nao...さんのマイ★ベストレストラン 2012

Delicious Days!~孤高の食べ歩き~

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nao... (神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

食べ歩きのコンセプトが「孤高」ということもあり、1人でも行きやすいお店が多かった1年でした。そして拙い投稿にもかかわらず、多くの方の閲覧とコメントありがとうございました。心より感謝致します(^^)

選考の基準は、比較的にリーズナブルで、行きやすく、何よりも「また食べたくなる料理」です(^^)

マイ★ベストレストラン

1位

鳥しき (目黒、白金台 / 焼き鳥)

26回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2023/10訪問 2023/12/16

ちはやふる神の火入れ

2023.10.

目黒にある「鳥しき」のめっきり予約が取れなくなってしまったので、店主・池川 義輝さんに忘れてられてしまわないように『焼鳥弁当』をテイクアウト。

若手が営む「鳥かど」をはじめ、鳥しきイズムを継承するお店は増えましたが、私は焼鳥の味は勿論ですが、池川さんに会いたいのです。

たまには店内で食べたいです。


2023.4.

ちはやふる神の火入れ/鳥しき

煮込みバケット
鶏の7種類の部位を八丁味噌ベースで煮込んだものを池川さんが焼いたバケットでいただく現在の「鳥しき」のスターター。濃く甘い味わいがバケットとよく合います。

血肝♡
今夜は珍しく血肝から。プリッとした食感の後に弾けるような旨味の力強さ。やはり美味しい。

かしわ♡♡
口に近づけると、ふわりとする炭の香り。鶏の旨味が溢れるひと串は至高の味わい。

白玉
表面は確りと焼かれて、中心の白身はプリプリとし、黄身はクリームのよう。3段階の食感が楽しめます。

かっぱ♡
軟骨とその周りの肉も串打ちしているので、非常に肉々しい。黒胡椒の刺激と小気味良い軟骨の食感がたまりません。

鶏白湯♡
食中で供されるスープ。個人的にはこのスープの方が好きです。

背肝♡♡
内臓の甘味を引き出す塩加減、纏う炭の良い香り、溢れる肉の旨味。最高のひと串。

波♡
表面にはジュクジュクと躍動する脂が踊り、口に入れると表面のカリカリ感と中心部のモチモチ感が映えます。どこにでもある部位、でもここでしか味わえない部位だと思います。

つくね♡
ふわりとした食感の中で、鶏の旨味が駆け抜けていきます。時折、感じる軟骨のコリコリ感が楽しく、そして美味しい。

砂肝♡
ゴロリとした砂肝は食感フェチにはたまらないザクザク食感。胡麻油の仕立てをやめたみたいで、純粋な砂肝の旨味を味わえます。

食道♡
炭台の上でタレの旨味と炭の香りを存分に纏い、供される食道。トロリとした舌触りに内臓特有の甘味が溢れます。実に美味しい。

スナップエンドウ♡
じっくりと焼かれることで、野菜の旨味と甘味を最大限に引き出しています。このような旬の食材が「鳥しき」の名前の由来になっていると感じるひと串です。

せせり♡
筋っぽい食感を持つせせりらしさは勿論ありつつも、とろける肉質は知らないせせり。

はつもと♡
血管ということが確りと分かるサクサクと食感が素晴らしく、咀嚼の度に旨味と甘味が溢れます。

銀杏
間隔を空けることで、銀杏全体を確りと焼いており、内と外の食感のコントラストが生まれています。

丸はつ♡♡
丸はつに込められた熱が凄い。口の中でプツンと弾けて、旨味と甘味が爆ぜます。

肩♡
もも肉よりもしっとりと柔らかく、程よい筋肉感。

厚揚げ♡
厚揚げを焼鳥店で感動したのは、このお店が初めて。今も尚、その味わいは健在。

手羽先の皮♡
余分な脂を落として旨味のみを閉じ込めて、極上のカリカリ加減でありながら、中心部はモチモチとしています。

アキレス腱♡
とても肉々しいですが、時折感じる軟骨とゼラチン質の食感がアキレス腱ということを分からせます。

ぼん♡
じっくりと焼いて余分な脂を落とし、旨味をギュッと閉じ込めてきます。想像よりもずっと軽やかで、個人的な食べ方は大根おろしを乗せて食べています。

ちょうちん♡
「きんかん」と「ひも」をばらして焼いてから、合体させて供されます。それぞれにベストな火入れをしているので、ひと口で食べればプツンと弾ける「きんかん」のまったりとした旨味と弾力ある「ひも」の食感が楽しめます。

茄子♡
じっくりと育てるように焼かれた茄子は絶妙なトロトロ加減。激熱ですが、頬張りたくなる味わい。

恥骨♡
肉質はとても柔らかく、軟骨すらもとても柔らかい。

椎茸
香り溢れる椎茸は笠の部位がトロリとして、軸の部位はコリコリ。

鶏スープ
鶏の旨味を上品に仕上げたスープ。この味わいが池川さんの矜持。

ブロッコリー
炭の上で大きなブロッコリーがみるみる小さくなって、旨味をギュッと閉じ込めています。

手羽先♡
焼鳥の花形がまさにこの部位。開いているので、骨は簡単に取ることができます。取った骨の周りの肉も忘れずに食べてから、頬張れば旨味のストレートパンチを受けたかのような充実感を感じます。

そり♡
もも肉の付け根にあるピンポン玉状の部位で、歯を跳ね返すような力強い弾力の肉とカリカリに焼かれた皮を同時に頬張れるのが魅力。

膝♡
現在の「鳥しき」で皿で供される唯一の部位。胡麻油と黒胡椒をかけた白髪葱の風味にも負けない濃い旨味とゼラチン質が楽しめます。

そぼろ丼♡
「鳥しき」の〆ご飯は、卵かけご飯・そぼろ丼・親子丼・鶏スープのお茶漬けの4種類があります。その中で現在のお気に入りは、このそぼろ丼。今回は卵黄乗せです。鶏の旨味を全面に出した塩そぼろが実に美味しい。

焼鳥好きならば、きっと夢見るお店、目黒にある「鳥しき」に再訪。大衆的なものだった焼鳥を洗練させて、ここまで世界的に認めさせたのは、店主・池川 義輝さんの功績の1つでしょう。池川イズムを継承するお店は色々な所にできていますが、やはり行けるならばこの「鳥しき」に行きたい。味わいは勿論のことですが、何よりも池川親方に逢いたいから。

今回も色々な部位を用意して下さり、ありがとうございました。


2022.11.
ちはやふる神の火入れ/鳥しき

煮込みバケット
池川さんが焼いたバケットに八丁味噌ベースで煮込んだ数種類の部位の鶏の煮込みを乗せて。山椒の鮮烈な香りが心地よい。

かしわ♡
「炭の香りを楽しんで下さい」と供される部位。鼻腔を擽る炭の香りと咀嚼の度に溢れる伊達鶏の旨味がとても美味しい。

丸はつ♡♡
サクサクとした食感の後にジュワッととろける丸はつ。口の中に広がるのは、食べ終えても尚続く極上の甘味。キングオブ丸はつ!

波♡
どこにでもある、でもどこでもない味わい。
そう感じさせる皮の表面は踊るように脂が弾けており、中心部は歯を跳ね返すようなモチモチとした食感があります。

鶏白湯
〆のご飯ものと一緒に供されるスープとは違い、長く炊いて白濁された濃厚なスープ。

白玉
プリプリの白身にクリーム感の強い黄身がいい感じ。

せせり♡
独特の歯を跳ね返すプリッとした食感があり、甘味と旨味が強い味わい。

かっぱ♡♡
過去最大と思える特大のやげん軟骨。軟骨自体はとても柔らかく、周りの肉もついているのでボリューミーで旨味も強め。

銀杏
こんがりとホクホクとした銀杏は苦味がなく、甘く美味しい。

つくね♡
口の中でふわりとし、その中で軟骨のコリコリ感が映えます。タレの旨味と鶏の旨味が合わさり、実に美味しい。

じゃがバター♡
炭で焼かれるじゃがいもは格別な美味しさ。そこにバターの旨味が加わるのだから、不味いわけがない。

手羽先の皮♡
分厚い皮は確りと焼くことで、余分な脂を落としてカリカリとし、グッと旨味が増しています。

背肝♡♡
何というボリューム。滴るような旨味が口の中で爆ぜます。旨味のアタックの強さと食べ終えて、口の中に残る甘味と香りが素晴らしい。

砂肝♡♡
咀嚼しようとすると、砂肝が口の中で弾み、ザクッと気持ちいい歯切れの良さ。そして、旨味の爆流に飲まれてしまいます。

血肝♡♡
艶めいて色気のある血肝(レバー)は舌に絡みつくようなねっとり感があり、甘味が凄い。

食道♡♡
独特な管の食感に広がる甘味が素晴らしい。今夜も最高の味わい。

アキレス腱♡
肉々しさもあり、柔らかな軟骨の食感もあり、それを同時に楽しめる素晴らしさ。

椎茸
コレは香りを食べる串。口に入れると、一気に爆ぜる香りが印象的。

ぼん♡
コレも確りと脂を落としすことで、旨味が凝縮しています。

ちょうちん♡
口の中で弾ける卵黄が実に印象的。画的にも映え、旨味も素晴らしい。

恥骨♡
肉質は柔らかく、時折感じる軟骨のコリコリ感が心地よい。

はつもと♡♡
「鳥しき」の中でもレアな部位だと思われる部位。内臓特有の甘味の中で、咀嚼の度に溢れる濃厚な旨味がたまらない。用意してくださった池川さん、ありがとうございます!

手羽先♡
骨の周りや皮や肉の旨味が一体となった部位は、焼鳥の中でも花形。個人的には表面のボスといった感じw

厚揚げ
全く焦げがない厚揚げは確りと中にも熱が込められており、池川さんの焼きの技術力の高さが感じられます。

そり♡
弾むような食感のそりは、腿の付け根の部位。表面のカリカリに焼かれた皮がいいアクセントになっています。

親子丼
供された瞬間のインパクト大のオレンジ色のビジュアル。出汁の味わいの中でいただく温かいTKGといったイメージです。

ブロッコリー
オリーブオイルをかけながら、じっくりと焼かれたブロッコリーは、確りと旨味を引き出されています。

膝♡
唯一、皿で供されて胡麻油と白髪葱の風味を纏う部位。そりよりも柔らかく、旨味が強め。

そぼろ丼♡
今夜は卵黄のせ。今ある〆ご飯の中では、コレが一番好き。軟骨のコリコリ食感と肉の旨味が一体となった塩そぼろは、卵黄をかけることで更に濃厚な味わいになります。

焼きシャリ & 鶏スープ♡
池川さんがじーっくりと焼く今はもう食べられない焼きおにぎりを思い出させるひと品。鶏スープと共に〆られるのは、とても幸せな瞬間。

目黒「鳥しき」に通わせていただいて、約10年。どんなに予約困難さが増しても、どんなに好きなメニューがなくなっていっても、私は通い続けたい。焼場で店主・池川 義輝さんが焼き続けているかぎり。

今夜も約4時間の長丁場。きめ細やかなポスピタリティーと池川さんの心意気、そして焼鳥の美味しさが心に沁みました。池川さん、ありがとうございました。19100


2022.8.
ちはやふる神の火入れ/鳥しき

バケット
八丁味噌ベースで味付けた7種の部位を池川さんが焼いたバケットに乗せた「鳥しき」のスターター。

かしわ♡
串を近づけるだけで炭の香りがふわりとし、大ぶりなカットから溢れる旨味が素晴らしい。後味に鶏の甘味がじんわりと広がります。

波♡
所謂、首皮。『波』と称するのは池川さんのユーモア。表面はカリッと中心部はモチモチとしたどこにでもある部位だからこそ、違いがハッキリとする部位。

砂肝♡
口に近づけると、胡麻油と炭が香り、スパンっとした歯切れの良さが心地よい。

かっぱ♡
黒胡椒のピリッとした刺激があり、小気味良い軟骨のコリコリ感、そして間に打たれた肉の旨味が美味しい。

白玉
黄身はクリームのような仕立てで、飴色にねった白身がプツンと弾けて黄身の旨味が広がります。

鶏白湯スープ♡
食中に供される濃厚なスープ。塩分は薄いながらも旨味が強い。もう少し味を濃くして、麺やご飯を入れても

丸はつ♡
なくなった生命が池川さんの火入れで新たな生命を得たかのような躍動が口の中で感じられるひと串。今は串で供されますが、皿で供された頃の特大のものもまた食べてみたい。

せせり♡
炭香る中で強く感じるのは鶏の旨味と甘味。これらを引き出している塩の塩梅もさすが。

食道♡♡
いつものとは異質の美味しさ。タレの味わいの奥からねっとりと濃厚な旨味と甘味が広がり、舌というよりか喉に絡みつくような感じ。

血肝♡
3口で完結するストーリー性のあるひと串。先端にあるはつのプリプリ感とコントラストを楽しみ、大きなレバーの旨味を存分に味わい、最後に旨味と甘味の余韻を感じる。素晴らしい味わい。

トウモロコシ♡
北海道産の「ゴールドラッシュ」の炭火焼き。夏野菜の楽しみの1つで、炭と醤油の香りが素晴らしく映え、甘味が強くて美味しい。

ぼん♡
脂の多い部位ですが、確りと余分な脂を落としており、旨味が凝縮しています。定番のレモンを搾るのもいいですが、大根おろしを乗せて食べるのもオススメです。

手羽先の皮♡
先程の『波』とは違い、分厚い皮を脂を落としつつ、表面をカリッと焼きあげたひと串。タレの旨味と皮の旨味が合わさることで累乗される味わいが秀逸。

つくね♡
炭とタレの香りがふわりとし、粗く挽かれた肉の旨味が爆発するかのよう。3つあるので、まずはそのまま。そして、七味と山椒で味変を楽しむのもアリ。

厚揚げ♡
カリッと焼かれた表面に中心部はモッチリとした厚揚げ。「厚揚げが美味しい!」と気づかせてくれた原点のお店。

はつもと♡♡
動脈の管を感じられる食感があり、内臓特有の濃い旨味と甘味が映えます。

そり♡
腿の付け根の部位で、キングオブ肉。皮目がカリッと焼かれ、肉は旨味が濃く美味しい。

ちょうちん
分解して焼くという独特な焼き方をする『ちょうちん』。見た目も映え、味わいも濃厚なのめ供されるとアガるひと串。

膝♡
『そり』と両極を成す部位で、胡麻油と白髪葱の風味がたまらない。確りと焼かれてカリカリの皮に旨味溢れる肉が美味しい。

茄子
激熱なのは分かってはいますが、頬張りたいトロトロの茄子。

手羽先♡
大きな手羽先は2つの骨を外してから食べるとスマート。旨味たっぷりな皮と身にちょっとレモンを搾ると、更に美味しい。

脛♡
新作?割と確りとした歯応えがあり、肉質は淡白なのに咀嚼の度に旨味が溢れます。

ハーフそぼろ丼♡
塩そぼろの旨味が爆発的に溢れる丼。個人的には今の『親子丼』よりもこちらが好み。次回は卵黄を乗せてみたい。

ハーフ親子丼
オレンジ色の黄身と白い白身のコントラストが映えます。食感の面ではあまり好きではないけど、ついつい注文してしまうw

鶏スープ茶漬け
昔からありますが、今はなき『焼きおにぎり』の片鱗を感じることのできる〆ご飯。上品でありつつ濃厚なスープの中で、炭火で脱水してパリッとしたご飯がいい。しかしながら『さび』がなくなったので、ささみは入っておらず…。

鶏スープ
今夜はちょっと濃厚な仕立て。上品な味わいは池川親方の〆の矜持。

焼鳥弁当♡
久しぶりのお弁当。塩鶏そぼろ・かしわ・せせり・つくね・白玉・オクラ・椎茸という構成で、彩りとバランスもとても良い。一緒に付いてくる山椒がニクい。

20時からの目黒にある「鳥しき」は、ゆるりと始まります。焼鳥も高級傾向になっていき、多くのお店が高級ブランド鶏を使っている中で、オープンから使っている「伊達鶏」を見事なまでに絶品へと昇華させているのは、店主・池川 義輝さんの技量の高さでしょう。姉妹店もでき、多くの弟子が独立をして「池川イズム」を広めており、昨今では関西の人気店も都内に進出してくるなどして、焼鳥業界も目紛しくなっています。都内でも屈指の予約困難店であり、『もものタタキ』や『焼きおにぎり』など好きな料理もなくなっていくマイナス要因が多い「鳥しき」ですが、やはり通いたいのはそこに池川さんがいるから。

今夜も遅くまでたくさんありがとうございました!19400



2022.5.
ちはやふる神の火入れ/鳥しき

煮込みバケット♡
私が来られなかった期間中に新しく先付となった八丁味噌ベースで煮込まれた鶏の6種類の部位を池川さんが焼いたバケットと共に。この量だからこその濃厚さ、美味しい。

かしわ♡
タレでコーティングされた伊達鶏の旨味。久しぶりにいただくその味わいは身体に沁み渡ります。

砂肝♡
中に込められた熱と弾むような食感の砂肝は胡麻油の風味と黒胡椒の辛味が合わさり、楽しくも美味しい。

白湯スープ
これも初めて。最後に供される鶏スープの延長線にある味わいで、コレでラーメンを作ったら美味しそう。

白玉
確りと表面は焼いているのに、以前と変わらずにクリームのような黄身。

かっぱ♡
黒胡椒の刺激が心地よく、パリパリと柔らかい軟骨が小気味よい。

波♡
部位としては首皮。表面は極上のカリカリ感、中心部はモチモチ感。どこにでもある部位でありながらも、どこにでもない美味しさ。

丸はつ♡
プリッとした食感の中に失くなった生命を閉じめたような熱があり、閉じめられた旨味が素晴らしい。

肩肉♡
程よい食感もあり、その食感を楽しんでいると溢れてくる旨味。その旨味はあっさりとしていながらも甘い。

じゃがバター♡
これは凄い火入れ。イメージ的には温めたような感じで、じゃがいもの甘味を閉じ込めています。

食道♡♡
食道やその周りのリンパなどを纏めて串打ちしたような凄いボリューム。味はタレですが、まさにこれはコーティング。食道の旨味が強くて、素晴らしい。

はらみ♡
表面はカリッとしながら、中心部は旨味が濃厚で、ふわりとしています。

手羽先の皮♡
同じ皮でも部位によって変わることを教えてくれる部位。分厚い皮は余計な油を落としながらじっくりと焼かれて、極上のカリカリ感が味わえます。

せせり♡
ギュッと密集させたような串打ちで、程よい食感の後に旨味と共にとろけるような感じ。

アキレス腱♡
一気に肉々しくなったアキレス腱。アキレス腱とその周りの肉もつけているので、旨味のある肉の程よい食感ととろけるゼラチン質の部位が同時に味わえます。

背肝 & はつもと♡♡
食道同様にモンスタークラスのボリューム。ざらりとした食感の背肝にはつもとのコリコリとした動脈を巻き付けたような感じで、旨味どっぱーんな美味しさは実に素晴らしい。

血肝♡♡
「近火の強火」と言われる焼き方でありながら、まるで温めたような火入れで、口に入れた瞬間にとろけます。その旨味は舌に絡むようで、実に美味しい。

ぼん
確りと油を落として、旨味を凝縮させているぼん。大根おろしを乗せて食べるのもオススメ。

つくね♡
確りと挽かれていて、旨味を閉じ込めるようなタレのコーティング。練り込まれた軟骨のコリコリ食感もいい。

恥骨♡
ズズッと歯が入っていき、軟骨と共にとろけるような肉質。甘味を引き出すような塩加減も絶妙。

厚揚げ
焦げの1つもない素晴らしい焼き。

茄子♡
大きな茄子がみるみる小さくなっていき、トロトロになっていく様が面白い。胡麻の香ばしさもあり、激熱の中でも頬張ってほしい美味しさ。

手羽先♡
大きな手羽先は焼鳥の花形。「鳥しき」で供されるのは、これから始まる2ndステージの幕開け的な存在。手羽先に付いてる骨は簡単に外れるので外してから頬張ると、滴るような皮・脂・肉の旨味にノックアウトされます。

そり♡
脚の付け根のピンポン球のような部位で、それがよく分かるような串打ち。皮はカリッとしており、肉は弾むような食感に迸る旨味はジューシー。

ブロッコリー
はっきり言って、さほど食べないブロッコリー。焼くとどうしてこんなにも美味しいのか。

ちょうちん♡
卵黄は炭火で温められたよう。弾ける卵黄はひと口で味わう美味なる体験。

膝♡
今では串で供されない唯一の部位となった膝。胡麻油が香り、白髪葱と黒胡椒がピリリとするそりと双璧を成す「鳥しき」の王者です。

そぼろ丼ハーフ♡
お弁当にも入れられている塩味の鶏そぼろ。個人的には〆ご飯の中で、2番目に好き。

親子丼ハーフ
鮮やかなオレンジ色の見た目がインパクト大の親子丼。タレの甘味が味の決め手ですが、個人的には昔のスタイルの親子丼の方が食感が良くて好き。

鶏スープ
池川さんの矜持を感じる上品な鶏スープ。

コロナ禍の影響で以前のように予約が取れずに約一年半経って、漸く再訪できたのは目黒にある焼鳥界の王者「鳥しき」。店で使っているブランド鶏を全面に推しているお店が増えてきましたが、店主・池川義輝さんが焼くならば、例えブロイラーであろうともきっと美味しい!と確信しています。

最初に炭酸水を注文したら、「氷ありでな!」と昔のように裏へ伝えてくれる池川さんの姿に涙が出ました。ボリュームのある「食道」や「背肝」に「はつもと」を巻き付けたようなモンスター級の串を出していただき、ありがとうございました!
久しぶりに味わう池川さんの焼鳥は身体と心に沁みました!また宜しくお願いします!


2021.11.

コロナ禍で予約が取れなくなった私の第1位は、目黒にある焼鳥店「鳥しき」でしょう。「この予約電話に繋がる人は、どれだけの運を消費するのだろう?」と考えてしまうほどに、今では全く繋がらない…。あまり行くことが叶わないと、店主・池川 義輝さんに忘れられてしまいそうで、たまに『焼鳥弁当』を買いに行ってます。

定期的に訪問していた時はさほど食べなかった『焼鳥弁当』ですが、久しぶりにいただくと…やはり美味しい。お弁当はたいてい温めるのが常だと思いますが、「鳥しき」のはそのまま食べるのが私のスタンダードです。そして、一緒に入っている山椒が実にニクい。お弁当の味と香り、そして冷めても感じる池川さんの熱が涙が出るくらいに懐かしい。来年こそは店内で!


2021.1.

元々、予約困難の中で遅い時間帯に入れていただいていた目黒にある「鳥しき」。営業時間の変更や発出された緊急事態宣言の影響で、全く伺うことが叶わなくなってしまったので、店主の池川 義輝さんの顔を見たいが為に『焼鳥弁当』をテイクアウトです。

粗めな塩そぼろ・ぼん・獅子唐・かしわ・つくね・白玉という内容で、ずしりとくる重さがあります。食べる時につい温めてしまいがちですが、『焼鳥弁当』は冷めることを前提にした味わいなので、そのまま食べるのがオススメです。久しぶりなので、身体に沁みるように美味しい♡

願わくば、またお店でも食べたいです!池川さん!


2020.9.

コロナ禍の影響から営業時間を前倒しにしているので、遅い時間の訪問が厳しくなった目黒の「鳥しき」。早くも2020年の最後の訪問となるこの日は久しぶりの1回転目です。

ガラリっ!

戸を開ければ、「いらっしゃいませ!」と勇ましく店主の池川 義輝さんが出迎えて下さいました。月を重ねる毎に予約が困難となるこの「鳥しき」に足を運ぶのは、この方がいるからにほかなりません。さあ、今夜も炎神・池川さんの魂の焼鳥を楽しみます。

今夜の献立

せせり♡
相変わらず、とろけるような食感。今夜も炎神は静かに燃ゆる。

丸はつ♡
終えた命に、また新しく命が宿ったかのような躍動感。素晴らしい♡

かっぱ
コリコリと小気味よい軟骨の食感と周りの肉の濃厚な味わい。ボリューミーな肉系の串。


食感の対比なのか?次の串は極上のモチモチ感。まるで高反発なマットレスのよう。


しっとりとしながらも、噛み締める度に旨味がジュワッと溢れます。

食道♡♡
元々好きな部位ですが、今夜は凄い!舌に絡みつくようなねっとり感があり、とろけながら旨味を出しまくる。最高のひと串!

うずら
火入れの色々なアプローチがある中、コレは一体感を体現したようで、白身と黄身の境界線がありません。

砂肝♡
仕立てが変わったのだろうか?こんなにボリューミーな砂肝なんて…大好きよ♡

背肝♡
いつも「見れば、食べれば分かるでしょう?」的にそっと出して下さる1日で数本の『背肝』。レバーとはつの中間のような食感に、内臓系の甘い香りと味わい。池川さん。いつもありがとうございます!

かしわ♡
タレは味付けでなく、旨味を閉じ込めるコーティング。口にすると、驚くほどにタレの味わいは薄くて、鶏の旨味が際立ちます。

オクラ
獅子唐よりもオクラの方が好き。

恥骨
お尻周りの肉。ふわりとした肉と柔らかな軟骨の食感が同時に味わえます。

はつもと♡
内臓の甘味と旨味が溢れる部位で、ひと口目はタレの旨味も纏った味わい、最後のひと口は肉本来の旨味が際立ち、このひと串にはストーリー性を感じられます。

手羽先の皮
皮は実は2種あって、『波』と呼ばれているのは首皮。そして、これは分厚い手羽先の皮です。味付けもタレになって、カリッと焼かれています。

つくね♡
確りと挽かれて更に練られていて、咀嚼の度に旨味が溢れてくるかのよう。一緒に練り込まれている軟骨の食感は弱め。

はらみ♡
コレもなかなかレアな部位。真ん中には腰皮かな?を入れて、旨味を底上げしているかのよう。

アキレス腱
アキレス腱とは言っても、ほぼ肉系の串。柔らかな肉の食感の中に、柔らかくも弾力のあるアキレス腱の食感が楽しい。

銀杏
ホクホクとほろ苦さがオトナの味わい。

ちょうちん♡
ひと口で食べるには今夜のはかなり大きい。プツンと音を立てるように弾けて、口の中で完成する素晴らしい串。分解して焼くのは、池川さん独特の火入れです。

血肝♡
出来るならば、是非3回に分けて食べて欲しい。初めのひと口は先端に止まっているはつと共に食べるので、食感を感じる味わい。真ん中の大きい部位は舌に絡みつくような旨味を、最後は余韻を楽しめます。

厚揚げ♡
まるで、温めているかのような感じ。内と外の境目は全く感じられません。コレも一つの完成系。

ぼん
濃厚な旨味の塊のような部位には、大根おろしを乗せて食べるのが、私流。

茄子
慈しむように火入れされていて、トロトロ。しかしながら、激アツ!火傷覚悟でも頬張りたい!


この「鳥しき」で、肉系最強部位の双璧を担う一つ。添えてある白髪葱には胡麻油がかけられていて、その薬味にも負けないような強い旨味もあって肉々しい。

そり
そして、もう一つの双璧部位である『そり』。ボリュームもさることながら、歯を跳ね返すほどの弾力性が魅力的。

手羽先♡
焼鳥の花形と言えば、この部位でしょう。串から取ってかぶりつくも良し、骨を取ってから食べるのも良し。食べ終えて、すぐにおしぼりを交換してくれるのは、さすがのホスピタリティ。

スープ茶漬け
さびがなくなり、焼きおにぎりもなくなった今、このスープ茶漬けが最高の〆だと思います。

今夜は2時間半という限られた時間の中でしたが、なんと全ての部位を出していただきました。特に1日の内におそらくは数本しか取れない部位を何も言わずにそっと出して下さる池川さんの優しいが心に沁みました。

また来年度も食べさせて下さいね。宜しくお願いします。19100

今夜出逢えたお酒

農口尚彦研究所 ひやおろし


2020.5.

コロナ禍で残念ながら行かれなくなった銘店の最後の一軒が目黒にある「鳥しき」です。5月いっぱいまでお弁当のみの販売だそうで、いつもの…違う!いつものじゃない!油淋鶏が入っている…だ…と。

訪問時は当日仕込んでいる全てのものを食べているので、お弁当まではいいかなーって思っていて、あまり食べることがないのですが…この油淋鶏入りはレアでしょう。

店内ではいつもよりも忙しいそうに池川さんがマシーンのごとく串を焼いてらっしゃり、スタッフ2人で盛り付けして、女将さんが接客と普段よりも大変そう。でも皆さん、お元気そうで良かった!

さて、お弁当ですが。
つくねやかしわの串は言わずもがな。「味付けが濃いので後から食べて下さい」という注意書きもある油淋鶏は、冷めることを念頭に入れてある味付けで、甘酢タレが確りと絡んでいて、味濃い目なガッツリとした感じ。営業が再開したら「鳥しき」では供されないでしょうが、「鳥かど」で合間に供されそうな料理です。お弁当としては従来の方が好きですが、これはこれである意味伝説となるお弁当だと思います。

池川さん、女将さん。
今夜はありがとうございました!お元気そうで良かったです。
また魂こもった焼鳥を食べさせて下さい。


2020.2.

久しぶりの「鳥しき」の1回転目。今は時差来店をしているのでしょうか、開店時間には全て埋まることなく、ゆっくりとしたスタート。「鳥しき」の最大の特徴である「近火の強火」を作り出す為に炭をぎっしりと詰め入れて、店主の池川 義輝さんの魂に応えるように音もなく静かに燃る。

今夜の献立


不動のスターターであった『さび』がなくなった今、スタートは人それぞれ。今夜の私は『肩』からです。しっとりとしていながらも、やや淡白な旨味が溢れます。

丸はつ♡
開いていない『はつ』には旨味と熱が込められており、ブリンっとした食感の後にそれが弾けます。やはり美味しい。

背肝♡♡
プリッとした食感、トロリとした舌触り、広がるのは濃密な旨味と甘味。素晴らしい以外の言葉がありません。


首の皮の部位。表面はパリッと焼かれ、中心部はモチモチ。どこにでもある部位だからこそ違いに気付く串。

かっぱ
やげん軟骨。軟骨だけでなく、周りの肉も絡めており、旨味がブーストされています。

恥骨
肉に舌を押し当てるだけでも崩れるような柔らかさ。軟骨の部位も残しており、食感のコントラストが生まれています。

食道♡
まるでビロードのような滑らかさ。口に残る旨味と甘味が素晴らしく長く残ります。

銀杏
ホクホクの後にほのかな苦味。銀杏でお酒が飲めるようになったら、大人だと勝手に思います。

かしわ♡
タレでコーティングされた旨味は、タレの甘味と合わさって累乗しており、実に素晴らしい。

砂肝
極上のサクサク食感。初めは塩の味わいですが、徐々に甘味が広がっていきます。

アキレス腱
なんとも肉々しい仕立て。『かっぱ』とは違う軟骨の食感の違いが小気味良い。

はつもと♡
香りからして甘い。プリッとした食感の中で溢れる旨味と後味で残る甘味が秀逸。

オクラ
やっぱり獅子唐よりもオクラが好き。

つくね♡
やや確りと挽かれた肉は滑らかで、より中に混ぜ込まれている軟骨のコリコリ感が際立ちます。旨味の塊のような味わい。

白玉
プリンっと弾ける白身の中はクリームのような黄身。

血肝♡
艶っぽい見た目は私を魅了します。プツンと弾け、トロリと滑らかな旨味が溢れ出し、舌に絡みつくような甘味がいい。

手羽先の先の皮
先程の『波』とは違い、タレでコーティングされた分厚い皮はカリカリに焼かれています。その食感と甘味が素晴らしい。

合鴨
今回は山葵を乗せた仕立て。鮮烈な山葵の香りと合鴨の旨味が迸ります。

ぼん
こってりとした旨味の『ぼん』は、大根おろしを乗せて食べるのが私のお勧め。

せせり
せせりらしい食感は微かにありますが、とろけるような食感。

椎茸
表面に浮かぶ椎茸のジュースがたまらない。焼いた椎茸は特に好き。

厚揚げ
今夜は内と外の食感のコントラストがある仕立て。是非食べる際は、「火傷しても構うもんか!」という意気込みで食べた方が美味しいと思います。

茄子
何度も油を塗り、串を上下入れ替えたりしてトロトロになった茄子は、野菜串の中でも実に手間のかかった一串。

手羽先
焼鳥の花形である『手羽先』は塩味で。個人的にこの部位が供されてもストップしないと、池川親方に「食べる客だな」と認められたような気がしますw

じゃがバター♡
小さなじゃがいもを使った『じゃがバター』。シンプルながらも、コレが実に美味しい。

スープ茶漬け♡
『焼きおにぎり』と『さび』がなくなった今、それらを感じられるのがコレです。元々、完成度が高くて好きでしたが、個人的に更に希少度が増した〆ご飯です。


「鳥しき」の中で1番大きな部位でしょう。胡麻油と胡椒で風味を増した白髪葱にも負けない強い旨味があります。

ちょうちん♡
今夜は極大の卵黄をつけて下さいました。弾けて飛ぶような濃厚な卵黄の旨味が絡み、口の中で完成する素晴らしい部位。

そり
最後の部位は、希少部位の『そり』。バリッと焼かれた皮に歯を跳ね返すほどの弾力の肉質は、最旨の肉系部位です。

そぼろ丼♡
見た目は『親子丼』の方が映えるけど、味わい的にこちらの方が今は好み。

鶏スープ
唇に膜が張るくらいの濃度のスープは、上品な味わいです。

今夜も仕込んである全てを出していただきました。久しぶりだからこそ分かる、その美味しさ。やはりこのお店は凄い。
そっと色々と出して下さる池川さんの優しさが沁みる夜でした。ありがとうございました!17700


炭の音が聞こえる。
静かに静かに身を焦がす。

騒つく店内が静まっていく時、炭の息吹が聞こえます。今夜もそんな雰囲気の「鳥しき」で、店主の池川 義輝さんも静かに燃えるその魂に触れさせていただきます。

今夜の献立

せせり♡
珍しくスターターはコレ。『せせり』らしい歯応えは残りながらも、とろけるような感じはさすがの火入れ。

丸はつ♡
はつ=心臓に再び生命を与えるような変わらずの素晴らしい火入れ。

白玉
中はクリームのような感じに仕立てており、ただのうずらが最上に美味しい。

波♡
表面はパリッと焼いて、中心部はモチモチ。他店と比べるならば、この部位が一番分かりやすいと思います。

かっぱ
やげん軟骨を「鳥しき」では、文字遊びでこう呼びます。今夜は肉々しい感じではなく、昔みたいに軟骨っぽい仕立て。変えたのかな?

砂肝
仕上げに胡麻油を塗っているので、焼くと揚げるの中間みたいな感じの砂肝。

かしわ♡
タレは鶏の旨味を逃がさないコーティングのよう。鶏が、鶏が美味しい。

血肝♡
薄皮一枚を残したような血肝(レバー)はクセなど微塵もなく、とろける食感と舌にからみつくような旨味を楽しめます。

食道♡
一口食べた瞬間に震えた。グッとくる旨味ととろける食感は

オクラ
獅子唐よりも断然オクラの方が好き。

はらみ♡♡
先程いただいた『かっぱ』の謎がここで解ける。串の真ん中に(多分)腰の皮を入れて、更にコクを底上げした『はらみ』。濃厚な旨味が凄い。久しぶりに出逢えた!

はつもと♡
内臓特有の甘い香りに誘われるように口にする。ゆっくりと歯が入り、スパンッと切れて、旨味が広がります。

恥骨
腿肉とは明らかに違う食感と旨味。プリンッと弾けて、しっとりとしています。

銀杏
苦味もなく、ホクホクした銀杏。

つくね♡
今回は確りとした仕立てで、時折感じる軟骨のコリコリ感と旨味が素晴らしい。

背肝♡
いつも取っておいてくれる池川さんの優しさに感謝。串を持ちあげただけ滴る脂は、口に入れた時に旨味の暴力となって暴れ出します。

手羽先の先の皮
同じ皮でも『波』とは違い、厚みもあって濃厚。カリカリに焼き上げて、タレで供されます。

ぼん
極濃厚なので、私は大根おろしを乗せて食べています。池川さんのオススメの食べ方よー。

厚揚げ♡
池川さんの『厚揚げ』は、外と内の一体化。表面には焦げがなく、まるで揚げてある部分だけを溶かしているかのよう。

茄子
じっくり油と出汁醤油をたっぷりと吸った『茄子』は、トロトロ。

手羽先♡
バチバチッと音を立てて供されて『手羽先』を食べて驚く。素晴らしい火入れと旨味は、池川さんの魂を感じられます。

ちょうちん♡
久しぶりに唸った。特大の『ちょうちん』は完璧と言わざる得ない素晴らしい味わい。池川さん、いつもありがとうございます♡

椎茸
たかが椎茸、されど椎茸。炭を纏うとここまで美味しい。

そり♡
腿の付け根の部位で、ここ「鳥しき」では最後に供される肉系の最強部分。歯を跳ね返すような弾力と圧倒的な旨味に溺れます。

膝♡
胡麻油の香りと白髪葱の風味を纏う『膝』は、程よい弾力の中に旨味も強くて美味しい。

そぼろ丼(ハーフ)♡
出来立ての鶏そぼろが盛られた『そぼろ丼』は、ちょっとだけ汁だくになっていて、コレが実に美味しい。必ずいただく〆ご飯です。

鶏スープ茶漬け♡
『親子丼』よりも、今はこちらの方が好き。ご飯はあの『焼きおにぎり』を彷彿とする炭火で水分を飛ばしたもので、上品な鶏スープの旨味をたっぷりと吸い込んでいて、実に完成度の高い〆ご飯。

今夜も3時間半。たっぷりと鶏に溺れた夜となりました。11月には延びに延びたNYのお店もついにオープンするそうで、更に京都にも「鳥かど」「鳥おか」に続く3つ目の支店を出されるそうです。ついに関西へと進出ですね。どこに支店を出されても、池川さんは目黒にいらっしゃるそうですが、あと3年後に何か起こるかも?

今夜も池川さんの魂と優しさに触れられた夜でした。ご馳走さま。14450


2019.7.

しとしとと降る雨の中、軒先にある錫の風鈴がチリンチリンと鳴る。引き戸をガラリと開くと、店主の池川 義輝さんが静かに燃えていた。
ここは目黒にある日本一予約の取りづらいと言われている焼鳥店の「鳥しき」。2ヶ月に1度くらいの定期訪問、今夜は珍しく2回転に入れていただいたので、定刻でのスタートです。

今夜の献立

さび
かしわ♡
白玉
砂肝

かっぱ
合鴨♡
食道♡
つくね♡
獅子唐
恥骨
トウモロコシ♡
丸はつ♡
手羽先の先の皮
血肝
せせり♡
椎茸

はつもと♡
厚揚げ♡
ぼん
アキレス腱
手羽先
そり
茄子
膝♡
ちょうちん♡
鶏スープ茶漬け♡
そぼろ丼♡
鶏スープ
(何度も書いているので、個別の説明は割愛です)

約4時間半くらい。今夜も「鳥しき」の全てを堪能させていただきました。内臓系の安定した美味しさは言わずもがな、最近になって仕立てが変わったと感じるのは『厚揚げ』。表面に焦げ目を一切付けずに焼き上げて、内と外の一体感のあるように仕上げているようで、モチッとした食感が楽しめます。
今夜もあまり詳しくは言えませんが、池川さんの優しさに触れた夜でした。いつもありがとうございます。

次回は9月。またゆるりと楽しませていただきます。15000


2019.5.

いつもの21時過ぎ。今夜も池川義輝さんの近火の強火の火入れを味わいに目黒の「鳥しき」へ。支店や独立などで、ほぼ毎回スタッフの方々は初見ですが、池川さんがここにいらっしゃる限りはずっと通い続けていたいお店。一昨年くらいまでは、なかなか予約が取れないことも多かったですが、ここ最近は頻繁に取らせていただいているので、嬉しい限りです。今夜もゆるりと楽しませていただきましょう。

今夜の献立

さび
不動のスターター。まずは炭の香りと山葵の鮮烈さを楽しみます。

丸はつ♡
いきなり供された大好きな部位。口に近づけるだけで香る甘い香りは、食べ終えても続くかのよう。今夜も素晴らしい!

かしわ♡
ザクッザクッと音を立てるような食感の中で、タレでコーティングされた鶏の旨味が広がります。

かっぱ
軟骨だけでなく、その周りの肉も付けておるので、かなり濃厚な味わい。

白玉
黄身はまるでクリームのような仕上がり。

食道♡
コッテリとした旨味の中にある内臓の甘味。独特の食感も大好きです。


『かしわ』よりはアッサリとしていますが、プリンっとした弾力があり、後味の甘味も素晴らしい。

銀杏
ホクホク感と仄かな苦味。塩加減も絶妙です。

砂肝
歯を跳ね返すほどの極上のサクサク食感を味わえます。

せせり♡
相変わらずのとろけるような『せせり』。このようなのは、なかなか出逢えません。

獅子唐
辛味がなくて、美味しい。

波♡
カリカリとした表面、モチモチとした中心部。このコントラストが素晴らしい。大根おろしを乗せて食べるのが、私のオススメ。

はつもと♡
広がるのは、内臓の強烈な甘味と香り。希少部位ですが、いつもそっと出していただいてます。池川さんの優しさに感謝。

アキレス腱
最近は、柔らかな軟骨を楽しめる肉系の部位となっています。

厚揚げ♡
久しぶりに驚いた。これは、凄い!焦げの一つもなく、豆腐の甘味が広がるような外と内の一体化がたまらない。

血肝♡
更に美味しさが高まってる…だ…と。とろけ方はいつも通りですが、感じる甘味と旨味が秀逸。

手羽先の先の皮
先程食べたのは首の皮ですが、これは厚みのある手羽先の部位。旨味がとても強い。

つくね♡
かなりよく挽いてあるタイプで、食感はフワフワとしていて、とてもジューシー。

手羽先
大胆に手掴みで食べるからこそ、皮と肉を同時に食べられる部位。骨の周りの肉まで綺麗にいただきます。


旨味の強い『膝』は、胡麻油香る白髪葱と共に。

そり♡
「鳥しき」において、肉系最強部位。ボリュームも凄いですが、大抵は最後の方に供されます。確りとした旨味と食感が素晴らしい。

ちょうちん♡
「鳥しき」のスペシャリテの一つ。味わいもさることながら、卵黄と卵管を別々に火入れしてから合体させる独特の焼き方もポイントです。

茄子
火傷必須のトロトロ茄子。最後の最後まで焼いて下さいました。

そぼろ丼♡
今夜のは、そぼろの汁が多めでご飯とよく絡み、私好みでした。

鶏スープ
濃度は比較的にアッサリとして上品な仕上がりですが、今夜は塩分が絶妙。

鶏スープの茶漬け♡
久しぶりにいただきましたが、変わらずの完成度。ご飯を平らにしてから焼き上げているので、スープの中でもカリッとした食感も楽しめます。

お弁当♡
コレもかなり久しぶりにいただきましたが…。進化している!昔は『ぼん』だったのに『肩』に変わっていて、更に肉々しくなっていました。一緒に添えられているタレと山椒をかけることで、一気に香りが華やぎ、お弁当が蘇るよう。素晴らしい味わいです。

今夜も終了したのが、0:30。途中からは池川さんを独占して、私の為だけに焼いていただきました。いつも遅くまでありがとうございます。
何度となく食べたことのある部位でも、毎回「!」と思うことが多くて驚きます。有名店ということに驕らず、更なる高みを目指す日々の研鑽から生まれる味わいはまだまだ進化が止まりそうにありません。

今夜もありがとうございました。次回も約束された幸せのひと時を楽しみしています。


2019.2.

目黒にある予約困難店としても有名な焼鳥店「鳥しき」。足しげく通うことで、信頼を得たお店の一つです。入店はいつもの2回転目、今夜も鶏を食べ尽くす時間がやってきました。

今夜の献立

さび
鶏が炭の香りを纏う。特に今夜は山葵の香りが鮮烈で美味しい。


凄いボリューム。腿肉に比べたら、ややしっとりとしているはずなのに…このプリッとした食感とこのジューシーさは素晴らしい。

丸はつ♡
是非、3回に分けて食べて欲しい。それそれに違う食感と旨味があり、池川さんの考えられた串打ちが分かるはずです。

かっぱ
やげん軟骨だけでなく、その周りの肉も一緒になっているので、滴るような脂とコリコリとした食感が楽しめます。

砂肝
串の中では火入れのタイミングが難しいという砂肝。いつもながら、心地よいサクサク感です。


表面はパリッと、中心部はモチモチとした食感を味わえる部位。

アキレス腱
更に肉々しくなって、軟骨のゼラチン質としっとりとした肉質を味わえる串になりました。

白玉
当初はトロトロの半熟から、今はクリームのような仕上がりになった白玉。

食道♡
一口目に入ると部分にはシャコシャコとした食感を、最後には皮も含めた濃厚な部位を口打ちしています。非常に考えられた一串。

芽キャベツ
焦げもなく、苦味も抑えていて、キャベツの甘味が際立ちます。

背肝♡
ザラリとした舌触りにネットリと溶ける内臓。口に入れる前から感じる内臓系特有の甘い香り。内臓こそ焼鳥の醍醐味だと思います。

かしわ
タレコーティングで鶏の旨味を確りと閉じ込めた極上の美味しさ。

手羽先の先の皮
『波』よりも分厚い皮。今度は脂を落とすように焼くことで、カリカリに。

恥骨
肉系の中では一番しっとりとして柔らかい。軟骨も柔らかく、いいアクセントです。

つくね♡
更に進化?口に入れると、ふわりと溶ける。そして口いっぱいに鶏のジューシーな旨味が広がります。『つくね』でこれほど感動するとは!

銀杏
焼鳥店で供されるので、好きになったもの。ホクホク感が結構好き。

はつもと♡
レバーのような、ハツのような食感がある部位。コレも実に内臓の甘さを非常に感じます。

せせり
中心部は、ほんのりとピンク色になるくらいの火入れ。だからとろけるような『せせり』になります。

厚揚げ♡
ほわんっとした食感があり、炭の熱が真ん中に込められているかのよう。

手羽先
個人的には前半終了を知らせる部位。骨の周りが美味しいので、手づかみで食べましょう。直ぐにお手拭きを交換してくれるのは、いつもながらに素晴らしいホスピタリティ。

ぼん
表面はカリッと仕上げて、噛めば濃厚な旨味が溢れ出します。

椎茸
焼いたのが好きな方も多いはず。溢れる椎茸ジュースは圧巻です。

じゃがバター
小さなじゃがいもを使ったじゃがバター。素晴らしい火入れで、ホクホクです。

ちょうちん♡
大きな卵黄のちょうちん。一口で食べれば、プツンと音を立てるように弾ける卵黄の濃厚な旨味が溢れます。

そり
一羽で2つしか取れない部位なので、この一串で一羽分という贅沢な肉系最強の串です。確りとした弾力があり、旨味も十分。

エリンギ
先程の『椎茸』がジューシーさならば、コレは食感。よく考えられた串打ちなので、コリコリ感がたまらない。

膝♡
菱形の皿で供される部位。『そり』と双璧をなす肉系の部位ですが、こちらの方が旨味とコクがあります。

血肝♡
池川大将が忘れていたので、追加注文。やはり、コレは食べたいよねー。

親子丼(ハーフ)
久しぶりにハーフで2種。まず供されたのは、親子丼。味わいには変わりないですが、やはり作り方が変わったのだろうか?底は白身が固まっており、思うほどにトロトロではなくなった…。

そぼろ丼(ハーフ)♡
最近はこちらの方がお気に入り。シンプルなれど、この塩そぼろは美味しい。

今回も入店から約4時間、途中は凄まじいスピードで提供していただき、ありがとうございました。内臓系は改めて美味しさを再確認し、そして『つくね』は進化したのでしょうか?素晴らしい味わいでした。何年経っても、どんなに有名になっても向上し続ける味わいと変わらない接客とホスピタリティは、流石としか言いようがありません。

次回は5月くらいに頑張って、予約をしたいと思います。今夜もご馳走さまでした。13750


2018.12.

入店は、いつもの21:00。30分もすれば、先にいらした方もいなくなって、次のカウンターの用意もしなくなり、もう
今夜は誰も入れないみたい。ごく稀にこんな夜はあるけど、特に今夜はこの後に何かイベントがあるのかな?と思うほどに客入りがなく、ほぼ貸し切り状態となった「鳥しき」。
高く積み上げた炭が赤く身を焦がしながら、灼熱の息吹をはく。そんな炭の息遣いも聞こえそうな静かな時間の中で、店主の池川 義輝さんが私の為だけに焼いて下さる。今夜はそんな贅沢さを味わいます。

今夜の献立

さび
炭を纏う。鮮烈な山葵の香りと鶏の甘みも感じられます。

かしわ♡
日に日に大きくなっているような気がする『かしわ』。歯を跳ね返すような弾力、噛みしめると溢れる脂、最後には甘みが広がります。

白玉
今ではクリームのような黄身の仕上がり。

かっぱ
周りの肉を絡めて串打ちすることで、攻めの串の1つとなってます。

砂肝
表面は艶めいて、口に入れれば弾むよう。焼き方の難しさは、串の中でもトップクラスです。

かしわ②
今度は山椒の香りをつけて。


首の皮。よく動かす部位なので、旨味も強い。『波』というのは、波を打っているので、言葉遊びの名前付け。

背肝♡♡
内臓の甘みが凝縮された部位が炭の香りを纏う。

食道♡
食べ終えた後もずっと口に残っているような存在感。心踊るような食感も好き。

オクラ
獅子唐よりも私は好き。

はらみ
内臓ですが、肉系とも取れるような食感。なかなかのレアな部位です。

アキレス腱
弾力のある肉に、時折感じるゼラチン質。軟骨だけでないので、肉系の部位と言えます。

銀杏
ホクホク感の中にほろ苦さがあり、美味しいと思えるようになったのは、最近かな。

手羽先の皮
先程の『波』よりは分厚く、カリカリとした焼き上がりに仕上げています。

茄子
火傷必須のトロトロ感。ハフハフしながら食べて下さい。

肩♡
神懸かった火入れ。『かしわ』よりもしっとりしているはずなのに、負けないくらいのジューシーさと弾力。素晴らしい!

合鴨♡
ジューシーさが極まりない『合鴨』。未だに山葵の有無の時が謎。

丸はつ♡♡
焼き場の熱をまだ宿していて、噛むことでそれは弾けます。命の塊。

つくね♡
今夜は特に素晴らしい。生の状態から焼かれる為によりジューシーで、肉の甘みを存分に感じられます。

せせり
先程の『波』を剥いだ肉が、この『せせり』。とろけるような食感です。

じゃがバター♡
大きさも、火入れも好み。


菱形の皿で供される肉系の部位。ジューシーさと旨味が強い。

はつもと♡
食感の面白さ、内臓の甘さを味わえる大好きな部位です。

恥骨
『かしわ』『肩』、食べ比べると分かる。肉質の違い。歯が吸い付くようなしっとり感です。

血肝♡
「鳥しき」の名物の1つ。先端にはつを串打ちすることで、特大のレバーを固定しています。口の中でトロリと溶けるレバーは素晴らしいの一言です。

厚揚げ♡
今夜は特に凄い。炭の熱をこの『厚揚げ』にぎゅっと閉じ込めたよう。

そり
今夜はここで肉系のボスが登場です。

椎茸
そこらへんの肉よりもジューシーな椎茸。

ちょうちん
看板的な串ですが…。アレを知ったら…。

ぼん
ポピュラーな部位ですが、あまりここでは見ないかも。『お弁当』には入ってますけどね。

エリンギ
コリコリとした食感を楽しめるような串打ちはさすが。

手羽先
骨の周りの肉まで綺麗に食べる為に、ここは手掴みで。すぐにおしぼりを差し出してくれるホスピタリティも素晴らしい!

スープ茶漬け♡
『親子丼』が有名ですが、これも絶品。中に入れるご飯は炭火でおこげを作り、カリカリとした食感に。具としてささみが入っており、スープの熱で半生状態にしています。

お弁当♡
「鳥しき」の味を家でリフレインできる『お弁当』。レンジで温めてもいいのかもしれませんが、ここはあえてそのままで。うーん、冷たい状態でもやはり美味しい。鶏そぼろの部分はご飯としっかり馴染んでおり、肉の部分はタレを少しかけて食べると、とてもよく合います。

年内最後の「鳥しき」として、悔いのない素晴らしい内容でした。来年の7月頃には、この味を伝える為と弟子が活躍できる新しい場所として、ニューヨークに出店するそうです。そうなると、気になるのは池川大将の動向ですが…どこに出店しても目黒の地からは離れないそうです。安心して、来年以降も「鳥しき」を楽しめますね。

今夜も遅くまでありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。15450


2018.10.

trr…trr…。
電話をするにしても、受けるにしても「やっと、きたーっ!」と思うお店。目黒にある「鳥しき」に再訪。何百回と電話をかけるという苦行をしたとしても、やはり食べたいと思う「鳥しき」の焼鳥の魅力は、池川大将の火入れでしょう。今夜も大抵いつも座らせていただく席で、全てを堪能します。

今夜の献立

お通し
いつもながらにいい漬かり具合です。

さび
ほんのり火入れされたささみは炭の香りと山葵の鮮烈さを身に纏う。

肩 ♡
腿肉よりもしっとりとしているはずなのに、ブリンっと弾けるような弾力。久しぶりに、ちょっと驚いた。

手羽先の先の皮
『波』とは違い、カリカリに焼かれており、食感の先にある甘みがいい。

白玉
黄身はまるでクリームのような滑らかな舌触り。炭の火入れで、仕上げているのかな。

食道 ♡
食道とは言え、その周辺の部位も串打ちすることで食感と甘さが映えます。素晴らしい串です。

丸はつ ♡
焼き上がりが難しいと感じる部位ですが、温い部分なんて全くありません。ほとばしる脂と旨味がいつまでも熱を帯びています。

つくね
粗く挽かれた肉から溢れる肉汁、時折感じる軟骨のコリコリ感。生から焼くからこそのジューシーさ。

かっぱ
やげん軟骨だけでなく、はらみの部位も一緒にしていることで、この串は更に輝きを増しました。

砂肝
サクサクと心地よく、口の中で跳ね回ります。

銀杏
ホクホクした食感で、甘みと苦みも感じられます。

かしわ ♡
跳ね返すような素晴らしい弾力という食感。噛み締める度に溢れる肉汁。今夜は特に素晴らしい。

血肝 ♡
先端をはつで止めた桃色の特大レバー。口に入れれば、トロリととろけます。

腺胃 ♡
「鳥しき」の中でも、超々レアな部位。ゆっくりと歯が入っていき、その度に肉汁が滴り落ちます。食べ終えても、いつまでも口の中にあるような存在感は随一。

アキレス腱
アキレス腱だけでなく、その周りの肉も一緒にすることで肉々しさも生まれています。

はらみ ♡
最近はあまり出逢えなかった部位。サクッとした食感もあり、クニュっとした食感もあり、想像よりも脂っこくありません。

はつもと ♡
内臓は甘さ。このことを教えてくれる部位。レバーとはつのいいとこ取りのような美味しさがあります。

せせり
何故、ここのはとろけるような仕上がりなのだろう?肉系の部位はそれぞれ違った味わいが顕著に出るので、鶏の奥深さを感じられます。

厚揚げ ♡
表面には焦げもなく、中は激熱。池川大将の火入れは、今夜も神ががっています。

合鴨 ♡
ここまで分厚い合鴨は、なかなか出逢えない。山葵も効かないほどに、濃厚な脂が味わえます。

波 ♡
表面と中心部の食感のコントラストが素晴らしい。

恥骨
肉質は一番きめ細かで、しっとり感の中にもプリンっとした食感もあります。軟骨も柔らか。

手羽先
焼鳥の花形であり、大抵はこの部位が出されるとコースが終了というイメージですが、私の場合はここからボーナスステージに入るみたいな。豪快に手掴みで食べるのが、正解です。

じゃがバター ♡
小さなじゃがいもは、串にピッタリ。もっと大きくても、個人的には嬉しい。

ぼん
表面をカリカリに、中心部はコッテリと。良いところばかりをフューチャーしたような仕上がり。

椎茸
椎茸のジューシーさを閉じ込めた焼き上げ。ありふれた椎茸すらもご馳走です。

茄子
火傷必須のトロトロ加減。

背肝 ♡
そっと出してくれる池川大将の優しさに感謝。見る人が見れば分かる超レアな部位。内臓の甘さを感じるには、この部位が秀逸でしょう。香りすらも甘い。


肉質は腿肉よりもしっとりとしており、味わいが濃い。肉系では唯一、菱型の皿で供される部位です。大抵は最後の方に出されるので、食べてみたい方はリクエストを。

そり
腿の付け根の部位で、「愚か者はそれを残す」という意味のフランス語に由来する部位です。筋肉の塊なので、弾力と食べ応えがあり、皮・脂・肉の三拍子が揃った旨味があります。

そぼろ丼 ♡
白醤油?で炒って作られた鶏そぼろをたっぷりの海苔と一緒に。最近は『親子丼』よりもこちらの方が好き。

鶏スープ
濃度は低めで、味わいも濃くはないので、旨味のみを味わえるスープ。

今夜はいつもより手早く提供して下さり、ありがとうございました。忙しい中で供された『肩』『食道』『丸はつ』『かしわ』は、特に素晴らしい火入れで感動しました。23時に近づく頃からは、炭の息遣いも聞こえるほどに静かになり、滅多に見れないような雰囲気に。唯一心残りがあるとすれば、もし『ちょうちん』があったら、私が知っている限り全ての串(野菜串以外)を食べていたのに…ということかな。それでもかなりレアな部位の数々をそっと出してくれた池川大将の思いやりに大感謝です。

今夜も遅くまでありがとうございました。次回は年末、また宜しくお願いします。12500


2018.8.

入り口にある風鈴が夏らしく風に唄う今夜の「鳥しき」は、某店の店主さんといつもの『食べ尽くし』に挑戦です。

本日の献立

さび
ファーストアタックは、炭と山葵の香りから。

かしわ
味付けはタレですが、噛みしめる度に肉の味わいが口に広げていきます。

つくね
生の状態から焼き上げるので、まずは網の上で表面を焼き固めます。なので、すごくジューシーな仕上がりです。

かっぱ
最近、お気に入りの部位。軟骨だけでなく、その周りの肉も絡めていることで実に美味しい。

丸はつ ♡
素晴らしい火入れ!温いところなど一切なく、サクッとした歯切れを楽しんだ後に広がる内臓の甘み。いつもながら、感動の一串です。

白玉
黄身はやや半熟で、クリーミーな仕上がり。


表面はパリッと、中心部はもっちりとした皮。どのお店にもある部位だからこその違いを楽しめます。

砂肝
サクサク食感。焼き上がりの見極めが難しい部位。どうやって池川大将が見極めているかを見ているのも楽しみです。


かしわ(腿肉)よりもしっとりとした部位。噛みしめると、甘さが広がります。

手羽先の先の皮
先程の波(皮)と違って、かなり分厚い。カリカリに焼かれています。

獅子唐
定番の野菜串。実はさほど好きではなかったり…。

合鴨 ♡
鴨好きにはたまらない食べ応えのある合鴨です。山葵が乗る時と乗らない時があるのは、謎。

トウモロコシ ♡
夏の野菜串。醤油の香ばしい香りと味わいがたまりません。

食道 ♡
レアな内臓串。サクッ、クニュといった独特の食感も楽しめ、内臓の甘さが映えます。

銀杏
定番の野菜串。

はつもと ♡
はつとレバーの食感を合わせたような部位で、これほど内臓の甘さを感じられるものはありません。

血肝 ♡
「鳥しき」の看板串の一つ。今夜の火入れも素晴らしかったです。

ちょうちん ♡
バラして焼き上げるという池川大将独自の手法のちょうちん。拘っているからこその美味しさがあります。

ぼん
カリッと焼き上げたぼんじり。私はいつも大根おろしを乗せて食べています。

厚揚げ ♡
表面には焦げなどなく、中身は熱々。神がかった火入れです。

椎茸
定番の野菜串の中では、一番好きかな。

アキレス腱
これも相当レアな部位ですが、最近は意外と出逢えています。かっぱよりも、もっと確りとして食感があります。

手羽先
この部位が供されると、そろそろ終わりかなーと思います。焼鳥の花形の部位で、塩味なので鶏の旨味が存分に味わえます。


肉系の部位の中では、よりジューシー。かなりのボリュームもあります。

そり ♡
腿の付け根のあたり。濃厚な旨味が楽しめる素晴らしい部位です。

そぼろ丼 ♡
最近はハーフにして、2種食べてます。味付け・食感ともに素晴らしい丼です。

親子丼
出汁を楽しむ丼で、もう少し半熟ならば飲めるような感じに。

鶏スープ
濃度は濃厚ではなくて、じんわりと身体に染み渡ります。〆に相応しい味わい。

今夜も約4時間、実に素晴らしいものばかりでした。裏メニュー的な『焼きおにぎり』が7月で無期限停止だそうなので、残念。でも池川大将の鬼気迫る焼きを見ていると、無理もないなと言うのが正直なところ。

いつもいつも遅くまで、本当にありがとうございます。次回は10月、また宜しくお願いします。12550


2018.6.
夜風に吹かれながら、今夜も2回転目の入店となる目黒にある焼鳥の名店「鳥しき」。席につくと、「いつもみたいな感じでよろしいですか?」と聞かれ、勿論と頷くそのいつもみたいな感じとは、「鳥しき」で使用している伊達鶏を丸々一羽味わうような食べ尽くし。今夜は何時間かな?

今夜の献立

さび
挨拶がわりの串は、炭と山葵の香りを纏って供されます。

血肝 ♡
「鳥しき」のスペシャリテの1つ。おそらくは、みんな食べたいはず。

ぼん
余分な脂は落とされ、濃厚な旨味だけを閉じ込められた逸品。

白玉
行き始めた頃よりは半熟ではないけど、やや半熟の白玉。

膝 ♡
菱型のお皿で供される肉系の花形。かぶりついた後、是非とも断面を見てほしい。惚れ惚れするようなロゼ色です。

丸はつ ♡
その名の通り、はつを丸々焼いたものですが、この火入れは素晴らしいの一言です。

かしわ ♡
タレでコーティングされた肉は、噛みしめる度に旨味が溢れてきます。

つくね
軟骨を練りこんだ柔らかい生のつくねなので、初めは網を使って、表面を固めてから本格的に焼いていきます。

食道 ♡
クニュ。コリ。クニュ。楽しい食感と滞空時間の長い味わいの余韻が素晴らしい。

銀杏

かっぱ ♡
黒胡椒の刺激と軟骨の周り濃厚な肉が実に美味しい。最近のお気に入り。

獅子唐


他店でも必ずある部位なので、火入れの違いがよく分かると思います。表面はパリッと仕上げ、中心はモチモチとしています。

恥骨
肉はふわりと柔らかく、軟骨の食感が時折感じる珍しい部位。

手羽先の先の皮
波とは違い、タレの味わい。皮は分厚くカリカリに焼かれており、甘さすらも感じます。

砂肝
色の変化が乏しいために、焼き上がりの目安が難しい部位。池川大将は砂肝を焼き台に当てることで、その跳ね返り具合で見極めているようです。


かしわとは違い、しっとり感の中で鶏の旨味が溢れます。

厚揚げ
神懸かった火入れを感じられる厚揚げ。ハフハフしながら、食べて下さい。

合鴨 ♡
厚みもあり、旨味も脂もギュッと閉じ込められた合鴨。これで、冬は真鴨とか焼いてくれたら完璧。

せせり
口の中でとろけるようなせせりは、串を持ち上げるだけで脂が滴ります。

じゃがバター
誰もが大好きじゃがバター。野菜串の中で供されると、嬉しい。

はつもと ♡
はつとレバーのいいとこ取りのような食感で、内臓の甘さを実に感じられる素晴らしい部位。

ペコロス
芯まで確りと火入れされており、甘さも引き出されています。

背肝 ♡
トロトロにとろける舌触りと濃厚な脂と内臓の甘さ。実に美味しい。出会えたならば、ラッキーと言える部位です。

鶏スープ茶漬け ♡
〆ご飯の1つですが、遅くなりそうなのでここで登場。中にあるご飯は香ばしく焼かれたお焦げで、具として鶏刺しも入っており、完成度の高い逸品です。

手羽先
焼鳥の花形的な部位。手づかみで豪快に食べて欲しい。そして、直ぐにおしぼりが供されるホスピタリティはさすがです。

椎茸

茄子

そり ♡
最近はトドメの肉系串として供されることが多くなりました。ここまで届かない方は、是非リクエストを。

エリンギ

焼きおにぎり ♡
表面に鶏油?を塗りながら焼かれることで、バリバリとして食感になり、中はふわりとした焼きおにぎり。兎に角、時間がかかるので食べたい場合には、来店してすぐに注文することが必須です。

鶏スープ
片手で焼きおにぎりを食べ、時折スープを啜る。素晴らしいマリアージュです。

ちょうちん ♡
池川大将も分かっていた〆の逸品。この特殊な焼き方は、必見です。熱いはずなのに、熱くないように見えるのは不思議。

今夜は、たいていは席が空くような23時台でも満席状態だったので、今までで最長の5時間!となりました。でも鶏で満たされた感もあり、大満足な夜です。

池川大将、いつもいつもありがとうございます。また宜しくお願いします。12700


2018.4.
友達に誘われて、初の同月に2回目となる「鳥しき」。本日もラストまでいること間違えなしの21時入店です。

本日の献立

お新香
昔はコレでお酒を飲むのが好きでした。

さび
挨拶がわりの『さび』は、炭の香りと鮮烈な山葵の味わいに絶妙な火入れを楽しめます。

かしわ ♡
噛み締める度に溢れてくる肉汁は、鶏の旨さが際立ちます。

かっぱ ♡
最近、お気に入りの部位。軟骨に絡むように串打ちされている肉は濃厚で美味しい。

食道 ♡
シャコシャコとした独特の食感で、タレでコーティングされた旨さが溢れてきます。

白玉
やや半熟加減の黄身は、ねっとりと舌に絡みます。

ぼん
ちゃんと骨も外されていて、食べやすい。私は大根おろしを乗せていただきます。

はらみ ♡
濃厚な脂と適度な歯応えがあるこってりとしたレアな部位。


軟骨のコリコリ感、プルプルとした肉の食感、濃厚な味わいが『かしわ』との違いを楽しめます。

砂肝
この部位に関しては、食感が命。

手羽先の先の皮
同じ皮でもこれは分厚くて、濃厚。ちょっとカリカリに焼かれているのが美味しい。

せせり
他店で食べる同部位でも、「鳥しき」のはとろけるような食感です。

血肝 ♡
来る度に串の真ん中に刺さっている部位が大きくなっている気がします。クセのないとろける濃厚さは、スペシャリテに相応しい。

アキレス腱
これも最近のは肉も串打ちされているので、バリバリとした食感だけでなく、ジューシーさもあります。

獅子唐
炭の香りを纏うだけでも美味しさが変わります。

銀杏
皮ごと焼いて中まで火が通ったら、皮を剥き、また軽く焼き上げます。


表面はカリッと、中はもっちりとした火入れの違いが感じられる部位。

合鴨 ♡
ジューシーな肉に鮮烈な山葵の香りがたまりません。ジビエの季節には、真鴨とかやってくれないかな?

厚揚げ
今夜も池川大将の火入れは、神懸っています。

ペコロス
じっくりと火入れされるペコロスは、甘さが際立ちます。

はつもと ♡
見たことないほどに特大のもの。ハツとレバーのいいとこどりみたいな部位。

手羽先
手で豪快に食べることを推奨します。焼鳥の花形的な部位です。

じゃがバター
食べる時にはバターがじゃがいもに染み込んで最高です。

茄子
ヤケド注意のトロトロ加減。

ちょうちん ♡
今夜も卵黄は特大のものです。大将の拘りを感じる焼き方も必見です。


肉々しい中にも、時折軟骨の食感が忍んでいて食べ応えあります。

そり
肉系の部位の王者とも言える部位で、確りとした肉質に驚くでしょう。

親子丼
〆は親子丼。しかし今夜のは白身が完全に固まってしまっていて、好みではなかったです。

焼きおにぎり ♡
前回から次に来た時には食べようと決めていて、入店してすぐに注文しておきました。脂とタレを交互につけながら、じっくりと焼かれる『焼きおにぎり』は尊いの何ものでもないです。

鶏スープ
『焼きおにぎり』とこのスープを交互に食べながら〆る「鳥しき」も素晴らしい。

今夜も長居させていただきまして、ありがとうございます。やはり、いつ食べても何度食べても美味しいものは美味しかったです。

また宜しくお願い致します。


2018.4.
最近はいつも電車の時間を気にしなくていいように、車で訪れている目黒にある「鳥しき」。ところが当日はまさかの大渋滞!そんな日に限って、予想以上に早く女将さんからお電話をいただき、間に合いそうかな?と思っていたら、今度は通行止め!色々なトラブルにあいながらも、お電話を受けてから1時間後にやっと着いたお店。池川さんに謝罪したら、逆に謝られた。何故だ?

本日の献立

さび
挨拶がわりの串は、鮮烈な山葵の中にある鶏の甘さと火入れの素晴らしさを味わえます。

かしわ ♡
タレですが、その味で誤魔化すわけではなく、旨味を閉じ込めるコーティングのような感じ。鶏が!鶏が美味しい!

かっぱ
軟骨のコリコリ感もいいですか、間にある肉が好き。

丸はつ ♡
素晴らしい火入れ。大きさが違うなれど、温いところなんて全くありません。食べ終えた後、鼻に抜ける香りまでも美味しい。

砂肝
サクサク♪サックサック♪心地好い嚙み音。

合鴨 ♡
ここまで分厚いと、とてもジューシーで美味しいなぁ。

はつもと ♡
レバーと心臓をつなぐ部位。食べると、きっと驚くでしょう。この内臓の甘さに。

芽キャベツ
旬の野菜。苦味の奥にある甘さがいい。

じゃがバター
野菜の中では鉄板の美味しさ。時間がかかるので、早めの注文がベターです。

食道 ♡
独特の食感と濃厚な脂、そして甘みが口の中で一体となります。内臓は甘いということを教えてくれます。


菱型の皿で供される何ともボリュームのある部位。しっとりとしながらも、ジューシーな旨味が溢れます。

白玉
黄身はやや半熟。昔はもっとトロトロだったけど、最近はこのくらいみたい。

銀杏
もちもちとした食感で、美味しい。

波 ♡
つまり、皮。他店でも絶対にある部位なので、その違いがよく分かるはず。表面はパリッと、中はもっちりとジューシー。私は上に大根おろしを乗せて、いただいています。

ぼん
食べ応えのあるボリュームで、濃厚な旨味と脂が楽しめます。

つくね
この串には、是非とも卓上にある山椒をかけていただきたいです。香りがふわりと華やぎます。

アキレス腱 ♡
出逢えたならば、ラッキー。昔よりも肉々しくなっています。

血肝 ♡
「鳥しき」の名物串。薄皮一枚で形を保っているような感じで、口に入れた瞬間にとろけます。

厚揚げ
火入れの素晴らしさが光る料理。

背肝 ♡
甘さと脂が映えるジューシーさ。グロテスクな見た目ですが、精巣も串打ちされたなかなかレアな部位です。

ちょうちん ♡
「鳥しき」のスペシャリテの1つと言っても過言ではないでしょう。今回も卵黄の大きなものを焼いていだだきました。

手羽先
皮目はパリッと焼かれて、肉はとてもジューシー。豪快にかぶりつくのが1番です。

エリンギ
これも食感を考えて、串打ちしてあるなぁと感心させられる串です。

腺胃
とてもレア部位。こってりとして、どっしりとした濃厚さがあります。「鳥しき」の中で、一二を争うくらいの濃厚さはいつまでと口の中を支配します。

オクラ
結構、ぬるぬるしたものは好きです。

そり
肉系の王者ですね。皮もあるので、実にジューシーで美味しい。

ペコロス
このペコロスは、実に手間がかかる串だと思います。もしも池川さんの焼き場を見れる位置に座っていたならば、是非見て欲しいです。

鶏スープのお茶漬け
何気に初めて食べる〆料理。中に入れられるご飯は平らにして焼かれているので、スープの中でお焦げのような感じになり、これがまた美味しい。『親子丼』の人気に隠れていますが、素晴らしい完成度です。冬場はこれがベストかな。

今日は実に夢のような夜でした。私が昼間に行ったお店の店主が来店してきたり、何故か夜遅くには客入りは数人になったので私も昼間に会った友達を呼んだりして。かなーり遅くまで滞在させていただきました。ありがとうございます。

次回は、6月。また熱き池川さんの姿を見させていただきます。


2018.1.
ここ数ヶ月、日曜日の営業が隔週くらいになってしまったので、日曜日の予約席はよりプラチナ感が増した目黒にある焼鳥の名店「鳥しき」。今夜も2巡目スタート、オーダーはいつも通り。

入店して、まずは池川大将達に新年の挨拶。座ると、銀座の鮨店の親方もいらして、突然のご挨拶。こういうお店なので、芸能人や著名人も出逢ったことはありますが、お互いに面識のある方は初めてです。

今夜の献立

さび
変わらずに素晴らしい火入れ。山葵の香りも鮮烈です。

かしわ
弾むような弾力の肉の旨味をコーティングするようなタレの存在。挨拶がわりのタレ串は、最高です。


表面はパリッと、中心部はムッチリとしたコントラストのある火入れは、素晴らしい。

かっぱ
軟骨のコリコリ食感もいいですが、軟骨の周りに付いている肉が美味しい。

砂肝
胡麻油香り、黒胡椒のピリリとした刺激の中で、サクサクと心地よく歯切れます。

つくね
卓上には七味・山椒があります。是非、この串には山椒をちょっとかけて食べてみて。山椒の爽やかな香りとタレが凄くよく合いますよ。

食道
滑らかに、ねっとりと、時折シャクシャクとした食感。コッテリとした脂も美味しい。

銀杏

はつもと
内臓系の串の中でも、かなり好き。サクサクと心地よく歯切れ、後味は濃厚な旨味と鶏の甘味。このお店に通う理由の一つは、内臓が美味しいから。原点を思い出させてくれる串です。

白玉
初めて食べる方は、きっと驚く。この半熟さ加減に。

丸はつ
昔は普通の「はつ」があり、この串は知る人ぞ知る裏メニュー的な存在だったのですが。まあこちらの方が人気でしょうね。

アキレス腱
このお店でも、かなりレアな串。昔よりも肉っぽくなって、バリバリとした食感だけではないです。

せせり
最近気に入っている串で、ここの『せせり』はとろけます。

合鴨
鴨好きなので、食べ応えのあるこのボリュームは大好きです♡この季節ならば、合鴨じゃなかったら、なおいいのだけど。

血肝
このお店のスペシャリテ。薄皮で保っているようなトロトロ加減。レバーの概念が変わる串です。

手羽先の皮の先
先程、食べた『波』よりも厚くて、濃厚な脂が特徴的。

背肝
見た目はグロテスクですが、極上のトロトロ感と濃厚な旨味があります。通常だと、なかなか出てこないかも?食べたい時は、大将にリクね。

膝まわり
串でなく、菱皿で供される部位。白髪ねぎは胡麻油が香り、皮のパリッとした食感と食べ応えのある肉とゼラチン質がたまらない。

厚揚げ
表面には焦げはなく、中は温い。焼かれたことが分からないほどに綺麗。池川大将の火入れの素晴らしさ。

ぼん
ここのはちゃんと骨を外しているので、とてもいい。大根おろしを乗せて食べるのが、私流。

そり
腿の希少部位で、肉系の串では最高峰ではないでしょうか。大きいので、一口で食べるには難しいかもですが、口いっぱいの口福を味わえます。

茄子
極上のトロトロ加減。

ペコロス
茄子がトロトロ感ならば、これは極上の甘味。

手羽先
個人的には焼鳥の花形だと思っています。豪快に手で持って、骨の周りの肉を確りと食べ尽くしましょう。

ちょうちん
これも名物の一つで、〆に食べる方も多いでしょう。プツンと音を立てて弾ける卵黄のコクは、口福の始まりです。

椎茸

じゃがバター
野菜の中では、1番好きかな。


『かしわ』よりもしっとりで、上品なジューシーさがあります。

エリンギ
今夜の〆。堪能した〜。

親子丼ハーフ
「鳥しき」の〆ご飯は、5種。1番人気は、やっぱりコレでしょう。出汁の味わいが強く、安定した美味しさ。

そぼろ丼ハーフ
今更気づいたのですが、「ハーフにすれば2種食べれるじゃん!」ってことで、そぼろ丼も。

鶏スープ
じんわりとした鶏の出汁。今夜の味付けは、薄めだったなぁ。

約3時間、今夜も食べた〜。レアな串も取っておいて下さったのかな?私の知る限り、未食串は2種くらい。「鳥しき」の全てを堪能したといっても、過言ではないでしょう。

今夜もご馳走さまでした。今年も宜しくお願い致します。


2017.12.
年末のご挨拶を兼ねて、目黒にある名店「鳥しき」へ再訪。今回も2巡目の時間制限なしなので、いつものように「一通り」のおまかせです。

今夜の献立

お通し
いつものお新香。

さび
いつもの「鳥しき」のスターター。素晴らしい火入れと鮮烈な山葵の香りが鼻をくすぐります。

かしわ
見た目でも美味しい焼鳥と思えるビジュアル。ジューシーでもあり、しっとりとした味わいもあります。

ぼん
久しぶりに食べた「ぼん」。こんなにも食べ応えがあっただろうか。美味しい♡

丸はつ♡
胡麻油と黒胡椒のパンチのある名物的な串。串を持ち上げるだけで、肉汁が滴り落ち、噛み締めれば、その肉汁が溢れ出します。

食道♡
独特の食感と滴る脂が交互に織りなすハーモニーのある串。タレはコーティングという意味がこの串から分かるはず。

銀杏


波のように折り重なった皮は炭の香りを纏い、表面はカリッとして、中はもっちりとしています。

つくね
ややしっかりと挽かれた肉は、とてもジューシー。卓上の山椒をかけると、より香りが華やぎます。

はつもと♡
今回のはつもとは、特に素晴らしい。とろけるような食感に、程よい歯ごたえ。タレ味ながらも、肉の味わいがちゃんとする素晴らしい。

オクラ

血肝♡
「鳥しき」の看板串。まずはこれが食べたいと思う方も多いはず。大きく切ったレバーをとろける火入れで仕上げています。

背肝♡
とろりとした食感で、味わいは極濃厚。ちょっと見た目がグロいけど、実に美味しい。

かっぱ
所謂、軟骨。でもこの軟骨に張り付いている肉が美味しい。

手羽先の先の皮
さっき食べた波(皮)よりも厚く、より濃厚。それを表面をパリパリに仕上げて、噛み締めると脂が溢れてきます。

合鴨
食べ応えのある極厚の合鴨。それでも柔らかく、とろけるような肉質。

厚揚げ
神の火入れの宿る料理。

せせり
ここの『せせり』は、何故とろけるような肉質なんだろう。飲み物のような串です。

恥骨
このお店の中では、新しい部位。同じお尻の部位だと『ぼん』がありますが、味わいは真逆。


『恥骨』よりはしっとりしており、鳥でも部位より味わいが異なることを再認識。

ちょうちん
プツンと音を立てて、卵黄のコクが口の中で広がっていく。このお店のスペシャリテの一つ。

じゃがバター
何気に好きなこの串。池川大将の火入れの素晴らしさが分かります。

膝まわり♡
串ではなく、菱型の皿で提供される部位。ジューシーな肉質とゼラチン質のハーモニー。

そり♡
腿の付け根にある部位で、弾力のある肉質と食べ応えのある大きさがたまりません。

エリンギ

茄子

腺胃
このお店でもかなりの希少部位。特に今回のは大きく、むっちりとした歯ごたえと舌にまとわりつくような濃厚な脂が◎。

手羽先
焼鳥の花形とも言える串。皮のパリパリ感と骨の周りのジューシーさが美味しい。

白玉
大将が忘れていた串。最後に出して下さいました。

そぼろ丼
今回の〆は、そぼろ丼。親子丼も美味しいけど、このそぼろもご飯によくあって美味しい。

鷄スープ
最後は熱々のスープ。このスープをそぼろ丼にかけて食べても美味しいかも。

今回も約3時間半と「鳥しき」の味を堪能致しました。途中から隣にいらした方と情報交換などできて、新しい名店の扉も開きそうです。
来年も早々から予約済みですので、今から楽しみです。来年も宜しくお願い致します♡


2017.9.
生温い風が風鈴を鳴らす季節になりました。そんな風鈴の音を聞きに、目黒にある「鳥しき」へ。
今夜も『一通り』で注文です。

今夜の献立

お新香
最近は諸事情でやっていませんが、白ワインと合わせるのが好きです。

鶏そぼろ
あることは、かなり前から知っていたのですが、注文したのは初めて。〆の『鶏そぼろ丼』のお摘みバージョンです。薄めの味付けなので、単体でも美味しい。

さび
挨拶がわりの串は、やはりコレ!

かしわ ♡
タレ味ですが、コーティングのような感じなので、鶏肉本来の味と脂が味わえます。食べ終えた後も余韻が続きます。

線胃 ♡
かなりのレア串。持つだけで、脂が滴り落ちます。シャコ!シャコ!といった食感の後に、ジワリと濃い脂が溢れ出します。

砂肝
シャクシャクした食感がたまらないです。

白玉
食べてみると、分かる。ちょっとしたサプライズの串。

食道 ♡
独特の食感と余韻が続く脂の旨さ。私の好きな部位の一つです。

恥骨 ♡
腿肉よりもしっとり、胸肉よりもジューシー。ゆっくりと味わうべき部位です。

かっぱ
いわゆる軟骨ですが、軟骨の周りに付いている肉が美味しい。


表面はカリカリ、内側はモチモチしているので、ずっと噛んでいたくなります。

はつもと ♡
独特の食感を楽しみながら、噛むたびに溢れてくる脂と甘さが秀逸。

アキレス腱 ♡
これもレア串の一つ。確りとした歯応えの中にある肉の味わいが好き。

せせり
他店の同じ部位よりも、柔らかでジューシー。

手羽先の先の皮
先ほど食べた『波』よりもこってりとしていて、弾力があります。

血肝 ♡
「鳥しき」といえば…ってくらいに有名な部位。今夜のは、特別に大きかったです。

獅子唐
他店と比べたことないですが、普通でしょう。

トウモロコシ
夏の「鳥しき」の名物。何気に楽しみだったりします。

丸はつ ♡
最近はメジャーになった部位。はつがお好きならば、是非!

銀杏
さほど好きではなかったですが、このお店で好きになりました。

背肝 ♡
久しぶりに味わえました。独特の食感、滴る脂と甘さが素晴らしい部位です。

合鴨
これも久しぶり。食べ応えのあるボリュームです。

膝まわり♡
確りとした肉質とその周りにあるゼラチン質が楽しめます。ガブッと食べると、その両方が味わえて◎。

手羽先
焼鳥店の中でも最も食べ応えのある部位ではないでしょうか。パリパリの皮とジューシーな肉がたまらないです。

茄子
実は初の串。この茄子、すごい!何度も串の位置を変えながら、じっくりと焼かれた表面は確り、中はトロトロ♡

つくね
ふわりとした柔らかさの中で、時折感じられる軟骨のコリコリ感がいい。

厚揚げ
池川大将の火入れが1番よく分かる串。是非、他店と比べてみて下さい。

そり ♡
肉系が好きならば、必食の串です。

椎茸
絶妙な塩加減と椎茸汁が美味しい。

ぼん
是非、大根おろしを乗っけて食べてみて。実に美味しいですよー。

ちょうちん
〆はコレ!卵黄が大きいのを取っておいてくれたみたいですが、割ってしまったそうなので、今夜は小さめ。

親子丼 ♡
〆のご飯物。卓上にある山椒を少しかけると、香りが華やぎより美味しい。

鶏スープ
鶏がら何羽分なんでしょう。濃厚ながらも、ホッとする味わいは最後にぴったりですね。

今夜も無事に『一通り』、頑張りました。私が知っている部位で供されなかった(今夜はなかった)のは、『肩』『ハラミ』くらいですかねー。池川大将に感謝です。
とりあえず、今年の予約はもうないのですが、12月or1月は行きたいなぁ。

ご馳走様でした。また宜しくお願い致します。


2017.6.
久しぶりの2カ月連続での「鳥しき」。2回転目ですが、今回も時間制限がないので、一度やってみたかったことを決行です。

「nao.さん、いつものような感じでいいですか?」

「今日は食べ尽くしで、お願いします!」

「!…分かりました。堪能して下さい!」

という感じでスタートです。

今夜の献立

さび

肩肉
弾むような肉質で、噛みしめるとジュワリと肉汁が溢れます。

手羽先の皮 ♡
厚みがあり、表面はカリッとして、中はもっちりとしています。

かっぱ

丸はつ ♡♡♡
胡麻油の香りとスパイシーな黒胡椒。はつの弾む肉質は、丸々だからこそダイレクトに味わえます。

食道 ♡♡♡
ねっとりとした食感の中で溢れてくる肉汁は、後後味も美味しい。

白玉

獅子唐

かしわ ♡♡
焼鳥店の看板の串。今回はここで登場です。

砂肝

血肝 ♡♡♡
先端をはつで止めている独特のスタイルは、中心にある特大のレバーをしっかりと固定する為。絶妙な火入れで、とろけます♡

膝肉 ♡♡
串ではなく、別皿で供されます。皮はカリッとして、肉はジューシー。胡麻油をかけられた薬味の葱と一緒に食べれば、更に美味しい。

そり ♡♡
「鳥しき」の正肉の中では、一番なのではないでしょうか。一口では食べれない程に大きく、噛みしめるのが楽しいくらいの弾力があります。

せせり
味付けは極僅かなので、肉汁が甘い。

ちょうちん ♡♡♡
心地よくプツンと口の中で弾ける卵黄は、絶妙な火入れ。

銀杏

手羽先
ダイナミックな串なので、是非手づかみで綺麗に食べきってね。

はつもと ♡♡♡
はつとレバーの中間のような食感に溢れてくる肉汁。

厚揚げ ♡
何気ないメニューですが、これが火入れの素晴らしさを感じられます。

アキレス腱 ♡
「鳥しき」の中でも、かなりのレア串。しっかりとした歯応えで、噛むのが楽しい串です。

じゃがバター

恥骨 ♡
これもレアな串。お尻周りの軟骨で、とても柔らかくしっとりとして美味しい。

ぼん



小玉葱

親子丼(小)
出汁を味わう親子丼。〆のご飯物では、ダントツの人気ですね。

鶏スープ

3時間半という長丁場。これでも食べていない串や〆のご飯物はありますが、久しぶりにこのお店を堪能しました。どれだけ有名になっても、当初から変わらないクオリティとホスピタリティは、このお店の一番のウリだと思います。ますます予約困難になっていますが、できる限りずっと通いたい大切なお店の1つです。

今夜もご馳走さまでした。


夜風がまだ少し肌寒い日、今年初となる「鳥しき」へ。今夜は食べ歩きで有名な方と有名店の店主さんのお隣で、いただきました。久しぶりでしたが、池川大将はちゃんと私のことを覚えてらして、少し安心。

本日の献立

さび
挨拶がわりの串。相変わらず、火入れは素晴らしい。

かしわ♡
お店の看板串。ジューシーな肉汁に、適度な歯応えが心地よい。

はつもと♡
シャコシャコした食感の中で溢れる肉汁。

砂肝

そり♡
なんとも食べ応えのある串。パリパリの皮に包まれたモモ肉は、とてもジューシーで噛みしめる度に溢れる肉汁に溺れそうです。

白玉

手羽先の皮♡
通常の皮(波)に比べ、厚くて歯応えも強い。皮がお好きならば、是非この部位を食べていただきたいです。

つくね

手羽先

血肝♡
看板串の1つ。これを食べたい方も多いのではないでしょうか。先端のはつで、大きなレバーを止める串打ちをしてあり、とろける感じがたまりません。

かっぱ

厚揚げ♡
大将の火入れの素晴らしさは、この串が一番分かりやすいと思います。

せせり
よく見かける部位ですが、このお店のは柔らかく、微かな歯応えがあります。

膝♡
これも肉の部位が好きな方は、是非食べていただきたい。肉汁は濃く、食べ応えもあり、素晴らしい部位です。

じゃがバター
何気に好きな串。焼きに時間がかかるので、食べたい方は早めのオーダーがポイントです。

ぼん
最近は大根おろしを乗せて食べるのが、私のスタイルです。

食道♡
脂もあり、食感も楽しめる素晴らしい部位です。

丸はつ♡
定番化してきたレア串。丸々のはつは食べ応えもあり、噛みしめると肉汁がほとばしります。私的には『血肝』『ちょうちん』と共に食べていただきたい串です。

ちょうちん♡
締めはいつも看板串です。プツンと弾けるように口の中で完成する串だと思っています。

いつも電車の兼ね合いで、ゆっくりと出来なかったのですが、車で来たので最後までじっくりと堪能することができました。池川大将の行きつけのお店も教えていただいたので、そのお店にも再訪してみようかと思っています。
次回は来月。またたっぷりと堪能させていただきます♡


2016.12.
ガラリ。

「いらっしゃいま…え?」

(え?今日、予約だったっけ?)と、そんな表情の大将。

「お弁当を」と言うと、

「え?お弁当って、xxさんだったんですか?」

その瞬間、店内の視点を一斉に浴び、大将とちょろっと会話。

最近はめっきり予約が取れなくなってしまった「鳥しき」に、顔を忘れられない程度に行こうと思い、『お弁当』を買いにやってきたわけです。まあ、それ以外の試みもあったのですが…今回は失敗でしたね。

久しぶりに食べる「鳥しき」の『お弁当』の中身は、鶏そぼろ・椎茸・ぼんじり・シシトウ・かしわ・つくね・白玉で、塩味とタレ味で分かれています。お弁当なので、冷めてしまいますが、やはり美味しい。あまり知られていないかもですが、実は串もテイクアウトできるので、予約できない時はこれでもいいかなーって思っています。

来年に正式オープンする2号店の名刺も戴き、是非行ってみようかと。


2016.9.
最近、なかなか予約が取れなくて、もしかしたら今年最後になるかも?の「鳥しき」に再訪。今夜は2回転ながらも、時間制限なしで、池川大将の焼き場を見ながらゆったりと。

本日の献立

お新香

さび

かしわ ♡♡♡
焼鳥店の看板というべき部位。味付けはタレですが、決して濃い味ではなくて、鶏本来の味や脂の甘みを感じられる一串。

白玉

食道 ♡♡

砂肝



合鴨 ♡

丸はつ ♡♡

はつもと ♡♡

つくね

血肝 ♡♡♡

膝 ♡

アキレス腱のポン酢和え

ちょうちん ♡♡

ここまでで、3時間。久しぶりにゆっくりと食べれました。「nao.さん、食が細くなったんじゃないですか?」と心配されましたが、「 大将、かなりいただいてます 笑」レアな串を黙っていても出してくれる大将の心遣いに、今夜も感謝です。
そういえば、私の通っている鮨店の親方が食べに来られたらしい。次回、その鮨店に行った時に話してみましょう。

ご馳走様でした。


2016.7.
久しぶりに開店時間からの「鳥しき」。真っ白な暖簾と共にチリンチリンと鳴る風鈴が付けられ、焼鳥店ではあまり感じられない四季を感じさせます。店内には凛とした雰囲気が流れていて、これから忙しくなる焼場の炭が静かに燃え上がり、池川大将の登場を待っています。

本日の献立

お通し
何気なく出されるぬか漬けですが、美味しい。最近は白ワインと合わせています。

さび
スタートはこの串。山葵の洗練さがよく映えます。

血肝
この「鳥しき」の看板とも言うべき部位。先端にはハツを刺し、特大のレバーを止めています。大将の絶妙な火入れがなすプリプリ感は素晴らしい。

食道
シャコシャコした食感で、程よい脂。美味しい。

丸はつ
定番となったレア串。口にすると、一気に脂が溢れます。素晴らしい火入れ。

アキレス腱ポン酢
新メニューなのかな?大将が出してくれました。「鳥しき」の中でも☆☆☆クラスのレア部位で、しっかりとした歯応えが楽しめます。

ぼん
最近は口直しに出される大根おろしを乗せて食べています。オススメの食べ方ですよ。

はらみ
これも☆☆☆クラスのレア部位。ゆっくりと歯が入っていき、最後にシャクとした歯応えが残る。食べ終えた後も残るコッテリ感は、独特。

背肝
ちょっとグロテスクな見た目ですが、脂乗りは別格。ふわりとした食感で、時折プチっと弾けるような食感もあります。

トウモロコシ
夏の定番野菜。夜店で焼いているのとは、全く違う。大将が焼くと、ここまで洗練されるのかと思うほどに美味しい。

ちょうちん
これも「鳥しき」の名物。口の中で弾ける卵黄とそれに絡まる部位は、美味しいの一言。

白玉
持てば分かる。この鶉の卵は半熟なのです。単なる卵でも感動はあります。

はつもと<魂の一串>
これも私が好きな部位。肉の味が分かる絶妙な塩加減。美味しい。


最後は膝周りの肉。かなりのボリュームがあり、しっかりとした脂と肉質は焼鳥という概念を払拭します。

親子丼
某百貨店のイベントで、数万食を売り上げた有名丼。見た目は生っぽいですが、意外とちゃんと火入れされています。

鳥スープ
飲むと唇に膜が張るほどの濃度。塩気はさほどなくて、肌にも良さそうな感じ。

今夜も他を圧倒するほどのスピードで提供していただきました。ありがとうございます。また串の本数は少なめがですが、レア部位ばかりで新しいメニューも食べることができ、満足。また宜しくお願いします。

ご馳走様でした。


2016.4.
目黒にある焼鳥の名店「鳥しき」に定期訪問。最近は日曜日の2回転目が多く、まったりとした時間が流れ…なかった‼︎2カ月前の予約なので、先日の催事やテレビの影響はないと思いますが、23時くらいまではずっと満席が続いてました。さすがに池川親方もちょっと疲れていたかな。

本日の献立

・さび
・血肝
・波
・せせり
・かっぱ
・つくね
・砂肝
・丸はつ
・はつもと
・ちょうちん
「鳥しき」ならではの近火の強火で焼き上げ、卵黄の部分は表面が少し固まったくらいで、口に入れればプツンと弾けて絡みます。是非とも食べてもらいたい名物の串と言えます。
・膝
・そり
・厚揚げ

「本日はいつもお出ししている部位がなくて…」と仰っていましたが、私の好きな部位はあって満足です。いつもいつも限られた時間の中で、多くの串を出していただきありがとうございます。
今回は初めて座る場所だったので、親方の右手の爪を生で見たり、帰り際に最近行ったお店のことなどをちょっとお話できて良かったです。

また宜しくお願いします。ご馳走様でした。


2016.1.
新年のご挨拶をする為に予約した「鳥しき」へ再訪。でも今夜は珍しく2回転目で、21時からのスタートです。まずは、冷えた身体を熱燗で温めましょう。新年ということで、お忙しい中、池川親方からお酌していただきました。ありがとうございます♡

今夜の献立

さび

かしわ

丸はつ
やはりこの部位は、欠かせません。

腺胃
鳥の胃袋。歯がジワリと入っていき、シコシコとした食感で、かなり濃厚な味わいです。随分と通ったつもりですが、まだ未食の部位がありました。池川親方曰く、かなりのレア串だそうです。

背肝
ふんわりとし食感の中で、味わうしっかりとした脂とプチっと弾ける精巣は、私の好きな部位です。

白玉

アキレス腱
これもレアな串。前回に引き続き、いただくことができました。



食道

血肝

ちょうちん

はつもと
血管特有のシコシコした心地よい食感があり、脂も楽しめます。

そり
正肉が好きならば、食べて欲しい何とも食べ応えのある部位です。

鳥スープ
食後のお楽しみ。透明な中にも、唇に膜が張るくらいのコクがあります。

今夜はちょっと遅くなったので、早めに切り上げました。それでも好きな部位は十分に食べることができたし、親方や女将さんにもご挨拶できたので、満足。親方は、満足してなかったようですが(笑)

次回の予約はまだ取っていませんが、今年も何度でも行きたい大切なお店です。


2015.12.
今年最後の「鳥しき」。いつもの時間で、いつもの席でまったりと。

本日の献立

さび

血肝

皮ポン酢

食道

かしわ



アキレス腱

つくね

背肝

はらみ

丸はつ

厚揚げ

はつもと

恥骨

膝肉

ちょうちん

そり

親子丼

今夜はお弁当の注文が多く入っていたようで、提供がかなりスローリーな展開。さほど食べてないうちに、そろそろ帰りの時間が…。その時、ご主人が提供数に納得してなかったようで、「時間、気にしなくていいので」と延長してくれたので、レアな串ばかりいただきました。

中でも久々に食べられた『アキレス腱』や『はらみ』、『恥骨』は美味しかったです。『丸はつ』『背肝』『食道』あたりは、もう私が好きなことをご存知なので、何も言わずとも出していただけます。そういえば、他店では見かける部位がないなぁと思っていたら、実はあるみたいで、次回は食べようと企んでいます。

物腰の柔らかな女将さんとちょっと早い年末のご挨拶をして、吐息舞う夜に帰っていくのです。
次回は新年早々です。

今年もありがとうございました。


2015.9.
いつもの時間、いつもの席、違うのは感じる風の匂いが、だんだん秋めいてきたことかな。そんなことを思いながら、今夜は「鳥しき」。
ご主人に「赤坂のSの親方が、たまには入れて下さいって仰ってましたよ」と言うと、「‼︎ 行かれるのですか?」と驚かれてました。何とも、狭い世界ですね。あの雰囲気の中で、ご主人と会話するのは難しいですが、いつかは話しながら食べてみたいです。

今夜の献立

さび

血肝

食道

背肝

かしわ

白玉

つくね

ししとう

丸はつ

はつもと

合鴨

銀杏

手羽先

玉葱

ちょうちん



そり

今回は、2回転目のお客さんが遅れているので、ゆっくりどうぞとのご厚意に甘え、歴代最高の滞在時間となりました。次回の予約はまだ出来ていないので、もしかしたらこれが今年最後の訪問となるかもしれません。人気店になり、非常に予約が取れなくなっていますが、また必ず再訪します。

ご馳走さまでした。


2015.6.
黒い壁に、印象的な白い暖簾がたなびき、チリンチリンと風鈴の誘いと共に、今夜も「鳥しき」が開店です。予約の名前を告げることもなく、いつもの席へ案内されます。ご主人と女将さんに軽い挨拶を交わして、今夜も堪能致しましょう。

今夜の献立

さび
始まりの串は、やはり皆一緒のようです。

血肝
相変わらず、素晴らしい火入れです。

はつもと
ここら辺から私の内臓系の献立に分岐。

食道
私の好きな部位。ちゃんと入れてくれる。ありがとうございます♡

ちょうちん
いつもは〆なんだけど、今夜は早めに出してくれました。焼きに時間がかかるので、一番最初に焼き始めてくれました。

つくね
食べ応えのあるボリュームで、美味しい。

恥骨
実は今夜の宿題メニュー。未食だった部位です。肉は柔らかくジューシーさとしっとりさを兼ね備えた感じで、かっぱよりも歯応えのある軟骨があります。


小皿で供される肉系の部位。

丸はつ
たまたまなのか、今夜は串でした。丸はつ二個分♡

砂肝
ラストには珍しい部位。多く提供したいというご主人の思いを感じる一串です。

今夜は一時間という最短の時間でしたが、いつも以上のハイペースで供して頂きました。ありがとうございます♡
夏の予約はできなかったので、次回は秋頃。また宜しくお願い致します。


2015.4.
桜咲き、花吹雪が舞い散る肌寒い日、「鳥しき」に再訪。本来なら2カ月前に予約するのが常なのですが、今回は6月分を予約する際に、念のため4月分の予約状況を聞いてみると、ちょっとした隙間があったので、予約させて頂きました。1人客のなせる技です。

今夜の献立。

さび

血肝

かっぱ

食道

白玉

背肝

おくら

かしわ

ぼんじり

丸はつ



そり

ちょうちん

このお店に関しては、たいていのものは食べ尽くしたと思うので、その日に感動した串の写真を載せようと思います。で、今夜の一番と思ったのは、やはり『丸はつ』かな。2つくれたのは謎ですが、嬉しい限りです。内臓系が好きなので、定番の『血肝』『ちょうちん』や希少部位の『食道』や『背肝』が供された時は、心躍りますね。
実は電話の際に「すごい短時間になってしまい、申し訳ないです」と女将さんから言われるほどに短い予約時間だったのですが、後のがキャンセルになったのでしょうか?「ごゆっくり、どうぞ」と言われたので、たっぷりと堪能できました。

次回は5月。またゆっくりできたら、いいなと密かに思っています。


2015.1.
今年の「鳥しき」初めは、めでたくも1月中にでき、新年のご挨拶をご主人らと交わすことができました。いつもは開店同時の入店ばかりだったのですが、今回は21時という初めての時間帯です。焼き場は勿論、忙しいには変わりないですが、お客さんはどこかまったりとしていて、柔らかい空気が漂っている感じ。

今夜の献立。

さび
鳥刺しがない今、その味に近いのは、この串。

血肝
レバー嫌いでも、一度は食べて欲しい串。大きく、食べ応えがあります。

食道
私の好きな部位の一つ。時折感じるシャコシャコ感がたまりません。

白玉

はつもと
私の好きな部位の一つ。心臓の付け根部分なので、くにゅとした歯応えがあります。

つくね
軟骨を練り込んだ逸品。

芽キャベツ
旬の野菜ということで、今夜は皆さんに出されてました。

かしわ
改めて、美味しいと感じた串。プリプリの弾力です。

背肝(腎臓)
久々に出逢えた内臓系最強と思っている串。トロリと、とろけます。

厚揚げ
ご主人の火入れの素晴らしさをダイレクトに感じられるのが、これだと私は思っています。

丸はつ
今夜は2つですよー♡あまり教えたくない部位です。

かっぱ
ここら辺から、肉系。


皮といっても、侮るなかれ。


皮目はパリッとしていて、肉の部分はジューシー。食べ応えがあります。

そり
最近は多くのお店で見られるようになりました。腿の付け根部分。肉系最強です。

ちょうちん
今回は卵黄の部分が大きすぎて、外れてしまうとのことで、別皿で提供。やはり〆は、この串です。

もうご主人は、私が内臓系が好きということを知ってらっしゃるのでしょう。レア内臓系ばかりです(笑)しかも遅い時間だからないかもと思っていた『背肝』や『丸はつ』などがあり、今夜は大満足でした。ご主人とちょっとお話しもできたしね。

味と同様に、私の心を掴んで離さないのは、そのホスピタリティー。研鑽していく味と、益々有名になっていく中で、焼鳥店とは思えないほどのホスピタリティーの高さは、本当にすごいことだと思います。

「感動のある焼鳥店」
これからも大切にしていきたいお店です。本年度も宜しくお願い致します。

ごちそうさまでした♡


⑩2014.12.
最近はイタリアンやフレンチの開拓にも手を出しているので、リピート率が益々低くなってきている中で、食べたいと思うのは感動を与えてくれるお店。その一つが目黒にある名店「鳥しき」です。

予約困難な焼鳥店ですが、常連さんで早々と席が埋まるということなく、ひたすら電話をかけ続けるという根気(食欲とも言う)があれば、何とかなるお店です。いつの間か私もすっかり名前で呼んで頂けるくらいになりましたが、予約日には200回以上のリダイヤルをします。やっと繋がって、希望日を言い、名前を言うと「あ、いつもの方ですね?」と言われます。焼鳥店なのだから、いてもおかしくないと思うのですが、未だ一人客に出逢ったことがありません。一人客である私はとても珍しく、変わったものを食べるので、印象的なのだと思います。

今夜の献立

さび
私のレビュータイトルの「ちはやぶる神の火入れ」は、もうここから感じられるはずです。

砂肝

皮のポン酢和え(注文)
今回、「一品料理を食べる」という課題を持っていました。以前は『たたき』などの鳥刺し系があったのですが、現在は提供していません。「じゃあ、今は何があるの?」と思い、聞いてみたところ、現在は2品の一品料理があるそうです。その中の一つが『皮のポン酢和え』。皮の表面をカリッと焼き上げ、薬味を乗せ、ポン酢をかけていただきます。これがなかなか美味しい。薬味の爽やかさとポン酢の酸味が皮とよく合います。

白玉

かっぱ

血肝
今回のは特に大きくて、食べ応えがありました。クセや血腥さなどは微塵もないので、絶対に食べるべき串です。

椎茸

ぼん

かしわ

銀杏

食道
私の好きな部位。適度な脂もあり、食べ応えもあり、とても美味しい。

丸はつ(注文)
久々に出逢えた!名前の通り、はつ(心臓)を丸のまま焼いたもの。1羽につき1つしかない部位なので、希少価値が高く、ホントはあまり存在を教えたくないです。


基本的に私は内臓好きですが、肉の部位の中では好きな部位です。

ジャガバター(注文)
前回食べた『トウモロコシ』が素晴しく美味しかったので、野菜もいいかなと思い、注文。その結果、大正解!ホクホクとした火入れはさすがです。焼き上がるのに時間がかかるので、早めの注文はベター。

厚揚げ
何気に提供されるこの『厚揚げ』、実は「神の火入れ」を一番感じられる逸品だと思っています。

そり

はつもと(注文)

ちょうちん

手羽先

お弁当
今回は〆のご飯を食べなかった理由は、ここにある!実は『お弁当』って初めてなんです。粗めに挽いた鶏そぼろに、椎茸・ぼん・かしわ・つくねを盛った豪華なお弁当。お店で食べるのも勿論いいですが、家で食べる「鳥しき」の味もいいですね。


⑨2014.8.
久々に「鳥しき」で一杯。今年はあまり行けなかったのですが、ご主人はちゃんと覚えていて下さり、感謝です。

今夜の献立はこんな感じ。

さび
かしわ
とうもろこし
アキレス腱(稀少)
食道(稀少)
はつもと(稀少)
しいたけ
かっぱ
腎臓(稀少)
膝(稀少)
首の皮(稀少)
つくね
ちょうちん
ソリ(稀少)
血肝

〆は「新チューボーですよ!」で、街の巨匠にも登場していた『とろとろ親子丼』。

あまり私に野菜系は供されないのですが、今回出してくれた『とうもろこし』は、すごく甘くて美味しかったな。べ、別に野菜が嫌いってわけじゃないんだからね(笑)
今夜の献立の中で、1番を挙げるならば『腎臓』かな。内臓好きで、ゴメンナサイ。

ごちそうさまでした。また冬に伺います。


⑧2014.2.
2014年初の「鳥しき」へ。いつも18:00開店と同時に何名かと一緒に入るのですが、今回は5分くらい誰も来ず、一ヶ月遅れの新年の挨拶をちゃんと交わすことができました。いつもの席、いつものお任せでスタート。飲み物だけは気分によって変えますが、最終的にいつも日本酒になります。最近は焼鳥にワインというマリアージュも多くなりましたが、私はやはり日本酒が一番合うような気がします。

本日の献立

かっぱ
かしわ
ソリ(希少)
はつもと(希少)
芽キャベツ
ちょうちん

白玉
つくね
食道(希少)
血肝
膝(希少)
ハラミ(希少)
親子丼

今回は、こんな感じになりました。久々にご飯ものが食べたくなったので、いつも定刻ギリギリまで串を食べているのを早めに切り上げて、『親子丼』を注文です。あまり『親子丼』って食べないのですが、ここのは素晴しい火入れで、トロトロ感を味わえ、美味しい。未食の方は、是非。


⑦2013.11.
おそらくは、今年最後の「鳥しき」に再訪。いつもの時間、いつもの席で、今夜も一杯です。でも、今夜はキャンセルがあったそうで、ゆっくりしていいとのご主人の言葉に甘えることに。2ヶ月前の予約なので、意外とキャンセルはあるみたいです。

今夜の献立。

・さび
・肩(希少)
・かっぱ
・波
・アスパラ
・白玉
・椎茸
・ソリ(希少)
・血肝
・膝(希少)
・アキレス腱(希少)
・はつもと(希少)
・丸はつ(希少)
・食道(希少)
・ちょうちん

今夜も美味しく、いただきました。初めて行かれる方は、たいてい『おまかせ』だと思うのですが、食べたい串があれば、ちゃんと言えばご主人が取り入れてくれます。特に希少部位と言われる串は、言わないと提供されないことが多いので、ご注意を。
私のオススメは、肉系ならば『ソリ』、内臓系ならば『丸はつ』『食道』。どの串も大振りで、食べ応えもあって美味しい。そして、絶妙な火入れを楽しむならば、『血肝』や『厚揚げ』。
〆のご飯ものも、『親子丼』などは必食。でも私は、串とお酒で楽しむのが、『鳥しき」では好きなのです。


⑥2013.9.
「鳥しき」に、再訪。いつもの席、いつもの『おまかせ』で、今夜も一杯。顔と名前も覚えて戴き、すっかり常連になってしまいました。ありがたいことです。

今夜の献立。

・さび
・血肝
きっと最初は、この二本が提供されることが、多いはず。基本的に、右側に提供されるのが『塩』で、左側に提供されるのが『タレ』です。最初に提供されるお皿は、そのまま取り皿として使うので、『塩』と『タレ』を間違えないようにしましょう。

・はつもと(稀)
・食道(稀)
ここからは、私のコースに分岐。メニューにはない稀少部位です。

・椎茸
・まるはつ(稀)
椎茸、元はすっごい大きいんです。まるはつは、最近のお気に入りです。

・白玉
・銀杏
きっと誰もが、「おっ!」と驚く白玉。何故かは、ナイショ。

・波
・つくね
つくねは軟骨も練り込んでいるので、ジューシーさとコリコリ感が楽しめます。

・背肝(稀)
・ソリ(稀)
背肝は腎臓のこと。コレも、美味しい。そして、ソリ。コレは腿の付け根の部分または股関節のことで、かなりの食べごたえのある部位。是非、食べてみて。

・肩(稀)
・ちょうちん
肩もメニューにないです。内臓系だけが、稀少部位ではないんですね。串の〆は、ちょうちん。美味しい♡

・親子丼
・鳥スープ
今夜は、久しぶりにごはんものをいただきました。

いつも思うのですが、私だけ提供スピードが違うんです。というのも、私だけ90分という限られた時間で、席を取ってもらっているので、ご主人が気を遣って下さっているのです。そして、メニューにないような部位を食べているので、提供されると同時に、「アレ、何?」といった隣の人からの視線が…^^;
実は、2ヶ月連続で予約取れたので、また来月もお願いしまーす。そろそろ『たたき』が食べたいぞよ♡


⑤2013.7.
新しくオープンした「鳥しき」姉妹店の「ガルス」も気になるところですが、今夜は予約した「鳥しき」へ。ちょっと早めの入店といつもの席は、変わりません。

久しぶりに『たたき』をいただきたかったのですが、季節の関係で、今は自粛しているそうなので、食べられずorz さて、今夜もお任せなのですが、「今日ある希少部位を多めに食べたい」とお願いして、スタートです。

・かしわ

・ぼんじり

・ししとう

・合鴨
 絶妙の火入れ。柔らかく、噛むたびに脂が溢れ出す。

・はつもと(稀)
 コリコリサクサクの食感。脂も十分。

・食道(稀)

・かっぱ

・血肝

・まるはつ(稀)
 名前の通り、心臓を丸まる。サクサクの食感。

・波

・ひざ(稀)
 脂はある。が、こってりとした感じではない。程よい食べ応え。

・ソリ(稀)
 とても食べ応えがあり、程よい脂に、程よいしっとり感。

・手羽先の先の皮(稀)
 厚めの皮で、表面はパリパリ、中はねっとりとした感じ。

・厚揚げ

・ちょうちん
 〆はやはりコレでしょ!

という内容になりました。今夜はゆっくりして大丈夫というので、随分と食べることができました。お好みで食べるのもいいけど、お任せの方がワクワクしていいよね。ご主人、今夜もとても美味しかったです。また宜しくお願いします。


④ 2013.5.
今年初の「鳥しき」へ。どうやら名前と顔を覚えて下さったようで、いつもの席でいつものオーダーで、今夜もスタートです。今回は〆のご飯ものは食べない予定でしたので、焼物だけでいただきました。

・かしわ
 まずはしっかりとした肉を楽しみます。

・つくね
 軟骨も入った粗挽きの塩味のつくね。

・白玉
 口に入れて、ビックリの半熟さ。

・かっぱ
 肉も残してある軟骨。

・合鴨
 おろしたての山葵をつけて。

・エリンギ
 実は初の野菜系。

・波
 首の皮。パリパリというよりは、ネットリとした感じ。

・砂肝
 大きいところが嬉しい部位。

・茄子
 熱々のトロトロ食感。

・手羽先
 手羽先は、皮の部分と肉の部分が十分に楽しめて好き。

・血肝
 火入れの素晴らしさを楽しめる一串。生のようで、生じゃないんです。

・銀杏

・肩の肉
 初となる部位。十分な脂と肉々しさが美味しい。

・厚揚げ
 何気にこれも火入れの妙が楽しめます。

・食道
 食感と脂も楽しめる私のお気に入り部位。

・小玉葱

・さび焼き
 最近の〆の串です。

・〆の鳥スープ

今夜はこのような献立。スタート時はまだお客さんもまばらだったので、、かなりのハイペース出され、いつも以上に多くの串を食べることができました。串の一つ一つの完成度も高く、接客もとても丁寧で、より素晴らしいお店に進化していっています。なかなか予約しずらいのが難点ですが、コンセプトの違う支店も近日中にオープンだそうなので、楽しみですね。
次の予約ももうしてあるので、その時は希少部位を多く食べたいと思います。



目黒にある焼鳥の名店「鳥しき」に3ヶ月ぶりの訪問。今回も18時開店と同時に予約で満席となり、焼き場は戦場になります。今回も電話予約の際に注文していたものがあり、それからスタート。あとは「お任せ+稀少部位」といつもと同じ感じにしました。

・血肝刺し
 電話で「たたき以外にありますか?」の問いに答えていただいたのが、コレ。完全な生ではなく、かるーく炙り、冷水でしめて出されます。血生臭いということはなく、角のたったレバーは口に入れると、プツンと弾け、とろけます。『血肝』が好きな方なら、絶対に食べるべき逸品。

・かしわ

・ぼん
 お尻部分。何気に未食でした。

・はつ
 これも未食。さくりと切れ、プルンとした食感。


・はつもと(稀)

・銀杏

・食道(稀)
 私のお気に入りの部位。

・砂肝

・かっぱ
 軟骨なんですが、さりげなく肉も残していることがニクい。

・合鴨
 かなり肉厚であるが、柔らかな火入れを感じれます。

・手羽先
 かなり大きく、味つけは塩です。骨の周りの肉はやっぱり美味しい。

・厚揚げ

・ちょうちん

今回の献立はこんな感じでした。たいてい「お任せで」というと、『さび焼』『血肝』と出されるのですが、『刺し系』を最初に注文すると、献立が変わっていくみたいですね。


この「鳥しき」では、特に何時までという時間が決まっていないのですが、私の場合は無理を言って席を用意していただいているので、90分間なのです。そのため串の出方が異常に早く、他のお客さんが1本提供されるのに対して、2〜3本提供されます。「なんで、あの客ばかり」と思っていた方、ゴメンナサイ。
たいていの串は食べたかなと思いますが、私のお気に入りの部位は稀少部位である『食道』。ボリュームもあり、こってり感もありつつ、柔らかい軟骨のようなコリコリ感も味わえます。今回もいただくことができ、満足ww まだ次回の予約はできていませんが、またドラマのような焼鳥を味わいに行きます。


6月に感動を覚えた目黒にある焼鳥の「鳥しき」。8月分の予約は取れなかったので、9月に再訪となりました。今回は電話予約時から注文しておいた料理があり、それからスタートです。基本オーダーとしては、いつも通りに「お任せ+希少部位」というかたちで、御主人の池川さんに全てをゆだねました。

では、一気にご紹介!でも前回食べた串は、写真を撮らなかったので、未食のものだけを撮らせてもらいました。

・たたき<左>
 電話予約の際にできるならばと言って、用意してもらった料理。絶妙の火入れは脱帽です。

・かしわ

・砂肝<右>
 素晴らしく大きく、筋もなくて、純粋にシャコシャコといった歯ごたえが楽しめます。

・はつもと(希少部位)

・波

・食道(希少部位)

・白玉

・銀杏

・椎茸

・血肝

・はらみ(希少部位)<左>
 かなりコッテリとした脂の中に、シャコシャコといった食感が楽しい。

・かっぱ

・厚揚げ

・ちょうちん

・さび焼

・親子丼<右>
 「鳥しき」の新メニュー。しっかりとした味わいの中、鶏もたっぷりと入っており、ほとんど生のような半熟さではなくて、nao.好み。

nao.が思う「鳥しき」の魅力は、絶妙の火入れと人によって変わる串の出し方。絶妙の火入れを一番感じるのは『血肝』。つまりレバーなのですが、あの特有の味もしなく、ちょっと生っぽさがあるのにもかかわらず、ちゃんと火が通ってるんです。苦手な方も是非食べてもらいたい、なかなか味わえないレバーです。
そして串の出し方。ホントに人によって違う。最初の注文時に「嫌いなものはありますか?」と聞かれるのですが、nao.は(食べられないわけではないのですが)「玉葱」というと、野菜が全く出されない(笑)今回の献立を見ると、結構脂っぽい串が多くて、「最後にコッテリ系は、ちょっとキツいかも」なんて思っていると、最後に出されたのが『さび焼き』。なんて、素晴らしいんでしょう!思わず、拍手したくなるくらいでした。

実はまだまだ食べていないポピュラーな部位や〆のご飯、お土産などもあり、これからも通って食べていきたい大切なお店です。


4月某日、18時。電話をかけること104回目にして、やっと繋がり、何とか予約を取ったお店があります。それが念願の初訪問となりました目黒にある焼鳥の名店「鳥しき」です。

実は4年前から知っていて、行こう行こうと思いつつも先延ばしにしていたら、すっかり予約困難な人気店になっており、そんな風になったら、何がなんでも行ってみたくなるというのが心情。っていうわけで、今回の初訪問となりました。

目黒駅のロータリーの裏手にひっそりと佇む店構えは、まるで料亭のような感じ。店内は白木のコの字カウンターに、入り口すぐに焼き場があって、ちょっと強面のご主人の池川義輝さんが笑顔で出迎えてくれます。メニューはアラカルトでも大丈夫ですが、お腹いっぱいになったらストップできる『お任せ』がドキドキがあって楽しそうなので、『お任せ』に『希少部位があれば』というオーダーにしました。待っている間に聞いた店名の由来は「季節感のない焼き鳥に、少しでも四季を感じてもらえたら」ということで、「鳥しき」なのだそうです。

では、一気にご紹介ー(^ ^)

・さび焼
 ささみに山葵をのせたもの。ほぼ生に近いが、絶妙に火が通っている。

・血肝
 つまりはレバー。特有の血の味はほんのりとするけど、プツンと噛み切れる歯ごたえ。

・白玉
 うずらの玉子だが、驚くことにトロトロの半熟。銀座の「○吟」を思い出す。

・銀杏

・波
 皮。パリパリとしたイメージだが、ねっとりとした脂を楽しめる。

・食道(希少部位)
 やや脂だが、シャコシャコといった歯ごたえが楽しい。

・椎茸

・かっぱ
 軟骨。程よく肉もついており、バリバリという歯ごたえ。

・つくね
 中に軟骨が入っており、あっさりとしたタレなので、肉も楽しめます。

・腎臓(希少部位)
 フワッとした食感で、口に入れると溶ける脂が美味しい。

・はつもと(希少部位)
 程よい脂に、血管特有の歯ごたえが美味しい。

・厚揚げ
 茗荷やカイワレなどが乗っており、中はほんのりとした熱さで、こんなところまでも絶妙な火入れを感じれます。

・かしわ
 モモ肉。フワッとした肉質で、適度な脂で美味しい鶏を感じれます。

・ちょうちん
 産卵前の未成熟卵と卵管。見た目はちょっと^^;だが、口の中でプツンと弾ける濃厚な卵黄が素晴らしい。

・鶏そぼろ丼
 意外にもあっさりとした味付けで、粗めに挽かれた肉と軟骨のコリコリ感がいい。一緒に出されるスープをかけて、雑炊にしてみたかった。

ご主人が食べるスピードや食べ方を見て、色々と出してくれるので、他のお客さんとはかなり違った構成になりました。しかもnao.は一人なので、かなりのハイペース的な感じ(時間制限もあったので)
素材によって、だし醤油や酒や油を塗り分け、近めの強火で焼かれる全ての串は、ご主人の魂を感じる絶妙の火入れで、食感も素晴らしいですが、感動したのはやはり『希少部位』の数々。出されると「生き物だもの、こういう部位あるよねー」と思い、食べるとその味わいに唸るしかないのです。

そして、驚きは会計にもありました。(ちなみにメニュー板には値段が書いていません)かなりリーズナブル‼予約困難なお店ですが、普段使いが十分できるお店です。予約は鶏の仕入れの関係上、2ヶ月先までしかできないので、1日になったらまた電話と格闘したいと思います。8月は空いてなかったのよ~orz

  • (説明なし)
  • 2023.4.  かしわ
  • 2023.4.  背肝

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2位

くろぎ (湯島、上野広小路、上野御徒町 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/06訪問 2014/03/11

出会えた喜び

2012.6.
平日休み。なんて、素晴らしい響きなんだろう。滅多にない機会なので、平日ならではのお店に行こうと思って、ダメもとで湯島にある名店「くろぎ」に電話。「お一人様なら、大丈夫です」と言われ、やっと訪問することができました。

「くろぎ」。言わずと知れた日本料理の名店の一つで、夜は何ヶ月先も予約でいっぱいというこのお店は、平日(火〜金)に限定20食のランチをやっています。そのランチとは、『鯛茶漬け』。味だけでなく、そのCPがハンパないことでも有名なんです。

御徒町から歩くこと約10分弱。「こんなトコにあるの?」という雰囲気の中に場違いな日本家屋があり、看板はなく、家紋のようなものがあります。今回座らせてもらったカウンターは、とても綺麗な白木で、調理場の壁には出される料理が楽しみになるような様々な包丁が置かれています。

メニューは『鯛茶漬け』だけなので、座ると飲み物の注文の有無を聞かれた後、すぐに提供されます。

最初に言っておくことが一つあります。私は胡麻があまり好きではありません。それを踏まえた上で、聞いて下さい。
「これは、美味しいっ!」
かなり厚く切られた鯛に絡む胡麻ダレは、濃厚で香りもいい。ご飯と鯛はお代わり自由なので、最初の一杯目は鯛やだし巻きたまご、小鉢(これも美味しい)などで食べ、その後に鯛茶漬けにして食べるのがベスト。結局、ご飯を二回と鯛を三回食べてしまいました(^_^;)最後に気になる値段ですが…なんと1000円です!信じられないCP!

デザートにはアイス(今回は塩アイス)が出され、当月の夜の献立表がもらえます。当然、見ていると、夜も食べたくなるもの。でもなかなか予約が取れないのが現状ですorz でも日本人に生まれてよかったと思える料理に出会えので、いつかは行きたいお店です。

  • 2012.6.  鯛茶漬け
  • この胡麻がおいしい。
  • (説明なし)

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3位

ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ (祐天寺、中目黒 / ジビエ料理)

3回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2022/01訪問 2022/03/03

熟成肉の聖地 ~青首鴨を食べる~

2022.1.

中目黒駅から渋い目黒銀座商店街を通り抜けてやってきたのは、「La Boucherie du Buppa」。近年よく耳にする熟成肉のパイオニア的なお店で、階下にある入口から見える特注のガラス張り熟成庫には店主・神谷英生さんが拘り抜いたジビエを中心とする肉が塊のまま眠っています。ジビエシーズンの中で食べるべきは、何と言っても『新潟県産網取り青首鴨』でしょう。コースメニューもありますが、今回はアラカルトから好きなものをたっぷりといただきます。

青首鴨の出汁
味は薄めですが、旨味が強い。これから供されるメインの青首鴨に期待が高まる味わい。

猪と鹿のアッシェパルマンティエと自家製パンとゼッポリーニ
久しぶりにいただくアミューズのアッシェパルマンティエは、粗く挽かれたジビエ肉がゴロリと入っており、滑らかなマッシュと熱々のチーズが美味しい。

ニシンのコンフィとホタテのムース~タプナードソース添え~♡
仕上げにコンフィしたニシンを炙って、ニシンの旨味を引き出してプリプリとしたホタテのムースを合わせ、ソースはブラックオリーブとニシンの肝を使ったタプナードソース。クセのあるブルーチーズのアクセントが絶妙で、非常に美味しくワインが進みます。

豚足のクレピネット包み~キャベツとジャガイモのサラダ添え~♡
ビストロ料理の定番メニュー『ピエ・ド・コション』。じっくりと時間をかけられた豚足はほろりと解れ、その豚足から溢れ出る旨味が抜群に美味しく、添えてある熟成された『インカの目覚め』も実にいい。

青首鴨の炭火焼き/Jérôme Chezeaux Nuits Saint Georges♡♡
今夜の目的料理の『網取り青首鴨』。胸肉は勿論のこと、手羽・腿肉・ササミもあって、青首鴨を存分に味わえる仕立て。定番のサルミソースではなく、ブルターニュ産ゲランド塩でいただきます。艶めくロゼ色の肉からは極寒の極東から旅してきた力強さを感じ、咀嚼すると溢れ出る血の旨味がとても濃い。個体差があるジビエは一期一会の味わいですが、とても素晴らしい出逢いとなりました。

本州鹿の炭火焼き/L’Expression de Margaux Margaux 2018♡
ビロードのような滑らかな肉質の『本州鹿』も青首鴨と同様に力強い味わいで、実に美味しい。そして、添えてある『ジャンボマッシュルーム』が香りからしてヤバい。ガーリックバターで仕上げられており、アラカルトメニューであったならば必ず食べたいひと品。

Chateau Suduiraut 2017♡
デザートがなかったので、注文したのはデザートワイン。「このワインとチーズで幸せになって下さい」と『蜂蜜かけブルーチーズ』も一緒に供されました。官能的で、実に幸せなひと時をありがとうございました!

久しぶりの「La Boucherie du Buppa」でしたが、以前のイメージよりもずっとビストロ風になり、料理のボリュームも素晴らしくて、ガッツリとワインを片手に食べられます。定番のシャルキュトリーもいいですが、日替わりメニューから選ぶのも実に楽しく、特に拘りがないのならばマリアージュするワインを任せるのがベスト。間違いなく幸せな時間を過ごせると思います。『網取り青首鴨』目当てで行くことが多いので、どうしても真冬の時期ばかりの訪問になってしまいがちですが、春にはきっと仔豚などもあると思うので味わってみたい。


ジビエシーズン真っ最中なので色々なジビエがありますが、万人受けするのは『鴨』でしょう。そんな『鴨』を食べにやってきたのは、数年ぶりの訪問となります中目黒にある「La Boucherie du Buppa」。
ジビエ熟成肉レストランの先駆け的な存在でありながらも、未だ人気の衰えないビストロのようなお店で、店内にあるドライエイジングをしているガラス張りの冷蔵庫が特徴的。料理のベースはフレンチみたいですが、熟成させた肉を豪快に焼き上げる炭火焼きが有名で、数種類を大皿に盛り付けてシェアというスタイルがスタンダード。勿論、一人でも全然問題ありません。

実食

ジビエのアッシェパルマンティエ
変わらないアミューズ。鹿や猪などのジビエのアッシェをたっぷりチーズで焼き上げたもの。アミューズとしてはボリュームがあり、いいワインのアテです。ワインは『Indigo Eyes Zinfandel』。

シャルキュトリー盛り合わせ
グリーンペッパー入り 鹿肉のモルタデッラ、ジャンボン・ド・パリ、スモークロースハム サラワク産黒胡椒風味、幻霜豚の自家製生ハム2種(腿と肩)、リエット、熟成黒豚とクルミのパテ。
1人で食べるには、かなり豪華。ここのシャルキュトリーは定評があるので、美味しい。ワインは『DONKEY & GOAT RAMATO PINOT GRIS 2016』。

新潟県燕三条産 網取り青首鴨の炭火焼き
半羽というボリュームで、内容は胸肉・ササミ・手羽先・手羽元。ソースは岩塩・サルミソース・本日のソースの3種があり、岩塩を選ぶと内臓も付いてきてハツ・砂肝・レバーが串焼きで添えられます。今回はさっぱりと、岩塩で。
ジビエらしく、脂身は少なくてやや確りとした歯ごたえですが、中心部の肉質はとてもきめ細かで、しっとりとしています。味わいも濃くて、シンプルな炭火焼きだからこその食材の美味しさが前面に押し出されており、美味しい。ワインは『Château de Chamirey Mercurey Rouge』。

クレーム・ランヴェルセ
つまりは、プリン。デフォルトなのか分かりませんが、バニラアイスも添えてありました。意外と確りとした固さがあり、クラシックな感じ。おまけでいただいたグラッパは『CAMOMILLA IN GRAPPA FINISSIMA』。

料理に関してはジビエシーズンということもあり、このお店の本領発揮。特に今回食べた『青首鴨』は、必食の一皿だと思います。
ただ課題は、提供スピード。兎に角、料理がなかなか提供されません。たまたまなのか、いつもなのか分かりませんが、私を入れて4組8名の客入りの中で、私のこのオーダーでも2時間半はかかっています。もうちょっと早いと、嬉しいところ。

2013.4.
中目黒にあるジビエと熟成肉の名店「La Boucherie du Buppa」に再訪。毎年、冬に『青首鴨』を食べに行くのですが、どうも予定があわずに逃してしまいました。それでも再訪したのは、このお店がジビエだけが魅力ではないからです。基本的に私は肉好きで、フレンチも好きなので、カウンターがあり、一人でも料理とワインが楽しめるこのお店は、貴重なわけ。

さて、今回の目的料理は『仔豚』です。某グルメ雑誌に『仔豚のソテー』が掲載されていて、そんな料理を食べたかったのですが、どうやらその料理は終わってしまったらしい。『仔豚』を使った料理は、スペシャリテの『千葉県産 ダイヤモンドポーク仔豚のバロンティーヌ ソースピカント』だそうなので、それをオーダー。前菜は『ランド産 鴨のフォラグラのテリーヌ』にしました。

実食。
『ランド産 鴨のフォラグラのテリーヌ』
余計な脂っぽさはなくて、ただ濃厚な味わいです。そして融点が低いのか、口に入れると、滑らかに溶け出します。そのままでワインと楽しむもよし、パンにつけて食べるもよし。

『千葉県産 ダイヤモンドポーク仔豚のバロンティーヌ ソースピカント』
バロンディーヌとは、骨を除いて広げた肉や魚に詰め物をして、筒状に巻き、ひもで縛って、蒸し煮したり茹でたりする料理。ここでは仔豚のレバーを巻いてあります。
まずジュワリとする肉の部分、しっとりとしたレバーの部分の食感の違いが楽しい。そしてハーブが効いたソースピカントが、刺激的で美味しく、『仔豚』の脂っぽさをなくしてくれます。
ダイナミックに肉を炭火で焼いて食べるのも捨てがたいけど、こうしたフレンチの技法を使った料理もやはり美味しかったです。

『四恩酒造 仄仄』
何か甘いのが欲しかったので、デザートワインからセレクト。甘く、かすれた感じのアルコールで、最後には強めのアルコールを感じます。味わいも爽やかなので、食前酒でもいいかもしれません。

今回はおとなしめ?の感じだったかな?これからのオススメの熟成肉は豚や猪だそうなので、また食べに行きたいです。



春が近づいてくるたびに、遠のいていくのがジビエの数々。この冬にまだ食べていなかった『青首鴨』を求めて、中目黒にあるジビエの名店「LaBoucherieduBuppa」に再訪です。今夜もオープンから全席が予約で埋まっていて、一気にお店が活気に満ち溢れます。
今回、『青首鴨』と共に狙っていた食材があります。それは「LaBoucherieduBuppa」の公式ツイッターで呟いていた構想中の『スッポン』。このお店はジビエを中心としたドライエイジングした熟成肉が有名ですが、野菜や魚などの肉以外の食材の料理も評判がいいので、もしメニューにあったのなら食べてみたいと思っていました。

まずはいつもの国産シードルで喉を潤します。このお店のジビエをはじめとする熟成肉は国産で、そしてワインも国産品に力を入れており、nao.はいつもジャパニーズワインを楽しんでいます。さて、オーダーですが通常メニューの前菜から『鹿のブータン・ノワールテリーヌ仕立て』、炭火焼料理から『新潟産青首鴨』、そして本日のスペシャリテから…あった!!『千葉県産スッポンのシヴェその内蔵のフランと豚足のカイエット』を。

まず出されるのが、この『ジビエのグラタン』。鹿や猪などのジビエをミンチ状にして、ベシャメルソースとともにオーブンで焼き上げたアツアツのアミューズです。バケットにつけたり、そのまま食べたりと、これだけでもワインがどんどんすすんでしまいます。

『鹿のブータン・ノワールテリーヌ仕立て』。前々から食べようと思っていた前菜で、『ブータン・ノワール』とは血と脂を使ったソーセージのことで、通常は豚を使いますが、このお店では鹿を使っています。「えぇー、血なの?」と思うかもしれませんが、レバーよりも全く臭みやクセがなく、ただただ濃厚な味わい。皿の上にあるのは、カカオを練り込んだリンゴのピューレで爽やかな甘みを与えてくれます。

続いて、今冬も出会えた『新潟産青首鴨』。前よりもポーションが小さくなった気もしますが、ロースやモモという鴨の部位を堪能でき、大満足な逸品です。ロゼ色の鴨肉は柔らかく、噛み締めるたびに旨さがジュワっと溢れてきて、もう(*^^*)

最後はスペシャリテの『千葉県産スッポンのシヴェその内蔵のフランと豚足のカイエット』。まず『シヴェ』とは獣肉などを赤ワインで煮込み、仕上げに血を加えてソースのコクと濃度を出す料理のこと。そして『カイエット』とはフランスの郷土料理で、細かくした肉などを野菜と網脂で包んで焼いた料理のこと。つまり、この料理は細かくしたスッポンを豚足で包み、赤ワインで煮込んだ後、スッポンの血を加えてコクを出したものってことかな。
味わいは…ここまで濃厚な料理には出会ったことがありません。トロトロに煮込まれた豚足とスッポンのプルプル食感の二重奏、生臭さなどは微塵もなく、濃厚なソースのインパクトがすごい。

春になって『仔羊』や去年食べ損ねた『ウサギ』、そして通年あるという『猪』や『鹿』など食べたいものがまだまだあるので、近いうちに再訪は確実です(^^)


すっかり冬になって、これからの季節おいしくなるのは、シビエ。そこで、ジビエの聖地ともいえる中目黒にある「La Boucherie du Buppa」に、約9ヶ月ぶりの再訪です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆夏~秋の間もジビエとして、『仔羊』や『兎』があったそうですが、なかなか行く機会がなくて、とうとう食べられませんでした(T_T)でもこれから定番になるそうなので、来年までのお楽しみです。

今まで『青首鴨』『本州鹿』と食べてきましたが、今回はスペシャリテから『愛媛県産 熟成雉のスミターヌ』とグリルから『君津産 国産牛のグリル』で、ガッツリといただきました(*^^*)まず『愛媛県産 熟成雉のスミターヌ』は切る時から、ナイフを跳ね返すくらいの弾力で、また骨のような筋もあるので、真剣に切らないと、切れないくらい(^_^;)でも口に入れれば、皮がしっかりして程よい歯ごたえ、そして締まった肉からジュワッとくる味は、ふつーの鶏では味わえません。普段食べ慣れない肉を食べると、「命を食べている」という感じになり、これがジビエの醍醐味なのかなと思います。そして『君津産 国産牛のグリル』は、柔らかいだけでなく、噛みしめる度に肉汁がドワッと溢れ、オーダーして間違えないおいしさ(//∇//)変わらずに一皿のポーションはかなりのボリュームがあり、とても満足度も高いです。この冬の間に再訪して、定番メニューの『青首鴨』や『イノシシ』などを食べて、いつかはジビエ制覇したいです(^_-)-☆


中目黒にあるジビエの名店「La Boucherie du Buppa」に早くも再訪です。前回は『青首鴨のグリル』を食べたので、今回は『鹿』にしました。『鹿』といっても、『本州鹿』と『蝦夷鹿』があり、味わいも違うのですが、前菜でオーダーした『熟成肉のタルタルステーキ』の素材が『蝦夷鹿』だそうなので、グリルは『本州鹿』にしました。
まずは前菜の『熟成蝦夷鹿のタルタルステーキ』。上に乗っている薄黄色のは『トマトのジュレ』で、卵黄・トマト?・エシャロット?・シブレット?のソースをかけて、軽く混ぜていただきます。味わいは…クセや臭みなどは微塵もなく、あっさりしてる中にも肉の甘みが強く感じますなかなかおいしく、量も焼肉店などで食べるユッケの2倍はあろうかというボリュームなので、食べ応えがあります。
続いて、メインディッシュの『本州鹿のグリル』。『本州鹿』は『蝦夷鹿』と比べると、繊維質がきめ細かいそうです。肉の部位はロースで、かなり柔らかく、あっさりとしています。ソースはほのかな酸味を感じる赤ワイン系でどっしりとしています。噛み締めると鹿肉の旨味が溢れて、おいしい。
最後は前回食べなかったデザートを。デザートも色々ありますが、今回は『キャラメルプリン』にしました。プリンはさほど甘くなく、キャラメルもちょいビターで、大人の味って感じ。添えてあるキャラメルアイスは甘いけど(笑)
今回も小一時間くらいの滞在でしたが、かなりの満足感と次回はどれを食べようと思う期待感でいっぱいです。スペシャリテには、『兎』もあったので、次回はスペシャリテ狙いで食べたいな。


ついに念願のお店「La Boucherie du Buppa」に初訪問です。前回は予約せずに来て、ダメだったので、今回はちゃんと予約してきたわけ。さて、このお店では何が食べれるかというと、ズバリ『肉』。肉といっても、牛や豚だけでなく、鴨や猪などのジビエをリーズナブルに食べれるお店なのです。お店のコンセプトは、「フランスの肉屋が営むブラッセリー」だそうで、地下にある店内には大きなショーケースがあり、その中にはあらゆる肉が吊してあり、熟成されています。

料理はフレンチですが、さほど気取らずに食べれるのもこのお店の良いところ。オーダーですが、スペシャリテの中から北海道産『熟成羆熊のクラシックなテリーヌ』とグリルからまさに今が食べ頃の新潟産『青首鴨のグリル』にしました。飲み物はワイン主体ですが、ビールやソフトドリンクもあるので、女の子も安心。今回はバイザグラスで、料理にあう赤ワインと選んでいただきました。
まず出されたのが、色々なジビエをミンチ状にして、ホワイトソースとチーズで焼き上げたアツアツのグラタン。これをパンにつけて食べるのですが、アミューズにするには勿体ないくらいおいしいっ。続いては『羆熊のクラシックなテリーヌ』あまり食べ慣れてないので、熊って固いとかくさいとかのイメージがありましたが、このテリーヌはまったくそれがない。しっかりとした脂、どっしりとした甘みのあるテリーヌは、熟成肉だからこそなのでしょうか。メインの『青首鴨のグリル』にはガルニチュールとして、『ランティーユ』・ 鴨のダシを使った『バターライス』・『ジャカイモのグラタン』がつき、肝心の『青首鴨』も大きくボリューミー。自家製レーズンを潰しながら、いただきます。さて、味わいは…個人的に「ジビエって、固いのでは?」と思ってましたが、脂の部分は引き締まっているという感じで、肉の部分は素晴らしく柔らかで、味が濃い。やはり今が旬のジビエ、食べなきゃ損ですね。次回は猪か鹿、鳩なんかを食べてみたいなぁ。

  • 2022.1.  青首鴨の炭火焼き
  • 2022.1.  本州鹿の炭火焼き
  • 2022.1.  豚足のクレピネット包み~キャベツとジャガイモのサラダ添え~

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4位

ルー・ド・メール (神田、淡路町、小川町 / 洋食、カレー、オムライス)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2016/04訪問 2016/05/17

マイベストオムライス~ライス~

2016.4.
懐かしい料理に会いに行こう。

そう思ってやってきた街は、神田。私自身に何の縁もない街ですが、食べたい『オムライス』がここにはあります。

「Loup de mer」

今は再開発の為、閉店となってしまった「京橋ドン・ピエール」の総料理長を務めた鈴木正幸シェフが元々テストキッチンとして開いたお店で、旧店舗はカジュアルすぎるくらいの店内だったのですが、去年より駅近くへと移転されて洗練されました。「カジュアルフレンチ」を提供している「ドン・ピエール」の料理の中から、このお店では『カレー』と『オムライス』を二本柱して、後はよくテレビで取り上げられている『メンチカツ」などのフライ系をメニューとしています。
私がこのお店で昔から食べていたのが『ビーフオムライス』。他店でも食べることができますが、このお店は鈴木正幸シェフご自身がフライパンを振るってらっしゃるのです。このお店を選ぶ理由も納得でしょう?

見た目は、とても地味。形がライスを卵でくるりと巻いた王道のスタイルですが、中のライスが只者ではありません。具として上等なサイコロステーキとキノコがどこをスプーンで掬っても当たるくらいにたっぷりと入っていて、甘口の甘露醤油と呼ばれる再仕込み醤油を使った醤油味のライスが美味しい。

マイベストオムライスの一つです。


2012.11.
有名人や食に精通する方に人生最期の晩餐を尋ねる番組がある。その番組を見ながら、私はなんだろうかと考えてみる。まだまだ食べていない未知の味もあるわけで、コレだ!というものが見つからない。けど、例えば関東から離れるとしたら、絶対に食べておきたい料理ならあります。それが神田にある「ルー・ド・メール」で食べることができる『ビーフオムライス』。そして、これは今まで食べたオムライスの中で、リピートして食べたいと思っているものの一つなんです。

神田駅から徒歩5分。店内はコバルトブルーの壁に、ちょっと乱雑に物が置かれていたりとカジュアルすぎるくらいにカジュアル。接客も人手不足の為に満足できるものではないのかもしれない。でもそれを差し引いても、また行きたいと思うのは、一言美味しいから以外にありません。

実食。はらりとしたライスは、甘露醤油と呼ばれる再仕込み醤油という醤油を使い、醤油のカドがないやや甘めな仕上がりで、その中にはキノコとこれでもかと賽の目に切られた牛肉がゴロゴロと入っています。そんなビーフライスをフワリとしたタマゴで包んだのが、このオムライスなのです。ソースはないながらも、どこにスプーンを入れても牛肉に当たり、そのインパクトが凄く、かなりボリュームもあります。「こんなオムライスは邪道」と思うかもしれませんが、それでもマイベストオムライスの一つなのです。邪道だとしても、美味しいものは美味しい♡


2012.8.
久々となる神田にある「神田ルー・ド・メール」に再訪。このお店は京橋にある「ドン・ピエール」グループの総料理長 鈴木正幸シェフがテストキッチンとしてオープンした洋食店で、お気に入りのお店の一つ。

神田駅から3分くらいの立地ですが、周りに飲食店がないので、とても閑静な佇まいの中で、カレーやオムライスといったメディアでも有名な2大メニューを気軽に食べることができます。ランチになるとテイクアウトもできることから周りの会社員の方でかなり混雑し、外待ちもすることがあるそうです。
このお店でいつも食べていたのは『ビーフオムライス』なのですが、ランチにはとってもリーズナブルなメニューがあり、それも絶品とのことで今回はそれがお目当て。そのメニューとは、たっぷりと肉が入ったキーマカレーにフワフワのオムレツが乗った『ドライカレー オムレツ乗せ』です。

味わいは…山椒がキリリと効いたキーマは、かなり辛くスパイシーですが、それを包み込むようなオムレツと一緒に食べることで、マイルドになって素晴らしく美味しい。コレが1000円(単品)しないというリーズナブルさも素晴らしい。夜も同じメニューはありますが、多少高くなるので、ちょっと混雑しますけどランチ時がオススメ。あとオムライスは13時以降の提供なので、注意です。


2008.11.
今日は「神田ルー・ド・メール」に再びやってきました。オムライスもまだ食べたいメニューがあるのですが、今回の目的は「カレー」です。京橋ドンピエールの総料理長でもある鈴木正幸さんは、カレーでも有名。前回訪れた時も、店内はカレーのスパイシーな香りが漂って、実においしそうだったんです。で、次にきたら「カレーにしよう!」って思って、今日やってきたわけ。
店内に入るまでにちょっと残念なことがあったんですが、オーダーは『特選ビーフカレー』です。ついでに『ホタテのクリームコロッケ』もオーダーしちゃいました。ほどなくしてきたカレーは、スパイスのいい香りがサラっとしたルーは、ほのかにピリッとした辛さがあり、肉はホロッと崩れる柔らかさでイメージ通り。ついでにオーダーした『ホタテのクリームコロッケ』のベシャメルソースは濃厚なことはもちろんですが、コシがあり、おいしい。サイドメニューも侮れないお店です。次回はカレーと対をなすハヤシライス、しかも夜限定の「鴨ハヤシライス」を食べるぞ。
<余談>
さっき書いた「店内に入るまでにあった残念なこと」、それはお店のスタッフがいない。ちなみに訪れたのは土曜の夜、お店のスタッフはキッチンとホール合わせて二人。厳密に言えば、ホールスタッフがいない。。。だから席は空いていても、外待ちって感じに。どーなっているのでしょうか?このお店は。どー考えてもムリでしょ!スタッフの方、お疲れ様。

  • 2016.4.  ビーフオムライス
  • 2012.11. ビーフオムライス
  • ビーフオムライスの断面

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5位

うどん 丸香 (神保町、新御茶ノ水、御茶ノ水 / うどん)

6回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2022/03訪問 2022/04/27

神保町に吹く、讃岐の旋風

2022.3.

神保町に吹く讃岐の旋風/うどん 丸香

工事の関係か昔とは反対向きの駅方面に列を成している神保町にある讃岐うどんの雄「うどん 丸香」。やはり週末の土曜日は混み合うようで、14:10に到着したら、遥か先にお店の看板が見えるくらいの絶望感のある大行列。しかしこのお店は回転が早いので、諦めないことが肝心です。

釜たまカルピスバター♡
具は九条ネギだけというシンプルさ。出汁醤油を少しずつ加えながら食べます。まずもっちりとしたコシのうどんが生き物のように喉を通る感覚が心地よい。玉子の旨味とカルピスバターの濃厚なコクがうどんに絡み、粗挽きの黒胡椒がいいアクセントを生んでいます。食べ進めていくと一体感が増して、更に美味しくなっていく和製カルボナーラです。

肉うどん♡
2杯目♡熱々の出汁をかけられたうどんの上に香川の濃口醤油を中心に淡く煮上げた肉と玉葱がたっぷりと盛られています。ペッパーミルをガリガリとしてからいただきます。出汁がある為か上品な味わいで、先程の『釜たま』とは違った表情を見せてくれるうどんが美味しい。肉も確りとした煮方をしていながらも、うどんの味を殺さないような味わいで一緒に食べるのが美味しい。

かしわ天♡
「肉うどんとかしわ天ですか?」と驚かれましたが、やっぱり食べたいかしわ天。むね肉ともも肉の組み合わせで、揚げたてのバリっとした衣に包まれた肉はジューシーで、しっとりとしていて美味しい。注文して正解のひと品。

やっと食べた『釜たま』は想像以上に好みの味わいでした。献立はカルピスバターのを食べたので、次回は四国の地鶏土佐ジローの卵を使った「釜たまジロー』を食べてみたい。既に売り切れていた『わかめうどん』や『きつねうどん』も気になるところ。暑くなる前にはまた行きたいです。


2021.2.

ついにずっと思いながらも食べずにいた『カレーうどん』を求めてやってきたのは、神保町にある讃岐うどんの名店「うどん丸香」。平日に行くことができない私にとって「丸香」に行ける曜日は、土曜日のみ。相変わらずの行列ぶりで、寒風に耐えつつもうどんを啜るその瞬間を待つ猛者たちが50人ほどいます。それでもこのお店は回転が早いっ!行列の長さに絶望感を持たないことが秘訣です。
10分くらいすると、前から15人くらいになり、店員さんからメニューを渡されました。で、そのメニューを見てみると…

カレーうどんがないっ!

冬季限定ではあるけど、まだ2月。あると思うのだけど…。店員さんに聞いてみると、今年はやってないだ…と…。
やってないならば、仕方ない。で、注文したのは…

肉うどん♡
やっぱり食べたいのは、この『肉うどん』。モチモチシコシコな艶やかなうどんと丼に近づくだけで香る出汁。そして、その上には香川県の2種の濃口醤油をベースにして淡い味付けをされた牛肉と玉葱がたっぷりと盛られています。一緒に供される黒胡椒をかけて食べれば、まさに至福。出汁の香りと共にうどんを啜るのが、こんなにも楽しく美味しいものだと気付くはずです。

海老天
目を引く大きさの海老はサクッとした衣で、身はフワフワ。何もつけずにそのままでも十分に美味しい。

かしわ天♡
部位はもも肉と胸肉ですが、どちらも強烈に美味しい。もも肉はジュワッと迸るようなジューシーさがあり、胸肉はしっとり感もありつつ溢れる旨味がたまりません。

長年の目的の『カレーうどん』がなかったのは残念ですが、やはり「丸香」は美味しい。滅多に食べないのですが、私の周りの皆さんは『釜たま』ばかりだったので、次回は食べてみようかと思います。


2020.11.

私はどちらかと言うと、「うどん」の方が好き。某チェーン店でサクッと食べるのもいいですが、やはり名を馳せる都内屈指のお店でも食べたい。やってきたのは、神保町にある讃岐うどんの名店「うどん丸香」です。私が食べ歩きできるのは土日祝日だけなので、このお店に行かれるのは土曜日のみという縛りがあります。「よし!食べるか!」という食欲が眠気に勝るか?がキーポイントなのですが…無事にやって来れました。

数年前からずっと変わらない人気店で、私が行く土曜日では行列がないのを見たことがありません。絶望感を感じる行列だったとしても回転が早いので、想像よりもすんなりと入店することができ、並んでいる間に注文するシステムなので席に案内されれば、すぐにうどんに出逢えます。
「うどん丸香」の魅力はうどんそのものの美味しさは勿論として、豊富なメニューと揚げたての揚げ物(天ぷら)でしょう。許されるならば、この揚げ物とビールを飲みつつ、〆にうどんというのをやってみたいくらいです。
さて、今回の注文は…香川県の濃口醤油で淡く煮た牛肉と玉葱がたっぷりと盛られた『肉うどん』とモモ・ムネ肉の2種がセットになった『かしわ天』です。『海老天』と迷いましたが、肉尽くしにしてみました。

まずは『かしわ天』。揚げたての衣はザクっと軽やかに音を立てて、中の肉は信じられないほどにジューシー。特にムネ肉のジューシーさには驚き、思い出しただけでも喉が鳴ります。
主役の『肉うどん』はうどんが見えないほどに牛肉がたっぷりと盛られており、一緒に供されるペッパーミルで黒胡椒をかけていただきます。牛肉の味付けは薄味なので、確りと出汁の味わいも堪能でき、実に美味しい。うどんそのものは言わずもがな。

久しぶりに堪能できました。毎年食べよう食べようと思いつつも逃してしまう冬季限定の『カレーうどん』。今年は食べたいなぁ。


2019.6.

「平日でもあまり変わらないのか」

そう思ったのは、お昼を過ぎた神保町。この街で行列といえば、讃岐うどんの名店「うどん 丸香」です。久しぶりにやってきましたが、う・ど・んと書かれた白い暖簾と小学校まで続く列は相変わらず。それでもこのお店は回転が速いので、長い行列に怯むことなく待つことを大切。
先頭から5、6番目になると、メニューを渡されて注文を先にするシステムです。定番のうどんか?夏期限定うどんか?天ぷらは?と、かなり多く種類があるので迷います。駅から歩きながら考えていたのですが、私の直前でそれが売り切れてしまったので、急遽頼んだのが『肉うどん』。

久しぶり嗅ぐふわりとするいりこ出汁の香り。上に盛られた葱と生姜の爽やかな風味。花鰹と香川の醤油・赤ワイン・和三盆糖で甘く煮付けられた牛肉と玉葱の旨味。喉越しの良いうどんと共に楽しめる三段活用です。やはり、変わらずに美味しい。おそらくは、どれを選んだとしても間違いのない美味しさのものばかり。
真夏に並ぶのはちょっと厳しいですが、「うどんで涼を取る」と自分に言い訳をして並んでしまうかもしれないです。


2017.4.
久しぶりに三田線を利用したついでに、神保町で途中下車。神保町というと、真っ先に浮かぶのはカレーですが、今回はあの『うどん』狙いです。そう、やってきたのは東の讃岐うどんの雄「うどん 丸香」です。幸いにも、外待ち5人くらいで、白地に大きく「う」「ど」「ん」と書かれた暖簾に手が届く距離で待つことが出来ました。

さて、何を食べようか?

「肉うどんで、肉を堪能か?いやいや、天ぷらは必須でしょう。かしわ天はどうする?」
といったような会議が頭の中で始まり、最終的に注文したのは『ぶっかけ』『ちくわ天』『海老天』です。

実食

見て下さい。出汁の中で輝くようなこのしなやかで、美しいうどんを。そこに彩る葱の緑は、まるで絵画のようです。そして、天ぷら。さくりと心地よい食感の衣に包まれているのは、日毎に変わるちくわ。今回は奇しくも海老ちくわで、天ぷらは海老尽くしとなりました。シンプルでありながら、至高。実に美味しい。
本当ならば、ビールと天ぷらを味わってから、〆にうどんというのをやってみたいところですが、長居するのも如何なものかと思い、まだ経験していません。

夏にもう一度くらいは訪問して、『肉うどん』か『天ぷら』を制覇!とかやってみたいと密かに考えています。


2014.9.
13:30。
「うどん 丸香」に再訪です。そろそろ閉店の時間だけど、列はまだまだ。とりあえず、並んでみると各種「天ぷら」などはもう売り切れだそう。でも今回食べたいのは、『冷や肉うどん』です。

実食
自家製の和三盆カラメルと赤ワインであっさりと煮込まれた肉は、かなりの量が入っており、食べる前に一緒に供される胡椒と卓上の七味をかけます。それでもちゃんと出汁が主張していて、美味しく味わえます。どんなに具が乗ろうと、主役は変わらないというわけですね。
まだまだ未食のうどんはたくさんあり、冬になると『カレーうどん』もあるようなので、絶対に食べに行きたいですね。


2014.8.
久々に、神保町。A5出口を左折。もう分かりますね?「うどん 丸香」に再訪です。東京でも本場・讃岐に負けないうどんと称されているこのお店は、とりあえず混みます。そして、早めに行かないと、(香川でいうところの)『天ぷら』がなくなってしまいます。実際、私も食べたことがないですorz 外待ちしていると、メニューを渡されて、先に注文をするというシステムで、今回は何も言われなかったので品切れはないみたい。なら、『冷がけ』+『じゃこ天』+『すだち』で、爽やかに涼をとろうじゃないか!

実食
席に着くと、すぐに提供されます。うどんの見た目が、すでにキレイ。白く、しなやかな姿が食欲をかきたてます。うどんは歯を押し返すほどの弾力があり、出汁もいりこが香って、美味しい。卓上の揚げ玉を入れ、じゃこ天をほうばる。やはり美味しい。
食べ終わる頃には、すっかり汗も引いて、外の風を涼しく感じられました。この夏には、きっとまた来ようと思います。


2013.7.
久々にうどんを食べたくなって、気になるお店もあるのだけど、時間的にあのお店に間に合いそう。ということで、約1年ぶりに神保町にある讃岐うどんの名店「丸香」に再訪です。神保町A5出口から約5分くらいのところから見える行列と「う」「ど」「ん」の文字がはためく大きな暖簾が目印のこのお店。再訪する間に、リニューアルしたそうで、新しいテーブルや外テーブルなんかもできていました。

14時に到着して、ざっと20人くらい。このお店では待っている間にメニューを渡され、先に注文します。もうすぐ閉店ということもあり、かなりのメニューが売り切れの状態。その中で注文したのは、『冷やがけ』『日替わりちくわ天』『下足天』です。

実食。
弾力のあるしなやかで、見た目も美しい艶のあるうどん。冷やしながらもふわりと香るいりこの出汁は、優しい味わいです。本場である香川県で食べたことはありませんが、コレを超える味わいなのでしょうか?
日替わりの『ちくわ天』は、classicという定番の焼きちくわ。『下足天』は青森県八戸産のスルメイカだそうで、すごいボリューム。どちらの天ぷらも熱々の揚げたてのサクッサクッ食感で、そのまま食べてもよし、うどんと共に食べてもよしです。美味しい♡
未食のうどんメニューや四国のてんぷらも食べてみたいので、また再訪したいと思っています。


2012.7.
あまり都内で食べ歩いていませんが、実はうどん好き。社員旅行で地方に行くと、たいていうどん店を探して食べに行きます。福岡の「うどん平」や大阪の「うどん棒」「道頓堀 今井」などは思い出に残っているお店です。

当然、都内でも行ってみたいうどん店はあり、なかなか行く機会のなかったのですが、ついにその一つに初訪問してきました。そのお店とは、神保町にある讃岐うどんの名店の一つ「うどん 丸香」。本場、香川県の超有名店「山越うどん」出身の店主が2003年にオープンして以来、本場さながらの讃岐うどんが食べれると話題を呼んでいるお店です。

神保町A5出口から3分くらい、「う」「ど」「ん」と書かれた白い暖簾がはためくのを見つけると同時に目に入ったのが、外待ちの行列っ。ざっと20人くらいでしょうか、nao.が並んだ後も次から次へと並んでいきます。暫く待っているとメニューを渡され、外にいる間に注文し、着席後すぐに提供されるというシステム(会計は最後です)。
店内は12席の大きな一枚板のテーブルが2つとカウンター4席あり、みんな一心不乱にうどんをすすっている姿が、とても印象的です。

さて、注文したのは夏期限定という『冷や肉うどん』と『かしわ天』。もう一つの夏季限定『ぶっかけ』も気になったのですが、気分が『肉』だったの(^^)従来『かしわ天』はむね肉ともも肉盛り合わせなんだそうですが、むね肉が完売とのことでもも肉が2ピースとなりました。

実食です。まず、うどん。角がピンと立ち、グミのような食感ではなく、しなやかなコシのある美しいうどんで、美味しい。出汁は肉が邪魔していたので、純粋な味はちょっとボケてしまいましたが、それでも香り高く、ちょっと甘めの優しい味わいです。肉は「うどんと同等の量?」ってくらいたっぷり入っていますが、あっさりとしているので、クドいことはありません。
『かしわ天』はちょっとスパイシーで、そのままでも出汁つけて食べても美味しく、とってもジューシー。

評判とおりの美味しさと素晴らしいCPで、再訪は確実。次回は『ぶっかけ』か『冷やかけ』を食べてみたいです。

  • 2022.3.  釜たまカルピスバター
  • 2022.3.  肉うどん
  • 2022.3.  かしわ天

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6位

グリル グランド (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / 洋食、ステーキ)

3回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥5,000~¥5,999

2021/04訪問 2021/05/25

マイベストオムライス~浅草に輝く老舗洋食~

2021.4.

気楽。それでいて背筋がピンとする料理。

私にとって洋食がそんな感じでしょうか。銀座、上野、浅草などなど都内屈指の老舗洋食店が数多ありますが、今回食べたいと思ってやってきたのは浅草にある「grill GRAND」です。

浅草寺を抜けた先に広がる、いわゆる観音裏で1941年から3代続く老舗洋食店ですが、いつも困ることがあります。それは、メニューを見れば見るほど迷うこと。
ランチタイムは人気料理がセットになったものが殆どで予約不可の為に並ぶことが多々あり、逆にディナータイムは予約必須ですが、基本的にアラカルトオーダーでランチには提供していない料理もあります。それぞれの時間帯に良さがありますが、今回はディナーで訪問してみました。で、注文したものは…

カニクリームコロッケ♡
一般社団法人日本コロッケ協会主催のコロッケグランプリで5年連続の金賞を受賞している逸品。箸で切っても中身が流れ出さないくらいの粘度がありますが、コク深さの中に蟹の旨味を確りと感じられ、口の中でトロリととろけます。オススメの食べ方として、まずはそのまま。そして、一緒に供されるソースで半分を食べて欲しいです。ソースのスパイシーさがベシャメルソースの甘味を更に引き出すかのようです。

ビーフシチュー♡
漆黒に艶めくシチューは優しい口当たりで、酸味と旨味がガツンときて、ほろ苦さが後味に残ります。肉はフォークで刺せないほどトロトロに煮込まれ、歯なんていらないくらいにとろけます。肉が主役のイメージでしたが、ソースが美味しすぎます。

エビグラタン
供された瞬間から香ばしいチーズの香りからヤバい。スプーンを入れると、バリっとチーズの表面が砕け、熱々の褐色ベシャメルソースが現れます。元々濃厚なベシャメルソースにプリプリとした海老の旨味が溶け込み、これは主役クラスに美味しい。

オムハヤシ♡
「grill GRAND」には3種のオムライスがありますが、ディナータイムのみに食べられるのがこの『オムハヤシ』です。仄かに酸味のあるケチャップライス、トロトロ卵のベール、たっぷりの肉とシャキシャキ玉ねぎが入ったコクと旨味の漆黒なハヤシソース。これらが口の中で三位一体となり完成する味わいは、まさに洋食の花形です。

価格帯はちょっとお高めですが、東京の洋食店では外せない一軒であり、どれを食べてもハズレなく美味しい。いつ食べても、食べた時を思い出せるDNAに刻み込まれるかのような料理だと思います。


2020.1.

土曜日の浅草は凄い。ちょうど春節の時期ということもあって、雷門から浅草寺まで観光客で溢れかえっています。そんな人混みをくぐり抜けて、やってきた観音裏。そう、ここには東京でも有名な老舗洋食店が2軒あります。今回はその1つである1941年創業の「グリル グランド」に、約7年ぶりに再訪です。

ディナータイムは予約制ですが、ランチタイムはそんなことありません。ですが、7年という歳月は行列という現象を生み出していました。ラストオーダー13:45に対して、到着したのは13:00をちょっと過ぎたくらい。前には4組くらい先客がいましたが、ギリギリで間に合いました。

ランチメニューは人気料理がコースかセットという感じになっていますが、どれも美味しそうで迷います。そして、私が選んだのは…。

今回の献立

サラダ
酸味のあるドレッシングで、普通に美味しい。

クリームスープ
口当たりは軽いですが、確りとしたアタックの旨味があるスープです。セットのスープでも手抜きなどは微塵もありません。

カニクリームコロッケ♡
本来のコースならば1個なのですが、2個でもいいですよと言われたので2個注文しました。
洋食店では珍しく揚げ油はラードから自家製なんだそうで、衣自体に旨味とインパクトがあります。そんなラードを吸った薄衣を纏ったベシャメルは極濃厚で、官能的な甘味が舌に絡まるようで実に美味しい。オススメの食べ方は1つはそのままで、もう1つは一緒に出されるソースをかけて食べてもらいたいです。ソースの辛味や旨味で、ベシャメルの甘みがより際立ちます。

オムハヤシ♡
メニューになかったので、聞いてみたら夜メニューになったそうで、ランチでは外したみたい。でも知っているならばと、作って下さいました。
洋食屋の命、デミグラスソースにシャキシャキの玉葱とたっぷりの牛肉を加えたハヤシソースをかけたのが、このオムハヤシです。ほろ苦さの中に歴史を感じさせる奥深い味わいのデミグラスにベールのようなトロトロの卵の甘味が素晴らしいマリアージュ。約7年ぶりにいただくオムハヤシ、私のベストオムライスの1つは変わらぬ味わいでした。

カスタードプリン
プリン本体はさほど甘くなく、カラメルはちょいビターで奥深い甘味があります。ど好みというわけではありませんが、美味しい。

やっぱり洋食は美味しい。箸でいただくという気楽さもあり、アットホームな雰囲気と接客も心地よい。昔よりも外国から再訪されている方もいらっしゃるようで、美味しいという幸せは国境すらも超えていくということを実感しました。

次回の再訪時には『ビーフシチュー』を食べたい!5150


2012.11.
マイベストオムライスの再訪と冬のシチュー巡りを兼ねて、浅草へ。久しぶりにくる浅草は、スカイツリー効果もあってか、以前よりもごった返しており、また外国の観光客が非常に多い。特に混んでいる雷門と仲見世通を抜け、浅草寺を横目にして、目的地である「グリルグランド」にやってきましました。

約3年半ぶりの再訪となる1962年創業のこのお店は、親しみやすい接客でありながら、ちょっと高級感のある雰囲気があります。とはいえ、背筋をピンとさせるような空気感はなく、リラックスして食事することができるのは、やはり下町の良さ。

さて、オーダーですが、目的である『ビーフシチュー』と『オムライス』を迷わずに。

実食。まずは肉。このお店では箸を使っていただくのですが、何の抵抗もなく切れます。そして、口に入れれば、歯などいらないくらいのトロトロ感。褐色のデミグラスソースは、多少強い苦味の中、かすかな酸味もあり、食べ終えた後の余韻も楽しめます。肉でもソースでも、ご飯やパンとよく合い、文句なく、美味しい♡シチューが好きな方は、この冬に是非食べていただきたい逸品です。

『ビーフシチュー』を食べ終え、次は『オムライス』です。この「グリルグランド」には、三種類のオムライスがあります。1つ、洋食店の王道スタイルであるタマゴでくるりと包み、ケチャップをかけたもの。1つ、近年よく見られるトロトロの半熟タマゴの上に、デミグラスソースをかけたもの。1つ、同じく半熟タマゴの上に、ハヤシソースをかけたもの。以上の三種類がある中で、やはりハヤシソースのかかった『オムハヤシ』をオーダーです。

実食。先ほど食べた『ビーフシチュー』のデミグラスソースの苦味はなくなり、半熟のタマゴとケチャップライスとの相性もいい。具として入っているシャキシャキのタマネギとたっぷりと入った牛肉が、目立った具のないケチャップライスと合わさり、十分な満足感が味わえます。久しぶりに食べたマイベストオムライスの一つ、変わらぬ確かな美味しさでした。

  • 2021.4.  オムハヤシ
  • 2021.4.  ビーフシチュー
  • 2021.4.  カニクリームコロッケ

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7位

オ・プティ・マタン (金沢文庫 / ケーキ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/06訪問 2016/07/10

ショーケースの宝石たち ~メロンとオレンジのショートケーキ~

2016.6.
すっごい久しぶりに「Au petit matin」へ。ショーケースの中では、宝石のようにケーキたちが煌めく姿は変わりません。その中から私が選んだケーキは、『メロンとオレンジのショートケーキ』。どれも美味しそうで、全部食べたいと思ったら、パッと目が合ったものにするのが迷った時の私なりの対処法です。

実食

メロンは赤肉のものを使っていて、甘さを抑えた滑らかなクリームの中で、香りと甘さがはえます。上にはオレンジがあって、ほのかな酸味がいいアクセント。
久しぶりでしたが、やはり上質。何気にテイクアウトばかりで、併設している喫茶スペースを利用したことがないので、次回はそこで食べてみようかな。


2014.2.
タルト系も食べたかったので、『フロマージュ ドゥーブル』と一緒に買ったのが、『ピュイ ダムール』というあまり聞きなれないタルト。「愛の泉」という意味をもつこのタルトは、フランス菓子ではかなり有名だそうで、タルトの中にクレーム・パティシエールを詰めて、キャラメリゼしたものだそうです。想像しただけでも、美味しそうですね♡

実食。
クレーム・パティシエールというと、真っ先に『シュー・ア・ラ・クレーム』が思いつきますが、それよりも断然美味しい。タルト生地のサクサク感とキャラメリゼされた表面のカリッとした食感がよく、何よりもとても甘く美味しい。他のお店でもあると思うので、見つけたら必ず買いたいタルトです。


2014.2.
ショーケースの宝石たちに会いに、今年初の「Au petit matin」へ。個人的には、色鮮やかなベリー系のタルトを食べたかったのだけど…ない…だ…とorz なら、未食の王道的なケーキをしようと思い、ショーケースを覗いてみると、ありました。王道ケーキの一つ『フロマージュ ドゥーブル』です。

実食。
上にはベイクドチーズケーキ、下にはニューヨークチーズケーキのような感じの二層構造になっており、共に濃厚な味わいなので、至福のチーズケーキとなっています。
軽さを極めた『ショートケーキ』やオーダー毎に作る賞味時間が決まっている『モンブラン』といい、やはり王道ケーキの美味しさは格別でした。



食べられないわけではないですが、あえて自分からは食べないもの。いわゆる、食べず嫌いというものがあります。私もあるのですが、その中で「なんで?」とよく言われる食材があります。それが、『栗』。特に嫌いな理由はないですが、同様に『かぼちゃ』や『さつまいも』なども好きではないので、基本的に甘い食材はあまり好みではないようです。『焼き栗』や『栗ご飯』などは食べないでしょうが、食べてみようと思ったものがあります。それが『モンブラン』です。

そんな理由でやってきたのが、「Au petit matin」。このくらいの季節になると、『和栗モンブラン』を提供しだし、多くのレビュアーさんも絶賛しているので、食べてみたくなったのです。ここの『和栗のモンブラン』は、①作り立て ②2時間以内に食べないといけないという特徴があります。何故かというと、このモンブランの土台がメレンゲでできており、その食感を損なわないようにしているわけです。

実食。
他店の『モンブラン』と比べることはできないですが、かなり栗の味が濃く、しっかりとした味わいです。土台のメレンゲもサックサクで、栗の部分はどっしりとしていますが、その他は軽い感じです。栗が好きな方には、たまらない『モンブラン』なのではないでしょうか。期間限定とはいえ、まだまだ食べられますので、必食ですよ。


車を走らせ、「Au petit matin」に再訪。店内のショーケースには、変わらずに宝石のような煌めきのあるケーキたちが待っていました。さて、今日はどのコにしよう。で、選んだのが、未食で気になっていた『スピラル』というケーキ。

実食。
フォークを入れると、ちょっとした驚きが!中にはオレンジの果肉とオレンジのクリームが、オレンジの皮が入ったメレンゲに隠れていました。
そう。この『スピラル』とは、メレンゲで包んだオレンジのケーキで、果肉・ジュース・皮とオレンジを丸ごと楽しめるケーキなんです。これは、美味しい。後味の軽さは、このお店の特徴の一つですね。また食べたいケーキの一つが増えました。


「日頃の自分へのご褒美」。
皆さんは、どんなものをしているのでしょうか?アクセサリーや高めのランチやディナーもいいかもしれません。でも、スイーツというのは、どうでしょうか。
というわけで、久しぶりに「Au petit matin」へ。このお店では、オーダー毎に作る和栗を使った『モンブラン』が有名なのですが、実はさほど『モンブラン』が好きではなくて、食べてません。既に栗のシーズンではないので、『モンブラン』はなく、代わりに?あるのが、『ティラミス』です。この『ティラミス』もオーダー毎に作るもので、2時間以内に食べることを推奨しているスイーツなのです。何故か?

実食。
たっぷりと盛られた生クリームの下には、サバイオーネクリームがあり、そしてメレンゲのようなサクサクのビスコッティが!カップの底には、液体のエスプレッソがあるので、このサクサクの食感を味わう為には、2時間以内に食べないとダメみたいです。濃厚ですが、後味は軽く、甘さも控えめな『ティラミス』で、美味しい。


月一くらいで通いたいお店というのは、美味しさは勿論のこと、気軽に行きやすく、飽きがこないのが一番だと思います。そんな思いを叶えてくれるのが、「Au petit matin」。車で簡単に行けるし、訪問の度に新しいスイーツがあり、どれも宝石のようにキレイで楽しい。

季節はすっかり冬になり、前回買った『タルトフィグ』はもうなくなり、代わりにみかんを使った『タルトクレモンティーヌ』があったので、タルト好きとしては見逃せなく、購入。

実食。さっくりとした甘いタルト生地の上に、ほぼ丸々一個のみかんが乗かっているというボリューム。オレンジだと酸っぱさが際立ってしまいがちですが、みかんを使うことで柔らかい甘酸っぱさを楽しめます。やはり、フルーツタルトは見た目も味も大好きなスイーツです♡


「Au petit matin」に予約した『ノエルショコラ』を取りに行くついでに、また他のケーキをと思っていたのですが、ショーケースにはいつもみたく宝石のように並んでいない。そのかわりにあったのが、クリスマスケーキの数々。そのほとんどがデコレーションケーキの小さいものなのですが、1つだけ違うものがあったので購入。それがこの『ノエルフロマージュ』です。

「ノエル」という名前なので、このクリスマス限定のレアチーズケーキだそうで、また出会えるかは不明。大粒のイチゴが乗ったレアチーズケーキの中には、濃厚なイチゴのジュレがあって、ただのフロマージュだろうという考えをいい意味で裏切ってくれます。甘酸っぱいイチゴの酸味が、フロマージュに包まれる感じになり、おいしい♡


クリスマス。街は色づき、限定商品やクリスマスメニューなども多くなって、華やかな雰囲気になります。がっ!私にとっては、普段以上に忙しくなり、「クリスマス?それって美味しいの?」みたいな感じになります。それでも多少はクリスマス気分を味わおうと、「Au petit matin」でケーキを事前予約。そして受け取ってきたのが、この『ノエルショコラ』です。

チョコレート生地をチョコレートでコーティングし、上の部分は黒糖でコーティング。かわいいトナカイの顔は、クッキーとクリームとイチゴで表現されています。
味わいは…全体的に甘さ控えめ。黒糖部分は非常にベットリとしていて、その下のチョコレートは舌触りのよいネットリとした感じです。チョコレートスポンジはやはり軽い。『ショートケーキ』『タルト』と同様に、やはり『ショコラ』もおいしかった♡


『ショートケーキ』の他にもう一つ買ったのが、秋の果物であるイチジクを使ったケーキ、『タルトフィグ』です。実はスポンジタイプのケーキよりも、フルーツがいっぱい乗っかったタルトの方が好きなんです。見た目もフルーツが宝石のようで、キレイですよねー。そして、お店ではできないけど、こういう小さなタルトは、手づかみでパクッと食べるのが好き。お行儀悪いですけど^^;

味わいは、サクサクのタルト自体がすでに甘く、柔らかいイチジクはほんのりとした感じ。ドライイチジクはよく食べるけど、生のイチジクはこういうスイーツかバーでカクテル以外、あまり食べることがないフルーツ。旬なので、見かけたらなるべく食べるようにしなくっちゃね♡


久しぶりに「Au petit matin」のケーキが食べたくなったので、車で行ってきました。この季節には、オーダー毎に作り、2時間以内に食べなくてはならない『モンブラン』が有名なのですが、2月くらいまでは食べれるそうなので、今回は食べ損ねた『ショートケーキ』を購入。

ショーケースの中にある『ショートケーキ』の脇には、「軽さを追求した~」と書いてあります。そう、ここの『ショートケーキ』の特徴は、まさにその軽さ。具体的にどんな風なのかというと、フォークでうまく掬えないほどに軽い。生クリームはもちろん、スポンジ部分がすごく軽いんです。なかなかうまく掬えないから、ちょっとキレイに食べれないのが難点ですが^^; 味わいも甘さ控えめで、美味しい♡やはり主役クラスのケーキは、華がありますね。


「Au petit matin」で購入したものがもう一つあります。ショーケースの中には、マンゴーのタルトやショコラやプリン、ロールケーキなども気になったのですが、基本的なシュークリームである『シューパタト』。
生地の内側まで美味しく食べれるようにと生地の切り込みを入れ、しっかりと焼き上げたその形がジャガバターを連想することから、名付けられたそうです。ちなみに『パタト』とは、フランス語でポテトのこと。

実食。確かに食感もしっかりとしている生地の中には、甘さ控えめのたっぷりのクリーム。小さめですが、どっしりとしているので、満足度はかなり高め。
徒歩では坂もありかなりキツいので、バスか車がオススメ。nao.は車でちょくちょく行けるので、オーダーごとに作る『ティラミス』や『モンブラン』は秀逸らしいので、是非食べに行ってみたいです。


地元にもちょっと有名なパティスリーがあると知ったのは、もうかなり前の話。なかなか行く機会がなく、先延ばしにしていましたが、ついに訪問しました。そのお店は「Au petit matin」といい、南フランスをイメージして作られた住宅地の一角にある小さなパティスリーです。

「Au petit matin」とは、フランス語で「夜明け」を意味して、「上質なバターと生クリームがあるだけで、おいしいフランス菓子は創れる」という思いの下、武井シェフが作り出すスイーツは極めてピュアな味わい。その味を求めて、近隣の住人はもちろんのこと、遠方からのお客さんも多く、常に店内にはお客さんがいる状態です。

店内でも食べることはできますが、今回はテイクアウトで。ショーケースの中で一番最初に目についたのは、『ショートケーキ』だったのですが、お店の名前を冠するスペシャリテの『オ・プティ・マタン』を食べてみたくて、購入(^^)

おうちで、実食。フワフワで、ちょこっとほろ苦いキャラメルのムースの甘さを受け止めるアーモンドクランチのサクサク感が、絶妙に美味しい。ってか、想像以上に美味しいっ!さすが、スペシャリテ!オススメのケーキです。

  • 2016.6.  メロンとオレンジのショートケーキ
  • 2014.2.  ピュイ ダムール
  • 2014.2.  フロマージュ ドゥーブル

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8位

御茶ノ水 小川軒 (御茶ノ水、新御茶ノ水、末広町 / 洋食、ケーキ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2012/11訪問 2013/08/11

余韻を楽しむ

2012.11.
冬の足音が聞こえ始めると、無性に食べたくなるのがシチュー。何気に去年の今頃もシチューを食べ歩いてたっけ。なので、今年もまた冬限定のシチュー巡りスタートです。

再訪したいお店も数ある中、まずは新しいお店開拓を。と思い、訪れたのが、御茶ノ水にある洋食店「御茶ノ水 小川軒」です。レイズンサンドで有名なお店ですが、洋食店としても有名ですね。
歴史を紐解くと、1905年(明治38年)初代 小川鉄五郎氏が汐留に開き、戦後になって、小川順氏が様々な分野の料理のよい部分を取り入れ、西洋料理店として一気に輝き出す。その頃にはお店は代官山に移っており、多くの著名人を魅了する中、持病の心臓で急死。小川順氏亡き後、三人の息子が代官山小川軒・目黒小川軒・御茶ノ水小川軒をそれぞれの個性を活かし、現在に至っている。とのこと。代官山と御茶ノ水の違いは何なのかと思っていたのですが、納得です。

御茶ノ水駅から徒歩5分のところにあるお店は、1Fに洋菓子とカフェが併設されており、B1Fにはレストランがあります。カフェではカレーやオムライスが食べられ、レストランではシチューなどが食べることができます。
訪問時にはカフェで同窓会が開かれていて、貸し切り状態。でもレストランはOKとのことで、早速入店です。店内はかしこまるほどではないながらも、品のいい雰囲気が漂い、接客も心地よい。

さて、オーダーはシチュー。ですが、ビーフシチュー・タンシチュー・オックステールシチューの三種があり、どれにするか迷いましたが、基本的な『ビーフシチュー』にしました。
実食。舌にまとわりつくようなデミグラスソースは、微かな苦味の中、ただただ奥深く、後味も余韻が残ります。器に残っている一滴でさえも残したくない美味しさ。そして、その中に鎮座する肉は、切るというよりは解くというイメージで、口に入れたら、すぐになくなってしまうほどに柔らかい。間違えのない美味しさです。

当然、再訪は確実。シチューの残り二種を食べるもよし、ハンバーグステーキを食べるもよし。色々楽しめそうです。ちなみにここのオムライスは、私のマイベストオムライスの一つ。きっとカレーも美味しんだろうなぁと考えてしまいます。とりあえず、この冬の間にもう一度くらいは味わいたいと思っています。

「御茶ノ水 小川軒」で、もう一つ楽しみにしていたメニューがあります。それが『カスタードプディング』。色々なスイーツは好きだけど、中でもプリンが一番好きで、ちょこちょこ食べています。特に全てが甘いプリンが好みで、キャラメルが苦いのは苦手なんです。

さて、「御茶ノ水 小川軒」はどうか?実食です。最近はとろけるような舌触りのが多い中で、スプーンを入れるだけで分かるしっかりとした感じ。口に入れれば、ほろ苦くも甘いキャラメルソースの味の中でも分かるプリン自体のタマゴの濃厚さ。コクのある生クリームと一緒に食べれば、幸せの時間が流れます。これは、美味しい♡テイクアウトできるなら、絶対買ってしまいますね(^^)

<余談>
お店を出る際、店主 小川洋さんが見送ってくださいました。ちょっと風邪ぎみな私に「シチューで、温まりましたか?」と声をかけてくださる。そんなところもお気に入りになった理由の一つです(^^)

  • 2012.11. ビーフシチュー
  • 2012.11. カスタードプディング
  • (説明なし)

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9位

ぽん多本家 (上野広小路、上野御徒町、御徒町 / 洋食、とんかつ)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/12訪問 2013/08/11

ここはあえて、シチューを


上野のとんかつ御三家と言われている御徒町にある明治38年創業の「ぽん多本家」に初訪問。とんかつ御三家と言われているけれど、このお店ではとんかつだけでなく、ソテーやシチューといった料理も味わえるので、いわゆる洋食店だと私は思う。

中の全く見えない重そうな木の扉を開けると、厨房の見えるカウンター席が4つあり、今回は一人なので、そこに座らせてもらいました。
お目当てはシチュー。タンシチューがよくメディアに取り上げられているけど、先日とあるTVで仕込みの関係上、少数だけど『ビーフシチュー』もあり、オススメだと聞いていたので、今回あれば食べたいと思っていました。さて、今日は?と店主島田良彦さんに聞いてみると、あるとのことなので、即決注文です。

実食。
まずはソース。苦味などはなく、デミグラスというよりはブラウンソースに近い感じかな。深さを感じるような余韻はないけれど、旨味がこれでもかと凝縮されています。そして、醤油や味噌といったような日本人の五感を刺激するような、どこか懐かしくも親しみやすい味わいです。
そして、肉。ねっとりと柔らかく、染み込んだソースの旨味の後に、肉の味わいも堪能できる逸品。さすがに、美味しいっ!

隣で食べていたとんかつも美味しそうだったけど、この『ビーフシチュー』は間違えないと思います。できたら、この冬の間にタンシチューを食べたいな。

  • ビーフシチュー
  • (説明なし)

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10位

天茂 (赤坂、溜池山王、赤坂見附 / 天ぷら、天丼)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/06訪問 2013/06/29

父娘、そして客が紡ぐ味


さて、平日限定の赤坂ランチ。選んだお店は、ちょうど1年前に訪れて、再訪を誓った「天茂」です。このお店で人気なのは、平日のランチ限定の『天丼』。特にシュークリームをイメージした『かきあげ丼』が有名で、ランチにはその味を求めて、多くのお客さんが押し寄せます。このお店の主人は、元・英語教師という高畑粧由里さん。“天ぷらの天才”と言われた亡き父親の味を受け継ぐまでに、常連客などから愛ある指摘を受けたそうで、よくお客が店を育てると言われますが、まさにこのお店がそうなのだと思います。

未食の鱚と穴子の『天丼』も気になるところですが、やはり『かきあげ丼』を注文。小エビを衣液でさっくりと混ぜ、油に入れた後、成形して、ひっくり返す。そして短時間で揚げる為に中央に穴を開けて、またひっくり返して出来上がり。それを隣にいらっしゃる女将が、丼汁に浸して、丼として提供されます。

実食。
私が『かき揚げ丼』に求めているものは、具ではなく、衣。かき揚げに箸を入れると、ふわりと崩れ、ご飯と一体になります。丼汁はやや辛めで、小エビのプリプリ感もいい。そして上に乗せられた柚子の皮が、丼を近づけるたびに香って、とても爽やか。『かきあげ丼』を意識して、食べ歩いたことはないけれど、私の思い描く理想的な『かきあげ丼』です。


BSテレビ朝日で放送している「幸福の一皿」という番組をご存知ですか?この番組は人間国宝の歌舞伎俳優・中村吉右衛門をMCに、ただ料理を紹介するだけでなく、シェフの生き方やその料理にまつわるエピソードをおりこんで、「幸福の一皿」を探してゆくという番組です。

その番組の中で『天丼』を特集する回があり、紹介された数店の中で、平日のランチ限定の『かきあげ丼』を求めて、平日休みを利用して食べてきました。
場所は赤坂。そのお店の名は「天茂」といい、“天ぷらの天才”と言われた亡き先代の味を受け継いでいるのは、娘さんで元・英語教師という高畑粧由里さん。倒れた父親の跡を継ぎ、その味を表現するまで常連客などから愛ある指摘を受けたそうで、よくお客が店を育てるというがありますが、まさにこのお店のことを言うのだと思います。

油のよい香りがする店内は、揚げ場をコの字に囲むカウンターと2卓のテーブル席と江戸の粋を感じれますが、どこか可愛らしい。ランチは名物という『かきあげ丼』と穴子・白身魚の『天丼』がありますが、ここはやはり『かきあげ丼』でオーダーです。

入店から常時満席で、自分のが提供されるまで時間があったので、じっくりと観察することに。まずネタを溶き卵で合えてから衣を入れて、油へ。成形後、ひっくり返して短時間で揚げ、ネタをプリプリに仕上げる為に穴を空ける。で、またひっくり返して、揚げたてを隣にいらっしゃる女将(お母様)に渡して、女将がグラグラと煮立っている丼つゆにジュワッとくぐらして、丼に押し込むように入れ、最後に柚子の皮を飾り提供されます。

さて、実食。nao.が好きな『かきあげ丼』はサクッとしていて、シンプルな具、丼つゆはやや辛めで、いわゆるつゆだくは嫌い。で、この「天茂」の『かきあげ丼」は…ほぼ理想に近い感じでした。具はプリプリとしていますが、少々少なめ。ですが、衣がおいしいので、十分な満足感があり、美味しいです。柚子の香りもフワッとしていて、爽やかさを与えてくれます。
平日のみの営業なので、なかなか行く機会はありませんが、味とCPともに素晴らしいので、再訪は是非したいお店です。

  • かきあげ丼
  • (説明なし)
  • かきあげ丼

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