3回
2021/12 訪問
千葉の名店でお寿司食べ納め
常連様とご一緒させていただき、千葉の名店に年内に再訪することが出来ました。
この日をずっと楽しみにしていました。
当日、少し迷いながら自力でお店にたどり着きます。ご主人がにこやかに迎えてくださいました。
年末の繁忙で少し痩せられた?
程なくして皆さま揃いまして、私は焼酎のお湯割りで乾杯です。
◇がつまみ、◆が握りです。
◇蛸(銚子)
カウンター越しに香ってきます。そのままでも山葵でも。弾力が堪りません。
◇鰆(銚子)
4日おいて藁で燻製して。シルキーな食感。素晴らしい。
◇鱈白子(八戸)
すりおろした赤蕪(千葉)を添えて。白子の白と赤蕪のピンクの対象がキュート、赤蕪の甘さと辛さが楽しめます。
◇白甘鯛(銚子)
骨のお出汁に漬け込んでから焼かれたもの。ほっくりとしています。
◇あん肝(銚子)
山葵をたっぷりと。お出汁まで飲み干します!
◇鯵(金谷)
昼間獲れたぴちぴち。千葉の葱で和えて。「葱が主役」という。
◇蛤(南房総)の茶碗蒸し
磯が香ります。飲める茶碗蒸し。
◇唐墨(富津)
お味噌で漬け込んだ柔らかな唐墨、絶品です。少しずつ齧ります。これで日本酒をいただいたら最高でしょうね。
◆鯖(銚子)
炭で炙って焦げ目をつけた鯖寿司。海苔でくるんで手渡しで。これ大好きです。
◆金目鯛(銚子)
美しい。辛子がちょこんとのって。
◆小肌(船橋)
美しい小肌。酢の加減もちょうど良い。
◆赤身(銚子)
旨味と僅かな酸味を湛えています。
◆中トロ(銚子)
脂がのっています。なんてクリーミーな。素晴らしい中トロ。
◆蛇腹(銚子)
赤身・中トロと同じ個体。口のなかで蕩けますね。
◆墨烏賊(富津)
サクサクとした食感。噛むと甘みが広がります。
◆蛤(鴨川)
先ほど茶碗蒸しになった蛤です。大きい。
◆鯵(金谷)
今は旬ではないですが、この時期の鯵もとても美味しい。
◆車海老(竹岡)
なんて見事な!海老の甘みがほわっと口中に。
◆雲丹(昆布森)
先ほどから竹ざるで水切りされていたもの。不漁ななか、貴重なものをいただきました。
◇お椀
淡い海老のお出汁がいいですね。
◆穴子(富津)
品の良いツメ。立派な穴子です。
◇玉子
とろりとした食感が印象的。
書いていてびっくり。こんなにたくさんいただいたのですね。噂の干瓢巻きまでたどり着けなかったのが唯一の心残り。来年はぜひともいただきたい!
千葉の食材を多用されていて、鮪まで銚子産をいただけるとは驚きです。
年の瀬を迎え、連日激務のご主人とお弟子さん。素晴らしいお寿司をいただけました。
ご一緒させていただいた皆さま、楽しい時間をどうもありがとうございました。
2021/12/29 更新
2021/09 訪問
憧れの千葉の名店でお寿司を楽しむ
多くのマイレビュアーさまが訪問されているこちら。いつもうらやましくレビューを拝見しておりましたが、この度常連さまにご紹介いただきようやく訪問が叶いました。
初秋の夕刻。千葉駅から歩きました。風情ある佇まい。お店の前でうろうろしていると、店員の方が迎えて入れてくださいました。
柔和な笑顔で迎えてくださるご主人、お若い!もっと年配の方を想像していました。
まずは千葉のIPAで喉を潤します。
以下、いただいたもの。
つまみ
◇わかめ・酢蓮根
名にし負う、わかめをぽん酢でいただきます。酢蓮根とともにあっという間に平らげました。
◇蛸(銚子)
なんて太い!旨味を湛えています。山葵と塩でいただきました。
◇鰹(銚子)
藁焼きのスモーキーな香り。戻り鰹ですね。
◇赤雲丹(勝浦・由良・唐津)
赤雲丹の食べ比べ。唐津のものが甘みが濃かったです。由良のものはすっきりと。勝浦も負けていません。
◇甘鯛(竹岡)
骨のお出汁に漬けて焼かれたそう。ふんわりとした焼き上がり。丸十の甘煮を添えて。
◇あん肝(銚子)
山葵をたっぷりととつけていただきました。濃いめのお出汁まで飲み干します!
◇鯵(金谷)のタタキ風
身の厚いこと!美味しい!これからが旬ですね。
◇蛤(木更津)のお出汁の茶碗蒸し
江戸前です。いいお出汁の出た茶碗蒸しは蛤そのものをいただくかのよう。
協定で漁獲量を抑えているため、この時期までいただけるとのこと。
続いて握りです。
◆鯖の炙り(銚子)
炭火を上から当てて。香ばしく、海苔の風味も良く。
◆金目鯛(銚子)
辛子でいただきます。ほどよい脂の乗り具合。
◆新子(船橋)
2枚付。大きくなってきましたね。儚さをいただきます。
◆赤身(大間)漬け
酸味が穏やかになってきました。つるりと(笑)
◆中トロ
上品な脂を湛えています。良い鮪ですね。
◆大トロ
筋がまったくありません。滑らか。
◆新いか(富津)
なんて柔らか。この時期ならではですね。
◆蛤
さきほどの茶碗蒸しの主。大きい!(開いているからですよ、とご主人)
◆鯵(金谷)
握るとまた別の美味しさが。本当に素晴らしい。
◆車海老(竹岡)
天然でこのサイズ。甘味も旨味も濃いこと!
◆紫雲丹(利尻)
やはり美味しい。この一言に尽きます。
◆いくら
筋子を直前にばらしてくださったそうです。柔らか、皮をほとんど感じません。
◆穴子(富津)
口のなかで蕩けました。
◆玉子
山芋を感じるクリーミーとでも言うような玉子でした。
終始にこやかに、1名1名名前を呼んで丁寧に対応してくださるご主人は物腰柔らかで素敵な方。
魚介のみならず、お米や水に至るまで千葉に拘った食材の数々を本当に美味しくいただきました。
この日、同席となった初対面のご夫婦ともお話が弾み、とても楽しい時間を過ごせました。
ご主人は帰り、私たちが見えなくなるまでお見送りくださいました。
2021/09/13 更新
昨年末以来半年ぶりの訪問です。
食べ友さまと伺いました。
初めての夏の訪問、何がいただけるのか楽しみです。
夕方、ようやく暑い日が傾きかけ、お店に灯が灯りました。
1番乗り、次に食べ友さまがいらっしゃいます。
まずは舞浜のビール、「ハーヴェストムーン」で乾杯です。
高岡さんはとてもお元気そう。この日は「寿司エンリケ」さんの大将の阿部さんもサポートでいらっしゃいました。
以下がいただいたお料理です。◆が握りです。
◇わかめと酢蓮根
シャキシャキの酢蓮根、大好きです。新蓮根でしょうか。わかめと共に自家製ぽん酢でいただきます。
◇蛸
銚子。大きいです!そのままでも、山葵でも。僅かに塩が効いています。噛むたびに甘みが広がります。
◇鰹
銚子。この日11時に入ったもの。さっぱりとしています。
◇赤甘鯛の炭火焼
竹岡。骨のお出汁に漬け込んでから炭で焼いたもの。ほっくりとした食感とお味!
添えられたシルクスイートもいいですね。
◇あん肝
銚子。山葵をたっぷりとつけていただきます。濃厚な旨味を湛えて。
◇真鯵の叩き
東京湾。今朝獲れたもの。千葉の葱と和えて。脂の乗り具合、身の締まり具合が素晴らしい。
◇蛤の茶碗蒸し
富津。蛤のお出汁で。熱々の茶碗蒸しも良いものです。冷やすとこの香りが立たないそうです。
◆太刀魚
竹岡。釣りのもの。目の前で炭を当てて炙ってくださいます。山葵を添えて、香りのよい海苔でくるんで。堪らない美味しさ。
◆金目鯛
勝浦。辛子で。品の良い脂が乗っています。
◆小肌
千葉。しっかりと〆てあります。この〆加減が素晴らしい。
◆カイワリ
鴨川。600グラム。縞鯵とよく似ています。きめ細かく柔らか。
◆鳥貝
富津。酢橘を搾ってくださる。さっくりとした食感。爽やかで噛むほどに甘みが。
◆赤身
境港。80.8キロ。夏の鮪らしく酸味が感じられる、さっぱりとした美味しさ。
◆中トロ(あまりの美しさに写真失念)
シルクのような肌理の細かさに圧倒されます!品のある脂。
◆蛇腹
蕩けます。夏の鮪もいいですね。
◆墨烏賊
富津。サクサクとした歯ごたえが素晴らしい。
◆蛤
富津。立派なサイズです。ツメの加減も蛤を引き立てます。
◆鯵
金谷。今が旬です。ストレートな美味しさを湛えて。
◆車海老
竹岡。ちょうど良いサイズですね。甘みが強いです。
◆馬糞雲丹
小樽。雑味の無いクリアな美味しさ。
◇お味噌汁
◆穴子
富津。ふんわりと煮上がって。淡いツメも良いですね。
◇玉子焼き
芝海老のすり身をしっかりと感じます。
◆干瓢巻き(追加)
食べ友さまと半分ずつ。山葵を効かせてもらいます。干瓢の煮汁をキッチンペーパーで丁寧に取っているのが見えます。初めてこちらで干瓢巻きまでたどり着けました!
高岡さんはお客さんをひとりひとり名前で呼んでくださいます。半年以上も前の同席者の名前も覚えていらっしゃる。こういうのって嬉しいですよね。
この日は特製の冷たい緑茶もいただけました。玉露に雑茶をブレンドされるとこのお味が出るとのこと。お茶の葉まで千葉のものにこだわっていらっしゃるそう。
また季節を変えてぜひ伺いたいお寿司屋さんです。