レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/02訪問 2024/05/17
2月中旬の金曜日ランチ。
北名古屋市の『うなぎ 蓬春』を訪問する。
言わずと知れたあつた蓬莱軒の副料理長が暖簾分けされた店。
テレビなどで既に紹介されているが、今なら行列なしで絶品ひつまぶしが味わえる。
私はどちらかと言えば鰻丼の方が好きだが、こちらに来たならばひつまぶし(¥3200)しかあるまい。
ひつまぶしを注文する。
15分ほどで提供される。
器はあつた蓬莱軒と同じ。
この器を見ると、尾張人は「これからひつまぶしを食べるぞ!」とパブロフの犬の原理が働く。
定石通り、一杯目はそのままでいただく。
鰻丼好きな私が一番好きな食べ方だ。
二杯目は薬味とともに。
少しあっさりな印象になる。
三杯目は出汁で。
この出汁はあつた蓬莱軒そのものといった感じのたまらなく上品な味わい。
あまりに美味かったので、いつもなら最後(四杯目)はそのままいただくところを出汁でいただいた。
蓬莱軒譲りの甘過ぎないタレも私好みである。
上品な吸い物や、これぞ鰻屋といった奈良漬など脇役も光る。
あつた蓬莱軒よりリーズナブルで行列もない。
本店の風情ある建物でどうしても食べたいといった方以外であれば、こちらがお薦めである。
2位
1回
2018/05訪問 2024/03/02
5月上旬の土曜日ランチ。
妻と名古屋市中区の『レスト ケイ ヤマウチ』を訪問する。
私事であるが、今年は我々夫婦の銀婚式。
少しだけ非日常の店で食事をしたい。
そんな時にうってつけのこちら。
若き天才シェフのモダンフレンチをいただく。
ランチ(¥4600税・サービス料別)はひとつのコースのみである。
地元愛知県産の食材を使った、地産地消の創作料理だ。
私はグラスワイン(¥1300)もいただく。
【種久商店の最中・カリフラワー・雲丹】
雲丹のやわらかい食感と、最中のサクッとした食感の対比が面白い。
【極トマト・スナップエンドウ・アスパラガス】
トマトの甘さが際立ち、エンドウのソースと絡めるとまた違った顔を見せてくれた。
【こはだ・水ナス・米・万願寺・海苔】
こはだと水ナスを揚げた米で包む、アオサ海苔とのハーモニーが絶妙にマッチする。
【低温調理の鮪・筍・こごみ・とり貝】
鮪やとり貝のやわらかい歯応えと、筍のしっかりした歯応えを楽しむ。
【松阪豚】
今、話題の松阪豚。旨味が凝縮されており味が濃い。
メインをつとめる風格がある。
【メレンゲ・柑橘・カモミール・煎茶】
カモミールの甘さと柑橘の酸味を楽しむ。
【小菓子】
6種類から2〜3種類をセレクトできる。
しっかり焙煎された珈琲とともにいただく。
シェフの趣向が凝らされたディッシュは美味く、また美しい。
5月の今日は、緑色が印象的なディッシュが多く、目でも楽しめる素晴らしいモダンフレンチであった。
3位
1回
2018/07訪問 2024/03/02
7月中旬の金曜日ランチ。
妻と名古屋市中区の『cucina Wada』を訪問する。
今日は人間ドックを終え、こちらへ。
私の誕生日だったので、私が行きたかったこちらを妻が予約してくれていた。
とても小さな隠れ家イタリアン。
1階はカウンターのみ、2階に3卓。
2階に案内される。
PranzoA(¥2160)
・カツオのカルパッチョと甘エビのマリネ
・ムール貝のトマトスパゲッティー
・さわらのソテー
・デザート
・自家製パン
・ドリンク(カプチーノを選択)
コスパに優れた美味しいイタリアンである。
カツオのカルパッチョは、血合いの酸味が暑いこの時期に良い。
ムール貝を贅沢に使ったトマトスパゲッティー。
1.6mmくらいの麺の茹で具合は抜群だ。
量は男性には少し物足りないか。
しかし最高クラスに美味いスパゲッティーであった。
さわらのソテーは少し甘めのソースを使い、淡白な白身の魚に深みのある味を演出していた。
デザートも納得の一品。
これ、女性にかなり受けるのではないだろうか。
デザートが締まるとコース全体の印象も上がる。
カプチーノも極上の味わい。
久しぶりに感動すら覚えたドリンクである。
素敵なランチをプレゼントしてくれた妻に感謝である。
スタッフの接客も素晴らしく、是非再訪したい。
4位
1回
2018/09訪問 2023/05/31
9月上旬の土曜日ランチ。
妻と岐阜県可児市の『麺屋もり田』を訪問する。
雨天でなければ渥美半島で、海鮮やあの光浦靖子さん御用達の『日米堂もちだんご店』を冷やかそうと思っていた。
雨があがらなそうなので、『湯の華アイランド』で岩盤浴でもしようか。
岩盤浴の前に、食べログ高評価の岐阜県可児市の『麺屋もり田』でランチにする。
こちらは高山市の『豆天狗』の系列店との噂もあるが、私的に裏を取っていない。
午前11時の開店時に伺う。
人気店のため大行列かと思ったが、ポールポジションである。
暖簾をくぐり、券売機で私は醤油ラーメン玉子入り並盛(¥850)、妻は醤油ラーメン並盛(¥750)を注文する。
5分ほどで着丼。
高山ラーメンの流れを組む中華そばなのかなと、漠然と思っていた。
まずはスープを一口。
美味い!美味すぎる!!
動物系と魚介系のWスープであるが、魚介系がやや優ったスープ。
高山ラーメンとも一線を画す。
麺は細麺ストレート。
小麦の香りはそれほど感じないが、Wスープとの相性は抜群である。
量的にも十分な麺量である。
具材は、太めの支那竹、海苔、ネギ、チャーシュー。
支那竹はしっかりとした食感で発酵臭もまずまず。
海苔もパリッとしている。
チャーシューは炭火で炙っており、最高な芳香を感じることができる。
美味すぎるWスープのため、日頃はスープを完飲しない私であるが、流石に飲み干した。
最高に美味い中華そばであった。
5位
1回
2018/11訪問 2023/12/15
11月下旬の土曜日ランチ。
妻と東京都港区の『室町 砂場 赤坂店』を訪問する。
江戸3大蕎麦の一角をなす『砂場』
江戸蕎麦の老舗で蕎麦を手繰る。
開店時間に暖簾をくぐる。
一番乗りのようだ。
花番の流れるような「いらっしゃいまし」の声とともに、座敷に案内される。
私は大もり(¥850)、妻はかけ(¥600)を注文する。
5分ほどで提供される。
大もりは、もり(¥600)よりは多いが、目を引く多さではない。
細めの蕎麦切りであるが、しっかりとしたコシを感じる蕎麦。
喉越しは良い。
辛汁は『やぶそば』よりは辛くないが、江戸蕎麦らしいなかなかの辛さ。
尾張地方の私には食べ慣れないが、この辛い辛汁は本当に美味いと思う。
蕎麦湯はさらさら。
このさらさらが、辛汁と相性抜群である。
風情ある店内で蕎麦を手繰る。
50歳を超えて、その魅力に惹かれつつある。
6位
1回
2018/08訪問 2023/10/22
8月上旬の木曜日ディナー。
職場の仲間と西春日井郡豊山町の『松阪亭 三澤』を訪問する。
猛暑が続きスタミナ不足である。
松阪牛でも喰ってスタミナをつけたい。
松阪牛特産ロースしゃぶしゃぶコース(¥14500)に朴葉味噌焼き(¥1500)、吟醸酒(¥9500)を注文する。
まずは前菜が提供される。
牛タンと雲丹が美味かった。
続いて朴葉味噌焼き。
味噌があっさりめである。
炭で焼いているのが良い。
次にメインのしゃぶしゃぶ。
特産ロースは、店の自慢とあってか料理長の肉の説明は15分に及んだ(笑)
流石に美味い。
湯に通した松阪牛は独特の甘みがある。
多くの肉を食べられなくなった私であるが、しゃぶしゃぶなら結構入る。
上質な肉は意外とくどさを感じずに食べることができるなと思った。
接客も素晴らしく、素敵な食事会となった。
7位
2回
2022/05訪問 2024/05/16
5月上旬の祝日ランチ。
名古屋市中村区の『築地男前鮓』を訪問する。
開店時間の午前11時頃に到着すると既に行列している。
GWのためかそうでないのかわからないが、1巡目での入店はできなかった。
結局、1時間待って2巡目の入店。
立ち喰い鮨なのに、居酒屋使いする粋じゃない輩がいたのが…。
昼の握り10貫(¥2200)と熱燗(¥770)を注文する。
握り10貫は以下のとおり。
○桜サーモン
○マコガレイ昆布〆
○小肌
○赤海老漬け
○男前赤身
○紋甲烏賊
○中トロ
○カンパチ漬け
○炙り鮓
○玉ネギトロ手巻
○味噌汁
男前赤身を摘んだあたりで熱燗をもう1本。
今日の珠玉はやはりマコガレイ。
旬を迎える5月のマコガレイ。
身がプリプリ。
スミイカの旬は過ぎたが、代わりの紋甲烏賊も美味かった。
気軽に赤酢の江戸前を楽しむことができる立ち喰い鮨。
また気軽に利用したいと思う。
11月下旬の日曜日ディナー。
妻と名古屋市中村区の『築地 男前鮓』を訪問する。
息子と高田馬場駅で別れて、久しぶりの山手線。
車窓を眺めながら東京駅へ。
新幹線で飲む缶ビールを仕入れる。
のぞみで一路、名古屋へ。
高島屋周辺の人混みも、東京と比べればかわいいもの。
帰ってきたな〜と一息つく。
その足で、大名古屋ビルヂングのこちらへ。
こちらは、正真正銘の立喰い鮨の店。
少し疲れていたが、サクッと食べられるので好都合だ。
私は夜の7貫握り(¥1800)と超辛口純米の日高見(¥500)を、妻はおこのみで握ってもらう。
冷酒はもっきりでの提供となる。
私のような呑兵衛には嬉しい限り。
1貫目は男前中トロ。
脂がほどよくのった鮪で、口中でスッと溶ける。
酢飯は赤酢であり、この後も全て赤酢での提供である。
2貫目は白身昆布〆。
中トロの後に白身を出してくるあたりに驚き。
3貫目はうにいかのせ。
うにの芳香が麗しい握りである。
4貫目は赤エビ漬け。
漬けにすることで甘さを引き立てていた。
5貫目は本日のおすすめ。
戻り鰹が本日のおすすめである。
初鰹よりも血合いの香りがある。
6貫目は炙り鮓。
サーモンの炙りである。
7貫目は玉葱トロ。
巻き物で終わるが、なかなかの存在感。
5貫目あたりで冷酒をおかわりする。
7貫では、少しさみしいので小肌を追加。
小肌でさっぱりしたところでお勘定。
立喰い鮨は、長っ尻にならず飲めて良い。
かなり気に入ったので、また再訪したい。
8位
9回
2024/05訪問 2024/05/14
5月中旬の火曜日ナイト。
市内の『Arte』を訪問する。
名鉄小牧ホテルで大規模な宴会の後。
徒歩で帰宅途中にこちらへ。
午後9時頃の訪問。
先客2組、後客1組という客入り。
火曜日にしてはまずまずではなかろうか。
キャンティクラシコ(¥1210)とカルボナーラ(¥1320)を注文する。
待っている間に過去の食べログのレビューを見返す。
全く同じものを注文していた(笑)
私が一番好きなワインの銘柄。
軽めの飲み口がとてもリラックスできる。
一次会でまあまあ飲んできたが、それでも美味しく飲むことができた。
カルボナーラも王道の美味さである。
しっかりホワイトソースが絡まるパスタ。
赤ワインとカルボナーラの相性は良い。
お気に入りのワインバーに久しぶりに訪問できた喜び。
また必ず再訪したいと思う。
7月上旬の火曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
久しぶりに大規模な飲み会があった。
会場のホテルから自宅への帰り道。
久しぶりにこちらを訪問する。
午後9時過ぎの時間帯。
先客はなくゆっくりできる。
キャンティクラシコ(¥1100)とカルボナーラ(¥1210)を注文する。
すぐにキャンティクラシコが提供される。
赤ワインの中で一番好きな銘柄。
香り高く、酸がしっかりとあり、非常に優美で品質の高さが感じられるワインである。
価格もそこまで高くなくて良い。
10分ほどでカルボナーラも提供される。
しっかりとしたクリームソース。
濃厚なカルボナーラとキャンティクラシコの相性は良い。
皆さんはイタリアンパスタでクリームソースとトマトソースを迷うことも多いのではなかろうか。
私もその口で、いつも迷ってしまう。
それでも今夜はクリームソースが正解だったように思う。
大満足して店を後にする。
また必ず再訪したいと思う。
4月上旬の土曜日ディナー。
妻と市内の『Arte』を訪問する。
休日出勤を終え妻に迎えに来てもらう。
帰り道に夕食にしたい。
久しぶりに『Arte』に行こうか。
入店するとほぼ満席の盛況。
予約しての訪問が望ましい。
カウンター席に座り、さて何をいただこうかと熟考する。
飲み物は私はモンテプルチアーノダブルッツォアウレオ(¥880)、妻はウーロン茶を注文する。
肴には野菜サラダ(¥715)、ボイルソーセージ(¥1100)、カルボナーラ(¥1210)を注文する。
すぐに赤ワインが提供される。
モンテプルチアーノは軽い飲み応えである。
休日出勤の疲れを癒してくれる。
次に野菜サラダが提供される。
ものすごい量のサラダ。
妻とシェアしてちょうど良い量だ。
シンプルなドレッシングが良い。
ここらで赤ワインをもう一杯。
次にボイルソーセージ。
妻がその美味さに感嘆する。
マスタードを付けて食べると最高である。
あまりの肴の美味さに赤ワインを追加。
カルボナーラが提供される。
フォークに巻いて一口。
美味い!
深みのあるソースとこんがりベーコン。
イタリアンの真髄を垣間見る。
我が癒しのイタリアン。
大満足して店を後にする。
会計は5995円。
リーズナブルで極上のイタリアンとワイン。
また必ず再訪したい。
12月中旬の火曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
週末ではないがワインでまったり。
モンテプルチアーノダブルッツォアウレオ(¥880)、野菜サラダ(¥715)、ボイルソーセージ(¥1100)を注文する。
すぐにモンテプルチアーノが提供される。
モンテプルチアーノダブルッツォは、中部イタリアのアブルッツォ州で造られる果実味豊かなフルボディ系赤ワイン。
口に含んだ時は意外と甘さがあり、飲み干した後は渋みが残る。
続いて野菜サラダが提供される。
相変わらずすごい量のサラダである。
裕に2人前はある。
イタリアンドレッシングが美味い。
ベジファーストになって健康的。
やや時間をおいてボイルソーセージが提供される。
ここらでモンテプルチアーノをおかわり。
太いソーセージが6本。
なかなか食いでがある。
マスタードをつけて食べる。
マスタードの酸味が良いアクセントになる。
〆て3575円。
今夜も大満足で店を後にする。
また必ず再訪したいと思う。
9月中旬の金曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
今夜は空いている。
テーブル席とカウンター席に各々1組。
カウンター席に座る。
忙しい1週間が終わる。
来週もまた忙しそうだ。
3連休の前夜。
金曜日の夜はまったりワインで。
キャンティクラシコ(¥1100)、法れん草とベーコンのサラダ(¥770)、ボイルソーセージ(¥990)を注文する。
すぐにキャンティクラシコが提供される。
私が大好きなキャンティクラシコ。
凝縮した果実の甘味と酸味のバランスがよく、重くない飲み心地。
続いて法れん草とベーコンのサラダ。
法れん草は茹でての提供かと思いきや、生のものを冷製で食べさせてくれる。
すごくボリュームがあるサラダ。
こちらのサラダは押し並べて量が多い。
次にボイルソーセージ。
大ぶりなソーセージが6本。
たっぷりの粒マスタード。
粒マスタードの酸味が良い。
ここでキャンティクラシコをおかわり。
糖質的にも赤ワインは2杯まではOK。
3杯は飲み過ぎなので、何とか、何とか我慢して2杯で留める。
ゆっくりとした時間を過ごさせてもらった。
また必ず再訪したい。
7月下旬の火曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
名鉄小牧線小牧口駅近くで美味しい日本酒を飲んだ帰り道。
大好きな『Arte』で〆たい。
〆はボンゴレロッソ。
午後7時30分くらいに入店。
先客は2組。
冷酒を3合飲んできたので、ワインを軽くいただく程度にしたい。
大好きなキャンティクラシコ(¥1100)とボンゴレロッソ(¥1100)を注文する。
ほろ酔い気分でまったり過ごす。
マスターも酔客の扱いに長けているので、ほっといてくれる。
それでもオーダーに対しては、しっかりと仕事をする。
頼もしい(笑)
まずキャンティクラシコが提供される。
私が一番好きな赤ワイン。
イタリアのトスカーナ地方の名産である。
ちびちびキャンティクラシコをやっていると、ボンゴレロッソが提供される。
ものすごいあさりの量である。
暇にあかせてあさりの数を数えると、なんと23個のあさりがあった!
クラシカルな考え方の昭和の男は、ボンゴレロッソなら赤ワイン、ボンゴレビアンコなら白ワインだと思ってしまう。
ものすごくジェネラルな考え方であるが、トマトソースと赤ワインの相性は最高である。
4月下旬の金曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
大学教授を交えた会議を終え、週末のリラックスタイム。
お気に入りのワインバーでまったりワインを飲みたい。
今夜は午後8時前という早い時間のためカウンター席に先客はいない。
ヴァルポリチェッラクラシコ(¥715)をグラスで。
この赤ワインは軽い飲み口で何杯でもいける。
軽く3杯いただく。
ヴァルポリチェッラは、イタリア東北部ヴェネト州にあるワイン地域で、最も有名な赤ワイン生産地の一つ。
標準的なヴァルポリチェッラは、軽くボジョレーのワインに似た特徴を持ち酸っぱいチェリーの味。
収穫後わずか数週間でリリースされ、アルコール含有量は11%ほどである。
トマトとモッツァレラのサラダ(¥770)ととりもも肉の小悪魔焼き(¥1045)も注文する。
糖質制限してからの平日ディナーにサラダは欠かせない。
トマトの酸味とモッツァレラのコクが絶妙なバランスを取るサラダ。
イタリアンって奥深い。
赤ワイン3杯でほろ酔い気分。
また、週末にお邪魔したいと思う。
4月上旬の金曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
大きな仕事が一区切りした。
こんな夜はゆっくりワインを飲みたくなる。
午後8時30分頃に入店する。
来週23周年を迎える老舗。
カウンター席に案内される。
ワインリストを渡される。
おっ、キャンティクラシコがある!
私の大好きなワイン。
迷わずキャンティクラシコ(¥1100)を注文する。
食事は野菜サラダ(¥715)、ボイルソーセージ(¥990)を注文する。
キャンティクラシコが提供される。
まず一口。
深い酸味を感じる。
キャンティクラシコは、トスカーナ州キャンティクラシコ地区で造られている。
イタリアワインの格付け原産地統制呼称最上位DOCGの認定を受けており品質は折り紙付き。
コンクールやワイン雑誌などでも高い評価を受け、世界的にその名を知られている。
使用されているのはイタリアを代表するブドウであるサンジョベーゼ。
サンジョベーゼの割合を80~100%とし、他品種20%までの割合にすること、最低11カ月の熟成期間を設けるなど、細かな規定をクリアしないとキャンティクラシコを名乗ることはできない。
濃いルビー色で、ベリーやハーブの豊かな香りにスパイスのニュアンス。
ぎゅっと凝縮した果実の甘味と酸味のバランスがよく、しっかりしたタンニンを感じられるワインである。
野菜サラダは2人か3人で食べるべき量。
1人では量が多いが美味いイタリアンサラダ。
イタリアンサラダを食べ終え、キャンティクラシコをおかわりする。
ボイルソーセージも6本とじゃがいもが添えてあり満足感が高い。
何はともあれ大好きなキャンティクラシコを飲めただけで大満足の夜となった。
4月上旬の水曜日ディナー。
市内の『Arte』を訪問する。
関係団体との懇親会、二次会を終えて一人でゆっくり食事がしたい。
そんな時にぴったりのイタリアンバルである。
私は飲み会の時はほとんど食べない悪い癖がある。
二次会を終えた後はお腹ペコペコである。
何か食べてから帰宅したい。
駅からタクシーで帰宅途中で食べることができる店はこちらかラーメン屋のみ。
パスタでも食べることにする。
入店すると先客はリーマン二人組のみ。
ゆっくり食事が楽しめそうだ。
こちらはマスターのワンオペの店。
このマスターがすごい。
ソムリエの資格を持ち、(混雑時でも)様々な客の注文を一人でさらりとこなしている。
かなり腹が減っていたのでパスタ一人前を食べたい。
ボンゴレビアンコかボンゴレロッソを食べたい。
あっさりとビアンコかトマトを感じるロッソかしばし熟考する。
今夜の気分はロッソであった。
ボンゴレロッソを注文する。
ロッソにしたならワインはやはり赤。
まず赤のグラスワインが提供される。
赤ワインは重くないものを薦めてもらったが、とてもライトで日本酒をたらふくいただいた私にベストマッチなワインであった。
マスターの眼力に素直に頭を下げる。
半分ほど飲んだところでパスタが提供される。
ボンゴレロッソはアサリが18個も入っており、アサリからの出汁がとても素晴らしい。
教科書通りのアルデンテ。
小牧の片田舎にはもったいないと思える素晴らしきイタリアン店だと思う。
ゆっくり食事を楽しんで、妻に迎えを頼む。
自宅から車で5分かからない場所に珠玉のイタリアン店があることに感謝の念がたえない私である。
9位
1回
2018/07訪問 2024/05/25
7月上旬の水曜日ランチ。
犬山市の『蓬ぜん』を訪問する。
昼から犬山市へ出張。
その途中でこちらへ。
通りから一本入ると、和モダンの建物が目に入る。
外観は鰻屋らしくない。
暖簾をくぐると、こちらは和の雰囲気。
座敷に案内される。
こちらは、言わずと知れた『あつた蓬莱軒』の暖簾分け店である。
鰻は丼が好みであるが、こちらへ来たなら迷わずひつまぶしであろう。
ひつまぶし並盛(¥3490)を注文する。
プチ出張でも私の財布のひもは緩むようだ。
15分ほどで提供される。
『あつた蓬莱軒』と全く同じおひつに入っている。
蓋が閉まらない鰻の感じも良い。
定石通り、一杯目はそのまま、二杯目は薬味で、三杯目は出汁をかけ、最後はお好みで。
食べ方はもちろん自由であるが、定石のこの順番が一番美味いと思う。
最後は、いつものとおりそのままでいただいた。
奥深い出汁の美味さは、本家と遜色ない。
最後の四杯目は出汁をかけるか、そのままかで、かなり悩んだ(笑)
鰻はひつまぶし特有のカリカリに焼いたもの。
丼で食べるとすれば、焼きが少しだけ強い。
香の物は普通である。
まあ仕事中であり酒も飲まないので良しとする。
吸い物はやさしくホッとできる。
肝吸いにすると追加料金となるのが残念である。
何はともあれ鰻を食べて元気が出た。
週の半ばであるが、週末まで頑張ろう。
10位
1回
2018/04訪問 2023/12/26
4月下旬の木曜日ランチ。
名古屋市西区の『七里庵』を訪問する。
今日は有給休暇を取り所用を済ませる。
最寄りの名鉄間内駅から名鉄岩倉駅まではバスで移動。
このバスは1時間に1本(!)
名鉄岩倉駅で普通電車に乗り東枇杷島駅で下車。
各駅停車の電車は、なんとなく風情がある。
東枇杷島駅から歩いて10分ほどであろうか、店に到着した。
長屋の中の一軒で風情がある外観だ。
11時30分頃に暖簾をくぐる。
ランチ時の前に蕎麦前を楽しむため12時前に入店した。
混んでいないだろうとの予測は外れ、ほぼ満席。
かろうじてひとつだけ空いていたカウンターに案内される。
ご主人のワンオペのようだ。
これはあまりゆっくりできないかなと思った。
しかし初志貫徹でそばまえ(¥450)、えびの天盛(¥350)、ざるそば(¥800)を注文する。
基本、ご主人のワンオペのため蕎麦前は充実していない。ご主人のキャパをやや超えてしまっている席数のため、ご主人は大忙しである。
「日本酒を先にお出ししてよろしいですか?」とご主人。
状況からみて致し方ないので、えびの天盛と一緒に飲るのを諦める。
冷酒でやってきたそばまえ。
本醸造の淡麗である。
いや〜、美味い。
何合でもいけそうである。
えびの天盛が来る前に完飲。
12時少し前に女性スタッフがやってきた。
調理、配膳、会計とてんてこ舞いだったご主人も、少し余裕ができる。
えびの天盛がようやく到着。
少し油の匂いが気になったが、からりと揚がりまずまずな天麩羅であった。
ざるそば(海苔はかかっていないが、こちらのお品書きにはざるそばとある)も提供される。
十割蕎麦ということもあり、一気呵成に手繰ることはせず、噛みしめていただく。
香り良い蕎麦は、かなり硬めだが美味い!
辛汁は江戸蕎麦のような辛さはないが、名古屋の辛汁よりはキリっと辛め。
そうこうしているうちに、待ち客が増えた。
ゆっくりもしていられない雰囲気なので、蕎麦湯をもらう。
蕎麦湯はサラリとしたタイプ。
こちらは蕎麦前を楽しむより、蕎麦を楽しむ店だと思った。
2018年は江戸時代の庶民の食べ物であった鮨、天婦羅、蕎麦、鰻を当時のようにお値打ちに食べさせてくれるお店探しに奔走した一年でした。
時節柄、鰻を安く食べさせてくれるお店は少なかったですが、総合的に見て満足できる一年でした。
歳を重ねるにつれ、やはりこれらの和食が好きになってきました。
来年も同じテーマで鮨、天婦羅、蕎麦、鰻の庶民的なお店探しをしたいと思います。