12回
2022/08 訪問
ここでこそ頂ける鹿児島の地産地消鮨〜2022夏スペシャル
鹿児島近海のネタにこだわって使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する鮨匠のむら。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズ(最近はロックも?)という他にはないスタイルも好きで、鹿児島でしかいただけないまさに唯一無二の鮨。
こちらの卵焼きとさつま揚げをいただくと、鹿児島に来た実感が湧く。
毎年この時期にお伺いしているのだけど、今年も通常よりも特別なお酒とネタをご用意いただきスペシャルな野村劇場を楽しませていただいた。やっぱり鹿児島のネタは素晴らしく、メイチダイやハガツオなども圧巻。大好きなナミクダヒゲエビにシャコやカイトウゲなどレアな素材も揃い、茶碗蒸しや温麺などの1品ものも勢揃いでのむらさんに感謝しかない素晴らしいディナーだった。
シャリが少し変わったとのこと。地元の十曽渓流米で特別に栽培された一般には流通していない米を使っているそうで、前回と比べてもシャリ粒が大きく存在感がある。魚との相性はより良くなり、さらに進化したと感じられた!
これぞ鹿児島だからこそいただける鮨。
鹿児島にわざわざ行く価値がある野村ワールド、一生通い続けたいお店。
<夏のゆめゆめスペシャル>
薬味
酢味噌(のむらオリジナル)、醤油(のむらオリジナル)、ポン酢(のむらオリジナル)、梅肉(鹿児島・大分・和歌山等)、塩(鹿児島県坊津)、黒胡麻(鹿児島)、ワカメ(島原・岩手)、麦味噌(鹿児島)、山葵(静岡県産)、葉山葵(静岡県有東木産)、梅肉山葵(自分の好みでブレンド)
お料理
①ところてん(のむらオリジナル)
②飛び魚の薩摩揚げ(のむらオリジナル)
③出汁巻き玉子
④白星笛鯛(鹿児島県開聞岳沖産、2.2kg、朝獲れ)背身&腹身
⑤茹で真蛸(鹿児島県開聞岳沖産、雌、800g)
⑥黍魚子(鹿児島県開聞岳沖産、雌、子持ち)3匹
⑦平政(鹿児島県開聞岳沖産、2kg)背身&腹身
⑧白鯵(根付き真鯵)(鹿児島県開聞岳沖産)
⑨茶碗蒸し(餅・薩摩芋入り)赤雲丹&解し筋子載せ
⑩焚き黒鮑(佐賀県唐津産、摺り卸し大根で6時間焚き)
⑪摺り卸し大根、目一鯛のアラ&鰹節の出汁のお椀
⑫歯鰹(鹿児島県開聞岳沖産、3kg)のたたき
⑬海藤花(真蛸の真子)(鹿児島県開聞岳沖産)
握り
⑭障泥烏賊(鹿児島県開聞岳沖産)
⑮目一鯛(鹿児島県開聞岳沖産)
⑯赤鯥(鹿児島県開聞岳沖産、雌、1kg)
⑰波管髭海老【ナミクダヒゲエビ】(鹿児島県錦江湾産、210m)
⑱車海老(鹿児島県産)
⑲小鰭(鹿児島県産)
⑳赤雲丹(佐賀県唐津産)
㉑白鯵(根付き真鯵)(鹿児島県開聞岳沖産)
㉒蝦蛄(鹿児島県産)
㉓蝦蛄の爪(鹿児島県産)
㉔縞鯵(鹿児島県開聞岳沖産、1.5kg)
㉕筋子(北海道産)
㉖スマ(鹿児島県開聞岳沖産)
㉗温かい素麺(熊本県産)、削り蜜柑皮、鯖節(鹿児島県屋久島産)の出汁
㉘本鮪カマトロ(長崎県五島列島産)
㉙蒸し太刀魚(鹿児島県開聞岳沖産、4kg)
㉚蒸し真穴子(長崎県対馬列島産)
㉛胡瓜
2022/08/13 更新
2021/08 訪問
ここでこそ頂ける鹿児島の地産地消鮨
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する鮨匠のむら。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズ(最近はロックも?)という他にはないスタイルも好きで、鹿児島でしかいただけないまさに唯一無二の鮨。
カウンターを7人で貸切に。年間で最もネタが良いと言われるこの8月の訪問は毎年の定例のようになってきた。
とはいえ連日の豪雨で心配していたが、そこはさすが野村さんと漁師さんの信頼関係の中で過去最高とも言えるネタの揃え方に仕上がった今回、まさに奇跡!
唐津のウニは今までのものも素晴らしいけどそれを遥かに上回るクオリティだし、海藤花や蝦蛄にナミクダヒゲエビというレアな素材が勢ぞろい。さらには鹿児島近海のネタがメインののむらさんでは珍しい本鮪まで、まさにスペシャルオブスペシャルという内容だった。
つまみを一通りいただいた後は小さめの握りを15カン、あらゆる素材を楽しめるのだけどイカで始まり太刀魚とアナゴで締める流れでその時の旬の素材を一通り楽しめてしまう。大好きなナミクダヒゲエビ、蝦蛄やウニはもちろんのこと、のむらのTKGこと筋子も頂けたし、アジやコハダも素晴らしく美味しかった。
スペシャリテの茶碗蒸しも雲丹と筋子入りとスペシャルでもうこれ以上の回はないのではという仕上がり。
最近は地方鮨に行っても豊洲ネタが中心だったりすることも多く、地産地消をしっかり貫いているところが本当に少ないと思うけど、ここのむらは地産地消の最高峰であり鹿児島にわざわざ行く価値のあるお店だと思う。
これからもずっと通い続けたい大好きなお店!
2021/08/18 更新
2020/11 訪問
ここでこそ頂ける鹿児島の地産地消鮨
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する鮨匠のむら。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、鹿児島でしかいただけないまさに唯一無二の鮨。
東京や名古屋、大阪など各地から人を集めて8人での貸切会。
いつものトビウオさつま揚げと厚焼き卵から始まり、酒がすすむつまみのオンパレード。
他のどの鮨屋とも違う、茹でたてプリプリのタコはもう圧巻の美味しさ。
脂のりの良いバショウカジキの炙りをのむらの酢と醤油の大根おろしでさっぱり食べさせたり、濃厚な真鱈の白子をリゾット風に仕上げるなど手の込んだ1品もいただけたし、タコの卵”カイトウゲ”などレアキャラも登場!
お餅とサツマイモ入りの世界一茶碗蒸しなど好きな品もしっかり押さえてくださったすごい流れのつまみ。
炊き方を少し硬めに変えたというシャリは、魚が主役ののむらの握りのコンセプトを守りながらも、江戸前の鮨好きの心も掴む絶妙の仕上がりに進化している。
ネタもすごい、この季節に活シャコと出会えるとは思わなかった。
さっきまで生きてたシャコを茹でたてでいただく贅沢、この甘さは半端ない。
鹿児島でしかいただけない幻のナミクダヒゲエビもとろける甘さだし、この日の青魚系は圧巻だったな。
コハダ、真鯵、シマアジは進化したのむらのシャリにすごく良くあっていた。
握りの流れの中に温かいそうめんがまたホッとさせてくれるんだけど、この3年熟成そうめんがそこらのそうめんとは段違いのうまさで。
のむらスペシャリテのタチウオとアナゴでフィナーレ、今宵も飲みすぎた。
もう最後まで気合が入りっぱなしでのむら節も炸裂しまくりの素晴らしいお任せだったなぁ。
心ゆくまで地産地消を楽しめる私の大好きなおすし!
2020/11/10 更新
2020/08 訪問
進化し続ける鮨匠のむら
鹿児島市にある鮨匠のむら。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけないまさに唯一無二の鮨。
久々の訪問になってしまったけど、入り口に手洗い場ができたり、
店内の換気などもしっかりできており、コロナ対策も万全な空間に進化してた。
この日は平日にも関わらず満席(通常よりはソーシャルディスタンス配置)と流石の人気ぶり。
酢味噌、ポン酢、特製醤油、梅肉、胡麻塩という鮨屋には珍しいセッティング。
ワカメや芋茎などのつまみや、刺身や茹でタコなどそれぞれにぴったりな食べ方を教えてくださる。
血糖値上昇を気遣ったところてんから始まり、熱々出来立てのだし巻き卵とトビウオさつま揚げ。
ありがたくもバースデーシャンパーニュを頂きつつの前半のつまみ。
とびっきりのレベルのメイチダイや珍しいタコの卵(カイトウゲ)、柔らかアワビなどスペシャルな素材が勢揃い。
どれも素晴らしいけど、のむらの茹でタコは悶絶モノ。
江戸前の鮨屋の柔らか煮だことは違い、フレッシュでプリプリした食感を楽しむスタイル。
そして名物の一つであるのが茶碗蒸し!お餅とサツマイモが入ってるのが特徴で、
この日はさらにウニとイクラも乗ったスペシャル、少し温めると一層ウニの香りが引き立つ。
握りではシャリの進化に驚いた!
これまでのシャリはあくまでも主役のネタを支えるものという感じの位置付けだったけど、
粒が大きめの鹿児島の伊佐米に変えたそうで、ネタの後にシャリの存在感と余韻がくるという二段階の味わいに。
小さめの握りでたくさんの種類を楽しめるというスタイルは今まで通りで、この日も握りだけで15カンもいただいた。
鹿児島でしかいただけない幻のナミクダヒゲエビや甘みが凄まじい赤ウニ、通称”海のTKG”なる筋子もいただけ、
いつも以上に気合いが入りまくったネタに新しいシャリでのむらの進化を味わうことができた。
フワッフワのタチウオものむらの名物、この美味しさは他では味わえないね。
お酒込みのお値段で提供してくださるので飲んだもの勝ち!
この日もシャンパーニュと日本酒から始まり焼酎まで10種類以上のお酒を楽しんだ。
鹿児島にわざわざ行く価値のある鮨屋だと思う。
2020/08/07 更新
2019/09 訪問
鹿児島の海を丸ごといただく唯一無二の鮨!〜奇跡の稀少食材大集合
鹿児島市にある鮨匠のむら、わたしのベストレストランのひとつ。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけない唯一無二の鮨だと思う。とにかく大好きなお店。
※メディアでも大絶賛
https://www.furusato-pr.jp/specialty/kagoshima/ocean-kingdom.html
この日は8名でカウンター貸切会。
常連もいる気心知れた仲間たちなので、野村さんのダジャレも序盤からトップスピードで攻めてくる。
「こんなあったかいタコがあったかい」とかベタなんだけど、酒も入ってくるとみんなもテンション上がってダジャレ応戦。
実はこれがお鮨以外のこの店の魅力の1つだったりするw
揚げたての薩摩揚げや焼きたての卵焼き、ところてん(ちょっと固めに進化)などのいつもの安定感あるスタート。
のむらならではのごま塩や梅肉などのセッティングに、食べ放題のわさび菜がいくらでも飲ませてくれる予感。
のむらの真蛸煮をいただくと、ああ鹿児島に来たなあといつも実感する。
今日はかいとうげ(タコの卵)から始まり、天然のシロアジ、ナミクダヒゲエビ、生きた状態のシャコや素晴らしい唐津の赤雲丹、生筋子など野村さんも過去最高というくらいのすごい食材が勢揃いした。
シャコは目の前で生きていたものをさっと茹でてすぐに握る。
なんともいえない甘み、他の寿司屋のシャコとは全くの別物。
シャコの爪は甘いけど、のむらの仕事の爪は甘くないねw
雲丹もすごかった、特に握りに使った部分は最高品質で、
口の中で少し温めてからいただくと甘みがブワッと広がってきた。
イワシとコハダも印象的だった。
軽いシメ具合でフレッシュ感あるコハダ、なかなか入ってこないというイワシも新鮮そのもの。
今回この青魚系もすごくあたりだったように思うし、何もかも良かった。
こうやって行くたびに「最高」が更新されてしまうから通っちゃうんだよねえ。
貸切で楽しい時間はあっという間に過ぎ、おまかせで飲みまくった日本酒に焼酎も最高で、
幸せに浸る素晴らしいカウンターのひと時だったよ。
2019/09/09 更新
2019/05 訪問
鹿児島の海を丸ごといただく唯一無二の鮨!〜祝30周年!!
鹿児島市にある鮨匠のむら、わたしのベストレストランのひとつ。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけない唯一無二の鮨だと思う。とにかく大好きなお店。
この唯一無二のスタイルで30周年を迎えるという記念すべき日に鹿児島へ。
いつも以上に気合の入ったネタが揃いまくり、もちろんカウンターはのむらさんの30周年を祝う方々で満席。
イサキとは思えない上品な味の白子、超希少でレアすぎるナミフエダイ、かいとうげ(タコの卵)、阿久根のムラサキウニ、ナミクダヒゲエビなどすごいラインナップ。のむら名物のタコもいつも以上に素晴らしい茹で加減で柔らかだし、日本一の茶碗蒸しにはうにもたっぷりと乗って豪勢に。こちらの茶碗蒸しはとにかくお気に入りで、隠し味のお餅と薩摩芋がいいのよねえ。
こちらの握りはかなり小さめの白シャリ、この大きさだからかなりの数の握りを頂け、鹿児島近海のネタを余すところなく楽しむことができる。
この日はアオリイカ、マダイやめいちだいなどの白身の具合がすこぶる良い。
炙ってから皮を剥いだというのどぐろもたまらないうまさだし、軽いしめのコハダもフレッシュな味わい。
はがつおは脂のりも良く香り高く食感もいい、のむらでしか頂けないネタのオンパレードに日本酒がガンガン進む。
スペシャリテの太刀魚もフワッフワの仕上がりでとろけるようだった。
今回のネタは本当にスキがないというか、全てが完璧だった。
つまみも握りもお酒も全ての流れをのむらさんに委ね、鹿児島を思う存分味わう最高の時間。
わざわざこのために鹿児島に来た甲斐のあるお鮨だった。
30周年の記念にと色々素敵なものをいただいたけど、”感謝をコメて”なんてのむらさんらしいダジャレには笑ったw
次回は夏の終わりころに、季節ごとに伺いたい大好きなお店。
2019/06/12 更新
2019/03 訪問
鹿児島の海を丸ごといただく唯一無二の鮨!
鹿児島市にある鮨匠のむら、わたしのベストレストランのひとつ。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけない唯一無二の鮨だと思う。とにかく大好きなお店。
ちょっと間が空いてしまい半年ぶりののむらさん、
新物が入りめちゃくちゃいいネタが揃ってますよ〜という連絡に心踊る。
いつもは焼酎がメインだけど、この日はのむらセレクトの日本酒を堪能しようと心に決めていた。
野村さん曰く、こちらのお酒の出し方は「ストーリーです」と言うだけあり、
どの料理だからどの酒を合わせるか、のむらとしてなぜこの酒がいいと思うかという筋がしっかりしている。
前半のつまみにこの日本酒を合わせていく流れは本当に最高で、いつまでもダラダラと飲んでいたくなってしまう。
この日のつまみも驚きの連続で、珍しいかいとうげや、驚くほどに柔らかな本鮪の大トロの膜と筋、
新鮮すぎるキビナゴをシンプルに焼き上げたもの、新物の阿久根のウニの驚くべき甘さ、大根と6時間煮込んだアワビの柔らかさなどとんでもない旨さの連続攻撃に早くもノックダウンされそうになってしまう。
もちろんいつものさつま揚げや煮たこもたまらない。こちらのシンプルかつ絶妙な火入れのたこは他にはない。
茶碗蒸しもいつも以上に圧巻だった。こちらの茶碗蒸しは日本一、いや世界一!
お餅とさつまいもが入っているのも特徴なんだけど、ほんのり優しい味わいでいろんな食感が楽しめる、
この日はさらに筋子まで乗って贅沢に仕上がっていた。
握りのあたりで焼酎に切り替え、すでにふんわりいい酔い心地。
こちらの握りは江戸前のシャリや握りのスタイルとは全く別物、オンリーワンの世界観。
シャリは過度に主張せず鹿児島近海のネタがあくまでも主役。
小さな握りをたくさん出すことで鹿児島の全てを余すとことなく味わわせてくれる。
この日は鹿児島近海でしか取れないここだけのナミクダヒゲエビをいただけただけでなく、
1.5キロの神経じめのイサキやはガツオの別格の旨さに感激するばかり。
小さな握りなのにその一つ一つがしっかりと存在感があるのがこの店の握りのすごいところ。
時折しっかりとかぼすを効かせたりする技もこの店ならでは。
最後の2カンはやっぱりこちらの名物、ふっくらしたタチウオとあなご。
シンプルに塩でいただくのがのむら流。
この日は今までの中でも最高ではないかと思う内容で大満足!
改めてこのお店が大好きだなあと惚れ直したわ!!
2019/03/21 更新
2018/09 訪問
鹿児島の海を丸ごといただく唯一無二の鮨!
鹿児島市にある鮨匠のむら、わたしの大好きな店のひとつ。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけない唯一無二の鮨だと思う。
この日は東京や広島や福岡から集まった食べ仲間6人で訪問。
あらかじめお願いしてシャンパンを乾杯用に持ち込み、その後は野村さんに全てを委ねて飲みまくった。
こちらは鮨だけではなくお酒まで含めてのおまかせなので、飲んだ方が絶対にお得だし満足度も高いと思う。
最近は焼酎ばっかりだったけど、今日は日本酒三昧。やっぱりのむらは日本酒で楽しむのがいいかもしれない。
ところてんから始まり、焼きたてだし巻き卵と自家製さつま揚げといういつもの流れ。
柔らかく仕上げたタコをいただくと、のむらにきたなあと実感させてくれる。
この日は珍しいタコの卵(かいとうげ)もいただけたし、前回食べられなかった(自称)日本一茶碗蒸しもいただけた。
この茶碗蒸しがこの日はこれまで以上に豪勢で、ウニと筋子が乗っていた。
中には魚とともにお餅もイン、このお餅がまた茶碗蒸しとの相性抜群でたまらない。
もちもちと甘みのあるめいちだいや、サクサクとした食感のマナガツオも素晴らしいかったし、この日ののむらのつまみの流れはこれまでで一番かもしれないなあ。
そして握りへ。
こちらの握りはシャリも超小さめでたくさんのネタを食べさせてくれるのが嬉しい。
この日はなんと19カン、それでもペロリと食べられるし、鹿児島の海のネタを丸ごといただいたという充実感と満足感を得られる。
大好きなナミクダヒゲエビ、これは鹿児島だけでしか食べられないエビで大好きなネタ。とろけるように甘くて美味しい。
ゆでたての柔らかなシャコ、濃厚で甘みの強い赤ウニ、最上級のすじこなどすごいネタのオンパレード。
ほんのり温かめのシャリがそれぞれの素材の香りを引き立てている。
東京で食べる江戸前の寿司とは全く別次元、鹿児島前、のむら前?とにかく唯一無二の鮨だと思う。
シメのタチウオのふっくら加減にはいつもながら驚かされる。
この日は穴子の後にさらに秋刀魚までいただけ、もう感激。
ご一緒した食べともさんもみんな満足してくれたようで、幹事冥利ですわ。
本当に素晴らしかった!鹿児島に来たらここは絶対に外せない。
2018/09/02 更新
2018/02 訪問
鹿児島の海を丸ごといただく唯一無二の鮨!
鹿児島市にある鮨匠のむら、わたしの大好きな店のひとつ。
鹿児島近海のネタだけを使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズという他にはないスタイルも好きで、
鹿児島でしかいただけない唯一無二の鮨だと思う。
まずは焼きたての卵焼きと揚げたてのさつま揚げという温かいものを入れてホッと落ち着かせるのがのむらスタイル。
最初だけグラスの小さなビールをいただき、焼酎をお任せでいただくことに。
日本酒もいいのだけど、なんとなく鹿児島にきたという雰囲気を味わえるので最近は焼酎ばかり。
カウンターには、のむらオリジナルの醤油に酢味噌、ごま塩、梅肉、ポン酢というセッティング。
つまみは素材を生かすシンプルなスタイルで提供されるが、それぞれに何をつけて食べると一番うまいか教えてくださる。
この日は脂のりのよいえんがわを軽く炙ったもの、季節終わりかけで柔らかにとろけるような真鱈の白子が抜群にうまい。
そしてのむらのスペシャリティであるマダコは相変わらずのパーフェクトな茹で加減、
東京の江戸前鮨で出て来るような桜煮もよいが、このシンプルな素材のよさを楽しませるスタイルも好き。
こちらの茶碗蒸しも好きなのだが、今日は代わりにお雑煮がでてきた。
鹿児島では豆もやしを入れるスタイルが一般的らしい。
すっきりとしたお出汁と豆もやしの食感が楽しく、これまた美味しい!
こちらの握りはかなり小さい。
その分たくさん出て来るのでいろんな種類をいただけるのが嬉しい。
シャリはほんのり暖かく、ネタを絶妙に香り立たせる。
主張しすぎず、ネタを引き立たせる役割をうまく果たしている。
本カワハギ、そして鹿児島でしかいただけないナミクダヒゲエビ、マアジが抜群にうまかった。
季節を変えて夏に行けばまたシャコなどもいただけるし、その時の鹿児島の海の幸の旬がわかる展開。
そして一番楽しみにしているのはこちらのカマス。
のむら自慢の1品でもあるカマスはふんわりと柔らかく仕上がり口の中でとろけるよう。
これを食べるとのむらに来たなあと実感できる。
今日も抜群に美味しかった!
鹿児島にわざわざ行く価値のある鮨、今度はシャコ狙いで夏くらいに行きたいなあ。
2018/02/12 更新
2017/05 訪問
鹿児島の海をまるごと味わう唯一無二の鮨。
鹿児島近海でとれた魚を使った鮨がいただける「鮨匠のむら」。
少し間があいてしまったが6回目の訪問となった。
わたしがここの鮨に惚れ込む理由は、その独特のスタイルと地元愛。
ひとつひとつのネタをiPadの魚図鑑を使って丁寧に説明してくださり、
色々なネタを楽しむために握りは小さめに仕上げている。
鹿児島近海の魚を一番美味しく食べさせる、その手段として鮨を選んでいるかのよう。
つまみと握りのおまかせ1本、つまみといっても素材をシンプルに味わうものが多く、
自家製醤油やポン酢、酢味噌、ごま塩などを使い分けて最高の食べ方を提案してくれる。
つまみで毎回楽しみなのがこちらの煮タコと日本一の茶碗蒸し。
茹でたてで驚くほど柔らかな煮タコはシンプルにごま塩で楽しむ。
茶碗蒸しはお餅とさつまいもが入ったオリジナルのスタイル、これがたまらなくうまい。
この日は珍しいイサキの白子も頂けたが、その日何が手に入るかは海次第。
この日の握りも素晴らしかった。
脂ののったサワラは優しい甘みを感じ、新鮮な鯵もたまらなくうまい。
鹿児島でのどぐろがとれるというのも驚きだったが、
鹿児島でしかとれない深海のナミクダヒゲエビも頂けたのは本当にラッキー。
こちらの名物である太刀魚のふっくらと柔らかな身はほんのり温かいシャリとの相性も抜群、
脂ののりまくったカマトロとムラサキウニも存分に堪能し、かなり大満足。
ひとつひとつが小さいから20貫近くいただけた。
いつもは日本酒をおまかせにするのだけど、
この日は途中で芋焼酎に切り替えて楽しんだけどこれが大正解。
さすが鹿児島だけあって、品揃えもレアなものばかり。
鹿児島のネタを鹿児島の芋焼酎で楽しむ、これはかなり良い!
さすが”のむならのむら”だわね。
この日ものむら劇場を存分に楽しんで大満足!
ここの鮨を頂くと、鹿児島をかなり満喫した気分になれるからすごい。
また季節を変えて伺いたいものだわ。
2017/05/03 更新
2016/04 訪問
このためだけに鹿児島に行く価値ありの“野村劇場”♪
鹿児島の海を丸ごと味わえる鮨匠のむら。
東京の江戸前寿しもいいけど、わたしはその地域ならではのネタを楽しませてくれる地方の寿司が好き。
こちらの寿司はひとつひとつが小さく、たくさんの種類をいただけるのが嬉しい。
これだけたくさんの種類の寿司やつまみを楽しめる寿司屋はそうないだろう、
食べた後には鹿児島の海の幸を食べ尽くしたという大きな満足感が残る。
もう写真も200枚を超え、お酒などは過去のものをカットせざるをえない状況w
この日も寿司屋つまみに合わせてたくさんの日本酒をいただき、鹿児島を堪能した。
いつも通りのところてんと卵焼き、さつま揚げをいただきホッとする。
相変わらず茶碗蒸しがうまい、サツマイモと餅が入っている斬新なスタイル。
この日のつまみではタコの卵(かいとうげ)や子持ちきびなごなど珍しいものをいただけたし、
握りでも幻の海老であるナミクダヒゲエビや大トロ、イサキの白子などを堪能。
イサキの白子は初めてだったけどあのとろけるような食感、予想外にさっぱりしていて驚いた。
先日の熊本地震でキャンセルが相次いでしまったそうだけど鹿児島は全く影響がないのにもったいない。
この日もわたしらだけの貸切状態だったので大将ともゆっくり会話ができて良かった。
「こちらを熊本の支援に当ててください」
と、大将からお見舞い金をいただいた。
なんという心意気だろう、本当に嬉しかった。
やっぱりわたしはここの鮨が好きだ、
これからも鹿児島に行くたびに伺おうと誓った。
===2015.07===
夏のキラキラ光る鹿児島の海を味わいたい。
そんな想いで、鹿児島ナンバーワンの寿司「のむら」さんへ。
ここはのむら劇場。
寿司のうまさはもちろん、炸裂する大将のおやじギャクも受け止めなくては(笑)
しかしながら、笑いの本場大阪の刺客を連れて行くも太刀打ちできず、
次回年末までにネタ帳を仕込まねばと誓ったのでした。
※ただ、大将より面白いネタを出すとNG、値段が上がるそう(嘘)
さて、この日のリクエストは鹿児島の一部でしかとれず、
その希少性から世の中に出回っていない幻の海老「ナミクダヒゲエビ」!
禁漁シーズン明けのこの時期、何としてでも食べたい♪
まずはいつものお通しでスタート。
・静岡のところてん
・トビウオのさつま揚げと焼きたての卵焼き
鹿児島でとれたテングサでつくったところてん、うまい!
うまいだけでなく血糖値が上がるのを防ぐ効果もあるそう。
これからたくさん食べて飲んでくださいね〜ということ。
続いてお刺身。
これまで魚図鑑で色々説明してくださっていた大将ですが、
iPadの写真を見せながらの説明に進化!すごいわ〜♪
・石鯛の刺身
・メイチ鯛をほんのり昆布締め
・しっかりしめた真鯛(撮り忘れ)
・2日寝かしたカンパチ
・鹿児島の真ダコ
・天然のシマアジ
・ハガツオ
・まぐろ漬け(漬けたのは5分半だけ)
この日は色んな鯛を味わうことが出来て面白かったが、
やはりこちらの真ダコが圧倒的にうまい。
ゆで具合もレアで素晴らしいが、その包丁の入れ方がまた食感を柔らかく、そして楽しくしてくれる。
そしてつまみから握りに移行するときの大好きな1品!
・のむら特製茶碗蒸し
これは今までに無いスタイルの茶碗蒸しなんです。
九州の赤ウニが乗った茶碗蒸しには、さつまいも、長芋、鯛、はた、アオリイカ、そして餅が入っています。
普通の茶碗蒸しの枠組みにとらわれないこの内容、大好きなお餅も美味しい〜♪♪
そして握りへ。
こちらの握りはホントに小さくてたくさん種類を頂けるのが嬉しい。
シャリも適度な酢でほんのり人肌、口に入れるとホワッと柔らかく広がるのが好き。
・アオリイカ(2日寝かせた)
・おおもんはたのはらみ(1日寝かせた)
・石鯛はらみ
・メイチ鯛はらみ
・真鯛昆布締めポン酢で
・ワラサ(1日寝かせた)
☆幻のナミクダヒゲエビ
・ゆでたての車エビ
・シマアジ(腹の部分)
☆赤ウニ
・真あじ
・金太郎イワシ
☆黒アワビ煮
・ハガツオ
☆シャコ
・シャコの爪
・トロ
・マグロ漬け
☆太刀魚
☆対馬の穴子
それぞれのネタをより美味しく食べさせるための寝かせ具合や〆具合。
大将の魚への深い愛を感じるわ〜♪
そして楽しみにしていたナミクダヒゲエビ!ボタン海老にも負けない甘さと、ネットリとした食感がたまらないわ!
この日は季節がら旬のウニとアワビを頂けたけど、ウニは甘いしアワビは柔らかいし、もう幸せ♪
定番のシャコ、太刀魚、穴子は安定感のある美味しさ!
最後にエノキと長いもの味噌汁。
いや〜、食った食った。19貫も食べてしまったのね。
夏の鹿児島の海をお腹に詰め込んで大満足♪
この日は満席だったけど、
大将のみんなへの気遣いと楽しませてくれる(おやじギャグで)心意気に改めて惚れたわ〜♪
===2014.12===
また鹿児島で”のむら劇場”を楽しみたい。
年末の一部期間では雑煮やお蕎麦も出す特別コースがあるということでなんとかふたつ残席を確保でき訪問。
つまみと寿司、日本酒も全てお任せ。のむらスタイルを受け身で楽しみます。
この日ずっと私のこと”姫”って呼んでくれて、もうお姫様気分よ(笑)
日本酒も相当飲みました、写真をご覧あれ!
出し巻き卵とさつま揚げをビールに合わせた後は刺身に。
<刺身>
・カワハギ肝
・ひらめ
・やがら
・しまあじ
・まだこ
・すま(ほしがつお)
・づけ
・白子(北海道産)
カワハギのキモは生!こちらをつけてポン酢で・・・たまりません!
そしてお気に入りのまだこは細かく包丁を入れることで食べやすく、これはごま塩がぴったり。
図鑑を見せながら説明いただき、1つ1つ美味しい食べ方を教えてくださいます。
そして、日本一の茶碗蒸し!
こちらのは出汁もものすごく美味しいし、
お餅がさりげなく入っているのがポイント。
<握り>※一部写真撮り忘れあり
・赤やがら
・はた
・ヒラメ
・カワハギとキモ
・ナミクダヒゲエビ
・車海老
・シマアジ
・マアジ
・煮あわび
・はがつお
・バショウカジキトロ
・すま
・太刀魚
こちらの握りは通常の半分以下の大きさのためこれだけたくさん食べられる。
この日も結局刺身はお蕎麦雑煮などと別に15〜6貫くらいはいただいた。
中でも鹿児島でしか取れないナミクダヒゲエビがとろりとしてたまらなかった。
煮あわび、そしてこちらの名物の太刀魚も素晴らしい。
ご飯がちょっとあたたかめでねっとりとしているのがこちらの特徴だけど、
これがまた小さいサイズの寿司としてはぴったりの状態なんだろう。
追加で穴子とマグロの漬け。
マグロの漬けは6分半ほどしかつけていないというもので
通常の漬けと違いさっぱりとした味わい。これが野村流。
そして年末スペシャルの手打ちそばとお雑煮。
お蕎麦は力強いコシのある田舎蕎麦。お雑煮は小さな丸餅が入ったシンプルなもの。
どちらも出汁がすごく美味しい。
今日は特別料理ということでお酒込みで25000円。
来年の年末の予約も取り付けました。
夏あたりにもまた行くかな〜♪
本当にごちそうさまでした!!
===2014.10===
ここまでプライドと自信を持って“これがのむらが一番旨いと考えるもの”と提供されると、むしろ気持ちいい。
まさに“野村劇場”。
私の好みにぴたりと合う、最も信頼する寿司職人は鹿児島にいるのです。
前回ひとりでランチに訪問したときの感動からだいぶ時間が経ちましたが、
今回はお酒と一緒にいただきたいので夜に。
<お酒>
お酒を飲む場合、1杯いくらというのではなく組み込んだ形でお任せです。
まずは小さめのビールで乾杯、その後日本酒をお任せで…お寿司に合わせながら素晴らしい銘柄をいただきました。(でもお酒はノンアル時の場合と比べても+3000〜4000円と破格です!)
日本酒では銘柄ごとだけでなく、女性と男性でグラスを変えてくださる心配りがすごい。
黒龍、清泉、天の戸、麒麟山、真澄、酔鯨、船中八策、大山、日高見、北雪、全部飲みました!どれも大将が自信を持ってすすめるお酒。
<料理>
序盤はおつまみや刺身をいただきながら、後半はお寿司に。
魚図鑑を見せながら丁寧に説明をしてくださいます、仕入れも大将のために漁師がとってくるようなすごいものばかり、台風の前日でも素晴らしい仕入れでした。
着席と同時に並んでいる調味料。醤油は特製、胡麻や塩も鹿児島の特注品、酢みそもちょっと普通とは違う味わい。料理や寿司に合わせて何で食べると美味しいか教えてくださいます。
注目すべきはお寿司の大きさ。通常の寿司屋の1/3程度なのですが、色んな種類を食べて欲しいという大将の計らいです。そしてガリは男性と女性で切り方を変えるというこだわりよう、素晴らしいです。
・わさび菜:おつまみ的に食べるもので美味しくて何度かおかわり。
・タコの卵
・トビウオの薩摩揚げと卵焼き
・あこうの刺身:死後硬直を防ぐため神経を抜いてる、臭みもなく上品。
・天然のシマアジ刺身
・煮タコ:レアで柔らかい!包丁の入れ方もすごい。かぼすの風味もいい。
・はがつお刺身:しっとりしていてふわとろ!血抜きが違う感じがします。
・カンパチ刺身
・炙りカンパチ刺身
・づけ:脂がのっているのでわさび多めが美味しい。
・茶碗蒸し:これが旨い!!ウニとマハタと餅、サツマイモとあおりいかも!
・あおりいか握り
・あこう握り
・まはた握り
・なみくだひげえび握り:鹿児島の幻のえび!これを食べたかった!トロリと美味しい!
・車エビ握り
・赤ウニ握り:九州ならではの赤ウニ、トロリとクリーミー!
・しゃこ握り:水槽で生きているしゃこを茹でたてで!旨い!しゃこの爪もいただきます。
・カンパチ握り
・シマアジ握り
・アワビ握り:唐津のものだそうで6時間かけて柔らかく仕上げたそう。
・真いわし握り:寿司のためのイワシ!!旨い!
・筋子握り:まるで卵かけ御飯のような味わい!大根おろしがのせてありよく合う!
・ハガツオ握り
・ばしょうかじき握り
・づけ握り
・鯖(長崎平鯖)握り
・名物の太刀魚握り:これうま過ぎです!ふわふわ感がすごい!
・穴子握り
・ネギトロとウニ丼
・豆腐となめこの味噌汁
もう大満足!これだけの種類を食べられて飲んでお会計は23,000円、内容を考えると破格としか言いようが無い。
12月中旬以降は牡蠣やお雑煮、お蕎麦など季節限定のものを食べられるそう。
もちろんその場で予約したことは言うまでもありません。
===2013年6月===
私はお寿司通でもないですし、そんなにたくさんのお店に行ってるわけでもありませんが、
この鹿児島の名店の寿司を食べて、今までのお寿司とは桁違いだと感じてしまいました。
東京からも大阪からもここの寿司を食べることだけを目的に鹿児島に来るそう。
「ここの寿司を食べると、東京じゃもう食べられない」という人もいるらしいです。
もちろん九州はネタが素晴らしいですが、ここはそれだけではないんだと思います。
そんな「鮨匠のむら」に、指宿温泉の帰りのランチに予約して伺いました。
ここは完全予約制ですが、多くの方は夜日本酒とともに頂くそうで、
その日のランチはカウンター貸し切りです。
カウンター席には既にいくつかの小皿が。
のむら特製の醤油、ごま塩、酢味噌、梅肉。
お寿司は既に味がついた状態で提供されるそうなので、こちらはお刺身用とのこと。
●前菜
お刺身の前に少し前菜的なものを出してくださいました。
まずは、海藤花(かいとうげ)、たこの卵を出汁で似たものだそうです。ほろりと口の中でほどけます。
そして店主こだわりのところてん。これがビックリ、ところてんってこんなに美味しいんだ!
出汁たっぷりの卵焼きと薩摩揚げ。こちらも美味しい~♪
フキかな?と思ったら、わさびの茎の醤油漬け。これが絶品で!お酒があったら最高なんだけど・・・。
●タコの煮物
これがあまりのすばらしさに、まさかの写真取り忘れ(涙)。
ちょうどいい感じのレアなゆで具合のタコは、そのまま、塩を付けて、梅肉で・・・と、
店主のアドバイスを受けながらひとくちひとくち・・・。美味しすぎます!
●お刺身
イサキ、ウニとイカ、アジ、ハガツオ、マグロ漬け。
アジは酢味噌で、イカはごま塩で、づけはそのままわさび多めで・・・と、
こちらも店主が楽しみ方をひとつひとつ教えてくださいます。
どれも声が出ないほど美味しい・・・。
特に赤ウニは、「口の中で5秒ほど温めてください」と言われ、その通りにすると、
口の中に本当に甘味が広がり、余韻がすごい・・・!
●きびなご焼き
「内臓の甘さを味わってください」と出されたキビナゴ焼き。
先日長崎の五島に行ったときにキビナゴのお刺身は食べたけど、
焼いたキビナゴは本当に内臓が甘くて苦い・・・!絶品です!
●握り(前半)
なんと、ご飯は湯煎しています。人肌に温めるためだそう。
そしてそれぞれの握りは今までのどの寿司屋よりも小さい。
色んな種類をいただけるし、一口でタネとシャリ全体を味わえるサイズなのでしょう。
・アオリイカ握り
・昆布締めしたイサキの握り
・タカエビの握り
●茶碗蒸し
途中で茶碗蒸しが。これがまた、今まで食べたことのない素晴らしすぎる茶碗蒸し。
上にウニが乗っていますが、中にはイカ、イサキの白子、紅はるか(さつまいも)、なんとお餅が!
お餅がとろ~と入った茶碗蒸し!そしてサツマイモも意外に合う!白子も全く臭みがありません。
●握り(中盤)
・しょっこ(カンパチの子供)の握り
・赤ウニの握り
・煮海老の握り
・真アジの握り
・コハダの握り
ウニと海老・・・凄すぎ!
全てのお寿司は味付けがされていますが、かぼすの皮を軽く擦ってかけています。
これがまたいい風味で・・・!素晴らしいです!
●握り(後半)
店主がおもむろに水槽から活きたしゃこを・・・。
ゆでたてのシャコを握ってくださる!凄い!
ゆでたての柔らかいシャコは甘い詰めでなく塩で頂きます。美味くないわけがない!
シャコの爪も甘いのでどうぞと・・・美味しいですっ!
・シャコの握り
・煮たクロアワビの握り
・ハガツオの握り
・マグロのづけ握り
☆ヒラメの縁側炙りの握り
☆太刀魚焼きの握り。
☆対馬産の穴子握り
☆のついた3品がのむら自慢のお寿司だそうで、ホントに美味しいです・・・。
特に炙った縁側はたまりません・・・。幸せです。。。
●お味噌汁
イサキの卵と大名ダケのお味噌汁。これがまた美味しすぎる!
大名竹とは九州を中心に自生する非常に柔らかく、生でも食べられるタケノコの王様。
何だか・・・お味噌汁の次元を超えてます。
〆にはさっぱりキュウリ。塩が美味しすぎる・・・。
おまかせコース全てが素晴らしい。
ランチで18000円と決してお安くないですが、行く価値十分ありです。
お寿司好きな方なら、絶対一度は行ってほしいお店です!
2016/04/25 更新
鹿児島近海のネタにこだわって使い、大将である野村さんが一番美味しいと思う食べ方で提供する鮨匠のむら。
つまみも握りも酒も全てを委ねるいわゆる劇場型、金髪にジャズ(最近はロックも?)という他にはないスタイルも好きで、鹿児島でしかいただけないまさに唯一無二の鮨。
いつもは夏だけだけど今年は年末のタイミングにも訪問。冬ののむらさんも楽しみたくて。
ウニなどを考えると夏がベストだけど、冬は冬で皮剥ぎ、白子、牡蠣など漁師さんの頑張りとのむらさんの技術により素晴らしいお鮨をいただくことができた。この季節で活シャコがいただけたのは奇跡に近いだろう。
年末ならではのお雑煮などもいただけ、最高の年末を迎えることができた。
今回は貸切ではなくいろんな方々と一緒の場で、すごくこれはこれで楽しかったしいいね。
また来年もお世話になるお鮨、大切なお店。