【川崎区その他】工業地帯の大衆食堂で昼酒

出典:ランチ向上委員会さん

【川崎区その他】工業地帯の大衆食堂で昼酒

近年は工場夜景が注目され、観光資源としても注目される川崎の工業地帯。そこには労働者を支える大衆食堂があります。24時間稼働の工場の夜勤明けの労働者に仕事終わりの1杯を提供するため、昼から(お店によっては朝から)飲めるお店があります。昭和の面影を残すDEEPな大衆食堂の昼飲みを紹介するまとめです。

記事作成日:2022/05/23

5356view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる81の口コミを参考にまとめました。

昼の大衆食堂は、現代の労働者と高度経済成長期を支えたご隠居のオアシス

川崎区は京浜工業地帯の中心地。そこにある大衆食堂は、安くて美味しくてボリュームのあるものを求める労働者たちの胃袋を満たす食事処です。
また、工業地帯で勤め上げたご隠居が昼酒を楽しむ場所でもあります。
一見さんでは少しばかり入りにくいお店も、端の方で一杯いただけば楽しい空間。ご隠居たちの輪に加えてもらえればさらに楽しい。
整備された川崎駅前とは異なる、昭和な雰囲気が色濃く残る川崎区の大衆食堂たちです。

日の出家食堂

最寄駅が京浜急行大師線の川崎大師駅です。
参詣の帰りに一杯やると昭和の川崎っぽさが味わえるお店ですね。
シンプルな外観ですが、昭和の香りがあって、いい雰囲気ですね。

川崎大師近くの好立地

店内は、なかなかいい雰囲気になっており、飲み過ぎたら落ちそうな2人用の小上がりが興味深いです。
壁側にもたれかかるのが基本で、壁の色が変わっています。

お酒よりも食事のお客さんが多いお店なので、定食がメインです。
しかし、定食の主菜も単品での注文が可能なので、お酒の肴には困りません。
写真のとんかつは、厚みがあり脂身もしっかりあります。パワフルなのが川崎っぽい味ですね。

東山食堂

鉄筋コンクリート造の建物なれど、古めかしいフォントで書かれた屋号からなかなかの風格を感じられるお店です。

こちらのお店は、看板に書かれた『らーめん』や『丼物』の文字とはうらはらに飲むお客さんが多いお店です。
昼から常連のご隠居さんのパラダイスになっています。

大衆食堂ですが、中華料理メニューが充実

紹介するお店の中で唯一、中華料理を扱うお店です。

餃子を肴にビールを飲むのもいいですし、シメにラーメンやチャーハンをいただくのもいいでしょう。

塚田屋食堂

外観は他店と同レベルの昭和っぽさです。
しかし、店内はハイレベルですね。
朝から営業していますが、多くのお客さんは飲みに来ているお客さん。そして、賑やかです。
加えて、料理は口頭で注文しません。店内のショーケースから選んで、お店の方に電子レンジで温めてもらいます。
更には、このショーケースの料理には価格の表示がありません。
大衆食堂なので極端に高いものはありませんが、少しばかり度胸が必要です。
ちなみにお酒も冷蔵庫から自分で取り出します。

川崎上級者向けの大衆食堂

大きなお店ではないですが、瓶ビールが川崎・鶴見の定番のキリンラガー、サッポロ黒ラベル、アサヒスーパードライが選べるのが特徴でしょう。
料理は、川崎のコリアンタウンに近いのもあってか、韓国風焼肉などもあります。
メインとなるのは焼魚や煮魚で、年齢層の高い客層に合わせていますね。

やまみ食堂

整った外観は入りやすい雰囲気ですが、紹介するお店の中でも小規模なほうで、常連さんの比率が高いのが特徴です。
そのため、お酒を飲まずとも楽しく盛り上がっています。
朝9時から営業していますが、もちろん、朝9時から飲んでいるお客さんがいます。

優しい店主と愉快な常連さんのパラダイス

優しい店主が営んでおり、和やかな雰囲気なのも特徴ですね。
常連さんの会話をまとめると「お店に集まる仲間みんなで予想しても競馬は当たったためしがない。でも、買わないと当たらないから、次回も買う」とのこと。
川崎は今日も平和です。

料理は作り置きが基本で、品数も多くはありません。注文すると電子レンジで温めて提供してくれます。

このお店の最大の特徴は、瓶ビールです。
川崎はキリンビールが強い土地柄で、昔からのお店はキリンラガーを提供しますが、こちらのお店はキリンクラシックラガーです。
深みとコクのあるクラシックラガーは、昭和40年頃の味わいを再現したものです。まさに昭和の味ですね。
更にお店でしか味わえないのはご主人の栓抜きの妙技ですね。
瓶に栓抜きをかけたら、右手を大きく振れば「シュポッ!」といい音がして栓が抜けます。

丸一食堂

暖簾に書かれた「創業昭和30年」の文字がいいですね。
いかにもという感じの典型的な大衆食堂の外観をしています。

店内も外観同様の雰囲気ですね。厨房脇のショーケースに料理が並び、一部メニューは現物を見てから注文できます。

こちらも川崎らしく、朝から飲めるお店です。

長年、拭かれ続けて模様がまだらになったテーブルからも歴史を感じますね。

昭和な香りがたっぷりの店内ですが、マナーの悪いお客さんはいないので一見さんも入りやすい雰囲気ですね。

名物はマグロの刺身とサバの煮つけ

店頭にも「とんやから直買付マグロ」と「創業から継ぎたしサバの煮つけ」と書かれていて、名物がわかりやすく示されています。
マグロは、整えられた刺身とボリュームのあるブツがあります。
大衆食堂らしさのあるブツがおすすめですね。
切り置きなので、早い時間の訪問をおすすめします。

金沢食堂

川崎区内の住宅街のど真ん中にあるお店です。
昭和36年創業とのことで、歴史がありますね。

鉄筋コンクリート造で無骨な印象がありますが、食事もお酒も楽しめ、他店よりも入りやすい、優等生な大衆食堂です。

店内は2人用のテーブル席主体で、ひとりでの食事や飲みにピッタリです。

食事もお酒もどちらも優良!最強の大衆食堂

大衆食堂のビールは、数が出ないのもあって、生ビールよりも瓶ビールが飲んだほうが無難です。
しかし、こちらのお店は生ビールサーバーの管理もしっかりしていて、信頼できます。
加えて、銘柄は生ビールでは珍しいキリンラガーですね。
他にも焼酎の割りもののホッピーやバイスもあり、ウイスキーや焼酎がボトルキープできるという充実ぶりです。

※本記事は、2022/05/23に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ