2回
2022/11 訪問
甘み旨みが黒部ダムのように美しく力強く放つ蕎麦と逸品料理に感動する名店
大好きなお店でご縁できたご夫婦に会いに富山へ。
以前は朝日町にあったのですが、いろいろな想いから
街並み風情ある東岩瀬に2022年9月8日に
『くちいわ』として開店されたお店です。
『くちいわ』さんはコースのみ。
最初に胸が高鳴るせいろから始まります。
●せいろ
常陸秋そば 新そば
甘み、旨みが黒部ダムのように力強く広がります。
無意識に頬をさすりながら、甘み旨み世界をより堪能。
味わいの煌めきも素晴らしく、8割方をそのまま頬張って
しまいました。
スペインのお塩が塩味が抜けててより蕎麦のポテンシャルを高らせ、
にやつきが止まらない♡
つゆは旨みと味わいのバランスは勿論、ご主人のようにキレが良い。
ご主人特製の味醂は素材の本来の力で自然の旨みと美しさを伝えるもので、
同行していた蕎麦道まっしぐらのT様、S様も頷いてました。
かけは、一同驚きました。
黒毛和牛A5をしゃぶしゃぶさせたと思えない、旨みとほどよいコクだけが
存在していました。
こんなことはあるのか!
(この時、世にも奇妙な物語に流れるテーマ曲が私の中で流れ、
「どういうこと?どういうことなの?」となっていました。)
せいろと太さが異なり、もちっと存在感を現しながらも味わいが
きめ細やかに伝わってきます。
よきです♡
●そば刺し
0.1mmの差で味わい・食感が全然違う!
これはすごい。
もっちりの強度が、「ググン」と上がり、
甘みも奥行きがあってよき。
ひとかみするごとに慈愛感が生まれる。
見事です。
蕎麦前のお料理は五臓六腑たちが「そうそう!」「好き好き」と喜び、
酒を嗜む人が心底満ちる時を刻めました。
焼き味噌は、食べ疲れてしまうこともしばしばあるのですが、
味わいの残り方と引き留め具合が「ここ!そうそう、ここ!」と
本当にいいところで留まり、「すぅ」と去っていく。
全国のお蕎麦屋さんを行脚されている方も「これはいい」と大頷き。
福島県の馬刺しは弾力も味わいよく、エッジがきいたニンニク味噌が
またよい!
お酒が進みます。(笑)
富山へ来たら、マストな逸店。
『くちいわ』さんに向かうために富山へ足を運ぶ価値があります。
私とご縁ある蕎麦を愛する方々、ぜひ!!!
2022/12/11 更新
GW前に甥っ子ファミリーに会いに
金沢へ向かいました。
甥っ子ファミリーに会う前に
兄をどうしても連れて行きたかった
くちいわさんへ。
⚫︎せいろ
R3/10群馬県赤城
香りがスキップをするように
弾んでくる
一度吸い込んだだけで、そよそよと
音を立てそうなほどに心地よい☺︎
味わいは流れ方がとてもよい
美しい旋律を奏でるようで、
実に美しい流れで沁み渡る♡
喉ごしも佳き☺︎
御主人が「蕎麦屋に来たのだから
まずは蕎麦からお召し上がり下さい。」と。
兄は御主人の考えに深く共鳴していた。
私は「くちいわさんに帰ってきた♬」と
感慨深い時をこの瞬間にかみしめて
いました☺︎
塩味がやわらかいスペインの塩が
蕎麦の味わいをより洗練してゆき
また、喜びを噛みしめました。
⚫︎田舎蕎麦 玄挽き
富山県大沢 農業循環型
豊穣の恵みを感じるような香りからの
もちっとした食感に「むふっ」と
頬が緩む☺︎
種まき〜収穫までに至る様々な恩恵が
凝縮された渋みと甘さが織り混ざる
複雑さの中に旨みが押し出される
凄い印象深い蕎麦
⚫︎蕎麦の刺身
噛めば噛むほど甘みが出てきて
たまらなく美味しい♡
厚みにもこだわったから成せる
弾力感。
かみしめるほどに甘みと旨みが
交互におし寄せてくる。
口福♡
御主人の口岩さんは山に入り、
山菜を収穫されます。
この時期が一番豊富だと
お話を伺っての訪問は
山の恵みをしかと堪能。
アスパラガスの甘さは美瑛に匹敵
いや、優ってました。
たらの芽のほっくりした食感と
ジューシーさも佳きでした。
兄は大喜びで、来年もまた来たいと!
両親や実家のことが落ち着いたら
また来ようっと♬
口岩さん、今後ともよろしくお願いします♬