無料会員登録/ログイン
閉じる
The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
0954-60-4668
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
酒蔵直営 日本料理×鍋島の口福◆草庵 鍋島
茅葺屋根伝統的建造物の別邸オープン◆御宿 富久千代
佐賀県鹿島市浜町乙2420番地1、41007162,御宿 富久千代]。
2021年(令和3年)4月24日オープン。日本酒「鍋島」の富久千代酒造が営む酒蔵オーベルジュ。
国の重要伝統的建造物群保存地区、肥前浜宿の築230年の伝統的建造物を再生した宿。
蔵元が醸す酒と料理の饗宴を堪能出来る。食事処は本邸の草庵 鍋島。
2023年(令和4年)12月1日、歩いて10分の場所に別邸オープン。
一日一組限定の一棟貸し。連泊不可。宿泊予約は当月翌3ヶ月後の末日まで。
(本邸)1泊2食付一人121000円(税込)、一泊二食付。
(別邸)1泊夕食付一人88000円(税込)、別邸の宿泊に朝食及び酒蔵見学はなし。
最寄駅 JR肥前浜(ひぜんはま)。中学生未満の利用は不可。全棟禁煙。駐車場あり。
チェックイン15:00。チェックアウト11:00。定休、月曜・火曜。
(HP) https://fukuchiyo.com/
富久千代酒造が営む酒蔵オーベルジュの別邸オープンを聞き、宿泊してきました(^^
駐車場は、本邸と草庵 鍋島と同じ場所を利用。
ウェルカムドリンクは、同じ通りの富久千代酒造直営「カフェ ブリュー」にて。
良い雰囲気の中で、柿右衛門のカップでコーヒーをいただいて、歩いて別邸まで。
車で送って下さるとのことでしたが、肥前浜宿の雰囲気が素敵で歩きたくなります。
伝統的建造物群保存地区(酒蔵通り)を抜け、長崎街道(多良海道)の浜川にかかる浜橋を渡る。
わ~
場所は、ここでしたか!
以前の本邸宿泊時に、観光で歩いて尋ねた場所。
浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区。
茅葺屋根の伝統的建造物の中の1棟。
南舟津防災公園の横でした。
江戸時代後期に建てられた約200年の歴史をもつ伝統的建物です。
本邸と同じく、茅葺の構造も見られるようにされた古民家再生です。
古き良き日本文化を愉しめます。
構造や趣のある風情はそのままに、快適に過ごせるように手が入れてありました。
玄関を入ると左官仕事の壁に「鍋島」の文字が浮いてる。
前室と客室の間は布一枚で仕切られていて重たくなりがちな建物に軽やかな印象。
寝室や土間、浴室まで床暖房が入っていました。
気密性の低い江戸時代の建物ですが、温かに過ごせます。
小さな庭が土間続き。浴室は深めの和風呂でエアコンあり。トイレは二つ。
土間には、電子レンジと食器類、フリードリンクの冷蔵庫。
ノベルティの鍋島オリジナルのトートバックとグラスは、本邸と同じ嬉しいお土産。
お茶菓子に1639年(寛永16年)の佐賀銘菓の老舗、鶴屋菓子舗のストロープワッフル(あんバター)。
こちらも調度やアメニティお洒落で、高級ホテルと遜色ない。いえそれ以上。
階段を上がると茶室のにじり口のような、くぐる出入口。
小屋裏があり部屋としての利用ではありませんが、ワクワクの隠れ家空間。
ここでゆっくり過ごすも良しでした。
夜間はスタッフさん不在。
江戸時代の建物なのですが、セキュリティはナンバーロックでしたよ。
夕食は歩いて本邸へ。17時の一斉スタートです。
草庵 鍋島で、西村総料理長の料理と銘酒 鍋島の口福時間。
食後ものんびり歩いて宿まで。
フリードリンクの冷蔵庫に用意されていた、鍋島の小瓶2本をいただく。
草庵 鍋島の炊きたて炊きこみご飯を、おにぎりで貰ったのでそれも。
別邸プランは、今のところ朝食別なので、調達されておかれるか行く場所を考えて。
今回は、ブランチ的にカフェ ブリューのランチコースをいただきました。
夕食とランチは、店のレビューを別に書きます(^^
酒蔵通りにはもう一軒、富久千代酒造の古民家施設の再生が始まっていました。
酒蔵のある街の酒蔵オーベルジュ。
本邸と別邸、どちらも利用させていただきました。
どちらもオーナーの愛情を感じる設えでした。
この街の活性と、利用者への心からのウェルカム感。
別邸も中々と素晴らしく、江戸時代の建物を不便と感じることなく快適に過ごしました。
伝統的建物と地域文化と食を楽しめる旅宿。
定期的に訪れたい魅力に溢れています。
日本初「酒蔵オーベルジュ」は江戸時代の旧商家◆御宿 富久千代
佐賀県鹿島市浜町乙2420番地1、41007162,御宿 富久千代]。
2021年(令和3年)4月24日、日本酒「鍋島」の富久千代酒造が営む「酒蔵オーベルジュ」がオープン。
酒造りの町の、静かな「酒蔵通り」に佇む宿で、蔵元が醸す酒と料理の饗宴を堪能出来る。
食事処は、宿内の草庵 鍋島。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された地域内に位置。最寄駅 JR肥前浜(ひぜんはま)。
230余年の歴史がある伝統的茅葺き屋根の日本家屋は、地域最大級の200㎡を超える広さ。
一日一組限定、最大4名までの一棟貸し。高校生未満の利用は不可。全棟禁煙。駐車場あり。
1泊2食付一人66000円(税込)。週末・ハイシーズンは77000円(税込)。
宿泊予約は3ヶ月後の末日まで。
チェックイン15:00。チェックアウト11:00。
定休、月曜・火曜。
(HP) https://fukuchiyo.com/
「鍋島」を飲み始めて十数年。家族と共にこの銘柄の大ファンです。
蔵は日頃非公開で、触れ合える機会と言えば今までは、鹿島酒蔵ツーリズム®。
佐賀県下でも有数の酒どころである鹿島。現在6軒の造り酒屋があり、ここ肥前浜宿には3軒。
平成23年に、富久千代酒造の「鍋島大吟醸」が、IWCの日本酒部門で世界一を受賞。
世界一の日本酒を育んだ町、鹿島となりました。
それきっかけに魅力を全国に発信しようと、鹿島酒蔵ツーリズム®の取り組みが始まったそうです。
(鹿島酒蔵ツーリズムのHP) https://sakagura-tourism.com/
家族は酒蔵ツーリズムに数回行ったようですが、私は休みが取れずに行けなくて。
羨ましく話を聞いておりました。
そんな中「鍋島」の富久千代酒造の宿が出来ると聞き、開業前から楽しみにしていまして。
41007162,御宿 富久千代]の宿泊特典が、私にとっては嬉しいもので。蔵に入れて貰えます!
<宿泊特典>
・希望により徒歩数分の富久千代酒造の酒蔵に案内 (通常は非公開)
・富久千代酒造ギャラリーでの特別な酒器による日本酒「鍋島」のテイスティング
・日本酒「鍋島」の購入も可能 (通常酒蔵での鍋島販売はなし)
開業後すぐにでも行きたかったのですが、休みの予定が合うのは年末でした。
希望日の3ヶ月前、予約開始が始まってすぐに予約をしました。
当日、チェックイン時間に宿に到着したかったのですが、大晦日で道中車が大渋滞。
遅れての到着ですが、快く蔵見学の流れを作って貰っていました。
先ずは荷物を宿に置さ、宿のリビングでフロントスタッフの方に利用説明を受けます。
江戸時代に建てられた、かつての商家。間取りの把握がすぐに出来ない広さの一棟泊。
コの字の茅葺の建物。この地特有のもののようです。
建設当時そのままを感じられる部分は残っていますが、リノベされ空間は新旧引き立て合う和モダン。
オーナーが選び抜いた現代感覚の家具や照明等、調度品が素敵です。
1階の畳間にベッドルーム。
2階にもベッドルームがあり、2つのベッドルームのお好きな方をどうぞと。
舟底天井で、藁葺屋根の構造を裏から見られる部分もあります。
ライブラリーもあり、音楽も楽しめる環境。
温泉ではないですが、広めで深い和風呂。坪庭が臨めます。
宿の支配人はオーナー夫妻の飯盛理恵さん。
細部までの配慮が伝わってきます。
バスアメニティは、豊かに香り立つ天然精油の、LEAF&BOTANICS。
保湿バームがアメニティに。この時期嬉しい、Rin’sみつろうバームのラベンダー&ティーツリー。
ルームウェアは、オーガニックコットンが心地いいIKEUCHI ORGANIC。
室内で利用する簡易スリッパは、高級のホテルの中でもトップクラスと同じ厚み。
江戸時代の建物ですから断熱性能は低いのですけれど、主要部は床暖房で快適。
冷蔵庫内も充実。お水は無料。コーヒーサービス等あり。
わ(゚∀゚)!
廊下の突き当たりに、鍋島中心のセラーが1台!
レストランの草庵 鍋島で出されるものとは重ならないものを主に、購入も可。
散策用のカッコイイ自転車の無料貸し出し準備もあり。
説明を受けながら、空間や調度を見ては、都度歓喜。
ノベルティの鍋島オリジナルのトートバックとグラスは、嬉しいお土産。
鍋島でノベルティのグラスを作られているようですが、入手機会があり持っていたのは2色。
蜜柑色と桃色に、今回のラベンダー色が仲間入り。嬉しいなー。
建物案内後、お茶が用意されました。
嬉野の無農薬紅茶(カモミールティー)、今右衛門のティーカップで。
お茶菓子に1639年(寛永16年)の佐賀銘菓の老舗、鶴屋菓子舗のストロープワッフル(あんバター)。
この日、飯盛社長自らの蔵案内をして貰うことに。
宿から一緒に歩いて、富久千代酒造へ。
浜の酒蔵、国登録有形文化財です。
蔵では、商品の一般販売はされていません。
会社の受付空間で、数々の受賞やラインナップの説明を見て、工場へ。
入ってすぐに赤磐雄町米の稲穂の展示。オマチストの皆さん垂涎の説明あり。
その先には、ホームページでずっと見ていたギャラリー。
大正時代に建造された旧精米所を展示ギャラリーに、こちらも改修リノベされた空間。
新旧の対比が明快に表現された、正統で魅力的なリノベ。
肥前浜宿の町並み保存の一環であるリノベは、建築関係の受賞も多々。
グッドデザイン賞も受賞されたそう。
日本酒も凄いですが、建物もです。
続く隣接工場へは靴を履きかえて。変な菌は持ち込めませんよね。
ここからは、撮影禁止。
蔵内を巡りながら酒造りの説明を一通り伺いました。
最後に、工場内にあるスチール枠と硝子スクリーンのミーティングスペースに招いて頂いて。
こちらは写真撮って良いですよと許可が出て。
ああ、この空間もホームページで見ていたんです。
今、目前で飯盛社長から話を聞き、特別な酒器で鍋島をいただいております…
甘い香りと味わい、フレッシュで切れが良く発泡感を残す飲み口。
栓を開けた時のポンッという音で「鍋島」だと気づく愛飲者ですが、蔵でその製造過程を知りました。
飯盛社長は、センス抜群の杜氏です。
ラベルのない、しずくどり純米大吟醸。山田錦の精製歩合35%。
飲み比べでもう一杯、山田錦の精製歩合65%の熟成。
広平という地名の入った鍋島で、標高500m、山水の棚田で作られた山田錦。
この飲み比べ、どちらも美味い。
自力では求めることの出来ない「鍋島」を、初めて見るアンティークグラスで頂く。
うっとりと陶酔していました… もう食事の時間。
宿の食事処、草庵 鍋島で、料理長に今見てきた感動を語りながらの食事。
待ち望んでいた時間、空間、食事。
念願叶って、もうこれだけで帰っても良いくらいの幸福感。
夜は、宿でお酒を飲み続け。料理長が氷やお水を届けてくれて。
明日、運転があるなぁ…
私はそこそこで。家族は底なしに。
次の日、見事に酒が抜けていない家族。我が家の場合、車での移動は飲んだもの勝ちです。
翌朝から飲めるのは、お酒が残っているほう(自前のアルコールチェッカー携帯)。
私はハンドルキーパー決定です…
翌朝、朝食は昨晩と同じ、草庵 鍋島へ。
朝のBGMは軽く軽快。テーブル席での朝食。
フロントの方から朝食の説明。メインは、温泉湯豆腐。佐賀嬉野名物ですよね。
温泉水と豆腐だけの温泉湯豆腐、ゴマダレ、本枯れ鰹節。
小さめのグラスに、飲むヨーグルト、オレンジジュース、トマトジュース、アサイージュース。
シェフ手作りの真鯛のペーストは、そのままでも、ご飯の上にのせて鍋の出汁を掛けてもよし。
平皿に、焼魚、鍋島を使った粕漬け、梅干し、玉子焼き、明太子、鹿島名物 すぼ巻き。
卵は、三瀬の無農薬天然飼料で育った平飼い卵と聞きました。
レタスも鍋で、しゃぶしゃぶして。朝は玄米茶でした。
食後は、テーブルからカウンターへ移動して、食後のコーヒーか紅茶とデザート。
コーヒーにしました。豆はニカラグア。
和三盆を使用した、料理長手作りの蒸しプリン。
鍋島を使用したカラメルソースを好みで。
快晴の朝で、宿の窓からの庭園が綺麗です。
宿は、高級最新ホテルの快適性とは対極、でも心地よく過ごせる配慮に満ちてます。
江戸時代の建物をリノベで宿に使う。
新築よりも価格が高くなる選択ですが、この建物と酒蔵通りの街並みを守られた事が分かります。
それらを経験させて貰えるのも、唯一無二。
文化込みの体験で、新品では得られない部分が多い。
チェックアウト時間ぎりぎりまで宿に居て、その後歩いて近くの散策。
酒蔵通りは、白壁の酒蔵や茅葺きの民家などが数多く残る町並み。
歴史的価値が高いことが、歩いていると看板で書かれており理解しやすいです。
茅葺集落まで歩いて。浜川から有明海がすぐそこの地域です。
元旦の午前中とあって、どこも閉っていましたが寄ってみたい店もありまして。
次の楽しみとなりました。
北九州の「はらぐち酒店」がきっかけとなり、飯盛社長が取材され掲載となった本。
「日本人のひたむきな生き方」
郷土を醸した復活の酒、鍋島と飯盛社長の思いを知った本です。
逆境に屈せず自分の道を信念を持って進む。言うは易しです…
酒の味から入った鍋島ですが、ブランド背景を知ると鍋島ファン度が深くなります。
佐賀・九州を代表する酒を造りたい人々の思いから始まる愛郷心と復活の物語。
郷土に錦ではなく、郷土を錦に。
その中心にいる、飯盛社長に深い敬意を覚えずにいられません。
「御宿 富久千代」の口福時間◆草庵 鍋島
佐賀県鹿島市浜町乙2420-1、草庵 鍋島。
富久千代酒造が営む酒蔵オーベルジュ「41007162,御宿 富久千代]」併設の和食レストラン。
200年の歴史ある伝統的建造物のリノベ空間で、日本酒と和食が堪能出来る。
献立は、ひと月半毎に入れ替わるコースのみ。
カウンター6席。17:00スタート。高校生未満の子供利用は不可。カード可。禁煙。駐車場あり。
食事のみの予約は、翌月の末日まで。一名22000円(税込)。
休館日、月曜・火曜。
(HP) https://fukuchiyo.com/
念願の41007162,御宿 富久千代]への宿泊。
到着後、宿泊の特典で富久千代酒造の蔵見学をさせていただきました!
夕食は、楽しみにしていた草庵 鍋島へ。
茅葺き屋根の建物入口は閉ざされており、予約者だけが入っていける空間。
入ると帳場、廊下をすすむと硝子の格子戸越しにカウンター席。
こちらが、草庵 鍋島。
心地よいジャズのBGM。ひざ掛けブランケットの配慮。
卓上に用意された和紙のドリンクメニュー。
日本酒、鍋島おまかせ(2合目安) 6000円~を頼んで。
お料理が始まります。
食前酒に、鍋島の純米大吟醸で仕込んだ梅酒。
美味しい、これ!
◆料理コース 22000円(税込) …本日は宿泊費用に入ってます。
・車海老、合馬の筍、白みそ仕立て
温かいひと品での始まり。合馬の筍、早いですね!
・長崎の虎河豚と北海道の鮟肝、ちり酢、芽葱
虎河豚はたたき、厚めで食感も良い(撮らずに食べました(゚∀゚;))。
・揚物 大阪富田林の海老芋、銀杏、自家製の栗の渋皮煮
柔らかく出汁で炊いて揚げた上モノの海老芋、美味しいです。柚子味噌と塩を好みで。
・椀 有明海の真魚鰹、焼き葱
出汁は佐賀産天然のスッポンを使って。明治時代頃の蒔絵の器が美しい。
・造り 唐津の九絵、糸島の鰆
鰆は藁焼きで香り良く。藁は鍋島の山田錦の稲藁(゚∀゚*)!好みで酢橘を。
・鰤大根
島原で揚がった14kgの鰤を寝かせて。辛味大根と一緒に。
・天草の鰻、天草のむかご、もち米、自家製海苔醤油
表面がパリッとした白焼き鰻のプチ丼。削り出しの木製漆器で。
・碗 虎河豚焼白子
炭焼きの白子、河豚のあらの出汁と聖護院蕪のみぞれあん。
・唐墨大根
宮崎日向灘のトップクラスのボラの卵巣を、鍋島の純米大吟醸(BLACK)で仕込んだ(!)自家製唐墨。
世界で唯一のBLACK唐墨。レア感あり。最高!
・焼物 佐賀牛
炭焼きの佐賀牛フィレ肉。九条葱、烏骨鶏の温度玉子。すき焼きイメージ、甘めのタレ。
好み過ぎてうっとり。卵も烏骨鶏と最上級。
・碗 年越しそば、七味。
料理長が急遽、おまけでと。配慮が嬉しい大晦日の夕餉。
・食事 竹崎カニごはん自家製唐墨入り、なめこの味噌汁、香の物、ほうじ茶
佐賀県太良町を代表する特産物、竹崎カニのごはん。カニ味噌と唐墨の濃厚な旨味。
茶碗は、古伊万里や器は今右衛門。
・デザート 出来たての自家製ミルクアイス(地元蜂蜜・塩)、佐賀苺2種、嬉野和紅茶ジュレ
ミルクアイスが美味しくて。今回もアイスのおかわりいただきました。
◆鍋島 おまかせ(2合目安) 6000円~
・純米大吟醸 赤磐雄町米 (令和3年11月 酒類品評会 吟醸の部 金賞受賞酒)
・純米大吟醸 活性にごり生酒 (オーベルジュ、レストラン限定)
・特別純米酒 吉川産 山田錦 (令和3年11月 酒類品評会 純米酒の部 金賞受賞酒)
・純米大吟醸 山田穂 (HP商品に入っている鍋島)
・純米大吟醸 短稈渡船 (HP商品に入っている鍋島)
・特別本醸造 (HP商品に入っている鍋島)
・Black Label (HP商品に入っている鍋島)
・純米大吟醸 愛山 or 鍋島 純米吟醸 New Moon (HP商品に入っている鍋島)
純米吟醸梅酒に始まり、金賞鍋島を2種とも頂けました。
開栓注意のしゅわしゅわ生にごりは大好きな酒。飲み口良く幾らでもイケてしまう限定酒。
他では入手不可なので、ここで飲みますし、買います。
この日、金賞酒も燗で。
良い酒は、ぬる感でいただく習慣がないので、良い経験をさせて貰っています。
そして、鍋島のフラッグシップ酒「Black Label」が、おまかせに入る贅沢さ!蔵直営の強みです。
食後酒に、折角なので如何ですかとの二択で、愛山をいただきました(^^)
最後に釜煎り茶をいただいて。
御宿 富久千代・草庵 鍋島の初の大晦日、利用させて貰って光栄でした。
飯盛社長、西村料理長との楽しい会話。話が尽きません。
好きな銘柄の酒蔵で、料理酒も蔵の酒、鍋島。
料理長に、唐墨はBLACKを丁寧に塗り込んだと聞き、思わず叫んでしまったと言う…
世界に誇る陶磁器が使われ、かつ原価が凄すぎる、草庵 鍋島。
ここでしか、頂くことのできない料理と、日本酒鍋島の数々に陶酔。
口福で幸福な大晦日でした。
翌朝も草庵で朝食を頂きましたが、そちらは宿レビューで(^^)
酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」の和食レストラン◆草庵 鍋島
佐賀県鹿島市浜町乙2420-1、草庵 鍋島。
富久千代酒造が経営する酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」併設の和食レストラン。
銘酒、鍋島の生まれた肥前浜の町並みは、歴史的価値のある地域。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
200年の歴史を育む地域最大級の伝統的建造物がリノベーションされた、御宿 富久千代。
その建物に日本酒と日本料理の融合を五感で味わう和食レストラン、草庵 鍋島。
2021年3月12日「草庵 鍋島」オープン。
カウンター6席。電話にて予約(13:00~17:00)。phone.0954-60-4668
前日までの要予約。22000円(税込)のコースのみ。
高校生未満の子供利用は不可。禁煙空間。
毎週水曜日、木曜日は休館日で受付不可。
(HP) https://fukuchiyo.com/
初夏の草庵 鍋島へ。
宿泊で利用したいのですが、私の休日調整が中々上手くいかなくて。
レストランだけでも、との利用です。
この日は良い天気、茅葺屋根が青空に映える。
通りすがりで利用される方も居ない宿中のレストラン。
古民家再生で熱効率は悪いとのことでしたが、荒れた建物をここまでになさったのは立派。
お庭も綺麗に出来上がり、レストラン空間も良い雰囲気です。
この日は宿泊の方とカウンターの横並びの席にて。
ドリンクメニューから、鍋島のペアリングを。
先ずは食前酒から。
鍋島ジュレの炭酸割り。暑い日には嬉しい。
料理は前回と同じく、佐賀をはじめとする厳選された食材を使用の「おまかせコース」
カウンターで料理を仕上げて提供。西村料理長より、都度口頭での説明があります。
BGMのジャズが心地よい。
本日も飯盛社長が出られていて、ペアリングの鍋島や器の説明を。
これ以上鍋島に詳しい方は居ない訳ですから、鍋島ファンとしては贅沢な時間。
◆おまかせコース 22000円(税込)
・佐賀牛サーロインしゃぶしゃぶ 鹿島トウモロコシ葛豆腐 長崎の赤海胆
・佐賀のすっぽんとフカヒレの春巻き 山わさび、カボスは好みで
・椀 唐津の鮑 冬瓜
・お造り 長崎 夏アラ 長崎 鮪 あしらい 真桑瓜 有明一番摘み海苔の鍋島海苔醤油
・お造り別皿 天草の海胆
・島原の鱧 秋田のジュンサイ 梅肉と鰹出汁のジュレ
・焼物 対馬ブランド のどぐろ紅瞳 有明鶏の白味噌、地元野菜の冷やし鉢
・島原素麺 唐津のフルーツトマトベース 天草のオリーブオイル 蛤の出汁と鍋島のジュレ キャビア
・碗 毛蟹 白ずいき 餡仕立て
・椀 天然有明海鰻 豆腐 葱 牛蒡 三つ葉 野菜出汁玉子とじ
・有明海の海月 三杯酢と柑橘
・宮崎鮎のごはん 香の物
・嬉野無農薬ほうじ茶
・煉りたて白ごまと麹のミルクアイス、地物西瓜とコアントローのゼリー
・嬉野無農薬釜煎茶
本日も、佐賀を中心とした九州食材を中心に。
最初に極上肉の低温調理と旬食材の甘味を楽しむ葛豆腐に赤海胆。
佐賀まで来て良かった、と一皿目に実感。
次が揚物の春巻きという意外性と、滋養ある食材が疲れやすい時期に嬉しい。
お造りの鮪の寝かせの旨味が強い。入手困難な天草の海胆と鍋島とのマリアージュに感嘆。
鱧の骨切りも骨を感じさせずジュレとのバランス良く。
焼きたて紅瞳の脂の旨味と焼いた白味噌の香ばしさ、これがまた鍋島と合う。
冷やし鉢と一緒に出されることで、温度と脂が一転。良いですね。
口直しの素麺も、蛤出汁と鍋島だけのジュレが良い。キャビアも合ってる。
皮がパリッと美味しいふっくり鮎の混ぜご飯は、香りもいただく夏のごはん。思わずおかわり。
料理長の手作りアイスも美味しくて、前回と同じくこちらもおかわり。
西村料理長お一人でこれだけは大変。社長が心配されるほど。
早くお手伝いの方が入られると良いですね。
全体量は多めですが、それを感じさせない食べ飽きない流れです。
料理酒に惜しみなく使われている鍋島が、バランスよく溶け込んでいます。
全て美味しくいただきましたし、本日も地元の器から海外の器までを愉しめました。
◆日本酒<鍋島おまかせ>1合目安 4500円~
・雫しぼり 純米大吟醸。精製歩合35%。アルコール分16度。山田錦100%。
・純米大吟醸 活性にごり生酒。精製歩合45%。アルコール分15度。…出来たてオーベルジュ限定酒。
・純米大吟醸 短稈渡船。精製歩合40%。アルコール分16度。渡船2号100%。…常温で。
・純米大吟醸 山田穂。精製歩合40%。アルコール分16度。山田穂100%。
・BLACK LABEL 29BY。アルコール分16度。
・純米吟醸 赤磐雄町米。精製歩合50%。アルコール分16度。雄町100%。
・特別本醸造。アルコール分15度。精製歩合60%。…ぬる燗42℃。
・吟醸 Sammer Moon。アルコール分15度。精製歩合50%。山田錦100%。
食前酒でいただいた、鍋島ジュレの炭酸割りから美味しかったです。凄く好き。
本日も、こちらでしか飲めない鍋島が頂けました。
活性にごり生酒は、出来上がったばかり。
開栓を気を付けなければ、吹きこぼしてしまう活性にごり。
大好きなので、購入して帰りました。
鍋島を冷酒で、常温で、ぬる燗で。
コースの内容に合わせて、鍋島ペアリングも温度の違いまで愉しめる幸せ。
家でも飲みますが、中々この温度管理までしては飲まないものです。
飯盛社長から鍋島の背景などを聞くことの出来る時間。
使用米のことから、技量で酒の出来が全く変わってしまうことまで。
BLACK LABELがペアリングに入ってますしね~ 幸福感高いです。
ご馳走さまでした。
次こそ、宿泊して、夕食・朝食を、こちら草庵で!!
酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」の和食レストラン◆草庵 鍋島
佐賀県鹿島市浜町乙2420-1、草庵 鍋島。
富久千代酒造が経営する酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」併設の和食レストラン。
銘酒、鍋島の生まれた肥前浜の町並みは、歴史的価値のある地域。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
200年の歴史を育む地域最大級の伝統的建造物がリノベーションされた、御宿 富久千代。
その中に日本酒と日本料理の融合を五感で味わう和食レストラン、草庵 鍋島。
2021年3月12日「草庵 鍋島」オープン。カウンター6席。
2021年4月24日「御宿 富久千代」オープン。1棟貸しの宿、1日1組。最大4名。夕食・朝食は草庵 鍋島にて。
夕食利用のみ可。食事のみの方は、電話にて予約を(13:00~17:00)。phone.0954-60-4668
毎週水曜日、木曜日は休館日で受付不可。
(HP) https://fukuchiyo.com/
鍋島の富久千代酒造が経営する、重要伝統的建造物群保存地区の宿が誕生。
あの鍋島がですか!ついにですか!という印象。
宿のオープンに先駆けて和食レストランがオープン。
宿泊客の夕食・朝食が用意されるレストランですが、夕食利用は一般でも可。
前日までの要予約。22000円(税込)のコースのみ。
高校生未満の子供利用は不可。禁煙空間。
春まだ浅いその日、光栄なことに初日のカウンター6席の一つに座らせていただきました。
ここにしかない鍋島のラインナップがいただけるとのこと、楽しみにしていました。
茅葺屋根の外観。
古民家の現しの梁・柱と調和する、和モダンなインテリアと空間。
奥に進んで扉を開くと、和食レストラン。
大きな無垢の一枚板カウンター。BGMはジャズ。
良い緊張感伴う初日の空間には、社長ご夫妻も御立合い。
見せていただいたドリンクメニューはシンプルな一枚。
・鍋島おまかせ (2合目安) 6000円~
・鍋島おまかせ (1合目安) 4500円~
他にビール、ソフトドリンク、お茶は地元の嬉野のもの、ワイン、焼酎、ウイスキー。
日本酒のペアリングが何と言っても蔵ならではの魅力あるもの。
先ずは、つきひかり(蜜柑)と河内晩柑と鍋島の食前酒。
注いで貰った器は十五代酒井田柿右衛門の濁手器。最初から器も凄い。
最初の鍋島は、純米にごり酒。瓶内二次発酵の活性にごり。
今回のオープニングの為に久々の復活とか。
開栓時の吹き零れ注意の生酒。
何度も栓を開け閉めしながら落ち着かせなければならない暴れん坊の酒。
このタイプの日本酒は大好き。嬉しい。
贅沢にも、社長で杜氏の飯盛さんに注いで貰って。
料理は、佐賀をはじめとする厳選された食材を使用の「おまかせコース」。
東京の三ツ星和食店で腕を磨き、福岡の星付きレストランでも研鑽を積んだ、西村料理長。
カウンターで料理を仕上げて提供。
都度口頭での説明があります。
以下、聞き取りで私自身が見やすい書き方をしました。
型に囚われない拘りの会席です。
◆おまかせコース
・先付1 虎河豚焼き白子(長崎)、蒸鮑(長崎)、鮑の肝のソース
・先付2 骨切り煮穴子と蕗の薹、穴子には黒棚葱と煮山椒のタレ
・お凌ぎ 冷たい蕎麦(対州そば)、アスパラガス(佐賀)のすり流し、紫海胆(大村湾)、蕎麦の身
・椀物 佐賀牛サーロインのしゃぶしゃぶ、クエ(長崎)、昆布鰹出汁、料理酒は鍋島
・向付1 桜鯛(熊本天草)、鯛は桜〆、酢橘、山葵、海苔醤油、別添えで紫海胆(熊本天草)
・向付2 炙り太刀魚(長崎五島)、香味野菜、ゼリー
・巻物 タルタル 鮪、団扇海老(長崎)、キャビア(宮崎)、海苔(有明)、手渡し
・焼物 信行牛(熊本)のクラシタ、花山葵醤油漬け(佐賀太良)
・強肴 グリーンアスパラガス(佐賀 森のアスパラ)、竹崎かに、生姜餡
・留椀 白甘鯛、筍、菜の花
・ご飯 炊込み、浅利(有明)、蕗、香の物、ほうじ茶
・水菓子 米のアイス、鍋島のゼリー、晩白柚(熊本)
最後に無農薬嬉野茶が振る舞われました。
九州・佐賀を中心とした拘りの食材。
若い料理長のアグレッシブな和食コース。
佐賀や蔵を背負える料理となるよう、研究を続けられたのが感じられます。
蔵が後に付き、料理酒も鍋島という贅沢さ。
器も贅沢でした。唐津焼の巨匠のもの、肥前ビードロや古伊万里。
酒と器が料理を引きたて、料理が酒と器を更に魅力的にする。
今後もとても楽しみです。
◆日本酒<鍋島おまかせ>
・特別純米酒(にごり)。精米歩合55%、アルコール分15度。
・特別本醸造。精米歩合60%、アルコール分15度。…燗で45℃、飲む温度は42℃くらいの設定。
・純米大吟醸(山田錦100%)。精米歩合35%、アルコール分16度。
・純米大吟醸(山田穂100%)。 精米歩合40%、アルコール分16度。
・純米大吟醸(兵庫県特A地区山田錦100%)。 精米歩合45%、アルコール分16度。
・BLACK LABEL 29BY。アルコール分16度。
・Classic 特別純米酒(さがの華100%)。精米歩合60%、アルコール分15度。
・特別純米甘口(兵庫県特A地区(東条)山田錦100%)。 精米歩合60%、アルコール分15度。
やわらぎ水は、井戸水。
蔵でしか飲めない鍋島が頂けました。
発泡の生酒から、日頃は冷でしか飲まない純米大吟醸の燗まで。
同じ鍋島が見せる色々な表情も良かった。
ラインナップが素晴らしいですよね、鍋島は。
(HP) https://nabeshima.biz/sake.html
BLACKが振る舞われるのも、贅沢で嬉しい。
謎のBLACKは、蔵のレストランでも謎のままですが。
先入観を持たずにいただく食中酒BLACKを心ゆくまで愉しみました。
佐賀の文化を感じられる贅沢な空間。
日本酒と日本料理の融合を十分に満喫しました。
これから評判となっていくであろう、酒蔵オーベルジュ。
社長夫人も西村料理長も北九州出身とあって、個人的には親近感もあります。
宿泊利用したいのですが、まだ出来ておらず。
只今、利用出来る日を検討してます(^^
口コミが参考になったらフォローしよう
akii
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
akiiさんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
草庵 鍋島(御宿 富久千代)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2024年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
2023年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店
日本料理 百名店 2023 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0954-60-4668 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
肥前浜駅から276m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
2021年3月12日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
佐賀県鹿島市浜町乙2420-1、草庵 鍋島。
鍋島の富久千代酒造が営む酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」内の和食レストラン。
200年の歴史ある伝統的建造物の再生空間で、日本酒 鍋島と日本料理が堪能出来る。
東京の三ツ星和食店などで研鑽を積んだ、西村卓馬総料理長の創作コースが提供される。
オーベルジュ限定の鍋島を含め20種類以上の日本酒「鍋島」が用意されている。
器はオーナーが収集した有田、伊万里、唐津や、世界に誇る陶磁器の名品やアンティークバカラなど。
カウンター6席。献立はおよそひと月半毎に入れ替わる。一名22000円(税込)〜
17:00一斉スタート。高校生未満の子供利用は不可。カード可。禁煙。駐車場あり。
利用は中学生以上。休館日、月曜・火曜。
(HP) https://fukuchiyo.com/
通常の旅宿の食事とは違う、別格の喜びがある、草庵 鍋島。
西村総料理長は、お会いするたびにワンステージ上がられている印象。
蔵元直営のここでしか飲めない「鍋島」と、価格以上の価値ある料理と器。
今回も至福のマリアージュを愉しんできました。
至福の時でした(*^^)
茅葺き屋根の中が見えない建物の扉は、予約者だけが入っていける隠れ家。
帳場の奥の廊下をすすむと、硝子の格子戸越しにカウンター席の空間。
立派な一枚板のカウンター。心地よいBGM。
オーナーのセンスが光る調度の空間は、ここに来られた事への喜びを感じさせてくれます。
卓上に用意された和紙のドリンクメニューから、鍋島おまかせ(2合目安) 6000円~を頼んで。
食前酒に、鍋島で仕込んだ梅酒。
飲みやすくて、美味しい。
食事が始まります。
都度、西村総料理長の説明あり。
◆料理コース 22000円(税込) …宿泊の方は費用に入っています。
・茶碗蒸し…中に北海道のブランド百合根の月光の炊いたもの。上に雌ズワイ。外子と内子。甲羅の出汁の餡。
・揚物…栗、そら豆(鹿児島新物)、ばちこ。麦酒を使った衣。400年前のアンティーク皿で。
栗の渋皮煮の揚物、最高!ばちこを齧りながらの鍋島、最高!
・椀…炭火で焼いた白甘鯛、地物の蕪を出汁でサッと炊いて。香りと食感と甘み。明治の蒔絵椀。
・造り①…黒ムツ皮目に炭を当てた炙り、唐津の障泥烏賊、自家製オリジナル宮崎キャビア。
醤油、塩、山葵、鍋島でのばした玄海の海苔醤油を好みで。
・造り②…トラフグ。下に北海道余市の鮟肝。上に皮と身皮を刻んで自家製のチリ酢。大根おろし少々一味。
・造り③…茶ぶり海鼠(長崎大村)、土佐酢のゼリー。
・御凌ぎ…飯蒸し。もち米、芹、生唐墨と黄身醤油、焼き海苔。
・佐賀牛のヒレ肉…炭火焼き。葱2種、下仁田葱と九条葱。
・対馬の穴子…煮穴子。仕上で焼いて。内に海老芋煮を揚げて砕いてマッシュにして。出汁餡、山葵、木の芽。
・トラフグの焼白子 白味噌仕立て…筍、牛蒡、スナップエンドウ。
・真珠貝の柱とムカゴの炊き立てご飯…米は佐賀米。
阿古屋貝は炭の上で香りを纏わせ火入れ、食感と味ともにとても良い。
ムカゴは素揚げ、菜の花の刻みと。残ったものはおにぎりでいただいた。嬉野ほうじ茶。
赤出汁…焼いた南関揚げ、ナメコ。香の物。
・デザート…出来立て自家製ミルクアイス。甘酒と塩を使って。
さがほのか(苺)。鍋島のゼリー。嬉野の煎茶。
炭火の纏わせ方や焼物の塩味など、どれも美味しくペアリングセレクトと合ってます。
鍋島との相乗効果で倍美味しい。
◆鍋島 おまかせ 9種類 (2合目安) 6000円~
・純米大吟醸 活性にごり生酒 (オーベルジュレストラン限定、要冷蔵)
・純米大吟醸 山田穂 (HP商品ラインナップに入っている鍋島) …16℃での提供、米の特徴を感じる
・純米大吟醸 短稈渡船 (HP商品ラインナップに入っている鍋島) …16℃での提供、米の特徴を感じる
・純米吟醸 隠し酒 (HP商品ラインナップに入っている鍋島) …通称 裏鍋島。
純米吟醸のブレンドで、年3回くらいしか出ないので生産量が少なく取り合いになる人気商品。
・Black Label (HP商品ラインナップに入っている鍋島) …普通ならこのラベルのみで、おまかせ酒の金額!
・特別純米酒 Classic 赤磐雄町米 (HP商品ラインナップに入っている鍋島)
・特別本醸造 (HP商品ラインナップに入っている鍋島) …ピンクラベルを50℃の燗酒で
・純米大吟醸 雫しぼり 秋津産山田錦 …オーベルジュに7本だけ入った限定もの、ワイングラスで
(鍋島 商品ラインナップ) https://nabeshima.biz/sake.html
ここに来ないと買えない、オーベルジュレストラン限定の活性にごり生酒が好きで。
今回も購入しました。
食事のみの予約は翌月の末日まで。
総料理長は若く、ポテンシャルが高い。
訪問全部はレビュー出来ていませんが、定期的に訪れたいと思います。