音楽都市郡山♬ 歴史の味を引き継ぐブラックラーメン

音楽都市郡山♬ 歴史の味を引き継ぐブラックラーメン

原点は駅前にあった明治初期創業の「ますや食堂」。その後、清水台に「ますや分店」を開業し、昭和20年頃からブラックラーメンを提供し始めました。諸事情で閉店したものの親族の方が受け継ぎ「ますや本店」としてオープン。また、この郡山ブラックの味を試行錯誤し造り上げた個性的な味わいを楽しめるお店を紹介します。

更新日:2021/06/26 (2017/02/05作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1638の口コミを参考にまとめました。

枡はん

昭和時代から営んでいる老舗「枡はん」

 郡山ブラックラーメンの主とも言えます。スープは鶏ガラ、豚骨、鰹節、そして濃口醤油でじっくり煮込んでいます。濃厚な色ではありますが、だしの効いたさっぱり味で、醤油味がほんのり感じます。価格が安いのがいいですね。ただ駐車場はありません。

めん処 成

原点のブラックを味わえる「成」

 店主の川西さん。幼い頃にやはり「ますや分店」に出合い、そちらの味と個性を加えたブラックラーメンを提供しています。
 こちらのスープは、高品質の青森シャモロックを使用しています。「黒中華そば」は、味わいがまろやかで、懐かしい味わいです。麺は縮れた細麺なので、女性にも食べやすいと思います。そして「昔ら~めん」は、醤油を全面的に出したあの頃のブラックラーメンを再現しています。座席もあるので、家族でもゆっくり食事ができるのがいいですね。

NOODLE CAFE SAMURAI

郡山駅前にある新を感じる「samurai」

 2016年にオープンした駅前のラーメン屋です。どのメニューもおススメですが、中でもワンタン麺は、郡山ブラックの仲間入りしたメニューと言えるかもしれません。郡山で刻み玉ねぎは珍しいですが、苦さと甘みがスープを引き立てています。若い女子や一人でも入りやすいお店です。

ますや本店 台新店

明治初期に郡山駅前で創業した「ますや食堂」から引き継がれたブラックラーメン

 ブラックラーメン=伝は醤油の甘さを感じることができます。チャーシューは、脂少なめのモモ肉、脂身たっぷりのバラ肉、モモ肉とバラ肉のミックスもあります。奥深い味わいのブラックラーメンです。

ますや 駅前店

郡山駅前にある老舗を引き継ぐ「ますや」。

 高齢者でも知っている「ますや分店」は、清水台で営業していました。メニューは2種類で、「伝」と「新」のみです。「伝」は伝統の醤油味。「新」は濃厚な味わいの新醤油味。どちらも黒いスープは、郡山の老舗の貫禄さえも感じます。
 駅前で飲んだ帰りに立ち寄るのもいいし、人影が少ない日中にゆっくり食べるのもいいです。

麺屋 信成

試行錯誤のブラック見事完成「信成」

 2014年、ロサンゼルスで行われたラーメンショーで、1位になった「信成」。富田町から郊外の堤へ移転し、並ぶことは少なくなりました。
 黒醤油ラーメンは定番人気。国産豚ロースと豚もも肉の2種類のチャーシューが楽しめます。薄めにしているのは、シャキシャキしたネギと麺と3味一体で楽しめるようにと店主海野さんの心遣いです。
 本来はとんこつが好きだった店主。しかし、清水台で過ごしてきた奥様がますや分店の味を作ろうと試行錯誤重ねてようやく仕上がりました。
 5種類の濃い口醤油で煮込んだチャーシューは絶品です。

Fu‐Ro‐Ya

長沼街道沿いにある「昼ふろや」

 漆黒スープのラーメンが人気です。こちらのスープは、カツオなどの魚介系と、鶏ガラ、げんこつ、野菜などにたまり醤油をいれ煮込んであり、「あさかブラック」とも言われています。レトロな雰囲気の中で食べるラーメンは昭和時代を感じることができます。

らぁ麺 おかむら

厳選された醤油ブラック「おかむら」

 移転してからさらに人気を得ている「おかむら」。
 スープは富山ブラックを元に、会津地鶏の甘めのスープを使用し、豚肉は使用していません。醤油は厳選された4種類使用。
 チャーシューは豚と鶏の2種類。低温調理されており、優しい味わいになっています。
 ブラックの種類は3種類。「会津地鶏スープ」、豚・鶏・牛・煮干しの「清湯(ちんたん)スープ」、鶏・豚・牛の「白湯(ぱいたん)スープ」です。
 かわいい遠藤店長の向上心を応援しています。

しょうや

ブラック原点の味を追求し、提供する「しょうや」

 郡山ブラックの原点「ますや分店」の味を再現している「しょうや」。その味を提供するまで、苦労を努力を重ねてきたと思います。シンプルな具材も当時を思わせます。奥深い醤油の味わいを楽しめながら味わえます。

中華そば あかりや

ブラックを引き継いだ「あかりや」

 2019年「しょうや」で修業し、引き継いだお店です。かなりのブラックですが、細麺ストレートに絡ませながら、一気に食べることができます。郡山のブラックラーメン。この深い味わいが、くせになり、ホッとさせる一杯です。

古民家ラーメン わさび

古民家で味わうブラック!「わさび」

  古民家を綺麗にリフォームした「わさび」。ブラック系ラーメンもあります。無化調でスープも飲めるほど。このブラックラーメンには白米!なぜか頼んでしまいます(^。^)。市内にはいろいろな具材のブラックラーメンがありますが、こちらは上品で、仙台麩が使われています。
 食前の冷たいポタージュスープは、出汁用に使った野菜を使っていて、優しい味わいです。
 

中華そば たもや

研究熱心なブラックラーメンを提供する「たもや」

 若いご主人の田母神さんも幼い頃、「ますや分店」を訪れ、やはりブラックラーメンの味を忘れられず、あの時食べたブラックラーメンを思い出しながら試行錯誤で提供しています。
 色は濃厚ですが、味わいはあっさりめ。それが意外と食べやすく中毒になりそうです。伺うたび、味に深みを感じます。
 

めし酒場 克

上等な関ヶ原醤油のブラックを提供する「克」

 関ヶ原醤油を使っている「たまり醤油ラーメン」がおススメです。この醤油は宮内庁御用達の醤油で質も味も上出来!!やはり上品な味わいで、本当の醤油の深みある味を楽しめます。いつのまにか、スープまで飲み干してしまうほどおいしいラーメンです。

郡山駅前ラーメン 角麺

有名「春木屋」プロデュースのブラック!「角麺」

 郡山駅前にある「角麺」。鶏油(ちーゆ)から抽出された油を風味付けに使用しています。
 実はこちらは地元で有名な「春木屋」がプロデュースしています。もちろんこちらのスープは毎朝春木屋で作られたスープです。
 こちらの店長の手塚さんも幼い頃に「ますや分店」のラーメンを口にし、その味を提供したいと提案したそうです。
 あっさりしたスープですが奥深さと、試行錯誤されてようやく仕上がったまろやかな味わいがたまりません。
 

墨家

優しい味わいのブラック支那そば「墨家」

 地鶏と魚介をベースにしたブラックスープはあっさりとしていて老若男女問わず人気があります。細麺が好きな方や軽く一杯というランチにもいいかもしれません。店内は広めでカウンター、テーブル席、小上がり席など人数に応じて対応しています。手作りの餃子と焼売もおすすめです。

ますや本店

明治初期に郡山駅前で創業した「ますや」

 昔からの伝統ラーメンの中華そばは、正真正銘の「郡山ブラック」と言われています。シンプルな素材と真っ黒なスープ。甘さとしょっぱさが全身に行き渡ります。器も懐かしさを感じながら、あっという間に完食してしまいます。
 
 こちらは閉店してしまいましたが、思い出として残しておきたいお店です。

※本記事は、2021/06/26に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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