ノバンディさんのマイ★ベストレストラン 2011

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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甚大な津波被害を受けた岩手県大船渡市、陸前高田市を毎月訪れています。
営業されている飲食店はかなり少ないのですが、
現在営業されていて、その中で私が訪れた飲食店を9つ選ばせて頂きました。

マイ★ベストレストラン

1位

黒船 (盛 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/11/03

大船渡のサンマのダシを使ったさんまラーメン

震災後の大船渡で、比較的早くから営業を再開されたお店。
大船渡のさんまのダシを使ったさんまラーメンを頂くことができる。

大船渡では、さんまを様々な調理方法で使用したさんまラーメンを頂けるお店が10あるが、
さんまのダシを使用しているお店は数少なく、ここはそのお店のひとつ。

頂いたのは「秋刀魚だしチャーシュー麺(醤油)」(880円)、「手作り餃子」(350円)。

さて、ラーメンだが。
ダシは、確かにさんま。
正直、最初は、さんまの変な味が出ているのではないかと恐れていたのだが、
いやはや、充分これはあり、と思えるスープだったので驚いた。
やはりさんまの鮮度が違うのだろうか。
はたまた、さんまの扱い方が違うのだろうか。
あるいは、冷凍技術の賜物だろうか。
原因は定かではないが、想像していたさんまダシよりもずいぶんとスッキリとしているし、生臭さもない。
もちろん、魚系のダシなので、さんまの味はかなり強く効いている。
一般に、魚介系のスープは、麺の小麦粉臭や醤油との合わせ加減が非常に難しいと思うのだが、
こちらのお店のスープは、さんまのダシと麺や醤油とのバランスがとても微妙なポイントに立っていて、
これ以上さんまのダシが強くては、微妙なバランスを壊してしまいそうな、そういうぎりぎりのポイント。

今回、麺は大盛りにしなかったのだが、もし大盛りにしていたら、このバランスは崩れていたと思う。
また、この手のラーメンは、最初にしっかりと麺の間にスープをよく絡ませて麺をスープに泳がせると
美味しくいただけるし、麺が延びないうちにササッと頂くのが美味しくいただけるポイントだと思うのだが、
こういう微妙なところが味わいの明暗を分けるような気もする。

トータル的には、微妙な味わいと言えなくもないですが、
さんまを使用したラーメンのひとつの完成系と言えるかもしれません。
私は、こういう尖がったラーメン、好きです。

  • 秋刀魚だしチャーシュー麺(醤油)
  • 秋刀魚だしチャーシュー麺(醤油)
  • 手作り焼餃子

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2位

民宿 海楽荘 (小友、細浦 / 旅館・民宿)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/10訪問 2011/11/05

大船渡で現在宿泊できる、数少ない宿泊施設のひとつ

大船渡での宿泊は、現時点ではなかなか困難。

夏に訪れた時には、あまり事情がわからず、車で1時間強離れた宮古市のホテルに宿泊したのだが、
よくよく調べてみると、大船渡にも営業している民宿があるではないですか。

それが、こちら。

広田半島の先っぽにある碁石海岸の傍にある民宿。
民宿と言っても、かなり大きな施設で、中小規模のホテル並み。
宴会用の大広間があり、また、客室も大人数で泊まれる部屋があったりして、
なんとなく合宿とか研修に使えそうな感じ。

そんな訳なので、私が訪れた時期には、
大船渡の警備にあたっている大阪府警の警察官の方々の宿泊施設になっており、
駐車場にはパトカーが何台もあり、
大広間では警察の研修道場かと思うような雰囲気でジャージ姿の警察官がずらり。
廊下では警察の方が、タバコをふかして一服。
いや~、日本一安全な民宿ですわ、ここ。(笑)

そんなわけなので、夕食は、エネルギー補填を目的とするような料理がずらり。
いや~、震災前は、大船渡の海鮮をふんだんに使った食事だったと思うのだが、
今はこういうガテン系の食事のようだ。(苦笑)

ちなみに、写真を撮るのを忘れてしまったのですが、この日の夕食は、
掲載写真の料理の他に、大盛りカレーライスがドーンと。
いや~、これだけでお腹いっぱいになりますから。(苦笑)

ちなみに、こちら、宿泊+朝・夕の食事で7000円(+税)、夕の食事のみで2500円(+税)。
宿泊の人が誰かひとりいれば、食事のみの人も部屋で休憩できるようなので、
今回3人で訪問し、私一人宿泊し、連れの2人は食事のみでその後深夜バスで東京へ。
まぁ、滅多にないケースと思われるが、そんな使い方もできる。

ちなみに。
部屋は畳。空調は効いておらず、かなり寒い。
布団も薄めなので、冬季はかなり暖かい恰好をしておいた方がよさそう。

ちなみに。
お風呂は温泉。

食事が改善されれば、だいぶ印象が改善されるので、
はやく通常営業に戻ることができたらいいのに、と思う。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

まんぼう亭 (下船渡 / 海鮮、日本料理、海鮮丼)

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/08訪問 2011/11/04

大船渡のおさかなセンター併設のレストラン、営業中

大船渡の「おさかなセンター三陸」は、
バス10台、乗用車100台が入れる大駐車場完備されるほど、大きな商業施設。
その2階に併設されているレストランが、こちら。

訪れたのは、震災5ヵ月後の8月。
ようやく営業を再開された頃で、メニューもまだまだ数少なく、限定的であった。

店内は、いかにも、おさかなセンター併設といった感じのプレハブっぽい造りで、
ちょっと観光客向けっぽい雰囲気もあるけれど、
そういう前提の気持ちで訪れたなら、まぁ、これはこれでアリ。
逆に、家族連れとかには、まったく気兼ねなく訪れることができるので、気持ち的に楽かも。

頂いたのは、「うに丼」(確か2600円くらい)。
どうせなら復興支援にと思い、少々奮発して。

大船渡では、しばらくウニは獲れないと聞いていたのだが、
全く獲れないというわけではないようだ。

頂いてみると、嫌な臭いは全くしない上質のウニだった。
少々身はダレ気味であったが、いや、逆に、産地ならではのウニそのものの状態。
ストレスなく、最初から最後まで美味しくいただくことができた。
食後も爽やか。

震災後のメニューということで、少々妥協せざるを得ないかと思っていたが、
恐らく震災前と同じ価格同じクオリティなのだと思う。

おさかなセンターにも、早く観光客が戻ってきてほしいと思うし、
こちらのお店にも、早くお客が戻ってきてほしいと思う。

  • うに丼
  • うに丼
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

(小友、細浦 / ラーメン、海鮮丼、海鮮)

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/09訪問 2011/09/27

大船渡の碁石海岸で元気に営業

津波で甚大な被害を受けた大船渡。
大船渡の有名観光地である碁石海岸も例外ではない。
こちらのお店は、その碁石海岸近くの岬にある。

ここは碁石浜を見下ろす崖の上にあるにもかかわらず、
津波で1階の殆どが流されて、建て替えられたとのこと。
お店の壁に赤い線で引かれた「東日本大震災 津波浸水高」の貼り紙が
津波の高さが尋常ではなかったことを教えてくれる。

8月から営業を始められたとのことだが、
想像するに、まだまだ観光客は少ないだろうし、
また、このお店は半島の先の、更に一寸奥に入ったところにあり、
営業されているかどうか非常に分かりにくい場所にあるので、
なかなか営業的には難しい状況ではないかと思う。

しかしながら、そういう状況にもかかわらず、
元気いっぱいに営業されていらっしゃることを、
多くの方々に知っていただきたいと思う。
そして、是非、大船渡の碁石海岸へ観光にいらっしゃって欲しいと思うし、
そのついでにこちらのお店に食事で立ち寄ってみて頂きたいと思う。

さて、こちらのお店。
基本的に、海鮮の丼と、海鮮を使ったラーメンのお店。
この手のお店って、観光地の集客に甘えて、料理の味はイマイチなところが多いが、
こちらのお店は、決してそんなことはなく、かなり良いという印象。

頂いたのは、「岬ラーメン」(1000円)。
塩味のスープに、中細の縮れ麺。
麺は、通常の1.5倍が入っているが、スープとの相性の良さにスルスルと胃に収まっていく。
トッピングは、ウニ、海老、ホタテ、イカ、海藻など。
大きな丼に入っていることもあってか、ぷかぷかと気持ち良さそうに浮いている。
麺も、ダマになることなく、スープに泳ぎ、掬うとそのスープをたっぷりと含むので、絡みがいい。
トッピングのうち、何と言っても、ウニがいい。
美味しさもさることながら、量的にタップリと入っていて、気持ちいい。これ、ほんとに。

いや~、シンプルな味だけれども、太平洋の大海原を感じさせる塩ラーメン。

復興はまだまだこれからだけど、一人でも多くの方が大船渡を訪れて、飲食店で食事をされて、
それが少しでも復興に繋がっていけばいいな、と思います。

  • 岬ラーメン
  • 海鮮丼と岬ラーメンが大人気
  • (説明なし)

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5位

美食厨房まるよし (盛 / 食堂、麺類、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/11/02

さんまの竜田揚げが入った、さんまラーメン

大船渡名物、「さんまらーめん」。
市内10か所のお店で、それぞれ違ったさんまらーめんを頂くことができる。
震災の影響で、営業ができなくなっていた状態であったが、
現在、いくつかのお店が営業再開されていらっしゃる。

その中の1つが、こちら。

国道107号線沿いにあり、車を走らせていると突如現れる、ちょっと目立つお店。

頂いたのは、さんまらーめん。
こちらのお店では、「つばきしおさいラーメン」という名前が付けられている。
ちなみに価格は、市内さんまらーめん統一価格の650円。

こちらのさんまらーめんの特徴は、さんまの竜田揚げがトッピングされている点。
麺は中太で、スープは平凡な醤油味なのだが、このさんまの竜田揚げが乗ることで、味が一変する。
スープに少しずつ、さんまのダシと、さんまの油と混じり合った揚げ油が溶け出していくので、
徐々にスープに独特のコクが生まれる。
もうちょっと、これ、スープにどんどん溶け出してほしい、と思ってしまうのだが、
あまり溶け出し過ぎてしまうと今度はくどい味になってしまうかもしれないので、
このくらいがちょうどいいのかもしれない。
というか、もうちょっと、麺とスープに工夫があっても・・・と。

しかしながら、ラーメンにさんまの竜田揚げがドーンとトッピングされ、また、
ワカメなどの海藻もトッピングされており、650円という価格はかなり良心的。

  • つばきしおさいラーメン
  • つばきしおさいラーメン
  • つばきしおさいラーメン

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6位

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/26

陸前高田の広田半島の先端の日帰り温泉施設は元気に営業中

津波により甚大な被害を受けた陸前高田市。
その陸前高田の市街地から車で30分程だろうか、
海に突き出した広田半島の先端にある「黒崎仙峡温泉」という日帰り温泉施設は、
現在営業を再開されており、温泉と飲食を楽しむことができる。

ただし、飲食は、こちらの食堂は震災対応の限定メニューになっている。
 ・海鮮ラーメン
 ・さんきょうラーメン(しょうゆラーメン)
 ・磯かけうどん・そば
 ・冷やしそば
 ・えびフライ丼
 ・かつ丼
 ・ライス
 ・味噌汁
 ・生ビール
 ・瓶ビール
 ・えだまめ
 ・ソフトクリーム
  (10月10日時点)

こちらの名物は海鮮を使用したラーメン、うどん、そばとのこと。
「磯かけうどん」(350円)を頂いた。

麺は、中太で、冷凍っぽい感じの食感。悪くない。
出汁は、昆布だしと醤油がしっかり利いている。これも悪くない。
トッピングは、わかめと、尖がった海藻。
これ、なんだろう、「まつも」だろうか。聞けばよかった。
ぷちぷちしていて、美味しかった。

店内は、温泉につかった後に食事をされる方のための食堂とあって、
座敷の大広間に、ででーんと机が並んでいるスタイル。
のんびり、リラックスできる。

なお、温泉は、窓から三陸海岸と太平洋を観ることができる。
料金は500円と格安。
入口に料金表も、営業時間の案内もなく、
営業しているのかしていないのか、外からは全くわからないのだが、
是非、中まで入って、カウンターにいらっしゃる店員さんにお声掛け下さい。

  • 磯かけうどん
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

仙華園 (脇ノ沢 / 食堂)

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/08訪問 2011/10/30

陸前高田のアップルロードで営業中!

震災後、陸前高田で営業している飲食店は本当に数が少ない。
その中にあって、陸前高田と大船渡を結ぶアップルロード脇に
仮設的に建てられた店舗にて営業されているお店がこちら。

料理は、ラーメン、チャーハン、かつ丼、そば、など。
価格は、かなり良心的。
地元の方々のための普段使いのお店、という印象。

一緒に行った、他のレビュアーさんも書かれていらっしゃいますが、
総勢8名で行き、お腹がすいていたこともあって、
それぞれ2品ずつ頼んだものだから、すごいことに。(笑)
この時の光景と、お店の方の反応は、一生忘れないことでしょう。(笑)

私が頂いたのは、
「ざるそば」(400円)
「かつ丼」(580円)

ざるそばは、かなりの量のそばが盛られている。
乾麺っぽい食感で、つゆは醤油薄めな感じ。
この組み合わせは、最初どうかと思ったのだが、実際に頂いてみると十分にアリ。

かつ丼は、この価格にしては十分な厚さのとんかつ。
卵も、贅沢にたっぷり。甘辛いつゆが全体によく浸みていて、素朴ながらもいいバランス。
このくらいの方が、たっぷりのご飯に合う。

いや~、食後に、「食べたぞ」的な満足感が訪れる。

満腹は、活力の源。

  • かつ丼
  • ざるそば
  • ざるそば、かつ丼

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8位

道の駅 さんりく (三陸 / 道の駅)

1回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/25

柿ソフトクリーム

岡山には、ソフトクリームに牡蠣フライが刺さった「牡蠣フライソフトクリーム」があるが、
こちら岩手県大船渡には、ソフトクリームに柿が刺さった「柿ソフトクリーム」は・・・ない。(笑)

いや、正確には、「柿ソフトクリーム」はある。
大船渡の道の駅「さんりく」の売店で売られている「柿ソフトクリーム」は、
柿がソフトクリームに練りこまれた「正統派(爆)の柿ソフトクリーム」だ。

こちらの売店では、何種類かのソフトクリームが販売されている。
その中のひとつが、「柿ソフトクリーム」。

フォルムは、柿の硬さをイメージさせる、エッジが効いた感じの硬めな感じ。
実際、食感は、ソフトというより、シャーベットの方向に傾いたザラッとしたもの。
クリーム自体の甘味はほどほどで、その中に、柿の甘味をほど良く感じるもの。
柿自体には殆ど風味はないので、自ずと、風味よりも柿の味主体になる。

ん~、明らかに、子ども向けではない。
ん~、でも、大人な感じの味でもない。
ん~、どちらかといえば、かなりの玄人好み。
ん~、というか、柿好き向け。(笑)

お口サッパリしたい方にはオススメ。

  • 柿ソフトクリーム
  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

碁石海岸レストハウス (小友、細浦 / 食堂、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/11/01

大船渡名物さんまラーメンで復興の狼煙

大船渡きっての観光地「碁石海岸」。
風光明媚な三陸海岸を楽しむことができる。

大船渡市街からは、車で20~30分。
広田半島の先っぽにあるこちらの観光地は、
震災後、大船渡市内でもおそらく最も早く立ち上がった観光地のひとつだ。

まだ100%回復はしていないが、
三陸海岸の景色を楽しんだり、
世界の椿館で椿を愛でたり、
民宿に泊まったり、
そして、ここレストハウスで大船渡の味を楽しんだり、
といったことができる。
10月の時点でここまで回復しているのだから、今後更に回復していくものと思われる。

さて、このレストハウスだが、
いや~、ちょっと宣伝が上手でないのか、営業しているのかしていないのか外からは分かりづらいし、
インターネットでお店のWebサイトを見てみても、それらしき情報はあまり載っていない。

ところがだ。

ここ、予想外にいい。

(1)食堂では、大船渡の幸を使ったラーメンなどの料理が提供される。
私が頂いたのは「さんまラーメン」(650円)。
今回初めて知ったのだが、大船渡では市内10店舗で、それぞれ異なった「さんまラーメン」を
同じ650円で提供するという名物作りの取り組みをされていらっしゃる。ここはそのお店の一つ。

こちらのお店のさんまラーメンは、さんまのみりん干しを焼いて、醤油ラーメンに乗っけたもの。
フォルムは、いや~、かなり豪快。(笑)
「身をほぐしながら召し上がってください」というお店の方の指南の下、頂いてみると、いや~、いいわこれ。
醤油ラーメンだけだと単調になりがちな味も、さんまのみりん干しをガジッと齧るとアクセントになるし、
身をほぐしてスープと混ぜるとさんまのダシがスープに溶け込んでコクと風味が増す。
スープも麺も、少々平凡ではあるのだが、さんまのみりん干しを乗っけたことによって面白味が出ている。

1日に提供できるのは10食程度のようなので、行かれる時間帯はお早めに。
(実際、品切れで断られている方、続出)

(2)次のポイントは、お土産の売店で販売されている「いかせんべい」。
レストハウス内で製造した「いかせんべい」が販売されている。
これが結構おいしいのだ。
お店の方によると、いかせんべいは三陸海岸の名物で、お店ごとに種類が異なるとのこと。
その中でも、こちらのお店のいかせんべいは、
いわゆる「南部せんべい」をベースに、ここにイカの風味がたっぷりと乗っかっている点で大変特徴がある。
味わい的には、最初、南部せんべいらしい香ばしい小麦粉のせんべいの味がして、
そのあとから徐々にイカの風味が増していき、この小麦粉の香ばしさに綺麗に乗っかる味なのだ。
いや~、素朴な味わいではあるのだが、それがかえってノスタルジック。
それなのに、イカの味わいがモダン的。
サクサクした食感も心地いい。

こうしたところから、徐々に復興を盛り上げていきたい、と思う。

  • さんまラーメン
  • さんまラーメン
  • さんまラーメンに付く漬物

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