淡々斎さんが投稿した虎屋菓寮 新宿伊勢丹店(東京/新宿三丁目)の口コミ詳細

淡々斎好み

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淡々斎 (男性・東京都) 認証済

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虎屋菓寮 新宿伊勢丹店新宿三丁目、新宿、新宿西口/甘味処、和菓子、かき氷

15

  • 昼の点数:4.9

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク -
15回目

2022/11 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

「炉開き」の亥の子餅

2022年11月15日13:35
「虎屋菓寮」新宿伊勢丹店さんを訪問。

先月予約済みの11月上旬の上生菓子を購入。
同時に、来月の菓子の予約を入れる。

今回購入したのは
羊羹製白餡入「林檎形」
薯蕷製御膳餡入「淡路潟」
求肥製白飴餡入「木の間の錦」
湿粉製「遠紅葉」
きんとん製小倉餡入「松襲」
餅製御膳餡入「亥の子餅」
以上である。

11月ともなると、琥珀製の菓子は終わり、
薯蕷饅頭や羊羹製の菓子が増え、餡も「飴餡」などの「しっかり甘い菓子」になる。

それぞれに美味しゅうございました。

ところで
「亥の子餅」
「椿餅」同様、源氏物語にも出てくる菓子。
お茶をなさる方には、11月の「炉開き」の菓子。

「とらや」さんの菓子
京都店は別にして、粉を塗した菓子が、あまり無い。

「うぐいす粉」を塗した「うぐいす餅」と、この「きな粉」を塗した「亥の子餅」
この2種くらいではなかろうか?

京都店は、「おはぎ」「ぼた餅」で「きな粉」があるのだが、
関東圏は「白餡」なのだ。

謎である。

  • 林檎形

  • 淡路潟

  • 木の間の錦

  • 遠紅葉

  • 松襲

  • 亥の子餅

  • 店頭

2022/11/24 更新

14回目

2022/02 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

スーパーにゃんズデー♡

2022年2月22日
2時222分22秒
空から可愛い大魔王が降りてくるニャ~~ ฅ(`ꈊ´ฅ)
その時、我等は「猫じゃらし」とチュールを持って、出迎える事になるであろう。
有名な予言ですにゃ
⁽⁽ฅ₍₍⁽⁽ฅ^•ω•^ฅ₎₎⁾⁾ฅ₎₎
………○○○………
2022年2月19日
国立新美術館「メトロポリタン美術館展」に行く前に、新宿伊勢丹店さんへ=3=3=3

「虎屋菓寮」新宿伊勢丹店さん
2月22日まで「猫の日」店舗限定の上生菓子を提供されているのです。

20日21日22日
骨董市やら伝統工芸「三川内焼」とか観て周りますからねー
19日に伺うしかないのです。


13:25
「虎屋菓寮新宿伊勢丹店」さんを訪問。
予約済みの上生菓子2種を購入。

お会計を済ませて、「ミッドタウン店」と「国立新美術館」に急いだのであります。

さてさて
さて

まずは
外良製白餡入「すませば」

最初、この菓銘と姿が理解できておらず、京塗りの膾皿に載せたのですが……
お茶を一口飲んで、コレが「猫耳」
それも白い子猫の耳だとわかって、慌てて蓋碗と菓子皿を変えました。

「とらや」の職人さんの創意工夫に感動です。

猫の後ろ姿とか

肉球や手

そういう「意匠」の練り切り菓子は見慣れております。
細かく作り込んであると、見入ってしまいます。

でもね
細かく作り込んでいればいるほど、細部の「ズレ」や崩れが気になる。

利休の竹花入「園城寺」みたく
「菓銘」を伺って、成程‼︎と言わせる「意匠」で良いのです。

そして
きんとん製小倉餡入「うたたね」
三毛猫が「うたたね」してますねー
源氏物語「若菜」にも出てくる椿餅が並ぶ時期
女三の宮と柏木を巡り合わせたฅ^• ·̫ •^ฅをイメージしてみました。

サントリー美術館のミュージアムショップで購入した「鍋島焼 組紐紋」写しに載せてみたのですが…………

あ!!

「鍋島」写しの皿だと
入江たか子
化け猫「鍋島騒動」になってしまうかwww
ฅ(ↀᴥↀ)ฅ

次回は気をつけなきゃ(⌒-⌒; )
にゃんにゃん!!!!

  • 外良製白餡入「すませば」

  • きんとん製小倉餡入「うたたね」

  • 鍋島の写し

2022/02/23 更新

13回目

2022/01 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

小正月に「とらや」さんの睦月上旬の上生菓子を求める。

2022年1月14日
聖天様の御供えと、睦月上旬の上生を求めて、新宿伊勢丹さんへ=3=3=3

14:50
「虎屋菓寮 新宿伊勢丹店」さん訪問。
顔馴染みの従業員さんに新年の挨拶をし
睦月上旬の上生菓子3種と干支に因む菓子2種、歌会始のお題「窓」に因る菓子1種を購入。

明日で終売の「花びら餅」
ついでにいただいていきましょう。

会計を済ませ、来月の菓子の予約をし、
「鶴屋吉信」さんと「老松」さんに伺い、菓子を求め、帰宅。

本日、「とらや」さんで求めた菓子

羊羹製白餡入「好文花」
きんとん製求肥包御膳餡入「若菜餅」
薯蕷製御膳餡入「笑顔饅」

薯蕷製御膳餡入「虎猛ぶ」
求肥製白餡入「陽光の虎」

琥珀製「朝の窓」

そして
「花びら餅」

美味しゅうございました。

また来月伺います。

  • 好文花

  • 若菜餅

  • 笑顔饅

  • 花びら餅

  • 「朝の窓」「虎猛ぶ」「陽光の虎」

  • サントリー美術館 鍋島「組紐紋」の写し

  • 九谷の蕨紋

  • 提灯繋ぎ

  • 青白磁の銅羅鉢

  • 京塗の菓子皿

2022/01/17 更新

12回目

2020/07 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

『若葉蔭』と『夏の霜』

2020年7月14日 14:07
「虎屋菓寮」新宿伊勢丹店さんへ=3=3=3

「とらや」さん
上生菓子の色目(種類)は、おおよそ二週間程、つまり上旬と下旬で、変わるのです。

「節句」等、
「季節の行事に合わせた菓子」がその合間数日間販売されておりまして…………
文月上旬は7日迄、琥珀製「天の川」が販売されてました。


本日は、「若葉蔭」と「夏の霜」を購入。
来月の上生菓子を予約して次のお店へ=3=3=3

さてと
帰宅後、ちょいと「虫養い」

「とらや」さんの箱を取り出してみると、
箱には、何時もの様に「耳をつけたシール留め」

爪の長い人には関係無いのでしょうが、
爺ィみたく、短い爪だと、シール剥がすのに一苦労するのです。

こう言う「心遣い」は、流石「とらや」さんだなぁと感心致します。


琥珀製「若葉蔭」わかばかげ   初出年代 大正7年(1918)
「琥珀羹」の透き通る水の中
青葉の蔭を紅白「更紗」の金魚が泳ぐ様を表したもの。

「とらや」さんの菓子を購入すると、必ず「栞」が入っておりますが、
上から「二番目」に、この「若葉蔭」が描かれております。

つまり、「とらや」さんの「自信作」とも言えますな。

一匹一匹手作りされた「更紗金魚」
紅白更紗模様も、目口もそれぞれに違います。

今年のは、去年のモノより可愛らしい⁉︎
菓子に目を近づけては、微笑んでしまう。

琥珀羹のパキッとした潔い歯応え。
ほんのりスッキリした甘さの後から、羊羹製の金魚の濃い甘みが追っかけてきます。

お茶は中国「明前 西湖龍井茶」
合いますな~♪♪♪

ちなみに
杯は「景徳鎮」
菓子皿は「景徳鎮」輪花高台青白磁
茶壺は景徳鎮「萬寿無疆」

次は
葛製「水仙夏の霜」紅餡入 すいせんなつのしも 初出年代『夏のしも』として明和7(1770)
「夏の霜」と言うのは
夏の夜に霜が降りたように、月の光が明るく地上を照らしている様子を表した言葉なんだそうで、
葛生地で紅餡を包み、月光を表した菓子ですな。

中の紅餡が、も少し淡い桃色だと「水牡丹」と言うお菓子になります。

和菓子は、ほんの少し餡の色目を変えたりするだけで、全く違う菓子にしてしまう。
そして、亭主より「菓銘」を聞いて、成る程と思う訳です。

此方の菓子には、台湾の「凍頂烏龍茶茶」を合わせてみました。
菓子皿は「赤地径」さんの作
聞香杯の組み杯は、台湾の「三希」緋メダカと水草紋

美味しゅうございました。

  • 琥珀製『若葉蔭』

  • 1匹ずつ顔と柄が違う

  • 葛製『水仙 夏の霜』

  • 三希の緋メダカの聞香組杯で

  • 赤地径さんの赤絵

  • 青白磁

  • 萬寿無疆

  • ワラワラ

  • 気になる

  • 折り返した「耳」

  • ぱか

  • 店頭

2020/07/28 更新

11回目

2020/04 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

行く春や 客無き店に 目は泪

「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」
※春がまさに暮れていこうとしている。惜春の情ゆえか、鳥の声も愁いに満ち、魚の目も涙にうるんでいるように思われる。

どうも、遠賀川タンタンです。

コロナヴァイラスの荒波に揉まれながも最低限の衣食住が保障されていれば不満はあっても日々の生活に支障はない。

そんな生活の中に数少ない潤いをもたらしてくれる物、それは菓子に他ならない。
その日のスタートのエネルギー源の朝食、日中の活動エネルギーの昼食、そして明日への活力となる夕食。
そして、一日の御褒美としての「菓子」

2020年4月7日 13:26
本日はそんな「菓子」を購入しようと
新宿伊勢丹にある、伝統と格式のある菓子司「虎屋菓寮」新宿伊勢丹店さんへ訪問することに。

御客様がまばらなデパ地下
「菓寮」は閉鎖⁇
席に座り、歓談される御客様は居ない。
「上生菓子」の棚は、
「本日は完売いたしました。」

私はと言うと
4月14日予約済みの品
明日より「営業自粛 休業」との事で、
急遽、本日受け取る事になったのだ。

すぐさま従業員の方が接客。
「この度は、何度も電話を差し上げて申し訳御座いません。」
「4月の予約に関しましては~~~」

いえいえ
判っております。
此方に合わせて「茶席菓子」新宿伊勢丹店さん&「とらや」赤坂本店さんと連絡 調整なさって下さった。

これは、「とらや」さんならでは。
素晴らしい接客だった。

結局、「卯月 上旬の上生菓子」は、この後「赤坂本店」さんで
先月販売、取り置いて頂いていた「三越 伊勢丹」限定販売の棹物「菜の花の路」
ソレだけを購入する事にした。

「柏餅」「粽」は「販売は未定」
羊羹製「花の王」も、今年は買えぬ。

体から力が抜けていくのを、
私の表情を通じて、従業員の方が感じながら
ただひたすらに詫びなさる。

「5月半ば迄には営業再開」と信じ、皐月上旬の上生菓子の予約を進めていく。

あくまで「希望」として………

気が付けば目も晴々
(後は、野となれ山となれ)

どうせ私の口には入らぬ菓子
里のオババに送るのだもの。

「菓銘」もよろし。
味は想像できました。

今回の接客のおかげで、また一つ「とらや」さんの「商い」に感心致しました。
お店の雰囲気接客を含め、とても満足の行く内容。

5月
再開出来ます様、お祈り申し上げます。

次回
伺った際は宜しくお願いします。

「五月再開を 願いて喰いし モナカ皮」
遠賀川タンタンです。

2020/04/20 更新

10回目

2019/07 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

乞巧奠 に「天の川」を求める

2019年7月5日
曇りがちな日々

今年の「七夕」「乞巧奠」は、星を眺める事は叶わぬ様だ。

自宅で軽く昼餉を済ませ、
新宿伊勢丹へ=3=3=3

「虎屋菓寮」新宿伊勢丹店さんで、
先月より予約済みの「天の川」を購入。

乞巧奠」に因んで、落雁「五色の糸」を買おうかとも思ったが、
今回は、控えた。

と、言うのも
「とらや赤坂本店」さんで、他にも買わねばならない。

お会計を済ませ、急ぎ「赤坂本店」さんへ=3=3=3

「とらや赤坂本店」さん
昨年限定復刻された棹物「天の浮橋」が1日~7日の間 再販されるのだ。

6月30日に、インスタのみで「お知らせ」なんて
御無体な~~~

ともかく
1日に電話で取り置きをお願い。
なんとか2棹確保出来た。

2日には、予約数で「完売御礼」の告知が出ていたからね………

「天の浮橋」
昨年、零度様に差し上げた「棹物」
もう、復刻「再販」は無いものと思っていただけに、感慨無量。

なんだろう……
コレも何かの「縁」なのだろうか⁇

無事に2棹購入したらば帰宅。

「天の浮橋」は後日頂くとして、
今日は「天の川」で一服。

天に供える菓子
青白磁の輪花高台に盛り付けてみる。

茶は、台湾の「紅玉紅茶」で。

改めて
「天の川」 琥珀製 大正7年 1918年初出
ウランガラスの輝きを思わせるような「琥珀羹」
緑の色が美しい。

対角に一筋の羊羹で「天の川」
空に煌く星は、白胡麻の粒

動物性ゼラチンだと、
歯にまとわりつく感じがするが、
寒天由来の「琥珀羹」は、シャクっとパキッ!!
スッキリした歯応えが嬉しい。

さらりとした甘さが身上
紅玉紅茶と相性良し。

夏は「琥珀羹」ですねぇ。


それと
最近有りがちな「金銀の砂子箔」散らしにしてないのが良いですなぁ。

キャビアの上から、ソフトクリーム
何でもかんでも「金箔 銀箔」
浮かれ過ぎだね~~~~www.

「白胡麻粒」の見立て
大正の職人の知恵を思わせる。

ご馳走さまでした。

7日ではなく「27日」
昨年お逢いした方々との再会が待ち遠しい。

そして
人と人との「架け橋」をしてくださった方
もう二度と逢えぬ人を偲びたいと思っている。


  • 琥珀製「天の川」

  • 昨年、お渡しした棹物

2019/07/09 更新

9回目

2019/05 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

皐月晦日 三日限りの「更衣」

いづれの御時にか、女御 更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。

源氏物語の冒頭の一文。
「古文」の授業で習いましたなぁ…………

……○○○……
2019年5月31日
池袋「ジュンク堂書店」で書籍を購入。

その後、
新宿 渋谷方面行きのバスで「新宿伊勢丹」へ=3=3=3

「コメ兵前」で下車。

新宿伊勢丹B1F
「虎屋菓寮」さんへ伺い、
予約 取り置きをお願いしていた菓子を購入。

「更衣」
5月30日〜6月1日
3日のみの限定販売の菓子です。

池袋西武 東武では「取り扱い無し」
上生菓子は、新宿まで出向かないと買えないのです。

「14日」の予約分を再確認したらば
すぐに池袋で「ゴジラ」鑑賞。

映画館内
「コミケで漂う臭い」が充満しとりました。

さてと
明くる6月1日
「更衣」を「龍井茶」と共に………

蓋碗は「金魚」
菓子皿は、蝶の柄の「清?の色絵の写し?」チックなアンティークの一枚

さてさて
「更衣」 初出年代 明和7 年(1770)

汗ばむ夏を迎える頃
6月の「衣替え」に因んだ上生菓子

餡に米の粉を混ぜて蒸しあげ、
和三盆糖を揉み込み、表面にも和三盆糖を薄く掃いた丸い形

ぱっと見
「葛焼き」「きんつば」に似ていますが、
米粉で練り込んである分、もっちりよりも「かっちり」とした歯応えがします。

表面に塗された「きめ細やかな和三盆」
口中で溶ける際、すうっと温度が下がった様に「涼やか」に………

「絽」「紗」
夏の単衣の衣地を思わせる菓子。

ご馳走さまでした。

また、来年頂きたいと思います。

  • 「更衣」

  • 上から

  • 金魚柄の蓋碗

2019/08/14 更新

8回目

2019/01 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

「花びら餅」と「睦月上旬の上生菓子」

2019年1月15日

聖天様の御供物を求めて
「新宿 伊勢丹」さんに=3=3=3

「茶席菓子」さんで「清浄歓喜団」を購入し、
次回の予約を入れる。

次は、
「虎屋菓寮」さんで、
睦月 上旬の上生菓子を購入。

「とらや」さん
通常は、
月の上旬と下旬
それぞれに、6種の上生菓子を出してます。

今月の場合
先月下旬から
「干支」に因む「亥の風」
お題「光」に因む「暁光」と「月夜の水面」

この三つが、引き続き販売。
本店で、先月21日に頂戴しました。

なので
今月は「好文花」「若菜餅」「笑顔饅」の三種を購入。

それと
「花びら餅」
他の店舗は既に販売を終了しているが
新宿店は、今日まで販売との事ゆえ
これ幸いと、一つ購入。

お会計の時
「茶席菓子」同様に、来月上旬の上生菓子を予約。

接客も品揃えに不満は無いのですがね…………
「直営店限定」の品がないのが残念。

「本店限定」は諦めるけど
「直営店限定」くらい、なんとか置いて貰えないものだろうかd(^_^o)

オリンピック パラリンピックのロゴ入り「小形羊羹」の詰め合わせ
本日より販売と勧められたが、
コレは次回ww

従業員の方に、無理を言ってみては
お互いに「苦笑い」

さてと、
その「直営店限定」の「亥」を購入する為、「とらや 青山」に=3=3=3


帰宅したなら
早速、お薄を立てて、「花びら餅」から~~~~☆


「花びら餅」
鶴屋吉信さんは「求肥製」だが、
「とらや」さんは「餅製」の皮。

ただし、
「近畿地区」では「求肥製」

「とらや」さん
「近畿地区」だけ、違う食材とか違う意匠のモノを出すのよね。

「九州限定」は?
今のところ、無い(~_~;)


中の菱餅は、食紅で染めるのでは無く、
「小豆の煮汁」で染めているとの事。

「赤飯」と同じですな。

「白味噌餡」と「蜜炊き牛蒡」
餡の固さは「川端道喜」さんより硬め
「鶴屋吉信」さんより緩め。
丁度、真ん中の練り加減。

「川端道喜」さんのは、元祖とはいえ、ちと「緩い」www

「蜜炊き牛蒡」も、「川端道喜」さんは2本だが
「とらや」さんは、1本

買って翌日に頂くなら「求肥製」だが、
当日頂くなら、「とらや」さんの「餅製」の「花びら餅」ですねぇ。

美味しい。

「好文花」 羊羹製 白餡入り 明治40年 1907年 初出

中国の晋の武帝の故事からとった「菓銘」

それより、
日本人にとって「学問」と「梅」ときたら
「天神様」しかあるまい。

てな事で
「飛梅天神」の膾皿に盛り付けて頂戴しました。

品の良い味です。
美味しい。


「笑顔饅」 薯蕷製 御膳餡入り 『薯蕷 ゑかを』として天保11年 1840年初出

「塩瀬饅頭」より、若干大きいくらいの「可愛らしいサイズ」
ちょいと蒸し直して、熱々を「提灯繋ぎ」の小皿に。

「梅」ときて、「笑顔」

受験生の皆さん
頑張って!!!

「桜咲く」より「梅香る」
の方が「合格」気分にぴったりな気がする。

「病」「受験」
みんな「笑顔」になれればいいのにね。


「若菜餅」きんとん製 求肥包御膳餡入り 延享3年 1746年初出

「若菜摘む」とか、歌にも詠まれていますねぇ。

芽吹いたばかりの「緑」
良い色目です。


御馳走さまでした。

今年は、どの様な「菓子」に出会えるのか?

とりま
「笑顔」で今年一年を過ごしたいものです。

  • 「花びら餅」

  • 「好文花」

  • 「笑顔饅」

  • 「若菜餅」

  • 飛梅の皿

  • 提灯繋ぎ

  • 高取の皿

  • へぎ板

  • パカ

  • 花びら餅 一つ

  • パカ!

  • オリンピックのエンブレム

2019/01/30 更新

7回目

2018/12 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

師走 上旬の上生菓子 「玉手箱」よろし

2018年12月14日

毎月の事です。
新宿伊勢丹「茶席菓子」で「御団」を購入。
来月の予約を入れておきます。


「とらや」さんの「上生菓子」
月の上旬のモノを頂いて帰ります。

池袋西武に東武
何方の「とらや」さんにも「上生菓子」は置いてない。

新宿伊勢丹さんが、一番近いのです。

16日以降の後半のモノ
サントリー美術館の帰りならば「ミッドタウン店」か「赤坂本店」
三井記念館 出光美術館の帰りならば「トラヤ 東京」

行事に纏わる菓子
本店限定
直営店限定
「1日 15日限定」
etc……
それによっても変わりますがねwww

購入の際
此方も「茶席菓子」さんに伺う日時に合わせて、
来月の「上生菓子」を予約。

そうしておけば「間違いない」


何時も混雑してますが、
接客は上々。

「きんとん」のパック一つでも、きっちりしてる。
下の白い土台の「爪」が左手前にすると「正面」になるように
全てパックしてある。

紙箱を閉じる「とらやシール」
「とらや」のネームできっちり一枚。
全てをベタ貼りするのではなく、折り返して「摘み」「耳」を作っている。

コレ、
「とらや」さん全店共通のやり方。
徹底してます。

有名ケーキ屋 老舗の和菓子屋
このシール留めは、見習って欲しい。


所用を済ませて帰宅。
合いそうな「茶」を選び、食す。


「玉手箱」羊羹製 小倉餡入り 宝暦5年 1708年初出

コレ、以前に東京国立博物館で展示されてた
「旧 徳川家所蔵 菓子見本帖」の一つと同じ!!!

こういう記録が残っているのは「和菓子」だけでは?????

四方についた「新引き粉」が
螺鈿細工 真珠の粉の様でもあり、
正に、竜宮城の「玉手箱」

美味しゅう御座いました。


「洛陽のみち」薯蕷製 小倉餡入り 平成14年 2002年初出

四角い薯蕷饅頭。
基本的には、9月下旬「月下の宴」と変わらない。

唐三彩を想わせる「三色の におい」
碁盤の目の様な、古都の町

菓子器を「中華」と「天神所縁の柄のモノ」に載せてみたが……
盛る皿一つで、大きく表情が変わる菓子である。


「柚形」道明寺製 白小倉餡入り 『薯蕷 柚かた』として天保11年 1840年初出

12月22日冬至に因む菓子。

因みに
16日以降には「薯蕷製 柚形」
21日~22日には「柚子羹」が販売される

もっちりした「道明寺製」の餅には、摩り下ろした柚子皮
香り高き一品で、美味い。


「祇園坊」求肥製 飴餡入り 『祇園坊柿形』として 天保11年 1840年初出

11月上旬の上生菓子「木練柿」は晩秋の熟した柿の実「木守」の姿だったが……

此方は「干し柿」
粉を吹いた様を、和三盆糖で表している。

一口食べると、中のにっちゃりとした部分を飴餡」で!
とは「遊び心」のある菓子である。


「霜の葉」薯蕷製 平成22年 2010年初出

ほぼ10年前に作られた意匠

白い部分は「薯蕷」
九州モンには「かるかん」製と言ってくれた方がわかりやすいwww
緑の羊羹の間に紅く染まった白小豆

美味しいのだが………
霜の降りた様は「薄氷」には劣る。


「深山の雪」きんとん製 御膳餡入り 大正7年 1918年初出

御膳餡は、味が濃くて大好き(⌒▽⌒)b

「大正モダン」
と言われると、そうとも観えるオセロトーン モノトーン

アール・デコな皿に載せるのも面白かったかも?????


御馳走さまでした。
それぞれに美味しゅう御座いました。

それでは来月 又………

  • 玉手箱

  • 洛陽のみち

  • 柚形

  • 祇園坊

  • 霜の葉

  • 深山の雪

  • トーハク 旧 徳川家所蔵

  • 合わせてみる

  • アップ

  • このシール留めが嬉しい。

2019/01/25 更新

6回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

霜月上旬の上生菓子 ♪淡路潟 通う千鳥の 菓子の上下ぁ〜〜

2018年11月15日
件の如く、「御団」を購入せんと「新宿 伊勢丹」さんへ=3=3=3

「茶席菓子」で「御団」を買うついでに「塩芳軒」さんの「御干菓子詰め合わせ」を購入。

「棹物ばかり送ってもらってもねぇ。御干菓子が無いと、稽古をつけられない。」
里のオババの独り言が、電話を通して聞こえてくるd(^_^o)

空也 虎屋を送るのに
他に、御干菓子もかい!モルデカイ!!!

まぁ、
月末までには、コレ以外にも何ぞ見繕いますがねー


踵を返して「虎屋菓寮」さんへ=3=3=3

何時もの如く「霜月上旬の上生菓子」6種
頂戴致します。

そうそう
「虎屋饅頭」の販売が開始しておりましたが、

私は、この後「とらや 赤坂店」にも伺いますのでね………
此方では買いません。

「虎屋饅頭」
本店と支店では、お値段が違います。
本店は、ちょいとお高くなりますが、その分「大きい」

「酒饅頭」ですから、「蒸籠で蒸し直し」して頂きます。
それなら大きい方が、蒸しがいがあると言うもの。

お会計を済ませながら、「師走上旬の上生菓子」の予約も入れておきます。

霜月下旬は「赤坂店」で
12月1日予約開始の「柚羹」も、本店限定の上生菓子 棹物と一緒に

だんだん「訳が判らなくなる」www

自分でダイアリーに記入せねば、
スケジュールなんて、すぐに忘れてしまいます。

従業員の方に礼を述べて、「赤坂店」へ=3=3=3

以下省略。
記憶も、曖昧もこみち いい加減www


さてと
今回購入せしむる菓子
セシウム入りなら、何方かに差し上げようwww
(虎屋の菓子に、万に一つの間違いは無いけどね。)


「木の間の錦」 求肥製小倉餡入り 天保5年(1834年)初出

樹間に見え隠れする蔦の葉が、黄から紅へと色づく様を現した菓子
表面は「新引粉」でまぶされ、
初霜が降りたかの様でもあります。

「新引粉」を塗した求肥菓子は、葉月上旬の「青」以来。
色 形で、こうも違うかと感心するばかりです。

菓子器は「古九谷写し」と決めてみましたが………

加賀友禅は「虫喰い」とか、木の葉の色の移ろいを描くのが特徴。
九谷も、それに通じるものがある。

良いねぇ。
自画自賛www

たださ
コレは、お店のせいではありませんが…………

「食べログ」「インスタ」「グーグル」の画像検索をかけてみると
天地がひっくり返っているモノが多数存在するのです!

ちゃんと、「新引粉」の下には、求肥に、「三筋の葉脈」

富士山 遠山でもあるまいに
三峰が如く、写真をアップされるのは、如何なものか??????

新宿店の後に伺った「赤坂店」で、霜月 本店限定「白羊羹」を購入しましたが、
アレは「洲浜」
縁起の良い形り
ひっくり返って「ねずみーランド」では無いのです。

モノの分別 を説く御仁
御存知無い⁇
上から目線の御老体に「万に一つの間違い」は無いので生姜ね。
生姜ねーー
しょーもねーwww

菓子は「形り」を味わうモノ

お能の「天地会」みたく
入れ替え あべこべは、「余興」の騒ぎなだけと存じます。

「ジョジョ」タウンのアノお方
やたらと「現代アート」「古美術」買い漁ってますが………

「根来の隅切り盆」の「正面」も判って無い。
徳利もぐい呑も「肌がカセている」

使い方 育て方を知らぬ「成金」に買われた骨董は、
誠に哀れなのであります。


さてと
「淡路潟」 薯蕷製 御膳餡入り 明治40年(1907年)初出

薯蕷饅頭です。
細長い「蛇籠」の籠目紋に二羽の千鳥
蒸籠で蒸し直して頂きました。

「平家女護島」の「俊寛」では無いのですが、

海辺と千鳥
六兵衛窯の「松の豆皿」に盛り付けてみました。


「祇園」っぽく「提灯繋ぎ」と「千鳥」もありかなとwww

味は、「薯蕷饅頭」そのものです。
美味しゅう御座いました。


「木練柿」 羊羹製 小倉餡入り 天保5年(1834年)初出

実が枝についた状態で熟した柿を「木練柿」と言うらしいです。

「木守り」ってのは知ってましたが
「木練柿」は、初耳でした。

「柿」ってのは、日本から、早くに海外に伝えられた果実。
酸味が無い
ドライフルーツにもなると喜ばれたらしいですね。

「美味しんぼ」でも「菓子の源流」として出てきた記憶。

伊賀の皿⁇とも思いましたが、粉引の器でパクパク♪♪♪


「亥の子餅」

「風呂」から「炉」
大事なお菓子です。

コレを頂くと「冬の到来」「年末」をヒシヒシと感じます。

彼方此方のお店で、それぞれの「亥の子餅」が出てきますな。

焼き印で「瓜坊」の筋を入れたモノ
粒の黒胡麻を練り込んだモノ
和鋏で毛並みの細工をしたモノ

それぞれに美味しい。

ただ、
今風 アニメキャラの「亥の子餅」は、扱いに困る。

「カワイイ」もほどほどにして頂きたいd( ̄  ̄)


「遠紅葉」 湿粉製 大正8年(1919年)初出

湿粉と羊羹の三層の菓子
中型の棹物でも「湿粉製」のものをよく頂きますが………

虎屋さんの「紅葉襲」と色の順番がちょいと違うと
「菓銘」も変わる。

「菓銘」が変わると、景色が変わる。

誠に
「和菓子」の世界は、奥深いです。

皿は、幕末期から明治の染付 膾皿「飛梅天神図」
天神さん、「紅葉の歌」も有名ですからねー


最後に
「初時雨」 きんとん製 御膳餡包 求肥角芯入り 昭和56年(1981年)初出

黒餡のきんとん
虎屋さんの「黒餡」は、風味が強くて大好きなのであります。

他の「和菓子屋」さんのきんとん
口溶けは良いけど、ややもすると「あっさり」
はっきり言えば「水っぽい」

きんとんは、それが一番出てくる。

きんとんは「虎屋」
そんな気がします。

さて
「時雨」と言えば「光悦の茶碗」

「折紙付き」
刀剣類の目利きの家の出でありながら
能筆家 工藝家にして
「国宝」「重文」の抹茶茶碗を趣味で作った「マルチクリエイター」

その光悦の「名碗」の一つ「時雨」

堪らなく好き❣️

あの茶碗の景色を思い出すと、
此方の菓子の景色は、ちょいと工夫が足りない気もしますが…………

お味はとても良い。


御馳走さまでした。


では、師走の14日に伺います。

  • 「木の間の錦」

  • 「淡路潟」

  • 「木練柿」

  • 「亥の子餅」

  • 「遠紅葉」

  • 初時雨」

  • 粉引茶碗と古九谷写し

  • 幕末 古伊万里「飛梅天神」膾皿

  • 井戸茶碗と古伊万里くらわんか膾皿

  • 三島茶碗と六兵衛提灯繋ぎ

  • 朝鮮唐津

  • 店頭

  • 上生菓子

  • 「虎屋饅頭」始めました。

  • 天地がひっくり返ると

  • 洲浜の「白羊羹」

2018/11/29 更新

5回目

2018/10 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

神無月下旬 「花競べ」と参らん。「栗名月」いとよろし。

2018年10月19日

「王の画家」にして「画家の王」
バロック絵画 フランドルの巨匠「ルーベンス」

「フランダースの犬」で
ネロが観たいと願った祭壇画の画家でもある。


「百花の王」「花王」「花神」
と、問うなら、それは「牡丹の花」

「花の宰相」は「芍薬」だ。

ただ、普通に「花」と言うならば
「桜」となろう。

では「草の主」は⁇
「菊」の花である。

9月より このかた「菊」と「栗」
様々な意匠と製法のモノを頂いた。

平安の昔より、
「花競べ」と称して、二手にわかれ
「桜」「菊」等を競う「花競べ」があったそうな。

ならば、自宅で、独り「花競べ」
和菓子の「菊の花」を競わせてみよう。

まず手始めに、
12日に「老松」さんと「鶴屋吉信」さんで、
どちらも薯蕷饅頭 「光琳菊」で「花競べ」


本日、
19日は「とらや」さんの出番と、相成った次第。

上野「ルーベンス展」「快慶 定慶展」に向かう前に、
「新宿伊勢丹」さんへ=3=3=3

B1F「虎屋菓寮 新宿伊勢丹店」さんを訪問して、
予約済みの「神無月下旬の上生菓子」3点と「栗名月」を購入。

「栗名月」
19日~21日 3日間限定販売。

訪問時には「売り切れ」の札。
予約しておいて良かった。

支払いのついで
来月の「上生菓子」の予約を済ませて、伊勢丹を後に。

途中、神田「べっぴん舎」さんでランチ
上野 国立西洋美術館へ急ぎます。

今回も、一点「きんとん」があるので、用心 用心なのです。

美術館では「ロッカー」に入れればいい。

「ルーベンス展」
本人作というより「工房作」「追随者」の作品が多かった。

しかしながら、そこはそれ
「ルーベンス」ブランドとして観れば、やはりお見事!

「バター」と「肉」と「ワイン」食ってないと
あれだけのダイナミックさは、出ないだろうねぇ。

常設展示に、新収蔵の「クラナッハ」御披露目
ありゃ、堪らんです❣️

トーハク行って、「快慶 定慶展」
21時迄、じっくり堪能させて頂きました。

帰りの電車の揺れ
週末 池袋の酔客の群れの中は
ハラハラ致しました。

頂戴したもの
「栗名月」
「梢の秋」
「秋の彩」
「山路の菊」

「栗名月」 御膳餡入り 昭和57年 1982年初出

十三夜に因む栗の菓子
漉し餡を、しっかり裏漉しした栗と白餡を混ぜた「栗餡」で「茶巾絞り」にしたもの。

「栗餡」は「重陽」の芯にも使われてましたな。
ただ、刻み栗は入ってない。

「栗粉餅」だと、求肥で包んだ御膳餡を「栗餡」のそぼろでまぶしてありました。

エアリーな口溶け感だと「栗粉餅」
「栗名月」は、一瞬だけ「みっちり」してますが、さらりと溶ける。

「求肥」が無いだけ、「栗名月」の方が「栗」の風味がする。
どれも美味しいンですがねぇ。


「梢の秋」 羊羹製 白餡入り 干菓子として天保2年 1831年初出

「成り」は、一見 8月下旬「下染」に似ている。
ただ、「下染」は「琥珀製」
此方の方が、秋本番といったところだろうか。

色目を三色にしたところで、ややもすると「重い」単調な「羊羹製」だが
僅かに斜めになっているのが「躍動感」を与えている。


「秋の彩」 きんとん製 小倉餡入り 平成3年1991年初出

平成らしい「淡彩の紅」と言うべきか⁇
栗系だけだと色目が寂しい。
彩りの「一品」としては良いかも。


そして
「山路の菊」 薯蕷製 御膳餡入り 正徳元年 1711年初出

今年出版された「和の菓子」にも取り上げられている菓子

同じ菊の薯蕷饅頭でも
「老松」さん「鶴屋吉信」さんは「光琳菊」

それはそれで「京風」で素敵なのだけれど、
「とらや」さんは、かっちりと「型」に嵌めてきた!!!

同じ菊の花
同じ薯蕷饅頭でも、違いますなぁ!

葉は羊羹製
しっかり「美味しい」

9月の「菊の露」「菊の酒」「主草」
10月に入って「小佐女菊」

「羊羹製」に「きんとん製」と楽しませて頂きました。

御馳走さま。

「競ってこそ花」
味比べに「負け」は無しで御座いました。

あれ⁇
「陽暉楼」のコピーだっけ?????

www

  • 半月盆に「織部」で

  • 「秋の彩」高取の刷毛目

  • 「栗名月」備前の牡丹餅皿

  • 「梢の秋」朝鮮唐津

  • 「山路の菊」粉引

  • 明の民窯の白磁

  • 唐津 皮鯨

  • 乾山写し 短冊皿

  • あっぷ

  • 珉平焼 三彩

  • 珉平焼

  • ちょっとだけ「斜め」がミソ❣️

  • あっぷ

  • 新宿伊勢丹さん

  • とらやさん

  • 菓寮さん

  • 菓寮さん

  • 「ショーケース」

  • 「栗名月」売り切れ

  • 「王の画家」にして「画家の王」

  • フェルメール

  • パトラッシュ!これが見たかったんだ!

  • ルーの娘

  • 常設されてた時のヨルダーンス

  • ロダーン

  • 達磨ではない

  • 新収蔵

  • ジョー系

  • 長い

  • ガラスの花嫁

  • 光悦

  • マリア観音

  • さぁ 踏むが良い。by 周作E

  • 国宝「虚空蔵」

  • 魔界転生

  • ♪祭り

  • 光琳菊

2018/10/22 更新

4回目

2018/09 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

『菊と栗』by留守にベネディクティン酒

閑話休題

9月24日は「中秋の月」
「十五夜」 うさぎが跳ねます。 「びきたん」も跳ねます。

『栗名月』というのもあります。

「十三夜」の別名ですなd(^_^o)
「十三屋」ならば「櫛屋」です。(9+4=13)

「十二夜」?????
それは、シェイクスピア劇www
『または お望みの菓子』by 大和サマ 月組ねー

9月11日~13日
大坂なおみ選手の優勝を祝して「テニスボール饅」が出てました。
販売店が少なくて、ゲットならず(ㆀ˘・з・˘)b

店舗によって、
あれは「TOKYO」
これは「ミッドタウン」

池袋西武 東武は、置いてけぼり(¬_¬)

「とらや」本店は10月1日オープンですが
「一番 品揃えが良い」のは本店になるのかなぁ………

今年
『栗名月』は10月19日~21日販売

「本店」行った方が、間違いないのかな?
……○○○……

さてさて
2018年9月14日

聖天様の御供物「清浄歓喜団」と「長月 上旬の上生菓子」を求めて
新宿の「お伊勢丹さん」に=3=3=3

末広亭近くの
タイ料理でランチを済ませて、「旧 セゾンプラザ」から地下へ!!!!


伊勢丹地下入り口には
「震災被災の方々への言葉」

「東日本震災」の時は、真っ暗だったし
品物なんて、欠品しまくりだったのよね………………

熊本 広島 北海道
くじけないで、頑張ってください(*´-`)b


「茶席菓子」で「お団」を購入し、
後ろの「虎屋菓寮」さん寄って、
「長月 上旬の上生菓子」と「栗生菓子」を一通り購入。

「初秋」は、販売を終了
「新栗まつり」が始まってまして、あの手 この手で様々な「栗の菓子」を出しております。

更に、10月になれば、「小形羊羹」だの「栗名月」だのと、
フルラインナップになる模様。

栗好キーには、待ち遠しいったら、ありゃしない(((o(*゚▽゚*)o)))♡

そーそー
「こがねぎく」も「あんやき」にリニューアルしたのよねー
(コレも近々買わないと!)

接客は、何時もながら丁寧。
お会計して、上野の美術館=3=3=3

「月」と「うさぎ」と「国宝」を鑑賞。
「茶の湯展」では、
写真を撮る事 間近でじっくりゆっくり観る事が出来ずにいたものも、
通常展示ならば、落ち着いて見られる(^O^☆♪

21時に退館したらば、急いで帰宅。

お茶漬けかっ込んで、「上生菓子」をパクパク!!!

「木賊饅」
土筆と同じ仲間の「木賊」の模様をつけた一口大の饅頭

薯蕷饅頭ですからねー
竹の蒸籠で軽く 軽ーく蒸し直すと、美味しいのですよん♡

「栗蒸し羊羹」
練羊羹と違って、柔らかな歯応え。
ホクホクの栗が小気味良い❣️
「千里の風」の逆バージョンみたいな柄に見えてしまうwww

「栗鹿の子」に栗粉餅」

「重陽」よりも、


栗りん!!!

栗のホクホクを味わう品
香りと味を楽しむ品

それぞれに 「美味しい」❣️

ただ一つ 惜しむらくは、
「菊の露」の筋目が均等で無かった事。

木型に嵌めて作るモノではなく、
柘植の木の三角の棒を押し当てて作るモノですからねー

腕の良い職人さんと「新人さん」の差が如実に出てしまう。

味に違いはないけれど、
こういう菓子は、余計に「目立つ」


御馳走さまでした。

御萩は、「TOKYO」で
下旬の「上生菓子」は、サントリー美術館の帰りに「ミッドタウン店」で頂戴します。

また、10月に改めて(^O^☆♪

  • 「菊の露」

  • 「菊の酒」

  • 「木賊饅」

  • 「栗蒸し羊羹」

  • 「栗鹿の子」

  • 「栗粉餅」

  • 羊羹製 白餡入り

  • きんとん製 小倉餡入り

  • 薯蕷製 御膳餡肉桂入り

  • 小麦粉と葛粉を入れて、蒸し上げ

  • 白餡入り

  • 求肥包御膳餡入り

  • ぱかっと!!!

  • 店頭

  • 「こがねぎく」が「あんやき」にリニューアル

  • 伊勢丹

  • お知らせ

  • 地下入り口

  • 9月上旬 その1

  • 9月上旬その2

  • 9月下旬

  • サイズ10㎝の靴

  • 国宝

  • 国宝

  • 国宝

  • 国宝

  • 中国の「月」

  • うさぎ

  • 井戸

  • うさぎ

  • 春日部~~にゃ

  • バイマックルーの上の月の玉?

2018/09/17 更新

3回目

2018/09 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

蓮の花咲く「音」

2018年9月7日

予約 お取り置きをお願いしてた「虎屋菓寮」さんへ=3=3=3

9月9日は「重陽の節句」

陽の数字「九」が重なる、
「+」運気が、一年で最大パワーとなる日なのです。

別名「菊の節句」

菊花に真綿を「着せ」、その露で体を拭う
菊の花を浮かべた「酒」を飲む。

身体堅固 長寿と健康を願う訳です。

「斧 琴 菊」
それは「菊五郎」「犬神家」

「菊」
謡曲「菊慈童」の由来ともなった訳でして……
(言う事『聞かん爺ィ』なら、ワシぢゃ!)

菊の葉の雫は、不老長寿の妙薬
700年生き続ける「美少年」のお話。
(八百比丘尼は、気味悪がられるのにねぇ!)

京都の祇園祭「菊水鉾」の
「菊水」「菊水の井」ってのも「菊慈童」からついたもの。
(だから「したたり」は、この日の菓子にうってつけ!)

ホント
一番忘れられた「節句」になってしまいましたなぁ………………

(。-_-。)a

「真綿」なんて、知らない人ばっかり

♪真綿色したぁぁ~~ なんて歌は知っていても
「木綿」と「真綿」の違いなんぞ、若い衆は知るまいて(*´-`)b

「陰陽師」だ!「安倍晴明」だ‼︎とか騒いでいても
「イン&ヤン」そのものをご存知無い。

♪重陽 重陽 騒いでいたら
どこぞの「尊師」拝んでいるのと間違われそうΣ(-᷅_-᷄๑)

でなきゃ、中国のどっかの地名と思われてたりして…………


兎にも角にも
「虎屋菓寮」さんに到着。

「かき氷」の順番を待ってるお客様を横に見ながら、
7日~9日限定販売の「重陽」一つ購入。

ついでに
14日に「上生菓子」と、栗尽しを頂きますと予約。


新宿伊勢丹を後に、
五反田 白金「畠山記念館」へ=3=3=3

今回は「涼を愉しむ」

昭和13年
畠山即翁が、耳庵 等 有名 数寄者を招いて
上野「弁天堂」で催した「朝茶の会」の再現。

当時の「茶会記」に基づいて、
道具の展示
献立を再現して、器に盛り付けた「写真」が側に………

山海の珍味
贅沢極まり無い食材
そんなモン、殆ど出て来ない。

鮎の塩焼き
トマトのスライス

そんなとこである。

これが「懐石」だよねぇ。


で、
有名数寄者を招いた「朝茶の会」の
「御誘いの名目」が痺れるのよ(^_−)−☆

「早朝 蓮が花を咲かせる時に『音』がするのか?」

蓮の名所
上野 不忍池で「観蓮会」と洒落込んだのであります。

大物数寄者と言ったところで
「爺ィ」ばかし

息を潜めて、耳をそばだて、
「音」を探ったんでしょう………

それこそが、一番の「馳走」


日本人は、パーティーが苦手
とか言うけれど、

昔の人は、「パーティー」なんて言わずに、
「節句」「花見」「紅葉狩り」「月見」
いろんな「御誘い」をして集まってたんだねー

今の「主婦」擬きの方々
「インスタ映え」ばかり狙うお方は、
こんな「風雅な御誘い」は出来ない。

で、「音」はしたのか?

茶会記には記されてない。

そんなこたぁ、どーでも良かったのよねwww


ひゃー
良い展覧会でした♡


自宅に戻って、独り「重陽」のお茶会

菊花茶にしようかとも思ったが、
あまり好みではない。

岩茶「大紅袍」で行こう。

茶壺は、宜興の「菊」の紫砂壺に
杯は、菊の柄をあしらったモノで

菓子を盛る皿
最初に「白磁 輪花」にしてみたが、捻りに欠ける。

織部の緑の豆皿に、饅頭を盛り、
茶を煎じる間は、「菊 蓋物 乾山写し 」の蓋を被せて置く事とした。

水槽の金魚を、しばし鑑賞…………

茶も出た事だし、
蓋を取って、とらやさんの桃山「重陽」を一口。

黄金色の「栗」の形

きめ細かい白餡に「刻んだ栗」を入れ、
軽く焼き上げた饅頭

「丸々栗一個 」「渋皮ごと」
とか、
「和栗の香り」
なんてのを強調したりしてない。

そこはかとなく「栗」の風味と味

茶を邪魔しない。

これで良い。


聞けば、同じ「とらや」でも、
「中部地区」だけは「羊羹製」の「重陽」

「土用餅」
「8月 紅葉の上生菓子」も、
中部地区のみ、餡を変え、意匠を変えている。

「とらや」さんの従業員の方に伺ってみても、わからないとの事

ご存知の方がいらっしゃいましたら
お教え頂きたい。


御馳走さま。

これで、病も失せてくれれば幸いなのだがねぇ。

では14日に♪

  • 重陽

  • 乾山の蓋を開けて…

  • 白磁輪花皿

  • パカって

  • パワー!!!

  • 桃山

  • 開けて

  • お伊勢丹さん

  • ショーケース

  • 上生菓子

  • 名残の向日葵

  • 名残の「五反田」

  • 畠山記念館

  • 涼を愉しむ

  • 園内

  • 石碑

  • 美術館

  • 館内

  • 館内

  • 平櫛田中作

2018/09/10 更新

2回目

2018/08 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

秋来ぬと、目にも鮮やかに思ひけり 菓子の味にも驚かれぬる_φ( ̄ー ̄ )

2018年8月17日

「上野 美術館 梯子」旅の前に、
新宿伊勢丹「虎屋菓寮」さんへ=3=3=3

「里のオババへの貢ぎ物」

今まで、
「鶴屋吉信」さん&「とらや」さんをメインに
池袋東武さんか、西武さんで送ってましたが……

今回は「老松」さん&「茶席菓子」の品も併せて送りたい。

となると ドナルド レーガン大統領♪
「新宿 伊勢丹」さんがうってつけなのであります。

ちょいとした「お持たせ」にうってつけな「豊島屋」さんの「豆楽」

今回は、日持ちの関係で断念したけど
「和久傳」さんの「西湖」「希水」だって同送出来る。

「デパート内のお買い上げの品のみ 同送致します。」

島根館で買った物やら、京都土産 「菊乃井」の「ちりめん山椒」etc……を送るのは
自分で梱包して送らにゃならなかったのであります。

でね
送料が「お伊勢丹」の方が「バカ安」♡

小さい箱でも、ヤマトは1500円超えΣ('◉⌓◉’)

「お伊勢丹」は、2倍以上大きな箱で
デパート急行便にしても1300円ちょっと*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



まずは「虎屋菓寮」さんに=3=3=3

かねてより「お取り置き」と、他店舗の「限定版 棹物」の「お取り寄せ」を購入。

以下

「夜の梅」
「とらや」さんと言えば、この一棹!な一品。

「空の旅」
空港店限定の紅羊羹

「四季の富士 夏」
富士山 御殿場店限定。
春夏秋冬 季節ごとの富士の景色を象った棹物

年末年始に、紅の空に聳える富士の「高根羹」が出るけどねー
ハーフでも「高い」!!!

「四季の富士」の方が、お手頃価格だし
使いやすいのよねー


季節の羊羹
「夏の山路」
「青柚の香」
「水の宿」
の三棹

8月下旬販売開始の「千歳菊」は、間に合わなかったので断念。

包んでいただき、それぞれに「商品名」と「賞味期限」を書いたポストイット。

これと「カタログ」合わせて送ると、
稽古の時に
「どれを切るか?」とか
「これなら、お客様のお持たせに」「簡単なお使い物」
に使いやすい。

緑のメッセージカードを貰い、ささっと「里のオババへの一言」書いて、一旦手提げ袋に!
全て「鶴屋吉信」さんとこに集めて、まとめて発送お願いします。

これで、
後は「年末年始用」まで、のんびり出来るwww
「鶴屋吉信」さん お願いします。

で、
送ってばかりも癪に触る。
「釈に触る」は、無理な相談( ̄▽ ̄)b

「とらや」さんの8月下旬の「上生菓子」5種
自分用に包んで貰い、
「上野 美術館 梯子」に出発!!!

上野に着いたら、速攻で
「ミケランジェロ展」
「レオナルド藤田展」
「昆虫展」
「縄文展」
を鑑賞!!!

今回は「レオナルド藤田展」が出色でしたなd( ̄  ̄)

「アッツ島」の「無期限貸与」と言う表示に目を留めた人が何人居たのやら………
狂気の叫びを上げている顔は、レオナルド ダ ヴィンチ「アンギアーリの戦い」と似ている。

ロマン派の巨匠ドラクロワの「キオス島の虐殺」に似た構図の「サイパン島」

江戸期の「合戦図屏風」と違い、鑑賞するのがキツい(。-_-。)
しかし、しっかり「記憶」しておかねばならない。

それと、
「猫」がええねぇ(ᵔᴥᵔ)


「ミケランジェロ展」は………
「レオナルド ダ ヴィンチ」と言い、西洋の寡作家の展覧会は、
「○○○風」なモノとか弟子とかコピーを展示する割合が高い。

「ラオコーン」
あれじゃ、質の悪い「盆踊り」

「縄文展」は「昆虫展」と一緒で、「家族 お子様向け」
夏休みの宿題に良さそうな内容。

特に「昆虫展」の「Gの部屋」
飼育の餌入れが「中国 蟋蟀相撲」の「蟋蟀飼育用」の餌入れ
何という「贅沢」www

「完全変態Tシャツ」はよろしいねー


でもって、帰宅。

何時ものように、個別パックの裏を確認して「当日限り」「翌日まで」と分けて
順番にパクパク!


「涼風」 道明寺製 白餡入り 昭和7年 1932年作出

「真世」?˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚

カスカベ~~~ニャなコヤ様が喜びそうな名前♡

白餡を芯に、薄紅の道明寺餅に氷餅?を塗し
一輪の朝顔の焼印を押したモノでして

6月上旬「若葉のかおり」
7月上旬「水のほとり」の色、餡、焼印を変えたもの。

どれもこれも昭和一桁の作出なのだが、
この時代の流行りだったのかなぁ………

「氷餅」の食感も良く、
頂いていて、周りが汚れないのもいい。

さっぱりした甘さもよろし。


「花水仙饅」 葛製 御膳餡入り 『花水仙』として寛政12年 1829年作出

御膳餡の上に、紅い桔梗の花の羊羹を載せ、葛で包んだもの。

はっきりと「紅い桔梗」が見える訳では無い。
窓際から入る外光を受け、中から仄かに「紅」が滲む。

「水仙」「葛饅頭」
豆餡の、仄かな香り、
寒天より儚げな食感の葛

刻々と白濁し、中の姿を隠してしまう。

皿の取り合わせだけでなく、
「どこで頂く」か?も味の一つなのかなぁ………


「初秋」 粟製 昭和9年 1934年作出

上が、黄色の「粟羊羹」
下は、黒砂糖入り「琥珀羹」

スノーフレークガラスの様な黄色の粟羊羹は、
たわわに実った穀物が、一斉に色付き始めた風情である。

下の黒砂糖入り琥珀羹は、亀廣永さんの「したたり」より濃厚。


「ささ栗」 きんとん製 黒煉切包白餡入り 干菓子として宝永7年 1710年作出

「ささ栗」と聞くと、つい「篠栗」を思い出してしまうd(^_^o)
田舎モンやけんねー

白餡を黒い煉切で包んで「栗」の形に成型
周りを、薄緑のきんとんで包んで「弾けたばかりのイガ」に

栗の実の中が「白餡」というのが良い。


「下染」 琥珀製 白餡入り 文政2年 1829年作出

これ、関東と近畿限定品
中部地区は「初瀬の錦」という、紅葉の色も濃い琥珀羹が販売されてるらしい。

「とらや」さん
「土用餅」の餡が、東西で違ってたり、
中部地区だけ、上生菓子のラインナップが違ったりするの………

何故?????


「下染」は
白い餡の紅葉を黄色い琥珀羹で閉じ込めたもの。

ただ、黄色一色ではなく、
右下の方が、僅かに青い。

色付き始めた一枚の紅葉 って事でしょう。

「初瀬の錦」は、もっと紅く、鮮やか。

自分の好みは「下染」だなd(^_^o)


御馳走様でした。

9月は「重陽節」「月見」「栗」
上旬 下旬以外に、期間限定がいろいろありますからねー

コンプリートするつもりです(ᵔᴥᵔ)b

  • 「下染」

  • 「花水仙饅」

  • 「初秋」

  • 「涼風」真世

  • 「ささ栗」

  • パカ!!!

  • 今回は六棹

  • 8月下旬の上生菓子

  • 唐津で

  • 粉引で

  • 伊賀で「イガ」www

  • 「ミケランジェロ展」

  • 古伊万里のくらわんか 膾皿

  • からつ

  • 白磁

  • 食った………

  • お伊勢丹

  • 「やらと」なと‼︎

  • 上生菓子

  • 小形羊羹

  • レオナルド藤田

  • 「黒ぬこ」

  • 何処かに「ぬこ」

  • 「三毛らんぢぇろ」

  • 「ぬこ」好きは行きなしゃい‼︎

  • 「どーも」君は居ない

  • 青白磁

  • 源氏

  • 源氏

  • 盆踊り?「ラ王来ん」

  • 「千歳菊」以外の3種

  • 季節の羊羹

  • 夏の富士

  • これの中形購入。

  • 明治の珉平

2018/09/10 更新

1回目

2018/08 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

平山郁夫 の「青」 葉月上旬「涼」の上生菓子

2018年8月15日

暑いですねぇ
~(;´д`)~

「新宿伊勢丹」さんで買い物してから、
永青文庫さん「大名美術入門展」を鑑賞致します。

先ずは「curry草枕」さんで腹拵えして、満腹 満足❣️

次は「新宿伊勢丹」さんの「茶席菓子」に=3=3=3
何時もの如く「清浄歓喜団」を購入。

で、
17日の「お取り寄せ」の確認をして、
すぐ真後ろの「虎屋菓寮」さんに=3=3=3

こちらの「とらや」さん
かき氷を頂ける「喫茶コーナー」を併設。

「ミッドタウン店」同様に「上生菓子」も販売してまして………
池袋東武 西武とは「グレード」が違う。

嬉しい( ̄▽ ̄;)

さて
こちらでも、
17日 里のオババの「お取り寄せ」&「お取り置き」の確認をして、
今日は、8月上旬の上生菓子5種を購入。

16日からは「下旬」の菓子に切り替わりますからねー
今日頂いた種類は、今日をもって終了。
来年購入出来るかはわからないのであります。


流石「とらや」さん
接客は、何処のお店も同じ。
懇切丁寧。

商品を受け取り、お支払い。

「お伊勢丹」を後に、「永青文庫」へ=3=3=3
「大名美術入門展」を鑑賞し、帰宅。

疲れました。
へろへろ~~~~~~

なれど、
「上生菓子」の賞味期限は、当日~翌日
仕分けして食べねばならぬ。

早速 手提げ袋から箱を取り出しますと……
箱を閉じている「テープ」に細やかな気配り❣️

爪の短い爺ィ
老眼爺ィには「嬉しいサービス」です。

中を覗くと、きっちり箱詰めされとります。

大抵の場合
「きんとん製」の菓子は、ずれずれにズレて、
きんとんが潰れてしまってたりするのですが……
きっちり「花」を咲かせたまま♡

「きんとんの移し替え」なるリーフレットまで添えてあります。

黒文字も数分5本きっちり!

感心しつつ
箱の中から、上生菓子を取り出し、当日分から頂きました。


2018年8月上旬の上生菓子5種

先ずは
「青」 求肥製 飴餡入り 平成10年 1998年作出

平成11年の歌会始めのお題「青」に因み考案 との事。

毎年末
「干支」と「お題」の棹物は、頂戴してますが………
「上生菓子」で「お題」に因んだものは、なかなか頂く機会がねーー

「花びら餅」と「お干菓子」で「お薄」
独り暮らしだと、コレが精一杯d(^_^o)

白い「みじん粉」を塗した求肥に「青」の琥珀

美味しい。

平山郁夫描く「月に照らされた白い砂漠」
オアシス伝いに砂漠を横断するラクダを連ねた隊商の絵が想い浮かぶ。

敢えて、皿は海を連想させるモノにしてみたが………
難しいですねー


水仙「水藻の花」 葛製 緑餡入り 『水藻の花』として昭和34年 1959年作出

半透明な葛を通して、透けて見える緑餡

翌日には真っ白に濁ってしまいますからねー
この「姿」をしっかりと目に焼き付けて、黒文字で「ぷすっ」といって、ぱくぱく!

寒天とも、ゼラチンとも違う。
「葛」って、なんて美味しいンだろ♡


「花氷」 きんとん製 御膳餡包白水羊羹製角芯入 昭和59年 1984年作出

幼い頃
旧盆の時期 夏のバーゲンともなると
アーケード商店街の道の要所要所に
ホンコンフラワー(プラスチックの造花ね!)入りの氷柱が、盥の上に置いてあった。

クーラーの効いた店なんて、デパートか銀行位
氷柱触って遊んでたわー

ひと舐めしたいとこだったけど、
「お腹壊すばい‼︎」
と、叱られたモン。

天知茂の「明智シリーズ」
『氷柱の美女』
今ぢゃ、地上波で放送するのは無理だろな~~~☆彡

おっと!!!
この「花氷」
普通に餡の周りに、きんとん付けたのではありません。

ふふふ
コレは食べた人だけがわかる。
『氷柱の美女』さながらの味www


「西瓜」 琥珀製 平成6年 1994年作出

コレは良く考えてますねー‼︎

「空の旅」より、ちょいと紅の強い羊羹を果肉に見立て
緑の琥珀で皮❣️


丸でなくて「四角」
小豆で「種」ときた!!!

平成6年に、コレを考えた職人さんは凄い‼︎

関東
昭和の和菓子の意匠は、ややもすると「具体的」「可愛い」「マンガ」

ケーキ チョコと似た様なデザインが多かったりします。

こんなスッキリしたデザインは、そうそうない。


「黒梨」 水羊羹製 御膳餡入 『黒梨形』として昭和9年 1934年作出

えー
今回購入した5種の中で、
一番、普通と言うか、評価の難しい菓子。

古典的な意匠


美味しい!

なんだけど~~~

ちょっとだけ
「地味」なのよねーd(^_^o)

何に盛り付けたらいいか、最後まで思いつかなかった( ̄▽ ̄;)


御馳走様!!!

それぞれに美味しゅうございました。

「8月上旬」の菓子は、昭和 平成の作出ばかり

ど~~~かなぁ⁇って思ってましたが、

豈図らんや 弟分からんや

昭和 平成 見直しました。

17日 伺います。
下旬の上生菓子も楽しみでございます。

では!!!

  • 「青 」ミケランジェロ展で求めた皿で

  • 水仙 「水藻の花」

  • 「花氷」

  • 「西瓜」

  • 「黒梨」

  • 明の民窯白磁

  • 青白磁

  • 平成6年 1994年初出

  • 高取 刷毛目

  • 小豆の皮で「種」!

  • ぱかっと‼︎

  • この「気配り」が素晴らしい♡

  • きんとんの移し方指南

  • 黒文字

  • 店頭

  • ショーケース

  • ショーケース

  • 2018年8月上旬のラインナップ

  • 8月16日~~~

  • 松聲閣

  • 蓮子

  • 蓮子

  • 山鹿灯籠

  • どことなく秋空に

  • 永青文庫

  • 本館

  • これ見た

  • これも

2018/08/25 更新

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