2回
2019/03 訪問
寿司を楽しむという点では究極
前から行きたかったはっこく初訪問。とても洗練された空間で握り手一人が担当する客が一つの個室になっているスタイル。同時回転制で我々は八時半からの会に参加。
さて特徴ですが、寿司が30貫でてきます。
30貫と聞くと食べれないと思うかもしれません。自分も少食な方なので不安がありましたが食べれました。店内を見渡すと女性客もいましたが皆さん召し上がられてました。
理由は明らかです。
小ぶりに作られていること、そして最大の理由は一つ一つのお寿司が美味しすぎること。
ツマミはなく箸休めに野菜などが時々出てくるだけです。
後はお寿司が約30貫。予め席にセットされたリスト(写真参照)に沿って提供されていきます。
一つ一つが丁寧に仕事されておりとても美味しく飽きることはありません。30貫も異なるそれぞれが趣向を凝らされたお寿司を食べれる機会は貴重と言えます。
鮪が5品。メニューにある魚のマークのところが鮪です。
個人的にとても良かったのは、突先を含む鮪。
後は脂の乗っている桜鱒、のど黒。
順番は前後しますが、鰹、平貝、小肌、車海老なども印象的。
あとあん肝もでした。だし醤油のようなもので和えられているのでしょうか。柔らかさとしてはかにみそのようですが、たしかにあん肝。シャリとよく馴染み口の中にあん肝の香りと旨味がひろがります。
お寿司を食べに着たんだからツマミでやりながらとか言わずにとにかくお寿司を楽しもうよ、というお店だと思います。
日本酒はオススメを順番に出されます。
サービスの点が高くないのは、若干システマティックである事。人気店だからやむを得ないかも知れませんが、もう少しネタや日本酒の説明を含めて会話を大将や店員さんと楽しむ時間があっても良いと思いました。
まあ常連さんと思われる方とはよく話されていましてので人によるのかもしれません。
お寿司自体はとても美味ですので、また行きたいように思います。
2019/03/17 更新
初めて佐藤さんに握っていただきました。
鮨の原点回帰。鮨屋は、つまみでもない、酒でもない、お鮨を楽しむところということを改めて思い知らされました。
一つとして同じものはなく、一つとして脇役はない。全員が主役であり、スーパースター。例えるなら紅白歌合戦(笑)
特に良かったのは、マグロの旨味とノリの香りが素晴らしい突先、昆布の香りが豊かで肝を忍ばせた蒸し鮑、木の芽の香りが効いたアイナメ、とても柔らかく絶妙に火が通った煮蛤、えぼ鯛酢締め、ハイライトのマグロ五貫、脂ののった肉厚な鰯などなど。
合間に供される野菜中心のメニューがこれまたよし。カラダが喜んでいるのを感じます。
また来たい。
この日頂いたものは下記。
突先
平目
蒸し鮑
鯵
サワラ昆布〆
ボタン海老
金目鯛幽庵漬
煮蛤
鮎魚女
鰹
シャコ
えぼ鯛酢締め
桜鱒
墨烏賊
マグロ五貫連続
小肌
車海老
あん肝
平貝
真蛸
鰯
伊佐木昆布〆
岩牡蠣
毛蟹
のどぐろ
雲丹
穴子
玉