『台湾 十分で魯肉飯』ろってぃさんの日記

ろってぃの食い倒れ日記

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日記詳細

初めての台湾で切ないほどの大雨。
しかも台北の駅で、迷いに迷って1時間はウロウロ。
前日の送迎が遅れて朝四時に眠りについたせいか意識も朦朧。
思考がイマイチまとまりません。
それでも道行く親切な人に助けられ、なんとか鉄道に乗り、ローカル電車の平渓線に乗り換え、十分へ。
台北でタクシーの運転手に危うく高額で1日チャーターで捕まりそうになったけど、がんばって断って良かった。
平渓線からみる景色はそれはそれは美しく、のんびりと進む時間は苦労の末に得られた特別感あるものでした。
十分につく手前では十分の滝などが見られ、スリルもあり、ああ、もうすぐ到着だ、という手前くらいに「魯肉飯」の看板が見えました。
十分に降り立つと、老街が賑わいを見せ、滝方向へ土産物屋や食堂が並びます。
途中、おいしそうなお店もあったけれど、なんとなく通り過ぎ、
あれ、もう老街おしまい?と思い始めると
列車から見えた「魯肉飯」の看板を再び発見。
おばさんがおいでおいでしています。
「魯肉飯?」と聞くと、そうだそうだ!と言うので迷わず入ります。
あれー?酒屋さん?
酒屋さんと普通の家と食堂を足して3で割ったような感じになっています。
全身びしょびしょの私たちを迎え入れ、まずは温かい生姜茶を出してくれました。
あまくて生姜がびりっときいています。
もんのすごくあったまりました。
しょうがのかたまりを見せてくれて、これが入っているよ、と教えてくれる親切なおっちゃん。
すぐに御飯茶碗サイズの魯肉飯が来ます。
そして葉っぱを見せられて、食べるか?と聞いてくるのでうんうんうなずきます。
むかーし香港でもこんなことあって、すごくおいしかったんだよな~。
にしてもアジアの人の葉っぱの手入れの丁寧さには毎度感心してしまう。
ベトナム、カンボジア、ラオスでも丁寧に葉っぱをより分け、きれいに洗う様子を何度も見たけど、ここのお家の人もとても丁寧にお手入れしてあるのがわかりました。
どんくらいいっぱい茹でたんだ?って量の葉っぱが湯気をたてて現れました。
上にはニンニクの山(笑)
魯肉飯は甘辛くこってりとしています。
ガイドブックを見てずーっと思い描いていた味でした。
葉っぱはニンニクがスパイシー。塩加減もばっちり。
ゆでるととろみが出て明日葉のような感じ。
ゆでる前は芋の葉っぱかな?と思いましたがなんだったのかな。
くせなくゆで具合も抜群。
お茶のお代わりをもらうと、今度は具だくさん。
クコの実がたくさん入っていました。
これだよ。と袋に入ったクコの実も見せてくれました。
お腹いっぱいで大満足です。

トイレを借りたくて、英語でトイレありますか?と聞いたら
ディンプトン(わからない)と首を傾げられてしまったので
スマホで「洗手間」とうって見せたら、トイレも借りられました。
もー完全に人の家にお邪魔しますって感じでした。
シャワーとか洗濯機とかあったし(笑)

帰る前に写真を撮らせてもらっていると
シジミのスープみたいなものが。
なんとなく葉っぱのだしかな、と思って見ていたら
なんと味見させてくれました。
ニンニクとシジミがごろごろ入っていました。
ニンニクも食べるべきだったのかな?

お会計は魯肉飯40ドル×2 葉っぱ30ドル
しめて110ドル。
日本円で400円もしない!
台湾では特別安いわけでもないですが、
私たちにはちょっと特別感のある1食でした。
名もないお店ですが、おいしかったー!
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