53回
2024/04 訪問
やっぱり、マイベストのイタリアン♪
繊細さ、野暮ったさ、大胆な遊び心…
そのすべてが整った髙橋シェフのお料理♪
やっぱり、私の中でこちらを超えるイタリアンはありません(^^)
■ グリーンピース・黒胡麻・キャビア
■ 白アスパラ・牡丹海老・レモン
■ シマアジ・新玉ねぎ・豚足
■ 蛍烏賊・芹のカルドソ
■ 仔ウサギ・ズッキーニ・セージのストロッツァブレディ
■ アイルランド産仔羊の鞍下肉
■ 柑橘・アーモンド
相変わらず、ワインもお見事としか言いようがない。
ちゃんと、ペアリングの意味まで説明し、かつそこに強い説得力を持つソムリエさん、自分の限られた経験の中では、他にあまり知りません。
この日も、美味しかったー!
2024/04/08 更新
2024/03 訪問
進化に進化を重ねています!
■ 冬鱈・芽キャベツ
■ 蛤・ブロッコリー・花山葵
■ アンコウ・葉葱・ラルド
■ ブラッドオレンジ・鮪カラスミ
■ うずら豆・黒トリュフ
■ あきるの産の山羊
■ 山羊のピチ
■ コーヒー・マスカルポーネ・サンプーカ
前回は雌の山羊をいただきましたが、今回は雄。
仕立てをだいぶ変えていて、ヒレ、ロース、ミンチを存分に楽しめました!
ソースもいい!
さすがの進化です♪
そして、ブラッドオレンジのパスタ、最高!
ワインは、ソムリエさんと「課題の一本」と冗談めかして話していた、マス・デ・カプリスの”グリ・グリ”を、鮟鱇に合わせて。
ここで出して来ましたか(^^)
この日はゲストも多様で、めっちゃ楽しかった〜♪
2024/03/05 更新
2024/01 訪問
殿堂入り!
通うも通ったり…
書くも書いたり…
どーんと50回!(^^)
遡ったら、2019年6月の初訪問から4年半超。
本当にほぼ月一ですね(笑)。
料理もワインも最高!
とは言え、我ながらよくも飽きずに…と思います(^^)
料理の話はシェフと。
ワインの話はソムリエと。
飲食店の話はマネージャーと。
基本ポッチ訪問の私には、好きな話題を誰かしらと話せる居心地の良さも大きいですね♪
◇ 金柑・フォワグラ・カカオ
◇ 寒鰤・冬蕪・八朔
◇ 白菜・帆立・黒トリュフ
◇ 蕗のとうのリゾット
◇ 甘海老・金時人参・ディルのタリオリーニ
◇ 猪・山羊ミンチのロールキャベツ
◇ 苺・ゴルゴンゾーラ・黒胡麻
髙橋シェフの料理は、比較的食材は多層なのですが、
重ね着だって、センスが大事ですよね。
シェフはいつも、必要なモノしか重ねないし、それをまとめるのが本当に上手。
この日も…
⚫︎めちゃめちゃ濃厚な甘海老のビスクに、ディルの爽やかさとピマン・デスペレットの刺激が完璧なタリオリーニ。
⚫︎冷菜の鰤と同じく氷見から届いた、メインの猪。
これがなんと甘いこと!
旨味が濃くてインパクト大!
以前にいただいた、あきるの市の山羊も、ミンチの方がバランス良くて、美味しい♪
ロールキャベツとして、付け合わせどころかメインを張れます!
この日のコースも、過去トップクラスのお気に入りでした!
慣れちゃってたけど、あらためて、やっぱり猛烈に美味しい(^^)
さて、今回は、前回持ち込んでお店で落ち着かせてもらっていたワイン、エマニュエル・ルジェのニュイ・サン・ジョルジュ2004年で50回記念を自ら祝杯(^^)
抜栓も、メインのタイミングでピークになるよう逆算して開けてくれました。
バッドヴィンテージなのですが、結果、完璧♡
甘み、旨みがバッチリ顔を出して、猪のふくよかな味わいともベストマッチ!
手前味噌ならぬ手前ワインですが、まさにベストマリアージュでした♪♪
素晴らしい、節目ディナー。
いやぁ、堪能しました(^^)
そしてこれを機に、マンサルヴァは殿堂入りにして、詳細レビューは卒業かなー。
もちろん、引き続きお邪魔しますけど♪
2024/01/23 更新
2023/12 訪問
いろんな意味で、すんごいの出てくる(^^)
いつも、いろいろと揃えていただき、恐縮です(^^)
この日は、アルバの白トリュフと、なんと雷鳥!
本当は、「なんと!」と言うほどには珍しいジビエではなく、「ジビエの王様」とも言われたりするそうですが、私は未体験。
数日前に「食べます?」と連絡をいただき、一も二もなく即答した次第♪
感想は…
「クセ、強っ!」です(^^)
これこそジビエですね♪
そのクセは、雷鳥が食している針葉樹に由来するものだそうで、独特の青臭さや苦味がありますが、特に腿のフリットは美味しかったです。
■ 百合根・塩うに
■ 冬鰹・カリフラワー・カプリーノ
■ 白子・春菊・レモンバター
■ 熊野地鶏・白インゲン豆・トリュフ
■ 白トリュフのタヤリン
■ 雷鳥(スコットランド産)
■ 真穴みかん・キャラメル・カマンベール
白トリュフも毎年、出始めの高騰真っ最中じゃなくて、少し時期をずらして落ち着いた頃にご案内いただけます。
タヤリンはもう、間違いなさ過ぎです♡
ですが、両者に負けずに凄かったのは、冷前菜!
今までにいただいたすべてのレストランの冷前菜の中で、最高かも?と思わせるほどの美味しさ!!
爽やかなカプリーノや花穂紫蘇にオシェトラの塩味、そして平宗田鰹の旨み。
何度も何度も修正を加えてようやく辿り着いたという、味覚と香りののバランスが黄金比の、すんごい一皿(^^)
これは毎年出してほしいなぁ。
さすがに、マンサルヴァでは年内はこれで食べ納め。
今年もごちそうさまでした!
2024/01/22 更新
2023/10 訪問
浴びるサービス精神(^^)
□ 栗南瓜・みかん
□ 秋刀魚・アホブランコ・マスカット
□ 穴子・発酵アンティーブ・秋トリュフ
□ 和栗・天然茸のラビオリーニ
□ 黒豚・牛蒡・黒ニンニクのキタッラ
□ 猪
□ 熊のラグー
□ 洋梨 レモン ヘーゼルナッツ
この日は、パスタがいつもより多い3品!
「美味しいものをお腹いっぱい」との、シェフのサービス精神が旺盛で、存分に浴びました(^^)
単品での大好物は、黒豚・黒ニンニク・黒ビールの黒三昧で、腹黒さまで増してしまいそうなキタッラ(^^)
これ、最高ですやん♪
ですが、この日のベストマリアージュは、温前菜の「穴子・アンティーブ・秋トリュフ」&「ティッフェンブルンナーのピノ・グリージョ2022」。
この子が、とんでもないワイン!
アロマは、もう華やかなお花畑♪
蜜っぽさもあるし、優しいミネラル、嫌味のない伸びやかな酸などのトータルバランスに、虜になります♡
合わせたトリュフにはちょっと弱いかと思いきや、温度が上がって来ると、いいボリューム感も出てきてしっかり手を取り合う感じ。
一杯のグラスの中でいろんな季節感を味わえるようで、なんとも楽しい♪
毎度毎毎度味わえる、こんな楽しみと美味しさに、相も変わらず引き寄せられております…
2023/10/31 更新
2023/09 訪問
極上ペアリングと楽しむ、遊び心あるイタリアン
いつも同じ時間に予約をしているお店なので、その時間の日の長さや虫の声の変化から、ようやく暴力的な夏の終わりをかすかながら感じられて、少しホッとします。
そしてこの日も、そんな初秋にピッタリな料理とワインで、すっかり楽しみました♪
さらに…
まーったく知らなかったのですが、いつの間にか百名店2023に選ばれていたのですね。
おめでとうございます♪
あくまで個人的には、食べログで評価されようがされまいが、ミシュランで星を取っても取らなくても、この素晴らしいリストランテへの印象は何一つ変わりませんけど(^^)
■ ピツェッタ
□ フィリッポナ
■ 真鯖・赤玉ねぎ・ビーツ
□ ヴィヴェラのエトナ・ビアンコ
■ 牡蠣・ツルムラサキ
□ ジュリアン・ブロガールのシャブリ
■ 鮪・ムール貝
□ ジョスメイヤーの蓮
■ マッシュルーム・トリュフのピチ
□ ジュリア・ネグリのバローロ
■ 奄美産の黒斑アラ
□ デンマークの白ワイン(銘柄不明)
■ 佐渡牛のヒレ
□ ドメーヌ・ヴィゴのヴォーヌ・ロマネ
■ 無花果・アマゾンカカオ
普段は、しっかりボリュームのコースなのでお魚はスキップなのですが、「これに合わせてるワインを飲んでほしいから」とのソムリエさんのご提案で、この日はお魚もいただきました(^^)
黒斑アラという旨味のある魚に合わせてくれたのが、なんと!デンマークの白ワイン。
造り手も銘柄も葡萄品種も、何も分かりません。
…が、ソムリエさんの自信に平伏するしかない素晴らしさ!
柑橘の酸やかすかな苦味、嫌味のない果実味と旨味。
そしてキレイな余韻が伸びやかなこと♪
トータルバランスには、まさに目を見張ります!
全ての要素がアラともシンクロしていて、感動♪
こういうご提案は、本当に大歓迎ですね。
ワインを楽しめる身でよかったと、つくづく教えてくれるリストランテです。
2023/09/27 更新
2023/08 訪問
リストランテに求めたい、高次元の三位一体♪
私の嗜好を考えた時に、もはや生活に欠かせないリストランテになっているマンサルヴァ。
その理由は…
・シェフから生み出される独創性溢れる抜群の料理。
・ソムリエさんに厳選された信頼のおけるワイン。
・マネージャーさんによるお店の敷居に合ったサービス。
私がレストランに期待する、これらの三位一体が高次元に満たされていること♪
さらに、価格帯や、行きたい時に行ける気安さも本当に魅力で、五位一体と言ってもいいかもしれません(^^)
もちろん、この日も満足!
この日の感想とは離れますが、髙橋シェフが作るカルボナーラとかジェノベーゼとか、親しみあるパスタもいつか食べてみたいものです(笑)。
■が料理、□がペアリングのワイン
■ とうもろこし・フォワグラ
□ ランスロ・ピエンヌ ダーブル・ロンド
■ 貝・夏豆・大麦
□ ブドゥエ・ヴィニュロン クロ・デ・グラン・プリモ
■ 槍烏賊・ズッキーニ・生ハム
□ テヌータ・ディ・カスチェッロ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ
■ パンツァネッラ
□ カンティーネ・ディ・マルツォ グレコ・ディ・トゥーフォ
■ イベリコ豚・発酵パプリカ・万願寺唐辛子 キタッラ
□ ラ・バスティード・サン・ヴァンサン ジゴンダス
■ 富士幻豚ロースのアロスト
□ サン・ファビアーノ・カルチナイア チェロッレ キャンティ・クラシコ
□ ル・ボワイヨ・エ・フィス ジュヴレ・シャンベルタン
■ 桃・タイム・レモン
2023/08/18 更新
2023/07 訪問
こういう行きつけレストランがあることは、日常を豊かにしてくれます♪
時々ですが、話題性のある新店や人気店などにお邪魔する機会もあります。
予約困難店からの独立といったシェフの出自や、プロモーションの巧みさは、もちろんそのレストランの立派な実力のうち。
こちらのマンサルヴァは、そういう要素とは無縁ですが、個人的には上述のようなお店たちと比しても、何ひとつ遜色はありません。
世間の評判と少し距離を置いて、自分なりの感性でブレずに通えるレストランですね。
とにかく仕事が忙しかったこの週(^^)
まだやる事は残ってるけど、それは週末にいったん放り投げて、ひとまずいつものお店で英気を養うことに。
疲れてる時にも行きたいと思える行きつけのお店があることは、日常を豊かにしてくれるとつくづく感じます♪
□ 鰯 枝豆 パクチー
□ 茄子 プラム 花穂紫蘇
□ 鱒 レタス 山羊チーズ
□ 真蛸のカルドソ
□ 仔牛とレモンのタリオリーニ
□ 特産松阪大石牛の炙り焼き
□ メロン ディル レモングラス
賀茂茄子の冷前菜、これは素晴らしい!
茄子を焼いた時の、あの独特の香り。そして花穂紫蘇。
いろんな食感を和テイストにまとめて、お見事です♪
シェフの本領発揮のタリオリーニも、手打ちのパスタから見直したそうで、極上の一皿に。
アンチョビのソースがアクセントになっているのですが、肉と魚を合わせるのは、スペインにもルーツがある髙橋シェフならではの感性。
レモンの酸を上手に効かせて、本当に毎度パスタの完成度には頭が下がります(^^)
う〜ん、やっぱりこの日も来てよかった!
2023/07/08 更新
2023/06 訪問
やっぱり、感動的に相性がいい
このところイタリアンから遠ざかっていたせいか、この日はいつになく沁みる美味しさ♪
髙橋シェフの料理には、必ずいつもどこかに新たなチャレンジが潜んでいますが、それが、味が上手くまとまるフレームから飛び出しちゃうことがありません。
食材の新鮮な組み合わせと一体感。
その塩梅が、個人的には絶妙に相性がいいのです。
この日も、天才アミューズからドルチェまで至福でした!
◇ クレーマフリッタ・生ハム・実山椒
◇ 鯵・キュウリ・乳清
◇ 梅雨穴子・パイナップル・パクチー・ミント
◇ 冷製タリオリーニ 鮎・じゃがいも・エストラゴン
◇ 渡り蟹のソパ・デ・アホ
◇ 秋田県産ウサギ
◇ ルバーブ・フランボワーズ・新生姜
もう、なんでこんなアミューズを思いつくのか?と、いつも感心しきり。
小さなボディで、複雑かつバランス良く味覚を刺激します。
カスタードクリームのフライですよ!
生ハムの塩味と山椒のアクセントで、これは大傑作。
鮎の冷製タリオリーニなんか、鮎を丸ごと使ったパテを崩しながらいただくのです♪
メニューにある「じゃがいも」は、ビシソワーズでソースに。
なんですか?この美味しさ(^^)
【ワイン】
◆ エルネスト・レミー(シャンパーニュ)
◆ マルケージ・ディ・バローロのガヴィ
◆ グロジャン・フレールのミュスカ・プティ・グラン
◆ ぺドラ・マヨーレのヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ
◆ ジョスメイヤーのアン・モンド・ア・ソワ
◆ プス・ドールのヴォルネイ1er cru. アン・カイユレ
お供のワインも、相変わらず見事!
ガヴィは、現地で訪問したことのあるワイナリーのマルケージ・ディ・バローロのもの。
土着品種コルテーゼ特有の風味と青っぽさがキュウリにピッタリ!
プス・ドールのヴォルネイ1er cru. アン・カイユレ2013は、温暖化の影響で今や絶滅してしまいそうなブルゴーニュらしさ、つまり上品さやフィネスを、優雅に湛えた一杯。
ちょっと感動的な素晴らしさです。
う〜ん…
行き慣れていても、しっかり余韻が残る。
あらためて、素晴らしいリストランテです♪
2023/06/10 更新
2023/04 訪問
香りの素晴らしさを、あらためて実感
「先月と一緒のメニューですよ」と教えていただきましたが、個人的にはまったくノープロブレム(^^)
むしろ、二度いただくから見直せる素晴らしさもあります!
それが、今回は「香り」♪
しっかりした食材には山菜やハーブで爽やかに、爽やかな食材には海老パウダーやチーズで芳醇に。
香りがお料理をサポートして、目で、鼻で、舌で、美味しいお料理だとあらためて実感します…
コースのメリハリは言うに及ばず、この日も全体のバランスがお見事。
髙橋シェフのお料理は、安心して身を委ねられますね。
□ グリーンピース・キャビア
□ ボタンエビ・白アスパラ・レモン
□ シマアジ・豚足・新玉ねぎ
□ 蛍烏賊・根三つ葉
□ キタッラ ウサギ・ペコリーノトスカーノ
□ かすみ鴨
□ 観音山はるか・蜂蜜・カプリーノ
■ ブリス・エリタージュ
■ サンミケーレ・アッピアーノのファルヴァント リースリング
■ ベナンティのエトナ・ビアンコ
■ セルジオ・マラーニのヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
■ ドメーヌ・ジェシオムのACブル・ブラン
■ プス・ドールのサントネ 1er Cru.クロ・タヴァンヌ
前回からお気に入りのボタンエビの冷前菜と、リースリングのペアリングが、今回は特に素晴らしかった!
異なる造り手で、前回のものよりもさらに爽やかなリースリングは、見た目から清涼感あふれるこの一皿と、柑橘やハーブの香りが見事に寄り添います♪
鴨とサントネも良かったし、今宵も満足(^^)
この日は、いつもお世話になっている食べ友様方にご一緒いただき、慣れた空間もまた新鮮に、そして楽しく食事ができました。
ありがとうございました♪
2023/04/25 更新
2023/03 訪問
どのお皿も印象に残る
いつものマンサルヴァですが、この日も過去一に近い、私好みのお皿が連発♪
気になって昨年の同時期のレビューを見てみたら、同じ季節なのに全然違う!(^^)
道理で飽きずにお邪魔できるわけです。
常に進化を止めないシェフに、ホント頭が下がります…
□ グリーンピース・キャビア
□ ボタンエビ・白アスパラ・レモン
□ シマアジ・豚足・新玉ねぎ
□ 蛍烏賊・根三つ葉
□ キタッラ ウサギ・ペコリーノトスカーノ
□ かすみ鴨
□ 観音山はるか・蜂蜜・カプリーノ
全部素晴らしかったですが、特にボタンエビの冷前菜と、蛍烏賊のカルドソは、めちゃめちゃ旨かった!
そしてこの日は、ワイン持ち込みなんかもしてみました。
家のセラーに寝かせておいても、飲む機会もあまりないので、前回持参して1ヶ月ほどこちらで落ち着かせていただきました。
ルイ・ジャドのジュヴレ・シャンベルタン エストゥールネル・サン・ジャック1er Cru. 2005年。
自分のストックも、いい状態でプロのソムリエさんからサーヴしてもらうと、かなり贅沢感が増します!
ちょっと興奮しますね(^^)
ワイン自体は、抜栓直後から予想外のガチガチ(笑)
丁寧に開かせていただきながら、後半にようやく、硬さの奥に味わいが広がるように♪
こんな楽しみ方もまた面白いですね。
2023/04/01 更新
2023/02 訪問
通うには、やっぱり理由がある
料理が美味しい♪
ワインが美味しい♪
サービスが心地いい♪
もちろん、お店との相性は誰しもあると思いますが、私にはこの三拍子が揃った、かけがえの無いリストランテ。
さらに言えば、価格設定だってすこぶる良心的。
料理とワイン。
どちらも楽しみたい私には、もはや天国です(^^)
いつも全力投球ですが、この日もやっぱり良かった♪
【アミューズ】
□ キャベツ・黒トリュフ
■ ポンソン ラ・プティ・モンターニュ
【冷前菜】
□ 蛤・ブロッコリー・花山葵
■ ペルラ・デル・ガルダ
【温前菜】
□ 牡蠣・葉玉ねぎ・ラルド
■ サント・ワインズ ニクテリ
【パスタ1】
□ タリオリーニ ブラッドオレンジ・鮪カラスミ
■ モンキエロ・カルボーネ ランゲ・ファボリータ
【パスタ2】
□ タリアテッレ フランス鴨・ドライトマト・ウイキョウ
■ ドメーヌ・パラン ブルゴーニュ・コート・ドール
【メイン】
□ ローマ産仔羊「アバッキオ」のコトレッタ
■ カステッロ・バンフィ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
【ドルチェ】
□ アマゾンカカオ・山椒
●貝の旨味と歯応えを絶妙に活かして、ブロッコリーのムースで爽やかにいただく冷前菜、素晴らしい♪
●身質がより繊細という、ローマの仔羊の「アバッキオ」も、その上質な美味しさをコトレッタで閉じ込めて、これまたお見事なメイン!
●そして、この日のベストマリアージュは、「オレンジのタリオリーニ&ランゲ・ファボリータ」!
ブラッドオレンジのパスタなんて初めてですが、これがなんとも美味しい!
ピールの苦味や、シチリア名物の鮪のカラスミでコクや奥行きが加わって、絶品。
個人的に、モンキエロ・カルボーネと言えば、ロエロ・アルネイスが真っ先に浮かびます。
グレープフルーツのようなフレッシュ&シャープな個性のそちらに対して、こちらのファボリータは同じ柑橘でも、完全にブラッドオレンジ!
ほんのりふくよかさもあって、この料理の為だけに造られたのでは?と思うほどにしっくり来ます。
世界中のワイン探しても、こんなにシンクロするものはそうそう見つかるまい(^^)
ワインが料理を、料理がワインを、それぞれより高め合う。
こんな興奮に出会えるから、この楽しみは止められません♪
2023/02/21 更新
2023/01 訪問
昇天リゾット♪
全方位でお気に入りなのでコンスタントにお邪魔していたら、気付けば40回(^^)
2023年最初の訪問は、髙橋シェフをあらためて惚れ直すような、それはそれは素晴らしいコースでした♪
■は料理、□はワイン。
■ 金柑・フォワグラ・カカオ
□ ジュール・ラサール
■ 寒鰤・ピキージョ・みかん
□ ベント・フェッラーラのフィアーノ
■ 白子・菜の花・バター
□ ドメーヌ・クールベのコート・デュ・ジュラ シャルドネ レ・ズィル
この白子、傑作です!
白子に合わないはずがない発酵バターやレモンバター。酢で漬けた菜の花の優しい酸とほのかな苦味で、ボリュームあるのに、ナイフ&フォークが止まりませぬ…
このジュラのシャルドネがまた!
アロマから、明らかにブルゴーニュのそれとは異なるテロワールが前面に。
主張が本当に奥ゆかしい酸はハーブと、樽由来のリッチな味わいは白子のコクと。興奮マリアージュ♪
■ リゾット 蕗の薹・カステルマーニョ
□ メロイのソーヴィニヨン
このリゾット、昇天ものです(^^)
7年熟成というカルナローリ米自体が風味が強く、食感もいい。
しっかり効かせたカステルマーニョという山羊のチーズの旨味、蕗の薹の苦味の余韻がたまりません。
人生最高リゾットかも。
ワインは、ソーヴィニヨン・ブランでは珍しいというバリック熟成。その分、全体的なボディが豊かで、しっかり使うチーズにハマります。
余韻でソーヴィニヨンらしい爽やかさが顔を出しますが、これが蕗の薹の苦味にひたすら合うのです♪
■ マルタリアーティ 白インゲン豆・黒トリュフ
□ マストロヤンニ コスタ・コロッネ
■ ランド産小鳩のロースト
□ シャンソン N•S•G 1er.ポレ・サンジョルジュ
■ 苺・酒粕
□ カンティーナ・ボルツァーノのロージス
いやぁ、印象がまたリセットされるような新鮮さがありましたねぇ。
素晴らしかった!
今年もまた、変わらずお世話になりそうです。
2023/01/23 更新
2022/12 訪問
そんな今年こそ、信頼できるシェフに委ねたい
今年の白トリュフの高騰ぶりは、異常でしたね…
「高い」と言われた昨年の、さらに1.5倍近くのお値段にまで一時期はなっていたとか…
そんな貴重過ぎる食材になってしまった今年のような時にこそ、どうせいただくなら信頼できるシェフに委ねたいものです。
いろいろと白トリュフが合うお料理もあると思いますけど、名産地のアルバではタリオリーニに掛けて食べるのが一般的となれば、私のような保守的な人間は、やっぱりパスタやリゾットがいい…
白トリュフをいただくなら、私はイタリアンなのです。
一見シンプルなリゾットですが、聞けば、いろんなロジックと技が込められた逸品に仕上がっています!
素晴らしい♫
そして、もちろんこの日も、その素材が主役のような白トリュフだけではありません。
メインはなんと、人生で初めていただく仔山羊!
ヤギです(笑)
「おおっ、そう来るか!」と声を上げたくなりますが、これが予想外の(?)美味しさでした。
国産(あきる野市)だから臭みはないし、ロースの部分は仔牛のような柔らかさと優しい味わいに、仔羊の特徴ある旨味を足したような感じ。
部位によって、食感も味わいも異なるので、なかなか楽しい食体験をさせていただきました!
◆ 甘海老 ミモレット
◆ ずわい蟹 カリフラワー ビーツ
◆ アンコウ オータムポエム
◆ アルバ産白トリュフのリゾット
◆ 牛テール セロリ アマゾンカカオのキタッラ
◆ 仔山羊のロースト
◆ リンゴ キャラメル ヘーゼルナッツ
一年を通して「飽きずに楽しんでもらおう」という心意気や工夫が、常にお店全体から感じられて、ちょっと感動します。
今年も美味しいもの、楽しいもの、たくさんいただきました♫
良くしていただき、ありがとうございました。
表には出ないキッチンスタッフさんも含めて、皆様良いお年を。
2022/12/17 更新
2022/11 訪問
季節の恵みを存分に
毎度、もう書くことないかなーと思うのですが、それでもやっぱり何かしら新しい発見があるので、なんだかんだとレビューは続きます(^^)
この楽しい発見が、飽きもせずに通い続ける理由の一つでもあります。
特に、食材が充実したこの季節は、その恵みを存分に浴びられますね♪
【アミューズ】
□ ブニュエロ キャビア
■ ロジェ・バルニエール 2013
【冷前菜】
□ カマス 秋茄子 柿
■ シモーネ・サンティーニのヴェルナッチャ
【温前菜】
□ 穴子 白インゲン豆 発酵しらうお
■ ギュスターヴ・ロレンツのリースリング
【パスタ1】
□ 和栗と和茸のラビオリーニ
■ 鳥居平の甲州
【パスタ2】
□ ポロネギと秋トリュフのタリオリーニ
■ ジル・モラのプイィ・フュイッセ
【メイン】
□ 蝦夷鹿
■ ドルーアン・ラローズのジュヴレ・シャンベルタン
【ドルチェ】
□ 洋梨 カマンベール オリーブオイル
今回は、両前菜が個人的な好みよりも少し厚塗りでしたが、パスタからメインにかけては、さすがの満足度!
特に、トリュフのタリオリーニは悶絶うまし♫
鶏のブロードをベースに、葱の甘さとトリュフの芳醇。
いい意味でタリオリーニっぽくないこの手打ちパスタの食感が、また最高なのです!
そして、この鹿のロースがまた素晴らしい!
さっぱりしている鹿肉に、ソースで味付けというより、下拵えで肉に旨みの奥行きを出す工夫が…
こういう、料理人のプロの技に触れると、嬉しくなります♪
今回のワインでは、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニヤーノが、その薄っぺらいイメージを完全に覆す見事過ぎる造り。
こういう、概念を壊すようなソムリエのプロの目に触れると、これもまた嬉しくなります♪
いやぁ。食べ物が美味しい、いい季節です。
2022/11/23 更新
2022/10 訪問
何度でも、約束されている食後の幸せ
変わらずの定期訪問です。
そして、約束された食後の幸福感も、まったく変わらずです♪
特にこの日は、メリとハリとがはっきりとした構成が秀逸でしたね。
■ 南瓜 パルミジャーノ 早生みかん
■ 秋刀魚 アホブランコ マスカット
■ 茸 卵 秋トリュフ
■ カネーデルリ 渡り蟹
■ キタッラ 黒豚スペアリブ 黒ビール 黒ニンニク
■ ホウボウ アクアパッツァ仕立て
■ アバッキオ アッラ ロマーナ
■ 無花果 アマゾンカカオ
秋の食材を使いながらも、爽やかを備えた冷前菜。
うって変わって、茸のリッチさで秋らしさを押す温前菜。
甲殻の香りが豊かながら、真薯のよう和テイストのカネーデルリ(パスタ1)。
イタリアンの王道で軸になるキタッラ(パスタ2)。
アクアパッツァ仕立てでライトな魚メイン。
そして、初めていただくローマ産の仔羊で驚き〆。
まるで、ふた皿ずつで区切った三楽章を聴くようで、楽しくもありました♪
特に、イタリアの中でもローマだけで「アバッキオ」と呼ばれるという乳飲み仔羊は、フランスなどのものよりも、さらに月齢が若いものだそうで、その柔らかく繊細な身質に驚きました!
これだけの頻度でお邪魔しても、まだ知らない食材、知らない料理を見せていただけるのも感嘆ものです!
そして、こと料理とのペアリングということに関して、こんなに完成度の高いお店を、私は他に知りません。
もちろん、今宵ももちろん大満足です。
ごちそうさまでした!
2022/10/27 更新
2022/09 訪問
もう、近くに引っ越したい(笑)
はい、いつものマンサルヴァ。
ほぼ月一でお邪魔していても、数週間経つと「あれ?しばらく空いたかな」という気分になってしまい、まったく飽きも感じさせないのです。
さすがに「近くに住みたい」は大袈裟で、実際こんな高級エリアに住めるはずもないのですが、まぁ、そのぐらい居心地がいいというお話です。
この日も、ゲストのシーンに合わせたサービスの距離感やサーヴのタイミングなどが絶妙♪
美味しいだけではないのです。
本日は、↓をいただきました!
◇ 海老 とうもろこし パクチー
◇ 鯖 ビーツ 新生姜
◇ 牡蠣 バーニャカウダ
◇ カヴァデッリ 焦がしトマト ンドゥーヤ マグロ頬肉
◇ トンナレッリ 地鶏 生落花生
◇ シストロン産仔羊
◇ シャインマスカット レアチーズ ローズマリー
いやぁ、温前菜の「牡蠣のバーニャカウダソース」、悶絶美味♪
ぷっくり牡蠣の火入れが絶妙で味わい深いのはもちろん、アンチョビはソースとして寄り添うのに完璧な濃度。
ベタですけど、ドメーヌ・アラン・マティアスのシャブリを牡蠣と合わせて、美味しさ増し増しマリアージュです♪
手打ちのパスタ2品は、スパイスと旨味のリズムで両者とも素晴らしく、メインは好物のシストロン産の仔羊。
間違いありません!
コント・アルマンという造り手が好きだということを覚えていてくれて、そのヴォルネイと合わせてくれました!
綺麗に馴染むのは、もう少し先かもしれませんが、そのポテンシャルは仔羊のしっかりした旨味にも負けませんね。
お気遣い、ありがとうございます♪
この日も素晴らしかったです。
2022/09/27 更新
2022/08 訪問
香りと味わいの多重層を、絶妙なバランスで!
いつものリストランテ。
個人的に、もともと素材を押し出したシンプルな料理が好みなのですが、こちらは、食材を重ねても、違和感よりも香りや味わいの広がりを楽しめるので気に入りです♪
◆ とうもろこし フォワグラ
ザ・トウモロコシーー!な凝縮された美味しさのアミューズ。一口料理なのに、手を抜かないもの。
いつも特にアミューズは天才。
◆ 茄子 プラム 花穂紫蘇
素晴らしい冷前菜。
賀茂茄子を、揚げ浸し・ピューレ・アイスで仕立てて花穂紫蘇のアクセントが素晴らしい。
まるで割烹料理やさんでも出せそうな、馴染みやすいお味♪
◆ 剣先烏賊 ズッキーニ ピスタチオ
通年なにかしらのイカが美味しいという呼子。その今は剣先だそう。イカ自体の味がしっかり。
◆ 夏鱈 茸 ウイキョウ
ラヴィオリの中にはウイキョウのピューレが。爆烈な茸のスープでいただきます。
◆ キタッラ イベリコ豚 発酵パプリカ 万願寺唐辛子
毎度お見事なキタッラ。
手打ちならではの弾力ある食感、イベリコの脂で出すコクが美味しい!
◆ 土佐あかうしの炙り焼き
珍しく、メインで牛をチョイス。
理由は、あか牛だったから。
レストランなら、やっぱり普段あまり食べられないものがいい。
ヒレでしたが、和牛のような繊維の細やかさではなく、柔らかくも程よい弾力から染み出す旨みが美味しい♪
◆ 桃 タイム レモン
桃のドルチェ。ハーブやレモンでさっぱりと。
そして、この日のベストワインは…
ドメーヌ・デザムニエールのヴァケラス!!
グルナッシュのぼったりした甘さもなく、シラーのトゲトゲしさもなく、とてもエレガントにまとまっています。
キタッラの発酵パプリカやハーブとは、シラー由来のスパイシーさが。イベリコの深みや脂のコクが、グルナッシュ由来の果実味と、それぞれつながるイメージでしょうか。
相変わらずお見事ー。
ごちそうさま。
2022/08/26 更新
2022/07 訪問
素晴らしいイマジネーションが溢れ続ける
流行り病によるお篭り期間も、めでたく終了(笑)。
晴れて、久しぶりの外食機会は、やっぱりいつもの「マンサルヴァ」から。
気が付けば、かれこれ丸3年。
ほぼ月イチでお邪魔しているのですから、よほど好みに合っているのでしょう。
もちろん、この日も驚きまじりの満足です。
◆ ピスタチオ モルタデッラ
◆ 鯵 キュウリ 乳清
◆ とうもろこし 茸 黒トリュフ
◆ 真蛸 米
◆ タリオリーニ 鮎 じゃがいも
◆ ランド産 家禽の小鳩
◆ メロン ディル レモングラス
この日の衝撃は、鮎のパスタ!
ちょっと食べたことないし、想像もつかない感じです。
鮎は南蛮漬けで酸味を出し、じゃがいもの柔らかいピューレが全体をまろやかにまとめます。
添えられた鮎のパテを時々切り崩して、ほんのり苦味とコクを加えながらいただく。
味の要素の多重層が、絶妙〜にバランスいいのです!
そしてそのタリオリーニを、まさかの冷製仕立てで。
一般的なタリオリーニのイメージとは違いますが、食感もモチ感が増しますね。
ホント、素晴らしいイマジネーションです!
そして、またペアリングのマリアージュが見事!
コッリ・ディ・ルーニ・ヴェルメンティーノ・スーペリオーレ・イル・マッジョーレ(呪文か?笑)。
リグーリア州のオッタヴィアーノ・ランブルスキが造るこちらは、フローラルやハーブの香りがリッチ。
単体でも猛烈に美味しいですが、柑橘の酸が鮎の南蛮漬けと、ピールの苦味がパテと、いい具合にシンクロするのです。
冷前菜もメインもドルチェも、めちゃくちゃ美味しかったのだけど、結局パスタの感想だけでお腹いっぱいですね。
ごちそうさまー!
2022/07/28 更新
どれだけ食事の予定が入っても、月イチぐらいでお邪魔しないと、どこか落ち着かないマンサルヴァ。
毎度驚くのですが、こちら、毎月コースの全メニューを変えているのです。
普通ならそんなペースでの変更なんて、気が重くなってもよさそうなものですが、そんな悲壮感はまったくなく、むしろ、シェフご自身がそれを楽しんでいるよう。
根っからの料理好きなんですね(^^)
これだけお邪魔しても、飽きずに楽しめるのは、シェフのそんな天才気質の賜物です♪
◆ そら豆・うずら卵
◆ 金目鯛・新玉ねぎ・南高梅
◆ 烏賊・ほうれん草
◆ 春野菜・生ハム・リコッタのニューディ
◆ 仔牛・サフラン・レモンのタリオリーニ
◆ 富山産猪のコトレッタ
◆ アマゾンカカオ・アマレット
金目鯛の冷前菜と、シュペートブルグンダーのロゼとのペアリング、最強&無敵でした!!