秋の味覚「栗きんとん」「栗金飩」「栗金糖」本当に美味しい栗きんとんが食べたいなら必見ですよ

秋の味覚「栗きんとん」「栗金飩」「栗金糖」本当に美味しい栗きんとんが食べたいなら必見ですよ

「栗きんとん」「栗金飩」「栗金糖」あて方はイロイロありますが「栗と砂糖のみ」で作られるのがホンモノの「栗きんとん」添加物や混ぜモノの無い「ホンモノ」の「栗きんとん」が食べたいなら宣伝上手に騙されないコトが重要です。

更新日:2022/09/20 (2019/10/29作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる738の口コミを参考にまとめました。

ホンモノの栗きんとんの見分け方

頑固一徹な和菓子職人に直接聞いた話です。
「黒い栗はダメだ」と

「新鮮な良い栗ほど白い」んだそうです。
白い栗は炊くと綺麗なレモン色になる。
でもって栗は風味が落ちるのが早く劣化が進むと黒くなりベタつく。
採りたては風味も強く白くてホクホクに仕上がるのだけれど
時間が経てば経つほどに黒っぽくなって水っぽくなって
風味も落ちるから「黒いモノは使い物にならないのだ」 と。

ホンモノの「栗きんとん」は栗と砂糖だけで作られます。

「黒ずみ」と「水っぽさ」を誤魔化す為に
「毛亡」とか「手亡」と呼ばれる「白いんげん」を混ぜて誤魔化す店。
「さつま芋」などで嵩増しするようなセコい真似をする店。
「トレハロース」は咽の奥に不快な甘味が刺さりますが防腐剤代わりになるんだそうな。
新鮮な栗を安定して大量に用意できないと古い栗を使わざるをえない。
そうなると砂糖意外に頼らざるをえない。
どういう店がそうなるか順序だてて理屈を組み立てれば理解出来るコトです。

栗きんとんが大好きで
今まで色んな店の栗きんとんを食べ比べてきました。
色んな店の栗きんとんを食べ比べてみて解かったこと。
有名な所は有名になる理由がありました。
クチコミサイトにカネを払い雑誌やガイドブックに広告を打ち
TVなどで採り上げてもらって知名度を嵩増しするのです。
知名度を上げる為に多くのお金を使って。
そのお金を稼ぐ為には多くの利益を上げなければならない。
利益率を上げる為には様々な方法を使います。
古い栗だって使わざるをえない。

でも大丈夫。
クチコミサイトやガイドブックやTVに釣られた人たちが
古い栗を使った商品を「いいねいいね」と宣伝してくれる。
栗きんとんの本当の美味しさを理解出来ないひと達がマンマと釣り針に引っかかり
次の獲物の寄せ餌を撒いてくれる。
そりゃあもう笑いが止まらないことでしょう。

「本当に美味しい栗きんとんを食べて貰いたい」

きっとどの店も最初は同じ志から始まったのだと思います。
でもソレは代を重ねるうちに優先順位から外されてしまった。

「カネモウケ」を優先させるがゆえに
砂糖以外の添加物や混ぜモノなど入れる酷い店がある。

でもそんなクソみたいな店もあれば
ホンモノの美味い栗きんとんに拘っている店も僅かですがあるのです。

食べ比べてみればわかります。
本当に美味しい「栗きんとん」ホンモノの栗きんとんを是非一度食べてみて下さい。

画像:左は攻撃的な甘さのトレハロースを使わざるをえない古い栗を使った黒ずんで粘着いた栗きんとん。
   右は新鮮な栗と砂糖だけを使った上品な甘さのホクホクで香り高い美味しい白い栗きんとん。

御菓子所 しん 中津川店

御菓子所 しん 中津川店

栗きんとんが大好きで
今まで色んな店の栗きんとんを食べ比べてみましたが
他所店がどう転んでも「しん」には太刀打ち出来ない。
栗の風味が全く違います「しん」の「栗きんとん」はベツモノです。

栗は木から落ちたてだと炊いた時に綺麗なレモン色に仕上がり
風味も良くホクホクに仕上がるのだそうです。
そして時間が経てば経つほどに黒ずんで水っぽくなり風味も落ちていく。

トレハロース混ぜてるような店や
栗以外の混ぜモノ入れてるような店は問題外ですけれども
老舗とよばれて有名になって複数店舗で販売して大量に売れるようになると
ドコも「職人が厳選した栗をヒトツヒトツ手作りで剝いて」
というワケにはいかなくなります。
店舗の多い有名店なんかは皆な内職のオバちゃんが剝いた栗を使っています。
栗を大量に仕入れる為には収穫から輸送までに時間もかかる。
栗が木から落ちて栗きんとんになるまでにドレだけの時間が経過するでしょう。
大量生産の栗きんとんの風味が落ちて
黒ずんでいるのは仕方が無いコトなのかもしれませんね。

チェーン展開している店が一概にダメだと言っているワケではありません。
チェーン展開している店であっても美味しい店もあります。

食べ比べちゃうと一目瞭然の圧倒的な差がありました。

秋になるとトレハロースの入った黒ずんだ栗きんとんを売る店の駐車場は
休日のたびに駐車場が満車になって
渋滞まで起こして近隣住民は非常に迷惑しています。
テレビやら雑誌やらでバンバン広告出してますからね。
儲ける為ですからソレも商売なワケです。
ソレにマンマと釣られる方が悪いワケですが・・・。

拘って貫いて身を削る思いで「良いモノ」を創り上げて提供している店と
利益率の高い材料でソレっぽく仕上げて
見極めの出来ない消費者をメディアのコマーシャルで釣って稼いでる店。

なんだかなァ~って思いますが
ドンな世界も同ンなじなんだなぁ・・・と感じ入る次第・・・。

規模が小さいから出来るコトもある。

イツまでも本当に美しく美味しい「栗きんとん」が食べられるように
御菓子処「しん」には今の姿勢を貫いて欲しいと切に願います。

御菓子処「しん」の栗きんとんは白く美しい。

どう転んでも他所店では太刀打ち出来ない「しん」の「栗きんとん」はベツモノ
食べ比べちゃうと一目瞭然の圧倒的な差があります。

亀喜総本家

亀喜総本家

特筆すべきはこの白さ。
「白く美しい栗きんとん」は新鮮な栗の証し。
黒ずんでベトついている栗きんとんは栗が古いのです。
黒ずんでベトついている古い栗は香らないから風味も弱い。
古い栗を使うと日持ちさせる為にトレハロースとか使っちゃいます。
尖った甘味の甘味料は栗きんとんと相性が悪いです。
だから黒ずんでベトついている栗きんとんは美味しくないのです。

白く美しく程好い優しい甘さでホクホクのホロホロで適度なツブ感
そして咽を通り鼻に抜けるときの「渋皮の香り」・・・
思わず「おぉ・・」と声が出ちゃいます。
中津川の「しん」とはまた違う「美味さ」です。

「くりいむ大福」も美味しいですトロっとろに柔らかで甘さも程好くクセになります

栗金糖本舗 梅屋

栗金糖本舗 梅屋

梅屋さんでは「栗きんとん」のコトを「栗金糖」と呼んでいます。
ふつう「栗きんとん」を漢字であてると「栗金飩」になるンですが
ワザワザ 「栗金糖」と呼んでいるというコトは
ナニガシカの一家言があるのでしょうね。

数メートル先の有名店「緑屋老舗」など比べ物にならないくらい美味しい「栗金糖」でした。

白く美しい「栗金糖」
混ぜモノ無しでコノ白さです。
見比べてみて下さい緑屋のと。

美しい栗きんとんは栗の風味が際立ち舌触りも滑らかです。
咽喉の奥にイヤな口撃(こうげき)のない程良い優しい甘さ
これぞホンモノの「栗きんとん」です。

今まで食べた「栗きんとん」の中では中津川の「しん」の次に美味しいと思いました。

八百津で本当に美味しい「栗金糖」が食べたいのなら
トレハロースを使ってるのに行列が出来る某G店より絶対「梅屋」です。

多くの有名店の栗きんとんを実際に食べ歩いてきたfunnyが保証します。

八百津で本当に美味しい「栗金糖」が食べたいのなら味オンチが行列作ってる店より絶対コッチ

澤田屋

澤田屋

ひとクチ食べれば優しい甘さと栗の香りがクチの中で花開きます。
モチロン原材料は栗と砂糖のみですよ。
リバーUP屋みたいにトレハロースなんて使ってません。
新鮮な栗を使っているから防腐剤代わりのトレハロースを使う必要も無いのでしょう。
そしてトレハロースを使わず上質な砂糖を使っているからこその優しい甘さ。
八百津のグリーン屋みたいな咽の奥が口撃されるような嫌味な甘さとは別次元です。
新鮮で上質な栗を使っているから香りも良い。
白く美しいのも栗が新鮮で上質な証拠。
「色々食べてココのが一番」ってヒトが居るのも納得の美味しさでした。
自分的には八百津の「梅屋」さんと同レベルって感じですかね。
中津川駅前の「しん」には及ばないかな。
ココは菓子組合の「栗きんとんめぐり」には参加してないのですが
ナニか理由があるのでしょうか?

白く美しい栗きんとんは新鮮で上質な栗と砂糖ダケで作られる

松葉

松葉

上品な甘さで川上屋なんかと比べたら随分控え目な甘さです。
川上屋のようなベトつきは無くホクホクで舌触りも心地良いです。
鼻に抜ける栗の香りも堪能出来ます。
色も白く美しいですね。
新鮮で上質な栗を使っているからこそのこの白さなんだと思います。

栗と砂糖ダケで作られる白く美しい香り高い栗きんとん

すや 西木

すや 西木

「すや」という名の店は何軒かありますが
ホンモノの「栗しるこ」が味わえるのは「すや 西木」だけです。

ホンモノは「栗と砂糖」だけなのです。

秋にしか味わえない特別な贅沢を御楽しみあれ。

もちろん「西木」では
「栗きんとん」も使うのは栗と砂糖だけですので
「川上屋」や「緑屋」みたいにトレハロースなんて使っていませんから御安心を。

中津川駅周辺や恵那にも「すや」の名が付く店はあります。
ドコの「すや」も美味しい栗きんとんを提供していますが
Funny的にはやはり「西木」がイチオシですね。

「栗しるこ」が味わえるのは「すや 西木」だけですし。

ココでしか食べられないホンモノの味「栗しるこ」

「栗しるこ」は栗と砂糖のみを使って作られた「栗きんとん」を
贅沢に溶かした「しるこ」で 秋しか味わえない特別な味なのです。

9月までしか食べられない「栗白玉」

すや 西木

「飲む栗」の「栗白玉」季節を先取りする者だけが味わえる冷たいデザート。
10月からは「栗しるこ」に変ってしまうので9月中しか食べられないのです。
「栗白玉」で秋の訪れを実感し「栗しるこ」で秋の深まりを感じる。
舌で感じる季節のうつろいなのです。

番外編:七福の「栗おはぎ」

七福

七福さんの「栗きんとん」は白く綺麗な栗きんとん。
栗の風味高く程好い粒感ありホクホクで美味い。

個人的には「甘さをもう少し控えてくれれば」と感じる。
コレで甘さをもう少し控えてくれれば
3本指にも入ろうかという出来なのだが・・・。
だがしかし
ソレを「おはぎ」にすると
絶妙なバランスの甘さとなるのだ。
まるでコノ為に甘さを決定したかのように。

七福の「栗きんとん」を「おはぎ」にした「栗おはぎ」
マヂでメチャクチャ美味いです。
しかも6個入りで1000円(税)というコスパ♪♪♪

本当に美味いです♪♪♪
栗きんとん好きなら絶対に食べて欲しい。

トレハロース入りの大して美味しくない栗きんとんを食べるくらいなら
絶対「七福の栗おはぎ」の方が満足度が高いです。

番外編:「栗きんとん好き」なら絶対外せない

※本記事は、2022/09/20に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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