『2013年12月10日(火) 加古川市「あかりの鹿児資料館」 Part 2 (特別展・雲火焼)』シェルロイさんの日記

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日記詳細

加古川の「あかりの鹿児資料館」で、12月4日~12月22日まで開催されている、
特別展を、Part 2 ではアップします。

この、雲火焼と言うのは、
播州赤穂で、江戸時代後期から、明治時代初期にかけて、
大嶋黄谷が赤穂の地で生み出した陶器です。

上薬を掛けずに、素焼きで焼きながら、
表面に光沢のある焼き物は、備前焼に通じるところがありながらも、
まったく異なった技法で作陶されており、
窯変(ようへん・窯の中で焼き上がった時の、独特の模様)も、
備前に比べ、とても鮮やかです。

燃える夕焼け雲をイメージするところから、
名付けられたようです。

この大嶋黄谷氏は、赤穂の今戸焼陶工、作根弁次郎に学び、
後に独自の陶技を編み出します。

それが「雲火焼」でした。

黄谷は、第一回内国勧業博覧会に出品し、家紋褒賞を受賞しますが、
その技法は、弟子にも伝えず、文献にも残しませんでした。

その後、それに引かれた、桃井香子氏、長棟州彦氏が
試行錯誤の上に、その「雲火焼」を蘇らせたのです。

播州赤穂、赤穂岬に「桃井ミュージアム」があります。

こちらは、親愛なるマイレビ、ツカC さんが、今春行かれ、
日記にアップされていました。

刺激を受け、と言うよりむしろ、衝撃的でした。

今度、一度行ってみないと・・・と思っていたところ、
加古川で特別展がある事を知り、行ってきた次第です。

なお、雲火焼は、平成5年に、「兵庫県指定伝統的工芸品」の
指定を受けています。
(桃井ミュージアムのパンフレットには、平成6年指定となっており、こちらが
正しいかも知れません)

この日記Part 2 で30枚の写真をアップしましたので、
ご覧になっていただければ、幸いです。

シェルロイ
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