Mr.ぴぃさんが投稿したラパルタメント ディ ナオキ(東京/麻布十番)の口コミ詳細

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移転ラパルタメント ディ ナオキ麻布十番、赤羽橋/イタリアン、イノベーティブ

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/09 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

Rocco e i suoi fratelli

Trattoria NAOKI   期間限定オープン!!
10月2日まで期間限定でアラカルト主体のイタリアン営業をします。


そう云われると、格好も余り構わずにお越しくださいと云われているようで、嬉しくなって予約を入れる。
夜限定の企画とは云え、同じお任せコースでも、此の期間中なら、店主の違う魅力に触れられるかな、と考えたことは事実。
勿論、此の店でリゾットは外せない。となると、コースも限定されることになる。
笑。偉そうに…

云わずと知れた麻布十番の人気イタリアン。
敢えて trattoria と名乗らなくても、店の名前や雰囲気から、ristorante と云うよりも trattoria だと思うのだが、普段はお任せコース一本だからかな。
ふむ、此れは間違いなく、褒めているつもりなんだけど、評論する「奴」が「奴」だけになぁ(笑)

本日のPaese Mio(笑)、以下の通り

嶽きみの冷製スープ
6種の前菜盛り合わせ
烏賊墨のタリオリーニ 渡り蟹のソース
ポルチーニのリゾット
肩ロースの炭火焼き 焼き茄子のソース


予約の旨を伝え、カウンターに通される。昼の営業は日曜日、前日までの完全予約制のみ。
少し喉が渇いていたので、スプマンテで乾杯をする。此処から先は軽い感じの白としっかり目の白をグラスで数杯。
昼日中、体の中にアルコールが充たされるしどけなさと云うか、自堕落な感じは棄て難い。背徳感が為せる業だろうか。

青森産岩木山嶽高原で収穫される玉蜀黍のことを嶽きみと云うそうだ。甘く濃厚でありながら、後に引かない味がしっかりと胃にに染み入る。玉蜀黍の髭が良いアクセントで、瑞々しい粒がプチッと弾けた。

前菜の盛り合わせは、魚介が3種、肉が2種、そして野菜1種の構成。
魚介はと云うと、島根産カンパチはスモーク、豊後水道大分県産天然真鯛はカルパッチョ、水蛸は赤ワイン煮にして茴香ソースで。
肉はパテ・ド・カンパーニャと岩手産佐助豚を自家製サラミで。
そして、トマトをピクルスにしてモッツアレラのカプレーゼとして登場する。
なんらかの形で手が加えられ、其れが程良い刺激となって、五感を喜ばせてくれる。築地に行っては仲買人と如何すれば此れって美味しくなるのと聞いては試し、知り合いの和食の知恵を借りては其れが使えないかを日々考える毎日と云うことだ。
手を加え過ぎると、味がごちゃごちゃしてしまう。遊びではなく、全体のバランスを考え、さあ、吞んで下さいと云う意思がしっかりと感じられる盛り合わせである。

今年の夏は矢張り野菜に苦労したんだそうだ。
最近は農家からの売り込みもあり、其の野菜にあわせた料理を考えるのは楽しくて仕方がないと笑顔を教えていただいた。

烏賊墨をパスタに練り込むと独特の臭みに繋がることがあり、単純に好きかと聞かれるとうーんと首を傾げてしまう方だ。蟹も火入次第と、つまり、最初に品書きを聞いていたら、「他に何が出来ますか?」と店に尋ねていたかもしれない皿だが、ひと口食べてみると、潮風を感じるような優しいタッチで、個人的には大層嬉しい。
がっつりと「烏賊!」「蟹!」と思う人には若しかすると少し物足りなく感じる味わいなのかもしれない。

ああ、なんと甘い芳醇な香りだろうか。まだ料理は目の前に登場していないと云うのに。
さぁ、お待ちかねのリゾットだ。
茸の王、香りの女王、秋が一気にお出ましと云う処だろうか。
リゾットとポルチーニ茸の食感が愉しくて、鼻腔に抜けていく秋の香り。やっぱり幸せだ。

北海道十勝のどろ豚は、鮮やかなピンクに彩られ、目の前に現れる。しっかりとした歯応えで肉の旨味がこの何とも云えない茄子の香ばしさに包まれたソースと混じることでいろいろな味に変化する。

ドルチェは、スパークワインたっぷりの大人のパンナコッタ。
イタリアンやフレンチの〆と云うと、呑まない人は如何と云うこともないだろうが、糖分をを本能が求めるので、甘味を自然嗜むことになるのだが、此のエッジの利いたドルチェもなかなか良いかもしれないと思った。

少し爽快感を感じたいと思ったので、ハーブティを頼み、小菓子を愉しむ。
食事の余韻に浸りながら、店主と交わす会話もなかなか乙なものである。

料理が好きなことは傍で見ていても良く解る店主だが、料理には料理人としての押しつけが無い所が宜しい。
多分、いろいろな食材と向き合い、時分が出来るいろいろな工夫をやり終えた後なので、其処から先は料理を食べる人が自由に愉しんでくれたらうれしいと云う想いが真っ先にあるからに違いない。
難しいことがわかる必要がなく、気取らずに美味しいものに会える佳店かと。正直、お勧め(笑)

2016/10/19 更新

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