Hiro45316さんが投稿した銀座 しのはら(東京/銀座一丁目)の口コミ詳細

Hiro45316のレストランガイド

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Hiro45316 (50代前半・男性・神奈川県) 認証済

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銀座 しのはら銀座一丁目、銀座、東銀座/日本料理

2

  • 夜の点数:5.0

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2022/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

現代風の茶懐石?を食することは、和食の奥ゆかしさ(=文化)を実感出来る有難い御食事処

再訪

常連様に昨年9月にオネダリして連れていって頂いてます...よって今回もまな板正面のアリーナ席。
正面から拝める調理は勿論、右(盛付け)に、左(炭火焼)に満喫させて頂きました。

当店を訪問して改めて感じるのは、日本食の奥ゆかしさ(=文化)...「使う食材」「調理法」「盛付け」「器」に至るまで丁寧に、その背景+所以を大将が説明されます。

所謂、立派な御食事処を訪問しますと、そう云った知識は知っていて当然とされてますので、質問しない限り説明頂けませんが、当店を訪問しますと全てを食べ手に披露頂けますので、初めて聞く内容も多数...日本料理の奥ゆかしさに感嘆します。

大鉢の料理を食べ手に見せて、取分けするスタイルは劇場型と表現されますが、ヨクヨク考察しますと「茶懐石」の正統派スタイルを現代風にアレンジされているのでは?と感じます。

お料理は、古典的な慣わしをベースとしていますが、創作性が秀でているのでしょう。
スタッフのチームワークがイイのでテンポよく料理が供され、2時間チョットで充実した時間が過ごせました。

以下、ご登場したお料理と、★:所感 です。
①【先付1】
車海老、鮑、白魚、平貝、蛍烏賊、子持ち昆布、胡瓜、生姜酢のジュレ掛け
★ 枡に詰め込まれた玉手箱のような御料理。食材の食感もヨク(特に車海老と鮑)、生姜酢ジュレで纏まった味付け。
飾りは、鬼避けの「節分鰯」「柊木(ひいらぎ)」ですが、鰯は硬いからと食べるのを咎められました...

②【先付2】
酢飯、あん肝、雲丹、虎河豚白子の柚子釜炭火焼き仕立て
★ 此方も玉手箱...此の後もマゼマゼ料理がチラホラ。

③【椀】
ズワイの身と味噌、フキノトウの真薯、柚子の風味
★ フンワリとした真薯の仕上り+味噌の入った風味が絶品。ランチで食した炊合せの出汁よりも昆布が効いておりマイルドな感じ。

④【造り?冷し鉢?】
虎河豚の身+皮、蕪+白子ソース和え、チリ酢添え
★ 入店時に大将が丁寧に包丁で叩いていた白子...贅沢な白子ソースです。京都の☆☆フレンチにもあったな...河豚身は結構な量があって、途中からチリ酢をぶっ掛けて一気喰いです...
流れ的には「造り」のような気がしますが、氷の器で見せた後に取り分けましたので「冷し鉢」でしょう。
因みに器は135年前のオールドバカラだそうです...

⑤【凌ぎ1】
カラスミ餅
★ 丁寧にコンガリと焼かれた餅の中に自家製カラスミが入ってます...歯形の付いた写真は掲載しません。

⑥【鉢肴】
鼈の唐揚げの甘酢浸け
★ 唐揚げを甘酢でシットリとした食感に仕上げ堪能的...あと3切れ位欲しい。

⑦【凌ぎ2】
鮪の部位3種(赤身漬け、中トロ、???)と胡瓜の鉄火巻
★ シッカリとした酢飯の鉄火巻。胃袋が大きければ、部位毎に3本に分けて巻いて貰いたい...

⑧【八寸】
赤貝+帆立+九条葱のヌタ和え、お稲荷、キンコ海鼠、酢蓮根、大助(大介:北海道産キングサーモン)の西京焼、編笠柚子の茶巾絞り、海老芋の唐揚げ、伊勢海老の昆布〆+花山葵の梅酢浸し、蛸+酒粕漬け数の子+水菜と揚げの辛子和え、大豆の煮物 柚子風味、鶉の焼鳥
★ 2月の「初馬」の日に稲荷神社で五穀豊穣を祈願してお祭りが催されるのだそうです。
・稲荷:狐のお面+稲荷寿し
・絵馬を奉納:絵馬の皿...
・ヌタ和え:沼田和えが語源だそうです。立春を過ぎて田んぼへ水を引いた際の様を表してます。
・キンコ海鼠:干した状態が鬼の鉄棒に見えるので、2月にキンコ海鼠を炊くとの。
・鶉の焼鳥:穀物に悪さをするとこうなるぞのスケープゴート。江戸時代から稲荷神社で催される「初馬のお祭り」の慣わし。
料理の背景を教えて頂けると、味わい方も変わってくると実感出来る八寸です。

⑨【口直し】
フォアグラ+あんぽ柿+ウィスキーゼリーの最中
★ 当店の看板料理。フォアグラに合わせる具材は毎月変更され進化しているようです。

⑩【追肴:オプション】
虎河豚白子焼き、焼き海苔と酢橘添え
★ 立派な白子でしたと云う事で省略。

⑪【止め鍋】
河内鴨の身とツクネと葱の鴨南蛮
★ 鴨が葱背負ってます...お出汁が好み!

⑫【〆】
大根の炊込みご飯、鰯塩焼き、牛肉時雨煮、お新香
★⑪が鍋だったので椀はなし。素朴乍ら、大根飯と鰯の組合せがホッコリする仕上り。

⑬【甘味】
金団、薄茶
★ ⑫と同じ流れでしたと云う事で省略。

今回も満喫のお料理と大将の軽快トークでした。
連れていって下さった常連様に感謝、感謝。

  • 外観1

  • 外観2

  • 内観1

  • 先付1:盛付け中

  • ①【先付】 車海老、鮑、白魚、平貝、蛍烏賊、子持ち昆布、胡瓜、生姜酢のジュレ掛け 飾りは、鬼避けの「節分鰯」「柊木(ひいらぎ)」 ※ 食べられません...

  • ①【先付】 車海老、鮑、白魚、平貝、蛍烏賊、子持ち昆布、胡瓜、生姜酢のジュレ掛け

  • 虎河豚白子:串打ち終了

  • 先付2:盛付け中

  • ②【先付2】 酢飯、あん肝、雲丹、河豚白子の柚子釜炭火焼仕立て

  • ③【椀】 ズワイの身と味噌の真薯、柚子のせ

  • 虎河豚白子調理中

  • 中に白子が入ってます...

  • ④【造り?冷し鉢?】盛付け中

  • ④【造り?冷鉢?】 虎河豚の身+皮、蕪の白子ソース和え、チリ酢添え  ※ 器は135年前のオールドバカラ。           

  • ⑤【凌ぎ1】盛付け中

  • ⑤【凌ぎ1】 カラスミ餅

  • ⑥【鉢肴】 鼈の唐揚げの甘酢浸け

  • ⑦【凌ぎ2】調理中

  • ⑦【凌ぎ2】盛付け中

  • ⑦【凌ぎ2】 鮪の部位3種(赤身漬け、中トロ、???)と胡瓜の海苔巻き

  • 大将【八寸】鶉の炭焼:調理中

  • ⑧【八寸】鶉の炭焼:調理中

  • ⑧【八寸】鶉の炭焼:盛付け中

  • ⑧【八寸】

  • ⑧【八寸】

  • ⑧【八寸】鶉の炭焼

  • ⑧【八寸】

  • ⑨【口直し】 フォアグラ+あんぽ柿+ウィスキーゼリーの最中

  • 虎河豚白子串打ち中

  • ⑩【追肴:オプション】 虎河豚白子焼き、焼き海苔と酢橘添え

  • 河内鴨調理中

  • 河内鴨調理中

  • ⑪【止め鍋】 河内鴨の身とツクネと葱の鴨南蛮

  • ⑫【〆】 大根の炊込みご飯:炊き上がりました。

  • ⑫【〆】 大根の炊込みご飯、鰯塩焼き、牛肉時雨煮、お新香

  • ⑫【〆】 鰯塩焼き

  • ⑬【甘味】 金団、薄茶

  • ポン酒1

  • ポン酒2

  • ポン酒3

  • ポン酒4

  • ポン酒5

2022/02/17 更新

1回目

2019/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

マサカのアリーナ席で大将の漫談と「しのはら」の御作法は...

初訪

自分では予約取れそうにないので、常連様に連れて行って頂きました...

入店2030、ラスト入店客...当然の如く満席。
店内、想像したよりもコンパクトで、L字型のカウンターに全12席。

まな板前のアリーナ席に通されました...おぉ〜!朝のNHK番組のお料理コーナーで拝ませて頂いている大将が目前にいらっしゃいます...

ポン酒をお願いして、お料理スタートしましたが、その前に、初訪故に感じた御作法は、

・お料理の過程に於いて手間が掛かりますが、殆どが相盛りで披露された後に小分けにされて提供されます。
・奥から席順に小分けされたお料理が着膳しますが、直ぐに箸を付けるのは御法度のようです...
・小分けされたお料理がいき渡る頃に、大将からお料理の説明がございます。
・お料理のご説明は、意図、食材、調理法に渡り事細かにあります。
・大将のご説明が終ったら開食の合図。皆さん一斉に食べ始めます。

ある意味、自分のような無知な食べ手にも、食欲を唆らせるようなご説明により終始、好奇心の湧くお料理でした。エンターテイメントのようにも感じられます。

という事で、ご登場したお料理は、
* 9月なので中秋の名月をテーマとしたお料理でした。

1. 先付1:卵豆腐、金沢 本牡丹海老、北海道長浜 雲丹

2. 先付2:冷製冬瓜、下関 雲丹、千葉勝浦 鮑、姫オクラ、冬瓜出汁餡掛け

3. 向付:千葉 伊勢海老、羅臼 鰤の燻製、宮城塩釜まき網漁の鮪、玄界灘 平目
酢橘、おろしポン酢、醤油、昆布醤油

4. 凌ぎ1:明石 穴子の藁包み蒸し、新銀杏

5. 椀:玄界灘 クエ、糸瓜(ソウメン南瓜)

6. 揚1:天竜川 子持ち鮎

7. 八寸+1:鶉卵味噌漬け、エリンギ、合鴨蒸ロース、紹興酒漬け枝豆、蓮根酢漬け、大徳寺納豆入り衣カツギ(小芋)、トマト黄身酢のせ、淡路 半生バチコ、スコットランドサーモンの長芋巻
無花果胡麻味噌焼

8. 凌ぎ2:鮪とべったら漬けの手巻き寿司

9. 口直:最中(フォアグラ、マンゴー、パッションフルーツ)

10. 焼:琵琶湖 鰻、胡瓜、生姜酢

11. 揚2:飛騨牛シャトーブリアン 牛カツ
* 追加オプション2人でシェア

12. 炊合:スッポン、餅、豆腐

13. 〆1:飛騨牛炊込み

14. 〆2:スッポン雑炊

15. 甘味:栗金団 + 抹茶

ドリンクは常連様と2人で、ポン酒3合、焼酎x1 頂いて、込3万円台前半/人。これだけの素材+お料理+銀座という立地を考慮すると、リーズナブルかと思われます。

お料理の詳細+所感は長くなるので省略。
全体的に繊細で、葱などの薬味でお料理の風味の際立ちが光りました。
大将を筆頭にスタッフの方々の流れるような連携+常連さん方のツッコミに、倍返しの漫談で対応される大将のトークも魅力の一つでしょう。

退店2330、最後の退店客...
お連れ頂いた常連様に感謝、感謝。
横浜の宿へのチェックインは0100...お腹パンパンで0300頃まで寝れずでした...

  • 外観1

  • 外観2

  • 盆+ウェルカム梅湯

  • ポン酒1

  • 先付1

  • 先付2

  • 先付2

  • 先付2

  • 向付カット中

  • 向付

  • ポン酒2

  • 凌ぎ1

  • 凌ぎ1

  • ポン酒2

  • 揚1

  • 揚1

  • 八寸+1

  • ススキ:稲穂に見立てているそうです

  • 八寸

  • +1

  • 凌ぎ2調理中

  • 凌ぎ2

  • 口直準備中

  • 口直

  • 焼 調理終了

  • 焼 盛付け終了

  • 揚2

  • 炊合

  • 炊合

  • 〆1

  • 〆1

  • 〆2

  • 甘味

  • 抹茶

2019/09/28 更新

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