Mr.ぴぃさんが投稿したアーリア ディ タクボ(東京/恵比寿)の口コミ詳細

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移転アーリア ディ タクボ恵比寿、代官山、中目黒/イタリアン

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/09 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

La dolce vita

予約のときにちゃんと希望を伝えておくべきだった…満足そうにお腹を擦りながら店を後にした癖に、何処吹く風でそう思う、人って身勝手なもんだよなぁとツクヅク。実は、トロフィエが常時食べられる店だと聞いていたので、何の疑いもなしにテーブルに並ぶものだと思い込んでいた、其れだけのことなのに…

週末の昼、ゆっくりと食事が出来る目処が立ったので、予約をいれて訪問した。食前酒のリストを貰い、眺めていると「愛媛」の文字が目に付く。柑橘系のカクテルとかなら「ふーん」で終わるのだが、麦酒が愛媛の地麦酒と云うのも東京のイタリアンでは意外な気がしないでもない。
そう云えば、今年のビール鑑評会で梅錦は賞を取ったことを思い出す。ピルスナーを頼み、「愛媛」の話をサーヴィス担当に振る。躊躇無く答えて頂いたのだが、料理長の出身が愛媛で、食材も愛媛のものを撰ぶことが多いとのこと。愛媛尽くしで良いのかなと思うこともあるらしいのだが、いざ料理として登場すると違和感がなくなるから不思議と云ったような話を教えて頂いた。
チェコ産とバイエルン産のファインアロマホップを使用したピルスナーのひと口目は少し独得な感じだが、喉元を過ぎる頃に心地良い苦味となり、豊かな余韻が楽しめるので、麦酒好きなら試してみられても良いのではないだろうか。
今日の同行者が呑んでいた道産無農薬あかねりんごジュースのスプマンテをひと口貰ったが、暑さの残る季節にはすっきりと落ち着かせてくれる味わいで、良い感じの酸味が食欲を湧き立たせてくれるような気がした。
アンチョビを詰めたオリーブを食べながら、今日の酒量の確認。グラスで呑むと云われたので、夏の疲れも出てくる頃でもあり、自分のペースで呑むことにした。
昼のコースは前菜、プリモ2、セコンド、此れにドルチェ。内容はお任せになるが、手頃な値段を考えると、敢えて抵抗することもないかと即決。勿論、この時点では、プリモの一皿はトロフィエだと固く信じて(笑)

本日の甘い生活(笑)、以下の通り

愛媛八幡浜産鱧のセモリナ粉フリット オクラと紫蘇のソース
新サンマ、プチトマトスパゲッティ
鴨と牛蒡のラグー タリアテッレ
松阪豚炭火焼き 焦がしアンチョビソース 香草風味

ピオーネのバニラアイス添え
小さいティラミスとカカオクッキー
珈琲と小菓子


馬鈴薯のペーストを含んだフォカッチャの独得のモチモチ感とソースが面白い組み合わせで、同行者が殆ど手を付けないのを幸いにどさくさ紛れにくすねては幸福に浸るの繰り返し(笑)

鱧は表面はカリッと、中はふわりふわりで、其れだけでも充分に嬉しくなるのに、オクラと紫蘇のソースが宜しい。出汁の浅蜊がしっかりと料理を支えている。
フルーツトマトの甘味に秋刀魚の苦味が見え隠れするパスタも良いが、牛蒡の旨さが忘れられないタリアテッレの方が好み。訪問する迄、トロフィエトロフィエと思っていたにも関わらず、プリモの自然な組み合わせに、店を出る迄、トロフィエのことは完全に忘れていた(笑)
セコンドは松坂豚。肉質も好きだが、脂質のまろやかさが好みの豚だ。まだまだ夏を感じる野菜を侍らせ、焦がしアンチョビソースが鼻腔に食欲を誘う。カリカリとした表面を噛締めると少し甘味の脂が口に広がり、肉自体の旨味に変わる。

皿の合い間合い間に店の皆さんと会話が弾み、ゆったりとした愉しい時間を過ごすことが出来た。
店内の雰囲気から最初は如何かなと思ったが、料理の芯はしっかりしており、さり気無く見え隠れする工夫が料理を面白くしているように感じた。昼なので、料理だけでも充分に満足出来る出来だったのだが、此処から先のドルチェが凄い。どちらか一皿でも良質の部ドルチェと云えるものが、此れでもかと二皿続くのだ。女性同士、女性を連れての訪問が良い選択なのかなぁ。

9月の始めにこんなに立派なピオーネに出会えるとは思っていなかった。開拓者の名前を持つこの黒葡萄にグレープフルーツとアールグレイのジュレを纏ったアイスクリームが添えられているのだが、兎にも角にも葡萄が美味しい。葡萄好きには堪らないこのピオーネ、愛媛産と云うから二度吃驚。恥ずかしながら、こんな葡萄が愛媛にあったとは…
普通なら此処で〆の珈琲+小菓子が通り相場だろうが、続いて登場したのが、ティラミスとカカオクッキー。ふくよかでまろやかなティラミスに言葉を一瞬失い、香ばしい迄に軽やかなクッキーに感動する。
若し仮に此方の店にティータイムがあるなら、ドルチェを食べる為に通い続けることを厭わないだろう。
エスプレッソに付いてくる小菓子はブルーベリーのマカロン、砂糖漬けアーモンド、オレンジピール。こんな美味なマカロンは初めてかも。

忙しい中、厨房から出てきたシェフの丁寧な見送りを受け、にも関わらず、冒頭の台詞。業の塊…ホント、しゃーない奴(笑)

2016/04/05 更新

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