西新宿で激安ラーメンを追い求めた結果

西新宿で激安ラーメンを追い求めた結果

唐突に・・・西新宿を彷徨いまして、激安ラーメンを探してみました。安くてうまいもの。特にラーメンだったら本能的に求めてしまうもんでしょうよ! 【500円未満】という線で食いまくってみた結果をレポート。

記事作成日:2015/12/19

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2593の口コミを参考にまとめました。

光来

光来

真っ先に思い浮かぶのは、この店「光来」さん。中華そばが、400円という破格値段です。少し前までは、380円だったっけな・・・。大盛り食っても500円というところがナイスです。そして味わいも・・・・。

西新宿のこの狭いエリアに激安ラーメンが集中しているのは、「そば新」訪問の時に気付きました。半径200M程度に・・・激安を『ワンコインでお釣りがくる』と定義するなら、「そば新」「福しん」「菜香菜」「光来」がひしめいています。また、お釣りなしとしたならば、「博多天神」もメンバーに加わる。そんなわけで、実に興味深くて麺ライフの1ページとさせていただいた次第。やはりこの連続シリーズの中では、「光来」で締めくくるのがよろしかろうですね。西新宿で他に見落としがあったら情報ほしいです。東口ならまだちょこっとありそうなんですが・・・。

光来 - 中華そば 大盛り

【さっぱり系なのに味わい深い!価格と質感の嬉しい反比例!】

 味わいは、食ってる途中・・・いろいろな形容が駆け巡ります。滑らか、しなやか、まろやか、そして・・・サッパリ。カエシが控えめで、濃ゆい味わいが好きな方には物足りないかも。それでも、これは単なる薄味では片付けられない「豊潤さ」があります。鶏豚のコクが素晴らし!400円の代物とは思えぬ質感の高さ。全然安っぽくないのに驚かされるばかりなんですな。

中華料理 菜香菜 新宿店

中華料理 菜香菜 新宿店

こちらは、夜は宴会がメインのようですね。おそらく価格的には、ラーメンとして一番、西新宿エリアでは安いのでは? 280円也!

中華料理 菜香菜 新宿店

【薄っすらな醤油ベースの鶏豚エキス、まさにゴクゴク一気に飲み干せそう】

西新宿の片隅で、そんな風にひとりでやさぐれた私の薄っぺらさが、嘆かわしい哉。そんな気分が妙に自分を映すようで、ちょと親しみを覚えるスープ感覚です。それでも、ゆったりと鶏ガラエキスの油分が、表面に漂うのは嬉しいかも。豚コクが薄っすらで、カエシがとっても軽いスープ。嗚呼、西新宿らしい〆の一杯に似合うと言うつくり込みです。ライトとか、淡麗と言う世界とが一線を画する大衆系への傾斜ぶりがいい感じ。しかし、どこか中華飯店である矜持を感じるところもあって、化学調味料と言う安っぽさまではいかない安心感。

ビールを飲みながら、スープを飲んでも胃にもたれない。胃がチャプチャプとしない。どこまでもスルスルと染み込む感覚がスバラシ!。並行して餃子も食うが胃もたれがしない。そんなスープ感覚。

そば新 新宿小滝橋通り店

そば新 新宿小滝橋通り店

いわゆる、立ち食いそば屋なんですがね・・・・、こちらの煮干しラーメンは、とても侮れません。しかも、380円也!

そば新 新宿小滝橋通り店

【軽やか煮干し!ちょっと驚くニボ感がシャープですっきり!】

 スープ多め、と言うのか水没していると言うのか。麺顔は下げモードなんですが、スープを灌漑せんとレンゲで飲み干そうとすると、これがいきなり煮干しの香ばしさが、ものすごく広がるではありませんか! ナイス!!心の中で膝打ち連発。ちょとびっくり。軽やかな香ばしさが、ピキーーーンと響き渡るといった感覚。これを薄っぺらいと言いたくないね。軽やかさがむしろシャープさと受け止めても良いニボニボフィーリング。この時点で、レンゲが止まらんです。

 しかも、スープがいい感じでアッツアツ!湯気が相当漂うわけで、iPhoneカメラのレンズが曇って曇って撮影に苦労するほど。また、さすが、立ち食いとはいえ蕎麦屋だから醤油のカエシがいいバランス。甘くないけど塩っぱくもない。中庸という言葉が褒め言葉に感じるねえ〜。

福しん 新宿小滝橋店

福しん 新宿小滝橋店

「そば新」という立ち食いそば屋。
その向かいにある。どちらも400円未満のラーメンを提供するのだけど、ここの野菜タンメンもかなりグッド!しかも490円也!

福しん 新宿小滝橋店

【オヤジに嬉しい!野菜の旨味で包み込む穏やかな塩気!】

お姉さん店員もなかなかナイスな笑顔。接客も大したもんですし、オーダー確認を客と厨房両方するなど責任感がいい感じです。牛丼屋みたいな作りの店箱。奥から中華鍋にガチャガチャ音が聞こえるのは至福です。ここの看板メニューなのか?妙に「野菜タンメン」ばかりの注文が入る。こういう時、「当たり」な気分。きっと中にはリピーターもいるはずで、旨いラインアップの予感です。

そんな感じに浸っていると、お盆にのって恭しく配膳されます。むおおおおーーー、丼が大きくて、野菜がどっさり!半濁の汁がまた旨そう!チェーン展開な仕上がり感はあまり無く、随分とご立派な490円です。まずは興奮を抑えてひとくちすすると、嗚呼、何とか軽やかな味わいと塩気じゃないですか! 人工的な調味料は入っているのでしょうが、それをあまり感じさせない仕上がり感。

若月

若月

ご存知、しょんべん横丁こと「思い出横丁」。ここに名物ラーメン店と、その女将あり!
一杯480円で楽しませてくれます!

若月

【ぶるんぶるん!ツルツルリン!ゆよやよーん!な中太縮れ麺!】

やっぱりここのラーメンで、一番に目を惹くのは、麺です。中太っぽいゴワゴワした縮れ麺。不均一さがハンドメイド感覚を高めますし、いかにもツルツルした見栄えがいい感じ。実際に口当たりが凄く良く、内頬から喉奥へ駆け抜けるすすり感は、最高です。また麺の密度感もそこそこあって、ハードでクチクチっとした奥歯の感覚と、意外とプッツリプツプツと安易に弾け千切れる歯応えが楽しいかも。

さて、意外と知らないのがここのつけめん。隣客がそれ食ってたんだけど、かなり旨そうに思えてなりません。この麺がさらにひき締まったら、もっともっと、ブルブルブルリンリン!!!と弾け暴れるのでしょうか!? 580円也。

岐阜屋

岐阜屋

この横丁では、いちばん好きかもしれない。入りやすいし、テンポもいいし、ゆっくりできるかも。420円でラーメン食えますが、他の麺料理もうまいみたい!

岐阜屋

【軽やかな醤油風味と意外な鶏エキス感!ともかくライトで円やかさが深夜に似合う!】

お待ちどうさまっていう、対等な親しみ感とともにそれはやってきます。その麺 レンゲですくうより、直にクチをつけて飲むように味わう方が似合う。しかし一応ひとくち目だけは撮影も兼ねてレンゲですする。嗚呼、いかにもあっさり醤油味。ライトな故、引っ掛かりがない。薄っぺらいのとは少し違う。意外に綺麗に澄んだ醤油ブラウンに浮かぶ鶏ガラのエキス感が、とっても滑らかに胃壁に沁み入るといった感覚。

味わい深く思わせるのにはワケがあり。生姜だ!とっても生姜がいい仕事をしている。ジリつくこともなくじんわりと輪郭を残す程度の主張が嬉しいです。薬味のネギにもメンマにも染み込んで、食欲をそそりますし、良いことばかり。なるほど、これなら野菜たっぷりなタンメンが旨そうだ。

※本記事は、2015/12/19に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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