京夏終空さんのマイ★ベストレストラン 2016

【京夏終空の脱グルメ考】生きるってコトは食べるコトだ!

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

まず、僕の場合、毎年同じ方法であるが、2016年に初めて出逢ったお店、また、ウマいと認識し通い始めたお店の中から選択した。そうしないと、長年気に入っている店が毎年上位を占め、面白みが無くなるからだ。

また、僕の基本的な考えである再訪回数も考慮した。1回食べてウマいモノはたくさんある。旅行先や出張先などで出会ったモノは別として、いとも簡単に行ける場所にあるのに再訪しないというのは自分自身納得できない。きっとウマくないのか、CP的に行けないのか、ウマいと錯覚しただけではないかという想いが強い。だから、再訪回数が何より重要だと思う。

上位7店舗は、まさにその方針のみで選出した。
1位「幻のタンポポ」20回位。2位「焼鳥MOZU」20回位。3位「回転寿司 トリトン」15回位。4位「揚揚」15回位。5位「出羽鮨」15回位。6位「大和屋」10回位。7位「麺えどや」。4回。
※厳密に言えば4位「揚揚」は、移転前のお店に行っているが、10年以上のブランクがあるので今年出逢った扱いにした。

8位「すぎ田」は、やや別格で特別扱い。9位「名古屋うどん 早稲田本店」は池袋支店存在時の功績を考慮した。

マイ★ベストレストラン

1位

中華そば 幻のタンポポ わたげ店 (北池袋、下板橋、板橋 / ラーメン)

4回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2022/02訪問 2022/02/26

池袋本町1丁目、ラーメン食堂 「わたげ」。【1st】


続・「幻のタンポポ」から、「わたげ」に…。

前回アップから再訪まで、少々時間を要した。

K氏がやっていた頃の「タンポポ」までの強い感動までには至らなかったのだが、「わたげ」もやはりそれなりの感動に繋がり、美味しいと思った。


中華そば」(800円)+「たこごはん」(200円) ーー 写真の通り。

丁寧で品を感じる美味なるスープ。
僕にとっては、この店の最大の課題は「甘さ」であるが、その出方が良いのである。
甘みをかなり感じるスープのラーメンとして、初めて通っている店になるのかも知れない。

今回は、普通に「中華そば」だったのだが、厚さのある大きなチャーシューが3枚も入っていた。
この店のチャーシューの製法も好みに合う。

たこごはん、はんなり優しく、中華そばのスープにもよく合う。
美味なるたこごはんであった。
漬物での口直しなど、単なる中華そば店の範疇を超えている。

組み立てまで感じ入る店である。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.2.26)
(33件/3.38)


「幻のタンポポ」から、「わたげ」に…。(下書き整理に伴うアップ)

訪問は、2020年3月下旬である。
この店に投稿するのが相応しいのかどうかも、今はよくわからない。

2016年5月から激通いしていた「幻のタンポポ」の別バージョンの店なのだろうと思う。
店主も別の方がやられていた。

本日現在のツイッターには、『ラーメン食堂 わたげ』『北池袋のラーメン店』『幻のタンポポが秩父長瀞に移転。北池袋のお店をわたげ店として引継がせていただきました。』とハッキリ書かれているので、店名は間違った登録になっているのだと思う。
また口コミ投稿も、2019年6月訪問から更新されていない。


叉焼そば」(1,100円)+「小ライス」(100円) ―― 写真の通り。

おそらくビジュアルは、その時期のバージョンだったのではなかろうかと思う。
菜の花が添えられている。

そういう遊び心を大事にしていた「幻のタンポポ」の流れを感じる。
1月7日に「七草バージョン」の中華そばをすすったコトもあった。

結論から言えば、味の方向性は変わらないと感じた。
「幻のタンポポ」時代に味わった、食材にこだわった深い味わいのスープだった。
野菜の甘みがよく出ている感じのスープで、忘れかけていた感覚が甦った。

半年前の味覚を詳細に語れないが、久々の感動はあった。

ごちそうさまでした。


東武東上線の「北池袋」駅徒歩1分である。
東上線に乗る機会も、自転車でコチラ方面に向かう機会も、今は全く無い。

何度か再訪を試みてチャレンジしたのだがお店が休みだったりした。
元々、店休日が定まっていない「幻のタンポポ」だったから、この店もそんな感じか?

だから、「幻」なのである。

「幻」は、リアルタイムで語るより、こうして後々語るモノなのかも知れない。


(文責:京夏終空、2020.11.20)
(25件/3.38、但し「ラーメン食堂 わたげ」として、口コミ初投稿)


2017年も、今の僕にとって№1ラーメンの店である。

※とあるレビュアーの方から、「一見様お断り」になったと聞きました。
訪問時は、ご注意願います。(2019.3.2追記)


以下、投稿時本文。


過去レビューも何度か非更新で追加書きしているが、この店の本質的な部分から書く。

まず、この店は、マスターが比較的自由にやられているお店である。
なので、営業日や営業時間が変更となるコトがままある。
メニューも変わったりするし、内容も変わったりする。

店内に、ワンちゃんがいる。(今現在、大型犬2匹。保健所からの保護犬。)
何度訪問しても慣れてくれるコトはなく、僕も入店時は、かならず吠えられる。(笑)
あと、犬が吠えるとマスターは犬を叱るのだが、結構大きな声である。最初は、やや戸惑ったが、何度も聞いていると、我が子を叱るような愛情が感じられ、ソレにも慣れてきた。

カウンターのみのこぢんまりとしたお店。


と、いう状況下において、フレンチや他にも色々な料理のプロとして長年やってこられたマスターが、お酒と、創作料理を提供しているなかで、ラーメンにも力を入れている感じのお店である。


僕は普段、能書きを垂れてああだこうだ書いているが、この店において、その素材がどうだとか、産地がどうだとかは、一切気にしないし、気にもならない。マスターを信じきっているからだ。

ラーメンの基本となるスープのベースの質感は同じだが、日により季節により変わる。旬の食材を選んでいるからだと思う。
何度も食べていると、あぁ、今日は貝のダシが強めに効いているとか、別の日は昆布の塩分が少なめだとか、野菜の甘さが普段より上品だとか、いろいろ感じているコトはある。
また、トッピングにおいても、旬の野菜や季節の野菜が添えられるコトもあり、その度に堪能している。
年明け早々に伺った時は、七草バージョンのトッピングを見て、あぁ今日は七草粥の日だった(笑)などと思ったりした。

僕は基本的に、チャーシュー麺が多いのだが、その3種類盛られるチャーシューも日によって若干変わったりする。最近食べた、豚バラのロール肉のチャーシューの脂の出方がスープの甘さと響き合って、まろやかさが突出している日もあった。ロースト系のチャーシューも、いつも最高にウマい。もう1種、鶏肉の日がほとんどだったが、最近訪問した際には鶏肉の肉団子だった。

この店、基本の「ラーメン」以外に、鶏肉団子のラーメンや、ハマグリのラーメンもある。味付けは塩か醤油。ムリを言って、ハマグリラーメンにチャーシューをトッピングしてもらったりもしている。

ご飯物を追加したい気分の時は「肉ごはん」。コレがまたスープに合う。ほんとは、麺をすすった後にスープに入れてしまいたいぐらいだが、このマスター、ホントは食べ方にもいろいろとこだわりがあるようで、まだ実践できていない。
食べ方のこだわりは、店内にいくつか掲示されている。


当たり前だが、まさにマスターのお店で、その色に合う人々でいつも賑わっている。
夜営業のみになってからは、お酒を飲む人がほとんどだが、僕は、ラーメンをメインで訪問しているので、できるだけお店の端で申し訳なさそうに麺をすすって、スグにお店を出るようにしている。


そんな状況下においても、今の僕にとって№1のラーメンなのである。
深くて、ほんのり甘くて、その時々の最高の変化を味わわせていただいている。
僕はフレンチには詳しくないが、例えば創作系の本格的ジャパニーズフレンチの店でこの店のラーメンが出てきても何の違和感もないだろう。いや、むしろ絶賛されると思うのだが…。

もちろん無化調。と、こう書くと、化学調味料を否定しているような口ぶりだが、基本的には肯定派である。
旨みの大部分を化調に頼っているモノはキライだが、上手く使っている分にはイイと思う。六厘舎系の「舎鈴」や西荻の「はつね」のように、自分で簡単に再現できるようなスープに興味は無いが、そうでない場合は肯定している。
味の素、ウェイパ、ゴマ油、強火で鉄鍋で短時間…、そんな感じでスグにつくれる場合もある。

駒込「麺屋 ごとう」、池袋「我家」、その他にも5年、10年と好きで通っているラーメン店はいくつかある。京都の数店の天下一品などは40年通っている。

でも、今、この店に向かう時の「心のときめき」だけは、どうしても隠せない。


(文責:京夏終空、2017.3.29)

(※写真は、後日掲載。)

◆◆◆2017年も、僕にとって、今一番のラーメン。◆◆◆

★★「休日・営業時間の変更」★★(2017.1.31現在)
・定休日「水曜日・土曜日・日曜日」
・月・火・木・金18:00~22:30(但し、きっとスープ無くなり次第終了)

★店内に犬がいます。ワンちゃんが苦手な人はおやめください。
★自由にやられているお店なので、変更になる可能性あり。

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<非更新再訪メモ>(2017.1.31)

昨年末に新メニュー「大山鶏肉団子ハマグリラーメン」を食す。

年明け、1発目は僕の定番「醤油・焼豚ラーメン」「肉ごはん」。
ラーメンの具材が、七草粥バージョンだった。

年明け、2発目は、「塩・大山鶏肉団子ハマグリラーメン」「チャーシューのせ」。
うん、贅沢だ。僕の欲張りである。メニューに無いモノを作っていただいた。

そして、3発目は、再び「醤油・焼豚ラーメン」。
ココで食べるモノは、もう、何を食べてもウマいが、一番初めに食べたコレが、一番落ち着く。

※「味」「CP」と「総合」の評点を「0.1」づつ上げた。

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※約1ヶ月近く空けて訪問したが、やはり納得の極上の旨さ。
 「味」「総合」の評点を「0.2」づつ上げた。
(上記追加記載:2016.9.6)(9月上旬の営業予定を書いたが、削除。)
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「夏の間、土・日、お休みします スミマセン」の貼り紙アリ。
「月~金」18:00~ (終了時間は明記無し)
(上記追加記載:2016.7.24)

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東武東上線の「北池袋」駅から改札を出て、左に向かい1本目の路地を入ったトコロにある。以前「幸寿司」(幸寿し)をレビューしたが、そのちょっと先である。
夜の19時半頃であっただろうか、以前から外観や看板は気になっていた店の灯りが点いていたので中の様子をうかがっていた。

この店、大体、お店の名前がよくわからない感じなのだ。
掲示されている看板の通りに書くと、ドアにかかっている木製の看板には単に「タンポポ」。立て看板の池袋方向には「中華そば 3ばんめ」、裏の北池袋方向には「中華そば 幻のタンポポ × 塩そば 桑ばら 800円」と様々な表記がなされているが、店内の「スープの素材」と書かれた説明書きの署名が「幻のタンポポ」と書いてあったので、登録通りでイイのだろうと思う。

中の様子を…、あれ?誰もいない?鍵もシッカリかかっている…。
掲示されている開店時間の17時をとうに超えているのに…。

すると、ちょうど戻ってきた店主と思しき方が「すいませんね。ちょっと犬の散歩に…。」
あぁ、こういうラフな感じも、キライじゃない。こういう感じの出で立ちの店に合うような気もする。店前にかかっている浮き輪やアロハシャツの店主の様子が、別な時間の流れを創っている雰囲気だ。そして、犬ごと店の中に。僕が入口を入る時にも犬のお出迎えが…。結局、その犬は、僕の食事中もずっと店内をウロウロしていた。池袋西口の「蒔田寿司」も犬がいつも自由に客前に出る一風変わった寿司屋だが、このラーメン屋もそういう部分もあるのかも知れない。

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と、書き始めたのが6月の初旬。

それから、今では毎週、少なくとも週に1回は通っているお店。


初投稿者様が詳細にレビューされているので、あまり書かないが、フレンチシェフのラーメンという感じか。
様々な食材を使用し完成された味になっていると感じる。

野菜から来るスープの甘みも心地良い。
僕は基本的に甘い系のラーメンは苦手だと語ってきたが、例外が存在した。

いつもなら、ああだこうだと書くのだが、この店に関しては「ウマい」という一言以外、書く気がしない。

2016年5月最終週から10回ほど訪問した。

焼豚そば」(850円)+「肉めし」(300円)が一番のお気に入り。

中華そば・焼豚そばは、塩味と醤油味があるが、初訪時に店主にお尋ねしたところ、7:3で醤油の方が出るようなお話だった。
双方美味しいのだが、僕自身もやや醤油に軍配を上げた。

スープ、格別にウマい。奥深い味わいの割にスッキリした後味。最後の1滴まで、いつも飲み干す。
チャーシュー3種、最高にウマい。特にローストは、至高の時間。

今では、店主とある程度世間話などする関係になったと思う。
いつも、美味しいラーメン、ありがとうございます。

※夜の営業時間は、直近では「17:00~」でなく「18:00~」に変更になったので注意を要す。
(自由にやられているお店なので、また変更になる可能性あり。)

込み合うと困るので、あまり教えたくないお店。
他のアップと同時に、こっそり、レビューする。


(文責:京夏終空、2016.7.14)
(下書き放出中のため、詳細レビューは次回以降)
(投稿時8件のレビュー、「3.5」3名、「3.8」2名、「3.9」1名、「4.0」1名、「4.1」1名)
(妙なフィルターにかけるから、「3.08」となっていて、こういう名店が沈んでしまうのだ。)

  • 中華そば。
  • たこごはん。
  • たこごはんセット。

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2位

焼鳥 MOZU (池袋、要町 / 焼き鳥、居酒屋、ダイニングバー)

7回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2023/11訪問 2024/05/05

西池袋3丁目、グルメ通り「焼鳥 MOZU」。【1st】


春夏秋冬いつでも陽気に楽しく串を頬張るビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

立教の学生や、若い人たちが圧倒的に多いが、オープンから通っている店なので、何らの遠慮なく、いつも紛れ混んでいる。(笑)

ビーチスタイルだから、開放的な気分になり、リゾート地、いや、海の家で楽しく酒飲んでいる感がある。
その雰囲気でも、また酔うのである。

「酔えば極楽」、とはよく言ったモノで、コロナ禍時代の禁酒期間を経て、最近はあまり飲まなくなった人間でも、また、昔を想ったりする。

いつものように、コーン茶ハイとチャンジャで始めて、おまかせの串を砂浜カウンターで待つ。
マスターの歌声や、レゲエポップ調のBGMが気分を盛り立てる。


この店の料理、1つ1つが丁寧で、考えられた味わいなのである。

フレンチやイタリアンのド素人でも、お通しから感動したりする。
気に入ったお通しの場合は、お代わりする。(笑)

串だって、そうだ。
焼き場にいる人の火に対峙している真剣な眼差しと、手首のカエシを見ればわかる。
一串入魂、である。

肉質だって、かなりのレベル感。
特にレバーのレアっぽい焼きは、その新鮮さの証明でもある。

その串を飲みながら頬張る。イイ感じである。

若い人たちと接すると、若くなると云うが、まさに、そんな感じでもある。
うん、今夜も良い酒になった。

ごちそうさまでした。


※ビーチスタイルではありますが、ココはビーチではありません。立教の女子大生が多く来店しますが、店内でのナンパ等の行為はマスターの許可が無い限り禁止です。
ただ、勝手に仲良くなるのは自由です。(笑)

*「喫煙目的店」です。嫌煙家の方はご注意ください。


(文責:京夏終空、2024.5.5)
(63件/3.30)


春夏秋冬いつでも陽気に楽しく串を頬張るビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

ビーチスタイルだから、開放的な気分になり、リゾート地、いや、海の家で楽しく酒飲んでいる感がある。
その雰囲気でも、また酔うのである。

いつものように、コーン茶ハイとチャンジャで始めて、おまかせの串を砂浜カウンターで待つ。
マスターの歌声や、レゲエポップ調のBGMが気分を盛り立てる。

この店の串、ウマいんだな。
マスターの火に対峙している真剣な眼差しと、手首のカエシを見ればわかる。
一串入魂、である。

タレ串は、タレの押し売りをしているようなタレの味だけで食べさせる串ではない。
あくまでも、焼きの香ばしさと肉の味わいが主体である。

塩串も、そうだ。
最近の世の中は大人ぶってなのか、トンカツや天ぷらや、やたら塩派が多いが、塩の旨味の興奮で錯覚させられているような串ではない。

好みは各々なので異論を唱えるわけではない。
でももし仮に、心底塩が好きだと思うなら、炊きたてのご飯に軽くかけてみればイイ。
美味しいご飯になるから。
白湯にひとつまみ、でもイイ。


客の入りによって若干の雰囲気は変わるが、概ね元気にで明るい感じである。
若い世代が中心だが、カウンターもあるので、オヤジでも楽しく飲める。


仲間たちと飲む海辺の夜の酒には、いろいろな感情が伴う。

友情・希望・挫折・決意・・・。
そして、・・・恋。


オープンしてから、もうスグ8年。
期間が空くときもあるが、ずっと通っているビーチスタイル焼き鳥屋さんである。


※ビーチスタイルではありますが、ココはビーチではありません。立教の女子大生が多く来店しますが、店内でのナンパ等の行為はマスターの許可が無い限り禁止です。
ただ、勝手に仲良くなるのは自由です。(笑)


(文責:京夏終空、2023.3.1)
(33件/3.18)


真冬でも、陽気に楽しく串を頬張るビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

今年も世話になった。
この店での出会いも多かった。
感謝している。


ビーチスタイルだからなのか、気分も開放感につながる感じで、楽しく酒飲んでいる感がある。
杯数で酔うコトもあれば、雰囲気で酔うコトもある。

オヤジには、女子率の高さも魅力的だったりする。
ヘンな意味でなく、普遍的に。(笑)


いつものように、コーン茶ハイとチャンジャで始めて、串を砂浜カウンターで待つ。
レゲエポップ調のBGMが気分を盛り立てる。

真冬なのに、気分が真夏だ。


おまかせ5本の串。
タレ率が多い。

何も考えず、無条件に「塩」などと、妙に大人ぶった選択はしない。
タレである。
僕らの世代の焼き鳥は、子供の頃からタレと決まっている。

と言うか、そんなのは自由だ。
個人的に、糖分の取り過ぎはないが、塩分の取り過ぎ傾向はある。
だから自然に、そういう選択?

焼き鳥を書こうとするから、難しくなる。

太古の昔から行っている儀式。
鳥獣の肉を火で炙り、喰いちぎる。

人類は、そうやって命を繫いできた。
ソレだけだ。

今宵も満足。
ごちそうさまでした。


こうして酒を飲み、肉を喰いちぎり、人類が命を繫ぐために、普遍的に行ってきたもう一つの儀式へ向かうのである。(笑)


(文責:京夏終空、2020.12.27)
(19件/3.26)


陽気に楽しく串を頬張るビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

朝挽き、直送なんて言わなくても、串の写真の表情を見ていただければわかると思う。

シッカリ焼いていても、柔らかい。
火のあて方もイイ感じだ。


いつものように、コーン茶ハイチャンジャで始める。
オヤジ一人の場合は、若者の邪魔にならない様に、カウンターの隅でこっそりやる。

串が来る前に、最低1杯飲み干すのが礼儀。(笑)

で、到着する串。
おまかせ5本・タレ
タレがまたイイんだ。
甘過ぎず、ほんのりした辛さが立つタレ。

いや、肉がイイから、タレなどは、目立たなくとも良い。
でも、キチンと肉の味わいを引き出しているバランス。

レバ、コレを食べれば、挽きがわかる。
クセのある、昔ながらのレバを食べたい人には物足らないかも知れない。
死後熟成の前の味わい。だから、優しく淡い感じである。
味の繊細な質感を求める串でもある。

酒が進む。
追加の串を申し出る。

カウンターには、三浦海岸の砂浜。
あれ?今年、砂浜を見なかったか?

…羽田沖の砂浜は見たけど。(笑)


ビーチに行かなくなったオヤジが、憧れるビーチスタイルの焼鳥屋である。

ごちそうさまでした。


※ビーチスタイルではありますが、ココはビーチではありません。立教の女子大生が多く来店しますが、店内でのナンパは店長の許可が無い限り禁止です。(笑)


(文責:京夏終空、2020.11.11)
(19件/3.26)

陽気に楽しく串を頬張るビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

いつものように、三浦海岸の砂浜直送の、砂浜がはめ込まれたカウンター席で飲み始める。

これまたいつものように、とりあえずのアテ。
僕の好きなチャンジャ。
塩で飲める人なら、こういう感じが王道である。
塩より味が複雑だ。(笑)

このチャンジャ。
思い起こせば、30年、25年ぐらい前だろうか?
初めて知ったのは。
とあるライブバーで、教えてもらってからずっと好んでいる。


ポップなレゲエ調のBGM。
ツヤのあるハスキー寄りの独特な歌声。
コレ、カッコいい曲だね。誰の曲?

僕が歌ってるんです。
そう、この店のオーナーが答える。

そうだった。
この店のオーナー、夏場は三浦海岸でライブをやってる人だった。

CD買っちゃった。(笑)
だって、その場で売ってるんだもん。


コーン茶ハイをお代わりする。
串が届く。
肉を頬張って、満足。

でも、その日の体調だったか、ビタミンを欲していた。
閑散時のわがまま。

特別オーダー。
ミニトマト串。

リコピンの数珠繋ぎやぁ~。

何だか、美しくもある。
うん、間違いなく身体が欲していた。


店員さんやバイトの娘たちとも楽しい時間を過ごした。
やや空いているときは、1人でもOK。

海の雰囲気が開放的に、楽しくさせる。

ごちそうさまでした。


※今回の価格には、CD代も含む。(笑)


(文責:京夏終空、2020.10.28)
(19件/3.26)


もうお馴染みのビーチスタイルの焼鳥屋・モズである。

オープンから3年が過ぎた。
僕自身の行動パターンの変化により、当初より訪問頻度は落ちたが、ソレでもずっと通っている店。

池袋西口では珍しく(笑)お洒落な感じの店なので、そういう利用価値も高い。
普段は、やさぐれ居酒屋や、チェーン店系の「かぶら屋」などで、串を頬張っている人間も、雰囲気を重んじたい場合や、解放的な海辺などを感じたい場合など、こういう店がイイ。
特に、夏の終わりなど…。

BGMは、アップテンポ、スローテンポともにレゲエ調のポップスロック系がメインのようだが、僕の場合、たまに、昭和歌謡が混ざって聞こえたりする。(笑)


カウンター席は、砂浜だ。
湘南、三浦海岸から来たホンモノの砂浜が、テーブルに組み込まれている。
若かりし頃の、夏の砂浜には、人それぞれ、いろんな想い出があったりする。

その砂浜を見つめながら、いつものように「コーン茶ハイ」を飲み続ける。
もちろん、酔うまで、ずっと。
何もバーボン好きじゃないのだが、夜更けの窓には似合う。
~♪せめて少しはカッコつけさせてくれ。

お通しからの、「チャンジャ」のアテ。
辛さのボルテージも、ドリンクのお代わりのスピードも上がる。
~♪OH!KAREN!浜辺の濡れた砂の上で抱き合う幻を笑え。

ついついノリで口を滑らすのも、海辺の特徴である。(笑)


さて、焼鳥屋のメインは、焼鳥である。
串は、ほとんどいつも「おまかせ5本」。
1人の時は、タレが多い。2人の時は、タレと塩で。
おまかせにすると、その日にしか仕入れがないような稀少部位などが、たまに入ってきたりする。
ソレも楽しみ。

この店の、焼鳥、ウマいと思う。
むしろ、最初は、雰囲気だの何なのとか関係なく、ソレだけで通っていた部分が大きい。
池袋西口の食通の御仁を何人も連れてきて、唸らせた。

もちろん、朝挽きの肉の新鮮さもあるが、「焼き」の技術もある。
でも、目の前で焼いていたのは、海の家のお兄ちゃん風な感じの人。
初めての訪問時、失礼だったのだが、あまりにもイイ感じだったので、「ウマいね、この店の焼鳥」と話し始めたら、何と「7年以上焼いてますから」と答えが返ってきた。

熱いだろうに、手のひらを真近にして温度を確認しながら、回転速度を微調整している。
部位によっても、当然変わるのだろうし、好みにもよるのだろうが、ひと串、ひと串、妥協が無い感じだった。


料理全般に言えるコトかも知れないが、「引く」という発想。
以外に大事なのだと思う。

今の食は、足して足して、味をカタチづくっているモノが多すぎる。
でも、引いて引いて、味を残しているモノに出会うと、その圧倒的な差を感じたりする。

焼鳥…、実は、どう焼き上げるかではなく、どう焼かないかの方が大事なのかも知れない。
もちろん、生ではイケない。

火を通しすぎない、と言えば簡単そうだが、ソレを火の上で実践するのは難しい。

唐揚げのように、一定以上の大きな肉の塊であれば、試し包丁のような手段での確認方法もあるが、相手は小さな肉である。
やはり、長年の技と勘にたよるトコロは大きいのだろう。

今夜も満足。
ごちそうさまでした。


僕らの世代は特にそうかも知れないのだが、焼鳥、子供の頃、あれほどタレが好きだったのに、いつの間にか、塩を覚えた。

大人になり、無条件に塩にしていた時期もあったと思う。
別に、カッコつけだけではなかったろうが、何だか塩の方が大人の食べ方のような気がしていたかも知れない。
普通の食塩しか流通していなかった時代から、どこそこの岩塩だとか焼き塩だとか、いろいろな塩が出てきたコトもある。
また、そんなに毎日食べたり、ソレばかり食べるわけもなかろうに、糖分などと、健康的な側面からも語られるようになった。

とんかつはソース、天ぷらは天つゆ、焼鳥はタレ、王道だった食べ方も、いつの間にか、塩でと…。
より肉の味がわかるから美味しいとも言う。
でも、ふと思う。
肉もウマいが、塩もウマい。いや、むしろ塩こそが脳に興奮を届けているのではないかと。

塩は、引ききった食材の最終系なのかも知れない。
我々の太古の祖先が海から来た証でもあるかのように、単純にして、ハッキリ伝わり、何より身体に馴染む。
水と塩があれば…。の例えもあるぐらいである。

しかし、この歳になり、やはり、とんかつはソースで、天ぷらは天つゆで、焼鳥はタレで食べたいと思う。
そのソースなり、天つゆなり、タレなり、その店の技や想いも詰まっている。
時に塩でも食べたりするが、塩だけでは、その店の味わいのすべてを味わったとは言えないのだろうとも思う。もちろん、人それぞれ、好みなので強要しようと思って言っているのではない。

ただ、我々は、何もことさら肉の味わいだけを求めに、肉屋に行っているのではなく、また、塩の興奮を体験しに行っているわけではなく、とんかつ屋であり、天ぷら屋であり、焼鳥屋に行っているのだ。


麻布十番の「あべちゃん」のように、タレの瓶を誇張しなくとも、タレこそが、その店の歴史だったりする場合も多い。

「脱グルメ考」の一助になればと、記す。


※文中、「~♪」部分は、阿久悠氏・松本隆氏のモノによる。


(文責:京夏終空、2019.8.19)
(18件/3.18)


【池袋西口に海辺の焼き鳥屋がオープン!】

と、言っても実際に海があるわけではないし、海辺があるわけでもない。
ただ、お店の雰囲気が、湘南~三浦海岸の134号沿いにありそうな、お洒落なビーチスタイルの焼き鳥ダイニングバーなのだ。


【訪問状況】同ビルに用があり、エントランス付近で、この店のイケメンのお兄さんに声をかけられ、ついフラフラと。(笑)

【訪問回数/初訪】1回。今回が初訪。

【注文したモノ】アルコール。焼き鳥数種、他。

【価格】途中で合流のマイレビさんと合計で4,730円(税込)。僕の方がきっと3千円超を消化している。


①この店で一番伝えたいコト。

一番は、何と言っても池袋西口にはなかなか無いビーチスタイルの明るい海辺のお店の雰囲気
魚好きが高じて度々湘南・三崎・三浦方面には行くが、このお店の内装や調度品、テーブル・ソファーなどは、湘南~三浦半島の海辺のお洒落なお店のようで、その感じが心地よい。
そして、焼き鳥もこだわりが感じられ、かなりのレベル。

②食事の内容と僕が感じた味の感想。(※価格は全て税抜表示)

まず、飲み物は最初に「ウーロンハイ」(380円)から入ったが、途中「コーンハイ」(380円)なるモノをメニューに発見し、ソレを飲んだら、何故かハマった。何杯かお代わりした。美味しいし、杯数がイケる感じ。バーボンではないが、コーンの芳ばしさが鼻に抜ける感じが心地よく、甘さもほとんど無くスッキリ飲める。焼き鳥にも合う。
お通し(300円。テーブルチャージ?)は、鶏と野菜の煮物だったが、コレも薄っすらと効かせたゴマ油の雰囲気が和風と中華風の中間ぐらいのアッサリした感じの煮物となっていて、なかなか美味しかった。ゴボウと鶏肉の相性の偉大さを、より上手くまとめ上げていた。

焼き鳥は、まず「つくね」(200円)・「ぼんじり」(140円)・「せせり」(140円)・「砂肝」(120円)・「」(120円)の5本を「」で食べた。
丁寧に焼きあげられた串たちはどれもかなりイイ感じにウマかったが、「ぼんじり」「皮」が特に気に入った。双方とも、焼き鳥の中では脂っぽい部類だが、塩との相性が特に良好だと感じた。焼く際の、落とす脂と残す脂の絶妙なバランスも好みだった。皮は青海苔が軽くまぶされており、アツアツで食べると磯の香りがフワッと浮き上がり、その感じがまた良かった。コレは、海辺の鶏皮串だと主張しているようでもある。(笑)
「せせり」は、柔らかめの仕上げで、食感も楽しめる感じ。「つくね」はきっと「タレ」の方がより活きるんだろうと思った。
「塩」には、辛みそダレも添えられていた。その辛みそダレも美味しい。
「ぼんじり」「皮」は「タレ」でも食べたが、この2品に関しては「塩」の方が好みだった。ただ「タレ」は、甘さがスッキリしていて、コテコテの甘辛ダレと比べるとスタイリッシュにイケる感じだと思った。タレ串は、サクッと野菜スティックなどを合わせたい雰囲気。
他、「チャンジャ」(300円)も酒飲みのアテとしては、イイ感じだった。
この「チャンジャ」、相手に酒の杯数を飲ませたい時など便利なアイテムだと若い時に教わったコトを何故か思い出した。この店の雰囲気からかも知れない…。スケベ!(笑)
ごちそうさまでした。…???

③僕が感じた接客・サービス等の感想。

アロハ系のシャツを身にまとったイケメンのお兄さんが3名。皆、感じが良かった。海の家など行かずとも、池袋でビーチを満喫できる。今度は花火でも持参しようかと思った。(笑)
明るく、丁寧に応対していただいた。ありがとうございます。

④立地と、僕が感じたお店の雰囲気。

池袋西口の「グルメ通り」の中ほど。地元でも知名度の低い通り名であるが、「丸井の裏あたり」とか「蒙古タンメンの中本の道」などと言われる。1階にラーメン店「えるびす」が入っているビルの2階。エレベーターが2階で開くと、別世界。カラオケなどのパセラグループを愛用の方なら違和感は無いかも知れない。でも、南国風バリアンというより三浦海岸スタイル。店主は、三浦海岸のご出身とのこと。三浦界隈では、とある有名なミュージシャンに早変わりとの説が…。
カウンターテーブルは、ガラスのショーケースのようになっていて、その中には三浦海岸の砂や貝殻が散りばめられているというこだわりよう。つまり、砂浜にお酒と焼鳥を並べて食べている感じ。ソファーやテーブルはゆったり贅沢に造られていて、深く腰を沈めると、波音が聞こえてきそう。
いずれにせよ、池袋西口には今までなかった感じの大人なビーチスタイルのお店。
写真を投稿しない主義の僕だが、この店ばかりは、コトバではなかなか上手く伝わらないかも知れない。(-_-;)
使える店。若い諸君には、こういう店の使い方をよくよく考えるコトをおススメする。雰囲気で、…。うん、やっぱり使える。(笑)

⑤僕が感じたCP。

味・接客・雰囲気のどれを対応させても、CPは良好だと感じる。
チェーン店系の焼き鳥屋と比べると、当然割り高に感じるが、味・接客・雰囲気を考慮すれば、おつりがくる。
「場面により使い分けるべし。」と思う。

⑥その他のつれづれ。

この店に関しては、書きたいコトは山ほどあるが、まだ初回、徐々に書き足していくコトにしたい。
いずれにせよ、雰囲気のある濃い時間・美味しい時間を過ごさせてもらったコトに感謝いたします。

また、末筆ながら、僕のわがままで急な呼び出しにもかかわらず、途中からご臨席たまわりましたマイレビュアー様には、その後のお店のご同行も含めまして深く感謝いたします。


(文責:京夏終空、2016.7.12)
(口コミ初投稿、401軒目)
(既登録店、情報修正・追加等行わず。)


<非更新再訪メモ>(2016.7.12訪問)
2日後に、スグさま再訪。レビューしていたら行きたくなった。
「コーンハイ」数杯?と、焼き鳥を食らう。
やはり、「鶏皮」の青海苔はタダ者ではなかった。10g500円以上の高級青海苔だった。料理人が自ら探しに探し回って手に入れた納得の青海苔らしい。
そして、「つくね」のタレは正解。味わい深い「つくね」は塩よりもタレが活きる。まぁ、好みであろうが。
「ハツ」の食感も素晴らしく柔らかい。こういう「ハツ」には、なかなかお目にかかれない。

この日の「お通し」は「イカのアヒージョ」的なモノだったが、コレがまたウマい。京都のいわゆる「おばんざい」に匹敵するモノであろう。
自家製豆腐の試食もさせていただいた。味わいもさることながら、食感が何ともイイ感じであった。
センスのある料理人が作り出す数々の料理は、今後も期待大である。

その後も、2度訪問。

さらに、続けて何度か訪問。イイ。
自信を持ってススめられる味に対して、評点をやや上げた。

(3.06/2018.1.21)

  • タレ串。
  • 店内光景。
  • 塩串。

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3位

回転寿し トリトン 池袋東武店 (池袋、東池袋、都電雑司ケ谷 / 回転寿司)

37回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥3,000~¥3,999

2024/04訪問 2024/04/17

池袋東武11階、北海道「回転寿し トリトン」。【1st】


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

ほぼ北海道産のモノだけ食べる。
僕にとっては、そういう使い方の店である。

何度もレビューしている店なので、食べたモノの雑感のみである。


春の訪れ三種」(803円)、津軽海峡産ヤリイカ南蛮エビイバラガニ軍艦

津軽海峡産のヤリイカは、このトリトンではいつも通り。
この時期は、特に身の張りが素晴らしい。そして甘みも強めに感じる。

南蛮エビもこの時期は大きめなモノがそろう。
トロリと、じんわり来る旨み。

イバラガニの独特の風味を、軍艦で山盛りに。
良い意味でツンとするようなクセがたまらない。


北海道噴火湾産生ホタテ」(374円)、大振りなタネだがひと口でパクリと食べると、口の中全体が優しい甘みに包まれ、噛むに従って、クリアで透き通った感のある身の味わいがグングンと来る。
濃厚とは対極にある感じだが、こういうホタテも美味。


北海道鵡川産ホッキ貝ヒモ軍艦」(374円)、ホッキ貝好きなら、きっと納得の一品。
もう、ホッキ貝独特のクセが口いっぱいに広がる。
逆に苦手かも?ぐらいの人がチャレンジするべきホッキ貝ではない。
新鮮で良いモノには違いないが、クセの強さが全てであるようなホッキ貝。


北海道産イクラ」(429円)は、いつも納得の濃厚な旨さ。

他に「トビっ子」(176円)「北のサラダ軍艦」(143円)などは、リーズナブルで、組み合わせて食べたい皿となる。

あとは、僕のメイン(笑)、「北海タコ頭」(330円)、「北海タコ足」(330円)である。
毎回「頭」2皿以上、「足」1皿以上食べていると思う。
味が強く、噛み応えがあるので、やや多めに醤油に浸けても、バランスは良い。

うん、今回も満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.4.17)
(609件/3.51)


再・ほぼ北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、そういう使い方の店。

かなり以前にも書いていたが、「地の利」を活かすという意味合いである。
北海道の回転寿司チェーン店であり、北海道の海産物を仕入れするコトには長けている。

別に、この店でマグロやカンパチなどを食べてもイイのだが、そういう方面の仕入れなら、同じ池袋の「魚力」系の各寿司店や、「鈴木水産」系などで満たされる。
そんなふうに思ってしまっている。

また、最近この店に来ていると、中国人と思しき方々の方が、的を射て食べているような気がする。

日本人の若い子たちは、マグロ・サーモン・エンガワとかトロたく巻とか頻繁に注文しているように見受けられるが、中国の方々は、北海道の貝類・カニ類などがメインになっているように感じる。


食べられるのは当店だけ!赤玉道産ホタテ
あれ?以前どこかで口にしたコトがあるが・・・。(笑)
北海道産でなかったのかも知れない。
目の錯覚から来るのか、普通のホタテよりもコクがあるように感じるのだが・・・。

タラバガニ外子」、以前もこのトリトンで食べたが、磯っぽい風味が強く独特。
外子だから、海の味をモロに受けるのだろう。

タコの子」、コレは何度も食べているトリトンでの一品で、逸品。

津軽海峡産ヤリイカ耳」、品のある旨さ。
ソレでいて、噛めば噛むほど、味わいがグングンとくる。

根室産こまいっ子」、濃厚な味わいのこまいっ子。
色合いの通り、深い味わいでもある。

炙りホタテ焦がし醤油」、お隣の中国人のお客さんにつられた。
寿司屋での「炙り」って、全部が似たような炙り風味になる感じで、あまり得意ではないのだが、このホタテの焦がし醤油の炙りは、肉厚な分、味わいのグラデーションが楽しめたと思う。

ホタテあんかけ茶碗蒸し」、初めて注文したのだが、こういう感じの茶碗蒸しも、なかなか面白いと感じた。

北海タコ足」「北海タコ頭」は、僕のメインと言っても過言ではない。(笑)
毎回、必ず複数皿食べている。
もちろん、今回も2皿づつ、いただいた。

〆で、甘ダレのある「ザンギロール」。
さしづめ、江戸前の流れの甘い玉子焼きや穴子的な存在。
つまり、オヤツ。

ごちそうさまでした。


今回は、珍しく、ジャスト昼時の訪問となった。
11時の開店ちょっと過ぎに受付をしてから、一旦東武を出て、ひと仕事を終え、12時半過ぎに戻ってきたら、ちょうど良かった。

ほぼ、1時間半待ちの状態である。
並ぶのがキライな性分、こういう受付システム、一般店でも導入して欲しい。

注文履歴によれば、1皿目の注文が12:41、最後の12皿目の注文が13:04、レシートが13:28となっているので、47分以上滞在したコトになるか。
僕にしたら、かなりの長居である。


(文責:京夏終空、2024.3.22)
(597件/3.51)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

「回転寿司」と言っても、最近は一切回っていないけれど・・・。

コロナ禍での対応で、飲食店のいろいろが変わった。
回らない回転寿司も増えたし、パーテーションがそのままの店も多い。
そのあたりは、個人的にはあまり抵抗がないのだが、一番残念なのは、テーブルアイテムの注文制などである。

テーブルに置いてあったいろいろが無くなってしまった店も多い。
コロナ禍だけでなく、迷惑系ユーチューバーの影響も大きいだろう。
自由に、随時、気軽に使えるモノが減ったのは残念である。


さて、今回はちょっと期間が空いた。
と言っても、3ヶ月ぐらいではあるのだが。

この日は、平日の21時頃で、待ち無しだったが、最近は、遅い時間帯まで待ちがあるコトも多くなった気がする。行列嫌いの人間のなので、何度か見送った結果でもある。

あと、正月に酢ダコをたくさん食べて、僕の中のタコ気分を満たしてしまったセイか。(笑)

当初から書いているが、僕の中でのトリトンは、まず「タコ」有りきなのである。
極論すれば、北海のタコを堪能しに行っている、その途中のアクセントで、貝類や他の海鮮を楽しむのである。

だから、今回も、「北海たこ足」「北海たこ頭」から始まる。
この味わいとタネの大きさで、319円皿。
うん、満足なんだな。

タネがデカいので、醤油もドバッと浸ける。
上品に、ちょん浸けするような店ではない。

口の中で、醤油とタコのハーモニーが広がる。
噛めば噛むほどにグイグイ出てくるタコの旨みを、キャッチし続ける醤油の量も重要なのだ。

他人から見れば、あぁあの人醤油を浸け過ぎ、だと思われようが、関係無い。
僕は他人よりも咀嚼回数が、圧倒的に多いのだ。

最後の最後まで、タコの旨みを調和させようと思うと、相応の醤油量が必要となる。


他は、いつものように北海道産のモノを中心に食べた。

イカゲソ揚げ」の七味マヨ、コレも醤油を少々垂らすと、よりイイ感じになる。

野付産の生ほたて」、旨みと甘みが上々。肉厚で食べ応えアリ。

北海たこ頭」の2皿目。好きなんだからしょうがない。

北海道産いくら」、トリトンのイクラは決して裏切らない。

松前数の子軍艦」、コレもいつも通り美味である。

最後に珍しく、「上まぐろ鉄火」で〆た。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.1.24)
(574件/3.51)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

北海道の「旬」の海鮮を、地元・池袋で一年中いつでも手軽に味わえる幸せ。
これからも、ずっと通い続けていく店の一つである。

よくよく考えれば、何も寿司でなくともイイのかも知れない。
この店で、「にぎり」に対しては、何らの強い期待もしていない。

北海道の「旬」の海鮮を楽しめれば、ソレでイイ。


さて、最近は、地球温暖化に伴う海水温の上昇の影響か、生態系の急激な変化を感じる。
本来、南の海で獲れる魚が、結構北の海で多く揚がったりしている。

1例として、
<羅臼沖では近年、秋サケの定置網に交じってブリの水揚げが急増。2011年は5トンだったが2014年以降は毎年400トン前後で推移し2019年は692トンを記録した。>
(読売新聞オンライン・2022/03/09 )


そう、この日は、その「羅臼産活〆天然ぶり」(418円)から始めた。
まず、身の張りが、ブリの中でも強いと感じた。
腹身では、コリッとする場合もあるが、背身で、こういう感覚は珍しい。

「温かい海流に調子に乗って泳いできたけど、急に寒いじゃん・・・。」
と、ブリが言ったかどうかは知らないが、そんな感じの身の張りであろう。

味わい的にも、甘みや旨みが凝縮されている雰囲気がある。


次に、ホタテのヒモ軍艦のようなモノである。
食べて応援!北海道 北海道産ほたてモリモリ軍艦」(319円)、という名称をつけなければならないほど、日本の水産物は余剰状態にあるのか、福島の処理水の海洋放出の件で、多くの国が輸入規制をしている。

僕がこの件で、特に失敗だったと思うのは、「ALPS処理水」などと云う「処理水」というコトバである。
何故、そんな命名をしたのか、感情的に受け入れ難いと思うのである。
キチンと国際的な浄化処理をしたのならば、「浄化水」「浄化済水」の方が、幾分か抵抗は少ない。

「処理水」と「浄化水」というコトバを並べて、真剣に検討したのか、国に問いたい。
もちろん、国際的な取り決めで、英語の和訳だとしても、「処理水」より良い表現があったのではなかろうかと思うのである。

海洋放出されたのが「浄化水」であったなら、イメージ的に、「処理水」よりマシであろう。
「名は体を表わす」とも、云うではないか。


さて、あとは、ほぼいつも通りのトリトンスタイルである。
北海道産のタネを楽しむ。

北海たこ足」(319円)、「北海たこ頭」(319円)が2枚。
トリトンで、タコを外したコトなど一度も無い。

松前数の子軍艦」(363円)、「トビっ子」(176円)、こういう系統も信頼の軍艦である。

1つ面白かったのが、「佐呂間和牛のやわらかローストビーフ食べ比べ ロースvsザブトン」(594円)という肉寿司。網走産の山わさびが添えられている。

ロースもザブトンも、肉の味わいの根幹に、強い獣感がある。
柔らかさや、いわゆるジューシーさで言えばザブトンなのだろうが、獣の肉を食いちぎる感じは、やはりロースであろう。
佐呂間和牛のロース肉、あらためてステーキなどで食べてみたい。

あと、今回は「ほたての味噌汁」(418円)を、久々に飲んだ。
単に、あとからホタテを入れました、という感じでなく、ダシ感としても風味が出ていて、なかなか趣深いと感じる。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.10.28)
(528件/3.46)


レビュー33回目にして、初めて遊べた。(笑)

以前から度々書いてきた。
北海道のタネをハズして、食べたなら、どう感じるだろうと・・・。

しかし、結論から言えば、完全に遂行するコトはできなかった。
途中で、ギブアップしてしまった。


島根県産真鯵」(319円)、「びんちょうまぐろ」(363円)から始めた。
双方とも、なかなか上々の状態であり、味わいなのだが、やはり高く感じる。
真鯵もびん長も、もっと良いモノが、もっと安い価格で流通していると感じる。

生上まぐろ赤身」(506円)、「上まぐろ中落ち1貫」(253円)に関しては、そんなに良いレベル感も感じず高過ぎる印象。

〆サバ」(319円)、悪くないが、コレも高い。

サーモン・えんがわ二種盛り」(363円)、コレは価格的な妥当性の範囲にようやく入ってきたように感じた。
トリトンを見失いそうになっていた自分に気付き、終了のゴングを自ら鳴らす。

カンパチや、真鯛、ロシア産のでっかいボタン海老など、まだまだ非北海道で続けられそうだったがやめた。


北海たこ頭」(319円)、「北海たこ足」(319円)、いつものパターンに戻った。

そうそう、コレだよ、トリトンは。
この味わいで、この良き状態で、この大きさで、この価格。
東京で、他にこんなタコがあるのならば、ぜひ教えて欲しい。

東京にある、他の北海道のいわゆるグルメ回転寿司の函太郎とか根室花まるなどでも試したが、トリトンには遠く及ばない印象である。
だから、33回、欠かさずに食べてきた。

北海道産花咲がに軍艦」(693円)、コレも上々。
足身を中心としたほぐし身が山盛り。

知床斜里産つぶ貝1貫」(363円)、前々回レビューで書いたように、厚岸産と比べたが、この斜里産の方が酢メシに馴染む雰囲気があると感じている。
刺し身で食うなら厚岸産だが。

松前数の子軍艦」(363円)、コレも何度も食べているのだが、納得の価格で、納得の味わい。

あぁ良かった。
トリトンを取り戻せた。

満足。ごちそうさまでした。


やはり、今まで書いてきたコトは間違っていなかったと思う。
トリトンに来て、わざわざ北海道産以外のモノを食べる必要性は感じない。

本マグロ、メバチマグロを始めとして、ハマチ・カンパチ・アジ・サバなどなら、池袋には、魚力グループの店も、鈴木水産グループの店もある。
ビンチョウなら、130円の「天下寿司」で十分だ。(笑)

回転寿司がイヤなら、「銀座福助」に行けばイイ。
古式江戸前というなら、九段下寿司政「旬八海」。

持ち場持ち場の特色があるのだから、ソレに従うのが道理。

メニューにあるからと言って、ハズれているモノばかりで騒いでも仕方ない。

最近はどうも、極端に、そういう側面ばかりが語られがちだが・・・。


築地「フォーシーズン」は、喫茶店であり、ドリンクはどうでしたか?
と聞いても、スパゲッティのコトばかり。

同様に、ホットケーキだけが語られる、コーヒー店とか・・・。

挙句の果てに、カレーだけが語られる鰻屋さんとか。(泣)
おいおい、鰻も食べず、週1のカレーだけでお店全体の評価するなよ。と、思う。


そういうコトも、若いうちはイイと思うのだが、今は、大の大人がマスメディアに振り回されている感が強い。


だって、我々日本人が、多少英語が上手いからと言って、その英語力だけで、語学力全般を判断されたらイヤでしょ。
そういうコトだと思うんだ・・・。


(文責:京夏終空、2023.10.20)
(527件/3.46)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

北海道の「旬」の海鮮を、地元・池袋で一年中いつでも手軽に味わえる幸せ。
これからも、ずっと通い続けていく店の一つである。

豊洲・築地などでも、北海道の「旬」の海鮮類は多く流通しているし、超高級食材的な海鮮類も多くある。
しかし、この「トリトン」では、ちょうどイイ感じのレベル感のタネを仕入れているんだと思う。
値が張るモノで唸らせるのでなく、新鮮さで納得するような感覚もイイ感じ。


今回は「まるごと貝ほっき」(1,056円)から、いってみた。
水から揚げたばかりの、活ほっき貝を、席までわざわざ見せに来てくれた。
コレを、今から捌きますよ、という感じ。

お店の短冊メニューにも書かれていた。

「これ以上にない鮮度 苫小牧産 まるごと貝ほっき ご注文から卸します。」と。

1皿で「活ほっきにぎり」「炙りほっきにぎり」「貝柱・ひもの刺身」のセット。
個体の持つ元々のレベル感はあるにしろ、捌きたての状態で出された各々の味わいは最高である。


この日のトピックスは、他に、「函館産・真ほっけの山わさびにぎり」(319円)。
ほっけの刺身やにぎりは、今までもたまに口にしていたが、特に味わい上々。

あと、この店で度々食べている「いくら」「たこの子」の濃厚さが、いつもより光った。

宗谷産ほたて」、甘みがあり、厚みがあり、口の中が満足と答える。

松前数の子軍艦」「北のサラダ軍艦」、にぎりのアクセントに最高の軍艦。

もちろん、いつものように「北海たこ頭」「北海たこ足」はハズしていない。

最後に何で〆るか、やや迷ったのだが、「ザンギロール」(319円)。
過去にも食べているのだが、甘いタレが煮詰めのような雰囲気で、穴子で〆る雰囲気に近い。

うん、いつも満足。
ごちそうさまでした。


何度も書いているのだが、「北海道」の「回転寿司チェーン店」なので、あまりマグロ、タイ、ハマチ、アジなどだけで、評価して欲しくないと思っている。

博多ラーメン店を、メニューにあったからと言って醤油ラーメンだけの味で評価するようであり、「銀座木屋」で、「うどん」を食べず「そば」だけで評価する感じに似ている。

北海道のサツマイモと、鹿児島のジャガイモ、と言えば、もっとわかりやすいか。

例外はあるにせよ、本道でないと思う。


(文責:京夏終空、2023.9.12)
(519件/3.47)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

コロナ禍以降、回転してないけどね・・・。(笑)


地元で愛用している東武のレストラン街なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通い続けている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待などは一切のしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道界隈直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。
だから、こんなに通っていても「4.5」以上などをつけようとは思わない。

僕がこの店を訪れるのは、純粋な「寿司気分」などではなく、「新鮮な北海道海鮮料理気分」なのかも知れない。


過去のレビューで書いたのだが、一度、北海道のタネをあえてハズして、マグロ、タイ、ハマチ、カンパチ、アジ、サバなどだけで食べてみたいと思っているのだが、どうしてもできない。

やはり、この店は、北海道の海鮮類に特化しているので、ソレを見過ごすのが惜しいと感じてしまう。


何度もレビューしている店なので、写真と簡単な雑感のみ。

いつものようにタコを混じえて始める。

今回の特記は、ツブ貝の食べ比べ。
厚岸産のツブ貝と、斜里産のツブ貝。

いわゆるツブ貝としてのアクに似たクセの強さは、厚岸産に軍配。
歯ごたえの強さも厚岸産。

ただ、ソレは、あくまでも海鮮刺身的な考察。
にぎり寿司として考えた場合、斜里産の方が酢メシに馴染んでいる。

でも、どっちも美味。


あと、写真を撮り忘れたが、新商品の「漬けニシン薬味巻き」なかなか良かった。

天然大穴子1本も食べ応えアリ。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.8.10)
(504件/3.46)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

地元で愛用している東武なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道界隈直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。
だから、こんなに通っていても「4.5」以上などをつけようとは思わない。

僕がこの店を訪れるのは、純粋な「寿司気分」などではなく、「北海道海鮮ダネ気分」なのかも知れない。


さて、今回は久々にはじめに「オススメ」にのってみた。

いつもの「北海たこ頭」(242円)と「北海道旨いもん三種盛り」(869円)から。

この店がオープンして、ココでタコ頭を食べ始めてから早や7年。
CPも考えわせれば、ココ以上のタコに出会えていない。
それぐらい、この店のタコを信頼している。
北海たこ足」(242円)も同様。

おすすめの「北海道旨いもん三種盛り」は、サクラマス・とろニシン・花咲ガニ。
この時期、何度か食べているが、旬の絶品たち。
今回は特にサクラマス、状態も味わいも絶品中の絶品。
とろニシンも山ワサビの合わせ技が光る。
花咲ガニ、じんわり、歯の奥で感じるような旨みがスゴい。

紅鮭筋子軍艦」(308円)、「松前数の子軍艦」(352円)、「北のサラダ軍艦」(143円)は、ほぼルーティーンのようになってきた。

筋子、数の子は、いつも満足する。

北のサラダ軍艦は、コーン・キューリ・玉ネギに、ホッキ貝の刻み身、数の子が入っている。
若干のアタリハズレはあるが、よく噛んで食べると、マヨ風味を突き破ってくるホッキのクセの後味が上々。

最近たまに揚げ物にもいく。
自家製だと云う「北海道ザンギ」(352円)、寿司の合間に食べるからか、ガッツリ気分で盛り上がり、良いアクセントにもなる。

隣の席の子供が食べていてツラれた2品。

青森県産生サーモンハラス」(495円)と「とびっ子」(176円)。
どちらも美味。
なかなか良いチョイスだ。
と、言うか、その子供、北海道っぽいタネがわかっているようだった。
北の海で獲れる感じのモノばかり注文していた。

いつもは、南海、西海のカツオ、アジ、ハマチ、カンパチ、タイ類などばかりを注文する大人に興ざめしているコトが多いのだが、良いセンスだと思った。

さかなクンを目指しているのかな?(笑)

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.7.1)
(492件/3.47)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

地元で愛用している東武なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道界隈直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。
だから、こんなに通っていても「4.5」などをつけようとは思わない。

僕がこの店を訪れるのは、純粋な「寿司気分」などではなく、「北海道海鮮ダネ気分」なのかも知れない。

マグロなどは、別の店でもっと良いモノが食べられる。
函館で水揚げされる大間の反対側の函館マグロであれば手が出るのだが。

南海、西海のカツオ、アジ、ハマチ、カンパチ、タイ類などもそうである。

この店ではもっぱら、イカ、タコ、エビ、カニの類や、ヒラメ、カレイ、ニシンなどの魚類や、イクラ、数の子、スジコなどの魚卵類、あとは何と言っても貝類である。
こういう方向性の、北の海の地魚的なモノを堪能するのである。

何度も書いているので、雑感程度で。


この日の僕にとってのイチオシ目玉は、「タコの子」だった。
この店では過去に何度も食べているのだが、今までで一番美味しかった。
味わいが濃厚で、タコの子としても大きめのような気がした。

あと、「北海道産ホタテのみそ汁」。コレも何度か飲んでいる。
しかし、今回感じたのは、市販されているような、いわゆるベビーホタテでなく、シッカリとした大人のホタテの味わい。
コレ、旬だろうか?

あと、「サクラマス」、イイ感じだった。
全くの想像だが、初ガツオに対しての戻りガツオの違いのように、初サクラマス的な味わい。
にもかかわらず、品のある繊細な脂のノリ。

漬けニシン薬味巻」は、この店で初めて食べたが、なかなか良かったと思う。
風味もよく歯応えあるニシンの身と、大葉の働きが絶妙。

他は、いつものように、タコ頭、タコ足、紅鮭スジコ、松前数の子などなど。
写真を取り忘れたモノもあるが、詳しくは注文履歴写真を参照。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.5.9)
(479件/3.46)


池袋の偉大なる北海道海鮮グルメ回転寿司の「トリトン」。

地元で愛用している東武なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司だから、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道界隈直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。
だから、こんなに通っていても「4.5」などをつけようとは思わない。

僕がこの店を訪れるのは「寿司気分」でなく、「北海道海鮮気分」なのかも知れない。


何度もアップしている店なので、食事の雑感程度で。

いつものように、「北海たこ頭」(242円)「北海たこ足」(242円)で始めて、最後にもう一度「北海たこ頭」で〆る。
トリトンのタコは、やめられない。(笑)
僕は、トリトンでタコを食べなかったコトがない。

今回のピックアップは、「青森県産生やりいか」の「ゲソ」(242円)と「」(242円)。
どちらも生姜が合わせられている。
活き造りの透き通るような味わいでありながら、イカの甘みや旨みもグイグイくる。
この価格にしてかなり優秀だと思った。

昔は、耳部分を「エンペラ」「エンペラー」などと名乗って出していた店が多々あったと記憶するが、最近はあまり目につかないのは何故だろう?


もう一つ、「北海道産かすべの唐揚げ」(495円)。

<かすべとは、北海道で「えい」のことを言います。白身の様なたんぱくな身と軟骨が味わえる北海道の居酒屋では定番の逸品>と書かれている。

僕自身は、あまり詳しくないのだが、僕の食べた印象では、軟骨のまわりに身が付いている雰囲気で、食感先行の食べ物のような雰囲気だった。
サメの軟骨でつくる梅水晶よりも少々柔らかめのような食感。
唐揚げ粉の味わいが、白身の味わいにやや勝っている雰囲気だった。
でも、確かに酒のアテにはイイ感じだろう。


ほっきのひも」(418円)に、煮ツメが塗られたバージョンは、この店で初めてだったが、なかなか良い合わせだと感じた。

北のサラダ軍艦」(143円)は、その価格的に超優秀である。
ついつい繰り返し食べてしまう。
見た目で子供の食べ物だとバカにせず、一度味わって欲しい。
ホッキ貝、数の子、コーン、キュウリ、玉ネギを具材としたマヨネーズベースのサラダ和えであるが、数の子の食感とホッキの旨みの後味が何とも心地よい。

軍艦つながりで言えば、「松前数の子軍艦」(352円)も何度も食べている。
いつも旨し。

いくら」(418円)も、いつも安定している味わい。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.3.29)
(464件/3.46)


池袋の偉大なるグルメ回転寿司「トリトン」。

地元で愛用している東武なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司だから、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。
だから、こんなに通っていても「4.5」などをつけようとは思わない。


何度もアップしている店なので、雑感程度で。

写真を掲載して彩りを辿れば、今回の僕の場合は、ほぼ白と朱の世界。
うん、・・・映えない。(笑)


珍しくタコでなく、「白い北の三種盛り」(484円)から、始める。
かれい」「真いか山わさび」「平目昆布〆」の3種。

この時期のカレイ、脂のノリがスゴい。
真イカの身の締り具合も強い。
この店のヒラメは、いつも熟成系な気がする。
もちろん、昆布〆だからという部分もあるが、たまには活き造り的な身の張りも楽しめるとイイと思うのだが・・・。

北海たこ足」(231円)、「北海たこ頭」(231円)、双方、いつも大納得。
僕の場合は、コレを食べるために「トリトン」に来ていると言っても過言ではない。
でも、この店が開店した当時を思い起こせば、双方150円の皿だった・・・。

他に「天然白つぶ」(231円)、「サーモン」(297円)、「トビっ子」(178円)、「北海道たらこ軍艦」(297円)を注文して食べた。
このアタリも、価格的な妥当性を上回ってくる。

北海たこ頭」をリピして、大満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.2.27)
(465件/3.46)


池袋の偉大なるグルメ回転寿司「トリトン」。

地元で愛用している東武なので、2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司だから、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに過分な期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道直送の新鮮な海鮮類のタネを、東京での価格的妥当性以上に堪能するというコトだけである。


何度もアップしている店なので、雑感程度で。

前回は珍しく、そのキャッチコピーにも賛同して揚げ物を2品食べた。
で、思い起こしたら、この店では「ザンギ」を食べていないのでは?と急に思った。


「これが北海道の食べ方!イカゲソ揚げの七味マヨ」
「道東で大人気の食べ方!かぼちゃもち(砂糖)」

の2品に、「北海道ザンギ」がレパートリーに加わった。

あとは、いつものように、北海道のタネを中心に堪能した。
ごちそうさまでした。


ちなみに、僕は並ぶのがキライなので、ほぼ中途半端な時間に訪問している。
この日は、平日の雨。17:15ぐらいで、ギリギリ並ばずに入店したが、17:45ぐらいに店を出たときは、スデに行列ができていた。


(文責:京夏終空、2023.2.19)
(465件/3.46)


地元・池袋の偉大なるグルメ回転寿司「トリトン」。

2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来などに期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道の新鮮な海鮮類のタネを、比較的安価に堪能するというコトだけである。


さて今回は、僕にとっては珍しく揚げ物2種類にも手を出してみた。
平日の20時半過ぎは、基本的に並ばなくても入店できる可能性が大きい。
待ったとしても、並んでいる人は、1,2人である。


いつものように北海タコから始める。

たこ足・たこ頭二種盛り」(231円)、今までずっと別々だったモノの合盛りができた。
大きさもやや小さくなり、価格も足が190円、頭が140円だった時代から、かなり値上がったが昨今の情勢、仕方がない。
でも、この北海タコをこの値段で堪能できる店は、身の回りではココ以外にない。

北海道網走産とろにしん(山わさび)」(297円)、「オホーツクの恵み!素材が光る絶品の美味しさ!」のアピールポスターがあった。
この店のオープン当初から食べているひと品であるが、この時期最高である。

花咲軍艦・紅ずわいがに二種盛り」(693円)、双方ともに美味しかったが、価格的にはやや厳しい感じがしないでもない。
花咲ガニのやや燻製っぽい雰囲気の味わいは上々。紅ズワイのみずみずしさも申し分無い。

これが北海道の食べ方!イカゲソ揚げの七味マヨ」(484円)、タイトルについては思うトコロがあるが、普通に美味しい。北海イカのゲソだと思えば、より。

あれ?そう言えば、テーブルにあった生姜が無い。
コレも、タブレット注文に変わったんだ。
コロナ禍もずっと出ていたのに・・・。
隣の席では、ガリ3皿などとやっていた。

北のサラダ軍艦」(143円)、「トビっ子」(176円)、この2つ高CP。
サラダ軍艦は若干のアタリハズレがあるが、ホッキ貝の身が相応以上に入っている。
ずっと噛み続けると、マヨの味わいからホッキの味わいに変化する様子がわかる。

道東で大人気の食べ方!かぼちゃもち(砂糖)」(176円)、なかなか面白い。ある程度想像通りの雰囲気だったが、寿司の間のアクセントに良い。

サーモン・真いか二種盛り」(297円)、熱いお茶で甘さをキレイに流した後に、イカの甘みを感じる。こういう感じの流れも良い。
サーモンはこの時期、脂のノリ、最高。

こういう二種盛りが増えたのは、素直に嬉しい。
いろいろなモノが一度に食べられる。

北海たこ頭」(231円)、「北海道産ほたての味噌汁」(396円)、僕の〆である。
タコ好きとして、毎回、こういう〆方になる。
ベビーホタテもたくさん。盛り上がる。

はんなり、じんわりと北海道の味わいを噛みしめる。
今回も、イイ感じだった。
ごちそうさまでした。


度々書いているが、あくまでも北海道の回転寿司チェーン店である。

誰がどう食べようが自由であり、ニュージーランド産冷凍マグロや愛媛県産のタイや長崎県産のアジだって美味しいと思う。
でも、あえてココで・・・という想いはある。

博多ラーメン店で、メニューにあるからと言って札幌味噌ラーメンを注文する勇気が無い人間の意見ではあるのだが・・・。


(文責:京夏終空、2022.11.23)
(328件/3.46)


地元・池袋の偉大なるグルメ回転寿司「トリトン」。

2016年にオープンしてから、コンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに期待はしていない。

僕が、この店に求めるコトは、北海道の新鮮な海鮮類のタネを、比較的安価に堪能するというコトだけである。


さて、今回は、前回に引き続き「石狩産シャコ」に感動した。
何だろうか?
旬のナゴリの味わいだとしても、愛知の豊浜、岡山の笠岡などのシャコと比べると、全体的なシャコ味の濃度は低いのに、身の味わいの透明感から少しのクセが、上品に優雅に味わえるような気がする。

ただ、当然にアタマに近い部分で、ミソが付いてくると、一気に濃厚な味わいになる。
毛ガニを思い出していただけると、味わいのグラデーションという部分については似ているのかも知れない。

そう言えば、かつて牡蠣も同じような方向性の特徴を感じたコトを思い出した。
サロマ湖産の牡蠣を、生牡蠣として食べたときに感じた。
濃厚感でなく、クリアで品がある感じ。

他にも、いつもと同様に、「タコ頭」・「タコ足」を含め、何皿かつまんだ。
明らかに以前よりもタコ頭が小さくなったのはちょっと残念。

羅臼産時しらず」「紅筋子軍艦」も美味だった。

北のサラダ軍艦」はホッキ貝の量、「松前数の子軍艦」は数の子の量から、CPは良いと思う。

北海道 虎杖浜産 炙りたらこマヨ」、タッチパネルでは、どう見ても2貫なのだが、1貫で提供されて異議を唱えた。しかし、タッチパネルの表示が間違っているというコトだった。

でも、しばらくすると、やっぱり2貫でしたと、別皿で追加の1貫が提供された。

高級レストランでなく、たかが回転寿司、大したコトではないが、大したコトのように騒ぎ立てると、今は怖い時代である。

そういうコトが、たくさんある世の中になってきた。
憂う。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.8.17)
(299件/3.46)


地元・池袋の偉大なるグルメ回転寿司「トリトン」。

2016年にオープンしてからコンスタントにずっと通っている。
こう言っちゃ何だが、所詮、回転寿司なので、握りの所作や寿司としての出来上がりなどに期待はしていない。

僕が、この店に求めるのは、唯一、北海道の新鮮な海鮮類のタネを堪能するコトだけである。
だから、この店で、マグロ・タイ・アジ・ハマチ・カンパチなどなど、そういう魚を堪能した記憶が無い。

ヒラメ・カレイ・ニシン・サンマなどであり、イカ・タコであり、ホタテ・ツブ・ホッキなどの貝類であり、エビ・カニであり、ウニ・イクラ・スジコなどがメインである。


全体的に値上げした感じだった。
僕の愛すべき「たこ頭」が、200円を超えてしまった・・・。(泣)


今回は、「厚切り活あわび」が圧巻だった。
コレ、396円で提供できるスゴさを感じた。
また、同じ396円の白糠産「生つぶ貝」も上々。

石狩産の地物のシャコ」くん、なかなか美味。
ただ、484円はちょっと高いか。

タラバガニ腹身」(396円)は、噛めば噛むほど味わいが出てくる。

津軽海峡のヤリイカ」、胴身、耳、ゲソの3点セットで396円は優秀。

ホタテ汁」も、ベビーホタテがいっぱい。

〆に選んだ「ザンギロール」(297円)、こういう感じも面白い。

他にも、軍艦系といつものタコさん。

うん、美味しかった。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.7.16)
(297件/3.46)


広島で河豚を食べ、山口で牡蠣を食べる。

別に、広島にもふぐ屋はあるだろうし、山口にもかき小屋のような店があるだろう。
でも、その勇気が無いだけの人間なのかも知れない。・・・僕は。

単刀直入に言えば、ほぼ北海道産のモノだけを食べるスタイルで使っている店である。
誰がどう食べようが、何らの文句も無いのだが、冒頭の例を継続させれば、明白だと思う。

広島のフグ、今ひとつだった。
山口のカキ、やはり広島の方が美味しかった。

そういう意見に対し、一般的に何らの疑義を抱かないのが当然であるように思えるのだ。
もちろん、例外はあると思う。
ただ、あえて選ぶ例外なのか、無関心な結果の例外なのかでも、想いは変わるのではないか。

隣の席から聞こえる、アジ・サバ・イワシ・カンパチ、大トロ・中トロ・・・。
何も、トリトンに来なくても・・・。

この店、何だか毎回こんなコトを書いてしまう。

だから、思ったのだ。
次回は、北海道産のモノを一切食べずに、どれだけ満足できるか試してみる。
もうそろそろ、そんな遊び方もアリだろう。
むしろ遅いぐらいかも知れない。

2016年2月のオープンから8年以上通っている。
少なくとも2ヶ月に1回は来ている感じなので、通算で50回近く訪問しているだろう。

アップ回数は22回目になるが、当初は食べログは再訪レビューをアップできないシステムだったので、1レビューに、記事の継ぎ足しをしていた。
また、こういう感じの店では、基本的に、気心知れた仲間でないと写真を撮らないので、他人との訪問は割愛されている。


今回、連休明けの平日、ジャストの昼時なのに待ちが2組3名。
店内の様子をうかがうと、これから片付ける席が見えたので、珍しく番号札を取ってみた。
予想通り、5分と待たずにイン。


今回は、「北貝道三種盛り」(1,012円)と、僕のいつもの「北海たこ足」(209円)、「北海たこ頭」(176円)からスタートした。

「北貝道三種盛り」は、「北海道紋別産生つぶ」「北海道根室産生ほたて」「北海道根室産生ほっき」の3貫盛りである。
どれも、価格相応に、なるほどと思う感じで上々である。

でも、よくよくメニューを見ると、1貫づつ注文した方が安かったコトに気づいた。(笑)
立ち上がり打たれる投手のようである。

しかし、いつも通りの「たこ足」「たこ頭」を食べ、調子を取り戻す。
ここ10年ぐらい、この店のタコ以上の、CPを感じるタコに出会ったコトがない。
安くてデカくて美味しい。ソレに尽きる。

厚切りあわび」は、小ぶりながら美味。
食感は当たり前だが、尾を引くような味わいが良い。

紅鮭筋子軍艦」(286円)、「松前数の子軍艦」(319円)、筋子は前回に引き続きで、松前数の子は頻繁に注文している。何だかクセになる感じ。

その間に、「たこ頭」をリピしている。
じんわり、美味しいのだ。

北海道コーンたっぷり茶碗蒸し」(396円)、変わったモノを注文した。
でも、コレが正解。
コーンが意外にも、クリアに甘い雰囲気で美味しかった。
卵との食べ合わせだろうか。
あと、小エビなど具材は普通の茶碗蒸しで、プラスのコーンなのだろう。

北のサラダ軍艦」(143円)、コレ、前回気に入って、引き続き注文したが、きっと当たり外れが激しい感じかも知れない。
前回は、ホッキ貝の比較的大きな身が入っていたが、今回は探さなきゃイケないぐらい。
まぁ、価格的にそんな感じでも仕方なかろう。

8皿16貫と茶碗蒸し。
20分、25分ほどでサクッと食べられる感じも嬉しい。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.5.18)
(289件/3.46)


同じ東武の階下で「大北海道展」が開催されていてもトリトンに通う人。(笑)

いや、一応は見に行くのである。
海鮮系が好きな人間として、毎回の北海道展には、顔を出している。

つい先日まで池袋西武で開催されていたが、今度は東武である。
コロナ禍の影響もあるのか、ココ最近は、あまり代わり映えしない感じである。

特に海産物・水産系は固定してきた感じすら受ける。
あまり惹かれるモノが無かった。


さて、僕の愛すべきトリトンである。
この店の存在は、計り知れないぐらい大きい。

地元が故、基本的には並ばない時間帯に訪問する。
でも、11時オープンと同時とか、その日の都合やタイミングで可能だと思えば狙ったりもする。


初登場の「北のサラダ」、面白い。
ホッキ貝の旨み、数の子の食感、マヨ系のソースで和えてある。

この日の圧巻は、貝の3貫盛りの中から「北海道・常呂産、重ね生ほたて」、「北海道・根室産、生ほっき」。

あと、「北海道・紋別産、生つぶ」と「津軽海峡産、地物やりいか」。

どれも、さすがトリトンだなと思う一品で逸品。


他はいつもの、タコ攻撃がメインである。(笑)

ごちそうさまでした。


たまに書くコトなのだが、別に、誰が何を食べようがイイのだが、北海道の回転寿司チェーンに来て、マグロやタイやハマチなどに文句を言ってもしょうがないような気もする。

うどんの有名店、銀座木屋で、うどんを食べずして、蕎麦に文句を言ってもね・・・。
そんな感じを受ける。

だって、わざわざ岩手できりたんぽ鍋を食べ、秋田でわんこそばを食べないでしょ。


(文責:京夏終空、2022.4.27)
(280件/3.46)


続・この店の存在はホントにありがたい。

春夏秋冬、北海の味覚を地元で味わえる贅沢。
ソレも、回転寿司なので、サクッと20分、30分でイケる。

大人気店である。
大行列店でもある。
でも、並ぶのがキライな人間なので、まず並ばない。

この日は、平日、16時ちょっと前。
オヤツである。


毎度毎度の「北海たこ頭」、ソレに「釧路産真だち・あんきも2貫盛」、「北海道小樽沖しゃこ」から始める。

1年中通っているが、シャコは珍しいかも知れない。
どう言えばイイのだろう?
クセだけが濃厚で、全体的な味わいが淡く純粋な雰囲気。

そう考察していると、北海道のモノって、多くにそういう傾向が見られるように思う。

真ダチの白子もそうである。
一般的に「濃厚」だと言われそうであるが、決して味わい全体の濃度が、濃厚だとは思わない。
ただ、クセがキチンと出ているので、そう言いたくなる。
でも、全体的な濃度としては、むしろ淡く純粋に透き通っている感じの雰囲気。

最近は、この店のお隣、「北海道イタリアン Mia Bocca」では、北海道の野菜も食べている。
ニンジンなど、僕らの世代の昔なら当たり前だったキチンとニンジンの味がするニンジン。
昨今流通しているニンジンは、ニンジン風味の何か違う野菜のような気がしてしまう。


根室産花咲がに」、ほぐし身がたくさんのせられている。
そのままつまんで食べてみると、何とも独特で美味。
海苔巻きでも食べる。

北海道産南蛮えび」、甘さが上品で、優しくも独特な味わい。
見た目は普通の甘エビのようで、全く別物。

北海たこ足」「北海たこ頭」。
このトリトンのタコは、その価格的妥当性の中で天才的に美味しい。
タコ好きとしては、コレを何皿食べるかによって、満足度が変わる。
全体的なCPの良さにも直結する。

〆に「松前数の子軍艦」「いくら軍艦」。
数の子量からして、安いと思って、最近ずっと食べ続けている一品。
もちろん、素材も、味付けも美味。
イクラ、松前漬からの流れで、はんなりほっこり…していたら、写真撮るの忘れた。(笑)
純粋なイクラの味がする。

うん、今回も美味しかった。
ごちそうさまでした。


食事時間、ものの20分弱。
サクッと、贅沢なオヤツだった。

でも、止められない…。


特に早く切り上げたのは、近くの別の席の客のセイでもあったのだが…。
たかが、回転寿司なのに、高級江戸前寿司店かのように、握り方などにいちいち文句を言っていたので、興醒めした部分もある。
もう1階上の12階、「銀座 福助」に行けば?と思ってしまった。

吉野家で、その日の牛肉と玉ネギの配分量に文句を言っても…。


(文責:京夏終空、2021.12.17)
(205件/3.48)


この店の存在はホントにありがたい。

サクッと、北海道の海の恵みを堪能できる。
地元・池袋東武に出店してくれたコトを深く感謝する。


今回、滞在時間、ものの15分ほど。
注文データの記載では11分で7皿を注文しているようである。

その各席にある注文パッド、日本語・英語・中国語・韓国語の表記がまた興味深い。
今回、写真で添付した。(笑)


いつものように、「北海たこ頭」「北海たこ足」で始める。
もう、僕の中では、トリトンと言えば、タコなのである。
そのCPの素晴らしさ。感動する。

北海道枝幸産生つぶ貝」もイイ。
歯がやられるかと心配したぐらい、歯応え強し。
クセも強し。美味。

松前数の子軍艦」、この数の子量にして、この価格。
コレも、CP面で、ついつい注文してしまう一品。
流れの中の、アクセントにもなる。

北海道根室産生ほっきのひも」、ホッキ貝の身の方も好きだが、このヒモの方に、よりクセが出ている感じもする。コレ、ヒモと書かれているが、貝柱も付いてくるコトが多く、何だか嬉しい。

北海たこ頭」の2皿目。
コレ、止められない。必ず複数枚食べる。

北海道網走産生ほたて」、この日の特価商品。
「冷たくて、ほんのり甘いもの何~だ?」
と漠然と質問されて、ホタテが出てくるのが何番目になるのかわからないが、何故かそんなコトを思った。(笑)
満足の一皿。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.12.1)
(203件/3.48)


続々々々・北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、ほぼそういう使い方の店。

毎回書いている。
各々好みも着眼点も違うのだろうと思うが、北海道の回転寿司チェーン店であるから、北海道のモノをメインで食べるという使い方になってしまう。
別のモノが食べたきゃ、別の店に行く。
そういう主義である。

仮にメニューにあったとしても、わざわざ札幌の純連系の店で、博多豚骨ラーメンを、また、博多の屋台で、札幌ラーメンを食べたいとは思わないのである。
銚子のマグロも、三崎のイワシも同様である。


写真順に、

北海道産にしん・数の子二種盛り」(594円)、前回同様、この時期の一推しの皿。
このトリトンの「オホーツクの恵み」とされている「トロニシン」は何度も食べているが、そのトロニシンでなくても、トロっぽい脂の雰囲気があり、あまり大きな差は感じなかった。かなりイイ感じ。
数の子、前回よりもさらにデカい。食べ応えアリ。

厚切り活あわび」(385円)、歯応え、風味ともに良好。
コレ、きっと北海道産でないモノだと思うが、価格的にもイイ感じ。

北海道根室産生ほっき」(275円)、ホッキが、ホントに、ホッキらしくて美味。
ホッキのヒモ軍艦2貫(385円)と毎回迷うが、久々に身の方にいったと思う。

白つぶ」(209円)、コレ、他と比べるとダメな感じがしてしまうが、価格的妥当な範囲か。
コレも、北海道産ではないと思う。

白い北の三種盛り」(484円)、「北海道産かれい」、「北海道産真いか」、「北海道日本海沖平目昆布〆」の3種。
何回も食べているが、この時期、一段とイイ感じがした。

トビっ子」(143円)、コレ、かつてメニューにあった「こまいっこ」で、「大人のトビっ子」という表現で、トビっ子をやや下に見たのだが、何を何を、なかなか美味。

極旨・旬さんま」(385円)、道東(釧路・厚岸・根室)産の、おすすめの一品。
背身の中にも、脂のノリを強く感じる。

北海たこ足」(209円)、「北海たこ頭」(165円)は、まずハズさない。
特に、タコ頭は、毎回複数皿食べるコトを通例としている。
この北海タコであるが、通ぶってたべる必要などない。
仮に醤油にべったりと浸けても、ソレに勝つ、強い味わいが頼もしい。
噛めば噛むほど、旨みと甘みがグイグイとくる。

最近、年齢の割りに、身体が固くなっていないのは、このタコ好きが功を奏しているのではないかと、科学的根拠無く、勝手に思ったりしている。(笑)

僕は、タコ摂取量がかなり多いと思う。

ごちそうさまでした。


この日は、平日、夜の20時45分ぐらいの訪問。
当然に待ち無し。どころか、ガラガラ状態。

売り切れ品がいくつかあるのが容認できるのなら、この時間帯、狙い目である。


あと、最近タッチパネルの英語表記・中国語表記・韓国語表記などを読んで楽しんでいる。
僕の一番のタネ、北海タコ頭は、「Giant Octopus head」というらしい。
さらに、産地も「North Pacific」となっている。


(文責:京夏終空、2021.11.10)
(200件/3.48)


続々々・北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、ほぼそういう使い方の店。

度々書いているが、例えば沖縄で札幌ラーメンを食べて、また、北海道で博多豚骨ラーメンを食べて、そのコトについてああだこうだとは言いたくないのである。
食べたくて食べるまでは各人の自由だと思うのであるが、ソレをことさら第三者に向けて論じてみたトコロで、そもそも論のような気がしてしまう。

北海道の地の利を生かした食材がたくさんあるのに、わざわざ別の地方の特産品をメインで食べようとは思わない。食べるときは、あくまでものアクセントである。

地の利を生かしているからこそ、安く美味しく食べられると思うのだ。
三崎でイワシを食べ、銚子でマグロを食べても別にイイと思うが、わざわざソレを選ばなくても、という想いは拭い去れない…。


さて、僕にとっては、地元の身近な北海道であるトリトン。
東武や西武の北海道展にも足を運ぶが、この店がいつもあるというコトが、何より心強い。


北海道産にしん・数の子二種盛り」(594円)、このトリトンの「オホーツクの恵み」とされている「トロニシン」は何度も食べているが、普通のニシンも食べてみた。トロニシンでなくても、トロっぽい脂の雰囲気があり、あまり大きな差は感じなかった。旨し。
数の子、食べ応えアリ。デカい。

北海たこ頭」(165円)、このトリトンで、今まで何皿食べたであろうか?きっと、もう100皿を超えているような気もする。1回の訪問で、2皿、3皿は当たり前。安いし、ウマい。僕のタコ好きの最大の味方である。

オホーツク産きんき焼き霜握り」(594円)、コレも脂のノリが良い。皮目の炙りの雰囲気も良好。皮目にレモンを搾って食べる。最高。…でも、ちょっと高いか。

北海道日本海産平目昆布〆」(484円)、コレも、何度もリピートしている。このトリトンにおいて、活系や鮮度ウリがなされている中で、唯一の熟成系のタネだと思う。
じんわり、ゆっくり、美味しい。

松前数の子軍艦」(319円)、コレ、数の子量が嬉しくて、ついつい注文してしまう。味付けも好み。

北海道産減塩たらこ使用、えんがわタラコ軍艦」(319円)、エンガワにタラコをまぶした感じのモノである。きっと、この店では初めて食べたがなかなか面白い。

北海たこ足」(209円)、コレも以前はタコ頭と同価格だったが、値上げしてからは、より頭へ流れる。

北海たこ頭」(165円)、繰り返し注文する。

かにあんかけ茶碗蒸し」(484円)、カニ身が相当量のせられている。中には、エビとかも入っている。

北海道産たらこのせ厚焼き玉子(温)」(275円)、温・冷が選択制だった。温を食べたが、冷の方が正解だったか?玉子の甘さがフワッと浮いてしまった感じがした。

北海道広尾産活つぶ」(275円)、うん、美味しい。この店の醍醐味の一つ。最高。

北海たこ頭」(165円)、〆で、また繰り返す。タコ頭が無くなったら、きっと泣く。


11皿、約20貫相当と茶碗蒸し。税込4,048円。
やや多めに食べるときのパターンとしては、上手くまとめたと思う。
ごちそうさまでした。


平日、17時50分頃、待ち無し、すんなりと入店。
でも、店内8割ぐらいの入り。

毎日11時の開店直後、ジャスト昼時も待ちができるし、土日祝などは、20組、30組待ちなどザラであるので注意を要する。


(文責:京夏終空、2021.10.13)
(197件/3.48)


続々・北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、ほぼそういう使い方の店。

百貨店の催事・物産展として、日本で一番かと言われる池袋東武の、年4,5回の恒例の「大北海道展」が始まった。
秋の大北海道展」(9/16~9/28)である。

東武の別階に用事があり、15時過ぎ頃の中途半端な時間帯だったので、ちょっとのぞいてみたのだが、思いのほか混雑していたのでやめた。
コロナ対策はしているようだったが、やはり人混みは…。

でも、北海気分、北の海の幸の気分はおさまらず、いつもの「トリトン」へ。(笑)

待ち無し、3、4割程度の入り。
カウンター席も1、2席飛ばし。
OK。


北海道うまいもん三種」(759円)、「北海道サロマ産活ほたて」、「北海道網走産とろにしん(山わさびのせ)」、「北海道産いばらがに軍艦」の3種。
ホタテ、前回、今回と厚みが特にスゴく、感動モノ。
トロニシンは、最近良く食べるが、この季節が一番なのだろうか。ウマい。
イバラガニ、水分が飛んでいる感じが、むしろ良い。クセが濃厚。

北海道根室産活ほっきひも軍艦」(319円)、コレ、前回食べ比べして、身よりヒモの方が趣き深い感じがしたのでリピート。厳密に言えば、ヒモと貝柱が付いているので、味わいにグラデーションがある。
妙な書き方かも知れないが、キチンと、ホッキ臭さがあるホッキ。良い。

熟成とろサーモン醤油漬け(北海道網走産山わさび使用)」(385円)、秋鮭・時しらず以外では、滅多に鮭・サーモン系を食べないのだが、コレが正解。表現が難しいが、かなり独特の味わい。

北海道茅部産活つぶ1貫」(275円)、前回の「広尾産活つぶ」より、ファーストタッチのクセは少なく淡い感じだったが、噛むほどに甘みとクセが出てくる。

白い北の三種盛り」(484円)、「北海道産かれい」、「北海道産真いか」、「北海道日本海沖平目昆布〆」の3種。
肉厚、濃厚のカレイに感動。
真イカには、山ワサビ、イイ感じ。
昆布〆のヒラメも、何度もリピートしている一品。

で、ココから、僕にとって醍醐味のタコタコタコタコタコタコ、6タコである。(笑)

北海たこ頭」(165円)、安過ぎる。今回は、いろいろ気分だったから、あえてしなかったが、過去のレビューを見ていただければわかる通り、コレを1回の訪問で、3皿、4皿と食べるコトで、かなり安くなる。
足よりも、噛めば噛むほど、旨みがグイグイ出てきて、感動する。
口の中が、痒くなるまで噛み続けていたい逸品である。

北海たこ足」(209円)、足身もそうだが、吸盤の独特な味わいのクセにハマると、足フェチになる。(笑)
この足の魅力に取り付かれている足フェチ同好会の御仁を何人も知っている。

オホーツク海沖たこの子」(319円)、このタコの子、可哀想に迷子のようである。(笑)
前回も書いたのだが、メニュー短冊では、北海道オホーツク海沖だったのでそう書いたが、注文パッド上では北海道日本海産となっている、まだ、宗谷岬あたりをウロウロとしているようだ。
絶賛する王道の味わいではないかも知れないが、珍味的に美味しいと思う。

北海活たこ塩レモン」(484円)、鮮度良く、肉厚で食べ応えアリ。
「踊る歯応え」と書いてあるが、まさに、そんな感じ。

北海活たこ梅きゅうり」(484円)、同様のタコに、梅キュー。味わいのアクセントに良い。
基本的に、僕は長年、蒸しダコ派なのだが、こういう感じの活生ダコを食べさせられると、派閥が揺れる感じがする。

たこサラダ」(143円)、コレ、子供だましの一品のような価格設定だが、マヨネーズの味の中から、タコの味わいをキャッチして、ソレを噛み続けると、タコ足と変わらない美味しさが後味として残る。

うん、美味しかった。
今回も、満足。
ごちそうさまでした。


23貫相当、税込4,026円。
この価格でも、例えば、北海道展の弁当で、これだけのタネを並べたら、きっと、7千円とか8千円とかするだろう。

そう思うと、安い。

僕にとって、この地元の「トリトン」は、身近な北海道なのである。


(文責:京夏終空、2021.9.16)
(196件/3.48)


続・北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、ほぼそういう使い方の店。

基本的には、1人で訪問したときにしかアップしない。
なので、15回目と表示されるが、倍近く訪問していると思う。

写真掲載の順。

北貝道三種盛り」(869円)、「北海道広尾産活つぶ」「北海道網走産活ほたて」「北海道苫小牧産ほっき」の3貫盛りである。
説明不用、価格的な妥当性通りで、満足。
特に、今回のホタテの分厚さには感動。

北海道オホーツク海産たこの子軍艦」(319円)、度々この店では食べている。
珍味的に、美味しい。
メニュー短冊では、北海道オホーツク産だったのでそう書いたが、注文パッド上では北海道日本海産だった。きっと、宗谷岬あたりでウロウロしていたのだろう。(笑)

北海道苫小牧産ほっきのひも軍艦」(319円)、身の方で間違いない味わいだったので、ヒモも注文。
より、ホッキっぽさがある旨み。
コレ、量から言って、価格的妥当性を大きく上回る。

松前数の子軍艦」(319円)、コレ、産地が明確に表示されていないが松前加工というコトなのだろう。
今までのレビューで何度も、「松前漬け軍艦」と間違って書いてきたかも知れないが、あくまでも「松前」の「数の子」軍艦であると、そういう表示がされていた。
気に入っている一品。価格的な妥当性を大きく上回る。
1貫食べても、こぼれ松前数の子軍艦のように1貫が残る。

たこ足」(209円)、北海道産のタコの足である。毎回食べている。
美味しい。食べ応えがある。噛めば噛むほど、旨みグイグイ。
でも、ホントは、「タコ頭」の方を好んでいるのだが、この日は売り切れだった。(泣)
トリトンで「タコ頭」を食べなかったのは、きっと初めてだと思う。もう30回近く訪問しているのに…。

北海道網走産とろにしん(山わさびのせ)」(484円)、まさにトロを感じるニシン、ウマし。
コレも、たまに食べるが、今の時期の上品な濃厚感が一番かも。

この日のオーダー、よくよく思い巡らせば、貝類、タコ、魚卵系だけを食べてきただけで、魚を食べてなかったコトに気づき注文した一品でもある。(笑)

北海道礼文産天然もずく・ずわいがに三杯酢あえ」(484円)、淡い味わいだが、透き通ったようなもずく感が、育んだ海水域を想う感じ。
三杯酢も優しい雰囲気。ズワイのカニ身も上々。

単品で考えると高いような気もする皿もあるが、コレだけ食べて税込3,003円。
池袋で、ホンモノの北海道が味わえるとは、贅沢であり、むしろ安く感じている。


人それぞれ、この店をどう使おうが自由だとは思うが、隣の席では、マグロ、タイ、〆サバ、炙りサーモン、穴子などとやっている。
何も、トリトンに来なくても…と、ついつい思ってしまう。

この店の接客系は、厨房の中と会計は概ね良いのだが、ソレ以外がいま一つな感じが、なかなか直らない。


(文責:京夏終空、2021.8.28)
(195件/3.48)


北海道産のモノだけ食べる。僕にとっては、ほぼそういう使い方の店。

池袋東武のレストラン街「スパイス」の11階。
平日のオンタイム、土日などは行列必死だが、平日の閑散時間帯はすんなり入れる。

この日は、平日16時半前頃。
ガラガラ状態。

以下、この店の表記通りの産地表記。また、税抜価格。
写真掲載順。

北海道産「三大かにづくし」(780円)、生ずわいがに・たらば腹肉・花咲軍艦。

根室産「活つぶ1貫」(250円)。

根室産「活ほたて1貫」(290円)。

苫小牧産「活ほっき1貫」(250円)。

網走産「とろにしん(山わさびのせ)」(440円)。

北海道日本海産「平目昆布〆」(440円)。

釧路産「真たち軍艦」(630円)。

北海道産「北海たこ足」(190円)×2。

北海道日本海産「たこの子軍艦」(290円)。

北海道産「北海たこ頭」(150円)。


全18貫、税込4,290円。


僕の好きな北海タコは通年美味しいのだが、今回は珍しく、タコ頭でなく、タコ足の方が、味がグイグイ出てくる感じだったのでリピートした。

前回、大納得のホッキは、味がやや大味な雰囲気になっていた。キライじゃないけど。

生ズワイ、甘くて旨し。

タラバの腹身、食感ともども、ハマる感じ。

タコ足、トロニシン、ヒラメは、高級寿司店レベルだと感じた。

ごちそうさまでした。


度々書いているが、北海道の回転寿司チェーン店で、わざわざマグロなどを食べようとは思わない。
もう1階上の「銀座 福助」に行けば、美味しいマグロが食べられる。
また、移動時間5分圏内に、「さくら寿司」もあれば、三崎マグロの名店「三崎豊魚の金印」もある。

まぁ、メニューにある以上、人それぞれ、どういう食べ方をしようが自由だ。
でも、吉野家で復活豚丼の豚肉の肉質などのコトをことさら力説し、牛丼には何ら触れずに、良くない店だと結論付けるのと同じような感覚だと感じてしまうのも事実である。

そもそも論のような気がするのである。


(文責:京夏終空、2021.2.5)
(181件/3.48)


2020年。今年は、ほとんど回転してないから、回転寿司店じゃないよ。(笑)

笑ったのは不謹慎である。
が、最近はずっと回転していない寿司屋なのである。

今年の3月頃までは、カプセルをかぶせた状態で回転していた。
が、その後は、一切レーンに流さなくなった。

口頭or注文用紙方式から、タッチパネル方式に変わった。


さて今回、目当ては北海道産のデカいホッキ貝である。
地元情報で今までの最高の評価を聞いてしまった。

前回、ホッキのヒモ軍艦を堪能し、『おぉ、さすがトリトン。一般人がクサいと言いそうなぐらい新鮮なヤツを持ってきた。ホッキのクセが好きなら間違いない一品で、逸品。』と評したが、その後も僕の周囲では評判が良く、評価も上がっていく。
ホッキファン達が、ホッキ食いに行こうと向かうのである。

※以下、価格は税別表記。


まるごと貝ほっき」(880円) ―― 写真の通り。

メニューの説明文には『北海道産の活ほっきを貝のまままるごと入荷しました。ご注文からおろすので鮮度抜群!歯ごたえの良い「生の握り」。甘みがより増します「炙りの握り」。鮮度が命の「ひものお刺身」。北海道の海の恵みを堪能してください。』と書かれている。

まさに、その通りで、ホッキのクセが強い。
きっと35年ぐらい前の僕なら、ギブアップする感じ。
ぬめり、クセをキチンと残している感じがイイ。

このクセの旨さを知っている人だからできる。

生のにぎり、炙りのにぎり、ヒモの刺身。
ソレに、厳密言えば、貝柱の刺身もある。

新鮮でデカいホッキ貝をまるごと堪能。
何とも贅沢な一品で、逸品だった。


たらば蟹・腹肉」(350円)、コレも、面白い食感だった。味わいも良好。

こまいっこ」(290円)、コレ、最近ハマってる、「大人のトビっ子」と呼んでいる。

道東さんま」(350円)、脂のノリがスゴい感じだった。濃厚な味わい。

活つぶ1貫」(250円)、日高・襟裳産だと書かれていた。ホッキに負けじと食感とクセ、イイ感じ。

北海たこ足」(190円)、「北海たこ頭」(150円)は、僕のルーティーン。
ハズせないし、ハズさない味わい。
ホントは、この2品から始まっている。

茶碗蒸し」(250円)、珍しくセールスに会った。(笑)
蒸し立てだと勧められたので、1ついただいた。
パネルの写真の表情とは違うが、あくまでもイメージだろう。後半戦は、具が入っていて安心した。

北海たこ頭」(150円)のリピートで〆る感じも、よくやるパターン。

10皿15貫と刺身、茶碗蒸し、合計税込で、3,146円。
ホッキの分がちょっと高かったが、満足。

ごちそうさまでした。


最近は、平日夜も20時半を過ぎると、並ばなくても入れる感じがする。
22時まで営業中である。

(文責:京夏終空、2020.12.8)
(174件/3.48)


コロナ禍の状況下で進化した「トリトン」。

回転寿司のカウンターで、パーテーションの仕切りってアリだな。
と、思った。
たまに先ヅモする人間がいるから、こういうシステムは公平だ。
でも、今は回っていないけど…。

その代わり、タッチパネルになった。
コレ、イイ感じで、1つの皿に対して、いろいろなアプローチができる最新式のモノである。

文字一覧、写真一覧、おススメ、などなどから。
また、北海道産の表示がハッキリしてデカいので目立つ。

僕は、地元の利を活かして、まず並ばずに入店する。
だから、最新式の受付機も未体験である。
携帯電話にお知らせが来るとか書いてある。

夜の9時頃。
もちろん、すんなり、そのまま。

何度も書いているが、いつものようにタコ気分。(笑)


北海たこ頭」(150円)×2皿。―― 僕の中の大定番。一度に5皿食べるコトもある。(笑)
50回以上通っているので、少なくとも1回2皿だとしても、もう100皿以上食べている計算になる。

北海たこ足」(190円)×1皿。―― タコ頭と同料金の時代から、ちょっと高くなって、タコ頭に勝てない。でも、このタコ足こそが、ポピュラーなタコなのだろう。

たこの子」(290円)×1皿。―― はんなり、濃厚。その心地が良い。卵感というより味噌感に近い濃厚さを感じるようである。但し、質的な話しであって、状態は淡い。

という、僕のこの店での従来のパターンでのスタート。

たこサラダ」(130円)×1皿。―― 今は、コレで、4タコが完成する。時期によっては、他にも、「北海活だこ」や「活だこ梅肉添え」など、タコメニューは増える。

ほっきのひも」(290円)×1皿。―― おぉ、さすがトリトン。一般人がクサいと言いそうなぐらい新鮮なヤツを持ってきた。ホッキのクセが好きなら間違いない一品で、逸品。

鮭すじこ海苔包み」(440円)×1皿。―― 創られたようなスジコでなく、今、腹から取り出しましたと言わんばかりの状態と色合いと、味わい。最高級を感じる。

そして、

とろにしん(山わさび)1貫」(250円)×1皿。―― おぉ、コレもスゴい。ホントにトロだ。脂のノリがここまでのニシンは滅多にお目にかからない。山ワサビが、また良い仕事をする。

こまいっこ」(290円)×1皿。―― コレも好きだな。一般的な回転寿司レベルの「トビっ子」とは次元の違う微球体魚卵系のコマイっ子だと感じる。トリトンで、コマイっ子を何度もリピートしているが、あえてタイトルをつけるなら、「大人のトビっ子」とでも言おうか。


北海道の産直モノばかりを攻める方法に今回は徹してみた。

9皿16貫相当、税込2,398円。
こんな感じが、イイ。
ごちそうさまでした。


何度も書いているが、マグロやタイが食いたきゃ別の店に行く。
北海道の地の利を生かした食材がたくさんあるのに、わざわざ別の地方の特産品をメインで食べようとは思わない。食べるときは、あくまでものアクセントである。

地の利を生かしているからこそ、安く美味しく食べられるのだ。
三崎でイワシを食べ、銚子でマグロを食べても別にイイと思うが、わざわざソレを選ばなくても、という想いは拭い去れない。


(文責:京夏終空、2020.11.23)
(174件/3.48)


僕の一番訪問回数が多い回転寿司店となりつつある。

地元・池袋西口で長年「天下寿司」を愛用してきたし、今も度々訪れる。
でも、このトリトンの訪問頻度も多く、徐々に追いつく感じになってきた。

いつも書いているタコタコ戦法については割愛する。
とにかく、タコ気分で訪問しているトリトンなのである。

要点だけ繰り返せば、このトリトンは北海道の店であり、北海道産のタネにこそ、意味があると思っているので、この店で北海道産以外のモノは、滅多に口にしない。

メニューの北海道マークが付いているモノ、日替わりのおススメメニュー、店内のビラメニュー、そしてもう一つ見落とされがちな回転レーンでアピールされている北海道産のタネから選び出していく。

この日は、北海道産の「しまそい」(250円/税別)がこの店では初となった。
昆布〆しているシマソイは何度か口にした記憶があるが、そのままでは久々だったような気がする。
身の張りがよく、ソイのクセの味わいが良い。淡白な雰囲気の中にも、主張する味わいと甘み。

「蝦夷めばるとも呼ばれる北海道の代表的な白身です。」と紹介されていた。

あと、「いかづくし」(440円/同)という3貫モノ。
ヤリイカ、真イカ山ワサビ、ヤリイカ塩辛軍艦の3貫。
どれも、かなり美味しかった。

活ホタテ」(290円/同)、「活ツブ」(290円/同)なども1貫モノであるが、繰り返し食べているのは、それでもCPが良いと感じる味わいだからだろう。

あえて、タコには触れないが、相当枚数をタコに費やしているのは言うまでもない。

10皿、19貫、税込2,563円。
いつも満足。ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2020.9.5)
(163件/3.48)


タコタコタコタコタコの5タコ。活タコ・タコ頭・タコ足・タコの子・タコサラダなのである。(笑)

と、ホントは書きたかったのだが、何と定番メニューの一つ、タコサラダが、一時的にだろう、無くなっていた…。(泣)
前回の4タコを上回る路線で、レビューの構成も仕上がっていたのに…。

…そんな大袈裟なコトでもないのだが。


さて、いつも書いているが、冒頭のように、僕は基本的にトリトンにはタコ気分で訪問している。

いや、最初からそうだったわけではない。行列常連店と言えども、地元であり、簡単に閑散時間帯に訪問できるので、CPを考えた場合、やはりタコに行き着いたのだ。

でも、思い起こせば、最初は、タコ以外の北海道の旬の味わいをもっともっといろいろ堪能した。

いつも、タコで安く食べさせてもらっているので、たまには、ガッツリ北海道の旬を楽しもうと、今回は原点に返ってみた。
でも、もちろんタコも食べるけど…。(笑)


※以下、価格は税別表記。各名称は、正確でないモノもある。


北海道産の感謝の三種盛り」(730円) ―― いくら・時しらず・ほたて。

このトリトンができてから、毎年「時しらず」を食べているが、今年が一番美味しかった。
トリトンの北海道産のイクラ・ホタテは、基本的にハズさないように思う。

もちろんスタートには、「たこ頭」(150円)と「たこ足」(190円)を添えて。


活ほっき貝(1貫)」(250円)、「北海塩水うに(1貫)」(540円)、「北海ぜいたくにぎり」(780円)

濃厚と形容してイイのか迷うが、そういう感じのホッキ貝。
ウニは、「今が旬のムラサキウニ」だと書かれていた。エゾバフン系より好きかも。爽やかに味わい深い。
「ぜいたくにぎり」は、生ズワイガニと開き生ボタンエビ。もちろん美味。

有頭ぼたんえび汁」(350円)は、ストレートなエビの風味の味噌汁。濃厚と言うより、直接的風味。

活つぶ貝(1貫)」(250円)、爽やかなツブ貝のクセと強い食感。

それ以降は、いつもの通りの食べ方に「活タコ」をプラスした。

たこの子」(290円)、「活たこ梅肉添え」(440円)に、トップに書いた「タコ頭」「タコ足」。
タコの4種そろい踏みである。

〆にもう一度「たこ頭」(150円)。
ソレが、この店での、今の僕のスタイル。

18貫とお椀で、4,120円。税込で、4,532円。
今回は、タコ戦法に、北海の旬を大きくプラスしたため、やや散財した感はある。

いつもなら、タコ戦法で、2千円前後でまとめる。
でも、満足。美味しかった。たまには、こういう食べ方もイイ。

5回に1回位は、ね。(笑)

ごちそうさまでした。


おそらく今回食べたモノは、全て北海道の産地のモノだろうと思われる。
あえて違うとすれば、ボタンエビとズワイガニだろう。
オホーツク産でも、ロシア産の表記になるべくエリアの場合がある。


コロナの影響でか、一時的に、メニュー数が大きく減っている。

何を選び出すかで、印象や満足度は変わるだろう。


ただ、常々書いているコトなのだが、何もこの北海道のチェーン店、トリトンに来て、マグロやハマチやイワシなど、また、江戸前作法のコハダや穴子などで、ああだこうだと結論付けて欲しくないという想いはある。

確かにメニューにはあるが、ソレは例えば、人気のそば屋で、そばを食べずして、天丼やカツ丼で、その店を結論付けてしまっているかのようである。


一般的には、そういうコトを、「的外れ」と呼んでいるように思う。


(文責:京夏終空、2020.7.11)
(158件/3.48)


タコタコタコタコの4タコ。タコ頭・タコ足・タコの子・タコサラダなのである。(笑)

きっと毎回書いているので、サラリと書く。
もっぱら、タコ気分で訪問している店である。
マグロや他の魚が食いたきゃ、他の店に行く。

あとは、北海道産の旬のモノや珍味などがあれば食いつく。
ただ、ソレだけである。

でも、満足して、もうかれこれ50回以上は通っていると思われる。
2017年3月にオープンして、月2回弱のペースである。
あれ?そう書くと、もっと訪問しているようにも思う。

今回、4タコの光景写真を掲載するためにアップした。
以上。…である。(笑)

冗談。…でも、タコは、毎回書いているので、もう書かない。


そう、ホントは、今回は、「たらばがに外子軍艦」なのである。

タラバの外側のタマゴの醤油漬けで、高級珍味とされるモノであるが、コレが、面白かった。
ものスゴく小さなタマゴで、想像以上の弾力性。

口の中で、プチプチと弾けるのである。
トビっ子の弾力性の倍以上はあろうかという感じで、昔流行った「ドンパッチ」?を思い出すぐらい。
で、独特の味わいも趣き深い。濃厚な魚卵感に似ている。厳密には魚ではないが。
濃いめの醤油漬けなのだが、卵自体の味わいが濃厚が故、バランスをとっているモノだと思われる。

珍味の類なので、あながち美味しかったとは簡単に言えないが、面白かったと言っておこう。


あとは、いつものペース。
タコ頭2皿で始め、タコ頭2皿で〆る。

税抜きで、タコ頭4皿(150円×4)、タコ足(190円)、タコの子(290円)、タコサラダ(130円)、タラバ外子(350円)、松前漬け(290円)。

計9皿、18貫食べて、税込2,035円
安い!
ソレが、満足度にもつながり、また僕をこの店に向かわせる。


(文責:京夏終空、2020.4.8)
(153件/3.48)


イカ・タコ好きにはたまらない。ほぼイカとタコでやりくりする人。(笑)

毎度書いているが、北海道の回転寿司チェーンであるから、北海道産のモノを選んだ方が、間違いない可能性が高いと思う。

もちろん、旬によってもいろいろだが、その日の北海道産のモノは、メニューの北海道マークが付いているモノや、店内にある短冊メニューや、回転レーンに説明書きされているプレートの産地などを見れば明らかである。

席に備え付けのメニューばかり見ていると、北海道産のモノが意外に少なく感じるが、周りには、そのメニュー以外のモノがいっぱい書いてある。

カニ・エビ類は、概ね北海道産でない場合が多い。絶えずある感じの「南蛮えび」は北海道産である。
イクラは北海道産だが、ウニはほぼ違う。
いかにも北海道のイメージなどと、各々のイメージがあるだろうが、先入観で判断しない方がイイ。

貝類は、ほぼ北海道産である。活ホタテ、ツブ、ホッキなどは定番。
イカ・タコ類も、ほぼ北海道産である。僕は、もっぱらコレを目当てにこの店に来ている。

あと、北海道産の旬の魚たちがいろいろ入ってくる。
秋鮭や時しらずなどは、毎年恒例。
ヒラメは、通年概ね北海道産。
ニシンなども趣深い。

今回は、根室産のソイ。
コレも、淡白なようで独特の味わいが良かった。

そのソイと数の子軍艦以外は、すべて、イカとタコであった。(笑)

イカは、真イカやヤリイカ。
定番メニューのイカではなく、旬のおススメ短冊などに書かれた時に攻める。

タコは、どれも北海道産である。
タコ足、タコ頭、タコの子、タコサラダなどなど、タコだけでも十分に楽しめる。

今までも書いているが、この店のタコ頭は、池袋の他店では出てこないレベルと大きさなのだ。
そして、CPである。
だから、ココに来ると言っても過言ではない。

マグロやタイやアジなどが食いたきゃ、違う店に行く。


今回、写真の通り、11皿22貫。会計は、2,651円。
そのうち、イカ・タコで、9皿18貫。

もっと言えば、タコ頭だけで、5皿10貫。

コレが、僕の満足。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2020.3.6)
(150件/3.43)


寿司のサーモン、焼鳥のタレ。

通ぶる人たちが、何となく避けるモノである。
僕にも、そういう時期があったと思う。

そういう意味では、若者や、子供たちの方が、美味しい選択をしているかも知れない。


僕は、常々、焼鳥屋のレビューで書いてきたが、タレこそがその店の色だったりする。大人になり、まわりに見習って何となく「塩」を選択してから、あまりにも無防備にずっと「塩」に流されてはいないだろうか?
確かに、「塩」こそが、という店もあったりする。そういう例は除外しての一般論である。

同様に、昭和一桁生まれのオヤジが、サーモンなんて女子供が食べるものだと、口にしたのを見たコトがないし、サーモンを置かない寿司屋だって多くあった。
サーモンの流通量が劇的に増えたのは、まだ最近なんだと思う。
いわゆる一流と言われる寿司屋の職人に聞くと、昔気質の純江戸前店を除き、概ねサーモンは美味しいと言うし、美味しいからこそ置いているのだと明快な回答が得られるコトが多い。

いや、双方とも、あくまでも各人の好みである。
でも、無意識に流され、美味しいモノを避けているとしたら、もったいないとも思う。


さて、池袋東武のレストラン街のトリトンである。
今回食べた「生サーモン」が、果てしなく美味しかったという言い訳の前段でもあった。(笑)

偉そうに書いては見たものの、僕も、普段は、あまり積極的にサーモンを注文する方ではない。
でも、例えばセットものに入っていたりして、美味しいと思えば、追加注文したりはする。また、こういう店のように、明らかに北海道産で、ソレをウリにできるようなモノであれば、間違いないと思うコトもある。

今回は、3貫盛りで、普通の生サーモン、づけ生サーモン、炙り生サーモンを堪能した。

他は、いつものように、タコがメイン。(笑)
だって、安くて、ウマいんだから。

概ねいつも通り、北海道産のモノを中心につまんだ。

9皿18貫、2,860円。
満足。ごちそうさまでした。


最近、21時頃に1人で訪問するコトが多いような気もする。
まず、第一に何と言っても、待たなくてイイから、スグに入れる。
軽くやった後の〆メシとして、お茶でつまむ感じもイイ。

ちなみに、ラストオーダーは21時半である。
でも、その後も、レーンに回っているモノは食べられる。


(文責:京夏終空、2020.1.7)
(139件/3.46)


トリトンで、最安値記録をつくった。(笑)

僕は、席案内に応じて、食べ方を変えるコトがままある。


広い席を勧められれば、ソレに応えるようにして、やや奮発して注文したりする。
逆に、狭い席におさめられれば、ソレに応えるようにして、財布の紐を締める。

今までのレビューでも書いてきたが、1人で、広々したテーブル席などを勧められようものなら、仮に定食屋とかでも、小鉢とかを追加注文して、広々としたテーブルに見合う料理を並べ、ゆっくり食べるのだ。

狭い席なら、ゆっくり過ごすわけにはいかないから、そそくさと食べて、スグに席を立つ。

ソレだけのコトだが、ある意味、あからさまだ。
イヤな客だと言われれば、そうかも知れない。


平日、夜の21時ちょっと前頃、もちろん、待ち客はもういない。
すんなり入店した。
カウンター席は、3分の2程度しか埋まっていない。

にもかかわらず、どちらかと言えばガタイのデカい僕を、狭い隙間に押し込もうとするのだ。
最初に指定された場所は、女性客の横で、明らかに、ソチラにはみ出す感じの席だったので、立ち尽くして躊躇っていた。僕がどうこうもあるが、隣の方に迷惑になりそうな感じでもあったからだ。

すると、奥の席へどうぞ、と促されたのだが、どうしてどうして、やはり、隣の客のピタリと横にくっつけようとするのだ。
その僕が座った席の横、4席まるまる空いているのにだ。

きっと、詰めて席を勧めるという方式のマニュアル通りなのだろうが、時間的にも、どうかと思う。
でも基本的には、僕の気分がどうとかでなく、ソレがお店の方針なら、僕は従おうと思うのだ。

しかし、僕のスグ後に入ってきた客には、その空いていた4席の一番向こう端を勧めたのだ。
こういう感じが、好きでない。

もし仮にソレが方針なら、全員が徹底して行って欲しいと願うのである。
まさか、僕が座った後の、21時ちょうどから、パチンコ屋の開放台のような急激な変化が起こったとは考えづらい状況であった。

職人さんの前という部分も、同様に否定でき得る配置であった。

何なら、僕が座った、きっと11番席は角席で、対角線上に手を伸ばすので、職人さんからは遠い位置でもある。
また、混雑時は箸入れが、届かないという配慮か、僕の席だけ、ビニール袋に入ったチープな雰囲気の割り箸が置かれている。
僕は、弁当か何かを食いに来たわけでは無いのだ。

完全に、意気消沈である。
寿司好きだから、この状況から帰るコトも酷であった。

悪気の無い、マニュアル接客には、どうも閉口してしまうのである。


そこから、前向きに気持ちを切り替えて、美味しく寿司を食べる方法を考える。

うん、決めた。
150円皿以下シバリで、今日はいこう。
ココのトコロ、ずっと3千円を超えているような気もするし、消費税増税後の倹約の一環も兼ねてだ。(笑)


さて、そういう目で、メニューを眺めてみる。

僕の好きな「たこ頭」が150円(税別/以下同)というコトが、何よりの救いである。

たこ頭」(150円)2皿、「まぐろたたき軍艦」(150円)、「トビっこ」(130円)でスタート注文するが、その前に流れていた「たこサラダ」(130円)の皿を取り、食べ始める。

この「たこサラダ」も以前は、北海道マークが付いていたのだが、しれっと、消されている。
今日は、特別だ。北海道にはこだわらない。
僕が、こだわっているのは、安さだ。

でも、悲しいかな、いや、嬉しいかな「たこ頭」はホントにウマい。
このタネは、寿司通ぶって、醤油をちょん浸けなどでなく、どばっと浸ける。
口の中で咀嚼回数を増やせば、味は、じわじわしみ出てくるから一緒だ。

一気に、5皿10貫を平らげた。

追加注文は、やはり、である。(笑)

たこ頭」(150円)を再び2皿、ソレに、〆は、「いか納豆軍艦」(130円)

納豆は、十勝産だが、イカは、今回は、表示が無かったので北海道産では無いのかも知れない。

でも、美味しかった。


8皿16貫、1,140円。税込みで、1,254円。
おぉ、安い!!!

トリトン最安記録だけでなく、池袋西口での回転寿司や立ち食い寿司、「さくら寿司」「天下寿司」「魚がし日本一」など、僕が普段行っている、どの店よりも安く済んだ。

ここ数年で一番安かったのではなかろうか。

で、僕の舌とお腹は、それなりに満足している。

こういう食べ方もあったんだ。
めでたし。めでたし。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2019.10.7)
(127件/3.44)


北海道ネタ縛りで攻めたつもりだったのだが…。

と、ことさら宣言するまでもなく、いつも基本路線はそういう感じだ。


トリトンで、マグロやハマチ、またアジやイワシでああだこうだと言うのはナンセンスだと思っている。何故なら、北海道のタネに特化した回転寿司だからである。
その最大の特徴を活かさずして、総論を語るのはお門違いだとも思う。

別に食べちゃイケないわけではない。
前回、僕自身も、本マグロの大トロを食べてみたりしている。
しかし、CPや味わいも含め、北海道のタネと比べると、やや疑念は残った。

確かに、地物にこだわりすぎれば、東京では何も食べられないかも知れない。
でも、やはり、このチェーンは、北海道の海産物の取り扱いに詳しく慣れているし、捌き方や保存方法だって熟知していると考える。
そして、何より、流通経路の確立と、CPである。

ソレを活かさぬ手は無い。
讃岐うどん屋に行って、蕎麦があったからと言って、わざわざ蕎麦で評価しても仕方が無いだろう。
もちろん、例外はあると思うが…。


さて、今回。
いつも、ああだこうだと言いながら、北海道産でないモノも含めて食べている。
ならば、ソレに厳密にこだわってみようと思ったのである。

北海3種盛り」という無難な入り方は、最近続いている。
イクラ」「ニシン」「南蛮エビ

そして、僕のお決まりの「たこ頭」×2という、これまたルーティーン。
「たこ足」が値上がりしたので、「たこ頭」への依存度はより高くなった。

松前数の子軍艦」「こまいっこ」をはさみ、「生ほたて」「やりいか」。

そして、やはり未練の「たこ足」。

活ほっき」、裏メニューの「イカの塩辛軍艦」。

イカ納豆軍艦」。そして、〆は再び「たこ頭」。

12皿、23貫、12種類。3,090円、税込3,337円。
大満足。ごちそうさまでした。


問題無いと思っていた。
一番怪しかった「イカ納豆軍艦」のイカは函館産真イカで、納豆は十勝産。
ちなみに「やりいか」は、津軽海峡産という表示だったが、まぁイイとしよう。

ところが、もう一度メニューをよくよく見返してみると、何と「松前数の子軍艦」に、北海道のマークが付いていなかったのだ。
数の子が、ロシア産やカナダ産なのかも知れない。
松前のコトバにやられた感はあったが、まぁ仕方が無い。

というコトで、完全なる北海道縛りは達成できなかったが、次回またチャレンジしてみようと思う。

何、マグロや違うモノが食いたきゃ、違う店に行くまでだ。
ココでは、徹底する。

そんな付き合い方でも、最低月1回の訪問ペースは崩れない。
イイ店だと思う。


(文責:京夏終空、2019.9.10)
(127件/3.44)


僕のタコ物語劇場。夏の3タコ編。~たこ足190円、たこ頭150円、たこサラダ130円。

※税別価格表示。以下、同。

うっ、たこ足が、少々高級になった。(笑)
あと、レギュラーメニューから「たこの子軍艦」が消えていた。
ホントは、3タコでなく、4タコだったのに…。

オープン以来、ずっと150円だった「たこ足」が190円になっていた。
であれば、「たこ頭」が主役になるに決まっている。

今回は、その主役である「たこ頭」を、8貫食べた。(笑)


前回も書いたが、タコ気分になったので、トリトンに突撃。
平日、昼間の15時ちょっと前、待ち無しだった。


まず、おススメの「北海3種盛り」(730円)。
いずれも北海道産のイクラ、ホタテ、時しらず。
高いようだが、バラして計算すると、安くなっている。
計算上、別々の皿が2枚来る。

時しらずもウマかったが、ソレ以上に、ホタテの良さを感じた。
トリトンのイクラは、価格的妥当性の中で安定している。

この間に、回っている中から、こっそり「たこサラダ」(130円)をゲットしている。
ジャンクと言えばジャンクだろう。マヨ寿司なのだから。
でも、僕のタコ物語のプロローグには欠かせない存在。

もちろん、続けざまに「たこ足」(190円)を1皿、「たこ頭」(150円)を2皿。
僕は、タコ気分で来たのだ。
もう、たこ三昧で、気分は、マックス。
タコ物語のクライマックスはスグにやってくる。(笑)

松前数の子軍艦」(290円)、コレも、数の子量から考えれば、かなりお得な印象。
松前漬けの雰囲気があるタレ。ウマい。
ぜひ、北海道産のスルメも入れて松前漬け軍艦にして欲しい。

活つぶ貝」(240円)、1貫皿。つぶ独特のクセは弱めだが、上々。
ミルにも近い雰囲気の、別のクセが気に入った。

と、ココまで、すべて、北海道産のモノであり、この店トリトンの得意分野であり、太いパイプで築かれている仕入先からの信頼品の数々だったと思う。

ただ、いくらタコ気分だったと言えども、他のモノも目の前を通り過ぎていると、気になるモノが出てくる。

まぐろたたき軍艦」(150円)、コレ、トリトンの回転レーンの中では目立つ。前回もそうだったが、ついつい手が伸びる。たたきの状態が良いのがわかるのだ。
昔、上野のガード下の回転寿司三崎港では、もっと爆盛りの軍艦が100円だったコトを急に思い出した。
キチンとした剥き身で、淡い味わいがやはり良い。
作り物のネギトロに慣れきっていると、単に薄いとしか感じないだろう。
醤油のはじき方が全く違う。

上まぐろ大とろ」(290円)、1貫皿。×2皿。
いや、2皿食べる予定ではなかったが、回っている感じからして、今日の大トロは、部位も状態も特にイイぞと思ったのだ。
それで、注文したら、ややガッカリ。僕が見たモノとは別物だった。
いわゆるカマトロに近い雰囲気はあるが、やや物足りない。
大トロと一口に言っても、さらに部位があるから仕方ない。

で、さっき見た回っているのを取って食べたが、自分の目を信じた方が良いと反省した。
大トロの中のカミか二の腹だと思う。コレ、僕の好きな大トロである。
でも、歳とともに、1貫で満足できる身体になってしまった。


さて、エピローグ、大団円は、やはり「たこ頭」である。
積み上がった皿の上に乗せ、4貫並べて、幸せに浸る。

うん、間違いなく、ハッピーエンドだった。
ごちそうさまでした。


今回の分析。
13皿、22貫。3,142円。
内、北海道産のタネ18貫、ソレ以外4貫。
きっと、このバランスが、僕にとって、何より大事なコトなのである。

確かに、サバ・アジ・蒸しエビ・アナゴなどなど、他にもたくさんのタネがある。
しかし、北海道の回転寿司チェーンで、わざわざ食べるべきモノでもないような気がする。
僕が食べたマグロも、もちろんそうだ。

ソレは、博多ラーメン屋に行って、わざわざ醤油ラーメンを食べる感じに似ているような気がしてしまうからだ。

中には確かに、アタリもある。
この店では、鹿児島産とか愛媛産のカンパチが流れているのをよく目にする。
実際に何度か手にとって食べ、ウマいと思ったコトもある。

でも、いつも書いているように、この店は、北海道に特化したモノを選んだほうが、より満足度は高くなるんだと思う。他のタネが食べたければ、他の店に行けばイイだけの話である。

僕にとっては、アクセントで、ごくまれに、はさむ程度でイイ感じにまとまるような気がしている。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2019.7.26)
(124件/3.47)


自分なりの使い方で、いつも大満足の回転寿司。

2016年2月のオープンから、通い続けて3年が過ぎた。
もう、かれこれ40回以上訪問していると思う。


平日11時の開店と同時に、ほぼ満席+待ちが少々できる。
土日祝ともなれば、大行列である。

でも、例えば、平日は昼の15時頃であったり、逆に夜の21時近くなどは、すんなり入れる。
僕は、待つのが好きではないので、そういう時間帯に待たずに利用している。


前回レビューで、個人的に「まとめ」を書いたつもりである。

だから、自分なりの使い方というのは、端的に言えば、あくまでも北海道に特化したモノが食べたくなった時に訪問するというシンプルな考え方でもある。


マグロは、地下のホープセンターの「さくら寿司」で満たされまくっている。
その他いろいろは、「出羽鮨」「池寿司」「蒔田寿司」などの馴染みの寿司屋で。

確かに、一般的な寿司気分では、難もあるかと思う。
でも、この店で、マグロやブリやハマチ・カンパチ、また、アジ・イワシで、どうこう言っても、ソレはお門違いな気もする。

前回も書いたが、例えば、銚子漁港に行って、イワシなど青背のモノを食べず、イクラで評価しても仕方がない。
例えば、三崎に行って、マグロを食わずに、カツオで評価しても…。
もっと極端に言えば、讃岐に行って、あえて蕎麦を食べる必要はないだろう。
そういうコトだと思うのである。


恥ずかしながら至極個人的なコトを言えば、僕の場合は、タコ気分なのである。

たこ頭」(150円)「たこ足」(150円)「たこサラダ」(130円)
※価格は、税抜表示。以下、同。
邪道なようだが、コレが一番のリピートなのである。

特に「たこ頭」と「たこ足」は、最低でも2皿、気分がのれば各々4皿いく。

本格的な江戸前寿司ではない。
こんなトコロで、グルメぶってああだこうだとは言わない。
どちらかと言えば、醤油もべったり漬ける。
それだけ、大きなタネであり、咀嚼回数に応じてではあるが。


回転寿司、注文派?取る派?などの議論もよくされるが、その議論の落とし穴に、注文派であっても、回っているタネの状態をよく見るか否かの方が重要な気がする。
こういう店では、回転しているタネの状況をよく見れば、およその見当がつく。

この店では関係ないが、、例えばブリやハマチなどは、部位によって全く違う味わいだろう。
あえて、ブリトロとか、ブリ腹身などと分けている店は別だが、一緒になっている場合は、絶対に注文より取る方が確実だと思う。

何も、回転寿司に限ったコトではなく、普通の寿司屋でも、慣れていくにしたがって、僕は人より注文が多い方だと思う。
ミル貝など、中間部分でなく、舌先と根っこギリギリを好むので、あえて、そう注文したりする。

前回も書いたが、注文すべきタネと、自分で見て選ぶタネの線引きをキチンとするコトも重要だ。


この日は、活貝のシリーズを見送った。
まわっている貝の状況から、そう判断した。

でも、せめてもと「北海三種盛り」(630円)の活ホタテを味わったが、やや正解であった。
この日の三種盛りは、ホタテと南蛮えびとイクラ。

それより先立ち、スタートでは「たこ足」を取る際に「まぐろたたき」(150円)の軍艦の山盛り加減につられ、ついつい取ってしまった。でも、単なる赤身のたたきのみでなく、中落ちの剥き身のような部位も少々混ざっていた。

函館産の「真いか」(190円)も安定している。

この日の僕の訪問時の目玉は「スルメイカの塩辛軍艦」(240円)だった。
数量限定で、手を上げて希望を伝えるパターンのヤツである。
昼間は、結構、取り合いになるケースも多いが、夜は比較的落ち着いた雰囲気である。

その塩辛軍艦、味わいといい、食感といい、かなりの出来だと思った。

11皿、23貫で、2,397円。
アルコールを飲まず、お椀も注文せず、お茶をお供にそれなりに食べる方向性で、CPは良いと思う。

ちなみに、今回食べたモノで、北海道産では無いモノは、最初の「まぐろたたき」と、途中で食べた「いかサラダ軍艦」の2皿だけである。

今回も、自分なりの食べ方が上手くできたと思う。
大満足。ごちそうさまでした。


※写真を貼り付ける作業をして思ったが、今回は、ほぼ、タコとイカ。(笑)
 でも、その日、昼間にマグロやハマチ、サーモン、エンガワ、貝類食べてるし…。


(文責:京夏終空、2019.4.11)
(119件/3.53)


「北海道産の地物の寿司ダネ」のCPを含めた良さに特化している店である。

★池袋東武「回転寿し トリトン」、個人的まとめ。

・メニューに北海道のマークが付いているモノを中心に攻める。

・その日の、おススメの中から、北海道産のモノを攻める。

・鐘がなったら、羞恥心を忘れ、大きな声で「ハイ!」と手をあげる。

特にこの3点が、この店の戦い方の王道である。


オープンして、2年が過ぎた。
もう、軽く30回以上訪問している。

寿司屋なんだから、各々好きなモノを食べればイイと思う。
でも、北海道の回転寿司チェーンなのだから、ソレを活かした方が良いと思う。


トリトンで、わざわざマグロを食べて評価を落とす必要も無い。
確かに、メニューには、ある。
マグロ、〆サバ、アジ、穴子などなど…。

でも、ちょっと思いを巡らせれば、北海道の地の利を活かしたモノでないのは明白だ。
例えば、銚子漁港に行って、イワシなど青背のモノを食べず、イクラで評価しても仕方がない。
例えば、三崎に行って、マグロを食わずに、カツオで評価しても…。
もっと言えば、讃岐に行って、あえて蕎麦を食べる必要はないだろう。


この店のカウンターの上に貼られている短冊を眺める。

「活ほたて」「活つぶ」「活ほっき」、定番の活シリーズである。
「函館 まいか柚子塩」「積丹 ひらめ昆布〆」「根室 こまいっこ」「登別 たらこ手巻き」「津軽海峡 生やりいかづくし」、それに「網走 しじみ汁」。
また「生ずわい」「生たらば」「毛がに」「蝦夷あわび」「うに」「しゃこ」「にしん」「真だら」「ときしらず」など、旬の季節や入荷の状況により提供される地物も多い。

印刷メニューからも、たくさんある。

「たこ頭」「たこ足」などは、訪問時に必ず2皿以上は欲しくなる。タネの味わいと大きさから言えば、この2つは、ことのほかCPも良い。個人的に一番リピートしているタネでもある。
オホーツク産の「いくら」もイイ。「かれい」「南蛮えび」なども。
また、「いかサラダ」は地物ではないが、「たこサラダ」は地物だ。
ちなみに「でっかいぼたんえび」は、ほぼロシア産である。ウマいけど…。


北海道以外のタネで比較的よく出ているのが「鹿児島産 かんぱち」。
コレ、なかなかイイ場合が多い。
マグロや蒸しエビなども、レーンに回っている身の状態を見て取る。
注文すべきタネと、自分で見て選ぶタネの線引きをキチンとするコトも重要だ。


そして最後に、タイムサービス的なモノには必ず便乗する。
捌き立てのタネが数量限定で配られる時がある。

カランカラン、と鐘が鳴らされる。
何が捌き立てなのか聞いたらスグに、大きな声で近くにいる職人さんの方を向いて、「ハイっ!」と手をあげるのだ。
数量が限られているので、早い者勝ちになる。
ただ、イイ大人なんだから、コレは、その日一回きりでヤメる。
公共の心も、大事にしたい。
と、さもわかったようなフリをするが、何度も繰り返すと、さすがに…。


池袋西口住民として、回転寿司や立ち寿司など簡易的な寿司屋の利用では、「さくら寿司」「天下寿司」「魚がし日本一」などとともに、このトリトンは再訪を重ねる店である。


(文責:京夏終空、2018.6.16)
(90件/3.50)


やばい店が地元に出来てしまった…。(-_-;)

回転寿し トリトン」である。北海道の回転寿司チェーン店で、東京のスカイツリーのソラマチにも出来たというどなたかのレビューを読んだコトがある。
気にはなっていたが、スカイツリーに行く用事はなかなか無い。

そのトリトンが「池袋東武ダイニングシティ」のスパイス11階にオープンした。
オープン当日だったが、夕方17時前の時間、待ちが5人ほどだったので並んでみた。10分位で入店。結果的に、僕が入店する頃には後ろに20人位が並んでいた。

回転寿司である。1本のレーンが店全体で1周している。相当な距離である。だから、目の前の気に入ったモノを逃すと、仮に誰にも取られなくとも戻ってくるまで相当時間を要す。
カウンター席、ボックス席がある。奥には引戸で閉じられた小上りの座敷席が見受けられたので、そういう利用もできるのかも知れない。
職人は大きな島の中に5,6人。若い人も多いが、手つきを見ればなかなかの握り。

お茶は粉茶。小さじで5杯ほど入れたが、やや苦かった。濃いめが好きな人でも3杯位で十分だろう。おしぼりはペーパータイプ。
注文は、口頭でも受け付けていたが、混雑時の基本は専用の紙に書いて渡すタイプだと思われる。1度に3皿までと書かれていた。

皿は、税抜き価格130円・150円・190円・230円・280円・320円・430円・530円・630円と徐々に刻むタイプ。ざっと見たところ、150円皿から十分北海道のタネを楽しめる感じであった。
メニューの各々の名前の上に北海道のマークが付いているモノを中心に攻めてみた。きっと、北海道の地物であり、その中から旬のモノを想像して選んでみた。
覚えている範囲でレシートを見ながら各々の簡単な所感を羅列する。

430円皿「活つぶ貝」、間違いない。かなりウマい。食感も味わいも大納得。まさに旬。
430円皿「活ほっき貝」、つぶ貝と比べてしまうと感動は小さいがウマい。でも、高い。
320円皿「本まぐろ赤身」、タネはデカいが、コレなら地下の「さくら寿司」の方がお得。味も今一つグッとくるモノがない。本マグロよりメバチが好きという人なら合うと思う。
320円皿「・・・」、金額しか出てないので忘れた。
280円皿「・・・」、同上。
190円皿「えんがわ(かれい)」、見た目のキレイさで選択。このタネは部位によるモノだろうが大きさは普通程度。甘みと濃厚さがイイ。
190円皿「たこの子」、軍艦。珍しい。きっと生涯で3度目。トロリという感覚。独特の甘さがイイ。醤油なしで食べた方が美味しかった。
190円皿「真いか山わさび」、イカがウマいから山ワサビの風味も生きる。イイ。北海道のイカはホントにウマいと思う。好みに合う。
190円皿「サーモン」、ノルウェーあたりのトラウトかも知れないが、なかなかイイ感じ。「寿司屋でサーモンを食べるのは素人だ」とか「あれは若者の食べ物だ」などと言う食わず嫌いの大人に対抗中のためあえて選んだ。(笑)
(この件の詳細は、「銚子丸 千葉駅前店」でレビュー済み。)
150円皿「かれい」、冷凍冷蔵からの回復時間が短すぎる?ややそんな感じがした。
150円皿「北海たこ頭」、「北海たこ足」コレ、メチャクチャお得。デカいしウマい。タコ好きにはたまらない。一般的な108円回転寿司の1貫のタコの量で言えば、5倍分位のタコの量が1貫に握られている。

320円皿か、280円皿のどちらかが「日替り汁」だった。
この日の汁は「タラバガニ汁」だった。ダイコン、ニンジンが入った白味噌のみそ汁だったが、タラバガニの量が多くてイイ。小さ目の足先身と腹身だったが、例のカニ専用スプーンも付いてきて、身をほじりながら食べた。ダシが出た後の身で味はそれなりだが、時間つぶしにはもってこいだと思った。注文してからやや時間がかかるオーダーもあったので、そういう意味で、この汁は重宝した。

ごちそうさまでした。


メニューに出ていない皿も回っていた。食べたいモノはたくさんあったが、まだ初回、地物を中心になるべく、まんべんなく選んだつもりだ。次回は、ホタテ、ウニ、カニ系も攻めてみたいと思う。
アルコールは、瓶ビール¥630円、ウーロンハイ・レモンサワー¥430円、他にも冷酒、ハイボールなどがあった。


今回、汁の皿も入れて11皿で¥3,229(税込)。全体的な感想では、かなりイイと思った。酢飯の大きさはまだ完全に均一化されていなかったがやや小さ目。寿司ダネはほとんど大きい。醤油は薄めだが塩分はやや立つ感じ。でも、味は、平均してかなりイイ。選ぶモノにもよるのだろうが、今回だけの感想で言えば、貝類とタコとイカを食べに来るだけでも価値はあると思う。
こういうレベルの回転寿司はなかなか無い。昨年、田無の「ダイマル水産」で驚かされて以来の納得の回転寿司。
ココに以前あった「大江戸」は、僕の苦手な感じだっただけに、この店のオープンは嬉しい。今まで、地下の立ち寿司「さくら寿司」には月に1度位は行っていたが、マグロの赤身はさくら寿司には敵わないと思う。でも、北海道の地物旬のタネには魅力が一杯だ。今後も、度々通うコトになるだろう。

オープン日なので、不慣れが起こす不手際など、いろいろ感じたコトはあったが、改善されるものと期待する。
明るい感じの広々とした店内。イイ感じだ。
慣れない中で、笑顔で接客してしてくれたスタッフさん、また時間がかかるコトを気にかけてコトバを添えてくれた職人さんに感謝したい。
ありがとう。


(文責:京夏終空、2016.2.26)
(既登録店、情報修正等行わず。)

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

<非更新再訪メモ>(2016.7.27)

★この店は、あくまでも「北海道産の地物の寿司ダネ」のCPを含めた良さに特化している店である。

・この間、5回ほど訪問した。

・皿の価格が変わった。280円皿が290円に、320皿が340円に、430円皿が440円などに変更になった。

・オープン当初から「でっかいボタン海老」推しのような広告がなされていたが、最近ようやく北海道のタネ推しに落ち着いたようだ。そもそも、「でっかいボタン海老」は、ほぼロシア産で北海道とは関係なかった。

・前回も書いたが、メニューに「北海道マーク」が付いているモノを中心に選ぶべし。

・鹿児島産「かんぱち」など、北海道産でないウマいモノもあるが、北海道産のモノと比べるとCPの悪さを感じる。

・今の時期は、「時しらず」「やりいか」「南蛮えび」「ひらめ昆布〆」などが秀逸である。

・「活ほたて」「活つぶ貝」「活ほっき貝」「北海たこ頭」「北海たこ足」「たこの子軍艦」「真いか」などは、いつもかなりのCPの良さ、レベルである。
本マグロなら、地下のホープセンター「さくら寿司」、メバチマグロなら東武プラザ館地下の「豊魚」などと、その日の気分で、狙いを定めて食べ分けできれば、より満足感につながる気がする。

順番待ちのルールが今一つ徹底されていない。椅子に座って待っている人がいて、その後に座っていても、ソレを無視して直接入店する客を平気で入れるコトがある。そのまま入ってゆく客も客だが、それを座らせる店側の対応にも辟易する。基本的に待つのがキライだから、15時頃とか、1,2人程度待っている時しか入店しなくなったのだが…。
席に着いてからの接客サービスは良好だが、いつも案内サービスが悪い感じが多い。ソレを見ていて知らぬ顔をする職人もいるのだが…。

  • 春の訪れ三種。
  • 北海道鵡川産ホッキ貝ヒモ。
  • 北海道噴火湾産ホタテ。

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4位

酒処 揚揚 (要町、池袋 / 居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2019/12訪問 2019/12/23

板橋・南町、山手通東入ル「酒処 楊楊」。【1st】


新しくなった「酒処 楊楊」にも、徐々に慣れてきた。

いつも、優しいお母さんが迎え入れてくれる。
また、いつ行っても、同じ場所に居る感じの常連さんとも多少お話をするようになった。


コチラ方面の知人の家で、家呑みする時間がいつも遅いので、その前に軽くやる、というパターンが続いているような気もする。

レモンサワー」。その時の気分である。

お通し」に、カマボコのタレ和え。
何だか、ちょっと独特な味わいで、カマボコが中華風になった感じのモノだった。

唐揚げ」。カリサクのタイプ。
マヨネーズが添えられていたが、下味が良い感じなので、そのままでも美味しい。
アツアツ、ジューシー。ウマい。

チヂミ」。フワペタのタイプ。
お好み焼きっぽい雰囲気もある感じ。
韓国のソレより、日本のソレに近い感じがした。
ゴマドレッシングのようなモノが添えられていたが、醤油で食べたい感じ。
酒のアテとして、イイ感じ。

ごちそうさまでした。


こんな感じで呑むのだが、他のお客さんがいないと、お母さんの話が止まらない感じ。

次から次へと、話題は広がる。

でも、やっぱり地元話が多い。
あの店がどうだとか、こうだとか。

僕も、そういう話題になると、口を挟みたくなる性分。(笑)
地元の店の食べ歩きの経験を基に、いろいろな情報を公開する。
地元の老練の方々と認識が一致し、納得する場面も多い。

そして、地元では、周知の事実も、ウワサや伝聞では異なっているコトもまた多い。

やはり一番迷惑なのが、本人が未体験なのに、さも体験したように、間違ったネット情報を自分のモノのようにして流布する人種である。

残念ながら、この食べログにも多い…。


この店の台湾のお母さんからも言われる。

日本人は、真面目で、誠実な国民だと親からは聞いていたそうだ…。


(文責:京夏終空、2019.12.23)
(5件/3.14)


新しくなった「酒処 楊楊」。

ムダに戦うのが好きじゃないから、このまま投稿する。(笑)
「楊楊」となっているが、今は、「酒処 楊楊」である。


この店、前回も書いたが、山手通り沿いに在った頃からの付き合いである。

昨年末にオヤジさんが亡くなって、中華料理店から居酒屋に代わった。
今は、オカミさんが、一人でやられている。


僕は、ホントは、チャーハンを食べに来たのだが、居酒屋であれば、ソレに従うのも礼儀。

ウーロンハイをお願いして、しばし待つ。
冷やしトマトのお通し。

当たり前だが、メニューも、中華メニューから、居酒屋メニューに代わった。
あのチャーシューメンもパーコーメンも、もう食べられなくなったのかと思うと寂しい。

ムリを言って、メニューに無い、僕の大好きだった「香腸炒飯」風のモノをつくってもらった。

雰囲気はあるが、当然別物である。
オヤジさんの、火力と油力と、廻し炒め、押し炒めなどの技は無い。
でも、腸詰が同じモノなので、あとを引く感じの旨みは共通する。
何だか、2つの意味で泣けてくる。

水餃子」を食べる頃には、3杯目のウーロン杯を飲んでいた。

これからは、この店は、こういう感じの付き合いになるのだろう。
ごちそうさまでした。


食べログでの、「リニューアル」とか「移転」とか、「閉店」からの「新店登録」など、全く統一性が無いので、僕はこだわらないコトにした。

例えば、池袋東武のレストラン街は、階数によって若干違うが、2015年10月から翌年の2月位まで大改装で、40数店が一時閉店していた。
現在の食べログでは、前述したようにリニューアルだったり、移転だったり、閉店からの新店登録など様々である。
食べログ側の采配もあるが、レビュアーがそういう登録の仕方をした店も多い。

昔から、20年、30年と馴染んでいる者からすれば、たった4,5ヶ月程度の改装で、新店登録は無いだろうと思うのだが、統一性が徹底されていないので仕方がない。
でも、さも新店のように論じられると、歴史も、想い出もリセットされた感じで気持ち悪さが残る。


この店も、そういう観点から、あえて、ココに書き始める。

居酒屋となって、新たな歴史を刻んでいくのだろうが、その前の歴史も間違いなく存在したのだから…。


(文責:京夏終空、2019.8.13)
(「酒処 楊楊」として、口コミ初投稿、714軒目)

  • スタート光景。
  • 唐揚げ。
  • チヂミ。

もっと見る

5位

出羽鮨 (池袋、要町 / 寿司、海鮮)

48回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥5,000~¥5,999

2023/08訪問 2024/04/02

西池袋3丁目、「出羽鮨」。【1st】


いつもの出羽鮨ワールド。生ウニと、お持ち帰りの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お持ち帰りして皆で食べる。

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、テレビが4Kになる際に、引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、見た目のバランスや芸術性を求めるにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカにぎりである。
漁師にぎりと言ってもイイ感じ。

見た目を重視する人には、旨そうに見えないかも知れない。
でも、食べれば、出羽鮨ワールドにスグに突入する。


にぎってもらう間、生ウニをつつきながら軽く飲む。

このムラサキウニとて、最高なんだな。
やれ、バフンだの、エゾバフンだの、いろいろ言うが、目の前でパッカーンときて、スグに描き込むようにして食べるウニは、全てを凌駕する。

昨今、いろいろな産地では、痩せているウニが多いが、このウニもややそっち寄りかも知れない。
でも、この粒感は、上々である。


お持ち帰りのにぎりの数々。
種類が豊富ではない。

僕のわがままで、最高に美味しいモノだけ詰めてくれとお願いしたのである。

本マグロ、赤身・中トロがメインだが、シマアジ・ハマチ腹身・車エビ・サーモンと、最高の状態でのにぎりの数々。

トロたく巻、鉄火巻は、食事の〆に、イイ感じである。

うん、コレ、3人で食べる量じゃないな。(笑)

腹一杯に、最高級を詰め込む、最高感。

たまには、イイ。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.4.2)
(31件/3.16)


いつもの出羽鮨ワールド。天然生カツオ、絶品シマアジの巻。(笑)

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
でも、食べちゃうときもある。(笑)

気仙沼産と聞いただろうか、天然の生カツオ。
いかにも「出羽鮨」らしく、丼ぶりにドドーンと並べられる感じ。(笑)

もう漁師メシの域である。
サラダなのか、カツオ料理なのかすらわからない。

でも、最高にウマいので、そういうコトはどうでもよくなる。

おろしニンニクを合わせて、あとは生姜も。
と言うか、何かのドレッシングをかけてあるので、酸味や油も混ざっている。

ひたすら食べる、カツオ料理であり、カツオサラダである。

カツオが無くなったら、シマアジがのせられる。
うん、このシマアジは、ワサビ醤油で食べたい。

美味。いや、最高に旨し。

うん、僕は今、漁師たちと飲んでいる、・・・そんな日だった。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.4.2)
(31件/3.16)



いつもの出羽鮨ワールド。超絶品、関アジ・インドマグロの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だから、誰かを誘う。
この日は、地元の御仁とスタートの店で使った。

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、テレビが4Kになる際に、カメラは引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、ぼんやりした遠景的な引きで撮る、見た目のバランスや芸術性を求める刺身やにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカ刺身であり、ケンカにぎりである。
漁師料理と言ってもイイ感じ。


今回は、「関アジ」「インドマグロ」である。

もう、写真を見ていただければソレだけでわかるであろう。

「関アジ」も「インドマグロ」も絶品でしかない。

関アジの身から、その大きさがわかる。状態も味わいも極上である。

インドマグロ、このミナミマグロも、ド真ん中のマグロ味。
僕は、いつも思うのだが、どうしてクロマグロでなく、このマグロを「本マグロ」と命名しなかったのかと考える。
多くのマグロの中の、まさにド真ん中の味わいなのに。

他にも、ムラサキウニ、そのまま。
もう、調理や盛り付けを放棄している。(笑)

そのままが一番だと豪語する。
だから、スプーンで各自がすくって食べる。

あぁ、活きている。
そんな感じである。

牡蠣は、その貝殻を見れば、どういう海域で、どういう密集度かわかる。
極上ではない。
でも、美味である。

他にも、いろいろ堪能した。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、怒りの連投中、2023.10.30)
(28件/3.20)


いつもの出羽鮨ワールド。軽くやった日の巻。(笑)

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
でも、食べちゃうときもある。(笑)


ボトルが無くなれば、当たり前に入れる。
誘う友人や仕事仲間の影響でいくつかのボトルが同時進行していたりもする。

この日は、軽くだったが、ボトルが空く。
そう思って、別のボトルを飲み始めると、ソレも空く。

そんな日もある。(笑)


酢の物盛合せ、適当で。

と、言ったら、アワビやら車エビも。
他にも、水ダコ、コハダなどなど。

1つ1つが、最高で、満足してしまうんだな。コレが。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.10.30)
(28件/3.20)


いつもの出羽鮨ワールド。超絶品、天然本マグロの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
でも、食べちゃうときもある。(笑)

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、テレビが4Kになる際に、カメラは引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、ぼんやりした遠景的な引きで撮る、見た目のバランスや芸術性を求める刺身やにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカ刺身であり、ケンカにぎりである。
漁師料理と言ってもイイ感じ。


今回は、「天然本マグロ」である。

もう、写真を見ていただければソレだけでわかるであろう。
当然に、魚に、ココから大トロですとか、中トロですなどと、線引きされているわけでない。
位置的な部位としての根拠はあったとしても、魚一匹づつの個体の持つ特徴は、各々存在する。

最高級の霜降り牛肉とも互角に戦える、網の目に張り巡らされた脂の美。


この日は、他に、「のれそれ」。
コレ、以前、何かの読み物で、「のれそれ本来の味わいがシッカリあり、絶品!」などと書いてあり、ズッコケた覚えがある。(笑)

のれそれの味をキチンと説明できる人がいたら教えてほしい。

ツルンとした喉ごし、頭か内蔵部分の若干の苦味に似たクセを探し出せれば、というぐらいであろう。
ほとんどが、食感優先で、味はと言えば、ポン酢や味付けの妙であろう。

「フカヒレ」などにも、似たような想いを抱くときがある。

大満足。ごちそうさまでした。


*注意。この店は、2023年8月より、準・「会員制」の店となった。
 基本的には、一見さんお断りである。
 紹介の場合は、事前に電話連絡して欲しいそうである。

 扉には、「会員制」を知らせるプレートが掲示されている。


(文責:京夏終空、2023.8.26)
(27件/3.21)

いつもの出羽鮨ワールド。最高級シマアジの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
でも、食べちゃうときもある。(笑)

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、テレビが4Kになる際に、引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、引きで撮る、見た目のバランスや芸術性を求める刺身やにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカ刺身であり、ケンカにぎりである。
漁師料理と言ってもイイ感じ。


今回は、シマアジである。

もう、写真を見ていただければソレだけでわかるであろう。
最高級シマアジ」である。

身のハリといい、その味わいといい、恥ずかしながら、この歳にして、人生で一番のシマアジに出会った。


この日は、他に、僕の好みである「ミル貝の先っちょ」もかなり美味しかったが、シマアジのスゴさの影に沈んでしまった感は否めない。

さらに、青柳の貝柱の味わいが強かったのも記憶にとどめられた。


*注意。この店は、2023年8月より、準会員制の店となった。
 基本的には、一見さんお断りである。
 紹介の場合は、事前に電話連絡して欲しいそうである。

 営業中でも、「閉店」を知らせる貼り紙が掲示されている。


(文責:京夏終空、2023.8.11)
(27件/3.21)


いつもの出羽鮨ワールド。生ミナミマグロの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
でも、食べちゃうときもある。(笑)

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、テレビが4Kになる際に、引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、引きで撮る、見た目のバランスや芸術性を求める刺身やにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカ刺身であり、ケンカにぎりである。
漁師料理と言ってもイイ感じ。


今回は、生ミナミマグロ。インドマグロである。

ずっと前にも書いたのだが、僕は、マグロの種別において、このミナミマグロこそが、「本マグロ」という名称に相応しいと思うのだ。

好みや美味しさでのコトではない。

マグロの味を、ズラッと並べた場合に、一番ド真ん中の「マグロ味」だと思うのである。

クロマグロは、赤身において鉄分の風味の多さから、かなり真ん中からはズレていると思う。

少なくとも、有名ドコロの、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンチョウマグロ、ミナミマグロ、クロマグロと並べた場合、その中の共通する味わい、つまり「マグロ味」としてド真ん中だと感じるのである。

今回は、ソレだけのレビューである。


(文責:京夏終空、2023.8.11)
(27件/3.21)


いつもの出羽鮨ワールド。漁師にぎり、お持ち帰りの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お持ち帰りして皆で食べる。

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、4Kになる際に、引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、見た目のバランスや芸術性を求めるにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカにぎりである。
漁師にぎりと言ってもイイ感じ。

見た目を重視する人には、旨そうに見えないかも知れない。
でも、食べれば、出羽鮨ワールドにスグに突入する。

生本マグロの大トロにぎり、最高としか言えない。
天然シマアジ、活クルマエビ、コレも最高である。
アワビ、赤貝、ミル、全て捌き立てである。同様に最高。

最高を連発し過ぎて、最高というコトバの使い方を忘れさせてくれる。


うん、何とも贅沢だ。
皆もご満悦。
ごちそうさまでした。


*一見さんお断りの場合もある。(準会員制的な店である。)
*お土産は、地元民じゃないと受けてくれない。
*もちろん、店内喫煙可能。
*価格は、時価でやっている部分もある。
*大将の言うことが絶対。(笑)


(文責:京夏終空、2023.4.26)
(26件/3.29)


いつもの出羽鮨ワールド。漁師にぎりの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、仲間と訪問する。

どアップの撮影に、十二分に耐えられるモノの良さである。
自信のない人は、4Kになる際に、引きでお願いします、と言ったそうだ。

どこそこの高級店のような、見た目のバランスや芸術性を求めるにぎりではない。
タネのレベルは超高級だが、豪快に厚切り、ドンッとケンカにぎりである。
漁師にぎりと言ってもイイ感じ。

刺盛りは、仲間が貝が好きだと言えば、貝のオンパレードである。
真ん中こそインドマグロの赤身と中トロ、ソレにカンパチとイカが埋もれながら並ぶが、ソレ以外が、アワビ・アオヤギ・平貝・ツブ貝・ホッキ貝、赤貝の身とヒモと、どれも捌き立てである。

別で出してもらったシマアジ、圧巻すぎる。

うん、何とも贅沢だ。
仲間たちもご満悦。

他にもいくつか食べ、出羽鮨ワールドが繰り広げられた。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.3.8)
(26件/3.29)


いつもの出羽鮨ワールド。極上本マグロの巻2。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思ってても、食べちゃう日もある。


引きで体良く撮った写真など似合わない店である。
モノの良さは、近づけば近づくほどわかる。

ケンカにぎりには、どアップが似合う。
そういうコトがわかる人が少なくなった・・・。


そもそも、この店の大将は、体良くとか、そういう部分に関して無頓着である。
この店は、敷居が高いグルメ寿司店ではないのである。

喫煙可能で、モクモクやっている御仁たちに混ざり、ガツッと食らう店である。
漁師メシ的な側面の方が似合う感じでもある。

モノは、間違いないよ。
でも、そんな上品に食べてちゃ、わからなくなるよって言われているかのようでもある。


白子・アン肝、間違い無し。
酢の物の盛合せに、赤貝の貝柱とヒモを入れるためだけに、赤貝を捌く。嬉し。
刺盛り、見惚れるほどの本マ。
僕の好物のミルの先っちょ。

刺盛り途中で、何故か揚げ立て天ぷら。エビ天、旨し。

刺盛りが無くなれば、知らぬ間に海藻盛合せに・・・。

ごちそうさまでした。


*一見さんお断りの場合もある。(準会員制的な店である。)
*お土産は、地元民じゃないと受けてくれない。
*もちろん、店内喫煙可能。
*価格は、時価でやっている部分もある。
*大将の言うことが絶対。(笑)


(文責:京夏終空、2023.2.24)
(26件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。極上本マグロの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お土産にしてもらう。


引きで体良く撮った写真など似合わない店である。
モノの良さは、近づけば近づくほどわかる。

ケンカにぎりには、どアップが似合う。
そういうコトがわかる人が少なくなった・・・。


そもそも、この店の大将は、体良くとか、そういう部分に関して無頓着である。
この店は、敷居が高いグルメ寿司店では無いのである。

喫煙可能で、モクモクやっている御仁たちに混ざり、ガツッと食らう店である。
漁師メシ的な側面の方が似合う感じでもある。

モノは、間違いないよ。
でも、そんな上品に食べてちゃ、わからなくなるよって言われているかのようでもある。


お土産を握ってもらっている間に、軽くやる。
天然真鯛の煮付け、旨し。
ナマコ酢、好きなんだな。


*一見さんお断りの場合もある。(準会員制的な店である。)
*お土産は、地元民じゃないと受けてくれない。
*もちろん、店内喫煙可能。
*価格は、時価でやっている部分もある。
*大将の言うことが絶対。(笑)


(文責:京夏終空、2023.2.24)
(26件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。絶品・黒ムツ、ハタハタの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だけど、食べちゃう日もある。(笑)


下書き整理中。
本レビューの訪問日は、2022年9月か10月である。

何度もレビューしている店なので、雑感程度で。


きっと、ハタハタ漁の解禁前だったと思うから、ハッキリした日が書けない。(笑)

良い風味のハタハタだった。
淡く透き通るような味わいなのに、品のあるハタハタのクセを感じる。
山形出身の大将が見極める、東北の魚は、特に間違いない。

他にも、この日の目玉はインドマグロと黒ムツ。そして小芝のシャコ。

インドマグロは、何度食べても、マグロとしてのど真ん中の味わい。
どうして、「本マグロ」という名称が、あんな鉄っぽい味わいのクロマグロ(大好きだけど)にいってしまったのかわからない。
食べながら、コレこそが味わいとして「本マグロ」だと感じる。

黒ムツ、ハシリの割には脂のノリが良かった。
品がありながらもコクがあるような雰囲気。
しみじみ、ウマいなぁ、と声が出てしまう。
ああだこうだと書けない旨さ。

小芝のシャコ。
流石、大将。
やっぱり江戸前のシャコには、ツメを塗る。

最近の職人は、シャコだとスグに、この江戸前の甘い煮詰めを塗りたがるが、笠岡とか石狩とかのシャコの場合は、ワサビにしますか?柚子塩にしますか?それとも甘ダレにしますか?とか、せめて聞いて欲しいと思う。

刺盛りが増えていく店である。
活ツブ貝、生イカ、車エビ踊り直後、平貝・・・。

どれも、旨し。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.2.1)
(26件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。新サンマの巻。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だけど、食べちゃう日もある。(笑)


下書き整理中。
本レビューの訪問日は、2022年9月上旬である。

何度もレビューしている店なので、雑感程度で。


サンマが獲れないとか、8月頃には釧路で1匹が1万円の値がついたとか、そんなシーズンだった。
8月末頃から豊洲にも流通し始めたが、1匹が千円超えもザラだった。
ちなみにその頃、東武のデパ地下「魚力」さんでは、1匹が4千円ぐらいだった。

この年のサンマは、超高級魚だったのだ。(笑)

そのサンマを、ありがたく頂戴したときの写真である。


大将は、「うん・・・ちっちゃいよね。」と言いながらも、「味は間違いなから」と。

確かに身を割ると、良い表情のサンマだった。
味わいも上々。

めでたし、めでたし。


(文責:京夏終空、2023.2.1)
(26件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、知り合いを誘って出かける。


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。

ただ、今回の同行者は、実は生魚があまり得意でないというコトだった。

エビ・カニ・貝類系はイケるとも。

ならば、と聞き取りながらの刺盛り。
ツブ貝、ホタテ、平貝、水ダコ、蒸しエビ。

バフンウニは、初めて食べたが、美味しいという意見。
そうだろう、生きているモノを、その場でサバいたのだから。

あと、海ブドウも好評だった。

ゼリーのお土産までいただいた。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.1.12)
(26件3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お土産にしてもらう。

軽く飲んで待つ。


いつものように、天然本マグロは最高の中の最高。つまり、極上。
シマアジ、真ダイ、車エビ、アワビ、赤貝なども最高。

今回は、ウナギと穴子の競演も味わいドコロだった。

いつも、ありがとうございます。


(文責:京夏終空、2023.1.12)
(26件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、ツレを誘って出かける。


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。

今回は、前回よりもさらに淡い感じの天然生本マグロ。
長崎対馬沖という。

天然の本マグロに関しては、比べて食べていると、その時期で場所がわかるようになってきたかも知れない。

繊細な味わいの差だが、特徴はある。

アワビもイイ感じ。
赤貝も、平貝も、ミル貝も。
平貝、サッと炙ると、クセの出方がまたイイ。

シマアジも最高。
エビさんたちも、負けてはいない。

飲んで食べて、満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.11.29)
(18件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お土産を包んでもらう。


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。


「いいマグロが入っているよ。」
その言葉に、極度に弱い体質。

ついつい寄っていく。
お土産を握ってもらう間、軽くやる。
ニューボトルも入れる。

持ち帰って早速食べる。

うん、いいマグロだ。
日本海の北陸手前の天然生本マグロ。

大間に行く前の脂のノリ。
夏の本マグロだ。

淡いながらも最高の質感。

うん、納得の美味しさ。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.11.29)
(18件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だけど、食べちゃう日もある。(笑)


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。
この日は、いつものように、新鮮魚介の刺盛りと、焼き物2品を堪能した。

刺盛り、この店の大将は、ホントにマグロにこだわる。
いつも最高の生本マグロを提供してくれる。
極たまに、良いモノが入手できなかった時は、ミナミマグロに逃げるのであるが。

シマアジ、活〆の雰囲気。身が透き通り、旨し。歯応えも十分。
惜しげもなくアワビザク切り。言うコトなし。
トリ貝も美味。

赤貝、水ダコ、タコ吸盤の酢の物を楽しんでいると、車エビくん登場。
うん、美味しい。

続けざまに、アユくん登場。
コレ、ウマいんだな。

塩の振り方が、また絶妙。
巷にあふれる塩の旨味で興奮するアユでなく、アユ味でキチンと興奮するアユ。

郷里の京都・右京区、嵐山あたりでも、保津川でも釣れた。
そんなコトを思い出すレベル感。

アユの食べ方、いつも褒められる。
子供の頃から、食べてるから当たり前だけど、新鮮で美味しいアユじゃないと、こうならない。

ごちそうさまでした。


*しばらく書いていなかったので、一応書いておく。

この店は、いわゆる会員制ではないが、準会員制的な側面がある。
電話をしても、紹介などでない場合は断られることもある。

この店の基本的な食べ方は、「おまかせ」である。
酒類以外で、概ね5,000円から10,000円程度の時価である。
もちろん、食べたいものを注文しても良いが、他客との兼ね合いで提供に時間がかかったり、断られる場合もある。

他客との兼ね合いや、周囲の状況を勘案し、大人の飲み方・食べ方をすれば別に難しくはないが、大将の流れや場を乱すような子供の飲み方・食べ方をすると店を出るように促される場合もある。


(文責:京夏終空、2022.9.15)
(18件/3.32)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だけど、食べちゃう日もある。(笑)


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。
その日は、寿司屋なのにフルーティーな1日だった。(笑)


「ブリの煮付け」に、「生本マグロと鯨ベーコンの刺盛り」。
もう別の店で飲んできたのに、酒がすすむ。

他席の常連との話がメインになってきて、遅い時間帯、ダラダラと飲んでいた。

「ナス」の季節だった。
漬物もフルーティーで美味。

ナスの炒めものも美味。
炒めものに生姜を合わせ食いすると、寿司屋っぽく引き戻されるから不思議だ。

続いて、「メロン」。旨し。

更に、「みかん」に、モナ王?

ココがどこだか、見失いそうになる。


大将の出身地の「さくらんぼ」。
コレは、最高の中の最高。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.8.31)
(19件/3.33)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
だけど、食べちゃう日もある。(笑)


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。
その日は、遅い時間の訪問だった。


マグロ赤身に酢味噌。
こういう入り方、何となく読めてくる。

こんな感じの個人経営店の規模の店なら、間違いない。

熟成本鮪トロ、熟成シマアジが並ぶ刺盛り。やっぱり。
赤貝だけは、ついさっき〆た感じ。


コロナに踊らされるたくさんの店々。
この店も例外でない。

急に、第何波の到来か、などとマスコミが騒げば、スグに宴会キャンセル。
政府が行動制限を設けなくても、各会社などの対応は違う。
大量に仕入れたモノが予定通り捌けない。


常連たちが、その分、割を食う。(笑)
・・・ウソ。この店の大将は、そんな人じゃない。

ツブ貝・平貝の貝の刺盛りを食べていたら、その器に、どんどん盛られる。
ウニ・イクラの山盛り。

大将、山形生まれの江戸っ子だ。

宵越しの銭は持たない。
・・・いや、違う。

宵越しのタネは置かない。


そんな大将の気っ風がいいスタンスを気に入った人々が通う。
そんな店である。


(文責:京夏終空、2022.8.18)
(19件/3.33)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お土産を包んでもらう。


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。


この日は、マグトロからスタート。
マグロのトロ部分ではない。
本マグロの赤身に、トロロである。

銀ダラを焼いてもらい、アテにする。
いぶりがっこ、玉子も付いてくる。

刺盛りは、カツオと平貝。
甘エビも知らぬ間に、のっている。

この店の刺盛りは、増えていくのだ。

この日は飲みがメインだった。
で、最後に、エビ頭汁で、ほっこり。


お土産は、最高の生本マグロがメインのモノだった。
今回のマグロ、目が飛び出るほどウマいと言われた。


*この店では、常連は、何も言わなければ、基本的に「おまかせ」なので、その日の入荷状態により内容や価格は変わる。

*また、お土産は、基本的に握ってから約15分以内ルールがあるので、「池袋」「西池袋」住所地の常連に限られている感じだと思われる。

*僕の場合の表示価格は、常時ボトルを入れているので、ボトルが入ったときは15,000円前後になるが、そうでないときは、5,000円から10,000円ぐらいの間の時価的な感じである。


(文責:京夏終空、2022.8.11)
(19件/3.33)


いつもの出羽鮨ワールド。

こんな美味しいモノ、1人で食べてちゃイケない。
そう思って、お土産を包んでもらう。


何度もレビューしている店なので、雑感程度で。


この日は、サザエさんでスタート。
千葉県産の大きなサザエがお出迎え。

刺盛りには、活車エビ、スルメイカ。
知らない間に、アワビまでのせられていた。
海辺の街で食べているような感覚の「活感」の数々。

お土産には、本マグロの赤身・中トロ・大トロに、鉄火まで。
シマアジ、スルメイカ、真ダイ、車エビ、ウニ、イクラ、玉子まで。

コレを食す人からは、いつも最高だとしか言われない。


(文責:京夏終空、2022.8.11)
(19件/3.33)


いつもの出羽鮨ワールド。

この食べログでは、「お土産」の概念が無いのか、食事してお土産を持って帰ってから食べるという前提の登録ができない。

つまり、「夜」と「テイクアウト」の同時押しである。
この店に関しては、過去に「テイクアウト」登録だけにしたコトもあるが、今回は「夜」登録にした。
だって、実際にその場所で飲食もしているのだから・・・。


さて、良い「毛ガニ」が入手できたので、寄って行かないかという営業戦略に自らハマり、軽くやった日である。

アン肝で軽くスタートし、前回気に入った千葉県産のサザエをつぼ焼きにしてもらう。
千葉県産のサザエって、大きさが絶対だよな、と思う。


お土産の方は、いつものレベル感で大満足する。

そして、毛ガニくん。
うん、この時期にして、濃厚な雰囲気の味わい。
身が濃厚で、味噌は若い。
そんな風に感じた。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.7.6)
(18件/3.34)


続・僕の勝手な「本マグロ」名付け論。(笑)

うん、食べれば食べるほど、このインドマグロ(ミナミマグロ)こそが、「本マグロ」と呼ぶに相応しい、と深々と思うのである。

純粋なマグロ味。

クセの少ない、マグロだけの味。

何故に、あんな鉄っぽいクセのあるクロマグロを本マグロとしたのだろう?

・・・前回も、力説した(笑)ので、もうコレ以上繰り返さない。


この日は、その生インドマグロもさるコトながら、生サバにも甚く感動した。
小ぶりなのに、深い味わい。

ミル貝も、イイ感じだった。


他にも、いろいろ勝手に出てくる。
そして、どんどん食べる。

満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.7.4)
(19件/3.35)


僕の勝手な「本マグロ」名付け論。(笑)

いつものように、目利きの優れた大将がいる出羽鮨に向かう。
良いマグロが入ったという。

天然の生「インドマグロ(ミナミマグロ)」である。
クセがなく、しかし味わい深い、何とも美味しいマグロだと思った。

以下、僕の勝手な「本マグロ」名付け論である。


きっと、このマグロが昔から日本近海で漁獲されていたら、クロマグロでなくミナミマグロのコトを「本マグロ」と呼んでいたのではないだろうか?
そんな風に、強く思うのである。

いろいろなマグロを食べてきたが、このミナミマグロを口にすると、このマグロこそがど真ん中のマグロとしての味わいで、マグロ味以外のクセが無く、万人に無難に、しかし確実に美味しいと思わせられる味わいのような気がする。
つまり、「本マグロ」と呼ぶに相応しいと考えるのである。

例えば、クロマグロは赤身部分で言えばミナミマグロに比べると、明らかに味わいに鉄っぽさがある。
ソレが好きで好まれるのだろうし、僕自身も好きだ。
実際に鉄分の分量がどうこうでなく印象としてではあるのだが。
トロ部分でなくても、濃厚で旨みの出方も脂感を伴うイメージ。

例えば、メバチマグロは、全体の印象として爽やかな透明感があり、その中から感じる微かな旨みや甘みの出方が素晴らしいと思う。
いかにもマグロっぽい味わいと、サカナっぽい味わいが均衡している印象。
ただ、全体の印象が濃厚さから遠い。

キハダマグロは、全体的に淡い味わいと言うよりも薄い味わいだと感じる。
だから、妙な言い方かも知れないが、人によっては、単なるサカナ味の方が勝って、マグロ以前にサカナ感を意識するだろう。

ビンチョウマグロは、トロ部分を除き、更に薄い味わいで、表情がぼんやりしている印象。言ってみれば、マグロらしさの味わいだけでなく、サカナ味も薄いと感じる。

もちろん、各々の中にも秀逸な味わいは経験上あったと記憶するし、あくまでも、僕の中での一般論的な意見である。
また、当然に、産地の違いや、生と冷凍、天然と養殖の差は大きくあると思う。
だから基本的には、そのモノ本来の味わいにより近い、一般的な産地の、生の天然ベースの、いわゆる赤身部分で述べたつもりである。


いつからクロマグロのコトを「本マグロ」と呼んでいたのか、また、ひょっとして「本マグロ」の名称の方が先なのかも何も知らないが、今回のミナミマグロを食べながらしみじみとそう感じたのである。

繰り返しになるが、この味こそが、マグロのど真ん中だ。
僕の中では、この「ミナミマグロ」こそが、「本マグロ」と呼ぶに相応しいと。


(文責:京夏終空、2022.6.23)
(19件/3.35)


「極上生本マグロ」と「海藻盛り(笑)」を堪能した日。

極上の生本マグロが入ったからと連絡があり、サクでも持ち帰りさせていただいた。


何度もアップしている店である。

この店では、何がどうとか、あまり書いていない。
何となく写真でこんな感じなんだと伝えるだけである。

ただ、当然に、いつも同じモノがあるとは限らない。
それでも、この店の大将は、良いモノを引っ張ってくる目がある。

目利きとて、大事な要素である。


生本マグロ、最高に美味しかった。

あと、海藻盛り(笑)。次から次へと、いろいろな海藻を堪能した。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.6.5)
(18件/3.34)


軽くつまんだ日。

確か、アイルランドから空輸された生本マグロが入っていると聞いた日だった。

赤身部分は、本マグロ独特の鉄っぽさが淡い感じがした。
だから、逆に上品な感じがする。
トロ部分の脂身の強さもあまり感じない。
見た目よりもサッパリ感がある。

この店で度々出会う昆布森産の牡蠣。
良いルートを開拓したようだ。

イカも水ダコも美味。


この店、素材のレベルを落とさない。
その心意気は、大将のポリシーでもある。

常連たちの舌が肥えていき過ぎるのを防ぐコトもたまにする。
市販の菓子やデザート類が振る舞われたりする。

そんな感じも憎めない。


(文責:京夏終空、2022.5.27)
(18件/3.34)


にぎり寿司をテイクアウトしたとき。

この日は、お店でも軽くつまむコトなく、純粋にテイクアウト。

この店は基本的には、テイクアウトを受け付けていない。
しかし、「池袋」及び「西池袋」住所ぐらいならと、甘えている。


本マグロ大トロも、生サバも、分厚いシマアジも、僕の好きなミル貝の先っちょも、メチャクチャにウマかった。

普段、店ではあまり「にぎり寿司」を食べないが、たまには、にぎってもらおう。


ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.5.27)
(18件/3.34)


〆鯖と鰻と豚汁の日。

最初の頃のレビューにも書いたが、この店、本格江戸前寿司店では無い。

海鮮系居酒屋だと思ってもらった方が、まだ近いような感覚。

ただ、この店に通う多くの人々は、この店の大将の目利き、と言うか、良いモノを引っぱってくる力を信じている。

時間経過とともに、本来の目利きから、やや外れた状態になるモノに関しては、ほぼサービスで振る舞われる。
もちろん金なんか取らない。
そんな大将だから、多くの人々に愛される。


(文責:京夏終空、2022.4.21)
(18件/3.35)


夕食に巻物をテイクアウトしたとき。

お店でも軽くつまんだ。

2月の上旬、良いワカサギが入っているからと揚げてもらった。

ホタルイカの酢味噌和えも抜群。

巻物は本マグロのすき身とか鉄火とか。
カンピョウ巻も加えてもらった。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.4.21)
(18件/3.35)


軽くつまんだ日。

ホタルイカの頃だった。

子持ち昆布も美味。
ホッキ貝も上々。

そのホッキや水ダコを炙ってもらう。
各々の香りに、炙りの香ばしさ。イイ感じだと思った。

イカの塩辛、柚子の仕事が良い働きをしている。

この店、素材のレベルを落とさない。
その心意気は、大将のポリシーでもある。

常連たちの舌が肥えていき過ぎるのを防ぐコトもたまにする。
市販の菓子やデザート類が振る舞われたりする。

そんな感じも憎めない。


(文責:京夏終空、2022.4.21)
(18件/3.35)


3,4人前用に、桶でテイクアウトしたときの写真。

を掲載しただけである。


毎回、無くならない刺盛りのコトを書いているが、桶でも似たような傾向があった。

一度完成させたのに、次から次へと増えていくのだ。
押し込むようにして継ぎ足される。
だから、見た目にはアレだが、食べる方にしてみれば盛り上がる。

客用だと言えばそれなりにつくってくれるが、自宅用だと言えばそうなる。

この店の大将の目利きには全面的に信頼をおいているので、ハズレ無し。
いや、庶民としての最高級だ。

最高に美味しかった。
ごちそうさまでした。


(注意:基本的にテイクアウトは受け付けていないが、常連で、かつ自宅が至近であれば検討はしてくれると思われる。)


(文責:京夏終空、2022.4.6)
(18件/3.35)


続・出羽鮨の無くならない刺盛り。(笑)

極上の平貝に感動した日編。


その日、旧友と飲んでいた。
スタートのアテには、イカの塩辛。
最近の塩辛は、内臓の良い意味での臭みまで取り除いてしまって、一般受けするよう食べやすくなっているが物足らない。
その点、自家製のモノは一味違う。
その店の好みで発酵過程の時間調整ができる。

刺盛りが出てくる。
本マグロ赤身・二ノ腹トロ、マダイなどに、大水タコ、ツブ貝、赤貝、アワビ、カニ爪などなど。

この刺盛り、その後もどんどんいろいろなモノがのせられる。
途中で、平貝がのせられた。

平貝の極上を感じ入る味わい。
ウマい。
平貝独特のクセが、品良く濃厚に出ている。

いや、そのサイズ感から来るモノなのかも知れない。

握るのが難しいタネなので、一般的には薄切りにするか、ヒモ海苔で巻かれるコトが多いが、こういう厚切りカットをそのまま口に含んで噛み続けると、旨みの変化を強く感じる。

豪快な寿司屋の大将だからこそ、こういう出会いもある。

うん、今日も満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.2.23)
(17件/3.23)


出羽鮨の無くならない刺盛り。(笑)

最近はこの店で寿司食ってない気がする。
だいたい、お土産で寿司は食べているが、個人的に飲酒を再開した11月以降は、アテとして海鮮居酒屋的に利用している。


さて、この店の刺盛りの件である。
その日の混み具合や、食材の調達度合いによっても様々な対応だが、概ねこの店の刺盛りは簡単には無くならない。

少なくなってくると、次々に投入される。
「投入」を「とうにゅう」と読むのではなく、「なげいれ」と読んだ方が適切かも知れない。
なので、掲載した写真は順序がよくわからなくなっているのだが、とにかくスゴい。

タネはどれも間違いなく超一流品である。
投げ入れたりするので、作法は二流・三流かも知れない。
でも、その作法とてサービス精神の表れは感動に値する。

畏まって食べる高級寿司店では無いが、高級食材を気取りなく食べられる店である。

豊洲・築地に自ら足を運び納得の品々だけ仕入れてくる。
その目利きは、この店にとって最重要ポイントである。

江戸前の良き寿司屋では無い。
ただ、ソコにいる時間、間違いなく納得してしまう自分がいる。

いつもありがとうございます。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.1.2)
(17件/3.23)


物凄く良いマグロが入ってるよ、と連絡が入った日。

しかし、他での夜の約束があったので、お土産にしてもらった。
・・・でも、その勇姿を見たら食べたくなって少しつまんだ。
さらに、少し飲んだ。(笑)


僕の好みを知っているからこその連絡だったんだと思う。

僕はよく大間のマグロの脂の質感の強さに嫌気が差すとき、大間に行く前の北陸あたりで揚がったクロマグロを絶賛するコトがある。

脂が乗り切るちょっと手前。
年齢的な好みの変遷も当然にあると思う。

いわゆる江戸時代に捨てていたと言われるような大トロ部分が徐々にムリになってきた。
牛肉などでも、そういう傾向がある。
だから、一番高額なモノよりもちょっとランク下の方がシックリ来たりする年ごろ。

うん、何とも上品で甘美な味わい。
刺猪口の醤油に浮かぶ脂の油の雰囲気でもよくわかる。
はじけ方が優しい。


お土産では、車海老がまだ活きている感じだった。

いつもありがとうございます
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.12.29)
(17件/3.23)




おまかせにしていたら、目玉にステーキが出てきた日。(笑)

今回の出羽鮨ワールドの目玉は、高級山形牛のステーキ。
山形出身の大将から繰広げられる出羽鮨ワールドでは、異色な展開だった。

「おまかせ」というコトバの定義がどうであるのかはよく知らない。
この店の場合、ある程度通うと、自然に流れる。

心配な方は、はじめに予算を伝えるのもイイかも知れない。
その日の飲食代が、いくらになるのかは、大将も客側もよくわかっていない。

流れた結果で、値付けされる。

いや、自然に流れているあいだに、自分で食べたいモノを申し出ている常連も多い。
酒も、自分で選び出す人もいれば、自然に出てきたボトルをキープする人も多い。

かなり自由な店だが、逆に言えば、かなり不自由な店とも言える。
相性のようなモノが合うか合わないかだけのような気もする。

こういう感じの店、いままでも付き合いが無かったわけではないが、出てくるモノのレベル感の高さで言えば、かなり上位に位置する。

この日は、僕の口から申し出たのはナマコ酢だけである。
他は、おまかせ。

だから、ステーキが出てきても、まかせたのだから、誰も文句を言わない。
いや、…言えない。(笑)

そのステーキ、美味しかった。

カツオのネギニンニク、擦り白ゴマ添え美味。
炙りイワシ、いや、焼きイワシのレモン汁、味わい深い。
山形の芋煮風の肉じゃが、コレ何度も食べているが、はんなりほっこりする。

ちなみに、ナマコは、捌く直前まで生きていた。
口の中で動く。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.12.15)
(17件/3.23)


昆布森の牡蠣を堪能した日。

今回の出羽鮨ワールドでは、昆布森の生牡蠣。

同じ厚岸湾の中でも、いわゆる厚岸産より中身がデカくて濃厚だとか。
牡蠣をホントの意味で食べ比べたコトがないので、何とも言えないが、今まで最高に美味しい部類だというコトは自信を持って言える。

個人的な拙い経験では、サロマ湖産の生牡蠣が忘れられない。
味わいこそ濃厚感からは遠く、サッパリした雰囲気だったのだが、逆に、透明感があり、汚れ無き牡蠣の味わいという感じだった。
ソレに、人生で一番デカい牡蠣だった。かなり長細いのだが、デカい。そんなイメージ。

広島産も宮城産も食べるが、やはり生牡蠣は北海道産のモノが好きな傾向があると思っている。

いつものように、適当に出てきたモノを、適当に食べただけではあるが、1つ1つのレベル感の高さが、また僕をこの店に向かわせる。

大将、ありがとう。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.12.1)
(17件/3.24)


沖縄の「スギ」を大量に食べさせてくれた。

ちょっと前の別の店のレビューでも書いた。
沖縄産の、「琉球スギ」である。

大皿に約半分、スギと生サバが並ぶ。

この「スギ」という魚、この11月に入ってから、急激に多く流通し始めた。

この店の大将、豊洲で久々に口にして、アリだと判断したのであろう。
大量に仕入れてきた。

各席に大盤振る舞いで、試食させる。
その反応如何では、次回からの仕入れに影響する。

常連達が好むものが揃っていくという、至極当たり前で、健全な仕入れスタイルだからでもある。

ただ、こうして、たまにチャレンジしてくる。
だから、である。


マグロなど、皆が好き勝手に好みの部位を申告するので、もうスグ1本買いになるかも知れない。
こんな規模の店で本マグロを1本買いをしたら、大量に赤身が余るだろう。

どんな料理を振舞ってくれるかも楽しみである。


スギ、サバ、最高にウマい。
ワサビ醤油のスタイルはもちろん、その後のブリしゃぶ用の鍋に突っ込んで食べてみても美味。

ブリしゃぶも最高である。

これだけの量を食べ続けたら、普通は飽きるんじゃないかと思うのだが、どうしてどうして、食べ続けられるウマさ。最高なのである。

この店の大将は、ホントに良いモノを引っぱってくる。

この日は、酒は少々、食いに走った。


いや、走らされた…。


※この店に興味があり、訪問してみたい方は、ぜひメッセージやコメントなどいただけると嬉しいです。
一見さんお断りではありませんが、常連や店主の独特さもあり、馴染めない場合も想定されます。
より良き酒の席をご案内させていただきます。


(文責:京夏終空、2021.11.13)
(17件/3.32)


約1年半ぶりのアルコール解禁は、まず、この店から。

能天気に騒ぐつもりは無い。
じんわり、しんみり、いろいろな想いを抱いて、呑み始める。


今回の出羽鮨ワールド、よくわからない。(笑)

良い貝類が揃っているというので、その盛合せを注文しただけである。

あとは、勝手にいろいろ出てくる。

芋煮から生ガキなどなど、果ては、かっぱえびせんまで。(笑)


貝類、活本ツブ、活ホッキ、赤貝ヒモなど最高である。
トリトン」でもよく食べるが、モノが違う。と、しみじみ感じ入る。

新鮮を通り越して、口の中でも、まだ生きているんだな、コレが。


肉厚アワビ、食べても食べても、勝手に増えていく。

そう、この店、食べても減らないモノがたくさんある。


この日は、他の常連さんたちとの話、大将との話しがメイン。

食べログとしての、良いレビューは書けない日だった。

悪しからず。


(文責:京夏終空、2021.11.13)
(17件/3.32)


飲めないけど、いつか飲むときのために、ボトルだけ入れる。

そういう応援の仕方もある。
まだ、緊急事態宣言の最中のコトである。

前回、食事とお土産というスタイルだったが、今回は、ほぼテイクアウトでの利用である。
コレも、前回書いたが、一応繰り返す。

『土産も、基本的には、常連か、池袋在住者等に限るサービスで、閑散時間帯でないと受けてくれないケースが多い。』


土産・にぎり、2人前」、どれも、上々のタネである。
1貫、1貫が妥協のない味わい。

この店においては、作法は重要でない。
いわゆる古式江戸前でもない。

この店に集う人々は、そういうモノを求めていない。
この店の大将が、池袋の別の店に居たときからそうだった。

この人は、美味しいトコロ、最高のモノを引っぱってくる力がある。

普段書いているコトと矛盾するかも知れないが、そういう意味では、いわゆる良い寿司屋では無い。
最高の海鮮類を提供する我がまま大将の寿司居酒屋である。

多くの客が、注文などしない。
出されたモノを素直に味わうだけである。
でも、その出されたモノと価格とのバランスに納得するから、また来るのである。

ツマミか、にぎりか程度は、申告しているが、その後のペースは、基本的に大将のペースである。

にぎりは、ケンカにぎりかも知れない。
見た目もキレイなにぎりじゃないかも知れない。

でも、最高のタネを最高に見せる技は持っているんだと思う。

この店に知り合いなどを連れてくると、見ただけで、唸る人が多い。

不恰好だからこそ活きてくる味わいもあると思う。
勢いのままにぎったからこそ、味わえる味もあると思う。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.11.13)
(17件/3.32)


今回の「出羽鮨ワールド」。(訪問は、まん延防止等重点措置下)

コロナ禍の状況下、どの飲食店も大変であろう。
せめて馴染みの店々を応援しようと、テイクアウト用のにぎりなどをつくってもらう。

と、言いながら、夕刻に訪問すると、まぁ座って、から始まり、結局小一時間ほど過ごすことになる。

酒は基本的に断っているので、ボトルは雰囲気だけと目の前に置かれ、ウーロン茶を飲んでつまむ。

およそ僕の好みなどは知り尽くしている大将なので、何も言わずにつまみが置かれる。

水ダコ、素晴らしい味わいと歯応え。
口の中が痒くなるような時間帯まで、噛み続けていたい。
芳醇なタコ風味とともに、旨み甘みが、グイグイ。

ミル貝も、一番の根元か、逆に舌先を好む。
今回は、かなり舌先に近い部分。
アーシーな味わいが何とも言えない。
海底の砂地とて、大地の一部だ。そんな感じ。

にぎりが出来上がるまで適当につまんでいたが、そのつまみ皿も勝手に増えていく。

ウニがのせられる。
エゾバフン、産地はロシア産表記になるが、北海道経由の上物。美味。


にぎりが、またスゴい。
土産に関しては、美的感覚など関係ない大将。(笑)

本マグロの中トロは、網目状態に脂がのっている。
この店での大トロは、二の腹とか、カマトロ端とか、もっとスゴい。
そもそも、マグロに、ココから大トロなどと書いてあるわけでなく、大将のサジ加減で、大トロにも中トロにもなり得る。

白身も真ダイ・ヒラメ・シマアジなど絶品のオンパレード。


頑張って下さい、…とばかり言われてもね。
本音は、同情するなら、…をくれ。である。

こういう時こそ、気前良く、諭吉さん、置いておきましょう。
(最初は、7千円でイイと言われたのだが。)

そしたら、また、別のお土産まで頂戴した。


誰もいない夕刻の店内。
常連の予約の無い日、少ない日は、仕入れもなかなか覚束ないらしい。


今現在、16時から店を開けているが、基本的には、一見さんお断り状態。

また、土産も、基本的には、常連か、池袋在住者に限るサービスで、閑散時間帯でないと受けてくれないケースが多い。


(文責:京夏終空、2021.7.21)
(17件/3.33)


今回の「出羽鮨ワールド」。

前回アップで、とあるレビュアーさんから、ボッタクリだと批判が寄せられたので、逆にボッタクルべく、再訪した。(笑)

結論から言えば、ボトル3本とこの料理内容で6,000円なら文句は無いだろう。
まぁ、申し訳ないが、僕も大将も、適当なので、そういう呼吸なのである。


前回ボトルを空けたので、新しいボトル。
なんて、簡単には飲ませてくれない。(笑)

で、流れたボトル「魔王」と「黒霧島」の2本があてがわれ、ソレを空けて初めてニューボトルが入る。

ナマコ」を捌いてもらう。
目の前で生きていたヤツである。
酢で〆る。

まだ、生温かさが伝わってくるような感じ。
噛み締めても、動く。
うん、まだ生きてるな。
そんな感じのナマコ、最高。

飲みと話しで時間を過ごしたが、気付くと目の前に何かある。

ミニ刺し盛り」的なモノが、いろいろな席に届けられる。
間違いない刺身の数々。やっぱり、ウマい。
本マグロの赤身・中トロ、真ダイの昆布〆。
ソレに、子持ち昆布風の創作版の数の子ワカメ。(笑)

刺身を空ければ、知らぬ間に山盛りの「ウニ・イクラ」。
いぶりがっこのような味わいの「漬物」までのせられる。


またしばらく経って、口直しにと、「もろキュー」が置かれるが、手付かずのままにしておくと、コレまた知らぬ間に「焼き鳥」が積み重ねられている。

サワラの昆布〆の人気が無く余っていたのか、最後の「鰆の昆布〆炙り」が、何とも旨かった。
昆布〆をこういう感じで炙るなど、元来の江戸前ではきっと邪道だろう。
でも、各地方発のウマい食べ方の一つが、加わるコトだってある。


あぁ、…でも今回も、僕が注文したモノは「ナマコ」だけである。
ナマコとボトル1本で6千円。
高いと言えば、高いし、ボッタクリだろう。

でも、知らぬ間に出てきたモノの数々を考え合わせれば、ボッタクッタのではなかろうか?


と、言うか、そういう感じで、そもそも飲んでいない店なんだ。

適当がキライな人には勧めない。


あっ、そう言えば、ここ数回、この店で寿司食ってない気がする…。


(文責:京夏終空、2020.11.28)
(17件/3.34)


続続・大将の目利きと、値付けの程良さが、心地良い。

この日は遅い時間帯に訪問。
お店がヒマだったので、ダラダラと飲んだ。

お通し的に出てきたサザエ、最高級。
状態がよほど良かったのか、壺焼なのに、そして、間違いなく焼きの歯応えなのに、捕れ立て生からの、軽い炙りの風味。

いつものように、適当に刺盛りを、と思ったが、この日は腹にソコソコ入っていたので、酢の物をお願いした。

でも、許してくれない。

あっ、やっぱり…。
普通の酢の物では、出てこない。

デカい数の子2本、ツブ貝、赤貝、そして、水ダコまで隠されている。

おまけに、塩辛も勝手に添えられる。


久々に焼き物。
銀鱈をもってきた。
ムダに脂っぽいヤツじゃなく、自然でイイ感じ。

この時期の「おでん」、馴染む。
ほっこり〆られそうだ。


でも、簡単には〆させてくれない。

本マグロ、頭の肉。
ニノカミ。二の上。

最高級のブリのハラミ、腹身。

何で、この段階で、脂っぽい…。
いや、求めていたのかも知れない。やけに、ウマい。
いや、最高にウマい。


あっ、…なるほど。
だからの「銀鱈」の質感であり、「おでん」だったのだ。

一旦遠ざけてからの、作戦。


勝手に入ったボトル1本、まるまる空いた。(笑)

ごちそうさまでした。


この日、僕が注文したモノは、「酢の物」と「焼き物」だけである。


(文責:京夏終空、2020.11.20)
(17件/3.34)


続・大将の目利きと、値付けの程良さが、心地良い。

5回目と表示されるが、もう50回近いのではないかと思う。


この日は、軽く。
いつものように、適当に刺盛りをお願いする。

本マグロ、真ダイ、ツブ貝、赤貝などなど、どれも最高級。

この刺盛り、常連になると、なかなか無くならないのである。

何故かと言えば、どんどん増えていくからだ。

他の席での注文品であったり、単にネタケースの整理であったり(と言う大将の照れのサービスの言い草)、どんどん増えていくのである。
以前も書いたが、イカ刺しを食べていたら、知らぬ間にウニイカ刺しになっていたりである。

今回、その中でも、水ダコ、最高だった。
吸盤ともども、味わいの強い水ダコ。
当然に、醤油との相性もあるだろうが、咀嚼中ずっと、旨みがグイグイ。

途中から、撮影を放棄したが、いろいろ食べた。
大満足。
ごちそうさまでした。


なお、今回の会計には、山形県産ラフランス1箱代も入っている。
伝え方はいろいろあるが、サービスでの頂き物は、キチンと飲食でお返しするのが礼儀、と書いておく。

そういう付き合い方をしていきたい。


(文責:京夏終空、2020.11.18)
(17件/3.34)


大将の目利きと、値付けの程よさが、心地良い。

のかも知れない。

4回目と表示されるが、もう40回近いのではないかと思う。
この日も、フォロアーさんとの会食。

生ビールから、キープボトルで始めるのだが、大将が探してきた新しい酒を提示されるので、ついつい、ソレを飲む。
だから、キープボトルがどんどん増えていくという感じ。(笑)

僕は、今現在、3本なのだが、きっと、5本ぐらいキープしている人もいるんだと思われる。
だって、そういう大将なんだから…。

ソレか、知らないだけで、10回訪問したら、1本サービス価格でボトルキープなどと、したたかに計算しているのかも知れない。(笑)


いつものように、簡単な刺し盛りから始まるのだが、ツブ貝、アワビ、特にイイ感じ。
大将のマグロの見立ては、どの部位でも最高を持ってくる。

貝類の美味なる感動の会話をしていると、さらに、その上に赤貝が飛んでくる。
もちろん、捌き立て。
コレ、写真撮る時間も、本来はもったいない。
パシッと、まな板に叩きつけられる音から、30秒以内に口に入れる。

そう、赤貝の30秒ルール。(笑)
いや、僕が勝手にそう思っているだけだ。

にぎりなら、丸まって握れなくなる。
でも、刺身でも、その時間帯に口に入れたい。

ヤマゴボウ、ベッタラ、イイ感じ。

その後も、次々に繰り広げられる、出羽鮨ワールド。


僕、この店に入って、最初の生ビール以外は、何も注文していない。
イイところを、勝手に出してくれる。
見る人が見れば、写真でもわかるだろう。

イイ感じ。そして、楽だ。

こんな感じで、2時間ちょっと、ボトルも入って、飲んで食べて、2人で15,000円以内。
大満足。
ごちそうさまでした。


多くの人が、それぞれの常連店を持っているんだと思う。
大将の人柄や、話の面白さなど、そういう付き合いもあるだろう。

でも、僕は、基本に「味」だと思っている。
特に、寿司屋などは、目利きが最重要である。
そして、もう一つ言えば、姿勢である。

大将がウマいと思うモノだけ出す。
その大将と、好みが合えば、なおのコト、良い。

そして、ソレが、安いと感じるなら、なおなお良い。


(文責:京夏終空、2019.8.12)
(14件/3.22)

3回目と表示されるが、30回以上である。(笑)

この間、旧友との飲みや、地元の仲間との飲みや、フォロアーさんとの飲みや、キャバ嬢との同伴での飲みや、いろいろなシーンで使っている。

キープしてあるボトル2本の内、その日の気分でどちらかを飲む。

常連になれば、およそコチラのペースのパターンは熟知されている。

ゆっくりと、つまむ日。
同伴で、スグ腹にためる日。
グダグダと飲む時間帯。
サラリと、次へ流れる日、などなど。

それに見合うモノが、それに見合うタイミングで提供される。
楽である。
互いに、楽な中に、旬が盛り込まれる。

板橋「二葉鮨」のような気合の寿司屋では、こうはイカなかった。
お互い張りつめた中で、その中だからこそ生まれる「味わい」もあった。

どちらがより良いとか、どちらがスゴいとかの話しではない。

江戸前寿司の作法には、いろいろなカタチがあってイイと思う。


でも、ムダに、高級なタネを、ブランドで食べるような寿司屋にはもう飽きた。
美味しいモノは、どこにでもある。
いかに、楽しく、そして、安く食べられるかが、重要である。

僕が社会人になった頃は、まだバブルだったから、20代のガキの頃から、先輩に贅沢は教えられた。
新宿のハイアットに、銀座久兵衛をケータリングで呼びつけ、1人10万ぐらい払ったコトもあった。
他の寿司屋も、銀座・日本橋・九段下など、今思えば、早々たるメンツだったと思う。

でも、いくらバブルであっても、自分の価値観は持っていたと思う。
寿司という、いや食事という狭い世界でのみ価値観を行使すれば、納得できるコトも、人生全体に置き換えた場合には、必ずしも当てはまらないコトが徐々に、そして重々わかってきた。

粋がっていたガキは卒業し、もっと、人との付き合いや、旅行や、趣味や、仕事に対する投資とか、そういうモノを大事にすべきだと、イヤというほどわかった。

でも、時々、その頃の名残で、贅沢したくなる時もある。
ほどほどにね、と自分に言い聞かせ、極まれに散財する。
でも、そういう時にホントに味わったのは「美味」でなく「贅沢」である。
それで、納得できる回数が減ってくれば、当然に、純粋に「美味」を求める。


何となく、そんな流れの果てに、今、この店に通っている気がする。

また、「脱グルメ考」の一端である。


(文責:京夏終空、2019.7.11)
(13件/3.20)


初訪から約3年、30回以上は訪問していると思う。

新店登録からの初レビューでも書いたが、大将とは旧知の仲である。
でも、僕は、だからと言って、必要以上に過大評価はしない。
30年も池袋や六本木で飲んでいれば、知り合いの店など他にもたくさんある。

この店の大将の、食材の仕入れのこだわりをよく知っているからこそ、春夏秋冬、旬の海鮮類をはじめとする食材に出会えるのが楽しみなのである。


こういう、冬から春に向かう時期、仕入れの見切りや、先取りが難しい。

酒を飲んでいると、注文していないモノが目の前によく置かれる。


例えば、あぁ、コレ、タイミングを逸しての、処分品だな。とか。
(むろん、そういうモノは、お金は取らない主義の大将である。)
いや、悪くなっているとかそういうコトでは決してない。

その食材が持つ、最大のパフォーマンスから遠くなったと思えば、もう仕入れない宣言ともとれる感じだ。

逆に言えば、もうこの魚も、今年は食べ納めだよって感じ。
そういう飲み方ができるのは、ある意味、何とも贅沢だ。
深い趣があり、いとあわれなり。旬のナゴリ、である。


また例えば、あぁ、コレ、まだ出始めで、客の舌で試しているな。とか。
(むろん、こういうモノも、正規の価格で出す大将ではない。)

まだ脂がのりきっていない、いわゆる旬のハシリ。
寿司屋には、旬のサカリよりハシリを好む人も多い。


この店に通っていると、その漁港(内緒)や築地(豊洲も含め)の仲買人たちの、いわゆる闇ルートのようなモノがわかってくる。(笑)
まぁ「闇ルート」は冗談だが、他では仕入れられない良いモノを手に入れるためには、それなりのルートがあるというコトである。


その日、友人と、酒を呑む。

刺し盛り。お造りから始まる。

あとは、大将のペースにまかせる。
そう、そういう感じが、一番、季節を堪能できるからだ。

生の動いている赤ナマコ。
酢で〆て、まだ、丸まってカタくならないうちに口に入れる。

刺し盛りには、注文していない食べ納めの生サバが追加で置かれる。

八角の開きの焼き物もそうだろう。
もう、北海道にも春が来ている。

この八角。
どうにも、顔がグロテスクだ。

この焼き物が出てきたら、最後に、にぎりを注文するか、さもなければ、そろそろ帰れという合図だろう。(笑)

そんな阿吽の呼吸も感じられた。


クセのある大将だと言えば、そういう言い方もできる。
手伝いがいない時は、1人で多忙を極める。

時間に余裕がある時、ゆっくりやりたい店である。


初レビューでは、「本格的な寿司屋」と書いたし、「寿司飲み屋となり得るコトも十分考えられる」とも書いたが、その通りになった感じはする。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、「本格的江戸前寿司店」でなく、あくまでも「本格的な寿司屋」である。

もちろん、にぎりの作法は江戸前だが、そこに本格的と付くかどうかは怪しい。(笑)
もっと、上のレベルだと、言っておく。

そして、その作法の名称こそが「本格的出羽鮨」なのである。


※酒の席での写真は、基本的にあまり撮らないが、八角が気になったもので…。(笑)
でも、中途半端な写真だから、大将から、どうせ載せるんなら、もっとイイのにしてよ。と、怒られそうでもあるが…。


(文責:京夏終空、2019.3.14)
(13件/3.50)


立教通り近く、「ゴーゴーカレー」「ゴッサム」の跡地の寿司屋。

まず、最初に食べログ登録にあたり、渋々店主の許可を得てアップするコトをお伝えする。
ひっそりと、常連相手にやりたい感じの希望があり、ホントに渋々であった。(笑)

「ゴッサム」が無くなり、ずっと気になっていた。ましてや寿司好きであるから、訪問しようと思いつつも遅くなった。
その日、飲んだ〆で別の寿司屋に行く予定であったが、ソコが早じまいをしていて、ならばと訪問した。

店に入るなり、知った顔があった。別の某場所の某寿司店で会ったコトがある職人さんだった。
店について、多くは語らない約束なので、旧知の方だったとだけ書く。

かなり本格的な寿司屋である。ただ、場所柄、寿司飲み屋となり得るコトも十分考えられる。
その職人さんが大将である。こだわりは当然ある方である。気さくな部分とこだわりの部分の…。
長いネタケースを見たが、ソレにも十分こだわりが感じられた。

〆なのでお茶で握っていただいた。
本マグロの赤身と中トロ、小鯛の笹漬け、ホッキ貝などなど。
コチラも、細かく書かない約束なので、どれもかなり美味しかったとだけ書く。
シャリにも、大いにこだわりが感じられた。甘くない酢。イイ。

小鯛の笹漬けは、押し寿司の鯛寿司でも個人的に好んでいるモノで、池袋では珍しい。

話している最中に、何故かビールになり、ウニと壺漬けの漬物、冷やしトマトをいただいた。
ウニは、なかなか上物のウニだった。


話をあえて反らすために、「ウニ」についてちょっと書きたい。
食べログのレビューを読んでいると、よく「ミョウバン臭くてダメだ」などと無条件に卑下する傾向が多く見て取れるが、ミョウバンがあるからこそ北海道で取れた新鮮なウニが食べられるという事実を忘れているかのようだ。冷凍モノやミョウバンを嫌うのなら、生ウニが水揚げされる漁港なりに行って食べればイイ。もちろん形を整えるためでもあるが、保存するためにも必要なのである。
東京でウニを食べるというコトは、その覚悟があって初めて成り立つ。生ウニの水槽輸送や冷蔵輸送にも時間的限界がある。また、海で獲れたてのウニを食べたコトのある人ならわかると思うが、ウニ自体の臭みとともに、海水の臭みもある。海水が視覚的にでなく、成分的にもの凄くキレイな場所ですら、違和感はある。ミョウバンは、ソレも和らげてくれる働きがある。
何を持って「美味しい」とするかは各々の好みであり、価値観であるから、あまり一方的に卑下するのは良くないと思っている。

ただ、ミョウバン臭いと言っても、確かに限度はあると思う。回転寿司、チェーン店寿司、個人店の寿司屋、本格江戸前寿司店、それ相応のモノであるべきだとも思う。
また、ミョウバンがあるからこそ、美味しいウニが食べられるという感覚が正解であって、その美味しい部分からミョウバンだけ取り除くのは不可能だった証として考えれば、もう少しミョウバンとも上手く付き合えるのではないかと思う。
また、好みは人それぞれだから、何が何でもミョウバンがキライな人は、確認してから注文すべきだとも思う。
個人的には、ウニのレベルが下の生ウニよりも、レベルが上のウニのミョウバンを上手く使っているモノの方が美味しいと感じる。

全くの自論であるから、反対意見もあるかも知れない。
僕は、プロと呼ばれる、築地の仲買人や寿司屋の職人とでも言い合うコトもあるが、最終的な価値観は「好み」の問題であり、真実を誤認した「好みの強要」だけ排除したいという感覚である。

この日は、そんな想いを口には出さなかったが、考えながら美味しいウニを食べたという話である。(笑)


池袋西口に新しい寿司屋ができたのは久しぶりである。
東武の「回転寿司トリトン」とともに通うコトになりそうな寿司屋であった。

こんな感じでどうでしょう…。

本格的なお店の紹介は、回を追うごとに追加させていただきたい。
評価は、ホントは「4.3」位にしたいのだが、目立たないようにという店主のたっての希望なので、あえて「3.9」とした。

(平日深夜1時過ぎ訪問、握り10貫ほど、会計¥2700位。)


(文責:京夏終空、2016.4.27)
(口コミ初投稿371軒目)


<非更新再訪メモ>(2016.5.20)
夜の20時頃、飲み仲間と2人で訪問。
この日は、ほぼ満席状態が続く。常連のお客がビールサーバーで生を注いでくれたり、手伝い精神がハンパない感じだった。

生ビール2杯づつ。
お通し(?)で、もずく酢、冷奴、サラダ。
「にぎり」は、ウニ2貫、中トロ2貫、赤貝3貫、ホタテ4貫、つぶ貝2貫。
あと、大将の地元の山形産「辛子ナス」「スルメイカ薫製」などをいただく(?)。
他にも、注文せずともいろいろ出てきた気がしたのだが…。
2人で合計8千円ちょっと。イイ感じ。
ごちそうさまでした。

(3.40/2018.1.21)

  • 本マグロ。
  • ウニ。
  • 本マグロ。

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6位

大和屋 (小竹向原、千川 / そば、うどん、天丼)

1回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2016/09訪問 2019/10/09

☆板橋区向原の老舗そば屋「大和屋」。【1st】


店主との話が尽きない感じだった。

だからと言って、ムダに評点を良くしたわけではない。
今後も通うだろうコトを前提に考えた結果だ。


「板橋区向原」、メトロの有楽町線・副都心線の千川駅と小竹向原駅の間に広がる感じの場所だ。この辺りも住宅地の中にポツリポツリとお店がある。いや、むしろ広い道路が新しくできて幹線道路が変わったため、旧幹線道路沿いに取り残されたようなお店が残る。
この店は、そんな感じの店の一つである。

夕方17時前、自転車でフラフラしていたら、何度か通ったであろう道に見慣れないそば屋がある。
「食べログレビュアーあるある」だと思うのだが、ムダにキョロキョロしていたりすると、思わず声をかけられる。
「どっか探してんなら、教えようか?」
気が付くとお店の人が、目の前に立っている。
「いやぁ~、こんなトコロに、お店があったかなぁ~と、思いまして…。」
などと、不意に口から出た言葉を投げかけようものなら、
「バカ言っちゃイケないよ。ウチは60年やってんだから!」
と、早々にお叱りにあずかる。

逃げられない感じになり、苦し紛れに、
「じゃぁ、温まって行こうかな…。」などと、言ってしまう。
まんまとお店に入るコトに…。

見た目からして、悪そうな人じゃない。口は悪いが、江戸っ子気質を前面に出したような方だ。
どこか探しているのなら、教えようかと、わざわざ申し出てくれたんだから。


入口の何でもない感じの扉も飾りガラスがはめ込まれている感じで、店内から見ると雰囲気がある。
テーブルが6つ並んでいるが、どの席も2人掛けで贅沢に広く使っている。最奥の座席が縁台のようにちょっと高めになっていて、何となくソコへ向かった。俗に言う「バカは高いトコロが…」である。
メニューを眺め、毎度の「チャーシューメン¥700」にも強く惹かれるが、「ウチはそば屋だよ」って言われそうな気もして、無難にそばから選択しようと考える。そばかうどんで言えば、普段はうどん派ではあるが、また、本来、そばなら、冷たいそばが好きなのだが、寒い日でつい「温まって行こうか」などと口にした関係上、今からその言を翻すのも何だかなぁ~。


肉なんばんそば」(¥650) ―― 至極ありきたりな感じになった。
配膳される際、半ライス程度のご飯も持ってきて、「コレ、サービス」って一言たまわる。僕が怪訝な顔をしたのかも知れない。「いや、あんたの体型なら、イケると思って」って、余分なコトバまで授かった。まぁ、その通りなのだが…。
肉なんばんそばは、豚小間のような肉が結構な量入っている。長ネギも同じだ。そこに、ほうれん草も入っていて、ナルトが添えられている。何だか、もの凄くイイ感じだ。そばは、やや白っぽい感じでコシも適度にあり、キチンとそばの味がするそばだ。(あぁ、きっと僕も口が悪いのだ。)
汁は、濃いめの醤油でカツオのダシがイイ香りを放っている。甘さが強めに感じられるが、イヤな感じじゃない。味醂系のピリリとした雰囲気もなく、素朴でありながら、昔気質のそばだと思う。
肉がたくさん入っていたので、結果的に、ご飯は、かなり嬉しかった。
満足。ごちそうさまでした。


食べ終わり一服していると、例の店主が出てきて、何故だか1席開けて僕の隣りに座る。危機を感じながらも、他愛もない世間話から始まって、いろいろ話をした。僕が京都出身だと言うと、かなりマイナーな○○劇場の話になったりして、やや安心したりもした。
他にも、話題は次から次へと尽きる様子は無かった。その間、別の客が1人だけ来たが、常連らしくササッと提供して対応していた。

この沿道沿いにも昔はもっとたくさんのお店があったという。昔話をしていると、この店も昭和からのそば屋なんだろうが、何だかホントに今、昭和に戻されたような、不思議な気持ちになった。

気持ちも、温まった。

イイ店だと思う。


(文責:京夏終空、2016.3.1)→ 評価「昼」。
(口コミ初投稿、344軒目)

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<非更新再訪メモ>(2016.4.2)→ 評価「夜」。

チャーシューメン」(¥700) ―― 豚肩ロースのキレイなチャーシューが5枚。豚骨ベースの醤油スープ。やや塩分が強いが、なかなか独特な味わいをしている。単なる昔ながら系ではない。またまたサービスでライスと漬物を付けていただいた。このラーメンにライス、合う。イイ感じだ。
麺は普通の細縮れの中華麺。メンマ、ナルト、海苔、薬味ネギ。
そば屋の海苔やネギ、ウマい。一般的なラーメン屋より、一般的なそば屋の方が、この海苔とネギはレベルが高いように思う。だから、そば屋の中華は、何か光るモノがあると常々思うトコロである。

今回も、前回同様、いろいろお話をした。僕の座る場所が悪いのか、何故か横並びで隣りに座るんだよな。
ソレが、また面白い。(笑)
地元話。地主話。非チェーン店系頑張れ話。虎屋の話。コーヒーの話。……。
いつも、話しが尽きない。

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<非更新再訪メモ>(2016.9.14)夕方16:30~18:00、この間、2,3回は訪問したと思う。

大もりそば」(550円) ―― 更科に近い白い蕎麦。もちろん、茹で立て、美味しい。蕎麦つゆは東京にしては珍しくそんなに濃くない。カツオが奥ゆかしく香るつゆ。甘くもないので、蕎麦湯なしでもそのまま飲み干せる感じ。
何だか、いつものようにサービスでライスと漬物を付けていただいた。ありがとうございます。

この店、店主との話が尽きなく、いつもかなりの長居になる。(笑)
というか、何故か隣りのテーブルで一緒に食事をした。(爆)

いろいろな話をしたが、途中ロックの話になる。
その中でもメタルの話で盛り上がる。ジューダス・プリーストのファンでもある。


(※写真は、後日掲載。)

  • 外観。

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7位

麺 えどや (小岩 / ラーメン)

3回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2022/06訪問 2022/06/04

江戸川・小岩、「麺 えどや」。【48th】


久々に、小岩での僕のラーメンを堪能。

コロナ禍の影響もあったが、他の理由でも、ずっと休業していた。
直近も、何度か小岩に来るたびに、お店を確認していたのだが閉まったままだった。

6月になり、また小岩に用事があった際にのぞいてみたら、遠目に暖簾がかかっているのに気づいた。
良かった、普通に営業していた。


チャーシューメンマラーメン」(1,080円) ーー 写真の通り。

何度も書いているので、要点だけ繰り返す。

煮干の出し方が丁寧で、淡くはんなりしているのに、強いスープだと感じる。
カエシの醤油ダレの話ではなく、元々のスープである。

この店のチャーシューもメンマも好き。

今回、急に思い出した。
このチャーシュー、僕が墨田区で唯一通っているラーメン屋、「ミンミン」のチャーシューに、かなり似ている。

コチラがキレイにスライスされていて、ムコウは角切りと言うかブツ切りのような感じで、カタチこそ大きく違えど、味わいは酷似している。

うん、やっぱり美味しかった。
ごちそうさまでした。


女将さん、「こっち空いているよ。」とか、いつもフランクな感じのコトバ遣いで、どこか馴染む。
きっと、初めての時からそうだった。

たまに、同様に初訪でも、同じようなコトバ遣いをする店に出会うが、何が違うのだろう?
この店では、イヤな感じが一切しない。

気持ちも体も目も、キチンと向き合っているからかな?

目も合わないのに、作業的に、突然フランクさを装われても、なめとんか!となる。(笑)


(文責:京夏終空、2022.6.4)
(128件/3.56)


「2回目」と表示されるが、「6回目」である。

でも、ちょっと期間が開いた。
何度かチャレンジしているのだが、どうも臨時休業などでフラれるコトが多い。
で、より、想いを募らせてしまう。
典型的な、片想い。…何だか、似ているな。(笑)

この店のラーメンを思うとき、まず、煮干の出し方が丁寧で、淡くはんなりしている。
それにもかかわらず、強いスープだと思うのだ。
そして、もう一つ、この店のチャーシュー、かなりウマい。

で、最後に、職人肌の大将の、一杯一杯に真剣に対峙すると眼差しと、女将さんのラフな雰囲気の独特の温かさを思わずにはいられない。

至高の芸術品を愛でながら、あれ?僕、この人と知り合いだったのか?と惹き入れられるような、不思議な感覚がこの店にはある。
そのバランスが、またイイ。


チャーシューメンマラーメン」(1,050円) ―― 写真の通り。

僕は、チャーシューメンはよく食べるが、メンマラーメンを続けて食べるコトは少ないように思う。
でも、この店のメンマにも、何故だかハマっているような気もする。

詳細は、前回書いたので繰り返さない。
でも、前回まで書いてきた「純粋に、潔く清い一杯のラーメン」に追加したいコトバがある。

純粋に、潔く清い一杯の強いラーメン」である。

やはり「強い」を入れないとイケないと思った。
濃度の問題では無い。味わいの質感とでも言うべきモノだろう。

こうして、日をおいて書いていると、もうその場から、また食べたくなるのである。
そういう意味でも、強いと思う。

大満足。ごちそうさまでした。


単に腹が減っているとかでなく、レビュー文を書いていると、我慢できなくなり、スグに、再訪を重ねてしまう店ってあると思う。
それぐらい、恋焦がれるのである…この店は。


(文責:京夏終空、2020.2.16)
(96件/3.56)


ただただ、純粋に「ウマい」と思えるラーメン。

こういう書き方をしたら失礼かもしれない。
昔であれば、ダブルスープやトリプルスープなどとコトバを並べたてられたかも知れないが、複雑怪奇の世界に突入している昨今のラーメン事情の中で、「純粋に、潔く清い一杯のラーメン」だと言えるだろう。
結果から言えば、僕はこのラーメンをかなりウマいと思った。

ミシュランだとかラーメン王の石神某氏とかは、一切関係なくだ。ただ、高評価の店にいたずらに悪い評点を付けるのも大人げない気もする。この店の場合は、逆に慎重を期したコトが良かったのだろうと思う。今のトコロは…。


マイベストレストランの締め切りが近づき、そのためだけに、しぶしぶアップする。
僕自身、まだ4回の訪問で、ホントのトコロは見極めきれていないと思っているからだ。

過去に西荻窪の「はつね」をアップした時は3回の訪問を要した。結果的には、「2.6」と良い評価にはならなかったが自分なりに「タンメン」を含め3パターン試した後に判断したつもりだ。何故か食べログではいぜん高評価だが、人それぞれ好みがあるので別にかまわない。でも、Googleで「西荻窪」ブランク「はつね」と打てば、次に「化学調味料」が予想されるぐらい世間では、そう認知されているようでもある。実際に「もやしラーメン」などは、カップ麺のニュータッチ「横浜もやしそば 中華風とろみ醤油味」をその後も何度か食べているが、あぁあの味だと思う位に類似している。決してキライじゃないのだが…。もう少し安くて、並ばなくてもイイのなら、通っていたかも知れない。

つまり、お店のウリを食べなければ、一概に判断しきれないような気もする。僕は、個人的に、そのあたりは調整評価するようにしているし、高評価の店は、再訪を心掛けている。食べログには、そういう意味でかなり歪んだ評価が多いエリアも存在する。例えば、浅草のそば屋などは、そばが一切食べられることなく天丼だけで評価されている店が圧倒的に多いとか…。


この店「えどや」、実は、最初の1回では、どちらかと言うとインパクトに欠ける分、個人的にはあまり良い評価をするつもりがなかった。きっと最初の1回だけなら「3.4」位がせいぜいだったと思う。自分にとって無難にウマいラーメン、でも積極的に再訪する店ではないという位の評価。
ところが、縁があり2度目に訪問した時には、不思議と思いっきり逆に振れたのだ。かなりウマいと感じた。前後の食べ合わせもあったかも知れない。この店の場合、ラーメンの味が大きく変わるメニューなどない。「ラーメン」か「つけ麺」かぐらいだ。僕は、ラーメン屋ではラーメンを食す。
そして、3度、4度と訪問を重ねた。4度目などは、用事も無いのにわざわざこの店のラーメンを食べるためだけに池袋から小岩まで11時半到着を目指して行った。


僕は写真を撮らないので、スグにレビューしない店は、忘れないように食後のコーヒータイムなどで極力簡単なメモをするようにしている。記憶を引き出せる簡単なコトバを挿入しながら。

1度目、4月初旬「ラーメン中」750円「チャーシュー」250円、計1,000円
2度目、3度目、4月中旬・下旬「チャーシュー玉子ラーメン」1,030円
4度目、11月「チャーシュー玉子メンマラーメン」1,130円

結論的には「旨みの質感」に尽きる。食材の長所を上手く引き出しまとめている。食中と後味の旨みの感じ方でそう思える。
ソレが、「純粋に、潔く清い一杯のラーメン」になっているような気がする。

1度目の訪問タイミングが自分のレビューでもわかるが、浅草「つし馬」江古田「らーめん太陽」と、煮干しストレート系が続いていたので、この「えどや」のラーメンの煮干し魚介系のスープに反応しきれず「インパクトに欠ける」と思ったのだと善意に解釈したい。今となれば…。

最近のラーメンは、昔の化学調味料で味を調えるラーメンと違って、化学調味料にさらに追い打ちをかけ、ゴチャゴチャになっているラーメンが多い。僕は、化調ラーメンでも、潔く化調に頼っています、というラーメンはむしろ好きだ。そういう時代を生きてきたからでもある。
この店のラーメンも潔い。決して追い打ちをかけるコトなく、素直に純朴なまでに、丁寧に素材を活かしている。そういうまとまりを1つの丼ぶりの中で表現するのは簡単なようで難しいコトだとも思う。
良い意味でぼやけさせているような気もする。カエシの醤油ダレなどは、あえて酸化させているような気もする。醤油の辛みの部分の風味が立ち過ぎないようにするためだ。

あぁ、書いていたら、またスグにでも行きたくなってきた。
一旦、今回は筆を置く。

(文責:京夏終空、2017.1.8)
(73件/3.54、2018.6.11)


(※写真は、後日掲載。)

  • チャーシューメンマラーメン。
  • アップ。
  • 終盤の表情。

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8位

すぎ田 (蔵前、田原町、浅草(東武・都営・メトロ) / とんかつ、洋食、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2016/04訪問 2019/11/17

浅草・寿3丁目のとんかつの名店「すぎ田」。【101st】


極上の「ロースとんかつ」に、ノックアウトした。

浅草・寿3丁目。
池袋西口人は、上野からメトロ乗換でも、あまり浅草駅まで行かない。田原町駅を愛用する。
だから、僕の浅草は、国際通り側が圧倒的に多い。浅草寺から西側は頻繁に訪れる。六区、ひさご通り、西参道、すしや通りなどなど。

その田原町駅から南へ少々。有名な「パンのペリカン」を越えてスグでもある。

僕は、個人的にとんかつのロースの味わいについて他人と大きく違うトコロがある。そのあたりのコトは池袋東武の有名なチェーン店でない方の「和幸」でも述べた。
ある方から、絶大なるおススメをいただき、予約なしの突撃訪問となった。


夜の19時頃だったか。カウンターには予約のテーブルセットがいくつかなされていたし、奥の座敷ではもうすでに団体客が宴を繰り広げていた感じだった。
一番手前のカウンターの空いていたトコロに座った。


とんかつ・ロースかつ」(¥2,100)+「ごはん」(¥300)+「豚汁」(¥200)
「ロースとんかつ」、最初に塩でいただいた。一口口にして、何だコレは!と驚嘆した。厚切りのロース肉を薄く何枚にもカットされているのだが、断面の色合いや、脂身の付き方や甘みなどではなく、赤身部分の味わいに驚いたのだ。ウマい。かなり僕の好みに近い。
衣は対照的に薄い。キメの細やかな衣が薄くまとっている感じ。その衣の吸った油の雰囲気もかなりイイ感じである。絶妙な揚げ具合でもある。
僕は、流行の柔らかい肉質の銘柄豚などにはあまり興味が無い。またカナディアンポークのように味わいが薄い豚も好きではない。カツカレー用であればいいが、とんかつとしては、赤身の味わいがグッとくるモノを好んでいる。国産の「鹿児島産黒豚」や「赤城銘柄の福豚」や「青森県奥入瀬銘柄豚ガーリックポーク」「三元豚」などいろいろ試したが、結果的にアメリカ産の「デュロック種」を好んでいるように思う。だから、僕の好きな味に近いときは、純粋な「デュロック種」そのものでないものの、それが交配されたモノの場合が多い。ほとんどの豚はイギリスのヨークシャー種とバークシャー種から始まっているいるケースが多いのだが、僕は、ちょっと特殊な好みかも知れない。
また、食感だよりの風潮も好きでない。とんかつの肉においても「柔らかさ」より「味」を求める。関係ないが、そばは喉ごしだと言われようが、喉ごしやコシよりも、田舎そばのように、そばの味わいを求める。

このロース肉、ウマすぎる。
僕が恍惚の表情を浮かべていたからからだろうか、店主が声をかけてくれた。
そのタイミングで、書くべきコトではないだろうから詳細は書かないが、産地も聞いた。また、デュロック種かどうかも聞いた。塩で食べて納得し、中濃ソースでもイケるし、ウスターでも、辛口ウスターでもイイ。
個人的には、塩とカラシ少々が一番シックリきた。

キャベツと合わせてもイイ。キャベツには辛口ウスター軽めが良かった。豚汁は、生姜と七味の風味が良く、味わいも丁寧にダシが取られた大納得の一品であった。
大満足。ごちそうさまでした。
「とんかつ」部門で、初めて「4.5」以上を付けた。


こういう感じのとんかつのカットの仕方は、食べ方があると思う。明らかに衣が薄く、縦に箸を向けると剥がれやすい。物理的に、箸の摩擦を少なく持ち上げるようするのが最適である。
「とんかつ」の語源である「カツレツ」、フランス語の「cotelette」を意識させられる感じでもあった。
ナイフとフォークで食べる感じで、箸遣いをするのが正解だと思う。

あぁ、自分自身、再訪が待ち遠しい。


(文責:京夏終空、2016.4.14)


(※写真は、後日掲載。)

  • 外観。
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

名古屋うどん 早稲田本店 (面影橋、早稲田(都電)、西早稲田 / うどん、カレーうどん)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/05訪問 2019/12/02

早稲田の「名古屋うどん」。~支店の池袋店訪問回数100回以上。【14th】


あぁ、この味だ! 感動の再会。

きっと、他人にとっては何でもない普通の味なのかも知れない。
しかし、池袋西口にかつてあった「名古屋うどん」に、足繁く通っていた者としては、感動以外の何物でもなかった。


食べログを始めて2軒目のレビューが「名古屋うどん 池袋店」だった。
平成4年から、度々通っていた。間がやや空く時もあったが、約22年間コンスタントに通っていた店だった。
その店を失って、およそ2年が経つ。

そう言えば、他にもあると聞いたような気もするし、どなたかと食べログ上で話したかも知れない。
そもそも「池袋店」だったのだから、他の店があると考えるのが至極当然だったのかも知れない。
しかし、僕にとっても、そこまでの特別感を抱いていたお店でもなかった。「3.9」という評点を付けていた。


マイレビさんが、この店をアップされた。
その翌日、僕は、早稲田にいた。

何だろう。急に、無性に、逢いたくなった。
特別にメチャクチャ良い店だという位置づけでもなかった店だが、それなりに愛着もあった。そんな中の上程度の店だったからこそ、急にきたのかもしれない。

早稲田通り沿いである。明治通りの馬場口と早稲田駅の中間程度。何度も前は通っているハズだが気づかなかった。
早稲田通りなのだが、「WG ストリート」という愛称がある。「早稲田グランド商店会」である。

お店の看板のロゴを見た瞬間、懐かしさがこみあげてくる。
お店の中の雰囲気は、ちょっと違う。でも、テーブルに置いてある箸立ては全く同じモノだ。ふた付きのネーム入りの箸立て。注文もする前に、ムダに触ってみたりする。メニューを見る。おぉ、ほぼ一緒だ。

最後の方はいつも同じメニューだったので、当然にソレにする。
ただ、ご飯を大盛にして、「しぐれ」を追加したかったが、「しぐれ」の単品メニューは無いと言われた。池袋では食べていたんだが、などとお店の方とお話はしたのだが…。


なごやきしめん定食」(¥650) ―― 池袋店では「なごやうどん定食」という名称だったのだが、見渡す限りコレしかないと思い、かなりの確信をもって注文した。そして、正解。きしめんと、別皿で薬味ネギ。ご飯とたくわんが付く。
見た目は、やや天かすがやや多いコトと、たくわんが2枚でなく3枚だというコトを除けば、ほぼ同じだ。
おもむろにすする。うん、コレだ。ウマい。そして、懐かしい。白ダシの透き通った汁に、きしめん。花ガツオが踊っているうちに、かなりの量をすする。そして、落ち着いてきたら、七味を一振り。ゆっくり食べる。
通っていたのだから、当然美味しいとは思っていたのだが、こうして、噛みしめるようにゆっくり食べたコトはなかったかも知れない。何だか、今の僕にとっては、特別なコトになってしまった。
いつもスグそばに在ったモノを失い、そして、再び出会った時、人は自然にそうなるのだろう。
人生をも感じながら、没頭して、でも、ゆっくりと食べた。

大満足。ごちそうさまでした。


評点は、池袋店を「3.9」としたので、一応、現段階では「3.8」とした。勢い余って4点台を付けることも考えたが、そういうモノでもないだろう。また、冷静に考えても、この定食の恐るべきCPには、キチンと評価したい。


食後、麦茶でなくお水だったが、ソレを飲んでくつろいでいると、お店の大将が厨房からわざわざ出てきてくれた。
先程の店員さん(女将さん?)との会話で池袋に通っていたコトが伝わったのだろう。

池袋店の大将や、その大将のお父さんの話などにも及んだ。プライベートな内容なので書かないが、何となくよく理解できた。
「わざわざ遠いところをお越しいただいて」と丁寧にご挨拶いただいたが、逆にそんなに遠くないのに、今まで来なかったコトを詫びた。


また、近々行くであろう。

だって、「なご定」が待っているのだから…。
そして、地元池袋の仲間たちで、名古屋うどんファンだった人間にもスグさま伝えたコトは言うまでもない。
飲む前に、早稲田の名古屋うどんツアーが繰り広げられることであろう。


末筆になりましたが、マイレビュアーG・J様に深く感謝申し上げます。
本当に、ありがとうございました。


(文責:京夏終空、2016.5.21)


(※写真は、後日掲載。)

  • 外観。

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