三河屋食堂近くの横道に変わったメニューがガラスのドアにはってある。
見ていると、ドアが開き、マスターらしき人が人懐っこく話しかけてくる。
気が惹かれたのは、豚足ライスなるもの。豚足は私の好物なのです。どうしても試したくなり入ってみた。
聞くと開店間もないらしい。客は個性の強そうな常連だとか。そうでしょうね、場所は横丁で人通りはないに等しいし、メニューが怪しい。
六種程あって、まともなのはチキンカレーだけ。烏賊のわたカレーとか普通の人は手を出しそうもないものばかりです。タイ料理がどうのとか言ってました。
さて、豚足は、軽く香辛料で煮てありますが、さほど味は付いてません。やや辛めのソースをかけて食べろと言います。それにナンプラーとこかも持ってきました。ソースをかけるとなるほど味が締まります。でも豚足が硬い。沖縄のように煮込んでませんので、やむなく両手で食べることに。下手をすると汁が飛びそうです。ソースは旨いけど豚足は旨いとは云えませんね。なんとか食べきりましたが、二回目はないです。でも、マスターの人柄もあり、怖いもの見たさで、変わった料理が味わいたく、また来たくなる店でした。
帰りがけに「向こうの店だけど」と名刺を渡され、後で調べてみると、奥さんが中心でやっているタイ料理店「ピー」でした。ここは本格的なお店のようです。
私の行った店は、二階が住居らしく、旦那が始めた店みたいです。あの味で客が固定化するか甚だ疑問です。
sacchan.
荘司shouji、火水休み。旧松坂屋。