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Mr.ぴぃ 認証済
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1回
夜の点数:4.6
2016/01 訪問
Les Aventuriers
ジビエの季節になったら、是非訪問したいなそう思ったのが、昨年の6月。なかなかスケジュールが合わず、其の機会に巡り合う迄、7ヶ月の時間を要す。肉がドカンと云うイメージが強い店だが、味わいの中に繊細さと裏付けされた技巧が嬉しい佳店だ。肉を喰らうなら、矢張り外せない店だろう。本日のJournal de bord(笑)、以下の通り青首鴨のガランティーヌ湘南産黄芯白菜のムニエル アンチョビ風味の焦がしバターのソースフォアグラ、リードヴォー、豚足を詰めた山ウズラのココット焼き自家製栗の渋皮煮のパイ包みアーモンドのブランマンジェ近い記憶から弄ることにしようか(笑)当日の肉料理は、アグー豚皮つきバラ肉、仔イノシシ、青首鴨、山鳩、月の輪熊、山シギ、経産牛、此れに山ウズラだ。コースのお任せ料理には月の輪熊が組み込まれていたようだ。月の輪熊?と思われるかもしれないが、前回は品書きに堂々並ぶ伊産ロバを食べた。此れが予想を超えた旨さで、面白半分で肉を撰んでも料理の腕前に外れは無いだろうから、何を頼んでも大丈夫と考えて宜しい。店内に一歩踏み込むと、経験値のあるなしに関係なく、此処はがつりと食べる店だと云うことは一目瞭然、優雅にグラス片手なんてことを思う余地等ない。で、頼んだのが鶉。前回、ランド産の鶉を食べていたことを思い出したのは、料理が目の前に現れてから。年は取りたくないと思うのが正しいのか、鶉が単に好きなだけか、何にせよ、同じ店で、ジビエの季節が良いね、なんてことをほざきながら、知らずの内に同じ食材を撰ぶとは(笑)アミューズで出てくる豚肉のリエット、今風に云うと相当ヤバい。此方のパンとの相性はとんでもなく良く、自らを律する気持ちにならないと際限なく食べ続けることになる。パン好きな方は、此方のリエットとの組み合わせは経験しておくべきだろう。リストから撰んだワインがないと云う。さてと首を傾げた頃、似た感じのワインになるが、如何かと勧められたのがスロバキアのワイン。店主が気に入って仕入れから毎日呑み続けていると云う品だ。正直、恥ずかしながらスロバキアのワイン自体が初めての経験。テイスティングと云うのも気恥ずかしいが、最初のひと口目、舌の上で華やかに踊ったかと思うと、すっきりとした呑み心地が喉を潤す。ところが料理と出会うと、どっしりと腰を据え、料理の香りと相俟って、其の相乗効果が愉しめて面白い。リエットが上出来な店だから、ガランティーヌが外れる筈はない。問題は(? 笑)は白菜の扱いだ。メインの後にもう一皿ぐらい、何か頼もうかなと考えていたのだが、恐らく白菜の4分の1を占めるだろう、皿から溢れんばかりの勢いで目の前に登場だ。火はちゃんと通っているが、ナイフを入れるとザックザックと云う音が聞こえさそうな、此れから料理を始めるのかよ、と云った感じ満載で、ところがどっこい葡萄酒には馴染んだ味で料理としては不平は無いが、バランス感としては苦笑と云うか、失笑と云うか。だがしかし、妙に癖になるのだから、始末が悪い(笑)前回はロティ、今回はココット焼き。前回の付け合わせは髯迄食べ尽くせるスナック玉蜀黍で、今回は蕪。前回はソースで今回は肉汁と違いは明確にあるのだが、言葉に直すと旨い以外に言葉が見当たらない。料理としては遠慮がちだが、此れでがっつりパイが食えるぜと微笑んだことも事実。栗はシーズン初めに大量に漬け込むとのこと。アイスクリームが良い感じで解けて、体には絶対良くないなってぐらいのバターだろうな的重量感。前回のパイはふたりで分けて、此れはひとりで絶対に食べたいと思っていただけに、お腹の調子も絶好調で幸せなことこの上なし(笑)同行者のブランマンジェも高いレベルだが、矢張りパイを裏切れない。*で、ひと昔前に。カリフラワーのムースとズワイガニと雲丹、コンソメジュレ添え56度で火入した牛ハツのカルパッチョと白インゲン豆、カラスミ風味焼きリゾットに濃厚魚介ソースイタリア産ロバのランプ肉のステーキ、エシャロットソースランド産ウズラにフォアグラ、リードヴォー、豚足を詰めてロティ海鮮を甘く優しく包み込むムースとコクとうまみを加えたジュレの競演生肉と見紛う迄の牛ハツの旨さに驚愕最後まで飽きないか不安と成る程濃厚なソースが故に味に深みを与え、一口毎に満足感が増幅するリゾット焼きの妙味半分博打みたいに選んだロバ肉って、こんなに旨いんだ…いろいろな味が単純に、そして複雑に交錯しながら、やっぱり鶉を食べているんだと云う不思議と云う纏め方も、ぴぃだって勿論出来る(笑)*兎にも角にも、がっつり系では大層佳い店だ。
2016/02/29 更新
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日本酒あり
焼酎あり
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ソファー席
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ジビエの季節になったら、是非訪問したいな
そう思ったのが、昨年の6月。
なかなかスケジュールが合わず、其の機会に巡り合う迄、7ヶ月の時間を要す。
肉がドカンと云うイメージが強い店だが、味わいの中に繊細さと裏付けされた技巧が嬉しい佳店だ。肉を喰らうなら、矢張り外せない店だろう。
本日のJournal de bord(笑)、以下の通り
青首鴨のガランティーヌ
湘南産黄芯白菜のムニエル アンチョビ風味の焦がしバターのソース
フォアグラ、リードヴォー、豚足を詰めた山ウズラのココット焼き
自家製栗の渋皮煮のパイ包み
アーモンドのブランマンジェ
近い記憶から弄ることにしようか(笑)
当日の肉料理は、アグー豚皮つきバラ肉、仔イノシシ、青首鴨、山鳩、月の輪熊、山シギ、経産牛、此れに山ウズラだ。
コースのお任せ料理には月の輪熊が組み込まれていたようだ。
月の輪熊?
と思われるかもしれないが、前回は品書きに堂々並ぶ伊産ロバを食べた。
此れが予想を超えた旨さで、面白半分で肉を撰んでも料理の腕前に外れは無いだろうから、何を頼んでも大丈夫と考えて宜しい。
店内に一歩踏み込むと、経験値のあるなしに関係なく、此処はがつりと食べる店だと云うことは一目瞭然、優雅にグラス片手なんてことを思う余地等ない。
で、頼んだのが鶉。前回、ランド産の鶉を食べていたことを思い出したのは、料理が目の前に現れてから。年は取りたくないと思うのが正しいのか、鶉が単に好きなだけか、何にせよ、同じ店で、ジビエの季節が良いね、なんてことをほざきながら、知らずの内に同じ食材を撰ぶとは(笑)
アミューズで出てくる豚肉のリエット、今風に云うと相当ヤバい。此方のパンとの相性はとんでもなく良く、自らを律する気持ちにならないと際限なく食べ続けることになる。パン好きな方は、此方のリエットとの組み合わせは経験しておくべきだろう。
リストから撰んだワインがないと云う。さてと首を傾げた頃、似た感じのワインになるが、如何かと勧められたのがスロバキアのワイン。店主が気に入って仕入れから毎日呑み続けていると云う品だ。
正直、恥ずかしながらスロバキアのワイン自体が初めての経験。テイスティングと云うのも気恥ずかしいが、最初のひと口目、舌の上で華やかに踊ったかと思うと、すっきりとした呑み心地が喉を潤す。
ところが料理と出会うと、どっしりと腰を据え、料理の香りと相俟って、其の相乗効果が愉しめて面白い。
リエットが上出来な店だから、ガランティーヌが外れる筈はない。
問題は(? 笑)は白菜の扱いだ。メインの後にもう一皿ぐらい、何か頼もうかなと考えていたのだが、恐らく白菜の4分の1を占めるだろう、皿から溢れんばかりの勢いで目の前に登場だ。
火はちゃんと通っているが、ナイフを入れるとザックザックと云う音が聞こえさそうな、此れから料理を始めるのかよ、と云った感じ満載で、ところがどっこい葡萄酒には馴染んだ味で料理としては不平は無いが、バランス感としては苦笑と云うか、失笑と云うか。だがしかし、妙に癖になるのだから、始末が悪い(笑)
前回はロティ、今回はココット焼き。前回の付け合わせは髯迄食べ尽くせるスナック玉蜀黍で、今回は蕪。前回はソースで今回は肉汁と違いは明確にあるのだが、言葉に直すと旨い以外に言葉が見当たらない。
料理としては遠慮がちだが、此れでがっつりパイが食えるぜと微笑んだことも事実。栗はシーズン初めに大量に漬け込むとのこと。アイスクリームが良い感じで解けて、体には絶対良くないなってぐらいのバターだろうな的重量感。前回のパイはふたりで分けて、此れはひとりで絶対に食べたいと思っていただけに、お腹の調子も絶好調で幸せなことこの上なし(笑)
同行者のブランマンジェも高いレベルだが、矢張りパイを裏切れない。
*
で、ひと昔前に。
カリフラワーのムースとズワイガニと雲丹、コンソメジュレ添え
56度で火入した牛ハツのカルパッチョと白インゲン豆、カラスミ風味
焼きリゾットに濃厚魚介ソース
イタリア産ロバのランプ肉のステーキ、エシャロットソース
ランド産ウズラにフォアグラ、リードヴォー、豚足を詰めてロティ
海鮮を甘く優しく包み込むムースとコクとうまみを加えたジュレの競演
生肉と見紛う迄の牛ハツの旨さに驚愕
最後まで飽きないか不安と成る程濃厚なソースが故に味に深みを与え、一口毎に満足感が増幅するリゾット焼きの妙味
半分博打みたいに選んだロバ肉って、こんなに旨いんだ…
いろいろな味が単純に、そして複雑に交錯しながら、やっぱり鶉を食べているんだと云う不思議
と云う纏め方も、ぴぃだって勿論出来る(笑)
*
兎にも角にも、がっつり系では大層佳い店だ。