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以前読んだある漫画家(たぶん手塚治虫)のエッセイで、最初に入ったアシスタントのAくんは、草深い山の中で生まれ育ったためか一番のご馳走はカレーライスだと思い込んでおり、作品の背景にご馳走を描け、と指示したらカレーライスの皿をダーーーっと描いた。という記述があった。まことにユーモラスで大笑いさせてもらったが、考えてみれば価値観の問題だから笑ってはいけない。
私自身、小学生の高学年くらいまで『ご馳走』は近所の精肉店のショーケースに入った豚の肉塊を、直火にかざしてほどよく焼けたところをかぶりつく。これぞまさしくご馳走だ!と思い込んでいたものだ。ずいぶん経ってから近い事をした経験があるが、なかなか焼けず時間はかかるは、口の周りは脂でべとべとになるは、大して美味くはないはであまりよい記憶がない。
長ずるに及び身も心も汚れてしまった現在のご馳走は、多くの半裸美女を侍らせ山海の珍味を山に積んだ、というシチュエーションにしか想いが浮かばない。まことに汚れ切ってしまったわが身を嘆くより他はないが、美女はあり得ないからさておいて、色とりどり様々な美味いものが大きな皿に並んでいる様が『ご馳走』という気がする。本気を出した土佐の皿鉢料理がそんな感じであろうか。実物に接したことがなくて残念でならぬ。
かつて松本に住んでいた事がある
などと言ってもたったの1年でしかなかったので、大した範囲を廻ることが出来ず、わずかに出来た土地勘も居住地近辺でしかないから、彼の地はほぼ知らないも同然なのだ。インターチェンジ付近ならなんとか分からなくもないが、少しでも離れると???な状態なのだ。
という事で村井ってどこだ?
村井駅なら知っているがそのほかはちんぷんかんぷんでしかない。地図で確認すると、けっこう大きな範囲なのだな。それでもよく分からないから結局ナビゲーションシステムに頼るほかはない。村井のどこかは知らないが、なんの用事があるのか。それはもちろんご馳走に出会うためでしかない。
「きはちらくはち」
ここはどこだ、と問われても答えることは出来ない。わがナビおくんの指示に従って来ただけだ。塩尻北インターのすぐ近くだよ、と言えるくらい。珈琲哲学と同じ敷地にある個室形式の高級感のある居酒屋だ。メニュー表紙に『肉食男女』なる記載があるところから、肉系メニューが豊富なようだ。嬉しい嬉しい。そして今回の目当てはこれ。ご馳走を求めにやってきたのだ。
「本日のプレートランチ」1419円
おおおおおお!なんだこれは!木製プレートの上に色とりどり、様々な惣菜類が整然と並んでいる!それだけではない、乗り切らずにいくつか小鉢がまろび出てしまっている!
少々興奮気味なので落ち着くためにメニューの確認をしてみよう。
・本日のスープ(おかわりOK!)
・ランチサラダ
・信州プレミアム牛入りハンバーグ(80g)
・若鶏ももステーキ(60g)
・スペイン産白毛豚ステーキ(60g)
・しらす冷奴
・じっくりコトコト牛すじ煮込み
・自家製ローストビーフ
・パテ ド カンパーニュ
・カツオのカルパッチョ
・山いものいそべ揚げ
・お漬物 2種
・パリパリチーズスティック
・ちょこっとカレー
・炊きたてごはん(おかわりOK!)
全15種!スープ、サラダ、カレー、ごはんは別皿だからなんと!11種もの惣菜がワンプレート化されているのだ!これはすごいご馳走だ。
ひとまず別皿メニューから紹介を進めることとする。スープはベーコンと玉ねぎ入りのコンソメ味。塩味薄めなのでおかわり出来る味わい。サラダはレタス、パプリカとよくある透明のプチプチ。調べてみたら『プチマリン』という製品で、昆布やその他の海藻エキスで作られたものなのだそうだ、初めて知ったぞ。そして小鉢のカレーは本当にちょこっとだけ、味変用という事か。ごはんはもちろん炊きたて熱々。
と、ここまで書いたところで規定文字数を超えてしまいそうだ。そんなわけでこれは第1回として久々の続きものに突入することとする。
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あらら??
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あらら??さんの他のお店の口コミ
店名 |
掲載保留
きはちらくはち
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
塩尻北インターより車で5分 村井駅から479m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) 電子マネー不可 |
席数 |
93席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 40 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
お店のPR |
和・洋・中の枠を超えた創作居酒屋。個室完備&最大26名様前OK!!
ランチはステーキ食べ放題ランチ(2,750円)が大好評!! |
初投稿者 |
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前回、木製プレートに並んだご馳走どもを目にして驚いたところで終了した。では改めてもう一度メニューの確認作業を敢行することとしよう。
・本日のスープ(おかわりOK!)
・ランチサラダ
・信州プレミアム牛入りハンバーグ(80g)
・若鶏ももステーキ(60g)
・スペイン産白毛豚ステーキ(60g)
・しらす冷奴
・じっくりコトコト牛すじ煮込み
・自家製ローストビーフ
・パテ ド カンパーニュ
・カツオのカルパッチョ
・山いものいそべ揚げ
・お漬物 2種
・パリパリチーズスティック
・ちょこっとカレー
・炊きたてごはん(おかわりOK!)
スープ、サラダ、カレー、ごはんは別盛りだから全部で11種の惣菜がワンプレート化されている。これはすごい、ド迫力、いや衝撃的という表現が妥当な存在感だ。
「しらす冷奴」
木綿豆腐の上に釜揚げしらすをのせた品。しらすの乗り具合がすごい。ドサっと積載といった感じで冷奴よりもしらすを食べている感覚となる。塩加減もちょうどよし、ものによっては塩辛すぎるものもあるが、これはさほどではなく安心して食べることができる。
「じっくりコトコト牛すじ煮込み」
牛すじ、大根、ごぼうが入った醤油系統の正統派煮込みだ。大根は柔らかく味がしみしみ。ごぼうは適度に歯ごたえよく牛すじはコラーゲンたっぷりでとろとろ。そしてなによりあっさり味わいなのがよろしい。これもおかわりしたかった。
「自家製ローストビーフ」
ほんのりピンクの肌合いが美しい。これぞローストビーフという感じ、しっとり舌ざわりがよろしい。玉ねぎのソースもとても心地よい存在だ。
「パテ ド カンパーニュ」
パテとは肉や魚を刻みすりつぶしムース状にしたもの。カンパーニュとはフランスで『田舎風』を指すと聞いたがよくわからない。私は昔からこれが好きなのでとても嬉しかった。これはおそらく豚肉であろう。少しざらついた食感がよい。パンが欲しかったなぁ。
「カツオのカルパッチョ」
カツオの刺身にフレンチドレッシングで『カルパッチョ』というのかは定かではないが、これはこれでそれっぽくなってしまうから不思議なものだ。カツオのクセが中和されてちょうどいい塩梅となる。これで玉ねぎスライスでも入っているともっとよかったかも。
「山いものいそべ揚げ」
山いもの短冊切りを海苔で巻いて揚げたもの。海苔が少し入るだけで味わいが違うもの、サクサクの食感もよろしい。
「パリパリチーズスティック」
要するにチーズのみの揚げ春巻き。パリパリの皮とチーズのねっとり感、香りがよい。簡単シンプルなおつまみといったところだが、これがあるから安心できる、そんな存在感だ。揚げたてであればもっとよかったのにぃ。
「信州プレミアム牛入りハンバーグ(80g)」
「若鶏ももステーキ(60g)」
「スペイン産白毛豚ステーキ(60g)」
メインである肉類はすべて塩胡椒のみで調理されている。じつにシンプルな仕上げだが、であるからこそ牛、鶏、豚それぞれの味わいがはっきりするというものだ。ハンバーグはけっこうな粗挽き肉で肉汁たっぷりテーブルにしたたり落ちるほどだ。若鶏ももステーキは皮がたくさんでぷりっぷり。こういう鶏肉を食べるととても嬉しくなる。豚ステーキは豚肉の脂をしっかり楽しむことができる。脂身が甘いのだよ。じつに美味い。
「お漬物 2種」
ピンクと褐色の色彩から、最初はデザートと思っていた。ピンクはスイカ、細長い褐色はスティック状の大学イモに見えていたので、ピンクがカブ、褐色がごぼうの漬け物であると判明した瞬間の衝撃たるや。いや本当にびっくりした!わが老眼と思い込みに呆れ果て昼食が終わる。
たっぷりご馳走を堪能してしまった。余はとても満足である。こちらのご馳走の素晴らしいのは塩分が抑制されているところだ。すべてがちょっと足りないな、というくらいなのがよろしい。全部食べ終わったら喉が乾いてならない、などという事はよくあるが、こちらはさような心配はいらぬ。これぞ現代のご馳走といえる存在感であった。