京夏終空さんのマイ★ベストレストラン 2014

【京夏終空の脱グルメ考】生きるってコトは食べるコトだ!

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

まず、昨年と同じく、今年初めて出逢った店、または、ウマいと認識し通い始めたお店の中から選択した。
また、僕の基本的な考えである再訪回数も考慮した。1回食べてウマいモノはたくさんある。旅行先や出張先などで出会ったモノは別として、いとも簡単に行ける場所にあるのに再訪しないというのは自分自身納得できない。きっとウマくないのか、CP的に行けないのか、ウマいと錯覚しただけではないかという想いが強い。だから、再訪回数が何より重要だと思う。

マイ★ベストレストラン

1位

生駒軒 (北池袋、下板橋、板橋 / 中華料理、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2016/03訪問 2019/12/08

★池袋本町1丁目の生駒軒。★訪問回数50回以上【3rd】閉店。


「閉店」の二文字を、自分自身でやっと受け入れられた。

2016年4月に入り、食べログで、急に「閉店」になった。
まさかと思い、何度か店に行ったが、いつも「本日休業」のオレンジの札がかかっている。

あんなに通ったのに、いや、何なら3月だって最低2回は訪問しているのに、何の話も無かった。
何度か店前に佇んだ時、ふと、目の前の電気屋だったら、何か知っているのでは?と思い、電気屋に聞いてみた。
長期休業を信じて疑わなかったのだが、3月で閉めたとのコト。ただ詳しくはわからない様子。


5月になった。
この件については、落ち着かない日々だった。
ある日、東武東上線の大山駅の前で、偶然に店主にバッタリ会った。

「あぁ、すみません、いろいろあって、3月で閉めたんです。」
そのコトバを聞いた時の悲しさと、元気で過ごされていた安堵と、同時に襲ってきた。
僕は、複雑な顔をしていたと思う。

僕の口は、どう動いただろう。
「あぁ、そうですか。ありがとうございました。」
そんな感じだったかも知れない。

そして、別れ際に店主から「またね」と言われたが、その「また」というコトバに更に困惑した。


でも、僕を救ううえでは一番良いコトバだったと、今しみじみ思う。

ごちそうさまでした。
ありがとうございました。


(文責:京夏終空、2016.5.23)

※池袋の「生駒軒」は、かつて東池袋5丁目の日出優良商店会にあった「東池袋店」を失い、2013年7月に地元池袋2丁目の「池袋店」を失った。そして、2016年3月末をもって「池袋本町店」を失った。


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

もし、ラーメン好きで、昔ながら系が好きで、もう一味のアクセントを求めている方がいたら…。

間違いなく、この店を、一番におススメする。
池袋駅の西口から歩けば、15分程度はかかる。東上線の北池袋から7分程度。どちらかと言えば不便な場所だ。でも、おススメする。水曜日が定休日だ。昼前の11時から夜は19時半なら確実だと思われる。出前に出ていて、誰もいない時があるが、カギはかかっていないから店内で待てばいい。そんなに遠くには行ってないので、長くても5分程度で戻ってくる。

昨年の8月の初訪から、ずっと通い続けている。過去にもいろいろ書いているので、あえて繰り返すコトはしないが、ラーメンを「油多めで」と一言添えて欲しい。この店独特の「鶏油」が何ともイイ具合にラーメンを盛り上げる。麺がどうのスープがどうのとは、言わない。化調だとかも関係ない。また、素朴だとも言わない。
一杯のラーメンとしての完成度が高いのではなく、自然にウマいのだ。

塩チャーシュー麺」と「半チャーハン」、合わせて千円。
この千円が、今の僕にとって、幸せを運んでくる。プライスレス。

繰り返すが、ぜひ、おススメする。


(文責:京夏終空、2015.5.13)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

結局、「チャーシュウメン」と「半チャーハン」の¥1,000が一番のリピートである。

半チャーハンから出される。このチャーハンも炒め時に「鶏油」を使っている。だから、チャーシュウメンの汁を飲むと同化してしまうが、お冷でウマく調節しながら食べる。年明け、一発目のラーメン。そのポジションがふさわしい。

(非更新再訪メモ、2015.1.6)

昼に寿司を食べたが、腹持ちを考え補充。(笑)
「チャーシユウメン」のみ。

(非更新再訪メモ、2015.2.9)

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

僕の場合、気に入ったら、通い方がハンパない。
前回の訪問から、また3回訪問。

新しいパターンでは、
「ラーメン」と「餃子」、メニューでは双方¥500なのだが、何故か¥900だった。
「ラーメン」は、いつしか「油多め」という注文が可能であるという回答を店主からもらって、一度油多めにしてからは、もう、自然に「油多め」で出てくるようになった。まぁ、コチラも、この油が気に入ったと伝えているから、そうしていただければいちいち言わずにすむので助かる。味については、下記参照。
「餃子」は、初チャレンジ。かなり細かく刻まれた具(あん)で、昔ながらの中華料理店に多い、ニラ・ニンニクが少々入っていて、キャベツと豚挽き肉がメイン。生姜の香りも少々する。皮は表面はパリッとして、食べるとモチモチ感もあってイイ感じだ。そして、専用のつけダレが付いているのだが、コレがまたイイ。僕の好みの配分に合うのだろうが、ラー油が多めで、この餃子によく合う。

かなり、勇気を振りしぼって、
「肉そば」(¥700) ―― 一応、スープや油は同じですよね、という確認をさせていただいてからの臆病な注文の仕方をしてしまった。豚肉玉ネギ炒めが、通常のラーメンの上にのっかる。一番恐れていたのは、炒め油が混入するコトによって、僕の好みの味が変わってしまわないだろうかという心配。しかし、十分、元味を残しつつ、更に新たな味が加わっているというコトを認識できる範囲の変化なので良かった。基本的にはウマいと思う。また、CP的に考えると、チャーシューメンと同価格なので、お得感はある。

でも、きっと、チャーシューメンに戻るだろうコトは、容易く予想できる。(笑)


徐々に、恐ろしい食生活になってきた。ココに通うため、1日4食が当たり前になってきた。

ラーメン、うどん、ラーメン、うどん、寿司、うどん、ラーメン、寿司、うどん...。

炭水化物を重ね過ぎている。でも、お酒も飲むけどね。
いや、更に、重ねている。(笑)


(文責:京夏終空、2014.9.10)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


いきなりだが、チャーシュウメンと半チャーハン。合わせて千円ちょうど。
半チャーハンの金額が未だによくわからない。(笑)

もう、完全にハマっている。週3に近いペース。8月、6回目の訪問。
ハマっている理由は自分でよくわかる。
鶏油(チー油)」だ。
チャーハンを炒める時にも使用している。
そして、ラーメンのスープの鶏油が、ココのスープによく合う。

この店の、この組み合わせ、間違いなく今年の僕の「マイベストレストラン」のランキング入りを果たすだろう。
この店、単なる「生駒軒」でない。
そして、単なる「昔ながらの中華屋」でもない。


(文責:京夏終空、2014.8.21)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


ヤバい、ウマすぎる。たかだか10日ほどの間に3回も訪問した。
そして、評点を4.0⇒4.5にした。

2度目が「チャーシュウワンタンめん」(¥750)と「半チャーハン」(¥250)
半チャーハンに至っては、メニューに無かったが、できますかと尋ねて、ハイと言われたので追加した感じになった。その、半チャーハンもウマい。油の感じが独特でウマい。

こういう感じは、間違いなく、通うパターン。
この店、メニュー数がある。これからが、より楽しみな店となった。

今回、3回目の訪問。「チャーシュウワンタンめん」(¥750)を堪能した。

(非更新再訪メモ、2014.8.12)

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

僕の愛用していた、池袋2丁目の「生駒軒」が一旦店を閉めてから、もう1年になる。ラーメン好きな僕も、時折、昔のひねりの少ない素朴なラーメンが食べたくなる。

この店に初めて来たのは、15年とか20年前なんだろうけど、最後に入ったのは5年以上前だと思う。それも、前回は、ラーメン類でなく、生姜焼き定食のようなモノを食べたと記憶している。

結論から言えば、裏切られた。ひねりが少ないラーメンではない。かなり考えられている。メーテルリンクの「青い鳥」ではないが、こんな身近なトコロで、こんな感じのラーメンが眠っていた。いや、眠っていたわけでは無い。僕が気付かなかっただけだ。

「チャーシュウめん」(¥700) ―― お店での表記通り。見た目は、素朴なラーメンだが、一口麺をすすった瞬間に、裏切られたとスグに感じた。ウマい。何だ、この味。一般的な、いわゆる「中華そば」の範疇に入るのかも知れないが、スープがかなりよく練られている。特に、醤油のかえしと酸味。それに鶏油の感じがイイ。昔(25年位前)、新宿3丁目の末広亭の近くに「山田屋」というラーメン屋があったが、そこの油の雰囲気に近い。飛び抜けてウマいわけではないが、クセになる感じのラーメンで、よく食べていた。そんな懐かしさも相まってか、一段とウマく感じる。麺には特に感動は無いが、細縮れ麺。
チャーシューもウマい。肩ロースか。こういう感じのチャーシューもイイ。メンマは素朴なメンマ。全体的には、大満足。ごちそうさまでした。


「生駒軒」は、東京でも下町方面に多い「のれん」だ。日本橋界隈でも何店舗か入ったコトがある。あまり山の手では見かけない。冒頭にも書いたが、僕は、地元の池袋2丁目の店をよく利用していたコトもあって、ごく近くにあった、もう1店舗の「生駒軒」を見過ごしていたようだ。記憶を辿っても、ノーマルなラーメンを食べたコトが無かったのだと思う。ラーメン屋というより中華屋といった感じで利用はしていたハズだ。しかし、「既成概念」というのは、時に新たな発見を生む。仕事などでは注意しているが、食事に関しても、この「既成概念」というモノを取り払うところから始めなければならいのかも知れない。

見た目も古ぼけた中華料理店だ。旧式の冷房。旧式のウォーターサーバー。いちいち「旧式の」と付けなくても、すべてが旧式だ。テーブル、椅子、調味料の入れ物、布袋さんの置物、ブラウン管のテレビ...。

壁には、数々のメニューが貼られている。ズラッと並んだ中に「中か丼」という文字。「中華丼」だと気づくのに時間を要した。あと、特別扱いで、並んでいるメニューの壁と反対側に貼られている2つのメニュー。表記通り記す。

「チンチョオロウス(豚肉トピーマン)ライス 900」

「ホイクロウピェン(豚肉ウス切キャベツ)ライス 900」

金額のトコロは書き直された形跡があるが、昭和の時代から貼られていた様な紙。
昔の人は、発音に忠実だったような、そんな気がした。


(文責:京夏終空、2014.8.4)


(※写真は、後日掲載。)

  • 跡地。

もっと見る

2位

一〇そば (駒込、巣鴨、西ケ原 / そば、立ち食いそば、天ぷら)

11回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2024/03訪問 2024/03/28

駒込、「一〇そば」。【2nd】


続々々々々々・お江戸の立食いそば店では、僕の中で最高評価の店。

この店に通い始めて、もうスグ10年になる。
訪問頻度に若干のバラツキはあるが、概ねコンスタントに通っている。

駒込駅北口(西側)から、本郷通り霜降銀座商店街下ル西入ル的な場所である。


初期の頃の、漆黒の醤油汁も良かったし、ダシと醤油のバランスが洗練された後も好きだ。
開店当初より、惜しげもなくダシを使っている感じは変わらない。
芳醇で、豊潤で、潤沢で、深い味わいの汁は、ずっと健在である。


ジャンボゲソ天・かき揚げB・小盛うどん」(200円+160円+160円) ーー 写真の通り。

僕の中での王道のパターンである、ジャンボゲソ天に半紅生姜天の、紅生姜系が売り切れだったので、かき揚げBで対応。

かき揚げBは、紅生姜・ゲソ・長ネギである。
美味しいモノは、いくら重複してもかまわない。

この店の汁は、何度食べても、納得のウマさ。
オープン当初よりも、醤油感はやや薄くなったものの、ダシ感とのバランスで言えば、良い按配になったとも言える。
鷹の爪の輪切りを汁に浮かべると、その汁の味わいが、より凛と立つ感じがする。

ジャンボゲソ天を頬張りながら、汁を飲む。
食べ応えのあるゲソ天、食感も風味も抜群。
若干の香ばしさを感じるぐらいの揚げ方が最高である。

そして、かき揚げBを食べながら、汁を飲む。
今度は、唐辛子の辛さでなく、紅生姜の辛さが、イイ役割を果たす。

うどんの麺は、どちらかと言えば、アクセント的ですらある。

要は、美味なるつけ汁で、天ぷらを食べに来ている感覚。

うん、何度食べても、ウマいなぁ。
かつては、スエヒロも六文も激通いした時期がある。
でも、年齢的にか、ココがちょうど良い。

単に醤油の濃さの興奮に溺れていた時代を脱したような晴れ晴れとした気分もある。

ホントに身近にあったら、週3、4回は、軽く通ってしまうだろう。

満足。ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.3.28)
(384件/3.49)


続々々々々・お江戸の立食いそば店では、僕の中で最高評価の店。

僕が食べるのはうどんなんだけどね。(笑)
要は、「汁」の秀逸さなのである。


ジャンボゲソ天・半紅生姜天・小盛うどん」(200円+70円+160円) ーー 写真の通り。

僕の中での王道のパターンである。
このトッピングパターンが一番多いと思う。

この店のうどん、何度食べても、納得のウマさ。
オープン当初よりも、醤油感はやや薄くなったものの、ダシ感とのバランスで言えば、良い按配になったとも言える。

ジャンボゲソ天を頬張りながら、汁をすする。
そして、アクセントとして最高の半紅生姜天。
唐辛子の辛さでなく、生姜の辛さが、イイ役割を果たす。

うん、ウマいなぁ。

身近にあったら、週3、4回は通ってしまうだろう。
池袋の「君塚」の跡地に入ってくれないかなぁ・・・。

と、自分で言っておいて、やや複雑な気分・・・。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2024.2.21)
(373件/3.49)


続々々々・お江戸の立食いそばでは、僕の中で最高評価の店。

まぁ僕が食べるのは、ほとんど「うどん」であり、あくまでもその汁と天ぷらの秀逸さなのだが。
汁は、ダシ感が芳醇で、醤油が濃くて澄んでいる。イイ感じ。

往年の六文・スエヒロ系のファンなら間違いない。


この店の汁の味の番人が、帰ってきた件については今までも書いている。


ジャンボゲソ天・とり天・うどん」(200円+130円+230円) ーー 写真の通り。

僕の中での王道のパターンの1つである。
何度食べても、納得のウマさ。

ジャンボゲソ天を頬張りながら、汁をすする。
うん、最高。

半うどんにするコトが多かったのだが、最近は1食として食べる。


ジャンボゲソ天、ゴツゴツ、ガリガリ、ジュワジュワ。
そして、ズズズッと。

ゲソ天旨し、そしてこの店の汁は、もう天才的に美味しい。
オープン当初の方が、もっと醤油の辛さが立っていたのだが、落ち着いてきても、なお強い。

この濃さに対抗し得るだけのダシ感がまた、たまらない。

うん、何度食べても最高に美味しい。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2023.8.14)
(293件/3.50)


続々々・お江戸の立食いそばでは、僕の中で最高評価の店。

まぁ僕が食べるのは、ほとんど「うどん」であり、あくまでもその汁の秀逸さなのだが。
濃くて澄んでいる。イイ感じ。

往年の六文・スエヒロ系のファンなら間違いない。


前回も、前々回も書いたが、しばらく日暮里「一由」に行っていたマイスターが、この店に戻っている。
その人こそが、この店の汁の味の番人である。

その「一由」のレビューでも、あまり語られていないのだが、もっと遡れば、「一由」は日暮里の六文そばの3号店だったのだ。
その流れを汲む店である。


ジャンボゲソ天・半紅生姜天・うどん」(170円+70円+230円) ーー 写真の通り。

僕の中での王道のパターンである。
何度食べても、納得のウマさ。

ジャンボゲソ天を頬張りながら、汁をすする。
そして、アクセントとして最高の半紅生姜天。
唐辛子の辛さでなく、生姜の辛さが、イイ役割を果たす。

半うどんにするコトが多いのだが、同じ駒込の「麺屋ごとう」に振られ続けているので、キチンと一食として食べる。

そのバランスが、何だかイイ感じでもあった。

ジャンボゲソ天、ゴツゴツ、ガリガリ、ジュワジュワ。
そして、ズズズッと。

ゲソ天旨し、そしてこの店の汁は、もう天才的に美味しい。
オープン当初の方が、もっと醤油の辛さが立っていたのだが、落ち着いてきても、なお強い。

この濃さに対抗し得るだけのダシ感がまた、たまらない。

うん、何度食べても美味しい。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2022.4.27)
(162件/3.49)


続々・お江戸の立食いそばでは、僕の中で最高評価の店。

往年の六文・スエヒロ系のファンなら間違いない。

前回も書いたが、しばらく日暮里「一由」に行っていたマイスターが、この店に戻っている。
その人こそが、この店の味の番人である。

その「一由」のレビューでも、あまり語られていないのだが、もっと遡れば、「一由」は日暮里の六文そばの3号店だったのだ。
その流れを汲む店である。


太蕎麦・ジャンボゲソ天」(280円+170円) ーー 写真の通り。

この店で初めて「太蕎麦」を食べた。
日暮里の「一由」では経験済みだが、普段はうどん食いの人間でも納得できるモノだった。

コシの強さは、この店の方が強いと感じた。
きっと、〆る冷水の温度なども関係しているのだろう。

ジャンボゲソ天を頬張りながら、太蕎麦をすする。
いや、厳密言えば、すすれていない。

手繰り寄せて、口の中に押し込む感じに近い感覚。
ソレが、イイ感じなのである。

ゴツゴツ、ガリガリ、ジュワジュワ。
そして、ズズズッと。

この店の汁は、もう天才的に美味しい。
オープン当初の方が、もっと醤油の辛さが立っていたのだが、落ち着いてきても、なお強い。

この濃さに対抗し得るだけのダシ感がまた、たまらない。

うん、美味しい。
ごちそうさまでした。


この店、オープン間もない頃から通っているが、来るたびに納得する。

駒込駅は、僕にとって「麺屋ごとう」とツートップが揃い踏みしている場所なので、双方食べるために、いつもはこの店で小うどんにしてしまうのだが、今回は「麺屋 ごとう」が休みだったので違う展開になった。


(文責:京夏終空、2022.2.9)
(134件/3.57)

続・お江戸の立食いそばでは、僕の中で最高評価の店。

僕が「お江戸の」というのは、濃く味わい深い醤油、豊潤に満ちている鰹ダシの店である。

「カツオ節をおごったな」
と、そんなフレーズが似合う汁でもある。

六文・スエヒロ系の味わいの頂点を味わっている感覚。
今は無き「スエヒロ新日本橋」に通い詰めた日々、その後、六文各店や、日暮里の「一由」に惚れ込んだ日々。
いろいろあったが、今は、この店なのである。

僕の場合は、立ち食い「そば」と言っても、ほとんど「うどん」なのだが…。

しばらく日暮里「一由」に行っていたマイスターが、この店に戻っていた。
味の番人である。


小うどん」(110円)+「ジャンボゲソ天」(140円) ―― 写真の通り。

250円でコレをいただく刹那、申し訳ないという気持ちも支配してしまう。
この価格で、コレを提供できるスゴさには、全く頭が下がる思いである。

カツオ、醤油の風味が立ち上がるとき、僕は、幸せな気分に包まれる。
ゲソ天の香ばしさも、その風味に色を添える。

駒込では、ついつい「麺屋ごとう」に行ってしまうので、いつのまにか、うどんを小にするのが当たり前になってしまったのだが、やはり、申し訳ない。

ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2021.10.27)
(117件/3.56)


お江戸の立食いそばでは、僕の中で最高評価の店。

僕が「お江戸の」というのは、濃い醤油、深い鰹ダシの店である。

六文・スエヒロ系の味わいの頂点を味わっている感覚。
今は無き「スエヒロ新日本橋」に通い詰めた日々、その後、六文各店や、日暮里の「一由」に惚れ込んだ日々。
いろいろあったが、今は、この店なのである。

僕の場合は、立ち食い「そば」と言っても、ほとんど「うどん」なのだが…。


うどん(小)」(110円)+「ジャンボげそ天」(160円)+「ちくわ天」(120円) ―― 写真の通り。

合計390円なのである。
何なら、天ぷらトッピングの価格で、もう2杯、小うどんが食べられて、オツリがくる。

悪く言えば、僕は、こういう立食い店において、うどんの麺など期待したコトがない。

「汁」である。

その「汁」が、いかに美味なる「汁」かによって判断している。

今まで何度も書いているので繰り返さないが、濃い醤油に、豊潤な鰹ダシの味わい。
その、バランスの風味。
そして、温度と、ソレによる香りの立ち上がり方。


うどんを小にしているので、天ぷらと汁がメインになる感じでもある。
汁に浸かった天ぷらを食べていると、たまにうどんが引っかかってくる。(笑)

ましてや、ジャンボげそ天など、この上なく食べ応えがある。
ところどころの衣の焦げの香ばしさが、また、最高のアクセントになる。

うん、美味しい。

冷静に食べログレビュアーとして判断すれば、決して極上の食材がどうのこうのと言うわけではないのだが、立食い店であるコトや、この価格を考え、鑑みると、極上と言わざるを得ない。

感覚的にも、理論的に、満足する。
そして、何だか、ほんわかと幸せを感じるんだな。

うん、大満足。
ごちそうさまでした。


この店、接客も、何気に心憎いのだ。

ちょっと額の汗を拭えば、スグに冷房の温度が気付かぬ間に下がったり、手が空いていれば器を受け取るという名目のもと、何気なくコチラをうかがっていたり…、そういうコトが多々あるのである。

フルサービスの店では、ごく当たり前のコトかも知れないが、高々かけそば一杯220円の店である。


「サービス」。
そう、いまだに、完全なる和訳対応語が無い、このコトバに、我々日本人は、何か見失っているんじゃないかなと思うコトがある。
僕自身も、ついつい安易に使ってしまうコトバである。

気にかけ、思いやる。
心遣い。

ソレを、奥ゆかしく行う。

一般的に言われる「サービス」とは違った、日本人としての凛とした「心遣い」って、あると思う。


「心遣い」って、ビジネス用語じゃないと思うんだ…。


(文責:京夏終空、2020.10.27)
(92件/3.55)


「暑くなる」→「汗をかく」→「水分&塩分補給」→「醤油が飲みたくなる」。(笑)

6年前の酷暑の日に、この店に出会った。…きっと。
日暮里の「一由」系列の、駒込「一由」から「一〇」に代わり、その情報をもとに通い始めたのが、2014年7月のコトである。

暑かったが、ひたすら通った。
何故なら、僕が長年探していた味だったからである。
新日本橋のスエヒロが閉店してから、その濃厚醤油&負けない強いダシの汁をずっと探していたのだ。その味がココにあったのだ。

他のスエヒロや六文では満足し切れなかった感覚が、この店で、いとも簡単に甦り、解決したのだ。

駒込は、東池袋大勝軒系の中で最愛の「麺屋 ごとう」もあり、個人的にはかなり厳しい立地なのだが、営業時間帯の長さで、度々利用してきた。


「このツユの具合が何とも言えねぇ。 ―― かつお節をおごったな。」

前回も書いたが、何とも言えない汁であり、ツユなのである。
濃厚な醤油に負けないダシ感が、たまらない。


うどん(普通)」(220円)+「ゲソ天」(130円)+「半紅生姜天」(60円) ―― 写真の通り。

珍しく、うどんを普通サイズにしてみた。
「麺屋 ごとう」との連食でない場合である。(笑)
でも、このサイズ感で410円は安い。


うどん(小)」(110円)+「とり天」(140円)+「半紅生姜天」(60円) ―― 写真の通り。

ココ最近のうどんのサイズ。でも、このときは、一旦ゲソ天から離れてみた。
ずっとジャンボゲソ天か、普通のゲソ天がいた気がする。
なので、ちょっと雰囲気が違うような錯覚に陥る。
でも、この店のとり天も負けてはいない。
その大きさから、どこに儲けがあるのかと心配になるぐらい。

310円。うどんを小にするコトによって、天ぷらガッツリ感と、ウマい汁を堪能する。


いつも大満足。
ごちそうさまでした。

ありがとうございます。


今、時短営業で、月~土は、20時で閉店する。(日曜日は従来通り18時)
この日も、19時半過ぎに、駆け込み需要が多かったようで、どんどん人が入ってきた。
でも、立ち食い形式に準じた店であるから、回転も早い。


(文責:京夏終空、2020.5.8)
(82件/3.54)


たかが立ち食いそば、されど立ち食いそば。…どんどん進化している。

日暮里の「一由そば」と同じ、駒込の「一由そば」だった店が、この「一〇そば」に代わったオープン当初から通っている店である。
もう、5年半が過ぎた。

僕は、お江戸の濃いつゆの立ち食いそば店の分類で勝手に「六文・スエヒロ系」と名付けている系列の味わいである。
濃い醤油ツユに、深いカツオだしが香り、ゲソ天をウリにしている系列である。

20年以上前に、新日本橋にあった今は無き「スエヒロ新日本橋店(?)」に魅了されてから、強く意識するコトとなった系列である。


駒込は、僕にとって、「麺屋 ごとう」率がどうしても高いので、なかなか他の店に行けないのだが、そんな中でも群を抜いて通っている店でもある。

この店の、ツユが飲みたくなるのである。

妙な言い方かも知れないが、今までのレビュー通り、僕は、個人的には立ち食い店レベルの店では、そばやうどんの麺についてどうこうは、あまり思わないが、ツユ(汁)にはかなりこだわるのである。


うどん小盛り」(110円)+「ゲソ天」(130円)+「GTO」(100円) ―― 写真の通り。

最近は、いつも小盛りになってしまう。(汗)
もう、この店の、ツユ(汁)と、天ぷらを楽しみに来ているのが、我ながら自然なスタイルになった。

その、ツユ(汁)。また、進化していた。
オープン当初の、強い醤油の立ち方も好きだが、こういう感じも好きである。
当初は、漆黒の、とか形容したかも知れないが、今はそうでなく、芳醇なカツオだしと甘みがはんなり落ち着き、それでいて、やはり存在感は強く、ソレに合う醤油感のバランスになってきたように思う。

単純に「薄くなった」と言うのでは決して無く、「洗練された」感じが、もの凄くするのである。

うん、美味しいつゆだな、心からそう思える。

「鰹節をおごったな」

そんな古典落語のフレーズさえ、自然に出てくる。

「このツユの具合が何とも言えねぇ。 ―― かつお節をおごったな。」
そばだしの鰹節専門店グループ「鰹蕎会」のポスターでもそのコトバを引用していた。

ホントに、おいしいツユだ。
僕にとっては、今のお江戸のツユで、間違いなく№1のツユだと言っても過言ではない。

天ぷらの件は、いつもの「ジャンボゲソ天」から、普通の「ゲソ天」にした。
もちろん、双方美味しいのだが、その時の気分で、もう一つ、ややガッツリ目の天ぷらを注文したかったからである。

この店のゲソ天は、特別にウマい。
揚げ方が、とても良いと感じる。
素揚げ的な部分と、天ぷら部分のグラデーションも楽しめるように揚がっている。
カリっ、サクっ、ジュワっ、食感とともに、味わいも変化が楽しめる。


「GTO」。…学園ドラマではない。「ゲソ・とり・ボール」である。
「揚げたこ焼き風のゲソ入り肉団子」と説明書きがある。

初めて食べた。
面白い。そして、美味しい。
説明どおりだが、紅生姜のアクセントもイイ。
上手くまとめ揚げている感じがする。


新鮮な美味しい薬味ネギが入れ放題だが、いつも遠慮してしまう。
鷹の爪もそう。

申し訳ないのだ。安すぎて。

たったの350円で、こんなに美味しくて満足する一杯を他に知らない。
幸せな、ひとときである。

大満足。
ごちそうさまでした。


(文責:京夏終空、2019.12.31)
(77件/3.48)


それでも、やっぱり美味しいと思う。

2回目と表示されるが、62回目ぐらいである。(笑)

ダシ汁・天ぷらマイスターが、日暮里の「一由そば」に移動した。
何だか、「一由そば」の方は、231件の口コミを集め、評価が「3.51」になったのだが、その昔、そのマイスターは、ココで、同じモノをつくっていたのだ。
しかし、駒込時代は、あまり評価されなかった。
今でも、この店は、69件の口コミで「3.49」である。

何だろう?
看板?ブランド?
そういう食べ方をする人々が多いというコトだろうか?


我が地元・池袋西口にも似たような例がある。
楊2号店」が500件の口コミで、「3.64」の評価。
楊3号店」が58件の口コミで、「3.57」の評価。
ようやく、評価だけは追いついてきたが、400件以上の口コミ数の差はある。
別に、駅から極端に遠いというわけではないし、よくわからない。

孤独のグルメで放映されたお店は、確かに2号店だったが、調理人やママさんは、その頃、3号店をメインに常駐していたのだ。言ってみれば、テレビ的な映り具合だけで、2号店の場所が選ばれたんだと想像する。
にもかかわらず、…である。


さて、この駒込の店、マイスター無きあとは、やや不安定な時期もあった。
でも、日暮里移転後も時折マイスターは戻ってきて、後任の指導を欠かさなかった。

ジャンボげそ天の揚げ具合などは、マイスターを抜いたのではないかと思う出来の日もある。
衣と素揚げの部分の絶妙なバランス。
カリも、サクも、ジュワも、そして、シナさえも、すべて楽しめる。


小うどん」(110円)+「ジャンボげそ天」(140円)+「半紅生姜天」(50円) ―― 写真の通りである。

300円の一杯として、これほど満足度の高いうどんを知らない。
個人的には、地元・池袋西口の「讃岐うどん河野」がどこよりも再訪回数が多く、強く推すが、価格的には、さすがにココまではイケない。
また、同じうどんでも、種別も全く別物である。

うどんの麺を小にするコトによって、天ぷらとウマい汁を存分に楽しむコトができるのだ。
薬味ネギも申し訳ないので少な目に入れているつもりだ。(笑)

たまに書くコトだが、この店を出て、喫茶店でコーヒーを飲む時、300円以上しちゃイケない気もするのだ。

そこまで、CP意識を持たされるのである。

大満足。ごちそうさまでした。


天ぷらは前述の通りだが、汁の具合も、十分に安定してきた。
もう、マイスター無しでも、この店は、以前の一〇に戻りつつある。

六文・スエヒロ系、お江戸の濃いカツオ醤油風味のうどんの大好きな店の一つである。


(文責:京夏終空、2019.7.14)
(69件/3.49)


暫定、「東京で一番ウマいお江戸の汁の立食い店」。

基本的には京都人である。しかし、在住期間は、東京の方が長くなった。その約30年の間に、いろいろな立食い店で、うどんをすすってきた。種類も種別もいろいろある。それぞれ特徴があり、なかなかひとくくりにして考えるのは難しい。しかし、濃い醤油とカツオダシの汁というジャンルにおいては、今のトコロ、この店を超える店には出会っていない。CPから考えても、それは揺るぎ無い。
レビューはしていないが、スエヒロの八丁堀や銀座一丁目にも通っている。ゲソ天がスルメイカで、イカそのものの旨みでは若干引けを取るかも知れないが、この店のゲソ天、ジャンボゲソ天は最上級にウマい。揚げ方がイイ。

以前にも書いたが、実のトコロ「スエヒロ新日本橋店」という、とんでもなくウマい立食い店があった。間違いなく、僕の中では東京ナンバーワンの店だった。
今、この店が、どんどんその味に近づいている気がする。濃い醤油だけどトンガってない。「濃さ」でなく「深み」を感じる。これでもか、これでもかと繰り返し香る豊潤なカツオの風味。薬味ネギと輪切りの鷹の爪が名脇役を演じる。そして、驚くべきコストパフォーマンス。


かけうどん(小)+ジャンボゲソ天+半紅生姜天」(¥100+¥140+¥50) ―― 一由の半紅生姜天の効果を、この一○でも感じる。口直しにも、アクセントにも、十分な働きをする。カツオの風味を引き立て、醤油の濃厚さを落ち着け、さらにメインの天ぷらを盛り上げる。健気だ。素晴らしい。ただ、欲を言えば、紅生姜密度がかなり高いので、半分でなく4分の1位ならもっとイイ。
ホント、メチャクチャウマい。食い続けても飽きない。いつも、感動する。
¥290で、申し訳ない気がする。
ごちそうさまでした。


この店、駒込駅から本郷通りを王子方面にちょっと行った霜降銀座の手前を左に入った路地にある。よく、ココで食べた後、霜降銀座、染井銀座、西ヶ原商店街などを散策したりする。新旧が織り交ざった興味深い商店街である。昔から知っている店もあるし、実際いくつかのお店にも立ち寄ったりしている。喫茶店でコーヒーなども飲みたいが、290円で食事をした後に、400円のコーヒー代が、悪くて使えない。アイスコーヒー、おいてくれないかな。(笑)
1本裏道に入ると、舗装が途切れた土の路地があったり、木造住宅が立ち並ぶ。こんな雨の季節は、土や木造の香りが何だか懐かしい。角を曲がると、驚くほど鮮やかな紫陽花に出会ったりする。
あなたは、何色ですか?


(文責:京夏終空、2015.6.26)
(45件/3.40、2018.2.3)

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

<非更新再訪メモ>(2016.7.5)
通いつめれば当然なのかも知れないが、最近は、注文しなくとも、訪問時に「かけうどん(小)+ジャンボゲソ天+半紅生姜天」でイイですか?
と、逆に聞かれるので、僕は「はい」と笑顔で言うだけになった。

だから、この店に入店し発するコトバは、「はい」と「ごちそうさまでした」の二言だけになってしまった。
仕事の合間などは、コチラが難しそうな顔をしているのかも知れないし、ある意味ありがたい。

もちろん、時候の挨拶や、気持ちに余裕がある際は、店長さんと雑談などするコトもあるのだが。

いずれにせよ、この店のお江戸の濃い醤油の汁を求めて、度々足が向かうのである。


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

最近、コレって、元が取れてるのかな? と、心配になる。

コンスタントに通っている。

僕にとって「駒込」は、この店と「麺屋 ごとう」のためにあるような気がしてきた。

最近、駒込に1度行くと、必ず2食という魔のパターン。深夜、江古田の「天下一品」と椎名町の「南天」もセットなので、同じ日に重なると昼、夜で4食食べるコトになる。それが、すべて麺類。(笑)

「麺屋 ごとう」は、昔の東池袋大勝軒山岸氏の信条通り「量も味のうち」というポリシーがあり、氏を尊敬している僕からしたら、麺屋ごとうで、生半可な食べ方はどうしても出来ない。と、なれば、調節するコトが可能な、コチラの店で、調節してしてしまう。


小うどん」(¥100)+「ジャンボゲソ天」(¥140) ―― いくら小うどんだと言っても、汁は丼ぶり一杯入っている。その汁は、味は繰り返しになるので書かないが、贅沢にカツオと醤油をたんまり使っている。そして、ジャンボゲソ天は、そもそもサービス品のような気がする。あれだけの量のゲソが入っていて¥140は信じ難い。
つまり、合計¥240で、この店の醍醐味を堪能しているわけだ。ここ4,5回ほど、ずっとこのメニュー。
このオーダーは、もう店員さんも、わかっているので、僕が、小うどんと...と言いかけると、ハイとスグ返事が返ってくる。その時の、店員さんのやや寂しげな表情を、僕は見逃さない。
何故寂しげかは、僕なりに考えると、どうしても原価に頭がイッてしまう。コレ、¥240では、つくれないよなぁ。うどんの麺はヌキにして、汁と天ぷらのみで考えてもキツイ。到底人件費までまわらない気がする。
ひょっとして、僕は、自ら絶賛するこの店にとって、ありがたくない客なのでは?招かれざる客...。
そんなコトを考えて、最近は、薬味ネギのサービスも、遠慮がちにしか入れられなくなり、唐辛子も少量にとどめている。これで、欲望通りに、ガッツリネギを入れたら、店員さんが泣き出してしまうんでは?と気が気でないのもある。

でも、今回も、大満足の大納得のうどんをいただいた。
このメニューに定着して、初めてのアップなので、同時にCPポイントを大きく上げた。


(文責:京夏終空、2014.11.17)


<非更新再訪メモ>(2015.2.3)
前回1月の朝の訪問時は、知らない店員さん(オジサン)だった。久々、ノーマルうどん+ジャンボげそ天。
2月3日、再び夕方、いつものお兄さんだった。でも、小うどん+ジャンボげそ天。

何度食べてもウマい。醤油のトンガリ具合が、徐々にまろやかになってきたような気もする。
今回、初めてそう感じた。


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

旧タイトル<駒込の安くてウマい立食いうどん。~探し物を見つけた!>

前回は、500件目のキリ番でレビューした店。

8月は、駒込に縁が無く(笑)1度しか行けなかったが、この9月に2度目の訪問をした。
個別の味については、前回詳細に書いたので、繰り返さないが、今のところ、この店では、
かけうどん(温)+ジャンボゲソ天」(¥340)
かけうどん(温)+ジャンボゲソ天+とり天」(¥460)
のどちらかに、落ち着きつつある。

一言で言えば、ウマい醤油と芳醇なカツオだしのダブルハーモニーの旨みが、何とも好みだ。
(前回、あれだけ書いたのだから、ホントは一言では言い表せない。)

それに、ジャンボゲソ天、コレ、ハズせない。中身のゲソも当然ウマいんだが、揚げ方がイイ。衣が香ばしくあげてある感じが、このうどんの汁に合うし、唐辛子にも合う。今回、ちょうど揚げ物をしているときに訪問したのだが、揚げ物を油に入れて放りっぱなしにしているのでは無く、真剣な眼差しで、揚げ物と対峙している姿を見て、やはり「こだわり」なんだと、偶然の賜物では無く、シッカリ調理している姿に惚れ惚れした。

そんなコトもあってか、今回、つい、お店の方に「やっぱり、ウマいよ!」と、軽々しく口走ってしまった。(笑)

また、当初書いた、3点のマイナス点の内、最初の2点が是正されていたので、それも踏まえて評点を上げた。


(文責:京夏終空、2014.9.12)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


まず、はじめに。
僕は、立食いそば屋を勝手に立食いうどん屋と呼ぶ傾向がある。
今までのレビューで折に触れて書いてきたが、繰り返す。麺のレベルについてだが、
立食いレベルのあまりウマくない麺のうどんは食えても、ウマくない麺のそばは食えない。
別の言い方もできる。
汁がウマければ麺がダメでもうどんは食えるが、汁がウマくても麺がダメだとそばは食えない。

そして更に、前置きを二つほど。
まず、最近、駒込率が高い。明らかに「麺屋 ごとう」に引っ張られている。(笑)
次に、最近、讃岐うどん率が高い。「讃岐うどん河野」を筆頭に、「讃岐うどん條辺」「おにやんま」などに束になってかかってこられている。(笑)


おい!ココはお江戸だ! もっと「君塚」のように、濃い醤油のうどんを食べなさい!そんな声がどこからともなく聞こえてくる昨今である。(笑) そうだ、僕も東京に出て来たばかりの頃は、「六文そば」「梅もと」などの濃い醤油のうどんに惹かれていたではないか。それが、いつの間にやら、軟弱になって!

今でも、キライなわけじゃない。讃岐うどんに対抗し得るお江戸のうどんに出会えてないだけだ。濃い醤油のカツオダシのうどんの立食い店としては、地元池袋「君塚」に3.4を付けている。更に、その君塚の進化系「ときわ朝日」に3.6を付けている。「富士そば」は店によってかなり差があるが、最高でも大塚駅前店の3.4の評価。
まだアップしていない店もたくさんあるが、今回同時にアップした「一由そば」の3.5は、味よりもサービス・CPによる部分が大きい。

そんな中で、今回、大幅に突出する4.2を付ける店が出てきた。いや、教えてもらった。いや、見つけた。いやいや、久々に感動した。わからない。でも、コレには、理由がある。

僭越ながら、僕は、プロフィール欄で、『※1 情報求む!以下の「味」を探しています。知っている方がいたら教えてください。』と銘打ち、1年以上前から①~⑤を掲示している。以前は、①~⑨まであったが、ご親切なレビュアーの方から情報を得て、納得して4つ削除できた。③の佐久信のラーメンを再現した店は見つからなさそうだし、④のとんかつ大学にいたっては、池袋事情の詳しい僕ですらわからず諦めかけているので、実質①、②、⑤の情報を求めていた。
それが、この店との出逢いで、①が「スエヒロ新日本橋店」というコトがわかり、驚くコトに、その味が、ココにあった。
流れは、「一由そば」にも書いたが、六文・スエヒロ系の流れを汲む「一由そば」では再現されていない味が、「スエヒロ新日本橋店」⇒(「一由」⇒)「一〇」と隔世遺伝したかのごとく再現されている。


実は、この店、この7月に3度訪問している。

1度目
かけうどん+げそ天+とり天」(¥200+¥100+¥120) ―― 各々の安さにも驚くが、「かけ」の汁のダシと醤油に驚く。前述した通り、探していた味に限りなく近い。見た目はかなり黒ずんでいるが、カツオの芳醇なダシに、濃口の醤油のバランスが、何とも言えずウマい。鷹の爪を投入するコトによって、カツオの風味がまた一段立つ。「一由」では、カツオの芳醇な風味はココまで出ていない。むしろ、醤油がメインだ。好みもあるから一概には言えないが、僕は、間違いなくコチラの店の方が好みだ。
実は、最初に、温かけと冷やは汁が違うかと聞いたら、違うと回答された。それで、暑い日ではあったが基本の温かけにした。それが、功を奏したようだ。
もちろん、かなりの興奮気味で、この日は引き上げる。

2度目
かけうどん+ジャンボげそ天」(¥200+¥140) ―― 前回のウマさが、夢で無かったコトを確かめるため、日を空けずに訪問。やはり、ウマいし、夢じゃない。大変失礼ながら「麺屋 ごとう」で「特製もりそば」を食べた後でもウマいと感じる。(2度目だから、許して!)でも、いよいよ、ホンモノだという想いが強まる。

そして、3度目
かけうどん+ジャンボげそ天+ちくわ天」(¥200+¥140+¥100) ―― もう、確信しましたよ。ウマくないハズが無い。そして再び、店員さんに声をかけた。ある程度、下知識はあったのだが、とぼけて聞いた。日暮里とは違う店なの?それに対し、店員さんは丁寧に流れを教えてくれた。そして、1度目では聞き出せなかった、メニューを知った。
冷やしそばの温つけ汁+半紅生姜天」(¥230+¥50) ―― 一気に2杯目。要は、そばは冷たいが、汁は「かけ」そのままのパターン。だから、汁が変わらないのでイケると思ったが、やはりそばがちょっと苦手だった。でも、興和物産(富士そばなどで使用されている)の麺にしては、マトモな方だと感じた。冷やしたからかな。やっぱり僕は、基本うどんでなければダメなんだ。つけ麺の「冷やもり」感覚で、イケる人はイケると思う。店員さんに「どうです?」的な伺いを立てられたので、「ウマいです。」と答え、小さな声で「汁が...」と、聞こえない程度に付け加えた。ウソはついていない。(笑)
僕は、次回は「冷やしうどんの温つけ汁」にチャレンジしようと考えているが、「温かけ」に戻るんだろうなぁという予感は、ものすごくする。
ごちそうさまでした。

この店、価格設定が日暮里で親しまれている「一由そば」とほぼ一緒だ。天ぷらも、半天ぷらがあり、¥50とかでトッピングできるのがイイ。天ぷらのショーケースには「名物ジャンボゲソ天」とあり、コレは間違いなく六文・スエヒロの流れで、かつ、お得でウマい。また、入口のポスターには、「名物 とり天」となっていてコチラも名物のようだ、1度目の訪問では書かなかったが、肉の量がかなり多いとり天だ。また、下味も丁寧につけられていてイイ。味も量も価格も満足。あれ?でも「とり天」ホントに¥120だったかなぁ。食べたモノの記憶と比較して考えると、何だか自信が無くなってきた。
他にも、天ぷら類十数種類と、いなり・おにぎりなどがある。

あえて、マイナス面を3点書く。まず、店内の冷房の効きが、やや悪い。だから、温かけを選択するには勇気を要する。温かけを食べるつもりで入店しても、室温との兼ね合いから、冷やに流れる傾向があるかと思われる。あの店、寒いぐらいと言われるのが、この時期はちょうどイイかと思われる。次に、ウォーターサーバーの水の出の勢いが強いので、コップを支えているとシャツの袖口が濡れる。注意を促す紙でも貼ってあればイイと思う。最後に、薬味ネギが一つのざるに入れられているので、別の客の前に行くと、追加では取りづらい。CP的には難しい部分かと思われるが。


まとめ。お江戸のうどん。いや、お江戸はそばだ!とも言われそうであるが、うどん文化の関西圏で育った者として、容赦願いたい。駅の立食いをはじめ、相当数のお江戸のうどんを食べてきた。その先に行き着いたのが、「スエヒロ新日本橋店」という立食い店だった。その当時、日本橋室町に仕事場の一つがあった関係で、週3とかで通った店だ。今から10年以上前だ。再開発で無くなったその店は、根強いファンに支えられていたと思う。タクシーの運ちゃん達もよく来ていた。昼時はオフィス街なので、満員だった。僕は、夜の閉店間際によくお邪魔した。残っている天ぷらを余分にいれてくれるサービスも嬉しかった。親子で営業されていたかと思うが、夜は息子さんがほとんど一人で切り盛りしていた。ほぼ真っ黒に見える大きな寸胴から汁をすくってぶっかける。その時に立つ香りも、ものすごく良かった。カツオの芳醇な香り。そして、醤油の持つイイ香り。つくづく日本人だなぁなどと思い出す。

少々付け足す。文中、「カツオの芳醇なダシ」と書いたが、伝わりにくいし、一般的な予想をたてられても困るので、言い直す。僕が云う「芳醇」とは、むしろ「豊潤」の方が近いかもしれない。良いコトバではないが、これでもかと蒸し返し蒸し返し香ってくるようなカツオの香りと味。カツオの量の問題では無い、たとえ適量だとしても、豊かに満ち溢れているといった感じだ。また、カツオのレベル云々よりも、香り方、味の持続にこそ、その特長がある。


今回、この店を知った直接のきっかけは、やはりマイレビュアーさんからの、思いがけない情報提供からだった。しかし、その方の思惑とは別の方向で、僕は突っ走ってしまった感がある。それを、お詫びするとともに、新たな店との出逢いに感謝したい。


親愛なるマイレビュアー○○○氏へ
誠に勝手ながら、お教えいただいた当店に、ご相談も無く、3度もお邪魔しました。そして、これまた勝手に言いたい放題の弁を振るってしまい、申し訳ございません。本来であれば、教えていただいた方へ、逐次報告するのが筋かと思われるところ、良い評価をするのだからイイだろう的な、傲慢さが僕自身全く無かったと言い切れるかと反省しております。他人はとかく意図するトコロと違うトコロに着地してしまうケースがあります。今後、より慎重を期すとともに、補完させていただきます。
また、今回は、個人的に僕の想い出の、そして探し求めていたお店と、少なからず重複する味を体験させていただき、誠に感謝の念に堪えません。10年以上ぶりに、美味しい濃い口醤油カツオダシの汁に出逢わせていただいたコトにも深謝いたします。

マイレビュアー○○○氏へ、500件目のレビューを捧ぐ。

京夏終空


(文責:京夏終空、2014.7.24)

  • 盛り上がる感じ。
  • ジャンボゲソ天+かき揚げB+小うどん。
  • うどんの麺の表情など。

もっと見る

3位

一歩 (大山、中板橋、板橋区役所前 / 焼き鳥、もつ焼き)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2015/05訪問 2019/10/09

★大山ハッピーロード裏側の焼鳥・もつ焼の名店。【3rd】(~職人とは?の一考)★訪問20回位。


人によっては気分を害される恐れがあるので、もう一度書く。

前回記したように、この店の焼き鳥・焼きとんはウマい。「ひなた」をはじめとし、大山界隈で何店舗か食べた感覚では、一番ウマい。
そして、この店の旦那は職人である。焼き鳥屋のオジサンでは無い。

だから、店前で立食いする人や買って帰る人などで、いつも賑わっている。

ポイントは、職人である店主が「あいよぉ」と軽く声を出す。
コレが、「注文していいよ」という合図である。この法則に従わないと、いつまでも注文が出来なかったり、逆に「早く、言ってよ」と催促されるコトになる。口は悪いと言えば悪いのかも知れない。「そこに、突っ立ってたって、出来ないよ」とかぐらいは平気で客に向かって言う。

買う本数も、少ない場合、買って帰るのか、その場で立って食べるのかも申告しなければならない。かつてこんなやり取りがあった。
カップルと思しきお客が2本づつ注文したときだ。
「持ち帰り?」と店主は聞いた。客は「歩きながら食べます」と答えた。店主は「そんなつまんないコトは聞いてないよ!」とバッサリ。そうなのだ。要は、袋に入れるのか、その場に用意されている皿に並べるのかを店主は聞いているのだ。だから、曖昧な返事に対しては、キツイ言葉が返ってくる。

僕は、もうある程度顔も覚えられたし、いつもその場で3,4本の立食いなのでコミュニケーションがウマくとれるようになったが、初めての方は面食らうと思う。

それでも、毎回必ずコトバは大切にする。
店主「あいよぉ」
僕「ココで食べます。1本づつで、シロ、カシラ、ハツお願いします。」
そして食べる前に、キャッシュトレーにお金を置く。前の人の払ったお金が置いてあるコトがよくあるが、混ざらないように注意して置く。おつりがある場合も、そのままだ。例えば500円玉なら、そこに置いておく、おつりは店主の都合のいいタイミングでないとスグには受け取れない。お札は風のある日など絶対に置いてはイケない。
焼きあがると、ショーケースの上の皿に置かれる。
それを、備え付けの七味唐辛子を少々ふりかけて食べる。真の焼きたて、ウマい。

職人には、キチンと職人に接する態度で訪問されたい。


(文責:京夏終空、2015.5.16)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

プロの焼き鳥屋が、唸る焼き鳥・もつ焼屋。それでいて、庶民の味方。

大山ハッピーロードの立食いきしめん屋「ごん平」の真裏にある。あっ、別にきしめんに限らず、そば・うどんもあるが、僕にとっては立食いきしめん屋。しかし、今回は、その裏だ。今まで他のレビューで度々書いてきたが、行列の長さで言えば、大山で一番長い行列をつくるコトがある。しかし、それは昼間が多く、夜19時過ぎ位になると、並ばずとも難無く買える。

ホントにウマいのか?以前、焼き鳥屋の知人を連れて行ったコトがある。
彼は、唸った。素材の鶏や豚モツの味もさることながら、焼き方が、メチャクチャ上手いという。ホントに微妙な火のあて方で、結果は大きく変わるという。その日、ガッツリ買って持ち帰ったが、その場で食べた方がさらにウマいという、当たり前の事実に、チャンスをうかがっていた。

そして、今回は、買い物の途中で、立食いしてみた。
この店は、今現在、向かって左側の黄色いプレートで書かれているのが焼き鳥系、右側の木目調のプレートで書かれているのがモツ焼き系という構成になっている。

焼きあがったモノから、店頭の皿の上に置いてくれる。七味も完備。
まずは、焼き鳥系から、

「ねぎま」(¥100/1本) ―― 鳥の正肉(モモ肉)もウマいし、長ネギもウマい。つくづくイイと思うのは、この肉の塊の中まで火を通すのにネギがシャキシャキという焼き具合。
「かわ」(¥80/1本) ―― 弾力といい、噛みしめた時の脂のウマさといい、申し分ない。個人的には、鶏皮好きで、どの店でも注文するクセがついているが、今まで食べた鶏皮の中でも、かなり上位だと思う。

そして、次に、モツ焼き系から、

「カシラ」(¥90) ―― このカシラは、間違いなく、今までで1,2を争うほどウマい。新宿駅南口近くの甲州街道沿いの「串元」のメチャメチャウマいカシラ焼きを思い出した。
「シロ」(¥80) ―― このシロもウマい。下処理がキチンと出来ているからこその味。独特のイイ感じのクサミを残しつつ、まとわりつく感じがなく、サッパリと食べられる。イイ。

全てについて、タレがイイ焼きがイイそして元も良けりゃ、ウマいに決まってる
そして、安いのがイイ。まさに、庶民の味方だ。全部プラス¥50~¥100位でも、妥当な味と量。

これらは、すべてこの店のオヤジさんの技であり、ウマい焼き鳥を食わせてやるよという職人魂である気がする。

この店について、一言添えるなら、この店のオヤジさん、ホントにイイ意味での職人だ。普段は、基本的に無口だが、こちらから話しかければ答えてくれる。しかし、トンチンカンな質問をすれば、当然それなりに返ってくる。
軽い気持ちで買うのはいいが、決して軽い気持ちで接したらイケない。
何故ならば、職人だからだ。我々は、いくら客と言えども、職人に対する礼は尽くすべきだ。
そして、職人の技の領域に、馴れ馴れしく入っていったらイケない。
このコトは、最近、職人でありながら技を見せびらかすような、低俗な職人まがいが横行している現状に一石を投じている姿が見て取れる。
寡黙であり、品物や技については、多くを語らない。そういう態度が、真の職人と呼ぶにふさわしい。


コチラが食べ終わり、「美味しかったです。ごちそうさまでした。」と言えば、
「ありがとうございました。」とだけ返ってくる。それが、スゴくイイ感じがする。


この店、レビュー数3件も信じがたいが、評点3.03も信じがたい。

そして、この店、近所の子供達も、お小遣い片手に買いに来たりして、その場で食べている。こんなウマい焼き鳥・モツ焼きに慣れてしまったら、大人になってから他で食べられなくなるんじゃないかと、それも少々心配。(笑)


(文責:京夏終空、2014.9.17)


(※写真は、後日掲載。)

  • 外観。
  • 絶えず人がいる。

もっと見る

4位

金寿司 (池袋、東池袋 / 寿司、海鮮、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/06訪問 2019/09/27

西池袋1丁目、北口商店街の寿司屋。【1st】

気に入った寿司屋には、人を連れて行きたくなる。特に、こぢんまりとした個人経営の店。池袋西口では、ここ「金寿司」、あと「蒔田寿司」、「池寿司」、「亀八寿司」あたりか。

池袋西口でつい先日起きた事件。8人が死傷した、脱法ハーブがらみの、乗用車の歩道乗り上げ事件。今日も、その続きの捜査か、この金寿司の前にもパトカーが6台も停まっていた。脱法ハーブを販売していたマンションとは目と鼻の先。事件当日、車が突っ込んだ三菱東京UFJ銀行の前の電話ボックスは、僕がいつも自転車を停めているトコロ。他人事とは思えない。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ケガをされた方の一日も早いご快復をお祈りします。


生ビールで「おまかせ」。この寿司屋、どこまでも悩ましい。出てくる寿司は、コチラの予想を大きく裏切る。前回、貝類の3貫出しについて触れたが、カツオの3貫出しとか、絶対に予想できない。大将が包丁を入れたさじ加減のような気もしてくる。でも、その3貫を見ると、納得がいく。背から中央部の切り身、ほぼ中央部の切り身、中央部から腹の切り身。きっと、全部味わって欲しいというコトなんだろう。そうかと思うと、今日は、ウニは1人1貫しか出来ないとか、ウマい寿司ダネをリクエストすると、もうダメだとか、他の常連にとっておくのか知らないが、かなりのワンマン経営である。
でも、よく考えたら、「おまかせ」というのは、そういうコトなのだろう。まかせた以上、コチラは従うしかすべがない。しかし、ぜんぜん嫌な気分ひとつさせずに、やってくれるのは嬉しい。ホントに自信のある寿司を食わしてくれる。
それにしても、どういう仕込をしているのか気になるところだ。夕方5時過ぎ位には営業中の札がかかっている。でも、毎日昼には、店の電気が点いている。ランチ営業はしていない。
今回も、大満足の寿司にありつけた。イイ寿司屋だと思う。

トークもサバサバしていて気持ちイイ。トークにはあまりこだわりがないのか、前回のコトを話したが、あまり拾ってくれない。そのくせ、タブーとも云える他店のレベルの話。自信の表れでもあるのかと思うが、「あぁ、アソコは行かなくていいよ」などとバッサリ。コチラもある程度、池袋西口の寿司屋の事情は知っているのでさらに納得。

(文責:京夏終空、2014.6.26)

(※写真は、後日掲載。)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

【以下、過去のレビュー】

こういう感じの店にたまに再会する。
行ったコトが無いと思っていて、暖簾をくぐって店内を見てから、「あれ?昔来たコトがある!」と思い出す店。ところが、それがいつだったのか、また誰とだったのかが、なかなか思い出せない。そうなると、神経は目の前の料理が半分、記憶を辿る作業が半分となり、心ココに非ずで、虚ろな目つきで食事をするコトになる。

土曜の夕刻、18時少々前だったか。店に入るなり、「お茶で握ってもらっていいですか?」と尋ねながら入店。前日飲み過ぎて、まだ胃の調子が思わしくない。寿司好きの僕は、基本、土曜の夜の寿司は滅多にない。まして、日曜の夜なんてありえない。近海の出漁日から時間が離れて、タネが古くなるという勝手な考えと冷凍・冷蔵技術の限界を知ったような気になっているからだ。店によっては、月曜のランチあたりが一番古くなると、これまた勝手に考えている。
遅い昼を15時頃に、うどんを食べたが、まだ胃がムカムカする。だから、この日は、どうしても寿司屋の熱いお茶が飲みたかった。
この店の前を通り過ぎるコトは千回を優に超えているであろう。池袋北口から北へ向かって続く商店街の表通り。

「好き嫌いは無いんで、美味しいところを10貫ほど握ってもらえますか?」 コレが、僕が初めて入る店の常套句だ。コレをどう対処するかは、大将に任せる。おまかせと言えばそれまでだが、ムコウは、予算もわからなければ、好みもわからない。こういう場合、探り探り出される場合もあれば、聞いてくる場合もある。結論的に言えば、この店では寿司ダネについて、何を握るかは一切の質問は無かった。完全なる「おまかせ」状態。

熱いお茶が胃に染み渡る。

「かんぱち」2貫、「ほっき貝」3貫、「赤貝」3貫、「いわし」2貫。

1貫づつなんて、そんな贅沢な食べ方はさせてもらえない。貝などは、殻付のままの新鮮な場合、さばけば、身が二貫分にヒモが少なくとも一貫はとれる。これで、3貫だ。

なるほど、こんな10貫もあるんだなぁ。
味は、もちろん自信を持って送り出されたモノだけある。
無難に5千円以内で、活きのイイところを出されたのが、よくわかる。
気に入った。

(文責:京夏終空、2014.2.15)

久々に日記、アップしました。

  • 外観。
  • メニューなど。

もっと見る

5位

ベッカー・フジワラ (北池袋、下板橋、板橋 / パン、洋菓子)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2014/11訪問 2019/10/02

池袋本町3丁目のパンと洋菓子の名店。【27th】★食事機会50回以上


これだけ「粉」が主張するウマいパンも少ないだろう。

この店のパンも、コンスタントに食べている。
前回レビュー後も、少なくとも20回は、この店のパンを食べている。タイトルで「訪問回数」でなく「食事機会」と書いたのは、買ってきてもらって食べる回数も含めたためである。

この店のパンにはこだわりがある。
前回店主のブログより引用したが、断固たるポリシーのもとにつくられているコトがわかる。

再引用するが、
『パン作りに必要なものは、小麦粉と水、塩、そして、ひとつまみのイースト、それだけでおいしいパンを作ることである。』

このコトを、ホントにわかっているパン職人は少ないと思う。
僕は、この店のパンを食べる時にいろいろ考えるコトがある。

「本質」、そんなコトバもよく頭に浮かぶ。「本質」がキチンと備えられていて、初めて「本物」がある。であれば、「本質」には何が必要か。圧倒的な知識と圧倒的な技である。「圧倒的な」と書いたのは、量の問題では決して無い。深さだ。
最重要な必要最小限の知識と技をどれだけ素直に表現できるかというコトである気がする。

いろいろなパンを食べたが、それが一番顕著にあらわているのが、「バターロール」だと思う。

今回、焼きあげてから相当時間が経過したであろう冷たいバターロールを噛みしめ、つくづくそんなコトを思った。

もう、軽々しく「ウマい」とう言うのもはばかられる気がしてきた。


(文責:京夏終空、2014.11.24)

(※写真は、後日掲載。)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


実は、お店に入るのが初めてである。今まで、ツレがココで買ってきてくれたパンを何度か食べ、「ウマいなぁ、どこで買ったの?」という質問を繰り返ししてきた店。
そして、今回初めて店内に入る。ん?入れない?いや、何とか入った。今まで、何度も前を通り過ぎたコトはあって、狭いだろうという予想は立てていたが、実際入ってみると、一人分のスペースの店。なるほど、これは一緒にパンを買いに行こうと誘われないわけがわかった。しかし、入ってみて少々驚く。この店は、パンだけでなく洋菓子系も置いているコトを知ってしまった。だから、他人の聖域に足を踏み入れるのには躊躇があったんだ。

ならば、いっそのコト、と洋菓子を吟味する。しかし、この分野に無知な人間には商品名すらスラスラ言える自信が無い。散々考えた揚げ句、出てきた言葉が、「シュークリーム2つ下さい。」

「シュークリーム」(¥160/1コ) ―― 注文を受けてから、クリームを注入してくれる。キメの細かいトッピングシュガー付きで。最初、皮の硬さやサクサク感はやや「ビアードパパ」にも近い感じがしたが、皮が薄い分ゴツゴツ感は限りなく少ない。クリームはミルクと卵の旨さがヒシヒシと伝わってくる逸品。皮だけでも食べてみたがウマい。生地のキメの細かさが繊細なのに硬さを保っている。フワフワシュークリームの皮のような味わいで、この形状記憶系の皮はスゴイと思う。トータルなバランスもイイ。いや、ああだこうだ言っても、つまるところウマいの一言に尽きる。

当然、パンも買う。20時前の閉店間際だったので、数は少なかったが、以前食べたコトのあるパンがほとんどだったので、なるべく目新しいトコロから選んでみたが、コレも迷った。

「大豆粉ロール」(\100/1コ) ―― 似たようなパンをすでに食べたコトがあるのかも知れない。ホンの少々レーズンやイチジクが混ざっていたりして良いアクセントにもなっているが、それよりパン本体の味が圧倒的にウマい。口の中で咀嚼回数を増やしたくなるようなパン。すぐ飲みこんでしまったらもったいないとまで思う。この価格にして、どうしてこの味が出せるのだろうか不思議な感じがする。

他にも、バターロール、クロワッサン、カレーパン、ベーグルなどどれもウマかった。それもかなり。何というか、この店のパンは全体的に、粉が主張するというか、生地が主張するという感じのパンだ。僕が愛用している「みつわベーカリー」が、池袋を代表するジャパニーズベーカリーだとしたら、ここは池袋を代表するワールドベーカリーだ。日本人の老若男女のみならず、世界に通用する味ではないかとさえ思う。

今回自分で買ってみて、急に身近になった気分で調べてみた。店主は『約8年間ベーカリー店に勤務。製パンを一から修得。 以前から洋菓子も勉強しており、その後、南青山のNOBU TOKYOに。パティスリー部門でデザートや洋菓子の経験を積む。2004年2月に backer fujiwara をオープン。』となっている。また、メッセージとして、下記の通りに書かれていた。

『私はパン作りに独創性が必要だと思ってない。先人達が試行錯誤して残した物を、本当に良い物だけを作れば良いと思っている。そこにはパンを製造する側 (あるいは消費する側も)へのささやかな侮蔑の思いが込められている。本来、独創的というのは、どの分野においても、的確な技術にのっとってのものでなければいけない。パン作りに必要なものは、小麦粉と水、塩、そして、ひとつまみのイースト、それだけでおいしいパンを作ることである。素材を宣伝することや過剰な付加価値を加えて言う事がもてはやされ、それを独創的と言うのなら、私には必要ないと思っている。』
(『~』部分、お店のブログ2006年2月より抜粋)
(興味のある方は、お店のブログトップ ⇒ http://www.backerfujiwara.com/blog/

素人が言うにはおこがましいが、至極納得できた。こういう考えを持った方が作られたパンや洋菓子だからこそ、イイ意味で単純にウマいと一言が言えるのだと思った。繰り返しになるが、「咀嚼回数を増やしたい」「スグ飲みこむのがもったいない」と思った理由がちょっと見つかった気がした。

(文責:京夏終空、2014.4.12)


  • 外観。
  • 入り口。

もっと見る

6位

馬場南海 (高田馬場、目白、下落合 / 洋食、カレー、コロッケ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2016/04訪問 2019/10/07

高田馬場の「馬場南海」。【65th】


UFOや宇宙人の話など、世間は実態の無いモノに冷たい。

この店には、3度訪問しているが、3度とも、行きは山手線、帰りは歩きというパターン。
「馬場南海」、その名の通り「高田馬場」にあり、駅前の「早稲田通り」から「さかえ通り」を抜けて少々横道に反れ、神田川を渡るとスグである。しかし、この場所、同時に目白駅に歩いてもスグなのだ。店を出て、新目白通りを渡り、線路沿いに歩いていくと、目白駅のホームの南端までは5分程度。目白駅から池袋駅は、12分ほどなので、通常も歩くコトが多い。従って、通しで歩いて帰るのである。摂り過ぎたカロリーを消費するという意味合いも大きいが。(笑)

知らない間に、採点基準が無くなったので、あえて書くが、僕の評点は、再訪したいという想いが強い店は、基本的に3.5以上になる。他のレビュアーの方から言わせると、甘い評価といわれても仕方ない。しかし、4.0以上も滅多に付けない。自信を持って、誰にでも勧められる店という位置づけでないと4.0以上はたたき出さない。また、当初よりジャンルごとに採点する方法を取っていたため、寿司屋の4.0とラーメン屋の4.0は同評価というわけではなく別物である。


結論から言えば、この店のカツカレー、神保町「キッチン南海」よりウマいと思う。

カツカレー」(¥700) ―― 南海のカツカレーではあるが、味のまろやかさが際立つ。僕は、この店のカレーに辛さは求めていない。むしろ、辛さが立ち過ぎると、そのまろやかさや深いコクの味わいを邪魔するだろう。そう、この店のカレーは、深いコクの味わいが長続きする。途中で飽きるというコトなど考えられない。一口目でウマいと思った感覚が、最後の一口まで続くのだ。それが証拠に、この店のカレーを食べると、最後の方に、えっ、もう無くなっちゃうの?という心の悲鳴が聞こえる。
目玉焼きがのっているので、黄身を潰したとき、ルーとのハーモニーが楽しめるのもイイ。また、キャベツの千切りにカイワレ少々が別皿というのもイイ。ソースかつ丼文化に馴染んでいない世代からすると、白メシとキャベツはどこか違和感を覚える。(最近は慣れつつあるが。)それに、柚子の効いた玉子溶きみそ汁もイイ。このお得なセット感も、大きくプラスである。
大満足の食事。ごちそうさまでした。

実は、ちょっとウソ。カツカレーを食べる前に、カキフライでビールも飲んでいる。この時期、カキフライの文字に弱くなる。「カキフライ」(¥250)は、大ぶりなフライが2コ。ウマい、安い。「ビール(Asahi Dry中瓶)」(¥500)。前回は「クリームコロッケ」(¥250)も食べた。追加単品にもキャベツが付いてくる。


何故、この店のカツカレーの方がウマいのか、今回よく考えてみた。
論理的・物理的な部分では、まず、カレールーについては、神保町の客数や回転率から言えば、コチラの店の方が、煮込み時間が長いのではなかろうかというコト。それだけ、長時間温められ続けている分、深いコクに秀でているのではないかという仮説。あと、僕自身が、神保町は昼の訪問で、馬場は夜だというコトが影響しているか。カツは、今回よく見ていたが、つなぎの玉子に泳がせる時間が明らかに長い分、玉子のウマさが衣によく出ているというコト。
非科学的な部分では、店のご主人と奥様(?)の、ほんわりした雰囲気が、ルーに入り込んでいる。味わい深さは、お二人の料理に対する想いでもあり、気持ちの表れの一部分でもあるように思う。そして、この店に来る客が、またイイ。皆で、このイイ雰囲気をつくりあげているようだ。決して、我慢をしたり、無理な背伸びなどをせず、食べたいモノを食べたいだけ楽しみに来ている感じが強い。そして、それこそが、この店の味の基本となっているような気がした。

いつも、僕は、目に見えないモノで結論付けてしまうクセがある。UFOや宇宙人の話など、世間は実態の無いモノに冷たい。しかし、僕らは、一方で、そんなモノを頼りに生きていたりする。希望や情熱や夢や愛...。日々の生活で多くの約束事やルールに縛られながらも、そんなモノを大事にしていたりする。

目白駅までの線路沿いの道を今日も歩く。帰宅する人々で満員の山手線がスグ横を通り過ぎる。その線路沿いの道を妄想に浸りながら満足気に歩いている人を見つけたなら、それが僕である。

目の前の信号が、青に変わった。また、歩き始める。


(文責:京夏終空、2014.10.28)


<非更新再訪メモ>(2016.5.2)
・やや訪問にムラがあるが通っている。カツカレーって、続けて食べたくなる習性があるのかも知れない。
 昨年末も12月30日までやっていた。
 「ルー大盛」100円、「ライス大盛」100円、両方で200円。ガッツリいきたいときはイイ。
 「エビフライ」300円も試してみた。普通に美味しい。


(※写真は、後日掲載。)

  • 外観。

もっと見る

7位

フカノ (要町、北池袋、池袋 / 弁当、惣菜・デリ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/12訪問 2019/10/09

池袋3丁目、素材の良い惣菜・野菜系弁当屋。【1st】


青果業を営んでいる店の惣菜・弁当コーナー。

一言で特徴をあげれば、この店の料理の素材の良さに驚かされる。
青果業も隣接するスペースで営んでいるので、良い野菜の良い部分を惜しげもなく使った惣菜・弁当と言える。

「弁当」(¥1,350) ―― 野菜の天ぷらを中心とした詰め合わせの弁当を作っていただいた。通常は、¥650~¥800程度の弁当だが、遅い時間で、残っていたモノを全て弁当にしてもらった。総額的には、ちょっと高くついたが、食べてみて味で納得。
・レンコンの天ぷら、味といい、歯ごたえといい、最高級のレンコンと言っても過言ではない。料亭ならば、これ2切れで、5百円以上とれる。
・野菜かき揚げ、これも、めちゃくちゃウマい。特に玉ネギの質の良さが主張する。シャキシャキ甘く、旨みが長続きする玉ネギ。イイ。
・他に、舞茸天、栗かぼちゃの煮物、えび天、いか天、エビフライ、なます、漬物など、すべてウマい。エビに関して言えば、物凄く良いエビを使っている。天ぷらもフライも、調理から相当時間が経過しているだろうに、クサみ一つなく、プリプリでギュッと身の詰まったエビで、かなりウマかった。
・ご飯は、チラシ寿司の寿司メシ。コレも、やや酢が強めだがウマい。
思いもかけず、大満足の食事となった。ごちそうさまでした。


閉店間際、弁当できますか?と聞いたところ、もう残っているモノが少ないからと言われたが、見渡してみたら、何とかイケるとコチラが勝手に判断し、惣菜コーナーに残っていたモノすべて詰めていただいた。いざ、詰めてみたら、結構な量。ご飯とパックを分けて入れてもらった。
たまには、こんな買い方も楽しい。


(文責:京夏終空、2014.8.30)


<非更新再訪メモ>(2014.11.5)

・野菜弁当をつくってもらう。¥600のモノを基本にして、海老天プラス¥200×2で合計¥1,000


<非更新再訪メモ>(2014.12.9)

・何度も再訪しているが、ココの弁当は野菜系に特化し、何を食べてもかなりウマい。
 今回、評点を大幅に上げた。

弁当は、今現在、基本コースが¥500、¥600、¥680の3種類。
メインのおかずを自分で選び、それ以外に5,6種類の惣菜が入る。
メインは、焼魚系、フライ系、天ぷら系などその日にあるモノの中から選ぶ。
惣菜系は、野菜を中心とした、炒め物、煮物、和え物、芋・豆等類、なます系、漬物系などが入る。これも、希望があれば予算内であれば、聞いてくれるし、追加料金を支払えば、限りなく希望通りになる。

今回は、¥600のコースで、メインを天ぷら2品(かき揚げ・ゴボウ天)、茄子とピーマンの炒め物、フキの煮物、ほうれん草の和え物、里芋の煮っころがし、なます、糠漬け漬物。それにご飯とみそ汁が付く。
ご飯大盛は¥20増しと、コチラもとても良心的。

少なくとも、初訪から10回以上は訪問しているが、いつも食後の満足感が得られる。
地元の人間に限らず、ぜひ試して欲しいと思うお店であり、自信を持ってススメられる店である。


(※写真は、後日掲載。)


  • 外観。
  • 看板。

もっと見る

ページの先頭へ