあって美味しい。
妻と娘は村越シャモロックのブイヨン 蝦夷鮑とシャモロックのラビオリ(懐かしい味わい。ラビオリは食感が面白い)
メインは私と娘が足寄石田さんのホゲット(仔羊1歳半)ロースト。付け合わせの野菜も美味しいし、羊がまた旨い。
妻は仙台牛ランプのポワレ(小さくしてもらったらランプより脂が強い部位になったようだが、その分、サルサヴェルデみたいなものが上にのっていてさっぱりさせている。ソースはしっかりとしていて美味しい)
口直しの金箔のブランマンジェが美味しい。
誕生日のケーキを用意してくれていて(今回はプリンではなく、妻も食べられるフルーツケーキでラッキー)ありがたかった。
デザートは私がパプリカのフラン 河内晩柑とモッツアレラチーズのソルベ(さっぱりと美味しい)
妻はカカオ風味のルバーヴと赤い果実のコンポートにしたのだが、カカオ風味どころかしっかりチョコレートだったので娘とチェンジ。娘はティラミス(これが不思議なティラミスでティラミスを分解して食感をプラスし美しいデザイン性を兼ね備えたもの。ある意味ビックリ)
小菓子は、カヌレや小桜のかりんとう、ラスクや生チョコレートにフィナンシェ。チョコレートマジウマ。
今日も美味しかった。
今日は31回目の結婚記念日。今日は朝から娘の文化祭でのパフォーマンスを観て、その後、妻は仕事、私は家、娘は友達と食事って事で、夕食はオマージュで妻と待ち合わせて二人で食事。今日もいつものようにコースをばらしたアラカルトでお願いした。
ワインはRiesling Grand Cru Eichberg 2019(1800円)
アミューズは、
1皿目は5種のフィンガーフード
パルメザンチーズ ゆかりの香るアイスクリームケーキにシュマック
カリフラワー 4種のカリフラワーをピューレとフレッシュ2種のタルト
ポロ葱 ポロ葱のビネグレットマリネ サクサクのサブレ仕立て
パンスフレ ベルガモットのジャムと黒胡椒をきかせたリコッタチーズのクリームを中に詰めて
鴨フォアグラ 無花果といぶりがっこ 鴨の生ハムのサンドイッチ
美味しい。

2皿目は
モッツアレラチーズ 木更津 クルックフィールズの水牛のモッツアレラ 埼玉榎本農園のチェリートマトを合わせ出汁でおひたし風にしたアーモンドソース仕立てマジョラムの香り たっぷりのオリーブオイル

前菜は
妻が 根セロリの冷製クリーム 毛蟹 青りんごとキャビアオシェトラ(6500円) 美しく旨い
私は モンサンミッシェル産ムール貝のムクラード(4500円) これも美しくムール貝が円状に盛られコロッケがセンターにのっている。パクチーの風味とムール貝の濃厚なフォンにカボチャの甘み これマジで旨い

ワインはCrozes Hermitage Clos des Grives Rouge 2016(2800円)
メインは
妻が北海道鵡川町本川さんの蝦夷鹿背肉のロースト(6000円)とハーブサラダ 骨付き鹿って珍しい 旨い
私はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円)とハーブサラダ シンプルに肉のみで旨い

結婚記念日のお祝いでプリンを用意してくれて記念撮影

デザートは
妻がサントノーレ ア・ラ・ミニュット(2000円) 美味しい
私が栗のジュレとクレームグラッセ ハスカップのアクセント(2000円) これも美味しい

コーヒーも美味しかった。
フィナンシェやカヌレは持ち帰りでお願いした。

いやあ、今日も美味しかった。ムール貝旨かった。
私の誕生日祝はやはりオマージュ。緊急事態宣言の延長でワインが飲めなくてもやはりオマージュだ。
いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを作ってもらって。アラカルトで前菜、メイン、デザートだけにしてもアミューズがいっぱい出てくるので結構お腹いっぱい。

まずはフィンガーフード。パニスやパートフリック包、赤座海老 燻製サーモンリエット ルバーブとフォアグラのサンドなど。
続いて、クルックフィールズのモッツアレラ

前菜 私はアスパラガスのヴルーテ チョウザメのリエットとオシェトラ ヴルーテが美味しい。キャビアとチョウザメのリエットのバランスも良い
妻 季節野菜のサラダ カシューナッツのソース
娘 村越シャモロックのコンソメ ラビオリ アスペルジュソバージュ

メイン 妻 甘鯛の松笠焼
私と娘 カナダ産オマール海老のブイヤベース ブイヤベースを見つけるとついついオーダーしてしまう。ブイヤベース美味しい。ただ今日はワインがないので肉じゃない方がいいかなって思ったのも理由の一つ。小池のせいで選択肢が狭まっているんだよバカやろー。

誕生日祝いのデザートも用意してくれていた。いつもありがとうございます。

またブランマンジェやはちみつのデザートなどガニエールかと思うほどオーダーしたデザートの前に出て来て

デザート 妻 サントノーレ アラミニュット
私と娘 ルバーブと赤い果実のコンポート カカオ風味

そしてさらにいつものカヌレや小桜のかりんとう、フィナンシェ。

今日も美味しかった。オマージュでも今日は2組。フレンチでワイン抜きってのは厳しいよなやっぱり。
最近は記念日利用になっているオマージュ。今日は結婚30周年のお祝い。
いつもの通りアラカルトメニューを用意してもらって。
アミューズは、パニス、鴨のリエット、馬肉のタルタルの3種から始まる。相変わらず美味しい。
そして貴族南瓜のブルーテ 栗のフラン。
前菜は3人とも村越軍鶏ロックのコンソメ ラビオリ 白トリュフ(5500円 懐かしいコンソメの味。白トリュフの香り。旨い)
メインは私と娘がリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 信じられない程柔らかで旨い仔羊)、妻はアマダイの松笠焼(5000円 ソースを赤ワインに合うものに変えてもらった。アマダイ旨い)
デザートは妻と娘がフレッシュラズベリーとリコッタチーズ シェーブルのソルベ(2000円)、私はベルガモットとチーズのフレッシュマシュマロ(2000円 雲のようなマシュマロの食感。旨い)
コーヒー。
小菓子はカヌレとフィナンシェ、小桜かりんとう等。
記念日のケーキも用意してもらってありがとうございました。
オマージュセットが届いた。この前食べたビール煮込みやトリッパ、パテドカンパーニュ、スモークサーモン、ピクルス以外にもいっぱい。

リムーザン仔牛のミートソースを浅草開化楼のトンナレッリで食べてみた。旨い。
コロナ騒ぎの外出自粛なのでオマージュにお願いして持ち帰り。豚バラ肉のビール煮込みもハチノスとモツのトマト煮込みもパテドカンパーニュも旨い。
豚バラ肉のビール煮込みのソースに赤味噌加えて茄子を煮込んだらこれまた美味しい。
29回目の結婚記念日はオマージュ。いつものように事前にアラカルトメニューをお願いしておいた。

娘はサンペレグリノ(800円)、私はワインペアリング2杯(4000円)、妻は3杯(5000円)。

アミューズでポレンタ、カツオ節やゆかりで覆われたうずらの卵、タルトレット、アジのマリネ トースト。そしてカリフラワーのムース。アミューズは攻撃的で面白い。

白ワインはAuxey -Duresses 2001年(美味しい)。

前菜は妻が白河甘鯛のマリネ 青リンゴとフェンネル キャビア(5000円 酸味のバランスよく美味しい)、娘はフレッシュポルチーニ コンテチーズのラビオリ(5800円 これも美味しい)、私はジロール茸と栗のニョッキ 貴族南瓜のヴルーテ 白トリュフ(5000円 南瓜のヴルーテが自然な甘さで美味しい)。

赤ワインはNuits-Saint-George’s 2002年(まろやか)。

メインは妻がブレス産仔鳩のロースト コースサイズ(4500円 旨い)、私と娘はリムーザン産仔羊鞍下肉のロースト(6000円 この羊美味い)

デザートはベルガモット風味のレモンタルト(2000円)と黒無花果マカンボのムースグラッセ(2000円)。デザートも安定して美味しい。

記念のケーキも用意してくれていていつもありがとうございます。
私の誕生日祝いはオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを作ってもらって。

アミューズもたっぷり(キュウリとクラゲのタルト ひよこ豆のコロッケ ウズラの卵鰹節 馬肉のタルタル、トマト シェーブル グリーンピース3層のムースなど)

オーダーした前菜は娘が、ボタンエビのセビーチェ 新玉葱のクリーム ガスパチョのジュレ(5500円)、私と妻はフレッシュポルチーニ 生ハムとじゅん菜のブイヨン(5800円)。そしてメインは3人ともブイヤベース(6000円)
前菜のボリュームが軽めだったから楽勝かと思っていたら、ブイヤベースがボリュームたっぷりで限界。濃厚な旨さ。

デザートは結局私だけ。愛媛河内晩柑のマリネ ショコラのグラニテ バジルのグラス(2000円)。これも美味しい。
結婚記念日の翌日はオマージュを予約しておいた。いつものようにコースをばらしてアラカルトにしてもらっての利用だ。私と妻は2種類のグラスワインのペアリング(3500円)x2をお願いした。

アミューズは大根のロール、ブロッコリータルト、チョコレートのロール かぼちゃ、チーズのシュークリーム、カリフラワープリンの5種類。どれも楽しく美味しい。

前菜は私は赤座海老のポワレ 黒ラッパ茸のヴルーテ(5000円 ヴルーテが濃厚で美味しい。赤座海老はローズマリーのスモーク。プリプリ)、妻は昔の味玉のショーフロワ仕立て フレッシュキャビア添え(6800円)、娘はシマアジのタルタルフレッシュチーズソース(4000円)をオーダー。

メインは妻が金目鯛ポワレ 蓮根とお粥のソース(4000円)、私はブイヤベース(6000円 甘鯛の松笠焼きや、イカ、ムール貝、茄子、鮑など具沢山。このスープがまた美味しい)、娘はブレス産仔鳩のロースト(6500円)。

デザートは10年熟成本みりんのババ(1800円)、マダガスカル産バニラ(1800円)、愛媛産青檸檬のタルト仕立て(1800円)の3種類全てをお願いした。

今日も美味しかった。

日常的にはNOURA、記念日にはオマージュという住み分けが出来た感じ。
私の誕生日の前日の夕食はオマージュ。いつものようにコースをバラしてもらってアラカルトにしてもらった。

アミューズは5種類。
ピスタチオタルトレット
ニシン エゴマ パプリカ ジャスミンの香り

竹炭 イカスミ アリオレ
カカオ 玉ねぎチップ 仔牛の煮込み アボカド
メロン アスパラガス 発酵した米
どれも美味しい。

前菜で娘は白海老のセビーチェ フレッシュチーズソース (4000円 白海老に大根 キャビア 美味い)、妻は榎本農園のチェリートマト プラータのソルベ(2500円 透明なトマトの冷たいスープを注ぐ。美味しい)、私はフレッシュポルチーニ茸のソテー ボルドレーズ(4500円 大きなポルチーニに濃厚な味わいで美味しい)。
メインは妻は鮎魚女のポワレ アスペルジュソヴァージュ ブールブラン(4000円 美味しい)、私はブレス産仔鳩のロースト(6000円 鮑のリゾットも付く。仔鳩が濃厚で美味しい)、娘は村越シャモロックのロースト(3800円 これも美味い)。
チョコレートのケーキで誕生日を祝ってくれた。
デザートは妻は青柚子と蜂蜜のチーズパルフェ(1800円 柚子の風味で美味しい)、私はとちおとめのミルフィーユ バニラのグラス(1800円 パリパリの食感で美味しい)、娘はショコラ リエジョワーズ(1800円 美味しい)、小さなカヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうが出て来て、妻はコーヒー(600円)、私はカフェオレ(600円)。

いやあ今日も美味しかった。
今日は娘の誕生日でオマージュ。いつものようにコース料理をバラしてアラカルトにしてもらう。

アミューズ5種類はどれも美しく完成度が高い。

前菜は娘は高知産フルーツトマト 黒トリュフ風味、妻は毛蟹と百合根 黒トリュフ風味、私は蝦夷鮑 地鶏のビスク 乾燥湯葉(鮑がとっても柔らかく濃厚なビスクとの相性も良い)。

メインは妻は甘鯛の松笠焼(これも以前とはスープが異なる)、娘は羊、私は軍鶏(軍鶏の皮はパリパリで肉はジューシー。ガーニッシュも楽しく美味しい)

誕生日ケーキのサービスがあって(いつもすみません)、デザートは私がリ・オ・レ ライチのムース(美味しい)、娘が蕗の薹香るショコラムース(確かに蕗の薹が香る)、妻は黒トリュフのフラン(黒トリュフが香る!)。

今日も美味しかった。
別に驚くようなことではないんだけど、オマージュがミシュラン2星に昇格した。おめでとうございます。今日は昨日の傳に続き、妻の誕生日祝いでオマージュ。

料理はいつものように事前にお願いしてコースをバラしたアラカルトでお願いした。アミューズはビートのチップスや人参のチップス。ホタテとウイキョウのタルト、鴨のメンチカツ、ムール貝とカリフラワーのアミューズ。どれもとっても旨い。

オーダーした前菜は私と娘が北海道産手亡豆のヴルーテ 鮑とカラスミ(たっぷりの鮑も肝もカラスミのアクセントも旨い。ヴルーテも最高に美味しい)、妻は天然シマアジのタルタル仕立て 二種の大根 キャビア(キャビアの塩加減が優しい。国産キャビアだろうか。美味しい)、メインは私が宮城県産網取カルガモのロースト(旨い)、娘は足寄町石田綿羊牧場の仔羊ロースト(これも旨い)、妻は北海道むかわ町 本川さんの蝦夷鹿(これも旨い)。

誕生日祝いのプリンを用意してくれていた。すみません。

デザートは、私が栗のムース 密柑のパルフェ(旨い)、娘はショコラのムース 洋ナシのソルベ(これも美味しい)、妻はビーツのフランシェーブルチーズのソルベ(これも美味しい)。

そして私はラテ、妻はコーヒー。今日もとっても美味しかった。
私の誕生日のディナーは、いつものようにオマージュ。いつものように、コースメニューをばらして、アラカルト対応にしてもらった。

浅草じゅうろくから、シャンパンのサービスが。どうもすみません。

アミューズは、牛肉のタルタルやカレー風味のクリームと海老、竹炭のタルトとレンズ豆、鮎とフォアグラの蓼のフィナンシェサンド 鮎の酢締めのせ、鰹出汁とマスタードのムースなど。

前菜の前にチーズをもらった(コンテを2皿)、前菜は、娘がチェリートマト ブラータのソルベ(2500円)、妻がホワイトアスパラガス 酒粕の香る貝のジュ(3000円)、私は仔猪の煮込みラビオリ仕立て アスパラガスのヴルーテ(4500円 旨い)、メインは娘が漢方牛サーロインのロースト(4000円 アワビのソースが添えられていて娘が大喜び)、妻はアマダイの松笠焼(4500円)、私はオーストラリア産仔羊背肉のロティー(4000円 旨い)。

Happy Birthdayのローソクの添えられた箱入りプリン。

デザートは、娘がクレームブリュレを添えたガトーショコラ(1500円)、妻はヨーグルトと発酵胡瓜のシャーベット(1500円 笑っちゃうほど胡瓜の味)、私はババ 本味醂風味 酢橘のシブースト(1500円 これも旨い)。

もちろん、カヌレやフィナンシェ、小桜のかりんとうなども。ポーションが程よい感じで、ちゃんと食べ切れた。ワインは、皿に合わせた2種類のグラス(3500円)にしてもらったが、これもなかなか良かった。やはりいい店だ。
今回は結婚記念日でオマージュ。夜だと、遅い時間からになってしまうのでランチタイムで、いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してもらった。グラスワインは2杯の料理に合わせたもの(3500円)にお願いした。
アミューズは、パンスフレ、山形のだしをのせたトマト、サンマとフォアグラのパテ、ケークサレとブータンノワール、チーズのムースとカラスミなどいつもながら美味しい。1杯目のワインはピュリニーモンラッシェ。

オーダーしたのは、私が赤座海老のラビオリとポワレ(5000円 濃厚な甲殻類のソースがエスプーマ仕立てで。旨い)、妻は真鯖のマリネ キノア 春菊のブイヨン(3500円 春菊のソースは鯖出汁で。鯖が上質で旨い)、娘は真鱈白子のポワレ コンテチーズとジャガイモのエスプーマ(3800円 食べさせてもらえなかったが絶品だったらしい)、メインは私が蝦夷鹿のロースト ポワヴラードソース(4000円 旨い)、妻は漢方牛ロースのロースト(4000円 漢方を食べさせ育てた牛で融点が低いとの事。確かにとろける)、娘はアマダイの松笠焼(4000円 これも旨かったらしい)、2杯目のワインは私が2008 Clos Saint-Jean Chateauneuf-du-Pape、妻は2007 Chateau d'Aiguilhe。デザートの前にチョコレートとピスタチオのケーキでお祝いしてれた。

雷おこしの小菓子が出た後、デザートは私がセップ茸のクリーム スダチのジュレ 和梨(1500円 すがすがしく旨い)、妻はゆら早生みかんのチーズケーキ 人参とみかんのソルベ(1500円 これも旨い)、娘はプラリネクリームをはさんだミルフィーユ(1500円 旨かったらしい)。今日もどれも美味しかった。

以下は2016年6月のレビュー
私の誕生日祝い(正確には翌日だが)で、オマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズで、オリーブの実、スミイカとジャガイモのカプチーノ仕立て、ジャンボンドパリ、パンスフレ リコッタ 粒マスタード、黒米生海苔チップス ウズラの卵のせ、ミルクのベニエ、前菜で娘はチーズの盛り合わせ、妻はフルーツトマトのジュレ スープ ワカモート添え(ジュンサイの入ったスープにトマトのジュレを後から混ぜる。ガスパチョのような味わいで激旨)、私は赤座海老のビスキュイ ボルシチ仕立て(海老真丈と赤座海老の身、そしてボルシチのようなビスキュイ。美味しい)、メインは妻がアマダイの松笠焼の出汁仕立て(これが絶品。和食の世界で、同じような料理をカンテサンスでも食べたが、数倍こちらの方が美味しい)、娘はアマダイの松笠焼 バターソース(トリュフの入ったバターソースで香り豊か)、私はバスクキントア仔豚のロティ(野生のアスパラガス 仔豚のロティも仔豚の肉団子をパンのような生地で包んでいてこれも旨い)、誕生日祝いでチョコレートケーキにローソクを立てて持ってきてくれた。フルーツとエディブルフラワーで美しく美味しい)、デザートは、妻と娘がリ・オ・レ ライチソース(バラの香りを後からつける。エスプーマも美味しい)、私は赤肉メロンのマリネ バジルとレモンのグラニテ(これマジウマ)、フィナンシェ、カヌレ、小桜のかりんとう、私は紅茶、妻と娘はコーヒー。いやあ、今日も美味しかった。

以下は2016年2月のレビュー
娘の誕生日祝いでオマージュ。いつものようにコースをばらしたアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、ブロッコリーとアーモンドクリームから始まり、紅芯大根とカラスミなど5種類で、どれも旨い。

娘は、チーズ(1200円)と前菜で蓮根のニョッキで包んだ天然鼈と蝦夷鮑 そのコンソメ(6000円 上品な味で美味しい)、妻は 静岡産スイートピュアトマトのタルタル プラータチーズ(3000円 さっぱり)、私は赤座海老のビスキュイ 縮みホウレン草とキノア(5500円 濃厚なビスクのエスプーマ風に海老の真丈のようなものに刻んたトリュフ。これも美味しい)、メインで娘はアマダイ 白子のソース(4000円 アマダイの松笠焼風に白子のソースが旨い。アマダイの火加減も完璧)、妻は和歌山産野ウサギのロワイヤル(ハーフサイズ 4000円 もっと濃厚かと思ったら食べやすい仕上がりで美味しい)、私は、真鴨と春菊の蕎麦包み(4000円 鴨南蛮をイメージしたと言う。蕎麦で真鴨と春菊を包み醤油ベースの鴨南蛮風のソースでまとめている。これも旨い)、デザートの前に雷おこしのデザートが。そしてデザートは娘が紅玉林檎のガボット そば茶のクレームグラッセ(1800円)、妻はリ・オ・レ キャラメルのムース(1800円)、私は甘平のジュレ 黒トリュフのクリーム(1800円 さっぱりと美味しい)。そしてカヌレやフィナンシェ。今日も美味しかった。

以下は2015年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで利用した。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。パプリカと青さのりのサブレ、イワシと香味野菜の小さな皿、パテドカンパーニュの一口 リエット春巻きの一口、クリームコロッケ、ウズラの卵とサンダニエル等のアミューズが続く。娘はいつものようにチーズの盛り合わせをお願いし、私は煮アワビとフラン オクラのソース 胆ソースかけ(アワビも旨いがこのソースもフランも美味しい)、妻と娘はフルーツトマトのスープ ジュンサイとブラータ(これも美味しい)、娘は黒ムツのバターソース、妻はドライエージングビーフ42日熟成ロースのロティ、私は和歌山産紀州鴨胸肉のロティ(美しく美味しい)、デザートの前に誕生日祝いのケーキを用意してくれていた。オペラで旨い。デザートは、娘はチョコレートアイス、妻はメレンゲとフランボワーズ セロリ シェーブルのアイスクリーム、私はカラマンダリンのサバイヨングラス(これも美味しい)、小菓子では、雷おこしのブランマンジェ、人形焼スタイルのフィナンシェ、小桜のかりんとう、小さなカヌレ チョコレートなど。今日も美味しかった。

以下は2015年2月のレビュー
今日は、娘の誕生祝いでオマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、生ハムののったものと竹炭の生地のもの、鰆、ブータンノワールのコロッケ、茄子のムース、フォアグラのムース、ブロッコリーのムース。娘はチーズの盛り合わせ(2500円 3種類のブルー、コンテ、ミモレット。ミモレットが何カ月か当てようということになり24カ月かなと娘。当たりだった)、妻は、冬野菜のミジョテ 黒トリュフ風味(3800円 美味しい)、私は赤座エビのポワレ クレーム・ド・ラングスティーヌ(6500円 エクルビス料理のような見た目。赤座エビはしっとりとして旨い)、娘は用意してくれたリゾット(これが好物のフグ入ったリゾットで美味しいを連発していた)、メインは、妻は尾崎牛のシンタマ(3000円 旨い)、私は足寄仔羊(4000円 この仔羊の旨い事と言ったら!)、娘は鯛のポシェ(3000円 一日遅れの手作りチョコレートをプレゼントしたおかげか、誕生日祝いだからか、鯛以外に豪華な具が。娘の好物の鮑にオマールエビ。美味しい美味しいを連発。確かに出汁も絶品)、デザートは、妻がせとかのマリネ リコッタチーズのクリーム 塩のジュレ(1500円 美味しい)、私は安納芋のムース ショコラのグラスとチューブ(1500円 これも美味しい)、娘には誕生日ケーキを用意してくれていて、これがまたクリームの旨さと言いスポンジの美味しさと言い素晴らしかった。
ドリンク前にフィナンシェにマカロン。今日もとっても美味しかった。

以下は2014年6月のレビュー
今回は私の誕生日祝いで、オマージュ。いつものようにアラカルトメニューを用意してくれていた。アミューズは、オリーブの実、サラミ、生ハムとバジル入りの小さなパン、小さなライスコロッケ、パプリカのムース、モッツアレラのババロア。いやあどれも美味しい。

娘はチーズの盛り合わせ(ミモレット、ブルーチーズ、シェーブル、コンテ 凄く美味しかったようで、シェーブルとコンテはおかわりしていた)、いつものチーズのリゾット(今日は、トリュフと昆布のアクセントが加えられていて、香りも良く凄く美味しい)、私は千葉産黒鮑のポトフ(600g)(黒鮑が柔らかくとても美味しく、鮑の出汁のスープも絶品。残念ながら娘に半分以上食べられてしまったが)、妻は静岡産アメーラトマトのスープ ブラータとジュン菜(これは凄い。トマトスープの傑作だ)、メインは私が茨城産ミルク仔鳩のロースト(内臓のソースも仔鳩も旨い)、妻は魚料理でグジのナージュ仕立て(和風な味わいで美味しい)、デザートの前にチョコレートとラズベリーの誕生日ケーキを用意してくれていた。もちろんこれも美味しい。デザートの前にいつもの雷おこし風味、デザートは、私がショコラヴァローナ(マンジャリ)バジル、檸檬(面白い味わいで美味しい)、妻はグラス ヴィオレ 枇杷のコンポート(もうお腹いっぱいで味見させてもらわなかったが、美味しかったらしい)。そして小さなチョコレートに、人形焼きの型のフィナンシェ。

今日も美味しかった。やはりオマージュは良い。特に、あのトマトスープは、傑作だと思う。

以下は2013年11月のレビュー
今回は結婚記念日のお祝いでオマージュ。久しぶりに1階の隠し席での食事。今回もいつものようにアラカルトメニューを用意してくれているのは、長い付き合いだから。

アミューズでモチモチの丸いパンの様なもの、続いてニョッキや秋刀魚などを串に刺したピンチョス風の物。娘はチーズの盛り合わせ(1650円)、シンプルな南瓜のヴルーテ(1050円)、そしてリゾット(1260円)をオーダー。私は前菜で、和歌山産 仔猪のパテアンクルート(3150円 何とも懐かしい味わいのパテ。オマージュで食べるパテは味わいが似るのは当たり前か。仔猪のコンソメのゼリーも添えられている)、妻は、南瓜のヴルーテ ジビエのクロメスキ添え(2625円 黒いコロッケ風のクロメスキも美味しい)、メインは二人とも蝦夷鹿シンタマのロースト 黒胡椒風味の赤ワインソース(3990円 綺麗な赤身の蝦夷鹿が美味しい)、デザートでは、私は茨城飯沼産和栗の渋皮煮 メレンゲのソルベ(1575円 まるでエスプーマ仕立てのモンブランの様で旨い)、妻はヴィオレソリエス(無花果)のポシェ カシスのクリーム(1575円 これも美味しい)。

途中、ケーキも用意してくれていたのだが、それが最近私がハマっているクレール ドゥ リュンヌに頼んで作ってもらったものらしい。これがブランボワーズのムースのロールケーキで、甘さが控えられていてとても美味しかった。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の最後のディナーはやはりオマージュ。荒井シェフの第二子が生まれたそうで、マダムは現在不在だ。
オマージュは今は基本コースのみになっているのだが、我々はいつものようにアラカルト。娘は、いつものようにチーズの盛り合わせとチーズのリゾット。

まずは、グリーンピースのスープ シェーブルのソルベ。美味しい。妻は、前菜でサマーポルチーニ アスペルジュソヴァージュ パルメジャーノ風味(これがとっても美味しい)、私は、三重県鳥羽 北川さんが育てた岩牡蠣のジュレ ブロッコリーと合わせて(海水のジュレで食べる岩牡蠣はいつもながら三鴨さんの料理を思い出させて美味しく嬉しい)、メインで妻は岩手県漆原牧場産いわて短角牛イチボのロティ(火入れが絶妙で美味しい)、私は北海道足寄町石田綿羊牧場産サウスダウン種仔羊(加茂茄子の田楽の上にのっていたり、ホワイトアスパラガスの上に羊のハンバーグのようなものがのっていたりするのだが、この仔羊とっても美味しい)。デザートの前に、バースデーケーキをプレゼントしてくれた。このケーキも美味しかった。デザートは、私はショコラマルキーズ ピスタチオのソース(オマージュのマルキーズショコラは好物)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブのコンフィチュールが絶妙でヨーグルトのソルベとの相性がとても良い)。今日もとっても美味しかった。

以下は2013年2月のレビュー
ヴィノシティのシェフだった順平君も渡仏前にオマージュの厨房にいることもあって、娘が誕生日のディナー(正確には前日だが)をオマージュにした。

オマージュはコースのみになっているのだが、我々にはちょっとコースはきついので甘えてアラカルトにした。我々が一番早く店に入ったのだが、18時頃から一斉に客が入ったし、ミシュラン星請負人の山田栄一さんが年末で辞めて、ホールは結構大忙し。

オリーブの実とチーズの小さなモチモチパンで始まる。オリーブは全部娘が食べてしまった。

娘は人参のヴルーテ(人参のムース状のスープの上に、苦いカカオの泡がのっていてこのバランスがとっても良い)、いつものチーズに、いつものチーズリゾット。

アミューズは、フォアグラのフラン(フォアグラの上にコンソメのゼリーがのってとっても美味しい)とトマト(トマトの上には板状の飴が。これがバランス良く美味しかった)。

私は牡蠣のナージュ(牡蠣のムースと牡蠣と塩水の泡。ムースはちょっとスパイシーな香りで、三鴨シェフのGuy Savoyさんの好きな牡蠣とはちょっと異なる味わいで、これもまた美味しい)、妻は手長海老のポワレ 人参のヴルーテ(これがとっても旨い。特に手長海老の美味しさと言ったら)、メインは二人とも甘鯛の松笠焼き アサリのスープとアオサ海苔(和食っぽいアプローチだが、美味しい)。

デザートの前に、順平君が娘のために大きなバースデーケーキを持ってきてくれた。ヴィノシティのあゆみ店長には負けるけどと言っていたが、スポンジもクリームも上質でとっても美味しかった(その場では食べられず持ち帰らせてもらったのだが)。

デザートは、私は、ショコラ(グアナラ)レモン キャラメルアイス(娘と一緒に食べたのだが、濃厚なチョコレートでとっても旨かった)、妻はヨーグルト 花 ルバーブ(ルバーブは我々の好物なのだが、これもとっても美味しかった)。

今日もとっても美味しく、楽しかった。娘も渡仏前の順平君に会えてとっても喜んでいた。

以下は2012年11月のレビュー
オマージュとは本当に長い付き合いになるのだが、最近はカジュアルユースではなく記念日ユースの店になってしまい、ちょっと寂しいのだが、今日も結婚記念日で利用した。

私たちは必ずアラカルトなので、我々用にはアラカルトのメニューを用意してくれている。オリーブなどが出て、その後にセルフィーユの根 栗とヘーゼルナッツのスープ。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルメジャーノだけでなく、ブルーもお願いした)とチーズのリゾット。私は、蝦夷鹿の赤ワイン煮とフォアグラの冷製 セップ茸のムース(2800円 メニューからのイメージと異なりテリーヌのような感じ。濃厚でワインが進む。セップ茸のムースも旨い)、妻は手長海老のほうれん草包み ソースシヴェ(3500円 赤ワインにも合う仕上がり)、メインを私はジビエメニューから山鶉のロティ(6300円)にした。足はシンプルに、それ以外はレアにフォアグラと一緒にほうれん草包みになっていた。食感も含め、旨かった。妻は、岩手短角牛シンシンのロティ 山葵のソース(4200円 素揚げしたような仕上がりのロティ。短角牛は我々のような赤身好きには適した肉質で美味しい)、事前に結婚記念日だと伝えていたので、ケーキを用意してくれていた。

最近はすっかり食べられる量も減ってしまい、デザートは娘と一緒に1品だけ。トンカ豆の香るショコラのガトー ローストしたトンカ豆のアイスクリーム添え(1575円 濃厚な味わいのショコラ。アイスも美味しい)。

オマージュでは、いつも素敵な家族の時間が過ごせて嬉しい。

以下は2012年6月のレビュー
私の誕生日(正確には前日だったのだが)のディナーは、オマージュにお願いした。

いつものようにオリーブとナッツのアミューズで始まり、続いて我々の二つ目のアミューズは、新玉葱のブルーテ ミント風味のプティ(これが旨い)、娘には二つ目のアミューズとして、鯛とアスパラガスのタルタル キャビアのせ(これも美味しいが、娘は我々の新玉葱のブルーテの方が気に入っていた)。娘は、パルメジャーノレッジャーノのつまみに、トウモロコシのスープ(これがとてつもなく美味しかったらしい)とチーズのリゾット。

私は前菜で岩牡蠣の冷製(海水のジュレがのり、牡蠣の下には新玉葱のクリーム。美味しい)、妻はホワイトアスパラガスとカラスミ(これもすっごく良かった。カラスミと合うとは思わなかった)、メインでは2人とも子鳩(鳩のジュとイカ墨 スミイカのグリル、スミイカとトマトソース。子鳩は絶妙の火加減で美味しい)。
デザートの前に、ホワイトチョコレートのムース(酸味も効かせて美味しい)で、ハッピーバースデーのお祝いをしてくれた。ロウソクの火は娘に消されちゃったけど。

デザートでは、娘はマルキーズショコラ(濃厚で旨い)、私はリュバーブを使ったパルフェ(リュバーブと聞いただけでパブロフのようにオーダーしてしまう。勿論美味しい)、妻もフルーツにリュバーブも使ったデザートにしてもらっていた。デザートは安定した美味しさだ。

オマージュに星が付いてから初めての利用だったが、10年以上前に荒井シェフの料理を初めて食べた時から(当時はもっと安くて3000円台でも食べられて、かつガラガラだったのだが)、その料理のレベルは星に値すると思っていたし、星が付かない間も逆にミシュランの調査力のなさの象徴だと個人的には思っていたので、星が付くことは当然なのだが、星が付いてもシェフやマダムのフレンドリーさは変わらないし、本当に大好きな店だ。

以下は2011年10月のレビュー
娘のリクエストで、オマージュ。今日もいつものようにアラカルト。娘は、チーズ(1000円)に、ニョッキ(1500円)。今日は、七五三で朝から記念撮影したり、お参りしたり、色々挨拶に行ったりして、一度家に帰って着替えてちょっと寝たものの、さすがに疲れているらしく、一気に食べたら寝てしまった。

アミューズで、いつものオリーブや、ナッツが出てきて、二つ目のアミューズは、青首鴨のコンフィとジャガイモのピューレ。これ旨い。
私は前菜で、手長海老のサラダ仕立て(4200円 プリプリする手長海老に柚子風味のクリーム、キャビア、リンゴ。文句なく美味しい)、妻は子羊のカルパッチョ(子羊の薄切りを昆布〆にしたとの事だが、パルメジャーノのスライスとか、ワイルドマッシュルームとか併せて食べると、なぜか和の感じ)、メインで私は、蝦夷鹿ロースのポアレ スパイシーなパン粉 フロマージュブランと共に(4500円 キャラメリゼした野菜も添えられている。蝦夷鹿はレアで、美味しい。結構オーソドックスな味わい)、妻はアマダイのポアレ(3150円 ジロール茸や焼リゾット、アスパラガスが添えられている)、デザートは、洋ナシのスープ フルム・ダンベールのクリーム(1500円 焼いた洋ナシのコンポート チーズのクリーム チョコレートのパウダーなどが盛られていて、そこに洋ナシのスープが注がれる。美味しい)。

今日も美味しかった。

以下は2011年9月のレビュー
今日は娘の運動会だったので、頑張ったご褒美にオマージュで夕食。数日前に予約を入れておいたのだが、その際にアラカルトでお願いした。今は基本はコースになっているようだ。まあ、コースの方がお得なのだが、どうも私は(特に娘と一緒の時は)、コースよりも娘が食べられそうな料理を選べるのでアラカルトがいいのだ。

娘はいつものようにチーズをお願いし(今日は、パルメジャーノとコンテ 1200円)、今日は、いつものリゾット以外にもニョッキも出来ると言われクリームソースのニョッキ(1500円)にした。

アミューズのオリーブとカレー風味などのコーティングされたナッツで始まるのだが、このオリーブはみな娘に食べられた。二皿目のアミューズは、マッシュルームのムースと二層になったカボチャのスープ。これも美味しい。

私は、用意してくれていたアラカルトメニューからアワビをお願いしようとしたのだが、今日は白ワインにしたかったので肝のソースとぶつかるのではないかと思い、聞いたところ、鮑のブールブランソースに変えてくれた(4200円)。ただ、鮑は私は1切れしか食べられず、娘に残りを全て食べられてしまった。妻は、秋刀魚のマリネ 千鳥酢風味(3000円)をお願いした。ちょっとだけもらったが、これも良かった。

メインは、私はオマール海老のメニューにしようと思ったら、これもビスクのソースに変えられるというので、そちらにした(4500円)。濃厚なビスクに茄子との相性が面白い。妻はイサキのポワレ レタスのクーリ(4200円)にしたのだが、レタスよりも添えられた葱との相性がよく、和テーストなのだが、これも絶妙で美味しい。しばらく、魚をこちらでは食べていなかった気がするが、ずいぶんと和よりになっている気がする。

アバンデゼールは、ポルチーニのムースにスダチのジュレ(これも結構和テーストで美味しい)。デザートは、私と娘がショコラ ラヴェンダー コーヒーのコンポジション(1500円 濃厚なショコラのケーキで美味しい)、妻はヴァニラ風味のリオレ 赤桃のソルべとエキゾチックフルーツのコンフィチュール(1500円 お米のババロアであるリオレが面白い)。

小菓子は、雷おこしのスープと人形焼の型で作ったマドレーヌとか小桜さんのかりんとうとか。コーヒーの砂糖も穴が開いた薄い四角い砂糖が棒に茶・白の順番に重ねられていて、まるで塔のようで面白い。

既に週末はマダムも復活していて、赤ちゃんとも初めてご対面。とっても楽しく、美味しい時間が過ごせた。今度、メルヴェイユの松本シェフとコラボするのだが、平日なのがちょっと残念。 

以下は2011年6月のレビュー
今回は、私の誕生日(正確には翌日なのだが)で利用させてもらった。GW明けは結構ガラガラだったそうなのでが、今日は満席だったらしく、我々は本来の席である1階で食事。

いつものようにアラカルトでオーダー。 アミューズは、新玉葱のスープで、その下の層にはグリーンピースのムース、グリーンピースのタルト付き。とっても美味しい。娘はいつものようにチーズ(今日はパルミジャーノとミモレット)にチーズのリゾットをお願いし、私は前菜は、トンブ産グルヌイユのポワレ ペルシャード(3800円 まるでロアゾーの様な料理。グルヌイユの置き方が違うが。旨い。骨付き肉の好きな娘も気に入っていた)、妻は、トルコ産モリーユとグリーンアスパラガスのポワレ パルミジャーノの香り(3800円)、メインは私も妻も 北海道足寄町石田綿羊牧場純血サウスダウン種子羊ももの肉ロティと肩肉のナヴァラン(4500円 このロティも旨いが、肩肉のナヴァランの美味しさが凄い。娘も気に入っていた)。途中、ほうじ茶のアイスが出てきて、これもとっても良い。デザートは、C.B.C(1500円 ショコラ バジリック シトロン)にしてみた。面白いデザートだった。

5月初めにめでたくお子さん(女の子だそうだ)も出産されたそうで、マダムも近々戻ってくるらしい。お店に出られるかはわからないが。荒井シェフも毎週会いに行っているそうで、嬉しそうな荒井シェフの顔が印象的だった。最近ヘルプで入っていると言う元minobiの飲んだくれノムリエさんが、バースデーケーキを持って来てくれたり(会うのは2年ぶりだと思う)して、私の46回目の誕生日はとってもいい誕生日だった。

以下は2011年3月のレビュー
今年もおせちは、オマージュ江森にお願いしたのだが、私は時間的に取りに行く事が出来ず代わりに取りに行ってもらったので、ずっとマダムにもお会いしていなかったので気付かなかったのだが、たまたまオマージュのブログを見たら、出産準備のために3月24日で休職との事。フレンチレストランは、どこも大変な状態なのも知っているので、家族と店で待ち合わせして伺ったのだが、予定を早めて月曜日から実家に帰ってしまったとの事で、残念ながらお会いできなかった。

今回もアラカルトでお願いした。アミューズは、テリーヌ、フォアグラのマカロン、生ハム、ブータンノアール、赤ピーマンのフィナンシェ等。
私は、前菜はフォアグラと原木椎茸(3150円 網脂で覆ってポルト酒のソース。とっても美味しい)、メインは栃木牛とバスク豚(4200円 牛も旨いが、バスク豚は、レンズ豆がのり、下にはアボガドのソースが敷かれていて、これも美味しい)、アバンデゼールは、ヨーグルトのソルベ、デザートは、苺(1260円 ソルベもジュレも美味しい)。妻は、前菜でアスパラガスのヴェルーテ(2940円)、メインでヒラスズキ カラスミのソース(2100円)、娘はいつものパルメジャーノ(840円)、チーズのリゾット(1260円)、新作のマルキーズショコラ(1260円)。

今回は初めて2階で食べたのだが、今日は我々を含め4組入っていた。震災後はキャンセルが相次ぎ、夜はほとんど入らない日が続いていたそうなので、ちょっと安心。

新しい支配人は、山田栄一氏。
乃木坂FEUにて5年間シェフソムリエ
エディション・コウジ・シモムラオープニングより支配人
外苑前グラース支配人
だった方との事。オマージュにはずっとお客さんとして来ていたとの事。


以下は2010年11月のレビュー
結婚20周年の記念日をオマージュでお願いした。事前にその事を伝えていたので、お花やケーキ(大きなマカロン)も用意してくれていて感激。いつものようにアラカルトでお願いした。

フィナンシェ、生ハムとチーズの巻かれたスティック、カレー風味などのコーティングされたナッツで始まり、アミューズはムール貝の入ったニンニク風味のスープ。とっても美味しい。

娘は、いつものようにパルメジャーノ(840円)、かぼちゃのスープ(630円 オリーブオイルの風味が良く合う。ポレンタの上に紫芋のポテトチップスとチーズ、チョリソーがのったものが添えられている)、チーズのリゾット(1050円)、マルキーズショコラ(1050円)、ぶどうジュース(630円)。

妻は、それほど食べられないと、根セロリのスープ(840円)と雷鳥のパテ(2625円 これは旨い)、巨峰のマリネ(1050円)、ハーブティー(630円)とかなり軽めなオーダー。私は、厚岸産牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ。なんと娘が気に入り、牡蠣を1個食べられてしまった。)、鳩のパイ包み(3675円 濃厚なソースでワインに合う)、イチジクのタルト(1680円 熱々のイチジクのタルトは大人の味)。

もちろんいつものようにデザートの前に、グラニテとムース、ジュレの三層構造になったアバンデゼールや、コーヒーの時の小菓子も生チョコだけでなく、ポルチーニのムース、雷おこしのアレンジも付いてきて、更に近所の小桜のかりんとうが振舞われる。

デザートの前に、祝結婚20周年とチョコレートで書かれた皿に大きなマカロンのケーキをプレゼントしてくれて、その前で記念写真を撮ってくれた上、それでカードを作ってプレゼントしてくれた。こんな女性的なサービスも嬉しい。

12月2日でオマージュも10周年だそうだ。私も通いだして9年半になる。まだガラガラだった頃の思い出話を荒井シェフとしたりして楽しい結婚記念日になった。

以下は2010年9月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。フィナンシェとオリーブの実で始まり、アミューズで出てきたトウモロコシのスープが美味しい。茄子のピューレの味が以前より大人の味わいになっていた。

私は前菜で、トコブシ添えのガスパチョ(2625円 緑色のガスパチョ。ガスパチョ好きには堪らない。たっぷりのトコブシで美味しい)、メインは、子羊のロースト(3625円 たっぷりの野菜に美味しい子羊のロースト)、妻は前菜で魚介類のコンソメゼリー寄せ(2625円)と子羊のロースト(3625円)、娘はいつものようにパルメジャーノ(630円)、マッシュルームのスープ(630円 これがめちゃ旨い)、チーズのリゾット(1260円)、デザートではやはりマルキーズショコラ(1050円 チョコレート好きには堪らない)。

帰り際に、ソムリエの宮脇氏から今月いっぱいで辞めるとの話を聞いた。来月からアディングブルーなのだそうだ。寂しくなる。

以下は2010年5月のレビュー
人形町の丈参で食事をした後、どうしても甘い物が食べたくなって、でも人形町界隈で目ぼしい店も見つからず、オマージュに電話して、無理言ってデザートだけ食べに来てしまった。食べた事のないデザートをお願いしたら、出てきたのがバシュラングラッセ。メレンゲのポールでバニラアイスを囲んで、たっぷりの苺に、苺のソース。食感も面白く美味しい。お腹いっぱいになっていたはずなのに、もう1品食べたくなって、お願いしたら出てきたのは、醤油と焦がしたパンのムース。醤油が違和感なくアクセントになっていて、これも美味しかった。マダムもこんな使い方をされたのは初めてとの事だったが、かなりの満足度だった。

以下は2010年3月のレビュー
特に理由があった訳ではないが、しばらく利用していなかった。着物のマダムがいなくてどうしたのかと思ったら、来週めでたく結婚式とのことで、今実家に帰っているのだそうだ。そんな訳で、結構サービスがバタバタ状態だった。

結局またアラカルトにしてしまった。
アミューズでまずは、いつものパプリカのフィナンシェとオリーブの実、そして次に出てきた、シラスの洋風茶碗蒸しが美味しい。添えられていたパテももちろん良い。
私は前菜で、厚岸産シングルシード生牡蠣のナージュ仕立て ジュレ寄せ(2625円 これは私の大好物。ジュレの塩加減に、生牡蠣のナージュが絶妙の美味しさ)
妻が前菜で、ぶどう海老のマリネと春野菜のサラダ仕立て キャビア、バルサミコ、コンソメの薄いシート包み(3150円 見た目も美しく、美味しい)
私のメインは、子牛の腎臓とレバーのソテー(2100円 腎臓はプリプリした食感で全く臭みがなく旨い。レバーも、しっかりした旨みで美味しい)
妻のメインは、ヒラメのポアレ カラスミ(2100円 もらい忘れた)
私のデザートは、温かい苺の赤ワインスープ バジリコのアイスクリーム添え(1050円 アイスクリームとの相性が良い)
妻のデザートは、キャラメルのアイスクリームと苺のダクワース仕立て リコッタチーズのクリームとフレッシュ苺のソース(1050円 甘さが控えられた味わいで、バランスよく美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ(840円)、人参のスープ(630円)、チーズのリゾット(1050円)
心なしか、いつもよりボリュームが軽めで、ちゃんと食べきれた。

以下は2009年12月のレビュー
今年もオマージュのおせちを購入。去年はホテルで温めるのに苦労したので、今回は冷製の1段(16800円 シャラン鴨もも肉のガランティーヌ、もち豚のパテカンパーニュ、フォアグラのロワイヤル、サーモンの燻製、アワビの燻製、帆立の燻製、ギリシャ風野菜のマリネ、豚肉のリエット、人参のムース、グリーンオリーブマリネ、茄子とツナのムースリーヌ)にした。ペースト物が多く、バゲットに合って美味しかった。

以下は2009年10月のレビュー
いつものようにアラカルトでお願いした。まずアミューズで、いつものようにオリーブの実、3種類(サツマイモのチップ、フォアグラのムース、秋刀魚のグリル フォアグラのせ)の盛り合わせ(どれも美味しい)、ワカサギのフライ(これもグッド)。

アラカルトでオーダーしたものは、馬肉のタルタル(2940円 これが美味しい。バルサミコやアンチョビのアクセントも美味しい)、子羊のナヴァラン(3990円 円形の茄子、トマト、ズッキーニの薄切りがまるでロブションの料理のように重なっている。美しく味も良い)、マルキーズショコラ(1050円 濃厚で相変わらず美味い)。デザートの前には、いつものようにブランマンジェの柚子グラニテのせ(さっぱりして美味しい)、そしてデザートの後には、ポルチーニのムースとフィナンシェ(このポルチーニのムースが、ちゃんとデザートになっていて美味い)、そしてカフェオレ(630円)。
妻はメインは同じにしたが、前菜はキノコのフラン(2100円 ジロール茸を初め5~6種類のキノコののったキノコの味のフランはその上にコンソメ。美味しい)

娘はいつものように、パルメジャーノ、カボチャのスープ、チーズのリゾット。

以下は2009年9月のレビュー
新店舗での初日に伺った。1階の席にしてもらった。オマージュではいつももっぱら肉料理をベースにオーダーすることが多いのだが、今回は魚料理を中心にしてみた。

娘にはいつものように、パルメジャーノの塊と、カボチャの冷たいスープ、チーズのリゾットをお願いした。我々は、アラカルトで以下のメニューをオーダーした。
・桜の木の薫りを纏った タスマニア産サーモン キャビアクリームとAOC緑レンズ豆のコンディマン(2940円 程よい加減のスモークされたサーモン。レンズ豆とのバランスも良く美味しい)
・スパイスの香るガスパチョ カナダ産オマール海老のマリネとタブレソーストンナタを詰めたマジョラム風味のチェリートマト(3150円 ガスパチョが美味しいが、オマールやクスクス等の具がたっぷりでこれらも美味しいのだが、もっとガスパチョ自体を食べたかった)
・ラベルルージュ アリコタルベ(タルベ産白インゲン豆)とオマール海老のビスク ムッシュ オテイザのバスク豚のチョリソーをアクセントに(3150円 荒井シェフも言っていたのだが、大好きだった三鴨シェフのアカザ海老とレンズ豆のスープを思い出させる味。絶品。)
・金目鯛のヴィエノワーズ風 鮮やかなパセリのクリアーなトマトのエマルジョン(2100円 金目鯛がしっとりしていて表面にチーズの香ばしさを感じさせるパン粉がまぶしている。ソースとの相性もいい)
・ヒメゴダイの素揚げ 煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立て 綺麗に採った野菜のブイヨンをベースにしたハーブのバターソース(2100円 ヒメコダイが美味しくソースとのバランスも良い。煮詰めたトマトと毛ガニのクランブル仕立ては、かなりしっかりした味付けだった。)
・ショコラヴァローナ グアナラ70%ミロアール仕立て 黒胡椒風味キャラメルのクレームグラッセ 塩のアクセント ソースモカ(1260円 濃厚なチョコレートのケーキで美味い)
・カルダモンで香り付けしたパイナップルのコンポートとカリカリういきょうのコンフィ 蜂蜜のクレームグラッセを添えて(1260円 さっぱりしたデザート)

これら以外に、もちろんアミューズ(温泉卵にブロッコリー、コンソメのゼリーにカリフラワーのムース、いつものフィナンシェ)や、小さなデザート(ミントのゼリーとヨーグルトのアイス)、小菓子(雷おこしのスープ、カヌレ、チョコレートとラズベリーのマカロン)も付く。

料理は、今日は魚にしたこともあってか、以前よりも洗練度が増したような感じだった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

赤寶亭 (外苑前、表参道、明治神宮前 / 日本料理)

6回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

2022/11訪問 2022/11/06

ビルの5階で赤寶亭が復活。以前より小規模になってとっても旨い。

7月に完成するはずだったAK JINGUMAEビルディングの5階に11月1日再オープンした赤寶亭。
32回目の結婚記念日の3日後の食事は赤寶亭にお願いした。娘は友達と食事というので、妻と二人。今回は、小規模になってカウンター6席と個室1部屋になった。
なので、カウンター席に座ると赤塚さんが絶えず目の前でサーブしてくれる。
25000円のコースになったのだそうだ。出てきた順に
子持ち鮎の煮物 鮑の柔らか煮 車海老のにぎり 海老の火加減も鮑の絶妙な柔らかさも最高。流石。
ズワイガニの真丈 松茸のお椀 この吸地 松茸の香り最高
玄界灘の天然とらふぐの刺身 白子 ふぐ皮 これまた旨い。白子も最高
カマスの焼物 いやあ、美味しい
伊勢海老 サヨリの刺身 旨い
甘鯛の揚げ物 銀杏ソース これも旨いなあ 銀杏ソースも出汁の加減、とろみが最高
巻き湯葉 カブの煮物 美味しい
松茸ご飯 赤出汁 香の物 赤寶亭らしいちょっと柔らか目な松茸ごはん。いやあ旨い
お薄 私の使った茶碗は赤塚さんが初めて買った茶碗だとの事。美味しい
餡入りわらび餅 美味しい
柿 ラフランス 巨峰のシャーベット 美味しい
いやあ、美味しかった。流石、赤塚さん。
一週間遅れで妻の誕生日祝いで赤寶亭で夕食。
いつものように15000円のコースで。飲み物は麦焼酎のソーダ割、妻はお湯割り。
出てきた料理は以下の通り。
カラスミとお餅を挟んだみぞれ仕立て(相変わらずおいしい)
蟹(蟹の身と内子の下には蟹の身とキュウリが和えてあったり。蟹酢がちょっとジュレっぽくなっていてこれも美味しい)
車海老と海老芋の真丈のお椀(やはり赤寶亭の吸地が一番好き。車海老の火入れも完璧)
ヒラメの薄造りと戸井の本鮪のお造り(美味しい)
サワラの幽庵焼 椎茸挟み(美味しい)
シャトーブリアン 下仁田葱(葱のピュレがかかっている。本当に和牛苦手。シャトーブリアンでも脂がきつく感じてしまう)
聖護院蕪の玉しめ(美味しい)
蓮根と梅の炊き込みご飯 なめこの赤出汁 香の物(久しぶりの白米。美味しい)
熟した柿のシナモン焼(美味しい)
栗きんとん(美味しい)
そしてお抹茶

今日も美味しかった。妻のためにお花も用意してくれていた。
この建物では、今回がおそらく最後。また一年後。
今日は娘と2人で赤寳亭。初めてのカウンター席での夕食。

出てきた料理は以下の通り。
グラニテののった青梅(美味しい)、蒸し鮑 里芋 海老 胡麻ソース(美味しい)、じゅん菜 デラウェア(サッパリと)、鱧と冬瓜のお椀(いつもよりも吸地が強く感じた。美味しいけど)、マコガレイの薄造り(美味しい)、八寸(キスの粽とタカベの寿司 小柱腐乳和え 鰻の八幡巻き 丁寧な仕事で美味しい)、稚鮎の天ぷら(美味しい)、マグロとアオリイカのお造り(美味しい)、賀茂茄子と湯葉の炊き合わせ(美味しい)、水なす 小メロンの漬物とらっきょの麹漬け、鯛出汁で炊いた谷中生姜の炊き込みご飯(旨い)、赤出汁。デザートはパッションフルーツのゼリー スイカ メロン さくらんぼ(美味しい)、蓬のきんとん(蓬がよく香って美味しい)、抹茶(美味しい)。

いつもはもっと椀物の吸地が染み込んでいくような優しさだったのだが、今日は結構しっかり自己主張している感じだった。
妻の誕生日祝いで赤寶亭。今回は初めて一階の個室。オーダーしたのは15000円のコース。

出てきた料理は以下の通り。
蓮根饅頭フグの白子餡(旨い)、蟹の飯蒸し(これも旨い)、カラスミ大根(これも美味しい)、甘鯛と湯葉のみぞれ仕立て(椀物は安定した美味しさ)、ふぐ刺し(ふぐ刺しも旨いが、上品な透明な煮こごりが絶品だった)、フグの唐揚げ(美味しい)、マナガツオ 柚庵焼(美味しい)、大間のトロ 海老(上質)、聖護院かぶらと甘鯛の炊合せ(煮物も美味しい)、白いご飯 鰻山椒、香の物、ネギの赤出汁(ご飯も美味しいが鰻山椒で食べるとこれも最高。赤出汁も美味しい)、葡萄ソルベ シナモン柿(美味しい)、こしあん入りのわらび餅(美味しい)、お薄(美味しい)。

赤寶亭のお椀の吸地が好きなので、今回のみぞれ仕立ては美味しいけどちょっと残念だったが、今日も美味しかった。

それにしても次々とやって来る客は外国人ばかり。それがビックリだった。
私の誕生日の前日、当日の10時にダメモトで電話したらラッキーな事にディナーの予約が出来た。

15000円のコース。出て来た料理は以下の通り。
蒸し鮑 胡麻豆腐 天然ジュンサイ(美味しい)、鱧と冬瓜 小メロンのお椀(京都の桜田なき今、五臓六腑に染み渡るお椀No.1は赤塚さんのお椀)、コチの刺身(美味しい)、グジの焼物(焼物も旨い)、八寸 粽 青梅 海老 八幡巻 空豆(粽の美味いこと!)、山口産のA5 シャトーブリアン(サシが強い。赤寶亭も牛肉出すようになっちゃったんだ)、宮城の本鮪 北海道のムラサキウニ(美味しい)、京都の茄子の煮物(絶品!赤寶亭の茄子の煮物は無敵)、白い御飯と鰻山椒煮、香の物、赤出汁(キラキラしたご飯に鰻の山椒煮の合うこと!)、パッションフルーツゼリーとサクランボ(美味しい)、あん入りわらび餅(これも美味しい)、そしてお薄。

旨いなあ〜赤寶亭。出汁が最高に美味い。東京とは思えない水の柔らかさ。椀物、煮物の旨さがハンパない。高級食材ではなく、吸地や茄子で感動させられる店。素人よりも玄人がこの店の凄さがわかると思う。うちの娘は鮑よりも茄子の旨さに絶叫していたが、流石だ。

誕生日の前日と予約の時に言っちゃったから、わざわざ用意してくれたお花ありがとうございました。

私の誕生日のランチで利用。今日は妻と二人で、しかも遅めのランチ。12000円のコースでお願いした。カウンター席での利用だ。
出てきた料理は、青梅(上にのったかき氷とともに暑い日にはピッタリ)、毛蟹と鮑、鱧のお椀、コチの薄造り、ウニの飯蒸し、ノドグロの焼物 コシアブラの天ぷら、海老と佐渡の鮪の刺身 藻塩か醤油で(塩で食べる鮪も結構いけるものだ)、賀茂茄子と万願寺の煮物、ジュンサイとデラウェアの酢の物(思った以上に相性がいい)、生姜ごはん、赤出汁、香の物、パッションフルーツの税ー、わらび餅、お薄。

やはり出汁が美味しい。椀物や煮物がともかく美味しい。茄子の煮物や、鱧の丁寧な骨切りそしてお椀の吸地の旨さは、赤寶亭が群を抜く。昔に比べるとだいぶ値上がりしてしまったのが残念だが、基礎のしっかりした料理を食べると心が落ち着くから不思議だ。派手さよりも和食の神髄である出汁の旨さを味わうための店。

以下は2014年12月のレビュー
久しぶりに夜に家族で利用。クリスマスシーズンにはやはり和食。去年は傳だったのだが、今年は赤寶亭にした。コースは15000円~になったらしい。カウンターで食べてみようと思っていたのだが、案内されたのは1階の個室だった。坐骨神経痛がひどくて、座っていると左足が痛くてしょうがなくなってしまうので、個室で良かったかもしれない。

出てきた料理は、湯葉やウニ 百合根 椎茸の入った柚子釜、松葉蟹と香箱蟹、鯛蕪のお椀、鮪 ヒラメ アオリイカのお造り、海老の菊花寿司と柿なます、ノドグロの焼物、海老芋 下仁田葱 鴨のつくねの煮物、鯛の炊き込み飯、香の物、赤出汁、焼き柿 リンゴのシャーベット マスクメロン あまおう、わらび餅、お薄。オーソドックスながら安定した美味しさ。ご主人や女将とは桜田の閉店の話題になった。お椀も蟹酢の優しい味わいもぬかりなく旨い。

以下は2014年3月のレビュー
毎年恒例の妻の関係のランチ会食で利用。今回は、3階の個室。今日の八寸は、グジの焼き物、ソラマメ、アンキモとリンゴ、玉子 キュウリ 海老、トマト 蒟蒻 エシャロット(アンキモのあんかけの味付けがちょっと濃い目だったが、どれも丁寧な味わい)、オコゼのお椀(お椀は相変わらず美味しい)、ヒラメの薄造り(上質。菜の花などの付け合わせも美味しい)、筍と蛤の炊き合わせ(煮物はやはり旨い)、青さ海苔のお茶漬け(旨い。香の物も旨い)、グレープフルーツゼリー 苺 サクランボ(上質)。更に、ご主人からサービスでいつもの蕨餅にお薄。

ゆったりした上質な時間が嬉しい。

以下は2013年12月のレビュー
妻の誕生日のお祝いで赤寶亭。久しぶりに家族で夜の利用だ。いつもの個室だったのだが、娘も全く大人と同じメニューをペロッと食べるようになった。こちらを初めて利用した時は娘がまだ10ヶ月の時だったのだが、そんな事を思い出すと何とも時の経つスピードの速さを感じざるを得ない。

事前に妻の誕生日のお祝いと伝えていたので、メニューも多少特別になっていたようで、お花も用意してくれていた。出てきた料理は以下の通り。湯葉とウニの柚釜(湯葉の甘さとウニの甘さが綺麗にマッチしていた。普段はウニを食べない娘も綺麗に食べていた)、香箱蟹(蟹はもちろん美味しいのだが、ワカメも実に美味しい)、伊勢海老真丈のお椀(焼いた餅も入っている。相変わらず美味しいお椀)、ふぐさし(ふぐさしもふぐ皮も美味しいが、煮凝りが上品な美味しさだったのが特徴的。妻の誕生日だからと出してくれたのだが、なぜか娘の好物だった)、ふぐの唐揚げ(これも娘の好物)、グジの焼き物(この旨さといったら。まだ娘が2歳の頃にこちらのグジの焼き物を気に入って我々のグジの焼き物を皆食べてしまったことを思い出した)、カラスミ大根 あん肝とりんご クワイ エビの寿司 などの八寸(美しいだけでなく美味しい。海老のレア加減も完璧だった)、海老芋と下仁田葱の炊合せ(出汁が美味しく思わず飲み干すほど)、白いご飯 赤出汁 香の物と牡蠣の煮物(妻と娘は鰻の佃煮に。香の物もみなスキのない美味しさ)、苺と焼き柿 ラフランスのソルベ(焼き柿が絶品)、こしあん入りのわらび餅(これも美味しい)、お薄。結局娘は綺麗に完食。ご飯はおかわりまでしていた。やはりこちらの料理が一番私の身体に合っていると思う。

以下は2013年3月のレビュー
すっかりご無沙汰してしまったが、今年も恒例の妻の関係のランチ会食で利用。カウンターで焼物も出来るようになったらしい。我々はいつもの個室だったが。

今日の料理は、白子豆腐(焼き白子ののった白子豆腐。ポン酢餡の塩梅もよく美味しい)、筍真丈のお椀(今日は微妙にいつもと吸地が変わって感じた。美味しかったけど)、お造り(明石の鯛とウニ 鯛はプリプリで、ウニも上質)、八寸(サヨリの寿司、穴子の八幡巻き、鰆の幽庵焼、ホタテのおろし和え、菜の花、金柑ジュレ 美しい八寸。八幡巻の芯の蕗も美味しいし、鰆の幽庵焼がとても良い)、アンコウの小鍋(醤油味でもなく、味噌味でもない小鍋。微妙にアンキモからでる甘みの移った汁。アンキモが絶妙に美味しい)、鯛めし(しっとりと柔らかめに炊かれた鯛めしの美味しさと言ったら)、日向夏のジュレ イチゴ(デザートも美味しい)、桜餅、お抹茶。

オープンして8年半、我々が通い出して7年半位になるのだが、当時まだ9ヶ月だった娘に蓮根餅のお椀、柔らかく煮られた蕪を真ん中にして回りを茶碗蒸し仕立てにした皿や雑炊など、赤ちゃんでも食べられる料理を用意してくれたことを思い出す。ここの隅でおむつ換えさせてもらったなとか、何とも贅沢な思い出も。本当に世話になったなあと今更ながら感謝。

以下は2012年3月のレビュー
妻の関係で、ランチの会食で利用した。私も娘も一緒だ。久しぶりに利用したら、廊下の脇のテーブル席がカウンターになっていた。現状こちらのカウンターの前では料理を作っていないので、京都の桜田と同じようなスタイルのようだが、女将によるといつかは目の前でと言う可能性もあるらしい。

今日の料理は、八寸(ヒラメと赤貝の手毬寿司、蛍烏賊黄身酢、金柑、鰆幽庵焼、海老と椎茸おろし和え、天豆 美しく美味しい)、アブラメと土筆のお椀(梅がちょっとだけのっていて、吸地も相変わらず美味しい)、豆腐の木の芽と蕗の薹田楽(豆腐も塩加減が良く美味しい)、お造り(本鮪の赤身 アオリイカ 鯛)、筍 湯葉 蕗の炊き合わせ(これも優しい味)、白身魚と生海苔の茶漬け(ちょっとしっかり目の塩加減ではあるが、海苔の香りが良く美味しい)、お祝いと言うことで赤飯も用意してくれていて、これも良い。苺と小さな小夏のような果物(名前忘れた)のゼリー、桜アイス(ゼリーもアイスもみな美味い)、わらび餅(こしあん入りのプルプルわらび餅)、お抹茶。

いつもの奥の個室で6人でゆったりさせてもらった。赤寶亭も後半年で8年になるのだそうだ。娘は今回2年ぶりの利用だったのだが、赤塚さんにすっかり大きくなりましたねと言われた。ブログを見直してみると我々が初めて利用したのは、2005年11月だったので、当時娘はまだ生後9ヶ月だった。その頃から娘を知っているんだものなあと思うと時間の流れの速さを感じてしまう。今回は、娘もちょっと薬味などを除いたりしてもらったものの、大人と同じ物を食べた。確かに大きくなった。

以下は2011年9月のレビュー
久しぶりに赤寶亭を接待で利用した。。今回は1階の個室だ。こちらの1階の個室の利用は久しぶりな気がする。八寸は、ウニ湯葉、イクラ、穴子、キヌカツギなど、椀物は、鱧と茄子のお椀。このお椀がやはり凄い。赤寶亭の吸地は、本当に美味い。茄子との相性もピッタリ。お造りは大間の鮪とヒラメ、揚げ物は鮎の唐揚、煮物は冬瓜と鮑の冷たい煮物。この煮物の美味いことと言ったら。そしてご飯には、海苔の赤だしに、秋刀魚の佃煮でご飯が進む。フルーツ、蕨餅、お薄といった構成だった。

東京で美味い椀物、煮物が食べたかったらやはり赤寶亭だ。

以下は2010年11月のレビュー
接待で利用した。いつもの2階の座敷だった。出てきた料理は以下の通り。
・八寸(うにと湯葉と長芋、鯖寿司、イクラ、ムカゴ銀杏等。 美しく彩られた八寸。どれも絶妙な味付けで美味しい)
・蓮根餅と海老の椀物(吸地がとっても美味い。蓮根餅も美味しい。椀物のレベルは、東京では突出しており、京都を入れてもトップレベルの美味さだと思う)
・大間の鮪、ヒラメ、アオリイカのお造り(お造りのレベルも非常に高い)
・カマスの幽庵焼き(これもとっても美味い)
・松葉ガニ(蟹味噌も身もとっても美味しい)
・鯛蕪蒸し(出汁が絶妙でとっても美味い)
・ご飯、冬瓜の赤だし、秋刀魚山椒煮、茄子の漬物、 大根の浅漬け(どれも美味しい)
・ラフランスのソルベ(これも美味しい)
・栗きんとん(しっとりした栗きんとんはとっても美味しい)
・お薄
今日は、完璧に美味しかった。椀物、煮物がとりわけ美味しく、出汁の加減が東京では最も私の好みに合っている。やはり大好きな店。

以下は2010年6月のレビュー。
私の誕生日の翌日に家族で利用した。3人だったので、前回と同様に3階の個室だ。いただいた料理は以下の通り。

・青梅の蜜煮(美味しい青梅)
・胡麻豆腐とジュンサイ(胡麻豆腐はもちろん、ジュンサイも上質で美味しい)
・赤飯、鯛の焼き物のせ(誕生日と伝えたから、お赤飯を用意してくれた。鯛も美味しい)
・鱧と賀茂茄子のお椀(これが絶品。鱧ももちろん美味しいが、本当にこちらの茄子は美味しい。賀茂茄子が、美味しい出汁を含んでともかく美味い)
・鮪とアオリイカと、マコガレイのお造り(アオリには丁寧な包丁が入っており、マコガレイも旨みしっかり)
・稚鮎の焼き物、鯵の寿司、海老と薇の胡桃和え、瓜玉子等の八寸(どれも丁寧な仕事で美味しい)
・冬瓜の煮物(これもしっかりと出汁のしみた冬瓜が美味しい事)
・帆立の蓮根・大葉包み、タラの芽、帆立の肝の天ぷら(これも良い)
・グリーンピースのご飯、水茄子・長芋・キュウリの漬物、赤だし(ご飯が美味しく、おかわりしてしまった)
・パッションフルーツのゼリー、スイカ、メロン(水菓子も良い)
・蕨餅(上品なこしあんの入った蕨餅)
・お薄

久しぶりの利用だったが、やはりこちらの味は私の身体に合ってしみじみ美味しく、東京の和食では一番好きな味だ。
娘用にもほとんど同じような感じで作ってくださって、娘もお造りまでは完食だった。八寸ではさすがにお腹いっぱいになって、途中休憩してご飯とデザートにしてもらったのだが、好物の胡麻豆腐やジュンサイ、鱧のお椀等を特に気に入っていた。そしてご飯もおかわりして、デザートは妻の分まで食べていて、娘も大のお気に入りの店なのだ。

以下は2009年8月のレビュー
久しぶりに利用。3階の個室は初めての利用だった。いただいた料理は以下の通り。

・アジの寿司、イクラ、オクラなどの胡麻和え、だだ茶豆、山桃、ハジカミ(美しく美味しい)
・鱧と茄子のお椀(丁寧に骨切りされた鱧はもちらんのことだが、茄子が美味い。美味しいお椀だ)
・鮪、マコガレイ、イサキのお造り(お造りも上質)
・鮎の塩焼き(大きいのにちゃんと骨まで食べられる美味しい鮎だった)
・ウニと冬瓜の玉締め(塩梅がよい。美味しい)
・生姜ご飯(ちょうど良い塩加減)と赤だし、香の物
・巨峰のゼリー(丁寧な出来)
・黒豆の水羊羹(これも美味しい)
・お抹茶
最近和食では湯島一二一とか、TAKEMOTOとかしっかりした味付けの店の利用が続いていたからと言うのもあるが、久しぶりに利用した赤寶亭は、やはり塩梅が程よくて好みだと実感した。こちらで食べる茄子は何でこんなに美味しいのだろうと茄子を食べる度に思う。

以下は2009年3月のレビュー
ランチの会食で利用した。通常のランチにお抹茶を付けてもらったので5800円のコースになった模様。いただいた料理は以下の通り。

・白子豆腐 帆立みぞれ和え、梅の玉子巻き、鰆の焼き物、蚕豆、はじかみ(相変わらず丁寧な仕事。どれも美味しい)
・蟹シンジョのお椀(美味しいお椀)
・小さな鰻蒸し寿司(かわいらしく美しく美味しい)
・鰹、ひらめのお造り(鰹はポン酢でたたき風に食べる。かつおもヒラメも美味しい)
・淀大根と葉玉葱の煮物(蕪のような甘みのある大根は、美味しいお出汁で煮られて美味しい)
・五目ご飯と赤だし、香の物(ほっくりと美味しいご飯)
・胡麻のブランマンジェと苺(これも美味しい)
・わらび餅(これも美味い)
・お抹茶
どの料理も丁寧で美味しい。ただ、前回夕食を食べた時も感じたのだが、食材的には以前より地味な感じになっていてように思われる。料理のクオリティはもちろんハイレベルなのだが、流れ的には、これを食べたと言う高揚感に欠けるような印象。もちろん、お出汁のレベルは非常に高く、味わい的には大好きな店であることに変わりはないのだが、食べ終わった後のCP感は、以前より低くなったように感じた。

以下は2008年12月のレビュー
クリスマスシーズンは、フレンチやイタリアンは避けて、ついつい和食を選んでしまう。今年もこの赤寶亭を利用した。

八寸は、湯葉と雲丹、鯖寿司、カラスミ大根、蟹の和え物、海老、むかご、銀杏。お椀は、お餅と帆立豆腐。お造りは鮪、アオリ、ヒラメ。煮物は海老芋と水菜。揚げ物は、牡蠣。ご飯に赤だし、香の物、サンマの佃煮。デザートは、焼き柿、栗きんとん、お抹茶。子供たちにも、玉子焼きやカマスの焼物、お餅と帆立豆腐のお椀、鮪の刺身、ちらし寿司、ラフランスのシャーベットを用意してくれた。派手さはないが、安定した美味しさ。

以下は2008年4月のレビュー
ぐるなびの登録も赤寶亭に変った。あぶらぼうずの椀物をはじめとして、料理はどれも美味しい。若竹煮の若布も筍も旨いこと。八寸は、全て丁寧で美しく、美味しい。

以下は2008年3月のレビュー
入り口の店名と角の小さな看板が赤色の赤寶亭に変わっていた。ぐるなびの登録は赤芳亭のままになっているが。

ランチで初めて利用した。5000円のコースはかなりお得感がある。ちゃんと椀物も入っているし(松葉蟹のシンジョで非常に美味しかった)、鰻とユリネ、海老の入った蕪蒸しの美味しいこと。このコスパを反映してか、満席だった。夜も良いが、ランチの満足度も非常に高い。

以下は2007年12月のレビュー
大人4人と子供2人で利用。娘は、こちらの料理が大好きなので、白子豆腐、うにの飯蒸し、せいこ蟹、お椀にお造りのトロ鰹と食べまくった。この辺りでさすがにお腹がはったらしく、鰤の幽庵焼きや、八寸、海老芋の煮物には手を出さなかったが、温かい稲庭うどんはしっかりと食べ、フルーツの苺や洋ナシ、ザクロを食べまくり。正直なもので、美味しい料理だと本当によく食べる。

子供二人が赤塚さんと握手してからお別れ。ミシュランの影響かどうかはわからないが、いつもの土曜日と異なりテーブル席もいっぱいの人。美味しい店が繁盛するのは嬉しいが、予約が取り難くなるのは困るなあと思う今日この頃。来年から店名を赤寶亭に変えるのだそうだ。

以下は2007年9月のレビュー
今日も料理は非常に良かった。
無花果に胡麻ソース、銀杏の付き出しで始まり、お椀は鱧と茄子。この鱧が上質で丁寧な骨切りがされていて汁も出汁がたっぷり出て美味しいのはもちろんだが、茄子の美味しいこと。こんなに美味しい茄子は初めてというほどだった。お造りは、マコガレイ、鱧、海老、八寸は、フォアグラ入り衣かつぎ、いくら等。焼物は蓼酢で食べる鱸の塩焼と穴子、煮物は冬瓜に蟹あんかけ、揚物は子持ち鮎の素揚げ、ご飯は舞茸ご飯、デザートは、巨峰のゼリー寄せ、わらび餅、お薄。相変わらず、どれも丁寧で美しく美味しい。やはり大好きな店。

以下は2007年6月のレビュー
つい立の出来たテーブル席を初めて利用。後からつい立をつけた分、ちょっと狭くてサービスしにくそう。

料理はすっごく良かった。焼き茄子のゼリー寄せで始まり、大きなジュンサイの酢加減、鱧と蓮根餅のお椀も絶品。お造りはアオリ、鮪等。鮎の塩焼、八寸ではアオリイカの鱧子和え、焼きカラスミ、鯵の寿司等等、酒が進む。冬瓜とカボチャの炊き合わせも美味いし、生牡蠣のもずく酢和えも、新生姜の炊き込みご飯も美味い。

そして、フルーツはスイカに甘いさくらんぼに、パッションフルーツのゼリー。これがまた美味いのだ。

自家製の本わらび餅は中に入った餡も美味いし、わらび餅も質が良く、丹波黒豆のきな粉がはえる。そしてお薄。これで11550円というのはやはり破格の美味さだ。

以下は2007年3月のレビュー
廊下のところにあったちょっと落ち着かない席のところに仕切りが出来て、こちらの席でも落ち着いて食べられるようになったし、個室も以前はつい立で二つに仕切るようにしていたが、今は広々とつい立無しで利用させてくれており、落ち着き度はかなり向上した。

子連れでもOKの店で、お願いしなくても、子供用にちょっとしたご飯物や、吸物を用意してくれたりするところも嬉しい。

料理に関しては、相変わらず椀物も、煮物も出汁が、ますますピタッと決まってきていると感じた。若狭のグジの焼物は寸分違わぬ塩加減で、焼き加減も完璧。〆の鯛めしの香りも味も万全だ。

全ての料理が美味しく、出汁系は東京ではもちろん、京都をいれてもトップクラスだと思う。コースも11550円(税サ込み)となり益々お得感いっぱいだ。その割りになぜか予約が取り易いところも良い。文句なしにいい店だ。

以下は2005年11月のレビュー
赤芳亭のご主人赤塚心一さんは招福楼出身で、この店を2004年9月にオープンする前は、乃木坂&銀座の神谷さんが以前料理長をしていた赤坂のきくみの料理長だったそう。私が京都で一番好きな割烹 桜田のご主人桜田五十鈴さんも招福楼出身なので(こちらのご主人、桜田さんの下で以前働いていらしたそう)、招福楼の味、とりわけ椀物は一番身体にあっている気がするのでこの店には行きたかったのだ。

外苑前から歩いて10分弱、元民家を改造したというお店はなかなか風情がある。シンプルな内装で(壁は塗っておらず、壁紙であるが)、お庭の見える雪見障子になっており落ち着いている。今日は、12100円(税サ込み)をオーダー。そして料理。予想にたがわず旨い!椀物もよろしく、八寸は美しく、刺身の質、酢加減の良さ、ポン酢の旨さといいい全く間違いない。〆は筍の炊き込みご飯といい、フルーツの美味しさ、上生菓子の旨さ、そしてお抹茶までちゃんと供される。

12100円と言うが、税サ込みなので、実質的には料理10000円をうたっている店と同じ価格だ。こうした正直な表示の仕方は珍しいと思うが、まじめかつストイックそうに見えるご主人の人柄を反映しているような気がする。ここは、2005年一番の当たりだった。ご主人が、玄関で正座をして送ってくださるだけでなく、外に出ては見えなくなるまで見送ってくださるところといい、京都の桜田か、神宮前の赤芳亭かっていう感じ。また、サービスしてくれた若い女性が、どちらかというと池脇千鶴系のなかなか可愛らしいタイプでこちらも○。文句無くお薦め。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

ヴィンチェロ (新宿御苑前、東新宿、新宿三丁目 / イタリアン)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999

2024/03訪問 2024/03/31

ホワイトアスパラと5種のワインのコース

しばらくヴィンチェロに伺っていないなあと思ったらなんと6年半も伺っていなかった。まじビックリだ。今では厨房は齋藤シェフ1人の体制なのだそう。Facebookでホワイトアスパラのコース(ホワイトアスパラの料理4皿とワイン5種 1万円)が始まるというので伺ってみた。
まずはスプマンテ ヴィノジア ヤーデ
ワインはカザーレ・ヴァレッキエーザ フラスカーティ・レ・ルッビエに料理はチーズとホタルイカとホワイトアスパラ
サン・ミケーレ・アッピアーノ ゴールドムスカテラー (モスカート・ジャッロ) 料理はシンプルにブレオザラとホワイトアスパラ
トラミン ゲヴュルツトラミネール セリダ 料理はリゾット ホワイトアスパラ
HANAMAKI ベスピナエ 2022 シャルドネ 鶏のカツレツ ホワイトアスパラのタルタル
飲み過ぎでベロベロ
5杯も飲めるようになった自分を褒めてあげたい
リゾットめちゃ美味かった
結婚記念日の翌日、学園祭&部活帰りの娘と新宿で待ち合わせてヴィンチェロへ。

料理はおまかせで、ワインは合わせてもらうけど量を少なくしてお願いした。スプマンテで始まる。
キャビアののった太刀魚 レンズ豆やキノコのスープ(濃厚な味付け)、かぼちゃのピュレとスモークしたチーズ(これも美味しい)、トロフィエ 塩雲丹(手打ちのトロフィエ。旨い。ウニ嫌いの娘も完食していた)、白トリュフ チーズのリゾット(白トリュフの出来が悪いのに価格はとんでもないと斎藤さんは言っていた。うめえ〜)、宮崎牛(お腹いっぱい)、パンナコッタ、コーヒー。

合わせてくれるワインも美味しい。
妻の誕生日祝いで1年10ヶ月ぶりにヴィンチェロ。料理はおまかせ、ワインは少なめでお願いした。
スプマンテで始まり、1皿目は氷見の寒ブリのタルタル(美味しい)、ワインはTERRE BIANCHE、2皿目はフォアグラとサツマイモのクレマ 栗の蜂蜜、ワインはEFESO、3皿目はアンコウとズワイガニのトマトソースのパスタ、LOCO NOVOのワインも美味しい、4皿目は白トリュフをたっぷりかけてくれる 白トリュフとクリームソースのペンネ(すっごい白トリュフの香り)ワインはFONTANAFREDDO BAROLO、白トリュフたっぷりで旨い、次のワインはSANTA CECILLIA。料理はA5ランクの黒毛和牛のランプのステーキ(歳のせいか和牛は美味しいけどつらい)。そして、妻の誕生日祝いにデザートの盛り合わせにろうそくをつけて運んできてくれた。とっても、美味しかった。そして紅茶。1年10カ月ぶりだったが、白トリュフも嬉しかったし、ワインの量を減らしてもらったので、最後まで飲めて良かった。

以下は2015年2月のレビュー
最近はすっかり年に1回の利用になってしまっている。本当は娘の誕生日週間である先週の土曜に利用しようと思っていたのだが、その日は貸切とかで今週になった。

娘には、生ハムの盛り合わせと、チーズのペンネをお願いし、我々はワインを含めたおまかせ。フロアスタッフがかわり、今は斎藤さんがサービスも行っている。スプマンテが旨い。料理は以下の通り。各皿に合わせたワインも美味しかったが、途中から銘柄不明。ハタのタルタル、ホワイトアスパラガスと生ハム、フォアグラのソテー、塩ウニのトルフィエ(ヴィンチェロで手打ちのショートパスタが食べられるとは。しかも好きなトルフィエ。旨い。チーズのペンネで満腹になったはずの娘もこれは喜んで食べていた)、タリアテッレ トリュフかけ(トリュフの良い香り)、牛肉、カタラーナ、エスプレッソ。もう途中から満腹で、酔っ払って寝ていた。今日もワインも美味しかったし、パスタも美味しかった。ディーゼルとのコラボのワインバーORSOにも行かねば。

以下は2014年2月のレビュー
ヴィンチェロも2月11日でオープンして12年になった。オープン記念日からちょっと遅れて、娘の誕生日ちょっと後の週末にヴィンチェロで夕食。ワインは少なめでお願いして娘は、チーズ中心におまかせで。

まずは、娘に36カ月のパルメジャーノと40年のバルサミコ酢。我々はスプマンテで始まり、Doniniの白と白エビのタルタルにボッタルガのせ。野菜のシャキシャキした食感との相性が良く、このワインは飲み口がとっても軽い。娘にはシンプルなトマトとモッツアレラのスパゲッティ。トマトは先日我々が贈った徳谷トマトの7番を使用したとのこと。なんとも贅沢なパスタ。もちろん美味しい。続いて、我々はPrimedizione Vallona の白と赤牛や鹿、クラテッロなどのハム。これが絶品。サイのラベルのToscana Vermentino La Spinettaでフォアグラのソテー、Zimara Sanchiricoのロゼにトゥベッティーニのスープパスタ。食感も魚介の出汁もとっての良い。このトゥベッティーニがめちゃうまい。娘は、ゴルゴンゾーラをはじめ数種類のチーズのペンネ。我々はサイのラベルのIl Gentile Di Casanovaに黒トリュフをたっぷりかけたショートパスタ。トリュフの香りがしっかり。続いてDemarie Barbarescoに鴨のロースト。ドルチェにMaximoのデザートワイン。もう満腹。

以下は2013年6月のレビュー
私の誕生日週間の第一弾として、ヴィンチェロで夕食。紀伊国屋ホールで芝居を観た後の利用だ。我々はいつものようにワインを合わせてもらい、娘はチーズと、チーズのパスタをオーダー。

我々はスプマンテで始まり、まずは、TERRE BIANCHEの白とヒラメとウイキョウのセルクル仕立て キャビアのせ、娘にサーモンのポテトチーズソース、Leone de Castrisの白とホワイトアスパラガス、Moroseのロゼスパークリングと鹿のタルタル、娘にはチーズのショートパスタ、CONTINEとボッタルガのスパゲティ、Amedeoの赤とラグーとペンネ、PODERE SAPAIOの赤と羊にサルシッチャ。今日も美味しかったが、一品目のパスタの段階で、かなり満腹になってしまい、本当に食が細くなったと感じる今日この頃。そして今日も酔っ払った。

以下は2013年2月のレビュー
あっという間の11年だった。いつものようにおまかせにして、ワインは少なめでお願いしたのだが、かなり酔っ払った。まずは、スプマンテで始まった。

我々は鰯とスペルト小麦とリコッタのセルクル(旨い)にCHARA CHARD ONNAY SALENTO(このシャルドネとっても美味しい)、チーズ好きの娘には、インカの目覚めやブロッコリーのセルクルに焼いたカチョカバッロ?、我々はインカの目覚めやブロッコリーのセルクルとカジキマグロのソテー(これも美味しい)にCOSTE A PREOLA(このワインもフルーティかつ奥深く美味しい)、娘にはトマトソースとスモークしたモッッツアレラのペンネ(トマトソースがとっても美味しくチーズもとっても美味しい。もちろんペンネも)、我々はホタテのオレキエッテ ボッタルガ(これも美味しい)にFIVE ROSESのロゼ(これはこちらで何度か飲んでいるが美味しい)、続いて濃厚なカルボナーラにたっぷりの黒トリュフを斎藤シェフがかけてくれた(このカルボナーラがまるで全体チーズのような濃厚さで、黒トリュフとベストマッチ)にDAMARIEの赤(このワインも奥深く美味しい)、豚肉のロースト(もうお腹いっぱいなのだが、香ばしく美味しい)にARNALDO CAPRAI COLLEPIANO(ヴィンチェロといえばこのワイン。文句なく美味しい)、ドルチェはパイナップルと胡桃の入ったアイスとDAMARIE 微発泡デザートワイン(このワインも上品な甘さで美味しい)。

今日も良く飲んだ。どれもとっても美味しかった。

以下は2012年2月のレビュー
2月11日はオステリアヴィンチェロのオープン記念日。あっという間の10年間だった。私がこの店を初めて利用したのは、オープン2ヵ月後だったのだが、あの日の記憶は今でもしっかり覚えている。今日は、あの日と同じ席を用意してくれていた。料理はおまかせにして、メインは極力少なく、そして料理にあわせるワインも普通の半分程度の量でお願いした。

まずは、スプマンテ、海老にキャビアには、軽い感じのシャルドネ。ホワイトアスパラガスには、Pradalupoと言うしっかり目の白、フォアグラには、Colle Soragani、塩水ウニのリングイネには、Salice Salentino Riserva、たっぷりの黒トリュフがかけられた鹿と栗のラグーのショートパスタにはTellus Lazio Syrah、イベリコ豚にはMontevetrano、私だけドルチェのカタラータ、そしてコーヒー。娘は水牛のモッツアレラ 36ヶ月のパルメジャーノ ハモンセラーノの盛り合せ、チーズのパスタ。

今日のワインは、ほとんど初めてのワインばかりだったと思う。Montevetranoも初めてだったが、凄いなこのワイン。初めてこちらに伺った際は、斎藤シェフがリゾットにたっぷりのサマートリュフがかけてくれて感動したのだが、今日は斎藤シェフが同じように黒トリュフをたっぷりかけてくれた。その濃厚な香りにそれだけで酔ってしまいそうだった。実際には、既に酔っ払っていたのだが。店中に10周年を祝う花がいっぱいで、もちろん満席。10周年おめでとう。これからも私たちを導いて欲しい。

以下は2011年2月のレビュー
今日はワイン込みで12000円のコース。スプマンテから始まり、白2種類、赤3種類、紅茶の香りのするデザートワイン。一番初めに出てきた白ワイン以外はみな初めてのワインだったのだが、どれも美味しく、このデザートワインがとりわけ香りよくお薦めだと思う。料理ももちろん良かった。出てきた料理は、ブリのカルパッチョ たっぷりの野菜、ムール貝のグラタン風(ムール貝の上にカポナータをのせ、その上からモッツアレラをかけて焼いたもの。美味しい)、魚介の辛いトマトソースのリングイネ(帆立や海老や蟹がたっぷりで、濃厚なトマトソースでとっても美味しい)、ポルチーニのショートパスタ(これも完璧)、北海道の短角牛のタリアータ たっぷりのルッコラかけ(この牛肉、赤身がとっても旨い)、カタラーナ(もちろん美味しい)、コーヒー。

グラスが空いたらワインを注いでくれるし、ワインだけでも充分12000円の価値がある位飲んでしまったと思う。ここで食べると、ついつい飲みすぎてしまうのが玉に瑕。


以下は2011年1月のレビュー
久しぶりにオステリアヴィンチェロ。家族での利用も本当に久しぶり。確か、前回家族で利用した時も、今回と同じようにハイアットリージェンシーに泊まった時だったと思う。

今回出てきた料理は、ボタン海老のキャビアのせ ウイキョウ添え、バーニャカウダ、フォアグラと牛肉のタルタルトリュフのせの盛り合わせ、塩水ウニのリングイネ、イノシシのパスタ 白トリュフ、牛肉のタリアータ。

今年最後の白トリュフに間に合った。ワインもどれも良かったが、特に良かったのがFranz Haasのマンナと言う白ワイン。シャルドネをベースにした物だとの事だが、濃厚でとっても良かった。

以下は2010年5月のレビュー
今月2回目のオステリアヴィンチェロ。出てきた料理は以下の通り。
蛍烏賊とカポナータ、ホワイトアスパラガス、稚鮎のフリット、海老と蟹のパスタ、そら豆のショートパスタ、チュラ豚のマスタードソース。料理はどれも良い。もちろんワインも合わせてもらった。特に旨かったのは2002年のゲヴェルツ。感動の旨さだった。

以下は2010年5月のレビュー
夜に利用した。出てきた料理は以下の通り。
・マグロと茄子のタルタル(バルサミコでちょっと甘めに)
・ホワイトアスパラガス 桜海老(甘さのしっかりしたホワイトアスパラガスが美味しい)
・サラミ、鹿の生ハム、馬の生ハム(イタリア土産とのこと。これが絶品)
・ホワイトアスパラガスのリゾット(絶品)
・兎とそら豆、トマトソースのショートパスタ(濃厚なトマトソースで美味しい)
・鹿肉とフォアグラ(旨い)
・カタラーナ(これも美味しい)
・エスプレッソ
ワインもそれぞれに付けてもらったが、面白い物が多かった。特に2000年のTAURASI VILLA RAIANOが絶品だった。

以下は2010年1月のレビュー
ランチ営業を始めたと言うので(通常営業は1200円、1500円のパスタランチのようなのだが)、事前にお願いして、4000円程度の料理で宴会(と言うか10人程度の集まり)で利用させてもらった。ワインは、その場の雰囲気でと言う感じだったのだが、やはり予想したとおり、ついついワインも進んでしまった。

前菜は、2種類で蛍烏賊とラトゥイユのサラダ添え、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、パスタは、魚介のトマトソースのオレキエッタ、メインは、子牛のミラノ風カツレツ、デザートはアイスとムースの中間のようなフワッとした食感のもので、蜂蜜が添えられていた。そしてエスプレッソ。10名でワインを4本開けたのだが、ワインももちろん美味しく、娘はいつものように30ヶ月熟成のパルメジャーノにチーズのペンネ。

やはり、ランチでもワインが進むような味付けなので、ワインがついつい進んで飲みすぎてしまうのが玉に瑕。ワインは、料理に合うようなものでお任せにしたのだが、白、赤とも5000円程度の手頃な価格でナイスチョイスだった。

以下は2009年12月のレビュー
先週に引き続き、斎藤シェフがイタリアから帰ってきた翌日に家族で利用した。

残念ながら白トリュフは手に入らなかったそうだが、黒トリュフも薫り高い。
料理は、鰯とウイキョウ、インカの目覚めと蛸(程よい塩加減で美味しい)、カボチャとインカの目覚めのムースとレバーのペースト、黒トリュフかけ(トリュフの香りがすばらしい)、ムール貝のグラタン仕立て(これもまた旨い)、オマール海老のパスタ(旨みたっぷり)、短角牛のロースト(程よい歯ごたえに深い味わい)、ワインはスプマンテ、白2種、ロゼ、赤2種。もうお腹いっぱい。
娘は、こちらのオリーブオイルが大好きなのでパンにオイルをつけて沢山食べ、30ヶ月熟成の赤牛のミルクで作ったパルメジャーノの塊、そして大好きなチーズのペンネを沢山食べた。

今日はトータルで3万円。今日も美味しかったし酔っ払った。

以下は2009年11月のレビュー
予約の際、斉藤シェフからその日はイタリアに行っていていないけど、と言われたのだが利用した。予約の際に、メインを少なめにして、お酒たっぷりで1万円でお願いできます?と聞いたら、大丈夫とのことだったので、そんな感じでお願いした。

確かにお酒たっぷりだった。スプマンテ・食前酒代わりにとイタリアのヌーボー(赤・白)、白2種類、ロゼ、赤2種類、グラッパでもうフラフラ。ヌーボーはやはり他のワインに比べるとイマイチだったが、他のワインはすごく良かった。

料理は、寒鰤のカルパッチョ、インカの目覚めのムースと白レバー、アサリのパスタ、ラディッキオとチーズのペンネ、バスク豚、パンナコッタ、エスプレッソ。どれも酒に合うようにしっかりした味付けで、メインはいつもの通り、ちょっと甘めのソースだった。今回はメイン軽めでお願いしたこともあって、今回は残さずに食べられた。

相変わらずCPがめちゃ高い。ちなみにトイレの中に置いてあった紙にランチも始めたと書いてあった。これは嬉しいが、昼からベロベロになるわけいかないし・・・とちょっと複雑。

以下は2009年4月のレビュー
先月に続き利用した。出てきた料理は以下の通り。
空豆とペコリーノロマーノのムースと蛤、稚鮎のフリットとイタリア人参、馬の生ハム・鹿のサラミ・鹿の生ハム・鴨の燻製の盛り合わせ、魚貝のトマトソースのパスタ、ポルチーニと手打ちのパッパルデッレ、鴨とフォアグラのロースト、パンナコッタとフルーツの盛り合わせ。

どれも美味しかったが、生ハムの盛り合わせは特にすごかった。こちらでは珍しい手打ちパスタも濃厚で美味しかった。ワインはどれもすばらしかった。

以下は2009年3月のレビュー
いつものようにおまかせ。出てきた料理は以下の通り。
稚鮎のフリットとイタリア人参(ちょっと大きめの稚鮎。ワタの苦味が美味しい)、 カルドンチェリとスモークした生ハム(カルドンチェリというキノコを初めて食べたが甘さのある美味しいキノコだった。スモークした生ハムも美味しい)、ホワイトアスパラガスのリゾット(いつもながらリゾットが美味しい)、 徳谷トマトのソースのコンキエッタ(これが今回のベスト。徳谷トマトを使って作ったと言うトマトソースは濃厚で独特の甘さ。コンキエッタの美味く絶品)、純血バスク豚のロースト(上質のハチミツを使ったマスタードソースでのバスク豚のロースト。バスク豚が美味い)
ワインは、もちろんいつものように合わせてもらったが、PIEROPANという白ワインは面白く、POGGIO CANNETOも、LUTROCも美味いし、COLLEPIANOは相変わらずすばらしい。

以下は2008年11月のレビュー
斎藤さんが、イタリアから帰って来て3日目に訪れた。
白トリュフが目当てだったのだが、残念ながら今年はゲットできなかったのだそう。
ムール貝のワイン蒸し、究極の生ハム盛り合わせ(クラテッロ、カモシカ、イノシシ等 有り得ないほどの美味しさ)、シンプルなトマトソースのパスタ(このコクといい、香りといい最高)、そしてトリュフのリゾット(すばらしい香りにアルデンテのリゾットはやはり最高)、キジ(もうお腹いっぱいで食べ切れず)、それでもついついカタラーナを食べてしまうメタボな私。娘も大喜び。隣の席のカップルがお誕生日のお祝いだと言うので、娘がハッピーバースデーの歌を歌ってあげるほど、上機嫌だった。

以下は2008年2月のレビュー
2002年2月11日はオステリアヴィンチェロのオープンした日。その記念日の前日に伺った。

今日は鰤のカルパッチョとボタン海老ではじまり、ホワイトアスパラガス、トリッパのトマトソースのパスタ、麦のリゾット黒トリュフかけ。どれもシンプルで美味しい。ここで、お腹いっぱいになってしまい、メインはキャンセルした。娘もホワイトアスパラガスに添えられたサンダニエルを食べて、つまみに持ってきてもらったパルメジャーノをお代わりし、特別に作ってもらったトマトソースのスパゲッティーニを完食し、我々のリゾットも食べていた。さらにカタラーナまで食べた。私も大好きだが、娘はミシュランを「ここも行ったね」と一緒に見ていた時に、オステリアヴィンチェロは出ていないのかと言うほどこの店がお気に入りだ。

以下は2007年11月のレビュー
今年はなんと白トリュフが90万円/1kgを超えるほどの価格なのだそう。一昨日イタリアから帰ってきたばかりの斎藤シェフが、それでも例年並みの価格で食べさせてくれる白トリュフのリゾットの旨いこと旨いこと旨いこと。娘のために作ってくれたトマトソースのスパゲッティーニも、ムール貝のパスタも、生ハムもフォアグラもみんな旨い。大満足。

以下は2007年11月のレビュー
今日もおまかせ。出てきた料理は、シラスの白身魚サンドとカジキマグロの燻製、カボチャノピュレーとフォアグラ、日本ではここ以外で食べられないようなハムの盛り合わせ、魚介のパスタ、たっぷりトリュフのリゾット、和牛のタリアテッレ。すっげー美味い。この料理で6000円はありえない。ワインは各皿に合わせてもらってグラスで6杯飲んで、10000円程度。マジヤス。

それにしても客層が落ち着いている。この店はイタリアンには珍しく、男性比率が高い。オーナーの齋藤さんと同世代あるいはその上の世代の男性が、結構男同士で飲み食いを楽しみに来れる珍しいイタリアンだ。

以下は2007年8月のレビュー
久しぶりに利用した。リゾットを入れてねとだけリクエストして料理はシェフにおまかせにした。

ムール貝のワイン蒸し、イタリア産ニンジンとパンチェッタの和え物、蟹のパスタ、たっぷりのサマートリュフの激ウマリゾット。バスク豚のロースト。これで料理6000円はありえない価格。それぞれの皿にワインを合わせてもらって、一人1万円程度。これもやはりありえない価格。普通の店なら、このリゾットだけで6000円以上取られるだろう。

何でもイタリアのLECCEにある300Mila Lounge「http://www.300mila.it/」と言う店の料理も斎藤さんが任されたとかで、二番手がそちらに常駐している関係で厨房はてんてこ舞いで斎藤さんもフロアに顔出せない状態とか。

それにしても美味しかった。

  • (説明なし)
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6位

カンテサンス (白金台、目黒 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2011/12訪問 2011/12/12

絶妙の塩加減、酸味のバランス、そして火入れ。期待していた以上の料理に楽しい接客。電話が通じない理由も理解できるクオリティ。

カンテサンス2回目の利用は、個室。

2回目の時は真っ白なメニューは出てこないのかと思ったら、同じ儀式が行われた。これって1回目だけで充分なんじゃないかとちょっと思ったりした。

出てきた料理は以下の通り。
・自家製のボラコのサブレ(焼いたカラスミののったサブレ。もちろん美味しい)
・ガルビュール ジャポネ(ヤーコンなども入った小さなスープ。これも美味しい)
・山羊乳のバヴァロア(百合根もオイルも塩も旨い)
・ポロ葱と海老(海老も上質で、その下に敷かれたポロ葱が湯葉にような繊維質でこれも旨い)
・アーティショーのベニエと羽田の穴子(細身の穴子が蒸しと焼きで。アーティショーも旨いし、蛤の泡も旨い)
・ブータンノアールとフォアグラ(林檎のタルトの上にブータンノアールがのっている。これが思った以上に柔らかく、優しい味。フォアグラの美味しい)
・北海道のキンキ ヴェントデスターテとケッパー(キンキが美味いし、チーズとケッパーのソースの良い。キャンディーキャベツの付け合せが、美味しい。晴山のジャガイモのハリハリのようなルックスだった。もちろん味は違うが)
・蝦夷鹿の3時間ロースト(これもとっても美味しい。ソースも、レンズ豆の付け合せも素晴らしい)
・洋梨とカルヴァドスのシャーベット(香りも味も素晴らしい)
・柿と蜜柑 ミラベル風味のサバイヨン(これも美味しい)
・丹波産 栗のガレット(香りも味もとっても良い)
最後のデザートは、メレンゲのアイスをスペシャリテの塩ソースか新作かと聞かれ、両方とお願いしたらちょっと困った表情。
・メレンゲのアイスクリーム(美味しく、上から振った塩が良い)
これで終わりかと思ったら、スプーンがセットされ、
・メレンゲのアイスクリーム(塩ではなく土に見立てたクランブルクッキーの振られたものも運ばれた。これも美味しいのだが、塩ソースを最後にしてくれた方がさっぱり終えられて良かったと思う。両方とお願いしたのはこっちなのだが・・・)

今日も大変美味しかった。今回初めて知ったのだが、食べた料理のメニューを頼めばもらえるようだ。シェフにサインもお願いして頂戴して大満足だった。

今回は市村さんではなかったので、楽しい接客と言うよりも真面目な接客だった。トイレに行く途中に市村さんとすれ違ったら、声をかけられた。凄い、ちゃんと覚えてくれているんだとちょっと嬉しくなった。

以下は2011年2月のレビュー
今回は目出度く病気を克服した方の快気祝いで、3人で初めてカンテサンスを利用した。3人ともカンテサンス初体験だ。この場所は、同じビルの中に今は無きルクソールも入っていたし、良く知っていたのだが、それでも入り口はちょっと迷ってしまった。

店内は落ち着いた雰囲気で、トイレのドアノブまで皮で覆ってあってとってもお洒落。
我々のテーブルには、シェフソムリエの市村氏がついてくれた。市村氏は、オストラルやベカスにもいたはずとは、同行者の弁。とっても楽しい接客だった。白紙のメニューが渡される儀式から始まる。これって、我々が初めてだったからなのか、再訪でも行われる儀式なのか?

出てきた料理は、個室ではなかったのでメモ用の写真も撮れなかった為イマイチ定かではないが、以下の通りだったと思う。

・サブレの上に椎茸のスライスがのり、たっぷりのポルチーニパウダーで覆われている物(ポルチーニの香りたっぷり)
・小さなスープ チョリソーやトリッパ、白インゲン等色々な具(しっかりした味わいで美味しい)
・ヤギのババロア オリーブオイル ゲランドのフルールドセル 百合根(百合根?と思ったが、これが絶妙の相性だった。塩質が非常に高く美味しい)
・ツブ貝のベニエ インカの目覚め(これは普通に美味しい)
・車海老 ボタン海老のタルタルのせ(パリパリの殻ごと食べられる車海老。どちらかと言うと和食っぽいアプローチでもちろん美味しい)
・ブータンノワールのタルト フォアグラのせ(ブルギニオン等でブータンノワールは死ぬほど食べているが、こちらはリンゴの甘さまで入れ込んだ感じの甘さ。ブータンノワールが、まるでケーキのよう)
・石鯛(しっかりした身の石鯛が的確に焼かれていて美味しい。蛤のソースも、ひろっこと言うまるでノビルのような味わいの野菜のアクセントも旨い)
・イベリコ豚 ひよこ豆のソース(イベリコ豚のしっとりした味わいが良い。レモンを効かせたソースの酸味にビックリしたが、これがまた絶妙な塩梅だった)
・チーズフォンデュ デコポンのピュレ トースト(普通に美味しい)
・エスプッレソのソルベ(普通に美味しい)
・金柑飴 マスカルポーネ(金柑の中をくりぬき、その中にマスカルポーネを入れて全体を飴でコーティングした物。食感も楽しい)
・苺のショートケーキ(半分に切った苺の上に薄いスポンジ、生クリームがのる。これも上出来)
・メレンゲのアイス(これが美味しい。上質な塩アイスと言う趣。塩質の良さが反映されているんだろう。絶品)
・ケシの実で覆われたチョコ

料理は期待以上の出来だった。特に塩加減、酸味のアクセント、定評のある火入れ、全てに卓越したセンスを感じさせる。定番と言われているヤギのババロアや、メレンゲのアイスの旨さ、メインの肉料理で酸味を持ってくる大胆さに感激した。これだけの品数なので、全てが凄い!と言うことはないが、どの料理もちゃんと一定レベルを超えていて、強弱のアクセントもあって完成度は高いと思う。

ワインはグラスでお願いした。シャンパンも赤も良かったが、何よりアルモニエと言うサンセールがサンセールっぽくなく美味しかった。

一体いくらになるんだろうと心配したが、2万円台の半ば程度でおさまり、覚悟していたよりもかなりリーズナブル。人気な訳も良くわかると思った。

  • トイレのドアノブも素敵
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

ヴィノシティ (神田、新日本橋、岩本町 / ワインバー、ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/03訪問 2012/03/09

とんでもリーズナブルなヴィノシティは、今日も満席。オマージュ監修の料理も絶品。スタッフの女の子もみんなかわいい。

今日は昔の職場の仲間11人でヴィノシティ。こぼれスパークリング(600円)X11で乾杯。事前にバーニャカウダ(800円)X4、フライドポテト(400円)X4と、フォアグラのソテー(1500円 レモンと赤ワインの風味で美味しい)X4、サーモンの瞬間スモーク(700円 今日は紅芯大根のソース。香りが良く美味しい)、X4をお願いしておいた。

1本目のワインは、ALCAMO 2010年(2700円 春のような華やかな香り)X2、2本目のワインは、WINE MEN OF GOTHAM(3000円 しっかりしたシャルドネで美味しい)X2、筍のアヒージョ(600円 ちょっと塩がきつめ)X3、豚肩ロースのソテー(1100円 シンプルにマスタード。美味しい)X3、Nottage Hill PINOT NOIR 2010 (2800円 これ旨い)、子羊のソテー(1本800円 2本目からは500円X11本 付け合せのカポナータも美味しい)、MARCHE ROSSO (2800円 サンジョベーゼらしい。これも美味しい)X2、がっつり俺のデザート(800円 苺のムースX1、濃厚チーズケーキX2 どちらも美味しい)、エスプレッソ(300円X11)。

今日も美味しかった。

以下は2012年2月のレビュー
久しぶりに家族で利用した。相変わらずの人気だ。娘にあゆみ店長が、リゾット作りましょうかと声をかけてくれた。シェフがかわったので、味はちょっとかわるけどとの事だったが、甘えてリゾットもお願いした。

お通しが出てから料理が出てくるまでだいぶ時間がかかったが、それ以降は順調に出てきた。フロアスタッフが急に風邪で休んでしまってなかなか大変だったようだ。オーダーしたのは、バーニャカウダ(800円)、クリームチーズのセモリナ粉揚げ(600円 スティック状のクリームチーズの揚げ物にブルーベリーのジャムが別皿で)、フォカッチャ(300円)、スペシャルリゾット(900円 加山シェフとは確かに味は異なるがちゃんとしていて美味しい)、寒鰤のステーキ(1300円 分厚い寒鰤の切り身が二つ。ボリュームたっぷりで美味しい)、牛頬肉の赤ワイン煮込み(1500円 濃厚で柔らかく煮込まれた牛頬肉。オーソドックスなビストロメニューだが、丁寧に作られていてこの価格はかなりリーズナブル)。こちらのメイン系の料理はクオリティも高く本当にリーズナブルだと思う。

19時前には2回転目の客が入ってくるほどの人気。一体、一日何回転しているんだろう。人気になるのも当たり前だが。

以下は2012年1月のレビュー
久しぶりのヴィノシティ。藤森さんやあゆみ店長をはじめ主要メンバーがフランスへ研修旅行中だった。前回から変わった点は、加山シェフが、2店舗のメニューは見ているが、ヴィノシティマジスに異動し、こちらは高見シェフに変わったと言う事。それでも料理のクオリティを初めとして、高い水準を維持しているのが凄い。

今日は、男3人でガッツリモード。今日オーダーしたのは、いつものスパークリングに、日本一の生ハム(800円)、バーニャカウダ(800円)、フライドポテトS(400円)でスタート。ワインはえみちゃんにセレクションをお願いした。まず白は、AROMO(3800円)と言う、香りの面白いワインだった。今日のサーモン瞬間スモーク(700円)はキノコクリームソースで、これも旨い。フォアグラのソテー(1500円)は、この価格とは思えぬボリュームに美味しさ。そして赤はラ・キャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナーク(4900円)。これがとっても美味しかった。更に料理は私の好きなヴォルオーバン(800円 変わらぬ美味しさ)、豚肩ロース(1100円 しっかりしたボリューム感に美味しさ)。

かなりガッツリ食べて飲んで一人5000円程度と言う相変わらずのコストパフォーマンスの高さ。主要メンバーがいなくてもちゃんとクオリティが維持できている。もちろん大繁盛なのも納得だ。

以下は2011年10月のレビュー
久しぶりに家族で利用。土曜日の5時半頃に入店したのだが、既に満席。しかも週末でも年齢層が幅広い。

席に着くと、あゆみ店長が娘にリゾット作ります?と聞いてくれ、もちろんお願いした。パルメジャーノ(500円)も出てきて、大喜び。店に来る前に、娘には、今は凄く混んじゃっているのでリゾット作ってもらえないかもと話していたので、一層嬉しかったようだ。スペシャルリゾット(900円)はオマージュでいつも娘が食べているチーズのリゾットでとっても美味しい。サービスで茄子のペースト。添えられたパンにつけて食べると美味しい。

オーダーしたのは、いつもとあまり変わらず、生ハム(800円)、バーニャカウダ(800円)、今日は青海苔フレーバーのフライドポテトS(400円)、フォカッチャ(300円)、これまたいつもの厚切りサーモンの瞬間スモーク(700円 今日はレンズ豆のソース)、子羊のソテー2本(1300円 でっかくて野菜のグリルもたっぷり)。料理はどれも安定した美味しさ。デザートは軽めのものがないかと聞いて、チーズケーキ(500円)をお願いした。これも良かった。

藤森氏は、10月18日に同じく神田にオープンするヴィノシティ マジスの準備に忙しいらしく、我々が帰る頃に現れた。ヴィノシティ マジスは、土曜休みで、日曜営業、シェフはラリアンス出身との事。スタッフは、何名かそちらに移るらしいがこちらも楽しみ。

以下は2011年7月のレビュー
またヴィノシティで男三人で夕食。今日は、藤森さんも、えみちゃんもいなかったが、ちゃんとあゆみ店長はいたので良かった。
いつものようにこぼれスパークリング(600円)X3で始めた。

オーダーした料理は以下の通り。
シーザーサラダ(800円 グリルしたレタスにベーコン、粉チーズ なかなか良い)、田舎風パテ(600円 相変わらず美味しい)、ポークリエット(500円 オーソドックス)、TOOUI ANDINO(2000円 ムスカデの白ワインのボトル。夏っぽい味わい)、サーモン瞬間スモーク(700円X2 ガスパチョのソースのバージョンと、レンズマメのバージョン。どっちも絶品)、キッシュ(500円 これも美味しい)、子羊(1500円 でっかい骨付き子羊が2本に野菜のグリル。これまた旨い)、Eco シャルドネのボトル(2200円 この白とっても好き)、あゆみ店長特製デザート(1300円 ボウルに入ったたっぷりのムースの上にはたっぷりのブルーベリーのソース。更にクランチでとっても美味しい)、エスプレッソ(300円)、カフェオレ(500円)。

相変わらず、とっても美味しくお得。今夜も大繁盛。 

以下は2011年7月のレビュー
今日は、4人でヴィノシティ。オーダーしたのは、こぼれシャンパン(600円)、日本一の生ハム(800円)X2、田舎風パテ(600円 オマージュのアミューズで出てくる田舎風パテと同じ味でとっても美味しい)X2、フライドポテト(400円 今日はコンソメフレーバーだそうだ。美味しい)、サーモンの瞬間スモーク(700円 何度食べても飽きない美味しさ)X2、ズッキーニのフライ(500円 みずみずしく美味しい)X2、ヴォルオーバン(800円 サクサクのパイの真ん中にはチキンのクリーム煮こみ。これが800円と言うのは信じられない美味しさ)X2、牛肉のカイエット(1300円 これまた美味しい。ソースもとっても良い)X2、がっつり俺の甘味(800円 ボールにたっぷりのムースには柑橘系のアクセント。でっかく美味しい)、お姫様のデザート(1200円チーズケーキとかハート型のマカロンとか、ラズベリーとか、ブルーベリーの入った宝石箱のようなデザート)、ワインは、AROMOの白(2800円)とTORRAE DEL SALEの赤(2900円)。どちらもこの価格とは思えぬ美味しさ。

それにしても美味しく、それにしても安い。今日も凄く混んでいた。当たり前か。

以下は2011年6月のレビュー
今日は、男6人でヴィノシティ

オーダーしたのは、前菜3種盛り合わせ(980円 ラタトゥイユ オリーブ 蓮根)、バーニャカウダ(800円)、和牛ほほ肉のテリーヌ(650円 これマジうま)、フライドポテトS(400円)、生ハム(800円)X2、サーモンの瞬間スモーク(700円 サーモンも旨いが、この周りにはガスパチョ風のソース。これがまた旨い)X3、豚肉のパイ包み(1200円 これまた美味しい)X3、サービスで、店長特製のバースデイケーキ(スポンジも生クリームも美味しく最高)、リゾット、エスプレッソ(300円)、カフェオレ(500円)、ワインは、2500円の白、2200円の白、3100円の赤。どれも良かった。これだけ飲んで食っても一人3000円台の安さ。スタッフも酔っ払っているのか、なんとなく、いくつかチャージされていない物もあるような感じだが、まあいいか。

それにしても安くて旨い。新しく入った女の子も可愛いし最高。

以下は2011年4月のレビュー
ヴィノシティに再訪。男二人でガッツリ食べた。今回オーダーしたのは白えびのフリット(600円 美味しい)、オリジナル生ハム(800円 前回気に入った国産生ハムはとっても美味しい)、春キャベツのアンチョビ風味チョリソ添え(400円 これも悪くない)、田舎風パテ(600円 オマージュの味そのものの美味しさ)、豚肩肉のスタミナ焼き(900円 蓮根、蕪等のグリルものった豚肩肉。ガーリックとオニオンの味がはっきりし、美味しい)、子羊(たっぷりの子羊2本、ポテト、エリンギ。焼き加減も良く美味しい)、ドライカレー(固めに炊かれたご飯に、たっぷりワインで煮込まれた挽肉のカレー。美味しい)、男のがっつりデザート(でかすぎるババロア。美味しいんだけど、二人でも多すぎ)、そして自家製フォッカチャ。ワインは、白のグラス、シャンパン、オーガニックのテンプラニーリョX4もとても美味しい。これだけ食べて飲んで8900円。いやあ安い。

すっごい混んでいて、次から次へと来る客を満席と断るほど。これだけ美味しくて、これだけリーズナブルなら当たり前か。

以下は2011年3月のレビュー
ヴィノシティのオーナーソムリエの藤森さんは、一時期オマージュのフロアを手伝っていた方、そしてシェフは、オマージュの荒井シェフの右腕だった加山さん。そんな経緯もあってか、荒井シェフも料理監修でサポートしている。本当は昨年末にオープンの予定だったのに、1月にずれ込んだりしたのは知っていたし、もっと早く伺いたかったのだが、タイミングを逸していて、しかも本当は3月12日に伺うべく予約を入れていたのに、あの大地震でビルのガス管が割れたとかで営業を停止していたこともあって今日に至った。

藤森さんによると、既に平日は満席だけれど、土曜はそれ程でもないと言う事だったのに(その情報も地震の前だったのに)、伺ってみたら次から次へとお客さんが現れ、土曜でも満席。すっごい人気の店になっていた。料理を食べると、それも納得のクオリティなのだが。

料理はアラカルトが基本だが、これがとっても安い。我々家族3人でオーダーしたのは、娘の好きなものを中心に、頼んでみた。
オリーブのマリネ(300円 トマトソースでマリネされたオリーブの実がたっぷり。娘の好物)、日本一の生ハム(800円 日本製とは思えない美味しい生ハムだった)、バーニャカウダ(800円 スティック状の大根やキュウリ、人参やパプリカ等の野菜をディップに漬けて食べる。これもシンプルな美味しさ)、サーモンの瞬間スモーク(600円 個人的にはもうちょっとレアな方が好きだが、ミディアムレアに仕上げられたサーモンは、普通の半分程度のボリュームで、トマトのマリネとか、アンチョビっぽいソースが散りばめられとっても美味しい。このレベルの料理がたった600円で食べられるのは凄い)、娘の為にオマージュでいつも作ってもらっているチーズのリゾットも作ってくれた。ちゃんと生米から作ってくれたリゾットも美味しい。ヴォルオーバン(800円 サクサクのパイの真ん中にはチキンのクリーム煮こみ。これがとっても美味しい。オマージュのオープン当初の頃を思い出すようなメニューで懐かしく、とっても美味しい)、フォカッチャ(300円 焼き立てのフォカッチャがたっぷり。これもとっても美味しい)、お姫様のデザート(1000円 ハート型のマカロンや、フルーツ等。かわいらしく美味しい)。

ドリンクは、グラスの白ワイン(600円)。たっぷり注がれ、軽いものとそこそこしっかりしたものの2種類。悪くない。娘は、オマージュで出されているのと同じワイン用のぶどうで作った葡萄ジュース(400円)X2。この葡萄ジュース、娘が大好きなのだ。ガス入りのスルジーバ(500円)。

料理は、昔のオーマージュを思い出させるような素朴だけどアクセントの効いた美味しい料理。とっても良い料理だ。前菜とメイン、ワンドリンク程度だったら2000円程度で食べられてしまうこの価格はとんでもなく安い。

店内はカジュアルな雰囲気で、気軽に楽しめるし、ワインはボトルで2000円台からととっても手頃な品揃えで、フロアはイケメン揃いで、パティシェの女性も魅力的、加山シェフも腕も確かで、かつとっても安い。まあ、これだけ条件が揃えば人気が出ない訳がないか。

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8位

座屋 (高知橋、蓮池町通、高知駅前 / 日本料理、海鮮)

4回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/08訪問 2018/08/13

全てはご飯の為に

高知の最後の夜はやはり座屋。6000円のコース。

出て来た料理は以下の通り。

焼き茄子 生姜 胡麻豆腐(焼き茄子のペーストののった胡麻豆腐は焼き茄子感半端ない美味しさ)、鱧落とし モロヘイヤ 葛餡 野菜(美味しい)、鰹のタタキ塩たたき 清水鯖 イサキ 生トリ貝(鰹のタタキが凄い。この季節の生トリ貝も珍しい)、トウモロコシの落とし揚げ(美味しい)、マナガツオの西京焼き(美味しい)、仏手柑素麺(サッパリと美味しい)、豚肉のロースト 和風トマトソース(美味しい)、そして名物土鍋ご飯。まずはそのまま、土佐ジローの卵でTKG、塩で、塩昆布で、おこげを醤油で。(お腹一杯でもついつい食べてしまう美味しさ)、別腹は黄金桃 白桃 桃アイス(美味しい)。

いつもながら美味しくリーズナブル。ボリューム感も程よく、土鍋ご飯が堪能出来るのも嬉しい。
高知の夜は座屋。6000円のコースでお願いした。

飲み物は私は安芸虎 純米酒、妻はダバダ 火振り ロック、娘は柚子ジュース。

料理は以下の通り。
枝豆を使った焼き胡麻豆腐(美味しい)、鱧とトウモロコシの飛龍頭のお椀(しっかりした吸地。美味しい)、お造りは鰹のたたき イサキ 鱧 生鯖(美味しい)、赤チイキ(ハマダイ)の玉蒸し ウニのせ(葛餡にちょっと酸味もある。美味しい)、
星モズク ジャコ ほおずき等色々な八寸(美味しい)、鮎そうめん瓜(これ凄い旨い)、ダバダ火振り豚のロースト(この豚とっても旨い)。
そして名物の土鍋ごはん。香の物と赤出汁。まずはそのまま。美味しい。次には土佐ジローの卵を8等分にして、白い御飯に先に醤油をかけて卵をかける。熱々のご飯の温度でご飯のカルボナーラのようになった卵かけご飯は最高。次は鰹ご飯。そして塩を振っただけの塩ご飯、そして最後はおこげ醤油。旨い。

デザートは葡萄づくし。葡萄と葛切りの葡萄シロップと葡萄。デザートも美味しい。

今日も美味しかった。岡添さんはスペインから高知に帰って来ているようだが、仕事が入っているとの事で、お会いできなかった。かね寅のどら焼きをお土産で頂戴してしまった。申し訳ない。
最終便で高知に着いて、21時過ぎから座屋で夕食。6000円のコース。スペインにいる岡添さん経由で予約を入れた。

純米酒は久礼のみとの事なので久礼。妻はもちろん栗焼酎ダバダのお湯割x2、娘は柚子ジュースX3。

出て来た料理は以下の通り。カリフラワー 焼き胡麻豆腐、蛤のお椀、お造りはカツオの塩たたきヒラメ昆布〆 ブリ、金目鯛の豆豉焼 オニオンヌーボー 鯖の炙り寿司 ノレソレ、椎茸と海老の真丈揚げ、ウルイ コゴミ ツボミナなど山菜のお浸しとホタルイカと鶉の卵、土佐鴨ローストと金柑の酢、91歳のおばあちゃんの米の土鍋ごはん まずはそのまま、次に土佐ジローの卵の卵かけごはん、続いて塩で、最後におこげ醤油、デザートは土佐文旦のアイス 皮を練り込んだチーズケーキ 文旦。

いやあ、どの料理も美味かった。
半年ぶりの座屋。20時からの予約で空港から直行。

料理は、とうもろこし豆腐、鱧のお椀、 お造りはカツオ ヒラメ ネイリ 鰹のタタキ、焼物は料理長のお父さんが今日とって来たと言う仁淀川の天然鮎の塩焼き、八寸は、もずくのゼリー寄せ イチジク肉味噌のせ 枝豆 白瓜 川エビから揚げ キスのフライ 梅肉ソース、冷たい煮物は焼きなす 鮑 トマトの葛あんかけ、焼物が美鮮豚、ごはんはまずはそのまま、 次に土佐ジローの卵でTKG、塩でごはん。赤出汁に香の物。デザートは桃のデザート。

岡添さんが全くいない座屋を初めて利用したが、今日も美味しかった。

以下は2014年12月のレビュー
年末の高知はやはり座屋。飛行機が遅れて22時にお店に入った。出てきた料理は、以下の通り。
カリフラワーの焼き胡麻豆腐、鰤と蕪の雪見鍋、グレ タチイカ 鰹のお造り、島根の香箱蟹、イトヨリダイの押し寿司 鴨 金時人参のカステラ 白子唐揚げ タケイモの煮物下仁田葱と長太郎貝の味噌焼き 青菜のおひたしの盛り合わせ、蓮根団子 ピスタチオ入り ウニのせ、牛肉の菜の花巻き、白いご飯、TKG、柚子尽くしのデザート。相変わらず美味しい。岡添さんが23時半に登場。何だかとってもワイルドになっていた。

以下は2014年5月のレビュー
ゴールデンウィークの墓参りで高知。岡添さんもスペインから帰って来ていた。
今日の6000円のコース料理は以下の通り。筍豆腐、賀茂茄子とキスのお椀、鰹の塩タタキ 鰹 金目鯛 アオリのお造り、ホタルイカのペースト 鯛 アサリなどのアクアパッツア、うにとあわびの海苔のせ、さざえ かわはぎ 島らっきょの天ぷら 鯵寿司、牛肉とホワイトアスパラ アスパラソース、ご飯 TKG 桜海老の卵とじ丼 ご飯塩 赤だし、香の物、梅づくしデザート。
料理はどれも美味しく楽しい。
岡添さんは3年スペインから帰って来ないらしい。それはさびしいが。

以下は2013年12月のレビュー
高知に来たら座屋。岡添さんは来年の夏からはスペインのマドリードに移住だとか。物件の契約も終わり3月から建築なのだそう。今日の料理は、金時人参豆腐(モチモチで美味しい)、寒ブリの粕汁(美味しい)、鰹 鯛 アオリのお造り(塩たたきで美味しい)、香箱蟹(たっぷりで旨い)、八寸はサワラバルサミコ焼き 白子 牡蠣 あん肝コロッケ 焼き鯖寿司 白和え(どれも旨い)、白いご飯(キラキラでウマウマ)、すき焼き鍋(牛角煮のような肉に豆腐や野菜 温泉卵(美味しくご飯に合う)、ご飯に鰹の佃煮、柚子の三種デザート(美味しい)。いやあ美味しかった。スペインに行ってしまうと思うと寂しい。

以下は2013年8月のレビュー
3月に高知に帰った際には、娘が怪我をしてしまって急遽キャンセルした為、約1年振りの利用だった。

岡添さんいらっしゃる日に伺った。我々は基本の6000円のコースで娘にはそこから幾つか適当に出してくれるとのことだった。

出てきた料理は、南瓜豆腐(思ったよりも甘さが抑えられていて、良い塩梅で美味い)、仁淀川の天然鰻のお椀(醤油も感じるちょっと甘めの吸地。香ばしい鰻とよく合う)、ヤリイカ 金目鯛 タチウオ 鰹の刺身と鰹の塩叩き(どれも美味しいが塩叩きの美味しいこと)、焼き茄子 うるめの南蛮漬け アワビと冬瓜などの冷たい炊合せ タコの柔らか煮 鯵の棒寿司 伊予鶏の塩麹焼き(どれも丁寧で美味しく出来ている。鮑の炊合せのジュレも美味しい)、鱧の炭火焼(半分はスダチを絞って山葵で残りはトマトポン酢で食べる。丁寧に骨切りされていてレアな刺身に近いねっとりした感覚で美味い。トマトポン酢も良いがそのまま山葵で食べた方が良いと思う)、蟹素麺(出汁も蟹の出汁。かなり濃厚な味)、牛しゃぶ 野菜と雲丹(胡麻ダレで薄切り牛肉のしゃぶしゃぶを)、白いご飯(まずは少しの白いご飯)、土佐ジロウのTKG(これが絶品)、そして卵と太刀魚の他人丼(もう食べ切れない)、赤出汁、香の物、スイカのデザート。
いつもながらサービス精神旺盛で高知ならではの価格。

初めて銀座店でお会いした時から言っていたヨーロッパ出店が正式に決まったそうで、来年10月にマドリッド出店だそう。岡添さんは3年はマドリッドに常駐だそうだ。

以下は2012年10月のレビュー
建て替えて10月から営業再開したばかりの座屋で夕食。一階はカウンターのみでおまかせのコースメニュー(4000円、6000円、8000円、1万円)の割烹、2階は従来と同様に飲み放題もある居酒屋スペースになっているとのこと。我々は一階のカウンターで岡添さんが待ち構えていた。外壁は、ルイヴィトンを意識した感じで、店内は赤と黒の色調。以前と異なり、厨房スペースが広くなって、藁焼きも出来るようになった。

お任せにしたのだが、基本型の6000円のコースとの事。娘には軽めにと言っていたが、実際には娘が一番食べていたかもしれない。

キノコ豆腐で始まり、鱧松茸と豆腐のお椀、イサキ昆布〆 うるめ ハツ 鰹などのお造り、八寸は椎茸フォアグラ 秋鮭燻製とイクラ カボチャすり流し 秋刀魚寿司 カニコロッケ ブルーチーズと菊菜のおひたし、グジとおこげ 蕪 銀杏の蒸物、熟成和牛ロース、土佐ジローの玉〆、アルデンテのご飯と赤出汁、ご飯と土佐ジローのTKG、栗づくしのデザート。

いやあ美味しかった。このコースが6000円とは高知でなければあり得ないプライスだ。眠かったはずの娘は我々よりも食べたのでは?と思うほどモリモリだった。

岡添さんは、ギリシャではなくスペイン出店に焦点を定めたらしい。

以下は2012年1月のレビュー
久しぶりの座屋。岡添社長もこちらにいた。料理は事前にクエが食べたいとリクエストしておいて、それ以外はお任せにした。出て来た料理は以下の通り。

鶏軟骨と下仁田ねぎのテリーヌ サーモン(オリーブオイルでまとめて美味しい)、どろめ(旨い)、黒豆豆腐(これも良い)、お造り(グレ、アオリ、鰹の塩たたき、トロ、ヒラメ、ブリ どれも美味しいがやはり鰹の塩たたきが旨い)、クエの酒蒸し(脂ののったプリプリのクエ。野菜も美味しい)、ブリ味噌漬け焼き あん肝 数の子 白子の醤油焼き(どれも美味しい)、せいこ蟹の真丈(優しい味付け)、七草粥(美味しい)、玄米茶のアイス(サッパリ)。

今回もとても良かった。こちらの店は5月頃から建て替える予定らしい。夏にまた来たら、休業中だったらさみしい。

以下は2011年8月のレビュー
初めての高知の座屋。銀座座屋は何度か利用しているが、そちらはコースで1万円からと言う価格帯の店だ。

当日予約して家族3人で伺ったら、岡添社長が高知の店に居てビックリ。4月から月に2週間高知の座屋、1週間神戸の座屋、1週間銀座座屋と言うローテーションで回っているとの事。

高知は居酒屋スタイルでコースでも2800円と銀座の1/3の価格。それにしようかと思って居たら、岡添さんが高知らしい料理をお任せでいかがと言われそちらでお願いした。

出てきた料理は以下の通り。
白和え、刺身の盛り合わせ(朝に釣ったばかりのウルメイワシ イサキ 剣先イカ 鰹の刺身 鰹の塩たたき うっまい)、焼き茄子のサラダ、娘のリクエストでアワビの刺身(100g1600円とのことだったが、とっても美味しい、もずく若芽(柔らかな若芽なのでその様に名付けているとか。センターにはイカげそ 酢の加減も良い)、長太郎貝(高知ならではの長太郎貝。この貝は肝がとっても美味しい)、アワビの肝(間違いない旨さ)、四万十川川海老の素揚げ(これも高知ならでは。パリパリで美味しい)、ゴールドラッシュの天ぷら(高知のトウモロコシだそう。これがすっごく甘い。京味のトウモロコシのかき揚げより旨い)、煮穴子と大根の煮物(これも美味しい)、飛竜頭の煮物(とろけるような飛竜頭)、鰻、ウルメイワシのなめろうととろろご飯(旨いが味が濃く、食べ切れずお茶を注いで茶漬けにして食べた。満腹でも入る美味しさ)。

いやあ食べ過ぎ。これ以外には梅酒ソーダ割、梅酒ロック、久礼、焼酎お湯割、ゆずジュース、マンゴージュースで18000円。

食べ過ぎやろ。でも美味かった。

店内はカウンター中心で大賑わい。3店舗の中では最もリーズナブルだし、昨日の土佐鮨処康の数倍上質な魚でとっても美味しい。岡添社長がこちらにいるので居酒屋メニューではなく、銀座っぽい料理も事前に頼めば作ってくれるだろうし、高知の人達が羨ましい。

  • (説明なし)
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9位

広尾 一会 (広尾、恵比寿 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2011/01訪問 2011/01/29

お造りを省く潔さ、美味しい出汁に、金田中の高橋料理長を思い出させる柔らかい酢の加減

ミシュラン1星で、伊藤章良さんの東京百年レストランでも取り上げられているこちらの店を初めて利用した。

カウンターとテーブル2卓なのだが、タカアンドトシのトシに似た(失礼)ご主人1人で全てを料理するので、1日3組しか予約を取らないそうで、満席ではなく落ち着いた雰囲気でとっても良い。そして女将の優しいサービスも嬉しい。

出てきた料理は以下の通り。
・牛蒡のすり流し(輪郭のしっかりした味。旨い)
・カラスミの焼餅挟み、菜の花、山葵の葉、ナマコ、リンゴ蜜(どれもブレのない美味しさ。特にナマコの酢加減が優しく飲み干せる。金田中の高橋総料理長の酢の塩梅に似てとっても好みの味)
・胡麻豆腐のお椀(吸地は、優しくそこそこ奥行きもある。)
・甘鯛の蕪蒸し(出汁も良いし、甘鯛も旨い)
・雲子の柚子釜(これも旨い)
・海老芋の煮おろし(出汁の加減が良く、海老芋との相性も良い)
・赤むつの生醤油焼き(香ばしく美味しい。シンプルな美味しさ)
・毛ガニと季節の野菜の酢の物(この酢加減がとっても良い。やはり金田中の高橋総料理長の酢加減にそっくりだ)
・牡蠣の炊き込みご飯(とっても美味しい)
・抹茶焼き菓子、黒ごまアイス最中(プルプルした温かい抹茶焼き菓子も、黒胡麻アイス最中もどちらも良い出来。

料理は期待していた以上の出来。コースの中でお造りが出てこなかったのにはビックリしたが、かえってその潔さが良いと思ったし、出汁の加減、とりわけ酢加減が私の好みだった。すゑとみの出身と聞いていたが、分とく山っぽくなく、前述したようにあまりに酢加減が金田中の高橋総料理長に似ているので、その旨をお伝えしたら、何でもこちらのご主人はQEDクラブでも働いていて、そちらの料理長が高橋総料理長が横浜の般若亭の料理長だった頃ずっとその下で一緒に働いていた方だったそうで、こちらのご主人も高橋総料理長を良くご存知なのだそうだ。それで納得できた。高橋総料理長が金田中庵に立たなくなってもっぱら新橋 金田中にいるようになってしまって、ここ数年お会いしていないが、久しぶりに彼の料理を食べたいと思った。そしてこちらの店は、酒も結構飲んだのに、12500円程度とリーズナブル。とっても気に入った。

  • (説明なし)

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10位

木挽町 大野 (四谷三丁目、曙橋、四ツ谷 / 日本料理、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2011/12訪問 2011/12/25

ともかくご飯が美味しく、料理もご飯に合う味付け。もしかしたら日本で一番ご飯が美味しい店かもと思う程ご飯が美味しい。

まだ3歳の姪っ子が、大のご飯好きなので、それなら木挽町大野にみんなで行こうと、妹家族と我が家の大人4人に子供3人で木挽町大野で夕食。ご飯をたっぷりでお願いした。娘と娘の同学年の姪には子供用に大人の半分程度5000円のコースを用意してくれ、大人は1万円のコース。3歳の姪は取り分けでお願いした。

料理は基本的にはあまり変わらず、百合根の赤だしとご飯で始まり、向附 本鮪たたき 茗荷 浅葱 山葵 海苔、煮物椀 帆立真如 青菜 柚子、焼物  鰆柚庵焼 はじかみ 銀杏、焼いた椎の実、強肴 小芋田楽 鴨治部煮、々 京菜したし 海老、小吸物 松の実、八寸 ブロッコリー 伊勢海老、香の物 白菜 人参 からし菜 蕪 味噌、湯斗 湯の子、百合根の赤出汁 稚鮎の佃煮、リンゴ、焼餅の入ったぜんざい。

相変わらず、ご飯が美味しく、そして料理はご飯に合う美味しさ。子供たちは競ってお代わりし、ともかくたっぷり食べた。今回はご飯を1升用意してくださったそうだ。美味しくて何杯おかわりしたかわからない程だったが、最後に、ご飯に湯の子をかけて、海苔と醤油をちょっとかけたお茶漬けがまたとてつもなく美味しかった。

そして2階に移動して、みんなでお抹茶を頂戴し大満足。今まで何人かこちらにお連れしているが、みなその後リピートしているらしい。1組しか予約を取らないので、色々な用途に使えるし、今回のように小さな子供が一緒でも喜んでもらえる。本当に良い店だと思う。

以下は2011年10月のレビュー
前回利用した時に、あまりにご飯が美味しかったので、新米の季節には絶対再訪しようと思っていた木挽町大野を男3人で利用した。美味しいご飯を食べに行こうと言う趣旨で選んだ店だったので、ご飯を食べる気満々な3人だったのだが、1回目のお櫃のご飯が、前回に比べ上品な量(ご飯一膳分/1人程度)だったりしたのだが、お聞きすると、1回目のお櫃のご飯がほとんど食べられない事が多いので、たっぷり食べるつもりの時は予約の時にその旨伝えた方が良いのだそうだ。

お酒が振舞われ、少しのご飯と百合根の赤だしで始まるのは同じ。その他の料理も、前回と大きくは変わっていない。出てきた料理は以下の通り。
向附  本鮪たたき 茗荷 浅葱 山葵 海苔
煮物椀 帆立真如 松茸 つる菜 柚子
焼物  かます塩焼 はじかみ 枝豆
焼いた椎の実
強肴  冬瓜 鴨治部煮

あっという間に、初めのお櫃を空にしてしまったので、早めにたっぷりの炊き立てのご飯のお櫃が登場。
々    蓮菊見和
小吸物 むかご
八寸  唐墨 栗きんとん
香の物 胡瓜 茗荷 人参 味噌
湯斗  湯の子
百合根の赤出汁 稚鮎の佃煮

焼餅の入ったぜんざい

ご飯にあうおかずはもちろん、醤油や海苔が美味しいし、何よりご飯がとんでもなく美味しいので、今回は結局3人で5合食べたそうだ。前回も美味しかったが、今回はそれ以上に美味しく感じ、京都のなかひがしのご飯よりも、こちらのご飯の方が美味しいように感じる。

そして2階に移動して、お抹茶を頂戴し(これもお替りしてしまった)、とっても満足。申し訳ないくらいリーズナブルだし。

以下は2011年4月のレビュー
1日1組限定の木挽町大野を4人で初めて利用した。料理は10500円のコースだ。入り口に看板もなく、知らなければわからない店だ。

ご主人は、茶人で、料理も茶懐石と聞いていたので、ちょっと緊張しながら、そしてボリューム軽めかな等と思いながら用意された個室に入った。

席には今日の献立が書かれた紙が置かれている。
お酒が振舞われ、まずはご飯と百合根の赤出汁で始まる。このご飯がとっても美味しい。しかも、その後もご飯がお櫃で置かれていて、出てくる料理に合わせて食べても良いそう。これは初めての経験。もう一つ初めての経験は、お椀の蓋を取り皿として使うように言われた事。利休の頃の茶事では、取り皿を用意すると言う事は、それだけ毒が盛られる可能性増す事になるので、これが本来の形なのだそうだ。とっても勉強になる。

出てきた料理を順番に書くと、
向附  本鮪たたき 茗荷 浅葱 山葵 海苔(この海苔がとっても美味しいし、サラダのように全てを混ぜて醤油をたらして食べるように言われる。もちろん美味しい)
煮物椀 車海老真如 菜の花 柚子(真如も良いが、吸地は、千ひろの吸地をちょっと濃くした感じで、あまり鰹を感じさせない)

途中、焼いた椎の実が次の料理までの待ち時間にどうぞと運ばれてくる。

焼物  鱒柚庵焼 はじかみ(この鱒柚庵焼が塩梅がとっても良く、ついついご飯を食べてしまった。ご飯に合う)
強肴  若筍煮 鴨治部煮(若筍煮も美味しいが、この鴨治部煮は、みたらしのような味付けでこれがご飯に抜群に合う。またご飯を食べてしまった)
々   菜の花したし(ウドと湯葉と菜の花のお浸し。程よい感じ)
小吸物 つくし(春の香り)
八寸  唐墨 こごみ(唐墨はもちろん美味しいが、このこごみが抜群に旨い。塩茹でしたこごみに濃い目の出汁と生姜汁で和えたのだそうだ。)

ここで、また炊き立てのご飯のお櫃が来る。
香の物 新キャベツ 京人参 大根
湯斗  湯の子
百合根の赤出汁(香の物でご飯を食べ、ちょっと残しておいた唐墨で食べ、残しておいた海苔と醤油(この醤油も美味しい)をかけて食べ、おこげの入った湯の子で茶漬けのようにして食べと、ともかくご飯を何杯も食べてしまった)

不知火柑(デコポンのような味)
焼餅の入ったぜんざい(黒糖のきいたぜんざいも美味しい)

料理も美味しいのだが、それ以上にご飯がとてつもなく美味しく、しかも料理もご飯に合うような味になっており、いまだかつてないほどご飯を食べてしまった。聞いてみたら、4人で6合食べたらしい。お米は、直前に胚芽米程度に精米してくれているらしいし、海苔や醤油もみな旨い。なので、無作法と思いつつも、ご飯に海苔と醤油をかけて食べたご飯があまりにやばい美味しさだったりした。

水菓子まで終えたところで、ご主人は着物を着替え、2階に移り、お抹茶を点ててくれる。「濃い目に点ててよろしいでしょうか」と聞かれ、いただく抹茶ももちろん上手に点てられていて美味しいが、茶室でご主人が話してくれたお茶の世界の話の方がもっと濃くて面白かった。

ご飯ばっかり食べていたので、お酒はあまり進まず、4人で4合しか飲まなかったので、結局11700円/1名と言う明朗会計。いやあ、楽しくて良い店だった。これだけご飯が美味しかったら、食べ盛りの体育会系若者を連れてきてもきっと満足してくれるだろうと思いもした。

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