『ジャカルタのナシゴレン・カンビンにはビビりました!』matu4さんの日記

matu4

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ジャカルタでローカルの人に絶大な支持を受けている人気店に行ってみました。
日本語メニューなどはないし、ムスリムの人ばかりでごった返す雰囲気は
まさに行列のできるラーメン屋風です。

僕の考える規模とはずいぶんと違っていまして、
およそ、80-100人分を同時に作っていました。

驚くほど大きな中華鍋に、下には羊の肉細切れにしたものを炒めます。
マンガ盛りのご飯はみてると笑っちゃうほど大量です。
大きなこてで混ぜますが、不思議ですが全くこぼれないのです。

五徳の火はタイミングによって点けたり消したりを
職人技で繰り返します。

ドカンと作るとそれを一気に屋台の周りに並べてあるテーブル群に配るのですが
食べ終わるとすべてのテーブルが自然に入れ替わります。
これを朝まで繰り返すのです。
ジャカルタっ子の楽しみ方の一つだとのこと。

80杯としても夜通しで1000杯~1500杯を超える大人気店です。
ビールはないけどみんなお茶を飲んだり、ジュースを飲んだり。

25000ルピアなので(約250円)付近の屋台の10000ルピア(約100円)に比べると
2.5倍もする高単価店舗。

味はカレー味、ほのかに羊肉特有の香りがするけれど、
嫌な香りではない。ムスリムの人にとってはとてもなじみの美味しい香り。

周辺はまだまだ意識の低い汚染された川やごみ溜めになった河原
ポイ捨て当たり前の世界が繰り広げられるのですが、

それでも、こういうところにこそ、地元から愛される力のある食が存在すると実感します。
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