ゆめみるこさんが投稿した柚木元(長野/飯田)の口コミ詳細

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ゆめみるこ (女性・東京都) 認証済

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柚木元飯田、桜町/日本料理

2

  • 昼の点数:5.0

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2022/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

飯田の恵み、そして命をいただく

久しぶりの秋晴れの日。
車窓からの眺めは木々も林檎も目的地に近づくにつれて少しずつ色づいていきます。
待ちに待った柚木元さんへの半年ぶりの再訪です。

高速バスが少し遅れ、定刻に遅刻してしまいました。
ご一緒さま方が皆さんお待ちでした。

初めにご主人が本日使用する朝採れ松茸を見せてくださいます。
立派なものが段ボールにたくさん。これで6人分?まさか…。そのまさかでした。
笠のつぼんだものや開いたもの、その大きいこと!形も絵にかいたようま見事な。
既に香ってきます。これは楽しみ。

まずは南信州ビールで乾杯!
いただいたお料理は次の通りです。 

◇ 1 八寸
 ・おしょうにん(老茸)の大根おろし和え
 ・綿内蓮根焼き
 ・オオスズメバチの甘煮
 ・松茸の味噌漬け
 ・長野県の伝統食塩イカと胡瓜の胡麻酢和え
 ・下栗芋の素揚げ、天然鮎のアンチョビとウルカのバターのせ
 ・アケビ皮の唐揚げ、果肉のソース掛け
 ・松茸の煮物
すっかり秋模様です。長野県の幸を盛り込んだ風情あるお料理の数々。スズメバチはほぼ成虫、淡い甘みで柔らかく炊き込まれています。胡麻酢和えの上品なお味付け。

◇ 2 鱧骨出汁の土瓶蒸し
土瓶蒸しの登場です。鱧のお出汁から取った澄んだお出汁に松茸がたっぷり。酢橘を搾って。

◇3  鯉(腹身)の洗い
大葉オイルと「やたら」という郷土料理がかかっています。「やたら」はちょうど山形のダシのような。小さな鯉を使われているとか。癖が全くなく、鯛のお造りのような品の良さがあります。

◇4 おやき
熱々のお焼きは松茸の軸とベシャルメソースの餡が詰まっています。こんなおやき、初めて!

◇5 焼き松茸
ご主人が目の前で焼いてくださった松茸を酢橘と大鹿村の山塩でいただきます。ひとり1本半。
新鮮ゆえ、キュッキュッという歯ごたえ。汁が溢れます。お皿に残った汁は甘い!

◇6 子持ち天龍鮎の飴焼き、栗の渋皮煮
大きな栗を枕のようにした鮎。小ぶりで柔らか。名残ですね。渋皮煮は栗の持つ甘さをいかして。

◇7 松茸フライ、特製ウスターソース、酢橘、山塩
きめ細かな衣を纏った松茸フライはウスターソースで。ソース作りの開発秘話を奥様から伺えました。傘の端の部分が油を含んで何とも言えない味わい。

◇8 乳茸出汁のにゅうめん
鶏のムネ肉のような乳茸の食感。いいお出汁が出ています。

◇9 香茸の玉子焼き、香茸添え
素晴らしく香る香茸の玉子焼き。香茸とそのペーストが添えられ。

◇10 羊チーズフォンデュ
松本市清水牧場の羊チーズによるフォンデュの登場。サフォーク種のハツと焼き舞茸、ミニ人参も入っています。前回の訪問での「羊が大好物」との発言を覚えていてくださいました!焼きたてのバゲットは、これに合わせるために直前に買いに走ってくださったとか。まさに「ご馳走」ですね。嬉しいです。

◇11 白無花果の白味噌酢掛け
甘い白無花果に白味噌酢はお口直しですね。

◇12 熊鍋
熊ロースと雑キノコ7種(アミタケ、クリフウセン、ムラサキアブラシメジ、ナラタケ、ジコボウ、ヌメリスミタケモドキ、ハタケシメジ)のお鍋です。茸の旨味が凝縮。様々な食感の茸、熊の甘い脂。お代わりしたいけれど、お腹がだいぶ苦しい(^^;)

◇13 松茸 銀杏のご飯、香の物
松茸の量が半端でない松茸ご飯。

◇14 松茸の信州牛巻き
薄切りの牛肉を松茸の太い軸に巻き付けて。お肉が柔らか!

◇15 舞茸 銀杏のご飯
食べ切れず、おにぎりにしていただきました。翌日でも美味でした。

◇16 売木村TAKARA山羊チーズ工房のフレッシュチーズと洋梨和え
洋梨はオーロラ。あっさりと食後にぴったりなデザート。

圧巻の松茸料理を堪能しました。松茸以外も信州の秋の恵みが満載です。
ご主人と奥様の心尽くしのおもてなしが本当に嬉しくて。
素晴らしい秋の1日となりました。

  • 正面

  • 設え

  • お庭

  • 朝採れ松茸

  • 6人分です

  • まずは乾杯

  • 八寸

  • オショウニンの大根おろし和え

  • 綿内蓮根焼き

  • スズメバチ

  • アケビ・下栗芋

  • 塩烏賊の胡麻酢・松茸

  • 松茸酒!食べ友さんからひと口お裾分け

  • 台湾の冷たい白茶

  • 土瓶蒸し

  • 松茸がこんなに!

  • 鯉の洗い

  • お焼き

  • フライになるのかな?

  • 鮎と栗の渋皮煮

  • 目の前でご主人が焼いてくださいます

  • 焼きたての焼き松茸!

  • 松茸フライ

  • 乳茸のにゅうめん

  • 香茸入り玉子焼き

  • 松茸 銀杏ご飯

  • 舞茸 銀杏ご飯

  • 松茸信州牛巻き

  • デザート

  • 銀杏 舞茸ご飯

  • 銀杏 松茸ご飯

  • 熊!

  • 熊鍋に使う茸

  • 熊肉と茸

  • 羊チーズのフォンデュ

2022/10/27 更新

1回目

2022/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

往復8時間かけてあまりある魅力。テロワール極まれり

敬愛するマイレビュアーさまから初めてこちらのお店についてお聞きしたのは3年前。「山菜とジビエがお好きなら」とお勧めいただきました。
いつか、と思いながら3年越しで実現。

高速バスで移動する車窓からの風景が八重桜から柔らかな新緑に、そして林檎の花に変わって、飯田駅に到着。駅から徒歩4分ほど。

立派な門構えに玄関先には桜と水仙の花が飾られていました。
個室に案内され、ご一緒様をお待ちします。
ご主人がご挨拶に。想像よりだいぶお若いのにびっくり。

まずは南信州ビールで乾杯。以下、いただいたお料理です。

◇1「春の前菜盛り合わせ」
・沢蟹紹興酒漬け さっきまで生きていた沢蟹。軽快な歯ざわり、紹興酒の柔らかな風味。
・こごみ胡麻和え 白胡麻で品よく。
・野蒜酢味噌和え 大きな根。
・山独活きんぴら 自宅で作るものと全く違う!真似できないお味。
・天然芹辛子和え 香りが強い。子供の頃、あぜ道で摘んだ田芹のお味。
・タラの芽の南蛮漬け 大きなタラの芽!優しいお味付け。
・蓬豆腐 香り高く洗練されています。

◇2 お椀「筍の玉締め」
輪島塗のお椀で供されました。蓋裏にも蒔絵の筍が。飯田が筍の北限だそう。朝掘りを茹でて。筍の香りを最大限生かすために敢えて真薯にはせず、葛粉と玉子で玉締めに。一番出汁も素晴らしい。

◇3 お造り「稚鯉腹身の薄造り」(大鹿村の山塩、合わせ醤油、酢橘、山椒オイル)、つくし、うるい
カルパッチョをイメージされたそう。鯉の臭みが全くありません。

◇4 お焼き(千代幻豚白肉、行者にんにく、軽井沢アトリエ・ド・フロマージュのカチョカヴァロ)
楽しみにしていたもののひとつ。奥様のおばあ様のレシピによります。生地が薄く、中身がぎっしり。

◇5 岩魚の春巻き(骨を焼き上げお米に混ぜフックラ焼いた身と「岩魚の飯蒸し」にしてウコギと春巻きに)
スタッフが山奥の渓流に分け入って獲ってこられたもの。岩魚の美味しさが余すことなく凝縮されています。

◇6 信州新町産サフォーク種マトン肩ロース マイヤーレモンのチャトゥニ 金柑ライム クレソン 独活
なんと好物のマトンがいただけるとは!マトンですが全く癖や臭いがありません。また、脂身の美味しいことといったら!

◇7 サフォーク種マトンのタン 菜の花ソース
タンからはマトン特有の香りがして私は大好き。ソースが美しい。

◇8 蕨の信田巻き
とかく田舎っぽくなりがちな蕨の信田巻きですが、なんと洗練されたお味でしょう!お出汁まで飲み干しました。

◇9 サフォーク種マトンのハツ塩マリネ 原木椎茸 タラの芽 自家製マスタード 酢橘
見た目よりずっと柔らかい。酢橘を搾ってさっぱりと。

◇10 トマト最中(地物フルーツトマト、安曇野産花山葵クリームチーズ、花山葵ジュレ)
口直しまで非常に美味。手で持ってパクリと。挟んだクリームチーズが美味。

◇11 猪バラ肉の黒酢餡掛け
見た目は酢豚ですが、こちらは猪。ジビエで一番の好物。お肉もさることながら、お箸で切れる柔らかさと黒酢の甘酢餡も魅力。

◇12 緑と白の地物アスパラガス 黄身酢 熊味噌(ツキノワグマのスネ肉)
調理前のホワイトアスパラガスを見せていただきました。立派。調理後、アスパラが汗をかいています。ジューシー!お皿に乗り切れず、茎の部分はカットされて別に供されました。黄味酢も熊味噌も美味。

◇13 自家製の焼き胡麻豆腐 蕗味噌(蕗の薹と白味噌)
焼き餅かと思ったら焼き胡麻豆腐でした。ねっとりと。蕗味噌も買って帰りたいほど。

◇14 草鍋(ツキノワグマのロース肉、天然三つ葉、天然芹、筍、採れ立ての木の芽と花山椒)
この日いちばんのお目当てはこちらでした。2年前、東京の某店で初めて熊肉をいただき、虜に。さりとてなかなかいただく機会は訪れず、こちらの草鍋を熱望しておりました。美しいロース肉を
ご主人手ずからしゃぶしゃぶしてくださいます。最初は芹と。次に三つ葉と。そして最後に筍と花山椒で。お味は言わずもがな。昆布出汁だそうです。

◇15 炊き込みご飯(駿河湾産桜海老、筍、木の芽 香の物(春キャベツ)
素揚げした桜海老と筍をたっぷりと炊き込んだ炊き込みご飯。満腹で、少しだけいただきました。奥様がお焦げもいれてくださる。食べ切れなかった分はお握りにして持ち帰らせていただきました。

◇16 猪白湯ラーメン(猪チャーシュー、地粉麺)
〆は猪のラーメン!満腹でもこちらは別腹。柔らかなチャーシュー、白湯スープ。麺はご夫婦で試作されたものを製麺所に持ち込みオーダーされたそう。麺も素晴らしく美味しい。

◇17 蕗の薹ティラミスのタルト(蕗の薹ペースト、マスカルポーネ、西京味噌)
ティラミスとは別物、でも抜群です!最後まで魅せていただきました。

この日はご主人と奥様が終始応対してくださいました。温かくフレンドリーな接客は古くからの友人のよう。お料理とおふたりの人柄にすっかり魅了されました。

  • 着きました!

  • 玄関までのアプローチ

  • 玄関

  • 水仙と桜

  • 個室

  • 設え

  • 生きた沢蟹

  • 南信州ビールで乾杯

  • 同行者の日本酒

  • 春の前菜盛り合わせ

  • 春の前菜盛り合わせ、一人前

  • 山吹

  • 輪島塗のお椀

  • 蓋裏も筍の蒔絵

  • 筍の玉締め

  • 稚鯉腹身の薄造り

  • お焼き

  • 岩魚の春巻き

  • マトン肩ロース

  • マトンのタン

  • 蕗の信田巻き

  • 調理前のアスパラガス

  • マトンのハツ塩マリネ

  • 鉄観音烏龍茶

  • トマト最中

  • 猪バラ肉の黒酢餡掛け

  • アスパラガス、2種

  • アスパラの根の部分

  • 焼き胡麻豆腐

  • 熊肉

  • 野で摘んだ三つ葉・芹・

  • 木の芽と花山椒

  • 草鍋セット

  • まずは芹から

  • ご主人がしゃぶしゃぶ

  • まずは芹

  • 次に三つ葉

  • 筍と花山椒

  • 炊き込みご飯

  • ご飯と香の物

  • 最後のしゃぶしゃぶ

  • 〆のラーメン

  • デザート

  • デザートをパクリ

2022/04/24 更新

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