コスモス007さんのマイ★ベストレストラン 2015

コスモス007のレストランガイド

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コスモス007 (女性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

星野、エクアトゥール、ひでたかは、不動のトップ3.
料理の美しさ、おいしさ、居心地に良さで、自分のなかではずば抜けています。
かぶと、くろぎは昨年に続き、
剛龍久保、エスキス、おのでらは今年出会えた素敵なお店。
あざみ野うかい亭、スイーツガーデンアジキは、地元(横浜)の佳店。

マイ★ベストレストラン

1位

新ばし 星野 (内幸町、虎ノ門、新橋 / 日本料理)

6回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/03訪問 2018/03/22

優しくしみじみ深い味わい・・・3月に河豚を堪能

今年初の訪問は3月に。
店内に入ると、「今日はすごく良いふぐが入ったのですよ。」と星野さん。
あら・・3月のお献立には河豚はもうないと思っていたので、嬉しい誤算。

まず蒸し寿司でスタート。
錦糸卵の黄色が目にも鮮やか。
なかのお寿司は2種類の炊き方をしているそうで、小品ながら手が込んでいます。
やわらかな味わい。

次に新たに購入されたという小さな漆の上品な器が登場。
なかには鹿児島の筍とわかめ。お出汁が美味しい。
春を感じます。

新鮮な赤貝とアオリイカの酢味噌がけ。九条ねぎを添えられて。
さらに、セリの胡麻和え。
さりげない一品に心が和みます。

ここから、この日の主役、下関の天然フグさんが登場。
まずは、大きな白子が2個。
ちょっと焦げ目がついてとても良い感じ。
なかはアツアツでとろっと。絶品です。

次はお刺身。身が厚く、弾力がすごい。
量もお皿いっぱいで、食べ応え十分。

フグの最後は、さくっと揚がった大きな唐揚げ。
星野さんの技で、丁度良い按配で。
お魚とは思えないような肉々しいような食感。

思い切り星野さんのフグを堪能できて、大満足。

そして、お待ちかねのお椀が登場。
お出汁はこれ以上濃くても薄くてもという絶妙の按配。
しみじみとした優しい味わいが大好きです。

焼き物は、甘鯛の松笠焼き。
炊き合わせは、先ほどの鹿児島の筍がわらびとともに。

〆はいつもの土鍋で炊くご飯に、ご飯がすすむ松坂牛のしぐれ煮、じゃこ、お漬物、赤汁。
最後に、わらび餅。

ドリンクが平均2〜3杯で、ひとり35000円ほど。

若い方が厨房にお一人増えたそうで、
じきにその日の即興の一品なども作ってみたいとのこと.
それも今後の楽しみに。
秋にはいよいよ、地理的にはそれほど遠くないですが移転されるようです。

ごちそうさまでした。
10月後半に星野さん。
いつもの温和な笑顔に迎えられます。

このわたの飯蒸しからスタート。
次に、星野さんでは珍しく吹き寄せ。大きなバチコが旨し。

もう松茸の旬は終わり、この日の主役は浜松の天然鰻とすっぽん。
鰻は外はからっと、中はふんわり。
すっぽんはお椀で。すっぽんの身もけっこう大きく入っています。
いつもしみじみ美味しいお出汁に唸っていますが、すっぽんはまた違う旨み。

ぐじの天ぷらとワタリガニの蒸し物も雑品。
定番では、明石の鯛のお刺身、お食事の美味しいご飯と松坂牛のしぐれ煮、
そしてさいごのわらび餅といつもながら、自然と笑顔になる和みの味覚。

今回、驚いたのは聖護院かぶ。
通常は炊き合わせということで、他のお野菜などと合わせますが、
なんと、お皿のなかには、大きめの逆三角形のかぶがひとつのみ。
「シンプルにいこうということで・・」と星野さん。
蕪のみの旨みで勝負ということですね。

星野さんの日本料理は、もしもかなり体調が悪くても、
すっといただけるのではと思えるような滋味深く、優しい味わい。
元気なときは、ひとくちずついただくたびに、笑顔になってきます。

最近は、松茸や河豚でなくても、飲み物込みで3万円超えになってしまいますが
素材の高騰もあり、その確かさも考慮すると致し方ないかも。

予約がつまっていて当分伺えませんが、またしみじみ美味しくいただける日を楽しみに。

ごちそうさまでした。
幸運にも6月末に星野さんへ。

いただいたのは

鮑と山芋のすりおろし
 これは初めて。鮑をすりおろすとは・・
 もちろん美味しいです。

・岡山・児島湾の天然青ウナギ
 これは、なかなか入らない貴重なウナギさま。
 児島湾は海になるので、川ウナギとは食べる餌が違い(アナジャコなど)、大きく美味しく・・。
 やはり、身が厚く、脂がのり、それでいて上品な味わい。
 下のご飯もこれまた絶品で、相乗効果に。
 
・ほうれん草と岩茸の胡麻和え
 濃厚な青ウナギさまのあとはさっぱりと。

・芋茎(ずいき)の吉野煮
 これは時々出てくる京味さんのお献立です。

・大原の黒鮑
 3時間煮たそう。柔らかく、鮑の旨みがダイレクトに伝わります。
 
・オコゼの唐揚げ
 お顔は怖いですが、れっきとした白身の高級魚ですからね。
 からっと揚がり、中はふんわりでこれまた上品。

・お造り:あこう(キジハタ)
 これまた高級魚。厚めに切られ、ねっとり。
 
・お椀:鱧と三田の天然ジュンサイ
 星野さんの真骨頂。お出汁が優しくしみじみ・・。

・鮎の塩焼き 食べ比べ
 島根 高津川産と愛知根羽川産と、違う産地の鮎さまを、贅沢にも1匹ずつ順に食べ比べます。
 高津川産は、お顔が怖いかも・・(笑)
 比べると身の按配など、確かに違いますね。
 たで酢でいただきます。
 
・炊き合わせ:賀茂ナス、千石豆、海老

・お食事 ご飯、赤出汁、松坂牛の佃煮、じゃこなど定番で

・きなこわらび餅

今回は、豪華なラインナップでした。
狭いながらも寛げるカウンター席は、いつもの和やかな雰囲気。

ごちそうさまでした。
5月の星野さん

まず、温かい、焼き餅が入った白味噌仕立て でほっと一息。

最初は梅酒。あとで、八丈島で初めて仕入れられたという焼酎を水割りで。

・皐月ということで、ちまき。中には蒸した穴子
上質なジュンサイと房総の鮑
茄子の煮びたし
・軽く火を入れた三重のトリ貝

やはり、全てがしみじみ優しい美味しさ。

・揚げ物:貝柱とこしあぶら
 これはきりっと揚がっています。

勝浦のカツオ、サラダ仕立て
 良いカツオが入ったそうです。
 お寿司屋さんなどで鰹はよく食べられているでしょうから、
 ちょっと変えてみましたという工夫の一品。

・お造り:コチ

・お椀:オコゼの丸仕立て
 お椀は星野さんの真骨頂。

・焼き物:関イサキ 蓼酢がけ
 蓼酢がけは初めてのような・・。

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 5種類の素材は、それぞれ炊き方を変えています。
 ちなみに鮑は3時間の時を経て柔らかに。

・最後に土鍋ごはん
 いつもの松坂牛しぐれ煮、ちりめんなどに加え、
 イワシを普通にご飯をいただいた後にお茶漬けで。
 最後はオコゲもいただきました。

・〆はわらび餅

やはり、日本料理は出汁が生命線。
その好みは人それぞれだとと思いますが、強さ・濃さの塩梅が、自分にはぴったりくる感じがします。

ごちそうさまでした。
2月の星野さんのハイライトは河豚。

いただいたのは

・粕汁
・なまこ・このわた/ふきのとう
・牛蒡の穴子巻き

昨年も2月に来ており、ここまでは同じ流れですね。

・河豚の白子の茶わん蒸し
 今年は、白子の焼き物のかわりに茶わん蒸し。
 
・お造り:河豚(下関の天然トラフグ)
 今年は、河豚屋さんのように、綺麗に切られて並んでいます。
 その厚さと量が豪快。
 塩、だいだいのポン酢、河豚の肝をお好みで。
 最初は塩から、徐々に濃いほうに、味の変化を楽しみます。

・河豚の唐揚げ
 大きな塊は「かぶりついたほうが美味しいですよ。」と星野さん。
 はい。それでは・・・。
 骨の近くにも、身がびっちり張り付いています。
 しっかり食べるのに、カニを食べるように無口になっちゃいます。

・お椀:白魚と菜の花
 宍道湖の大きな白魚を葛を使って束ね、菜の花と一緒に。
 やはり、星野さんのお出汁が一番好きです。

・焼き物 太刀魚

 男性的なおさなをシンプルな形で。

・ぐじのかぶら蒸し
 こちらも、冬にぴったりのほっこりした美味しさ。
 出汁の旨みと蕪の優しい甘み。
 
・ごはん
 いつもの松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁。

・わらび餅
 こちらも定番。

2月という寒い時期で、ほっこり温かい逸品がラインナップ。
やはり、しみじみと美味しく、ゆったりと寛げる至福のひとときでした。
ごちそうさまでした。

秋の星野さん。
今回は、松茸がハイライト。

まず、温かいお椀からしみじみスタート。
次いで、カマスのお寿司とバチコ
バチコの大きさが半端ではありません。

ここで、松茸の焼き物が登場。
岩手の松茸だそう。
2切れのうち、下のものは、小ぶりながら丸ごとブリッと。
先日、新たに骨董で購入されたという新しい器で。
(松茸を食べてからお聞きしたので、松茸に気をとられて
 写真は松茸アップですが・・・汗)

続いて、大きくカットされた。もう最後ですね。
今度は、松茸がフライで。ソースも添えられ。
なかなか、フライも合うものです。

お刺身は、淡路の。いつもより少しあっさりめ。
大好きな星野さんのお椀。今回は、松茸と淡路のハモ、それに秋らしく黄色の菊の花びら
見ためも美しく、絶品です。

焼き物:明石のサワラと焼いた枝豆。サワラは珍しいかも。

炊き合わせ:がんもどき(中には生キクラゲと銀杏)と湯葉でほっこりと。

お口直しの一品として、タラバガニにモズクでさっぱり。
(一品増えました)

あとは、いつもの美味しい松坂牛の時雨煮付きのご飯セットから〆のわらび餅へ。

なんといっても松茸なので、お値段は従来より高くなりましたが、
やはり、とても落ち着き、しみじみ美味しい星野さんなのでした。


(2016.4)
「今日は、筍も鯛も、とても良いのが入ってきていますよ」
この一言で、さっそく笑顔に。

星野さんの筍は、一昨年4月(食べログを始める前)に、京都と九州の筍を食べ比べ。
昨年は4月の訪問が叶わず、2年ぶりの筍です。

今回いただいたのは
(先付)桜葉で包んだ鯛鮨
 一見、桜餅のようですが、開くと鯛のお鮨。 
 昆布締めの鯛の旨み、酢飯、桜の葉の香りのハーモニー。

・鯛の潮汁
 お椀は、星野さんの真骨頂。
 鯛は淡路産で極上。
 水、昆布、塩のみ。どんどん味付けがシンプルになっていくそう。

・(焼き物)京都、物集女(もずめ)産の筍
 大きくカットされた筍が登場。
 なんと、アク抜きなしだそうです。
 しっかり味わってほしいと、一切れがとても大きく、「かぶりついてください」。
 「はい!」食べ応えあります。
 食べ方はワイルド(?)でも、筍は上手に焼けていて、みずみずしさも残しながら上品な味わい。
 筍、美味し。

・うすい豆の翡翠煮
 豆をシワシワにしないで、綺麗な緑色に煮るのがとても難しいそう。

・大間の雲丹、鯛の出汁ジュレ
 鯛の出汁のジュレと、大きな雲丹とのハーモニーは絶品。

(揚げ物)グジとコシアブラの天ぷら
 からっと揚がった春らしい天ぷら

(お造り)淡路の鯛
 潔く、極上の鯛一品を違う部位2種類で。
 華やかなお皿で出てきました。
 歯ごたえがあり、確かに尻尾の部分は、また味わいが違います。

(椀)アイナメと筍
 しみじみ優しい出汁が秀逸。
 これから濃い味に慣れて、こういう旨さがわからなくならないよう、精進しましょう(自戒)

(焼き物)山形産の桜マス
 旬ですね。
 こういうシンプルな焼き物が、そのお魚の味わいを最も引き出す気がします。

(炊き合わせ)筍、鯛の子、蕗、花山椒
 また筍の登場と一緒に蕗。柔らかい炊き合わせに、花山椒がぴりりと。

・お食事 ・わらび餅
 松阪牛の時雨煮など、ここからはお馴染みのもの。

このたびも堪能できました。
ごちそうさまでした。

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(2016.2再訪)
今年初めての星野さん。

いただいたのは
・粕汁
 温かい一品でほっこり。

・ふきのとうと新物このわた
 星野さんによると、このわたは新物でなくては・・とのこと。
 正直なところ、珍味類はあまり好んで食べませんが、
 こちはプリプリとした食感、潮の香り、濃厚な旨味を感じることができました。

・牛蒡の穴子巻き
・セリの胡麻和え

・淡路の河豚の唐揚げ
・お造り:河豚

・こんがり焼いた河豚の白子
 これは入るときと入らないときがあるそうで、この日は入った日。
 今回、早い時期に伺えただけで、今年の運を全部使った気でいたのに、さらに使い切った気が(笑)

・お椀:星野さんのお出汁はほんとに美味しい。
 大きな宍道湖の白魚が重なり合って、菜の花と一緒に。

・焼き物は対馬産の紅瞳(べにひとみ)。綺麗な名前ですね。いわゆる、のどぐろ
 こういうシンプルな形でいただくのが一番美味しいかも。

かぶら蒸し
 ほっこり温まる優しい味わい。

・ごはん
 松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁とともに。

・わらび餅
 いつものデザートで〆。

ほっとする空間で、楽しくお話ししながらいただく楚々とした優しい和食。
ごちそうさまでした。

(2015.11再訪)

「今日は良いカニが入ってますよ。」と星野さんがにこやかに迎えてくださいます。

・鯛めし
 季節柄、最初に温かい一品。ホッとします。

・はまぐりの土手鍋
 小さな土鍋がぐつぐつで登場。
 大きなはまぐり。出汁となめらかな味噌味。

・たらの白子焼き
 外はパリッと中はトロトロ。濃厚な旨みがたまりません。

・湯葉と京水菜のお浸し
 お上品でさっぱりと。ここで、ちょっとお口直し。

・海老芋のから揚げ
 きめが細かくて、なめらか。
 2日間炊いたもの。シンプルに見えますが、とても手間がかかっています。
 海老芋は富田林のもの。これでなければ、この感じはでないそう。

・香箱蟹
 旬の時期は11月から1月上旬まで。
 兵庫県香住が産地。
 身は濃厚。茶色の外子つぶつぶの卵、オレンジ色の内子もたくさん詰まっています。

・松葉蟹
 山陰・浜坂漁港で水揚げされ、「浜坂産松葉がに」とタグの着いたブランド蟹。
 こちらの旬は、11月から3月まで。
 身を全部とっていただいて、きれいに盛り付け。
 鮮度がよく、身もしまっていて、甘みを感じるほど美味しい。
 
・笹がれいの一夜干し
 「こういう地味な魚も、味があって好きなんですよ。」と星野さん。
 華やかな蟹のあとに、温かで滋味深い焼き物をしみじみ味わいます。

・すっぽんのお吸い物
 今回は、すっぽんということでちょっと違う感じで。いつもより少し味を強めにしてみたそう。
 中にすっぽんの入った玉子豆腐が入っています。

・ぐじのかぶら蒸し
 かぶらは聖護院のもの。こういう上品な味わいは、星野さんの真骨頂。

・お食事
 いつもの松坂牛のしぐれ煮と美味しいご飯の組み合わせ。
 今年は、特にお米の出来が良いそうです。

・きなこの自家製わらび餅
 いつものデザートで〆。

居心地よく、全てがしみじみ味わい深く、時として感動する美味しさ。
美味しさが「感動する」というところまでいくお店に出会うことは、なかなかありません。

ごちそうさまでした。
 
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(2015.5再訪)
久しぶりの星野さん。
引き戸を開けると、いつもの柔らかい星野さんの笑顔。

まず、よもぎの入った白味噌。中には焼きもち。
5月ということで、穴子の入ったちまき

生の鮑とジュンサイ
 鮑は柔らかく、さっぱりとした一品です。

久世茄子の煮びたし
 京都野菜の久世茄子。
 星野さんならではの出汁が浸み入り、しみじみ美味しい。

・揚げ物:ぐじとこしあぶら
 小柱が入らずぐじにされたということですが、
 ぐじと山菜のこしあぶら、カラッと揚がって良いコンビネーション。

・お造り:めばちまぐろとコチ
 星野さんというと、鯛。
 まぐろ、しかも2点盛りと初めてづくし。
 良いめばちまぐろが入ったと強烈にプッシュされ、またモノが良かったそう。
 2点盛りは、初めてかもとのことでした。
 実に美しい色あいの、めばちまぐろ。とろけます。

・お椀:おこぜの吸い物
 もう、美味しいとしか言いようがありません(笑)

・焼き物:すずき

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 彩りも美しく上品な味わい。

・ご飯
 先ほどのめばちまぐろが再び登場し、ちょっとした豪勢なまぐろ丼!
 その後、いつもの松坂牛の佃煮などのセット。

・わらび餅 今回はきなこで。

5月の星野さん、いつもとちょっと違う冒険もあったりしながら、
やはり素敵でした。

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(2015.1再訪)

1月ということで、お正月メニューです。

まずは、白味噌のお雑煮
お雑煮のお餅も、ごはんのお米と同じ農家さん(合鴨農法)から提供いただいているそう。
この日も1日中寒く、最初にこういう温まるものは嬉しい。

お正月らしいきれいな扇形の器に、からすみ大根と黒豆
上品な味わい。

・フグ白子の茶わん蒸し
 きれいな真っ白の贅沢な茶わん蒸し。お出汁の風味も良い。

・白魚の唐揚げ
 白魚の大きいのに驚き。塩加減も丁度よい。
 じんわりとし穏やかな冬を感じる一品。

・淡路の鯛のお造り
 身も厚く、今が一番美味しいのでは。

・浜坂産の茹で松葉がに
 兵庫県浜坂のタグ付きのブランド蟹です。
 すごい旨みで、何もつけなくても美味しいくらい。

・お椀:海老しんじょう
 星野さんの真骨頂、お出汁の素晴らしさが存分に。

・焼き物:鯛
 鯛を二重に包んで網焼きしているそう。
 あつあつでふわふわ。

・炊き合わせ:京大根と京菊菜
 優しい味わいです。京菊菜は、今が旬で春菊より苦みが少なく葉が柔らかい。

・ご飯とお味噌汁、白菜お漬物、松坂牛しぐれ煮、ジャコ山椒
 土鍋で炊いたごはん、松坂牛の佃煮はやはりごはんにぴったり。

・本わらび餅
 自家製のわらび餅。
 こちらも定番で、黒豆きな粉バージョン。

今日も、星野さんが、ご自身で手塩にかけたものを、
一品一品、簡単に説明しながら出してくださいます。

なので、お料理はすべて1対1の「Especially for You」。
レベルの高い品々をこのように食することができるのは、幸せです。
席が少人数だからできることゆえに予約困難で、
そうそうお邪魔できないことと、裏返しになります。

今宵も堪能させていただきました。
なかなか来れないですが、やっぱり大好きです。

(2014.10月)
松茸は、産地の違う国産の松茸料理が2品。
その他も絶品で、居心地も良く、しみじみと幸せなひとときを過ごすことができました。

素材に妥協はなく、時間・手間を惜しまず、一品一品創り上げ、
愛おしそうにカウンターごしに供してくれます。

・このわたの飯蒸し
・夜は冷えるようになってきたこの頃。温かさが沁みます。

・柿の胡麻酢あえ
 柿、大根、胡瓜を胡麻酢で和えたさっぱりとした、晩秋を感じる一品。

・松茸のお浸し
 シンプルですが、松茸の旨みがストレートに。

・茄子とウニ
 茄子の上に、惜しげもな北海道/浜中の塩水ウニが・・。
 茄子とウニを一緒に食していただくといいですよ。
 ということですが、ウニが山盛りで、少しずつ一緒に食べるのが難しく、ひとくちで。おいしい!

・小肌のお造り
 いつもは、淡路の鯛ですが、今日はなんと小肌。冒険ですね〜。
 なかなか良いです。

・ぐじのづけと栗の粉をお醤油代わりに
 栗を粉にしたものが、醤油皿に。
 かつて、お茶会ではお着物姿で、懐石料理でのお造りのお醤油で汚してしまっては、
 というところから、生まれたそう。すごい発想です。
 星野さん曰く、「昔の献立を再現してみました。」さすが、京味の系譜。

・お椀〜松茸と名残の鱧
 こちらの出汁は最高です。
 それも来るたびに味が深まり、美味しくなっている気がします。

・蟹と湯葉の蒸し物
 蟹が出てきて、晩秋のお献立に移ってきたな〜と実感。味わい深い一品。

・ごはんとお味噌汁
 いつもの松坂牛牛肉しぐれ煮とじゃこ、白菜漬物、赤だしなどと。
 今回違ったのは、「最初はご飯を少しだけお茶碗によそいますね。」と
 ちょっとだけのごはんが。

「少し時間が経つと、ご飯の味が少し変わることに、最近気が付いたんですよ。」
 え、そうなんですか?少し経っておかわりでいただくと、さっきよりもちっとしてます・・。
 もともと、美味しいごはんですけどね。

・わらび餅
 手作りのわらび餅。今回はきなこで。

素材を良さを最大限に活かした優しい味わいと、誠実なおもてなし。

ごちそうさまでした。

  • お椀
  • お椀:鱧と天然じゅんさい
  • お椀:オコゼの丸仕立て

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2位

エクアトゥール (麻布十番、六本木、広尾 / イノベーティブ、フレンチ)

15回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.9

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥40,000~¥49,999 ¥20,000~¥29,999

2022/12訪問 2022/12/23

赤道(l'equateur)は遥かに

ついに前回から2か月半、今のエクアトゥールに最後の訪問となりました。
この日は初めて3階へ。
やはりカウンターに大きな椅子での6席を、かつてのように2組4名のみでの使用。
通い始めた8年前が懐かしく。

マダムとは何事もないような世間話を楽しくしていましたが
お料理の味わいより感慨が先に立ち。

・本マグロ、白玉、白トリュフ
・海老芋のフリット、白子。ソースに西京味噌
和のテイストをうまく取り入れるのが小野シェフの真骨頂。

・フォアグラ、オレキエッテ
今度はパスタと合わせてイタリアンのテイスト。

・パン
こちらのパンも大好き。

・カワハギ、肝のソース
肝とベストマッチ。

・海老のすり身入り手羽先、ソースはアメリケーヌで
手羽先は複数回目。ソースが2種から選べるように。

・フカヒレ、カニ、牡蠣
海の幸をイノベーティブで楽しみます。

・メインは北海道・蝦夷鹿のロースト
さすがの火入れ。

・黒鮑と肝ソースを添えたカッペリーニ
黒鮑と肝ソースは、小野シェフの必殺技ですが
今日は最後に出てきました。
味わっていただけねば!

・洋梨と柿のサブレサンド
デザートは最近シンプルでしたが、今回は装飾性もあり、美しい。

・コーヒーとカヌレ

今回はスーシェフの嗜好も少し加わった気もしますが
基本はやはり小野シェフのお料理。

1月にタイが本拠地とはなるものの
お店の工事が大幅に遅れているそう。

とりあえず、こちらのお店は、店名は変えず、マダムのプロデュースで
スーシェフのお料理となるもよう。

初めて小野シェフのお料理をいただいた衝撃、
4席のみ一回転のみの特別な空間とマダムの笑顔。
夏の数か月のみ、店名まで変えて、小野シェフ流イタリアンになったり中華になったり。
驚きと楽しさの連続でした。

私のなかでは、小野シェフとマダムの二人三脚が原点であり
このおふたりが同時にいらしてこそが、特別な「エクアトゥール」。

たくさんの思い出をありがとうございました。
再会を楽しみに。

2014年から通ってきたエクアトゥール。
いよいよあと3か月でクローズし、バンコクの新天地へ。

マダムの変わらぬ笑顔にいざなわれて
いただいたのは、以下のメニューにて。

・毛蟹、蟹味噌、松茸、ビネガージュレ

・海老芋のフリット、黒鮑、生雲丹、紫蘇の花

・スモークしたフォアグラのテリーヌ、うずら、トリュフ、黒いちじく、根セロリのピューレ

・パンとバター

・つぶ貝 鳥の軟骨のガレット、銀杏、パプリカ

・スープドポワソン、焼いたフカヒレ、フレンチの味噌

・銀だら、 花山椒

・オマール海老 モンサンミッシェルのムール貝、キャビア・イクラ、白ワインソース

・お肉のメイン 仔羊のローストをチョイス

・冷製ソーメン、カラスミ

・デザート 洋梨のパフェ風 をチョイス

・カヌレとコーヒー

小野シェフが得意とする、和洋の素材を自在に組み合わせた独自フレンチが
遺憾なく発揮された珠玉のお料理。
新しい方が加わった直後あたりから若干バランスが・・・という時期もありましたが
今回は、全て良かったです。
最後の12月は、さらにしっかり味わらなくては・・。

ごちそうさまでした。
半年ぶりの再訪。
いつもながら、居心地良いなかで
次々に登場する逸品に舌づつみ。

・牡丹海老のタルタル
カクテルグラスに涼しげに牡丹海老とじゅんさい。
トップにはキャビアがたっぷり。

・白魚とウドのフリット
一転、アツアツのフリットをホタルイカペーストのソースとともに。

・パンとバター
パンはいつも絶品。

・フォアグラのテリーヌ
朱色の器に盛りつけも美しく。
サマートリュフの香りが香しく。
ホオズキとココナッツパウダーとともに。

・地鶏のボンジリ
何年か前にボンジリが出てきて、フレンチに?と、びっくりした記憶が・・・。
今回は、牡蠣と味噌のオイスターソースで。
明日葉がアクセント。
フレンチのボンジリになって、かつ美味しい。

・ヴィシソワーズ
冷製スープの中には稚鮎のリエット。
初夏らしい一品。

・黒アワビ、トマト、豚足
これは初めて。面白い取り合わせ。

・水蛸、海老のつみれ、フカヒレスープ
エクアさんのフカヒレの扱いがいつも楽しみ。
今回のスープと、他の素材との取り合わせもナイスでした。

・馬肉ハラミ、花山椒
メインは今回初めて馬肉をチョイス。
たっぷりの花山椒が効いて美味しい。

・冷製麺
〆は細い冷製麺でさっぱりと。
雲丹、あおさのりとともに。

・ピスタチオのガナッシュ&キャラメルアイスクリーム
デザートはピスタチオをチョイス。
ピスタチオは濃厚で良かったですが
ガナッシュとキャラメルアイスが2つ並んでいるだけで
デセールとして、もう一工夫ほしい。
日向夏のデザートのほうが良かったかな。

・カヌレ&コーヒー

いっとき、迷走感を感じた時もありましたが
今回は、いい意味での統一感があって良かったです。
秋に次の予約がとれ、エクアのお料理をもう少し楽しめそうで安堵。

2016年から通ってきたエクアさんが今年いっぱいででクロ―ズされると知ったときは
まさに青天の霹靂でしたが、タイの新天地での、いろいろな構想も進んでいるようで
やはり、新しいことへのチャレンジは、やりがいがあり、楽しそう。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
マダムがにこやかにお出迎え。

前菜の1品目は、豪華な黒鮑のフラン。
あられがかかっているのが、遊び心。

ハマグリのジュレ、小松菜を添えて。
キャビアもたっぷりと。

続いて、手羽先。
ブラックペッパーを効かせ、中にはお魚を詰めて。

いつもながら、パンも美味しい。

季節柄、ベニズワイガニも登場。
豚肉でアンコウを巻いて。
フォアグラは、牛頬肉と。
プリプリの大きな牡蠣にキクラゲがアクセント。
ちょっとクミンの風味。

おなじみのカラスミそばのあとに
メインのお肉。
三択から仔羊の香草焼き。
相変わらず、添え物の野菜なしで
ここは、かっつり、クラシカルフレンチ。

デザートも三択から。
抹茶アイス、ロールケーキ、
追って、マロンクリームをかけて。

コーヒーとカヌレで〆。

今回も、前回同様、高級食材をさりげなく使い
調和のとれたお皿の数々。
無難にまとめないところが小野シェフ流。

そういえば、以前は、帰りに小野シェフも
厨房から出てこられていましたが、もう何年も
お見かけしていないかも。

新たなサービス担当の方も
かなり板についてこられてきた感。

次回は春に。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
チャーミングなマダムがにっこりとお出迎え。
落ち着くカウンター席でゆったりと。

・ヴィシソワーズ
冷製スープでスタート。
稚鮎のリエット、じゅんさいと夏ならではの素材も入り、キャビアを散らして。

・賀茂茄子フリット、鮑の肝ソース
小野シェフの鮑の肝ソースはスペシャリティだと思うほどの際立つ美味しさですが
それを賀茂茄子に合わせたのが斬新。
大きなフリットになかなかイイ感じでマッチしています。

・ヨシキリザメのオニオングラタンスープ
フカヒレと濃厚なオニオングラタン。
この組み合わせもgood。

・パンとバター

・帆立のポワレ

巨大な帆立1つがメインディッシュ。
カリカリのベーコン、うずらの卵で飾りつけ。
トップにトリュフ。

・桃、桃のサブレ、ココナッツペースト
桃好きには嬉しい箸休め。

・ウニ、イクラたっぷりのフラン
温かい洋風茶わん蒸しに冷たい生ウニとイクラがたっぷり。
温冷のメリハリが効いて。

・ハタ、中華風トーチソース
お魚はハタ。少し中華風のソースで変化をつけて。

・ラカンの鳩
鳩のロースト、レバーとソーセージ。
小ぶりながらクオリティ高く。

・素麺、カラスミ

・桃:コンポート、グラニテ、アイス

デザートは3択。ライチのデザートと迷いましたが
やっぱり桃で。
大きなカクテルグラスにパフェ風に。
3種の桃が相まって。

・アイスコーヒーとカヌレ
暑い日だったので、食後のドリンクはアイスで。

前回は、イマイチっぽいような感がありましたが
今回は和洋の夏の素材を活かした新作を揃えながら、しっかり統一感がありました。

その後、オリンピックのTV応援三昧へと突入する前に、
こちらのお料理をいただけて良かったです。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
食べログアワードで「Gold」から「Silver」になり、あらっ?と思っていたところ
2021に「Gold」に返り咲き。

前回、足を骨折されていたマダムはお元気に。
男性おふたりのホールスタッフがいらっしゃり、
今回は、ほとんどその方たちのサービスでした。

カウンター席は3組6名でスタート。
かつて、2組4名だったときの空気感が今も忘れられず・・。

・ビシソワーズ
ワイングラスに入ってお洒落に。

・水ダコのフリット
もう少し、揚げにカラッと感がほしい

・真鯛のカルパッチョ、花山葵、新玉葱
少し和のテイストで。

・パン
パンは変わらず美味しい。

・蕎麦粉のパンケーキ、豚足のキャラメリゼ、マッシュルーム、チーズのソース
そば粉のガレットというのは食べたことがあるような・・・
これはほんとに薄くて小さめのパンケーキ。
ですが、味わいは、ちょっと苦みがあり、いまひとつ。
豚足のキャラメリゼなど、トッピングのアイデアは面白いですが
美味しさがないと・・・。

・海老真薯、筍餡、木の芽
ホワイトタイガーを使って。
小野シェフの得意な料理と運ばれてきました。
私は、黒鮑のソースだと思うのですが・・・。
和のテイスト全開。
ここで、筍など春らしい食材が出てきました。

・黒鮑、サラダ添え
ここで黒鮑。待ってました!と思いましたが
今までのとは違う。
鮑にピンクのお花を散りばめているのは可愛いですが
あのうなる美味しさのソースがない。
新作ゆえかな。

・洋風茶わん蒸し、冷たいイカスミ
温かいフランに冷たいイカスミという発想。
フランが提供されてから、黒く凍ったものをどさっと入れてくださいます。
よく混ぜてということですが、この黒いのが苦い。

・ラカン鳩のロースト
メインンは他に牛タン、馬肉、鶏肉がありました。
鳩としては大きい。
この火入れかげんはさすが。

・中華麺
黒トリュフをのせて。

・マンゴーアイス
デザートは3択で、マンゴーに魅かれてチョイス。
シンプルそのもの。

・カヌレ、コーヒー

直近、メニュー内容が変わったよう。
う〜ん、前回に原点回帰とホメましたが
変わったばかりで、まだこなれていないこともあると思いますが
今回はちょっと。

以前の「季節を映した美しいビジュアル」、「唸る美味しさ」が
陰をひそめたような。

小野シェフのお料理は、いわば「天才肌」なので
客数も増え、厨房で他の方たちの趣向や手数なども入ると
微妙に、その全体像が変わるのでは・・。

このキャリアになられると、後進の育成も考えられておられると思いますが
共同制作ではなく、メンバーの皆さんの小野シェフがこれならと思われる一品を
出していただくほうが、ありがたいかも。

思わず、2014年のレビューを見てみると
『どこにも真似できない美味しさと美しさのハーモニー』
『凛としながら柔軟でたおやかな佇まい』
などと書かれてあり、
そうだったよな〜。

昔に戻ってということではなく
やはり、季節感として、春はもう少し美しく明るいビジュアルで
そして「唸る美味しさ」をお願いしたい。

今年は、昨年同様、コロナ禍のため、
夏の店名を変えての中華バージョンはやらないそう.
ということで、かなり久々に夏のエクアトゥールになるようです。
お店にもいろいろと変化はあると思うので
夏の佇まいに期待して。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
ドアを開けて中に入ると、
男性スタッフの方がおふたりと女性スタッフの方がおひとり。
あら、またマダムは海外出張?と思いきや
笑顔で顔を出されましたが、手もとに松葉杖。
足を骨折されてしまったそうで、歩行できずという痛々しいお姿。
なんともお気の毒で、早く良くなってほしい。

〇お任せコース 28,000円(+サービス料+税)

・白ワインいろいろ

・スープドポワソン、フカヒレ
旨みがつまった濃厚な温かいスープからスタート。
なかには、上質なフカヒレ。

・海老芋のフリット、蟹
小野シェフお得意の和の素材とのコラボ。
海老芋は表面カラッと、なかはフワっと。
身をほぐした蟹と温かい餡かけがかけられて。
ゆずの風味がアクセント。

・和牛ランプのタルタル、コンソメジュレ、人参、ビーツ
カクテルグラスで登場。
このスタイルでは、雲丹とコンソメジュレと思いきや、牛さんとはビックリ。
なんとなくユッケ風の味わいにコンソメジュレがマッチした新感覚の一品。

・パンとバター
最初はカシスパン。
お腹がいっぱいになりそうなので、今回はおかわりは見送り。

・魚と肉の薄パイ包み
クエと豚肉の様々な部位を使い、薄いパンで包んだ新作。
薄パイはサクサクで食感よく、魚と肉が一緒でも違和感なく。

・海の玉手箱
すみません、勝手に名付けました。
蓋を開けると、豪華な海の幸。
キャビアとイクラ。鮑やウニ。
特に濃厚で上質な大きなカットの雲丹が、惜しげもなく表面を覆っているのが嬉しい。

・セセリ、トランペット茸、アワビダケ
赤い紅葉が晩秋らしく、風情のあるビジュアル。
ここでは、鶏さんとフランス・日本それぞれのキノコの融合。
バター炒めで間違いない美味しさ。

・マナガツオ、ミル貝、銀杏
おさかなはマナガツオ。
ミル貝と銀杏を合わせ、優しくマイルド。

・京都の鴨
他に、和牛ヒレ、羊、蝦夷鹿。
蝦夷鹿と迷いましたが、京都の鴨で。
表面はパリッと。
お肉は色が濃く。
ぎゅっと締まり、しっかりとした肉質ながらジューシー。
まるでレバーのような食感。
これなら、副菜なしでも大丈夫。

・中華麺
冷たい麺でさっぱりと。
この日は、最近多かった中華風は封印されていましたが、ここで登場。

・巨峰、アマレットのアイス
デザートは3択。
巨峰は、なかに炭酸のなにかが入っていて、食べるとシュワ―とする趣向。
アマレット風味のアイスと合わせて。

・コーヒー、カヌレ

今回はほぼ全て新作では?
しっかりとしたクラシカルフレンチに裏打ちされながら和の素材を活かしたお料理の数々。
いただきながら「原点回帰」という言葉が何度も浮かびました。
それはもとに戻ったということではなく、
原点に戻りながら新たなチャレンジをされているということ。
そして、何より皆美味しかったので、大満足。

ごちそうさまでした。
5月の予約が新型コロナでの臨時休業のタイミングとぶつかり、今回に延期。
このところ、夏は中華の「夏雫」となっていましたが、それも中止になったそう。

1月来店時はマダムが海外出張が延期となり不在で、久しぶりにお会いできました。

・夏野菜のラタトゥーユ仕立て
ひとひねりの一品。
オマール海老の存在感が大きいのが普通のラタトゥーユと違います。
茄子のタルタルやズッキーニが瑞々しく。

・オニオングラタン仕立て、雲丹、フラン
雲丹がタップリのっている贅沢なグラタン、下にはフラン。
グラタンの濃厚さが雲丹の風味を若干消してしまう感。

この2品では「夏雫」の前に、夏のみ店名を変えて趣向を凝らしていた
イタリアンの「カゲロウ」を思い出しました。
 
・黒鮑とイカ
今度はぐっと和風で。
白味噌、大和芋のソースに柚子の風味。

・手羽先のフリット、帆立
綺麗なお皿に手羽先が1本・・・。
なかには帆立がしのんでいました。

・和牛のセンマイのサラダ仕立て、
目セロリやいんげんが混ざり、黒トリュフがたっぷりと。
シェリービネガーが香り、あっさりした食感。

・フカヒレ、賀茂茄子
地鶏のミンチソースで滋味深く。

・平目のロースト
パプリカの色味が綺麗。トップにキャビア。
ハーブのソースがアクセント

・ルーアン鴨
メインは鴨をチョイス。
 相変わらず、火入れもバッチリですが、野菜の副菜がほしい。

・麺
 ここで再度、中華テイストに。

・パイナップルのソルベ パフェ風
 夏らしく冷たく爽快なデザート。

・カヌレとコーヒー

器がまた新しくなり、そのセンスは相変わらず良く。
今年は、新型コロナの影響で、夏のみのお楽しみだった
違うバージョンでの形態の営業形態ない分
そのオマージュも入れたラインナップのような気がしました。

ただ、初めて来店された方たちは
フレンチという認識でいらして、グラタンや手羽先、麺など出てきて
当惑されるかも。

あえて、多くは説明されず、またよろしければ・・という含みを残すのがエクア流かと。
ただ、私もかつての味わい、多重で美しいフレンチがちょっと懐かしく
同じ形に留まらずに進まれていくことに敬意を表しながら、若干複雑な思いも。
今後の新展開に期待。

ごちそうさまでした。

今年最初の訪問。
マダムは海外出張中で帰国が延期になったため、残念ながらご不在で
おふたりの女性スタッフにて。
一生懸命さが伝わり好印象。

〇お任せコース 28000円(+サービス料+税)

今回も、セッティングのなかに、お箸のプレゼント。
和の素材も多く、お箸でいただけるものも複数あります。

・マツカワ あん肝
 ねっとりとしたマツカワカレイのお刺身と濃厚なあん肝の組み合わせ。
 そこに、いぶりがっこを合わせる意外性。
 トップにはキャビアと紫蘇の花。

・白子と紅ずわい蟹のフラン
 寒い冬に温まる洋風茶わん蒸し。
 スープ(出汁)が美味しく、フグの白子と蟹が美味しいハーモニー。

・カシスのパン
 パンのラインナップも変わったよう。
 これもなかなか美味しいですが、前のほうが好み。

・黒鮑、 蛤、柚子
 こちらでは珍しい春を待ちわびるようなグリーン系のお皿に黒鮑と蛤。
 運ばれてきたとともに、柚子の香り。
 黒鮑は小野シェフの得意な素材。
 今回は黒鮑のソースではなく蛤の餡で黒鮑を引立てます。

・鴨のミンチ、チーズパスタ
 串にささったイタリアンテイストの新作。
 鴨のつくねとチーズパスタが絶妙に絡み合い、独特の風味。

・甘鯛 海老のポワソン
 大好きな甘鯛の鱗焼きにホワイトタイガーの出汁、
 海老をしんじょうにしたものが並びます。
 和洋折衷のうまさ。

・牡蠣のフリット、フォアグラ
 牡蠣のフリットには、味噌とフォアグラのソースで。
 牡蠣と味噌とがこんなに合うとは驚き。

・フカヒレ 、黒トリュフ、おこげ
 高級食材の最後を飾るのはフカヒレ。
 煮込まれたフカヒレに黒トリュフがたっぷりかけられています。
 
・ルーアン鴨、赤ワインソース
 メインは仔羊と迷いましたが、鴨で。
 見事なクオリティと抜群の火入れ。
 前にも書きましたが、食べ進めていくには、やっぱり季節野菜の添え物が欲しいところ。

・冷麺、カラスミ
 もうデザートと思いきや、さらに麺。
 さっぱりとした冷麺にカラスミのパウダーがたっぷり。 

・メレンゲ、練乳アイス、キャラメル、フランボワーズソルベ
 小野シェフのデザートは割とシンプルなものが多いですが、
 今回、何気なくチョイスしたものが、初めて見る感じのデセール。
 練乳アイスにキャラメルを忍ばせ、トップには真っ白なメレンゲ。
 対極には、フランボワーズのソルベ。
 見ためも味わいもバランス良く美味しいので、大事に少しずついただきました。

・コーヒー、カヌレ

以前より、全体的にシンプルになってきた印象。
今年もどのように変化を遂げていくのかな・・。
次回はマダムにお逢いするのも楽しみに。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの訪問。
笑顔が素敵なマダムのお出迎えはいつもどおり。
前回は、最初にその日使う最高素材を一挙に見せていただく新しい演出が今回はなし。
今でもいろいろ試行錯誤されて、最善を目指されているのかも。

カウンター6席はもちろん満席、隣の個室は賑やか。

・お任せコース 26000円
 ワイン、みかんジュース

・マコガレイのカルパッチョ、
  旬のアスパラと、キャビアを添えて

・オマール海老のクロケット
 ソースは2種類から選べてブルーチーズソースにも惹かれましたが、タルタルソースで。
 オマール海老をいわゆるコロッケでいただくなんて贅沢。
 ミモレットチーズがほどよく。

・パンとバター

・和牛の肩ロースと賀茂茄子、フカヒレ
 フカヒレは餡かけ。組み合わせの妙。
 
・スミイカ、原木椎茸
 和の素材をブイヤベースと卵黄のソース、カラスミパウダーで。
 
・トウモロコシのムース、雲丹とコンソメのジュレ
 ワイングラスで登場。
 雲丹とコンソメのジュレは、マノワール・ダスティンさんを思い出しました。
 焼きトウモロコシが個性。

・蛤とツブ貝、フリカッセソース
 貝類がフレンチにお召し替え。

・鮑 セップ茸 バターと枝豆のソース
 鮑の使い方のうまさにはいつも感心。

・ラカン産鳩
 メインは鳩をチョイス。添え物は一切なく力強い鳩1品のみで。

・中華麺、あさりとアオサ海苔
 夏限定の中華店「夏雫」に向けての前奏曲のような。

・モモのデザート
 選べるデザートのなかから桃をチョイス。

・コーヒーとカヌレ

一度、蓋付の丸い器の蓋を開けて・・・というお料理の時代もありましたが
今回は、平皿が多く、お料理がシンプルになった感じ。
もともと、フレンチから独自路線に移行されていますが
より孤高の世界に入ってきたような・・。
才能あるシェフはどこまで変わっていくのかな?

数年前の、彩りが綺麗で華やか、香りが印象的なフレンチにも再会してみたい気も。
次回は中華の表情を見せていただきます。

ごちそうさまでした。
久しぶりのエクアさん。
昨年の夏は、中華の違う店名のお店としての訪問だったので、9カ月ぶり。

ホール担当に新しい男性の方。
暫く来ないうちに、6人席を4人しか入れていなかったのは6人入る満席になり、
きっちり1日2回転もするようになったよう。

また、最初にその日使う最高素材を一挙に見せていただく新しい演出も。
ワインなどの接客はマダムが変わらぬ笑顔で。

白子に蟹の餡かけ からスタート

・タコの柔らか煮、海老芋、山葵葉
 春の気配を感じる一皿。

・パン

・オマール海老、黒鮑、筍、キャビア
 豪華で素材が三つどもえで。

・フォアグラのソテー、黒トリュフ
 フォアグラが大きく厚い。
 さくっとソテーにして黒トリュフがたくさん。

・雲丹、ハマグリ、フキ
 クオリティの高いオレンジ色のウニがこんもりと。
 蛤の出汁のジュレを合わせて。

・すっぽんのミンチ
 ビジュアルはまるで焼き鳥のつくね。卵の黄身も添えて。
 これはお初。遊び心もたっぷり。

・甘鯛のうろこ焼き 白味噌のソース
 カリカリのうろこ焼きに白味噌を使っているのがミソ。

・メインは鴨をチョイス
 今回は珍しく信州産の鴨
 このところ、野菜などの添えものがなく・・。
 自分は、ソースがあるとはいえ、お肉のみ食べ続けるより、
 なにかあったほうが食べやすいかも。

・冷麺 白子ソース
 昨年夏、中華だった頃を思い出します。
 やはり、こういうものを作ってもセンスが良い。

・デザート
 苺のティラミスをチョイス。

・コーヒー

今回も和の食材が多く、ソースももはやエクア風。
やはりシェフの才能から生まれ出るレシピとそれを実現できる力量。
和洋の高級食材を意のままに操る小野シェフに脱帽。

こちらも通っているうちにお値段が上昇していますが( ;∀;)
唯一無二の存在であることには変わりなく。

ごちそうさまでした。

5か月ぶりの訪問。
いつものように、マダムが素敵な笑顔で迎えてくださいます。

この日のスタートは、フレッシュな初鰹と大和芋
青ゆずの香りが爽やか。クレソンと一緒にあられが載っているのがご愛嬌。
ワインは白ワインでペアリング。

・はまぐり、雲丹、青さ海苔
 こういう和の素材を組み合わせが小野シェフは抜群に上手。
 上質なはまぐりと雲丹に、磯野香りがする青海苔。
 海辺の気分に。

・和牛のザブトン、白海老、キャビア
 こんもりと載ったキャビアの下にはねっとりとした白海老がたくさん。
 和牛のザブトンと合わせるのが小野流。

・黒鮑のフラン、鮑の肝のソース
 鮑の肝を使ったソースには、いつも唸ります。

・オマール海老、桜海老、アイナメのフリット
 海老の二重奏にご機嫌。

・アオリイカ、賀茂茄子
 ソースがフォアグラと西京味噌を合わせたものということですが、味噌味が強く。
 アオリイカの西京焼き・・みたいな。

・筍のフリット、フカヒレのソース
 ソースが少し中華風。

・茸、じゅんさい、イクラ、香草のジュレ
 メインの前に少しあっさりと。下には麺も隠れています。 

・A5ランクの和牛
 シンプルなソースとともに。
 最上級の柔らかいお肉。火入れは抜群。
 付け合わせが一切なくなり、個人的には少しあった方が嬉しい。

・デザートは、わらび餅系と桃の2種類からチョイスできました。
 桃好きとしては、桃が嬉しい。
 桃を使ったジュレとシャーベット
 桃のソースがたっぷりと。

ここで、サプライズ。
マダムがパリに旅行に行かれていたそうで、お土産のチョコレートをお相伴にあずかりました。
2つ選んだ可愛いいチョコは、濃厚でパリの香り。

・カプチーノ、カヌレ

今宵も美味しく、リラックスして。

ごちそうさまでした。
今年も押し迫ってきましたね。
皆さま、年末のお忙しいところなので、手短に・・(笑)

カゲロウさんとして訪問した夏を除いて10か月ぶりとなった再訪。
マダムの穏やかな笑顔に迎えられ、いつもの落ち着くカウンター席にて。
今回は、ワインをペアリングでお願いしてみました。
後半には日本(甲州)のワインも出てきたり、お料理に合わせて趣きの違うセレクトで。

冬の旬の食材が、小野シェフの感性でアレンジされて次々と登場。

最初は鮟肝に春菊と金柑を合わせて。
冬に欠かせない白子には、からすみ、京菜。
セイコガニ。濃厚なソースにはキャビア。
続いて、身が大きく厚いオマール海老に悶絶。
トリッパのスープ仕立てには薫り高いトリュフがふんだんに。

マナガツオにはお餅が載って出てきました。
海老芋のフリットの雲丹添え、鮑のソースは、和風の一品。
最後には、フカヒレ餡が載った中華麺。
(イタリアンの次は中華の新店も・・?!な〜んて)

メインは、ラカンの鳩をセレクト。
これはモノも火入れも素晴らしい。

デザートは3種からセレクト。
選んだものはビジュアルがとても素敵(モンブランとピスタチオ、フランボワーズ)。
自分にはちょっと甘く、他のヨーグルト風やアイス系のほうが、良かったかも。

器は和のテイストも入った蓋付きの重厚な感じのものが多くなった気が。
時として荘厳とした雰囲気すら感じます。

ますます独自の路線を進みゆく感が。
素材の組み合わせの妙、ソースの秀逸さは相変わらず天性のセンスがありますが、
時に、小野シェフ流のエスプリが効いた軽い一品もいただいてみたい。

ごちそうさまでした。
夏にはイタリアンに変身してのカゲロウさんへ伺ったので、前回訪問からなんと10カ月ぶり。
今までで一番、予約可能時期が先だったのでした。
1度に2組のみのカウンター席。
マダムの笑顔も変わらず。
ドリンクは、ぶどうジュース、白ワイン2種。

今回は、お持ち帰り用に綺麗な真っ赤なお箸が、箸入れとともに添えられていました。
素敵ですね。

いただいたのは、

・ずわい蟹のフラン
 最初から蟹さんでウキウキ。寒い時期は、温かいものが良いですね。

・黒鮑、肝バターソース、お米のピューレ
 この日の出色の一皿。鮑とソースの相性の良いこと・・・。

・イイダコ、キャビア、セリ、シジミ、柚子
 イイダコとは珍しい。
 セリや柚子の香り。味覚のうえに臭覚でも楽しめる一品。

・金目鯛、カラスミ、白子、菜の花
 上に載っているのは、カリカリの金目鯛。

・和牛肩ロース、黒トリュフ、平貝、たけのこ
 前菜で和牛が出てくるのもびっくりですよ。

・牛タン、フカヒレ、フォアグラ

・河豚白子、アメリケーヌのソース
 白子にこのソースを持ってくるのもびっくり。

・ビシソワーズ、からすみ、蛍烏賊、蜂蜜
 これも面白い取り合わせ。

・メインは、「網どり」に惹かれて、琵琶湖の網どり鴨 エシャロットソースに。
 これもさすがの一品。

デザートは4種類からチョイス。
・ヨーグルトとキルシュのアイスストロベリーと黒トリュフ
 旬のイチゴが華やか。
 ただ、黒トリュフとの取り合わせは面白いですが、デザートとしてはちょっと微妙。

・コーヒー、カヌレ

総じて、素材の組み合わせの妙、ソースの絶妙なハーモニー、香りの楽しさも。
お値段も値上げ間に比べ、一層高級取材に。
前回、小野シェフは、フレンチにとどまらず、エクアトウール流を目指すと。
その方向性は確かにみえますね。
あとは、以前のような、はっと息をのむような美しい一皿も、また見てみたい。

しかし、実は次の予約は夏になり、「かげろう」さんに変わっている頃。
エクアさんに来られるのは、年内はもう無理かな・・・

ごちそうさまでした。

◆2016.4再訪

今の季節の素材を使い、和の素材も活かした美しいフレンチは、春に本領発揮という感があります。
壁の絵も、春らしいものに変わっていました。
いただいたのは以下です。

〇アミューズ1
・花わさびと大トロ炙り、白エビとアオサノリ、自家製の海苔
 最初に、正方形の真っ黒なパリパリの海苔と白エビ。
 その下には赤い大トロの炙りが登場。
 最初から、すごい取り合わせで食欲が増します(笑)

〇アミューズ2
・濃縮したコンソメでマリネしたホタルイカとフォアグラのカルパッチョ
 一見、握りずしのような風貌。ふたくちでいただきます。

〇前菜1
・タイラガイのミキュイと筍、菜の花、白ワインソースとエシャロットコンフィ
 キャビアノアールとルージュ
 絶妙な火入れのタイラガイと春を感じる筍や菜の花。
 キャビアの黒い粒と赤い粒がアクセントに。

〇前菜2:
・蒸しアワビと焼きリゾット、あわび肝ソース
 高級食材の登場。ここはシンプルに直球勝負で。

〇前菜3
・春のトリュフ、ベーコンで巻いた天然エビ入りインカの目覚め、
 グリーンピースとオニオンソテー、甲殻類ソース
 今回の出色の一皿。春のトリュフは、ものによって、出来不出来がかなり違うそう。
 この日のものは、もちろん高品質で、香りも良いです。

〇魚料理
 マナガツオとカサゴからカサゴをチョイス。
・カサゴロースト、アサリと山菜のソース
 これもアサリと山菜が入り、春らしいお魚料理に。

〇肉料理
・和牛サンカク直火焼き、トリュフソース をチョイス
 今回の和牛はサンカクでした。ブレのない美味しさ。

〇デザート1
・ライチとピンクグレープフルーツのコンポート、ヴェルベーヌのジュレ
 見た目も味わいも爽やかなコンポート。

〇デザート2
・塩ティラミスのカネロニ仕立て。ショコラクランブルとバナナクランブル、
 チョコレートクリームとシェルトルーズヴェルトのアイス

 華やかで手が込んでいますね。
 今回のデザートは、2品のバランスが良くてお気に入り・・♪

・コーヒーとカヌレ
 コーヒーカップが新しくなりました。

相変わらず、マダムの温かな接客にくつろぎなら、一皿ごとに楽しんでいただいていると…。
ちょっと風邪気味で咳が出ていたのが、翌朝には全く止まっていました。
居心地の良い空間で、こちらならではの美味しいフレンチをいただくと、
ウイルス菌も飛んでいったようです♪

ごちそうさまでした。
今度は、最短でも真夏・・・、違うお店での再訪です。

==============================

◆2016.1再訪
3か月ぶりの訪問。(夜のコース:16800円)
この日は、カウンター席で。
いつもながら、6席あっても、2席しか使わない贅沢な空間で寛ぎます。

最初に、アミューズ
・大トロと自家製白玉に白トリュフ
 この日のマーベラス その1!

前菜4品。
・何やら鳥の巣みたいのが出てきました。
 なかには大きな蛤が。
 こういう鳥の巣みたいな風貌は、ちょっとエクアトゥールさんにはそぐわない感じかも。

・次に、これも初めてで、インカのめざめ。
 うん?北海道でも生産量が少ない希少なブランド品ではありますが・・
 じゃがいもが出るとは思いませんでした。
 きちんとおめかしして、見目麗しく登場。

・タラバガニの登場。菜の花も一緒で、少し春の気配。
 きれいな色のオマール海老のソース。
 タラバガニとオマール海老のコラボ♪ 
 本日のマーベラス その2!

・豚足とトン耳、トコブシのガレット仕立て。
 フォアグラのソテーも入り、黒トリュフもふんだんに。

メインを2品選びます。

・すっぽんのロティ
 前回、とても気になっていたすっぽんにしました。
 すっぽんってこんなに身が大きいの?
 これだけ美味しいのは、シェフの力量。
 本日のマーベラス その3!

・A5ランク牛肉の炭火焼
 安定した美味しさ♬

デザートは2品
・ショコラとカシスのパウダー、イチジクコンポート
・2品目は、グラスに入って
 アールグレイのアイス、金柑、黒トリュフ

2品とも冷たいデザートで茶色系だったので、
冬はどちらかが温かくて、パッション系など明るい色合いのものでも良いかも。

〆は、カプチーノとカヌレ。

今宵も、マダムの温かいもてなしと、小野シェフの渾身のフレンチで
心躍るひとときでした。

今度は春に。もう待ち遠しい(笑)
ごちそうさまでした。

◆2015.10再訪
夏にはカゲロウさんに伺ったので、7か月ぶり。
2名なのに、6人は座れる個室に通され、すごい贅沢感。
内装も、イタリアンだった3か月を経て、ちょっと変わりましたね。

マダムのハートフルなおもてなしは変わらず。
秋の食材をエクアトゥール風にアレンジされたものを堪能。
お値段が少し上がり、コースが16,800円に。

・ホタテのジュレとモンサンミッシェルのムール貝

・天然舞茸のスープにフォアグラ、黒トリュフ
 黒トリュフの香りで、思わず笑顔に。セップ茸も一緒に。
 フォアグラの炭火焼きが香ばしい。

・三重県和牛サンカクのカルパッチョ
 とろけるようなお肉のカルパッチョに、松茸と雲丹。
 ぜいたくな素材の取り合わせ。ゆず胡椒が味を引き締めます。

・炭火焼きたらば蟹と鮑
 たらば蟹の上に、肝ソースを絡めた鮑。
 またまた海の幸のハーモニー。
 キュウリ、パプリカと香草を添えて。

・オマール海老のロースト、白子、、黒トリュフ
 今度はオマール海老と白子。スープ風。

今回からメインは好きなものを2つ選びます。
秋からの新しい試みですね。

・甘鯛のうろこ焼き
 こちらで、こういうお料理は初めて。
 うろこ焼きということで、皮がパリパリ香ばしい。もちろん身はしっとり。
 下に、蟹のリゾットというのがフレンチ。

・青首鴨のローストを赤ワインソースで
 安定した美味しさ。
 一品目がお魚で、反射的にお肉から選びましたが、次回は、新メニュ―優先にしてみましょう。

・マンゴーとパッションフルーツ、ライチのソルベ
 お口直しにアッサリして良いですね。

・焼きモンブラン、ラムレーズンアイス
 ビジュアル的には、これが一番。
 一見、パイに包まれたモンブラン・・と思いきや、割ってみるとアッツアツ。
 冷たいラムレーズンのアイスクリームのコントラストも最高♪

・カヌレとコーヒー
 コーヒーカップも、斬新な色のものに変わりましたね。
 
最後は、小野シェフにもお見送りいただきました。

今宵も、素敵なディナーでした。

1つだけ。
エクアトゥールさんの素晴らしさは
「美しさ」、「美味しさ」に加え、「薫り」の三重奏 に加え、
プライベート感溢れる空間とマダムのホスピタリティ
と思っています。

今回は、一品が置かれたときに、はっとする繊細ながら、たおやかな美しさ
という要素が少し足りなかったかも・・という気がしました。

4.9という、食べログでは、最も高い評点としているので、より要求水準も高くなってしまうのかも・・。
次回は、年明けです。
ごちそうさまでした。


◆2015.3再訪
前回は、クリスマス特別メニューで訪問できたので、2か月半ぶり。
3月初旬のディナーで、春の息吹を感じるメニューですね。

・アミューズ
吉野葛でよせた鱈白子とズワイガニ、スープドポワソン
最初に食欲が進む一品。

・前菜
6時間煮た活けタコの燻製と雲丹 アサリとセリ、生キクラゲ、
グリーンペッパーの白ワインヴィネガー和え
この素材の組み合わせがたまらなく合います。
昆布で取った柚子風味の軽いコンソメジュレがかかっていて、
和風のテイストで、柚子の香りが好ましい。

・前菜
黒毛和牛タンのロティ フォアグラソース 
アーティチョークと春キャベツのバリグール仕立て
いきなり、前菜からとろける和牛のタンの登場。
春キャベツに春を感じます。

・前菜
地鶏卵黄のラビオリ 菜の花、筍とオマール海老のポアレ 
パルメザンクリームとトリュフソース
「目玉焼きじゃないんですよ・・。ラビオリですよ。」
とお持ちいただきましたが、ほんとに目玉焼きに見える・・(笑)。
遊び心が見えますね。
それに、菜の花、筍と春の素材と一緒に、オマール海老が鎮座。

・お魚
山口県マナガツオの直火焼き、ウドとトコブシの軽いライムソース

・メイン
仔羊のプランチャ焼き ヴィネグレットエルブと仔羊のジュレ
こちらで初めて仔羊をいただきましたが、レアに近い焼き具合で、絶品。

4種類のフロマージュ

・デザート1
マンゴーのバジルコンポート グァバソースとライチのグラニテ

・デザート2
バニラアイスとアニスショコラ ジャワペッパーヨーグルトとハチミツトリュフ
金柑に詰めた焼いたアマンドクリーム
サラダではなく、デザートにトリュフという発想力がすごい。
今日の逸品。

・コーヒーとカヌレ

今宵も堪能しました。
やはり、雰囲気、お料理、サービス、全てにおいて唯一無二ですね。
ごちそうさまでした。


◆2014.12再訪
クリスマスイブにエクアトゥールのクリスマス限定ランチに伺うことができました。
(シャンパン、白、赤のワイン込みで21500円)
ネーミングはクリスマスですが、よくあるクリスマスの定番メニューではなく
とびっきりの素材を使った小野シェフ渾身の、素晴らしい一皿一皿でした。
(デザートにはクリスマスっぽい楽しさが)

シャンパンから始まり
最初の前菜は、温かい長崎産の蛸と蝦夷あわび。
海苔と柚子がかかり、その香りがステキです。

白ワイン。メニュー込みなので、決まったものが出てくると思っていたら
マダムは、先月夜に2人が違う好みのタイプをセレクトしたのを覚えていてくださり、
今回もそれぞれ違うものをセレクトしてくれました。
このホスピタリティが嬉しい。

次は冷たいズワイガニ。
ソースは菜の花のきれいな緑。
ほたてのジュレがきらきら光ります。

フォンドボーのポワレと手羽先。とびきりジューシーです。
オマール海老は、最初にぴくぴく動いている元気な姿を見せていただき・・・・
サラダ仕立てで、ちょうど良い按配の火入れで出てきました。
この、厨房からすぐ運ばれてくるタイミングの良さは、大箱のお店では難しいでしょう。

魚料理は金目鯛がコンソメスープ仕立てで、しっかり旨みが付けられて出てきます。
上には黒トリュフ。中には、はまぐりや白子、フォアグラ。
肉料理は、最高食材のラカン産鳩。繊細でまろやか。

デザートは華やか。ガトーショコラ 苺、アイス、キンカン、マシュマロなどが、
クリスマス仕様にデコレーションされています。
最後にコーヒーとカヌレ。

時にディナーを超えるのではないかと思うほどのラインナップでした。
そして、今回感じたのは、薫りの活かし方。
そのお料理の美しさと美味しさに、さらに薫りという要素が加わり、
3重奏のハーモニーを醸し出しています。
小野シェフは、また新たな境地を極めつつあるのではないでしょうか。

極上のひとときを、過ごすことができました。
お料理で感動できる、大好きなところです。

==============================

◆2014.11
お食事に行って、「美味しい」という言葉を連発することがあります。
フレンチに行って、「美しい」と見惚れることもります
エクアトゥールで供されるのは、どこにも真似できない美味しさと美しさのハーモニー。
一見、繊細な美しさに見えるが、そこにガラス細工のような脆さはみじんも感じられない。
あくまで、凛としながら柔軟でたおやかな佇まい。

カウンター席は、ゆったりした6席がありながら、使うのは4席、
6席の個室は、2人から受付けるという究極のホスピタリティ。
すてきなマダムが応対してくれる。
ここでは、リラックスしながらも、真摯に渾身の一品に向き合いたい。

今では、フレンチで和の素材を組み入れる店も増えました。
しかし、エクアトゥールには、抜きんでたものを感じます。

和牛ときのこのジュレに、春菊が色鮮やかな上品な風味のソースとなって現れる驚き。
フォアグラと地鶏のフラン、トリュフのソースの濃厚さが沁みる。
京都の松茸は、駿河湾の真鯛のカルパッチョとしてたっぷりと。
絶品のフォアグラと牡蠣のガレット。緑のパセリのソースで。

お魚は、帆立と白子。
雲丹、百合根、オマール貝、ムール貝にイクラがちりばめられ、スープが素晴らしい。
メインには蝦夷鹿をチョイス。ベリーのソースが映える。
デザートは、ほおづきとそこに入ったアイスの組み合わせが妙味。チョコレートのスフレ。
最後に、カフェオレとカヌレ。

ごちそうさまでした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

寿し ひでたか (すすきの(市営)、豊水すすきの、すすきの(市電) / 寿司)

4回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2022/12訪問 2023/01/14

変わらぬ良さ

久しぶりに、すすきののひでたかさん。
L字型、8席のカウンター席で腕をふるう山田さんは
相変わらずおひとりで切り盛り。
電話予約を受けていただいたお母さまもお元気で何より。
この日も地元の方たちで満席の盛況。

いtだいたのは

つまみ
・八角の刺身
・松輪の〆鯖
松輪産を使われているのは変わらずに。
・蝦夷鮑、肝

・浜中のバフンウニ
今の時期の北海道のウニは浜中産。
たっぷりのウニご飯でいただきます。

・真鱈の白子焼き
・猿払の帆立 磯部巻き
・氷見のブリ、山わさびとともに
・甘エビの昆布締め、肝と

・長崎のぼらこ、炙り
・増毛 蛸
・カラスミ

握り
・羽幌 ヒラメの昆布締め
・積丹 サヨリ
・鹿児島出水 スミイカ
・車海老

・野付半島 ホッキ
東京でも時々ホッキの握りをいただきますが
さすが本場では旨みがすごい。

・積丹 のどぐろ
積丹でのどぐろとはびっくり。
温暖化の影響で、北海道で獲れるお魚も変わってきているのかも。

・大間のマグロ 195kg ヅケ、中トロ
・天草 コハダ
・対馬 穴子
・玉

追加
・浜中のウニを軍艦で
・ネギトロ巻き

北海道のネタはツテのあるところからピンのものを。
道内のお客さまが多いので
本州のネタもしっかり仕入れられて提供されています。

シンプルながら、きちんと仕事のなされたものを
山田さんの飾らないトークとともに。
肩肘はらない居心地の良さは変わらず。

お客さまがせわしなくならず、くつろいでほしいとのことから
1回転のみなのも変わらず。

良い意味で、8年ほど前にタイムスリップしたかのよう。

ごちそうさまでした。
2年ぶりの再訪。
電話予約のときに、お母様が覚えていてくださり嬉しい。
この間も食べログでBronzeをキープし、相変わらず人気店のようです。

L字のカウンター8席のみ
いまだに、お客様が落ち着かないから・・・と1回転のみを継続。
そのため、2回転の場合、まだお腹が空かない17時台か、
空き過ぎる20時台半ばとなるところ
19時でも訪問が可能です。

滑舌の良い、実直な大将が笑顔でお出迎え。
今も全ておひとりで切盛りされており、お母様と感じの良いお姉さんがサポート。
先客1組。
和やかな空気が流れます。

酒肴から

・ホッケ
 生でいただけるのはなかなかレア

・北海シマエビ
 旬の時期が短い貴重な海老さんに出会えてうれしい。

・積丹のバフンウニ リゾット風
 ウニは積丹・美国から直接仕入れてられています。
 やはり、美国産のものはは料理人の方々からもクオリティが良いと高評価だそう。
 現場で素の美味しさを味わうのも良いですが
 下にシャリを敷いてのリゾット風はこれまた旨し。

・チップ(ひめます)
 これも北海道ならでは。

・網走のメヌケ
・つぶ貝
・蝦夷鮑の酒蒸し
・宗谷の帆立、磯部巻き
・苫小牧の北寄
・煮蛸

華やかな酒肴を出すお寿司屋さんが増えるなか、究極にシンプル。
そのなかで、仕事はしっかり、センスも良く。
このあたりにたゆまなく精進されているところが垣間見えます。

ここから握り。

・マツカワ
カレイの王様からスタート。
シャリのほろりとしたほぐれ具合の秀逸さ。

・シンコ
 美しい。
 こういう手の込んだもので技量がわかります。
 この季節に伺えて良かった。

・千葉のキス
・苫小牧の北寄

・車海老
・赤身
・中トロ

・淡路の鯵
・羽田の穴子
 北海道外から来る方のみをお客さまにしているわけでないので
 北海道産では獲れないものは本州から。

・玉

追加で
・すみいか
・トロタク巻き

こちらは、自分にとっては、お腹があまり空いていなかったり、体調が多少悪かったりしても
すらっと食べられてしまうような、食べ疲れしないのが特長かも。
和食の新橋 星野さんに通じるような・・・。

あとは、落ち着ける雰囲気と、山田さんの明るいトーク。
さらに、お弟子さんがおひとり入ると、色々な意味でさらに良くなる感じがします。

帰りは、皆さんで外で姿が見えなくなるくらいまでお見送り。
美味しく楽しみました。
追加やドリンクも入れて2万4千円ほど。

ごちそうさまでした。
札幌に来ると、お寿司はいつものひでたかさん。
1年3か月ぶりの訪問。
「食べログ」では、口コミ数が減って、3点台後半になっていた年もありましたが
本日現在、4.28の高得点に。
「ミシュラン北海道2017」で1つ星も撮られました。
こういう変化は自分には関係ないですが、あまりに人気店になると予約が心配になります。

18時半に来店。
2組のお客さんとほぼ同時のスタート。追って一組で満席。
相変わらず、ご主人おひとりで切り盛りされており、後ろには、若い女性の方がスタンバイ
予約の電話に出られたお母様もサポートされています。

今回は、秋の北海道のネタを中心に。
すし善ご出身の確かな技術と日頃の鍛錬の賜物で、美味しいお寿司をいただけます。
清々しい店内と軽快なトークも楽しい。

まずツマミから

・アラの昆布締め
・北海道の水ダコ
・襟裳岬のツブ
 ここで毛蟹が一匹登場。
 まず、足をいただきます。その後、丁寧に身をとっていただいたものを美味しく。

・松輪のサバ
 サバについては、この時期は松輪のものをいつも用意されています。

・帆立の磯部巻き
・網走の炙ったキンキ
 これは北海道ならでは。すごく脂がのっています。

・北海道のブリ

握りに移ります。

・浦河のマツカワ
 ここで、北海道カレイの1種で、白身の王さまが登場。
 握りのシャリは、前からこのくらい小さ目だったかな?
 口のなかでのほどけ具合は丁度良い。

・金目鯛
・イカ
・秋刀魚
・車海老

・ヅケ(大間)
・中トロ(同)
・こはだ

・新イクラ
・浜中の雲丹
 イクラと雲丹を続けて。贅沢ですね。

・玉
追加で

・北寄貝
・トロタク巻

8席のカウンター席のみですが、今のところ2回転にしないで頑張りたいそう。
後の組があると、限られた時間が気になってしまうのが心苦しいとのこと。
相変わらずの気遣いですね。

この日も美味しく、ゆったりできました。

ごちそうさまでした。
(2016.7再訪)
札幌1日目の夜はひでたかさんへ。
行きたいお店は早めに行くがモットーで(笑)

開店早々の18時に訪問。
いつもの笑顔で、爽やかなご主人や優しいお母さまがお迎えしてくれます。
すがすがしい雰囲気のなかでいただく、北海道ならではの素材や築地から仕入れたこだわりの数々。
こちらでは、初めての方でも居心地よく過ごせると思います。

この日いただいたのは
つまみで
・ホッケ
 新鮮でなければ、刺身で食べられません〜

・網走の釣りキンキ
・積丹の塩水雲丹ごはん(リゾット風)
 待ちに待った積丹・美国の雲丹です。トロッと・・。
 あとで、雲丹のみで頼もうと思って忘れてしまいました・・。

・噴火湾の帆立〜磯部巻き これはいつも出るな・・
・支笏湖のチップ(ヒメマス)を山わさびで。写真撮り忘れ、昨年6月分にはあります(笑)
・稚内の蝦夷鮑の酒蒸し(6時間かけて)
・塩雲丹
 塩とバフンウニを合わせ熟成させた珍味

・玉
 ここで、ちょうど玉子が焼き上がったのでと、アツアツの玉が出てきました。
 上質なカステラみたくて好み♪

・北海しまえび
 北海道ならではの高級海老

・余市のあん肝
・増毛の水蛸

ここから握り
・マツカワ
 「今日は良いものが入りましたよ」
 幻の魚ともいわれるカレイの王様。
 透明感があって旨みが強い。

・マゴチ
・金目鯛の昆布〆
・スミイカ
・淡路の鯵
・天然車海老

・ヅケ (鮪は塩釜。前週の初音さんも塩釜でした〜)
・大トロ
・穴子

最後に追加で、鮪たっぷりのトロタク巻き

この日はプレミアな日本酒が入ったということで、お猪口でいただいたのは
山形・高木酒造の純米醸造「十四代 龍の落とし子」。
フルーティで爽やか。のど越しが良くて飲みやすいです。

今宵も堪能。
ごちそうさまでした。

(2015.10再訪)

札幌1日目の夜は、4か月ぶりのひでたかさん。
18時に伺いました。
カウンター8席のみのこぎれいなお店。
最初の30分は貸切で堪能、その後予約のお客さまで満席です。

お任せでつまみから。
・八角の昆布〆(いかついお顔に似合わず、淡泊な白身)
・襟裳のつぶ貝
・きんき
・さんま
・高知のかつお
・たちの白子(とろ〜。写真撮り忘れ)
・牡丹海老
・噴火湾の帆立、磯辺焼き
・浜中の雲丹(東京でも、浜中の雲丹はブランド品ですねえ)
・積丹の鮑(今が旬)

ここから握り
・函館の平目
・鵡川のししゃも(北海道ならでは!)
・北寄貝(大きくて切れ目がたくさん)
・車海老
・南茅部の赤身(北海道のまぐろ)
・大トロ(同じく)
・松輪の鯖
・生イクラ(9月末〜10月中旬のみの新物。今回丁度食べられました)
・穴子
・玉
・追加でトロタク巻

相変わらず、美味しいお寿司と居心地の良いひと時を過ごすことができました。
次は来年で、結構先になりますねえ・・・。

(2015.6再訪)

7か月ぶりの訪問、今回もおまかせで。
丁度、積丹の雲丹が解禁になったばかり。
ミョウバンの入らない塩水ウニ、大好きです。

つまみで
・きんき
・支笏湖のヒメマス(珍しい、地元ならでは)
・牡丹海老(前に添えられているのは、ちょっとしかとれない味噌)
・アワビ 
・雲丹ごはん(リゾットのようなご飯で。鮨屋なので雲丹ご飯と名付けているそう)
・厚岸の帆立の磯部巻き
・鮪(鹿児島 出水)
・水蛸の桜煮

ここから握り 
・まつかわ
・キスの昆布〆
・いわし
・北寄貝
・車海老(女性は2つに切ってくれます)
・鮪漬け
・中トロ
・小肌
・「ウニ、うに美味しい」と言ってたら、今度は、お鮨の雲丹を出してくれました
・穴子
・玉(ふわっふわ)
・追加で、アジとトロたく巻き
 このトロたくが、また素晴らしく、たまりません。

居心地抜群で、秀逸なお寿司。
これで、お酒も多少いただいて、1人2万に届かない。
ほんとに飛行機で通いたいです。


(2014.11訪問)
札幌に来るときは、必ずひでたかさん。

2012年6月に、札幌で老舗のS善さんから独立されてオープン。
妥協しないネタ、きちんと仕事をされたハイレベルな美味しさ。
居心地のよい雰囲気、明るく気さくで、お鮨への真摯な姿勢の大将が良いです。

お寿司は、1品(貫)づつ、手渡しのような状況でいただくので
大将との相性が、とても重要に思います。
好みは人それぞれなので、好きなお寿司屋さんもそれぞれ。
こちらが最上と言うのではなく、最もお気に入りなのです。

この日もお任せで。
ちなみに、こちらでは、お好みでもOKです。
ネタは、そのときどきの一番良いものを入れたいという姿勢から、
北海道産と、築地から仕入れた各地のものが出てきます。

最初に、旬の鵡川(むかわ)のししゃもが出てきました。
日高の鵡川町のししゃもは、北海道のブランド品です。
その後、キンキ、蒸し鮑、そして、たっぷりのウニ。

「浜中産のウニです。」
秋~冬にかけて、道東でウニ漁が解禁になります。
お・・「塩水ウニ」だ〜。うれしい。
ミョウバンを使わず、海水と同じ濃度の塩水に漬けた塩水ウニは、全く苦味がありません。

ホタテの磯辺焼きや柔らかい水蛸の桜煮などを楽しんだあと、握りへ。
八角から始まり、のどくろ、さより。
マグロは戸井の200㎏もののヅケ、上品な味わいの大トロは絶品。
しめ鯖は、こちらではいつも松輪のものが出てきます。
車海老、玉は、擂り身が入ったふわふわカステラ。

追加で、ホッキとトロタク巻き。マグロの量がハンパじゃありません。
「これは、この位入れないと美味しくないんですよ〜」
後からいらしたもう1組のお客さまが「こっちにもお願いします!」
とすかさず注文されていました

帰りは、皆さんで外までお見送り。
今宵も、堪能しました。
飛行機に乗って、横浜から通いたいお店です。
ごちそうさまでした。

  • (説明なし)
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4位

かぶと (池袋、要町、北池袋 / うなぎ)

26回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2024/05訪問 2024/05/22

格別なうなぎ、かぶと

4か月ぶりのかぶとさん。
5月中旬なので、天然うなサマの入荷あり。

いつものように、えり焼き、ヒレ、アタマ、ばらみ、ひと口蒲焼き、レバーなど、様々な串焼きを、養殖・天然織り交ぜて、楽しみます。
天然の香ばしさがたまりません。
こだわりの冷奴、お新香に加えて、冷トマトも。

真打ちは、白焼きと蒲焼き。
今回は、宮崎と岡山の天然食べ比べ。
割と小ぶり。
岡山産のうなサマが鹿児島の養殖のように筋肉質でブリッブリ。
宮崎産は上品な感じで、とても対照的。
これから季節が進むにつれて、またいろいろな個性を楽しめそう。

肝吸いで〆。
また、ネット予約、がんばります(笑)

ごちそうさまでした。
1月初旬にかぶとさん。
1~2月の枠で、予約がとれました。
1月でも初旬なら、まだ天然のうなサマがあるかも・・・。
予想は当たり、浜名湖の天然うなサマの入荷あり。

いつも、お新香と冷奴を頼みますが、
冷奴は、お豆腐屋さんがまだお正月休み中ということで、今回はなし。
お新香は、先代からお庭で作られた大根を提供いただいたとのことで、ひと際ありがたく。

様々な部位の串焼きから。
年末にお邪魔したばかりですが、やはり美味しい。
前回はなかったレバーが、今回はありました。
ひとつひとつ形の違う小さなレバーが、串に丁寧に刺されています。

次いで、白焼き、そしてかば焼き。
海うなぎの黒っぽいうなサマは、前回同様、上品な味わいで堪能。
肝吸いで〆。

年始早々、大きな天災と事故が続き
出かけていく元気がなく、お正月休みはじっとしていたので
新年初の外食を、かぶとさんでいただけて良かった。

ごちそうさまでした。
今年のうなサマ納めにかぶとさんへ。
ネット予約できて、ラッキーでした。

これまで、年が明けてから天然うなサマに会えたことはないですが
12月には、黒っぽいワイルドな海うなサマにお目にかかれたことがしばしば。

天然うなサマの入荷は運次第。
この日は入店すると、藤本さんが「今日は、浜名湖の天然が入ってますよ!」

冷奴と香の物をオーダーし、まずは様々な部位の串を楽しみます。
・えり焼き(関東&関西風)
・ヒレ
・肝、天然肝
・天然ヒレ
・一口蒲焼き
・しっぽ
・天然頭

ラストは
・白焼き
・かば焼き
共に浜名湖の天然うなサマで。
同じ浜名湖のうなサマでも、個体ごと、部位ごとで味わいが違うのが奥深い。
大きめで黒くても、この日のうなサマは、どちらかというと上品な風味。

鰹の出汁が自慢の肝吸いで〆。

帰りは、「良いお年を」と藤本さんと女将さんにご挨拶。
かぶとさんのうなサマをいただけて、良い年末になりました。

ごちそうさまでした。
ネット予約で惨敗が続き、6か月ぶりの再訪。
うなサマのかぐわしい香りがたちこめる焼き台前の特等席に案内いただきました。

藤本さんが焼きながらも軽快なトーク。
前回までしばらく季節柄、養殖のみでしたが、この日は天然もお目見え。

いつものように、箸休めの冷奴とお新香も頼んで
様々な部位の串焼きから。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き
天然ヒレ、天然肝
ひと口蒲焼き、
養殖しっぽ
天然頭

串については、天然は少ないので、2人で1串の分量。
やはり、香ばしさがひときわで美味しい。
レバーがなかったな。

この日の天然ウナさま、おひとりのお姿を見せていただきました。
先日の麟さんの浜名湖産に比べるとかなり小柄で、しゅっとした感じ。
白焼きは、利根川と四万十川、
蒲焼きは、利根川と宍戸湖 の食べ比べにて。

四万十川産が一番旨みがあって好み。
宍戸湖産は、湖ですが、先日の浜名湖産と同様、海の餌を食べている感じがgood。
利根川産は、あまり個性が感じられず。といっても、比べたらということで、
ハイレベルであることに間違いはありません。
相変わらず、焼きのレベルとタレは抜群。

最後にこだわりの出汁を使った肝吸いで〆。

この日も堪能!

ごちそうさまでした。
ネット予約を頑張って再訪。
まだ天然のウナさまはない時期ですが
なんと、一尾のみ、岡山の天然ウナさまが入ったそう。
「一尾を皆さんに少しずつ分けて出したいと思いますが、いかがでしょう?」
との藤森さんの提案に、皆さんから拍手。

まずは、いろいろな部位を串で楽しみます。
えり焼き、ヒレ焼き、尻尾、肝焼き
ひと口蒲焼き、くりから焼き、天然頭、、レバー

こだわりのお新香と冷奴も美味しい。

クライマックスは白焼き、ついで蒲焼きとご飯。
ここで最初に見セていただいた、天然のウナさまが2カット。
香ばしさが違います。

でも、白焼き(浜松)、蒲焼き(鹿児島)とも養殖でもイケてます。
やはり、かぶとさんのウナさまは格別。

また、最後に出てくる、最近、機器を入れて削りたてとなった出汁が抜群。
ウナさまと一緒に出てくると最高ですが、
この日の2回転目は、アルバイトさんとのふたり体制でやられていて、難しい。
しっかり継続して一緒にやってくれる若い方が出てくれるといいですね。

また、予約がんばってみます。

ごちそうさまでした。
今年初のかぶとさん。
今回も無事ネット予約できました。

この日はさすがに天然ウナさまはなしと、藤本さんが残念そうに。
GW頃までは難しいというのは知っているので、織り込み済み。。

ということで、養殖のウナさまのみで。

いつものように、うなサマの串焼きが次々と。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭、尻尾、レバー。
この多様さは、かぶとさんならでは。

欠かせない、お新香と冷奴。
肝わさもいただきました。

白焼き、そしてご飯と蒲焼き。
個体による味わいの違いを楽しみます。
かぶとさんの蒲焼きのタレが、ウナさまの良さを引き出す按配が最高。

削りたての削り節を使うようになって劇的に美味しくなった肝吸いで〆。

養殖のみだとお値段も抑え目に。
次回も、天然は難しいかもしれませんが、楽しみに。

ごちそうさまでした。
ネット予約のうえ、再訪。
今回で20回目!
入口近く、うなサマがよく見えるカウンター席に案内いただきます。
この日は浜名湖の天然うなサマが入ったと藤本さん。
見せていただいたお姿は、スマートながら元気いっぱい。

いつもの冷奴、お新香に加え、この日は冷やしトマトもあるということで追加。
うなサマの串焼きが焼き上がるのを待ちます。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭、尻尾、レバー。
いつもながら旨し。

そしてハイライトの白焼き、さらに蒲焼き。
今回は、天然と養殖の食べ比べ。
養殖のほうがビッグサイズでぶるんとしています。
食べているエサのせいか、やっぱり天然のほうが繊細だなあ。

明るい藤本さんとの会話も楽しく
やっぱりかぶとさんでいただくうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
3か月ぶりの再訪。
ネット予約で、テーブル席をゲットできました。
今の時期は天然ウナさまがいらっしゃるかどうかの心配は不要ですが
藤本さんが「今日は3つの産地から来ていますよ。」とにっこり。
3つの産地は初めてかも。
続けて、元気なウナさまを見せてくれましたが、すらっと細身で小柄。
夏らしいお姿です。

いつものように、最初はえり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭串焼き、尻尾、レバーなど
さまざまな部位の串焼きを存分に楽しみます。

天然ウナさまの串は希少なので、ひとり分は串の半分の量になりますが
香ばしくて絶品。
合間に、冷奴とお新香をつまみます。

最後のハイライトは、白焼きと蒲焼き。
今回は、白焼きは、宮崎産と四万十産、
蒲焼きは、宮崎産と岡山産の食べ比べで。

宮崎産のウナさまは小ぶりながら、しっかりと弾力があり。
他のは、最初に見た印象と同様で、細身であっさり。
ご飯と一緒にいただきます。
最後は肝吸い。

今回は、夏のうなサマの個性を楽しませていただきました。

しばらく女将さんに、ベビーシッターの方の調整がなかなかつかず
ということでお会いできていませんでしたが、
この日は久しぶりにお会いできたのが嬉しい。

ごちそうさまでした。
今年初の再訪。
5月に入り、そろそろ天然ウナさまのお出ましか?と期待しての訪問。
久しぶりに店内に入ると、藤本さんが「今日は天然、ありますよ!」とにっこり。
ただ、まだ量は少なく、小さめとのこと。
今回は天然と養殖の食べ比べに。

天然は天草産、養殖は浜松産。

まず、お新香とこだわりの冷奴。
次いで、様々な部位の串たち。
アタマ、ヒレ、一口蒲焼き、しっぽなど。
後半は、天然ものとなり
その香りや食感が段違い。
この日はレバーなどがなく、若干いつもより少なかった印象。

フィナーレは、白焼きと蒲焼き。
ご飯と肝吸い。

養殖ウナさまは、弾力があり力強い。

今回の天然ウナさまは、確かに小さめ。
上品であっさりとした風味で、春らしい。
厚みはしっかりと。

やはり、格別のウナさま。
またネット予約、がんばります。

ごちそうさまでした。
定期訪問。
年末にかぶとさんへ再訪できて嬉しい。

冬に天然ウナさまに巡り合うのは難しいですが
12月に海ウナギさまに出会ったことも何度かあり
今回も、少し期待して行くと
この日も運良く、海ウナギが入ったとのこと。

藤本さんが、そのお姿を見せてくれましたが
青っぽさはなく、黒っぽい。

最初に、こだわりの冷奴とお新香をお願いします。

この日は、いつもより串の数が多いとのことで
蒲焼き系の量は少し控えめで。

串は、アタマ、ヒレ、肝焼き、
ばら身(中落ちにあたる)、
串巻き(しっぽに近いところ)
一口蒲焼き、尻尾、レバーなど。

いろいろな部位で、大いに美味しく楽しみました。
これだけの串を揃えるのに
それは仕込みが大変でしょう。
こちらは、ありがたく、串は一口ふた口で食べてしまいますが・・。

そして、先ほどの海ウナさまの白焼き、蒲焼きが登場。
身が厚く、弾力がすごい。
エサで美味しいものを食べているのでしょう。
外はパリッとしているので、その食感の違いがさすが。

肝吸いで〆。

帰りには、先代の頃から恒例の
かぶとさんの来年のカレンダーをいただいて。

また、来年もネット予約、がんばります~。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
今回は、唯一の4人掛けのテーブル席での予約。
緊急事態宣言が解けて、お酒の提供も復活しました。

藤本さんが笑顔で出迎え。
まず、こだわりのお新香と冷奴をいただきながら
串が焼き上がるのを待ちます。

アタマ、ヒレ、肝、バラ身、一口蒲焼き、レバーなど。
部位ごとの味わいの違いを楽しみます。
途中、肝わさでさっぱりと。

この日の天然は、天草と石巻の食べ比べ。
白焼きと蒲焼き。
石巻産は初めてで、優しい食感。
天草は、厚みがあって弾力がぶりぶり。
蒲焼きのタレも絶品。
追って、ご飯と肝吸い。

やはり、かぶとのうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
今年2回目のかぶとさん。
うまくネット予約でき、17時~の部で再訪。

今回は、お酒を提供できないタイミング。
日頃、うなサマとともに日本酒をたくさん飲まれるお客さんが多いので
滅多にない不思議な風景。
藤森さんも、ご自身のせいではないのに、申し訳なさそうに。

「この日は、岡山児島湾の天然うなぎが入荷しましたよ!」
と、藤森さんから嬉しいお知らせ。

いつものように、お新香と冷奴をいただきながら
まず、さまざまな部位の串焼きが炭火で焼き上がるのを待ちます。

エリ焼き、ヒレ焼き、一口蒲焼き、肝焼き、串巻き、レバー
みな香ばしく、一部、天然の串焼きはさらにワンオクターブ上の美味しさ。

白焼きと蒲焼きは
産地は岡山産の1か所で、違う個体での食べ比べにて。
やっぱり蒲焼きのタレは、このくらいのあまり濃くないのが、自分には丁度よい・・。

冬の太くて猛々しいうなサマとは異なる、優しげな雰囲気の初夏のうなサマ。
それほど大きくはなく、身厚ではありますが、若干あっさりめ。

やはり、季節によって異なるのだなあと。
季節の移ろいを、うなサマの食感で感じるのもおつなもの。

ご飯と肝吸いで〆。

また、違う表情のうなサマに会うのを楽しみに。
ごちそうさまでした。
2か月ぶりの再訪。
前回、腰を悪くしてお休みだった女将さんが
元気に復活されていて安心しました。
アルバイトの女性の方もきびきびと
チームワークよく。

冬でも天然うなサマに何度かお会いできたので
微かな望みを持って伺いましたが、
さすがに、この日は、藤本さんが、申し訳なさそうに
今日は、天然の入荷はないことをお客様ごとにお伝えしています。
丁寧な対応ですね。

この日も、たまたまか焼き場の真ん前の特等席。
ただ、換気のために窓を開けたり、定期的にドアを開けっぱなしにするので
ブランケットが用意されているとはいえ、厚着で臨むことが肝心です。

寒い冬のせいか、この日の冷奴が特に美味しく。
対馬の藻塩といただきます。
お新香も合わせて。

いつものように、尻尾、一口蒲焼き、肝、ヒレ、レバーなど、
さまざまな部位を串で楽しみます。
合わせて、藤本さんが、焼きの合間に、うなサマを手際よく捌くのを拝見。

レバーは、一匹分ずつの小さな肝がひとつずつ丁寧に9つほど串に刺されていて
串サシも大変~、と思いながら、味わっていただきます。
天然分がないので、串の数は少し減りますが充分。

肝わさでさっぱりした後に
白焼き、次いで蒲焼き。追って肝吸い。

写真でもわかるように、地焼きですが、身はふっくらしています。
表面はカリッとしており、これはどうやって実現しているのか・・
『技』としか、言いようがありません。

白焼きでは、2種類のお塩で、うなサマそのものに舌鼓み、
蒲焼きでは、そのタレの按配の丁度良さに「こうでなくっちゃ」と
頷きながら頬張ります。

天然うなサマが登場するときは、やはりこれは美味しいのう〜と
惚れ惚れするのですが、今日の養殖うなサマは、とても頑張っていて、
満足して帰路につきました。
養殖うなサマのみだと、お値段はちょっと控えめに。

ごちそうさまでした。

3か月ぶりに17時~の時間帯に再訪。
この日も天然ウナさまの入荷ありとのことでラッキー。
見せていただいたのは、巨大ではありませんが、スッとして筋肉質っぽく見えるウナさま。
浜中湖産で、いまにも海に出ようかというところだったよう。

最初に冷奴とお新香を頼み、しばし串焼きが焼き上がるのを待ちます。
串焼きは、尻尾、一口蒲焼き、肝、ハラミ、アタマ、ヒレ、レバーと。
香ばしく、部位ごとに違う味わいを美味しくいただきます。

そしていよいよ白焼き。
どちらも身はふっくら厚い。
ただ、同じ浜名湖産の天然でも、個体差で、筋肉質感が違うのが奥深い。
ただ、天然ならではの、生命力の強さを感じるのは共通。
これも、目の前での捌き立て、焼き立てだからこそ。

この日は、女将さんが腰の調子が悪く、ご不在で
おふたりのアルバイトの女性スタッフの方が奮闘。

やっぱり格別のウナさまに感銘。
藤本さんとのやりとりも楽しく。

来年も予約できますように。

ごちそうさまでした。
前回のネット予約で運よく席がとれて、3か月ぶりの再訪。
17時ちょうどにオープン。
換気のため、窓も入口も開け放し。
今回は、若いお兄さんが一部のうなさまの捌きもされていて、成長されている様子。
藤本さんが、この日は徳島・吉野川と浜名湖、2箇所からの天然うなさまが入ったとのこと。

最初に冷奴とお新香。
様々の部位の串焼きを楽しみます。
特にレバーは小さなレバーがひとつひとつ丁寧に刺されていて
ふたくちほどで食べてしまうのが勿体ない・・・。
でも、熱い焼き立てのうちにね。

いよいよ白焼き。
吉野川生まれのうなさまの方が小ぶりながら上品で繊細。

次いで、蒲焼きをご飯をいただきながら。
白焼きで、自分は吉野川産が好みかと思っていたら
蒲焼きになると、浜名湖のほうがタレの中から、これでど〜だとばかりに存在感を出してきて、
白焼きの時よりずっと美味しく感じる。
高いレベルでのせめぎ合い。

う〜ん、うなさまは個体差に留まらず、奥が深い。

今回も大満足。
次回分のネット予約は、コロナ禍で1回転のみ、席も少ないということもあって
惨敗したので、次の機会を諦めずに ( ;∀;)

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
17時〜の1回転のみで営業、カウンター席の人数も少し減らして。

5月ということで、天然うなさまの入荷を期待して伺ったところ
この日は特にすごくビッグな天然ウナギが入ったとのこと。

旧江戸川で獲れたそう。
藤森さんが手に取って見セてくれましたが、
そりゃ驚きで、まるでコブラか・・・と思うほど、太くて長い。
冬にたまに大きくて青い天然ウナギが入ったこともありますが
それをはるかに凌駕する大きさ。そして初夏ということで青っぽくない色合い。

これほどのうなさまは初めて。
目の前で、藤森さんが一気に捌き始めます。

お新香と冷奴をお願いし
まずは、いろいろな部位の串焼きを楽しみます。
今回は初めて肝わさもいただきました。

串焼きは
ひれ、肝、一口蒲焼き、レバーなど、
養殖のあとに天然もので。
天然ものがより香ばしさがあって好み。(写真は天然もののみ

その後、ハイライトの白焼き、蒲焼きと続きます。

養殖との食べ比べということで、並べてみると、その大きさが一目瞭然。
厚みもすごい。
そして、大きいから大味というわけではまったくありません。
冬の大うなさまのような、寒い時期に頑張っている野性味、筋肉質っぽさはなく
温かな季節のなかで、ぬくぬくと暮らしていたのがうかがえる穏やかな柔らかさ。
優しい美味しさに心和む思い。

最後に白ご飯と肝吸いで〆。

こんなうなさまに出会えるのは邂逅というか、
何年、十数年に1度の巡り合いの気がします。
いつも格別なうなさまと言っていますが、今回は『超格別』でした、

うなさまは、もちろん捌き立て、焼き立てに限りますが
個体差も大きく、その日にどういうウナさまに出会えるかという運も
大きな期待でもあります。

ごちそうさまでした。
今年最初のかぶとさん。
1月初旬に天然の入荷はなかろうと思いながら
一応、希望を出しておいたら、入店するなり
「今日は浜松産の天然ガありますよ!」と元気に藤本さん。

さすがに天然の食べ比べするほどの量はありませんでしたが
養殖との食べ比べができるだけでもありがたや。

この日はお豆腐屋さんがお休みで、いつもの冷奴はなく
お新香をいただいて、串焼きが焼き上がるのを待ちます。

いつも、初めてのお客さまにも丁寧に説明されている姿勢も気持ちよく。

串焼きは、エリ焼き、ひれ、肝と続き
お皿が変わって天然のアタマ、ひれ、肝、レバー
やはり天然が、香ばしさが引き立ち、美味しさもひとしお。

ついで、白焼きと蒲焼きは、養殖と天然の食べ比べ。

養殖うなぎは、以前にも一度いただいたことがありますが
鹿児島の横山さんのうなぎ。
このうなさまの特長は、ぶるんぶるんの筋肉質チックな弾力性。
う~ん、力強い。

浜松の天然うなさまは、香り良く、脂がのりながら、なんとなく繊細。
複雑な奥深さを感じます。

蒲焼きは、ご飯にのせて、勝手にうな丼風に。
肝吸いと一緒にいただきます。

この日も満足度高し。
ごちそうさまでした。
ネット予約ができて、3か月ぶりの再訪。
ダクトの工事で、前日までお休みをとっておられたそう。
そして、カウンター席の椅子を全て新調。
「下に荷物が入るようになったんですよ!」と
藤本さんご夫妻が揃ってとても嬉しそうに説明してくれます。
ほんどだ〜。これまでバッグくらいの荷物も置き場がなく、預けるシステムだったので
この真新しい椅子は大きな変化であります。

まずは、いつものように、冷ややっことお新香をいただきながら
藤本さんの見事な捌きを拝見。

天然と養殖の食べ比べはけっこう食べてきたので、
このところは、入荷があればということで、天然の食べ比べを所望しています。

この時期は、天然は入るのが難しいですが、
この日は浜松の天然鰻が入ったとのことでラッキー。

お休みをとられていたので、天然の串はなしなのはザンネン。
しかしながら、養殖でも
エリ焼き、ひれ、肝、一口蒲焼、レバーなど、安定の美味しさ。

藤本さんが見セてくれた2匹の天然ウナさまは同じ浜松産ながら
片方は白っぽく、もう片方はかなり黒い。
そして、これが白焼きになると・・・
上品そうな白っぽいウナさまが、黒いウナさまに比べ、より筋肉質。

人はみかけによらないと言いますが、ウナさまも見かけによらないのであります。

その後に、ご飯と共に蒲焼き。肝吸いも一緒に。
今宵も、格別のウナさまに満足。

帰りには、来年のかぶとさんのカレンダーをいただいて。
来年もたくさん来れるといいな。

ごちそうさまでした。
ネットで空席が出て、2か月ぶりの訪問となりました。
冷奴とお新香を食べながら
ウナさまが捌かれ焼かれて登場するまで待ちます。

藤森さんご夫妻の連携も息がぴったり。
狭いカウンター席で、お世辞にも座り心地は良いとはいえませんが
美味しいウナさまがいただける期待と、心地よい接客でニコニコモード。

今回の天然は福島産だそう。

まずは、串の数々。
養殖のえり焼きから始まり、いつものラインナップ。
天然のウナさまは、あたま、ヒレ、えり焼き、肝焼きと続き、
その芳しさ、香ばしさは格別。(写真は天然のみ)

前回同様、入荷があった場合、天然の食べ比べをお願いしたつもりでしたが
書き損じたのか、天然と養殖の食べ比べとなっていて
蒲焼きは養殖と天然ものにて。

白焼きは、養殖のあとに天然もの。
蒲焼は、一皿に。天然ものは小さめ。

養殖もかぶとさんのはレベル高し。
そして、今回の天然ものは、身が厚めでぷっくり

蒲焼きのたれも丁度良い按配で
肝吸いと共にご飯が進みます。

やはり、天然のウナさまは、あちこちで自由に色々な美味しいものを食べているようで
個体差もあると思いますが、焼きの技術も加わり、風味が抜群。

また、次のネット予約をがんばり、運よく天然の入荷が多ければ
天然の食べ比べをしたいところです。

ごちそうさまでした。
ネット予約ができて、3か月ぶりの訪問が叶いました。
いつものように、冷奴とお新香をいただいて
まずは串の焼き上がりを待ちます。

藤本さんのトークとともに
あたま、ひれ、肝、しっぽに近い身など、
かぶとさんならではの、種類が豊富でパリッとした串たちに舌鼓み。
これもかぶとさんならでは。

今回は天然の食べ比べで、
天草と浜名湖から。
産地というより、個体によって同じ鰻さまでも随分と食感が異なります。
白焼きと蒲焼き。
天草産は初めていただきましたが、なんとなく優しい味わい。

最後はご飯にのせて、鰻さまご飯(?)に肝吸い。

今宵も楽しく美味しくいただきました。
やはり、かぶとさんのうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
前回は、キャンセルが出てのラッキー席でしたが
今回は、自分での予約分。

この日も当然満席でしたが
久しぶりに、うなさまが焼きの現場の真ん前の席に。

GW頃までは、天然はないとご了承の上と注意書きがあったので
そのつもりでいたところ、なんと、その日は岡山の天然が入ったと嬉しい誤算。

まずは、冷奴とお漬物をつまみ、
あたま、ひれ、肝、一口蒲焼きなど、さまざまな串を
藤本さんの軽快なトークと共に美味しくいただきます。
香ばしさがたまりません。

この日の天然鰻は、冬の太い鰻と違い
春のせいか、スマートでダンディな感じ。
いわゆる青ウナギだそう。

藤本さんによると、天然鰻の場合は、
産地がどう・・というより、個体差がとても大きいとのこと。

いよいよ、白焼きと蒲焼き。
岡山生まれの見ためがダンディくんは
やはり食べても、ほどよい脂の乗りで、
春らしく、品の良いうなさま。
焼きの具合も、たれの濃さの按配もちょうどよく。

ご版は少なめで、肝吸いといただきます。

今回もとても満足。

ごちそうさまでした。
1〜2月分のネット予約は撃沈でしたが
キャンセル通知が出て、ラッキーなことに再訪が叶いました。

2回転の17時スタートの最初の回。
もちろん満席の盛況。
今の時期は天然ものが入らないのは、事前に説明いただいています。

藤森さんご夫妻の息もぴったり。
まずは、冷奴とお新香でスタンバイ。

うなぎは串からスタート。
藤森さんの軽快な説明とともに、次々といろいろな部位が繰り出されます。

・えりあし
・あたま
・心臓(ひとくちで)
・ひれ
・肝焼き
・一口蒲焼き
・しっぽ
・レバー

それぞれの素材が活き、新鮮でからっと焼き上がった串たちは、
皆香ばしくとても好み。

・白焼き
・蒲焼き
・ご飯、肝吸い

 養殖でも、やはり群を抜いて美味しい。
 蒲焼きのタレがまた丁度良い按配で。
 
以前の養殖のみのお値段より上昇したようですが
やはり、こちらのうなぎは格別です。

ごちそうさまでした。
今年1月の訪問から11カ月ぶりの再訪。
前回は珍しい冬の天然鰻が入っていて、養殖との食べ比べを堪能。
冬の天然鰻に巡り合えるのはなかなか難しいですが、当たると抜群。
また冬の季節で、さて今回は・・・。
入店すると、藤森さんが、「今日は静岡の良い天然が入ってますよ!」
それでもう、ウキウキです。

いつものように、様々な串がつぎつぎと。
これには、他店ではなかなかお目にかかれません。

蒸してから焼く関東風のえり焼きと、蒸さずに焼く関西風を食べ比べ
すっかり関西風が好みになりました。

・えり焼き
・心臓(ひと飲み)
・肝焼き
・あたま
・天然のヒレ
・中落ち

・レバー
 不ぞろいの大きさのレバーがきれいに串に刺されているのが印象的。
 捌きたての新鮮な肝みで、仕込みの串サシの作業も大変ですね。

・白焼きと蒲焼き、ご飯と肝吸い
 今回の養殖モノは鹿児島で無農薬のエサを使ったこだわりの鰻だそう。
 鹿児島産のおそろしいくらいの弾力にびっくり。
 これはすごいと思ったところに、静岡の天然モノ。
 こちらは、穏やかで優しい味わい。
 これほど、食感が違うとは、相変わらず奥が深い。

前回とほぼ同じラインナップでしたが
やはり、こちらのうなぎは格別です。

数年前までは、年に3〜4回来ていたのが、年1度になり
初回のネット予約は撃沈・・・。
再訪を願って、ごちそうさまでした。
すっかり予約困難店になって、11か月ぶりのかぶとさん。
また冬なので、天然ウナギはムリだろうなあ〜と思って訪問。

入店すると藤森さんが「今日は久々に静岡の良いものが入っていますよ!」

冬の天然ウナギにはなかなか巡り合えませんが、当たると素晴らしいものが・・・
そういえば、以前にも・・・と思い出してみると
一昨年(2015年)のまさに12月、まだ先代の親父さんの頃、
同じ状況で静岡の天然ウナギを養殖と食べ比べでいただいたのでした。

2年ぶりの僥倖。
ラッキーです。

藤森さんが、捌く前の長くて太い立派な天然ウナギを見せてくれました。
う〜、カッコイイうな様です♪

いつものように、最初に冷奴とお新香をいただきながら、串が焼き上がるのを待ちます。
初めての方を対象に、エリ焼きでの焼きと蒸しの違いの説明から入り、
真っ赤な心臓が提供されます。

元気に動かしていた尻尾、新鮮でなくては出せない肝。ウナギの香ばしさ。
やはりたまらないですね。
こういう串をいただけるのは、かぶとさんならではと思います。

白焼きと蒲焼きは養殖と天然が1つのお皿に並んで提供。
ひとめで厚みの違いがわかります。
養殖ものも、充分美味しいのですが、今回の天然は特に筋肉質でぶりっぶり。
これぞウナギ!という味わいが、ぐんぐん主張してきます。
気のせいか、静岡の海の香りもするような・・・。

じっくり味わっていただきました。

すでに1年近く予約は埋まっていて、かつてのように帰り際に予約はとれず、
追って電話をするシステムに変更。
またいただけますように!

やっぱり、かぶとのウナギは私にとって格別です。

ごちそうさまでした。
7か月ぶりの再訪。
藤森さんに代わってから2回目になります。
アルバイトの若い女性がおふたり加わっていました。
女将さんは、時々、焼くのもサポート。

ザンネンながら、この日は、天然の入荷はなし。
この日は3組の方たちが初訪問。

いつもの冷奴とお新香でしばしスタンバイ。
まずは蒸したえり焼きから始まります。
その後、串は、ひれ、肝、ひとくち蒲焼き、尻尾、オオカマ、レバー。
1本をふたりでというのも、けっこうありました。

裂き立て、焼き立てがこちらの美味しさの秘訣。
やはり、皆、養殖ものでも安定の美味しさ。


白焼き、蒲焼き、ご飯と肝吸い
ふんわり。白焼きは、2種類の塩をお好みで。

さて、どんどん訪問間隔が長くなっておりますが、
いよいよ次は、12月と約1年先に(;'∀')
人気店は、1年に1度なんてことが定着しないことを願いますが・・・。

ごちそうさまでした。

◆2016.6再訪

半年ぶり。親父さんと女将さんが引退されて、初の訪問。
藤森さんと若奥さまの「かぶと」になって、2か月半経ったタイミングです。。

2回転目の19時半に到着しましたが、17時〜の1巡目がまだ終わらず。
以前は2時間単位でしたが、やはりおひとりで捌いて焼いて・・は大変でしょう。
1か月前に入ったという、お酒を出すのを手伝う程度の若いお兄ちゃんが一人いました。

親父さんが毒舌をまき散らしている隣で、寡黙にずっと鰻を捌き続けていた藤森さん。
もちろん、適宜、きちんとお話しはされますが、無口なほうなのかな・・と思っていましたが
捌いて、焼いて、時にはお酒も準備して・・・とイキイキとして大活躍です。

この日は、霞ケ浦の天然鰻が入っていて、養殖との食べ比べコースで。

冷奴とお漬物をお願いして、以前と変わらず、いろいろな串が出てきます。
(タイミングはやはり、時間がかかりますね)

えり焼きから始まり、あたま、ヒレ、しっぽ、ばらみなど。

心臓はひょいと飲み込み
その後、白焼き。養殖もののあとに天然。

今回のは、かなり大きな鰻。厚みがあって、とても脂がのっています。
養殖でもなかなか美味ですが、天然は、霞が浦の湖の香りがするような・・・

蒲焼き。大きな天然鰻なので、2人で1匹で。
養殖と一緒にお皿に載ってきます。
鰻のお皿に残るタレが、鰻の脂が混じって抜群に美味しいと教えてもらい、
ごはんにかけて、うな重っぽくいただきます。

若奥さまも、以前からお手伝いされていましたが、明るく、甲斐甲斐しく、感じが良いです。
美味しく、楽しく過ごせました。
次は・・・お〜っと、7か月後です。天然はムリそうだなあ。

ごちそうさまでした。

==============================
◆2015.12再訪

5か月ぶり。
冬なので、天然はムリかなと半ば諦めていたところ、
「今日、入っているよ!」と親父さん。

静岡のほぼ海のところで獲れたうなぎだそう。
やった!冬の海の鰻は、とても大きくて絶品という話。

捌くのを見ていると、ほんとに大きい!色も違う!
その後、養殖物が出てくると、大きさが7割ほどで、まるで子どものように見えるほど。
今年の終わりに、そして、親父さんに焼いていただく最後に、
こんな立派な海のうなぎさんに遭遇できて、幸せです。

食べてみると、前に食べた天然ものと、噛みごたえが違い、香ばしい。
文句なしに美味しいです・・・。
いつものように、冷奴やお新香。
その後、いろいろな部位の串焼きをいただきます。

親父さんは風邪を引かれてしまい、マスク姿。
いつもより静かで、ちょっと寂しい・・(w_-;

白焼き、蒲焼きは、養殖物と天然が一緒に。
天然の身の厚さが、ふっくら感が際立ちます。
ごはん小でもお腹いっぱい。

すっかり満足して、次の予約・・
うっ・・・半年後〜でした。

帰りには、女将さんが昨年と同様に、来年のカレンダーを。
随分、先になってしまいますが、また伺いますね。

ごちそうさまでした。

===============================
◆2015.7再訪

平日夜に訪問。7月なので、今度こそ天然鰻・・・。
でも台風の影響でNG?など、
どきどきしながらカウンター席に。

親父さんが、「今日は静岡のが入ったよ」と、にんまり。
やったね。苦節6回目にして、念願成就(笑)

「食べ比べ」なので、養殖と天然ものの両方が出てきます。
まず、いろいろな部位の串焼き。
部位によっては、鰻数十匹でやっと1串になるそう。
ありがたくいただきます。
途中で、天然もののも数点出てきて、やはり食感が違いますね。
絶品です。

両方出るので、量が多くお腹が一杯になります。
蒲焼きも、まず養殖ものが出て、普通に美味しいところに次に天然もの。
厚みが違いますね。盛り上がっています。
捌くのも、天然ものの方が、抵抗を感じるそうです。
ワイルドなんですねえ。

親父さんと女将さんにお会いできるのも少なくなってきて寂しいです。
ごちそうさまでした。

=================================

◆2015.4月再訪(4回目)

前回、「天然、定かでないけど、入ったらすごく美味しいよ」
ということで、入る確率が高くなるように予約の時期を遅くするか
競馬の大穴を狙うような感じで、最短にするか・・・
結局、最短の予約で今回は伺いました。

残念ながら、天然はありませんでしたが、
養殖でも相変わらずの美味しさ。
多彩な串の数々はこちらならでは。

いただいたものは、前回とほぼ同じ。
次回は、最短でも、今回より期間が空いてしまいますが
今度こそ、食べ比べさせていただきます。

ごちそうさまでした。

=============================
◆2015.2再訪(3回目)

この時期、たまに定置網の天然うなぎが入るそうですが、今年はまだだそう。
それが食べられなかったのは、ちっと残念ですが
いいのです。定期的にこちらで美味しいうなぎを食べて、
元気な親父さん節を聞いていれば・・(笑)

養殖でも、ここでは格別のうなぎ。
冷奴と有機野菜の漬物からスタート。

今日も、多彩な串物。
新鮮だからこそのキモ、肝臓、うなぎが活動するのによく動かすから一番美味しいという
尻尾には、毎度唸ってしまう。
白焼きのうなぎは春に向けてのものでふっくら。
蒲焼きのうなぎは、冬のしっかりした歯ごたえのものと種類が違う。

今度伺うのは、春。
また、うまくいけば・・という感じですが、予定が入っただけで楽しみです。

======================================
◆2014.12再訪

2回目の訪問では、養殖と天然の食べ比べができると聞いていたので、
それが叶うとわくわく。

先に入ったお客さんに、今日は海のウナギが入ったと言ってるのが聞こえ、
注文時に「こちらも2回目なので、食べ比べでお願いします!」と言ったところ
「あ~、予約のときに言わないと~、今は天然少ないし・・・。今日はないよ。」
そうでしたか・・・。

2回目は必ず・・と思い込んでいたのが浅はかでした〜。

よっぽど残念な顔をしていたのか、やっぱり天然食べたいよね~と言って
親父さんが、天然ウナギの串を3本用意してくれました。
優しい・・・。食感が違いますね。

前回と同様、最初に奴とお新香、その後いろいろな部位を串で、
そして白焼き、蒲焼きといただきましたが、他では味わえない美味しさです。

次回こそは、天然ウナギとの食べ比べと予約を入れ、
(まだ、時期的には難しい時期だそうで、確約ではありませんが)
来年のカレンダーもいただきました。

来年は、たくさん伺えますように。
ごちそうさまでした。

==================================

◆2014.11訪問

さっぱり電話はつながりません。
やっとつながり、今回の訪問となりました。

ほぼカウンタのまんなかの席。
早速、大将の毒舌が始まります。
たぶん、文字にするといろいろきついんでしょうけど、
なんというか湿気がないんですね。
カラカラと笑えました。

女将さんは優しく、「前にいらしていただいてますよね?」
「いいえ、今日が初めてです。」
「あら、そんな気がしないわ。」
「じゃあ、馴染んでいるんですね〜、うれしい、うれしい」
と最初からイイ気持ちに。

初回なので、養殖のみ。
目の前で捌いた鰻のいろいろな部位が食べられ、皆美味しい。
串で出たものは、写真を撮ってすぐ食べないと怒られそうで、
全てすぐパクついたため、写真は1枚のみ(笑)
うなぎはしっぽが美味しいって学びました。
心臓は、生まれて初めて見て、ひゃーとか言いながら一気に飲み込み〜。

白焼き、かば焼き、そしてごはんがまた美味しい。
その間も、毒舌は冴えわたり、狭いカウンターの席ですが、とても愉しかったです。
この感じは、「楽しい」でなく「愉快」の「愉しい」がぴったりきます。

まだ天然ものをいただいていないので、次回が一層楽しみです。
これが食べられるのなら、池袋は遠く感じない!(笑)

ごちそうさまでした。

  • 白焼き(宮崎、岡山)
  • (説明なし)
  • 蒲焼き(アップ)

もっと見る

5位

くろぎ (湯島、上野広小路、上野御徒町 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/06訪問 2015/07/01

美味しさとおもてなしで魅了 

(2015.6再訪)
予約時間の5分前に到着。
6席あるカウンター席の真ん中を勧められ、黒木さんの真ん前に。
今日は、見事な包丁さばきを見ることができます。ワクワク。

まずは、先付。
上に生山葵がのった温かい焼き胡麻豆腐で、ほっとひと息。
万願寺とうがらしの煮びたしを鰹節と。

・鱧のお椀
今年の初めての鱧。韓国の最高級の鱧です。
韓国の鱧は、日本の鱧と違うエサを食べているのため、より美味しいのだそう。
出汁は鱧の骨からとっていて、冬瓜とじゅんさいが一緒に。
もちろん美味しいですが、私にはちょっと味が濃いかな。

・八寸
エンドウ、フルーツトマト、牛蒡、青梅、谷中生姜、ばちこなど、綺麗な彩り。

・焼物 若鮎 塩焼き
先に、元気にピチピチ泳いでいるところを見せていただいた、これも今年初物。
若いので、あっさりした味わい。

・鱧のタタキと鱧の骨の唐揚げ
大きく立派な鱧がまな板に登場。黒木さんの鱧の骨切り。さすがです。
この音で、夏の訪れがもうすぐと感じることができます。
鱧は、生命力が強くて、時には噛みついてくるそう。
今、包丁を入れているときも、最初のうちは、ピクピク動くのが見えます。

・お造り 境港の鮪と淡路の鯛
本日の圧巻。
きれいな色の鮪です。鳥取の境港で150kg。
築地での1番のセリだった最高の鮪と、ちょっとうれしそうにおっしゃります。
新鮮なきれいな色のものと2日寝かしたもの(ちょっと色味が薄くなっている)の食べ比べ。
それから、今度はまな板には大きな淡路の鯛。なかなか上品なお顔をしています。
鮪はちょっと寝かしたものは、少しねっとり感が出ますね。
鯛はオーソドックスに美味しい。

・炊合せ 四万十の青海苔に、温かい飛竜頭
その中に利尻の雲丹が入っています。
北と南の出会い。

次は、またまた本日のハイライト。

・天然うなぎ
これは徳島の牟岐川(むぎかわ)から直接仕入れたそう。
全く初めて聞く地名で、地図も見せてくださいました。
鰻は蒸してはいけないんですよ。東京は出前があったから、蒸してたけど・・・。
あ〜、「かぶと」の親方も、蒸すのはクソとか言ってましたね。
同じことを伺いました。
これも、今年初めての天然ウナギ。ほんわり美味しい。

・「うすい豆の炊き込みご飯」
豆ごはん大好きなので、うれしい。
今日はお肉料理が出なかったので、皆さんと一緒におかわりまでしちゃいました。

水だしコーヒー 和菓子店で出しているもの。
今、和菓子店では、かき氷を出す準備をしていて、
そろそろOKが出せるかなという感じだそうです。

最後は、黄粉のわらび餅 。黒蜜を添えて。
これも絶品です。

堪能しました。
その日の食材で、今手に入る一番良いものを良い状態で使おうという意思が伝わりますね。
目の前のものは皆、素晴らしい。
それが、間違いのない技術で、美味しい料理の数々に。
もちろん、これほどの予約困難店になっても、気さくでおもてなしの心も忘れません。

お会計でレシートをいただき
その日のコースは、2万円+お酒代+サービス料10%+消費税。

帰りは、炊き込みご飯のお土産をいただき、黒木さんが外までお見送り。
次回については、またお電話でということでした。
のびのびになっている引っ越しは、来年初旬だそう。
再訪を楽しみにしています。


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(2014.7)
超予約困難のお店。
案内されたのは2階の個室。ゆったりできるスペースです。

鮎は、女将さんが、事前に入れ物に入った元気な活鮎を見せてくれました。
1番印象深かったのは、御椀 。
鱧と、惜しげもなく岡山産の早松茸がふんだんに使われた出汁が最高。
八寸ではばちこ。お造りでは鯛が濃厚。

メニューにない宮崎牛、バターの香りがするとうもろこしご飯の頃には、もうお腹が一杯・・。
手作りのくずきりは別腹で完食。くろぎの和菓子とコーヒーも。
黒木さんは2度こちらまで出向いて、歯切れの良い説明をしてくださりました。
やはり、料理の質とおもてなしのつぼを押さえた接客はさすがです。


  • 焼き胡麻豆腐
  • 万願寺とうがらしの煮びたし
  • 鱧のお椀

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6位

豪龍久保 (乃木坂、表参道、六本木 / 日本料理、そば)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/12訪問 2015/12/31

剛くてシンプルで潔い、繊細な柔らかさも合わせ持つ日本料理

(2015.12)
今年最後のレビューは、豪龍久保さんで。
今年限りの1,5万円のカジュアルコース。
久保さんは妥協なしなので、安心してこのコースでお願いできちゃいます。

この日は、個室は一杯でしたが、カウンター席のあと2組の方が遅れるという連絡があったそうで、
鯛ご飯まで貸切状態(!)で、久保さんとお話しながらのお食事。

選りすぐりの素材に工夫をこらした数々のお料理と楽しいお話と、
至福のひとときを過ごさせていただきました。

いただいたのは、
・香箱蟹
 いきなり身だくさんの蟹さんの登場

・鱈の白子
・からすみとふぐの皮の煮こごり
・ふぐのたたき

・ふぐの唐揚げ
  香ばしいですね〜。

・お椀:菊花椀
  お出汁も美味しく、菊の花が美しい。

・お造り:スミイカ、金目鯛、由良の鯛
  お造りのレベルでお店の実力が出ます。
  ねっとりとしたスミイカ、分厚い金目鯛、あとから素晴らしい鯛も。
  言うことなしです。

・焼き物:千葉のかます ほおづき

  大きくて、身の厚みもすごい。食べ応え十分。

・煮物:島根のクエの酒蒸しと三浦大根
    
・お食事:鯛ご飯、からすみをかけて、味噌汁、香の物
  これも身の厚い鯛がたっぷり入っています。
  カラスミのフレークもたくさん添えていただきました。
  (ちと、カラスミは苦手なので、少しだけ・・)
  食べ切れない分はお土産で

・ぶっかけ蕎麦(十割)

 十割でもお蕎麦が光っていて、つるつる・・。さすがです。
 どちらかというと、せいろで食べたい・・。

・ラ・フランスのコンポートとジュレ

 このデザートも、好みです。さっぱり美味しい。

ということで、大満足でした。

来年からお値段アップで、
限りある小さなお財布の中から、どのくらいひねり出せるか・・(笑)

ごちそうさまでした。

今年1年、数あるレビューのなかから、ご訪問いただき、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします (^○^)/
良いお年をお迎えください。

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(2015.9)
平日夜に再訪。いつの間にか、半年も空いてしまいました。
お気に入りのお店なので、とても楽しみに。
15,000円のコースで、久保さんの妥協のない素材選びと確かな技術。
秋の味覚を堪能しました。
(23,000円、3万円のコースもあります)

(先付)お浸し
 最初はさっぱりと。イクラで秋を感じます。

(凌ぎ)「紫ずきん」、モチ米、栗
 「紫ずきん」は初めて。
 京都で作られている黒大豆の枝豆で、大きな粒で甘みが多い。
 出回るのが9月中旬〜10月下旬と、とても短期間。
 食べられて幸運。

(揚げ物)アマダイ、海老芋、舞茸
 秋は松茸に興味がいきますが、この舞茸も、原木栽培上質のもの。
 上品な揚げ立てを、お塩でいただきます。

(お椀)松茸と鱧
 この日のハイライト。松茸は、岩手の久慈のもの。
 松茸は、その日の分のみ、厳選して仕入れるそう。
 出汁もしみじみ美味しく、絶品です。

(向付)淡路の鯛、石垣貝
 鯛は3切れですが、美味しそうで、思わず1切、写真撮る前に食べてしまいました(笑)。
 身は厚く、ねっとりしていて、最高のお刺身。
 石垣貝は別のお皿で。上品な味わい。

(焼き物)秋刀魚
 秋刀魚を炭火焼で。骨煎餅も一緒に。
 この小さなお魚に、細かな仕事が沢山されています。

(炊き合わせ)絹かわなすと雲丹
 「絹かわなす」は、愛媛の西条市で作られる、名の通り皮が薄い伝統の茄子。
 甘みのある茄子と雲丹のハーモニー。

(ご飯)むかごの炊き込みご飯、赤出汁、漬物
 最初に土鍋で、むかごがたくさん入ったご飯を見せていただきます。
 次のお蕎麦に備えて、美味しいですが、おかわりは控えます(笑)

・なめこの冷やし十割蕎麦
 お蕎麦が絶品なんですね。お蕎麦やさんも真っ青(笑)

(水菓子)黒豆のムース
 丹波の大きな黒豆が入っています。
 ムースにはきな粉の味わいもあり、それほど甘くなく美味しい。

今回は、いろいろなお話で会話も楽しく、とても居心地のよい空間のなかで、
美味しい秋の逸品をいただくことができました。

豪龍久保さんのお料理は、剛くてシンプルで潔い。
かつ、繊細な柔の部分も、随所に垣間見ることができます。
(しんばし星野さんは、柔らかさのなかに、芯の強いたおやかさ)

また、良いものを食べてもらおうという情熱、向上心の強さには頭が下がります。

早めにいらしていた先客のお客さまがすでにお帰りにになり、最後となったため
帰りは、久保さん、女将さん、お弟子さん、皆さんお揃いでお見送りいただきました。

良いお店です。ごちそうさまでした。

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(2015.3)
ぜひ行ってみたいと思っていたお店。
シンプルで清々しい6席のみのカウンター。
個室は入口も違う別室になっています。

お任せコース 15,000円 をいただきました。

最初に、松葉ガニと春の山菜
3月も後半となり、カニも最後ですね。

・天然とらふぐ、皮の煮こごり
3キロの天然とらふぐの皮のみから造られ、
こんなにプリプリしているのに、ゼラチンは使わず、
ふぐそのもののゼラチン質のみで固めているそうです。すごい。
薄味で、ふぐ出汁そのものの味が楽しめます。

この天然トラフグのヒレ酒をいただきました。
いいですねえ。

・天然トラフグの白子の茶碗蒸し
大きな白子が1つ、茶わん蒸しの入れ物のまんなかを覆うように鎮座。
感動的に大きく、卵の容量より、白子のほうが多い・・。
紀州備長炭でじんわり焼いてあり、皮は香ばしく、
なかは、アツアツでクリーミー。絶品です。

・揚げ物 天然トラフグの唐揚げと春の山菜の天ぷら
あっさり塩でいただきます。
フグの唐揚げも、身が締まっていて、春ならでばのふきのとう、
空豆などとも合います。

・お椀 京都の筍と九十九里のハマグリとわかめ
これぞ、春の逸品。
筍は、京都の生産者さんから完全無農薬のこだわりの良品を
直送してもらっているそうです。
ハマグリのお出汁がたっぷり出て、優しいお味。

・お造り 淡路の桜鯛
3キロ越えの鯛だそう。
塩とお醤油の両方で。鯛好きにはたまらない旨み。

・焼き物 金目鯛の炭火焼き
ふんわり焼いた千葉産の金目鯛。
お口直しにきれいなオレンジのほおずき。

・甘鯛の焼きびたし
火を通して甘鯛のふわふわになった身と
極上の出汁のハーモニー。

・じゃこの炊き込みご飯と味噌汁、香の物
もうかなりお腹いっぱい。
次に十割せいろがあるのがわかっていたので
ご飯は少なめで、あとは包んでいただきました。

・十割せいろ 
久保さん特製。お蕎麦屋さん顔負けです。

・あまおうの白ワインゼリーがけ
大きな粒のあまおうで、最後にさっぱり。

お食事の出てくるタイミングも丁度良く、
着物姿の女将さんが、こまめにおしぼりを取り換えてくれたり
丁寧な接客です。

厳選された素材を卓越した技術で、こだわりの日本料理を創りあげる。
「料理には、皆さん、それぞれ好みがあると思うんですが
私には、自分のこだわりがあって・・・。」
とおっしゃる久保さん。

万人受けするように媚びないという意味と解釈しましたが
私は、そのこだわり、好きです。
でも、久保さんのお料理は、皆さん、口をそろえて美味しいと言うと思いますよ。

今回は、冬の豪華な食材と、春先の食材の両方を楽しむことができました。
次は、春満載の頃に伺いたいと思います。

ごちそうさまでした。

  • (2015.12) 香箱蟹
  • (2015.12) 鱈の白子
  • (2015.12) 河豚の唐揚げ

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7位

エスキス (銀座、有楽町、日比谷 / フレンチ)

2回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2017/02訪問 2017/02/11

洗練された軽やかで繊細なフレンチ

久しぶりのエスキスさん。
休日ランチで訪問しました。
白を基調とした店内は、シンプルながら随所にこだわりが感じられます。
この日は、オープンの12時から次々と来店され、満席の盛況ぶり。

いただいたのは
〇ランチコース 11000円(+サービス料12%)

 好きなドリンク1杯とミネラルウォーターが含まれています。ぶどうジュースで。

・毛蟹のタルタル 米粉
・栗のフラン 雲丹
 どちらも和の素材を活かした軽やかな一品。

・パン
  定番のパンとバター、岩塩

・アンディーブ(チコリ)の黒トリュフ包み
 綺麗な黄色の花びらが開いたようなアンディーブと西洋わさびのムースの緑。
 色鮮やかなコントラストの美しさに息をのみます。
 ただ、お味は、やはり苦味が少しありますね・・。

・魚料理は、相模湾のメヌケ。
 白身の深海魚。蒸してから焼くため、なかはふわりと、外はカリっと。
 爽やかなレモンソ―スでいただきます。
 なんと、おぼろ昆布がさりげなく添えられていて違和感がないのは、さすがです。

・肉料理は、ラカンの鳩。
 モモと胸肉。レバーも。これは、白人参のソースで。
 ふっくらした、ゆたかなお姿。
 火入れ加減が抜群で、肉質は柔らかく、滋味が溢れていて、ずっと食べ続けていたい・・(笑)
 添えられているのは、鳩のレバー、蕪、アプリコット、ナッツ、さらに黒米も。
 
・ジンのゼリー 熊本の晩白柚
 お口なしにサッパリと。

・デセール
 お楽しみのデセールは、チョコ、バニラアイス、ナッツなどが美しく。

・コーヒーと小菓子
 小菓子は、さらに小箱に入っておみやげでも供されます。

やはり、洗練された軽やかで繊細なフレンチ。
和の食材がいろいろ取り入れられていますが、
その視点が、ベガさんならではといった感じです。
これだけのテーブル数で、お料理の出てくるタイミングもほどよいのも快適。

ホールのスタッフには、作務衣のような衣装を着用された若い方たちも多く、
メニューの説明など、一生懸命さは伝わりますが、
ベテランの方たちとの差がつきすぎてしまうのが、ちょっと課題かもと思いました。

ごちそうさまでした。

休日のランチで訪問。
今回は、前菜が2皿の1万1千円のコースにしました。(+サービス料12%)

場所は、銀座の一等地のビル内。
すてきなエントランスからエレベータで9階へ。
スタッフがにこやかに席へ案内してくれます。

ところどころにウッディな色味が入り、温かみがあります。
席は、プライベート感を保てるように上手に配置。
窓が大きく、陽光が入り、丁度良い開放感。
なかなか好みです。

コースには、最初のドリンクが付いています。
この日は15時から予定があったので、ソフトドリンクのラインアップから
深い味わいのアイスティーをチョイス。

・フィンガーフード
キューブ型のすいかにイクラが載っています。
色鮮やかな正方形の赤の上にさらに丸い赤が重なり、最初から鮮烈な印象。

他の方より少し若めの方が、とても丁寧にお料理の説明をされるのですが、
一皿にいろいろな要素が加えられていて、残念ながら憶えられてません・・・。

・前菜1:
北海道のホタテにタピオカの食感が入った柑橘系のジュレ。
パプリカのチュイールがアクセント。
こちらも夏らしい爽やかな一品。

・前菜2:
格別に美しい一皿です。
ストラッチャテッラの上に、
もえぎ色のグリーンアスパラガスが円柱のように立ち、
可憐な紫の花びらと共に。メロンも加わり、
下にはグレープフルーツとキュウリのゼリー。

・パンとバター
バターは、フロマージュが入っていて、クリーミー。
「これだけで食べても美味しいくらいですよ。」
ほんとです。さらに、一緒に添えられた岩塩をつけると、さらに美味しい。
もちろん、パンもレベル高いです。

ここで、飲み物を・・・。
アルコールはいただかないはずが、やはり白ワインをグラスで・・。
若林さんにフルーティなものを選んでいただきました。(2000円)
(ラベルをちらっと見ただけなので、銘柄を覚えておらず残念)

お魚料理
・山口の甘鯛のポワレ
表面はカリカリ、身はジューシー。
感心しながら食べていると、
「魚の身の状態を最善に保てる温度加減が、わかったんですよ。」
なるほど〜。

・お肉料理
ブルゴーニュの乳のみ仔牛〜低温ローストで
見た目も綺麗。お肉はフレッシュで旨みがすごい。

・プレデセール
オレンジのジュレのような感じ。
これは、高橋さん(2013年にこちらのプルミエ・メートル・ド・テルに就任)が運ばれて
いろいろお話をしているうちに、内容をすっかり忘れてしまいました。

 ・デセール
テーマとして
「木をモチーフに」「梢/解放」と書かれたペーパーが置かれていましたが
まさに、それを現した一品。
デザートでこれを表現するとは、すごいイマジネーションですね。
ハーブなど多くの緑の素材が使われたデザートです。

・ミニャルディーズ
 ヌガー、カヌレ、マドレーヌ

・カフェはコーヒーで。

さらに、お土産として、小菓子をいただくというのも、嬉しい趣向。


雰囲気もセンスが良く、
お料理は、全体的にイマジネーション豊かで、美しく且つ美味しい。
大好きなエクアトゥールが繊細で凛とした美しさなら、
こちらは軽やかでシンプルな美しさという印象を受けました。

さすがですね。
店名と場所で、グランメゾンのようなところかと勘違いしていて
当初はBMしていませんでしたが、
上品な空間でありながら
それほど、格式ばっておらず、皆さんフレンドリーです。

とても気に入りました。
また、季節を変えて伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。


  • 毛蟹のタルタル 米粉
  • 栗のフラン 雲丹
  • アンディーブの黒トリュフ包み

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8位

あざみ野うかい亭 (あざみ野、江田 / 鉄板焼き、ステーキ)

2回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2017/08訪問 2017/08/14

ラグジュアリーな非日常空間で、ライブ感たっぷりの鉄板焼きステーキ

こちらは「食べログ」で、自分の初キリ番:100レビューにした地元の素敵なお店です。

久々に休日夜に再訪。
あざみ野駅から数分。広い敷地内に瀟洒な2階建ての洋館が佇んでいます。
まずは、シックな応接室に案内され、冷たいフレーバーティーがサービスで供されます。
緑豊かな素敵な内庭を見ながら、ほっと一息。

ほどなく、いよいよメインステージへ移動。
内装もゴージャス、あちらこちらに美術品や調度品。

この日は満席の盛況。あちこちでシェフがステーキを焼き上げています。
スタッフの方が写真撮影などされていて、記念日使いの方たちも多そう。

いただいたのは
◆ランプステーキコース 10800円 (消費税込み、+サービス料10%)
 ドリンクは、葡萄ジュース(赤) 1080円、ペリエ 1300円
  
・マンゴーと生ハムのサラダ
 マンゴーの濃いオレンジと生ハムのピンク、少しチーズも。
 爽やかで、食欲を増進させる一品。

・オマール海老のグリエ スパイスの香りで
 おおぶりのオマール海老に満願寺唐辛子を添えて

・パンとオリーブオイル


・冷製トマトのカッペリーニ
 これも夏らしくさっぱりと。

・うかい特撰牛ランプステーキ
 ここで、担当されるシェフが登場しご挨拶。
 いよいよ主役の出番です。
 うかい亭は、どこの銘柄牛と決めず、その時に良いと思ったお肉を仕入れるシステム。
 この日は、イチボ。好きですねえ。
 焼き加減はミディアムレアで。

 バターを惜しみなく投入し、その中で焼き上げていきます。
 見事な手さばきも楽しみながら、できあがり。
 とろける美味しさです。

・ガーリックライス(+1620円)
 これは鉄板焼きにはずせません。
 シンプルなガーリックライス。
 お味噌汁とお新香もセットで。

ジャスミンティーをいただいて、2階の応接室移動。
真ん中に大きな生花が飾られ、ここもゴージャスな雰囲気。
うかい亭特製のデザートを好きなだけ選べるのでワクワク・・・。

と、運ばれてきたのが5種類。
前はもっと多く、焼き立てのフィナンシェが絶品だったのですが・・・。

このクライマックスシーンを期待して、
スープや魚・鮑などが増える上のコース(15000円、19000円)をやめたのに、
やはり、ガーリックライスも追加したせいもあって、2品が限界そう(笑)

まずは
・桃のコンポート
 無難な感じ。

「パイナップルの冷製ジュレ」にも惹かれましたが、
ビジュアルがカッコ良かった
・北海道のソフトクリーム
 濃厚ですが、少し甘め。

このお値段でのセットとしては、とてもお得感はありますが、
洋菓子店も別途展開されていることを考えると、
もう少し凝った一品も入れて欲しいかな。

・コーヒー
・小菓子(抹茶のクッキー)

なにはともあれ、都内に比べて手軽に非日常感と上質感を味わえる良店です。

ごちそうさまでした。
食べログを始めてもうすぐ5カ月というところで100件目。
行ってみたい初訪のお店にしようかとも思いましたが、
幸運なことに(?)未レビューだった、地元の素敵なお店にすることにしました。

あざみ駅から徒歩で行ける(坂道ですが・・・)近さが何より。
エントランスを入ると、優美でモダンな邸宅。

ラグジュアリーなインテリアや華やかな調度品、季節を彩る庭園などが
日常の喧騒を忘れさせてくれます。
そして、うかい特撰のお肉をはじめとしたパフォーマンスも楽しいお料理の数々や
時に生演奏も行われる、広い別室で好きなものを選べるデザートタイム。
滞在中は、ずっと心のこもったおもてなしで、
上質な「うかいワールド」を満喫することができます。

今回は、19時に訪問。
メニューから、旬の味覚とうかい特選牛コース(14,040円)。

・ローストビーフのサラダ
 「黒トリュフを追加料金でいかがでしょう?」と言われ、お願いしました。
 まず、大きな黒トリュフそのものをかご一杯に見せていただき
 それから、おもむろにサラダに削り入れ・・・
 というパフォーマンスも、楽しませてくれます。
 香りも相まり、豪勢なサラダでスタート。

・ムール貝のマリニエール
 国産のムール貝だそう。普通に美味しい。

・ポロ葱のロースト
 「すごく太いネギなんですよ。ご覧ください。」と、
 調理前のものが、目の前にその日に使う野菜たちと一緒にディスプレイされています。
 ねぎが主役になって、きれいに登場するのは新鮮。
 

・タラバガニと冬カブのヴァプール
 タラバガニときたら、パフォーマンスがないはずがありません。
 まずは、ナマの大きな足を見せていただき、
 それから、蓋をかぶせ蒸します。
 しばし後に蓋を開けると・・・真っ赤に変身。
 これを旬のカブと合わせ、上品に。

・メインのうかい特選牛ステーキ
 ひとりづつ、違うものをいただけるということで、サーロインといちぼ。
 こちらでは、産地はこだわらず、うかいの視点でその日の良い肉を仕入れるそう。
 この日は、但馬牛と山形牛。
 ミディアムレアでいただき、個人的には、サーロインが好きでした。

ワインとともに素敵なディナーでした。

・デザート
 お待ちかねのデザートは、2階の別室へ。
 「お好きなだけどうぞ。」ということで、今宵はたくさん・・と思っても
 やはり、おなかがいっぱいで・・・。
 (胃袋がもうひとつ欲しい)
 でも、焼きたてのフィナンシェははずせません。
 あと、ティラミスといちごのデザートも。

受付から、シェフの方まで全てのスタッフの方たちの応対に、
心からのおもてなしの気持ちが伝わり、とてもリラックスして過ごせます。

うかいグループ全体として掲げている3つの要素が
「物語のある空間」、「最高の料理」、「おもてなしの心」。
これが、ひとつひとつのサービス提供に反映されていると思います。
これからも、いつ伺っても、いつものうかい亭でいていただきたいですね。

ごちそうさまでした。


  • 完成!
  • 待合室でフレーバーティー
  • マンゴーと生ハムのサラダ

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9位

鮨 銀座 おのでら (東銀座、築地市場、銀座 / 寿司、日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2015/04訪問 2015/04/06

築地と北海道のネタのいいとこどりで、確かな技〜元気で楽しい雰囲気も好ましい

(2015,4再訪〜3回目)

1か月半ぶりの休日の昼に再訪。
初訪のときの、13貫(8000円)にしようかと思っていたところ
15貫(10,000円)で、ぼたん海老が入るというお話で
そんなに食べられるかなと思いながらも、15貫でお願いしました。

また、センター席で、大将に握ってもらえました。
まず、山葵をおろしているところから、私の席まで
山葵の良い香りが・・・。
「いい山葵ですね」と声をかけると、御殿場の決めたところから上物を
仕入れているそうで、この大きさで3年かかっていますとのこと。
やっぱり、日本料理やお寿司は良い山葵が大事ですね。

最初は茹でた蛸。金目鯛、桜マス、アジ、綺麗な切れ目が入ったスミイカ、
炙ったのどぐろに柚子ではなくじゃばら、赤貝、ヅケ、
宍戸湖の白魚(この大きさが一番良くて、なかなかないそう)、
煮鮑、ここで生のぼたん海老が登場!頭の部分は焼いていただきます。
ぼたん海老、とろける〜。
小肌、大トロ、北海道浜中の塩水ウニ、穴子、最後に玉。
口直しに、茄子。いつもの抹茶のブランマンジェ。

圧巻のラインアップで、初回の13貫より充実の内容。
相変わらず接客も素晴らしく、本日も堪能しました。
ただ、前回の夜もそうだったのですが、
席が9席のところ、10席のいすを入れたため
席の間が狭くて隣が近すぎるのが、玉にきず。
結局、来店中は、6名だったのですけど。

今度は、9席でおさまっているときに来たいです。

ごちそうさまでした。
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(2015,2 再訪)

1月お昼に伺い、とても気に入り、翌月に平日夜の再訪。
カウンターの両端に先客がおふたりずついらして、
ど真ん中の大将の前に通されました。恐れ多いです・・・。

まず見せていただいたのが、新鮮で動いている烏賊。
前回、帰り際に「次回、良い烏賊が入ったら、いかがでしょう?」と聞かれ
「もちろん〜。よろしくお願いいたします」と言ったのを覚えていていただいたんですね。
函館からの直送だそうです。すばらしい。

夜のコースは、2万円、2万5千円、3万の3種類。
今日は、毛がにが入る真ん中がおすすめですよ。ということで、
2万5千円のコースに。

最初のつまみはパクパク食べて、写真、全部は撮ってなく・・。
まずは茹で蛸。
白身のお刺身のあとに
貝はたいら貝だったっけ?お刺身とあぶったの2種類。
のれそれはサッパリとお口直しに。
春を感じる筍。
北海道から取り寄せた、こだわりの数の子。

先ほどの烏賊は、さばいて、細〜く切って、イカソーメンみたい感じで。
天ぷらにしてもいただきました。
いくらの茶わん蒸し。

毛蟹が出てきて真正面に鎮座。これも北海道から直送されてきたそう。
今は仮死状態なので、もう少ししたら動きますよ。
と聞いていたら、動くどころか、歩いて向かってきたのには、
もう周りのお客さまも、おおっと、大きなどよめき!
その後しっかり茹で上がり、人数分用意いただきました。

それから握り
・金目鯛
・北海道の北寄貝(大きくて、切れ目がたくさん)
・きんき(これも北海道ならでは。めちゃ美味しい〜)
・春日鯛(前回も食べた。中におぼろ。)

その日は、ぼたん海老がしけで獲れなかったのが残念で・・
とおっしゃり、代わりに、やはりぴくぴく動く車海老を。
殻はカリカリに揚げて。

このあたりで、すでに満腹感が・・・。

・鯵
・赤身
・大トロ
・北海道 浜中のウニ
・穴子
・追加でトロタク
・玉
・抹茶のブランマンジェ

築地の良いネタと北海道直送のこだわりのネタを織り交ぜて
丁寧で良い仕事をされたうえで、供してくださいます。
その日はまもなくハワイ支店に出発する板さんなど、
きびきび動く板さんの声も元気よくはきはき。
大将も気さくで、時にはダジャレというかおやじギャグというか・・。
常連とおぼしき、お友だちと来ていたおじさんがちょっと酔っぱらって
「俺は大将が楽しいから、この店に来るんだあ〜」
と言ってるのが、微笑ましい。

美味しくて、楽しくて、やっぱりとても気に入りました。
ただ、席の間隔が狭くて、席を外すのも一苦労・・・と思ったら
サイトを見ると9席と書いてありましたが、
その日は2人の5組で10名座ってました。

お酒もいただくと1人3万超え、そうは来れないですが
居心地の良い雰囲気も含め、好きなお店です。

帰りは、大将にずっと見送っていただきました。
ごちそうさまでした。
また、伺います。

======================================」
(2015,1初訪)
こちらは、Myレビュアーさまのレビューを拝読して初めて知ったお店。
私の故郷、札幌のすし善さん出身の方が大将。北海道のネタが食べられる〜。
札幌に行った時に必ず伺う、大好きなひでたかさん(すし善出身)のご主人とも懇意とか。
これは行くっきゃないでしょう!

とりもなおさず、予約の電話。1月の夜はもう難しいので
休日のランチで聞くと、11時〜12時半の間ならOKだそう。
握りなら、大丈夫でしょう。はい、お願いします。

土曜の昼に訪問。
入ってみると、カウンター9席で、若い板さんが3人くらい、
元気よく「いらっしゃいませ!」。
大将はいらっしゃるのかな?どなたが握ってくれるのかしら?
口開けで、真ん中の席に通されました。
そこに現れたのが大将の坂上さん。
「今日はどうしましょう?」
「握り13貫でお願いします。」
そこから美味しく楽しいひとときが、はじまりはじまり〜。

複数いらっしゃる若い板さんたちは、こちらで修行後、
これからオープンする海外店に行かれるそうです。
そういうことだったんですね。

その後、ひとりでみえたお客さまには、
高橋さんという方(名札でわかる)が1対1で対応。
なんとも贅沢な空間です。

ネタはかなりのものを北海道から空輸しているそうです。
札幌のひでたかさんのことやら、札幌の話もはずみました。

前菜:いくらの乗った茶わん蒸し
金目鯛こぶしめからスタートし、鰤、北寄貝炙り。
鯛の子どもの「春日鯛」〜車海老のそぼろが入っているのがひと仕事。
ここで嬉しかったのが、プリプリのぼたん海老。
江戸前では、イキイキ動く海老をゆでますが、
北海道では、大きく新鮮なぼたん海老をそのまま食べることが多い。
今回は、それが用意されていた!感激!!

白魚桜蒸し〜こんな風に食べたの初めて。
鯵、赤貝
大間のマグロは、きれいで美味しい。
北海道浜中のウニ。はい。やはり一流どころではウニは浜中産が出てきますね。
ここで、「穴子だけは北海道じゃ無理なんで・・」と言いながら
蒸し立てという大きな穴子を見せてくれる。
蒸し立ては、タレがよいということで、2切れともタレで。
しっとりめのカステラ玉子焼き。
一通り終わって、トロタク巻きを先ほどの大間のマグロで追加。

お椀、デザートは抹茶のブラマンジェ。

ネタによって、ちょっと寝かしたり、おぼろを入れたり
いろいろ工夫や仕事をされているのが好印象。
大将のお人柄も大変良く、心地よく美味しくいただけます。

早速、来月後半で、夜の予約を入れさせてもらいましたよ。
今度は、お酒もいただき、ゆるりとしましょう。
楽しみにしています。


  • (2015.4)金目鯛
  • (2015.4)茹で蛸
  • (2015.4)桜マス

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10位

スイーツガーデン ユウジアジキ (北山田 / ケーキ、マカロン)

2回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2019/07訪問 2019/08/01

キング オブ ケーキ ~ 層状で楽しむ美麗なケーキたち

横浜市営地下鉄・北山田駅からほど近く。
横浜市青葉区内にも「スイーツEAST100名店」が
ナッシュカッツェ、ピュイサンス、アン・プチ・パケ、アトリエうかい、ベルグの4月と
揃っていますが、すぐお隣の都筑区には燦然と輝くアジキさん。

休日でも以前ほど多くの長い列はなく、買いやすくなりました。

向かって左側のケーキのコーナーには、多種多様の美しいケーキたちが並んでいます。
以前は、私を見て!というような自己主張の強いケーキが競っているように感じましたが
年月を重ねて、今はかなり落ち着いて楚々とした雰囲気に。

店員さんは笑顔で応対で気持ちよく。

家に帰って箱を開けて驚いたのは、丸、四角、三角と
そのケーキの形に沿った紙型しっかりケーキを保護、
それほどセロハンテープをベタベタ貼らなくても綺麗な形で。
その工夫に感心しました。

いただいたのは

・マスクメロンのショートケーキ 620円(税込)
 静岡産マスクメロンを使用。
 ケーキを包み込んでいる生クリームの綺麗な薄緑色にびっくり。
 (写真では白めに見えてしまいますが・・。)
 
 ということで、たっぷりの生クリームはメロン風味。
 さらに、きめの細かいスポンジにもメロン果汁が浸みこんでいて、うっすらメロン味。
 スポンジのなかには、果汁感溢れるメロンが挟まれて。
 この3重奏が、抜群の美味しさ。
 ひとあじ違うショートケーキです。

・デリス 490円
 色合いの取り合わせが綺麗。
 ピスタチオのスポンジの上にチョコレートムース。
 さらにフランボワーズクリームとホワイトチョコムース。
 安食さんのケーキは縦にカットして層状に味わいを楽しめるものが多い。

・白桃のヴェリーヌ 560円
 短い白桃の季節に。
 涼し気なグラスのなかに、薔薇の香りを忍ばせた白桃のコンポート
 さらに、白桃のババロワ、
 フランスAOCスパークリングワイン(クレマンダルザス)を使ったゼリーと
 こちらも層状に楽しめる仕掛け。

・モンブラン 560円
 フランス産マロンペーストを使用。
 あまり甘さが強くなく、ほどよい口当たり。

・シュークリーム食べたい 350円
 いわゆるシュークリームです。
 たまご感いっぱいの黄色いカスタードの上に生クリーム。

・みーみーのみみ 310円
 かつて、売り出し時間になると多くの人が並んだ「安食ロール」が普通に陳列されていました。
 その隣で目についた可愛い名前のこちら。
 安食ロールのカットされたミミのみを集めたもの。
 安食ロール1本は食べ切れないので、これはいいかもと買ってみましたが
 やっぱりミミなので、具がほとんどなく・・。
 まあ、この価格ですし、ふわふわスポンジと生クリームを味わうということで。


総じて、ビジュアルの美しさに加え、食べ進めることも考慮に入れた層状の美味しさ、
やっぱり私にとっては、キング オブ ケーキです。

ごちそうさまでした。
言わずと知れたケーキの人気店。
現在、「食べログ」で全国2位ですね。
安食シェフは、かつて(2001〜2008年)、たまプラーザ駅前のデフェールにいらしたんですね。
(その頃にもっと通っておけば良かった〜)
その後、独立されて2010年にこちらをオープン。
距離的には、たまプラからそう遠くはありません。

オープンして1年後くらいに、そろそろほとぼりもさめて・・と思って行ったところ
ケーキ屋さんとは思えない混雑ぶり。
テーマパークまがいの行列用のロープが引かれ、
数量限定の「安食ロール」を買おうとする方たちの熱気ががすごかったです。
もう、圧倒されて(と言いながら、「安食ロールとxx」と言ってみたら、なぜか買えた)
すっかり足が遠のいてしまいました。

休日のお昼頃、近くを通ったので行ってみることに。
思いのほか混んでいなく、行列もなくすぐ買えました。
ただ、「安食ロールは?」と聞かれた方に、あと30分くらい・・と答えていたので
これが出てくる頃に、どっと人が来るのかもしれません。
特に、安食ロール狙いでなかったので、かえって良かったかも。

何年ぶりかに見るショーウィンドーのケーキたちは、
まず、ビジュアルが、相変わらず素晴らしく美しい。

購入したのは以下の5品。

・サオトボルージュ(620円)
これは、デフェール時代からの名物ケーキだったと思いますが、チョコの茶色一色だった気が・・。
赤い色できれいです。フランボワーズバージョンっていう感じ。
もちろん、中にはトロトロチョコが入ってて、フランボワーズも。
サオトボは火山の意味。
チョコレートの火山が、お洒落な濃いローズ色の火山に変身していました。
絶品です。

・あまおうのタルト(850円)
値段を見ないまま、うほー、大きくて上質なあまおうがゴロゴロ入っていて
生クリームとのハーモニーが素晴らしい・・と思ったら、このお値段。
なるほど。

・スイーツガーデン
ピスタチオのビスキュイにフランボワーズのムース。一番下はチョコ!
ピンクの見た目も、食べた感じも可愛い。
「スイーツガーデン」というネーミングがぴったりな一品。

・ショコラフランポワ
チョコベースを一品と思ったら、ここにもフランボワーズ。
濃厚なガナッシュと甘酸っぱいフランボワーズが合います。

・プランタン
上品な姿に惹かれて選びましたが、またしてもフランボワーズ!
あとは、ブルーベリーに生クリームで、甘さと甘酸っぱさを楽しめます。

今日は、フランボワーズづいてました。

総じて言えることは、
使っている素材が上質で、
1つ1つのケーキは、計算し尽くされた素材の組み合わせで
それぞれの良さを活かしながら、ハーモニーを奏でているよう。

今度は、こんなに間をあけずに、また来ますね。
ごちそうさまでした。


  • マスクメロンのショートケーキ
  • (説明なし)
  • 白桃のヴァリーヌ

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