レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/11訪問 2014/12/09
夜も更けてきた心斎橋。良い所に連れて行ってくれるとの言葉に惹かれてホイホイとついていくと、オープンしたばかりのお寿司屋さんへ。
回らないお寿司……緊張しますが、そんな振りはしないで、気持ちを落ち着けてお店に入ってみると、穏やかなご主人が出迎えてくれました。
この日は、1万円で完全にお任せ。お酒も何杯か……特にすだち酒が美味しかった……頂いたので、今見返してみると本当に1万円で良いの!? という充実ぶり。どれだけ魅力が伝わるか分かりませんが、丁寧にレビューしてみようと思います。
席に着くと、まずはということで、すっと出されたのは合鴨。「お寿司というと、どうしても魚介類一辺倒になってしまうので、お肉や野菜もどこかで食べて欲しいんです。」との言葉。
乾杯にとシャンパンが振る舞われたのですが、それに合わせるのは「すだち」。軽く絞って、そのあとはそのまま皮ごとグラスに入れてしまいます。合鴨の美味さに、すだちシャンパンのすっきりとした味わいが、これからの期待感を煽ります。
今年は食べる機会がなかったてっさ。芽ねぎと紅葉おろしを添えて、出汁の効いた自家製のポン酢でさっぱりと。噛むほどに心地良い弾力のある締まった身。「梅肉と合わせても美味しいですよ」と声かけいただいたので、梅肉にわさびを添えて……ほぉっ! 淡泊ながらしっかりとした旨味のあるてっさに梅肉の甘酸っぱさが良いですね。
イカにはさっと塩を振って、その上に見慣れないピンク色のつぶつぶが。何だろうと思っていたら、フィンガーライムだと言います。オーストラリアの沿岸地域の熱帯雨林に育つ、本当に小指大の赤い果実。切ってみると、魚卵のようなピンクのつぶつぶが入っていて、味わいは名前の通りの柑橘系の酸味を持っています。
プチプチとした食感と、強すぎない酸味。口に入れるだけでついつい笑顔になってしまいます。
続いてはしめ鯖に蛸の柔らか煮。
しめ鯖は酸味が強すぎないほどよいしめ加減。しめすぎて、鯖を食べているのかお酢を食べているのか分からなくなるようなしめ鯖もありますが、こちらは脂ののった鯖の美味しさとふられた柚子皮の心地良い香りが素晴らしいですね。
蛸は見た目はシンプルなんですが、信じられない位柔らかく、穏やかな甘味。蛸に使う言葉ではないですが、「とろけます」、これ。
季節物のカニと筋子。筋子はもう季節も終わりということなんですが、出汁がしっかりと出た醤油につけ込んだ大ぶりの筋子…………すみません。こんな弾力があって美味しい筋子、初めて食べました。歯で噛もうとしても崩れないほどの強い弾力、プチッとはじけると豊かに広がる香り。うわぁ、とんでもない物食べちゃったなぁ。
驚かされた後に、こういう総菜が出されるとホッとします。蕪と蕪菜のおひたし。
ちょっと炙った薄揚げと蕪菜の優しい、優しすぎる味に何も言えなくなりそうです。
椀物はねぎま汁。これまた凄く上品な出汁に感嘆していると、次はなんと洋風の茶碗蒸し。見た目はちょっと濃い色の茶碗蒸しといった感じですが、スプーンで掬うと、和風の出汁ではなくて、フォンドボーのような感じ。ミートソースが中に入っているのかなと思うくらいなんですが、でもやっぱり「茶碗蒸し」。面白い一品です。
もう、ここまでくるとお腹いっぱいだとか忘れてしまって、完全にご主人の手の上で踊るしかありません。
見事な鮪赤身を漬けにして。シャリも柔らかめに握ってあるので、直接手のひらで、すぐに食べてくださいと。うんわぁ! 口の中でシャリがほどけて、漬けも溶けるように消えていきます。うんまいっ!
その後は、お薦めを何貫か握って頂きました。どれもこれも最っ高です!
あしらいや生姜までもが美味しくてついついつまみながらお酒が進む進む。
本当に「手間暇を惜しまぬ」というのはこのことかと思える素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。……また、行きたいなぁ。
いや、誘われるんじゃ無くて自分が連れて行けるようにならないといけないですよね。
ごちそうさまでした。
http://utatane.asia/blog/2014/2482/
2位
1回
2015/02訪問 2015/02/10
中崎町商店街から少し北側にずれた所にあるスパイスカレーのお店。
夜は日本酒バーをやっているお店に間借りして営業しています。
チキン、ポーク、そして週替わりのカレーの3種から、2つを選んで合いがけするのが基本的な形。
もちろん、一種類でも、三種類の合い掛けも可能です。
しかもご飯の大盛りは無料で。
この日は週替わりのツブ貝のマサラも含めて合い掛けで。(1,100円)
3種類ともそれぞれのスパイスがしっかりと効いており、辛味が強めのポーク、ほぐした手羽元にカルダモンを合わせたチキン、素材感がありまくりのツブ貝のマサラと特徴の違いがはっきりと現れています。
個々のカレーを楽しんだあとは、スパイスカレーらしくおかずとして和えられたかぶらと豆のカリー、半熟玉子、ジャンボいんげんと舞茸の炒めものも一緒に混ぜてしまってガッツリと。
ガツンとくる辛さではなく、じっとりと辛さを噛みしめる素敵なカレー。
今回も楽しませて頂きました。
【初訪問時レビュー 2014.10】
カレオタの友人と、あるイベントで偶然遭遇。
自宅に帰る途中に、
「この近くに、最近出来たばかりのカレー店があるんですよ。」
と、お薦めされたんですが、自宅側のお店って昼間行けないからなぁ……と悩んでいると、なんと土日もどちらか一日営業とのこと。
さっそく、その翌日に行こうと思ったですが、見事に台風直撃で、一週間遅れの突撃です。
最寄り駅は中崎町と天神橋筋六丁目、住所で言うと浪花町というところになります。
中崎町というと、茶屋町から東側に向かったエリアが「穴場」として盛り上がっているのですが、ウチはもう中崎町エリアはメジャーやなと思ってまして、むしろ中崎町駅から東側のちょうど今回の浪花町エリアこそ穴場なんじゃないかなぁ、と。
この辺り、以前は「谷口カレー」が人気だったのですが、移転してしまってちょっと寂しい思いをしていたんですよ。
で、天五中崎町商店街から教えられた通りにちょっと脇道にそれてみると……ありました。小さすぎる看板が……いや、これ、教えてもらってなかったら絶対に見つけてないわ。
お店は、「日本酒バーつるばら」(こちらも、この9月13日にオープンしたばかり)を借りて、月・水・金曜日、それから土・日曜日のどちらか一日の11:30~14:30と超変則的な営業。
間借りなので、カレー店という感じは薄く、カウンターと背の低いテーブル席でゆったりと落ち着く座席。
メニューは日替わりで2種。
この日は「ポークカリー~しび辛カリー~」と「あさりと小松菜のカリー」。
もちろん選べないので、あいがけで……と、思ったらあいがけ無料に副菜も充実したナーガプレートがあったので、そちらをオーダーしてみることにしました。
◆ナーガプレート (¥1,000)
日替わりの2種のカレー(1種でも可)に3種類のおかず、サラダを盛りつけたナイスルックスのプレート。南インド風なのかな。この感じは。
ご飯は玄米のサフランライス。堅めに炊いてあるのでかなりの食べ応え。しっかりとルーと絡むので、個人的には大好き。
ポークカリーはルーがしっかりねっとりとした感じ。「しび辛」と付けられているので、スパイスが前面に押し出されているのかと思えば、そうではなく唐辛子系のストレートな辛味をベース、他のスパイスがアクセントを付けている気持ちの良い辛さ。
具材の豚肉もとろっとさせる感じでははなく、しっかりと歯ごたえを残したガッツリ系のルーです。
もう一種のあさりと小松菜のカリーは、あさりの出汁がしっかりと香る貝の良さをこちらもストレートに出したスープカレー。
辛さはそれほどでもないので、食べやすいのですが、このご飯になら、もう少しとろみを付けても良いかも。あいがけだとそれほど気にならないのですが、単品だとちょっと弱いかもしれません。
おかずの3種は、さつまいもと豆のカリー、半熟玉子のマサラ和え、オクラ・茄子・しめじの炒め物。これにキュウリやトマトをダイス状にカットしたスパイシーサラダが付きます。
副菜がそれぞれ食感や甘みを楽しめるものなので、メインのカレールーとの対比が素敵です。ピクルスのような添え物がないので、この副菜がそういった箸休めのような効果がありますね。
個人的にはオクラ・茄子・しめじの炒め物がツボにハマりました。
スパイス系のカレーにしては尖りきっていない、口の悪い人なら「個性が少ない」と思うかもしれませんが、混ぜても味のバランスが崩れない、なかなかの一皿だと思いました。
週末にカレーが食べたくなったら、行けるお店ができて嬉しい限り。
日替わりなので、毎回違った味が楽しめるのも良いですが、そのうち定番の一皿も定めて欲しいなぁと。
美味しかったです。また行きますね。
http://utatane.asia/blog/2014/2107/
3位
2回
2017/07訪問 2017/09/07
◆詳しいレビューと大きめの写真はブログでどうぞ
http://utatane.asia/blog/2017/7929/
おいしいもの好きの友人たちと旬の料理を味わいに再訪しました。
この日は、「盛夏のお任せ懐石」¥16,000(税・サービス料別)で。
・四方ガラス敷き皿八寸
合鴨、かつお胡桃、卵蒲鉾、山もも、白和えとイカの明太和え
特にかつお胡桃、卵蒲鉾はほっとするうま味。
蒸しあわびは金箔も振られていて豪華。
・すっぽんの茶碗蒸しあんかけ
すっぽんのうま味が凝縮された茶碗蒸し、ほのかな香りの生姜餡がまた良く合ってます。
・お造り蓮葉盛り
鯛、あおりいか、縞アジ、北海道産生ウニ、湯木のこのわた
・鮎の塩焼き 白蒸し、骨煎餅添え
香りが素晴らしい。骨煎餅がとにかくおいしく頭から丸ごと頂けます。
・鱧すき鍋
関西の夏は鱧ですね。湯木さん自慢の出汁の中で見事に花を咲かせる鱧はしっかり、しっとりとした弾力の極上品。生姜を出汁にちょっと入れると、さらに香りが広がります。
・銀鱈西京焼き、鰻八幡巻きフライ
八幡巻きのフライって初体験でした。衣が軽く、美味しさが閉じ込めた印象。とにかくおいしい。
・冷製 彩り夏野菜焚き合わせ
こちらも湯木さんの出汁を存分に味わえる一皿。生麩がまたいいんだ、これが。
・宮崎牛サーロイン 塩焼き
・炊きたて新生姜・桜えびご飯、赤だし、香物
見た目も豪華ですが、味も極上。桜えびの香りが強いので、新生姜が死んじゃうかなぁなんて失礼なことを思っていましたが、食べて見るとこれが素晴らしいバランスで、同行者もお替わり続出。
・白桃 西瓜のゼリー寄せ、八朔大福
なんだか始まりから終わりまで全てが「メイン料理」のような素晴らしい構成でした。
本当においしい物を大切な人と食べたい時に使えるお店だと思います。
10月1日は日本酒の日。美味しいもの好きの食べ仲間から、美味しい日本酒と料理をとお誘いがあり、北新地の「湯木 新店」へ。季節ごとに最高の懐石、日本料理を提供されているお店です。
今回は2階の個室を用意頂き、料理はお店にお任せで。日本酒の日を楽しむということで、まずは日本酒「みんな、笑う!」で乾杯。ゆったりとしたペースで本格懐石を楽しませて頂きました。
○前菜
前菜から美しい盛り付けで気持ちが高ぶります。
塩ウニ煮こごり、カニと帆立の菊花なますは穏やかな酸味で、空腹にすっと馴染み、食事の準備が整います。
小ぶりなグレープフルーツを器にした白和えはシャインマスカットと柿、柚子を器にしたイクラのおろし和えと、どちらも鮮やかな色合いに目を奪われます。こちらで頂くイクラはいつも大粒で、噛むとプチッと口の中ではじけるほどの弾力があり新鮮です。
手前の器には卵蒲鉾、八幡巻き、隠元。卵蒲鉾は口にするとほろりとほどけて、まるでデザートのような味わいです。
○煮物椀
椀物はまさに旬の松茸に、旬も終わりに近づいている鱧をあわせたお吸い物。肉厚の鱧は表面を焼いています。湯木さんの滑らかすぎる胡麻豆腐と合わせて柔らかな食感と、松茸の強い弾力とが対比されます。出汁はこれ以上ないというくらい芳醇な香りに参りました。
○お造り
この日のお造りは鯛、モンゴウイカ、横和鮪。これも季節に合わせた菊の器で提供されます。
お刺身は新鮮そのもの。特にイカは、どうしてこんなに新鮮で旨味の強いものが大阪で食べられるのか不思議です。美味しいです。
○お凌ぎ
焼き物の前に、月の初めということもあって朔日赤飯が提供されました。商人の町、大阪の習わしとのことで、新しい月を迎えるお祝いのようなお赤飯です。
季節にあった栗赤飯というのが嬉しいですね。
○焼き物・揚げ物
焼き物はクエの西京焼き。……クエを西京焼きで食べるなんて考えてもみませんでした。その周りには子持ち鮎踊り揚げ、辛子蓮根、翡翠銀杏が盛り付けられ、お皿も鮮やかな紅葉皿。目にも美しい一皿です。
クエの西京焼きは、白身の旨味とほんのりと香る味噌の香りが素敵です。なんというか全体的にやっぱり上品ですね。
○鍋物
今日のメインは九州産黒毛和牛と松茸のすき焼きです。美しいサシの入った黒毛和牛と、嘘でしょ?と思うほど豪快にカットした松茸を甘辛の割り下で煮込みすぎないように頂きます。お肉がとにかく柔らかく、割り下にしゃぶしゃぶのようにくぐらせる程度で頂くとそのとろけるような食感に悶絶します。
お店のかたのお薦めにしたがって松茸をお肉で巻いていただいたり、我慢できずに白米に具材をのせて贅沢すぎるすき焼き丼を味わいました。
〆は稲庭うどんをお鍋に入れて、まだまだ残っている和牛と松茸との豪華なもので。
○水菓子
最後は三色半月フルーツゼリー。グレープフルーツの釜に果物とゼリーをつめて半月状にカットしています。これ、美しいですね。果物はキウイ、マンゴー、イチジク。ちょっと下品かもしれませんが、かぶりついてしまいたくなります。添えられたアングレーズクリームは穏やかな甘みで、フルーツに良く合います。
頂いた懐石料理は¥20,000の「錦」になります。松茸の旬から10月20日頃までならば、3日前くらいにお店に連絡頂ければ同じ物を提供できるとのことです。本当に、日本の秋の旬を堪能させて頂きました。ごちそうさまでした。
http://utatane.asia/blog/2016/5861/
【2016.1レビュー】
前から気になっていたんです。
何度かスペシャルな夜の懐石料理を頂いている「北新地 湯木」さん。
こちら、名料亭の「吉兆」の創業者・湯木貞一氏のお孫さんが経営されているお店なんですが、お昼の営業では弁当の代名詞「松花堂弁当」を頂ける松花堂御膳を提供されています。
Wikipediaでも紹介されていますが、「松花堂弁当」は茶室「松花堂」での茶事に湯木貞一さんが、茶室の名前になっている江戸時代の茶人・松花堂昭乗が愛用した煙草盆を模して器に使ったのが始まりとされています。
そんな本家「松花堂弁当」を実直に受け継いでいる料理が食べられるなんてなんとも興奮するじゃないですか。
●松花堂御膳 (¥3,000)
お料理はまず湯木さんの名物の「海鮮の石焼き」から。
酒盗で下味を付けた海老、帆立を熱々に熱した石に乗せて焼き上げて頂きます。
酒盗というとちょっとクセのある香りで苦手な方もいるかと思うのですが、焼き石に具材を乗せた瞬間に立ち上るのは、漁港などで地元の漁師さんが作るような磯の香りの混じった甘い香り。
海老を口にすると、元々の素材の旨みをグッと引き出しており、ちょっと焦げたところも香ばしくて良い感じです。
海鮮の石焼きでほどよく食欲が増進された頃に、松花堂弁当が提供されます。
深い弁当箱の中は十字に仕切られており、煮物、焼き物、揚げ物、お刺身と綺麗な小鉢とともに納められており、見た目にも本当に美しいのですが、この作りはそれぞれの料理の味や匂いが互いに移らないようにしているという機能的な面もあります。
どの料理ももちろん美味しいのですが、焼き魚とともに添えられている「生麩の蒲焼き」は、これも祖父・湯木貞一さんから受け継いだお店の名物。
生麩の滑らかな柔らかさと、心地よい弾力の食感、そして他の調理法ではなかなか味わえないタレと合わさった力強い旨みが何よりも特徴的な逸品です。
柚子の香りと噛みしめるほどに心が和らぐ煮物、旬のお魚の美味しさをそのまま味わうお刺身、サクッと食感の心地よい天ぷら、ご飯との相性が素晴らしい山椒しらすと、どの料理も日本料理の素晴らしさを感じさせていただけるのですが、それも含めてどうしても味わって頂きたいのがこちらのお味噌汁。
具材は厚揚げと旬の鰤、白味噌仕立てのお味噌汁。
一口、口にするとふわっと味噌の甘みを追いかけるように出汁の美味しさが広がります。大きめにカットされた長葱と厚揚げを包む出汁の美味しさは言葉が出なくなるくらい驚いて、一拍おくとため息がでてしまいます。
日本料理の基礎はやはり出汁で、その出汁の美味しさを本当に目一杯学ぶことができます。
柚子シャーベットを頂いて、ほうじ茶でくつろいで、席を立つ頃には料理以上のものを頂いたような気分にさえさせてくださいます。
お昼のメニューは、¥1,800円の鯛茶漬御膳から、¥5,000のミニ懐石、お祝い事にお薦めの¥7,000の特別懐石まで。
なかなか普段使いにはお薦めできるお店ではありませんが、卒業、就職、結婚、両親への感謝の席、ここぞという時に、本物の日本料理を味わっていただければと本当に思います。
あぁ、大満足の昼食でした。
【2016.1再訪時レビュー】
この間、こちらで初めてランチに伺って、松花堂御膳を頂いたのですが……新年会で伺ったときの記事をアップするのを忘れていたことに気づいてしまいました。
ランチの「松花堂御前」は後ほどに先延ばしして、いつものメンバーで、今年も素敵な食に出会えますよう祈って頂いてきた豪華な新年会の思いでをご紹介。
【詳しい内容と大きめの写真はブログでどうぞ】
http://utatane.asia/blog/2016/4491/
○新年の懐石(¥15,000/税・サ別)
・座付膳 八寸
・煮物椀 蛤 潮仕立て
・お造り (平目の薄造り、イカ・エビ)
・お凌ぎ カラスミ赤飯
・焼物 鯛、白子
・炊き合わせ 鰤大根
・鍋物 河内鴨のすき鍋、雑炊
・水菓子
干支の器や、カラスミを添えた赤飯など正月らしい料理が満載。
とにかく美味い出汁と、器も含めた総合的な演出。
どの料理もため息が出るほど素晴らしいのですが、個人的にはこの日は平目の薄造りと、鍋を頂いた後の雑炊に悶絶しました。
本当に特別な日に、特別な人と味わってほしい料理です。
【2015.5レビュー】
相変わらずの食いしん坊4人で、季節が春から夏へと移り変わっていくタイミングで湯木さんへ行きたいねと話をしていたら、他にも行ってみたいという方がいらっしゃったので、この日は7人で北新地の湯木さんを再訪しました。
7人ということもあって、場所は本店ではなく、堂島に近い所にある新店。こちらの2階は本店よりもちょっとだけ広めのお部屋があるので、こういう時に便利です。
湯木さん自家製の梅酒を食前酒に頂いて、梅雨前に初夏を感じる会席を頂きました。
◆皐月会席 (¥16,000(飲み物・サービス料別))
●座付膳 旬味 冷菜
この日の最初の料理は冷菜の座付膳。
涼やかなガラス製の皿に、淵に取っ手が付いたような趣のある食器で、蓴菜(じゅんさい)などを頂きます。
新芽なのにゼラチン質はたっぷり。滑らかな大和芋の上に新鮮な生ウニと蒸しアワビ。豪華すぎるにもほどがありますが、主役はウニやアワビではなく蓴菜。
土佐酢のさっぱりとした味わいに、プルプルの蓴菜がたまりません。ウニもアワビもその味わいを全く邪魔しないのが本当にビックリします。
●煮物椀
椀物は海老真薯。ふわっふわのとろけるような食感の真薯の中には、大ぶりの海老。白い真薯には梅肉の赤が良く似合います。
これに合わせるのが鮮やかな緑のよもぎ豆腐。こちらは見た目はしっかりとしているのに、口にするとよもぎの香りが口いっぱいに広がります。そして食感はなスープのような滑らかさ。
これだけ滑らかなのに、椀の中では形を保っているのが不思議なくらい。
もちろん、湯木さん自慢の出汁ががっしりと支え、心地良い美味しさに包まれます。
●お造り
この日のお造りは鯛、烏賊、鯵。新鮮なお魚に本わさび、生海苔を合わせて頂きます。
醤油も刺身醤油、胡麻醤油とこんな所にも手間がかかっています。
梅酒をお替わりして、さらに堪能。刺身って、色々な所で頂きますが、本当に旬や鮮度って大事なのを考えさせられますね。
●お凌ぎ
大皿で提供された途端に歓声が挙がった伝助穴子の棒寿司。
一人一人に取り分けていただいたのですが、このお皿がまた素敵。ちょうどこの季節にあった菖蒲が目に入るように盛り付けされています。
穴子はふっくらと肉厚で、酢飯は柔らか。空気を適度に含んで、酢は抑えめで穴子の美味しさを前面に出した大阪寿司。湯木の珍味・このわたも添えられていてこれも凄いですね。
こちらもどうぞと、胡桃に鰹節を和えた和え物と、白和えがまたとてつもなく美味しいので、ついつい差し出された日本酒をぐびりっ。ここに来るとついついあまり量を飲めないはずのお酒が進みます。
●旬味 海鮮しゃぶしゃぶ
続いては、初夏から夏にかけての旬の鱧をしゃぶしゃぶで。
まだまだ「走り」と言われる時期で、同行者も含めて今年はじめての鱧です。
旬は「走り」「盛り」「なごり」と時期が移り変わるのですが、食材が出始めの「走り」の鱧、終盤の「なごり」の鯛の白子を同時にしゃぶしゃぶにします。しかも、鍋の中には旬の「盛り」の新玉葱。季節を大事にする日本料理らしい趣向です。
繊細な鱧をちょうど良い茹で加減にするために、お店の方におまかせ。
「走り」とは思えないほど肉厚の鱧を、自家製のちり酢か梅肉醤油で頂きます。このちり酢、酸味と出汁のバランスが最高なので、これだけでも舐めてしまいそうになるんですよね。
鱧には梅肉と思っていましたが、ちり酢も良いですね。
※※まだまだ続くので、続きはブログで↓
http://utatane.asia/blog/2015/3346/
【2014.12 再訪レビュー】
鴨です! 河内鴨です!
年末も押し迫ったある日、鍋にしませんか? とのお誘いがありました。場所は、先日、最高の日本料理を頂いた「湯木 新店」。
クエ鍋も良いらしいのですが、この日の朝に絞めたばかりの河内鴨が良いとのことだったので、そちらにすることに。
河内鴨のすき鍋コース (¥10,000/飲み物別)
まずは、席についてゆったりとした気分で乾杯。すっと出していただくお料理が、やっぱりさっそく凄い。
正月を控えた黒豆や、〆すぎていないすっきりとしたお寿司、やわらかな牛蒡の穴子巻き、家では絶対に作ることができないほんのりとした甘味の玉子……一口食べてため息。
「これはお酒が飲みたくなりますよねぇ。」と言うと、湯木さんがお薦めとして出してきて下さったのが、神戸・灘の日本酒「福寿」。
なんと、あの山中伸弥教授がノーベル賞受賞時の晩餐会で振る舞われたお酒だとか。口に含むと、とにかくすっと馴染むすっきりとした香り。これは気をつけないと飲み過ぎてしまう……
なんて思っていると、お刺身ですよ。
もちろん、前回教えて頂いたイカの刺身に自家製のこのわたをまぶして食べて……ふぅ。
漬けが浅めのこのわたと、すっきりとした清酒が合いすぎて、ついついこの時点でワタクシ、飲み過ぎ。
あしらいで真ん中にみえる胡瓜。これ、ちいさな細工を組み合わせているのではなく、一つの細工なんですよ。料理人って凄いですよねぇ。
そして、そして、出ました河内鴨。
もう、見た目から明らかに違います。ウチが知っている鴨とは違う濃厚そうな深い赤と、脂がのった照り。
お出汁が自慢とのことで、最初にお出汁だけを飲ませて頂くと……これがまた凄い。飲み干す美味さで、「凄いですよ、これ」というと、次は柚子胡椒をちょっと入れてみて試して見て下さいと……またまた飲み干してしまって。駄目だ、鍋に行く前にお出汁だけでお腹がパンパンになってしまいそう。
そんなお出汁で作る鍋が美味しくないはずがありません。お薦めに従って、厚めに切って頂いている鴨をしゃぶしゃぶに近いほどのゆで加減で口に入れると、またまた凄すぎ!
ウチは「鴨肉って堅い」と思っていたんですが、こちらの鴨はほどよい弾力なのに旨味が強くてびっくりします。
特につくねを食べると、その旨味の強さがはっきりと出てきますね。水菜と一緒に、白ネギと一緒にもう手が止まりません。
ほへぇ……と感心していると、新そばで「鴨鍋をやったら、このお出汁でお蕎麦も食べて欲しいですね」と。うわぁ、たまらないです!
鍋でしっかりと鴨肉の旨味が移っているので、このお蕎麦も美味しいこと!
もちろんお鍋の〆は雑炊で。河内鴨の旨味をたっぷりと含んだ雑炊…………これは絶品です。今まで食べてきた雑炊で一番とウチよりもグルメな同行者が絶賛していましたが、ウチも同感。ここまででお腹は一杯のはずなのに、全員おかわりでもう入りません。
とんでもない忘年会になりましたが、これで1万円なら大満足です。また、新年会もこちらでというお話をば……うーん、行きたくなってきた。
http://utatane.asia/blog/2015/2562/
【初訪問時 2014.11レビュー】
facebookで繋がっている食べ友だちからお誘いを受けて、今年一番の贅沢な夕食を楽しませていただきました。
◆錦秋の湯木コース(税・サ別¥20,000)
全11品の懐石。お料理は季節に合わせて、完全にお任せですが、事前にお願いしていただければ同様の献立で作って頂けるとのこと。
・座付膳 渡り蟹、おくら、温玉、蒸し鮑
・煮物椀 丸残月(すっぽん)、入麺
・造里 鯛、イカ、カンパチ、このわた
・石焼 車海老、帆立貝柱、椎茸、青唐 酒盗・トリュフオイル
・旬鮮 寒鰤腹身、白子、菊菜のしゃぶしゃぶ
・八寸 檸檬釜 肝煮煮凍り、かぼす釜いくら 等
・揚物 太刀魚、栗、舞茸の天ぷら、翡翠銀杏
・焚合 焼き穴子、ほうれん草、蕪、海老芋、赤パプリカ
・強肴 黒毛和牛サーロイン寿喜鍋
・御食事 土鍋炊きの白御飯、自家製明太子、白菜漬、西京仕立てのお味噌汁
・水菓子 彩りフルーツゼリー、抹茶と小豆のアイスクリーム
座付膳から花籠で提供され、同行者の女性からは歓声があがるほど。
季節の素材に、季節の花々、そして料理にあった器。一品目から息が止まりそうになってしまうほど、素晴らしい料理の数々。
蒸しアワビは驚くほどに柔らかく、月を模したスッポンの丸残月は食べやすいように一口サイズにされている。
造里(お造り)は、紅葉の絵皿に萩の簀巻に包まれて登場。この絵皿、半分が秋の紅葉のモミジに、半面がまだ紅葉していない青いモミジになっていて、お店の自家製のこのわたはイカにあわせると……信じられない位、磯の香りが豊かで、塩辛すぎない、まさに絶品……イヤだ、こんなの食べたら日常に戻れなくなる!!
全ての料理に最高の素材と、最高の技が施されていて、「どうすれば美味しい料理を提供できるか」という心が込められているように感じました。
風邪気味だったのに、同行者とお酒もたっぷり飲んで……翌朝まで大変なことになりましたが、後悔していません。
1階にはテーブル和室、2階には座敷と完全個室でゆったりとした最高の時間を味わえます。
普段使いに、なんて到底出来ませんが、いつか親父を連れて行ってみたいと思います。
食べログ用にちょっと抑えて書いてはいますが、気持ち丸出しの文章を読んで頂ける方はブログへも是非どうぞ↓
http://utatane.asia/blog/2014/2227/
4位
1回
2014/11訪問 2014/11/29
光の差し込む町屋改装カフェ。ハンバーガーのパンズがとてつもなく美味い。
この日は京都を自転車で観光。
京都大学を越えた辺りで急にお腹が空いてきたので、どこかでひと休みしようかと思って付近を検索すると、こちらのお店が。
ん? さるぅ屋……なぜ「ぅ」? という所に引っかかって、もう少し見てみると雰囲気の良さそうなカフェなので行ってみることに。
道を大きく西に変更。京阪・出町柳駅の側まで自転車を走らせました。
光の差し込む明るい店内。カウンターから、木製のテーブルと椅子、小物に本棚に置いてある雑誌と、いかにも学生が立ち寄り易い雰囲気の町屋改装のカフェ。
中崎町などのカフェとは違う居心地の良さを感じます。2階席もあるんですね。あぁ、良いなぁ。
ランチメニューはハンバーガー、サンドウィッチが中心の模様。ハンバーガー好きなので、チーズバーガーのセットに+400円してスープ、デザートもつけてみました。ドリンクはハーブティで。
ハンバーガーは二つにカットされて串で刺して提供。あーん、ウチは丸のままバーガー袋に入れてかじるのが好きなのにぃと思いながらも、食べやすさはこちらの方が上ですよね。
で、さっそく串を抜いて半分をパクリ。
うんまっ! これ、パンズがめっちゃめちゃ美味いっ!
見た目、パサッとした感じに見えるパンズですが、表面がパリッと、内側はしっとりとした絶妙のパンズ。特にパリッとした表面は極限まで薄く、口にした瞬間の食感がさっと全体の旨味に変わっていきます。
表面が堅いパンズは結構あるんですが、堅さがいつまでも続いて具材に負けているハンバーガーって多いですからね。
また、内側も見た目はパサッとした感じに見えるのですが、これもパティの肉汁や野菜の水分をぐっと受け止めて、口にしたときにはちょうど良い柔らかさを生み出しています。
うん、このハンバーガー素敵やわ。パティは柔らかめも厚みがしっかりとあるので、食べ応えも良い感じ
セットのスープ、ハーブティも良かったのですが、デザートのケーキはかなりパサパサで残念。でもでも、ハンバーガーだけで個人的には大満足。光の差し込む町屋カフェ、堪能しました。
この日の京都巡りの様子はこちら
http://utatane.asia/blog/2014/2370/
5位
2回
2019/12訪問 2019/12/05
ランチはパスタ、グラタンもいいけど、激うまのベーカリーランチもおすすめ
堺・白鷺にある大衆イタリアンの支店。
リーズナブルな価格感、シェフの超絶なセンスの料理、テイクアウト可能な自家製のパンもとんでもなく美味しい。
ランチタイムはパン、グラタン、パスタのチョイスでどれを選んでも後悔しません。
久しぶりに近くで仕事があったのでランチ使いさせていただきました。
億のシェフのパスタが美味しいのは分かってるけど、なんばのお店はパンも激うまなので悩んでベーカリーランチに。
サラダ付きのワンプレートでポークチャップと人参シリシリのホットサンドにカボチャのスープ付き。
+350円の前菜盛りでちょっと贅沢な気分を味わい、午後からの仕事へ。
ひさっびさになんばの「Barくえろ・くえら」さんへ。
堺の白鷺にある「くえろ・くえら」さんの2号店で、同店で腕を振るっていた奥野シェフがこちらで開店してちょうど1周年。
白鷺のお店は遠いのでなかなか行けないよね……とか、言いながら、こちらの店も本当にお久しぶり。申し訳ない。
お店は四つ橋線のなんば駅からすぐ近く。OCATの東側にある小さなお店です。
この日は同行者とアラカルトでオーダーしてみました。
◆ストゥッツィキーノ(付き出し)
サングリアで乾杯して、一緒に提供していただいたブルスケッタに手を伸ばします。
こちらのお店、パンも自家製なので味わい深くざくっと出していますが、これも十分満足できます。店頭ではテイクアウト用にパンも販売しているので、この日はお土産に買って帰ったりしました。
◆サーモンとアボガドのサラダ仕立て (¥800)
この日のお薦め料理から見た目にも美しい一皿を。
タルタル風に仕上げて盛り付けられており、野菜もたっぷり。アボカドの滑らかな食感と新鮮なサーモンのバランスが最高に良いのですが、バジルソースが全体を綺麗にまとめます。アボカドが嫌いでなければ、頼んで損はない一皿です。
◆温野菜と生ハムの半熟卵のせ(¥800)
ベジファーストということで、もう一品しっかりと野菜を食べる料理を。
生ハムは軽く炙っているのか温野菜のちょっと堅めの食感と見事にマッチしています。
菜の花などの季節の野菜が食べられる上に、やっぱりこれは卵を崩して、チーズもたっぷりまぶして食べると……うんうん、たまりませんねぇ。
◆ピクルス(¥350)
ピクルス好きなもんで、一人飲みだとすぐに頼んじゃうんですよね……こちらのピクルスは酸味は抑えめ。パプリカや人参、カリフラワーと色は鮮やかで、摘まみやすいピクルスでした。
◆リングイネ 海老とアスパラのトマトクリーム(¥1,500)
これが凄かった
パスタはトマトソースが好きなウチと同行者。迷わずこの日のお薦めのパスタをオーダーしたのですが、これ、トマトクリームや無くて海老パスタですよっ。
海老のエキスがたっぷりと染みこんだ濃厚なソースに、シャキシャキしたアスパラ、リングイネの柔らかで滑らかな食感に悩殺されます。
クセのあるパスタで、海老好きのハートを直撃しそうな恐ろしい一皿です。
海老の専門店でもここまで濃厚なソースでパスタを提供するところはないんじゃないでしょうか。美味すぎます。
◆サルティンボッカ(¥1,500)
オーナーが以前facebookに写真をアップしていて、めっちゃ気になっていた料理。
豚の肩ロース肉とセージを生ハムで巻いて、白ワインとバターのソースで仕上げた一品。
これはもっと凄かった
イタリア語で「口に飛び込む」という意味を持つこの料理。イタリア・ローマの定番料理らしいのですが、ナイフを入れて口にすると、うわぁ……なにこの香り。今まで味わったことのない肉の味わいです。豚肉は柔らかく、セージの独特な香りと巻いた生ハムは軽く火を通しているので内側と外側の食感の対比が見事。生ハムの塩気が良いアクセントになっているのですが、ソースがこれまたとんでもなく美味しい。
いやん、お皿をなめ回したいくらい……付け合わせのブロッコリーでたっぷりソースを拭ってしまいました。
一般的なイタリアンのお店と比べても、なんだかクセのある料理が食べられるのが魅力のお店です。そして、何しろ一皿一皿のお値段が結構リーズナブル。白鷺のお店は近くに大阪府立大があるので、学生向けの価格をこちらでもやっているという感じ。
アラカルトでもコースでも、結構楽しめるお店だと思うんですよねぇ、四つ橋線のなんば駅ということで、ちょいとなんばの中心部からは外れますが、ぜひぜひ一度試して見て欲しいお店です。
あー、美味しかった。ごちそうさま。
http://utatane.asia/blog/2015/2944/
【2014.5レビュー】
白鷺の「くえろ・くえら」さんにはなかなか行けないと思っていて、「バーくえろ・くえら」さんがオープンして嬉しかったのですが、なかなか再訪できずにいました。
GWに入ってfacebookで今日もオープンしていることを知って、今回は1番手で突入。
細長い店内は手前から自家製のパンの販売、調理の様子をたっぷり楽しめるカウンター席、仲間内で楽しめるテーブル席と、小さいながらも幅広く対応できる仕組み。
オープンして比較的まだ短いこともありますが、たっぷりと木が使われたほのぼのとした雰囲気が漂っています。
ランチタイムはグラタンランチ、ブルスケッタランチが各10食限定、パスタランチの3種(各¥870、ドリンク・デザート付き¥1,220)、ディナーメニューをランチタイムに楽しめるディナーランチが¥1,800です。
特にディナーコースは、夜に¥1,600で提供しているパスタに前菜の盛り合わせ、自家製のパン、サラダ、ポタージュスープ、ドリンクにデザートとついて¥1,800で提供するのはなかなか凄いですね。
……と、書きながら「10食限定」の言葉に惑わされて今日はブルスケッタをチョイスしちゃったんですが。
ブルスケッタのランチは、豆乳と野菜のポタージュスープ、野菜たっぷりのブルスケッタにサラダ、ピクルス。
スープ以外はワンプレートで提供されるのですが、本当に野菜が一杯。
豆乳と野菜のポタージュスープは豆乳の癖が全く消えていて、優しい甘みに落ち着きます。
野菜など繊維の強い食品を使うとポタージュスープも少しはざらっとした食感がするもんですが、こちらではそんなことは無かったですね。
ピクルスが美味しいお店は、ウチが好きになるお店が多いのですが、こちらのピクルスも絶品。
酸味も柔らかで、種類も豊富。このピクルスだけも持って帰りたい気分。
ブルスケッタは4種類。一つ一つ味わいを買えていて、チーズ、トマトソース、バジルソース、マスタードとそれに合う野菜の強みがきちんと表現されています。
個人的に一番気に入ったのはレンコンですね。皮がついたままのレンコンなんですが、私が思っていた淡泊なレンコンの甘みとは違う香ばしい香りが素敵でした。
そうそう、マフィンも美味しいなぁ。
そして、最後に提供いただいたデザートが今日一番のツボ。
「自家製パンとオレンジムースのパフェ」
ブルスケッタを食べたばっかりなのに、デザートにまで自家製のパンが。パフェということでスポンジ代わりのイメージですが、小さく刻んだパンがいくつも入っていて、その一つ一つが味わいが違っています。
ガッツリ系のデザート。これはたまらん。
次は時間のあるときにディナーランチを試しに行ってみよう。
ホンマに美味しかったです。ごちそうさまでした。
【以下は'14.3のレビュー】
大阪・堺の白鷺駅近くにあるトラットリア「くえろ・くえら」さんが難波にお店を出すと聞いて楽しみにしていました。
「くえろ・くえら」で腕を振るった奥野シェフが、より多くの人に楽しんでもらえるようにと「Bar くえろ・くえら」はしっかりとした料理を提供するイタリアンバルになっているとのこと。
前回はランチタイムに間に合わずだった「バー くえろ・くえら」に今回は1番手で突入。
ランチタイムはグラタンランチ、ブルスケッタランチが各10食限定、パスタランチの3種(各¥870、ドリンク・デザート付き¥1,220)、ディナーメニューをランチタイムに楽しめるディナーランチが¥1,800です。
くえろ・くえらさんはパスタが美味しいんだけど、やっぱり10食限定と言われると、ブルスケッタを試してみなければ。
豆乳と野菜のポタージュスープも、野菜たっぷりのブルスケッタも、ピクルスもどれもめっちゃ美味しいんやけど、個人的には今日のツボはデザートの「自家製パンとオレンジムースのパフェ」
バーくえろ・くえら自家製のパン(これも美味いんだ)がスポンジ代わりに使われたパフェはボリュームがあって、ガッツリ系のデザート。これはたまらん。
次は時間のあるときにディナーランチを試しに行ってみよう。
【以下は'14.3のレビュー】
オープンの日から気になっていたのですが、今日ならなんとかランチタイムに間に合うかもと突撃……でしたが、難波駅から道を間違えてしまいラストオーダーに間に合わず……ですが、ランチタイムを過ぎても店内でパンを提供されているので、テイクアウトで楽しんでみることにしました。
この日、買ったのは「自家製ロースハムとタマゴのパニーノ」
あっさりとした風味の自家製ロースハムにたっぷりの卵が挟まったボリュームのある一品。
パニーノには……オレガノがわずかに香り、酸味のしっかりとしたピクルスと粒マスタードがあっさりとしたフィリングと良く合っています。
これ一つでお腹一杯になりそうです。
キャラメルと書かれたキューブタイプのパンもあったので購入。
見た目はパティスリーブラザーズのキューブシュークリームみたいですね。
パンそのものがキャラメル風味なのかと思ったら、なかにキャラメルペーストが。
これ、美味っ!
パンそのものはしっとりとして、ペーストの甘みを受け止めています。
広いお店ではありませんが、ランチ、パン、バルと三変化で楽しめそう。
今度は仕事帰りにバルを楽しみに行きたいです。
6位
1回
2014/06訪問 2014/06/18
今、福島で一番勢いのある「さんく」のうどん店。
マイレビュアーも含めて、友人・知人のレビューを見て行きたくて行きたくて仕方が無かったのですが、なんたって早朝+ランチ営業のみ……天王寺区で働いているウチには無理筋やよ……
この日は、昼からの用事に備えて仕事をお休みいただいていたので、歩いて福島まで。ようやく突撃です。
お店は券売機で注文するうどんを選んで、カウンター越しにさっと提供の半セルフスタイル。
価格もかけうどん、ぶっかけうどん、釜揚げうどんの小が180円とコストパフォーマンス良すぎ!
いやいや、駅そば価格やないですか。
ちょうど券売機でどれにしようか悩んでいると、
「ごめんなさい。うどん湯がかないとあかんので10分くらいかかります」との声。
いやいや、うどんってそれくらいかかるでしょ? と、思って「全然大丈夫ですよ~」と答えてぶっかけうどんにしてみました。
トッピングも贅沢にエビ天とちくわ天を。
と、うどんを湯がいているのを待っていると、後から入ってきたお客さん数人は親父さんからの言葉に残念そうな顔をして帰ってしまいます。あぁ、そうか、出勤前の朝うどんなんですね、皆さん。
さて、提供されたぶっかけうどんですが……
全粉粉麺で香味麦芽入りの特徴的な極太うどん。
これこれ、写真で何度も見てこれが気になってたんですよ~
うぉ、これは凄い。しっかりとしたコシと、なめらかな食感。
とにかく麺の香りが強く感じられるすんごいうどんです。ぶっかけにしてみましたが、これは温かいうどんも試してみたいなぁ。
本気でお替わりしようか悩んでしまいました。
頼むから職場の近くにオープンしてください!!
7位
1回
2014/01訪問 2015/06/11
以前、まとめで「誰トク?? 天王寺区役所を中心にした感激ランチ」なんてものを作って取り上げてはいるのですが、虹の仏さんに続いて、今日のランチがツボにはまったので、こちらのお店もご紹介させて頂こうと思います。
上本町8丁目にある「ビストロキッチン Bocarocca」さんです。
あ、お店の外観の写真撮ってない……
“地中海料理を混ぜ込んだカジュアルフレンチ“とTwitterでは紹介しているんですが、ビストロキッチン。ランチタイムは¥950で、パスタランチを2種類、プレートランチを1種類提供されています。パスタもプレートランチも素敵なんですが、ウチの心を射貫いた今日のランチはプレートの方。
◆ミニハンバーグ和牛すじデミグラス (¥950)
この日のプレートランチはミニハンバーグ。
「ミニ」やないやん
女性の拳大くらいの「ミニ」ハンバーグが二つと意外とガッツリな感じ。
こちらのプレートランチ、サラダとスープ、メイン料理にライスもしくはパンというオーソドックスな構成になっています。食後の珈琲などは別料金(+¥200)になります。
今日のランチのミニハンバーグ。シンプルなぎっしりと詰まったハンバーグでこれだけでも満足なんですが、今日のデミグラスが良かった。丁寧に柔らかく煮込んだ和牛牛すじがたっぷり! やられたっ!! という感じ。とろみの少ないサラッとしたソースですが、牛すじがこれだけ入ると旨味が凄くて。付け合わせの野菜類にも合いまくり。
ちょっと行儀が悪いのですが、最後はソースにライスを浸して食べ尽くしちゃいました。
あーーー、美味しかった。
ランチを始めた当初、ウチは平凡な印象を持っていたお店だったのですが、昨冬に久しぶりに行って印象が一変。
ランチメニューとは思えないほど攻めた感じの構成で、めっきりファンになってしまいました。
http://utatane.asia/blog/2015/3406/
【2014.1の初訪問時レビュー】
最近はランチタイムに新店開拓をしていないなぁと思いながらウロウロとしていると知らないお店が!
2013年10月オープン。以前はベトナム料理の「puttu」さんが営業されていた場所ですね。
しかも、1月から平日ランチを始めたところとのこと、さっそく飛び込んで見ることにしました。
ランチタイムはパスタ、ピッツァ、プレートランチの日替わり3種とのこと。
この日は、自分が大好きなボロネーゼがパスタのメニューだったのでそちらをチョイスしてみることに。
パスタセット(¥950)はサラダ、パン、食後の珈琲(or紅茶)なので価格は平均的。
サラダは比較的ドレッシングが多めですが、人参などをすり下ろしたドレッシングなのでそれほどオイリーといった感じはありません。
さて、ボロネーゼですが。
たっぷりソースで、甘味のしっかりした和牛ミンチの家庭的なボロネーゼ。
パスタのゆで加減も好みの堅めで、好みにどんぴしゃです。
うんうん、いいねぇ。
職場の近くには気軽なイタリアンのお店が少なくて、「トラットリア イル カンポ ダ シゲ」さんに行くとついついピッツァを頼んでしまうので、これは意外と当たりかも。
次はプレートランチを食べに行ってみようと思います。
美味しかったぁ。
ごちそうさま。
8位
2回
2022/09訪問 2022/10/01
オープンした頃から人気でしたが、最近は完全に人気爆発。
オープンして2時間以内にほぼ完売、店内に2名しか入れないようにしているとはいえ、常に行列しています。
概ね7~8種類のベーグルを販売しており、「あんベーグル」のような多少の変わり種はあるものの、ほとんどはシンプルな具材のベーグルです。
私はここのベーグルを食べて、ベーグルの美味しさを知ったと言ってもよく、定期的に買いにいくのですが、モチモチした食感とグッと噛みしめたときにうまさがメーカーやチェーン店とは段違い。
ベリーやナッツ、チョコレート、どの味も良いのですが、プレーンもぜひ買っていただいて自宅で色々と挟んでみて欲しいなぁ。ホントおいしいんですよ。
天神橋筋商店街を南側から久しぶりに縦断。
祝日で昼過ぎなのに、まだ売り切れてなかったので、久しぶりにハッピーキャンパーベーグルのチーズメルトを購入。
葉物とハムでも挟もうと思って冷蔵庫を開けるも、野菜が壊滅だったので、ベーコンを挟んでいただきます。
ここのベーグル、プレーンだけでなくこのチーズメルトやイチジクなどの果物の入ったものも、どれもシンプルに美味しいんやよなぁ。
久しぶりに食べて満足しました。
【2014.5レビュー】
天神橋筋商店街を南から歩き抜けるということをしょっちゅうしていて、その中で一番気になっていたお店がこちら。
ところが、日曜お休み、売り切れ御免というお店なので、いつ行っても開いてなくて、いつかはクラウン……違う、いつかは食べたいなぁとブックマークだけはしていました。
と、本日、土曜日に朝起きて、お腹が空いたなぁと思ったら、唐突にここを思い出して……とうとう、買いに行ってきましたよ!
天神橋筋商店街、天3にある小さなベーグル店。
かなり小さなお店で販売スペースは4畳半くらいしかないんじゃないでしょうか? 奥ではお兄さんが一所懸命ベーグルを作っています。
棚にはシンプルなプレーン(¥130)から、ナッツや抹茶、ソーセージを包み込んだベーグルドッグなど200円前後の価格で焼きたてを提供しています。
どれも美味しそうなので、家族で食べようと思っていくつか買って帰ります。
が……家族を待てずにプレーンに生ハムとサンチュ(冷蔵庫開けたら葉物がこれしかなかった)を挟んでガブリ。
うっっまっ!
想像以上のもっちり感。甘みが強いのに、生ハムとサンチュをどっしりと支える安心感。
あごが痛くなるほど噛みしめて、美味っと連発してしまいます。
もう我慢できずにベーグルドッグも。
こちらは表面に黒胡椒を振ってあって、ソーセージは沖縄産とか。どっしりとした食べ応えに、プレーンとは違うスパイシーな感じがこれまた良いっ!
プレーンは甘みが強いので、そのまま食べても十分満足できるんじゃないでしょうか。
これはリピートしないと。
また土曜日に朝起きたら買いに行こう。
9位
1回
2014/07訪問 2014/07/13
有機野菜を中心とした料理を提供しているナチュラルカフェ。
お手製のメニューが可愛いのですが、野菜たっぷりのヘルシーランチに、丼物、スイーツや自家製の酵素ドリンクなどを販売しています。
この日のヘルシーランチのメインはスープハンバーグ。サラダがセットでついて¥950(税込み)。
「いつの間にか健康で美しく」をコンセプトにされているこちらのお店。食前に生野菜を摂るベジファーストを推奨しているとのことで、しっかりとしたサラダがまず提供されます。
このサラダが、美味い!!
大きめに切られた南瓜は甘みが強く、なにより自慢のドレッシングが良い感じ。酵素入りのドレッシングは阿倍野や茶屋町で人気の「実身美」さんのドレッシングに通じるものがありますね。これ、販売していないのかなぁ……
もちろん、メインのスープハンバーグも野菜が一杯。ポトフのようなごろごろ野菜に、レンコンを生地に混ぜているのかな、ほんわかとした柔らかい食感のハンバーグとのバランスの取れた食事を楽しめます。小鉢の野菜総菜や雑穀入りのご飯も美味しいのですが、個人的には麹が入っているという味噌汁が素晴らしく美味しいです。
白味噌のような甘みがあって、一瞬「粕汁?」と思うような麹の食感があるのですが、クセがなくそれでいて独特の風味のあるお味噌汁。これも他で食べたことない美味しさだったなぁ
良いお店を見つけました。
また長居に行く時には寄って、今度は丼ものやスイーツも楽しんでみたいです。
ごちそうさまでした。
10位
1回
2016/01訪問 2016/02/07
中崎町のスーパー「ナベル」の間貸し店舗、「バカヤロー!! 龍麺房」に再訪してきました。
こってり系のラーメンを提供するお店なんですが、ちょっと最近はこってりを避け気味のウチのこと、5月に1度行ったお店ですが、それ以来です。
と、いうのも、MのランチのM三郎さんから、「夏季限定のまぜ麺が良い!」と聞いたのがきっかけ。
すでに9月に入っていますし、夏季限定ならいつやめてもおかしくないということで、すぐに行ってみようと思ったわけです。
◆四川辛まぜ麺 (¥850)
うぉ~辛そう! 中国四川省重慶市の郷土料理とのことで、お店の奥さんが中国の方なんでしょうか。
きっちりと締めた麺の上に、茹でモヤシ、キャベツ、厚切りのチャーシューと共に、食べるラー油のように香辛料ごろごろの赤いタレがかかっています。
しっかりとかき混ぜて食べると…………おぉおっっ!! 痺れる辛みがっ!
麻~~~っ!
って感じ。
四川山椒の痺れる「麻」と、唐辛子の「辣」がたまりません!
辛味噌と豆鼓の奥深い旨味もしっかり感じられるタレに冷たい麺を絡めて……痺れる辛みはかなり強いのですが、手が止まらなくなります。
サービスの高菜が全く辛みがなくなり、水を飲むとなんだか違う飲み物を飲んでいる位の感覚。
美味い、辛い、痺れる、美味い、辛い、痺れる……一気に食べ尽くしてしまいました。
本格的な中華料理を出すお店で食べる「麻」がちゃんと感じられる料理を、ラーメン店でお気軽に食べられるとは思いませんでした。
夏季限定だなんてもったいない……レギュラーメニュー化してくんないかなぁ……
こってり好きの人ならば、ラーメンメニューも十分楽しめるはず。……しかし、こちらの店長さん金久右衛門道頓堀店で修行していたとのことらしいのですが……金久右衛門さんらしさが微塵もない。不思議やなぁ……
あ、書いてたら、あの「麻」を思い出してしまった……無くなる前に、もう一回食べに行こうかなぁ……
http://utatane.asia/blog/2014/1920/
【以下は'14.5の初訪問時レビュー】
スーパー・ナベルの店内に新しいラーメン店がオープンしていました。
しかも名前が「バカヤロー」と。ん? どっかの新しい支店かと思ったら、「金久右衛門 道頓堀店」で働いておられた方が開いた全くの新店とのこと。
店内は以前の中華料理店と同じ作りで、カウンターと4人席が一つ、2人席が一つの街中の小さめのお店。
さっそくメニューを見てみると、シンプルな「白豚骨」、こがし油を加えた「黒豚骨」、ちょっとピリ辛の「赤豚骨」の3種類がメインですね。他にはドロつけ麺、あっさりのエビ塩ワンタン麺がありますが、やはりお店の売りのこってり系を最初はオーダーすべきでしょ。
と、いうことで最初は「白豚骨」……ではなく、「黒豚骨」に九条ネギトッピングをオーダー。
ついでにご飯もののレベルをはかるにはやっぱり「炙りチャーシュー丼」ですかね。
さて、出てきたラーメン。
結構、ドロッとした感じ。つけ麺のつけ汁に近い濃さですね。
スープを一口すすってみると若干粉っぽさが残ります。豚骨を16時間煮込んだスープとのことですが、豚骨の臭みはあまりなく醤油の香りが強めにでています。
狙っているのは「無鉄砲 大阪店」とはちょっと違う感じなのかなぁ。
麺はミヤネ食品のものらしく、食べ心地のよい縮れがほどよく入った中細麺。
スープを巧く絡めるので、ますますラーメンと言うよりはつけ麺に近い雰囲気が漂います。
トッピングはとろとろのチャーシューに、こだわりの味玉。
濃い味を重ねているので、好みが結構分かれそうですね。
この近くは「フスマにかけろ 中崎壱丁」さんをはじめ、周囲に結構ラーメン店がありますので、方向性としては悪くないと思います。
近くに「炊」がありますが、あちらは鶏ですしね。
個人的にはちょっと苦手な感じの味わいですが、中華山椒が入るという「赤豚骨」を今度は試そうと思います。
ごちそうさまでした。
食べログに初めてレビューを投稿したのが2005年の8月……と、昨年のベストレストランで書いたのですが、そうなると来年は食べログを初めて10年ということになります。
9年間の間に、食べログを通じて様々なお店に出会い、様々な人に出会い、今年もやはり素敵なお店と素敵な料理に出会うことができました。
全てのお店に感謝を込めて、来年も素敵なお店に出会うことができますように。
昨年同様、今年1年の間に行かせていただいたお店を眺めて、「また行きたい!」と、思えるお店を10店並べてみました。
総合点のあるなしで並べるよりも、「これ!」とお薦め出来るお店を年に1回、ベストレストランには並べてみたいと思うのです。
◆琥珀
つい最近、オープンしたばかりの「琥珀」を1店目に挙げたいと思います。
どうしても敷居が高く感じるのが「回らない寿司」ですが、特に若い人こそ、最初に背伸びして行ってみるなら、こちらのお店で、できればカウンターで食べることをお薦めしたいと思います。
寿司だけでなく、一品一品の細やかな仕事、穏やかな大将との会話を楽しみながら素晴らしい時間を過ごすことができるかと思います。基本、お任せの1万円ですが、お酒込みでこのお値段は素晴らしすぎます。
◆ナーガカリー
スパイス好きの友人から色々と薦められて、今年はかなりスパイス料理を食べました。
どこを挙げようか悩んだのですが、自宅から近いナーガカリーを。
いわゆる宿借り系の営業形態で、現在は金土日月火曜日の昼にオープン。週替わりのカレーとポーク、チキンの定番メニューを合わせてくる形です。週替わりのクセのあるカレーが楽しいので、時間をみてまた再訪しようと思っています。
◆湯木 新店
今年一番の贅沢をさせてもらったお店。
自分のチョイスではまず伺うことがなかっただけに、誘って頂いた友人には感謝。
様々な料理を食べていますが、やっぱり和食の凄さを改めて覚えさせて頂いたという感がします。一つ一つの料理への姿勢も含めて、最高の時間を過ごせました。
◆さるぅ屋
グルメハンバーガーが好きで、初めて行く場所ではラーメンと並んで、必ず検索するようにしています。
今年はそれほど行っていないのですが、こちらのハンバーガーはパンズがとても美味しかった。
表面のパリッ、中のふんわりの食感も素晴らしいのですが、具材の水分を吸っても味が破綻しないすてきなハンバーガーでした。
◆Barくえろ・くえら
……食べログさん、お店が付けている表記でやってあげなよ……
まあ、そのあたりは置いておいて。
堺の白鷺でやっているイタリアン・くえろくえらさんが難波に進出。パン、バル、トラットリアと三変化の使いやすいお店です。
白鷺はちょっと遠いんで……
◆讃く
立ち食いうどん並のコストで、ハイパフォーマンスのすんばらしいうどん屋さん。
月イチのスペシャルうどんはまだ食べたことがないのですが、本気で職場の近くに移転してくれないかなぁと思ってしまうお店です。
◆BOCAROCCA
職場近くのイタリアン。最初にランチに伺ったときには、美味しいけど、もう一押し欲しいなぁと思っていたのですが、1か月ほど前に久方ぶりに伺ったら、ランチメニューの出来が格段に上がっているような気がしました。
おかげで、今では週1回くらいのペースでランチに。パスタのセットと、グリル系のセットの2種ですが、同じメニューを今のところ食べていないので、結構レパートリーも豊富かも。
◆ハッピーキャンパーベーグル
ベーグルの食感は以前から好きだったんですが、「ここ!」と選んでベーグルを買いに行きたいと思ったお店はここが初めて。
甘味がはっきりとして、ものすごく美味しい。お気に入りです。
◆Mummy's Salad
家族の用事で月に何度か長居に行くのですが、良いカフェ飯を見つけたという感じ。
いつの間にか健康で美しく」がコンセプト。玄米と野菜をしっかりと食べられるカフェは本当に嬉しいです。
◆バカヤロー 龍麺房
おっと、ラーメン店が今年は一店も挙げていない……と、いうことでどこか一店をと思ったのですが、今年は他に挙げた9店ほどのインパクトがあったお店が思いつかず、こちらを。
しかも、ラーメンでは無く、お薦めしたいのは「四川辛まぜ麺」。うん、ラーメンじゃないんだ。
夏の限定メニューだったのですが、あまりの人気にレギュラーメニューに。
四川山椒の痺れる「麻」がクセになってしまって、3回行って、ラーメンは半年くらい前から食べてないという。
あ、食べに行ってこようかなぁ。