Mr.ぴぃさんが投稿したイル プレージョ(東京/代々木上原)の口コミ詳細

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イル プレージョ代々木上原、代々木八幡、代々木公園/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

Paisà

前から行きたいと思っていた代々木上原にあるイタリアン。
知り合いの上京に合わせ、店を予約。店名をコンセプトに料理を表現したと謳う店だが、料理は勿論のこと、ソムリエマネージャーの対応に感服、謝意と共に敬意を表したい。

席に案内され、aperitivoにビールを頼む。此方のビールはウンブリア州のブリュワリーBirra Flea。ノンフィルターかつ未殺菌、瓶内二次発酵をさせたものだ。白ビールのBianca Lancia、インディア・ペールエール(IPA)スタイルのFEDERICO IIを頼む。Bianca Lanciaは爽やかな中にフルーティーな味わいが嬉しく、FEDERICO IIは草の香りを残したようなほろ苦さと其れを重たく感じさせないフレッシュさが余韻をすっきりさせる。

ワインはAbbinamentoをお願いする。白中心に纏めていただければ嬉しいと伝える。
過去の評論を読んで頂ければ一目瞭然、葡萄酒は門外漢、藤四郎。そんな夜郎自大な存在であっても、店側からすると結構厄介な客らしく、アルコールに関するお気楽極楽な註文は彼方此方店で色々と苦労をしていただいたのかもしれないな(笑)

此方の店はフレンチ仕様と云うことになるのかな。amuse boucheイメージで二品が登場する。
・焼きトウモロコシのカプセル トウモロコシのビスコッティ 湖水地方牧場のモッツァレラ
・アオリイカ下足のフリット 白神山地から届いた蓴菜

少し塩味を感じるミネラルの後味が残るワインとの組み合わせ。
淡さの中にぎゅっと閉じ込められた夏の始まりを感じる玉蜀黍に舌鼓を打ち、烏賊下足と蓴菜が、煽る煽る(笑)
烏賊下足は林檎のビネガーと瀬戸内の魚醤を使っているとのこと。イタリアの魚醤は短期間のものが一般的だが、何年も熟成させたと云う魚醤を使うことでフリットをあっさりさせながら、蓴菜にはっきりとした彩りを与えてくれた。

Antipastiも二品。
・アオリイカの炙り
・カボチャとフォアグラ 

烏賊の火入は満足至極で、表面の炙りと絶妙の歯触りに悶絶。梅黒酢のソースで、付き合わせにズッキーニ、マジョラム、赤玉葱、ペスキオーラ。
南瓜とフォアグラは店のスペシャリテ。南イタリア伝統の知恵・葡萄の滴ビンコットが加えられたフォアグラとドライ無花果がエスプーマされた南瓜に隠れている。一見濃厚、実はさもありなん、コクの中に軽やかな華やかな仕上がり。泡に含まれたローズマリー等のハーブのお蔭なのかな。
貴腐が少しついた葡萄を使用する白が果実のふくよかな甘みと程好い酸、そしてコクのある苦味が残る美味しさでAntipastiを包み込む。

Primi Piattiの二皿、鮎が駄目な知人には別皿が用意される。
・穴子のバルサミコ焼き ウイキョウのストゥファート
・鮎のコンフィとクレソンの焼きリゾット

鮎にはロゼ、穴子には白。
同行者の皿を御相伴。旨い。炭でコトコトじゃないから、brasatoではなく、stufato? でも、ストーブの季節には早いけどね(笑) 茴香の煮込みの上にバルサミコ風味の焼き穴子がのる。
鮎は長野県産。苦みが混じることによって旨さが増大するリゾット。枝豆がクッションになり、花穂紫蘇が優しく香る。

もうひと皿のPrimi Piatti。
・シュルッツクラップフェン

チロルの郷土料理ライ麦粉の半月型ラビオリで、蝦夷鹿を詰め物にしている。ビーツのソースとスパイシーなライ麦のパン粉。此れに合わせるのは、完熟したシャルドネ、フリウラーノ等複数のブレンドから成るワイン。辛口でフルボディ、ドライ芒果やアプリコットジャムのようなアロマを立ち上がらせ、時間と共に紅茶を思わせるような香りが鼻孔を擽る。

見えない処では、火花を散らし、藤四郎を満足させていただいた。ソムリエマネージャー、涼やかな笑顔と充実した店との会話対話、爺ぃのたわいない情報にもならない話、00料理の状況、客の酒量、好み、現在の満足度等少ない情報から、最後の品書きに何を合わせるのか、御自身の舌で確かめておられたのは印象的。
肉用のカトラリーを撰び終え、搭乗したのはリグーリア州を代表するピガート種100㌫辛口の白。しっかりとバランスが取れた味わい深さとチャーミングな香りが口中に広がる。二人の満足な笑みを確認されて、Secondo Piattoがテーブルに運ばれる。

・龍泉洞黒豚のロースト

根曲がり竹がホッコリと肉を支える。岩手の銘柄豚は黒豚が持つ脂肪の甘さとしっかりとした肉質で、ソースの辛子、付き合わせのからし菜、根からし菜が味を引き立てる。

口直しのDolce はカッサティーナ。
最後は
湖水地方牧場の水牛ヨーグルトのセミフレッド

愉しい時間が過ごせ、満足至極な佳店かと。
目を凝らして見つけたマカロニランプ(笑) 好きです。

2018/07/30 更新

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