レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2018/04訪問 2018/06/23
【麻布十番/胡椒専門料理】
前々々職時代の仲間とGW2日目に麻布十番の胡椒専門店アパッペマヤジフへ。覚えにくい店名だが逆から読むとふじやまペッパーとなる。
看板が出ていないので分かりにくいが、1階にうどん屋山半が入っているビルの2階。スリランカ産の胡椒を使った料理を楽しむことができる。
ビールはプレミアムモルツの小瓶のみでドリンクはワインが中心。店からはコースを勧められたが、あえてアラカルトで攻めてみる。
前菜のパテ2種類。トマトの入ったパテなどどちらもさすがにペッパーがよく効いている。
胡椒漬けウオッカをトマトジュースで割ったカクテル。
セロリとバカラオ。バカラオがあるという事はスペインかポルトガルあたりの料理が中心かな。
いわしのマリネ。レバーローストが品切れで急きょ前菜を変更。
ムール貝生胡椒蒸し。三陸産のムール貝を生胡椒と一緒に蒸しあげた一品。最後にヨーグルトソースを掛けて出来上がり。この分量でSサイズ。
生胡椒も食べられる。残ったムール貝とスープはイワシライスに使ってもらう事ができる。
メインの胡椒壺炊き。注文から1時間ほどかかるので早めの注文が必要。豚肉・ラム肉・鮟鱇から選ぶことができるので、鮟鱇を選択。あんこうはスペイン語で「DIABLO」(悪魔魚)と呼ばれるらしい。こちらもSサイズ。
壺の蓋を密封しているパンに付けて頂くスタイル。
バカラオのコロッケ。
イワシライス。カタプラーナ鍋で炊かれたバスマティライスのイワシご飯。
一度の料理でこれほどの胡椒を摂取したのは初めてかもしれない。なかなか面白いコンセプトで、酒好きにはたまらないメニューが多い。
途中からはひたすらワインを飲み続けたがレモンサワーもなかなか美味しくレモンも皮ごと食べられてしまう。
●地図
食べログ:
3位
1回
2018/01訪問 2018/02/25
【上野/居酒屋】
上野の裏通りにある貝料理の店。昨年の忘年会に急きょ参加できなくなった司法試験時代の仲間と改めて新年会。
外見が洒落た小料理屋の風情を醸し出しており、貝へのこだわりもさることながら、90種類以上の日本酒が飲み放題という素晴らしいお店。
当初は2時間コースで予約していたが、1名が遅れての到着となるため3時間コースに変更。
前菜盛り合わせは亀の手つまりペルセベ、赤貝ひも、ながらみ(しったか)。
貝のお刺身5品盛りあわせ。つぶ貝、白ミル貝、ばい貝、赤貝、栄螺。
本日の焼き貝は牡蠣。
貝と野菜の天麩羅盛り合わせ。何の貝だったか全く思い出せず。
本日の逸品。この辺りから記憶が大分怪しくなる。
本日の貝鍋。貝鍋は鍋の中では見た目のインパクトが一番大きいかもしれない。
急なコース変更で用意できなかったデザートの代わりにサービス頂いた一品。
最後は雑炊で締めたが、貝鍋の出汁が非常に素晴らしい。
そして飲んだ日本酒は写真に残っているだけで10種類ほど。途中からの記憶がないので、もっと飲んでいたと思われる。
最初は懐かしい銘柄からスタートして徐々に生や雄町など好みのタイプをオーダーしていった。はず。
●地図
食べログ:
4位
1回
2018/05訪問 2018/07/15
【青山/ラム】
青山での仕事帰り。軽く飲もうと近くのTAMAに行ったら金曜の夜という事もあり満席。渋谷方面へと裏通りを歩いているとジャマイカ料理の文字に惹かれて地下へと階段を降りてみる。
2名だったのでカウンターを勧められたが、疲れていたのですこし寛ぎたいと思い、店内が空いていたこともあってテーブル席へ。
選べる3種盛り。オリーブ、黒糖そらまめ、サラミ。
馬肉の燻製カルパッチョ。
ジャークチキン。ジャマイカで楽しまれているスパイシーグリルチキン。サイズはSにしておいた。
最初の2、3杯は生ビール。その後はラムが豊富にある事が分かったので、店員さんにアグリコール系を置いているか聞いてみると、沢山ありますよとの嬉しい回答。メニューは一切目にせず店員さんとの会話の中で絞り込んでいくのが酒飲みの楽しみ。
まずはダークラムでいくつか見繕って頂く。モルトではアイラが好きであることを伝えると、出していただいた4本のボトルの中から辛口のHSEサンテティエンヌVSOPを勧められる。マルティニーク産。バーボン・カスクとフレンチオーク・カスクで熟成。
次はブルーノ・マーズがプロデュースしたラム。セルバレイラムcacao。天然のチョコレートで香りづけされた珍しいチョコレートラム。アメリカンオークで5年熟成。お勧めの飲み方を聞くとラムコークかモヒートを勧められる。
モヒートにしてもらったところ、味はまさにチョコミント。久しぶりに面白いものを飲ませてもらった。
続いてはブランを勧められる。こちらも4種類出してもらったが選びきれないため3種類を飲み比べさせてもらう事に。グラスはきちんとしたスニフターで。ちなみに選外となってしまったのは沖縄のラム。
まずはNEISSON。マルティニークの中でコロンブスが最初に上陸した場所にある最も古い蒸留所。ホワイトなのにトロっとした甘味を味わえる。
2種類目はPereLabat(ペールラバ)。こちらもマリーガラント島のフレンチ・クレオール・ラム。つまりフランスの海外県産。59度と度数は高め。
この2本は似た傾向の味で甲乙付けがたい。
3種類目はボトルが特徴的なレユニオン島のTANK。スキューバのボンベを模しておりラムにしてはスマートなボトル。
悪名高い三角貿易で普及したラムは4万銘柄以上あり、そのうちアグリコールは1〜2%ほどらしい。もしかしたら死ぬまでに全種類飲みきれるかと期待してしまう。
飛び込みに入ったにしては、かなり当たりの部類に入る店だった。できれば早い時間から閉店までラムを浴びるほど飲み続けたい。
●地図
食べログ:
5位
1回
2018/10訪問 2018/11/17
【丸の内/ポルトガル料理】
ポルトガルの肉酒場というテーマの店に訪問。かなり久しぶりのポルトガル料理だけれど、あらかじめ飲み放題のコースを注文しておいたので迷う必要がない。
まずは料理長のおまかせ前菜7種盛合せ&パン
写真は2人分。
・旬魚のエスカベッシュ
・大山鶏のレバームース
・生ハム
・タコのサラダ
・キャロットラペ
・トリッパのトマト煮
リスボン名物イワシのグリル
ポルトガルは焼き魚を食べる文化があり、その中でもイワシが有名。日本人にとっては親近感のわく料理。
ポルトガルチキン
まろやかなカレーソースがこれまた日本人の舌によくなじむ。
エスペターダとバカリャウのコロッケがコースに入っていないため、バカリャウのコロッケだけ単品で追加注文。
タコとトマトのスープご飯
デザート
ポルトガル料理は蛸や鮟鱇など通常は敬遠されがちな魚介があり、焼き魚も食べられて米もよく食べるので、日本人にとって非常になじみやすいはずだけれど、なぜか専門店をあまり見かけない。
こちらはとても美味しいお店だったけれど、オフィスビルの地下というロケーションだけが残念。
●地図
食べログ:
6位
1回
2018/07訪問 2018/09/08
【宮古島/宮古そば】
宮古島で最後の食事、最終日のランチは有名な宮古そばの店へ。テーブル席に座敷席、テラス席と広めの店内で並ばずに入る。メニューも麺一色なので回転は比較的早い。
沖縄生麺協同組合は、以下の10項目を「本場宮古そば」の定義としているとの事。
・沖縄県宮古島にて製造されたもの
・原料小麦粉タンパク質11.0%±0.5%灰分0.42%以下
・加水量小麦粉重量に対し34%以上〜36%以下
・かんすいボーメ2度〜4度[3]
・食塩(国産)ボーメ5度〜10度
・熟成時間30分以内
・めん線めんの厚さ1.5〜1.7ミリ切歯番手薄刃10番〜12番を基本とする。
・ゆで水のPH8〜9
・ゆで時間約2分以内で十分可食状態であること
・仕上げに油処理が施されていること
麺は縮れの少ないストレートタイプで三枚肉とかまぼこが麺の下に隠れているのが宮古タイプ。
ソーキそばや三枚肉そばは具が隠れずに、麺の上に見たことないような立派なソーキが乗っている。
食後のデザートには手作りの黒糖アイスキャンディーを出してもらった。
宮古島の最後に相応しい店で締めることができて満足。
●地図
食べログ:
7位
1回
2018/08訪問 2018/10/13
【錦糸町/うどん】
司法試験時代の受験生仲間と錦糸町にて定期飲み。地の利が全くないので食べログを参考にうどん居酒屋をチョイス。
何でも小麦粉を石臼で挽いて作ったうどんを食べさせてくれる居酒屋で、江戸時代にはうどんはこのように作られていたらしい。
錦糸町の北口を進み、一本裏手の通りに入ってビルの地下を降りていく。店内はそれ程広くはないので直ぐに一杯になってしまう。
まずは造りの盛り合わせ。意外といいものを仕入れている。
平打ちうどんの刺身は山葵醤油で。
鴨焼きは山椒をまぶして頂く。
鯛のカマ焼き。
一品料理はどれも美味しく、日本酒が進むメニューばかり。
日本酒が半合で頼めるのもうれしい。試しに口開けのボトルがないか聞いてみたけれど、残念ながらこの日はなかった。
暑い日が続いているので生生を飲みたかったけれど、あいにく愛知の長珍という蔵の純米阿波山田錦65無濾過生詰のみ。
後で調べてみると雄町の生も作っているらしく、一度飲んでみたい。
そしてメインのうどん。見た目は太い蕎麦のよう。
『江戸時代を代表する麺類といえば「蕎麦」。
ただ、江戸の町に蕎麦屋が増えてきたのは江戸時代が始まって150年以上経ってからと言われています。
それまでは「けんどん屋」と呼ばれるうどんを出すお店が主流でした。
室町時代から脈々と受け継がれてきたうどんの歴史は、800年以上経った現在でも私たちの食卓を彩っています。』ということらしく、こだわりが感じられる。
酒盗クリームチーズで一休み。
もう一度うどんが食べたくなって鴨せいろを。
近くにあったら間違いなく通ってしまう、癖になる味わいのうどんだった。
世の中には昔からあるのにまだまだ知らない食べ物が存在する。
●地図
食べログ:
8位
1回
2018/12訪問 2018/12/29
【赤坂/焼肉】
かなり久しぶりのよろにく系訪問。開店時間に予約をしておき5分前に到着すると店の前にはすでにオープンを待っている客が数組。
時間になり順番に通される。案内されたのは店の端にある半個室のテーブル席。
思う存分楽しもうとコースではなくアラカルト。
キムチ三種盛り
ネギタン塩は両面をよく炙ってからネギを巻いて食べる。
特上ハラミは両面10秒ずつ
フィレミニヨンは売り切れ御免。さすがに開店直後なので売り切れてはいない。
特上ミスジは両面5秒ずつ。看板メニューだがこれも売り切れ御免。
シャトーブリアンは1枚からの注文
店員の方に焼いていただく。
特上握りで一休み。
よろにくといえばシルクロース
店員の方に焼いていただきご飯に巻いて一口で。
せっかくなので追加で、よろにくならではのツチノコと特上ロース。
ツチノコは腰の内側からとれる希少な赤身部位。
〆は白クッパ。濃厚なテールスープ。
時間制限が2時間のため、色んな種類を楽しもうと思うとややせわしなくなってしまう。
最近はどの焼肉店のレベルも上がってきているので、8年ほど前に初めてよろにくへ訪問した時ほどの衝撃はなかった。
次は生粋にも訪問しておきたい。
●地図
食べログ:
9位
1回
2018/01訪問 2018/02/10
【赤坂/韓国料理】
以前から気になっていた赤坂にあるカンジャンケジャンの店へ。カンジャンケジャンは以前に銀座で食して以来ひさしぶり。この店は日本と韓国の有名人もよく訪れるという人気店。
この辺りは昔は会食で訪れていたエリアだけれど休日は人通りも少なく平日とのギャップが激しい。
目当ての店はまさに大人の社交場通りにあるビルの2階。家族連れで足を踏み入れるにはやや躊躇する外観だが、店の中は案外普通で居酒屋のようなテーブル席中心の作りとなっている。
まずは韓国料理で定番のお通し攻撃。
そして早速カンジャンケジャンを。新鮮な渡り蟹を醤油漬けにしたもので日本でいうと塩辛に近い。
ぷりぷりとした身を蟹みそや卵と一緒に食べ尽くす。いい塩梅の塩気で酒も進む。
残りのカニミソをご飯と混ぜて食べるのが定番ということで、同時に頼んだケアルピビンバ(カニ味噌ビビンバ)のご飯を甲羅に移して平らげる。
ケアルピビンバ(カニ味噌ビビンバ)
牛プルコギ。甘みのある牛肉と野菜を炒めた韓国風すき焼き。
メセンイジョン。カプサ青のりと海鮮のチヂミ。見た目はいまいちだけれど味は絶品。
サンナクチ。活きテナガダコの踊り食い。先ほどまで入口の水槽で生きていたのでうねうねと動いており、食べるという事の原罪を感じることができる。
蟹と蛸以外にも海老や鮟鱇などの魚介料理も豊富に用意されている。
韓国料理は口に合うものと合わないものがあるのだけれど、これは当たり。もっと早く来ていればよかった。
●地図
食べログ:
10位
1回
2018/05訪問 2018/07/28
【丸の内/トルコ料理】
仕事帰りに近場のトルコ料理屋へ。国際ビルの地下1階。こんなところに飲食店街が広がっているとは知らなかった。
店員の方から以前は青山にあったと伺い、メゼの盛り付けを見てから、3年ほど前に青山店へ訪問していたことを思い出す。
メゼ8種盛り合わせにトルコパン。
ひよこ豆のディップ、ほうれんそうのペースト、野菜とピスタチオのスパイシーディップ、ニンジンとアボカドのディップ、チキンと茶豆のディップ、茄子とピーマンのヨーグルトソース、タラコとポテト。
トルコのピザ ラフマージュン。牛挽肉とほうれん草のピザ。
3種のケバブ盛り合わせ
ムール貝のピラフ詰め ミディエドルマ
焼きマントゥ トルコの焼き餃子
ギュベチがメニューになかったのだけれど、今思うと本日の家庭料理として黒板に書かれていたメニューがギュベチだったのかもしれない。注文しそこなっていまい残念。
食べている途中にベリーダンスショーが始まる。どうやら最終木曜日がイベント日らしい。
●地図
【京橋/クロアチア料理】
珍しく平日ランチをゆったりと。場所は京橋、天ぷら屋深町のすぐ近く。2003年にオープンした日本で唯一のクロアチア料理店らしい。
間口は狭いが半地下と2階の2フロアに別れている。クロアチアはアドリア海を挟んでイタリアの対岸、バルカン半島に位置する国。「魔女の宅急便」や「紅の豚」の舞台となった場所で91年にユーゴスラビアから独立。
正直なところ何が特産でどんな料理があるのか全く分からないままでの訪問。
メニューはランチでのコース料理を予約。ランチでコースを予約すると2階席に通してもらえるらしい。
クロアチアの前菜
クロアチア風ラザニア、シュトゥルクリ
ユネスコの無形文化遺産に登録されている伝統料理。薄く延ばした自家製のパスタ生地でチーズを包んで焼いている。
メインは3つの中から選択できる
・伝統ロールキャベツサルマ
・築地直接仕入れ本日の魚介料理
・牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
もちろん現地の伝統料理サルマを。店員の方から「日本のロールキャベツとは全くの別物で酸味が強いですが大丈夫ですか?」と何度も確認をされる。
何週間も塩漬けにし発酵されたキャベツに挽肉と米が巻かれている。見た目は普通のロールキャベツだが、ザワークラウトと同様に独特の酸味がある。日本でいう所の漬物に近い感覚。マッシュポテトが付け合せとなっており、ロールキャベツとマッシュポテトを混ぜ合わせて食べるのが現地風らしい。
最後にデザート。
久しぶりに珍しい料理を食べられて満足。昨年のバスクから始まりウズベキスタン、チェコ、アフガニスタン、ナイジェリアに続いてのマイナー国料理。
次はスエーデンかハンガリー料理に行ってみたい。
●地図
食べログ: