『通の友人から聞いたビールの話(種類とスタイル編) ~随時修正~ (Special Thanks Yasu)』波乗りトニ〜さんの日記

『波乗りトニー』の B級グルメ探訪  #食べログ波乗りトニー

メッセージを送る

日記詳細

ビールは使用する酵母によって大きく3つに分類される。
下面発酵の『ラガー』、上面発酵の『エール』、自然発酵の『ランビック』

【ランビック】
自然の空気中に浮遊している酵母を使用。
ドライで酸味のフレーバーが特徴。
●フルーツランビック(ベルギー)
チェリーやフランボワーズなどのフルーツを付けたもの。

●グーズランビック(ベルギー)
古いランビックと新しいランビックを混ぜたもので強烈な酸味が特徴

【ラガー】
10℃前後の比較的低温で発酵し1~2ヶ月で熟成する。
発酵が終わると酵母はタンクの底に沈殿する。
元々はドイツのローカルビールで秋にビールの材料を洞窟の中に氷と共に貯蔵し春に取りだすとビールが完成するという手法から生まれた。
この手法を冷蔵庫は発明された19世紀以降に行い製造したことから世界の主流となった。ラガーは貯蔵されたビールの意味。
スッキリした味わいでピルスナースタイルが日本のビールのほとんど。

●ピルスナー(チェコ)
淡色でホップの爽やかな香りと軽快なのど越しが特徴で日本のほとんどの
ビールがこれに属する。

●アメリカンラガー(アメリカ)
ホップの香と苦みが抑えられていて水のように飲めるのが特徴。
 
●シュバルツ(ドイツ)
多少甘味のある黒ビールだが見た目以上に飲みやすい。

●ボック(ドイツ)
ホップの香りと苦み及ぶアルコール度数も高めの上級者向けビール。

●ドュンケル(ドイツ)
麦芽の香と深い味わいの黒色系ビール。

●ウインナー(オーストラリア)
赤みがかった色合いでほんのり甘く飲みやすい。

●ドルトムンダー(ドイツ)
ピルスナーの味・香り・のどごしを更に強くした感じ。

【エール】
20℃前後の比較的高温で発酵し1~2週間の短期間で熟成するのが特徴。
発酵が終わると酵母は液上面に溜まる。

●ペールエール(イギリス・アイルランド)
強めの苦みと香りがあり、淡色と濃色の中間色。

●ポーター(イギリス・アイルランド)
色は濃くチョコレートやコーヒーの様な風味。ポーター(荷運人)に良く飲まれたことからその名が付いた。

●スコッチエール(イギリス・アイルランド)
元々はベルギーに輸出するために濃厚でアルコール度を上げて造ったもの。

●ホワイトエール(ベルギー)
麦芽に加え小麦・コリアンダー・オレンジピールなどのスパイスハーブを使用し白褐色でスパイシーな味わい。

●トラピスト(ベルギー・オランダ)
7ヶ所の修道院(トラピスト修道会公認)のみ醸造されている。(レシピは非公開)

●アンバーエール(イギリス・アイルランド)
ペールエールではあるが、若干苦み・香りが抑えめでやや赤みがかった甘い風味。
 
●スタウト(ベルギー・オランダ)
ポーターをベースにした強めの香りと泡のクリーミーさが特徴。

●IPA(ベルギー・オランダ)
インディア・ペールエールの略。
元々は長期保存するための手法としてアルコール度が高め且つホップを多めに使用しておりイギリスから植民地であったインドは運ぶことが目的であった。

●レッドエール(ベルギー)
独特な酸味と赤色が特徴。香や苦味が比較的少なく、甘く軽い口当たりが特徴。

●ケルシュ(ドイツ)
小麦を少々使用し淡色でフルーティーな味わい。エール用の酵母を使用しながら熟成は低温で行われる珍しいタイプ。

●ヴァイツエン(ドイツ)
小麦を50%以上使用。フルーティーでスパイシーな味わい。香りはバナナやグローブといった独特の香りと苦みを感じない柔らかい味わいが特徴。
ページの先頭へ