『うを徳(東向島)2016年12月』やっぱりモツが好きさんの日記

春は山菜・夏は川魚・秋は茸・冬は獣肉・モツは一年中

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日記詳細

01 鹿児島サツマイモ焼き芋
02 石川源助大根 京人参 羅臼鱈子
03 氷見メジ
04 氷見カツオ
05 富山新湊松葉蟹 脚
06 氷見寒ブリ藁焼き
07 富山新湊松葉蟹 胴体
08 松島牡蠣
09 昆布森牡蠣
10 富山新湊松葉蟹 爪
11 明石ヒラメお造り 肝とエンガワ付き
12 北海道浜中バフンウニ
13 アナゴの肝
14 愛媛トコブシ
15 富山新湊松葉蟹 カニミソ甲羅焼き
16 富山新湊松葉蟹 甲羅酒
17 山口松茸と松葉蟹真丈のお椀
18 トラフグ白子白味噌椀
19 琵琶湖天然鰻蒲焼きミニ丼
20 余市アンキモ 羅臼雲子 出雲椎茸 カラスミ
21 舞鶴鯵(握り)
22 松輪〆鯖(握り)
23 氷見カツオ(握り)
24 氷見メジ(握り)
25 大間本鮪中トロ(握り)2貫
26 ヤケクソ丼(銚子金目鯛、筋子西京漬、生雲子、鰹)
27 明石ヒラメ潮汁
28 岩手メロン 山形ゴールドラ・フランス 新潟越後姫

炭火でこんがり焼いた「焼き芋」が1品目という変則的なスタートでしたが、
芋から蜜が溢れるがごとき糖度の高さでメチャクチャ美味しいです。
外側の皮は炭火で黒焦げですが、香ばしくて焼き芋のレベルを上げていました。

お椀で加賀野菜、京野菜とジャブを打ってきた後は主役級の魚介のオンパレード。
氷見3連発はメジ、カツオ、寒ブリ。
刺身でストレートに味わうメジ、生姜醤油で漬けにしたカツオに唸り、
藁焼きにして大蒜醤油で味付けした寒ブリで相変わらずノックアウトされます。

蟹の値段が高騰していると聞きますが、新湊の松葉蟹が生きたまま1匹ドーンと登場。
ベキベキと解体されて炭火で焼き蟹となっていきます。
ほじくり出して食べる上品な身の美味しさも流石の美味しさですが、
超絶な美味しさだったのは何といっても甲羅焼きにされたカニミソ。
自分がモツ好きなこともあってこの濃厚な旨味には魅了されました。

牡蠣の食べ比べは松島と昆布森。
この日の昆布森は何故かクリーミーさに欠けてアッサリ系。
アッサリ爽やかながら旨味が鮮烈な松島のほうに軍配。

2.7キロものという巨大なヒラメですが大味にはならず力強い旨味。
肉厚にカットされたお造り、エンガワ、肝刺しと都心の超高級店でも味わえない美味しさ。
12月の謝恩セールということでバフンウニも高級品を仕入れているようです。
こちらも都心の超高級鮨店で扱うレベルの逸品でしょう。

お椀が連続で登場。
まずは名残りの松茸と、超巨大な松葉蟹真丈のお椀。
松葉蟹の使用量が尋常ではなくて圧倒されます、お椀の美味しさも相変わらず。

そして白子の「王様」とも思うトラフグの白子を白味噌椀で。
この日は雲子(鱈の白子)も加熱、生と2種類楽しんでいずれも美味しかったですが、
トラフグの白子のほうが旨味やクリーミーさが一段上という印象。

琵琶湖の天然鰻は少し大味にも思ったのですが、その美味しさは相変わらず。
アンキモ、椎茸、雲子、カラスミのプリン体アラモードでお酒を蒸発させ、
一応お鮨屋さんなので握りも提供されていきます。

握りですが今日は少し硬めのシャリが口の中でほどけて良かったです。
鯵、鯖、カツオ、メジ、更に大間の本鮪の中トロが2貫。
鮨屋としても十分に楽しめるレベルになってきています。

そして本日の白眉とも思った金目鯛、筋子西京漬、生の雲子、鰹のヤケクソ丼。
炙った厚切り金目鯛がかなり良いです。
西京味噌がガツンと主張する筋子も味こそ濃いのですが酢飯との相性最強。
一部は酒肴としてビールに合わせて良し、酢飯と合わせて良し。
何とも汎用性が高く美味しい丼で大満足。

うを徳のスペシャリテとも思う潮汁(この日の吸い地は利尻昆布)。
異常なまでにこだわるフルーツ盛りも相変わらずどれも感動級に美味しい。
来年の予約も3月まで3ヶ月連続で入れてしまいました。
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