Cœurs sensibles, cœurs fidèles, Qui blâmez l'amour léger, Cessez vos plaintes cruelles : Est-ce un crime de changer ? Si l'Amour porte des ailes, N'est-ce pas pour voltiger ? N'est-ce pas pour voltiger ? N'est-ce pas pour voltiger ?
さて、此方の最初のひと皿目は自家製charcuterieで是が非でも始めて欲しい。 此方の店主、Charcutierとして相当に手練れだと思われる。パテ・アン・クルートはジビエ真っ盛りと云うこともあるだろうが、colvert、perdreau、chevreuil、sanglier、lièvre等のジビエが惜し気もなく使われている。其々の肉の食感にConfit de foie gras、consommé en geléeが味に深みを与えてくれる。
Cœurs sensibles, cœurs fidèles,
Qui blâmez l'amour léger,
Cessez vos plaintes cruelles :
Est-ce un crime de changer ?
Si l'Amour porte des ailes,
N'est-ce pas pour voltiger ?
N'est-ce pas pour voltiger ?
N'est-ce pas pour voltiger ?
誰のせい 誰のため
鋭利なまでに愚直な想い
この移ろうまでの戸惑う心
満たされぬ繰り言が私に刺さる
徒し心は罪ですか
愛が翼を纏うなら
思いのままに空を舞う
想いのままに空を舞う
想いのままに放たれる
オープニングクレジットイメージで(笑)
徳島県は「うまいよ!ジビエ料理店」と云う認定制度がある。徳島県で捕獲された野生鳥獣の肉を「阿波地美栄(あわじびえ)」と称し、其の「阿波地美栄」を提供する飲食店を県が審査し、認定した店で、県外第壱号店が此方の店だ。
店主自らがビストロであることを意識した店なので、肩肘など張らずに、サーヴィス担当と気さくに気軽に会話をしながら今宵の一番を聞き出しながら、自らのお腹と相談していく店で、クラシカルなソースとポーションが大きい品書きを今宵はどれだけ食べようかを迷う愉しみがある店である。
フレンチはソースを食べる料理だ。
最近ではdemi sauvageが増えているとは云え、野性の力強さを精魂傾けて料理人の個と腕と知恵を注ぎ込んだソースに包み込ませることで、幸せと愉悦がジビエに加わるのだから、ジビエを食べると云うことならフレンチの右に出る料理は無いだろう。
ジビエの季節到来に併せ、訪問することにした。
今年のジビエは此処だ、そんな強い気持ちで訪問を決めた。
今宵のLes caprices de Marianne(笑)、以下の通り
Pâté encroûte
Coquilles St-Jacques poêlées et crêpe de pomme de terre
Pâté chaud au ratons laveurs
Crème brûlée à l'almanuc parfumé
Chausson aux la banane
Café
昼日中から日本酒を呷っていたりしていたので、胃の腑を整える為にも乾杯はビール。泡は泡でも其れはちゃうやろ、と云う声は聞こえてくるが、此方のビールは白穂乃香。
白穂乃香は首都圏を始め一部の地域の飲食店でしか飲めないビールで、泡の木目細やかさがマイルドな喉越しを生み、変な主張はないので使い勝手は大層良い。
さて、此方の最初のひと皿目は自家製charcuterieで是が非でも始めて欲しい。
此方の店主、Charcutierとして相当に手練れだと思われる。パテ・アン・クルートはジビエ真っ盛りと云うこともあるだろうが、colvert、perdreau、chevreuil、sanglier、lièvre等のジビエが惜し気もなく使われている。其々の肉の食感にConfit de foie gras、consommé en geléeが味に深みを与えてくれる。
少しグリーンがかったレモンイエローに光り輝く煌きが印象的な白を撰び、口の中ではオイリーな質感のアフターに残るマロンの香りに酔い痴れる。背筋の伸びるまっすぐな酸と厚みのあるミネラル、此れがムルソーな醍醐味なのかしらん。笑みが零れて仕方ない。
帆立のポワレにはジャガイモのクレープの帽子を被る。キャビアの塩気が彩りとなり、白ワインのソースが旨さを引き立たせる。此のクレープでサーヴィスの皆さんとひと談義。こんな料理にも使えるね、こんな料理は如何だろう、笑顔に満ちた中、そう云う時間を過ごせる店は佳い店だ。
ジビエはアナグマ、勿論、徳島産。毎年、いろいろなジビエを愉しんできたが、強烈に主張する脂身を此方の店では如何料理するのかが興味津々で、本日の相棒とは満場一致で決める。
アナグマはいろいろなサイズでパイの中に潜んでおり、其の食感の面白さ、愉しさと云ったら堪らない。脂の甘みが優しく、牛や豚では味わうことが出来ないもので、肉の大きさを変えることで渾身のソースと共に肉の固さを面白さに変えているのが憎らしい。
デセールは迷いに迷った。
ガスコーニュに領地を与えられた騎士エレマンの名を附したブランデーの香りに満ちたクレームブリュレの気高さ、バナナの旨さに満たされたパイ菓子と練乳アイスの競演が醸し出す慈悲深さ。イヤハヤナントモ参りました。
そうそう、footballファン垂涎、仏代表ユニフォームも飾られているから探してみてね。
ワイワイガヤガヤとガッツリを愉しめる方には佳店。
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